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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ムーンバット

MOONBAT Co., Ltd.8115 · Standard · 卸売業

洋傘・帽子・宝飾などアクセントファッションの企画・輸入・販売を手がける専門商社。企画から製造、販売までを国内外のネットワークで展開する。

概要

京都に本社を置くムーンバットは、洋傘、洋品、毛皮、宝飾品、帽子などのアクセントファッション商品を扱う総合卸売商社である。2025年3月期の連結売上高は119億円、営業利益7億円。213人の従業員を擁し、1977年に大阪証券取引所第二部に上場。ニッチな品揃えと顧客密着型営業を強みとする。

身の回り品事業4部門が連結売上の96%を占める

身の回り品事業は洋傘、洋品、帽子、毛皮・宝飾の4部門から構成される。2025年3月期の同事業の売上高は114億51百万円で、連結売上高119億33百万円の約96%を占める。洋傘部門ではパラソル(日傘)や雨傘を取り扱い、猛暑の影響で好調に推移した。洋品及び帽子部門ではインポートブランドの導入や自社ブランドの展開を進めるが、ライセンスブランドの取扱終了の影響を受けた。毛皮・宝飾部門はエコファーやリフォームなどサステナブルな提案に注力し、百貨店外商ルートや催事展開で売上を伸ばした。

情報サービス事業がグループに新たな収益源を加える

連結子会社セブンシステム株式会社が担う情報サービス事業は、システム開発・販売、保守・メンテナンスを提供する。2025年3月期の売上高は4億81百万円、セグメント利益は29百万円で、前年比それぞれ6.6%増、20.2%増と成長した。業務のIT化やDX推進ニーズの高まりを捉え、受託開発や保守サービスを強化している。身の回り品事業に比べ規模は小さいが、グループ全体の収益構造の多様化に貢献しており、今後の成長が期待される分野である。

百貨店比率5割、販路多様化が急務

同社の販売先は長らく百貨店が全体の8割を占めていたが、2025年3月期では5割程度に低下した。百貨店の閉店や売場縮小、消費行動の変化に対応し、専門店、Eコマース、ドラッグストア、ホームセンターなど新たなチャネルへの販路拡大を進める。中期経営計画ではEコマース売上比率10%を目標に掲げ、自社ブランドの確立や越境ECの構築にも取り組む。海外では上海慕恩巴特商貿有限公司を通じた中国市場開拓を進めている。

8社の連結子会社が機能分担

グループは当社、連結子会社6社、在外子会社が出資する子会社1社、その他の関係会社1社で構成される。主要子会社として、洋傘製造の株式会社グローリー、毛皮・宝飾企画販売のルナ株式会社、販売業務請負のエクセレントスタッフ株式会社、物流業務受託・デザイン企画の東京ファッションプランニング株式会社、貿易を担うA.F.C. ASIA LIMITED、中国現地法人の上海慕恩巴特商貿有限公司、システム開発のセブンシステム株式会社がある。各子会社が専門性を発揮し、グループ全体のシナジーを生み出している。

業界の中での役割はファッション業界向けのアクセントファッション商品サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
119億円
営業利益
6億円
営業利益率
5.0%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
身の回り品 事業115億円95.8%6億円5.2%
情報サービス 事業5億円4.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01洋傘主力

洋傘部門は、当社が企画・発注した商品を仕入れ、子会社A.F.C. ASIA LIMITEDや㈱グローリーを通じて製造・販売。国内外のメーカーに委託生産し、自社ブランドの展開を図る。

主な製品・サービス1
洋傘
雨傘や日傘など。独自企画に基づき、国内メーカーや海外委託先で製造。

02洋品準主力

洋品部門は、スカーフやハンカチなどの服飾雑貨を企画し、国内外のメーカーに発注して製造。輸入品や仕入商品を自社ブランドで販売する。

03帽子準主力

帽子部門は、キャップやハットなどを企画し、国内外のメーカーに発注して製造。A.F.C. ASIA LIMITEDを通じた輸入品も含め、販売する。

04毛皮・宝飾品副次

毛皮部門は、ファーコートやマフラーなどを企画し、国内外で製造。宝飾品部門は、子会社ルナ㈱が企画し、ジュエリーを国内外のメーカーに発注して製造・販売する。

05情報サービス副次

システム開発・販売、保守・メンテナンスなどの情報サービスを提供する。連結子会社セブンシステム㈱が担う。

主な製品・サービス2
システム開発・販売
顧客向けに業務システムやアプリケーションの開発、販売を行う。
保守・メンテナンス
開発したシステムの保守や運用サポートを提供する。

製品と技術

洋傘:パラソルと雨傘で国内トップシェア

洋傘部門はムーンバットの祖業であり、日傘(パラソル)と雨傘を主力とする。自社ブランドに加え、ライセンスブランドも取り扱う。子会社グローリーが製造を担当し、高品質な製品を供給。猛暑となった近年はパラソルの需要が拡大し、専門店やEコマースでの販売が好調。機能性とデザイン性を両立した商品開発により、百貨店でのシェアは業界トップクラスを維持する。

洋品・帽子:インポートブランドと自社ブランドを展開

洋品部門ではスカーフ、ストール、バッグなどを、帽子部門では春夏向けの麦わら帽子から秋冬向けのフェルト帽子までを扱う。インポートブランドの導入に加え、自社ブランドの育成にも注力。2024年12月には人気ライセンスブランドの取扱を終了したが、新たなブランド開拓を進める。専門店や百貨店外商ルートを通じた販売を強化している。

毛皮・宝飾:エコファーとサステナブル提案

毛皮・宝飾部門は子会社ルナが企画販売を担当。天然毛皮に加え、環境配慮型のエコファーやリフォームサービスを提案。宝飾品ではリング、ネックレスなどを扱う。百貨店外商ルートや催事展開を活用し、中高級品市場での地位を確立。サステナビリティを意識した商品開発により、変化する消費者ニーズに対応している。

情報サービス:グループ内DXと外部受託の両軸

情報サービス事業は連結子会社セブンシステムが担う。グループ内の業務効率化やDX推進を支援する一方、外部顧客向けにシステム開発・販売、保守メンテナンスを提供。近年はIT化需要の高まりを受け、売上を伸ばしている。ムーンバット全体のデジタル化を加速する役割も果たし、グループの競争力強化に貢献する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

婦人靴卸売、リブランドで回復途上

ムーンバットは婦人靴を中心とした靴卸売業。同業にはタビオ(靴下・衣料)や高千穂交易(産業機器)など異業種が多く、直接の競合は少ない。婦人靴市場は成熟しており、百貨店向け販売に依存。売上高は119億円と前年から増加したが、営業利益率は5.88%から5.04%へ低下。リブランド戦略やPB商品開発により収益改善を図っているが、効果は限定的。市場縮小に対応した事業構造改革が急務。

強み

  • 「ムーンバット」ブランドは婦人靴分野で一定の知名度
  • 主要百貨店との取引実績、安定的な販路を確保
  • PB商品の投入により差別化と収益性向上を模索
  • 売上高が増加基調、収益改善への取り組みが進む

課題

  • 婦人靴市場は長期的に縮小傾向、需要減少が続く
  • 営業利益率が低下傾向、価格競争やコスト増が影響
  • 既存市場に依存しすぎ、新たな収益源の確保が急務

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がムーンバット

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17608エスケイジャパン72億円10.7倍
27590タカショー70億円26.1倍
33565アセンテック68億円9.7倍
43143オーウイル66億円7.9倍
58115ムーンバット63億円10.4倍
63537昭栄薬品63億円10.7倍
78835太平洋興発62億円18.1倍
88226理経61億円8.0倍
98077トルク60億円6.4倍
107681レオクラン60億円136.2倍
118105Bitcoin Japan59億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

西陣帯地問屋から洋傘・洋品へ(1885-1941)

1885年3月、京都・西陣で帯地問屋として創業。1916年3月にショールの製造販売を開始し、1921年9月には洋傘の製造販売に参入。その後1941年9月に有限会社河野与助商店を設立し、法人化した。創業から半世紀余りで、帯地から洋品・洋傘へと事業の軸足を移し、後の総合卸売商社の基盤を築いた。

株式会社化と社名変更を経て全国展開(1946-1964)

1946年6月、株式会社河与商事に改組。1955年3月に東京支店を開設して関東市場に進出し、同年5月には洋品の製造企画・販売を開始。1956年10月に札幌営業所、1960年10月に大阪支店、1963年12月に名古屋支店、1964年10月に福岡支店を開設し、全国主要都市に拠点を構えた。1963年8月には社名をムーンバット株式会社に変更し、現在のブランド名が誕生した。

上場と宝飾・情報サービスへの多角化(1970-1995)

1970年4月に日本洋傘センターを設立。1977年3月、大阪証券取引所市場第二部と京都証券取引所に株式上場を果たす。同年9月には宝飾品の製造企画・販売を開始。1978年7月に洛南センターを開設し物流機能を強化。1994年11月に萬久株式会社を買収し、翌年吸収合併。1995年9月にはエムビー情報サービスを設立し、情報サービス事業に参入した。

M&Aによるグループ拡大と子会社化(1995-2013)

1996年1月に東部物流センター開設。2001年7月に洛南センターを移転し西部物流センターに改称。2007年4月にA.F.C. ASIA LIMITEDの株式を取得し連結子会社化。2010年4月、エムビー情報サービスがルナ・ジュエリーから事業譲受け、ルナ株式会社に商号変更。2012年12月に株式会社グローリーとエクセレントスタッフ株式会社の株式を取得。2013年7月にグローリーが日本洋傘センターを吸収合併した。

市場統合と札幌廃止、支店再編(2013-2021)

2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東京証券取引所市場第二部に上場。2016年4月に東京ファッションプランニングの株式を取得。2021年4月、札幌営業所を廃止し東京支店に統合。同年7月には大阪支店と名古屋支店を統合し、京都支店を開設。支店網の再編により効率化を図るとともに、本社機能の強化を進めた。

スタンダード市場移行と中期経営計画(2022-2026)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。2024年4月にセブンシステム株式会社の株式を取得し、情報サービス事業を強化。2025年3月期から2027年3月期の中期経営計画を策定し、売上高125億円、営業利益7億円、ROE10%以上などの目標を掲げる。百貨店依存からの脱却とDX推進による収益基盤の再構築を目指す。

年表41件を開く

1880年代

  • 1885年3月創業西陣帯地問屋として創業。

1910年代

  • 1916年3月ショールの製造・販売開始。

1920年代

  • 1921年9月洋傘の製造・販売開始。

1940年代

  • 1941年9月創業有限会社河野与助商店を設立。
  • 1946年6月株式会社河与商事に改組。

1950年代

  • 1955年3月東京支店開設。
  • 1955年5月洋品の製造企画・販売開始。
  • 1956年10月札幌支店(現・営業所)開設。
  • 1958年5月毛皮の製造企画・販売開始。

1960年代

  • 1960年10月大阪支店開設。
  • 1963年8月商号変更ムーンバット株式会社に社名変更。
  • 1963年12月名古屋支店開設。
  • 1964年10月福岡支店開設。

1970年代

  • 1970年4月創業日本洋傘センター株式会社を設立。
  • 1977年3月上場大阪証券取引所市場第二部、京都証券取引所に株式上場。
  • 1977年9月宝飾品の製造企画・販売開始。
  • 1978年7月洛南センター開設。

1980年代

  • 1982年10月東京支店を新宿NSビルに移転。

1990年代

  • 1994年11月M&A萬久株式会社を買収。
  • 1995年4月M&A萬久株式会社を吸収合併。
  • 1995年9月創業エムビー情報サービス株式会社を設立。
  • 1996年1月東部物流センター開設。

2000年代

  • 2001年7月商号変更洛南センター(京都市伏見区)を京都市右京区に移転し、呼称を西部物流センターに変更。
  • 2002年8月名古屋支店を名古屋市中区栄に移転。
  • 2002年9月エムビー物流システム株式会社の株式売却。
  • 2003年1月東京支店札幌営業所を札幌市中央区大通西に移転。
  • 2003年9月福岡支店を福岡市博多区博多駅前に移転。
  • 2004年6月東京支店を千代田区九段北(市ヶ谷)に移転。
  • 2007年4月M&AA.F.C. ASIA LIMITED の株式を取得し、連結子会社化。
  • 2008年5月東京本部(浅草橋)を江東区深川(門前仲町)に移転。
  • 2009年2月大阪支店を大阪市西区立売堀(阿波座)に移転。

2010年代

  • 2010年4月商号変更エムビー情報サービス株式会社がルナ・ジュエリー株式会社から事業の全部を譲受け、ルナ株式会社(現・連結子会社)へ商号変更。
  • 2011年5月連結子会社A.F.C. ASIA LIMITEDが上海慕恩巴特商貿有限公司(現・連結子会社)を中国上海に設立。
  • 2012年12月M&A株式会社グローリー、エクセレントスタッフ株式会社の株式を取得し、連結子会社化。
  • 2013年7月M&A株式会社グローリーを存続会社として、日本洋傘センター株式会社を吸収合併。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2016年4月M&A東京ファッションプランニング株式会社の株式を取得し、連結子会社化。

2020年代

  • 2021年4月M&A東京支店札幌営業所を廃止し、東京支店に統合。
  • 2021年7月M&A大阪支店と名古屋支店を統合し、京都支店(京都市下京区)を開設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2024年4月M&Aセブンシステム株式会社の株式を取得し、連結子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで125億円
  • 営業利益2026年度まで7億円
  • 営業利益率2026年度まで5%以上
  • 配当性向2026年度まで40%以上
  • ROE2026年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    専門店向けブランド開発と販売強化

    自社ブランドを確立し採算性を確保しながら、専門店市場でのシェアと売上拡大を目指す。

  2. 02

    直営店・EC事業の拡大とDX推進

    直営店の新規出店とスクラップアンドビルドを実施し、ECはサイト特性に応じた施策で売上比率10%を早期達成する。

  3. 03

    国内外の新規販路開拓

    国内では百貨店外商やドラッグストア等、海外では代理店や越境ECなど多面的な営業基盤を構築する。

  4. 04

    既存事業の最適化と生産性向上

    自社ブランドとライセンスブランドを最適配合し、サプライチェーンや在庫管理、人材投資、システム投資を通じて効率化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で213人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は610万円で、9期前と比べて+20.6%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は17.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月277
2018年3月271
2019年3月50638.314.9258
2020年3月48938.614.6251
2021年3月46638.214.1213
2022年3月44239.615.6183
2023年3月49741.617.4173
2024年3月55341.917.7175
2025年3月58341.617.3206340
2026年3月61041.517.3213282

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.8%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 7 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
東部物流センター — 埼玉県上尾市1,279百万円
身の回り品事業
本社(京都市下京区) (注)6,7799百万円
全社資産 身の回り品事業
社員寮・社宅等595百万円
全社資産
園部倉庫(京都府南丹市)(注)5333百万円
身の回り品事業
その他(注)4,7137百万円
全社資産 身の回り品事業
西部物流センター(京都市南区) (注)742百万円
身の回り品事業
主な関係会社
  • 国内
    ルナ㈱
    東京都 江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱グローリー
    京都府 南丹市
    議決権100.0%
  • 国内
    エクセレント スタッフ㈱
    京都市 下京区
    議決権100.0%
  • 国内
    東京ファッション プランニング㈱
    京都市 南区
    議決権100.0%
  • 海外
    A.F.C. ASIA LIMITED(注)2
    香港
    議決権100.0%
  • 国内
    上海慕恩巴特商貿 有限公司(注)3
    上海
    議決権100.0%
  • 国内
    セブンシステム㈱
    京都市 下京区
    議決権61.6%
  • 国内
    八木通商㈱
    大阪市 中央区
    議決権24.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は119億円営業利益6億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-14.3%。

売上高
+0.0%
119億円
営業利益
-14.3%
6億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
5.0%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高125億円119億円
営業利益7億円6億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥54¥54

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は40億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.0%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q24−1
2024年1Q32412.54
2024年2Q2600.00
2024年3Q2514.01
2024年4Q230
2025年2Q67710.45
2025年4Q5200.01
2026年2Q70811.46
2026年4Q49−2−4.10
2027年1Q40512.55

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は136億円から119億円へ88%に減った。直近期の営業利益率は5.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。
2013年3月136138
2014年3月13595
2015年3月12764
東京ファッションプランニング株式会社の株式を取得し、連結子会社化。
2016年3月12542
2017年3月12565
2018年3月12474
2019年3月11621
2020年3月95−13−14
東京支店札幌営業所を廃止し、東京支店に統合。
2021年3月72−6−19
2022年3月75−4−4
2023年3月9621
セブンシステム株式会社の株式を取得し、連結子会社化。
2024年3月10655
2025年3月119775.96
2026年3月119675.06

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高119億円のうち、営業利益として残るのは6億円5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.5%66億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.5%47億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.8pt
5.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.0pt
10.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月70−7710
2014年3月10−218
2015年3月30−339
2016年3月3−83−58
2017年3月7−1−569
2018年3月40−548
2019年3月00009
2020年3月−305−311
2021年3月−17019−1713
2022年3月−12−717
2023年3月111−9129
2024年3月90−7910
2025年3月80−5813
2026年3月3−2−4111

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は99億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は58.9%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月116764065.9
2014年3月116773966.6
2015年3月119813868.0
2016年3月126804664.0
2017年3月127844366.5
2018年3月128874168.1
2019年3月130874367.3
2020年3月116704660.3
2021年3月113516245.0
2022年3月111456640.7
2023年3月103465744.1
2024年3月99514851.2
2025年3月99554555.0
2026年3月99594158.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
19億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
26億円
在庫として抱えている分
負債合計
41億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中11位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中217位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,313で、1年前と比べて-19.4%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥1,313-0.2%1ヶ月-8.3%1年-19.4%時価総額63億円
過去52週の値幅
安値¥1,133高値¥1,851

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR0.96倍
配当利回り4.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日に1338円へ急落し、前日比-8.61%。1カ月で-16.64%と大幅下落が続き、25日線1596.72円を-16%下回った。52週高値1922円からは約30%下落、52週安値1133円には接近。7月中旬に1700円台まで戻したが、7月下旬から再び下落基調に。直近出来高19400株と急増し、売りが加速。RSI 14.65と売られ過ぎ圏で、反発の可能性はあるが、下降トレンドは明確。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 13.1倍は業界平均17.49倍を下回り、PBR 1.28倍は平均1.21倍とほぼ同水準。配当利回り3.01%は平均2.66%をやや上回り、ROEは10.09%と安定。業績は増収基調だが、営業利益率はやや低下。バリュエーションは概ね妥当で、割安感は限定的。配当利回りは良好で、株主還元は適切。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍17.9倍
PER (予想)9.9倍
PBR0.96倍1.24倍
ROE10.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高・利益とも安定成長が続くが、2025/3期から2026/3期は売上横ばい・営業利益率低下予想。強気派は多角化によるリスク分散と安定配当を評価。弱気派は競合との価格競争や事業環境の変化による成長鈍化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 安定収益基盤

    2024/3期から2026/3期まで純利益5~6億円で安定

  • 配当利回り良好

    配当利回り約3%を維持

  • 事業ポートフォリオ分散

    食品・包装・環境など複数セグメントでリスク低減

  • ROE10%超でPBR1.28倍の割安感通年影響

    2025/3期営業利益7億円(営業利益率5.88%)、自己資本利益率10.09%

  • 安定配当利回り3%超通年影響

    配当利回り3.01%、配当性向30%程度と推測

  • 海外展開の成長期待不定影響

    具体的数値なし、卸売業として海外需要取り込み

  • 小型株のバリュー修正継続影響

    株価1年で28%上昇もPER13倍と割高ではない

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    卸売業界は価格競争が激しく、マージン低下のリスク

  • 成長鈍化

    2026/3期売上119億円横ばい予想

  • 収益力の頭打ち

    営業利益率5.9%→5.0%へ低下見込み

  • 営業利益率低下の継続通年影響

    営業利益率5.04%と前期比0.84pt低下、収益力悪化

  • 売上高の伸び悩み通年影響

    2026/3期売上高119億円と前期比横ばい、成長期待乏しい

  • 小規模企業の経営リスク不定影響

    時価総額79億円、市場変動の影響受けやすい

  • 業界競争激化継続影響

    卸売業は競争が激しく、価格競争で利益率低下

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大のペースを確認
営業利益率
価格競争や商品ミックスの影響を反映
顧客数・取扱高
営業力と市場浸透度の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり54で、前期から+17.3%いまの株価に対する利回りは4.11%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥54
1株あたり
配当利回り
4.11%
いまの株価に対して
配当性向
48.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3040.8
2018年3月300.045.6
2019年3月300.0253.6
2020年3月300.0
2022年3月3−90.0
2023年3月6100.018.2
2024年3月20233.318.0
2025年3月52160.041.5
2026年3月6117.348.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥54

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,710人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.4%を占め、残る53.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.648.652.152.552.248.7
事業法人27.529.827.526.526.131.9
金融機関14.616.416.416.315.914.4
自己株式10.60.23.44.95.65.6
外国法人3.43.53.13.43.43.3
証券会社0.81.70.91.42.31.7
外国人個人0.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01八木通商株式会社23.10
02ムーンバット持株共栄会5.82
03株式会社三井住友銀行4.69
04岡本綠3.67
05ムーンバット役員持株会3.64
06株式会社京都銀行3.56
07日本生命保険相互会社3.35
08株式会社ニード2.72
09フシアインベストメント リミテッド(常任代理人 福島貴士)2.18
10西井 賢治2.09
11京都中央信用金庫2.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+317%、1株純資産は14期で+346%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3029111.06.116.2
2014年3月213116.89.834.1
2015年3月811,6355.012.333.1
2016年3月451,6202.816.956.5
2017年3月961,7205.79.040.8
2018年3月851,7834.811.245.6
2019年3月271,7891.529.8253.6
2020年3月−2951,469−18.1
2021年3月−3891,061−30.7
2022年3月−80945−7.9
2023年3月309883.118.318.2
2024年3月1191,11411.36.518.0
2025年3月1291,21111.17.741.5
2026年3月1271,29810.110.848.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額122百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中村卓司取締役・取締役会議長7196,000
鎌田尚代表取締役・社長執行役員 事業本部長6023,000
山本聡取締役・常務執行役員 管理本部長 兼リスク管理・コンプライアンス担当6216,000
原田尚宏取締役・執行役員 事業本部 百貨店事業部長 兼直営店開発事業部長 兼営業統括兼東京支店長567,000
鈴木康史取締役・執行役員 事業本部 戦略事業部担当 兼チェーンストア事業部 担当兼戦略事業部長569,000
中村恭俊取締役64
山田隆二取締役(監査等委員)6414,000
郷田紀明取締役(監査等委員)8513,000
安川文夫取締役(監査等委員)785,000
男澤才樹63
竹内由起取締役(監査等委員)56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5979719
社外取締役314145
取締役(社内)1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,243字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社6社、在外子会社A.F.C.ASIA LIMITEDが出資している子会社1社及びその他の関係会社1社で構成され、洋傘、洋品、毛皮、レザー、宝飾品、帽子などのアクセントファッション商品の企画、輸入、製造、仕入、販売及び情報サービス事業等を主な事業内容としております。 各事業における当社グループ各社の位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 〔身の回り品事業〕 洋傘部門………………当社が企画・発注した商品について仕入又は子会社 A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い販売するほか、子会社㈱グローリーが製造した商品について当社で仕入を行い、販売しております。また、国外メーカーに発注して製造された商品について上海慕恩巴特商貿有限公司が仕入を行い、国外で販売する体制を構築中であります。 洋品部門………………当社が企画し、国内外のメーカーに発注して製造された商品について仕入又は子会社A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い、販売しているほか、その他の関係会社より商品の仕入を行い販売しております。また、国外メーカーに発注して製造された商品について上海慕恩巴特商貿有限公司が仕入を行い、国外で販売する体制を構築中であります。 帽子部門………………当社が企画・発注した商品について仕入又は子会社 A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い、販売しているほか、その他の関係会社より商品の仕入を行い販売しております。 毛皮・宝飾品部門……毛皮部門につきましては、当社が企画し、国内外のメーカーに発注して製造された商品について仕入又は子会社 A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い、販売しているほか、その他の関係会社より商品の仕入を行い販売しております。宝飾品部門につきましては、子会社ルナ㈱が企画し、国内外のメーカーに発注して製造された商品について仕入又は輸入を行い、販売しております。 〔情報サービス事業〕 システム開発・販売、保守・メンテナンス等の業務他情報サービスの提供を事業内容としております。 事業の系統図は次のとおりであります。 連結子会社 ルナ㈱   毛皮・宝飾商品の企画販売 ㈱グローリー   洋傘・パラソル等の製造、加工、販売 エクセレントスタッフ㈱   販売業務の業務請負等 東京ファッションプランニング㈱   物流業務受託・デザイン企画 A.F.C.ASIA LIMITED   各種当社取扱製品等に係る貿易 上海慕恩巴特商貿有限公司   洋傘商品、洋品商品等の仕入、販売 セブンシステム㈱   システム開発・販売、保守・メンテナンス等 その他の関係会社 八木通商㈱   洋品商品・帽子商品等の仕入
経営方針・対処すべき課題2,234字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念 クオリティ&テイストをキーワードに「ぬくもりづくり」で社会に貢献する企業を目指します。 (2)経営方針 よりよいアクセントファッションの創造を通じて全てのステークホルダーに持続的な+(プラス)の価値を提供します。 ● 全てのお客様により高い満足を感じていただくプラスの価値を持った商品をお届けします。 ● 全ての仕入・調達に関して、環境に配慮した持続的公正公平な取引を目指します。 ● 全ての役員・従業員が生産性向上に努め、安定した経営を実現し、社会への貢献を目指します。 ● 全ての株主様に長期的な視野に立った持続的な配当を実現します。 (3)経営環境 当社グループの販売先は、永らく全体の8割程度(当連結会計年度では5割程度)が百貨店宛であり、百貨店における当社グループが取り扱う商材の店頭販売状況は業界トップシェアをキープしております。機能性に優れた高品質な商品をマーケットに提供し続けて、販売先や消費者からも高い評価を頂戴しております。 しかしながら、茲許、百貨店の閉店・売場の縮小・業態変更等の加速化の影響を踏まえた消費者の消費行動の変化等が進みつつあり、当社グループといたしましても、既存の販売ルート以外のチャネルでの売上げ・収益を拡大することが急務となっております。加えて、為替相場の円安、インフレによる原材料高騰に伴う仕入価格の上昇の影響も受けております。 また、春夏向け商材のパラソル(日傘)・帽子、秋冬向け商材の洋品・帽子・毛皮、通年向け商材の雨傘等を取り扱っておりますので、気温・降雨・日照等の天候要因にも大きく影響を受けてしまいます。冷夏・暖冬・少雨といった逆風の場合のリスクにも備える必要があります。 足元では、消費者のライフスタイルの変化、購買志向の変化等に対応し、マーケットに合ったモノづくりと販売を推進できるように、努めてまいります。 (4)目標とする業績目標、経営指標 当社グループは、中期経営計画〔2024-2026年度〕における業績目標、経営指標を以下の通りに置き、経営理念、経営方針の実現に努めます。 上記、中期経営計画最終年度(2026年度 連結ベース)目標・指標 〔業績目標〕       〔経営指標〕 売上高   125億円   配当性向   40%以上 営業利益   7億円   ROE   10%以上 営業利益率   5%以上   ROIC   8%以上 (5)経営戦略 〔事業成長戦略〕として、成長領域に向け経営資源を積極的に投入し、〔事業最適化戦略〕として、既存事業の最適化・効率化を推進し、事業ポートフォリオの見直しと再構築を目指します。 (6)業績目標、経営指標及び経営戦略を実現するための重点施策 〔事業成長戦略〕 ① 専門店マーケットへの商品開発及びマーケティングの強化 自社ブランドを確立し、採算性を確保した上でマーケットシェア及び売上の大幅アップを目指します。 ② 直営店・小売事業の拡大に向けた新たな店舗戦略の展開 店舗のスクラップアンドビルドを進めながら、新規マーケットへの出店を積極化させ、売上の増強を図ります。 ③ Eコマース事業の更なる拡大に向け、DX(デジタルトランスフォーメーション)の高度化も含めた戦略の立案と実行 各サイトの特性に応じた施策の実行により採算性の向上に努め、早期にEコマースの売上比率10%を実現します。 ④ 国内外の新規販路開拓の推進 国内においては、百貨店外商ルートへのアプローチ強化、ドラッグストア・ホームセンター等の新規取引先の開拓、海外は、直接取引に止まらず、代理店経由、ブランド供与、越境EC構築等多面的な営業基盤の構築に注力します。 〔事業最適化戦略〕 ① 自社ブランドの育成・確立とライセンスブランド活用のベストミックスの構築 ② 既存取引先の業態・販売形態の変化に対応し、収益性を担保した取り組みの構築 ③ サプライチェーンのコストと地政学的リスクを意識した最適なポートフォリオの構築 ④ 適時適切な仕入販売コントロールにより在庫の最適化推進 ⑤ 人材投資の積極化による生産性の向上推進 ⑥ グループ全体でのシステム投資を含めた業務の見直しによる販売管理費等の最適化推進 (6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 雇用・所得環境の改善が見込まれる一方、中東情勢の緊迫化等地政学的リスクの高まり、石油精製品価格の高騰、円安から物価上昇による消費者マインドの下振れが懸念されるなど不確実性の高まりが予想されます。 このような情勢の中、当社グループは、2024年5月14日に公表した「中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)」の最終年度となることを踏まえ、同計画に掲げている事業ポートフォリオの見直しと再構築、販売管理費の適正化を含めた事業構造改革を引き続き推進してまいります。特に、専門店マーケットへの商品開発・販売拡大、直営店・Eコマース事業を中心とした小売事業を強化し、新規商材の取扱開始・開拓、内外の新規顧客の開拓・獲得にも注力し、将来に向けた事業基盤の確立を目指します。
事業等のリスク2,434字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況、販路に関するリスク 当社グループの販売先は、主に百貨店、チェーンストア、専門店の国内小売店舗となります。従いまして、マクロの経済状況に加えて、各販路の価格戦略、店舗戦略、競業環境等の変化により、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (2)消費者動向に関するリスク 当社グループの取り扱う商品は同業他社との競争が激しく、消費者のファッショントレンドやライフスタイルや嗜好の変化が大きく、加えて、マクロの所得動向、経済環境の変化にも各消費者が大きな影響を受けることから、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (3)天候・気候変動によるリスク 当社グループの取り扱う商品にはパラソル、洋品毛皮など季節商材が含まれております。これら季節商材は、一般に冷夏・暖冬・少雨といった天候不順の場合、売上高の減少が見込まれます。また、最近の気候変動による予測不可能な気象状況によっても売上機会を逸するリスクがあります。 (4)品質管理に伴うリスク 当社グループの取り扱う商品は、消費者や取引先へ出荷する前に、その安全性、機能性、規格等について、品質管理室又は第三者の検査機関の検査を実施して万全の体制を取っておりますが、予測しえない品質トラブルや製造物責任に関する事故が発生した場合は、当社グループのブランドイメージの低下、多額の損失が発生するリスクがあります。 (5)ライセンス契約に伴うリスク 当社グループは「5 重要な契約等」に記載の契約先をはじめとして、多くの海外企業と商標使用権の取得、デザイン複製品の製造販売に関する契約を結んでおります。現状各契約先とは良好な取引関係を維持しておりますが、契約先との契約が終結した場合には、当社グループの業績に影響を与えます。 (6)海外生産に関するリスク 当社グループの販売商品の約85%は、海外生産となっており、生産国における政情不安、予期せぬ法律、規制の変更及び大規模災害等により商品の供給が停滞、途絶した場合には、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (7)為替の変動に伴うリスク 当社グループは商品及び原材料の一部をヨーロッパはじめアジア各国から輸入しております。一般に、他の通貨に対する円高は当社グループの事業に好影響をもたらし、円安は当社グループの事業に悪影響を及ぼします。当社グループは、輸入取引に係る為替変動のリスクに備えるため、通常の取引の範囲内で為替予約取引を行っておりますが、中長期的な為替変動は当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8)自然災害、人的災害によるリスク 当社グループは、国内外の取引先から商品の供給を受けており、また、国内外の物流網を通じて各販売先・店舗や消費者に商品を供給しております。従いまして、国内外において自然災害や戦争等の人的災害が発生した場合、当社グループのサプライチェーンが不安定化を招き、事業運営に影響を与えるリスクがあります。 (9)人的資本の確保及び育成に関するリスク 当社グループは、持続的成長の実現のために、採用活動や研修等を通じた人的資本の強化に努めておりますが、労働市場における人材不足や流動性の高まりにより、当社グループが求めるスキルや経験を持つ人材が確保できないリスクや、人材が流出した際に当社グループの事業運営や成長戦略に影響を与えるリスクがあります。 (10)知的財産権に関するリスク 当社グループでは、特許権、商標権等の知的財産権を所有しており、法令の定め及び社内規程に則って関係する国や地域での商標の取得を含む管理体制を整えておりますが、国内外において、当社グループ商品の模倣品が市場に流通する等、当社グループの知的財産権が第三者により侵害された場合、当社グループ又はそのブランドのイメージを侵害し、当社グループの事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (11)法的規制によるリスク 当社グループは独占禁止法、下請法、景品表示法、消費生活用製品安全法などに関する法令等に充分留意した事業活動を行い、法令遵守の重要性や内部統制手続の啓蒙を徹底して、コンプライアンス経営に努めておりますが、このような管理体制に関わらず、従業員や取引先の不正および違法行為等に起因して問題が発生し、企業の社会的信頼の低下や損害賠償など多額の費用負担を招くことにより、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (12)個人情報に関するリスク 当社グループは、個人情報の取扱いについて厳格に運用管理しておりますが、サイバー攻撃等の不測の事故により重大な情報セキュリティー事故が発生した場合は、当社グループの社会的信用や企業イメージの低下により、当社グループの経営に影響を与えるリスクがあります。 (13)システム障害によるリスク 当社グループは、ECサイトや業務システムを構築しておりますが、停電、コンピュータ、ネットワーク又は電気通信の障害、当社グループの従業員による人為的ミス若しくはウイルスや外部からの不正アクセス等により、当社グループのITシステムに障害が発生する可能性があります。 このようなITシステムに障害が発生した場合、それらを修復等するために多額の費用が生じるほか、重要なデータ(顧客データ及び営業戦略、商品開発等の企業秘密を含む)の消失・毀損や当社グループの業務の中断又は遅延等が発生するリスクがあります。
経営成績の分析 (MD&A)5,647字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び当社の関係会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1)経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、人手不足を背景とした雇用・所得環境の改善が見られる一方、中東情勢の緊迫化等地政学的リスクの高まり、資源価格の高騰や円安から継続的な物価上昇による消費者マインドの下振れが懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いております。 服飾雑貨業界におきましても、日中関係の冷え込みによるインバウンド消費の減速、円安傾向の為替相場の影響、資源価格上昇に起因する仕入コスト上昇の恒常化、物価上昇による消費者の節約志向の高まりなど、事業環境へのマイナスの影響が懸念されております。 このような経営環境の下、当社グループは2025年3月期から2027年3月期までの「中期経営計画」を策定し、成長戦略として、「専門店マーケットへの商品開発及びマーケティングの強化」、「直営店・小売事業の拡大に向けた新たな店舗戦略の展開」、「Eコマース事業の更なる拡大」、「国内外の新規販路開拓」の4つの施策を実行しております。また、その前提として、自社ブランドの育成・確立、人材投資の積極化による採算性、生産性の向上を目指し、各販路に対する最適な商品・人的配置、リスクとコストを意識したサプライチェーンの再構築と適時適切な仕入販売コントロールによる在庫の最適化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の高度化・活用を含めた販売管理費のコントロールを推進しております。 業績につきましては、中期経営計画の着実な実行の下、当社グループにおいては、春夏物の販売は、昨年より続く猛暑を背景に、専門店・Eコマースマーケットへの商品開発、マーケティング等のアプローチ強化・高度化も奏功し、好調に推移しましたが、秋冬物の販売が、インバウンド需要の減少と中高級品市場の低迷の影響を受けたため、売上高は前連結会計年度の実績を下回りました。損益面では、引き続き、商品配置の最適化、プロパー販売の促進等に努め、為替相場が通期では前期対比円高に推移した影響もあり、海外よりの仕入コストの低減が図れたことから、売上総利益、売上総利益率ともに前連結会計年度の実績を上回りましたが広告宣伝費を含む販売関連経費及び人的資本投資に関わる人件費の増加を吸収することが出来ず、営業利益は、前連結会計年度の実績を下回りました。 その結果、連結売上高は119億33百万円(前年同期比0.1%減)、連結営業利益は6億12百万円(前年同期比12.8%減)、連結経常利益は為替差損益の改善もあり6億75百万円(前年同期比1.5%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は物流センター統合に関わる特別利益を前連結会計年度に計上した影響もあり、5億70百万円(前年同期比2.2%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 ①身の回り品事業 身の回り品につきましては、猛暑を背景に、春夏物は、専門店を中心に各販路における販売が好調に推移しましたが、秋冬物の販売が、インバウンド需要の減少と中高級品市場の低迷の影響を受け、売上高は前連結会計年度を下回りました。各販路に対応したきめ細かい商品開発・提案、プロパー販売の促進等の販売施策の推進に注力し、為替相場が通期では前期対比円高に推移した影響もあり海外よりの仕入コストの低減が図れたことから、売上総利益は前連結会計年度実績を上回りましたが、販売関連経費、人件費の増加を吸収しきれず、セグメント利益についても前連結会計年度を下回りました。 洋傘部門につきましては、前年に引き続き猛暑が到来し、パラソルマーケットが活況を呈したことに加え、専門店・Eコマースマーケットへの商品開発、マーケティング等のアプローチの強化も奏功し、売上高は前連結会計年度を上回りました。 洋品及び帽子部門につきましては、一部インポートブランドの導入・自社ブランドの販売展開に注力いたしましたが、2024年12月にインバウンドを中心に人気を博したライセンスブランドの取扱終了に伴うマイナス影響をカバーしきれず、売上高は前連結会計年度を下回りました。 毛皮・宝飾部門につきましては、エコファー・リフォーム等のサステナブルな提案、新規商材の開拓、百貨店外商ルートの活用及び催事展開にも注力し、売上高は前連結会計年度を上回りました。 以上の結果、身の回り品の売上高は114億51百万円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益は、6億円(前年同期比12.8%減)となりました。 ②情報サービス事業 情報サービス業につきましては、業務のIT化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進ニーズの高まりを捉え、システム開発受託・販売、保守・メインテナンス等に引き続き注力した結果、売上高は前連結会計年度を上回りました。損益面も人件費、販売管理費等の低減もあり、前連結会計年度を上回りました。 その結果、売上高は、4億81百万円(前年同期比6.6%増)、セグメント利益は、29百万円(前年同期比20.2%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、売上債権の増加等により、前連結会計年度末に比べ2億35百万円減少(前年同期は2億98百万円増加)して11億7百万円(前年同期比17.5%減)となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、3億42百万円の収入(前年同期は7億83百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益を6億75百万円計上(前年同期は7億15百万円計上)したこと、売上債権が1億77百万円増加(前年同期は3億10百万円の減少)したこと、仕入債務が1億51百万円減少(前年同期は1億23百万円の減少)したこと、及び返金負債が1億6百万円減少(前年同期は2億71百万円の減少)したこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1億72百万円の支出(前年同期は5百万円の収入)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出が1億7百万円(前年同期は6百万円の支出)となりましたこと、及び有形固定資産の取得による支出が85百万円(前年同期は87百万円の支出)となりましたこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、4億17百万円の支出(前年同期は4億91百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額が2億55百万円(前年同期は1億57百万円の支出)となりましたこと、及び短期借入金の純増減額が1億円の減少(前年同期は19百万円の減少)となりましたこと等によるものです。 (3)生産、受注及び販売の実績 ① 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 身の回り品事業(千円)   5,777,782   93.0 情報サービス事業(千円)   356,404   164.0 合計(千円)   6,134,186   95.4 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 身の回り品事業(千円)   11,451,717   99.6 情報サービス事業(千円)   481,815   106.6 合計(千円)   11,933,532   99.9 (4)財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、58億43百万円となり、前年度末比1億37百万円減少いたしました。この主な要因は、売掛金が2億31百万円増加したこと、現金及び預金が2億35百万円減少したこと、及び返品資産が72百万円減少したこと等によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、40億95百万円となり、前年度末比1億41百万円増加いたしました。この主な要因は、投資有価証券が1億74百万円増加したこと等によるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、36億25百万円となり、前年度末比2億94百万円減少いたしました。この主な要因は、返金負債が1億6百万円減少したこと、及び短期借入金が1億円減少したこと等によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、4億49百万円となり、前年度末比96百万円減少いたしました。この主な要因は、長期借入金が1億23百万円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、58億64百万円となり、前年度末比3億94百万円増加いたしました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を5億70百万円計上したこと、及び剰余金の配当を2億56百万円実施したこと等によるものです。 (5)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローは、猛暑に対応した販売施策の推進により、昨年より続く猛暑を背景として春夏物の販売が好調に推移したものの、秋冬物の販売はインバウンド需要の減少と中高級品市場の低迷の影響を受け、売上高は前連結会計年度の実績を下回りました。春夏物商品の早期展開の影響もあり売上債権が増加し、棚卸資産の水準感は前連結会計年度並みで推移したため、現金及び預金は減少いたしました。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入費用及び原材料の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源として事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保するよう努めております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、リース契約及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は23億48百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は11億7百万円となっております。 (6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり、当社経営者は、期末日における資産及び負債、当連結会計年度における収益及び費用に影響を及ぼすような見積りを実施いたします。 見積り及びその基礎となる仮定は、過去の実績やその時点での入手可能な情報等を基に、合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で判断しておりますが、様々な見積り根拠となる仮定又は条件等の変化により、見積り内容が実際の結果と異なる可能性があります。 見積り及び仮定のうち、当社グループの連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、以下のとおりであります。 ① 棚卸資産評価損 第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 返金負債並びに返品資産 当社グループは、販売シーズンの終了に伴う返品の損失に備えるため、返品されると見込まれる商品及び製品について「返金負債」を流動負債に、「返品資産」を流動資産に表示しております。 収益は顧客との契約において約束された対価から返品、値引き等を控除した金額で測定しております。これらの商品及び製品の返品については、返品に伴う予想返金額が天候要因を含む各商品のマーケットの好不調の影響等により変動することから、発生し得ると考えられる予想返金額を確率で加重平均した金額(期待値)による方法を用いて算定し、収益より控除する方法を用いて取引価格を算定しております。よって、実際の結果は、見積り根拠となる仮定又は条件等の変化により、見積り内容と異なる可能性があります。 (7)経営上の目標の達成状況 当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつと位置付けた上で、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充実を勘案し、継続的・安定的な配当を実施したいと考えており、連結配当性向40%以上を指標としております。 当連結会計年度は、業績が堅調に推移したことから、創立140周年記念配当10円も踏まえ、1株につき61円とさせていただく予定であります。今後も、中長期的な視点に立って、新事業の開発を含めた成長が見込まれる分野に経営資源を投入することにより、持続的な成長と企業価値の向上並びに株主価値の増大に努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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