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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

理経

RIKEI CORPORATION8226 · Standard · 卸売業

日本と米国・アジアを結ぶIT・エレクトロニクス専門の商社。

概要

理経は半導体・電子部品を中心とする専門商社である。1957年に東京都港区で創業し、現在はシステムソリューション、ネットワークソリューション、電子部品及び機器の三事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は195億円、従業員数は179人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。海外メーカーの製品を国内に販売するビジネスモデルを持ち、半導体不足の恩恵を受けて売上を急増させた。在庫リスク管理が収益の鍵を握る。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

理経グループはシステムソリューション、ネットワークソリューション、電子部品及び機器の三セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント売上高は、システムソリューションが37億7千7百万円、ネットワークソリューションが17億7千3百万円、電子部品及び機器が139億8千5百万円である。営業利益では、電子部品及び機器が10億3千6百万円と全体の約84%を占め、同事業が収益の柱である。システムソリューションは営業利益1億8千3百万円と前期比574%増加したが、ネットワークソリューションは同81.5%減と苦戦した。

海外調達と国内販売に特化した商社モデル

理経の事業モデルは、日本、米国、アジアの技術動向に着目し、各国間での商品の輸出入販売を主要業務とする。特に、海外メーカーの半導体や電子部品を国内の需要家に販売することに強みを持つ。売上高は2013年3月期の87億円から2026年3月期には195億円へと拡大した。この成長は、半導体不足やデータセンタ需要の拡大を追い風に、光ファイバ関連製品や防衛省向け航空機エンジン修理などの案件が寄与した。在庫リスクを管理しながら、機動的に商品を調達する点が収益の安定性を支える。

連結子会社二社が担う電子部品・航空機エンジン事業

理経グループには、株式会社ネットウエルシステムと株式会社エアロパートナーズの二つの主要連結子会社がある。ネットウエルシステムはシステムソリューションセグメントに属し、ITインフラ構築やVR/MR関連システムを手掛ける。エアロパートナーズは電子部品及び機器セグメントに属し、防衛省向け航空機エンジンの大型修理案件を主力とする。エアロパートナーズの業績好調がグループ全体の営業利益を押し上げた。また、米国子会社エアロパートナーズ・アメリカも電子部品及び機器セグメントに含まれる。

営業利益率6%台を維持する収益体質

理経の連結営業利益率は2026年3月期で6.3%である。2025年3月期は5.9%であり、安定した水準を保つ。売上高が前期比4.3%増と緩やかに伸びる中、営業利益は同11.0%増と利益率が改善した。これは、高利益率の光ファイバ関連事業や航空機エンジン修理案件が寄与したためである。一方、ネットワークソリューションセグメントでは高利益率案件の減少により営業利益が81.5%減となるなど、セグメント間でばらつきがある。自己資本比率は46.5%で、財務基盤は健全である。

業界の中での役割はグローバルな技術商社として、海外製品の輸入と国内製品の輸出を担う。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
195億円
営業利益
12億円
営業利益率
6.2%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電子部品及び機器140億円71.4%10億円7.1%
システムソリューション38億円19.4%2億円5.3%
ネットワークソリューション18億円9.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01システムソリューション主力

ITシステム関連製品を海外から輸入し、国内企業へ販売。子会社のネットウエルシステムと連携。

主な製品・サービス1
ITシステム製品
サーバー、ストレージ、ソフトウェア等。海外の先進技術を国内に供給。

02ネットワークソリューション準主力

ネットワーク関連機器の輸出入販売。当社が主体。

主な製品・サービス1
ネットワーク機器
ルーター、スイッチ等。企業のネットワーク構築を支援。

03電子部品及び機器副次

電子部品や電子機器の輸出入販売。子会社のエアロパートナーズ等が宇宙・航空関連の機器供給を担う。

主な製品・サービス1
電子部品
半導体、コネクタ等の電子部品。

製品と技術

システムソリューション:教育ICTとVR/MRシミュレーション

システムソリューションセグメントでは、文部科学省のGIGAスクール構想に対応した高速無線ネットワークシステムの納入が主要案件である。2026年3月期には大規模な学校向けネットワーク導入が営業利益に大きく貢献した。また、半導体製造装置向けのVRシミュレーション案件も受注した。子会社ネットウエルシステムは、NuraLogix社の健康指標値測定システムを利用した非接触健康計測システムを開発し、保険会社での試験運用を開始した。VR/MRを活用した次世代フライトシミュレータの開発や超高解像度VR/AR用ヘッドマウントディスプレイの取扱いも行っている。

ネットワークソリューション:衛星通信とJアラート受信機

ネットワークソリューションセグメントでは、低軌道衛星関連製品の販売が好調である。特に、低軌道衛星製造会社向けの部品管理システム導入や、国内アンテナ製造会社との業務提携を進めている。また、Jアラート新型受信機への移行に伴う関連製品の納入が順調に進んだ。一方で、映像配信システム案件や衛星通信アンテナ建設案件などの高利益率案件は減少し、セグメント営業利益は前期比81.5%減の1千7百万円にとどまった。衛星通信分野では、宇宙ビジネスをNEXT事業と位置づけ、低軌道衛星搭載商材の品揃えを進めている。

電子部品及び機器:光ファイバ接着剤と航空機エンジン修理

電子部品及び機器セグメントは理経グループ最大の売上・利益源である。データセンター向け光ファイバ接続用途の機能性接着剤案件が好調で、AIやクラウドサービスの普及による通信需要増が追い風となった。また、連結子会社エアロパートナーズが防衛省向け航空機エンジンの大型修理案件を手掛け、営業利益に大きく貢献した。電源関係のビジネスは導入遅れで計画未達となったが、全体としてセグメント売上高は139億8千5百万円、営業利益10億3千6百万円と堅調に推移した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

中堅電子部品商社、成長軌道に

理経は電子部品・デバイスを主力とする中堅卸売企業。売上高は2024年3月期121億円から2026年3月期195億円へ急拡大し、営業利益率も5.88%→6.15%と改善傾向。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易が大手であり、規模では劣るが、成長率や収益性で差別化を図る。特に営業利益率はリョーサン菱洋の約3%を上回る水準にあり、ニッチ分野での高付加価値販売が奏功しているとみられる。しかし、売上高絶対値の小ささから市場シェアは限定的で、業界内でのプレゼンス向上が課題。

強み

  • 営業利益率6%超は同業大手(リョーサン菱洋約3%)を上回り、付加価値販売に強み。
  • 売上高が3期で1.6倍に拡大中。旺盛な電子部品需要を取り込んでいる。
  • 電子部品・デバイスに特化し、技術提案型営業で顧客との関係を強化。
  • 営業黒字を継続し、自己資本比率も高く安定した経営基盤を有する。

課題

  • 売上高200億円未満と同業大手には遠く及ばず、価格競争で不利。
  • 電子部品市況の影響を受けやすく、在庫リスクや需要変動に脆弱。
  • 技術提案型営業に必要な人材の確保・育成が成長の制約要因。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が理経

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13565アセンテック68億円9.7倍
23143オーウイル66億円7.9倍
33537昭栄薬品63億円10.7倍
48115ムーンバット63億円10.4倍
58835太平洋興発62億円18.1倍
68226理経61億円8.0倍
78077トルク60億円6.4倍
87681レオクラン60億円136.2倍
98105Bitcoin Japan59億円
103359cotta59億円12.3倍
113377バイク王&カンパニー59億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

資本金100万円でスタートした1957年の創業

理経は1957年6月、資本金100万円で東京都港区芝新橋(現西新橋)に「理経産業株式会社」として設立された。創業時の事業内容は詳細が不明だが、後の半導体・電子部品の専門商社としての基盤がこの時に作られた。1971年6月には商号を「株式会社理経」に変更し、現在に至る。設立から11年後の1968年8月には大阪支店を開設し、国内の販路を広げ始めた。1978年11月には本社を東京都新宿区に移転し、現在の拠点の原型が整った。

1988年の東証二部上場で資金調達力を獲得

1988年12月、理経は東京証券取引所市場第二部へ株式を上場した。これにより、公的な資金調達手段を得て事業拡大の原資を確保した。上場と前後して、1986年2月に仙台営業所、1990年7月に千葉市幕張に技術センターを開設するなど、国内拠点の充実を図った。また、1986年4月には子会社の理経コンピューター株式会社を合併し、システム事業の基盤を強化した。上場後の1995年には福岡営業所を開設し、全国的な営業ネットワークが完成した。

海外現地法人の設立と清算を繰り返した国際展開

理経は1973年10月に米国カリフォルニア州にリケイ・コーポレーション・オブ・アメリカを設立し、海外進出を開始した。1974年7月には香港、1995年4月にはシンガポールにも現地法人を設立した。しかし、これらの法人は後に清算された。米国法人は2014年4月、香港法人は2024年3月、シンガポール法人は2013年8月に清算が結了した。また、2001年6月に設立した中国上海市の現地法人も2005年8月に清算された。海外展開は撤退を繰り返し、現在は米国子会社エアロパートナーズ・アメリカが残るのみである。

2013年のM&Aでグループ構造を一変させる

2013年7月、理経は株式会社エアロパートナーズと株式会社ネットウエルシステムの株式を取得し、連結子会社とした。これにより、従来の商社機能に加えて、航空機エンジン修理とITシステム構築の事業を内部化した。エアロパートナーズは防衛省向けの大型修理案件を手掛け、グループの収益柱に成長した。ネットウエルシステムは教育・官公庁向けITインフラやVR/MRシステムを担当する。同時期に米国オレゴン州に北米駐在事務所、沖縄出張所を開設したが、北米駐在事務所は2023年3月に閉鎖された。

2022年の市場区分移行と本社移転

2021年5月、理経は本社を東京都新宿区西新宿の現在地に移転した。同時に日本橋営業所を開設したが、2024年9月に閉鎖された。2022年4月には、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場に移行した。この移行により、上場企業としての継続的な情報開示とガバナンス強化が求められることとなった。2023年1月には千歳・恵庭営業所を開設し、北海道での事業拠点を新たに設けた。

年表23件を開く

1950年代

  • 1957年6月創業資本金100万円にて東京都港区芝新橋(現西新橋)に「理経産業株式会社」を設立する。

1960年代

  • 1968年8月大阪支店を開設する。

1970年代

  • 1971年6月商号変更商号を「理経産業株式会社」から「株式会社理経」に変更する。
  • 1973年10月創業米国カリフォルニア州に現地法人「リケイ・コーポレーション・オブ・アメリカ」を設立する。(2014年4月清算結了)
  • 1974年7月創業香港に現地法人「リケイ・コーポレーション(H.K.)リミテッド」を設立する。(2024年3月清算結了)
  • 1975年6月創業「理経コンピューター株式会社」を設立する。
  • 1978年11月本社を東京都新宿区に移転する。

1980年代

  • 1982年4月名古屋営業所を開設する。
  • 1986年2月仙台営業所を開設する。(1999年4月東北営業所に改称)
  • 1986年4月M&A「理経コンピューター株式会社」を当社に合併する。
  • 1988年12月上場東京証券取引所市場第二部へ株式を上場する。

1990年代

  • 1990年7月千葉市(幕張)に技術センターを開設する。
  • 1995年4月創業シンガポールに現地法人「リケイ・コーポレーション(シンガポール)Pte.Ltd.」を設立する。(2013年8月清算結了)
  • 1995年4月福岡営業所を開設する。(2002年4月九州営業所に改称)
  • 1996年10月創業「日本ログフォース株式会社」を設立する。(2015年3月清算結了)

2000年代

  • 2001年6月創業中国上海市に現地法人「理経電子貿易(上海)有限公司」を設立する。(2005年8月清算結了)
  • 2002年6月環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」の認証を取得する。
  • 2008年1月情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO27001」の認証を一部で取得する。

2010年代

  • 2010年2月品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001」の認証を一部で取得する。
  • 2013年7月米国オレゴン州ベンド市に北米駐在事務所を開設する。(2023年3月閉鎖)沖縄出張所を開設する。株式会社エアロパートナーズ(現・連結子会社)の株式を取得する。株式会社ネットウエルシステム(現・連結子会社)の株式を取得する。

2020年代

  • 2021年5月本社を現在地に移転する。日本橋営業所を開設する。(2024年9月閉鎖)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行する。
  • 2023年1月千歳・恵庭営業所を開設する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年3月期まで202億円
  • 連結営業利益2028年3月期まで8億6千万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年3月期まで5億1千8百万円
  • ROE2028年3月期まで8.8%
  • 配当性向2028年3月期以降まで30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基盤事業の収益基盤強化

    システムソリューション、ネットワークソリューション、電子部品及び機器の主要三事業について、収益基盤の強化に取り組む。

  2. 02

    新規事業の創出

    宇宙ビジネス、AI開発環境構築等のNEXT事業を早期に立ち上げ、グループ間連携により事業創出を積極的に推進する。

  3. 03

    事業投資の推進

    M&A、業務提携等により新たなテクノロジーや事業機会を獲得し、市場拡大を図る。海外開発拠点も設置する。

  4. 04

    サステナビリティ戦略の実施

    自社の持続的な発展と社会的責任を果たすため、サステナビリティ戦略を策定し、事業や活動を通じて社会貢献を実施する。

  5. 05

    人財投資と株主還元

    従業員の健康、公正な評価、教育を通じてエンゲージメントを高め生産性向上・離職率低下を実現。株主還元として配当性向30%、1株当たり配当6円以上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で179人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は653万円で、9期前と比べて+11.7%平均年齢は47.7歳、平均勤続年数は16.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月150
2018年3月173
2019年3月58445.818.2169
2020年3月59145.417.6160
2021年3月58645.417.6162
2022年3月59245.817.9168
2023年3月60846.117.9167
2024年3月60847.117.5165
2025年3月64447.616.8174632
2026年3月65347.716.2179670

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.9%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
技術センター — 千葉市美浜区178百万円
システムソリューション ネットワークソリューション
本社 — 東京都新宿区58百万円
システムソリューション ネットワークソリューション 電子部品及び機器
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エアロパートナーズ
    東京都新宿区
    議決権97.4%
  • 国内
    株式会社ネットウエルシステム
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 海外
    エアロパートナーズ・アメリカ,Inc.
    米国カリフォルニア州
    議決権97.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    2997210012総合無線局監理システム バックアップセンターの借入れ(平成29年度~)
    総務省 · 2017-03-03
    1.6億円
  • 調達
    0391240028総合無線局監理システム バックアップセンターの借入れ(令和3年度~)
    総務省 · 2021-07-15
    1.5億円
  • 調達
    07-9526-0001総合無線局監理システム バックアップセンターの借入れ(令和7年度~)
    総務省 · 2025-01-30
    9,598万円
  • 調達
    VRを活用した訓練コンテンツの作成等業務委託
    消防庁 · 2022-09-20
    5,000万円
  • 調達
    2997180002総合無線局監理システム オペレーションセンターの借入れ(平成29年度~)
    総務省 · 2017-01-23
    4,754万円
  • 調達
    3199200002総合無線局監理システム オペレーションセンターの借入れ(2019年度~)
    総務省 · 2019-02-01
    4,697万円
  • 調達
    サイバー攻撃・サイバー犯罪に係る情報提供業務
    警察庁 · 2018-03-19
    3,360万円
  • 調達
    0200420120総合無線局監理システム オペレーションセンターの原状回復の請負(2020年度)
    総務省 · 2021-01-19
    2,880万円
  • 調達
    0100430033総合無線局監理システム バックアップセンターラック増設(2019年度)
    総務省 · 2019-11-07
    1,200万円
  • 調達
    全国瞬時警報システムと連携したSNS自動発信システムの調達
    内閣官房 · 2018-02-01
    635万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は195億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+9.1%。

売上高
+4.3%
195億円
営業利益
+9.1%
12億円
純利益
+0.0%
7億円
営業利益率
6.2%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高189億円195億円
営業利益7億円12億円
純利益4億円7億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は72億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+176.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q313
2024年1Q26−1−3.8−1
2024年2Q2414.20
2024年3Q2613.81
2024年4Q454
2025年2Q9644.22
2025年4Q9177.75
2026年2Q9844.12
2026年4Q9788.25
2027年1Q7234.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は87億円から195億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
米国オレゴン州ベンド市に北米駐在事務所を開設する。(2023年3月閉鎖)沖縄出張所を開設する。株式会社エアロパートナーズ(現・連結子会社)の株式を取得する。株式会社ネットウエルシステム(現・連結子会社)の株式を取得する。
2013年3月8722
2014年3月7822
2015年3月7111
2016年3月63−1−1
2017年3月6511
2018年3月80−2−2
2019年3月10121
2020年3月10310
本社を現在地に移転する。日本橋営業所を開設する。(2024年9月閉鎖)
2021年3月10122
2022年3月10921
千歳・恵庭営業所を開設する。
2023年3月10321
2024年3月12154
2025年3月18711105.97
2026年3月19512116.27

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高195億円のうち、営業利益として残るのは12億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%158億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.9pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.0pt
13.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は41億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月125−51736
2014年3月−3−2−1−530
2015年3月−5−2−2−721
2016年3月50−1525
2017年3月−320−124
2018年3月72−4929
2019年3月11−3228
2020年3月003032
2021年3月3−1−3230
2022年3月−1−10−229
2023年3月−1003−1022
2024年3月−10018−1031
2025年3月−3−14−431
2026年3月11−101041

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は129億円。このうち返さなくてよい自己資本が61億円で、自己資本比率は46.5%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月70422860.2
2014年3月69432662.9
2015年3月64451969.6
2016年3月60431770.8
2017年3月61431870.6
2018年3月69412858.6
2019年3月67422562.3
2020年3月75423355.7
2021年3月72432959.9
2022年3月71442762.2
2023年3月73442961.0
2024年3月103485546.7
2025年3月111545748.3
2026年3月129616946.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
21億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
69億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
53
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中56位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中241位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.3%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥394で、1年前と比べて-1.3%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥394-1.3%1ヶ月+6.8%1年-1.3%時価総額61億円
過去52週の値幅
安値¥341高値¥623

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.0倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR0.99倍
配当利回り1.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月2日の374円から軟調に推移し、7月24日に349円まで下落した後、反発に転じ8月14日には388円と戻りを見せる。25日移動平均線(369.92円)を約4.9%上回り、短期トレンドは上向きに転換。一方、75日線(396.61円)や200日線(455.52円)は依然下回っており、中長期では弱気。52週安値の341円からは13.8%上昇。出来高は8月10日に21.9万株と増加。RSIは70.53と過熱気味。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは7.86倍と業界平均18.22倍を大幅に下回り、予想PER14倍でも同平均より低い。PBR0.98倍は1倍を下回り、業界平均1.26倍に対しても割安。ROE13.1%は良好で、配当利回り1.8%は業界平均2.92%を下回るものの、配当性向21.9%は安定感がある。直近の売上高は増加基調で、2026年3月期も増収増益見込み。ただし、業界平均と比較して配当利回りが低い点は注意材料。総合的に割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.0倍17.9倍
PER (予想)14.2倍
PBR0.99倍1.24倍
ROE13.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況のサイクルと、同社の在庫管理能力が投資論点。強気派は、半導体需要の拡大や供給不足を背景に、売上高と利益の成長が続くと見る。一方、弱気派は、半導体市況の反動減や在庫リスクを懸念し、業績の変動性が高いと指摘する。2026年3月期予想では増収増益を見込むが、市場の需給バランスが鍵。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要

    半導体は戦略物資として需要拡大、2025年3月期売上高は前年比55%増。

  • 高い収益性

    営業利益率5.88%(2025年3月期)と専門商社としては高水準。

  • 株主価値

    PER7.86倍、PBR0.98倍と割安で、ROE13.1%と資本効率も良好。

  • 営業利益12億円で市場予想を覆す増益決算発表後影響

    営業利益11→12億円へ増加。予想PER14倍の減益懸念が薄らげば株価急伸余地。

  • ROE13.1%の高資本効率継続影響

    ROE13.1%はPBR0.98倍を考慮すれば資本コストを上回り、評価修正に寄与。

  • 営業利益率6.15%への改善通年影響

    営業利益率5.88%→6.15%と上昇。収益性改善が続けば増益余地。

  • PBR0.98倍の1倍回復通年影響

    PBR0.9777倍、ROE13.1%で1倍超えのポテンシャル。

マイナスに働く材料7
  • 市況反動

    半導体需給が緩和すれば、売上高の伸びが鈍化する可能性。

  • 在庫リスク

    在庫を抱える商社のため、需要急減時に評価損のリスクがある。

  • 依存度

    特定メーカーや製品に依存、市況変動の影響を受けやすい。

  • 予想PER14倍が示す来期純利益4.3億円への大幅減益決算発表後影響

    実績PER7.86倍、市場予想PER14倍は純利益約4.3億円を想定し、7億円から約4割減益。

  • 売上高の増収率鈍化通年影響

    売上高は前年比+4.3%の195億円。前期の+54.5%から急減速し、成長プレミアムが剥落。

  • 純利益7億円の横ばい通年影響

    純利益は7億円で前期と変わらず。増益が期待できない中で高PERを許容しにくい。

  • 配当利回り1.8%の低水準継続影響

    配当利回り1.8%は相対的に低く、株式投資の収益性として見劣りする。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体市況や需要動向を反映するため。
在庫回転率
在庫管理の効率性と陳腐化リスクを測るため。
営業利益率
市況変動に対する収益性の維持を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは1.78%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥7
1株あたり
配当利回り
1.78%
いまの株価に対して
配当性向
21.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月342.5
2018年3月2−33.3
2019年3月350.064.7
2020年3月30.0148.6
2021年3月30.055.9
2022年3月30.072.5
2023年3月30.089.2
2024年3月566.729.0
2025年3月620.048.1
2026年3月716.721.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,802人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.5%を占め、残る89.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他80.582.284.978.567.577.9
金融機関6.56.75.54.54.47.5
外国法人3.02.52.53.414.56.1
証券会社8.97.23.010.39.15.4
事業法人1.10.93.63.14.33.0
自己株式2.52.52.52.52.52.5
外国人個人0.10.50.60.20.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01石川 大樹8.35
02MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)4.70
03明治安田生命保険相互会社3.00
04野村信託銀行株式会社(投信口)2.59
05上田八木短資株式会社1.90
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.61
07東海東京証券株式会社1.48
08猪坂 哲1.07
09古畑 直樹0.77
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)0.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-22
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.15%
    -5.25pt
  • 2026-07-06
    モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシー(Morgan Stanley & Co. International plc)
    新規の大量保有報告
    5.40%
    +0.02pt
  • 2026-06-19
    モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシー(Morgan Stanley & Co. International plc)
    新規の大量保有報告
    5.38%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+323%、1株純資産は14期で+44%。直近期のROEは13.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月122794.39.928.7
2014年3月112873.815.330.5
2015年3月62952.031.7141.5
2016年3月−9282
2017年3月72852.529.842.5
2018年3月−12269
2019年3月82753.028.464.7
2020年3月32761.054.9148.6
2021年3月102843.723.255.9
2022年3月92933.230.372.5
2023年3月42941.553.389.2
2024年3月253188.311.529.0
2025年3月4435613.08.348.1
2026年3月4940113.19.421.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額98百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
猪坂哲代表取締役社長72166,000
古畑直樹常務取締役 総務部長70120,000
小柳誠常務取締役 事業統括本部長6834,000
古田耕児取締役 企画戦略室長 情報システム室長6234,000
長谷川章詞取締役 経理部長6756,000
小金丸裕晃取締役 事業統括副本部長 海外事業推進室長597,000
横山晋司取締役 事業統括副本部長5911,000
伊達雄介取締役513,000
滝澤明久取締役735,000
越野純子取締役561,000
山岸行人常勤監査役6664,000
古谷伸太郎監査役724,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
佐藤瑞枝監査役58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7717110
社外取締役620203
監査役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容512字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社3社により構成されており、IT及びエレクトロニクス業界において日本、米国並びにアジアの技術的発展と各国の業界の動向、特色に着目し、これらの各国間での商品の輸出入販売を主要業務としております。 事業内容及び当社と子会社の当該事業にかかる位置付けは、次のとおりであります。 なお、下表の「システムソリューション」、「ネットワークソリューション」及び「電子部品及び機器」という事業区分は「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 注記事項」 に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメントの名称   事業内容   主要な会社 システムソリューション   システムソリューション   当社 株式会社ネットウエルシステム  (会社総数 2社) ネットワークソリューション   ネットワークソリューション   当社  (会社総数 1社) 電子部品及び機器   電子部品及び機器   当社 株式会社エアロパートナーズ エアロパートナーズ・アメリカ,Inc.(会社総数 3社) [事業系統図] 以上の当社グループについての事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,986字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、社会変革を先取りした発想と先端技術で、お客様のニーズに対応したソリューションを提供し、高度情報化社会に貢献いたします。その活動にあたっては、法令遵守、経営資源の有効活用と収益性向上により企業価値を高め、株主、取引先、従業員とともに繁栄し、豊かな社会づくりに貢献すること、並びに地球環境保全に積極的に取り組むことを会社経営の基本方針に掲げております。 (2)経営戦略等 当社グループは、持続性のある企業成長に向けて以下の項目を2025年6月に開示した中期経営計画のグランドデザインとして掲げております。 ①基盤事業 システムソリューション、ネットワークソリューション、電子部品及び機器の主要三事業につき、収益基盤の強化を行います。 ②新規事業 新たな成長に向けて、宇宙ビジネス、AI開発環境構築等のNEXT事業を創出します。 ③事業投資 新たなテクノロジーや事業機会の獲得を目的に、海外開発拠点を設置します。また、市場拡大を企図し、M&A、業務提携等の施策を推進します。 ④サステナビリティ戦略 自社の持続的な発展と社会的責任を果たすために、サステナビリティ戦略を策定し、事業や様々な活動を通して社会貢献を実施します。 ⑤人財投資 従業員の心身の健康、公正な評価、階層別教育等を通じてエンゲージメントを高め、生産性向上、離職率低下を実現し、企業の長期的な成長を目指します。 ⑥株主還元 2028年3月期以降において、配当性向30%、一株当たりの配当6円以上の維持を目標とします。 中期経営計画の方針ごとの遂行結果は次のとおりとなります。 ①基幹事業 システムソリューションにおきましては、教育・官公庁へのITインフラ基盤システムの導入が計画通りに推移し、文部科学省が進める「GIGAスクール構想」(1人1台端末や高速大容量の通信ネットワーク等で、学校のICT環境基盤を作り、教育の質向上と子供達の学びの多様化を目的とするもの)のもと、大規模な高速無線ネットワークシステムの納入案件が営業利益に大きく貢献しました。一方でパートナー経由での大学向け教育システムが翌期以降の案件検討となり、VR/MR関連事業においては内製化率低下で収益減となりました。引き続き文教基盤事業を堅持しながら、収益基盤強化を図ってまいります。 ネットワークソリューションにおきましては、映像配信システム案件及び衛星通信アンテナ建設案件等の高利益率案件減少により、営業利益が減少しましたが、低軌道衛星関連製品が好調に推移し、Jアラート新型受信機への移行に伴う関連製品の納入が順調に進んだ結果、売上高は前年とほぼ同等となりました。引き続き事業基盤の強化を図ってまいります。 電子部品及び機器におきましては、データセンター向け光ファイバ接続用途の機能性接着剤案件が好調に推移しましたが、電源関係のビジネスは導入予定遅れとなり計画未達となりました。 連結子会社である株式会社エアロパートナーズにおいては、防衛省向け航空機エンジンの大型修理案件が順調に推移し営業利益に大きく貢献しました。 ②新規事業 中期経営計画に基づき、新規事業、NEXT事業の早期立ち上げ、グループ間の新規事業創成を目指し活動してまいりました。 NEXT事業として掲げている宇宙ビジネスにおきましては、低軌道衛星製造会社向けに初期の部品管理システム導入、国内アンテナ製造会社との業務提携、低軌道衛星に搭載する商材の品揃えは進みましたが、事業計画より立ち上がりが遅れております。グループ間での連携事業におきましては、連結子会社であるネットウエルシステムと当社で、NuraLogix(ニューラロジックス)社の健康指標値測定システムを利用した非接触での日々の健康状態の計測・記録を行えるシステムを開発し、保険会社等での試験運用が始まりました。連結子会社であるエアロパートナーズと共同で、VR/MRを活用した次世代のフライトシミュレータの開発及び超高解像度VR/AR用ヘッドマウントディスプレイの取扱いを開始しました。 引き続き、事業創出に向けた取組みを積極的に推進します。 ③事業投資 事業拡大のためのM&Aにおいては、具体的な提案を数件行いましたが、2026年3月期においては具体的な進捗には至りませんでした。NEXT事業の宇宙ビジネスにおいて、引き続き、他社との業務提携、資本提携を進めてまいります。また、既存事業においては、新規商材を増やすための事業投資を継続して進めております。 今後もM&A・事業連携を進めることにより基幹事業の充実化を図ってまいります。 ④サステナビリティ戦略 当社のサステナビリティ戦略に基づき、地球環境の保全の取組みとして、GXリーグへの参加、カーボンニュートラルへの取組みを開示し、2024年度目標を達成しました。また地域や社会貢献の一環として、VR映像コンテンツを活用した消防機関や一般市民向け、防災、訓練シミュレーションの開発及び提供を行い、一部の活動が国土強靭化の取組事例に掲載されました。 ⑤人財投資 DXを活用した人財育成、AIを活用した配属先適正化による離職率の削減への取り組み、即戦力となる中核人財や多様性を考慮した採用を掲げ、2026年3月期には、11人の中途採用を行い、社内活性化と人財層の強化に努めました。 また、2026年3月に健康経営宣言を掲げ、社員が心身ともに健やかに、意欲を持って働き続けられる職場環境の実現を経営の重要課題と位置づけ、健康経営にも積極的に取り組んでまいります。 ⑥株主還元 当社の株主、投資家に対する積極的な情報発信として、個人投資家向け及び機関投資家向け決算説明会の開催、機関投資家向け個別説明会の開催を継続して実施することで、市場での知名度改善に向けての堅実な活動を実施いたしました。 引き続き株主の皆さまへの利益還元は経営上の重要課題と認識と捉えており、更なる向上へ向けて取り組んでまいります。 (3)経営環境 今後の経済動向につきましては、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復が続いているものの、緊迫化する中東情勢や国際紛争の長期化による地政学リスク、エネルギー供給への懸念の強まり等、依然として先行きが不透明な状況にあります。 昨今の少子化や、クラウド化、セキュリティ強化、AIやDX活用による業務効率化、サプライチェーン強靭化への対応など、当社グループを取り巻く環境は日々変化をしております。また、AIデータセンターの建設増加に伴い、光ファイバや電力供給の需要増加、世界の安全保障環境の変化による防衛費の増加などの変化が見られる一方、サービス過多による競争激化や、供給面の制約による納期遅延リスクなどに引き続き注意する必要があります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上述のような経営環境下、当社グループは、以下の4項目を対処すべき課題として認識し、その克服を目指しております。 ①構造改革 関係会社との連携事業において、VR/MRを活用した次世代のフライトシミュレータ関連の事業化、及び非接触での日々の健康指標管理ソリューション(IoTヘルスケア事業)のマネタイズ化を継続して推進してまいります。また、中期経営計画に掲げたNEXT事業としての宇宙ビジネス、AI開発環境構築支援等の新たな企業成長へ向けた取り組みも積極的に推進し、引き続き構造改革に取り組んでまいります。 ②基盤強化 当社単体の売上規模拡大及び高収益化を継続課題と捉え、中期経営計画に掲げた各事業の強化策、及び企業成長が見込める他社との業務提携、資本提携、M&A等の施策を継続して進めてまいります。また、当社グループのサステナビリティ戦略に基づき、多様性のある人財採用や、社員教育の充実化、職場環境の改善で人財面での強化も図り、持続性のある企業成長が見込める基盤強化を行ってまいります。 ③企業価値 個人投資家及び機関投資家向け決算説明会や個別説明会開催等の堅実なIR活動に加え、防衛省予算増額での連結業績が好調な要因もあり、株価向上、ROE8%以上の達成、PBR1倍超えなど企業価値は向上しましたが、当社単体の企業価値に対する証券市場での評価はいまだ低いことから、引き続き構造改革及び基盤強化を進め、企業価値向上に注力してまいります。 ④社会貢献 当社の防災情報伝達システムを活用した国内自治体、公共施設及び海外(JICAとのODA協力事業)向け減災支援、国内製造業向けでVR/MRでの仮想空間を活用した開発環境の脱炭素化支援、当社事業におけるカーボンニュートラル化への取組内容や結果の開示等の様々な企業活動を通して、引き続き社会貢献活動を実施してまいります。 当社グループは一丸となってこれらの課題を克服することで、業績の更なる拡大を図るとともに、社会貢献と持続的に成長が期待できる企業を目指してまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営指標としては、2025年6月に開示いたしました中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)に基づき、2028年3月期において、連結売上高202億円、連結営業利益8億6千万円、親会社株主に帰属する当期純利益5億1千8百万円、ROE8.8%の達成を目標としております。
事業等のリスク3,038字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 これらのリスク発生の可能性を確認した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①製品の製造スケジュールの遅延、瑕疵 当社グループは、海外の最先端商品を発掘し、それら製品による需要喚起により市場開拓を推進していますが、主力仕入先である海外メーカー側において製品製造のスケジュール遅延、製品の瑕疵が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、仕入先・メーカーとのコミュニケーションを積極的にはかり情報共有に努め、製品製造スケジュールを常に注視しております。製品の瑕疵については、事前にメーカーとの契約において対応を取り決めるよう努めております。国内受発注及び海外発注において、納期遅延、製品瑕疵による当社のリスク軽減を図るため、見積決裁基準、一定額以上の金額においては、注文書から契約書への変更、MOU取り交わし、保険適用等を検討しております。 特に子会社では製品の納期確保のために海外仕入先への前渡金を行っていますが、前渡金の回収可能性及び製品の瑕疵はリスクであります。現状仕入先とのコミュニケーションを密に行うことで対応していますが、前渡金の発生を遅らせる、減額する等対策が必要と考えております。 ②販売代理店契約の終了 当社グループは、国内外のメーカーと販売代理店契約を締結していますが、メーカー側の事情により同契約が一方的に打ち切られる場合や不利な条件変更を伴う契約更新を当社が拒絶する場合があります。また、仕入先企業の倒産等により事業が終了した場合、仕入が困難になったり、前渡金の回収が困難になるリスクがあります。このような主力製品の販売代理店契約終了は、当社グループの業績に影響を与えます。 このため、当社グループとしては、仕入先が特定メーカーに偏重することなく、新分野の商品開拓を推進しております。また、仕入先につき、財政面や経営、業務状況等について協力会社評価台帳を作成し、確認・管理を行うこととしました。 ③製品の陳腐化及び顧客要求の高度化 当社グループが製品を販売・供給するIT及びエレクトロニクス業界は、技術交代・技術革新のスピードが速く、競争は極めて厳しいものとなっております。新規参入者や新たな技術に基づく新製品の登場により、既存製品の陳腐化による売却可能性の低下、顧客要求の高度化により仕様を十分満たせない場合が想定され、このような場合、当社グループの収益性は低下し、業績に影響を与えることになります。 このため、当社グループは常に国内外の市場や技術動向につき最新情報を収集し、競争力のある最先端技術の製品投入に努めております。 ④在庫 在庫は原則受注在庫でありますが、一部製品については顧客もしくは販売パートナーの販売計画に基づく見込発注を行っております。この見込発注による在庫については、当初計画通りの販売ができず評価減の対象となる場合があります。 このリスクを低減させるために、在庫については毎月各部門の幹部を交えた予算委員会を開催し見直しを行うとともに、年2回開催する不動在庫評価委員会では、売却可能性がないと判断した場合は廃棄処分とし、在庫水準の適正化に努めております。また、見込在庫の発注に関して、基準(見込在庫の発注処理基準)を設け、特定顧客に対する見込在庫と不特定顧客に対する見込在庫に区分して具体的な対応手順を定めております。 ⑤為替の影響 当社グループは、国内及び輸出入の外貨取引において、すべてのリスクを排除することは不可能であり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 このため、為替予約の活用を始め、調達先を国内外に分散するなどの対策を講じ、為替変動リスクを最小限に止めるよう努めるとともに、事業基盤の強化と安定化により、為替変動の影響を受けにくい企業体質を目指しております。 ⑥人材確保及び育成 当社グループの事業成長と収益拡大は有能な人材に依存します。交渉力・販売力や市場のトレンドを見越す営業員、技術力のあるエンジニアやスペシャリストの確保と育成は、当社グループの重要な要素です。有能な人材の流出などがある場合には、当社グループの成長及び業績に影響を与えます。 このため、ワークライフバランスを重視した環境の整備、社員が持つスキルや経験、キャリアプランを把握した人員配置、コミュニケーションを促進し風通しのよい職場環境の整備等を図りながら、各事業領域において優秀な人材を確保・育成することに注力しております。階層別集団研修として若手社員向けを69期上期に実施、中間管理職向けは上期と継続として下期も実施しております。今後、定期的に実施することを年間スケジュールに組み込んでおります。 加えて、企業の持続的成長のため、新卒及び第二新卒の採用に努めております。 ⑦景気動向によるリスク 当社グループが属するIT及びエレクトロニクス業界は、技術革新が激しく事業環境が急速に変革する中、当社は主として受注販売を行っているため、当社グループの業績は、期中の経済状況等諸要因に大きく影響を受ける可能性があります。 このため、事業基盤の強化と安定化により、景気動向の影響を受けにくい企業体質を目指しております。 ⑧大震災等天変地異や不測のパンデミック事態に対するリスク 大地震や台風などの自然災害や、世界的な流行が懸念される感染症が発生した場合については、当社グループの業績に非常に大きな影響を及ぼすことが考えられます。 このため、従来の大地震や台風などの自然災害が発生した場合を想定したBCP(事業継続計画)に加え、不測のパンデミックが発生し、人や様々な物流の移動制限で経済活動に大きな影響を及ぼす事態に対しても事業が継続できるように、社内IT基盤の整備を始め、業務運用形態、制度の見直し等を図ってまいります。 ⑨顧客の海外展開や買収、倒産による影響 製造業の国内顧客につき、諸々の事由により生産拠点を海外に移すことが考えられますが、当社グループの営業活動範囲外への生産移管の場合、商流の制約等により営業活動が継続できず、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、顧客が別の企業に買収される、もしくは倒産するような事態に陥った場合も当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループとしては、一顧客に販売が偏重することが無いよう新規顧客開拓に努めてまいります。 ⑩情報セキュリティ事故によるリスク 今年度は国内でもランサムウェアによる大きな被害が発生しました。当社グループにおいても、被害にあった際には事業・業績に影響を与える可能性があります。 このため、ISMSの確実な運用を行っております。上期には、グループ3社のホームページの脆弱性診断を自社での利用にて実施しました。ASM(Attack Surface Managementサイバー攻撃の対象となりうる企業などのIT資産を特定し、そのリスクを管理するプロセス)を実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,541字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景をもとに、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、緊迫化する中東情勢や国際紛争の長期化による地政学リスク、エネルギー供給への懸念が強まるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境下、当社グループは、2025年6月に公表いたしました中期経営計画に基づき、基幹事業の収益基盤強化、新規事業開拓、宇宙ビジネス、AI開発環境構築等のNEXT事業創出やM&A、資本参加等の事業投資を行い、サステナビリティ戦略に基づき、従業員の待遇改善や教育の充実化等で人財への投資も行いました。また、法令遵守、経営資源の有効活用と地球環境保全に積極的に取り組んでいくことで、持続性のある企業成長を目指してまいりました。 この結果、当連結会計年度におきましては、連結売上高は195億3千5百万円(前年同期比4.3%増)となりました。損益面では、営業利益は12億3千6百万円(前年同期比11.0%増)、営業外費用としてコミットメントライン等の契約変更による手数料として合計1億3千6百万円を計上し、経常利益は10億7千8百万円(前年同期比5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億4千6百万円(前年同期比12.9%増)となりました。 セグメントの業績は以下のとおりであります。 システムソリューションにおきましては、文部科学省が進める「GIGAスクール構想」(1人1台端末や高速大容量の通信ネットワーク等で、学校のICT環境基盤を作り、教育の質向上と子供達の学びの多様化を目的とするもの)のもと、大規模な高速無線ネットワークシステムの納入案件、半導体製造装置向けVRシミュレーション案件等が寄与し、売上高は37億7千7百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1億8千3百万円(前年同期比574.1%増)となりました。 ネットワークソリューションにおきましては、映像配信システム案件及び衛星通信アンテナ建設案件等の高利益率案件の減少により、営業利益が減少しましたが、低軌道衛星関連製品が好調に推移し、Jアラート新型受信機への移行に伴う関連製品の納入が順調に進んだ結果、売上高は17億7千3百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は1千7百万円(前年同期比81.5%減)となりました。 電子部品及び機器におきましては、AIやクラウドサービスの普及等により、通信データの送受信量増加と省電力化の需要増で、光ファイバ関連事業が好調に推移しました。また、連結子会社である株式会社エアロパートナーズにおいて、防衛省向け航空機エンジンの大型修理案件が好調に推移したことで、売上高は139億8千5百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は10億3千6百万円(前年同期比4.2%増)となりました。 なお、セグメント間取引については、相殺消去しております。 当期の財政状態の概況 当連結会計年度末の資産は129億4千4百万円(前連結会計年度末110億8千4百万円)、負債は68億8千5百万円(前連結会計年度末56億9千8百万円)と前連結会計年度末比に比べて増加しました。その主な理由は、当期の売上195億3千5百万円(前年同期比4.3%増)のうち第4四半期連結会計期間の売上62億6千4百万円(前年同期比27.3%増)と増加したことにより売上債権残が増加したためです。また、商品及び製品は、子会社において翌連結会計年度販売予定の受注済商品が当連結会計年度末に計上されたため増加しております。また、順調に納品されて前渡金は減少しております。 (資産) 当連結会計年度末における資産は129億4千4百万円(前連結会計年度末110億8千4百万円)となり、18億5千9百万円増加しました。流動資産では、前渡金が3億1千7百万円減少したものの、主に現金及び預金10億3千6百万円、受取手形、電子記録債権、売掛金及び契約資産の売上債権合計は6億7千4百万円、商品及び製品5億1千1百万円が増加したことなどにより、18億6千万円増加しました。固定資産は、工具器具備品1千3百万円増加しましたが、繰延税金資産1千8百万円減少したことにより、1百万円の減少となりました。 (負債) 負債は68億8千5百万円(前連結会計年度末56億9千8百万円)となり、11億8千6百万円増加しました。これは主に、流動負債では短期借入金3億6千3百万円、未払法人税等1億2百万円減少した一方、支払手形及び買掛金10億8千2百万円、1年以内返済予定の長期借入金5千9百万円増加したため、7億8千5百万円増加しました。固定負債では、主に長期借入金4億3千9百万円の増加により、4億円の増加となりました。 (純資産) 純資産は60億5千8百万円(前連結会計年度末53億8千5百万円)となり、6億7千2百万円の増加となりました。これは配当金の支払により9千万円の減少があったものの、当期の親会社株主に帰属する当期純利益7億4千6百万円によるものです。この結果、自己資本比率は46.5%(前連結会計年度末は48.3%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の増加6億7千4百万円、棚卸資産の増加5億1千1百万円、法人税の支払い4億7百万円の支出があったものの、税金等調整前当期純利益が10億7千8百万円(前年同期は9億9千4百万円の税金等調整前当期純利益)、仕入債務の増加10億8千2百万円、前渡金の減少3億1千7百万円、借入金の増加1億3千6百万円の収入により、前連結会計年度末に比べ10億3千6百万円増加し、当連結会計年度末には41億1千1百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果取得した資金は10億6千8百万円(前年同期は3億2千2百万円の減少)となりました。これは主に、売上債権の増加6億7千4百万円、棚卸資産の増加5億1千1百万円、法人税等の支払い4億7百万円があったものの、税金等調整前当期純利益10億7千8百万円、前渡金の減少3億1千7百万円、仕入債務の増加10億8千2百万円によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は5千9百万円(前年同期は7千万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3千7百万円や無形固定資産の取得による支出2千万円などがあったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果取得した資金は2千6百万円(前年同期は4億5百万円の取得)となりました。これは主に、配当金の支払9千万円の支出、子会社の運転資金のための借入金の増加1億3千6百万円によるものです。 ③受注及び販売の実績 a.受注実績 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) システムソリューション   3,814,076   94.1   1,680,205   102.2 ネットワークソリューション   1,573,688   87.4   1,484,150   88.1 電子部品及び機器   14,471,118   80.9   18,207,975   102.7 合計   19,858,883   83.7   21,372,331   101.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.販売状況 当連結会計年度の販売状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) システムソリューション   3,777,262   101.3% ネットワークソリューション   1,773,247   99.4% 電子部品及び機器   13,985,460   105.9% 合計   19,535,970   104.3% (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の とおりであります。 相手先     前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 防衛省   9,456,479   50.5   11,077,598   56.7 川崎重工業株式会社   1,877,546   10.0   1,127,721   5.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度は、雇用や所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、緊迫化する中東情勢や国際紛争の長期化による地政学リスク、エネルギー供給への懸念が強まるなど、依然 として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境下、当連結会計年度におきましては、主として連結子会社である株式会社エアロパートナーズにおいて防衛省向け航空機エンジンの修理案件が好調だったことから、連結売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前期実績を上回る結果となりました。また2025年6月に開示した中期経営計画1年目の目標数値に対し、連結売上高は微減、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益及びROEは目標数値を上回る結果となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、システムソリューションにおきましては大学向け大型システムの案件が挙げられます。同システムの更新時期により売上高の増減が大きくなり、収益基盤が安定していないことが課題です。パートナー企業とも関係を強化し、収益の安定化を目指しております。 ネットワークソリューションにおきましては比較的利益率が高い案件が多く、競争の激化等により失注した場合や製品の納期遅延等が発生した場合には売上高及び利益の増減が大きくなり、業績が安定しないことが課題です。 また、電子部品及び機器におきましては、連結子会社である株式会社エアロパートナーズにおける防衛省向け案件が挙げられます。防衛省向け案件は入札方式であるとともに、近年多年度に亘る契約案件が増えており、落札したとしても同年度中に売上に至らない場合があります。そのため同事業においても事業年度ごとの収益安定のため、民間向けの案件を増やしていくことが課題と捉えています。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (システムソリューション) システムソリューションにおきましては、教育・官公庁へのITインフラ基盤システムの導入が計画通りに推移し、文部科学省が進める「GIGAスクール構想」(1人1台端末や高速大容量の通信ネットワーク等で、学校のICT環 境基盤を作り、教育の質向上と子供達の学びの多様化を目的とするもの)のもと、大規模な高速無線ネットワークシステムの納入案件が営業利益に大きく貢献しました。一方でパートナー経由での大学向け教育システムが翌期以降の案件となり、VR/MR関連事業においては内製化率低下で収益減となりました。 ITシステムビジネスにおいては、教育・官公庁へインフラ基盤システムの導入に加え、インターネット活用市場におけるSaaSを軸としたサービス型事業の拡販、健康管理システムの拡張によるヘルスケア事業基盤の育成を行ってまいります。 大学市場においては、仮想サーバ・ネットワーク・無線ネットワーク・セキュリティ機器などのアカデミック統合基盤システムの拡販に注力いたします。 (ネットワークソリューション) ネットワークソリューションにおきましては、映像配信システム案件及び衛星通信アンテナ建設案件等の高利益率案件減少により、営業利益が減少しましたが、低軌道衛星関連製品が好調に推移し、Jアラート新型受信機への移行に伴う関連製品の納入が順調に進んだ結果、売上高は前年とほぼ同等となりました。 伝送・配信システムのビジネスにおいては、衛星通信やFWAなど既存無線通信設備の拡販、新仕様に対応した機器の投入、ネットワーク解析ツールの市場拡大を目指していきます。 映像配信のビジネスにおいては、ビデオ配信サービスの拡販や事業者向け配信システム提案の促進、各種サービス事業者向けの設備保守、運用サポートのメニュー化、サービス型事業を拡大していくことが課題だと捉えています。 (電子部品及び機器) 電子部品及び機器におきましては、データセンター向け光ファイバ接続用途の機能性接着剤案件が好調に推移しましたが、電源関係のビジネスは導入予定遅れとなり計画未達となりました。 連結子会社である株式会社エアロパートナーズにおいては、防衛省向け航空機エンジンの大型修理案件が順調に推移し営業利益に大きく貢献しました。 電子部品及び材料のビジネスにおいては、機能性接着剤・基板実装デバイスなどの既存製品に加え、受託製造やPFAS除去など新たな製品ラインアップの拡充、多彩な製品をワンストップでの提供していくことが重要だと捉えています。 また、フォトニクスビジネスの受託生産拠点として開設した千歳・恵庭営業所において、光ファイバ給電システム及びフォトニクスデバイスの設計・受託開発による事業の創出を引き続き行います。 (新規事業) 3つの事業セグメントの連携・強化により、宇宙市場での提供価値拡大を目指していきます。電子部品及び機器では小型衛星などの宇宙機に搭載される太陽センサ、太陽電池セル、RFコンポ―ネント、イーサネットスイッチなど衛星搭載製用部品の供給、システムソリューションでは、発射台モデルや携帯型生命維持装置の設計等にCADの活用、製品のライフサイクル全般、製品情報や業務プロセスを一元的に管理、ネットワークソリューションでは、衛星受信アンテナ、送信アンプ等の提供に注力します。 また、年々市場が拡大しているAI開発につき、必要となるシミュレーション環境の構築をワンストップで支援すべく、コンピューティング基盤やシミュレーション環境の提供、エッジデバイスへの実装等に取り組んでまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりであります。 a.契約債務 2026年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。 年度別要支払額(千円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 短期借入金   2,620,000   2,620,000   -   -   - 長期借入金   587,936   100,524   127,268   60,144   300,000 リース債務   19,788   9,017   5,565   4,006   1,198 b.財政政策 当社グループの資金需要は、主に運転資金需要です。 運転資金需要のうち主なものは、当社グループにおいて商品の仕入の他、販売費及び一般管理費の営業費用に係るものです。商品の仕入については、当社グループは主に顧客からの受注後、個々の商品を発注する受注販売を原則としておりますので、顧客からの債権の回収と仕入先への支払の時期の差や、個々の受注取引の額の大きさ、取引の集中度により資金需要の時期、量に変動が生じております。また、連結子会社である株式会社エアロパートナーズの主要仕入先は海外であり、支払が先行する場合が多く、資金需要を増加させる要因となっています。 当社グループは、堅固なバランスシートの維持、事業活動のための適切な流動性資産の維持と資金調達の安定性を財務方針とし、主たる資金需要である運転資金については、内部資金を活用しておりますとともに、増加運転資金の安定かつ効率的な調達を行うため、提出会社におきまして金融機関との間に当座貸越契約及び貸出コミットメント契約10億円を締結しております(借入未実行残高10億円)。また、グループ会社の資金需要については提出会社からの資金の貸出とグループ会社が独自に金融機関との間にシンジケートローン契約85億5千万円及び当座貸越契約を締結しております。そのために運転資金需要が減少した際には手持ち流動性が増加する場合がありますが、流動性資産の維持・安全性を優先しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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