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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

トーヨーカネツ

TOYO KANETSU K.K.6369 · Prime · 機械

物流システムと各種タンク・プラントの製造販売が主力。環境計測・分析、建築請負など「みらい創生事業」も展開。

概要

トーヨーカネツは、石油・LNG・化学品向け大型タンク、物流倉庫の自動化システム、環境調査・分析サービスを手がける機械メーカーである。1941年に工業窯炉メーカーとして創業し、1950年に全溶接タンクの製造を開始して以来、液体貯蔵と荷役の分野で事業を拡大。2025年3月期の連結売上高は605億円、営業利益41億円、従業員1,419人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

トーヨーカネツグループは、物流ソリューション事業、プラント事業、みらい創生事業の三つを報告セグメントとする。物流ソリューション事業は自動倉庫や仕分け装置など物流システムの製造・販売・メンテナンスを担い、2025年度の売上高は349億円と全体の約59%を占める主力部門である。プラント事業は原油・LNG・化学品の大型タンクの製造・メンテナンスを行い、売上高128億円(構成比21%)。みらい創生事業はアスベスト調査、騒音・振動測定、土木計測機器、産業用設備などを包含し、売上高114億円(同19%)と成長部門に位置づけられる。

国内工場と海外子会社による生産・サービス網

生産拠点は千葉事業所(千葉県木更津市)がタンク製造の中心であり、横浜工場は物流システム機器の生産を担ってきた。海外ではインドネシアにPT Toyo Kanetsu Indonesia、マレーシアにToyo Kanetsu (Malaysia) Sdn. Bhd.を設立し、貯蔵タンクや空港搬送システムの事業を展開。1994年に国内タンクメーカーで初めてISO 9001を取得し、以後各拠点でも品質マネジメント認証を取得。2025年3月期の連結対象子会社は18社、持ち分法適用会社1社で構成される。

M&Aによる事業拡大とグループ再編の歴史

トーヨーカネツは2000年代以降、物流システム事業の分社化と再統合、環境・防災関連企業の買収を繰り返してきた。2002年に物流システム事業をトーヨーカネツソリューションズとして分社、2019年に同社を吸収合併。2018年に環境リサーチ、2021年に環境計測、2023年にスクラムソフトウェア、2025年に坂田電機を相次いで連結子会社化。2025年にはトーヨーコーケンがマックスプル工業を取得し、みらい創生事業を強化。これらのM&Aにより、従来のタンク・物流に加え環境測定や産業機械の領域を拡大してきた。

業界の中での役割は物流システム及び各種タンク・プラントの製造メーカー。自社開発ソフトウェアも提供。環境・防災関連サービスも展開。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
596億円
営業利益
36億円
営業利益率
6.0%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
物流システム機器等(百万円)350億円58.6%
その他(百万円)119億円19.9%
貯蔵タンクのメンテナンス業務(百万円)106億円17.8%
貯蔵タンク等(百万円)22億円3.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流ソリューション主力

物流システムの製造・販売・メンテナンス、およびこれに特化したコンピュータシステムの設計・開発・製造・販売を行う。倉庫自動化機器や仕分けシステム等を提供。

主な製品・サービス2
物流システム
自動倉庫、コンベヤ、仕分け装置等の物流機器・システム。
物流向けコンピュータシステム
在庫管理・倉庫管理システム等、物流業務を最適化するソフトウェア。

02プラント主力

各種タンク(石油タンク、LNGタンク等)の製造・販売・メンテナンス、および人材派遣を行う。

主な製品・サービス1
各種タンク
原油・LNG・化学品等の貯蔵用大型タンク。

03みらい創生事業準主力

アスベスト・シックハウス・騒音・振動・臭気等の調査測定分析、環境機器・計測機器の保守管理、環境アセスメント、環境モニタリングシステム販売、土木建築用計測機器・試験機の開発製造販売、建設コンサルタント、産業用設備機器の製造販売、建築請負等。

主な製品・サービス2
環境調査・測定分析サービス
アスベスト、シックハウス、騒音・振動、臭気等の調査・測定・分析。
計測機器・試験機
土木・建築・公害関連の各種計測機器、試験機。

04その他(リース・不動産等)その他

複写・印刷業、事務用品販売、家具・家電・物流機器のリース、不動産の賃貸・管理。

製品と技術

原油・LNGから化学品まで対応する大型タンク

プラント事業の主力は、石油タンク、LNGタンク、化学品タンク等の大型貯蔵設備である。全溶接タンクの製造技術は1950年に始まり、現在までに国内外で多数の納入実績を持つ。1994年には国内タンクメーカーで初めてISO 9001を取得し、品質管理体制を強化。千葉事業所がタンク製造の中心拠点であり、インドネシア・マレーシアの子会社でも現地生産を手がける。近年は、国内製油所向けのメンテナンス案件が安定収益源となっている。

自動倉庫から仕分け装置まで物流自動化システム

物流ソリューション事業では、マルチシャトル、テーブルソーティングシステム、3Dパレットシャトル、モジュラーコンベヤなど、庫内自動化設備を提供する。ネット通販、3PL、卸業、生協など人手不足が深刻な分野で需要が継続。受注はオーダーメイドの受注生産が中心で、2025年度の受注高は358億円。また、物流向けコンピュータシステムとして在庫管理・倉庫管理ソフトウェアも自社開発しており、ハードとソフトの一体化が強みである。

環境調査・測定から計測機器までみらい創生事業の製品群

みらい創生事業は、アスベスト・シックハウス・騒音・振動・臭気の調査・測定分析、環境モニタリングシステム販売、土木建築用計測機器・試験機の開発製造販売、建設コンサルタントなどを包含する。子会社の環境リサーチ、環境計測、坂田電機、トーヨーコーケン、マックスプル工業がそれぞれの専門分野を担当。2025年度の売上高は114億円と前年比17%増加したが、アスベスト調査分野の競争激化や先行投資により営業利益は減少した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

液体貯蔵・環境プラントで中堅、内需志向強い

トーヨーカネツは、タンク・環境プラント・水処理装置を手掛ける機械メーカー。業界内では、同じ機械セクターの日本製鋼所と比べ売上高は半分程度で、タンク・サイロ分野では独自のポジションを持つ。また、三浦工業はボイラ・水処理で競合するが、同社は大型タンク・環境プラントに強み。国内大手との競合が限定的なニッチ領域でシェアを確保し、官需・インフラ需要に支えられている。海外比率は低く、内需依存度が高い。

強み

  • 液体・粉体貯蔵用タンク、サイロで国内トップシェアを有し、長期取引先との関係が強固。
  • バイオマスプラント、排熱回収など環境関連製品で需要増に対応し、収益源を多様化。
  • 大型タンクや特殊用途のプラントで高度な設計・施工技術を持ち、参入障壁を築く。
  • 上下水道や公共施設の更新需要が底堅く、国内景気に左右されにくい収益基盤。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内市場縮小リスクに対し成長戦略が不足。
  • 大型案件の受注時期に依存し、年度ごとの売上・利益が大きく変動しやすい。
  • 鋼材など原材料費変動がコストに直結し、価格転嫁が遅れると収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がトーヨーカネツ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16310井関農機449億円17.1倍
25074テスホールディングス445億円21.0倍
37723愛知時計電機444億円
46272レオン自動機440億円10.7倍
56306日工401億円15.2倍
66369トーヨーカネツ391億円14.8倍
76240ヤマシンフィルタ373億円21.7倍
86151日東工器333億円15.2倍
96706電気興業326億円15.3倍
106986双葉電子工業324億円12.9倍
116222島精機製作所323億円36.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

工業窯炉メーカーとして創業し全溶接タンクに転じた1941〜1955年

トーヨーカネツは1941年5月、資本金18万円で東洋火熱工業株式会社として設立された。当初は工業窯炉の設計・製作・施工を主業としていたが、1950年2月に全溶接タンクの製造を開始。溶接技術を活かした液体貯蔵設備へのシフトが始まった。1955年3月には横浜工場を開設し、翌年には同工場をコンベヤ専門工場として設備改良。この時期に後の二つの主力事業であるタンクと物流機器の基盤が形成された。

上場と海外生産拠点の設立 1961〜1974年

1959年に東京証券業協会店頭銘柄となり、1961年10月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場。1969年11月に商号をトーヨーカネツ株式会社に変更した。1970年には東京・大阪・名古屋の各取引所第一部に昇格。翌1971年、千葉県木更津市にタンク専門の千葉工場(現・千葉事業所)を開設。1974年9月にはインドネシアにPT Toyo Kanetsu Indonesiaを設立し、海外での貯蔵タンク製造に乗り出した。この海外進出は、国内向け主力事業の安定収益を補完する役割を果たすことになる。

品質認証取得と物流システム事業の分社化 1992〜2006年

1992年、物流システムのアフターサービスを目的にケイ・テクノ株式会社を設立。同年マレーシアにもToyo Kanetsu (Malaysia)を設立し、東南アジアでのタンク・空港搬送事業を開始。1994年には国内タンクメーカー初のISO 9001認証を取得、1999年には物流システム事業でも取得した。2002年、物流システム事業を物的分割によりトーヨーカネツソリューションズ株式会社として分社。2006年にはインドネシア子会社もISO 9001認証を取得し、品質管理体制をグローバルに整備した。

グループ再編と環境・防災領域への進出 2015〜2023年

2015年、トーヨーカネツソリューションズがケイ・テクノを吸収合併。2016年に本社を現所在地の東京都江東区南砂に移転した。2018年には環境リサーチ株式会社を連結子会社化し、みらい創生事業の核となる環境調査・分析分野に参入。2019年にはトーヨーカネツソリューションズを吸収合併し、物流システム事業を再び直営化。2021年に環境計測株式会社、2023年に株式会社スクラムソフトウェアを連続して買収し、システム開発能力と環境計測のラインアップを拡充した。

プライム市場移行とさらなる買収による事業ポートフォリオ拡充 2022〜2026年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分変更に伴いプライム市場へ移行。2023年には木本産業の株式を取得し持分法適用関連会社化。2025年1月、連結子会社のトーヨーコーケンがマックスプル工業を買収、同年4月には坂田電機を完全子会社化した。2026年1月には株式会社バーネットのシステム開発事業をスクラムソフトウェアに吸収分割し、ソフトウエア開発リソースの集約を図った。これらの動きは、中期経営計画で掲げる「未来に向けた成長基盤の確立」の一環である。

年表32件を開く

1940年代

  • 1941年5月創業当社は、1941年5月16日、資本金180千円をもって工業窯炉の設計・製作、施工を目的として設立された(社名、東洋火熱工業株式会社)。

1950年代

  • 1950年2月全溶接タンクの製造を開始。
  • 1955年3月横浜工場開設。
  • 1956年3月横浜工場をコンベヤ専門工場として設備改良。
  • 1959年10月東京証券業協会店頭売買登録銘柄となる。

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1969年11月商号を変更し、トーヨーカネツ株式会社となる。

1970年代

  • 1970年2月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1970年4月上場大阪・名古屋両証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1971年3月千葉県木更津市にタンク専門の千葉工場(現・千葉事業所)を開設。
  • 1974年9月貯蔵タンク製造の海外拠点として、インドネシア国にPT Toyo Kanetsu Indonesiaを設立(現・連結子会社)。
  • 1979年12月関西地区における営業活動推進のため、大阪営業所を開設。

1990年代

  • 1992年4月物流システム機器のアフターサービス及びメンテナンスを目的として、神奈川県横浜市戸塚区にティ・ケイ・ケイ・サービスシステム株式会社(新会社名・ケイ・テクノ株式会社)を設立。マレーシア国における貯蔵タンク・空港搬送システムの事業拠点として、Toyo Kanetsu (Malaysia) Sdn. Bhd.を設立(現・連結子会社)。
  • 1994年6月国内タンクメーカーで初めてISO(国際標準化機構)9001の認証を取得。
  • 1999年5月物流システム事業においても、ISO9001の認証を取得。

2000年代

  • 2001年4月M&A物流システム事業の効率化を図るため、ティ・ケイ・ケイ・サービスシステム株式会社(旧・連結子会社)と株式会社ケーアール総研(旧・関連会社)が合併し、ケイ・テクノ株式会社を設立(旧・連結子会社)。
  • 2002年10月当社の物流システム事業を新設分割(物的分割)により分社し、東京都江東区にトーヨーカネツソリューションズ株式会社を設立(旧・連結子会社)。
  • 2006年3月トーヨーカネツソリューションズ株式会社において、ISO14001の認証を取得。
  • 2006年4月PT Toyo Kanetsu Indonesiaにおいて、ISO9001の認証を取得。

2010年代

  • 2012年3月ISO14001の認証を取得。
  • 2015年4月M&Aトーヨーカネツソリューションズ株式会社がケイ・テクノ株式会社を吸収合併。
  • 2016年11月本社を現所在地に移転。
  • 2018年4月M&A環境リサーチ株式会社の全株式を取得し連結子会社化。
  • 2019年3月ISO45001の認証を取得。
  • 2019年4月M&A当社の連結子会社であったトーヨーカネツソリューションズ株式会社を吸収合併。

2020年代

  • 2021年4月M&A環境計測株式会社の全株式を取得し連結子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部から同取引所プライム市場へ移行(区分変更)。
  • 2023年6月M&A株式会社スクラムソフトウェアの全株式を取得し連結子会社化。
  • 2023年10月木本産業株式会社の株式を取得し持分法適用会社化。
  • 2025年1月M&A当社の連結子会社であるトーヨーコーケン株式会社が、マックスプル工業株式会社の全株式を取得し連結子会社化。
  • 2025年4月M&A坂田電機株式会社の全株式を取得し連結子会社化。
  • 2026年1月株式会社バーネットのシステム開発事業を、株式会社スクラムソフトウェアに吸収分割。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで680億円
  • 営業利益2027年度まで43億円
  • ROE2027年度まで8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの再構築

    物流ソリューション事業の規模拡大、プラント事業の安定収益確保、みらい創生事業の環境・防災領域への集中など、事業構造の再構築を推進する。

  2. 02

    生産性向上と標準化の推進

    製品や業務の標準化、省人化を進め、生産性を向上させる。物流ソリューション事業では徹底した標準化を実現し、プラント事業では技術継承と人材確保を図る。

  3. 03

    人材力の強化と多様性確保

    積極的な育成投資と多様性の確保により、人材力を強化する。プラント事業では人材確保と育成で技術力・施工力・動員力を向上させる。

  4. 04

    ESG経営と気候変動対応の推進

    GHG排出量削減目標の公表や環境投資を継続し、TCFD提言に基づく開示を拡充。サステナビリティ委員会を中心にマテリアリティ課題に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,419人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は767万円で、9期前と比べて+32.6%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は14.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月899
2018年3月909
2019年3月57843.916.5996
2020年3月63944.015.3995
2021年3月65944.415.5986
2022年3月67944.615.71,173
2023年3月68344.815.71,143
2024年3月67144.515.31,157
2025年3月73044.515.11,218337
2026年3月76743.814.21,419254

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 9 / 海外 2、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
千葉事業所 — 千葉県木更津市7,734百万円
物流ソリューション事業 プラント事業 みらい創生事業
本社 — 東京都江東区4,333百万円
物流ソリューション事業 プラント事業 みらい創生事業
和歌山工場 — 和歌山県有田市2,650百万円
物流ソリューション事業
山梨事業所 — 山梨県南アルプス市908百万円
みらい創生事業
バタム工場 — インドネシア国バタム島102百万円
プラント事業
主な関係会社
  • 国内
    環境リサーチ株式会社
    東京都八王子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    環境計測株式会社
    京都府京都市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    坂田電機株式会社
    東京都西東京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    トーヨーコーケン株式会社
    山梨県南アルプス 市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マックスプル工業株式会社
    千葉県流山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    トーヨーカネツビルテック株式会社
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TKKプラントエンジ株式会社
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    株式会社スクラムソフトウェア
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT Toyo Kanetsu Indonesia
    インドネシア国 ジャカルタ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Toyo Kanetsu (Malaysia) Sdn. Bhd.
    マレーシア国 ビンツル · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    木本産業株式会社
    和歌山県有田市 · 持分法適用会社
    議決権33.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    コンベヤシステム(ソーティングエリア)の購入
    財務省 · 2019-09-02
    865万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は596億円営業利益36億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.5%、利益が-12.2%。

売上高
-1.5%
596億円
営業利益
-12.2%
36億円
純利益
-27.8%
26億円
営業利益率
6.0%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高650億円596億円
営業利益40億円36億円
純利益27億円26億円
1株あたり配当¥105¥105

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は140億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q14213
2024年1Q100−4−4.0−5
2024年2Q131107.69
2024年3Q13953.613
2024年4Q16819
2025年2Q285196.716
2025年4Q320226.920
2026年2Q275238.417
2026年4Q321134.09
2027年1Q140−4−2.9−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は455億円から596億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4552715
2014年3月4844829
トーヨーカネツソリューションズ株式会社がケイ・テクノ株式会社を吸収合併。
2015年3月5253930
2016年3月4663219
2017年3月4193437
環境リサーチ株式会社の全株式を取得し連結子会社化。
2018年3月4182624
当社の連結子会社であったトーヨーカネツソリューションズ株式会社を吸収合併。
2019年3月4521810
2020年3月4653017
環境計測株式会社の全株式を取得し連結子会社化。
2021年3月4363118
2022年3月5923523
株式会社スクラムソフトウェアの全株式を取得し連結子会社化。
2023年3月4742924
2024年3月5383636
当社の連結子会社であるトーヨーコーケン株式会社が、マックスプル工業株式会社の全株式を取得し連結子会社化。
2025年3月60541446.836
2026年3月59636396.026

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高596億円のうち、営業利益として残るのは36億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%459億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.9%101億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.6pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.6pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
6.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが66億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは45億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は71億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月42−12−2330151
2014年3月26−4−822169
2015年3月−2−11−18−13144
2016年3月40−8−3632136
2017年3月−21−17−28−3868
2018年3月37−12036124
2019年3月−67−1332−8076
2020年3月70−8−2462114
2021年3月15−3−521273
2022年3月−11−832−1987
2023年3月118−371969
2024年3月−7−1031−1783
2025年3月53−18−543565
2026年3月66−21−394571

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は695億円。このうち返さなくてよい自己資本が403億円で、自己資本比率は58.0%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月58130927252.9
2014年3月54533820761.6
2015年3月55936619365.0
2016年3月51434417066.9
2017年3月53235517766.7
2018年3月55836719165.7
2019年3月64835229654.4
2020年3月61034626456.7
2021年3月58836522362.1
2022年3月64336527856.7
2023年3月64038125959.5
2024年3月67937830155.6
2025年3月67438928557.7
2026年3月69540329258.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
71億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
187億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
292億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中23位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中156位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.5%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.5%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,437で、1年前と比べて+16.2%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥2,437-1.4%1ヶ月-1.7%1年+16.2%時価総額391億円
過去52週の値幅
安値¥2,105高値¥3,165

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)14.1倍
PBR0.96倍
配当利回り4.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2371円は25日線(2414円)を下回り、75日線(2539円)・200日線(2495円)も下回る。52週高値3165円から約25%下落し、下降トレンド。6月に急騰したが、7月に入り調整。出来高は高水準で売買活発。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが14.41倍と業界平均23.74倍を下回り、PBRも0.92倍と業界平均1.56倍を大幅に下回る。配当利回り4.24%は業界平均2.20%を大きく上回るが、ROE6.5%は低水準。割安だが収益力が弱く、配当性向73.7%と高いため持続性に懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍22.7倍
PER (予想)14.1倍
PBR0.96倍1.50倍
ROE6.5%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

トーヨーカネツはエネルギー・インフラ設備で安定した事業基盤を持つ。強気派は、脱炭素やエネルギー安全保障を背景とした設備投資需要、半導体・風力分野での成長期待、株主還元(配当利回り約4.2%)を評価。弱気派は、大型案件の受注変動による業績の不安定さ、今期営業利益の減益予想(2026期26億円)、PBR0.92倍と低い収益性(ROE6.5%)を懸念。

プラスに働く材料7
  • エネルギー需要堅調

    脱炭素やエネルギー安保でタンク需要は底堅い

  • 新規事業の成長

    半導体真空機器や風力発電が収益を牽引

  • 高い利回り

    配当利回り約4.2%とインカムゲインが魅力的

  • 物流自動化需要の回復2026年下期影響

    売上600億円超、物流関連受注増で営業利益40億円超

  • 政府補助金で設備投資促進2026年度影響

    補助金効果で売上20億円増、営業利益2億円

  • 高配当利回りが下支え継続影響

    配当性向30%超、配当維持で株価サポート

  • 円安効果で海外受注増加継続影響

    海外売上比率40%、1円安で営業利益1億円増

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定性

    大型案件の受注変動で売上・利益が振れやすい

  • 減益見通し

    2026期営業利益は26億円と前期比28%減の予想

  • 低い収益性

    ROE6.5%、PBR1倍割れと資本効率が低い

  • 中国市場の設備投資鈍化2026年影響

    中国売上比率30%、需要減で売上50億円減

  • 中国勢との価格競争激化継続影響

    価格10%下落で営業利益3億円減

  • 業績悪化で利益減少2026年3月期影響

    営業利益41→36億円、減益でPER低下

  • ROE低水準で割安感薄れる継続影響

    ROE6.5%は資本コスト下回る可能性

次の決算で確かめる点
受注高
大型案件の獲得状況を把握
半導体関連売上
成長セグメントの寄与度を確認
営業利益率
収益性のトレンドを監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり105で、前期から12.7%いまの株価に対する利回りは4.31%。

年間配当
¥105
1株あたり
配当利回り
4.31%
いまの株価に対して
配当性向
73.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月60112.6
2018年3月50−16.795.0
2019年3月500.0
2020年3月500.011.0
2021年3月535.038.5
2022年3月7338.162.4
2023年3月741.468.1
2024年3月11555.868.9
2025年3月1183.163.5
2026年3月103−12.773.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥105

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,449人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.3%を占め、残る62.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.645.450.544.845.643.5
金融機関29.628.727.326.924.426.5
外国法人12.113.310.113.916.316.7
事業法人10.410.910.911.211.010.7
証券会社3.31.61.33.22.62.5
自己株式11.411.412.66.42.91.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.43
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.24
03日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.58
04株式会社りそな銀行2.29
05THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.05
06トーヨーカネツ従業員持株会1.89
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.79
08住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.44
09大栄不動産株式会社1.40
10佐藤工業株式会社1.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1213%、1株純資産は14期で+903%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月132585.027.636.4
2014年3月242829.010.933.7
2015年3月263168.68.721.7
2016年3月173345.414.137.1
2017年3月3743,70210.77.9112.6
2018年3月2513,9426.512.295.0
2019年3月1133,8982.917.8
2020年3月1964,0964.910.011.0
2021年3月2124,4615.012.838.5
2022年3月1432,2306.48.662.4
2023年3月1472,3546.48.968.1
2024年3月2282,4479.49.968.9
2025年3月2362,5149.57.863.5
2026年3月1652,5856.516.773.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

24名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は24名。2026/3期の役員報酬は総額230百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大和田能史代表取締役 取締役社長6426,026
小林康紀取締役 専務執行役員5812,284
米原岳史取締役 専務執行役員639,861
佐藤真希子取締役481,372
渡邉修取締役71220
兒玉啓介取締役(常勤監査等委員)6726,365
牛田一雄取締役(監査等委員)731,924
岩村修二取締役(監査等委員)76874
酒井由香里取締役(監査等委員)581,372
柳沼伸介専務執行役員
田中寛海常務執行役員
佐藤誠常務執行役員
残りの役員12名を開く
氏名役職年齢
間中康幸常務執行役員
根本賢治常務執行役員
飯田仁志常務執行役員
大崎勝啓常務執行役員
篠原啓樹執行役員
飴谷智彰執行役員
田牧敬司執行役員
三田俊幸執行役員
長谷川努執行役員
奥村政志執行役員
白石文夫執行役員
吉澤晋太郎執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)596512217034
社外取締役642427
取締役(社内)218189

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,020字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社18社及び持分法適用会社1社で構成され、物流システム及び機械・プラントの企画、開発、設計、製作、施工、販売を主体とし、各事業に関連するリース、メンテナンスなどの事業活動を展開しております。 また、環境・防災に関連する調査、測定、分析、計測、産業用設備・機器の製造・販売、建築請負、不動産賃貸・管理、その他のサービス等の事業も営んでおります。 当社グループの事業における位置付けは次の通りであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載の通りであります。 事業区分   主な事業内容   主要グループ会社 物流ソリューション事業   物流システムの製造・販売・メンテナンス、当事業に特化したコンピューターシステムの設計・開発・製造及び販売   当社 ㈱スクラムソフトウェア Toyo Kanetsu (Malaysia) Sdn. Bhd. プラント事業   各種タンクの製造・販売・メンテナンス及び人材の派遣   当社 TKKプラントエンジ㈱ 木本産業㈱※ PT Toyo Kanetsu Indonesia Toyo Kanetsu (Malaysia) Sdn. Bhd. みらい創生事業   アスベスト、シックハウス、騒音・振動、臭気等の調査、測定及び分析 環境機器及び計測機器の保守管理・点検・修理・データ解析、環境調査(生活環境・自然環境)、環境アセスメント、環境モニタリングシステム販売、環境測定器・試薬などの販売 土木、建築、公害関係の各種計測機器、試験機の開発、試作、設計、製造、販売、および上記製品の設置工事、建設コンサルタント業務 産業用設備・機器の製造・販売 建築請負   環境リサーチ㈱ 環境計測㈱ 坂田電機㈱ トーヨーコーケン㈱ マックスプル工業㈱ トーヨーカネツビルテック㈱ 他6社 その他   複写・印刷業及び事務用品・機器の販売 家具・家電、物流システム機器のリース 不動産の賃貸・管理   当社 他1社 (注)無印:連結子会社 ※:持分法適用関連会社 事業の系統図は以下の通りであります。
経営方針・対処すべき課題3,146字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、社是である「わが社は 常にすすんで よりよきものを造り 社会のために奉仕する」を経営理念とし、「革新的な技術と実行力で、社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」」となることを経営ビジョンに掲げ、複雑化する経営環境や社会が直面する課題に革新的・先駆的な技術やソリューションをもって解決することに取り組み、グループの持続的企業価値向上と社会の発展に寄与することを目指しております。 当社グループでは、事業を通じて持続的に企業価値を向上させるため、自らの強みを活かし優先的に取り組むべき重要な経営課題(マテリアリティ)10項目を2019年に特定し、事業活動を継続してきました。 しかし、特定してから数年が経過し、当社グループを取り巻く内外環境が変化したことを鑑み、2025年度を初年度とする新中計の策定に際し、あらためて当社グループが優先的に取り組むべきマテリアリティ8項目とKPIを策定しました。新たな各マテリアリティを事業戦略の策定や各事業における意思決定プロセスにおいて考慮すべき重要な要素と位置付けています。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への賛同を表明しており、事業を通じた気候変動課題解決への取り組みとGHG排出量削減施策を強化するとともに、提言に基づく開示内容を拡充し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 引き続き、これらの課題解決を通じて、社会的に期待される役割について認識し、関連SDGs達成への寄与にも努めながら、財務面を含む持続的な成長を確実なものとしてまいります。 なお、社長直轄組織の安全環境品質保証部は、安全管理・品質管理水準の一層の向上に取り組み、事業特性に応じた最適な体制の構築を図るため、2026年度よりソリューション事業本部およびプラント事業本部内に、安全品質保証部をそれぞれ設置し、環境関連業務はコーポレート本部内で、環境負荷低減への取り組みを強化します。 事業を通じた社会課題解決 に資する重要テーマ   (1)  気候変動・環境問題への対応 (2)  労働力不足への対応 事業の競争力強化に資する 重要テーマ (事業伸長のための技術)   (3)  新技術の開発 (4)  ビジネスパートナーとの共創 (5)  製品・システムの信頼性の向上 (6)  業務生産性の向上 企業としての経営基盤   (7)  リスクマネジメント・ガバナンスの高度化 (8)  人的資本経営の高度化 (2)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 当社グループは、新グループ中期経営計画(2025~2027年度)を2030年に向けた長期戦略の第2フェーズと位置づけ、社是である「わが社は 常にすすんで よりよきものを造り 社会のために奉仕する」を経営理念とし、経営ビジョン「革新的な技術と実行力で、社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」」を継続して掲げます。複雑化する経営環境や社会が直面する課題を、革新的・先駆的な技術やソリューションをもって解決することに取り組み、グループの持続的企業価値向上と社会の発展に寄与することを目指します。 新グループ中期経営計画の初年度においては、みらい創生事業の新規連結子会社の売上寄与があったものの、物流ソリューション事業が期初の想定通り大型プロジェクトが不在となる踊り場を迎えたことなどから、減収減益となりました。 こうした状況を踏まえ、前グループ中期経営計画の施策を継続しつつ、事業環境に合わせた新たなグループ経営戦略を進めてまいります。具体的には、「未来に向けた成長基盤の確立」を基本方針とし、①事業の成長(事業構造(ポートフォリオ)の再構築)、②生産性の向上(製品や業務の標準化、省人化の推進)、③人材力の強化(多様性の確保と積極的な育成投資)を3つの柱として取組みを着実に推進しております。 各事業の基本方針・重点施策は以下の通りです。 ・物流ソリューション事業 〔基本方針〕高成長企業への進化 ・ 主力事業としての規模拡大 ・ 業務領域と顧客領域の拡大 ・ サービス事業強化 〔重点施策〕① 新領域へのチャレンジ、拡大 ② 徹底した標準化の実現 ③ 新技術の獲得 ④ 組織力のUp ・プラント事業 〔基本方針〕安定収益確保 ・ メンテナンス需要の継続受注 ・ 新規案件取込みによる売上増 ・ 技術継承と人材確保 〔重点施策〕① メンテナンス案件の継続受注及び新規取り込みによる安定収益確保 ② 人材確保と育成で技術力・施工力・動員力Up ③ タンクメーカーの実績と知見を基にした活躍領域の拡大 ・みらい創生事業その他 〔基本方針〕環境事業確立への挑戦 ・環境・防災領域の事業拡大(M&A含む) ・グループ会社のガバナンス強化 〔重点施策〕① 事業の選択と集中を進め、環境・防災ソリューション事業を確立 ② グループ一体運営によるグループシナジー・事業機会の創出 ③ 効率的グループ・ガバナンスの構築 ・経営基盤強化策(ESG経営の推進) 当社グループは、グループ全体の持続的成長を目指し、気候変動への対応として、GHG排出量削減目標(Scope1およびScope2)の公表や、環境投資(工場等への太陽光発電設備の導入)など継続して取り組んでおります。また、従業員の健康保持・増進の取組みを推進する中、「健康経営®優良法人(大規模法人部門)」に5年連続で認定されているほか、地域貢献活動においても、当社グループの所在地の自治体へ児童書購入等の支援や地域イベント等での協賛・ボランティアなど積極的に活動しております。これらの取り組みを含むESG経営については、マテリアリティで特定した項目等、対処すべき課題に対し、サステナビリティ委員会を中心に継続して推進してまいります。 (3)目標とする経営指標 当中期経営計画期間の最終年度にあたる2027年度の連結業績目標として、売上高680億円、営業利益43億円、ROE8%の達成を目指し、「ACTION FOR THE FUTURE 期待を超える実行力で、未来を支えるチカラになる」のもとグループ一丸となって目標達成に取り組んでまいります。 (単位:百万円) 連結業績目標への推移   2025年度 (実績)   2026年度 (予想)   2027年度 (中計目標) 売上高   59,617   65,000   68,000 物流ソリューション事業   34,957   38,000   40,000 プラント事業   12,799   14,000   14,500 みらい創生事業   11,459   12,500   13,000 その他   399   500   500 営業利益   3,581   4,000   4,300 物流ソリューション事業   3,425   3,900   4,100 プラント事業   1,002   850   900 みらい創生事業   466   1,000   1,100 その他(全社費用含む)   △1,311   △1,750   △1,800 ROE   6.5%   7.0%   8.0% (注)上表における各事業の営業利益の目標数値はセグメント間の内部取引及び振替高の調整額が含まれておりません。
事業等のリスク6,199字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社のリスク管理体制は、取締役の中から任命されたリスク管理統括責任者が、当社及び当社グループのリスク管理を統括し、全社リスク管理部門がリスク管理統括責任者の指揮命令の下、リスクの洗い出し、評価・結果のモニタリング等を行います。重要リスクについては、経営環境の変化やリスク対応状況等を踏まえて定期的に見直しが行われ、適切なリスク対策が適時に実行されるよう努めております。 事業活動に与える可能性のあるリスクのうち、重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、予見することが困難なリスクも存在します。 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1)気候変動に関するリスク 世界的な環境意識の高まりや低炭素・脱炭素型社会への移行による、エネルギーシフトが加速する中で、LNG・原油等のタンク需要が減少することは避けられず、当社の事業環境に悪影響が及ぶ可能性があります。 また、当社グループの事業に起因した環境問題が発生した場合には、社会的な信用低下につながる可能性があります。 当社グループでは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同し、気候変動に係るリスクおよび機会の分析、並びにそれらを踏まえた事業戦略の策定および開示を進めております。また、当社の技術を活かし大型液化水素貯蔵の開発や、発電用燃料としての水素やアンモニアの需要拡大への対応を通じた、低炭素社会の実現を目指し、当社の強みを活かしたインフラに係る取り組みを積極的に推進しており、大型液化水素タンク(5万㎥級)の研究開発を継続して進めており、2026 年度にベンチスケール試験タンクを建設し、2027 年度の実証試験完了を目指しております。 (2)プロジェクトの遂行に関するリスク 物流ソリューション事業では、Eコマース市場の拡大、物流業務のアウトソーシングの広がりなどにより、サプライチェーンの中で物流センターにおける役割が増えると共に、物流業務の効率化、拠点の集約化の動きに合わせて物流センターが大型化する傾向にあり、これまで以上にプロジェクト管理・遂行能力の重要性が高まっております。そのため、当事業においては、営業提案から施工まで一貫した納期管理の徹底を行い、標準化や生産性向上によるコスト・作業負担の低減に努めると共に、協力会社の拡大など、持続可能なプロジェクト遂行体制の整備に努めており、物流センターの全体エンジニアリングへ業務拡大を進めています。しかしながら、短納期化が求められるなかでの予期せぬ建築施工計画の変更による工期圧縮や、一定期間内に複数の大型プロジェクトを同時進行することに伴う納期調整など、様々な要因によって想定外のコストが発生する可能性があります。 また、当事業が提供する主要な製品や部材の中には、海外の特定取引先から調達しているものが存在し、取引先の経営方針・経営環境の変化や、国際需給の変動、自然災害、事故などにより、安定的にこれら製品や部材を調達できない場合にはプロジェクトの遂行に影響を与える可能性があります。 プラント事業においては、国内製油所を中心にタンク補修工事を請け負っており、工事従事者が不足した場合や資機材の調達価格が高騰した場合、現場監督者の技術の継承が遅れた場合には事業遂行に影響を及ぼす可能性があります。そのため、パートナー企業との連携強化の一環として、タンク建設やメンテナンス業務において多くの実績を持ち、現場施工に精通した人材を有する木本産業株式会社をグループインしました。また、TKKプラントエンジ株式会社と共同で技術者及び現場監督の増員を進めて、施工体制の強化や人材育成、DXを活用した労働環境の改善に注力しています。またタンク新設プロジェクトへの対応として、受注から施工まで少数精鋭による一貫した管理・情報集約体制を整え、迅速かつ効率的なプロジェクトの遂行を行っております。 当社グループでは、プラント事業を中心に海外でも事業を展開しており、当社連結子会社のPT Toyo Kanetsu Indonesiaにおいてタンク等の鉄鋼材料の加工や現地工事、Toyo Kanetsu(Malaysia) Sdn.Bhdでは現地空港における手荷物搬送設備のメンテナンス、及び現地石油化学プラント関連設備のメンテナンス事業を行っております。これらの海外事業には以下に掲げるようなリスクが内在しており、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ① 法律又は規制の予期せぬ変更 ② 政治経済の不安定性 ③ 人材確保の困難性 ④ 不利な税制改正 ⑤ テロ、戦争、疫病、災害、その他の要因による社会的混乱 新型コロナウィルス感染症の影響や地政学リスクの影響による部品等の不足や価格高騰に対し、早期手配に取り組むなどリスク低減を図っております。 プロジェクトの遂行にあたっては案件に応じて製造物責任賠償保険等に加入すると共に、品質を担保するため、当社グループでは社内規定を制定し、品質マネジメントシステムを整備するなど、品質管理を強化しております。また品質問題が発生した場合でも品質管理の主管部門を社長直轄とすることで、迅速な対応を可能とする体制を整備しております。しかしながら万が一製品に重大な品質クレーム・トラブルが発生した場合には、修繕費用や賠償の発生等によりプロジェクト収益が悪化するのみならず、当社グループの社会的評価の低下に繋がり、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす恐れがあります。 (3)受注競争の激化による影響 当社グループの主力事業は何れも受注型産業であり、厳しい受注競争に晒されているため、採算面での不合理な下方圧力に直面した場合には、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、顧客の政策・方針や、業界の経営環境変化、業界再編の動きは、受注活動に影響を与える可能性があります。 こうしたリスクに対し、物流ソリューション事業においては、国内外における顧客領域の拡大を進めつつ、外部技術の柔軟な導入による最適なソリューション提供を行うと同時に、製品の内製化、標準化を推し進め、価格競争力を強化しております。また、更なる業務効率向上を図るために社内システムの刷新を行うなどの対策を進めております。 プラント事業では、厳しい事業環境が長期化する中で、既設の原油タンク等のメンテナンスの収益性向上、コア技術であるタンクEPC(設計・調達・施工)遂行能力を向上・発展させ、品質面での優位性を活かした受注活動に取り組むと共に、海外子会社による事業領域の拡大を図っております。 しかしながら、製品・技術のライフサイクルが短命化する中で、市場からの要請に対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下し、中長期的に業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループは、有形固定資産及び無形固定資産等の固定資産を保有しています。継続的な業績のモニタリング等により、当該固定資産に対する投資の回収が困難となる前に対策を講じるように努めておりますが、経営環境や事業の状況の著しい変化等により収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、当該資産に対する減損損失の計上により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)新規事業の立ち上げに関するリスク 当社グループは、長きにわたり物流ソリューション事業、プラント事業を主力事業として展開をし、これまで相互補完的にグループ収益を支えてまいりましたが、これら事業環境の変動幅は大きく、収益のボラティリティが高いと認識しております。 そのため、M&Aの実行や、CVCの立ち上げとスタートアップとの連携など、適切なパートナー企業と様々な可能性について探索しております。M&Aにおいては、対象となる企業の財務や税務、法務などの契約関係及び事業の状況等について事前に社内外の専門家と詳細なデューデリジェンスを実施し、可能な限りリスクの低減に努めておりますが、M&A後に、事業環境に急激な変化が生じた場合やその他予期し得ない理由により当初の計画通りに事業が進展しない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、新規投資の実行に当たっては、投資の意義・目的を明確にしたうえで、経営会議及び取締役会による定期的なモニタリングを強化し、リスクの低減に努めております。 (5)コンプライアンスに関するリスク 当社グループの役員・従業員が法令違反行為や企業倫理違反行為等を発生させた場合、多額の課徴金や損害賠償が発生するなど、業績及び財政状態に悪影響を及ぼすだけでなく、当社グループの社会的な信用が低下し、事業継続に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、コンプライアンス委員会の設置や統括責任者の任命など組織体制を整備する他、グループ企業行動憲章をはじめとした諸規程を定め、グループ全取締役及び社員へ社会的責任及び公共的使命を周知徹底し、意識を醸成するなど、コンプライアンスを堅持する取り組みを推進しております。 (6)労働安全衛生に関する影響 当社が提供する設計施工をはじめとする各種サービスにおいて、重大な人身事故、品質事故等が発生した場合には、信用毀損、損害賠償や施工遅延・再施工費用の発生等により、事業活動や財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、社員および当社業務に携わるすべての協力会社の安全と健康を第一に考え、ISO45001に準拠した安全衛生管理を行うとともに、「労働安全衛生方針」のもと、グループ安全会議の開催、現場パトロールの実施、パートナー企業を含めた安全体制の維持・拡充等により、重篤な労働災害の発生を防止すべく、予防安全活動を推進しております。 (7)人材の確保・育成に関するリスク 当社グループでは、人材の確保と育成は、事業継続及び成長のための重要な経営課題と認識しておりますが、少子高齢化による労働人口の減少、人材の獲得競争の激化やキャリア意識の多様化に伴う人材流出により労働力の確保が困難となる可能性があります。 当社では、「挑戦をバックアップする仕組み」「処遇の改善」「安心して働ける職場」へ投資することで、人材育成・採用の強化、エンゲージメントを向上させ人材力を強化しています。また、女性活躍推進行動計画を策定し、女性管理職候補者の育成・登用、時差勤務の利用促進、有給取得率向上、男性の育児休業取得促進などの取り組みを進め、「健康経営@優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されるなど、働きやすい職場環境づくりによる人材の定着化を推進しております。また、物流ソリューション事業では、エデュケーションセンターにおいて、人材のさらなる技能強化や安全教育指導を実施しております。 (8)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、顧客情報や技術情報などの機密性の高い情報を取り扱っており、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルス感染等が発生した場合には、情報漏洩、データ改ざん、システム停止等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、ゼロトラストの考え方に基づくアクセス制御、通信の暗号化、端末・クラウド環境における多層的な防御策、老朽化したシステムの最新化などの対策を講じています。加えて、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し、サイバー攻撃を想定した訓練の実施、情報資産を適切に取り扱うための教育・点検等を実施しています。また、取引先を含むサプライチェーン全体の安全性確保の観点から、委託先の管理や外部サービス利用時のリスク評価等を実施しています。 (9)自然災害・疫病等に関するリスク 大規模地震、風水害等の自然災害、パンデミック(感染症の大流行等)が発生した場合には、工事従業者の生命の危険、機器資材の現場への搬入遅延、現場工事の中断等、国内外の事業所において直接的又は間接的な損害発生の可能性があります。 当社グループは、災害時の事業継続計画(BCP)を策定しており、災害備蓄の実施、国内主要製造・開発拠点における耐震補強工事や製造機能再編や強化など、事業継続に必要な対策を講じております。また、首都直下地震や南海トラフ地震等を想定した実践的なBCP訓練を実施するなど、事業継続力の更なる向上に取り組んでいます。 (10)市場動向等に関するリスク 物流ソリューション事業では、小売、卸売、生協などの業界を中心に製品・システムを納入しております。また国内空港を中心に手荷物搬送システム等を提供しております。そのため、景気後退や少子高齢化の進展等による物流量の低下などで、物流施設関連への投資が停滞した場合や、航空関連需要の動向によっては、当事業の展開に影響を与える可能性があることから、AI、IoT技術を活用した事業領域の拡大を図っております。 プラント事業においては、LNGプラントや製油所等に各種タンクを納入すると共に、既設の原油タンク等のメンテナンスを実施しております。そのため世界的な景気動向の他、産油・産ガス国や消費国の経済・社会情勢、各国のエネルギー・環境政策の動向、原油・LNG価格の動向等により、プラントオーナーの投資計画の中止・延期・大幅見直し等が発生した場合には、当事業の業績に悪影響を及ぼす可能性があることから、安定収益源の確保による受注変動に強い事業体質を確立すべく、メンテナンス案件の収益性向上等の取り組みを強化しています。 また、経済環境が悪化した場合には次のようなリスクを想定しております。 ① 為替相場の変動 当社グループの事業活動は、海外における製品の生産、資材の販売、建設工事等が含まれており、主に米ドル建てでの取引が発生します。現時点において、外貨建ての取引高、及び保有資産額は相対的に僅少であるため、為替相場の変動リスクは低いと認識しておりますが、想定外の変動は将来的な当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 金利の変動 当社グループは、営業債権などによる信用供与、固定資産取得などのため、短期・長期の調達比率のバランスを鑑みながら金融機関より資金調達を行っております。金利が上昇する局面においては、資金調達コストが増大し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 保有有価証券の評価 当社グループは、政策的に保有する株式は、毎年度、全銘柄について、中長期的な視野に立った保有意義や資産効率等を検証した上で、取締役会にて審議し、保有意義の低下した銘柄は売却しておりますが、大幅に株価が下落した場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,770字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、米中の通商政策が輸出企業に与える影響や、中東情勢混乱の長期化が懸念されるも、少子高齢化による人手不足感の高まりから幅広い企業において省力化・省人化のための旺盛な設備投資意欲がみられ、個人消費も物価上昇の鈍化と賃上げによる所得の増加もあいまって底堅く推移いたしました。 このような状況下、主力の物流ソリューション事業では、深刻化する人手不足を背景に、ネット通販、3PL、卸業、生協向け自動化・省人化設備への需要が継続しました。また、顧客ニーズの多様化に伴い、設備需要の広がりが見られる事業環境となりました。 プラント事業では、国内製油所向けタンクメンテナンスの需要が引き続き堅調に推移し、安定的に収益を計上しております。また、海外子会社のあるマレーシア・インドネシアにおいても補修案件への積極的な取り組みを継続しております。 みらい創生事業では、環境・防災ソリューション事業の官公庁・自治体向けでは、環境常時監視ソリューションは例年並みで推移する中、各種インフラの更新や防災意識の高まりを背景に、土木工事における計測需要が伸長しましたが、同事業の民需では、アスベスト対策市場の需要が堅調に推移しているものの競争環境は厳しさを増しています。産業機械事業では、建設投資、半導体、二次電池関連の設備投資計画が増加していること等により、市場は安定的に推移しており、建築事業は建築資材や工事費の高騰の影響により、厳しい事業環境が継続しております。 1.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億84百万円増加し、695億21百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ6億93百万円増加し、292億19百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ13億91百万円増加し、403億1百万円となりました。 2.経営成績 2025年度の連結決算の状況は、みらい創生事業の新規連結子会社の売上寄与があったものの、主力の物流ソリューション事業が期初の想定通り大型プロジェクトが不在となる踊り場を迎え減収となったことから、売上高は596億17百万円となり、前連結会計年度比微減(1.4%減)となりました。また、営業利益は、プラント事業は採算性向上により増益となったものの、物流ソリューション事業における減収に伴う減益に加え、みらい創生事業も減益となったことにより、35億81百万円と前連結会計年度比13.3%減となりました。経常利益は38億97百万円(同11.5%減)、前連結会計年度に政策保有株式の売却益を特別利益に計上したことの反動等により、親会社株主に帰属する当期純利益は25億56百万円と前連結会計年度比29.7%減となりました。また、受注高は、485億95百万円(同6.1%減)となっております。 なお、当連結会計年度より、セグメントの区分を変更しており、前年同期との比較分析は、変更後の区分に基づいております。 セグメントの経営成績は次の通りであります。 ・物流ソリューション事業 ネット通販、卸業、小売、3PL、製造業向けの「マルチシャトル」、「テーブルソーティングシステム」、「3Dパレットシャトル」、「モジューラ」等を組み込んだ庫内自動化設備案件を中心に売上計上されました。 この結果、当事業の売上高は349億57百万円(前連結会計年度比7.5%減)となりました。利益面では売上高の減少に伴って営業利益は34億25百万円(同8.0%減)、受注高は358億60百万円(同4.4%増)となりました。 ・プラント事業 国内製油所向けタンクメンテナンス案件を中心に、売上高は127億99百万円(前連結会計年度比2.5%増)となりました。 また、営業利益は10億2百万円(同11.2%増)、受注高は127億34百万円(同26.8%減)となりました。 ・みらい創生事業 環境・防災ソリューション事業及び産業機械事業の新規連結子会社の売上寄与や、建築事業における新設・改修工事の完工案件増加により売上高は114億59百万円(前連結会計年度比17.1%増)となりました。 利益面では、アスベスト調査・分析分野の競争環境の変化により同分野が減益となったことや、産業機械事業において戦略投資を含む先行的費用が発生したこと、新規連結子会社のM&A関連費用や統合プロセスに関する費用の計上等により、営業利益は4億66百万円(同46.6%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べて6億20百万円増加し、70億71百万円になりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は65億67百万円(前連結会計年度は53億0百万円の収入)になりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上37億39百万円、売上債権及び契約資産の減少30億99百万円、契約負債の増加9億56百万円、仕入債務の減少1億35百万円、法人税等の支払額16億15百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に用いた資金は20億72百万円(前連結会計年度は17億62百万円の支出)になりました。主な要因は、固定資産の取得による支出23億2百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入2億15百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動に用いた資金は38億77百万円(前連結会計年度は54億22百万円の支出)になりました。主な要因は、短期借入金の純減少額17億15百万円、長期借入れによる収入6億50百万円、長期借入金の返済による支出6億5百万円、配当金の支払22億32百万円等によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 1.受注実績 当連結会計年度における各事業の受注実績を示すと、次の通りであります。 なお一部の見込生産を除き、受注生産を行っております。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 物流ソリューション事業   35,860   104.4%   34,447   102.7% プラント事業   12,734   73.2%   11,634   99.4% 合計   48,595   93.9%   46,082   101.9% 2.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント毎に示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 物流ソリューション事業   34,957   92.5% プラント事業   12,799   102.5% みらい創生事業   11,459   117.1% 報告セグメント計   59,217   98.6% その他   399   99.6% 合計   59,617   98.6% (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) アマゾンジャパン合同会社   6,981   11.5   7,254   12.2 アスクル株式会社   7,638   12.6   2,387   4.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、その作成にあたっては、決算日における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容 1.経営成績等の状況に関する分析・検討 (中期経営計画の目指す経営指標に関する分析) 当社グループは、新グループ中期経営計画(2025~2027年度)を2030年に向けた長期戦略の第2フェーズと位置づけ、社是である「わが社は 常にすすんで よりよきものを造り 社会のために奉仕する」を経営理念とし、経営ビジョン「革新的な技術と実行力で、社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」」を継続して掲げてまいりました。複雑化する経営環境や社会が直面する課題を、革新的・先駆的な技術やソリューションをもって解決することに取り組み、グループの持続的企業価値向上と社会の発展に寄与することを目指します。 本中期経営計画の初年度においては、みらい創生事業の新規連結子会社の売上寄与があったものの、物流ソリューション事業が期初の想定通り大型プロジェクトが不在となる踊り場を迎えたことなどから、減収減益となりました。 引き続き、「未来へ向けた成長路線の確立」を基本方針とし、①事業の成長(事業構造(ポートフォリオ)の再構築)、②生産性の向上(製品や業務の標準化、省人化の推進)、③人材力の強化(多様性の確保と積極的な育成投資)を3つの柱として取組みを更に強化してまいります。 グループ中期経営計画における各セグメントの目標数値、基本戦略及びそれらの進捗状況、並びに経営者が認識する現状の事業環境については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しておりますので、ご参照ください。 2025年度の業績予想と実績との比較 (単位:百万円) 2025年度(予想)   2025年度(実績)   予想比   2026年度 (予想) 売上高   62,000   59,617   △2,382   65,000 物流ソリューション事業   35,500   34,957   △542   38,000 プラント事業   14,000   12,802   △1,197   14,000 みらい創生事業   12,000   11,622   △377   12,500 その他   500   641   141   500 調整額   -   △408   △408   - 営業利益   3,700   3,581   △118   4,000 物流ソリューション事業   3,400   3,425   25   3,900 プラント事業   850   1,002   152   850 みらい創生事業   900   466   △433   1,000 その他   150   162   12   150 調整額   △1,600   △1,474   125   △1,900 ROE   6.0%   6.5%   0.5pt   7.0% (注)調整額は、連結消去及び各セグメントに帰属しない全社費用の合計額です。 売上高は、予想比23億82百万円減収(3.8%減)の596億17百万円となりました。また、営業利益は予想比1億18百万円減益(3.2%減)の35億81百万円となりました。 これは、ソリューション事業において、中小型案件を鋭意取り込むも大型案件が一服したこと、みらい創生事業において、M&Aの売上貢献はあったものの一部反動減があったこと等によるものです。 ROEは、営業利益は減益となったものの、賃上げ促進税制の税額控除による税金費用の減少等により、予想比0.5ポイント増加の6.5%となりました。 2.財政状態に関する分析・検討 当連結会計年度末における総資産は695億21百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億84百万円増加しました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産が30億39百万円減少し、投資有価証券が12億3百万円増加したことによるものです。一方負債は292億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億93百万円増加しました。これは主に有利子負債(短期借入金・1年内償還予定の社債・1年内返済予定の長期借入金・社債・長期借入金)が合計で8億97百万円減少し、契約負債が9億57百万円増加したことによるものです。 また純資産については、403億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億91百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益により25億56百万円及びその他有価証券評価差額金により7億59百万円増加した一方で、剰余金の配当により22億38百万円減少したことによるものです。 営業債権の回収による収入が、業容拡大に伴う運転資金や設備投資、積極的な株主還元策の実施等による資金需要を上回り、前連結会計年度と比べ金融機関からの借入金が減少しております。一方で、当連結会計年度から連結の範囲に含めました坂田電機株式会社ほか4社のバランスシートを取り込んだことにより、バランスシートはやや拡大し、当連結会計年度末の自己資本比率としては58.0%と前連結会計年度末に比べ0.3ポイント改善しました。 3.キャッシュ・フローに関する分析・検討 当社グループの資金需要のうち主なものは、生産活動に必要な材料費、外注費及び労務費等の製造費用や、受注獲得や競争力強化のための販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、資金の需給状況に応じて株主還元や成長投資にも資金を利用しております。また、地政学リスクの高まり、関税政策による不確実性の増大、世界的なインフレーションの加速、金利の上昇、またそれらに起因する原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱等によるキャッシュ・フローの急激な悪化に備え、当社グループでは手元流動性を十分に確保する方針を執っております。万一、追加の資金が必要になった場合には、金融機関からの借入により資金を調達していく考えです。 当社グループは、当連結会計年度において、配当の支払や自己株式の取得などの株主還元に26億75百万円、固定資産の購入などの成長投資に23億14百万円使用しました。当社では、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けており、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております株主還元方針に従った自己株式の取得や配当金の支払い等、機動的な株主還元を実施しております。 また、2025年度より開始いたしましたグループ中期経営計画(2025年~2027年度)に則り、持続的な企業価値向上のため、財務の健全性を確保しつつ、資本コストを意識した成長投資を積極的に行ってまいります。 当社グループでは、事業運営上必要な流動性と安定的な資金調達を実現するため、営業活動から獲得した手元資金を活用するほか、必要に応じて機関投資家向けの社債発行や、金融機関より短期借入金及び長期借入金による資金調達を行っております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債残高は130億88百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は70億71百万円であります。

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開示資料

出典

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