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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

太平洋興発

TAIHEIYO KOUHATSU INCORPORATED8835 · Standard · 卸売業

不動産分譲と石炭・石油販売を柱に、物流・サービス・建設・肥料まで手掛ける多角企業。北海道から全国に事業展開。

概要

太平洋興発は、1967年4月に設立された卸売業に分類される企業である。不動産の分譲・賃貸、石炭・石油等の燃料販売、有料老人ホームの運営など多角的な事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は428億円、従業員数は668人。本社は東京都台東区に置き、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場している(1949年5月上場)。

不動産事業が収益を支える安定的な柱

不動産セグメントは、マンションの分譲・戸建住宅地の販売、マンション・ビルの賃貸及び管理、損害保険代理業、建築請負工事を手掛ける。札幌市を中心とする住居系マンションの賃貸物件は取得時から高稼働率を維持し、2026年3月期末時点でも平均90%超を記録している。商業用店舗賃貸もほぼ満室状態が続く。2026年3月期のセグメント売上高は31億80百万円(前期比4.6%増)だが、修繕費増加により営業利益は8億46百万円(同7.3%減)となった。

石炭販売からバイオマス燃料へシフトする商事事業

商事セグメントでは輸入炭並びにバイオマス燃料、石油、建築資材の仕入販売、国内炭の販売受託、石炭灰等の船舶輸送を行う。2026年3月期の売上高は284億19百万円(前期比2.5%増)で、グループ全体の約66%を占める最大セグメントである。バイオマス燃料の販売数量が増加した一方、石炭市場は国際情勢の影響で価格変動リスクが続く。ペレット等のバイオマス事業拡大を進め、北海道釧路市の釧路火力発電所関連事業の継続・新規受注を目指す。

有料老人ホームとIT受託を核とするサービス事業

サービスセグメントは、有料老人ホームの運営(太平洋シルバーサービス、同北海道)、事務・技術計算受託(エイチ・シー・シー)、ゴルフ練習場運営(太平洋トータルシステム)、飲食店運営(太平洋フーズ)、タクシー業(まりも交通)、清掃・給食等(新太平洋商事の一部)から成る。2026年3月期の売上高は56億84百万円(前期比5.2%増)、営業利益は4億42百万円(同20.8%増)と好調。有料老人ホームの入居者ニーズに合わせた商品多様化により稼働率向上を図っている。

建設工事と肥料の二つの製造系セグメント

建設工事セグメントは太平洋製作所と太平洋機工が担い、建設工事並びに機械等の製造・修理を行う。2026年3月期の売上高は30億63百万円(前期比14.5%減)、営業利益は95百万円(同18.8%減)と減少した。肥料セグメントは訓子府石灰工業が炭カル肥料・消石灰・石粉を製造販売する。同セグメントの売上高は24億55百万円(前期比5.3%増)だったが、原材料高騰により1億25百万円の営業損失を計上した(前期も1億13百万円の損失)。

業界の中での役割は不動産開発とエネルギー供給を担う企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
428億円
営業利益
9億円
営業利益率
2.1%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
商事284億円66.2%5億円1.8%
サービス57億円13.3%4億円7.0%
不動産32億円7.5%8億円25.0%
建設工事31億円7.2%1億円3.2%
肥料25億円5.8%-1億円-4.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産主力

マンション分譲、戸建・住宅地の販売、賃貸・管理を手掛ける。子会社が事業用地や宅地の分譲を担当。

主な製品・サービス2
マンション分譲
新築マンションを開発・販売する。
住宅地分譲
戸建住宅や宅地の販売を行う。

02エネルギー・商材主力

輸入炭、バイオマス燃料、石油、建築資材の販売。国内炭の販売受託や石炭灰の輸送も行う。

主な製品・サービス2
石炭販売
輸入炭・国内炭の販売。
石油販売
石油製品の仕入・販売。

03物流・サービス準主力

運送、港湾荷役、倉庫管理、給食、清掃、ゴルフ場運営、タクシー、飲食など多岐にわたるサービスを提供。

04建設副次

子会社が建設工事や機械の製造・修理を行う。

05肥料副次

子会社が炭カル肥料、消石灰、石粉を製造・販売。

主な製品・サービス1
炭カル肥料
石灰質肥料の一種。

製品と技術

石炭・バイオマス燃料の調達と販売

商事セグメントの主力製品は輸入炭とバイオマス燃料である。輸入炭は電力会社や紙パルプ産業向けに販売し、安価で良質な炭の仕入れに注力する。バイオマス燃料はペレットが中心で、脱石炭の流れに対応するため事業規模を拡大中。販売先の約20%を釧路コールマインが占め、王子グリーンリソース向けも9%を占める(2026年3月期)。石炭灰の船舶輸送も手掛ける。

有料老人ホーム「太平洋シルバーサービス」

サービスセグメントの中核は有料老人ホーム事業で、太平洋シルバーサービス(本州)と太平洋シルバーサービス北海道(北海道)が運営する。両社とも当社が施設を賃貸し、入居者のニーズに合わせたサービスを提供する。稼働率向上を目指し商品の多様化を図っている。同事業の営業利益は2026年3月期に約4.4億円と堅調である。

炭カル肥料と消石灰の製造販売

肥料セグメントでは、連結子会社の訓子府石灰工業が炭カル肥料、消石灰、石粉を製造販売する。主に農業向けで、2026年3月期の販売数量は増加したが、原材料価格高騰によりセグメント損失が続く。生産実績は22億54百万円(前期比5.8%増)であった。

建設工事と機械製造・修理

建設工事セグメントでは、太平洋製作所と太平洋機工が建設工事並びに機械等の製造・修理を手掛ける。2026年3月期の建設工事の生産実績は2億17百万円、商品仕入実績は2億11百万円。受注減少により売上高は減少したが、地域密着型の事業としてグループ内での需要に対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

石炭・不動産商社、収益安定も成長鈍化

石炭販売と不動産賃貸を柱とする独立系商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングスがエレクトロニクスで成長するのに対し、当社は石炭関連が主体で事業構造が異なる。売上高は約420億円と安定しているが、営業利益率は2%台と低い。不動産事業が収益の下支えとなる一方、脱炭素の流れで石炭事業の中長期的なリスクが顕在化している。

強み

  • 電力会社向け石炭供給で安定収益を確保、国内エネルギー需給に支えられる
  • 東京・大阪等の賃貸物件から安定的な賃料収入を得て、収益基盤を補完
  • 売上高が400億円前後で安定しており、急激な変動リスクが小さい
  • 大手電力会社との長期取引に加え、不動産テナントとの関係が強固

課題

  • 世界的な脱炭素の流れで石炭需要が減少し、中長期的に事業縮小リスク
  • 営業利益率が2%程度と低く、バリューチェーン拡大等で収益力向上が必要
  • 新たな収益柱となる事業が少なく、既存事業への依存度が高い

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が太平洋興発

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17590タカショー70億円26.1倍
23565アセンテック68億円9.7倍
33143オーウイル66億円7.9倍
43537昭栄薬品63億円10.7倍
58115ムーンバット63億円10.4倍
68835太平洋興発62億円18.1倍
78226理経61億円8.0倍
88077トルク60億円6.4倍
97681レオクラン60億円136.2倍
108105Bitcoin Japan59億円
113359cotta59億円12.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

1949年の株式上場と1967年の会社設立

太平洋興発の起源は、1949年5月に東京証券取引所へ株式を上場したことにある。しかし現法人の直接の設立は1967年4月で、(旧)太平洋興発株式会社として発足した。当時は石炭関連事業が中心であった。

石炭部門分離と商号変更の1970年

1970年11月、石炭生産部門を分離独立させるとともに、(旧)太平洋興発を吸収合併し、商号を太平洋興発株式会社に変更した。この組織再編により、石炭生産と販売・流通の役割を明確に分けた。1971年3月には釧路支店を開設し、北海道拠点を強化した。

オーストラリア石炭開発への進出と撤退

1973年7月、オーストラリアで石炭開発事業へ進出したが、1979年に中止し石炭輸入業務へ転換した。この経験は後の国際石炭調達に活かされた。同年4月には札幌支店を開設し、北海道での事業基盤を拡大した。

高齢者施設と電算写植への多角化の1980年代

1984年4月、高年齢者向け滞在型施設運営事業へ進出し、株式会社太平洋シルバーサービスを設立した。これが現在のサービスセグメントの中核となる。1990年11月には太平洋メディアサービスを設立し電算写植事業に参入したが、2005年8月に同事業は売却された。

石炭採掘撤退と子会社再編の2000年代

2002年1月、太平洋炭礦株式会社の太平洋炭礦が閉山となり、石炭採掘事業から完全撤退した。その後、2003年4月に太平洋リビングサービスを吸収合併、2005年2月に釧路石炭乾溜を吸収合併し、グループ再編を進めた。2007年5月には持分法適用関連会社の太平洋石炭販売輸送及びその子会社5社を連結子会社化し、物流機能を強化した。

2022年の市場区分変更と現在

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。現在は13の連結子会社を擁し、不動産・商事・サービス・建設工事・肥料の5セグメントで事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は428億円、純利益は3.4億円と安定した収益基盤を維持している。

年表20件を開く

1940年代

  • 1949年5月上場東京証券取引所へ株式上場

1960年代

  • 1967年4月(旧)太平洋興発㈱設立

1970年代

  • 1970年11月M&A石炭生産部門を分離独立させ、(旧)太平洋興発㈱を吸収合併し、同時に商号を太平洋興発㈱に変更
  • 1971年3月釧路支店開設
  • 1973年4月札幌支店開設
  • 1973年7月オーストラリアで石炭開発事業へ進出(1979年中止、石炭輸入業務へ転換)

1980年代

  • 1982年6月帯広営業所開設
  • 1984年4月高年令者向滞在型施設運営事業へ進出・㈱太平洋シルバーサービス設立
  • 1988年7月仙台営業所開設(1997年9月閉鎖)

1990年代

  • 1990年11月㈱太平洋メディアサービスを設立、電算写植事業へ進出(2005年8月売却)
  • 1997年4月太平洋マテリアル㈱を設立、木質系合成樹脂の製造・販売事業へ進出(2004年3月清算)

2000年代

  • 2000年4月帯広営業所を帯広支店に組織変更
  • 2002年1月太平洋炭礦㈱の太平洋炭礦が閉山となり、石炭採掘事業より撤退
  • 2003年4月M&A太平洋リビングサービス㈱を吸収合併
  • 2005年2月M&A釧路石炭乾溜㈱を吸収合併
  • 2006年4月㈱太平洋シルバーサービス北海道設立
  • 2007年5月持分法適用関連会社である太平洋石炭販売輸送㈱の株式の一部を第三者から取得し、同社及び同社の子会社5社を連結子会社としました(同社の子会社5社のうち㈱北海道ガラスサッシセンターを2009年3月に清算)
  • 2009年7月持分法適用関連会社である北海道東科計器㈱を清算

2010年代

  • 2010年5月太平洋フーズ㈱設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の強化と安定収益確保

    不動産賃貸事業では既存物件の高稼働率維持、マンション管理業では顧客満足度向上による新規受注獲得を目指す。商事事業ではバイオマス関連事業拡大や釧路火力発電所関連事業の継続・新規受注に努める。

  2. 02

    新事業分野への展開

    社有地を活用した賃貸等の新たな収益事業を創造し、収益源の多様化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で668人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は396万円で、9期前と比べて+17.6%平均年齢は60.6歳、平均勤続年数は9.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月860
2018年3月842
2019年3月33758.09.0823
2020年3月34457.68.9710
2021年3月34958.28.6706
2022年3月35658.69.0689
2023年3月37559.18.9670
2024年3月37259.68.6672
2025年3月36860.38.8676133
2026年3月39660.69.5668135

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率19.4%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)84.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 13 / 海外 0、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
釧路支店5,963百万円
不動産 商事
札幌支店4,200百万円
不動産 商事
本店2,703百万円
不動産 商事 サービス
南青山SOビル2,354百万円
不動産
釧路事業所 — 北海道釧路市1,881百万円
不動産 商事 サービス
帯広支店1,594百万円
不動産
複合商業施設 — 釧路支店1,250百万円
不動産
本社 — 北海道釧路市727百万円
商事
シルバーシティときわ台ヒルズ — 釧路支店700百万円
サービス
シルバーシティ哲学堂 — 東京都中野区540百万円
サービス
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱太平洋製作所 注3
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    太平洋運輸㈱ 注2
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    訓子府石灰工業㈱
    北海道常呂郡訓子府町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱太平洋シルバー サービス
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エイチ・シー・シー
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    太平洋トラック㈱ 注2
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    まりも交通㈱
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱太平洋シルバー サービス北海道 注2
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新太平洋商事㈱
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権76.0%
  • 国内
    ㈱太平洋トータル システム
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱栄和サービス
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱太平洋機工 注2
    北海道釧路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 太平洋フーズ㈱ 注2北海道釧路市100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発木質バイオマスと未利用石炭の石炭地下ガス化によるCO2フリー水素サプライチェーン構築に関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-01-28
    2,218万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は428億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.7%、利益が+0.0%。

売上高
+1.7%
428億円
営業利益
+0.0%
9億円
純利益
-25.0%
3億円
営業利益率
2.1%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高452億円428億円
営業利益12億円9億円
純利益5億円3億円
1株あたり配当¥40.5¥40.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は105億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.0%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q129−4
2024年1Q7522.71
2024年2Q12843.12
2024年3Q10832.82
2024年4Q1001
2025年2Q18742.12
2025年4Q23452.12
2026年2Q22062.74
2026年4Q20831.4−1
2027年1Q10511.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は280億円から428億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は2.1%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月28094
2014年3月31084
2015年3月30262
2016年3月29462
2017年3月31786
2018年3月36185
2019年3月36073
2020年3月32555
2021年3月27854
2022年3月32944
2023年3月510137
2024年3月411106
2025年3月421962.14
2026年3月428952.13

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高428億円のうち、営業利益として残るのは9億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.5%383億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.6%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
0.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.9pt
2.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は48億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−54558
2014年3月−4−1830−2266
2015年3月7−8−13−152
2016年3月−4−814−1254
2017年3月3−2113−1849
2018年3月4−57−156
2019年3月4−2322−1959
2020年3月20−180262
2021年3月7−156−860
2022年3月4−166−1254
2023年3月23−6−161756
2024年3月5−7−5−248
2025年3月9−102−150
2026年3月11−6−6548

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は457億円。このうち返さなくてよい自己資本が165億円で、自己資本比率は35.2%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月35013321736.8
2014年3月37913924035.6
2015年3月35714421339.0
2016年3月36714122637.0
2017年3月37814723137.5
2018年3月39915124836.5
2019年3月43915328633.7
2020年3月43714928833.1
2021年3月43715128633.4
2022年3月44615129532.9
2023年3月45715829933.5
2024年3月44916228735.2
2025年3月47716131632.8
2026年3月45716529235.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
67億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
62億円
在庫として抱えている分
負債合計
292億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中15位あたり、逆に低いのはROE284社中261位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.2%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥798で、1年前と比べて+6.2%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥798-0.9%1ヶ月+1.7%1年+6.2%時価総額62億円
過去52週の値幅
安値¥735高値¥1,545

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.1倍
PER (会社予想)13.2倍
PBR0.39倍
配当利回り5.08%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に805円まで回復しましたが、8月12日に773円と急落しました。25日移動平均線(791.8円)を下回り、75日線(799.12円)も下回っています。52週高値(1545円)からは約50%下落しており、年初来上昇率は7.23%と限定的です。出来高は8月12日に91100株と急増し、売り圧力が強まりました。RSIは37と売られ過ぎ圏に接近しており、短期的な反発余地はありますが、中期的なトレンドは弱含みです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは17.5倍と業界平均の17.94倍をほぼ同水準ですが、予想PERは12.8倍と割安感があります。PBRは0.3741倍と平均の1.24倍を大きく下回り、資産価値に比べ株価が低位です。配当利回りは5.24%と平均の2.97%を大幅に上回る一方、ROEは2.2%と低く、配当性向124.5%と配当が利益を超過しています。割安ながら収益力と配当の持続性に懸念があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.1倍17.9倍
PER (予想)13.2倍
PBR0.39倍1.24倍
ROE2.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、脱炭素化による石炭需要の長期的な減少と、資源価格変動への依存。強気派は、安定した供給基盤と不動産事業による収益の多角化を評価。弱気派は、石炭需要の縮小が避けられず、中長期的な業績悪化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    製鉄所や電力会社との長期的な契約により、安定した収益が見込める。

  • 不動産事業の堅調

    賃貸事業が収益を下支えし、リスク分散ができている。

  • 資源価格の上昇

    エネルギー価格の高騰時は販売価格に転嫁でき、収益が増加する可能性。

  • 予想PER12.8倍への改善期待決算発表後影響

    実績PER17.5倍から12.8倍へと大幅改善、純利益3億円から回復が見込まれる

  • PBR0.3741倍の低評価継続影響

    時価総額60億円に対し純資産約160億円、PBR0.37倍は下値支援

  • 売上高3期連続増加通年影響

    売上高411億→421億→428億円と増加、売上基盤は安定

  • 配当利回り5.24%の高利回り通年影響

    配当利回り5.24%は相場下落時の買い安心材料

マイナスに働く材料7
  • 脱炭素の流れ

    世界的に石炭需要が減少し、長期的な事業縮小が避けられない。

  • 資源価格変動

    石炭価格の下落局面では在庫評価損などが発生しやすい。

  • 低収益性

    売上高400億円に対して営業利益は数億円程度で、利益率が低い。

  • 純利益の3期連続減少通年影響

    純利益6→4→3億円と半減、市場の増益期待が後退

  • 営業利益率2.1%の薄利構造継続影響

    売上428億円に対し営業利益9億円、利益率2.1%と僅少

  • ROE2.2%の低収益性継続影響

    ROE2.2%ではPBR0.3741倍から上昇するきっかけに乏しい

  • 配当利回り5.24%の維持リスク決算発表後影響

    純利益3億円で配当5.24%を維持するには利益率の改善が必要

次の決算で確かめる点
石炭販売量
需要の動向を確認し、脱炭素の影響を測る。
在庫評価
資源価格変動による損失リスクを監視するため。
不動産賃貸収入
多角化の効果と安定収益の推移を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40.5で、前期から+2.6%いまの株価に対する利回りは5.08%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40.5
1株あたり
配当利回り
5.08%
いまの株価に対して
配当性向
124.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3059.3
2018年3月300.060.0
2019年3月300.068.8
2020年3月4033.3100.0
2021年3月30−25.077.2
2022年3月3310.060.3
2023年3月4330.361.4
2024年3月39−9.363.1
2025年3月390.070.9
2026年3月402.6124.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,103人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.4%を占め、残る77.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他58.160.861.165.372.171.9
事業法人13.013.613.517.117.218.0
金融機関22.019.813.810.44.54.4
証券会社1.81.33.91.91.83.3
外国法人5.14.57.65.24.42.3
外国人個人0.00.00.10.10.10.1
自己株式0.10.10.10.10.10.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01太平洋興発持株会5.27
02クロダ株式会社5.04
03天塩倉庫株式会社5.01
04斉丸 千代2.17
05恩田 武1.40
06三井住友海上火災保険株式会社1.39
07楽天証券株式会社共有口1.31
08三井住友信託銀行株式会社1.28
09金子 幸子1.26
10株式会社SBI証券1.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+681%、1株純資産は14期で+987%。直近期のROEは2.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月61903.020.553.3
2014年3月581,8153.017.046.7
2015年3月271,7931.534.968.2
2016年3月281,7441.627.465.9
2017年3月821,8224.611.859.3
2018年3月651,8713.515.860.0
2019年3月371,9042.020.368.8
2020年3月601,8583.210.9100.0
2021年3月571,8753.113.477.2
2022年3月471,8872.513.660.3
2023年3月891,9694.69.061.4
2024年3月812,0294.010.263.1
2025年3月492,0132.414.270.9
2026年3月442,0662.226.1124.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
板垣好紀代表取締役 社長 管理部門及び内部監査統制室担当6623,300
猿子満彦常務取締役 釧路支店長、釧路支店及び関連会社担当7310,317
髙瀨聡常務取締役 燃料部担当699,600
山本崇取締役 不動産管理部、札幌支店及び帯広支店担当696,900
藤井和典取締役642,700
山口禎子取締役561,600
増田知晴常勤監査役62300
伊藤彰彦監査役691,000
関川峰希監査役681,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4757519
社外取締役532326
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,147字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社13社で構成されており、不動産の分譲、燃料販売(石炭・石油)を主な内容とし、更に各事業に関連するサービス事業等を展開しております。 また、当社及び連結子会社の報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1)不動産セグメント ①当社 マンションの分譲・戸建・住宅地の販売、マンション・ビルの賃貸及び管理、損害保険代理業、マンション・ビルの建築請負工事を行っております。 ②新太平洋商事㈱(連結子会社) 事業用地、宅地の分譲及びマンション・ビル等の賃貸を行っております。 (2)商事セグメント ①当社 輸入炭並びにバイオマス燃料、石油、建築資材等の仕入販売並びに国内炭の販売受託及び船舶による石炭灰等の輸送を行っております。 ②太平洋運輸㈱(連結子会社) 一般貨物自動車運送事業を行っており、当社の石炭販売に係る輸送も行っております。 ③太平洋トラック㈱(連結子会社) 一般貨物自動車運送事業を行っております。 ④新太平洋商事㈱(連結子会社) 港湾揚荷役作業を行っております。 (3)サービスセグメント ①当社 有料老人ホームの施設を運営する連結子会社に、施設を賃貸しております。 ②㈱太平洋シルバーサービス(連結子会社) 有料老人ホームの運営をしており、当社が同社に施設を賃貸しております。 ③㈱太平洋シルバーサービス北海道(連結子会社) 北海道にて有料老人ホームの運営をしており、当社が同社に施設を賃貸しております。 ④㈱エイチ・シー・シー(連結子会社) 事務・技術計算の受託及びコンサルタント業務を行い、当社グループのコンピュータシステム開発も行っております。 ⑤新太平洋商事㈱(連結子会社) 倉庫等施設の維持・管理、給食事業、ビル・店舗の清掃請負、造園緑化事業及び車検・整備事業を行っております。 ⑥㈱太平洋トータルシステム(連結子会社) ゴルフ練習場の運営を行っております。 ⑦㈱栄和サービス(連結子会社) 産業廃棄物処理事業、敷料(酪農業向け)の生産販売及びビル・店舗の清掃請負を行っております。 ⑧まりも交通㈱(連結子会社) 旅客運送業(タクシー業)を行っております。 ⑨太平洋フーズ㈱(連結子会社) 飲食店の運営を行っております。 (4)建設工事セグメント ①㈱太平洋製作所(連結子会社) 建設工事並びに機械等の製造・修理を行っております。 ②㈱太平洋機工(連結子会社) 建設工事並びに機械等の製造・修理を行っております。 (5)肥料セグメント 訓子府石灰工業㈱(連結子会社) 炭カル肥料・消石灰・石粉の製造販売を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,449字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、各事業分野(不動産セグメント・商事セグメント・サービスセグメント・建設工事セグメント・肥料セグメント)を通じて、企業の社会的責任を果たしながら、積極的な事業活動を行い、人々の豊かな暮らしの実現に貢献することを経営の基本方針としております。 (2)経営戦略等 ① 既存事業分野への取り組み 当社グループを支える既存事業を強化し安定的な収益確保に取り組んでまいります。 不動産事業における不動産賃貸事業につきましては、既存物件の高稼働率の維持に注力します。また、マンション管理業につきましては、顧客満足度を高めマンション管理組合のニーズに応え新規受注の獲得を目指します。 商事事業につきましては、ペレット等のバイオマス関連事業規模を拡大していき、収益の確保に努めます。また、北海道釧路市におきまして、釧路火力発電所関連の諸事業の継続と新たな事業の受注を目指します。 サービス事業における有料老人ホーム事業につきましては、入居者のニーズに合った商品の多様化を図り、稼働率の向上に努めてまいります。 北海道での建設業、運輸業、計算事務等受託業、肥料等製造業のそれぞれの収益を着実に伸ばしてまいります。 その他の各既存事業につきましても、更なる収益の拡大を目指し、安定的な収益の確保に努めてまいります。 ② 新事業分野への取り組み 新たな収益源を確保するため、新事業分野への取り組みを積極的に進めてまいります。 当社グループの社有地で賃貸等、新たな収益事業を創造してまいります。 (3)経営環境及び対処すべき課題等 ① 不動産賃貸事業(不動産セグメント)について 札幌市の住居系マンション賃貸物件の稼働率は、取得時から高稼働率を維持しており、当連結会計年度末現在平均で90%を超えており、安定的な収益を確保しております。 なお、商業用店舗賃貸物件については、ほぼ満室の状況が続いているものの、安定的な収益の確保に努めてまいります。 ② エネルギー関連事業(商事セグメント)について 石炭の需要につきましては、将来的にはエネルギー転換等により減少が見込まれるものの、当面は電力等の重要なエネルギーとして需要が継続されると考えております。当社は、電力会社及び紙パルプ産業等の既存ユーザー向けを中心とした販売活動を行っておりますが、他社との競合結果によって販売数量が減少する可能性があります。 また、世界的な脱石炭の動きがあるものの、国際情勢の緊迫化を背景としたエネルギーや原材料価格の変動が続いており、今後も石炭市場価格については、大幅に変動する懸念があるため、輸入炭在庫の適正化並びに安価で良質な輸入炭の仕入れに努めた営業活動を行ってまいります。 さらに、ペレット等のバイオマス関連事業規模を拡大していき、収益の確保に努めます。また、北海道釧路市におきまして、釧路火力発電所関連の諸事業の継続と新たな事業の受注を目指します。 ③ その他の事業について 不動産賃貸事業並びにエネルギー関連事業以外のその他の事業につきましては、有料老人ホーム事業(サービスセグメント)並びに建設工事セグメントを中心に、今後も安定的な収益が計上できるものと考えております。
事業等のリスク1,996字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)不動産市況や地価動向の影響について 当社グループの主要事業である不動産賃貸事業(不動産セグメント)については、競合他社の供給数や価格動向の影響により、賃貸単価の下落や空室率が増加する可能性があります。なお、当連結会計年度末現在の賃貸稼働率については、高稼働率を維持しており、安定的な収益を計上しております。 また、北海道地区(特に釧路地区)の地価が下落する可能性があるため、資産価値の下落により、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性がありますが、現在は地価水準の下落が下げ止まっているため、経営成績及び財政状況に与える影響は軽微であります。 (2)輸入炭販売事業における輸入炭(商品及び製品)在庫のリスクについて 当社グループの輸入炭販売事業(商事セグメント)における輸入炭(商品及び製品)の在庫については、石炭の市場価格が下落した場合、棚卸資産の評価に関する会計基準に基づき、営業損失を計上するリスクがあります。 今後も、石炭市場価格について、大幅に変動する可能性があるため、輸入炭在庫の適正化並びに安価で良質な輸入炭の仕入れに努めた営業活動を行ってまいります。 また、輸入炭(商品及び製品)在庫が増加した場合、運転資金の調達が必要となりますが、金融機関からの借入による調達並びに販売先及び仕入先と回収・支払条件等を調整し、対応しております。なお、輸入炭在庫が増加した場合についても、金融機関とは良好な関係が構築できていることから、資金調達は十分に可能と考えております。 (3)サービスセグメントのうち有料老人ホーム事業の競合リスクについて 当社グループの主要事業であるサービスセグメントのうち有料老人ホーム事業については、同事業への新規参入企業が著しく増加してきており、また、入居保証金の低額化傾向もあり、厳しい競争を強いられております。 また、この事業の特徴として、ヘルパーなどの人材の流動性が極めて高く、高品質なサービスの提供維持のため、人材確保も大きな課題となっております。なお、各施設の稼働率を維持し安定的な収益を確保するため、競合他社とのサービス内容の差別化や人件費見直し等による優良な人材を確保する等を図り、高稼働率の維持及び安定的な収益の確保に努めております。 (4)関係会社の支援に関するリスク 当社は、太平洋炭礦㈱の(独)エネルギー・金属鉱物資源機構及び㈱日本政策投資銀行からの借入金及び未払利息に対して債務保証を行っており、同社は保有する不動産の売却並びに不動産の賃貸収入より借入金及び未払利息を返済する予定であるため、同社の不動産の売却並びに不動産の賃貸収入が返済額に満たない場合、当社に保証債務の履行による損失・資金負担が生ずる可能性があります。また、同社が保有する不動産の地価水準が下落した場合等により同社の債務超過額が増加した場合、当社は債務保証損失引当金を追加計上する必要があります。なお、当連結会計年度において、同社に対する資金負担額は軽微であり、不動産の地価水準が下落していないこと等から、債務保証損失引当金の追加計上は行っておりません。 (5)法的規制等のリスク 当社グループは、住宅の品質確保の促進等に関する法律、製造物責任法、宅地建物取引業法、鉱山保安法、労働安全衛生法等多くの法的規制を受けております。これらの法的規制が変更され、当社の事業活動に大きな制約が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、事業の遂行にあたり何らかの原因において訴訟を提起される可能性があり、訴訟の動向によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)繰延税金資産に関するリスク 当社グループは、税務上の繰越欠損金並びに将来減算一時差異に対して、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を検討した上で繰延税金資産を計上しております。なお、グループ各社の業績や経営環境の著しい変化により繰延税金資産の全部または一部に回収可能性がないと判断された場合や、会計基準が改正された場合に繰延税金資産が減額され、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 なお、繰延税金資産の計上にあたっての重要な会計上の見積りの前提条件については、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ⑤ 重要な見積り及び当該見積りに用いた仮定に記載のとおりであります。
経営成績の分析 (MD&A)4,702字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の高まり等により、景気は緩やかな回復基調が見られる一方、円安進行に伴う物価上昇による消費への影響懸念に加え、米国による政策動向や中東情勢の緊迫化等を背景とした原油価格の上昇等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような経済状況下、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、商事セグメントのバイオマス燃料の販売数量が増加したこと等により、売上高は428億2百万円(前年同期比1.7%増)となったものの、不動産セグメントの賃貸ビルの修繕費コスト増加等により、営業利益は8億55百万円(同0.2%減)、経常利益は5億46百万円(同3.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億43百万円(同10.2%減)となりました。 なお、セグメントの業績は次のとおりであります。 イ. 不動産セグメント 賃貸ビルの空室率改善等により、売上高は31億80百万円(前年同期比4.6%増)となったものの、賃貸ビルの修繕費コスト増加等により、営業利益は8億46百万円(同7.3%減)となりました。 ロ. 商事セグメント バイオマス燃料の販売数量が増加したこと等により、売上高は284億19百万円(同2.5%増)となり、営業利益は4億68百万円(同1.6%増)となりました。 ハ. サービスセグメント 事務・技術計算の受注増等により、売上高は56億84百万円(同5.2%増)となり、営業利益は4億42百万円(同20.8%増)となりました。 ニ. 建設工事セグメント 建設工事の受注が減少したことにより、売上高は30億63百万円(同14.5%減)となり、営業利益は95百万円(同18.8%減)となりました。 ホ. 肥料セグメント 農業用肥料等の販売数量が増加したことにより、売上高は24億55百万円(同5.3%増)となったものの、原材料価格の高騰等により1億25百万円の営業損失(前年同期は1億13百万円の営業損失)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、48億26百万円となりました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は11億10百万円(前年同期は9億6百万円の収入)となりました。これは、事業活動による利益が主なものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は6億50百万円(前年同期は10億27百万円の支出)となりました。これは、主に固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は5億90百万円(前年同期は2億35百万円の収入)となりました。これは、主に配当金の支払いによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 建設工事(百万円)   217   223.6 肥料(百万円)   2,254   105.8 ロ.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 商事(百万円)   22,151   83.6 サービス(百万円)   332   100.9 建設工事(百万円)   211   1,198.0 肥料(百万円)   1,451   98.4 合計(百万円)   24,146   85.2 ハ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 不動産(百万円)   3,180   104.6 商事(百万円)   28,419   102.5 サービス(百万円)   5,684   105.2 建設工事(百万円)   3,063   85.5 肥料(百万円)   2,455   105.3 合計(百万円)   42,802   101.7 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 王子グリーンリソース㈱   9,166   21.8   3,897   9.1 釧路コールマイン㈱   7,628   18.1   8,366   19.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① セグメントごとの経営成績の分析 (不動産セグメント) 不動産セグメントについては、賃貸事業を中心に安定的な収益の計上ができております。特に、収益拡大を目指し2014年3月期から札幌市を中心とする住居系のマンションを主体に取得してきた新規賃貸収益物件については、取得時から高稼働率を維持しており、当連結会計年度末現在においても平均で90%を超えております。また、商業用店舗・賃貸物件の賃貸人からの解約並びに賃料減額要請があった場合については、営業力を強化し稼働率を維持することで、収益に与える影響額を最小限にし、安定的な収益の確保に努めております。 (商事セグメント) 商事セグメントの輸入炭販売事業においては、国際情勢の緊迫化を背景としたエネルギーや原材料価格の変動が続いており、石炭市場価格については、大幅に変動する懸念があるため、輸入炭在庫の適正化並びに安価で良質な輸入炭の仕入れに努めた営業活動を行ってまいります。 さらに、ペレット等のバイオマス関連事業規模を拡大していき、収益の確保に努めます。また、北海道釧路市におきまして、釧路火力発電所関連の諸事業の継続と新たな事業の受注を目指します。 (サービスセグメント) サービスセグメントについては、主力事業である有料老人ホーム事業について、入居者のニーズに合った商品の多様化を図り稼働率の向上に努めております。 東京8施設の有料老人ホームについては、新規契約の獲得により、高稼働率を目指します。北海道の2施設については、商品(契約)の見直し並びに営業力の強化を図る等、経営改善を行っております。 なお、その他のサービスセグメントの各事業につきましては、安定的な収益の確保ができるものと考えております。 (建設工事セグメント) 建設工事セグメントについては、工事受注が継続して順調であり、安定的な収益の計上ができております。今後は、大型工事の受注獲得が苦戦すると予想されますが、安定的な収益の確保に努めて参ります。 (肥料セグメント) 肥料セグメントについては、製造販売する石灰製品の原料となる石灰石を、外部からの仕入れを抑え、自社で採掘した石灰石を中心に使用することで、コストを改善し、黒字体制の確立を図っていきます。 ② 財政状態の分析 イ. 流動資産 当連結会計年度における流動資産の残高は、168億51百万円(前年同期194億51百万円)となり26億円減少となりました。この主な要因は、輸入炭等の在庫数量が減少したこと等により商品及び製品が21億93百万円減少したこと等によるものであります。 ロ. 固定資産 当連結会計年度における固定資産の残高は、288億38百万円(同282億91百万円)となり、5億46百万円増加となりました。この主な要因は、株式時価の上昇等により投資有価証券が4億95百万円増加したこと等によるものであります。 ハ. 流動負債 当連結会計年度における流動負債の残高は、170億46百万円(同188億78百万円)となり、18億31百万円減少となりました。この主な要因は、短期借入金が4億42百万円増加したものの、仕入債務の支払い等により支払手形及び買掛金が18億85百万円、預り金が6億54百万円減少したこと等によるものであります。 ニ. 固定負債 当連結会計年度における固定負債の残高は、121億43百万円(同127億68百万円)となり、6億25百万円減少となりました。この主な要因は、長期借入金が4億11百万円、受入保証金が2億75百万円減少したこと等によるものであります。 ホ. 純資産の部 当連結会計年度における純資産の部の残高は、164億99百万円(同160億95百万円)となり、4億4百万円増加となりました。この主な要因は、株式時価の上昇等によりその他有価証券評価差額金が3億50百万円増加したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況については、第2 事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ② キャッシュ・フローの状況に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 イ. 資金需要 当社グループの資金需要の主なものは、不動産セグメントの新規賃貸収益物件の取得に伴う設備投資資金や商事セグメントの輸入炭仕入に係る運転資金であります。 ロ. 財務政策 当社グループは、設備投資資金や事業活動に伴う運転資金について、金融機関からの借入及び社債の発行による資金調達を基本とし、一部自己資金を充当しております。 なお、金融機関と良好な関係を構築しており、今後も必要な設備投資資金や運転資金の調達は十分に可能と考えております。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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