概要
M&Aキャピタルパートナーズは、2005年10月に設立された独立系M&A仲介・アドバイザリー企業である。中堅・中小企業の事業承継や譲渡を主な対象とし、成約に応じて報酬を得る成約報酬型のビジネスモデルで高収益を実現する。2025年9月期の連結売上高は224億円、営業利益は71億円。東京都中央区に本社を置き、連結子会社5社(レコフ、レコフデータ等)とグループを形成。2013年に東証マザーズに上場、その後市場第一部を経て現在はプライム市場に上場している。
M&A仲介とアドバイザリーが収益の中心
当社グループの主力事業はM&A仲介サービスとファイナンシャル・アドバイザリー(FA)サービスである。仲介サービスでは、主に国内の未上場オーナー企業を対象に、事業承継や企業価値向上のための譲渡案件を手がける。大型案件に強みを持ち、1件当たりの手数料総額が1億円以上の成約は2025年9月期に62件に達した。FAサービスでは、上場企業のTOB(株式公開買付)や子会社カーブアウト、MBOなどの高度な案件を支援する専門部署を設置。組織的な助言体制を生かし、案件の大型化・複雑化に対応している。これらのサービスは成約時に報酬が発生するため、収益は案件の進捗状況に左右されるが、高い営業利益率を維持している。
情報サービスと人材育成で市場を支える
グループ会社のレコフデータは、1985年以降のM&A事例を収録したデータベース「MARR Pro」を提供する。利用者は事業会社や金融機関、官公庁、教育機関など幅広く、未上場企業の事例も網羅することで高い評価を得ている。また、M&A情報専門メディア「MARR」を運営し、ニュースや取材記事を発信して市場の活性化を図る。さらに、M&A人材の育成を目的としたセミナー・教育研修プログラム「M&Aフォーラム」や、M&A関連の人材紹介サービス「MARR Career」も展開する。これらのサービスはグループ全体のエコシステムを形成し、仲介・アドバイザリー事業との相乗効果を生んでいる。
成約報酬型モデルと大型案件への依存
当社グループの収益構造は、成約時に手数料を得る完全成功報酬型である。固定収入が少ないため、売上高は成約件数と平均単価に大きく依存する。2025年9月期の連結成約件数は248件で、前年から27件増加。うち1億円以上の大型案件は62件と、前年の44件から大幅に増えた。大型案件の成否が収益を大きく変動させる要因である一方、平均成約単価の上昇が売上高増加に貢献した。売上原価はコンサルタントへのインセンティブ賞与が主で、売上高の増加に伴い変動する。営業利益率は約32%と高水準だが、子会社レコフの減損損失など一時的な費用が発生する場合もある。
グループ全体の構成と子会社の課題
当社グループは、当社と連結子会社5社の計6社で構成される。主要子会社は、M&A仲介・アドバイザリーのレコフ(1987年創業)、データベース・メディア事業のレコフデータ(ともに2016年に買収)、その他3社である。レコフは中小企業から大手企業の経営統合まで幅広く手がけるが、大型案件の成否に収益が左右されやすく、2025年9月期に連続した営業損失を計上した。これにより使用権資産等の減損損失823百万円を計上し、グループ全体の利益を圧迫した。当社はレコフの収益安定化を喫緊の課題と位置づけ、若手採用やノウハウ共有による再生を図っている。
業界の中での役割はM&A仲介・アドバイザリーサービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01未上場企業(事業承継・譲渡)主力
主に国内の未上場オーナー企業を対象に、事業承継や企業価値向上のためのM&A仲介サービスを提供。大型案件の成約実績と複雑案件への対応力を強みとする。
- M&A仲介サービス
- 売り手・買い手企業間のマッチング、交渉、契約締結までを支援する仲介サービス。未上場企業の事業承継案件が中心。
02上場企業(M&A・組織再編)準主力
上場企業のTOB(株式公開買付)、子会社カーブアウト、組織再編などを支援するFA(ファイナンシャル・アドバイザリー)サービスを提供。専門部署を設置し体制強化。
- FAアドバイザリーサービス
- 上場企業向けTOB、カーブアウト、MBOなど高度なM&A案件の財務アドバイザリー。
03金融機関・事業会社・官公庁・教育機関(M&A情報)準主力
1985年以降のM&A事例をデータベース化した『MARR Pro』を提供。M&A情報専門メディア『MARR』を通じてニュース・取材記事を発信し、市場活性化を担う。
- M&Aデータベース『MARR Pro』
- 未上場企業を含む幅広いM&A事例を網羅したデータベース。事業会社、金融機関、官公庁、教育機関などが利用。
- M&A情報メディア『MARR』
- M&Aに関する最新ニュースや取材記事を発信する専門メディア。
04M&A関連人材副次
M&Aに携わる人材の育成セミナー・教育研修プログラム「M&Aフォーラム」の運営、およびM&A関連の人材紹介サービス『MARR Career』を展開。
- M&Aフォーラム
- M&A人材向けのセミナー・教育研修プログラム。
- MARR Career
- M&A関連の人材紹介サービス。
製品と技術
未上場企業向けM&A仲介サービス
当社の中核サービスは、国内未上場オーナー企業を対象としたM&A仲介である。事業承継や企業価値向上のための譲渡ニーズに対し、売り手と買い手のマッチング、交渉、契約締結までを一貫して支援する。大型案件の成約実績が豊富で、2025年9月期には1件当たり手数料1億円以上の案件を58件成約した(単体)。複雑な案件に対応できる高度な助言体制が強みであり、会計士や税理士などの専門資格を持つコンサルタントが中心となってナレッジを蓄積している。成約報酬型の料金体系で、クライアントの成功に報酬が連動する設計である。
上場企業向けFAアドバイザリー
上場企業のM&Aや組織再編を支援するFAアドバイザリーサービスは、専門部署を設置して体制を強化している。具体的には、TOB(株式公開買付)、子会社カーブアウト、MBO(経営陣による株式譲受)などの高度な案件を対象とする。蓄積されたノウハウと組織的な助言力を生かし、納得性の高い報酬体系を提供する。2025年9月期のグループ全体の成約件数248件のうち、上場企業関連のFA案件は公表されていないが、大型案件件数の増加(前期44件→62件)にはFA案件の寄与も含まれる。
M&Aデータベース「MARR Pro」と情報メディア
レコフデータが提供する「MARR Pro」は、1985年以降のM&A事例をデータベース化した日本最大級の情報資源である。未上場企業の案件も幅広く収録し、事業会社、金融機関、官公庁、教育機関など多くのユーザーに利用されている。また、M&A専門メディア「MARR」を自社運営し、最新ニュースや取材記事を発信することで市場参加者の情報基盤を支える。これらの情報サービスは、グループの仲介・アドバイザリー事業とも相互補完的な関係にあり、業界全体の透明性向上に貢献している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
M&A仲介で国内トップクラス、高収益・高成長
サービス業のM&Aキャピタルパートナーズは、M&A仲介・アドバイザリー事業を展開。中小企業向けM&A仲介で国内有数のシェアを誇る。同業のジンジブやイシンは人材・採用支援が中心で、M&A仲介を主業とする競合は少ない。売上高192~224億円、営業利益率31~34%と高い収益性を維持。高い成約率と豊富なデータベースが強み。業界の拡大を背景に成長が期待される。
強み
- 業界トップクラスの成約率で、買い手・売り手双方から信頼を得ている。
- 豊富な企業データベースを活用し、高精度なマッチングが可能。
- 営業利益率30%超と極めて高収益なビジネスモデル。
- 事業承継ニーズの高まりにより、M&A市場は拡大傾向。
課題
- M&A仲介市場への新規参入が増加し、競争が激化している。
- 成約時期に依存する収益構造で、四半期ごとの変動が大きい。
- 専門知識を持つ人材の確保が成長の鍵であり、競争も激しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
商社・卸売の時価総額近傍。太字がM&Aキャピタルパートナーズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4694ビー・エム・エル | 1,496億円 | 18.0倍 |
| 2 | 3865北越コーポレーション | 1,474億円 | 20.7倍 |
| 3 | 8032日本紙パルプ商事 | 1,452億円 | 30.7倍 |
| 4 | 8074YUASA | 1,421億円 | 11.3倍 |
| 5 | 6330東洋エンジニアリング | 1,314億円 | — |
| 6 | 6080M&Aキャピタルパートナーズ | 1,308億円 | 22.5倍 |
| 7 | 9824泉州電業 | 1,303億円 | 16.6倍 |
| 8 | 2874横浜冷凍 | 1,302億円 | 41.1倍 |
| 9 | 9832オートバックスセブン | 1,287億円 | 14.7倍 |
| 10 | 2760東京エレクトロン デバイス | 1,286億円 | 15.4倍 |
| 11 | 8012長瀬産業 | 1,278億円 | 14.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。
会社の歴史
沿革 9件
新宿の小さな事務所から始まった創業期
M&Aキャピタルパートナーズは2005年10月、東京都新宿区西新宿三丁目に資本金300万円で設立された。創業当初はM&A仲介業務を目的とした小規模な組織だった。2006年3月に本社を新宿区西新宿一丁目へ移転、さらに2007年2月には千代田区麹町三丁目へ移転し、事業拡大の基盤を整えた。この間、国内未上場企業の事業承継ニーズに焦点を当てた仲介サービスを展開し、徐々に取扱実績を積み重ねた。設立から上場まで約8年間、独立系ブティックとしてのポジションを築き上げた。
マザーズ上場と市場第一部への躍進
2013年11月、当社は東京証券取引所マザーズに新規上場した。上場時の売上高は12億円、純利益は3億円と小型株だったが、成長性が評価された。上場後も順調に業容を拡大し、2014年12月には市場第一部銘柄に指定された。同年3月には本社を千代田区丸の内一丁目に移転し、ブランドイメージの向上を図った。この時期、M&A仲介市場の拡大とともに当社の成約件数も増加し、売上高は2014年9月期の17億円から2016年9月期の38億円へと倍増した。
レコフ買収でデータと人材サービスを獲得
2016年10月、当社は株式会社レコフおよび株式会社レコフデータの発行済株式を全て取得し、連結子会社化した。レコフは1987年創業のM&A仲介・アドバイザリー会社で、中小企業から大手企業まで幅広い案件実績を持っていた。レコフデータはM&Aデータベース「MARR Pro」や専門メディア「MARR」を運営しており、これにより当社グループは情報サービスと人材育成事業を獲得した。買収後、グループ全体の売上高は2017年9月期に83億円と急成長し、以降も拡大基調が続いた。しかし、レコフの収益は大型案件に依存する不安定さが課題として残った。
プライム市場移行と子会社再建への取り組み
2022年4月、東証の市場区分見直しに伴い、当社は市場第一部からプライム市場に移行した。同年12月には本社を現在の東京都中央区八重洲二丁目に移転。売上高は2022年9月期に207億円、2025年9月期には224億円に達した。一方、子会社レコフは2025年9月期に連続営業損失を計上し、使用権資産等の減損損失823百万円を発生させた。当社はレコフの収益改善に向け、若手コンサルタントの積極採用や当社の事業承継ノウハウの共有を進め、2026年9月期での業績回復を目指している。
年表9件を開く
2000年代
- 2005年10月創業東京都新宿区西新宿三丁目において、M&A仲介業務を事業目的とした、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社を設立(資本金3,000千円)
- 2006年3月本社を東京都新宿区西新宿一丁目に移転
- 2007年2月本社を東京都千代田区麹町三丁目に移転
2010年代
- 2013年11月上場東京証券取引所マザーズに新規上場
- 2014年3月本社を東京都千代田区丸の内一丁目に移転
- 2014年12月東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定
- 2016年10月株式会社レコフ(現 連結子会社)及び株式会社レコフデータ(現 連結子会社)の発行済株式の全てを取得
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2022年12月本社を東京都中央区八重洲二丁目に移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
優秀な人材の確保・育成と組織強化
業績評価型インセンティブや長期就業制度の導入、人事考課や独自の教育研修体制の整備により、コンサルタントの早期戦力化とスキルアップを図る。また、顧客ニーズや社内ナレッジのデータベース化により業務の品質と効率を高めるインフラを構築する。
- 02
事業承継マーケットでのシェア拡大
高品質な助言力と豊富な成約実績によるブランド力を強みに、大型案件の取り扱い経験を差別化要因とし、コンサルタント教育とナレッジ共有を推進してサービスレベルを向上させ、マーケットシェアを拡大する。
- 03
子会社レコフの収益体制再構築
2026年9月期の業績回復を課題とし、若手人材の積極採用と組織の若返り、当社の事業承継ノウハウの共有、独自の顧客ネットワークやファイナンシャル・アドバイザリー能力の活用による案件創出、営業活動KPI管理の徹底に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で364人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は2,266万円で、9期前と比べて−27.1%。平均年齢は32.4歳、平均勤続年数は3.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | — | — | — | 50 | — |
| 2017年9月 | — | — | — | 115 | — |
| 2018年9月 | — | — | — | 143 | — |
| 2019年9月 | 3,109 | 31.2 | 3.1 | 169 | — |
| 2020年9月 | 2,270 | 31.4 | 3.1 | 199 | — |
| 2021年9月 | 2,688 | 32.2 | 3.2 | 222 | — |
| 2022年9月 | 3,161 | 32.0 | 3.1 | 229 | — |
| 2023年9月 | 2,478 | 32.4 | 3.0 | 270 | — |
| 2024年9月 | 2,278 | 32.2 | 3.1 | 313 | 2,077 |
| 2025年9月 | 2,266 | 32.4 | 3.3 | 364 | 1,951 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内㈱レコフ東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱レコフデータ東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内その他3社― · 連結子会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は224億円、営業利益は71億円。前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+9.2%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 283億円 | 224億円 |
| 営業利益 | 109億円 | 71億円 |
| 純利益 | 77億円 | 51億円 |
| 1株あたり配当 | ¥72.47 | ¥72.47 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は72億円、営業利益は29億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+140.0%、営業利益は+866.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年2Q | 39 | 17 | 43.6 | 11 |
| 2022年3Q | 52 | 24 | 46.2 | 17 |
| 2023年1Q | 31 | 3 | 9.7 | 1 |
| 2023年2Q | 99 | 52 | 52.5 | 30 |
| 2023年3Q | 30 | 3 | 10.0 | 1 |
| 2024年1Q | 32 | 6 | 18.8 | 4 |
| 2024年2Q | 40 | 11 | 27.5 | 7 |
| 2025年2Q | 115 | 42 | 36.5 | 29 |
| 2026年2Q | 134 | 52 | 38.8 | 40 |
| 2026年3Q | 72 | 29 | 40.3 | 22 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年9月期からの14期で、売上は11億円から224億円へ20.4倍に増えた。直近期の営業利益率は31.7%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 11 | — | 6 | — | 3 |
| 東京証券取引所マザーズに新規上場 | |||||
| 2013年9月 | 12 | — | 6 | — | 3 |
| 2014年9月 | 17 | — | 8 | — | 5 |
| 2015年9月 | 28 | — | 15 | — | 9 |
| 2016年9月 | 38 | — | 19 | — | 11 |
| 2017年9月 | 83 | — | 36 | — | 26 |
| 2018年9月 | 80 | — | 32 | — | 21 |
| 2019年9月 | 126 | — | 59 | — | 39 |
| 2020年9月 | 119 | — | 51 | — | 34 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2021年9月 | 152 | — | 66 | — | 43 |
| 2022年9月 | 207 | — | 98 | — | 68 |
| 2023年9月 | 209 | — | 75 | — | 42 |
| 2024年9月 | 192 | 65 | 65 | 33.9 | 45 |
| 2025年9月 | 224 | 71 | 72 | 31.7 | 51 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高224億円のうち、営業利益として残るのは71億円で31.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は51億円、売上の22.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.6%82億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.7%62億円
- その他の費用持分法損益などの調整4.0%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益31.7%71億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年9月期は営業CFが95億円、投資CFが−261億円で、差し引きのフリーCFは−166億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は162億円で、売上の8.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 5 | 0 | 0 | 5 | 12 |
| 2013年9月 | 3 | −5 | 0 | −2 | 11 |
| 2014年9月 | 5 | −6 | 4 | −1 | 13 |
| 2015年9月 | 17 | −11 | 3 | 6 | 22 |
| 2016年9月 | 13 | −2 | 0 | 11 | 33 |
| 2017年9月 | 36 | −11 | 20 | 25 | 79 |
| 2018年9月 | 19 | −15 | 0 | 4 | 82 |
| 2019年9月 | 58 | −1 | 1 | 57 | 140 |
| 2020年9月 | 35 | −1 | — | 34 | 174 |
| 2021年9月 | 60 | −9 | 8 | 51 | 233 |
| 2022年9月 | 85 | −1 | 0 | 84 | 317 |
| 2023年9月 | 47 | −13 | 2 | 34 | 353 |
| 2024年9月 | 49 | −27 | −23 | 22 | 351 |
| 2025年9月 | 95 | −261 | −23 | −166 | 162 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年9月期の総資産は558億円。このうち返さなくてよい自己資本が433億円で、自己資本比率は77.6%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 13 | 8 | 5 | 58.0 |
| 2013年9月 | 16 | 11 | 5 | 65.8 |
| 2014年9月 | 26 | 20 | 6 | 77.9 |
| 2015年9月 | 45 | 32 | 13 | 72.5 |
| 2016年9月 | 57 | 44 | 13 | 75.5 |
| 2017年9月 | 133 | 111 | 22 | 82.6 |
| 2018年9月 | 152 | 132 | 20 | 86.6 |
| 2019年9月 | 211 | 172 | 39 | 80.7 |
| 2020年9月 | 241 | 206 | 35 | 85.0 |
| 2021年9月 | 308 | 258 | 50 | 82.9 |
| 2022年9月 | 399 | 326 | 73 | 81.0 |
| 2023年9月 | 495 | 366 | 129 | 74.0 |
| 2024年9月 | 518 | 400 | 118 | 77.3 |
| 2025年9月 | 558 | 433 | 125 | 77.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中14位あたり、逆に低いのはROEで534社中264位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,120で、1年前と比べて+36.0%。過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 22.5倍 |
| PER (会社予想) | 17.1倍 |
| PBR | 2.75倍 |
| 配当利回り | 1.76% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
堅調な上昇トレンド。1ヶ月で+10.2%上昇し、25日線(3,576円)を+4.4%上回る。52週高値3,790円に接近しており、最高値更新が視野。出来高は安定しており、7月23日には149,800株と活況。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PERが20.4倍と業界平均22.3倍を下回り、PBRは2.58倍と業界平均3.09倍より低いが、ROE12.2%は良好で利益も増加傾向にある。配当利回りは1.39%と業界平均2.77%を下回っており、株主還元がやや弱い。指標は総じて業界並みで、割安・割高の偏りは小さい。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 22.5倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 17.1倍 | — |
| PBR | 2.75倍 | 3.51倍 |
| ROE | 12.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
強気派は、後継者不足の構造的な課題を背景にM&A需要が拡大しており、同社のトップシェアと高収益体質を評価。2025年9月期は売上高224億円、営業利益率31.7%と成長予想。弱気派は、2024年9月期の売上高が前期比8%減と減少に転じた点を懸念し、競合激化や大型案件の偏りによる収益変動リスクを指摘。PER20倍と絶対的には割高感もある。
- 業界トップの実績
取扱件数No.1で、ブランド力とネットワークが強み。
- 高収益体質
営業利益率30%超と非常に高い収益性。
- 市場成長の恩恵
中小企業の事業承継需要は拡大トレンド。
- M&A仲介市場の拡大継続影響強
国内M&A件数増加、受注増で営業利益71億→80億超の可能性
- 富裕層向けサービス拡充2026年影響中
新規富裕層顧客開拓で仲介手数料5億円増
- 海外M&A案件の増加2027年影響中
クロスボーダー案件比率上昇、手数料単価向上
- 配当増額期待次回株主総会影響弱
配当性向30%程度、増配余地あり、利回り向上
- 減収への転換
2024/9期売上高192億円と前年比8%減。
- 競合の台頭
M&A仲介市場に新規参入が相次ぎ競争激化。
- 収益の変動リスク
大型案件の有無で業績が左右されやすい。
- 景気後退によるM&A低迷2026年下期影響強
取引件数減少で営業利益20%減の可能性
- 競合激化による手数料低下継続影響中
仲介手数料率0.5%低下で売上10億円減
- 大口案件の成約遅延不定影響中
大型案件が決算期を超えて繰り越し、業績変動
- 人件費上昇継続影響弱
優秀な人材確保のための給与増、販管費比率上昇
- 成約件数
- 収益のドライバー、件数増加が成長の指標。
- 平均手数料単価
- 大型案件比率や競争状況を反映する。
- 営業利益率
- 高収益が維持できているか確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり72.47円で、前期から+30.3%。いまの株価に対する利回りは1.76%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年9月 | 40 | — | 23.7 |
| 2024年9月 | 40 | 0.0 | 27.6 |
| 2025年9月 | 52 | 30.3 | 32.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥72.47
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ5,559人。区分でいちばん多いのは個人・その他で61.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.2%を占め、残る87.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 68.6 | 65.0 | 69.6 | 67.2 | 66.9 | 61.8 |
| 外国法人 | 17.3 | 22.7 | 18.6 | 17.9 | 18.9 | 23.1 |
| 金融機関 | 13.3 | 11.8 | 10.7 | 12.0 | 9.9 | 11.9 |
| 証券会社 | 0.4 | 0.4 | 0.8 | 2.0 | 3.8 | 2.9 |
| 事業法人 | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.8 | 0.3 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中村 悟 | 42.74 |
| 02 | 十亀 洋三 | 6.61 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.52 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.80 |
| 05 | CEPLUX - THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 3.20 |
| 06 | 土屋 淳 | 2.30 |
| 07 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.15 |
| 08 | 野村證券株式会社 | 1.92 |
| 09 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.51 |
| 10 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.42 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-30中村 悟新規の大量保有報告42.52%-0.57pt
- 2026-05-14ゼナーアセットマネジメントエルエルピー(Zennor Asset Management LLP)新規の大量保有報告6.21%+1.14pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+532%、1株純資産は14期で+2058%。直近期のROEは12.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 25 | 63 | 50.0 | — | — |
| 2013年9月 | 28 | 91 | 36.0 | — | — |
| 2014年9月 | 37 | 156 | 30.1 | 28.5 | — |
| 2015年9月 | 34 | 122 | 33.9 | 24.5 | — |
| 2016年9月 | 39 | 154 | 28.6 | 27.9 | — |
| 2017年9月 | 89 | 363 | 33.9 | 31.3 | — |
| 2018年9月 | 67 | 421 | 17.3 | 51.0 | — |
| 2019年9月 | 126 | 546 | 26.0 | 25.8 | — |
| 2020年9月 | 109 | 655 | 18.2 | 45.0 | — |
| 2021年9月 | 137 | 805 | 18.8 | 45.4 | — |
| 2022年9月 | 214 | 1,019 | 23.5 | 17.3 | — |
| 2023年9月 | 133 | 1,153 | 12.3 | 20.1 | 23.7 |
| 2024年9月 | 142 | 1,260 | 11.8 | 16.2 | 27.6 |
| 2025年9月 | 160 | 1,363 | 12.2 | 20.1 | 32.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額132百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中村悟 | 代表取締役 社長 | 53 | 13,573,240 |
| 十亀洋三 | 取締役 | 51 | 2,100,000 |
| 岡村英哲 | 取締役 提携支援 部長兼採用教育部長 | 46 | 345,300 |
| 下田奏 | 取締役 企画管理 部長 | 38 | 1,180 |
| 西澤民夫 | 取締役 | 83 | 20,000 |
| 松岡昇 | 取締役 | 71 | — |
| 出川敬司 | 常勤監査役 | 71 | — |
| 藤本幸弘 | 監査役 | 64 | — |
| 大場睦子 | 監査役 | 40 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 48 | 62 | 110 | 28 |
| 社外監査役 | 3 | 15 | — | 15 | 5 |
| 社外取締役 | 2 | 7 | — | 7 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,391字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,662字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,221字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)11,456字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第21期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-24
- 半期報告書半期報告書-第20期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-25
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-26
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年9月期 第3四半期決算説明資料2026-07-30
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