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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

スギホールディングス

SUGI HOLDINGS CO.,LTD.7649 · Prime · 小売業

調剤併設ドラッグストアを中核に、トータルヘルスケアを提供するヘルスケアリテーラー。

概要

スギホールディングスは、東海・関東・関西を地盤とするドラッグストアチェーン「スギ薬局」を中核とする企業グループである。調剤薬局を併設した店舗を強みに、一般用医薬品、化粧品、日用品、食品を販売する。2026年2月期の連結売上高は1兆103億円に達し、従業員数は13,417人。東京証券取引所プライム市場と名古屋証券取引所プレミア市場に上場する。

調剤併設型ドラッグストアを軸とした三つの事業

グループは大きく三つの事業で構成される。中核の株式会社スギ薬局が全国に展開する「調剤併設型ドラッグストア」では、一般用医薬品(OTC)の店頭販売、処方せんに基づく調剤サービス、健康食品・化粧品・日用品の販売を行う。スギメディカル株式会社は訪問看護事業や医療機関の開業支援を専門子会社群として統括する。株式会社Sトレーディングは医薬品・化粧品・日用品・食品を海外へ輸出する貿易事業と国内卸売事業を担う。この三社を頂点に、連結子会社30社、関連会社6社がグループを形成する。

1兆円を超えた売上高と利益率の改善

2026年2月期の連結売上高は1兆103億36百万円で、前期比15.1%増加した。売上総利益は3,212億5百万円(同16.8%増)、営業利益は485億68百万円(同14.1%増)である。売上総利益率は約31.1%、営業利益率は約4.8%となる。親会社株主に帰属する当期純利益は449億82百万円と前期比75.1%増加した。これは調剤部門の拡大やスギ薬局アプリを活用した製配販連携による原価低減、M&Aによる事業規模拡大が寄与している。

東海発祥、首都圏へ広がる2,321店舗

創業地は愛知県西尾市であり、現在も登記上本店は愛知県安城市に置く。中部地方を基盤としながら、関東・関西へのドミナント出店を推進してきた。2026年2月末時点の店舗数は2,321店である。同期間中に110店舗を新規出店し、46店舗を閉鎖したほか、I&H株式会社の子会社化により72店舗の調剤薬局を取得した。既存店の改装も217店舗で実施し、エリアごとの需要に対応している。

M&Aと提携で規模を拡大する成長戦略

スギホールディングスは2007年の株式会社ジャパン完全子会社化以降、飯塚薬品(2008年)、薬日本堂(2023年)、I&H(2024年)、ノックオンザドア(2025年)と相次いで子会社化した。2023年には日本ホスピスホールディングスと資本業務提携、2025年には株式会社セキ薬品を持分法適用関連会社とし、2026年9月に子会社化する契約を締結している。これらのM&Aにより店舗網を拡大し、商品調達や店舗展開でのシナジー創出を図る。

業界の中での役割はドラッグストア・調剤薬局運営者(小売・調剤)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.0兆円
営業利益
486億円
営業利益率
4.8%
純利益
450億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01一般消費者向けドラッグストア・調剤薬局主力

株式会社スギ薬局が「調剤併設型ドラッグストア」を全国展開。医薬品、健康食品、化粧品、日用品の販売、処方せん調剤、在宅医療サポートを提供。

主な製品・サービス3
医薬品販売(OTC)
一般用医薬品の店頭販売。
処方せん調剤
調剤薬局での処方せんに基づく調剤サービス。
健康食品・化粧品・日用品
健康食品、化粧品、日用品等の一般消費財販売。

02医療・ヘルスケアサービス(訪問看護・開業支援等)準主力

スギメディカルが訪問看護事業や医療機関の開業支援事業等を専門に運営する子会社群の経営管理を行う。

03貿易・卸売(海外輸出・国内卸)副次

株式会社Sトレーディングが、医薬品・化粧品・日用品・食品等のドラッグストア商材を海外へ輸出する貿易事業、および国内卸売事業を展開。

製品と技術

処方せん調剤を核とする調剤併設型店舗

スギ薬局の最大の特徴は、一般用医薬品(OTC)の販売に加え、処方せん調剤を行う調剤薬局を店内に併設している点である。2026年2月期には調剤売上が伸長し、処方せん応需枚数は高齢化の進展を背景に増加した。また、訪問調剤や在宅医療サポートにも取り組み、地域のかかりつけ薬局としての機能を強化している。調剤室や待合室の拡張・改装を進めるとともに、薬剤師の専門教育を充実させ、高度な処方せんにも対応する体制を整えている。

スギ薬局アプリとプライベートブランドの販促連携

購買データを基にしたアプリクーポンのセグメント配信を高度化し、顧客一人ひとりに最適な販促を実現している。スギ薬局アプリを通じて製配販連携を推進し、原価低減と売上拡大を両立させた。また、独自のプライベートブランド(PB)商品を展開し、価格競争力と差別化を図っている。PB商品は健康食品や日用品など幅広いカテゴリーをカバーし、ポイントプログラムと組み合わせることで顧客の囲い込みに貢献している。

店舗DXとバックオフィス業務の効率化

調剤領域では、処方せん送信アプリの利用拡大や調剤DXを推進し、対物業務の自動化と人員配置の適正化を進めている。店舗運営においては、バックオフィス業務の標準化とAI化を本部DXとして推進し、生産性向上を図る。2026年2月期には217店舗の改装を実施し、最新の店舗フォーマットへ更新した。これらの取り組みにより、売上拡大とコスト抑制の両立を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

ドラッグストア大手、調剤併設で地域密着

当社は調剤薬局併設型のドラッグストアを全国展開する大手です。売上高は2025年2月期に8780億円、2026年2月期は1兆円超へ急伸。営業利益率は4.8%程度で、増収ながら利益率は横ばい。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスは食品スーパー中心ですが、当社は医薬品と健康食品に強み。調剤機能を持つ店舗を増やし、医療ニーズを取り込む。競争激化で価格圧力があるが、処方箋需要の取り込みで差別化を図る。

強み

  • 処方箋調剤を併設する店舗が多く、医療需要を安定的に取り込む
  • 売上高が1兆円を突破、年率15%前後で拡大中
  • 地域に密着した店舗網で顧客の信頼を獲得している
  • 医薬品・化粧品・日用品など幅広く取り扱い、ワンストップ機能

課題

  • 増収も営業利益率は4%台前半で推移、コスト上昇が重荷
  • ドラッグストア同士の価格競争が激しく、収益環境は厳しい
  • 調剤可能な薬剤師や店舗スタッフの確保が急務

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がスギホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12726パルグループホールディングス2,695億円14.3倍
27956ピジョン2,551億円27.3倍
39003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
49031西日本鉄道2,482億円7.4倍
58194ライフコーポレーション2,482億円12.6倍
67649スギホールディングス2,466億円10.4倍
77994オカムラ2,414億円10.1倍
88227しまむら2,401億円16.1倍
93050DCMホールディングス2,319億円12.5倍
104665ダスキン2,242億円23.9倍
116412平和2,218億円18.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

愛知県西尾市で創業した1976年

1976年12月、スギ薬局は愛知県西尾市で医薬品、健康食品、化粧品、日用品の販売と処方せん調剤を目的とする薬局として創業した。その後、1982年3月に株式会社スギ薬局(現スギホールディングス)を設立し、法人化された。創業から約25年後の2001年8月、東京証券取引所市場第一部と名古屋証券取引所市場第一部に同時上場を果たす。これにより資金調達力を高め、後のM&Aや出店攻勢の基盤を築いた。

子会社化と純粋持株会社への転換(2007~2009年)

2007年3月、株式会社ジャパンを株式交換で完全子会社化する。翌2008年2月には飯塚薬品株式会社を完全子会社化し、同年9月には株式会社スギ薬局をスギホールディングス株式会社に商号変更、純粋持株会社へ移行した。2009年6月には障がい者雇用を目的とした特例子会社スギスマイル株式会社を新設。この時期にグループ経営の枠組みを整え、事業会社と持株会社の役割を分離した。

物流拠点の集約と海外展開の開始(2016~2020年)

2016年8月、愛知県大府市に「大府センター」を開設。新社屋と物流センターを一体化し、中部地区の店舗への供給を効率化した。2020年2月には株式会社Sトレーディングを設立し、ドラッグストア商材の海外輸出と国内卸売事業に参入。同年11月には台湾のGreat Tree Pharmacy Co., Ltd.(大樹薬局)と業務提携契約を結び、2022年9月には資本提携に発展させた。これにより海外市場への足がかりを得た。

プライム市場移行とM&Aの加速(2022~2024年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場へ移行した。2023年7月には日本ホスピスホールディングスと資本業務提携し、持分法適用関連会社とする。同年12月には漢方薬局チェーンの薬日本堂株式会社を完全子会社化。2024年9月にはI&H株式会社(阪神調剤薬局)を子会社化し、関西エリアの調剤薬局網を一挙に拡大した。

セキ薬品の子会社化で東海圏を強化(2025~2026年)

2025年9月、ノックオンザドア株式会社を子会社化するとともに、株式会社セキ薬品の株式を取得し持分法適用関連会社とした。2026年4月にはセキ薬品の株式追加取得契約を締結し、同年9月に子会社化する計画を公表した。セキ薬品は愛知県を中心にドラッグストアを展開しており、同地域でのドミナント戦略を一層強化する狙いがある。これによりグループの店舗数はさらに増加する見通しである。

年表19件を開く

1970年代

  • 1976年12月創業医薬品、健康食品、化粧品、日用品の販売および処方せん調剤等のサービスの提供を目的とする薬局として、愛知県西尾市にスギ薬局を創業

1980年代

  • 1982年3月創業愛知県西尾市に株式会社スギ薬局(現社名 スギホールディングス株式会社)を設立

2000年代

  • 2000年6月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に株式を上場(2003年3月に上場廃止)
  • 2001年8月上場東京証券取引所市場第一部・名古屋証券取引所市場第一部に同時上場
  • 2007年3月M&A株式会社ジャパンを株式交換により完全子会社化(2013年3月に吸収合併)
  • 2008年2月M&A飯塚薬品株式会社を完全子会社化(株式会社スギ薬局が2011年2月に吸収合併)
  • 2008年9月商号変更株式会社スギ薬局をスギホールディングス株式会社に商号変更
  • 2009年6月障がいがある方を雇用し、グループ内の各種業務を受託するスギスマイル株式会社を新設(特例子会社)

2010年代

  • 2016年8月愛知県大府市に「大府センター」(新社屋・物流センター)を開設

2020年代

  • 2020年1月Inagoraホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2020年2月創業株式会社Sトレーディングを設立
  • 2020年11月Great Tree Pharmacy Co., Ltd.(大樹薬局、台湾)と業務提携契約を締結(2022年9月に資本提携)
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行
  • 2023年7月日本ホスピスホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結(持分法適用関連会社)
  • 2023年12月M&A薬日本堂株式会社を完全子会社化
  • 2024年9月M&AI&H株式会社を子会社化(株式会社スギ薬局が2025年3月に吸収合併)
  • 2025年9月M&Aノックオンザドア株式会社を子会社化
  • 2025年9月株式会社セキ薬品の株式を取得(持分法適用関連会社)
  • 2026年4月M&A株式会社セキ薬品の株式追加取得に関する契約を締結(2026年9月に子会社化予定)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2031年2月期まで1.6兆円以上
  • 営業利益率2031年2月期まで5.5%以上
  • EBITDA売上比率2031年2月期まで7.2%以上
  • ROE2031年2月期まで15%以上
  • ネット有利子負債/EBITDA倍率2031年2月期まで3.0倍以下

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    トータルヘルスケア戦略の推進

    医薬品・健康食品・化粧品・日用品の販売に加え、調剤併設型ドラッグストアや調剤薬局チェーン、訪問看護、医療機関開業支援など、医療・ヘルスケア事業を総合的に展開する。

  2. 02

    購買データ活用による販促高度化

    アプリクーポンのセグメント配信を個人最適化へ進化させ、お客様一人ひとりに合わせた販促を実現する。併せてバックオフィス業務の標準化・AI化など本部DXを推進し、売上拡大と生産性向上を両立する。

  3. 03

    調剤領域の専門性強化とDX推進

    調剤報酬改定への対応、高度な処方せん応需や訪問調剤を強化。対物業務のDX化と人員配置の適正化により、生産性向上と対人業務の充実を図る。

  4. 04

    M&A・提携シナジーの最大化

    株式会社セキ薬品との商品調達や店舗展開等での早期シナジー創出、スギ薬局と阪神調剤薬局のシナジー効果を通じたグループ統合価値の最大化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で13,417人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、9期前と比べて+33.1%平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は10.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月4,927
2018年2月5,263
2019年2月5,494
2020年2月62243.913.66,182
2021年2月66047.514.36,710
2022年2月72947.215.47,308
2023年2月71546.515.57,727
2024年2月86052.97.18,724
2025年2月88146.08.511,820360
2026年2月82844.510.913,417362

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
中部エリア — 619店舗396億円
関西エリア — 607店舗320億円
関東エリア — 542店舗166億円
関西エリア — 736店舗6,010百万円
中部エリア — 629店舗5,711百万円
関東エリア — 570店舗4,287百万円
賃貸物件4,005百万円
北陸・信州エリア — 83店舗3,121百万円
事務所 — 愛知県大府市2,358百万円
本部 — 愛知県大府市1,663百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱スギ商事
    愛知県安城市
    議決権37.4%
  • 国内
    ㈱スギ薬局(注1、2)
    愛知県安城市
    議決権100.0%
  • 国内
    スギメディカル㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ Sトレーディング
    愛知県安城市
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    処方箋に基づく医薬品調剤及び搬入契約
    法務省 · 2020-03-04
    4,614万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は1.0兆円営業利益486億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.1%、利益が+14.1%。

売上高
+15.1%
1.0兆円
営業利益
+14.1%
486億円
純利益
+75.1%
450億円
営業利益率
4.8%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高1.1兆円1.0兆円
営業利益540億円486億円
純利益328億円450億円
1株あたり配当¥17.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,702億円、営業利益は122億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+34.4%、営業利益は+41.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1,779784.456
2024年2Q1,887955.047
2024年3Q1,845864.759
2024年4Q1,93458
2025年1Q2,010864.361
2025年2Q2,1281175.570
2025年4Q4,6422234.8126
2026年2Q5,0022374.7286
2026年4Q5,1012494.9164
2027年1Q2,7021224.569

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は3,436億円から1.0兆円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。売上は13期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月0.34227126
2014年2月0.37219128
2015年2月0.38219129
愛知県大府市に「大府センター」(新社屋・物流センター)を開設
2016年2月0.41238146
2017年2月0.43239149
2018年2月0.46259164
2019年2月0.49272179
株式会社Sトレーディングを設立
2020年2月0.54315208
2021年2月0.60353211
2022年2月0.63331194
薬日本堂株式会社を完全子会社化
2023年2月0.67324190
I&H株式会社を子会社化(株式会社スギ薬局が2025年3月に吸収合併)
2024年2月0.74380220
ノックオンザドア株式会社を子会社化
2025年2月0.884264204.9257
株式会社セキ薬品の株式追加取得に関する契約を締結(2026年9月に子会社化予定)
2026年2月1.014865014.8450

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高1.0兆円のうち、営業利益として残るのは486億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は450億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.2%6,891億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.0%2,726億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%486億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.0pt
16.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが868億円、投資CFが−696億円で、差し引きのフリーCFは172億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1,112億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月133−132−201266
2014年2月172−163−209255
2015年2月312−91−28221448
2016年2月132−90−2542465
2017年2月169−184−35−15414
2018年2月276−179−3497477
2019年2月229−224−1395343
2020年2月454−184−49270563
2021年2月340−293−5347558
2022年2月72−239−53−167338
2023年2月383−233−142150346
2024年2月390−310−5380374
2025年2月369−33311636527
2026年2月868−6964121721,112

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は6,145億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,905億円で、自己資本比率は47.3%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1,6481,03960963.1
2014年2月1,8231,14867563.0
2015年2月2,1021,24385959.1
2016年2月2,1791,36881162.8
2017年2月2,3071,48881964.5
2018年2月2,5401,62092063.8
2019年2月2,6551,66698962.7
2020年2月3,1381,8281,31058.2
2021年2月3,4592,0061,45358.0
2022年2月3,3482,1391,20963.9
2023年2月3,5192,1651,35461.5
2024年2月3,9062,3341,57259.8
2025年2月4,9512,5072,44450.6
2026年2月6,1452,9053,24047.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
1,112億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,705億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3,240億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中50位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中163位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
15.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,298で、1年前と比べて-29.2%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥1,298-1.5%1ヶ月-3.5%1年-29.2%時価総額2,466億円
過去52週の値幅
安値¥1,278.5高値¥1,991

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)7.2倍
PBR1.60倍
配当利回り1.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に2714.5円と前日比1.99%安。7月10日に2922円まで下落した後、一時回復しましたが、8月に入って下落傾向が続き、8月5日には2720円まで下落しました。その後は2700円台で推移していますが、8月17日には2735円、18日には2709円と低調です。1ヶ月で5.66%下落し、1年では31.64%下落しています。52週高値4000円からは32%下落し、52週安値2655円に接近しています。25日線(2832円)を大きく下回り、RSIは39.45と売り圧力が強いです。200日線(3323円)からは18%下回っており、長期トレンドも弱いです。出来高は8月に入り増加しており、売りが続いていることを示しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PERは11.15倍と業界平均の40.19倍を大きく下回り、PBRも1.71倍と平均3.06倍の約半分です。ROEは16.6%と高く、収益性に対して株価が割安に放置されています。配当利回りは1.26%と低いものの、予想PERの15.3倍を考慮すると来期の増益期待が織り込まれつつあります。割安ではあるが配当水準は業界平均の12.61%に遠く及ばず、株主還元の面では見劣りします。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍39.6倍
PER (予想)7.2倍
PBR1.60倍2.44倍
ROE16.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、ドラッグストア業界の競争激化と調剤事業の成長性。強気派は、調剤併設型店舗による医療費の取り込みと、高齢化に伴う処方箋需要の拡大で増収が見込めると見る。また、プライベートブランドやヘルスケア関連の品揃え強化で収益性も改善。一方、弱気派は、同業他社との出店競争で既存店の売上が伸び悩み、価格競争が利益率を圧迫すると懸念。また、調剤報酬改定など制度リスクも指摘。2026年2月期は増収増益予想。

プラスに働く材料7
  • 調剤事業の成長

    高齢化で処方箋需要が増加し、調剤併設店が寄与。

  • PB商品の拡大

    プライベートブランド強化で粗利益率の向上が期待。

  • 出店戦略の実行

    ドミナント出店で地域シェアを拡大している。

  • 26/2期は売上高1.01兆円と前期比15.1%増収決算発表後影響

    売上高1.01兆円、前期比15.1%増。営業利益486億円で14.1%増

  • 26/2期の純利益450億円と前期比75.1%増決算発表後影響

    純利益257億円→450億円、増益率75.1%

  • ROE16.6%と高水準がPBR1.73倍を下支え継続影響

    ROE16.6%、PBR1.73倍。資本効率の高さが株価をサポート

  • 外国人保有比率28.41%と高く需給に厚み継続影響

    外国人保有比率28.41%は高水準、海外資金の選好が続く

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    ドラッグストア同士の出店競争で既存店が苦戦。

  • 調剤報酬改定リスク

    診療報酬改定で調剤報酬が減額され得る。

  • 既存店売上不振

    他社との競合で客数が伸びず、売上が頭打ち。

  • 予想PER15.5倍は実績11.34倍を大幅に上回る決算発表後影響

    予想PERが実績PERを4.16pt上回り、来期の利益減少を示唆

  • 営業利益率4.85%→4.81%と微減決算発表後影響

    営業利益率は前期比0.04pt低下、コスト増が重し

  • 株価1年で25.56%下落しモメンタム悪化継続影響

    下落率25.56%と軟調、戻り売り圧力が残る

  • 配当利回り1.24%と株主還元が限定的継続影響

    配当利回り1.24%、利回り面の訴求力は弱い

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
競争環境下での店舗の競争力を示す指標。
調剤併設店舗数
調剤事業の拡大ペースを確認するため。
PB売上比率
収益性向上の鍵となるPB商品の浸透度を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17.5で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.35%。

年間配当
¥17.5
1株あたり
配当利回り
1.35%
いまの株価に対して
配当性向
45.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月819.3
2018年2月1020.023.1
2019年2月1216.737.5
2020年2月1314.235.7
2021年2月130.032.0
2022年2月130.023.5
2023年2月130.025.7
2024年2月130.024.9
2025年2月1831.334.7
2026年2月180.045.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17.5

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ39,411人。区分でいちばん多いのは事業法人45.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.6%を占め、残る39.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人37.638.240.647.847.045.8
外国法人31.731.128.127.027.428.4
金融機関14.513.713.914.914.614.8
個人・その他15.115.316.38.68.07.7
自己株式2.42.44.84.84.84.7
証券会社1.11.71.11.73.13.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社スギ商事35.65
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.10
03株式会社スギアセット4.77
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.24
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.78
06CEP LUX-ORBIS SICAV(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.12
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.72
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.64
09SMBC日興証券株式会社1.47
10J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG S.A. 385598(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-08-20
    ロべコ インスティテューショナル アセット マネジメント ビーヴィ(Robeco Institutional Asset Management B. V.)
    変更報告
    4.03%
    -1.02pt
  • 2026-08-10
    ロべコ インスティテューショナル アセット マネジメント ビーヴィ(Robeco Institutional Asset Management B. V.)
    新規の大量保有報告
    4.03%
    -1.02pt
  • 2026-08-06
    マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニー(Massachusetts Financial Services Company)
    新規の大量保有報告
    5.14%
    -1.14pt
  • 2026-06-19
    ロべコ インスティテューショナル アセット マネジメント ビーヴィ(Robeco Institutional Asset Management B. V.)
    新規の大量保有報告
    1.86%
  • 2026-06-05
    オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Orbis Investment Management Limited)
    新規の大量保有報告
    5.01%
  • 2026-05-13
    株式会社スギ商事
    変更報告
    35.65%
  • 2026-05-13
    株式会社スギ商事
    新規の大量保有報告
    35.65%
  • 2026-05-07
    株式会社スギ商事
    新規の大量保有報告
    35.65%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+25%、1株純資産は14期で−2%。直近期のROEは16.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月1991,64212.815.314.8
2014年2月2021,81311.719.413.4
2015年2月2031,96310.828.619.8
2016年2月2312,16011.223.024.6
2017年2月2362,35010.521.919.3
2018年2月2592,55910.622.723.1
2019年2月2882,69510.916.837.5
2020年2月11298511.915.235.7
2021年2月1141,08211.021.732.0
2022年2月1051,1539.420.723.5
2023年2月1041,1978.818.325.7
2024年2月1211,2909.819.324.9
2025年2月1421,38510.619.034.7
2026年2月2491,60516.614.445.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/2期の役員報酬は総額268百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
榊原栄一取締役会長70460,000
杉浦克典代表取締役社長47454,000
杉浦伸哉代表取締役副社長46453,000
神野重行取締役79
内田士郎取締役71
高石英明取締役67
大浦佳世理取締役50
坂本利彦常勤監査役791,000
志村俊明常勤監査役62
安田加奈監査役576,000
葉山良子監査役66
中村昌弘監査役74

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)312064819364
社外取締役7696910
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容643字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(スギホールディングス株式会社)、子会社30社および関連会社6社により構成されております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの主要な会社の事業内容は次のとおりであります。 会社名   摘要 株式会社スギ薬局   トータルヘルスケア戦略に基づき、医薬品・健康食品・化粧品・日用品を販売するとともに、処方せん調剤や地域の医療関係者と連携した在宅医療に取り組む『調剤併設型ドラッグストア』の経営ほか、お客様の健康維持・予防までを一貫してサポートするための各種サービスを提供しております。 スギメディカル株式会社   訪問看護事業や医療機関の開業支援事業などの医療・ヘルスケアにかかわりのある各事業を専門とする子会社の経営管理等を行っております。 株式会社Sトレーディング   医薬品・化粧品・日用品・食品などのドラッグストア商材を中心とした日本の製品を海外へ輸出する貿易事業、ならびに国内卸売事業を行っております。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。 ※ 上記、主要な連結子会社3社のほか、連結子会社27社、非連結子会社で持分法非適用会社2社および関連会社で持分法適用会社6社、関連会社で持分法非適用会社1社があります。
経営方針・対処すべき課題1,248字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループでは、トータルヘルスケア戦略に基づき、医薬品・健康食品・化粧品・日用品を販売するとともに、処方せん調剤や地域の医療関係者と連携した在宅医療に取り組む「調剤併設型ドラッグストア」、地域のかかりつけ薬局として北海道から九州まで全国に展開する「調剤薬局チェーン」の経営のほか、訪問看護事業や医療機関の開業支援事業などの医療・ヘルスケア事業、海外向けの商品供給・貿易事業を展開しております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、2027年2月期を初年度とする新たな5か年の中期経営計画を策定しました。最終年度である2031年2月期において、売上高1.6兆円以上(年平均成長率 10.0%以上)、営業利益率5.5%以上、EBITDA売上比率7.2%以上、ROE15%以上をKPIとして掲げ、また、投資と財務健全性の両立を図るべく、ネット有利子負債/EBITDA倍率3.0倍以下、ネットD/Eレシオ0.6倍以下を指標に設定し、事業戦略と財務戦略の両輪で企業価値向上を実現してまいります。 (3) 経営環境および優先的に対処すべき課題 今後のわが国経済につきましては、賃金や雇用情勢の改善による個人消費の更なる持ち直しや選別消費による高付加価値商品の需要拡大が期待されます。一方、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー供給不安や、電力・物流・建築コストの上昇、商品の安定供給への影響など、先行きの不透明な状況が続くものと見込まれます。 ドラッグストア・調剤業界におきましても、テクノロジーの急速な進化や消費行動の多様化に加え、異業種を巻き込んだM&Aや合従連衡による大手企業主導の再編が加速していくものと見込まれます。さらに、調剤報酬改定により、対物業務から対人業務へ評価の重点が移るなか、企業間競争と薬局の選別が一層激しさを増すものと想定されます。 このような環境のもと、当社グループは、ドラッグストア領域におきましては、購買データに基づくアプリクーポンのセグメント配信を、よりお客様一人ひとりに最適な販促へと進化させるとともに、バックオフィス業務の標準化・AI化などの本部DXを推進し、売上拡大と生産性向上の両立に努めてまいります。 調剤領域におきましては、調剤報酬改定への迅速かつ的確な対応を進めるとともに、高度な専門性を要する処方せん応需や訪問調剤を一層強化します。併せて、対物業務のDX化及び人員配置の適正化を推進し、生産性の向上と対人業務の充実に努めてまいります。 M&A・提携領域におきましては、株式会社セキ薬品との商品調達や店舗展開等における早期シナジー創出に努めてまいります。加えて、引き続きスギ薬局と阪神調剤薬局(旧I&H株式会社)のシナジー効果創出を通じたグループ統合価値の最大化を図ってまいります。
事業等のリスク2,686字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 各リスクに付した「影響度」および「発生可能性」は、過去に発生した事案の実績、保険による補償範囲、賠償責任の上限額等を踏まえた、保険控除後の財務インパクトを基準として、リスク委員会における審議を経て総合的に評価しております。「影響度」は連結業績への金額的影響度の大きさを、「発生可能性」は一定期間内における当該リスクの顕在化頻度を、それぞれ三段階(大・中・小/高・中・低)で示しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) M&Aに伴うのれんの減損(影響度:大 発生可能性:中) 当社グループは、積極的な新規出店に加え、戦略的なM&Aを通じて事業規模の拡大を推進しております。M&Aの実施にあたっては、対象会社の財務内容や収益力について詳細なデューデリジェンスを行っておりますが、買収後の経営環境の変化等により計画通りの収益が得られない場合、子会社株式の評価損やのれんに係る減損損失が発生し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 その対応策として、買収時におけるデューデリジェンスの確実な実施に加え、PMIを着実に実行し早期にシナジー創出を実現するよう定期的かつ継続的なモニタリング体制を強化しております。 (2) サイバー攻撃等による顧客および調剤情報の漏洩(影響度:大 発生可能性:中) 当社グループでは、情報セキュリティ基本方針を定めており、当社グループの保有する情報資産を適切かつ安全に取り扱い、当社事業の継続を確保しておりますが、外部からの不正アクセスやコンピューターウイルスによる攻撃、従業員その他の関係者により情報が漏洩した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 その対応策として、社内に情報セキュリティ委員会を設置し、スギ薬局グループ全体での情報収集・管理体制の強化に努め、情報管理に関わるリスクの分析、評価および対策を講じてまいります。 (3) 事業継続を困難にする大規模災害または感染症(影響度:大 発生可能性:低) 大規模な自然災害(地震・台風・洪水等)、感染症の世界的パンデミック、あるいはサイバー攻撃等による基幹システムの障害が発生した場合、店舗設備への物理的な損害に加え、サプライチェーンの寸断、多数の従業員の出社不能、オンラインサービスの停止等により、事業の継続が困難になる可能性があります。 その対応策として、事業継続計画の策定および定期的な訓練、システムの冗長化、情報セキュリティ体制の強化を推進し、緊急時における早期復旧と地域インフラとしての役割継続に努めております。 (4) 多店舗展開に伴う固定資産の減損(影響度:中 発生可能性:高) 当社グループは、ドラッグストアおよび調剤薬局の多店舗展開にあたり、多額の有形固定資産、敷金・保証金等の資産を保有しております。今後、激しい出店競争による商圏環境の変化、建築費やエネルギー価格の高騰、人件費・物流費等の店舗運営コストの上昇等により店舗の収益性が低下し、投資額の回収が見込めなくなった場合には、固定資産の減損処理により特別損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 その対応策として、店舗別の収益モニタリングを徹底し、不採算店舗の早期撤退や活性化投資の適正化を判断する体制を整えております。 (5) 薬価基準および調剤報酬の改定(影響度:中 発生可能性:高) 当社グループの調剤売上は、薬剤に係る収入と調剤技術に係る収入から成り立っております。これらは、健康保険法に定められた「薬価基準」および「調剤報酬の点数」をもとに算出されており、今後、薬価の引き下げや調剤報酬の算定要件の厳格化等、当社に不利な改定が行われた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 その対応策として、改定内容に合わせて各加算の算定を行えるように、2015年に厚生労働省から示された「患者のための薬局ビジョン」に従い、服薬情報の一元的・継続的把握、24時間対応・在宅対応、医療機関等との連携、健康サポート機能、高度薬学管理機能の整備を進めてまいります。 (6) 薬剤師等専門人財の確保および人件費の高騰(影響度:中 発生可能性:高) 当社グループの成長は、専門知識を有する薬剤師や登録販売者をはじめとする優秀な人財に大きく依存しております。労働人口の減少や採用競争の激化により、必要な人財の確保や育成が計画通りに進まない場合、新規出店計画の遅延や接客サービスの低下を招き、業績に影響を及ぼす可能性があります。 その対応策として、「人は財産」という理念のもと、ジョブ型人事制度の導入や多様な働き方を支援する制度の拡充、専門教育の充実を図り、従業員エンゲージメントの向上と定着率の改善に努めております。 (7) 調剤過誤および医薬品販売管理事故(影響度:中 発生可能性:中) 調剤では、医療事故等により患者様に健康被害を引き起こす可能性がある医療用医薬品を取り扱っております。万が一、調剤過誤による医療事故を引き起こした場合には、患者様への損害賠償責任の発生に加え、社会的信用の毀損等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、当該リスクを経営上の最重要課題と位置付け、薬剤師研修、業務マニュアルの順守、調剤鑑査システムの徹底に加え、社外取締役および外部有識者を含むリスク委員会の設置し、予防と備えの両面からリスク管理体制を構築しております。 (8) 地政学的リスク(原材料・エネルギー価格、為替変動)(影響度:中 発生可能性:中) 国際情勢の変化が、原材料・エネルギー価格の高騰を引き起こし、当社グループで利用するエネルギーコストや販売する商品の仕入れコストに影響を及ぼす可能性があります。また、希少資源の供給不足が、様々な設備導入、新規出店等の遅延を引き起こし、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 その対応策として、経営のローコスト化を進めるとともに、計画的かつ適切な在庫の確保、調達先・調達方法の多様化によるリスク分散等を実施してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,775字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度(2025年3月1日~2026年2月28日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や訪日外国人旅行者数の増加などにより緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響や米国の通商政策の不確実性が経済へ与える影響など、先行きに不透明感が残る状況が続いております。 ドラッグストア・調剤業界におきましては、物価高に伴う消費者の節約志向の継続、薬価改定、異業種・同業種間の競争激化など、依然として厳しい経営環境が続いております。そのような中、ドラッグストア領域では、雇用・所得環境の改善による個人消費の底堅い動きや、商品の価値を厳選する選別消費の強まりを受け、ヘルス&ビューティケア関連商品や日用雑貨・食品等の販売が堅調に推移しました。また、調剤領域では、高齢化の進展に伴い処方せん応需枚数が伸長し、業界全体として堅調な傾向が見られました。 このような環境のもと、当社グループは、ドラッグストア領域におきましては、関東・中部・関西へのドミナント出店を推進するとともに、新店の早期立ち上げやエリアニーズに応じた既存店の改装を実施しました。また、DXの活用・高度化により、お客様一人ひとりの購買データなどに基づいた販促施策など、お客様満足の向上および店舗運営の効率化を図ることで売上と利益の拡大を両立させました。 調剤領域におきましては、調剤室および待合室の拡張・改装を進めるとともに、薬剤師の専門教育の充実や医療機関との連携強化により、高度な専門性を要する処方せんや訪問調剤の応需体制を整備し、処方せんの獲得を増強しました。また、処方せん送信アプリの利用拡大などの調剤DX化、および人員の適正配置を進め、人的生産性の向上を推進しました。 サステナビリティ経営におきましては、脱炭素社会の実現に向け、第三者所有モデルによる太陽光パネル設置店舗を順次拡大しております。また、情報開示の信頼性向上を目的として、温室効果ガス排出量算定に対する第三者保証を取得し、データの正確性と透明性を確保しました。さらに、お取引先様を対象とした人権デュー・ディリジェンスの強化として、プライベートブランドの国内取引先に加え、海外工場および国内物流企業にも対象を拡大して実施しました。 店舗の出退店などにおきましては、110店舗の新規出店と46店舗の閉店を実施するとともに、旧I&H株式会社を含む72店舗の調剤薬局を取得しました。併せて217店舗の改装を実施することで、既存店舗の競争力強化にも努めました。これにより、当連結会計年度末における店舗数は2,321店舗となりました。 以上の結果、この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,110億94百万円となり、前連結会計年度末に比べ646億15百万円増加いたしました。これは主に金融機関休業日の影響等により現金及び預金が増加したことによるものであります。 固定資産は3,033億98百万円となり、前連結会計年度末に比べ547億61百万円増加いたしました。これは主に関係会社株式および投資有価証券の取得、繰延税金資産の計上、新規出店に伴う建物及び構築物の取得によるものであります。 この結果、資産合計は6,144億93百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,193億77百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,316億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ155億73百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が減少した一方で、金融機関休業日の影響等により買掛金が増加したことによるものであります。 固定負債は923億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ640億32百万円増加いたしました。これは主に新規の借入により長期借入金が増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は3,240億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ796億6百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は2,904億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ397億70百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が386億48百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は47.3%となりました。 b.経営成績 (売上高) 売上高は1兆103億36百万円(前年同期比15.1%増、1,323億14百万円増)となりました。主な増加要因としましては、110店舗の新規出店による事業規模の拡大および217店舗の既存店改装、高齢化の進展による処方せん応需枚数増加による調剤売上の増加、雇用・所得環境の改善による個人消費の底堅い動きや、商品の価値を厳選する選別消費の強まりを受けたヘルス&ビューティケア関連商品や日用雑貨・食品等の販売増加が挙げられます。 (売上総利益) 売上総利益は3,212億5百万円(同16.8%増、461億61百万円増)となりました。主な増加要因としましては、物販部門におけるスギ薬局アプリを活用した製配販連携の推進による原価低減、および調剤部門の事業拡大による売上構成比の増加などが挙げられます。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は2,726億36百万円(同17.3%増、401億56百万円増)となりました。主な増加要因としましては、インフレに伴う物価上昇や賃上げの影響による建築費および人件費の増加、お買い物時のキャッシュレス決済増加にともなう支払手数料の増加などが挙げられます。 以上の結果、営業利益は485億68百万円(同14.1%増、60億4百万円増)となりました。 (経常利益) 営業外収益は、持分法による投資利益の計上等により59億80百万円(同14.1%増、7億37百万円増)となりました。一方、営業外費用は、持分法による投資損失の減少等により44億86百万円(同22.8%減、13億26百万円減)となりました。 以上の結果、経常利益は500億62百万円(同19.2%増、80億68百万円増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、負ののれん発生益の計上等により9億71百万円(同25.6%減、3億34百万円減)となりました。 一方、特別損失は、減損損失の計上等により58億63百万円(同12.3%増、6億43百万円増)となりました。その結果、税金等調整前当期純利益は451億69百万円(同18.6%増、70億90百万円増)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は449億82百万円(同75.1%増、192億93百万円増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ584億14百万円増加し1,111億50百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、867億79百万円(前年同期比134.9%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が451億69百万円、仕入債務の増加額が317億2百万円、減価償却費が176億60百万円、減損損失が57億61百万円、のれん償却額が24億50百万円あった一方で、法人税等の支払額が155億17百万円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、696億39百万円(前年同期比109.2%増)となりました。これは主に投資有価証券の売却及び償還による収入が121億59百万円あった一方で、投資有価証券の取得による支出が303億58百万円、有形固定資産の取得による支出が230億89百万円、関係会社株式の取得による支出が232億62百万円、無形固定資産の取得による支出が26億57百万円、差入保証金の差入による支出が25億77百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、412億13百万円(前年同期比254.3%増)となりました。これは主に長期借入れによる収入が720億円、短期借入れによる収入が260億60百万円あった一方で、短期借入金の返済による支出が454億円、配当金の支払額が63億29百万円、長期借入金の返済による支出が30億89百万円あったことによるものであります。 ③仕入および販売実績 a.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績は次のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 調剤(百万円)   198,281   138.2% 物販(百万円)   487,676   105.1% その他(百万円)   2,961   343.3% 合計(百万円)   688,919   113.2% b.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 調剤(百万円)   307,324   140.4% 物販(百万円)   685,218   105.6% その他(百万円)   17,793   167.0% 合計(百万円)   1,010,336   115.0% (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析および検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ①財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態および経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。営業費用の主なものは、店舗運営に係る人件費および賃借料であります。投資を目的とした資金需要の主なものは、新規出店および既存店舗の改装等による有形固定資産の取得や店舗の賃貸借契約に基づく差入保証金であります。また、事業拡大およびシナジー創出を目的とした戦略的なМ&Aのための買収資金としての資金需要もあります。なお、今後の重要な設備投資の計画につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設」に記載のとおりであります。 c.財務政策 当社グループは、新中期経営計画(2026年度~2030年度)の実現に向け、資本効率の最大化と財務健全性の維持の両立を財務戦略の基本方針としています。ROE15%以上を目指す「ROIC経営」を推進するとともに、デットの活用を通じた「最適資本構成」を構築します。 (1)財務目標および財務規律 売上高1.6兆円以上(年平均成長率10.0%以上)、営業利益率5.5%以上、EBITDA売上比率7.2%以上、ROE15%以上をKPIとして掲げ、また、投資と財務健全性の両立を図るべく、ネット有利子負債/EBITDA倍率3.0倍以下、ネットD/Eレシオ0.6倍以下を指標に設定し、事業戦略と財務戦略の両輪で企業価値向上を実現してまいります。 (2)キャピタル・アロケーション方針 キャピタル・アロケーションにつきましては、店舗網・DX・サプライチェーン・人財・M&A等の成長機会および生産性向上への投資を優先し、ROEの向上を追求します。併せて、株主還元につきましては、安定的な配当に自己株式取得等を組み合わせることで、株主価値の向上を図ります。当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、資金需要につきましては自己資金を充当することを基本としております。また、当社および当社子会社は、キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入しており、各社の余剰資金を当社へ集中し一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。 ③重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りおよび仮定設定を行わなければなりません。これらの見積りについては過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果と異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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