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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ピーエス・コンストラクション

PS Construction Co., Ltd.1871 · Prime · 建設業

大成建設グループのPC(プレストレスト・コンクリート)専門会社。橋梁や建築物のPC工事を中核に、製品製造・不動産も手掛ける。

概要

ピーエス・コンストラクションは、プレストレスト・コンクリート(PC)技術を核とする建設会社である。橋梁・高速道路・鉄道構造物の設計・施工を主力とし、国内PC橋梁業界でトップクラスのシェアを占める。2025年3月期の売上高は1356億円、営業利益123億円、経常利益率9.1%と高収益を誇る。大成建設グループに属し、2026年3月期には売上高1494億円、営業利益129億円を計上した。従業員数は1624名(2026年3月末現在)。

大成建設を親会社とするPC工事専門集団

当社は2023年12月に大成建設株式会社が株式の50.2%を取得したことにより、大成建設グループの中核的なPC工事施工会社となった。土木事業と建築事業の両方で大成建設から発注を受け、PC橋梁や建築物のPC部材の設計・施工を担当する。グループ全体としては、当社、子会社8社、関連会社2社で構成され、連結売上高の約9割を大成建設からの受注が占める。この安定した発注基盤により、収益の変動が小さく、高い利益率を維持している。

4セグメントで構成される事業ポートフォリオ

報告セグメントは土木事業、建築事業、関係会社事業、その他事業の4区分である。土木事業はPC橋梁工事が中心で、高速道路の大規模更新・修繕工事が安定した収益源。建築事業はPC床版やPC壁を用いた高層ビル・大型施設の施工を手掛ける。関係会社事業は、PC製品の製造販売を行うピー・エス・コンクリート株式会社や、建設用資機材の製造を行う株式会社ピーエスケーなどが担う。その他事業は不動産の賃貸・販売である。2026年3月期のセグメント別売上高は土木事業758億円、建築事業629億円、関係会社事業249億円、その他事業4億円。

国内外に広がる生産・施工ネットワーク

国内では石川県七尾市の工場を発祥とし、現在は北上、茨城、滋賀、兵庫、水島などにPC製品の製造拠点を持つ。海外ではインドネシアに2社(PT. Komponindo Betonjaya、PT. Wijaya Karya Komponen Beton)、ベトナムに1社(VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited)の関連会社を設立し、コンクリート二次製品の製造販売を行っている。これらの海外拠点は現地の建設需要を取り込むとともに、コスト競争力の向上に寄与している。国内では、2024年2月に株式会社東葉製作所を子会社化し、PC工事向けの鋼製型枠・架設機材の設計製作能力を強化した。

業界の中での役割は大成建設グループ内のPC工事施工・PC製品供給会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,494億円
営業利益
129億円
営業利益率
8.6%
純利益
93億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
土木事業758億円50.8%142億円18.7%
建築事業629億円42.1%60億円9.5%
関係会社 事業102億円6.8%45億円44.1%
その他 事業4億円0.3%1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01土木(橋梁・道路等)主力

大成建設から発注を受けて橋梁や道路等のPC工事を施工。PC桁の製作・架設、橋梁の補強工事等を手掛ける。また、自社でPC製品(プレキャストコンクリート製品)を製造販売し、土木工事に供給。

主要顧客大成建設株式会社

主な製品・サービス2
PC橋梁工事
プレストレスト・コンクリートを用いた橋梁の設計・施工。長大スパンや高耐荷重を実現。
PC製品(プレキャストコンクリート製品)
工場で製造するPC部材(床版、壁、桁等)。品質安定と工期短縮に貢献。

02建築(ビル・施設等)主力

大成建設から発注を受けて建築物のPC工事(PC床版、PC壁等)を施工。高層ビルや大型施設におけるPC部材の供給・施工を担当。

主要顧客大成建設株式会社

主な製品・サービス2
建築PC工事
建築物の床・壁等にPC部材を用いた工事。軽量化・高強度化・耐火性能向上に寄与。
PC製品(建築用)
建築用のPC部材(PC床版、PC壁等)の製造販売。

03その他(不動産等)副次

不動産の販売・賃貸・仲介を行う。グループ内の不動産活用や遊休資産の有効活用を目的とする。

製品と技術

PC橋梁工事:長大スパンと高耐荷重を実現

PC橋梁工事は当社の主力事業であり、プレストレスト・コンクリート技術を用いて長大スパンや高耐荷重が求められる橋梁を設計・施工する。高速道路の大規模更新・修繕工事や、JR東海の中央新幹線関連の新設橋梁工事など、大規模プロジェクトを多数手掛ける。PC桁の製作・架設、橋梁の補強工事まで一貫して対応可能であり、国土強靱化政策の追い風を受けて安定した受注を確保している。2026年3月期の土木事業売上高は758億円で、セグメント利益は141億円と高収益である。

建築PC工事:高層ビル・大型施設の軽量化と高強度化

建築事業では、PC床版やPC壁などの部材を用いた建築物の施工を行う。PC工法のメリットは、軽量化・高強度化・耐火性能向上であり、高層ビルや大型生産施設、防衛施設などの建設に採用される。当社は大成建設からの発注により、これらのPC部材の供給・施工を担当。2026年3月期の建築事業売上高は629億円、セグメント利益は59億円。選別受注と原価管理の徹底により、資材価格高騰の中でも安定的な収益を確保している。

PC製品(プレキャストコンクリート製品):品質安定と工期短縮に貢献

当社グループは、工場で製造するプレキャストコンクリート製品(PC床版、壁、桁など)を自社製造し、土木・建築工事に供給している。これにより、現場施工の品質安定と工期短縮を実現。主要な製造拠点は国内6工場(北上、茨城、滋賀、兵庫、水島など)で、関係会社のピー・エス・コンクリート株式会社が製造を担当。海外ではインドネシアとベトナムの現地法人がコンクリート二次製品を製造販売する。2026年3月期の関係会社事業売上高は249億円で、グループ全体のサプライチェーンを支える重要な事業である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

橋梁補修で国内シェア上位、内需安定

ピーエス・コンストラクションは橋梁・トンネルなどの社会インフラ補修・補強を主力とする建設会社。同業のショーボンドホールディングスも橋梁補修で高いシェアを持ち、競合する。インフラ老朽化が進む中、安定的な需要が見込める内需型ビジネスである一方、公共工事への依存度が高く、予算動向に影響を受けやすい。売上高は増加傾向だが、営業利益率は9%前後と業界平均並みで、さらなる効率化が課題となる。

強み

  • 国内の橋梁やトンネルなどの老朽化が進行し、補修・補強工事の需要が継続的に見込める
  • 長年の実績と専門技術で、公共工事の受注において競合他社との差別化を図っている
  • 輸出依存が低く、国内公共投資に支えられた安定した収益源を持つ
  • FY2024/3からFY2026/3にかけて売上高が1293億円から1494億円へ増加見込み

課題

  • 国や地方自治体の予算に左右されやすく、財政紧缩時には受注減少リスクがある
  • 建設業界全体で熟練作業員の高齢化と若年層不足が進み、施工能力に制約
  • 営業利益率が9%程度であり、コスト管理や生産性向上による改善が求められる

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がピーエス・コンストラクション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19699ニシオホールディングス1,337億円11.3倍
21961三機工業1,281億円46.7倍
36332月島ホールディングス1,106億円6.7倍
45602栗本鐵工所1,105億円15.6倍
51939四電工1,086億円14.0倍
61871ピーエス・コンストラクション1,066億円11.3倍
75351品川リフラ969億円3.6倍
81976明星工業936億円14.5倍
96458新晃工業897億円12.4倍
109621建設技術研究所892億円13.1倍
111882東亜道路工業807億円21.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

三菱重工から分離独立した1952年の創業

1952年3月、東日本重工業(現三菱重工業)が試作・研究を進めてきたプレストレスト・コンクリート製品の製造を企業化するため、同社七尾造船所の施設と従業員を引き継ぎ、ピー・エス・コンクリート株式会社を設立した。資本金は三菱重工の現物出資4000万円とその他からの現金出資1000万円の計5000万円。本社を東京都千代田区、工場を石川県七尾市に置いた。これが現在のピーエス・コンストラクションの原点である。

上場と社名変更を経た1962~1990年代

1962年6月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場。その後、建設用資機材製造の秦野製作所(1980年)、土木建築設計施工の新栄エンジニアリング(1987年)、インドネシアのコンクリート製品会社PT. Komponindo Betonjaya(1989年)などの関係会社を設立し、事業領域を拡大した。1991年10月には社名を株式会社ピー・エスに変更。1996年9月には東京証券取引所市場第一部に指定替えとなり、株式の流動性が高まった。

三菱建設との合併で事業基盤を拡充した2002年

2002年10月、三菱建設株式会社と合併し、社名を株式会社ピーエス三菱に変更した。この合併により、康和建設、菱建商事、菱建基礎など複数の関係会社を承継し、土木・建築の施工能力と販売網が大幅に拡大した。同年12月には本社を東京都中央区銀座に移転。その後、2004年にはベトナムに合弁会社VINA-PSMC PRECAST CONCRETE JOINT VENTURE COMPANYを設立し、海外生産拠点を拡充した。

PC製品事業の分社化とグループ再編(2007年)

2007年10月、北上、茨城、滋賀、兵庫、水島など6工場で営むPC製品の製造・販売事業を分社化し、新設のピー・エス・コンクリート株式会社に承継した。同時に、関係会社の再編を実施。株式会社ニューテックを存続会社として康和建設、新栄エンジニアリングを吸収合併し、株式会社ニューテック康和に改称。また、ピーエス機工が秦野製作所を合併し、株式会社ピーエスケーとなった。これにより、グループの事業体制が明確化された。

大成建設グループ入りと社名変更(2023~2024年)

2023年12月、大成建設株式会社が当社株式の50.2%を取得し、親会社となった。これにより、当社は大成建設グループの中核的なPC工事会社として位置づけられた。2024年7月には社名をピーエス・コンストラクション株式会社に変更し、グループ内での役割を明確にした。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行しており、2023年7月には本社を東京都港区東新橋に移転している。

年表27件を開く

1950年代

  • 1952年3月創業東日本重工業株式会社(現三菱重工業株式会社)が数年に亘り試作、研究を行なってきたプレストレスト・コンクリート製品の製造を本格的に企業化するため、同社七尾造船所の諸施設及び従業員を引継ぎ同社の現物出資40,000千円とその他より10,000千円の現金出資を得てピー・エス・コンクリート株式会社を設立し、東京都千代田区に本社、石川県七尾市に七尾工場設置

1960年代

  • 1962年6月上場東京証券取引所市場第二部に当社株式を上場

1980年代

  • 1980年10月創業建設用資機材の製造・販売を目的とする関係会社、株式会社秦野製作所を設立
  • 1984年10月創業損害保険代理業の関係会社、有限会社大菱(1994年株式会社大菱に組織変更)を設立
  • 1987年7月創業土木建築構造物の設計、施工管理及び工事の請負を目的とする関係会社、新栄エンジニアリング株式会社を設立
  • 1989年11月創業インドネシア共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、PT.Komponindo Betonjayaを設立

1990年代

  • 1991年4月M&A不動産の所有賃貸業を目的とする銭函土地有限会社を買収
  • 1991年8月創業土木建築構造物の維持・補修を目的とする関係会社、株式会社ニューテックを設立
  • 1991年10月商号変更社名をピー・エス・コンクリート株式会社から株式会社ピー・エスに変更
  • 1996年9月上場東京証券取引所市場第一部に当社株式を上場
  • 1999年10月創業土木建設用機器の運用管理等を目的とする関係会社、株式会社ピーエス機工を設立

2000年代

  • 2002年10月M&A三菱建設株式会社と合併、社名を株式会社ピー・エスから株式会社ピーエス三菱に変更 合併により康和建設株式会社、菱建商事株式会社、菱建基礎株式会社他1社を関係会社として承継
  • 2002年12月本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都中央区銀座に移転
  • 2003年1月M&A関係会社である銭函土地有限会社と合併
  • 2003年4月M&A関係会社である菱建商事株式会社は同社を存続会社として関係会社である株式会社大菱と合併
  • 2004年7月創業ベトナム社会主義共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、VINA- PSMC PRECAST CONCRETE JOINT VENTURE COMPANY(現VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited)を設立
  • 2006年12月本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都中央区晴海に移転
  • 2007年10月北上、茨城、滋賀、兵庫、水島他1工場において営むPC(プレストレスト・コンクリート)製品の製造・販売等事業を分社化し、新設したピー・エス・コンクリート株式会社に承継
  • 2007年10月M&A関係会社である株式会社ニューテックは同社を存続会社として関係会社である康和建設株式会社、新栄エンジニアリング株式会社と合併、社名を株式会社ニューテック康和に変更
  • 2008年4月M&A関係会社である株式会社ピーエス機工は同社を存続会社として関係会社である株式会社秦野製作所と合併、社名を株式会社ピーエスケーに変更

2010年代

  • 2012年5月創業インドネシア共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、PT.Wijaya Karya Komponen Betonを設立
  • 2016年8月M&A関係会社である株式会社ニューテック康和が、土木建築工事の請負等を目的とする関係会社、株式会社亀田組を子会社化

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年7月本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都港区東新橋に移転
  • 2023年12月大成建設株式会社が当社株式の50.2%を取得し、当社の親会社となる
  • 2024年2月M&A関係会社である株式会社ピーエスケーが、PC工事向けコンクリート二次製品用鋼製型枠及び架設機材の設計・製作を目的とする、株式会社東葉製作所を子会社化
  • 2024年7月商号変更社名を株式会社ピーエス三菱からピーエス・コンストラクション株式会社に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    プレストレスト・コンクリート技術の強化と環境貢献

    PC技術を中核とし、地球環境に配慮した安全で快適な社会基盤を提供するため、技術開発と高品質な建設生産物の供給に取り組む。

  2. 02

    人財育成と技術継承による生産性向上

    デジタル技術やAIを活用し、計画的な人財育成と技術・ノウハウの継承を進めることで、生産性向上と安定的な事業運営を図る。

  3. 03

    業務プロセス最適化とリスク管理体制の強化

    工事の大型化や発注形態の変化に対応し、施工体制の構築やリスク管理を高度化するため、業務プロセスの最適化と組織体制の継続的な見直しを行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,624人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は982万円で、9期前と比べて+22.3%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,672
2018年3月1,725
2019年3月80243.018.01,700
2020年3月80443.018.01,709
2021年3月80843.018.01,701
2022年3月81444.019.01,684
2023年3月90744.019.01,653
2024年3月89244.018.01,687
2025年3月91244.018.01,615762
2026年3月98244.019.01,624794

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率52.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 7 / 海外 3、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(東京都港区)(注)2①、33,873百万円
土木・建築事業
本社 — 東京都港区1,303百万円
その他事業
水島工場(岡山県倉敷市)(注)41,138百万円
関係会社 事業
九州支店(福岡市中央区)(注)2③1,062百万円
土木・建築事業
関東工場・関東機材センター — 千葉県富津市944百万円
関係会社事業
技術研究所 — 神奈川県小田原市931百万円
土木・建築事業
東京土木支店・東京建築支店 — 東京都港区728百万円
土木・建築事業
本社 — 東京都中央区728百万円
関係会社事業
大阪支店(大阪市北区)(注)2②、3705百万円
土木・建築事業
本社 — 東京都北区633百万円
関係会社事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大成建設株式会社(注)2
    東京都 新宿区 · その他の関係会社
    議決権50.2%
  • 国内
    株式会社ニューテック康和
    東京都 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ピーエスケー
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.Komponindo Betonjaya
    インドネシア ジャカルタ · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    菱建商事株式会社
    東京都 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    菱建基礎株式会社
    東京都 豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ピー・エス・コンクリート株式会社(注)3
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社亀田組(注)4
    大阪府 大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited
    ベトナム ロンアン · 持分法適用会社
    議決権30.0%
  • 海外
    PT.Wijaya Karya Komponen Beton
    インドネシア ジャカルタ · 持分法適用会社
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,494億円営業利益129億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.2%、利益が+4.9%。

売上高
+10.2%
1,494億円
営業利益
+4.9%
129億円
純利益
+13.4%
93億円
営業利益率
8.6%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,426億円1,494億円
営業利益108億円129億円
純利益78億円93億円
1株あたり配当¥101¥101

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は307億円、営業利益は30億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.2%、営業利益は+114.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q35612
2024年1Q276145.18
2024年2Q301196.314
2024年3Q323195.912
2024年4Q39317
2025年2Q649578.837
2025年4Q707669.345
2026年2Q731689.344
2026年4Q763618.049
2027年1Q307309.818

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は914億円から1,494億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月9142−2
2014年3月1,0431613
2015年3月1,0492217
関係会社である株式会社ニューテック康和が、土木建築工事の請負等を目的とする関係会社、株式会社亀田組を子会社化
2016年3月9612818
2017年3月9673527
2018年3月1,1485338
2019年3月1,1038879
2020年3月1,0574932
2021年3月1,1728456
2022年3月1,0966645
2023年3月1,0935638
関係会社である株式会社ピーエスケーが、PC工事向けコンクリート二次製品用鋼製型枠及び架設機材の設計・製作を目的とする、株式会社東葉製作所を子会社化
2024年3月1,2937751
2025年3月1,3561231239.182
2026年3月1,4941291278.693

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,494億円のうち、営業利益として残るのは129億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は93億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.4%1,246億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.9%118億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%129億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.8pt
6.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.2pt
15.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−175億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−180億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は93億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月38−4−2234110
2014年3月−33−332−36106
2015年3月−22−621−28100
2016年3月56−7−3449116
2017年3月42−8034150
2018年3月−30−510−35124
2019年3月72−10−3862148
2020年3月46−20−1926155
2021年3月−37−7−7−44105
2022年3月26−11−201599
2023年3月−167−20181−18793
2024年3月159−19−122140112
2025年3月160−8−42152221
2026年3月−175−552−18093

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,425億円。このうち返さなくてよい自己資本が655億円で、自己資本比率は46.0%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月65017947127.5
2014年3月70418352126.0
2015年3月73921552429.0
2016年3月69022546532.7
2017年3月77324752632.0
2018年3月83328355034.0
2019年3月90235454839.3
2020年3月88336751641.6
2021年3月95442253244.2
2022年3月93145547648.9
2023年3月1,16147968241.2
2024年3月1,22152269942.7
2025年3月1,30857973044.2
2026年3月1,42565577046.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
93億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
468億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
770億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り140社中29位あたり、逆に低いのは自己資本比率140社中98位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.0%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.2%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,245で、1年前と比べて+29.3%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥2,245-3.7%1ヶ月-1.2%1年+29.3%時価総額1,066億円
過去52週の値幅
安値¥1,722高値¥3,550

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.3倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR1.64倍
配当利回り4.50%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬から8月にかけて緩やかな上昇トレンドにあり、8月21日は2316円で、1か月で約3.2%上昇しました。25日移動平均線(2273.16円)を上回っており、75日線(2251.17円)も上回っています。一方で200日線(2539.95円)は下回っており、中期的には弱含みです。52週高値3550円からは約34.8%下落しており、52週安値1722円からは約34.5%高い水準です。出来高は5万〜14万株で推移しており、特に8月5日と6日には13万株超とやや活発でした。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERが11.61倍と業界平均の14.36倍を下回り、予想PERも13.9倍と割安感。配当利回りは4.36%と業界平均の3.39%を上回り、配当性向も66.1%と健全な水準。ROEは15.1%と高く、収益性も高い。PBRは1.69倍で業界平均の1.53倍を上回るが、利益成長を考慮すればバランスが取れている。総合的に見て割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.3倍14.4倍
PER (予想)13.5倍
PBR1.64倍1.55倍
ROE15.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

インフラ老朽化と維持更新需要の拡大を背景に、受注・売上の増加が期待される。強気派は技術力とシェアを活かした高収益性、増益基調を評価する。弱気派は公共投資の削減や競争の激化、人件費・資材費高騰による採算悪化を懸念。PER11.6倍、配当利回り4.4%と割安感が強気の材料。

プラスに働く材料7
  • 業界トップの技術力

    PC橋梁の設計・施工で国内トップクラスのシェアと高い収益性

  • インフラ更新需要

    老朽化橋梁の補修・架け替え需要が中期的に拡大見込み

  • 株主還元

    配当利回り4.4%と高く、PER11.6倍と割安

  • 2026/3期は売上高1494億円、営業利益129億円で増収増益決算発表後影響

    売上高1356→1494億円、営業利益123→129億円。純利益も82→93億円へ拡大。

  • PER11.61倍とROE15.1%の割安感通年影響

    実績PER11.61倍、PBR1.69倍、ROE15.1%。同水準の収益性なら割高感はない。

  • 配当利回り4.36%と高水準の株主還元継続影響

    配当利回り4.36%。純利益93億円に対し配当総額は約48億円と余裕がある。

  • 外国人保有比率7.75%と選好される需給不定影響

    外国人保有7.75%は一定の流動性を示し、積み増し余地もある。

マイナスに働く材料7
  • 公共投資の減少

    政府の公共事業予算が縮小されれば受注が減少するリスク

  • 建設コスト上昇

    人件費・資材費の高騰が利益率を圧迫する可能性

  • 競争激化

    同業他社や異業種からの参入で価格競争が激化し、採算が悪化

  • 営業利益率が9.07%から8.63%へ低下見通し決算発表後影響

    2025/3期実績9.07%に対し2026/3期予想8.63%。増収でも原価高が重荷。

  • 予想PER13.9倍は実績PER11.61倍から悪化次の決算発表後影響

    来期予想PER13.9倍は実績PERより高く、市場が利益減を織り込む可能性。

  • 純利益の伸び率は増収率に届かない決算発表後影響

    売上高は138億円増える一方、純利益は11億円増。最終益の伸びは鈍い。

  • 株価は1年で29.4%上昇し調整余地不定影響

    前年比+29.4%上昇後で、決算発表までは利益確定売りが出やすい。

次の決算で確かめる点
受注高・受注残高
今後の売上高と事業計画の進捗を測るため
営業利益率
コスト上昇や競争が収益性に与える影響を監視するため
PC橋梁工事のシェア
市場での競争優位性が維持できているかを確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり101で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは4.50%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥101
1株あたり
配当利回り
4.50%
いまの株価に対して
配当性向
66.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1226.4
2018年3月1850.024.8
2019年3月3277.820.7
2020年3月20−37.534.5
2021年3月2630.024.0
2022年3月3015.433.9
2023年3月3310.049.2
2024年3月4433.347.4
2025年3月7263.646.2
2026年3月12066.766.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥101

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,796人。区分でいちばん多いのは事業法人62.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が75.0%を占め、残る25.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人42.742.642.565.063.762.2
個人・その他19.021.922.515.316.615.6
金融機関27.026.026.013.211.110.9
外国法人6.95.55.73.04.87.8
政府・自治体1.91.91.91.91.91.9
証券会社2.42.11.31.61.91.6
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大成建設株式会社50.10
02UBE三菱セメント株式会社9.28
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(注)34.46
04みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 太平洋セメント口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行(注)42.91
05岡山県1.77
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)(注)31.72
07MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.49
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・75949口)(注)51.21
09ピーエス・コンストラクション取引先持株会1.18
10住友電気工業株式会社1.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3555%、1株純資産は14期で+247%。直近期のROEは15.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−6403
2014年3月293877.216.121.1
2015年3月354538.311.723.5
2016年3月384768.310.521.9
2017年3月5652811.27.526.4
2018年3月8260514.58.524.8
2019年3月16975724.83.920.7
2020年3月697918.97.434.5
2021年3月12090614.25.624.0
2022年3月9797410.36.033.9
2023年3月811,0318.18.049.2
2024年3月1091,11910.19.847.4
2025年3月1761,23814.98.446.2
2026年3月1991,39915.113.566.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額269百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森拓也取締役会長7019,127
櫻林美津雄代表取締役 社長執行役員671,484
岩﨑信樹取締役 常務執行役員63797
佐々木晋取締役 常務執行役員645,425
寒川勝彦取締役 常務執行役員647,618
大山博明取締役 常務執行役員62615
羽場幸男取締役63
加藤秀樹取締役62
保坂美江子取締役57
吉良尚之取締役64
雑賀和彦取締役60
小山靖志監査役(常勤)6858,400
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
名淵一茂監査役(常勤)60
堀口佳秀監査役(常勤)61
田原道和取締役 常務執行役員625,818
川原利朗監査役(常勤)6869,939

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8132261817722
社外監査役3444415
監査役2242412
社外取締役424246

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容805字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社8社、関連会社2社で構成され、土木事業、建築事業、関係会社事業、その他事業を主な事業の内容としております。また、当社グループは、大成建設グループに属しております。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントを従来の「土木事業」、「建築事業」、「製造事業」、「その他兼業事業」の4区分から、「土木事業」、「建築事業」、「関係会社事業」、「その他事業」の4区分に変更しております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 土木事業   当社はプレストレスト・コンクリート(PC※)工事、その他一般土木工事の請負等及び PC製品等の製造販売を営んでおります。 親会社である大成建設株式会社から土木工事等の発注を受け施工協力を行っています。 建築事業   当社はプレストレスト・コンクリート工事、その他一般建築工事の請負等及びPC製品等の 製造販売を営んでおります。 親会社である大成建設株式会社から建築工事等の発注を受け施工協力を行っています。 関係会社事業   当社の連結子会社が行っている事業であります。 その他事業   当社は不動産の販売・賃貸及び仲介を営んでおります。 ※プレストレスト・コンクリート(PC)とは、あらかじめ応力を与えることで、一般的にコンクリートの最大の弱点とされる引張力に対する耐性を強化したコンクリートを指します。 以上について事業系統図を示すと次のとおりであります。 (注)1.関係会社の一部は複数の事業を行っており、上記区分は代表的な事業内容により記載しております。 2.当社は2026年4月1日付でピー・エス・コンクリート株式会社を吸収合併しております。
経営方針・対処すべき課題954字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「人と自然が調和する豊かな環境づくりに貢献する」ことを基本理念に掲げ、社会基盤、産業基盤などの社会資本の形成に貢献しております。また、地球環境保全のため自然資本保護を重視した事業活動に積極的に取り組むとともに、常に新しい技術開発にチャレンジし、建設事業を通じて安全で高品質な建設生産物を供給することにより持続可能な社会を実現し、ステークホルダーの信頼と期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2) 中長期的な経営戦略及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境においては、資材価格や労務費の動向、国際情勢の変化など、外部環境に起因するリスクが引き続き存在しております。また、工事案件の大型化や発注形態の変化により、施工体制の構築やリスク管理について、従来以上に高度な対応が求められる状況にあります。 こうした環境下においては、業務プロセスの最適化に加え、業務全体の効率化や省力化へのさらなる取り組みが重要となっております。特に、事業運営を支える人財は重要な経営基盤の一つであり、デジタル技術やAI等の活用を含めた計画的な人財育成や技術・ノウハウの継承を進めていくことが、生産性向上及び安定的な事業運営を図るうえで重要であると認識しております。また、市場環境の変化に柔軟に対応するため、組織体制や業務運営の在り方について、継続的に見直してまいります。 これらのことから、当社グループは、「中期経営計画2025」に基づき、長期的な「ありたい姿」として掲げる「プレストレスト・コンクリート(PC)技術を中核とした高度な技術力により、地球にやさしく安全で快適な社会の実現」に向け、各種施策を推進してまいります。 今後も社員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境を整備するとともに、これらの課題に的確に対応し、継続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 ●中期経営計画2025(2025年度~2027年度)の概要 ①長期経営ビジョン ②基本方針・事業戦略 ③業績目標 ④投資計画 ⑤財務指標
事業等のリスク2,385字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 公共事業の発注減少 当社グループの土木事業において、公共事業への依存度が高く、予想以上に公共事業の削減が行われた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競争の激化 当社グループが属する建設業界において、市場の縮小や受注競争の激化が生じた場合には、受注機会の逸失、工事採算の悪化等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外展開に伴うカントリーリスク 当社グループは、主にアジアやアフリカを中心に事業を展開しているため、これらの国の政治・経済情勢の急激な変化、大幅な法規制の予期せぬ変更等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 取引先の信用不安 景気の減速や建設市場の縮小等により、発注者、協力業者、共同施工会社等の取引先が信用不安に陥った場合には、工事代金の回収不能や工事遅延等の事態が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 労務費及び資材価格の変動 請負金額に転嫁することが困難になるほど労務費及び原材料価格が高騰した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 工事災害の発生 労働災害等を未然に防ぐ様々な安全対策の徹底を図っておりますが、重大事故や人身事故が発生した場合、その復旧に多大な費用負担や工事遅延が生じ、当社グループの業績や工事成績等の企業評価に影響を及ぼす可能性があります。また、指名停止等による受注機会の逸失も想定されます。 (7) 契約不適合責任及び製造物責任 品質管理には万全を期しておりますが、契約不適合責任及び製造物責任に起因する多額の損害賠償が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 法的規制等 当社グループが属する建設業界において、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、国土利用計画法、都市計画法、労働安全衛生法、独占禁止法等により法的規制を受けております。当社グループにおいて違法な行為があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、これらの法規の改廃や新たな規制等が行われた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 訴訟等 国内外の事業等に関連しての訴訟、紛争、その他法的手続きに係る判決、和解、決定等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。とりわけ、独占禁止法違反から派生する指名停止等により、受注機会が減少する可能性があります。 (10) 人財の確保 当社グループが属する建設業界においては、人財の確保が課題となっています。当社グループは、業務の効率化・IT化を進めておりますが、継続的に必要な人財を確保できない場合には、事業規模の縮小を余儀なくされ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 金利の変動 当社グループの主たる事業における工事の大型化・長期化に伴い、工事代金の回収期間が長期化しているため資金の立替が著しく増加しております。当社グループは運転資金を主に金融機関から調達しているため、経済環境等の変化により借入金の金利が予想以上に高騰した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 保有資産の価格及び収益性の変動 予想を超える経済的な変動により当社の保有資産の価格の時価が著しく下落した場合、又は収益性が著しく低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 大規模災害の発生 事業に関し大規模災害が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、大震災又は自然災害等の発生により、経営機能や事業拠点が莫大な損傷を受けた場合、若しくは事業領域における経済活動が停滞等した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 感染症の蔓延 新たな感染症が蔓延した場合、従業員等の感染による事業停止等、円滑な事業推進が困難になる可能性に加え、建築事業の主な発注者である民間事業者の事業計画が縮小又は変更となる可能性があります。その場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 情報セキュリティ 当社グループは、事業活動の多くをITシステムに依存しており、停電、災害、ソフトウェアや機器の欠陥、サイバー攻撃等によって、事業活動の混乱、機密情報の喪失、個人情報の漏洩、詐欺被害等が発生する可能性があります。このようなリスクが顕在化した場合には、事業の中断、損害賠償請求や情報セキュリティ対策費用の増加等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 気候変動等環境課題リスク 当社グループは、企業活動における環境負荷の低減に取り組んでおりますが、気候変動等環境課題への対応が不十分な場合には、当社グループの業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 人権に関するリスク 企業における人権に関する社会的要請は、ますます高まっております。当社グループは、人権方針に基づき人権尊重に取り組んでおりますが、人権を侵害する事象等が発生した場合には、当社グループの社会的信用の失墜に繋がり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,657字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況は以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、賃金の緩やかな上昇や個人消費の持ち直しを背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。他方、国際情勢の緊張を受け、エネルギー価格の上昇及び円安の進行が物価動向に影響を及ぼしました。 建設業界においては、資材価格や労務費の高止まり等の影響を受けつつも、土木分野では国土強靱化政策に基づく公共投資が継続し、建築分野では製造業を中心とした企業設備投資や都市再開発が堅調に推移するなど、総じて一定の事業機会が確保されました。 このような状況のもと、当社グループにおいては、「中期経営計画2025(2025年度~2027年度)」に基づく諸施策を推進してまいりました。土木事業では、社会インフラ更新需要を背景に、高速道路会社の大規模更新・修繕工事を中心に安定した受注を確保し、事業規模の維持に努めました。建築事業においても、資材価格等が高止まりする状況下において、選別受注及び原価管理の徹底により、安定的な事業運営に取り組みました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は1,493億円(前年同期比10.1%増)、営業利益129億円(同5.0%増)、経常利益127億円(同3.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益93億円(同13.5%増)となりました。 1株当たり情報に与える影響は当該箇所に記載しております。 なお、個別の業績は、売上高1,391億円、営業利益107億円、経常利益110億円、当期純利益84億円であります。 報告セグメントの業績は、以下のとおりであります(セグメント間の内部取引を含めて記載しております。)。 (土木事業) 売上高758億円(前年同期比10.5%増)、セグメント利益141億円(前年同期比7.5%増)となりました。 順調な手持工事の進捗、設計変更獲得、原価改善等により売上高、売上総利益ともに増加しました。事業の中核となる大規模更新・修繕事業の市場は減少傾向であり、今後10年程度は発注の継続が見込まれつつも業績進展は限定的となりますが、新設橋梁分野であるJRTTによる中央新幹線関連事業や高速道路の耐震補強工事の進展が予想されます。受注高については、主に新設橋梁工事の受注の増加により期初計画を上回りました。今後もこの傾向が継続すると予想され、年度ごとの売上高とそれに対応する配置要員状況を踏まえた受注計画が重要となることから、工事の生産性及び利益率を向上させる施策の実行に取り組んでまいります。 (建築事業) 売上高629億円(前年同期比19.0%増)、セグメント利益59億円(前年同期比16.3%増)となりました。 事業環境としては、企業の設備投資意欲が堅調に推移しており、豊富な繰越工事が順調に進捗し、売上高、売上総利益ともに前連結会計年度に比べ増加しました。受注高については、防衛施設や大型生産施設等の建設工事の獲得により期初計画を上回りました。引き続きPCa建築を代表とする当社の強みを強化するとともに、収益性、生産性を重視した取り組みを継続し、安定した受注・収益を確保できるよう取り組んでまいります。 (関係会社事業) 売上高249億円(前年同期比2.8%減)、セグメント利益44億円(前年同期比4.8%減)となりました。 現在老朽化設備の更新と品質管理の徹底及びICTの活用で生産性の向上を目指しており、効率的な生産体制の整備を図っております。 (その他事業) 売上高4億円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益1億円(前年同期比5.4%増)となりました。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントを従来の「土木事業」、「建築事業」、「製造事業」、「その他兼業事業」の4区分から、「土木事業」、「建築事業」、「関係会社事業」、「その他事業」の4区分に変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご覧ください。 当連結会計年度末の総資産は1,424億円となり、前連結会計年度末に比べ116億円増加いたしました。 流動資産は1,136億円となり、前連結会計年度末に比べ90億円増加いたしました。主として契約資産が194億円、電子記録債権が21億円増加したことによるものであります。 固定資産は288億円となり、前連結会計年度末に比べ25億円増加いたしました。主として投資有価証券が21億円増加したことによるものであります。 負債合計は769億円となり、前連結会計年度末に比べ40億円増加いたしました。 流動負債合計は605億円となり、前連結会計年度末に比べ11億円減少いたしました。主として契約負債が86億円減少したことによるものであります。 固定負債合計は163億円となり、前連結会計年度末に比べ51億円増加いたしました。主として長期借入金が52億円増加したことによるものであります。 純資産の部は、主として親会社株主に帰属する当期純利益93億円の計上により、654億円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益128億円、短期借入金の増加額56億円の増加要因、売上債権及び契約資産の増加額210億円、契約負債の減少額86億円、法人税等の支払額46億円、配当金の支払額42億円等の減少要因により、前連結会計年度末に比べ127億円減少し、当連結会計年度末には93億円となりました。 当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、174億円の支出超(前年同期は159億円の収入超)となりました。主として大型工事物件の進捗等による工事資金収支の悪化によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、5億円の支出超(前年同期は8億円の支出超)となりました。主として工場設備の更新によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、52億円の収入超(前年同期は42億円の支出超)となりました。主として有利子負債の借入増加によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 土木事業   (百万円)   85,948   22.9% 建築事業   (百万円)   53,011   △10.1% 関係会社事業   (百万円)   9,362   △26.7% その他事業   (百万円)   389   △3.5% 合計   (百万円)   148,711   4.6% ロ.売上実績 当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 土木事業   (百万円)   75,814   10.5% 建築事業   (百万円)   62,905   19.0% 関係会社事業   (百万円)   10,244   △25.6% その他事業   (百万円)   406   0.6% 合計   (百万円)   149,370   10.1% (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当社グループ(当社及び連結子会社)では、生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。 3.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 前連結会計年度 中日本高速道路株式会社   20,998百万円   15.5% 西日本高速道路株式会社   16,000百万円   11.8% 当連結会計年度 西日本高速道路株式会社   22,419百万円   15.0% 中日本高速道路株式会社   20,281百万円   13.6% なお、参考のため当社単独の事業の状況は次のとおりであります。 ①受注高、売上高、繰越高及び施工高 期別   種類別   前 期繰越高 (百万円)   当 期受注高 (百万円)   計 (百万円)   当 期売上高 (百万円)   次期繰越高   当 期施工高 (百万円) 手持高 (百万円)   うち施工高 (百万円) % 前事業年度  (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)     土木工事   125,892   69,540   195,432   67,868   127,564   2.1   2,730   68,243 建築工事   50,630   57,944   108,574   51,035   57,539   1.3   751   51,058 工事計   176,522   127,484   304,007   118,903   185,103   1.9   3,482   119,301 製品   1,916   1,477   3,394   2,523   871   18.4   160   2,224 不動産事業   16   403   420   403   16   -   -   403 兼業計   1,933   1,881   3,814   2,926   887   18.0   160   2,627 合計   178,455   129,366   307,822   121,830   185,991   2.0   3,642   121,929 当事業年度  (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)     土木工事   127,564   85,807   213,371   74,965   138,406   0.8   1,055   73,290 建築工事   57,539   52,996   110,536   62,851   47,684   2.5   1,206   63,306 工事計   185,103   138,804   323,908   137,816   186,091   1.2   2,262   136,596 製品   871   193   1,064   938   125   40.4   50   828 不動産事業   16   389   406   406   -   -   -   406 兼業計   887   582   1,470   1,344   125   40.4   50   1,235 合計   185,991   139,386   325,378   139,161   186,217   1.2   2,312   137,831 (注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注高にその増減を含んでおります。 2.次期繰越高の施工高は手持高のうち工事及び製品の支出金より推定したものであります。 3.当期施工高は、(当期売上高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。 ②受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度  (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   土木工事   26.1   73.9   100.0 建築工事   18.7   81.3   100.0 当事業年度  (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   土木工事   29.6   70.4   100.0 建築工事   37.3   62.7   100.0 ③完成工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 前事業年度  (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   土木工事   12,902   54,966   67,868 建築工事   1,235   49,799   51,035 計   14,137   104,765   118,903 当事業年度  (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   土木工事   16,756   58,209   74,965 建築工事   1,973   60,878   62,851 計   18,729   119,087   137,816 (注)1.完成工事高のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度請負金額10億円以上の主なもの 阪神高速道路株式会社   PC桁等大規模修繕工事(2019-3-松) 中日本高速道路株式会社   東海環状自動車道 上保高架橋(PC上部工)工事 医療法人博仁会   (仮称)医療法人博仁会 福岡リハビリテーション病院増築工事 西日本高速道路株式会社   中国自動車道(特定更新等)四十八瀬川橋他1橋床版取替工事 (その2) 株式会社シーアールイー   ロジスクエア成田新築工事 当事業年度請負金額10億円以上の主なもの 日本医療サービス株式会社   (仮称)福岡中央病院建替計画 キリンエンジニアリング株式会社   株式会社湖池屋 中部工場建設工事 西日本高速道路株式会社   中国自動車道(特定更新等)上萩原橋他8橋床版取替工事 中日本高速道路株式会社   北陸自動車道(特定更新等)加賀IC~片山津IC間床版取替工事 (その1) 東日本高速道路株式会社   首都圏中央連絡自動車道 古和高架橋(PC上部工)工事 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 前事業年度 中日本高速道路株式会社   20,984百万円   17.6% 西日本高速道路株式会社   15,647百万円   13.2% 当事業年度 西日本高速道路株式会社   22,130百万円   16.1% 中日本高速道路株式会社   19,965百万円   14.5% ④手持工事高 (2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 土木工事   35,058   103,347   138,406 建築工事   4,587   43,097   47,684 計   39,646   146,445   186,091 (注)手持工事のうち請負金額10億円以上の主なもの 中日本高速道路株式会社   東名高速道路(特定更新等)豊川橋他3橋床版取替工事   2028年1月完成予定 西日本高速道路株式会社   新名神高速道路 杉谷川橋(下り線)(PC上部工) 設計・工事(建設工事その2)   2031年4月完成予定 中日本高速道路株式会社   東名高速道路(特定更新等) 大井川橋他1橋床版取替 工事   2029年10月完成予定 戸田建設株式会社   瑞慶覧倉庫新設建築工事   2028年2月完成予定 公益財団法人JKA   (仮称)日本競輪選手養成所(JIK)次世代型総合 トレーニングセンター新築工事   2026年12月完成予定 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結貸借対照表上の資産、負債の計上額、及び連結損益計算書上の収益、費用の計上額に影響を与える見積り、仮定を使用する必要があります。当社グループの重要な会計方針のうち、見積り及び仮定の重要度が高いものは以下であります。 ・原価進捗度に基づく収益認識 なお、詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高は、前連結会計年度に比べ137億円(10.1%増)増加し、1,493億円となりました。 土木事業は、新設橋梁工事及び大規模更新継続契約案件等の受注、大規模更新・修繕事業等の工事が進捗し、また、設計変更の獲得等により売上高は前連結会計年度に比べ72億円増加し、758億円となりました。建築事業は、防衛施設や大型生産施設の受注、豊富な繰越工事が順調に進捗し、売上高は前連結会計年度に比べ100億円増加し、629億円となりました。関係会社事業及びその他事業の売上高は、それぞれ102億円、4億円となりました。 売上原価は、前連結会計年度に比べ120億円(10.7%増)増加し、1,246億円となりました。売上原価については、省力化、合理化により原価低減に努めたものの、資材価格の上昇などにより、売上原価率が増加しました。売上総利益率は、売上原価率の増加により前連結会計年度の17.0%から0.4ポイント減少し、16.6%となっております。 販売費及び一般管理費は、人件費、DX関連費用等の増加により、前連結会計年度に比べ11億円(10.3%増)増加し、118億円となりました。 営業外収益は、前連結会計年度に比べ主として受取配当金が増加し、3億円となりました。 営業外費用は、前連結会計年度に比べ主として支払利息が増加し、5億円となりました。 特別利益は、主として固定資産売却益の計上により、3億円となりました。 特別損失は、主として固定資産除売却損の計上により、1億円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、主に売上高、売上総利益の増加等により、前連結会計年度に比べ11億円(13.5%増)増加し、93億円となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループを取り巻く事業環境においては、資材価格や労務費の動向、国際情勢の変化など、外部環境に起因するリスクが引き続き存在しております。また、工事案件の大型化や発注形態の変化により、施工体制の構築やリスク管理について、従来以上に高度な対応が求められる状況にあります。こうした環境下においては、業務プロセスの最適化に加え、業務全体の効率化や省力化へのさらなる取組が重要となっております。特に、事業運営を支える人財は重要な経営基盤の一つであり、デジタル技術やAI等の活用を含めた計画的な人財育成や技術・ノウハウの継承を進めていくことが、生産性向上及び安定的な事業運営を図るうえで重要であると認識しております。また、市場環境の変化に柔軟に対応するため、組織体制や業務運営の在り方について、継続的に見直してまいります。 これらのことから、当社グループは、「中期経営計画2025」に基づき、長期的な「ありたい姿」として掲げる「PC技術を中核とした高度な技術力により、地球にやさしく安全で快適な社会の実現」に向け、各種施策を推進してまいります。 今後も社員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境を整備するとともに、これらの課題に的確に対応し、継続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、従来から工事売上等の営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、現在及び将来にわたって必要な営業活動及び債務の返済などに備えるために、自己資金のほか金融機関からの借入により資金調達を図っております。当社は、国内金融機関からの借入れについて相対での借入枠を十分確保しており、かつ合計173億円を借入極度額とするコミットメントラインを設定し、長期・短期のバランスを考慮して安定的に資金調達しております。なお、国内グループ会社の資金については当社にて一元管理しており、必要に応じて当社より資金を融通しております。また、海外事業で必要な資金については当社の判断によりグループ会社に直接投資を行っております。 これらの営業活動及び財務活動により調達した資金については、事業運営上必要な流動性を確保することに努め、機動的かつ効率的に使用することで金融負債の極小化を図っております。今後の投資についてはICT関連投資、老朽化した工場設備への計画的な更新、機械化施工に向けた設備投資等を進める方針でありますが、これら投資資金については自己資金及び金融機関からの借入れにより調達する予定であり、不要な有利子負債の圧縮のため、投資計画の妥当性を考慮して資金の使用時期と金額を判断しております。 今後とも入出金の厳格な管理により「営業活動によるキャッシュ・フロー」の獲得を実現し、財務体質の向上に努めていく所存であります。 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「中期経営計画2025(2025年度~2027年度)」において、収益力・資本効率向上について指標を設定しております。各指標の達成状況は以下のとおりです。 (単位:百万円) 連 結   中期経営計画2025 2027年度目標 (A)   2025年度 通期実績 (B)   達成率 (B/A) 売上高   150,000       149,370       99.6% 売上総利益   23,300   15.5%   24,754   16.6%   106.2% 販売費及び一般管理費   12,700   8.5%   11,822   7.9%   93.1% 営業利益   10,600   7.1%   12,932   8.7%   122.0% 経常利益   10,600   7.1%   12,717   8.5%   120.0% 当期純利益   7,000   4.7%   9,328   6.2%   133.3% ※ 中期経営計画2025において、業績目標は最終年度(2027年度)のみ設定しております。 財務指標   中期経営計画2025 期間共通目標   2025年度 実績 ROE   10.0   %以上   15.1   % 自己資本比率   40~50   %   46.0   % D/Eレシオ   0.5   倍以下   0.43   倍 PBR   1.0   倍以上   1.93   倍 配当性向   60   %以上   60.2   % 投資項目   中期経営計画2025 3か年投資計画 (A)   2025年度 通期実績 (B)   進捗率 (B/A) 成長投資   70億円   12.6億円   18.0% 基盤強化投資   55億円   13.9億円   25.3% 更新投資   35億円   10.0億円   28.6% 合計   160億円   36.5億円   22.8% 中期経営計画2025の初年度となる当連結会計年度においては、製造業を中心とした企業設備投資や公共投資が堅調に推移した一方で、国際情勢の緊張の高まりに伴う影響が顕在化し始めるなど、事業環境には一定の変化が見られる状況となりました。 売上高については、豊富な繰越工事の進捗及び設計変更の獲得等により、中期経営計画2025の最終年度目標に迫る水準となりました。利益については、増収に加え、設計変更の獲得及び原価の改善等により増益となり、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも中期経営計画2025の最終年度目標を上回りました。なお、中期経営計画期間中において、今後も成長投資や基盤強化投資を計画しており、販売費及び一般管理費の増加が想定されていることから、引き続き、売上高の増加及び売上利益の確保が必要であると認識しております。 各事業についての分析・検討は以下のとおりです。 土木事業については、高速道路会社の新設橋梁工事、大規模更新工事等の獲得が受注高確保に寄与しました。売上高及び売上総利益は、豊富な手持ち工事の進捗や大規模更新・修繕事業の設計変更獲得等により順調に推移しました。 建築事業については、堅調な事業環境を背景に、当社の主力分野として取り組んでいる防衛施設、生産施設等の大型案件を受注しました。売上高及び売上総利益は、手持ち工事の順調な進捗に加え、原価の改善等により高い水準で推移しました。 財務指標として掲げるROE、自己資本比率、D/Eレシオ、PBR及び配当性向は、いずれも目標値を上回りました。利益の積み上げを進めつつ、過度な資本積み増しを抑制する資本運営を継続したことにより、財務の安定性を維持しながら、効率性とのバランスが取れた水準となりました。 投資については、3か年全体計画に対して22.8%の進捗となりました。成長投資に掲げるDX投資に一部進捗の遅れが見られるものの、全体としては計画に沿って進捗しております。

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開示資料

出典

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