本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

和心

9271 · Growth · 小売業

京都を拠点に訪日外国人向けに和雑貨を企画・販売し、サブカルチャーグッズのOEMも手がける。

概要

株式会社和心は、2003年に東京都渋谷区で設立された小売業者である。『日本のカルチャーを世界へ』を経営理念に、かんざしや傘、箸などの日本文化を感じる雑貨を企画・製造・販売するインバウンドMD事業と、サウナ付き貸別荘の運営などを行うその他事業の二本柱で展開する。2025年12月期の連結売上高は約28億円、従業員数は48名。東京証券取引所グロース市場に上場している。

インバウンドMD事業とその他事業の二本柱

和心の事業は、大きく二つのセグメントに分かれる。インバウンドMD事業は、かんざし屋wargo、北斎グラフィック、箸や万作などの自社ブランドを国内外の観光地で展開し、アニメ・ゲームMD部門ではOEMによるキャラクターグッズの製造も手掛ける。その他事業では、子会社マイグレ株式会社を通じて静岡県伊東市を中心に空き家をリノベーションしたサウナ付き貸別荘や不動産賃貸を運営する。2025年12月期のセグメント売上高はインバウンドMD事業が約25.9億円、その他事業が約2.0億円で、全体の売上高約27.8億円のうち約93%をインバウンドMD事業が占める。

観光地へのドミナント出店とECの併用

インバウンドMD事業では、京都をはじめとする国内主要都市や観光地に集中出店(ドミナント戦略)を行い、実店舗とECサイトを連動させたオムニチャネルを構築している。2025年12月末時点の店舗数は35店舗で、前年から8店舗増加した。ブランド別ではかんざし屋wargoが13店舗、北斎グラフィックが13店舗、箸や万作が5店舗など。ECサイト「The Ichi」や「アニミックスタイル」も運営し、店舗とECで顧客の興味関心を相互に喚起するビジネスモデルをとる。

OEM事業の強み:小ロット生産とデザイン力

アニメ・ゲームMD部門は、自社商品の製造で培った国内外の提携工場ネットワークを活かし、OEMサービスを提供する。かんざし、傘、帽子、バッグなど商材ごとに専門のOEMサイトを開設しており、小ロット生産やオリジナルデザインに対応可能な点が強みである。社内の専属デザイナーが顧客と直接コミュニケーションを取り、小売店舗運営の経験を生かした提案を行う。2025年12月期のOEM受注高は約3.7億円、受注残高は約0.4億円。

その他事業:空き家リノベーションによる宿泊施設

その他事業は、2020年に設立した子会社マイグレ株式会社が担う。静岡県伊東市など伊豆半島を中心に、空き家をリノベーションした貸別荘を運営し、サウナや露天風呂を備えた非日常体験を提供する。2025年12月末時点で貸別荘物件18件、賃貸物件7件の計25物件を保有する。売上高は前年比47.7%増の約2.0億円、セグメント利益は約0.2億円。今後はインバウンドが集まる主要観光地への展開も視野に入れている。

業界の中での役割は訪日外国人向け和雑貨の小売・OEMサービスを提供するスペシャリスト。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
28億円
営業利益
6億円
営業利益率
21.4%
純利益
7億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
インバウンドMD事業(注1)26億円92.9%
その他事業(注2)2億円7.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01インバウンド観光(訪日外国人)主力

京都など主要観光地で、かんざし屋wargoなどのブランドを展開し、伝統工芸品やキャラクターコラボ商品を製造・販売。SPA方式で企画から販売まで一貫管理。

業界初の1g=1円で着物の量り売り

主な製品・サービス4
かんざし
現代の生活に合うようデザインされた伝統的なかんざし。主力商品。
和傘
現代的な軽量傘と和傘の美しさを併せ持った製品。
日本各地の箸を取り揃える専門店。
着物
1g=1円で着物を量り売りする業界初の取り組み。

02アニメ・ゲーム業界準主力

アニメ・ゲームグッズのOEM制作を手がける。国内外の提携工場を活用し、小ロットにも対応。デザイン力と顧客との直接コミュニケーションを強みとする。

主要顧客アニメ・ゲーム企業

03宿泊・不動産副次

伊豆半島や東京などで空き家をリノベーションしたサウナ付き貸別荘を運営。非日常的な宿泊体験を提供。

主な製品・サービス1
サウナ付き貸別荘
静岡県伊東市などで、絶好のロケーションにサウナや露天風呂を備えた宿泊施設。

製品と技術

かんざし屋wargo:伝統髪飾りを現代の日常へ

かんざし屋wargoは2005年に発足した和心の主力ブランドである。日本の伝統的な装飾品であるかんざしをオリジナルデザインで現代風にアレンジし、日常生活でも使いやすい商品を展開する。伝統工芸から人気キャラクターとのコラボレーションまで幅広いラインナップを持ち、1商材あたりのバリエーションを充実させることで多様な顧客ニーズに対応する。2025年12月末時点で13店舗を運営し、インバウンドMD事業の中核を担う。

北斎グラフィック:和傘スタイルの機能的な傘

北斎グラフィックは2015年に発足した傘ブランドである。軽量で機能的な現代の傘に、伝統的な和傘の意匠やスタイルを融合させた製品を提案する。ブランド名の通り、葛飾北斎をはじめとする日本美術のモチーフを取り入れたデザインが特徴で、観光客を中心に人気を集める。2025年12月時点で13店舗を展開し、かんざし屋wargoと並ぶ主力ブランドに成長している。

箸や万作:日本全国の箸を集めた専門店

箸や万作は2017年6月に発足した箸と箸置きの専門ブランドである。「万(よろず)の箸を作る」をコンセプトに、日本各地の産地や素材、デザインの箸を取り揃える。オリジナルデザインのほか、伝統工芸品やキャラクターコラボ商品も扱い、箸を通じて日本の食文化を提案する。2025年12月末時点で5店舗を展開し、インバウンド需要を取り込む。

1円着物wargo:量り売りでサステナブルな着物販売

1円着物wargoは、着物の衣類ロス削減を目的に業界初の試みとして始まったブランドである。着物を1グラム1円で量り売りする仕組みで、サステナブルファッションへの取り組みとして注目される。2025年12月末時点で2店舗を運営し、訪日客や若い世代の着物需要を掘り起こす。このブランドは既存の着物レンタル事業とは異なり、所有型の販売モデルである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • インバウンド観光(訪日外国人)業界初の1g=1円で着物の量り売り

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

急成長中の小型専門小売

和心は、近年売上高が急拡大している小型専門小売企業である。直近の売上高は28億円と小規模ながら、営業利益率は20%超と高水準を維持している。同業他社と比較すると、トライアルホールディングスや光フードサービスのような大型小売とは規模で大きく劣るが、まんだらけのようなコレクター向け専門店に近いビジネスモデルと推察される。和心は特定のニッチ市場に特化した商品構成で高収益を実現しており、業界内では差別化されたポジションにある。

強み

  • 営業利益率20%超と小売業としては極めて高い収益性を誇る。
  • 売上高が短期間で13億円→28億円と倍増し、成長フェーズにある。
  • 特定分野に絞った品揃えで、価格競争に巻き込まれにくい。
  • 小規模ながら高い利益率を維持し、コスト管理が優れている。

課題

  • 売上28億円と小さく、規模の経済が働きにくい。
  • ニッチ市場のため、成長の天井が低い可能性がある。
  • 成功モデルが他社に模倣されるリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が和心

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

装飾品企画会社として創業した2003年

2003年2月、東京都渋谷区代官山に資本金1,000万円で株式会社和心が設立された。当初は装飾品の企画・製造を目的としており、その後2005年6月にかんざしブランド「かんざし屋wargo」を発足し、直営店舗での販売を開始した。2006年8月には直営ECサイト「wargo NIPPON」(現The Ichi)を開設し、実店舗とオンラインの両軸での販売を模索し始めた。

関西進出とEC専門サイトの拡充(2007~2011年)

2007年8月、京都府京都市に初の関西エリアとなる「京都かすう工房」をオープン。2008年6月にはアニメ・マンガをモチーフにしたECサイト「アニミックスタイル」を開設し、サブカルチャー分野へ進出した。2012年1月には本社を現在の東京都渋谷区千駄ケ谷に移転。この時期、OEM事業の基盤となる複数の専門サイトを相次いで開設し、製造受託の体制を整えた。

OEMサイトの量産で事業領域を拡大(2012~2014年)

2012年6月から2014年10月にかけて、「和心シルバー鋳造・研磨工場」「かんざし工房和心」「オリジナルサングラス工房和心」「帽子屋和心 OEM製作工場」など、商材別のOEM制作サイトを続々と開設した。これにより、小ロット・多品種のOEM生産に対応可能な体制を構築。同時に2014年10月には観光着物レンタル事業「きものレンタルwargo」を開始し、新たな業態(コト事業)へ挑戦した。

ブランド多角化とマザーズ上場(2015~2018年)

2015年5月、傘ブランド「北斎グラフィック」と帯留めブランド「おびどめ屋wargo」を発足。2016年6月には浴衣ブランド「ゆかた屋hiyori」、2017年6月には箸ブランド「箸や万作」を立ち上げ、和雑貨のブランドを拡充した。2018年3月、東京証券取引所マザーズ市場に上場(2022年4月にグロース市場へ移行)。上場後の2019年8月には日本猫雑貨ブランド「猫まっしぐら」を発足させた。

子会社設立とコト事業の譲渡(2020~2022年)

2020年8月、子会社「マイグレ株式会社」を設立し、その他事業(不動産賃貸・宿泊施設運営)を開始。2022年12月には、着物レンタルなどのコト事業を株式会社インバウンドコンソーシアムへ譲渡し、事業構造をインバウンドMD事業とその他事業の二本柱に整理した。譲渡後、インバウンドMD事業に経営資源を集中させるとともに、宿泊施設事業の拡大を進めた。

増資と資本金減少を経て財務再建(2023~2025年)

2023年6月、第三者割当増資により資本金が915,344千円となる。しかし2024年12月、臨時株主総会の決議で資本金を50,000千円へ減少させ、財務体質の改善を図った。2025年9月にはマイグレ株式会社の株式を取得し完全子会社化。2025年12月期の連結業績は売上高約27.8億円、営業利益約5.7億円、親会社株主に帰属する当期純利益約7.1億円とV字回復を遂げた。

年表25件を開く

2000年代

  • 2003年2月創業東京都渋谷区代官山に装飾品の企画・製造を目的として、資本金1,000万円で株式会社和心を設立
  • 2005年6月創業かんざしブランド「かんざし屋wargo」発足、直営店舗各店で販売を開始
  • 2006年8月直営ECサイト「wargo NIPPON」(現在 The Ichi)オープン
  • 2007年8月京都府京都市に初の関西エリア進出となる「京都かすう工房」オープン
  • 2008年6月アニメ・マンガをモチーフとした直営ECサイト「アニミックスタイル」オープン

2010年代

  • 2012年1月本社を東京都渋谷区千駄ケ谷(現在地)に移転
  • 2012年6月OEM制作サイト「和心シルバー鋳造・研磨工場」、「ベルトバックル製造工場 和心金属工業」オープン
  • 2012年10月OEM制作サイト「かんざし工房和心」、「ジュエリー・アクセサリーボックス和心箱製作所」オープン
  • 2013年6月OEM制作サイト「オリジナルサングラス工房和心」、「褒章・ピンバッチ製造 和心金属加工工場」オープン
  • 2013年11月OEM制作サイト「帽子屋和心 OEM製作工場」、「WAGOKOROジュエリー貴金属製造工場」オープン
  • 2014年10月創業新業態(コト事業)の観光着物レンタル事業「きものレンタルwargo」発足
  • 2015年5月創業傘ブランド「北斎グラフィック」及び帯留めブランド「おびどめ屋wargo」発足
  • 2016年1月「きものレンタルwargo」で冠婚葬祭向け着物レンタルを開始
  • 2016年6月創業浴衣ブランド「ゆかた屋hiyori」発足
  • 2016年9月OEM制作サイト「傘OEM生産工場和心」オープン
  • 2017年1月OEM制作サイト「レザー製品専門OEM工場和心」オープン
  • 2017年6月創業箸ブランド「箸や万作」発足
  • 2017年7月OEM制作サイト「和心箸専門OEMサイト」オープン
  • 2018年3月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場((注)2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行しております。)
  • 2019年8月創業日本猫雑貨ブランド[猫まっしぐら]発足

2020年代

  • 2020年8月子会社「マイグレ株式会社」を設立
  • 2022年12月コト事業を株式会社インバウンドコンソーシアムへ事業譲渡
  • 2023年6月第三者割当増資により、資本金が915,344千円となる
  • 2024年12月臨時株主総会の決議により、資本金を50,000千円へ減少
  • 2025年9月M&Aマイグレ株式会社の株式を取得し、完全子会社化する

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    好立地への新規出店と催事強化

    観光地や主要都市の好立地への出店、催事強化を実施し、インバウンド需要を取り込む。物件獲得のための複数ルートからの情報収集と条件交渉、ドミナント戦略による効率的出店、内製化による準備の効率化で収益性向上を図る。

  2. 02

    IT技術革新への対応とEC強化

    ECサイトの企画から運営、Webマーケティングまで内製化し、迅速な新コンテンツリリースやユーザビリティ改善を実現。競争力強化のため、デバイス多様化や市場参入企業増加に対応したWeb戦略を推進する。

  3. 03

    安定需要の確保とOEM事業の差別化

    大手企業の人気IP商品を獲得し、経済変動に左右されない安定収益を目指す。小売部門で得た市場トレンドや消費者ニーズをOEM提案に活用し、競合との差別化を図る。

  4. 04

    新規・周辺領域ビジネスの立ち上げ

    不動産賃貸や宿泊施設運営など、既存事業の周辺領域へ拡大。リスク管理体制を整えた上で収益の多角化を進め、高い成長と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で48人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は461万円で、8期前と比べて+15.5%平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は3.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月100
2018年12月77
2019年12月39930.92.189
2020年12月31530.62.845
2021年12月35033.03.142
2022年12月37634.03.632
2023年12月44735.04.334
2024年12月47337.03.3391,026
2025年12月46134.93.4481,250

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
民泊、賃貸用不動産 — 2099百万円
その他事業
その他事業民泊用不動産50百万円
その他事業
本社 — 東京都渋谷区36百万円
インバウンドMD事業店舗 — 2635百万円
インバウンドMD事業
主な関係会社
  • 国内
    マイグレ(株) (注)2
    静岡県伊東市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は28億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+33.3%、利益が+50.0%。

売上高
+33.3%
28億円
営業利益
+50.0%
6億円
純利益
+75.0%
7億円
営業利益率
21.4%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高36億円28億円
営業利益8億円6億円
純利益7億円7億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+30.8%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q300.00
2023年2Q300.00
2023年3Q4125.00
2023年4Q30
2024年1Q4125.01
2024年2Q6116.71
2024年4Q11218.22
2025年2Q13323.13
2025年4Q15320.04
2026年2Q17529.44

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年12月期からの13期で、売上は9億円から28億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は21.4%。売上は4期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年12月900
新業態(コト事業)の観光着物レンタル事業「きものレンタルwargo」発足
2014年12月1000
傘ブランド「北斎グラフィック」及び帯留めブランド「おびどめ屋wargo」発足
2015年12月1310
浴衣ブランド「ゆかた屋hiyori」発足
2016年12月1721
箸ブランド「箸や万作」発足
2017年12月2522
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場((注)2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行しております。)
2018年12月2710
日本猫雑貨ブランド[猫まっしぐら]発足
2019年12月30−1−2
子会社「マイグレ株式会社」を設立
2020年12月13−10−13
2021年12月9−5−6
2022年12月10−2−1
2023年12月1300
2024年12月214419.04
マイグレ株式会社の株式を取得し、完全子会社化する
2025年12月286521.47

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高28億円のうち、営業利益として残るのは6億円21.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の25.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金28.6%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.4%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
71.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+17.8pt
21.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+22.5pt
25.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+71.7pt
80.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
36.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
32.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は6億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年12月2−1113
2016年12月0−10−12
2017年12月2−1113
2018年12月−1−37−47
2019年12月0−43−45
2020年12月−401−43
2021年12月−311−21
2022年12月−101−11
2023年12月−305−33
2024年12月2−2−102
2025年12月6−1−156

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年12月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が13億円で、自己資本比率は66.4%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月41324.9
2014年12月61514.5
2015年12月71615.3
2016年12月93629.3
2017年12月126647.5
2018年12月1912762.9
2019年12月20101047.6
2020年12月9−110
2021年12月6−410
2022年12月7−411
2023年12月10199.4
2024年12月136740.8
2025年12月1913666.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中3位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中225位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
80.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.4%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
33.3%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥967で、1年前と比べて+31.9%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥967-1.5%1ヶ月-3.5%1年+31.9%時価総額63億円
過去52週の値幅
安値¥712高値¥1,301

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)9.4倍
PBR4.50倍
配当利回り1.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日に1079円と直近高値を付け、8月17日は1024円と前日比5.1%下落しましたが、1ヶ月では2.4%上昇と底堅さを見せています。25日線(1015円)を上回り、75日線(969円)も維持しており、上値追いの姿勢が見られます。52週高値1301円に対しては約21%低い水準ですが、52週安値630円からは約63%上昇しており、中期的な上昇トレンドは継続中です。RSIは52.38と中立圏で、出来高は8月13日に6.5万株と活況でしたが、その後は減少傾向です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが10.8倍と同業界平均41.2倍を大幅に下回り極めて割安。PBR4.52倍は平均2.92倍を上回るが、ROE80.3%が異常に高く資本効率の良さを示す。無配当で成長フェーズにあるが、利益拡大中で今後の配当政策に注目。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍39.6倍
PER (予想)9.4倍
PBR4.50倍2.44倍
ROE80.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024/12期は営業利益率19%と高水準。強気派は効率的な店舗運営で高い収益性を維持できており、増収増益基調が続くとみる。弱気派はパチンコ市場の縮小トレンドや規制強化リスクを懸念。PERは10倍と割安だが、成長持続性に疑問。

プラスに働く材料7
  • 高収益性の持続

    2024/12期営業利益率19%、2025/12期見込21%と改善。

  • 株価上昇余地

    PER10.8倍と同業比割安。業績好調が継続すればバリュエーション修正余地。

  • 現金創出力

    ROE80%超と高い資本効率で、内部留保が積み上がる。

  • 売上高21→28億円、純利益4→7億円の増収増益2025年12月期影響

    FY2025売上高28億円(前年比+33%)、純利益7億円(同+75%)

  • 営業利益率19%→21.4%と改善、収益性向上2025年12月期影響

    営業利益率が2.4ポイント上昇し、高付加価値戦略奏功

  • ROE80%超の驚異的な資本効率継続影響

    自己資本が少ないが、投資資本対比の利回りは極めて高い

  • 無配からの復配期待と増配余地次回決算後影響

    利益成長続けば、株主還元開始で投資家層拡大

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小リスク

    パチンコ人口減少に伴い市場は長期的に縮小傾向。

  • 規制リスク

    風営法改正などで営業制限や税負担増の可能性。

  • 地域依存度

    特定地域の店舗に依存しており、地域経済の影響を受けやすい。

  • PER10.8倍・PBR4.5倍とバリュエーション懸念継続影響

    成長を織り込み済みで、減速時に株価調整リスク

  • 時価総額63億円・外国人保有4.9%の小型株リスク継続影響

    薄商いで思惑変動大きく、短期資金の売買に左右されやすい

  • 消費動向悪化で小売業の収益が毀損継続影響

    個人消費低迷時、売上増加率が鈍化または減少

  • 高ROEの裏返しで自己資本が薄く、赤字転落リスク継続影響

    ROE80%超は自己資本が少ない証左、損失計上で債務超過懸念

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益体質の持続性を測る。
店舗当たり売上高
既存店舗の収益力強化の成果。
客数・客単価
パチンコ需要の実勢を把握するため。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,404人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.3%を占め、残る79.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他54.495.561.375.070.367.8
事業法人42.838.536.521.620.020.2
証券会社1.20.71.11.16.36.9
外国法人1.61.20.50.61.63.5
外国人個人0.11.10.61.81.61.4
金融機関0.00.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01森 智宏25.23
02株式会社フォレスト15.46
03佐野 健一11.01
04吉村 英毅5.42
05最上 夢人4.05
06楽天証券株式会社3.50
07株式会社SBI証券2.38
08吉村 英毅2.35
09株式会社ローカル1.70
10GOLDMANSACHSINTERNATIONAL1.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近18
  • 2026-07-10
    吉村英毅
    新規の大量保有報告
    7.14%
    -0.29pt
  • 2026-07-03
    一般財団法人日本文化数寄財団
    新規の大量保有報告
    19.26%
    -0.02pt
  • 2026-07-03
    一般財団法人日本文化数寄財団
    変更報告
    22.73%
  • 2026-07-03
    一般財団法人日本文化数寄財団
    変更報告
    22.66%
    -0.07pt
  • 2026-07-03
    一般財団法人日本文化数寄財団
    変更報告
    21.01%
    -1.65pt
  • 2026-07-03
    一般財団法人日本文化数寄財団
    変更報告
    19.28%
    -1.73pt
  • 2026-07-03
    一般財団法人日本文化数寄財団
    新規の大量保有報告
    19.26%
  • 2026-07-02
    一般財団法人日本文化数寄財団
    変更報告
    19.28%
  • 2026-07-02
    一般財団法人日本文化数寄財団
    新規の大量保有報告
    22.73%
  • 2026-07-02
    一般財団法人日本文化数寄財団
    新規の大量保有報告
    22.68%
    -0.05pt
  • 2026-07-02
    一般財団法人日本文化数寄財団
    新規の大量保有報告
    21.03%
    -1.65pt
  • 2026-07-02
    一般財団法人日本文化数寄財団
    新規の大量保有報告
    19.30%
    -1.73pt
  • 2026-06-25
    株式会社シェアレコ
    新規の大量保有報告
    29.22%
  • 2026-06-25
    株式会社シェアレコ
    新規の大量保有報告
    23.00%
    -6.22pt
  • 2026-06-25
    株式会社シェアレコ
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -23.00pt
  • 2026-06-10
    一般財団法人日本文化数寄財団
    新規の大量保有報告
    19.28%
  • 2026-05-29
    吉村英毅
    変更報告
    7.43%
    -0.62pt
  • 2026-05-27
    吉村英毅
    新規の大量保有報告
    7.43%
    -0.62pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは80.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年12月29,421125,18526.6
2014年12月−13,567111,508−11.5
2015年12月115024.6
2016年12月4211449.7
2017年12月6323935.1
2018年12月154184.670.7
2019年12月−68345
2020年12月−429
2021年12月−175
2022年12月−23
2023年12月−315
2024年12月6381129.38.1
2025年12月11019080.37.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額46百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森智宏代表取締役472,650,200
最上夢人専務取締役 店舗事業本部長47264,600
小田桐新五専務取締役 法人営業本部長51
稲井祥平取締役3631,000
斎藤順一取締役CFO452,500
白潟敏朗取締役(監査等委員)624,800
津金庸平取締役(監査等委員)45
山口一取締役(監査等委員)46

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3444415
社外取締役3221

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,423字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は『日本のカルチャーを世界へ』を経営理念に、「日本文化を感じるモノを作り販売する」インバウンドMD事業(「キャラクターグッズのデザイン・OEM制作を行う」アニメ・ゲームMD部門事業含む)、及び、「サウナ付き貸別荘の運営」を含むその他事業、の2つの事業を運営しております。 インバウンドMD事業では、インターネット上での周知・拡散を集客手段の基本とし、京都をはじめとした国内の主要都市/観光地においてドミナント出店を行うことで、お客様が最初に接点を持った1店舗/1媒体を入口に、他店舗/他媒体への興味・関心を喚起することで、お客様に複数の製品と購買機会を提供するビジネスモデルを展開しております。2020年12月期より、子会社マイグレ株式会社を設立してその他事業を開始しております。 (1) インバウンドMD事業 インバウンドMD事業は、企画・デザインから製造、販売までを自社で徹底して管理する製造小売業、いわゆるSPAの事業形態を採っております。店舗の空間設計や施工、オムニチャネル化を可能としたECサイトの開発・運用まで一貫して管理する事業形態を採ることで、効率的かつ高収益を目指した小売業を展開しております。 ① インバウンドMD部門 [かんざし屋wargo]、[北斎グラフィック]、[箸や万作]、[1円着物wargo]及びこれら複数ブランドの商品を取り扱う複合店舗[The Ichi]を京都をはじめ国内の主要都市/観光地に展開しております。また、店舗出店の他、ECサイトにおける販売及び催事場による販売も行っております。いずれのブランドにおいてもオリジナルデザインを中心に、伝統工芸から人気キャラクターまで様々なコラボ商品を手掛けており、1商材に対する商品数の充実に注力し、多種多様な顧客ニーズに対応しております。また、お客様に楽しみながらお買い物をして頂ける店作りを追求しております。 各ブランドの主な特徴は以下のとおりです。 ブランド名   主な特徴 [かんざし屋wargo]   2005年に発足した、かんざしをメイン商材とした当社主力ブランドであり、[かんざし屋wargo]にて販売しております。日本の伝統的な装飾品であるかんざしを、オリジナルデザインで現代に蘇らせることをコンセプトとし、和の伝統美を取り入れながら現代の日常生活で気軽に楽しめる商品を展開しております。 [北斎グラフィック]   傘をメイン商材としたブランドであり、[北斎グラフィック]にて販売しております。軽量で機能的な現代の傘に、伝統を継承した和傘スタイルを併せ持つ、新しい傘を提案しております。 [箸や万作]   2017年6月に発足した箸をメイン商材としたブランドであり、[箸や万作]にて展開しております。「万(よろず)の箸を作る」という意味を込めた箸と箸置きの専門店で、日本全国の箸が手に入るような専門店を目指しております。 [1円着物wargo]   [1円着物wargo]は、着物の衣類ロスを減らしサステナブルファッションへの取り組みを行いたいと考え、業界初の1g=1円の着物の量り売りをいたしております。 ② アニメ・ゲームMD部門 当社は、アニメ、ゲームや漫画及びそのキャラクターグッズなどクールジャパンの筆頭に挙げられるサブカルチャーコンテンツを手掛ける企業を主要取引先として、自社商品の製造過程で培ってきた国内外の多数の提携工場とのリレーションを活かし、原価を抑え、品質を維持した小ロット生産にも対応できるOEMサービスを提供しております。商材毎に特化した所謂商材専門のOEM制作サイトを開設し、新規顧客開拓の主要手段としております。また、新規取引からリピーター顧客も多く積み上げ式に取引先は増えております。長年にわたる小売店舗の運営経験を活かした提案が可能であること、社内の専属デザイナーと顧客との間で直接コミュニケーションが可能であること、などが強みに挙げられます。 (2) その他事業 その他事業においては、静岡県伊東市などの伊豆半島を中心に、さらに東京や金沢等の都市部においても、空き家をリノベーションして宿泊施設として貸し出す事業と不動産賃貸業を運営しております。宿泊施設は、サウナや露天風呂などを設置し、絶好のロケーションで日常からかけ離れた非日常を提供しています。 [事業系統図] (注)上図の他、持分法適用関連会社として、株式会社CONOCの1社があります。 各セグメントにおける都道府県別及び業態別の店舗状況は次のとおりであります。 <都道府県別> セグメント   都道府県   2024年12月末店舗数   2025年12月末店舗数 インバウンドMD事業   東京都   5   8 神奈川県   1   2 埼玉県   -   1 静岡県   1   1 愛知県   1   2 長野県   2   1 石川県   2   2 京都府   6   9 島根県   2   2 福岡県   4   4 熊本県   1   1 大分県   2   2 インバウンドMD合計   27   35 <業態別> セグメント   業態   2024年12月末店舗数   2025年12月末店舗数 インバウンドMD事業   かんざし屋wargo   8   13 北斎グラフィック   11   13 箸や万作   3   5 The Ichi   3   1 1円着物wargo   1   2 musumusu   1   1 インバウンドMD事業合計   27   35 <都道府県別及び業態別> セグメント   業態   2024年12月末物件数   2025年12月末物件数 その他事業(静岡県)   賃貸物件   7   7 貸別荘物件   13   18 合計   20   25
経営方針・対処すべき課題2,621字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (経営方針) 当社グループが掲げる経営理念『日本のカルチャーを世界へ』の“日本のカルチャー”とは、日本の風土そのもの、またそれにより育まれた日本人の民族性、生活様式/習慣、或いはそれらに影響を受けた人々が生み出してきた哲学や思想、文化・芸術や技術の賜物です。当社は、そのような“日本のカルチャー”を1人でも多くの方に実感できる場を提供することを通じて、日本のみんなだけでなく世界のみんなを幸せにすることが、当社グループの存在意義であると考えております。 (経営戦略) 伝統と革新の両面で、日本という国を象徴するあらゆるモノを提供しており、IT技術革新への対応及び新規出店の加速を実現し、その他事業を含めたさらなる事業拡大を目指してまいります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) 店舗展開の見直し 観光立地にてお土産物屋の運営事業としてインバウンドMD事業部では2025年12月度は9店舗を新規出店いたしました。今まで以上に好調なインバウンドマーケットに注力し、効率経営を念頭に、好立地への出店及び催事の強化を実施することで利益が出る体質への変革を実行してまいります。 営業人員の増加 アニメ・ゲームMD部門は、更なる業績向上のため、営業人員の増加含めて営業体制の強化を図ってまいります。 新規事業 その他事業において、静岡県を中心に空き家をリノベーションした宿泊施設を運営しております。今後は、静岡県に加え、インバウンドが集まる主要観光地にて、インバウンド向け宿泊施設の展開を含め、売上高の拡大を図ってまいります。 販売費及び一般管理費の削減 収益基盤の拡大に向けた優良立地への出店を優先する一方、本社および店舗の運営費用については継続的な削減に努めてまいります。 (経営環境及びその他の優先すべき対処すべき課題) 当社グループが対処すべき主な課題は、以下の項目と認識しております。なお、当社グループが運営する事業は、物品の販売を行うインバウンドMD事業(アニメ・ゲームMD部門含む)とその他事業に大別されます。 (1) 事業推進上の課題 ① 好立地・好条件の物件獲得 当社の事業発展には、好立地・好条件の物件への新規出店を継続的に行うことが重要と考えています。当社は複数ルートからの物件情報収集と積極的な条件交渉を行い、全国の主要都市や観光地への出店を再度推し進め、営業基盤を拡大してまいります。新規出店計画は当社の事業発展ならびに当社の収益に大きく影響を及ぼすものと認識しております。そのため、好立地・好条件の物件を獲得するためのネットワークを確立できるよう努めるとともに、ドミナント戦略の特性を活かした計画的かつ効率的な出店を行い、出店準備の内製化等の具体的施策も含め、更なる収益性の向上に努めてまいります。 ② IT技術革新への対応 近年、デバイスの多様化と進化に伴い、インターネット経由の消費が増加するとともにEC市場参入企業が増えており、競争力を強化する上でIT技術革新への迅速な対応が課題と考えています。インバウンドMD事業では集客手段としてインターネット上に複数のECサイトを運営しています。ECサイトの企画から開発、運営とwebマーケティングの運用を一貫して内製化することで迅速で高頻度な新コンテンツのリリース等に対応してきました。webマーケティング、ユーザビリティ及びコンテンツへの対応をすることにより、今後の競争力を強化してまいります。 ③ 安定した需要の確保 アニメ・ゲームMD部門のOEM事業は、キャラクターグッズ業界をはじめとしたコンテンツ産業に高いニーズがあります。アニメ・ゲームや漫画などへの消費は、経済変動による影響が大きいが、大手企業の人気IP商品を獲得することにより、景気に左右されない、安定した売上の確保が大きな課題と考えております。当社には、大手企業のゲーム・漫画やアニメキャラクターとのコラボ商品の開発及び販売実績が多数ありますが、さらに小売り部門の実店舗やECサイトを通じて得る市場トレンド・消費者ニーズに関するマーケティング情報や開発のノウハウをOEM事業の提案内容に織り込み、他社ではなし得ない、小売の強みを活かした提案で、競合他社との差別化を図っております。 ④ 新規・周辺領域ビジネスの立上げ 当社は設立以来、商材の企画・開発を行い、主に商材ごとのマルチブランド展開戦略で成長を図ってまいりました。当社が事業の高い成長と企業価値を継続的に向上させていくためには、既存及び新規ブランドの店舗開発を積極的に進めていくとともに新規・周辺領域ビジネスにチャレンジしていくことが必要であると考えております。その他事業では、不動産賃貸事業及び宿泊施設運営を開始しております。今後もリスク管理体制の整備・運用を徹底した上で、新規及び周辺領域ビジネスの立上げによる収益の多角化を積極的に進めてまいります。 (2) 組織運営上の課題 ① 人材の採用と育成 当社グループが継続的成長を遂げるためには、各分野に精通した優秀な人材の確保が重要であると考えております。中でも、当社が提供する商品やサービスのテーマとなる「日本のカルチャー」に関連する知識や経験を備えたデザイナーやECサイト運営に係るエンジニアの確保が重要な課題であると認識しており、当該人材の採用に注力してまいります。 入社時には正社員、アルバイトを問わず、全ての社員・スタッフに当社の企業理念や今後の事業についての研修を実施し、全社員・スタッフが統一した意識を持ち業務に当たるよう育成をしております。 ② 情報管理体制の強化 当社グループは主要な集客手段としてインターネット上に複数の自社媒体を運営しており、多数の個人情報を有しているため、情報管理が最重要課題であると認識しております。当社においては、厳格な個人情報管理体制を構築しておりますが、今後も、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等を実施し、情報管理体制の維持及び強化を図ってまいります。また、社内業務の効率化と省力化を図るため、社内情報システムの整備を継続的に行ってまいります。
事業等のリスク4,272字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項を記載しております。また、当社として必ずしも事業遂行上のリスクとは捉えていない事項についても、投資者の投資判断上もしくは当社の事業を理解いただく上で重要と考えられる事項は、投資者に対する情報開示の観点から記載しております。 なお、本文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において、当社グループの判断に基づくものであり、不確実性を内在しているため実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 競合・経済情勢・市場規模について ① 競合について 当社グループが運営する事業は、物品の販売を行うインバウンドMD事業(アニメ・ゲームMD部門含む)とその他事業に大別されますが、アニメ・ゲームMD部門(OEM部門)の一部案件を除き、いずれの事業においても一般消費者が最終顧客となることから、常に、商品・サービス・価格に関して国内外の競合企業と競争状態にあります。当社グループの商品・サービス・価格の競合他社に対する魅力が劣る等により事業競争力が相対的に低下し、顧客が競合他社を選択する場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 経済情勢について 当社グループは「日本のカルチャー」をテーマに、国内の主要都市/観光地で服飾雑貨や生活雑貨等のオリジナル商品の販売を営んでおります。外部環境の変化による気候状況、景気後退、大規模災害等に伴う消費縮小、来店客減少によって当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 市場環境について 当社グループ事業を取り巻く市場環境は、日本文化を象徴するデザインや日本製の商品に対する好感度の高さなどにより需要が拡大している状態と考えております。市場規模の拡大から異業種企業の参入等、市場の構造変化が劇的に進んだ場合は当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 一方で、わが国における戦争・紛争・テロの発生、感染症等の疫病の流行、大規模地震や台風等の自然災害、外交関係の悪化による訪日外国人客の減少等の場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について 当社インバウンドMD事業については「食品衛生法」「製造物責任法」「著作権法」「特定商取引法」「個人情報保護法」「電子消費者契約法」「商標法」「景品表示法」等の法的規制が存在しています。しかしながら、今後新たな法令等の制定や既存法令等の改正又は解釈の変更がなされ当社の事業の一部が制約を受ける場合、又は新たな対応を余儀なくされる場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 人材の採用・育成・確保について/雇用環境に係るリスク 当社グループの事業基盤として人材の確保が必要ですが、生産年齢人口の減少、雇用形態の変化等により、従業員の採用競争は厳しい状況にあります。こうした環境の中で適切な採用、人員配置が叶わない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、必要とする人員を確保するために非正規社員の時間給単価が上昇した場合には人件費比率が上昇し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 個人情報の管理・保護について/情報セキュリティに関するリスク 当社グループはサービス提供にあたり会員情報等の個人情報を取得、利用しているため「個人情報保護法」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課せられております。当社グループは、これら情報の消失や外部への漏洩防止を目的として、自社媒体の開発及び保守・運用を委託する業者についてはサーバの選定等事細かな事項に至るまでの決裁権を保持する等、情報管理体制を強化しております。また、当社グループは店舗の損益管理、勤怠管理及び会計処理などの情報処理の運営管理について、専門のソフトウェアを利用しており、バックアップやウィルス対策など、データや情報処理のセキュリティを確保しております。しかしながら、不測の事態により個人情報の消失や外部への漏洩事故が発生した場合には、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの社会的信用の失墜等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システム障害について 当社はインターネット上に自社ECサイトを運営しており、事業の安定的な運用のためにシステム強化及びセキュリティ対策を行っております。しかしながら、予期せぬ自然災害や不慮の事故等により当社が運営する媒体のコンピューターシステムに障害が発生した場合や、想定を超える急激なアクセス増等の一時的な過負荷によってコンピューターシステムが動作不能に陥った場合、サービス停止により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 特定人物への依存について/経営陣への依存について 当社グループの創業者であり創業以来の事業推進者である代表取締役森智宏は、当社グループの事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定等、当社グループの事業活動全般において極めて重要な役割を果たしております。当社グループでは過度に当該個人に依存しないよう、創業メンバーである専務取締役最上夢人をはじめとした経営幹部役職員を拡充し、権限委譲による分業体制と経営組織の強化に取り組んでおりますが、何等かの理由により当該各人による業務遂行が困難となり当社グループの業務の継続に支障が生じた場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 商品の品質について 当社インバウンドMD事業は外部の製造会社に生産を委託しております。新商品の生産にあたっては、デザイナーによる試作品の事前チェックを通過しないものは発売日を延期する等、品質最優先で対応しております。しかしながら、商品の予期せぬ不具合やそれによる事故等の発生により、当社グループの商品の安心・安全・信頼が害され、品質に対する信用を失うことになった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 直営店舗の賃借に係る差入保証金について/店舗開発について 当社の出店は、当社が建物等を賃借する直営店舗の形態を取っているため、賃貸人が破綻等の状態に陥り、当該店舗の継続的使用や差入保証金等の債権の回収が困難となった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、新規出店は賃料、商圏人口、競合店の状況等を勘案し、総合的かつ慎重に検討を行いますが、条件に合致する物件が調達できない場合には計画通りの出店ができなくなり、さらに出店後においても店舗収益性が低下した場合等には、店舗資産の減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 天候の影響について/業績の季節要因について 当社グループは国内の主要都市/観光地に出店している店舗からの売上比率が高いため、出店地域で悪天候が長期に及んだ場合、来店客数の減少等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) インターネット等による風評被害について ソーシャルメディアの急激な普及に伴い、インターネット上の掲示板への書き込みやそれを要因とするマスコミ報道等による風評・風説の流布が発生・拡散した場合、その内容の正確性にかかわらず、当社グループの経営にとってマイナスの影響が生じ、当社グループの業績及び財政状態、株価に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 内部管理体制について 当社グループは未だ成長過程にあり、今後想定される業務拡大や新規事業の展開に対応するべく、継続的な人材の確保・育成、適切な人員配置、及び柔軟な組織改編により内部管理体制の強化を図っていく予定です。しかしながら、新たな人材の確保・育成、人員配置や組織改組が計画通りに進まず、内部管理体制の強化が進まない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 訴訟等について 当社グループは第三者の著作権侵害のないように体制の整備を進めておりますが、万が一当社グループの商品が第三者の知的財産権を侵害した場合等には、損害賠償等の訴訟を起こされる可能性がないとは言えません。その結果、当社グループの事業展開に対する支障の発生や企業イメージが低下するほか、金銭的負担の発生により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) カントリーリスクについて/為替変動について 当社インバウンドMD事業は生産の大半を海外の製造会社に委託しており、主な生産国は中国とタイです。そのため、当該地域に関係する市場リスク、信用リスクおよび地政学的リスク等や為替レートの大幅な変動等が当社の仕入れに影響を与え、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 配当政策について 当社は、2025年12月期の業績及び中期的な業績見通し、投資計画、財務基盤等を総合的に勘案し、現時点においては、2026年の配当について、1株当たり12円を目安として検討しております。 配当原資の上限を約1億円とした場合、2026年の当社予想EBITDA(償却前営業利益)8.0億円との比較においても、配当額は限定的な水準であり、成長投資には影響がない範囲と考えています。 事業が概ね計画通りに進捗し、配当を実施する場合には、2026年6月の中間期及び同年12月の期末にそれぞれ概ね50%ずつを、各基準日時点の株主の皆様へお支払いすることを想定しております。 (15) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、取締役、従業員および社外協力者に対するインセンティブ付与を目的としたストック・オプション制度を採用しております。そのため、対象者により付与されている新株予約権の行使が行われた場合、既存株主の保有株式の株式価値が希薄化する可能性があります。 なお、本書提出日前月末現在における新株予約権による潜在株式数は2,898,600株であり、発行済株式総数6,511,724株の44.2%に相当します。
経営成績の分析 (MD&A)5,826字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1) 業績 当連結会計年度(自2025年1月1日至2025年12月31日)におけるわが国経済は、社会・経済活動の正常化が進み、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな持ち直しが見られました。一方で、米国政府による関税政策の変更をはじめとする通商政策の動向や、各国の経済政策の変化等を背景とした世界経済の不確実性が高まっております。加えて、中国経済の動向や日中外交関係の変化等に伴う中国からの訪日客数の変動が国内景気に影響を与える可能性があり、また、物価上昇や中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループの属する小売・サービス業界は、アフターコロナにおいて消費者の購買行動が順調に回復する中でも、食材価格や労働不足による人件費上昇など、収益性の改善については厳しい状況は依然として続いております。また、2025年1月~12月の訪日外客数は約4,268万人となり、年間訪日外客数は過去最高を更新し(出典:日本政府観光局(JNTO))、インバウンド需要は順調に推移しております。このような経済環境の下、当社は「日本のカルチャーを世界へ」を経営理念に、「日本文化を感じるモノを作り販売する」事業を中心としたインバウンドMD事業及びその他事業の強化に引き続き取り組みました。個人消費や国内観光の回復や訪日外客数の増加を背景に、来店客数も増加(前年同期比28.1%増)しております。 当連結会計年度においては来店客数が前年同期比28.1%と増加したため増収となりました。出退店につきましては、当連結会計年度において出店は9店舗、退店は1店舗であり、当連結会計年度末の店舗数は合計35店舗(前連結会計連結年度末比8店舗増)となりました。一方で、店舗関連費用の削減に取り組み、販売費及び一般管理費は1,389,484千円となりました。 その結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高2,783,840千円(前年同期比32.8%増)、営業利益567,712千円(前年同期比36.2%増)、経常利益531,563千円(前年同期比36.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益706,854千円(前年同期比77.4%増)となりました。 各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (インバウンドMD事業) インバウンドMD事業においては、観光客の増加により増収となりました。出店につきましては〔かんざし屋wargo〕を3店舗と、〔北斎グラフィック〕を3店舗、〔箸や万作〕を3店舗出店しました。当連結会計年度末における店舗数は、〔かんざし屋wargo〕13店舗(前連結会計年度末比5店舗増)、〔The Ichi〕1店舗(同2店舗減)、〔北斎グラフィック〕13店舗(同2店舗増)、〔箸や万作〕5店舗(同2店舗増)、〔1円着物wargo〕2店舗(同1店舗増)、〔MUSUMUSU〕1店舗(同±0)、合計35店舗(同8店舗増)となりました。その他、ネット通販、OEMサービス等も行っております。 その結果、インバウンドMD事業の売上高は2,587,312千円(前年同期比30.7%増)、セグメント利益は786,301千円(前年同期比36.0%増)となりました。 (その他事業) その他事業においては、子会社であるマイグレ株式会社により、静岡県を中心に空き家をリノベーションした不動産賃貸業及び宿泊施設を運営しています。 この結果、当連結会計年度におけるその他事業の売上高は199,287千円(前年同期比47.7%増)、セグメント利益は22,724千円(前年同期比11.8%増)となりました。 (2) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における資金は599,863千円(前年同期比409,449千円増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は610,154千円(前年同期比412,302千円増)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益556,123千円、前渡金の減少78,476千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は144,787千円(前年同期比47,624千円支出減)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出200,275千円、貸付金の回収による収入128,558千円、敷金の差入による支出39,487千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は55,917千円(前年同期比43,249千円支出減)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出282,692千円、短期借入れによる収入104,517千円及び長期借入金による収入126,000円によるものであります。 生産、受注及び販売の実績 (1) 生産実績 当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 (2) 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 仕入高(千円)   前年同期比(%) インバウンドMD事業   806,422   18.6 (3) 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比(%) インバウンドMD事業   369,158   3.0   38,802   77.6 (注) アニメ・ゲームMD部門で行っているOEM販売について集計しております。 (4) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 売上高(千円)   前年同期比(%) インバウンドMD事業   2,587,312   31.8 その他事業   196,527   48.8 合計   2,783,840   32.8 (注) 1.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 2.セグメント間取引については、相殺消去しております。 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積もりとは乖離が生じる可能性があります。 なお、当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (2) 財政状態の分析 ① 資産 流動資産は、前連結会計年度末に比べて230,078千円増加し1,071,128千円となりました。これは主に現金及び預金が409,449千円増加し、短期貸付金が128,558千円減少したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて360,320千円増加し794,734千円となりました。これは主に建物が111,706千円、繰延税金資産が166,572千円増加したことによります。 その結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて590,397千円増加し1,865,862千円となりました。 ② 負債 流動負債は、前連結会計年度末に比べて174,809千円減少し436,791千円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が257,728千円減少し、短期借入金が101,996円増加したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて66,038千円増加し161,547千円となりました。これは主に長期借入金が75,824千円増加したことによります。その結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて108,772千円減少し598,338千円となりました。 ③ 純資産 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて699,169千円増加し1,267,524千円となりました。これは主に利益剰余金が706,854千円増加したことによります。 (3) 経営成績の分析 (売上高、売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度における売上高は2,783,840千円となりました。訪日外客数が増加したことから、来店客数が前年同期比28.1%となり増収となりました。出退店につきましては、当連結会計年度において出店は9店舗、退店は1店舗であり、当連結会計年度末の店舗数は合計35店舗(前連結会計連結年度末比8店舗増)となりました。また、売上原価は826,643千円となりました。その結果、売上総利益は1,957,196千円となりました。 (販売費及び一般管理費並びに営業損失) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、店舗関連費用の削減に取り組み1,389,484千円となりました。その結果、当連結会計年度における営業利益は567,712千円となりました。 (営業外損益及び経常損失) 営業外収益は、受取利息の発生等により、5,509千円となりました。営業外費用は、支払利息8,188千円、持分法による投資損失24,313千円等により41,658千円となりました。その結果、当連結会計年度における経常利益は531,563千円となりました。 (特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、持分変動利益の発生等により33,166千円となりました。特別損失は固定資産除却損を計上した結果、8,607千円となりました。また、税金費用については、法人税、住人税及び事業税が15,841千円、法人税等調整額が△166,572千円の合計△150,731千円となりました。その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は706,854千円となりました。 (4) キャッシュ・フローの状況の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。 (5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 運転資金及び設備投資資金など必要な資金需要に対応するため、金融機関からの借入及び資本市場からの資金調達などにより必要資金を確保する方針であります。 (6) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、市場環境・競合・経済情勢等の様々なリスク要因があり、それらが当社の業績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識しております。 (7) 経営戦略の現状と見通し 今後の見通しにつきましては、アフターコロナ後の国内観光消費の持ち直しやインバウンド需要の拡大などにより、経済活動は回復基調で推移することが期待される一方、ウクライナや中東地域をめぐる情勢の長期化による資源や原材料価格の高騰など、依然として先行き不透明な状況が続くことが考えられます。また、客数が順調に回復する中でも、エネルギー価格や原材料の仕入価格の高騰、円安による物価上昇、人件費の上昇などが懸念されており、不透明感のある経営環境が継続するものと見込んでおります。 当社グループのインバウンドMD事業は、全国主要観光地における店舗運営を軸に展開しており、2026年12月期は引き続き積極的な出店を予定しております。2026年12月期の見通しにつきましては、インバウンドMD事業における出店に関して、立地条件、契約条件、競合環境、収益性等を精査しながら総合的かつ慎重に検討を行い、戦略的な家賃条件交渉を行いながら出店を優先するとともに、周辺領域への新規展開を進めることで収益の多様化を図ってまいります。 コスト面につきましては、売上単価の向上に向けた施策の推進に加え、継続的な経費最適化に取り組むことで利益率の向上を図ってまいります。また、本社機能につきましては、事業拡大に対応するため体制強化を進めてまいります。今後も本社及び店舗の運営効率の向上を図りながら、持続的な収益力の強化に努めてまいります。 以上により、2026年12月期の連結業績予想は、売上高3,600百万円、営業利益750百万円、経常利益740百万円、親会社株主に帰属する当期純利益650百万円を見込んでおります。 (8) 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり現在の事業環境並びに入手可能な情報に基づき、迅速かつ最善な経営戦略の立案、経営課題に対する施策の実施に努めております。また、当社が最も重要な経営資源と考える人材については、出店計画に応じて綿密に人員計画を策定することで採用活動を適時に行うほか、教育研修制度を充実させることで必要な人材の確保に努める方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。