概要
ミツウロコグループホールディングスは、1910年に石炭販売業として創業したエネルギー商社である。現在はLPガス・石油の卸売・小売を中核に、電力(風力・バイオマス・太陽光)、飲料水・清涼飲料水の製造販売、不動産賃貸、アミューズメント、海外でのレンタル収納事業などを手がける。2026年3月期の連結売上高は3,397億円、従業員数は1,759人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
エネルギー事業が収益の柱、LPガスと石油の卸小売
グループの中核はエネルギー事業であり、連結子会社のミツウロコヴェッセルがLPガスや石油製品の卸売を、同じくヴェッセル他8社が一般需要家向け小売を行う。スタンド部門ではミツウロコドライヴがサービスステーションを運営し、ガソリン・軽油販売や自動車整備を提供する。運送部門ではロジトライホールディングスなどが物流を担う。2026年3月期の同事業売上高は前年比101.7%と微増だが、人件費増などで売上総利益は99.8%とやや減少した。
電力事業が成長を牽引、再生可能エネルギー電源を拡充
ミツウロコグリーンエネルギーが風力発電による電力卸売・小売を行い、子会社の岩国ウッドパワーがバイオマス発電、富津ソーラー・水郷潮来ソーラーが太陽光発電を担う。2025年5月には系統用蓄電池の運用受託サービスを開始し、2026年1月にはINPEX JAPANとの合弁会社を設立。同セグメントは販売数量増加により営業増益を達成し、グループ全体の収益を牽引した。
フーズ事業は飲料水と飲食店運営、全国展開を推進
ミツウロコビバレッジと静岡ミツウロコフーズが「富士の宝物」ブランドのミネラルウォーターや清涼飲料水を製造・販売する。2025年7月には静岡の庵原工場に新ラインを稼働。また、ミツウロコプロビジョンズが施設内売店やカフェテリア、直営デリカテリアを運営する。2011年に取得した「カールスジュニア」日本展開事業は2020年に事業譲渡・清算された。
海外事業としてアジアでレンタル収納と太陽光発電
2020年にシンガポールでTriforce Investmentsを設立し、同年General Storage Company Pte. Ltd.を買収してLock+Storeブランドのセルフストレージ事業を開始。シンガポールで2か所、香港で2か所の新施設を開業した。また、SunPro Energiesと業務提携し太陽光発電事業にも参入。海外事業はまだ規模は小さいが、グループの新たな成長領域と位置づけられている。
リビング&ウェルネス事業とその他多角化
不動産賃貸ではミツウロコとハマエステートがオフィスビル・マンションを賃貸。横浜のアミューズメント施設「ハマボールビルディング」では温浴施設「横浜天然温泉SPA EAS」を運営する。ミツウロコスポーツがスポーツスタジオ「EIGHT ANGLE」を、ミツウロコEBMが美容事業(Personal Beauty Retreat)を準備中。その他にリース業、保険代理業、情報機器販売、アクセサリー事業(グルック)など多角化している。
業界の中での役割はエネルギー卸小売・発電事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01エネルギー主力
LPガス・石油・都市ガスの卸売・小売、サービスステーション運営、物流、太陽光・蓄電池等の環境機器販売を行う。
- LPガス
- 家庭用・業務用のLPガスを卸売・小売。
- 石油製品
- ガソリン・軽油等をサービスステーションで販売。
- 都市ガス
- 一般需要家向けに都市ガスを供給。
- 太陽光発電システム・蓄電池
- 環境エネルギー商品として販売。
02電力準主力
風力・太陽光・バイオマス発電による電力卸売と一般需要家への電力小売を行う。
- 再生可能エネルギー電力
- 風力・太陽光・バイオマス発電による電力。
03フーズ副次
飲料水・清涼飲料水の製造販売、施設内売店やカフェテリアの運営、カフェ事業などを行う。
- 飲料水
- ミネラルウォーター等の製造・販売。
04リビング&ウェルネス副次
オフィスビル・マンション賃貸、温浴施設「SPA EAS」、スポーツスタジオ「EIGHT ANGLE」等の運営を行う。
- 賃貸オフィス・マンション
- ビルやマンションの賃貸。
- 温浴施設「SPA EAS」
- 横浜のアミューズメント施設内にある温浴施設。
05海外事業その他
アジア地域でのレンタル収納事業、シンガポール等での太陽光発電事業、海外投資を行う。
- レンタル収納
- アジアで収納スペースをレンタル。
- 太陽光発電
- 海外でのソーラー発電事業。
06その他その他
リース業、保険代理業、情報機器販売、印刷・EC事業、農業、アクセサリー事業等を行う。
製品と技術
LPガスを核としたエネルギーサプライチェーン
グループの主力製品はLPガスであり、卸売・小売・配送まで一貫して手がける。小売では一般家庭向けにガス器具や給湯器の販売・施工・リフォームも提供。1974年開発の「LPガス供給センターシステム」により配送を効率化し、全国に物流網を構築。2026年3月期のLPガス小売数量は前年比100.5%と堅調で、顧客数も増加している。保安体制を最優先とし、災害時に強い分散型エネルギーとして供給する。
再生可能エネルギー電源:風力・バイオマス・太陽光
ミツウロコグリーンエネルギーが運営する風力発電所、岩国ウッドパワーのバイオマス発電、富津ソーラー・水郷潮来ソーラーの太陽光発電がグループの電力事業を支える。2025年には系統用蓄電池の運用受託を開始し、調整力として活用。2026年にはINPEXとの合弁で電力小売会社を設立。非化石比率44%目標を掲げ、環境低負荷メニューの販売を推進している。
「富士の宝物」ブランドのミネラルウォーターと清涼飲料水
2003年に発売した「富士の宝物 バナジウム63天然水」がフーズ事業の基盤。山梨県山中湖工場(2010年竣工)と岐阜県海津市の勝水工場(現ミツウロコビバレッジ)で生産。2020年取得の静岡ミツウロコフーズは庵原工場に新ラインを増設し、2025年7月に本格稼働。西日本と東日本で生産拠点を持ち、全国販売体制を整えている。
Lock+Storeブランドのセルフストレージ事業
2020年にシンガポールのGeneral Storage Companyを買収して開始した海外事業の柱。アジア地域で「Lock+Store」ブランドのレンタル収納施設を展開する。2025年11月に「Lock+Store Sembawang」、2026年2月に「Lock+Store Bishan」を開業。香港でもSha TinとSan Po Kongに新施設を開設。都市部の収納需要を取り込み、事業を拡大している。
横浜ハマボールに集約されたリビング&ウェルネス施設
1970年設立のハマエステートが運営する横浜の複合施設「ハマボールビルディング(旧HAMABOWL EAS)」には、温浴施設「横浜天然温泉SPA EAS」、ボウリング場、スポーツスタジオ「EIGHT ANGLE」などが入居。不動産賃貸と組み合わせて安定的な収益を生む。2020年代にはPersonal Beauty Retreat事業を準備中であり、ウェルネス分野を強化している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
独立系総合商社、内需型で収益安定
電力・エネルギー関連を中心に、情報機器や環境・リサイクル等の多岐にわたる事業を展開する独立系商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングスがエレクトロニクスに特化しているのに対し、当社はエネルギー分野の比率が高い。近年は営業利益率が2~3%台と低水準で推移しており、高千穂交易など専門商社と比べ収益性で劣る。内需型のため外需変動の影響は受けにくいが、成長性では物足りなさが残る。
強み
- エネルギー・情報機器・環境等、複数セクターに分散しており、特定分野のリスクを低減
- 電力向け石炭・石油等の安定供給網を持ち、国内エネルギー需要に支えられた収益基盤
- 売上高約3,000億円超と卸売業で中規模ながら、安定した取引先基盤を保有
- 太陽光発電や廃棄物処理など環境関連事業に注力し、社会要請に応じた成長領域
課題
- 営業利益率が3%前後と低く、高千穂交易など同業比で収益力向上が急務
- 脱炭素化の流れで中長期的に石炭関連事業の縮小リスクがあり、事業転換が必要
- 新規分野への投資を進めるも、目立った利益貢献に至っておらず、戦略の明確化が課題
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
卸売業の時価総額近傍。太字がミツウロコグループホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8097三愛オブリ | 1,530億円 | 16.4倍 |
| 2 | 9882イエローハット | 1,529億円 | 12.9倍 |
| 3 | 8037カメイ | 1,506億円 | 11.7倍 |
| 4 | 8032日本紙パルプ商事 | 1,452億円 | 30.7倍 |
| 5 | 8074YUASA | 1,421億円 | 11.3倍 |
| 6 | 8131ミツウロコグループホールディングス | 1,369億円 | 14.6倍 |
| 7 | 3543コメダホールディングス | 1,351億円 | — |
| 8 | 8117中央自動車工業 | 1,335億円 | 12.7倍 |
| 9 | 7599IDOM | 1,332億円 | 10.5倍 |
| 10 | 9824泉州電業 | 1,303億円 | 16.6倍 |
| 11 | 2874横浜冷凍 | 1,302億円 | 41.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
石炭販売から始まった1910年の創業
1910年、創業者の田島達策が経営する三鱗運送部の別部門として三鱗石炭部を設立し、石炭販売業に進出した。1919年に三鱗石炭株式会社に改組。1926年には三井物産との資本提携により資本金30万円で三鱗煉炭原料株式会社を設立。この時期は石炭が主要エネルギーであり、同社は三井物産の系列下で事業を拡大した。
戦後の系列解消と石油・LPガスへの転換
1948年、過度経済力集中排除法により三井物産との系列を解消。独立後、1953年に石油製品の取扱いを開始し、1959年にはLPガスに本格参入。石炭から石油・ガスへのエネルギー転換に合わせて事業の軸足を移した。1961年には東京煉炭など5社と合併して株式会社ミツウロコに商号変更し、規模を拡大。1962年に東京証券取引所市場第二部に上場した。
LPガス供給センターなど物流合理化の1970年代
1970年にレジャー産業への進出としてハマボールを設立。1974年にはLPガス配送の合理化のためLPガス供給センターシステムを開発し、千葉流通(現ミツウロコヴェッセル)など物流子会社を設立。1977年にはリース業のサンアンドキュー(現ミツウロコリース)を設立。この時期にエネルギー周辺の多角化を進め、1972年には東証一部に指定替えとなった。
情報機器販売と風力発電への進出
1983年にコンピュータ等の情報機器販売に進出。1985年には事務処理効率化のためアイコン(現ミツウロコクリエイティブソリューションズ)を設立。2000年には風力発電事業に参入するためエムアンドディーグリーンエネルギー(現ミツウロコグリーンエネルギー)を設立。2003年にはミネラルウォーター事業「富士の宝物」を開始し、新たな事業領域を開拓した。
持株会社体制への移行と全国展開の2011年
2011年10月、会社分割により持株会社制に移行し、商号をミツウロコグループホールディングスに変更。同時に勝水(現ミツウロコビバレッジ)を買収し、西日本エリアの飲料水生産拠点を獲得。また、米国バーガーチェーン「カールスジュニア」の日本独占権を取得し、カールスジュニアジャパンを設立。LPガスでは四国に進出。ロジトライ関東・東北も発足し、物流体制を整えた。
海外事業と再生可能エネルギーへの本格参入
2020年、シンガポールにTriforce Investmentsを設立し、General Storage Companyを買収して海外セルフストレージ事業に参入。同年、静岡ジェイエイフーズ(現静岡ミツウロコフーズ)を取得し清涼飲料水事業を拡大。2021年にはバイオマス発電所「岩国ウッドパワー」を取得。2022年には太陽光発電会社SunPro Energiesと業務提携。この時期、脱炭素・海外展開を加速した。
カールスジュニア撤退とDX推進の2020年代
2020年、カールスジュニアのバーガーレストラン事業を譲渡し、同社を清算。収益性の低い事業を整理する一方、グループの事務センターでDXを推進し、受発注業務の95%以上を自動化、単位コスト60%超削減を達成。2026年には小型SAR衛星開発のQPSホールディングスに30億円出資し、宇宙産業への投資も行った。
年表29件を開く
1910年代
- 1910年創業創業者田島達策が経営する三鱗運送部の別部門として三鱗石炭部と称して石炭販売業に進出
- 1919年三鱗石炭株式会社に改組改称
1920年代
- 1926年5月創業三井物産株式会社と三鱗石炭株式会社との資本提携により資本金30万円をもって三鱗煉炭原料株式会社設立(払込資本金125千円)
1930年代
- 1933年3月商号変更三鱗無煙炭株式会社に商号変更
1940年代
- 1948年3月過度経済力集中排除法の適用をうけ三井物産株式会社及び姉妹会社との系列を解消
1950年代
- 1953年3月石油製品の取扱開始
- 1958年1月本社ビルを東京都千代田区外神田に完成、不動産賃貸業を併営
- 1959年11月LPガスの本格的取扱いを開始、各地でLPガスプラントの設置に着手
1960年代
- 1961年6月M&A東京煉炭株式会社、横浜煉炭株式会社、栃木三鱗株式会社、永沼燃料株式会社、湘南燃料株式会社の5社と合併して商号を株式会社ミツウロコに変更
- 1962年8月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場
- 1967年5月本社を東京都千代田区外神田より東京都中央区日本橋室町に移転
1970年代
- 1970年6月神奈川県横浜市でレジャー産業への進出をはかり、株式会社ハマボール(現:株式会社ハマエステート)を設立(現・連結子会社)
- 1972年8月株式を東京証券取引所市場第一部へ指定替え
- 1974年4月LPガス配送の合理化をはかるため、LPガス供給センターシステムを開発
- 1974年12月物流の合理化等をはかるため、千葉県千葉市に千葉流通株式会社(現:株式会社ミツウロコヴェッセル)を設立(現・連結子会社)、各地域にも流通会社を設立
- 1977年7月リース業等の会社として、東京都中央区に株式会社サンアンドキュー(現:株式会社ミツウロコリース)を設立(現・連結子会社)
- 1978年9月本社を東京都中央区日本橋室町より東京都中央区日本橋本町に移転
1980年代
- 1983年6月コンピュータ等の情報機器販売に進出
- 1985年10月LPガス等の事務処理を効率化するため、埼玉県熊谷市に株式会社アイコン(現:株式会社ミツウロコクリエイティブソリューションズ)を設立(現・連結子会社)
1990年代
- 1998年10月ゼネラル石油株式会社とエッソ石油株式会社からのLPガスの営業の譲り受け等により、関西地域への進出をはかる
2000年代
- 2000年3月風力発電事業への進出をはかるため、東京都中央区に合弁会社エムアンドディーグリーンエネルギー株式会社(現:ミツウロコグリーンエネルギー株式会社)を設立(現・連結子会社)
- 2003年8月ミネラルウォーター事業に進出、「富士の宝物」バナジウム63天然水の販売を開始
- 2006年2月本社を東京都中央区日本橋本町より東京都千代田区外神田に移転
- 2009年3月神奈川県横浜市にアミューズメント施設「HAMABOWL EAS(ハマボールイアス)」グランドオープン
2010年代
- 2010年3月山梨県山中湖村にミネラルウォーター製造の新工場「山中湖工場」を竣工、4月から稼動
- 2010年4月M&A関東・東北地区の物流機能を統合したロジトライ関東株式会社(現:ジャパンエナジック株式会社)(現・持分法適用関連会社)、ロジトライ東北株式会社(現・連結子会社)が発足
- 2011年1月グループ初のバイオマス発電所「株式会社岩国ウッドパワー」(現:株式会社ミツウロコ岩国発電所)(山口県岩国市)の株式を取得(現・連結子会社)
- 2011年10月商号変更会社分割(吸収分割)により持株会社制による経営体制へ移行し、商号を株式会社ミツウロコグループホールディングスに変更 本社を東京都千代田区外神田より東京都中央区京橋に移転 岐阜県海津市に本社・飲料水製造工場を有する勝水株式会社(現:株式会社ミツウロコビバレッジ)が新設する会社の全株式を取得 これにより西日本エリアに生産・販売拠点を有し、全国への販売・物流体制が整い、生産拠点の分散化、新ブランドが追加される「カールスジュニア」レストランの日本国内における店舗の運営及び「カールスジュニア」レストランのフランチャイズ事業展開における国内独占権を獲得し、カールスジュニアジャパン株式会社を設立「神原ミツウロコ株式会社」(現:株式会社ミツウロコヴェッセル四国)設立により、徳島市を中心に新たな地域でLPガス販売事業を開始し、初の四国への進出をはかる 米国カリフォルニア発のプレミアムバーガーレストランチェーン「カールスジュニア」の東京一号店となる「秋葉原レストラン」を東京都千代田区にオープン 連結子会社である株式会社ミツウロコプロビジョンズが株式会社ファミリーマートとの包括提携契約を締結し、株式会社ココ
2020年代
- 2020年10月海外事業の進捗管理、ビジネスネットワークの維持・構築および海外市場からの情報収集等を目的として、シンガポールにTriforce Investments Pte. Ltd.を設立(現・連結子会社)静岡ジェイエイフーズ株式会社(現:静岡ミツウロコフーズ株式会社)の全株式を取得し、清涼飲料水事業へ進出(現・連結子会社) Lock+Storeブランドによるセルフストレージ事業をアジアで展開するGeneral Storage Company Pte. Ltd.の全株式を取得し、海外事業に本格参入(現・連結子会社)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行 カールスジュニアジャパン株式会社のバーガーレストラン事業を事業譲渡 カールスジュニアジャパン株式会社を清算 株式会社イービーエムとの合弁会社「株式会社ミツウロコEBM」を設立(現・連結子会社) Triforce Investments Pte. Ltd.が、シンガポールに本社を置く太陽光発電会社SunPro Energies Pte. Ltd.と業務提携(現・持分法適用関連会社)株式会社グルック
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 非化石比率2030年まで44%
- 連結自己資本比率50~55%程度
- 中長期的投資枠500億円
- 総還元性向50%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
エネルギー事業の深耕と新ビジネスモデル開発
既存エネルギー事業の競争力を維持しつつ、ユーザーアカウントの拡大と生活インフラ商材の提供を軸に新たなサービスメニューを拡充。家計消費支出の10%を担うエネルギーサービス事業者を目指す。
- 02
電力事業の拡大と非化石比率向上
安定供給を前提に新規顧客開拓と規模拡大を図る。自社再生可能エネルギー電源と系統用蓄電池を活用し、様々な発電事業者と連携。2030年の非化石比率44%達成に向け環境低負荷メニューを販売する。
- 03
フーズ・リビング・ウェルネス事業の拡充
フーズ事業では安心安全な飲食を通じ健康増進を図る。不動産事業は安定的収益基盤を目指す。ウェルネス事業では、デジタル技術を活用した個別健康プランや生涯スポーツにより、横浜エリアを中心にウェルビーイングを推進する。
- 04
海外事業でのサステナブルバリュー提供
アジア太平洋地域を中心に、現地企業との協力関係を構築。エネルギー分野のパートナーシップに加え、脱炭素社会への貢献や新たなテクノロジー・ビジネスにも積極的に関与する。
- 05
新リース会計基準対応と環境配慮型リース展開
2027年適用の新リース会計基準へシステム対応を進めるとともに、電気自動車などの環境配慮型リース事業の拡大やリセール市場商材・専門分野に特化したリース事業を展開する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,759人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,038万円で、9期前と比べて+32.6%。平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は8.1年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,661 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,801 | — |
| 2019年3月 | 782 | 39.3 | 5.0 | 1,550 | — |
| 2020年3月 | 884 | 41.1 | 6.2 | 1,549 | — |
| 2021年3月 | 893 | 41.5 | 5.8 | 1,534 | — |
| 2022年3月 | 851 | 40.7 | 6.6 | 1,771 | — |
| 2023年3月 | 1,077 | 42.7 | 6.0 | 1,744 | — |
| 2024年3月 | 1,172 | 43.1 | 7.0 | 1,753 | — |
| 2025年3月 | 1,311 | 43.8 | 7.8 | 1,776 | 495 |
| 2026年3月 | 1,038 | 41.0 | 8.1 | 1,759 | 705 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社50社(国内 41 / 海外 9、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ミツウロコヴェッセル(注)2.6東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ミツウロコヴェッセル東北宮城県 仙台市 青葉区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ミツウロコヴェッセル中部愛知県 名古屋市 中川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ミツウロコヴェッセル関西大阪府 大阪市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ミツウロコヴェッセル四国徳島県 徳島市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ミツウロコヴェッセル北海道北海道 北広島市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ミツウロコヴェッセル山梨山梨県 西八代郡 市川三郷町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ミツウロコアーバンガス㈱東京都 中央区 · 連結子会社議決権99.9%
- 国内㈱丹野商店山形県 山形市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ミツウロコドライヴ㈱東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ロジトライホールディングス東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ロジトライ東北㈱宮城県 仙台市 宮城野区 · 連結子会社議決権90.0%
残りのグループ会社38社を開く
- ロジトライ中部㈱愛知県 名古屋市 中川区100%
- ロジトライ関西㈱奈良県 生駒市100%
- ㈱サンユウ東京都 北区100%
- ㈱ミツウロコテック東京都 北区100%
- ミツウロコグリーンエネルギー㈱(注)2.6東京都 中央区100%
- ㈱的山大島風力発電所長崎県 平戸市75%
- ㈱ミツウロコ岩国発電所山口県 岩国市100%
- ㈱ミツウロコフーズ東京都 中央区100%
- ㈱ミツウロコプロビジョンズ東京都 中央区100%
- ㈱ミツウロコビバレッジ岐阜県 海津市 南濃町100%
- 静岡ミツウロコフーズ㈱静岡県 静岡市 清水区100%
- ㈱ミツウロコパートナーズ東京都 中央区100%
- ㈱ミツウロコ東京都 中央区100%
- ㈱ハマエステート神奈川県 横浜市西区100%
- ㈱ミツウロコスポーツ神奈川県 横浜市西区100%
- ㈱ミツウロコEBM東京都 中央区70%
- Triforce Investments Pte. Ltd. (注)2Singapore, Singapore100%
- General Storage Company Pte. Ltd. (注)2Singapore, Singapore100%
- Lock+Store (Chai Chee) Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
- Lock+Store (Ayer Rajah) Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
- Lock+Store (Tanjong Pagar) Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
- L+S Self Storage Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
- Lock And Store (Glenmarie) Sdn. Bhd.Kuala Lumpur, Malaysia100%
- The Store House LimitedHong Kong, China100%
- ㈱ミツウロコクリエイティブソリューションズ埼玉県 さいたま市 大宮区100%
- ㈱ミツウロコリース東京都 中央区100%
- ㈱三鱗東京都 中央区100%
- ㈱トライフォース東京都 中央区100%
- ㈱ミツウロコアグリ埼玉県 さいたま市 大宮区100%
- ㈱グルック福岡県 福岡市 西区100%
- 入間ガス㈱埼玉県 入間市 扇台26%
- 新潟サンリン㈱新潟県 新潟市 中央区35%
- 大城エネルギー㈱石川県 能美市30%
- ジャパンエナジック㈱(注)5東京都 千代田区19%
- ㈱富津ソーラー千葉県 富津市49%
- ㈱水郷潮来ソーラー茨城県 潮来市32%
- ㈱INPEXミツウロコ電力東京都 港区49%
- SunPro Energies Pte. Ltd.Singapore, Singapore30%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,395億円、営業利益は124億円。前期と比べると減収増益で、売上が-0.1%、利益が+40.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,850億円 | 3,395億円 |
| 営業利益 | 85億円 | 124億円 |
| 純利益 | 60億円 | 92億円 |
| 1株あたり配当 | ¥66 | ¥66 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は823億円、営業利益は32億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.8%、営業利益は−27.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 891 | — | — | 33 |
| 2024年1Q | 670 | 44 | 6.6 | 35 |
| 2024年2Q | 743 | 26 | 3.5 | 19 |
| 2024年3Q | 806 | 18 | 2.2 | 13 |
| 2024年4Q | 872 | — | — | 24 |
| 2025年2Q | 1,549 | 15 | 1.0 | 18 |
| 2025年4Q | 1,848 | 73 | 4.0 | 87 |
| 2026年2Q | 1,620 | 55 | 3.4 | 47 |
| 2026年4Q | 1,775 | 69 | 3.9 | 45 |
| 2027年1Q | 823 | 32 | 3.9 | 27 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,115億円から3,395億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,115 | — | 47 | — | 26 |
| 2014年3月 | 2,322 | — | 53 | — | 28 |
| 2015年3月 | 2,213 | — | 44 | — | 27 |
| 2016年3月 | 1,910 | — | 46 | — | 26 |
| 2017年3月 | 2,057 | — | 47 | — | 27 |
| 2018年3月 | 2,113 | — | 49 | — | 29 |
| 2019年3月 | 2,294 | — | 45 | — | 32 |
| 海外事業の進捗管理、ビジネスネットワークの維持・構築および海外市場からの情報収集等を目的として、シンガポールにTriforce Investments Pte. Ltd.を設立(現・連結子会社)静岡ジェイエイフーズ株式会社(現:静岡ミツウロコフーズ株式会社)の全株式を取得し、清涼飲料水事業へ進出(現・連結子会社) Lock+Storeブランドによるセルフストレージ事業をアジアで展開するGeneral Storage Company Pte. Ltd.の全株式を取得し、海外事業に本格参入(現・連結子会社)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行 カールスジュニアジャパン株式会社のバーガーレストラン事業を事業譲渡 カールスジュニアジャパン株式会社を清算 株式会社イービーエムとの合弁会社「株式会社ミツウロコEBM」を設立(現・連結子会社) Triforce Investments Pte. Ltd.が、シンガポールに本社を置く太陽光発電会社SunPro Energies Pte. Ltd.と業務提携(現・持分法適用関連会社)株式会社グルック | |||||
| 2020年3月 | 2,401 | — | 83 | — | 35 |
| 2021年3月 | 2,265 | — | 60 | — | 34 |
| 2022年3月 | 2,500 | — | 29 | — | 19 |
| 2023年3月 | 3,237 | — | 141 | — | 78 |
| 2024年3月 | 3,091 | — | 133 | — | 91 |
| 2025年3月 | 3,397 | 88 | 100 | 2.6 | 105 |
| 2026年3月 | 3,395 | 124 | 137 | 3.7 | 92 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,395億円のうち、営業利益として残るのは124億円で3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は92億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.1%2,923億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%348億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%124億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが104億円、投資CFが−89億円で、差し引きのフリーCFは15億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は437億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 38 | −27 | −29 | 11 | 180 |
| 2014年3月 | 49 | −19 | −17 | 30 | 192 |
| 2015年3月 | 62 | 112 | 3 | 174 | 369 |
| 2016年3月 | 82 | −50 | −29 | 32 | 372 |
| 2017年3月 | 53 | −21 | −54 | 32 | 350 |
| 2018年3月 | 126 | −38 | −68 | 88 | 371 |
| 2019年3月 | 17 | −5 | −41 | 12 | 339 |
| 2020年3月 | 100 | −111 | −44 | −11 | 283 |
| 2021年3月 | 53 | −35 | −49 | 18 | 253 |
| 2022年3月 | 50 | −84 | −8 | −34 | 213 |
| 2023年3月 | 125 | −79 | 55 | 46 | 315 |
| 2024年3月 | 105 | −94 | −19 | 11 | 308 |
| 2025年3月 | 180 | 6 | −88 | 186 | 405 |
| 2026年3月 | 104 | −89 | 16 | 15 | 437 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2,060億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,054億円で、自己資本比率は51.1%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,202 | 651 | 551 | 54.1 |
| 2014年3月 | 1,283 | 671 | 612 | 52.2 |
| 2015年3月 | 1,287 | 708 | 579 | 54.9 |
| 2016年3月 | 1,285 | 724 | 561 | 56.1 |
| 2017年3月 | 1,315 | 745 | 570 | 56.4 |
| 2018年3月 | 1,378 | 780 | 598 | 56.3 |
| 2019年3月 | 1,321 | 794 | 527 | 59.8 |
| 2020年3月 | 1,256 | 783 | 473 | 62.1 |
| 2021年3月 | 1,452 | 933 | 519 | 64.0 |
| 2022年3月 | 1,552 | 877 | 675 | 56.2 |
| 2023年3月 | 1,740 | 929 | 811 | 53.4 |
| 2024年3月 | 1,809 | 999 | 810 | 55.2 |
| 2025年3月 | 1,857 | 987 | 870 | 53.1 |
| 2026年3月 | 2,060 | 1,054 | 1,006 | 51.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで284社中110位あたり、逆に低いのは売上成長率で284社中217位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,400で、1年前と比べて+15.4%。過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 |
| PER (会社予想) | 22.3倍 |
| PBR | 1.24倍 |
| 配当利回り | 2.75% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
本日-0.14%と小幅続落も、月間+9.4%と堅調。25日線(2066円)・75日線(1965円)を上回る。7月8日に2235円の高値から一旦調整したが、再び上昇基調。52週高値2540円からは-15.7%の水準。出来高は7月8日に138,900株の急増後、減少しているが底堅い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER13.0倍は業界平均17.3倍を下回り割安感があるが、配当利回り3.08%は平均2.99%を上回るものの、配当性向165.7%と利益を超えた配当で持続性に懸念。PBR1.11倍は平均1.21倍を下回るが、ROE9%と平均並みで割安妙味は限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 22.3倍 | — |
| PBR | 1.24倍 | 1.24倍 |
| ROE | 9.0% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
エネルギー卸売の大手として安定収益が期待される一方、営業利益率が低く成長性に欠ける。強気派は全国ネットワークと安定配当を評価。弱気派は石油需要減少による構造的な事業リスクと低収益体質を問題視。
- 全国規模の販売網
全国に拠点を持ち、幅広い顧客基盤を有する。
- 安定配当の持続性
配当利回り3.08%と安定。長期保有に適す。
- 再生エネへのシフト期待
電力販売など新エネルギー事業に参入余地あり。
- 営業利益の大幅増加通年影響中
営業利益88→124億、前年比41%増、石油製品販売のマージン改善
- EPS成長とバリュエーション決算後影響中
PER13倍、利益成長でさらに割安感
- 安定配当と株主還元継続影響弱
配当利回り3.08%、自己資本充実し減配リスク低
- エネルギー関連事業の安定需要継続影響弱
卸売業、天候影響あるが基盤需要堅調
- 低収益ビジネスモデル
営業利益率2.59%と低く、成長性に乏しい。
- エネルギー需要減少リスク
脱炭素で石油・ガス需要の長期的減少が避けられない。
- 競争激化
エネルギー小売全面自由化で競合他社が参入、シェア低下の懸念。
- 最終利益の減少通年影響中
純利益105→92億に減少、特別損失または税負担増
- 原油価格変動リスク継続影響強
原油高で仕入増、販売価格転嫁遅れで利益圧迫、営業利益124億への影響大
- 低収益率事業構造継続影響中
営業利益率2.6%→3.7%に改善も依然低位、競争激化で悪化懸念
- 資金コスト上昇金融政策次第影響弱
金利上昇で借入コスト増、利益を圧迫
- 営業利益率
- 低収益体質改善の進捗を測る最重要指標。
- エネルギー販売数量
- 需要動向を示し、業績の先行指標。
- 再生可能エネルギー売上比率
- 構造転換の進捗を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり66円で、前期から+17.9%。いまの株価に対する利回りは2.75%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18 | — | 61.9 |
| 2018年3月 | 18 | 0.0 | 56.3 |
| 2019年3月 | 20 | 11.1 | 115.5 |
| 2020年3月 | 23 | 15.0 | 102.2 |
| 2021年3月 | 23 | 0.0 | 267.5 |
| 2022年3月 | 25 | 8.7 | 52.0 |
| 2023年3月 | 37 | 48.0 | 81.2 |
| 2024年3月 | 41 | 10.8 | 73.9 |
| 2025年3月 | 56 | 36.6 | 52.7 |
| 2026年3月 | 66 | 17.9 | 165.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥66
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,693人。区分でいちばん多いのは事業法人で38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が72.8%を占め、残る27.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 43.5 | 42.7 | 42.3 | 41.1 | 40.3 | 38.0 |
| 金融機関 | 34.4 | 35.0 | 35.1 | 35.4 | 37.2 | 34.8 |
| 個人・その他 | 16.2 | 15.4 | 15.4 | 16.5 | 15.4 | 20.3 |
| 外国法人 | 5.5 | 6.0 | 6.3 | 6.6 | 6.7 | 6.4 |
| 自己株式 | 1.2 | 0.0 | 0.0 | 1.4 | 0.0 | 3.2 |
| 証券会社 | 0.4 | 0.8 | 0.8 | 0.5 | 0.5 | 0.4 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 明治安田生命保険相互会社 | 8.74 |
| 02 | 田島株式会社 | 7.58 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口) | 5.54 |
| 04 | 損害保険ジャパン株式会社 | 5.37 |
| 05 | みずほ信託銀行株式会社 | 4.98 |
| 06 | リンナイ株式会社 | 4.72 |
| 07 | ENEOSホールディングス株式会社 | 4.06 |
| 08 | 橋本産業株式会社 | 3.38 |
| 09 | 株式会社パロマ | 2.95 |
| 10 | 全国ミツウロコ会持株会 | 2.91 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-23株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告4.63%
- 2026-07-07株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告4.63%
- 2026-04-22株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告4.63%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+310%、1株純資産は14期で+91%。直近期のROEは9.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 40 | 1,010 | 4.1 | 12.3 | 60.7 |
| 2014年3月 | 45 | 1,079 | 4.3 | 13.5 | 52.4 |
| 2015年3月 | 42 | 1,103 | 3.9 | 13.2 | 41.7 |
| 2016年3月 | 41 | 1,126 | 3.7 | 13.5 | 69.9 |
| 2017年3月 | 42 | 1,187 | 3.7 | 16.3 | 61.9 |
| 2018年3月 | 47 | 1,252 | 3.8 | 17.2 | 56.3 |
| 2019年3月 | 52 | 1,276 | 4.1 | 16.2 | 115.5 |
| 2020年3月 | 57 | 1,258 | 4.5 | 19.8 | 102.2 |
| 2021年3月 | 55 | 1,517 | 3.9 | 24.9 | 267.5 |
| 2022年3月 | 31 | 1,455 | 2.1 | 33.1 | 52.0 |
| 2023年3月 | 130 | 1,562 | 8.6 | 9.9 | 81.2 |
| 2024年3月 | 154 | 1,701 | 9.5 | 9.3 | 73.9 |
| 2025年3月 | 182 | 1,747 | 10.6 | 9.8 | 52.7 |
| 2026年3月 | 165 | 1,926 | 9.0 | 14.5 | 165.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額462百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 田島晃平 | 代表取締役 社長 CEO | 54 | 70,000 |
| 児島和洋 | 取締役 コーポレートセクレタリー | 64 | 5,000 |
| 松本尚志 | 取締役 | 61 | — |
| 坂西学 | 取締役 | 59 | — |
| 大森基靖 | 取締役 | 55 | 2,000 |
| ゴ・ウィミン | 取締役 | 44 | — |
| 吉澤賢二 | 取締役 | 54 | 3,000 |
| 松井香 | 取締役 | 62 | — |
| 河野義之 | 取締役 | 54 | — |
| 菅原英雄 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
| 田嶋圭 | 取締役(監査等委員) | 53 | — |
| 塩原規男 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 三澤充 | — | 51 |
| 髙尾幸生 | 取締役 Co-CFO トレジャラー | 42 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 10 | 310 | 50 | 361 | 36 |
| 監査等委員 | 3 | 38 | — | 38 | 13 |
| 社外取締役 | 3 | 38 | — | 38 | 13 |
| 取締役(社内) | 2 | 25 | — | 25 | 13 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,914字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,486字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,878字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)13,645字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第117期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-12
- 半期報告書半期報告書-第117期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第116期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-13
- 半期報告書半期報告書-第116期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第115期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-18
- 四半期報告書四半期報告書-第115期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第115期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第115期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第114期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-16
- 四半期報告書四半期報告書-第114期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第114期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第114期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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