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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ミツウロコグループホールディングス

Mitsuuroko Group Holdings Co.,Ltd.8131 · Standard · 卸売業

LPガス・石油の卸小売を軸に、電力・食品・不動産・海外事業まで多角化するエネルギーグループ。

概要

ミツウロコグループホールディングスは、1910年に石炭販売業として創業したエネルギー商社である。現在はLPガス・石油の卸売・小売を中核に、電力(風力・バイオマス・太陽光)、飲料水・清涼飲料水の製造販売、不動産賃貸、アミューズメント、海外でのレンタル収納事業などを手がける。2026年3月期の連結売上高は3,397億円、従業員数は1,759人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

エネルギー事業が収益の柱、LPガスと石油の卸小売

グループの中核はエネルギー事業であり、連結子会社のミツウロコヴェッセルがLPガスや石油製品の卸売を、同じくヴェッセル他8社が一般需要家向け小売を行う。スタンド部門ではミツウロコドライヴがサービスステーションを運営し、ガソリン・軽油販売や自動車整備を提供する。運送部門ではロジトライホールディングスなどが物流を担う。2026年3月期の同事業売上高は前年比101.7%と微増だが、人件費増などで売上総利益は99.8%とやや減少した。

電力事業が成長を牽引、再生可能エネルギー電源を拡充

ミツウロコグリーンエネルギーが風力発電による電力卸売・小売を行い、子会社の岩国ウッドパワーがバイオマス発電、富津ソーラー・水郷潮来ソーラーが太陽光発電を担う。2025年5月には系統用蓄電池の運用受託サービスを開始し、2026年1月にはINPEX JAPANとの合弁会社を設立。同セグメントは販売数量増加により営業増益を達成し、グループ全体の収益を牽引した。

フーズ事業は飲料水と飲食店運営、全国展開を推進

ミツウロコビバレッジと静岡ミツウロコフーズが「富士の宝物」ブランドのミネラルウォーターや清涼飲料水を製造・販売する。2025年7月には静岡の庵原工場に新ラインを稼働。また、ミツウロコプロビジョンズが施設内売店やカフェテリア、直営デリカテリアを運営する。2011年に取得した「カールスジュニア」日本展開事業は2020年に事業譲渡・清算された。

海外事業としてアジアでレンタル収納と太陽光発電

2020年にシンガポールでTriforce Investmentsを設立し、同年General Storage Company Pte. Ltd.を買収してLock+Storeブランドのセルフストレージ事業を開始。シンガポールで2か所、香港で2か所の新施設を開業した。また、SunPro Energiesと業務提携し太陽光発電事業にも参入。海外事業はまだ規模は小さいが、グループの新たな成長領域と位置づけられている。

リビング&ウェルネス事業とその他多角化

不動産賃貸ではミツウロコとハマエステートがオフィスビル・マンションを賃貸。横浜のアミューズメント施設「ハマボールビルディング」では温浴施設「横浜天然温泉SPA EAS」を運営する。ミツウロコスポーツがスポーツスタジオ「EIGHT ANGLE」を、ミツウロコEBMが美容事業(Personal Beauty Retreat)を準備中。その他にリース業、保険代理業、情報機器販売、アクセサリー事業(グルック)など多角化している。

業界の中での役割はエネルギー卸小売・発電事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,395億円
営業利益
124億円
営業利益率
3.7%
純利益
92億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01エネルギー主力

LPガス・石油・都市ガスの卸売・小売、サービスステーション運営、物流、太陽光・蓄電池等の環境機器販売を行う。

主な製品・サービス4
LPガス
家庭用・業務用のLPガスを卸売・小売。
石油製品
ガソリン・軽油等をサービスステーションで販売。
都市ガス
一般需要家向けに都市ガスを供給。
太陽光発電システム・蓄電池
環境エネルギー商品として販売。

02電力準主力

風力・太陽光・バイオマス発電による電力卸売と一般需要家への電力小売を行う。

主な製品・サービス1
再生可能エネルギー電力
風力・太陽光・バイオマス発電による電力。

03フーズ副次

飲料水・清涼飲料水の製造販売、施設内売店やカフェテリアの運営、カフェ事業などを行う。

主な製品・サービス1
飲料水
ミネラルウォーター等の製造・販売。

04リビング&ウェルネス副次

オフィスビル・マンション賃貸、温浴施設「SPA EAS」、スポーツスタジオ「EIGHT ANGLE」等の運営を行う。

主な製品・サービス2
賃貸オフィス・マンション
ビルやマンションの賃貸。
温浴施設「SPA EAS」
横浜のアミューズメント施設内にある温浴施設。

05海外事業その他

アジア地域でのレンタル収納事業、シンガポール等での太陽光発電事業、海外投資を行う。

主な製品・サービス2
レンタル収納
アジアで収納スペースをレンタル。
太陽光発電
海外でのソーラー発電事業。

06その他その他

リース業、保険代理業、情報機器販売、印刷・EC事業、農業、アクセサリー事業等を行う。

製品と技術

LPガスを核としたエネルギーサプライチェーン

グループの主力製品はLPガスであり、卸売・小売・配送まで一貫して手がける。小売では一般家庭向けにガス器具や給湯器の販売・施工・リフォームも提供。1974年開発の「LPガス供給センターシステム」により配送を効率化し、全国に物流網を構築。2026年3月期のLPガス小売数量は前年比100.5%と堅調で、顧客数も増加している。保安体制を最優先とし、災害時に強い分散型エネルギーとして供給する。

再生可能エネルギー電源:風力・バイオマス・太陽光

ミツウロコグリーンエネルギーが運営する風力発電所、岩国ウッドパワーのバイオマス発電、富津ソーラー・水郷潮来ソーラーの太陽光発電がグループの電力事業を支える。2025年には系統用蓄電池の運用受託を開始し、調整力として活用。2026年にはINPEXとの合弁で電力小売会社を設立。非化石比率44%目標を掲げ、環境低負荷メニューの販売を推進している。

「富士の宝物」ブランドのミネラルウォーターと清涼飲料水

2003年に発売した「富士の宝物 バナジウム63天然水」がフーズ事業の基盤。山梨県山中湖工場(2010年竣工)と岐阜県海津市の勝水工場(現ミツウロコビバレッジ)で生産。2020年取得の静岡ミツウロコフーズは庵原工場に新ラインを増設し、2025年7月に本格稼働。西日本と東日本で生産拠点を持ち、全国販売体制を整えている。

Lock+Storeブランドのセルフストレージ事業

2020年にシンガポールのGeneral Storage Companyを買収して開始した海外事業の柱。アジア地域で「Lock+Store」ブランドのレンタル収納施設を展開する。2025年11月に「Lock+Store Sembawang」、2026年2月に「Lock+Store Bishan」を開業。香港でもSha TinとSan Po Kongに新施設を開設。都市部の収納需要を取り込み、事業を拡大している。

横浜ハマボールに集約されたリビング&ウェルネス施設

1970年設立のハマエステートが運営する横浜の複合施設「ハマボールビルディング(旧HAMABOWL EAS)」には、温浴施設「横浜天然温泉SPA EAS」、ボウリング場、スポーツスタジオ「EIGHT ANGLE」などが入居。不動産賃貸と組み合わせて安定的な収益を生む。2020年代にはPersonal Beauty Retreat事業を準備中であり、ウェルネス分野を強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

独立系総合商社、内需型で収益安定

電力・エネルギー関連を中心に、情報機器や環境・リサイクル等の多岐にわたる事業を展開する独立系商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングスがエレクトロニクスに特化しているのに対し、当社はエネルギー分野の比率が高い。近年は営業利益率が2~3%台と低水準で推移しており、高千穂交易など専門商社と比べ収益性で劣る。内需型のため外需変動の影響は受けにくいが、成長性では物足りなさが残る。

強み

  • エネルギー・情報機器・環境等、複数セクターに分散しており、特定分野のリスクを低減
  • 電力向け石炭・石油等の安定供給網を持ち、国内エネルギー需要に支えられた収益基盤
  • 売上高約3,000億円超と卸売業で中規模ながら、安定した取引先基盤を保有
  • 太陽光発電や廃棄物処理など環境関連事業に注力し、社会要請に応じた成長領域

課題

  • 営業利益率が3%前後と低く、高千穂交易など同業比で収益力向上が急務
  • 脱炭素化の流れで中長期的に石炭関連事業の縮小リスクがあり、事業転換が必要
  • 新規分野への投資を進めるも、目立った利益貢献に至っておらず、戦略の明確化が課題

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がミツウロコグループホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18097三愛オブリ1,530億円16.4倍
29882イエローハット1,529億円12.9倍
38037カメイ1,506億円11.7倍
48032日本紙パルプ商事1,452億円30.7倍
58074YUASA1,421億円11.3倍
68131ミツウロコグループホールディングス1,369億円14.6倍
73543コメダホールディングス1,351億円
88117中央自動車工業1,335億円12.7倍
97599IDOM1,332億円10.5倍
109824泉州電業1,303億円16.6倍
112874横浜冷凍1,302億円41.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

石炭販売から始まった1910年の創業

1910年、創業者の田島達策が経営する三鱗運送部の別部門として三鱗石炭部を設立し、石炭販売業に進出した。1919年に三鱗石炭株式会社に改組。1926年には三井物産との資本提携により資本金30万円で三鱗煉炭原料株式会社を設立。この時期は石炭が主要エネルギーであり、同社は三井物産の系列下で事業を拡大した。

戦後の系列解消と石油・LPガスへの転換

1948年、過度経済力集中排除法により三井物産との系列を解消。独立後、1953年に石油製品の取扱いを開始し、1959年にはLPガスに本格参入。石炭から石油・ガスへのエネルギー転換に合わせて事業の軸足を移した。1961年には東京煉炭など5社と合併して株式会社ミツウロコに商号変更し、規模を拡大。1962年に東京証券取引所市場第二部に上場した。

LPガス供給センターなど物流合理化の1970年代

1970年にレジャー産業への進出としてハマボールを設立。1974年にはLPガス配送の合理化のためLPガス供給センターシステムを開発し、千葉流通(現ミツウロコヴェッセル)など物流子会社を設立。1977年にはリース業のサンアンドキュー(現ミツウロコリース)を設立。この時期にエネルギー周辺の多角化を進め、1972年には東証一部に指定替えとなった。

情報機器販売と風力発電への進出

1983年にコンピュータ等の情報機器販売に進出。1985年には事務処理効率化のためアイコン(現ミツウロコクリエイティブソリューションズ)を設立。2000年には風力発電事業に参入するためエムアンドディーグリーンエネルギー(現ミツウロコグリーンエネルギー)を設立。2003年にはミネラルウォーター事業「富士の宝物」を開始し、新たな事業領域を開拓した。

持株会社体制への移行と全国展開の2011年

2011年10月、会社分割により持株会社制に移行し、商号をミツウロコグループホールディングスに変更。同時に勝水(現ミツウロコビバレッジ)を買収し、西日本エリアの飲料水生産拠点を獲得。また、米国バーガーチェーン「カールスジュニア」の日本独占権を取得し、カールスジュニアジャパンを設立。LPガスでは四国に進出。ロジトライ関東・東北も発足し、物流体制を整えた。

海外事業と再生可能エネルギーへの本格参入

2020年、シンガポールにTriforce Investmentsを設立し、General Storage Companyを買収して海外セルフストレージ事業に参入。同年、静岡ジェイエイフーズ(現静岡ミツウロコフーズ)を取得し清涼飲料水事業を拡大。2021年にはバイオマス発電所「岩国ウッドパワー」を取得。2022年には太陽光発電会社SunPro Energiesと業務提携。この時期、脱炭素・海外展開を加速した。

カールスジュニア撤退とDX推進の2020年代

2020年、カールスジュニアのバーガーレストラン事業を譲渡し、同社を清算。収益性の低い事業を整理する一方、グループの事務センターでDXを推進し、受発注業務の95%以上を自動化、単位コスト60%超削減を達成。2026年には小型SAR衛星開発のQPSホールディングスに30億円出資し、宇宙産業への投資も行った。

年表29件を開く

1910年代

  • 1910年創業創業者田島達策が経営する三鱗運送部の別部門として三鱗石炭部と称して石炭販売業に進出
  • 1919年三鱗石炭株式会社に改組改称

1920年代

  • 1926年5月創業三井物産株式会社と三鱗石炭株式会社との資本提携により資本金30万円をもって三鱗煉炭原料株式会社設立(払込資本金125千円)

1930年代

  • 1933年3月商号変更三鱗無煙炭株式会社に商号変更

1940年代

  • 1948年3月過度経済力集中排除法の適用をうけ三井物産株式会社及び姉妹会社との系列を解消

1950年代

  • 1953年3月石油製品の取扱開始
  • 1958年1月本社ビルを東京都千代田区外神田に完成、不動産賃貸業を併営
  • 1959年11月LPガスの本格的取扱いを開始、各地でLPガスプラントの設置に着手

1960年代

  • 1961年6月M&A東京煉炭株式会社、横浜煉炭株式会社、栃木三鱗株式会社、永沼燃料株式会社、湘南燃料株式会社の5社と合併して商号を株式会社ミツウロコに変更
  • 1962年8月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1967年5月本社を東京都千代田区外神田より東京都中央区日本橋室町に移転

1970年代

  • 1970年6月神奈川県横浜市でレジャー産業への進出をはかり、株式会社ハマボール(現:株式会社ハマエステート)を設立(現・連結子会社)
  • 1972年8月株式を東京証券取引所市場第一部へ指定替え
  • 1974年4月LPガス配送の合理化をはかるため、LPガス供給センターシステムを開発
  • 1974年12月物流の合理化等をはかるため、千葉県千葉市に千葉流通株式会社(現:株式会社ミツウロコヴェッセル)を設立(現・連結子会社)、各地域にも流通会社を設立
  • 1977年7月リース業等の会社として、東京都中央区に株式会社サンアンドキュー(現:株式会社ミツウロコリース)を設立(現・連結子会社)
  • 1978年9月本社を東京都中央区日本橋室町より東京都中央区日本橋本町に移転

1980年代

  • 1983年6月コンピュータ等の情報機器販売に進出
  • 1985年10月LPガス等の事務処理を効率化するため、埼玉県熊谷市に株式会社アイコン(現:株式会社ミツウロコクリエイティブソリューションズ)を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1998年10月ゼネラル石油株式会社とエッソ石油株式会社からのLPガスの営業の譲り受け等により、関西地域への進出をはかる

2000年代

  • 2000年3月風力発電事業への進出をはかるため、東京都中央区に合弁会社エムアンドディーグリーンエネルギー株式会社(現:ミツウロコグリーンエネルギー株式会社)を設立(現・連結子会社)
  • 2003年8月ミネラルウォーター事業に進出、「富士の宝物」バナジウム63天然水の販売を開始
  • 2006年2月本社を東京都中央区日本橋本町より東京都千代田区外神田に移転
  • 2009年3月神奈川県横浜市にアミューズメント施設「HAMABOWL EAS(ハマボールイアス)」グランドオープン

2010年代

  • 2010年3月山梨県山中湖村にミネラルウォーター製造の新工場「山中湖工場」を竣工、4月から稼動
  • 2010年4月M&A関東・東北地区の物流機能を統合したロジトライ関東株式会社(現:ジャパンエナジック株式会社)(現・持分法適用関連会社)、ロジトライ東北株式会社(現・連結子会社)が発足
  • 2011年1月グループ初のバイオマス発電所「株式会社岩国ウッドパワー」(現:株式会社ミツウロコ岩国発電所)(山口県岩国市)の株式を取得(現・連結子会社)
  • 2011年10月商号変更会社分割(吸収分割)により持株会社制による経営体制へ移行し、商号を株式会社ミツウロコグループホールディングスに変更 本社を東京都千代田区外神田より東京都中央区京橋に移転 岐阜県海津市に本社・飲料水製造工場を有する勝水株式会社(現:株式会社ミツウロコビバレッジ)が新設する会社の全株式を取得 これにより西日本エリアに生産・販売拠点を有し、全国への販売・物流体制が整い、生産拠点の分散化、新ブランドが追加される「カールスジュニア」レストランの日本国内における店舗の運営及び「カールスジュニア」レストランのフランチャイズ事業展開における国内独占権を獲得し、カールスジュニアジャパン株式会社を設立「神原ミツウロコ株式会社」(現:株式会社ミツウロコヴェッセル四国)設立により、徳島市を中心に新たな地域でLPガス販売事業を開始し、初の四国への進出をはかる 米国カリフォルニア発のプレミアムバーガーレストランチェーン「カールスジュニア」の東京一号店となる「秋葉原レストラン」を東京都千代田区にオープン 連結子会社である株式会社ミツウロコプロビジョンズが株式会社ファミリーマートとの包括提携契約を締結し、株式会社ココ

2020年代

  • 2020年10月海外事業の進捗管理、ビジネスネットワークの維持・構築および海外市場からの情報収集等を目的として、シンガポールにTriforce Investments Pte. Ltd.を設立(現・連結子会社)静岡ジェイエイフーズ株式会社(現:静岡ミツウロコフーズ株式会社)の全株式を取得し、清涼飲料水事業へ進出(現・連結子会社) Lock+Storeブランドによるセルフストレージ事業をアジアで展開するGeneral Storage Company Pte. Ltd.の全株式を取得し、海外事業に本格参入(現・連結子会社)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行 カールスジュニアジャパン株式会社のバーガーレストラン事業を事業譲渡 カールスジュニアジャパン株式会社を清算 株式会社イービーエムとの合弁会社「株式会社ミツウロコEBM」を設立(現・連結子会社) Triforce Investments Pte. Ltd.が、シンガポールに本社を置く太陽光発電会社SunPro Energies Pte. Ltd.と業務提携(現・持分法適用関連会社)株式会社グルック

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 非化石比率2030年まで44%
  • 連結自己資本比率50~55%程度
  • 中長期的投資枠500億円
  • 総還元性向50%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    エネルギー事業の深耕と新ビジネスモデル開発

    既存エネルギー事業の競争力を維持しつつ、ユーザーアカウントの拡大と生活インフラ商材の提供を軸に新たなサービスメニューを拡充。家計消費支出の10%を担うエネルギーサービス事業者を目指す。

  2. 02

    電力事業の拡大と非化石比率向上

    安定供給を前提に新規顧客開拓と規模拡大を図る。自社再生可能エネルギー電源と系統用蓄電池を活用し、様々な発電事業者と連携。2030年の非化石比率44%達成に向け環境低負荷メニューを販売する。

  3. 03

    フーズ・リビング・ウェルネス事業の拡充

    フーズ事業では安心安全な飲食を通じ健康増進を図る。不動産事業は安定的収益基盤を目指す。ウェルネス事業では、デジタル技術を活用した個別健康プランや生涯スポーツにより、横浜エリアを中心にウェルビーイングを推進する。

  4. 04

    海外事業でのサステナブルバリュー提供

    アジア太平洋地域を中心に、現地企業との協力関係を構築。エネルギー分野のパートナーシップに加え、脱炭素社会への貢献や新たなテクノロジー・ビジネスにも積極的に関与する。

  5. 05

    新リース会計基準対応と環境配慮型リース展開

    2027年適用の新リース会計基準へシステム対応を進めるとともに、電気自動車などの環境配慮型リース事業の拡大やリセール市場商材・専門分野に特化したリース事業を展開する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,759人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,038万円で、9期前と比べて+32.6%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は8.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,661
2018年3月1,801
2019年3月78239.35.01,550
2020年3月88441.16.21,549
2021年3月89341.55.81,534
2022年3月85140.76.61,771
2023年3月1,07742.76.01,744
2024年3月1,17243.17.01,753
2025年3月1,31143.87.81,776495
2026年3月1,03841.08.11,759705

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率47.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社50(国内 41 / 海外 9、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
合計253億円
賃貸用マンション — 東京都江東区 他112億円
リビング& ウェルネス事業
本社事業所 他 — 東京都中央区 他7,817百万円
エネルギー事業
本社事業所 — Singapore, Singapore3,880百万円
海外事業
庵原工場 他 — 静岡県静岡市清水区3,145百万円
ハマボールイアス — 神奈川県横浜市西区2,714百万円
リビング& ウェルネス事業
本社事業所 — 東京都中央区他2,471百万円
エネルギー事業等
36 Kaki Bukit Place — Singapore, Singapore2,208百万円
海外事業
本社事業所 — Kuala Lumpur, Malaysia1,942百万円
神栖風力発電所 他 — 茨城県神栖市 他1,785百万円
電力事業
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ミツウロコヴェッセル(注)2.6
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミツウロコヴェッセル東北
    宮城県 仙台市 青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミツウロコヴェッセル中部
    愛知県 名古屋市 中川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミツウロコヴェッセル関西
    大阪府 大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミツウロコヴェッセル四国
    徳島県 徳島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミツウロコヴェッセル北海道
    北海道 北広島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミツウロコヴェッセル山梨
    山梨県 西八代郡 市川三郷町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ミツウロコアーバンガス㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    ㈱丹野商店
    山形県 山形市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ミツウロコドライヴ㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ロジトライホールディングス
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ロジトライ東北㈱
    宮城県 仙台市 宮城野区 · 連結子会社
    議決権90.0%
残りのグループ会社38社を開く
  • ロジトライ中部㈱愛知県 名古屋市 中川区100%
  • ロジトライ関西㈱奈良県 生駒市100%
  • ㈱サンユウ東京都 北区100%
  • ㈱ミツウロコテック東京都 北区100%
  • ミツウロコグリーンエネルギー㈱(注)2.6東京都 中央区100%
  • ㈱的山大島風力発電所長崎県 平戸市75%
  • ㈱ミツウロコ岩国発電所山口県 岩国市100%
  • ㈱ミツウロコフーズ東京都 中央区100%
  • ㈱ミツウロコプロビジョンズ東京都 中央区100%
  • ㈱ミツウロコビバレッジ岐阜県 海津市 南濃町100%
  • 静岡ミツウロコフーズ㈱静岡県 静岡市 清水区100%
  • ㈱ミツウロコパートナーズ東京都 中央区100%
  • ㈱ミツウロコ東京都 中央区100%
  • ㈱ハマエステート神奈川県 横浜市西区100%
  • ㈱ミツウロコスポーツ神奈川県 横浜市西区100%
  • ㈱ミツウロコEBM東京都 中央区70%
  • Triforce Investments Pte. Ltd. (注)2Singapore, Singapore100%
  • General Storage Company Pte. Ltd. (注)2Singapore, Singapore100%
  • Lock+Store (Chai Chee) Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
  • Lock+Store (Ayer Rajah) Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
  • Lock+Store (Tanjong Pagar) Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
  • L+S Self Storage Pte. Ltd.Singapore, Singapore100%
  • Lock And Store (Glenmarie) Sdn. Bhd.Kuala Lumpur, Malaysia100%
  • The Store House LimitedHong Kong, China100%
  • ㈱ミツウロコクリエイティブソリューションズ埼玉県 さいたま市 大宮区100%
  • ㈱ミツウロコリース東京都 中央区100%
  • ㈱三鱗東京都 中央区100%
  • ㈱トライフォース東京都 中央区100%
  • ㈱ミツウロコアグリ埼玉県 さいたま市 大宮区100%
  • ㈱グルック福岡県 福岡市 西区100%
  • 入間ガス㈱埼玉県 入間市 扇台26%
  • 新潟サンリン㈱新潟県 新潟市 中央区35%
  • 大城エネルギー㈱石川県 能美市30%
  • ジャパンエナジック㈱(注)5東京都 千代田区19%
  • ㈱富津ソーラー千葉県 富津市49%
  • ㈱水郷潮来ソーラー茨城県 潮来市32%
  • ㈱INPEXミツウロコ電力東京都 港区49%
  • SunPro Energies Pte. Ltd.Singapore, Singapore30%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,395億円営業利益124億円前期と比べると減収増益で、売上が-0.1%、利益が+40.9%。

売上高
-0.1%
3,395億円
営業利益
+40.9%
124億円
純利益
-12.4%
92億円
営業利益率
3.7%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,850億円3,395億円
営業利益85億円124億円
純利益60億円92億円
1株あたり配当¥66¥66

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は823億円、営業利益は32億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.8%、営業利益は−27.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q89133
2024年1Q670446.635
2024年2Q743263.519
2024年3Q806182.213
2024年4Q87224
2025年2Q1,549151.018
2025年4Q1,848734.087
2026年2Q1,620553.447
2026年4Q1,775693.945
2027年1Q823323.927

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,115億円から3,395億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,1154726
2014年3月2,3225328
2015年3月2,2134427
2016年3月1,9104626
2017年3月2,0574727
2018年3月2,1134929
2019年3月2,2944532
海外事業の進捗管理、ビジネスネットワークの維持・構築および海外市場からの情報収集等を目的として、シンガポールにTriforce Investments Pte. Ltd.を設立(現・連結子会社)静岡ジェイエイフーズ株式会社(現:静岡ミツウロコフーズ株式会社)の全株式を取得し、清涼飲料水事業へ進出(現・連結子会社) Lock+Storeブランドによるセルフストレージ事業をアジアで展開するGeneral Storage Company Pte. Ltd.の全株式を取得し、海外事業に本格参入(現・連結子会社)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行 カールスジュニアジャパン株式会社のバーガーレストラン事業を事業譲渡 カールスジュニアジャパン株式会社を清算 株式会社イービーエムとの合弁会社「株式会社ミツウロコEBM」を設立(現・連結子会社) Triforce Investments Pte. Ltd.が、シンガポールに本社を置く太陽光発電会社SunPro Energies Pte. Ltd.と業務提携(現・持分法適用関連会社)株式会社グルック
2020年3月2,4018335
2021年3月2,2656034
2022年3月2,5002919
2023年3月3,23714178
2024年3月3,09113391
2025年3月3,397881002.6105
2026年3月3,3951241373.792

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,395億円のうち、営業利益として残るのは124億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は92億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.1%2,923億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%348億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%124億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.4pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
9.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが104億円、投資CFが−89億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は437億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月38−27−2911180
2014年3月49−19−1730192
2015年3月621123174369
2016年3月82−50−2932372
2017年3月53−21−5432350
2018年3月126−38−6888371
2019年3月17−5−4112339
2020年3月100−111−44−11283
2021年3月53−35−4918253
2022年3月50−84−8−34213
2023年3月125−795546315
2024年3月105−94−1911308
2025年3月1806−88186405
2026年3月104−891615437

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,060億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,054億円で、自己資本比率は51.1%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,20265155154.1
2014年3月1,28367161252.2
2015年3月1,28770857954.9
2016年3月1,28572456156.1
2017年3月1,31574557056.4
2018年3月1,37878059856.3
2019年3月1,32179452759.8
2020年3月1,25678347362.1
2021年3月1,45293351964.0
2022年3月1,55287767556.2
2023年3月1,74092981153.4
2024年3月1,80999981055.2
2025年3月1,85798787053.1
2026年3月2,0601,0541,00651.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
444億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
901億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
57億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,006億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中110位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中217位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.1%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,400で、1年前と比べて+15.4%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥2,400-1.0%1ヶ月+16.3%1年+15.4%時価総額1,369億円
過去52週の値幅
安値¥1,695高値¥2,501

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.6倍
PER (会社予想)22.3倍
PBR1.24倍
配当利回り2.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

本日-0.14%と小幅続落も、月間+9.4%と堅調。25日線(2066円)・75日線(1965円)を上回る。7月8日に2235円の高値から一旦調整したが、再び上昇基調。52週高値2540円からは-15.7%の水準。出来高は7月8日に138,900株の急増後、減少しているが底堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER13.0倍は業界平均17.3倍を下回り割安感があるが、配当利回り3.08%は平均2.99%を上回るものの、配当性向165.7%と利益を超えた配当で持続性に懸念。PBR1.11倍は平均1.21倍を下回るが、ROE9%と平均並みで割安妙味は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.6倍17.9倍
PER (予想)22.3倍
PBR1.24倍1.24倍
ROE9.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

エネルギー卸売の大手として安定収益が期待される一方、営業利益率が低く成長性に欠ける。強気派は全国ネットワークと安定配当を評価。弱気派は石油需要減少による構造的な事業リスクと低収益体質を問題視。

プラスに働く材料7
  • 全国規模の販売網

    全国に拠点を持ち、幅広い顧客基盤を有する。

  • 安定配当の持続性

    配当利回り3.08%と安定。長期保有に適す。

  • 再生エネへのシフト期待

    電力販売など新エネルギー事業に参入余地あり。

  • 営業利益の大幅増加通年影響

    営業利益88→124億、前年比41%増、石油製品販売のマージン改善

  • EPS成長とバリュエーション決算後影響

    PER13倍、利益成長でさらに割安感

  • 安定配当と株主還元継続影響

    配当利回り3.08%、自己資本充実し減配リスク低

  • エネルギー関連事業の安定需要継続影響

    卸売業、天候影響あるが基盤需要堅調

マイナスに働く材料7
  • 低収益ビジネスモデル

    営業利益率2.59%と低く、成長性に乏しい。

  • エネルギー需要減少リスク

    脱炭素で石油・ガス需要の長期的減少が避けられない。

  • 競争激化

    エネルギー小売全面自由化で競合他社が参入、シェア低下の懸念。

  • 最終利益の減少通年影響

    純利益105→92億に減少、特別損失または税負担増

  • 原油価格変動リスク継続影響

    原油高で仕入増、販売価格転嫁遅れで利益圧迫、営業利益124億への影響大

  • 低収益率事業構造継続影響

    営業利益率2.6%→3.7%に改善も依然低位、競争激化で悪化懸念

  • 資金コスト上昇金融政策次第影響

    金利上昇で借入コスト増、利益を圧迫

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益体質改善の進捗を測る最重要指標。
エネルギー販売数量
需要動向を示し、業績の先行指標。
再生可能エネルギー売上比率
構造転換の進捗を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり66で、前期から+17.9%いまの株価に対する利回りは2.75%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥66
1株あたり
配当利回り
2.75%
いまの株価に対して
配当性向
165.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1861.9
2018年3月180.056.3
2019年3月2011.1115.5
2020年3月2315.0102.2
2021年3月230.0267.5
2022年3月258.752.0
2023年3月3748.081.2
2024年3月4110.873.9
2025年3月5636.652.7
2026年3月6617.9165.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥66

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,693人。区分でいちばん多いのは事業法人38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が72.8%を占め、残る27.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人43.542.742.341.140.338.0
金融機関34.435.035.135.437.234.8
個人・その他16.215.415.416.515.420.3
外国法人5.56.06.36.66.76.4
自己株式1.20.00.01.40.03.2
証券会社0.40.80.80.50.50.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01明治安田生命保険相互会社8.74
02田島株式会社7.58
03日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)5.54
04損害保険ジャパン株式会社5.37
05みずほ信託銀行株式会社4.98
06リンナイ株式会社4.72
07ENEOSホールディングス株式会社4.06
08橋本産業株式会社3.38
09株式会社パロマ2.95
10全国ミツウロコ会持株会2.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-23
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    4.63%
  • 2026-07-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    4.63%
  • 2026-04-22
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    4.63%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+310%、1株純資産は14期で+91%。直近期のROEは9.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月401,0104.112.360.7
2014年3月451,0794.313.552.4
2015年3月421,1033.913.241.7
2016年3月411,1263.713.569.9
2017年3月421,1873.716.361.9
2018年3月471,2523.817.256.3
2019年3月521,2764.116.2115.5
2020年3月571,2584.519.8102.2
2021年3月551,5173.924.9267.5
2022年3月311,4552.133.152.0
2023年3月1301,5628.69.981.2
2024年3月1541,7019.59.373.9
2025年3月1821,74710.69.852.7
2026年3月1651,9269.014.5165.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額462百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田島晃平代表取締役 社長 CEO5470,000
児島和洋取締役 コーポレートセクレタリー645,000
松本尚志取締役61
坂西学取締役59
大森基靖取締役552,000
ゴ・ウィミン取締役44
吉澤賢二取締役543,000
松井香取締役62
河野義之取締役54
菅原英雄取締役(監査等委員)65
田嶋圭取締役(監査等委員)53
塩原規男取締役(監査等委員)67
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
三澤充51
髙尾幸生取締役 Co-CFO トレジャラー42

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)103105036136
監査等委員3383813
社外取締役3383813
取締役(社内)2252513

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,914字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社42社及び関連会社15社で構成され、主な事業内容とグループ各社の当該事業における位置付けは次のとおりです。なお、以下の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」における事業区分と同一です。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)エネルギー事業 卸 売 部 門 :㈱ミツウロコヴェッセル他6社の連結子会社が、主としてLPガス、石油等の各種燃料及び住宅関連機器類の卸売等を行っております。 小 売 部 門 :㈱ミツウロコヴェッセル他8社の連結子会社がLPガスや都市ガス、石油関連製品、太陽光発電システムや蓄電池等の環境エネルギー商品を一般需要家に販売しております。また、ガス器具を中心に様々な住宅設備機器について販売、施工、リフォームサービス等を提供しております。 スタンド部門 :ミツウロコドライヴ㈱が主として㈱ミツウロコヴェッセルから仕入れた石油製品を販売する他、サービスステーションにおいてガソリン・軽油等の販売や自動車整備サービスの提供、キャンピングカーのレンタル、中古車買取等を行っております。 運 送 部 門 :㈱ロジトライホールディングス他3社の連結子会社及びジャパンエナジック㈱がLPガス等の物流サービス、及びLPガス充填所・オートガススタンドの運営を行っております。 その他の部門 :㈱ミツウロコクリエイティブソリューションズ及び㈱ミツウロコテックがエネルギー関連の支援業務を行っております。 (2)電力事業 :ミツウロコグリーンエネルギー㈱が風力発電による電力会社への電力卸売と一般需要家への電力小売を、㈱的山大島風力発電所が風力発電による電力会社への電力卸売を、㈱ミツウロコ岩国発電所がミツウロコグリーンエネルギー㈱の電力小売電源としてバイオマス発電を、㈱ミツウロコヴェッセルが一般需要家への電力取次を行っております。また、㈱富津ソーラー及び㈱水郷潮来ソーラーが太陽光発電によるミツウロコグリーンエネルギー㈱の電力小売電源、電力会社への電力卸売を行っております。 (3)フーズ事業 :㈱ミツウロコビバレッジ及び静岡ミツウロコフーズ㈱が飲料水及び清涼飲料水の製造及び販売業を、㈱ミツウロコヴェッセルが飲料水の一般需要家への販売等を行っております。また、事業テーマを「Natural Handmade DELICATERIA」と設定して、㈱ミツウロコプロビジョンズが施設内売店及びカフェテリアの運営、及びデリカテリア(MG直営店)及びボランタリーチェーンストアの店舗運営、スクラッチベーカリーの店舗運営を行っております。㈱ミツウロコパートナーズがカフェの店舗運営を行っております。 (4)リビング& :㈱ミツウロコ及び㈱ハマエステートがオフィスビル、マンション等の賃貸を一般需要家向けに行 ウェルネス事業 っております。また、㈱ミツウロコが横浜のアミューズメント施設「ハマボールビルディング(旧HAMABOWL EAS)」において温浴施設「横浜天然温泉SPA EAS(スパ イアス)」等の健康・スポーツをテーマとした施設経営を行っております。㈱ミツウロコスポーツは、スポーツスタジオ「EIGHT ANGLE(エイトアングル)」の運営を行っております。㈱ミツウロコEBMは、Personal Beauty Retreat事業を中心に人々のウェルビーイング(Well-being)向上に寄与するサービスを提供すべく営業開始に向けて準備を進めております。 (5)海外事業 :Triforce Investments Pte. Ltd.が日本国外の事業への投資及び支援事業、General Storage Company Pte. Ltd.他6社の連結子会社がアジア地域におけるレンタル収納事業を行っております。SunPro Energies Pte. Ltd.はソーラー発電事業を展開しております。 (6)その他事業 :㈱ミツウロコリースがリース業、㈱三鱗が保険代理業、㈱ミツウロコクリエイティブソリューションズが情報機器の販売、㈱トライフォースが印刷事業及びEC事業、㈱ミツウロコがコンテンツ事業、㈱ミツウロコアグリは農業事業、㈱グルックはアクセサリー事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,486字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループでは、経営理念を「わたしたちは、豊かなくらしのにないてとして、常に正道に立ち、お客さま起点で社業を運営します。」と掲げ、エネルギーを中心とした生活者周辺サービスの充実を図っています。 常に生活者目線で新しいサービスを拡充していくのはもちろんのこと、自然エネルギーの活用や省エネ住宅機器の設置推進等により、これからも地球環境保全へ貢献してまいります。 また、特にエネルギー製品では「安全・安心」を最優先して提供できるよう保安への取り組みを継続的に強化し、事業活動ではコンプライアンスに重点を置き、企業の社会的責任を果たしてまいります。 (2)経営戦略等 当社グループの中心事業であるエネルギー事業、中でも高い収益力を維持するLPガスは災害時に強い分散型エネルギーとして注目されておりますが、その市場傾向は成熟期であり、人口減少が見込まれるこれからの時代にあって飛躍的に市場規模が拡大することは見込めず、灯油やガソリン等の石油製品は需要が減少傾向にあります。 こうした状況下で競争力を維持し、安定した収益を確保するため、徹底した合理化による事業コストの削減はもとより、次世代の中核となり得る事業の市場開拓と収益力拡大による成長戦略が重要となります。 当社グループは経営理念に掲げる「豊かなくらしのにないて」となるべく、コア事業であるエネルギー周辺事業の競争力を維持しながら、主として以下の事項に注力してまいります。 (エネルギー事業) エネルギー事業では、事業環境の変化に迅速に対応し、「既存エネルギー事業の深耕と中長期ビジネスモデルの開発」を目標に、ユーザーアカウント拡大と生活インフラ商材の提供を軸とした新たなサービスメニューの拡充を図り、家計消費支出の10%を担えるエネルギーサービス事業者を目指します。カーボンニュートラルについては成長のチャンスと捉え、当社グループのシナジーを発揮し実現に向けた取り組みを一層強化してまいります。また、エネルギー事業では、2030年に向けて「くらしを支える。みらいを育てる。」というビジョンを掲げ、社員全員が一丸となって理想の未来に向けて日々取り組んでいます。当社グループの長い歴史の中で先人たちから受け継がれてきた企業DNAを大切にしながら常に時代と向き合い、環境変化に適応してお客様のニーズを的確に捉え、新たな価値創出への挑戦を続けます。今後も、安全・保安第一、カスタマーフォーカスという姿勢は変えることなく、未来の明るいくらしに向けて礎を築いてまいります。 (電力事業) 当社グループの長い歴史の中で築いてきたお客様への安定供給を前提に、電力の新たな顧客開拓を行い、更なる規模の拡大を図ってまいります。供給面では自社の再生可能エネルギー電源や、新たに導入した系統用蓄電池を最大限活用するとともに、様々な発電事業者と連携することにより新たな電源を開拓し増加する電力需要に対応いたします。 また、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの電源受電をより増加させられるよう取り組みます。電力事業における2030年の非化石比率44%の目標を達成するために、お客様に積極的に「環境低負荷メニュー」の販売を促進し、CO2排出量の軽減を図る所存です。 電力事業を通じて将来のエネルギー需要の増加とカーボンニュートラルを両立させ、ゆたかで明るい未来の創造に貢献してまいります。 (フーズ事業) 我々の事業を取り巻く環境は日々目まぐるしく変化しています。フーズ事業では、事業環境の変化を捉えた上で、当社グループの原点「豊かなくらしのにないて」であり続けるべく、安心安全な「飲食」を通じて人々の健康増進と日常生活への彩りを創出し、多様化するお客様のニーズや社会課題と常に向き合いソリューションを追求していきます。また、長い歴史の中で築いてきた当社グループのネットワークを活かし、お客様を増やすことで更なる規模の拡大を図ると同時に、今後も地方産業との共生や地域社会への貢献に努め、サステナブルな社会実現を目指してまいります。 (リビング&ウェルネス事業) 不動産事業では、エネルギーや電力等のグループの主要事業とは異なるマーケット動向が見られるため、事業の維持拡大を通じてグループ全体を支える安定的な収益基盤となることを目指してまいります。同時に、「豊かなくらしのにないて」として安心・安全・快適な空間を提供し、新しいくらしのあり方を創造していくことに挑戦します。 ウェルネス事業では、「美と健康の増進」「スポーツの推進」に加え、「新時代のウェルネスコンテンツの開発」と「ヒューマンエナジーの創出」を目標に、横浜エリアを中心としたウェルビーイング推進事業者を目指します。デジタル技術を活用した個別の健康プランの提供など、よりパーソナライズされたサービスを展開し、新たな顧客体験を提案いたします。また、ボウリング・ゴルフなどの生涯スポーツを通じて身体活動を促進し、スポーツ習慣を形成することで、利用者の健康増進に寄与します。さらに家族や地域コミュニティの交流の場として、多世代交流を促進し、社会的なつながりを強化します。また、Personal Beauty Retreatment事業として温浴効果を利用し心身を整え、自分だけの静かな時間を過ごせる癒しのサードプレイスを展開してまいります。厳選したスキンケアとの相乗効果により、人々のこころとからだの美と健康を増進し、ヒューマンエナジーの創出に寄与してまいります。 (海外事業) 海外事業では、アジア太平洋地域を中心に、事業展開している地域社会へのサステナブルバリューの提供を目指し、現地企業と協力関係の構築に努めてまいります。当社グループが堅実な実績を誇るエネルギー分野でのパートナーシップを追求するだけでなく、脱炭素社会への貢献とともに、エネルギーや社会インフラの発展、そして経済の構造的進化に貢献する新たなテクノロジーやビジネスにも積極的に関与してまいります。 (その他事業) リース事業においては、2027年に適用される新リース会計基準へのシステム対応を進めるとともに、電気自動車をはじめとする環境配慮型のリース事業の業容拡大のほか、リセール市場商材や専門分野に特化したリース事業の展開を進めてまいります。 業務サポート事業では、専門知識やノウハウ、テクノロジーを利用して間接業務のあり方を変え、日本一の生産性向上支援プロバイダーとなり、消費者の「ゆたかなくらし」を守り新たな価値の提供に挑戦する当社グループを支えます。SmartOWL®(スマートオウル)サービスについては、配送効率化ソリューションを利用した配送回数削減による「LPガス配送業務の効率化」に、AI配送ルートマッピングによる「配送順序組立の業務時間の削減」を組み合わせることで、「CO2削減」と「高齢化に伴う配送人員の労働力不足の解消」というESG推進につながる当社グループ独自のサービスとして、他社への新しい価値の提供を図ってまいります。 EC事業では、都市と地方をつなぐデジタルプラットフォームを通じ、食・住・衣・楽の分野で多様な商品やサービスを提供します。お客様と作り手が出会い、新たな価値を共創する場として、アベニューからタウン、そしてシティへと進化を目指します。 コンテンツ事業では、開発済みコンテンツを活用しながら、ドラマ・映画・舞台など新規コンテンツ開発を積極的に行い、「豊かなくらしのにないて」として、“新しい価値”を提供できるようこれからも挑戦します。 スマート農業事業については、既に栽培が始まっているスペシャリテイーコーヒーに加え今後はバニラの栽培にも挑戦してまいります。気候変動に左右されないハウス内のスマート管理により最適化を目指すとともに、休耕地の活用による営農型農業、ドローンを活用した農業関連のサポートも実施してまいります。 <今後の投資及び資本施策の方針> 当社は、強固な財務基盤と健全な財務規律を保つとともに、積極的な投資を行うことにより、株主還元強化を図ることを経営の重要課題の一つと位置付けております。 エネルギー価格や卸電力市場価格の変動、天候不順、国際情勢等の外部環境の変化や、需要変動に左右されない強固な財務基盤と健全な財務規律を保つため、連結自己資本比率を50~55%程度に維持する方針としております。 投資につきましては、2023年度より500億円の中長期的な投資枠を設定しており、初年度の2023年度は86億円、2024年度は60億円、当連結会計年度である2025年度は111億円の投資を行いました。 株主還元につきましては、2025年3月期より配当方針の変更を行い、総還元性向50%以上を維持した上で、累進配当を継続して実施していくことを基本方針といたしました。 今後も成長が見込まれる事業分野への投資や戦略投資、既存事業の維持強化への投資を行うことにより、持続的な成長と企業価値の向上、株主還元強化に努めてまいります。 <サステナビリティ経営の推進> 当社グループは「持続可能な社会づくりへの貢献」を重要な経営戦略のひとつに据えています。ESGの観点から長期的な視野でミツウロコグループの事業を鑑み、あらゆる社会課題の中から経営が優先的に取り組むべき課題を検討し、6つのマテリアリティを特定しています。各マテリアリティには定量目標と目標年度を設定し、これらの達成を目指すことで、多様なステークホルダーの皆様と新たな価値創造を継続し、持続可能な社会づくりに貢献していきます。 ① 環境への貢献 ② 地域社会への貢献 ③ コンプライアンスの徹底 ④ 安全及び災害対策の強化 ⑤ 健康経営 ⑥ ダイバーシティの推進 (3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、電力・ガス自由化以降、脱炭素化、分散化、デジタル化という流れの中、電力・ガス・熱供給分野の一体的な改革が進み、エネルギー市場の垣根を越えた総合エネルギー市場が創出されております。さらに、AI・IoT等の革新的な技術の導入や異なるサービスの融合といったイノベーションの創発を通じ、エネルギー選択自由度の拡大や料金の最大限の抑制等、消費者の利便性が向上しております。 また、世界規模でのCO2削減取り組みや激甚化する自然災害に備えたインフラ強靭化、中東情勢の変化などによる資源価格の高騰、国際的な需給構造の変化、少子高齢化や人口減少による需要変化、生活様式の変化等の国内外の多様な環境変化への対応が求められております。エネルギー事業者は、環境適合、安定供給、経済効率の観点から、サステナブルな社会に向けた低炭素化・脱炭素化、安全・安心な社会に向けたレジリエンス強化、安定供給継続・事業継続に向けた経営基盤の強化等の更なる高度化を進める必要があります。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 ① 環境への貢献 ミツウロコグループは、この地球から事業活動に必要な資源等、様々な恩恵を受けており、地球環境をより良い状態に保全していくことが自らの責務であることを自覚しています。ミツウロコグループの存在意義は、日々の企業活動を通じ、社会そのものを良くしていくことであり、社会課題を解決するための積極的な取り組みを最重要視しています。世界共通の課題である気候変動対策として、ミツウロコグループの事業活動及びお客様の製品・サービス利用時のCO2排出量の削減とエネルギー効率向上へ貢献し、2050年度のカーボンニュートラルを目指します。事業活動におけるCO2排出量を削減するため、SmartOWL®の自動検針による配送業務効率化や、錯綜配送の解消、エコドライブ活動の推進、営業車のEV車への変更、再生可能エネルギーや低環境負荷電源の取扱量の拡大を行います。また、お客様のCO2排出量の削減に貢献するため、LPガス配送効率化サービスの拡大、高効率住宅機器への切替え、ミツウロコグリーンプランの推進、ミネラルウォーターのペットボトル本体のラベルレス化や飲食店舗における脱プラスチック化等を図っていきます。 ② 地域社会への貢献 ミツウロコグループは、事業を営む上で、これまで多くのステークホルダーに支えられてきました。その中でも地域社会の皆様の存在は欠かすことができないものです。ミツウロコグループはこれまで、ビジネスを通じた関係だけでなく、地域の清掃活動や行事への参加、チャリティ活動、スポーツなどの様々な関わりを通じ、伝統的に地域との信頼関係を築いてきました。ミツウロコグループは、この地域社会における企業市民として、たとえ小さなことでも自分たちができること、するべきことに全力で取り組み、地域社会と共存・共栄をしていきたいと考えています。 ③ コンプライアンスの徹底 ミツウロコグループは、常に正道に立ちお客様起点で社業を運営することを経営理念に掲げ、経営・事業活動における法令遵守の必要性を唱えてきました。これまでも有効かつ適正な内部統制を徹底しつつ、各種コンプライアンス研修の実施、不正事例に関するオリジナルの研修映像作成、コンプライアンスハンドブックの作成・配布やコンプライアンスカードの常備携帯などを通じ、継続的に法令遵守体制の維持を図っています。これからも、常に企業の社会的責任の観点に立ち、高い倫理性に基づいた誠実な経営活動・事業活動を行っていきます。 ④ 安全及び災害対策の強化 安全は、ミツウロコグループの推進する事業全ての特性から、欠かすことのできないものです。特に主力であるエネルギー関連製品は、ライフラインとして私たちの生活に直結しており、エネルギーの安定供給、安全・安心・迅速な物流サービスを通じて社会に貢献することがミツウロコグループの使命です。今後も、東日本大震災の経験・教訓や、近年多発している台風・水害・猛暑等による大規模自然災害の影響を踏まえ、防災の必要性・重要性を認識し、防災対策や支援体制、BCP等の災害対策の強化に努めていきます。 ⑤ 健康経営 ミツウロコグループでは、人財こそ最大の資産であるという考えに従い、将来の成長力の源泉である従業員の健康管理を重要な経営課題として捉えています。「ミツウロコグループヘルスケア宣言」のもと、一人ひとりが多様なライフステージに向かっていることを尊重し、様々な取り組みや情報発信を通じて、従業員の自律的・積極的な健康増進をサポートしてきました。今後も、更なる疾病予防のための心身の健康づくり、新型コロナウイルス感染症パンデミック後の新しい生活様式に沿った働き方等、健康経営のリーディングカンパニーとして一層充実した健康への取り組みやサポートを推進していきます。 ⑥ ダイバーシティの推進 ミツウロコグループは、時代が求めるものを生業とする「環境適応業」として成長し、時代とともに変化することを理念としてきました。今後は環境に後追いで適応するのではなく、私たち自身で新しい環境やより良い環境を提案し創ることが持続的な成長の実現に必要だと考えています。そのためには、ミツウロコグループにおいても、新卒・中途採用、雇用形態、国籍、性別、年齢等に捉われない組織と、その多様性を受け入れ強みとして活かす企業文化の醸成が不可欠です。ミツウロコグループ自体が「好循環を創造する企業」となり、「私たちが変化し続ける」ことで、新しい時代を創っていく存在になりたいと考えています。
事業等のリスク1,878字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの株価、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資判断上重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。当社グループはこれらリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)需要動向について 当社グループの主力商品である石油製品(灯油)及びLPガスは、一般的に気温が低いと需要が伸びることから、天候により売上高が変動し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)商品の調達について 当社グループの主力商品である石油製品、LPガス及び電力は、原油価格及びLPガスのCP等の変動や、為替レートの動向、天候不順や国際情勢等による電力需給の逼迫を通じた卸電力市場価格の動向により売上原価が変動し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクを軽減する目的で、必要に応じて先物取引等によるヘッジ取引や仕入調達先の分散等の試みを行っておりますが、完全にリスクが回避できるわけではありません。 (3)営業戦略について 当社グループは、家庭用エネルギーである石油製品、LPガス及びその周辺機器を販売するエネルギー事業及び、風力発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギーの発電及び一般家庭への電力小売販売を行う電力事業をコア事業としております。エネルギー選択の自由度拡大や料金の最大限の抑制等により、同業者間の顧客獲得競争が激化しており、それらによる顧客の減少並びに販売価格の低下が当社グループの収益面に影響を及ぼす可能性があります。 (4)災害等について 当社グループの各事業所には、石油製品及びLPガスの貯蔵設備、発電所等があります。法令上の定期検査、自主保安体制による設備点検、定期的な改修等を行っておりますが、大規模な地震やその他災害等により漏洩事故や資産の毀損を生じさせる可能性があります。 (5)投資等について 当社グループは、経営基盤の強化をはかるため、国内外において子会社又は関連会社の設立、外部との資本提携等を行っております。投資等については、投資リスク等を十分勘案したうえで決定し、投資価値の回収可能性を定期的にチェックしておりますが、経営環境の変化や予測し難い事態等が生じ投資先の財政状態及び経営成績が悪化し、投資の回収可能性が低下する場合及び株価が一定水準を下回る場合には、投資の一部又は全部が損失となるリスクがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)固定資産について 当社グループは、事業用固定資産を数多く所有しておりますが、いずれも事業遂行には必要不可欠なものであり、過去及び現在においても十分なキャッシュ・フローを生成していると認識しております。投資価値の回収可能性を定期的にチェックしておりますが、今後の地価の動向や当社グループの収益状況の変化によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)法的規制について 当社グループが事業を営む上で遵守すべき法律・規制は多岐に亘ります。エネルギー事業及び電力事業では高圧ガス保安法、消防法、電気事業法等、またフーズ事業においては食品関連法による様々な規制や外部公的機関による品質検査等があります。 さらに今後は、世界規模でのCO2削減取り組み強化・脱炭素化の要請の中で、温室効果ガス排出規制や炭素税の導入等、様々な法的制約を受ける可能性があります。 当社グループに適用のある法規制に違反した場合には、罰則や損害賠償、当社グループの信用の低下等により事業活動の継続に支障をきたす可能性があります。また将来において、規制等の大幅な改正や厳格化、現在予見しえない規制等が設けられた場合には、多額の設備投資が必要になる可能性があります。 (8)海外事業について 当社グループはアジア地域において海外事業を展開しており、為替リスクに加えて、各国における政治・経済・社会情勢等に起因して生じる予期せぬ事態、各種法令・規制の変更等、海外事業一般に内在するリスクを負っており、これらが事業の継続に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)13,645字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に回復基調を維持したものの、海外経済の減速や国際的な政策動向の不確実性を受けて、景気の伸びは緩やかなものにとどまりました。物価上昇は次第に鈍化した一方で、消費者マインドの改善は限定的となりました。また、海外における関税措置等の影響は一部で緩和の動きがみられたものの、需要の下押しに対する懸念はなお残存しており、加えて中東情勢等の不安定な地政学リスクが長期化しており、景気の先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く経営環境は変化が続いております。国内のエネルギー市場においては、エネルギー価格の動向や供給面の不確実性が意識される状況が続き、エネルギーコストに対する関心の高まりから、企業および家庭において引き続き効率的なエネルギー利用が求められました。エネルギー価格は全体として不安定な推移となり、原油価格についても、地政学的要因や需給環境の影響を受け、変動の大きい状況が続きました。脱炭素化に向けては、国内においてエネルギー政策の検討が進められ、再生可能エネルギーをはじめとする非化石電源の活用が引き続き重要な課題として位置づけられました。一方、海外においては、脱炭素化への取り組みが進展する地域がある一方で、政策の方向性を巡る不確実性もみられ、全体として地政学的リスクや政策動向がエネルギー事業を取り巻く環境に影響を与える状況が継続しました。 このような状況下、エネルギー事業者は環境適合、安定供給、経済効率の観点から、サステナブルな社会に向けた低炭素化・脱炭素化、安全・安心な社会に向けたレジリエンス強化、安定供給継続・事業継続に向けた経営基盤の強化等を高度かつ迅速に進めることが必要と考えております。 当連結会計年度における当社グループの主なトピックスとしましては、電力事業のミツウロコグリーンエネルギー株式会社において、2025年5月より系統用蓄電池の運用受託サービスを開始し、2025年11月より系統用蓄電池を活用した電力系統の混雑解消に向けた実証試験を中部電力パワーグリッド株式会社とともに開始いたしました。2026年1月、株式会社INPEX JAPANと電力分野での協業に関する基本合意書を締結し、合弁会社である株式会社INPEXミツウロコ電力を設立し、同社を持分法適用会社としました。2026年3月には、小田急電鉄株式会社と業務提携し、新たな都市ガス料金プラン「小田急エナジー ガスプラン」の提供を開始いたしました。フーズ事業の静岡ミツウロコフーズ株式会社では、庵原工場においてミネラルウォーターの製造ラインを新設し、2025年7月より本格稼働いたしました。海外事業のTriforce Investments Pte. Ltd.は、2025年4月にシンガポールに本社を置く太陽光発電開発会社SunPro Energies Pte. Ltd.と業務提携し、同社を当社グループの持分法適用会社としました。また、General Storage Company Pte. Ltd.は、シンガポールにおいてLock+Storeブランドの新施設として、2025年11月に「Lock+Store Sembawang」、2026年2月には「Lock+Store Bishan」を開業いたしました。更に、香港を拠点にレンタル収納事業を運営するThe Store House Limitedは、エリアでの高まるニーズを取り込むべく、香港Sha TinとSan Po Kongの2カ所にて新施設を開業しました。その他事業の株式会社トライフォースは、アクセサリーブランド「GLUCK」を展開する株式会社グルックの発行済株式の全てを取得し、2026年1月に同社を連結子会社としました。また、当社グループは、小型SAR衛星開発技術を持つ株式会社QPSホールディングスが実施する第三者割当増資を純投資として引き受けることを決議し、2026年3月23日に約30億円出資いたしました。「成長投資枠」として位置付けられている宇宙産業の中でも、特に地球観測衛星データの利活用ビジネスは、①環境への貢献、②地域社会への貢献、③安全および災害対策の強化の点において有望視されています。 グループ全体の業務効率化としては、グループの事務センターでDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、受発注業務では入力業務の95%以上が自動化され、事務センター設立時と同一業務で比較し、一人当たり処理業務データ数は3倍程度、単位コストで60%超の削減を実現しております。 当連結会計年度の業績としては、石油の販売数量減少を主因として連結売上高は微減となりました。連結営業利益については、エネルギー事業は人件費の増加を主因に減益となりましたが、電力事業は販売数量の増加、容量拠出金の負担減少等により増益となり、全体の業績を牽引しました。以上により、売上高3,394億98百万円(前年同期比0.0%減)、営業利益123億68百万円(前年同期比41.0%増)、経常利益136億76百万円(前年同期比36.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益91億97百万円(前年同期比12.5%減)となりました。売上総利益及び営業利益は、連結会計年度の過去最高益を更新しております。 各セグメントの状況は次のとおりです。 (エネルギー事業) LPガス事業におきましては、省エネルギー機器の普及や猛暑に伴う給湯需要の減少により1戸当たりの販売数量は減少しており厳しい環境となりました。こうした外部環境におきましても、継続的な顧客獲得に向けた積極的な営業活動の推進により顧客数が増加し、小売販売数量及び売上総利益ともに前年を上回る水準となりました。今後につきましても、安定供給の確保及び保安体制の一層の強化を最優先課題とし、選ばれ続ける存在となるよう、事業基盤の強化とサービス向上に取り組んでまいります。以上の結果、小売販売数量は前年同期比100.5%、売上高は前年同期比99.6%、売上総利益は前年同期比102.6%となりました。一方で卸売においてはローリー販売の数量増加に取り組みましたが販売単価と棚卸単価差の減少を主因として卸売販売数量は前年同期比129.2%、売上高は前年同期比102.5%、売上総利益は前年同期比88.1%となりました。以上の結果、当事業の売上高は前年同期比101.7%、売上総利益は前年同期比99.8%となりました。 石油事業におきましては、入札案件の減少や北日本エリアの気温高による需要減少及び3月の中東情勢悪化に伴うホルムズ海峡封鎖等の影響により、卸部門においては数量、売上総利益ともに前年同期比マイナスで推移しました。一方、小売灯油部門におきましては、重点販売施策の下における灯油定期配送顧客の獲得により数量は前年同期比100.2%、売上総利益は前年同期比102.2%となりました。以上の結果、石油製品卸売・小売事業の売上高は前年同期比86.1%、売上総利益は前年同期比89.9%となりました。また、直営ガソリンスタンドでは、SNSの活用や石油元売ブランドマークSSへの転換といった顧客固定化施策を継続したことに加え、SS店頭価格の低下を背景とする需要増により販売数量は増加しました。以上の結果、直営SS事業の売上高は前年同期比103.3%、売上総利益は前年同期比102.1%となりました。以上の結果、当事業の売上高は前年同期比87.9%、売上総利益は前年同期比94.3%となりました。 住宅機器販売事業におきましては、本年度の重点推進商材であるGHPを中心に販売活動を強化してまいりました。特に法人顧客や大型案件への提案機会が拡大したことに加え、営業体制の強化および重点商材としての位置づけを明確にしたことで、受注機会の積み上げが進展いたしました。また、給湯器につきましては、商慣行の是正による故障交換時の販売増加、また既存顧客への更新提案や省エネルギー機器への切替需要の取り込みを通じて、収益性の向上に寄与いたしました。一方、卸売分野においては市場環境等の影響により取扱数量が減少したものの、小売販売の拡大により事業全体としては概ね前年並みの水準を維持する結果となりました。今後につきましても、市場環境や顧客ニーズを踏まえながら、重点商材の販売強化と小売分野を中心とした付加価値提案の推進を通じて、収益基盤の安定化に取り組んでまいります。一方、訪問販売による家庭用蓄電池の販売低迷により、株式会社サンユウの売上高は前年同期比70.6%、売上総利益は前年同期比73.1%となりました。以上の結果、当事業の売上高は前年同期比89.8%、売上総利益は前年同期比86.4%となりました。 新エネルギー事業におきましては、カーボンニュートラル社会の実現に向け、非化石電源の拡充ならびに環境配慮型エネルギー事業の推進に継続して取り組んでおります。当連結会計年度においては、政府補助金の採択を受けた「需要家主導型太陽光発電導入支援事業」を活用した非化石電力の運用を引き続き行っており、特に第4四半期においても当該事業の運用による収益の積み上げが進展いたしました。これにより、化石燃料に依存しない電力の確保を進めながら、安定的な収益機会の創出に寄与しております。また、再生可能エネルギーの供給力強化を目的として、フィジカルPPAを含む発電所の取得を意欲的に推進しております。2026年度中に発電を開始予定の発電所を着実に取得・開発しているほか、新規案件についても計画的に進めております。一方、既存発電所においては、安定運営を最重要課題と位置づけ、防犯設備の強化などを通じたリスク低減策を講じることで、長期的かつ安定的な発電・供給体制の構築を図っております。これらの取り組みにより、再生可能エネルギーの供給量拡大と事業基盤の強化を両立させ、当社グループのESG経営の推進および環境負荷低減に引き続き貢献してまいります。以上の結果、当事業の売上高は前年同期比97.0%、売上総利益は前年同期比107.5%となりました。 以上の結果、エネルギー事業全体では石油販売数量の減少を主因として売上高が減少し、LPガスの卸売単価と棚卸単価差の縮小による収益悪化、サンユウの訪問販売による家庭用蓄電池の販売低迷、人件費などの販売管理費増加を主因としてセグメント利益が減少し、売上高1,436億36百万円(前年同期比6.4%減)、セグメント利益19億32百万円(前年同期比20.0%減)となりました。 (電力事業) 小売電気事業においては、2月末まで比較的資源価格も落ち着き、一定の安定度を保っていましたが、米国とイスラエルによるイラン攻撃により急変し、資源価格の長期見通しが立たず、予測の難しい局面が続いております。電力市場もこの攻撃の影響が出る2月末まではLNG価格を始めとした資源価格の下落により落ちついていましたが、3月より日本卸電力取引所の価格が高騰しており、先の見通しにくい状況が続いております。また、昨今の気候変動が激しいことに加えて、普及の進んだ太陽光発電の発電量の増減による影響も大きくなっており、市場価格が乱高下する状況が続いております。 当連結会計年度は、新規顧客の拡大により販売数量が増加しております。また、昨年度より発生している容量拠出金の負担金額が今年度は減少していることもあり、増収増益で推移しております。以上の結果、売上高1,679億29百万円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益115億37百万円(前期比71.6%増)となりました。引き続き、新規顧客の獲得による顧客数の増加を促進し、販売電力量の増加による規模拡大に取り組んでいきます。 なお、当事業ではこのような中東の情勢下におきましても、継続して電源調達量に応じた電力供給の実施、また電力卸売市場からの調達依存率の低減、電源調達先の分散化を進展させることで原価変動の影響を抑え安定した収益を計上できるよう取り組んでおります。既に運用を開始している系統用蓄電池を活用し、引き続き「需給調整市場」に参入しており、更に北海道網走市において2028年度運転開始予定である大型の特別高圧系統用蓄電池の開発に着手しました。また、2025年5月にリリースした系統用蓄電池の運用受託サービスにおいて多くの引き合いをいただいており、自社系統用蓄電所運用で培ったノウハウを強みとして、より多くの受託先との提携を進めてまいります。デマンドレスポンスサービスの実施とともに、電力系統の安定化を図り、カーボンニュートラルの実現に向けた再生可能エネルギー発電設備の導入拡大により一層取り組むことで、再生可能エネルギー導入拡大に伴う需給バランスの調整や、電気代の負担軽減に繋がる節電・省エネに貢献してまいります。また、近年高まりつつある脱炭素社会へのお客様のニーズに対して『環境低負荷メニュー』の電力販売を更に拡販することにより、お客様のCO2排出量の軽減を図ってまいります。 (フーズ事業) 飲料事業においては、静岡ミツウロコフーズ株式会社庵原工場における新ラインおよび自動ラック倉庫等の償却資産の増加に加え、新ライン増設に伴う人員体制強化の影響により、製造原価が上昇し収益を押し下げました。販売数量につきましては、自動ラック連携工事に伴う約1か月間の庵原工場全ライン停止の影響があったものの、新ライン稼働により、通期ではミネラルウォーターを含む飲料全体で前年同期比100.7%となりました。 飲食事業においては、スクラッチベーカリー「麻布十番モンタボー」およびFCカフェ事業「元町珈琲」を中心に、運営コストの見直しを進め、収益性の改善に取り組んでおります。ベーカリー事業では、「パンのフェス2026 in 赤レンガ」等のイベントへ積極的に参加し、ブランド認知の向上を図っております。 この結果、フーズ事業全体の業績としては、売上高200億28百万円(前年同期比5.4%減)、セグメント利益3億34百万円(前年同期比62.8%減)となりました。 (リビング&ウェルネス事業) 不動産事業では、住宅を中心とした賃貸不動産が順調に稼働しているものの、「ハマボールビルディング(旧 HAMABOWL EAS)」のリノベーションに伴う一時的な売上高減少や「VIP伊勢原」の大規模修繕(外壁・屋上防水)があり、売上総利益は前年同期比97.3%となりました。2023年8月に取得した賃貸マンション「桜樹高山」(世田谷区)や、2022年9月に取得した「プラシオ平尾」(福岡市)、「ビューハイツ高山」(横浜市)、「コスモリード国分寺」(国分寺市)、2021年10月に取得した「ブランシエル西新」(福岡市)は高稼働を維持しており、売上に貢献しております。当事業では、全ての物件について、安全を最優先とした修繕・更新を実施していくことに加えて、居住性の向上並びに時代のニーズに合わせた設備投資を推進し、物件価値の向上を目指しております。また、再生可能エネルギー電力の利用や電動マイクロモビリティのシェアリングサービスポートの設置により、CO2排出量削減を推進しております。引き続きポートフォリオの最適構成を図りながら、新規収益物件の取得や開発にも積極的に取り組んでまいります。 「ハマボールビルディング(旧HAMABOWL EAS)」は、リノベーションに伴い全体の入館者数は前年同期比59.6%、同売上高は前年同期比46.4%となりました。なお、2026年春よりリノベーションオープンを順次実施しており、2026年夏に全館オープンを予定しております。リノベーションに合わせて認知度向上や来館者数増加に向けて、イベントやキャンペーンを企画・実施してまいります。 「横浜天然温泉SPA EAS(スパ イアス)」は、2025年4月よりリノベーションに伴う一時休業を継続しており、新たな施設コンセプトとして「ウェルネスクエスト」を掲げ、日常から離れた“癒しの旅”を提供する施設への再構築を進めております。館内の内装工事は計画どおり進捗しており、リノベーションの象徴となる大型スクリーンを備えたサウナについても順調に整備が進んでおります。また、トリートメントテナントには、当施設において16年の運営実績を有する株式会社ヘルシヤを誘致し、異なる業態の4店舗を展開いたします。スタッフ制服については、館内着と同様に株式会社ユナイテッドアローズのユニフォームレーベル「ID UNITED ARROWS」の監修のもと刷新いたしました。今後は、施設体験価値の向上と持続的な運営基盤の強化を図ってまいります。 「Hamabowl(ハマボール)」では、2025年9月末よりリノベーションに伴う一時休業を継続しております。環境負荷低減を図る新型ボウリングマシン「EDGE String」を中核設備とし、旧来のハマボール意匠を踏襲した「レトロモダン」なボウリング場をテーマに掲げ、改修工事は概ね計画どおり進捗しております。また、本計画を機に、諸室配置を含む場内機能の最適化もあわせて推進しており、多様な顧客ニーズに対応可能なボウリング場の実現を目指しております。 スポーツビジネスでは、スポーツスタジオ「EIGHT ANGLE(エイトアングル)」における完全マンツーマンのゴルフレッスン、並びに未就学児から小学生向けの会員制「ビジョントレーニング」両サービスの安定的な稼働により、売上高は前年同期比101.8%となりました。今後もゴルフコーチのレッスン枠数の確保に取り組むと共に、ビジョントレーニングではインスタグラムをはじめとするSNSを活用した集客に注力することにより、利益拡大を図ってまいります。 上記の理由により、リビング&ウェルネス事業全体としては、売上高20億42百万円(前年同期比25.3%減)、セグメント損失1億18百万円(前年同期はセグメント利益88百万円)となりました。 (海外事業) 当事業では主として、General Storage Company Pte. Ltd.他6社がアジア地域においてレンタル収納事業を行っております。当連結会計年度においては、シンガポールにおいてLock+Storeブランドの新施設として、「Lock+Store Sembawang」、「Lock+Store Bishan」を開業しました。更に、香港を拠点にレンタル収納事業を運営するThe Store House Limitedは、エリアでの高まるニーズを取り込むべく、香港Sha TinとSan Po Kongの2カ所にて新施設を開業しました。そして昨年に引き続き、シンガポール プレステージ ブランド アワードを受賞しました。今回は設立5年以上の確立されたローカル ブランドを対象としたエスタブリッシュド ブランド部門にて受賞しただけでなく、その受賞者の中から選ばれるソーシャル インパクト アワードも受賞し、継続的に力を入れている社会貢献活動が評価されました。また新たな取り組みとして、シンガポールで運営するLock+Store Tanjong Pagar施設がシンガポール・アート・ウィークに公式会場の一つとして参加いたしました。レンタル収納スペースの一室を展示会場として活用した本展は業界でも話題となり、オンラインメディアでも多数取り上げられました。引き続き、更なる事業拡大と地域貢献に努めてまいります。 以上により、海外事業全体の業績は、General Storage Company Pte. Ltd.の業績が好調に推移しており、施設数拡大と賃料単価アップにより売上高が増加し、より効率的な新モデルの空調導入等による光熱費削減をはじめとした経費管理の徹底により営業利益が増加したため、売上高30億54百万円(前年同期比5.0%増)、セグメント利益は2億54百万円(前年同期比44.7%増)となりました。なお、タイのSiamgas & Petrochemicals Public Company Limitedからの当連結会計年度の受取配当金は、4億68百万円(前年同期比11.9%増)となりました。 (その他事業) ICT通信事業におきましては、集合住宅のオーナー様や不動産管理会社様を中心に展開している全戸一括型インターネットマンションサービス「ミツウロコnet」の導入が堅調に推移しました。市場は賃貸・分譲を問わず標準設備としての導入が進み、高速通信、大容量、スマートホーム対応といった付加価値を競うフェーズへ移行しており、当社グループは快適なWi-Fi環境の提供を通じて、物件の付加価値向上や空室改善による収益性向上に寄与してまいりました。また、入居者の生活利便性向上に資するソリューションの開発にも継続して取り組んでおります。以上の結果、当事業の「ミツウロコnet」導入稼働戸数は前年同期比109.4%となりました。 情報システム開発・販売事業においては、LPガス販売管理システムである「COSMOSシリーズ」は、Windows10のサポート終了に伴う需要もあり、販売台数は前年同期比20%増加しております。また、PCやハンディターミナル等各種デバイスのキッティング業務や、通信インフラの敷設・設定といった業務を受託する「フィールドサポート事業」は、2021年度の事業開始以来その規模を拡大し、売上総利益ベースで前年同期比177.6%を達成しています。鉄道関連会社や量販店、教育機関、医療機関などを主たる顧客とし、新たな収益事業として将来を期待しております。LPガス配送業務の効率化を実現する「SmartOWL®配送効率化ソリューション」は、提供開始当初から、LPWAが設置されている消費者宅へのLPガス配送回数を約30%削減し続けており、現在約19万軒の消費者に対するLPガス配送業務の効率化が実現されています。LPガス事業者のコストの面でも効果が生まれており、約3万軒に対し本サービスを利用している配送事業者一社で検証を行った事例では、容器大型化等と併せた業務効率化を進め、利用前と比べて実質5名の配送員人件費が減ることとなりました。また、LPガス配送に係る平均走行距離で試算した場合のCO2削減量は1回の配送当たり1.189㎏が見込まれ、LPWA設置の普及とSmartOWL®配送効率化ソリューションの利用促進により、今後ますますのCO2削減効果が期待されております。 リース事業においては、グループ内リース会社として各事業の経営効率化に貢献する他、グループ内外の顧客に向けた低炭素リース商材の販売促進にも取り組んでおります。各省庁やエネルギー団体等が環境負荷低減のために推進する補助金制度の活用も提案しながら、グループ会社との協働によりトータルでお客様をサポートし、顧客企業におけるコスト削減と競争力強化に貢献するとともに、脱炭素社会の実現に向けて事業全体で取り組んでおります。 コンテンツ事業においては、テレビ番組や映画の共同制作、演劇公演の企画等を行っております。株式会社ホリプロ等と組んで立ち上げた映画シリーズ「2時間サスペンスTHE MOVIE」第1弾の「テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル」が2026年2月にイオンシネマ全館をはじめ全国約100館で公開され、好評を博しました。 この結果、その他事業全体の業績は、売上高28億6百万円(前年同期比16.2%増)、セグメント利益1億52百万円(前年同期比606.1%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、103億54百万円(前年同期は179億68百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益129億31百万円、減価償却費55億2百万円、仕入債務の減少額15億61百万円、利息及び配当金の受取額14億67百万円、法人税等の支払額38億88百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、88億87百万円(前年同期は5億86百万円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出63億42百万円、無形固定資産の取得による支出12億53百万円、投資有価証券の取得による支出34億54百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、16億7百万円(前年同期は88億38百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入155億98百万円、長期借入金の返済による支出32億30百万円、リース債務の返済による支出15億93百万円、自己株式の取得による支出39億70百万円、配当金の支払額31億81百万円等によるものです。 また、上記キャッシュ・フローに加えて、現金及び現金同等物に係る換算差額により1億56百万円増加した結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末の残高は、前連結会計年度末と比較して32億31百万円増加し、437億20百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 (イ)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 電力事業   3,737   107.8 フーズ事業   10,847   102.5 合計   14,585   103.8 (注)電力事業については風力発電会社等の電力生産実績、フーズ事業については㈱ミツウロコビバレッジの飲料水生産実績等であり、それぞれ実際生産金額によっております。 (ロ)商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) エネルギー事業   117,249   91.5 電力事業   150,851   103.9 フーズ事業   4,231   87.1 報告セグメント計   272,332   97.9 その他事業   573   95.3 合計   272,905   97.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (ハ)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) エネルギー事業   143,636   93.6 電力事業   167,929   107.0 フーズ事業   20,028   94.6 リビング&ウェルネス事業   2,042   74.7 海外事業   3,054   105.0 報告セグメント計   336,692   99.8 その他事業   2,806   116.2 合計   339,498   100.0 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (イ)財政状態 (ⅰ)資産の部 当連結会計年度末における流動資産は1,000億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ58億45百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が17億74百万円増加、未収入金が44億83百万円増加したことによるものであります。固定資産は1,059億46百万円となり、前連結会計年度末に比べ144億29百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が45億53百万円増加、投資有価証券が79億14百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、2,060億円となり、前連結会計年度末に比べ202億75百万円増加いたしました。 (ⅱ)負債の部 当連結会計年度末における流動負債は530億39百万円となり、前連結会計年度末に比べ16億71百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が15億39百万円減少、短期借入金が9億86百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が21億3百万円増加、未払法人税等が7億83百万円増加、その他に含まれる未払金が13億28百万円増加したことによるものであります。固定負債は476億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ119億35百万円増加いたしました。これは主に社債が10億1百万円減少、長期借入金が102億91百万円増加、繰延税金負債が16億47百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は、1,006億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ136億7百万円増加いたしました。 (ⅲ)純資産の部 当連結会計年度末の純資産合計は1,053億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ66億67百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益91億97百万円、剰余金の配当31億94百万円、投資有価証券の増加に伴うその他有価証券評価差額金の増加32億15百万円、為替換算調整勘定の増加11億57百万円、自己株式の取得等による減少39億38百万円等によるものです。 この結果、自己資本比率は51.1%(前連結会計年度末は53.1%)となりました。 (ロ)経営成績 当連結会計年度の売上高は3,394億98百万円(前年同期比0.0%減)、営業利益は123億68百万円(前年同期比41.0%増)、経常利益は136億76百万円(前年同期比36.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は91億97百万円(前年同期比12.5%減)となりました。 (ⅰ)売上高の状況 前連結会計年度と比べて1億57百万円減少(0.0%減少)の3,394億98百万円となりました。 当社グループのコア事業であるエネルギー事業の石油の販売数量減少が主な要因です。 (ⅱ)営業利益の状況 前連結会計年度と比べて35億98百万円増加(41.0%増加)の123億68百万円となりました。 エネルギー事業は売上高の減少により減益となった一方、電力事業は販売数量の増加、容量拠出金の負担減少等による増益となったことが主な要因です。 (ⅲ)経常利益の状況 経常利益は前連結会計年度に比べて36億71百万円増加(36.7%増加)の136億76百万円となりました。 営業利益が前連結会計年度と比べて35億98百万円増加したことが主因です。 (ⅳ)親会社株主に帰属する当期純利益の状況 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて13億18百万円減少(12.5%減少)の91億97百万円となりました。 当連結会計年度においては経常利益が36億71百万円増加、政策保有株式の縮減による投資有価証券売却益3億22百万円を計上した一方、固定資産除却損5億4百万円、減損損失5億90百万円を計上したことが主な要因です。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループは、事業活動に必要な資金を安定的に確保するとともに、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持することを基本方針としております。 事業活動にかかる運転資金につきましては、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としておりますが、それに加えて金融機関からの短期借入や社債の発行により流動性を保持しています。また、当社と連結子会社間では、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)により資金融通を行うことで資金効率を高めております。 一方、設備資金等の長期資金につきましては、投資計画に基づき、市場金利動向や既存借入金の返済時期等を総合的に勘案し、金融機関からの長期借入や社債の発行により流動性を維持しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 なお、この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日現在において過去の実績等を勘案し合理的に判断して見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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