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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

第一実業

DAIICHI JITSUGYO CO., LTD.8059 · Prime · 卸売業

産業機械からヘルスケアまで幅広い業界に機械・器具を販売する専門商社。海外拠点を活かした輸出入と国内販売を展開。

概要

第一実業株式会社は、1948年設立の総合商社である。各種機械・器具・部品の販売を主力とし、プラント・エネルギー、エレクトロニクス、自動車、ヘルスケアなど7つの事業を展開する。2026年3月期の売上高は2,191億円、従業員数は1,564人。東京証券取引所プライム市場に上場(1962年)し、24の子会社と4の関連会社から成るグループを構成する。

7つの事業セグメントで構成される収益源

当社グループは、プラント・エネルギー、エナジーソリューションズ、産業機械、エレクトロニクス、自動車、ヘルスケア、航空・インフラの7セグメントで事業を展開する。プラント・エネルギーはエネルギー開発・化学・紙パルプ向け、エナジーソリューションズはリチウムイオン電池製造関連、産業機械はプラスチックス・ゴム・鉄鋼・食品向け、エレクトロニクスは電子・情報通信・光学向け、自動車は自動車関連、ヘルスケアは薬品・医薬品関連、航空・インフラは航空・防災関連の機械・器具・部品を扱う。一部商品は子会社や関連会社が製造し、当社が販売する。

国内7支店と海外18の現地法人から成る販売網

国内では東京本社のほか、大阪支社、名古屋支社、中四国支店、九州支店、東北支店、富山出張所を置く。海外は北米(アメリカ、メキシコ)、欧州(ドイツ、チェコ、ハンガリー、ブルガリア)、アジア(シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナム、インド、中国、香港、台湾)に現地法人または事務所を有する。連結子会社24社、関連会社4社のうち、海外連結子会社は17社に及ぶ。

エンジニアリング機能を核とする子会社群

グループ内で製造・エンジニアリング機能を担う子会社として、株式会社第一メカテック(産業機械の修理・製造・販売)、株式会社DJ-WAVEエンジニアリング(プラント設備のプロセスシミュレーション・設計・建設)、第一実業ビスウィル株式会社(外観検査装置の開発・製造・販売)がある。2024年7月には第一エンジニアリングを存続会社としてウエイブエンジニアリング及びフロー・ダイナミックスを吸収合併し、DJ-WAVEエンジニアリングに商号変更した。川口市にはD.S.T.センター(デモ・サービス・訓練センター)を保有する。

過去最高を更新する収益と中期経営計画

2025年3月期の売上高は2,218億円(前期比44.5%増)、営業利益131億円(同45.6%増)と過去最高を記録した。2026年3月期は売上高2,191億円(同1.2%減)、営業利益137億円(同4.5%増)と増益を維持。自己資本当期純利益率(ROE)は11.7%に達する。中期経営計画「MT2027」では2027年度に売上高2,500億円、営業利益150億円、ROE10%以上を掲げ、さらに2030年度に売上高3,000億円、営業利益180億円を目標とする。

業界の中での役割は多業界向け機械商社(販売・輸出入)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,191億円
営業利益
137億円
営業利益率
6.3%
純利益
100億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
エレクトロ ニクス 事業511億円23.3%27億円5.3%
自動車 事業425億円19.4%26億円6.1%
エナジーソリューションズ 事業400億円18.3%26億円6.5%
産業機械 事業272億円12.4%7億円2.6%
ヘルスケア 事業238億円10.9%24億円10.1%
プラント・エネルギー 事業224億円10.2%16億円7.1%
航空・インフラ 事業120億円5.5%10億円8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プラント・エネルギー主力

エネルギー開発生産、ガス石油精製、化学、エンジニアリング、建設、紙・パルプ関連の機械・器具・部品を販売。国内・海外のプラント需要に対応し、子会社や関連会社から調達した製品も取り扱う。

主な製品・サービス1
プラント設備用機械・器具・部品
エネルギー・化学・建設等のプラントに供給する各種機械・器具・部品。

02リチウムイオン電池製造主力

リチウムイオン電池製造関連の機械・器具・部品の販売。電気自動車や蓄電システムの需要拡大に伴い、電池製造ライン向けの設備を供給。

主な製品・サービス1
リチウムイオン電池製造設備
電池の電極・セル組み立てなど製造工程で使用される機械・装置。

03産業機械(プラスチック、ゴム、鉄鋼、食品)準主力

プラスチックス、ゴム、鉄鋼、食品関連の機械・器具・部品を販売。加工機械や製造設備を中心に、関連会社製の真空成形機なども扱う。

主な製品・サービス2
プラスチック加工機械
プラスチック成形・加工に用いる機械・装置。
ゴム・鉄鋼・食品向け機械
各業界の製造工程で使用される機械・器具・部品。

04エレクトロニクス(電子・情報通信・電機・精密・光学・音響・楽器)準主力

電子、情報通信、電機、精密、光学、音響、楽器関連の機械・器具・部品を販売。半導体や電子部品製造、精密機器分野向けの設備を供給し、アジアを中心に海外展開も強化。

主な製品・サービス2
電子・精密機器向け製造装置
電子部品や精密機器の製造に使用される機械・検査装置など。
情報通信・光学関連機器
通信機器、光学機器などの製造・検査に用いる装置・部品。

05自動車準主力

自動車関連の機械・器具・部品を販売。自動車製造ライン向けの設備や部品を供給し、海外の自動車メーカーや部品メーカーへも販売。

主な製品・サービス1
自動車生産設備
組み立て、溶接、塗装など自動車生産工程で使用される機械・装置。

06ヘルスケア(薬品・医薬品)副次

薬品、医薬品関連の機械・器具・部品の販売。製薬・医療機器メーカー向けに製造・検査装置、研究用機器などを供給し、子会社による外観検査装置も提供。

主な製品・サービス2
製薬・医薬品向け機器
医薬品製造や研究開発に用いる機械・装置、検査設備。
外観検査装置
子会社が開発・製造する外観検査装置。医薬品の異物混入や外観不良を検出。

07航空・インフラ(航空・防災)副次

航空、防災関連の機械・器具・部品の販売。航空機整備・運航向けの機器、防災設備・システムを供給。

主な製品・サービス2
航空関連機器
航空機の整備・運航に必要な機械・器具・部品。
防災関連機器
防災用の監視・情報伝達システムや設備。

08その他(賃貸等)その他

各種機械・器具の賃貸等を行っている。

製品と技術

リチウムイオン電池製造設備で急成長するエナジーソリューションズ

エナジーソリューションズ事業は、リチウムイオン電池の製造に関わる機械・器具・部品の販売を専門とする。2026年3月期の売上高は400億44百万円(前期比26.0%減)と減少したが、これは前期の大口案件の一巡によるものである。同事業は国内外の電池メーカー向けに電極製造・組立・検査設備を提供し、当社グループの成長を牽引する柱の一つである。

外観検査装置と医薬品包装機器を強みとするヘルスケア

ヘルスケア事業では、薬品・医薬品製造関連の機械・器具・部品を扱う。子会社第一実業ビスウィル株式会社は、錠剤印刷検査装置などの外観検査装置を開発・製造する。2026年3月期の同事業売上高は238億26百万円(前期比51.4%増)と大きく伸び、セグメント利益は24億円(同44.9%増)となった。パッケージング用機器・装置の販売も好調である。

プラスチック成形機と産業用ロボットを手掛ける産業機械

産業機械事業は、プラスチックス・ゴム・鉄鋼・食品関連の機械・器具・部品を販売する。主な製品はプラスチックス射出成形機、押出成形機、真空成形機(持分法適用関連会社の株式会社浅野研究所が製造)などである。2026年3月期の売上高は272億10百万円(前期比7.8%減)、セグメント利益7億40百万円(同16.9%減)と、大口案件の一巡で減収減益となった。

航空機地上支援機材と自動車組立ライン

航空・インフラ事業は、エアライン向け航空機地上支援機材(トーイングトラクター、搭乗橋など)や官公庁向け特殊車両を販売する。2026年3月期売上高は119億90百万円(前期比57.0%増)、セグメント利益10億49百万円(同105.2%増)と急成長した。自動車事業では自動組立ライン、塗装ライン、車載電子部品製造設備などを手掛け、売上高425億8百万円(同4.3%増)、利益25億81百万円(同18.1%増)と堅調に推移した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

中堅総合商社、安定収益で堅実成長

第一実業は売上高2,000億円超の中堅総合商社で、機械・電子部品などを幅広く扱う。営業利益率6%前後と安定した収益力を持ち、同業のリョーサン菱洋ホールディングスなどと競合しつつも、独自の得意先や商材で一定の地位を築いている。売上高は増加傾向で、健全な財務体質が強み。

強み

  • 営業利益率5~6%と安定的で、卸売業の平均水準を確保している。
  • 25/3期2,218億円と増収。26/3期も高水準を維持する見通し。
  • 機械・電子部品など複数分野で顧客基盤を持ち、リスク分散が図れている。
  • 営業利益率が改善傾向にあり、コスト効率が良好。

課題

  • 利益率が業界平均並みで、高収益企業との差別化が不十分。
  • 業種別構成が不明だが、特定顧客や業種への依存度が高い可能性。
  • M&Aや新規分野への投資動向が不透明で、中長期的な成長エンジンが必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が第一実業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18117中央自動車工業1,300億円12.4倍
29832オートバックスセブン1,290億円14.8倍
32760東京エレクトロン デバイス1,282億円15.4倍
48012長瀬産業1,263億円14.6倍
58153モスフードサービス1,252億円26.3倍
68059第一実業1,212億円11.9倍
77483ドウシシャ1,140億円12.6倍
88061西華産業1,133億円14.8倍
97433伯東1,122億円20.0倍
107575日本ライフライン1,102億円11.6倍
118014蝶理1,098億円8.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

1948年創業から国内拠点整備へ

1948年8月、第一実業株式会社として設立された。1952年9月に大阪出張所(現・大阪支社)、1960年9月に名古屋出張所(現・名古屋支社)、1961年5月に広島出張所(現・中四国支店)を開設。1964年には北九州出張所(現・九州支店)と仙台出張所(現・東北支店)を相次いで開設し、国内主要都市への販売網を整備した。

1962年の株式上場と海外進出の開始

1962年8月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年3月には台湾事務所(現・一實股份有限公司)を開設し、海外展開の第一歩を記した。1968年4月にはニューヨーク事務所(現・DAIICHI JITSUGYO (AMERICA), INC.)を開設。1971年7月にはシンガポール事務所、1972年1月にはクアラルンプール事務所と、アジアにも拠点を広げた。

1970年代の子会社設立と東証一部指定

1970年6月、子会社として第一機械サービス株式会社(現・株式会社第一メカテック)を設立。1972年4月には現地法人DAIICHI JITSUGYO (AMERICA), INC.を設立し、1974年4月にシカゴ事務所を開設して同社の本社とした。1974年2月には東京証券取引所市場第一部に指定替えされた。1986年2月には川口市にD.S.T.センター(Demonstration, Service & Training Center)を竣工した。

1980年代‐1990年代のアジア中心のネットワーク拡大

1985年10月に香港事務所、1988年8月に台湾の現地法人一實股份有限公司、1989年6月にマレーシア法人を設立。1993年12月に上海事務所、1995年4月にタイ法人、1996年7月に子会社第一エンジニアリング株式会社(現・DJ-WAVEエンジニアリング)、1996年10月にマニラ事務所とジャカルタ事務所を開設。1997年12月には上海一実貿易有限公司を設立し、中国での事業基盤を固めた。

2000年代の欧州・北米・中国での法人化

2001年10月にフランクフルト事務所(現・DJK EUROPE GMBH)、2004年4月にソウル事務所、同年6月に広州事務所を開設。2005年にはシンガポール法人、ブダペスト事務所、メキシコ法人、ハノイ事務所を相次いで開設。また、2005年8月にカネボウビジョンシステム株式会社(現・第一実業ビスウィル株式会社)の株式を取得。2008年8月に欧州法人DJK EUROPE GMBHを設立した。

2010年代以降の成長投資と事業再編

2013年5月にベトナム法人、2016年11月にタイの建設請負会社DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD.、2018年3月にインド法人を設立。2015年6月に本社を千代田区二番町から現在の神田駿河台(御茶ノ水ソラシティ)へ移転。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2023年7月に株式会社ウエイブエンジニアリングの株式を取得し、2024年7月に第一エンジニアリングにウエイブエンジニアリングとフロー・ダイナミックスを吸収合併させ、株式会社DJ-WAVEエンジニアリングに改称した。

年表49件を開く

1940年代

  • 1948年8月創業第一実業株式会社を設立

1950年代

  • 1952年9月大阪出張所(現・大阪支社)開設

1960年代

  • 1960年9月名古屋出張所(現・名古屋支社)開設
  • 1961年5月広島出張所(現・中四国支店)開設
  • 1962年3月台湾事務所(現・一實股份有限公司)開設
  • 1962年8月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1964年1月北九州出張所(現・九州支店)開設
  • 1964年8月仙台出張所(現・東北支店)開設
  • 1968年4月ニューヨーク事務所(現・DAIICHI JITSUGYO (AMERICA), INC.)開設

1970年代

  • 1970年6月子会社第一機械サービス株式会社(現・株式会社第一メカテック)を設立(現・連結子会社)
  • 1971年7月シンガポール事務所(現・DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD.)開設
  • 1972年1月クアラルンプール事務所(現・DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD.)開設
  • 1972年4月現地法人DAIICHI JITSUGYO (AMERICA), INC.を設立(現・連結子会社)
  • 1974年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場指定替
  • 1974年4月シカゴ事務所(現・DAIICHI JITSUGYO (AMERICA), INC.本社)開設

1980年代

  • 1985年10月香港事務所(現・第一実業(香港)有限公司)開設
  • 1986年2月川口市にD.S.T.センター(Demonstration, Service & Training Center)竣工
  • 1987年12月創業関連会社第一アールストローム株式会社(現・第一スルザー株式会社)を設立
  • 1988年8月創業現地法人一實股份有限公司(台湾)を設立
  • 1989年6月現地法人DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD.を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1993年12月上海事務所(現・上海一実貿易有限公司)開設
  • 1995年4月現地法人DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 1996年7月子会社第一エンジニアリング株式会社(現・株式会社DJ-WAVEエンジニアリング)を設立(現・連結子会社)
  • 1996年10月マニラ事務所(現・DAIICHI JITSUGYO (PHILIPPINES), INC.)、ジャカルタ事務所(現・ PT. DJK INDONESIA)開設
  • 1997年12月現地法人上海一実貿易有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 1999年6月現地法人DAIICHI JITSUGYO (PHILIPPINES), INC.を設立(現・連結子会社)

2000年代

  • 2001年10月フランクフルト事務所(現・DJK EUROPE GMBH)開設
  • 2003年12月プラハ事務所(現・DJK EUROPE GMBHプラハ支店)開設
  • 2004年4月ソウル事務所(現・ソウル支店)開設
  • 2004年6月広州事務所(現・第一実業(広州)貿易有限公司)開設
  • 2005年3月現地法人DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 2005年5月ブダペスト事務所(現・DJK EUROPE GMBHブダペスト支店)開設
  • 2005年6月現地法人DJK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V.を設立(現・連結子会社)
  • 2005年7月ハノイ事務所(現・DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD.)開設
  • 2005年8月カネボウビジョンシステム株式会社(現・第一実業ビスウィル株式会社)の株式を取得(現・連結子会社)
  • 2005年10月現地法人第一実業(香港)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2006年3月現地法人第一実業(広州)貿易有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2006年10月DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD.にデリー事務所(現・DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD.)開設
  • 2008年8月現地法人DJK EUROPE GMBHを設立(現・連結子会社)
  • 2009年7月現地法人PT. DJK INDONESIAを設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2013年5月現地法人DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 2014年12月富山出張所開設
  • 2015年6月本社を千代田区二番町より現在地へ移転
  • 2016年11月現地法人DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 2018年3月現地法人DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 2019年2月DJK EUROPE GMBHにソフィア支店開設

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年7月株式会社ウエイブエンジニアリングの株式を取得
  • 2024年7月M&A第一エンジニアリング株式会社を存続会社として株式会社ウエイブエンジニアリング及び株式会社フロー・ダイナミックスを吸収合併、株式会社DJ-WAVEエンジニアリングに商号変更(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年度まで300,000百万円
  • 営業利益2030年度まで18,000百万円
  • ROE2030年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長を加速する事業戦略

    事業ポートフォリオの最適化、成長分野への積極投資、グローバルビジネスの拡大、エンジニアリング機能の拡充を推進し、収益基盤を強化する。

  2. 02

    変化に対応するレジリエントな経営基盤

    人的資本価値の向上、資本効率の最大化、ガバナンス・リスク管理の強化、DXによるイノベーションと競争力強化を図り、持続可能な成長を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,564人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は972万円で、9期前と比べて+9.6%平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は11.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,097
2018年3月1,134
2019年3月88739.712.71,167
2020年3月80939.912.31,209
2021年3月85740.212.51,229
2022年3月88940.712.61,258
2023年3月90040.312.61,319
2024年3月93740.411.31,402
2025年3月1,00640.511.31,467893
2026年3月97240.811.21,564876

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率93.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 7 / 海外 12、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社管轄 — 東京都千代田区他2,365百万円
プラント・エネルギー事業 エナジーソリューションズ事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 ヘルスケア事業 航空・インフラ事業 その他 全社(共通)
本社 — 大阪府吹田市478百万円
ヘルスケア事業
大阪支社管轄 — 大阪府大阪市北区他255百万円
プラント・エネルギー事業 エナジーソリューションズ事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 ヘルスケア事業 その他 全社(共通)
本社 — 米国イリノイ州244百万円
プラント・エネルギー事業 エナジーソリューションズ事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 ヘルスケア事業 航空・インフラ事業 全社(共通)
名古屋支社管轄 — 愛知県名古屋市中区他215百万円
プラント・エネルギー事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 ヘルスケア事業 その他 全社(共通)
本社 — 中華人民共和国上海市215百万円
プラント・エネルギー事業 エナジーソリューションズ事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 全社(共通)
本社 — 埼玉県川口市183百万円
プラント・エネルギー事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 ヘルスケア事業 全社(共通)
本社 — インド共和国ハリヤナ州108百万円
プラント・エネルギー事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 ヘルスケア事業 全社(共通)
本社 — タイ王国バンコク80百万円
プラント・エネルギー事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 ヘルスケア事業 全社(共通)
本社 — メキシコ合衆国ケレタロ州75百万円
プラント・エネルギー事業 産業機械事業 エレクトロニクス事業 自動車事業 全社(共通)
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱第一メカテック
    埼玉県川口市 注5 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    第一実業ビスウィル㈱
    大阪府吹田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱DJ-WAVE エンジニアリング
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DAIICHI JITSUGYO (AMERICA), INC. 注3
    米国イリノイ州 注5 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DJK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V.
    メキシコ合衆国ケレタロ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DJK EUROPE GMBH
    ドイツ連邦共和国ヘッセン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    上海一実貿易有限公司
    中華人民共和国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    第一実業(香港)有限公司
    中華人民共和国香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    第一実業(広州)貿易 有限公司
    中華人民共和国広東省広州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD.
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD. 注3
    タイ王国バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD. 注6
    タイ王国バンコク · 連結子会社
    議決権49.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD.マレーシア国 クアラルンプール100%
  • DAIICHI JITSUGYO (PHILIPPINES), INC.フィリピン共和国マカティ市100%
  • PT. DJK INDONESIAインドネシア共和国ジャカルタ100%
  • DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD.ベトナム社会主義共和国ハノイ市100%
  • DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD.インド共和国 ハリヤナ州100%
  • ㈱浅野研究所愛知県みよし市38%
  • ㈱光通信 注7東京都豊島区29%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    林野火災対策ユニット車の調達
    消防庁 · 2026-06-02
    6.9億円
  • 調達
    情報統括支援車の調達
    消防庁 · 2024-08-06
    6.2億円
  • 調達
    令和4年度第2次補正予算に係る消防団無償貸付車両(救助用資機材搭載型消防ポンプ自動車(5t未満)の調達
    消防庁 · 2023-04-25
    4.3億円
  • 調達
    救助用資機材搭載型消防ポンプ自動車(5t未満)の調達
    消防庁 · 2025-05-20
    3.4億円
  • 調達
    拠点機能形成車の調達
    消防庁 · 2022-10-11
    3.2億円
  • 調達
    令和2年度第3次補正予算に係る消防団無償貸付車両(救助用資機材搭載型消防ポンプ自動車(5t未満))の調達
    消防庁 · 2021-07-27
    2.6億円
  • 調達
    空港用10000立級化学消防車1台の製造(東京国際空港向け)
    国土交通省 · 2026-04-24
    2.1億円
  • 調達
    空港用12500立級化学消防車1台の製造(東京国際空港向け)
    国土交通省 · 2026-04-24
    2.1億円
  • 調達
    空港用10000立級化学消防車(HRET型)1台の製造
    国土交通省 · 2019-07-26
    1.7億円
  • 調達
    燃料補給車の調達
    消防庁 · 2024-06-11
    8,890万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,191億円営業利益137億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.2%、利益が+4.6%。

売上高
-1.2%
2,191億円
営業利益
+4.6%
137億円
純利益
+13.6%
100億円
営業利益率
6.3%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,100億円2,191億円
営業利益120億円137億円
純利益94億円100億円
1株あたり配当¥125¥125

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は412億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.8%、営業利益は+57.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q47915
2024年1Q34472.04
2024年2Q442245.421
2024年3Q388143.618
2024年4Q70432
2025年2Q1,013616.043
2025年4Q1,205705.845
2026年2Q1,073666.250
2026年4Q1,118716.450
2027年1Q412112.718

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,282億円から2,191億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。純利益は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
現地法人DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)
2013年3月1,2824931
富山出張所開設
2014年3月1,2214525
2015年3月1,4344829
現地法人DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD.を設立(現・連結子会社)
2016年3月1,2424426
2017年3月1,5416233
現地法人DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD.を設立(現・連結子会社)
2018年3月1,8576847
DJK EUROPE GMBHにソフィア支店開設
2019年3月1,6198145
2020年3月1,6157449
2021年3月1,4006548
2022年3月1,4817854
2023年3月1,5377163
第一エンジニアリング株式会社を存続会社として株式会社ウエイブエンジニアリング及び株式会社フロー・ダイナミックスを吸収合併、株式会社DJ-WAVEエンジニアリングに商号変更(現・連結子会社)
2024年3月1,8789075
2025年3月2,2181311365.988
2026年3月2,1911371446.3100

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,191億円のうち、営業利益として残るのは137億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は100億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.2%1,800億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.6%254億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%137億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.0pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.6pt
11.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが161億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは159億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は518億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月88−15−8373129
2014年3月9−940136
2015年3月38−4015−2152
2016年3月59−7−1152190
2017年3月45−11−2634199
2018年3月5−7−20−2178
2019年3月61−9−1952209
2020年3月50−9−1641231
2021年3月111−15−1596313
2022年3月−34−4−17−38268
2023年3月897−4696323
2024年3月−17−5−9−22302
2025年3月116−13−77103339
2026年3月161−212159518

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,756億円。このうち返さなくてよい自己資本が907億円で、自己資本比率は51.5%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月81529052535.4
2014年3月81431250238.2
2015年3月91835356538.4
2016年3月94836058837.9
2017年3月1,16738877933.1
2018年3月1,02443259242.1
2019年3月1,12645766940.5
2020年3月1,11548463143.4
2021年3月1,20053866244.8
2022年3月1,32258773544.3
2023年3月1,52563788841.6
2024年3月1,9387341,20437.8
2025年3月1,71479991546.5
2026年3月1,75690784951.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
530億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
695億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
179億円
在庫として抱えている分
負債合計
849億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中54位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中231位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥3,700で、1年前と比べて+45.4%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥3,700-0.3%1ヶ月+6.5%1年+45.4%時価総額1,212億円
過去52週の値幅
安値¥2,540高値¥3,840

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.9倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR1.27倍
配当利回り3.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7/31に-7.9%と急落し、3,190円。25日線(3298.8円)を約3.3%下回り、75日線(3161.9円)は上回る。52週高値(3635円)からは12.2%低く、52週安値(2540円)からは+25.6%。出来高は17.84万株と急増、売りが優勢。RSI41.5で中立圏、1ヶ月では+2.9%と底堅さも見せる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは11.15倍と業界平均17.34倍を下回り割安。PBRは1.22倍と業界平均1.20倍に近くほぼ妥当。ROEは11.7%と高く収益性良好。配当利回り3.61%は業界平均2.96%を上回り、配当性向47.16%と安定。収益・利益とも増加基調で、増益と高い利回りが評価されず割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.9倍17.9倍
PER (予想)12.6倍
PBR1.27倍1.24倍
ROE11.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況回復とデータセンター投資拡大を追い風に増収増益が続くかが争点。強気派は2025年3月期までの業績好調と2026年3月期も高水準を維持すると見る一方、弱気派は半導体サイクルの反動減リスクや、競合商社との差別化困難を指摘する。PER11倍台と割安感はあるが、増益率鈍化懸念も。

プラスに働く材料7
  • 半導体市況回復の恩恵

    2025/3期売上2218億円と2期連続増収、営業利益5.91%と改善。

  • データセンター投資拡大

    AI関連需要で半導体製造装置向け販売が引き続き堅調。

  • 割安なバリュエーション

    PER11.1倍、PBR1.22倍と業界平均対比割安。

  • 営業利益137億円予想で増益基調2026年3月期影響

    営業利益137億円(前期比4.6%増)で収益拡大

  • 増配・自社株買い期待次回株主総会影響

    配当利回り3.61%、増配余地あり

  • ROE11.7%の高水準維持継続影響

    ROE11.7%は資本効率良好、PBR1.22倍の上昇余地

  • 売上高2200億円超の安定基盤通年影響

    売上高2200億円前後で安定、キャッシュフロー堅調

マイナスに働く材料7
  • 半導体サイクル反動リスク

    2026/3期売上2191億円と微減予想、増益率鈍化。

  • 専門商社の競争激化

    同業との差別化が難しく、価格競争に陥りやすい。

  • 利益率の低さ

    営業利益率6%前後と卸売業平均並みで高収益ではない。

  • 営業利益成長率鈍化2026年3月期影響

    営業利益増加率4.6%は前期比低下、市場期待に届かず

  • 卸売業界の競争激化不定影響

    利益率5.91%は業界平均並み、値下げ圧力で低下リスク

  • 為替変動による輸入コスト増継続影響

    輸入品取扱いある場合、円安でコスト増

  • 大口取引先の集中リスク不定影響

    特定顧客への依存度開示なし、リスク

次の決算で確かめる点
半導体関連売上高
業績の約7割を占め、市況動向を直接反映。
営業利益率
収益性改善の進捗を示す重要指標。
受注残高
将来の売上高を占う先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり125で、前期から+35.9%いまの株価に対する利回りは3.38%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥125
1株あたり
配当利回り
3.38%
いまの株価に対して
配当性向
47.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3240.8
2018年3月3510.537.6
2019年3月374.847.1
2020年3月4318.241.4
2021年3月430.041.8
2022年3月4811.543.0
2023年3月5922.837.8
2024年3月8136.534.5
2025年3月9213.637.1
2026年3月12535.947.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥125

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,382人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.7%を占め、残る59.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他21.720.421.822.120.848.5
金融機関39.137.732.931.432.432.2
外国法人19.815.811.610.610.49.9
事業法人18.424.933.035.035.58.5
自己株式3.63.44.84.62.72.5
証券会社0.91.10.60.80.70.8
外国人個人0.20.20.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01UHPartners2投資事業有限責任組合9.28
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)8.21
03UHPartners3投資事業有限責任組合7.27
04光通信KK投資事業有限責任組合6.29
05㈱みずほ銀行4.68
06㈱三井住友銀行4.68
07エスアイエル投資事業有限責任組合4.22
08㈱三菱UFJ銀行3.41
09㈱りそな銀行3.10
10第一実業社員持株会2.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-23
    SMBC日興証券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.62%
    +1.26pt
  • 2026-06-22
    SMBC日興証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.36%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+438%、1株純資産は14期で+419%。直近期のROEは11.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5854611.28.448.3
2014年3月465878.29.945.8
2015年3月546598.711.143.1
2016年3月496707.410.039.4
2017年3月3123,6338.911.240.8
2018年3月4444,04211.67.037.6
2019年3月4184,27410.17.647.1
2020年3月4564,52110.47.541.4
2021年3月4455,0249.39.441.8
2022年3月5015,4719.68.543.0
2023年3月1972,00510.39.437.8
2024年3月2352,31210.99.134.5
2025年3月2792,49911.67.837.1
2026年3月3122,83411.710.447.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額500百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宇野一郎代表取締役 会長執行役員6652,000
船渡雄司代表取締役 社長執行役員6221,000
府川治取締役 常務執行役員5821,000
上野雅敏取締役 常務執行役員6323,000
大槻信二取締役 常務執行役員5916,000
岡田尚一郎取締役 常務執行役員5918,000
坂本嘉和取締役701,000
山田奈美香取締役37
中山和夫取締役69
豊泉隆宏取締役 監査等委員6113,000
小山充義取締役 監査等委員64
小野亜希子取締役 監査等委員53
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
宮地克明取締役65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)82491434643955
社外取締役5362388
取締役(社内)11812020
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,854字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社24社及び関連会社4社で構成され、各種機械・器具・部品の販売及び各種機械・器具の賃貸等を主な内容とし、国内販売並びに輸出入を行っております。また、一部商品につきましては、子会社及び関連会社が製造を行っております。 当社グループの事業に係わる位置づけ及び各セグメントとの関連は、次のとおりであります。 (プラント・エネルギー事業) エネルギー開発生産、ガス石油精製、化学、エンジニアリング、建設、紙・パルプ関連の機械・器具・部品の販売を行っており、当社及び一部の関係会社が仕入先から直接仕入れて販売するほか、一部は子会社㈱DJ-WAVEエンジニアリング及び関連会社第一スルザー㈱から仕入れております。 (エナジーソリューションズ事業) リチウムイオン電池製造関連の機械・器具・部品の販売を行っており、当社及び一部の関係会社が仕入先から直接仕入れて販売しております。 (産業機械事業) プラスチックス、ゴム、鉄鋼、食品関連の機械・器具・部品の販売を行っており、当社及び一部の関係会社が仕入先から直接仕入れて販売するほか、一部は子会社㈱第一メカテック及び関連会社㈱浅野研究所から仕入れております。 (エレクトロニクス事業) 電子、情報通信、電機、精密、光学、音響、楽器関連の機械・器具・部品の販売を行っており、当社及び一部の関係会社が仕入先から直接仕入れて販売するほか、一部は子会社㈱第一メカテックから仕入れております。 (自動車事業) 自動車関連の機械・器具・部品の販売を行っており、当社及び一部の関係会社が仕入先から直接仕入れて販売しております。 (ヘルスケア事業) 薬品、医薬品関連の機械・器具・部品の販売を行っており、当社及び一部の関係会社が子会社㈱第一メカテック及び第一実業ビスウィル㈱から仕入れて販売するほか、一部は仕入先から直接仕入れております。 (航空・インフラ事業) 航空、防災関連の機械・器具・部品の販売を行っており、当社及び一部の関係会社が仕入先から直接仕入れて販売しております。 (その他) 各種機械・器具の賃貸等を行っております。 事業の系統は次のとおりであります。 取扱商品又はサービスの内容   連結子会社(国内)   連結子会社(海外)   持分法適用関連会社 プラント・エネルギー事業   エネルギー開発生産、ガス石油精製、化学、エンジニアリング、建設、紙・パルプ関連の機械・器具・部品   ㈱第一メカテック㈱DJ-WAVEエンジニアリング   DAIICHI JITSUGYO(AMERICA), INC. DJK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V. DJK EUROPE GMBH 上海一実貿易有限公司 DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD. DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD. DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD. DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD. PT. DJK INDONESIA DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD. DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD. エナジーソリューションズ事業   リチウムイオン電池製造関連の機械・器具・部品       DAIICHI JITSUGYO(AMERICA), INC. DJK EUROPE GMBH 上海一実貿易有限公司 産業機械事業   プラスチックス、ゴム、鉄鋼、食品関連の機械・器具・部品   ㈱第一メカテック   DAIICHI JITSUGYO(AMERICA), INC. DJK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V. DJK EUROPE GMBH 上海一実貿易有限公司 第一実業(香港)有限公司 第一実業(広州)貿易有限公司 DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD. DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD. DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD. DAIICHI JITSUGYO (PHILIPPINES), INC. PT. DJK INDONESIA DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD. DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD.    ㈱浅野研究所 エレクトロニクス事業   電子、情報通信、電機、精密、光学、音響、楽器関連の機械・器具・部品   ㈱第一メカテック   DAIICHI JITSUGYO(AMERICA), INC.DJK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V. DJK EUROPE GMBH 上海一実貿易有限公司 第一実業(香港)有限公司 第一実業(広州)貿易有限公司 DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD. DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD. DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD. DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD. DAIICHI JITSUGYO (PHILIPPINES), INC. PT. DJK INDONESIA DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD. DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD. 自動車事業   自動車関連の機械・器具・部品       DAIICHI JITSUGYO(AMERICA), INC. DJK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V. DJK EUROPE GMBH 上海一実貿易有限公司 第一実業(広州)貿易有限公司 DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD. DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD. DAIICHI JITSUGYO (PHILIPPINES), INC. PT. DJK INDONESIA DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD. DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD. ヘルスケア事業   薬品、医薬品関連の機械・器具・部品   ㈱第一メカテック 第一実業ビスウィル㈱   DAIICHI JITSUGYO(AMERICA), INC.DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD. DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD. DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD. DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD. 航空・インフラ事業   航空、防災関連の機械・器具・部品       DAIICHI JITSUGYO(AMERICA), INC. DJK EUROPE GMBH 国内   海外 主要な非連結子会社・持分法非適用関連会社       プラントデジタルエックス㈱ 第一スルザー㈱   一實股份有限公司 連結子会社及び主要な非連結子会社並びに関連会社は次のとおりであります。 連結子会社 ㈱第一メカテック   産業用各種機械器具の修理・製造・販売 第一実業ビスウィル㈱   外観検査装置の開発・製造・販売 ㈱DJ-WAVEエンジニアリング   各種プラント設備のプロセスシミュレーション・設計製作・調達・建設業務 DAIICHI JITSUGYO (AMERICA), INC.   産業用各種機械器具の販売 DJK GLOBAL MEXICO, S.A. DE C.V.   〃 DJK EUROPE GMBH   〃 上海一実貿易有限公司   〃 第一実業(香港)有限公司   〃 第一実業(広州)貿易有限公司   〃 DAIICHI JITSUGYO ASIA PTE. LTD.   〃 DAIICHI JITSUGYO (THAILAND) CO., LTD.   〃 DAIICHI PROJECT SERVICE CO., LTD.   建設の請負 DAI-ICHI JITSUGYO (MALAYSIA) SDN. BHD.   産業用各種機械器具の販売 DAIICHI JITSUGYO (PHILIPPINES), INC.   〃 PT. DJK INDONESIA   〃 DAIICHI JITSUGYO (VIETNAM) CO., LTD.   〃 DAIICHI JITSUGYO INDIA PVT. LTD.   〃 非連結子会社 プラントデジタルエックス㈱   各種プラント設備のプロセスシミュレーション 一實股份有限公司   産業用各種機械器具の販売 持分法適用関連会社 ㈱浅野研究所   プラスチックス真空成形機の製造・販売 持分法非適用関連会社 第一スルザー㈱   産業用ポンプ、攪拌機及び関連機器の輸入販売
経営方針・対処すべき課題2,918字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「商事会社として経済社会の流通機構の一翼を担い、以て社会の繁栄に寄与することを目的として協力一致して積極的に活動し、堅実に運営して企業を安定成長せしめ、此処に働く人々の生活の向上幸福の増進を図る」ことを創業の精神とし、「協力一致、堅実運営、積極活動」を社是三原則に掲げ経営に取組んでまいりました。2022年には「人をつなぎ、技術をつなぎ、世界を豊かに」をミッションとする経営理念を策定しており、多様化するニーズにあって、先進的な技術や高品位なサービスを活かした提案力により、「次世代型エンジニアリング商社」をあるべき姿として目指しております。 ≪経営理念≫ Mission(果たすべき使命) 人をつなぎ、技術をつなぎ、世界を豊かに Ⅴision(あるべき姿) <次世代型エンジニアリング商社> 時代の一歩先を行くモノづくりパートナーを目指し、当社のエンジニアリング機能を核として継続的な価値の 提供によりグローバルにお客様事業の成長と持続可能な社会の実現に貢献します。 Ⅴalue(価値基準) <信頼> 社内外の関係者と協調し、ステークホルダーからの期待や社会的責任と当社目標を一致させながら、 やりがいに溢れ、個人が尊重され、成長を実感できる会社を目指します。 <成長> 独自のエンジニアリング機能によるモノづくりへの貢献とともに、積極的な成長市場への投資・ 事業領域の拡大により継続的な成長を目指します。 <貢献> 経営の透明性と会社の継続的な品質の向上を通じて、重要な社会課題に積極的に取り組むことで 持続可能な社会の実現に貢献します。 (2) 目標とする経営指標 (中長期的な会社の経営戦略) 当社グループは、2022年度から2024年度までの前中期経営計画「MT2024」において、「成長に向けた事業戦略」と「経営基盤の強化」を両軸とし、各種重点施策に取組んでまいりました。この結果、最終年度である2024年度には、売上高2,217億55百万円、営業利益131億3百万円を達成し、当時の過去最高値を更新いたしました。 このような状況の中、当連結会計年度より中期経営計画「MT2027」をスタートさせております。「創造」フェーズと位置付けた前中期経営計画「MT2024」で築いた基盤を活用しながら、「1.成長を加速する事業戦略(①事業ポートフォリオの最適化 ②事業投資の推進 ③グローバルビジネス拡大 ④エンジニアリング機能の拡充)」と、「2.変化に対応するレジリエントな経営基盤(①人的資本の価値向上 ②資本効率の最大化 ③ガバナンスとリスク管理の強化 ④DXでのイノベーションと競争力強化)」の定性目標達成に向けた各種施策への取組を進め、持続可能な「成長」フェーズへの移行を目指しております。 この結果、当連結会計年度は売上高2,191億40百万円、営業利益136億96百万円を達成する等、各段階利益は前期に続き過去最高を更新いたしました。 中期経営計画「MT2027」 (単位:百万円) 2025年度(実績)   2025年度(業績予想)   2026年度(業績予想)   2027年度(計画) 受注高   202,512   230,000   240,000   270,000 売上高   219,140   219,000   210,000   250,000 営業利益   13,696   13,600   12,000   15,000 経常利益   14,353   14,300   12,400   14,750 親会社株主に帰属 する当期純利益   9,951   9,900   9,400   10,300 ROE   11.7%   10%以上   10.2%   10%以上 注 表中の2027年度の数値は、2025年5月9日に開示しました中期経営計画の数値となります。 成長戦略「V2030」 (単位:百万円) 2030年度目標 売上高   300,000 営業利益   18,000 ROE   10%以上 (3) 経営環境及び対処すべき課題 今後の我が国経済の見通しにつきましては、底堅い設備投資意欲やAI関連需要の拡大、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復が期待されます。一方で、中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰や物流網の混乱、原材料不足に伴う製品納期への影響が懸念されます。また、日中関係や米国の通商政策の動向等、海外情勢の変化がサプライチェーン全体に及ぼすリスクもあり、先行きは依然として不透明な状況にあります。当社グループでは、こうした不透明な経営環境に柔軟に対応すべく、市場動向や顧客ニーズの変化を的確に捉え、不確実性に柔軟に対応することで、持続的な成長と収益性の確保に取組んでまいります。 当社グループは、2030年のあるべき姿「次世代型エンジニアリング商社」の実現に向けて、2022年度から2030年度までを「創造」「成長」「飛躍」と3年ごとに3つのフェーズに位置付け、取組んでおります。2025年度からスタートした中期経営計画「MT2027」では、前中期経営計画でのテーマ「成長に向けた事業戦略」と「経営基盤の強化」をさらに深化させるとともに、利益成長と資本効率の一層の向上を目指します。その実現に向け、「成長を加速する事業戦略」と「変化に対応するレジリエントな経営基盤」をテーマに、「創造」フェーズで築いた基盤を活用しながら、持続可能な「成長」の実現を目指し、以下の目標に取組んでおります。 I.成長戦略「Ⅴ2030」(Ⅴ:Ⅴision) 経営理念を実現させるため、6つの基本戦略と2030年度の目標を掲げております。 1.「Ⅴ2030」 基本戦略 ① 積極的な投資 ② PL経営+BS経営 ③ マルチステークホルダーを意識した経営 ④ モノ売りから「モノ×コト」売り ⑤ グローバルの成長を取り込む ⑥ DX推進 2.「Ⅴ2030」 定量目標(連結) 売上高:300,000百万円、営業利益:18,000百万円、ROE:10%以上 Ⅱ.中期経営計画「MT2027」(MT:Medium-Term Business Plan) 定性目標 1.成長を加速する事業戦略 2.変化に対応するレジリエントな経営基盤 ① 事業ポートフォリオの最適化  ① 人的資本の価値向上 ② 事業投資の推進  ② 資本効率の最大化 ③ グローバルビジネス拡大   ③ ガバナンスとリスク管理の強化 ④ エンジニアリング機能の拡充  ④ DXでのイノベーションと競争力強化 今後とも、役職員が法令はもとより社会的規範を遵守するため「第一実業グループ行動規範」に則り行動し、企業としての社会的責任を果たすとともに社会に貢献していくことにも注力してまいります。
事業等のリスク4,727字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが数年以内に顕在化する可能性があると判断したリスクでありますが、ここに掲げられている項目に限定されるものではなく、予見が困難なリスクも存在します。そのため、記載内容と実際の結果が異なる場合があります。 (マクロ経済環境の変化によるリスク) 当社グループの主な事業は各種機械・器具・部品の販売及び各種機械・器具の賃貸等であり、国内販売並びに輸出入を行っております。海外においては、2025年4月から2028年3月までの3年間にわたる中期経営計画「MT2027」において、世界5軸体制による海外事業展開を加速させていくとともに、グローバル企業とのビジネス拡大を図り、収益力の強化に取組んでおります。従いまして、国内はもとより世界的な景気動向によっては、当社グループの業績が変動する可能性があります。米州、中国、インド、アジア、欧州の政治動向又は経済動向は、当社グループの事業機会を拡大させる可能性がある一方で、各国に広がりつつある保護主義、中国や新興国経済の成長鈍化、米中対立の影響による世界経済の減速懸念、世界的な地政学リスクの発現や米国の関税措置の影響による景気減速等、これらの地域における経済活動の停滞は当社グループの業績を悪化させる要因となる可能性もあります。とりわけ中国に偏りつつあったサプライチェーンの再編や米国の政治動向、地域を問わない政治的・経済的紛争により投資が左右されることは当社グループの業績に関わる重要度の高いリスクと認識しております。 当社グループでは、当社及び世界5軸体制による海外事業展開に伴い連携を強化した海外各国の当社グループ会社間での密なコミュニケーションにより、迅速な情報の入手と展開を行う体制を構築しております。また、事業ポートフォリオの機動性を活かして速やかに事業シフトを行うとともに、政治的不安定地域、経済減速地域の取引先を最大限にサポートすることにより、業績悪化のリスクを最小限にとどめる体制を敷いております。 (海外売上高比率増大に伴うリスク) 我が国企業は海外市場への進出や生産拠点の海外移転を依然進めております。これに対応し、当社グループも海外拠点の拡充等によりグローバル化を推進し、ビジネスチャンスの拡大を図っております。それに向けて、商社としてのコーディネート力を活かし、国内外の取引先に対して日本及び海外の商品やサービスの提供を支援し、クロスボーダー取引の展開にも注力しております。当連結会計年度における連結売上高に占める海外売上高の割合は前期の52.6%から52.8%へと増加しており、今後も中期経営計画の着実な実行により海外売上高比率は高まっていく傾向にあるものと予想されます。このため、国際的な金融環境、税制、為替レート動向、原油や原材料価格・輸送費用の動向、顧客企業の生産拠点への設備投資動向等が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、海外での事業活動には予期できない政治体制・経済環境の変動、法律・規制の変更等による社会的混乱等のリスクが存在します。 このことに対し当社グループでは、当社グループのグローバルネットワークや幅広い取引先との関係を活かして迅速に情報・動向を把握し、最適な取引形態を選択することにより収益減少のリスクを最小限にとどめるように努めております。 (金利・資金調達に関わるリスク) 当社グループは、取引銀行5行と貸出コミットメント契約を締結し、必要に応じて資金を調達しております。当連結会計年度における当社グループの有利子負債は74億95百万円となっており、今後も運転資金の機動的かつ安定的な調達と金利コストの削減を目指してまいります。しかし、金融市場が不安定な場合や、当社グループの信用力の悪化により格付機関から当社グループに付与されている信用格付が引き下げられた場合等においては、当社グループにとって好ましい条件で適時に資金調達をできる保証はなく、当社グループの営業活動の制約要因となる可能性があるほか、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、今後の売上高及び金利動向によっては金融収支が悪化し、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性もあります。加えて、国内外の主要金融市場において大きな混乱が生じた場合には、資金調達コストが増大する可能性もあります。 このことに対して当社グループでは、金融機関との良好な関係の継続や、適時の対話による機関投資家との関係の構築と深化に努めるとともに、資金調達先の多様化を図っております。また、不測の事態に備えた資金政策や、良好な財政状態の維持による格付けの維持や向上により、運転資金の機動的かつ安定的な調達、資金調達コストや金利コストの削減に努めております。 (IT・システムリスク) 当社グループの事業活動におけるシステム・ネットワークヘの依存度は年々拡大しており、セキュリティの高度化、コンピュータシステムデータのバックアップ等によりシステムやデータの保護に努めておりますが、自然災害、コンピュータ・ウイルス、不正アクセス、電力供給の制約や大規模停電、故障や不具合等によりシステムや通信ネットワークに甚大な障害が発生した場合、取引先との受発注業務をはじめ、事業活動に支障をきたすほか、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、事業継続対策の一つとして十分な安全性を備えたデータセンター及びクラウドサービスを利用しシステムやデータの保護を図っており、また、役職員が使用するコンピュータ等の末端機器への監視システムを導入することでコンピュータ・ウイルスや不正アクセスへの対応を行っております。電力・通信インフラの不具合による事業活動への影響に対しては、当社が定める事業継続対応マニュアルにおいて、速やかに通信が可能な地域へ移動し事業停止期間を最短に抑える等の対策を講じております。 (事業の展開に関わるリスク) 当社グループのビジネスモデルは、設計・エンジニアリングの支援に始まり、最適な機械を選んで国内外の仕入先から調達し、据付、稼働、メンテナンスまでを一括で請け負えることが強みであります。より付加価値の高いサービスを提供する「次世代型エンジニアリング商社」を目指して事業範囲をグローバルに拡大する中で、個々の取引が大型化、複雑化、長納期化しております。それに伴い、クロスボーダー取引リスクの増加、大型工事案件の増加による事故の発生、法的責任や費用の発生、技術の陳腐化に伴う市場価値の下落等のリスクが想定されます。 それらに対し、当社グループでは十分な技量を備えたエンジニアの採用とその人事評価制度の整備、経営企画本部内に設置したグローバル戦略推進部門や契約締結に関わる法務・経営管理部門の強化等、リスク回避とビジネスチャンス獲得に向けた市場への対応力、競争力を高める取組を行っております。 (与信リスク) 当連結会計年度末における当社グループの売上債権の合計額は480億37百万円と、総資産の27.4%を占めており、取引先の信用悪化や経営破綻等により損失が発生する信用リスクを負っております。また、得意先からの商品及びサービスの受注に伴い、各種機械・器具等の製造を各仕入先に対して発注しております。これらのことに対し当社グループでは、取引権限やリスク管理に関する規程に則り、与信限度額・成約限度額について必要な承認手続きを行うこと、与信先の信用状態に応じて必要な担保・保証等の取り付けをすること、債権の流動化等のリスクヘッジを講じております。しかしながら、経済環境の悪化等による取引先の流動性危機、連鎖倒産、もしくは特定の大口与信先の経営不安等が発生し債権が回収不能になった場合等、発生しうるリスクを完全に排除することはできず、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (長期戦略や中期経営計画におけるリスク) 当社グループは、長期の成長戦略及び中期経営計画を策定しております。これらの戦略や計画は中長期に及ぶことから、従来の事業においてここに記載しているリスクが潜在する期間も中長期にわたることに加え、積極的に推進を図っていく事業関連投資やその他投資においても、十分な効果が現れなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、機能を強化している経営企画部門を中心として投資検討能力の向上によるリスクの最小化を図っており、投資実行後は、定期的検証に基づく進捗分析、変更是非の検討と判断、速やかな開示を行ってまいります。 (災害リスク) 地震、台風、火災、感染症の流行等の災害発生により、当社グループの事務所、工場、役職員等に対する被害が発生し、営業・生産活動に支障が生じる可能性があります。当社では事業継続計画基本書を策定しており、加えてこれらの災害に対する事業継続対応マニュアルの作成、安否確認システムの導入、防災訓錬等の対策を講じてきております。しかしながら、これらによって災害による被害を完全に回避できる保証はなく、重大な被害が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、災害により当社グループの主要な取引先に重大な被害が発生した場合には、取引先の営業・生産活動の停滞が当社グループの業績を悪化させる要因となる可能性もあります。 (サステナビリティに関するリスク) 昨今大きな影響が懸念されている気候変動に関して、当社グループでは、TCFDの提言にある種々のリスクが、当社グループのみならずサプライチェーンにおいても重要な影響を及ぼすものと認識しており、税負担の増大等による直接的かつ財務的な影響のみならず、取扱商品・製品の技術的問題や市場での需要の減少、それに伴う企業評価の低下等が当社グループの業績及び財政状態を悪化させる要因となる可能性があります。当社グループではこの課題を専門的に取扱う組織体を設置し、シナリオの設定や影響額の算定、また継続的なモニタリングを行っていくと同時に、当社グループの置かれたサプライチェーンにおいて、環境配慮製品やサービスを当社グループのお客様であるモノづくり企業へ提供することにより、脱炭素社会の実現と環境課題に積極的に取組んでおります。また、気候変動に関連する課題以外でも、環境破壊、人権、ダイバーシティ等に関連する様々な基準や市場の変化に伴って当社グループのビジネス領域での需要や競争原理が変化し、それらの変化への対応が遅れた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があると認識しており、グローバル企業が実施する様々なサプライチェーンデューデリジェンスに適合する会社基準の策定に取組んでおります。 なお、当社グループでは、上述した項目をはじめとした事業推進上のリスクを統合的に取扱う実務専門部署を設置しており、複数の階層によりリスクの監視・管理を行う統合リスクマネジメント体制を整備しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,730字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、円安基調の継続やAI関連需要のさらなる拡大を背景に、製造業を中心に業況の改善が見られました。また、非製造業においても、底堅いインバウンド需要や雇用・所得環境の改善に伴う個人消費の下支えにより、安定して推移いたしました。しかしながら、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰や輸入原材料の供給不足への懸念が急速に高まり、企業収益への下押し圧力が強まっております。さらに、米国の通商政策を巡る不透明感や日中関係の悪化による影響に加え、国内における人手不足の深刻化や金利上昇への警戒感等もあり、先行きについては依然として極めて不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループでは当連結会計年度より中期経営計画「MT2027」をスタートさせております。「創造」フェーズと位置付けた前中期経営計画「MT2024」で築いた基盤を活用しながら、「1.成長を加速する事業戦略(①事業ポートフォリオの最適化 ②事業投資の推進 ③グローバルビジネス拡大 ④エンジニアリング機能の拡充)」と、「2.変化に対応するレジリエントな経営基盤(①人的資本の価値向上 ②資本効率の最大化 ③ガバナンスとリスク管理の強化 ④DXでのイノベーションと競争力強化)」の定性目標達成に向けた各種施策への取組を進め、持続可能な「成長」フェーズへの移行を目指しております。 当連結会計年度において売上高は、2,191億40百万円(前期比1.2%減)となりました。 売上原価は、39億53百万円減少の1,800億30百万円(前期比2.1%減)となりました。なお、売上総利益率は、前期の17.0%から17.8%へと増加しました。この結果、売上総利益は13億38百万円増加の391億9百万円(前期比3.5%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、エンジニアリング機能の強化等に向けた積極的な人材投資のため、給与をはじめとした人件費が増加したこと等により、7億45百万円増加の254億13百万円(前期比3.0%増)となりました。 この結果、営業利益は5億93百万円増加の136億96百万円(前期比4.5%増)となり、営業利益率は前期の5.9%から6.3%へと増加しました。 営業外損益においては、営業外収益は、持分法による投資利益が増加したこと等により52百万円増加の12億93百万円(前期比4.3%増)となりました。営業外費用は、為替差損が減少したこと等により1億9百万円減少の6億36百万円(前期比14.7%減)となりました。この結果、営業外損益は前期より1億62百万円増加の656百万円の収益となり、経常利益は7億55百万円増加の143億53百万円(前期比5.6%増)となりました。 特別損益においては、特別利益として投資有価証券売却益4億58百万円を計上したものの、特別損失として投資有価証券評価損1億45百万円等を計上したため、差引き3億11百万円の利益(前期比294.7%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、税金等調整前当期純利益146億65百万円から法人税等(法人税等調整額を含む)46億59百万円並びに非支配株主に帰属する当期純利益53百万円を差引き、11億10百万円増加の99億51百万円(前期比12.6%増)となりました。 当連結会計年度における自己資本当期純利益率(ROE)は、前期の11.6%から11.7%へと増加しました。今後も、中期経営計画の基本方針に則り、さらなる収益性の向上を目指し、自己資本の充実を図りつつ、ROEの維持・向上を目指してまいります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 プラント・エネルギー事業 国内向けの各種プラント用設備の売上が減少したため、売上高は14億41百万円減少の224億15百万円(前期比6.0%減)となり、セグメント利益(営業利益)は2億17百万円減少の16億25百万円(前期比11.8%減)となりました。 エナジーソリューションズ事業 国内外向けのリチウムイオン電池製造設備等の売上が減少したため、売上高は140億57百万円減少の400億44百万円(前期比26.0%減)となり、セグメント利益(営業利益)は40百万円減少の26億44百万円(前期比1.5%減)となりました。 産業機械事業 プラスチックス製品・食品関連業界向けの成形機、塗装関連設備及び周辺機器等の売上は堅調に推移したものの、前期に売上を計上した大口案件が一巡した影響もあり、売上高は22億95百万円減少の272億10百万円(前期比7.8%減)となり、セグメント利益(営業利益)は1億50百万円減少の7億40百万円(前期比16.9%減)となりました。 エレクトロニクス事業 海外向けの電子部品製造関連設備等の販売が伸長したため、売上高は10億29百万円増加の510億73百万円(前期比2.1%増)となり、セグメント利益(営業利益)は52百万円増加の27億47百万円(前期比2.0%増)となりました。 自動車事業 自動車関連業界向けの自動組立ライン、塗装ライン、車載電子部品製造関連設備等の売上が増加したため、売上高は17億65百万円増加の425億8百万円(前期比4.3%増)となり、セグメント利益(営業利益)は3億95百万円増加の25億81百万円(前期比18.1%増)となりました。 ヘルスケア事業 医療関連機器製造装置、錠剤印刷検査装置やパッケージング用機器・装置等の売上が大幅に増加したため、売上高は80億83百万円増加の238億26百万円(前期比51.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は7億43百万円増加の24億円(前期比44.9%増)となりました。 航空・インフラ事業 エアライン向けの航空機地上支援機材及び官公庁向けの特殊車両等の売上が大幅に増加したため、売上高は43億51百万円増加の119億90百万円(前期比57.0%増)となり、セグメント利益(営業利益)は5億38百万円増加の10億49百万円(前期比105.2%増)となりました。 その他 売上高は50百万円減少の71百万円(前期比41.5%減)、セグメント利益(営業利益)は52百万円増加の56百万円となりました。 受注、販売及び仕入の実績は、次のとおりであります。 ① 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前期比(%)   受注残高 (百万円)   前期比(%) プラント・エネルギー事業   24,838   +11.4   27,530   +9.7 エナジーソリューションズ事業   15,596   △44.2   34,494   △41.5 産業機械事業   26,880   △12.8   17,583   △1.6 エレクトロニクス事業   57,482   +22.1   30,408   +27.0 自動車事業   39,769   △4.0   35,081   △7.0 ヘルスケア事業   19,198   △20.8   20,574   △18.4 航空・インフラ事業   18,719   +53.2   18,964   +55.0 その他   25   △91.0   31   △88.6 合計   202,512   △1.9   184,668   △8.3 注 セグメント間取引については、相殺消去しております。 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) プラント・エネルギー事業   22,415   △6.0 エナジーソリューションズ事業   40,044   △26.0 産業機械事業   27,210   △7.8 エレクトロニクス事業   51,073   +2.1 自動車事業   42,508   +4.3 ヘルスケア事業   23,826   +51.4 航空・インフラ事業   11,990   +57.0 その他   71   △41.5 合計   219,140   △1.2 注 セグメント間取引については、相殺消去しております。 ③ 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績は、販売実績と概ね連動しているため記載を省略しております。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、42億65百万円増加の1,756億39百万円(前期比2.5%増)となりました。流動資産は6億79百万円減少の1,492億60百万円(前期比0.5%減)、固定資産は49億44百万円増加の263億78百万円(前期比23.1%増)となりました。流動資産の減少は、現金及び預金の増加があったものの、未収入金や電子記録債権、商品及び製品が減少したことが主な要因であります。固定資産の増加は、時価評価による投資有価証券の増加及び退職給付に係る資産の増加が主な要因であります。 負債の合計は65億84百万円減少の849億37百万円(前期比7.2%減)となりました。流動負債は85億19百万円減少の792億58百万円(前期比9.7%減)、固定負債は19億35百万円増加の56億79百万円(前期比51.7%増)となりました。流動負債の減少は、短期借入金の増加があったものの、未払金や支払手形及び買掛金が減少したことが主な要因であります。固定負債の増加は、繰延税金負債や長期借入金が増加したことが主な要因であります。 純資産の合計は108億49百万円増加の907億1百万円(前期比13.6%増)となりました。これは、配当金の支払いがあったものの、親会社株主に帰属する当期純利益99億51百万円の計上、その他有価証券評価差額金が増加したことが主な要因であります。純資産及び総資産が増加した結果、自己資本比率は前期の46.5%から51.5%へと増加しました。 有利子負債は、前期比49億9百万円増加の74億95百万円(前期比189.9%増)となりました。内訳は短期借入金65億20百万円(1年内返済予定の長期借入金を含む)、その他9億75百万円であります。なお、当連結会計年度末における有利子負債比率(DER)は0.08倍となり、前期の0.03倍から増加しております。 中期経営計画「MT2027」のビジョンと基本方針に沿って、実施計画を着実に実践しながら、当社グループ全体の資金をグローバルレベルで有効に活用することにより、財務体質のさらなる強化を図ってまいります。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、179億46百万円の収入となり、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は518億29百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローは、主に未払金や仕入債務の減少があったものの、税金等調整前当期純利益の計上、未収入金や棚卸資産が減少したため、161億36百万円の収入(前期は115億94百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において、投資活動によるキャッシュ・フローは、主に定期預金の減少、投資有価証券の売却による収入があったものの、有形・無形固定資産や投資有価証券の取得による支出があったため、1億88百万円の支出(前期は12億90百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において、財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払いがあったものの、借入金が増加したため、12億21百万円の収入(前期は76億90百万円の支出)となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主要な資金は、商品やサービスの購入のために費やされており、他には販売費及び一般管理費、設備並びに新規事業分野への投資、M&Aやアライアンスにも活用しております。これらの資金需要について、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資本並びに銀行その他の金融機関からの短期・長期借入による資金調達にて対応していくこととしております。 資金の流動性については、取引銀行5行と100億円の貸出コミットメント契約を締結し、機動的かつ安定的な調達手段を確保しております。世界情勢の急激な変化等による資金需要に対応するため、また、事業の拡大に伴う受注案件の大型化によるリスクに備えるため必要となる資金を十分確保しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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