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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

西川ゴム工業

NISHIKAWA RUBBER CO., LTD.5161 · Standard · ゴム製品

自動車用シール材で世界シェアトップクラスのゴム製品メーカー。国内・海外に生産拠点を広げる。

概要

西川ゴム工業は、自動車用ゴム部品を主力とする大手メーカーである。ウェザーストリップ(ドアや窓のシール)、ホース、防振ゴムなどを完成車メーカーに供給し、国内シェアが高い。2025年3月期の連結売上高1206億円、営業利益73億円。広島市に本社を置き、14の連結子会社を通じて北米、中国、東南アジアにも生産拠点を持つ。1949年設立、1991年広島証券取引所に上場。

自動車用部品と一般産業資材の二軸事業

当社グループは自動車用部品と一般産業資材の二つの事業を柱とする。自動車用部品では、ウェザーストリップ(ドアシール、ドリップシール、トランクシール、グラスランチャンネル等)や内外装製品(ドアオープニングトリム、ドアホールシール)を製造販売する。一般産業資材としては、住宅用外壁目地材、スキンケア製品、マンホール用ジョイントシール材などを手掛ける。2025年3月期の連結売上高1206億円の大部分は自動車用部品が占める。自動車用部品の生産は当社の広島県内4工場(白木・安佐・吉田・三原)に加え、国内子会社が分担する。一般産業資材は西川物産が製造販売を担う。

四つの地域セグメントで構成される収益構造

当社は日本、北米、東アジア、東南アジアの四つのセグメントで事業を展開する。2025年3月期のセグメント別売上高は、日本578億円(構成比48%)、北米476億円(39%)、東アジア104億円(9%)、東南アジア121億円(10%)である。営業利益は日本40億円、北米17億円、東アジア6億円、東南アジア24億円。北米セグメントは前期の営業損失から黒字転換したが、東アジアは日本車販売低迷の影響で減収となった。東南アジアも販売減少に直面したが、原価低減により利益水準は維持した。セグメント間の連携として、中国拠点からメキシコへの生産改善チーム派遣などが行われている。

国内外に広がる生産・販売ネットワーク

生産拠点は国内に広島県内の白木工場(1963年操業開始)、安佐工場(1968年)、吉田工場(1980年)、三原工場(1990年)の4工場を持つ。子会社の西川物産、西川ゴム山口にも製造を委託。海外では北米にニシカワ・クーパーLLC(米国)およびメキシコ法人、東アジアに上海西川密封件有限公司、広州西川密封件有限公司、湖北西川密封系統有限公司、東南アジアにタイのニシカワ・タチャプララート・クーパーLtd.、インドネシアのPTニシカワ・カリヤ・インドネシアを有する。販売拠点は大阪、東京、名古屋、浜松、宇都宮など国内主要都市に配置。

連結子会社14社と関連会社3社で構成されるグループ

当社グループは当社、連結子会社14社、関連会社3社(うち持分法適用1社)で構成される。国内子会社では、西川物産が自動車用部品・金型の製造と一般産業資材の販売、西川ビッグオーシャンが自動車部品加工、西川ゴム山口が製造、西和物流が運送、西川デザインテクノが設計を担当する。海外子会社では、ニシカワ・オブ・アメリカが開発販売、ニシカワ・クーパーLLCが北米の製造販売、中国3社が製造または販売、メキシコ・インドネシア・タイの各社が製造販売を行う。関連会社にはインドのエイエルピー・ニシカワ・カンパニーPVT.Ltd.(持分法適用)がある。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー(シール材専門)として、日系自動車メーカー中心に供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,221億円
営業利益
91億円
営業利益率
7.5%
純利益
110億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本536億円43.9%41億円7.6%
北米476億円39.0%18億円3.8%
東南 アジア120億円9.8%24億円20.0%
東アジア89億円7.3%6億円6.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車部品(OEM)主力

自動車メーカー向けに、ドアシール、ドリップシール、グラスランチャンネル等のゴム・樹脂シール製品、ドアオープニングトリム等の内外装製品を製造販売。国内では当社および関係会社が製造・加工を分担し、海外では北米、中国、東南アジアに生産拠点を置きグローバルに供給。

自動車用シール材で世界トップクラスのシェア

主な製品・サービス5
ドアシール
ドア周辺の隙間を密封し、防水・防音・防塵を図るゴム製シール。
ドリップシール
ドア開口部上端に設けられ、雨水の侵入を防ぐシール。
グラスランチャンネル
ドアガラスの昇降をガイドし、水密性を保つゴム製部品。
ドアオープニングトリム
ドア開口部の縁に取り付けられ、内装の見栄えを整える樹脂製部品。
ドアホールシール
ドア内部の穴を塞ぎ、水や騒音の侵入を防ぐシール。

02建築・土木・化粧品等(産業資材)準主力

建築・土木分野向けに住宅用外壁目地材、マンホール用ジョイントシール材等を製造販売。化粧品向けにはスキンケア製品を扱う。子会社が製造・販売を担い、幅広い産業にゴム技術を応用。

主な製品・サービス3
住宅用外壁目地材
外壁の目地部分に使用され、防水性と美観を保つゴム製品。
マンホール用ジョイントシール材
マンホールの接合部を密封し、地下水やガスの侵入を防ぐシール。
スキンケア製品
化粧品向けのゴム・樹脂部品。

製品と技術

自動車用ゴム・樹脂シール製品の品揃え

主力製品はウェザーストリップと呼ばれるドアや窓のシール部品である。具体的にはドアシール、ドリップシール、トランクシール、グラスランチャンネルなどがあり、車体とドアの隙間を密閉し防水・防音・防塵性能を確保する。また、内外装製品としてドアオープニングトリムやドアホールシールも製造する。これらの製品は自動車メーカーの設計に合わせて金型製作から行い、ゴムや樹脂を押出成形・加硫して生産する。日本国内の自動車メーカー向けに高いシェアを持つ。これらの製品は、自動車のボディタイプやモデルごとに形状が異なり、金型設計から製造まで一貫して行う。押出成形後、加硫工程を経てゴム弾性を付与する。また、樹脂との複合品も増えており、軽量化と意匠性の両立が求められる。

軽量・静音を実現するESquare®のブランド戦略

ESquare®(イースクエア)は、軽量かつ静音性に優れた差別化製品である。2024年5月に策定した『2030年グローバル中長期経営計画』でブランド戦略として位置づけられ、日本のみならず海外関係会社への技術移転が進められている。2027年度の量産開始を予定し、年内に試作品を納入する計画である。軽量化による燃費向上と静粛性向上が特長であり、自動車メーカーへの提案を強化している。また、海外の自動車メーカー向けにも展開を進める。ESquare®は、従来のウェザーストリップに比べて約30%の軽量化を実現し、走行時の風切り音を低減する。この技術は、材料の最適化と断面形状の工夫により達成された。現在、国内自動車メーカー数社に採用が決まっており、順次拡大中である。

一般産業資材:住宅・化粧品向けへの応用

自動車向け以外に、住宅用外壁目地材、マンホール用ジョイントシール材、スキンケア製品などを手掛ける。外壁目地材は建物の外壁パネル間の隙間を埋めるゴム製品で、耐候性に優れ長期間の防水性能を発揮する。マンホール用ジョイントシール材は下水道などで使用される。スキンケア製品は西川物産が製造販売しており、化粧品業界向けにゴム技術を応用した製品を供給する。これら一般産業資材は自動車部品に比べて数量は少ないが、収益の多様化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ゴム製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 自動車部品(OEM)自動車用シール材で世界トップクラスのシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

自動車用ゴム部品で中堅、海外比率低く内需寄り

西川ゴム工業はタイヤ大手の多いゴム業界において、非タイヤ製品(自動車用ウェザーストリップ、ホース等)に特化した中堅企業である。タイヤ専業のブリヂストンや横浜ゴムとは直接競合せず、自動車部品サプライヤーとしての性格が強い。直近期の売上高は約1200億円と業界内では小規模だが、国内自動車メーカーとの取引基盤が安定した収益源となっている。同業の住友ゴム工業やTOYO TIREはタイヤ中心で規模が大きく、事業構造が異なるため、西川はニッチ領域での存在感を発揮している。一方で海外売上高比率が低く、内需依存度が高いため、国内自動車生産の変動に業績が左右されやすい。

強み

  • ウェザーストリップやホースなど自動車用ゴム部品に特化し、タイヤ大手との競合を回避している。
  • 主要国内自動車メーカーとの長期取引関係を持ち、安定的な受注を確保している。
  • 2025年3月期の営業利益率6.05%から翌期7.45%への改善が見込まれ、利益体質強化が進む。
  • 売上高は1190億円から1220億円へ緩やかな増加傾向にあり、底堅い需要を取り込んでいる。

課題

  • 海外売上比率が低く、内需依存度が高いため、国内市場縮小リスクに脆弱。
  • 同業のブリヂストンや住友ゴムと比較して企業規模が小さく、開発投資で劣位。
  • 国内自動車生産台数の変動に直接影響を受けやすく、需要変動リスクが高い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ゴム製品の時価総額近傍。太字が西川ゴム工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15101横浜ゴム1.2兆円7.8倍
25110住友ゴム工業5,682億円9.2倍
35105TOYO TIRE5,676億円9.5倍
45186ニッタ1,947億円13.6倍
55192三ツ星ベルト1,373億円16.8倍
65161西川ゴム工業1,369億円12.6倍
75122オカモト1,110億円22.2倍
85195バンドー化学1,087億円9.6倍
95184ニチリン592億円10.1倍
105121藤倉コンポジット538億円12.8倍
115185フコク322億円27.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

商号を西川ゴム工業として設立した1949年

1949年4月、商号を西川ゴム工業株式会社として設立。1952年12月に大阪営業所、1954年12月に東京営業所を開設し、国内販売網を整備。1961年2月には名古屋営業所を開設。1963年3月、広島県高田郡(現広島市安佐北区)に白木工場を操業開始し、生産体制を確立した。設立当初から自動車用ゴム部品を中心に事業を展開し、白木工場の操業開始により本格的な量産を開始した。

工場建設と子会社設立で生産基盤を強化

1967年4月に西川物産株式会社を設立し、グループ体制を構築。同年10月に福岡出張所を開設(後に山口出張所に改組の上閉鎖)。1968年10月、広島県安佐郡(現広島市安佐北区)に安佐工場を操業開始。1973年3月に浜松出張所(現浜松営業所)を開設。1978年9月、後山化工株式会社(現西川ビッグオーシャン)に資本参加し加工部門を強化。1980年8月、吉田工場を操業開始。1983年2月に西和物流を設立し、物流機能を分離した。

米国進出と海外パートナーシップ構築

1985年7月に西和工業株式会社を設立。同年12月に宇都宮出張所を開設。1986年9月、米国のザ・スタンダード・プロダクツ・カンパニーとの合弁により、米国にニシカワ・スタンダード・カンパニーを設立し、北米市場に参入。1989年3月にニシカワ・オブ・アメリカを設立し、同社をパートナーシップに組織変更。1990年2月、三原工場を操業開始。これにより北米での生産・販売拠点を確保し、グローバル展開の基盤を築いた。合弁パートナーとの連携で技術面でも強化を図った。

上場とアジア拠点の設立

1991年11月、広島証券取引所に株式を上場。1992年8月、西川ゴム山口を設立。1995年8月、タイにニシカワ・タチャプララート・ラバー・カンパニーを設立し、東南アジア生産拠点を確保。1996年7月、インドのアナンド・レスキュー・ポリマーズに資本参加し、社名をアナンド・ニシカワ・カンパニーに変更。1998年8月、英国バーミンガムに欧州支店を設立し、欧州市場への窓口を開いた。

中国市場への本格参入

2000年3月、広島証券取引所と東京証券取引所の合併により、東京証券取引所第二部に上場。2001年12月、中国上海市に上海西川密封件有限公司を設立。2002年4月、西川デザインテクノを設立し、設計機能を分離。2004年6月、広州市に広州西川密封件有限公司を設立。2005年5月、上海市に西川橡胶(上海)有限公司を設立し、中国での生産・販売体制を強化。2005年4月には後山化工が西川ビッグオーシャンに社名変更。

北米組織再編とタイ子会社再編

2008年3月、ニシカワ・スタンダード・カンパニーをLLCに組織変更。2011年3月、同社の当社出資比率を増やし、ニシカワ・クーパーLLCに社名変更。同時にタイ子会社ニシカワ・タチャプララート・ラバー・カンパニーの株式の一部をクーパー・スタンダード・オートモーティブに譲渡。これにより北米事業の連携を強化し、グローバルな生産最適化を図った。この再編により、北米セグメントの収益性改善への布石を打った。

年表31件を開く

1940年代

  • 1949年4月創業商号を西川ゴム工業株式会社として設立

1950年代

  • 1952年12月大阪市東区に大阪営業所を開設(現 大阪市中央区)
  • 1954年12月東京都港区に東京営業所を開設

1960年代

  • 1961年2月名古屋市中区に名古屋営業所を開設(現 刈谷市)
  • 1963年3月広島県高田郡(現 広島市安佐北区)白木町にて白木工場を操業開始
  • 1967年4月西川物産株式会社を設立(現 連結子会社)
  • 1967年10月福岡市に福岡出張所(山口出張所に改組後 閉鎖)を開設
  • 1968年10月広島県安佐郡(現 広島市安佐北区)安佐町にて安佐工場を操業開始

1970年代

  • 1973年3月静岡県浜松市に浜松出張所(現 浜松営業所)を開設
  • 1978年9月後山化工株式会社(現 株式会社西川ビッグオーシャン)に資本参加(現 連結子会社)

1980年代

  • 1980年8月広島県高田郡(現 安芸高田市)吉田町にて吉田工場を操業開始
  • 1983年2月株式会社西和物流を設立(現 連結子会社)
  • 1985年7月創業西和工業株式会社を設立
  • 1985年12月栃木県宇都宮市に宇都宮出張所(現 宇都宮営業所)を開設
  • 1986年9月ザ・スタンダード・プロダクツ・カンパニーとの合弁により、米国にニシカワ・スタンダード・カンパニーを株式会社として設立(現 連結子会社)
  • 1989年3月米国にニシカワ・オブ・アメリカ, Inc.を設立(現 連結子会社)し、ニシカワ・スタンダード・カンパニーを、ザ・スタンダード・プロダクツ・カンパニー(現 クーパー・スタンダード・オートモーティブ Inc.)の子会社とのパートナーシップに組織変更

1990年代

  • 1990年2月広島県三原市にて三原工場を操業開始
  • 1991年11月上場広島証券取引所に上場
  • 1992年8月株式会社西川ゴム山口を設立(現 連結子会社)
  • 1995年8月インターナショナル・ラバー・パーツ・カンパニーおよび丸紅株式会社との合弁により、タイにニシカワ・タチャプララート・ラバー・カンパニー Ltd.を設立(現 連結子会社)
  • 1996年7月商号変更インドのアナンド・レスキュー・ポリマーズ Ltd.に資本参加し、同社はアナンド・ニシカワ・カンパニー Ltd.に社名変更
  • 1998年8月創業英国 バーミンガム市に欧州支店を設立(現 英国 ウォリックシャー州)

2000年代

  • 2000年3月上場広島証券取引所と東京証券取引所の合併により、東京証券取引所第二部に上場
  • 2001年12月中国 上海市に上海西川密封件有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2002年4月広島市西区に西川デザインテクノ株式会社を設立(現 連結子会社)
  • 2003年6月福岡出張所を山口県下関市に移転し、山口出張所に改組
  • 2004年6月中国 広州市に広州西川密封件有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2005年4月商号変更後山化工株式会社が、株式会社西川ビッグオーシャンへ社名変更
  • 2005年5月中国 上海市に西川橡 胶(上海)有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2008年3月ニシカワ・スタンダード・カンパニーをパートナーシップからLimited Liability Company(LLC)に組織変更

2010年代

  • 2011年3月商号変更ニシカワ・スタンダード・カンパニー LLCの当社出資比率を増加させ、ニシカワ・クーパーLLCに社名変更 ニシカワ・タチャプララート・ラバー・カンパニー Ltd.の当社保有株式の一部をクーパー・スタンダード・オートモーティブ Inc.に譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 政策保有株式売却額2028年3月期まで100億円
  • DOE(株主資本配当率)毎期まで8%程度
  • 自己株式取得(発行済株式総数の6%)2026年3月期からの6年間まで発行済株式総数の6%
  • 自己資本比率2031年3月期まで55%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    差別化製品「ESquare®」のブランド戦略

    日本セグメントにおいて、軽量・静音を特長とする差別化製品「ESquare®」のブランド戦略を推進し、顧客へのプロモーションと海外展開を進める。2027年度の量産開始を予定。

  2. 02

    海外セグメントの収益性向上と体制強化

    北米セグメントの黒字化達成を受け、改善の定着と更なる収益性向上に取り組む。中国拠点を欧州メーカー向け生産・販売拠点として活用し、欧州メーカーの受注拡大を図る。

  3. 03

    中国内陸部新工場による生産移管とコスト低減

    上海地区から中国内陸部の新工場(湖北第2工場)への生産移管を進め、労務費上昇に対応。価格競争力を高め、中国自動車メーカーからの受注拡大と収益性改善を図る。

  4. 04

    東南アジアでの収益構造改革と内製化推進

    インドネシア子会社への樹脂押出設備移設により内製化比率を高め、約80%の製品内製化を達成。全製品内製化を目指し、収益性改善と価格競争力強化による新規受注拡大を図る。

  5. 05

    政策保有株式の売却と成長投資・株主還元

    2028年3月期までに100億円規模の政策保有株式売却を進め、得た資金を成長投資と株主還元に適切に配分。既に49億円の売却を完了。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,294人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は673万円で、9期前と比べて+5.0%平均年齢は45.3歳、平均勤続年数は20.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,435
2018年3月6,320
2019年3月64144.120.06,733
2020年3月62144.120.06,696
2021年3月57844.120.46,642
2022年3月56144.720.86,518
2023年3月56945.121.16,515
2024年3月59145.221.26,966
2025年3月63345.020.76,807107
2026年3月67345.320.76,294145

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 5 / 海外 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
北米 — ニシカワ・クーパー LLC (米国 デラウェア州ウィルミントン市)4,744百万円
本社および営業所ほか(広島市西区ほか) (注)43,413百万円
日本
北米 — ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V. (メキシコ グアナファト州シラオ市)2,947百万円
東アジア — 上海西川密封件有限公司(中国 上海市)2,907百万円
吉田工場 — 広島県安芸高田市2,480百万円
日本
三原工場 — 広島県三原市2,049百万円
日本
東アジア — 広州西川密封件有限公司(中国 広州市)1,852百万円
安佐工場(広島市安佐北区) (注)31,711百万円
日本
東南アジア — ニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd. (タイ ナコンラチャシマ県)1,665百万円
東アジア — 湖北西川密封系統有限公司(中国 湖北省孝感市)1,108百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    西川物産㈱
    広島市安佐南区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱西川ビッグオーシャン(注)2
    広島市安佐北区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱西川ゴム山口
    山口県下関市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱西和物流
    広島市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    西川デザインテクノ㈱
    広島市西区
    議決権100.0%
  • 海外
    ニシカワ・オブ・アメリカ, Inc. (注)2
    米国 デラウェア州 ウィルミントン市
    議決権100.0%
  • 海外
    ニシカワ・クーパー LLC (注)2、4
    米国 デラウェア州 ウィルミントン市
    議決権60.0%
  • 海外
    ニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd. (注)2
    タイ ナコンラチャシマ県
    議決権77.7%
  • 海外
    上海西川密封件有限公司(注)2
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    広州西川密封件有限公司(注)2
    中国 広州市
    議決権100.0%
  • 海外
    西川橡 胶(上海)有限公司
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V. (注)2、5
    メキシコ グアナファト州 シラオ市
    議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • PT. ニシカワ・カリヤ・インドネシア(注)2インドネシア 西ジャワ州スメダン県92%
  • 湖北西川密封系統有限 公司(注)2中国 湖北省孝感市100%
  • エイエルピー・ニシカワ・カンパニー PVT. Ltd.インド グルグラム市50%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,221億円営業利益91億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.2%、利益が+24.7%。

売上高
+1.2%
1,221億円
営業利益
+24.7%
91億円
純利益
+175.0%
110億円
営業利益率
7.5%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,180億円1,221億円
営業利益75億円91億円
純利益65億円110億円
1株あたり配当¥184¥184

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は301億円、営業利益は22億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.3%、営業利益は+214.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q24514
2024年1Q27372.613
2024年2Q29851.73
2024年3Q329329.720
2024年4Q27914
2025年2Q612416.721
2025年4Q594325.419
2026年2Q573407.043
2026年4Q648517.967
2027年1Q301227.319

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は707億円から1,221億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は7.5%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7077245
2014年3月8289462
2015年3月8804421
2016年3月8996637
2017年3月92896−69
2018年3月9639525
2019年3月9848549
2020年3月9737545
2021年3月8026027
2022年3月8453621
2023年3月9821312
2024年3月1,1798950
2025年3月1,20673766.140
2026年3月1,221911127.5110

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,221億円のうち、営業利益として残るのは91億円7.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は110億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.8%987億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%144億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.5%91億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.0pt
7.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.0pt
12.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが122億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは113億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は443億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月102−55−747155
2014年3月105−57−3048174
2015年3月88−75−2013167
2016年3月124−68456220
2017年3月100−31−1869266
2018年3月57−53−184253
2019年3月66−84−9−18222
2020年3月104−65−939253
2021年3月64−316133341
2022年3月42−50−9−8336
2023年3月52−47155371
2024年3月149−52−9497386
2025年3月92−43−2949416
2026年3月122−9−97113443

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,474億円。このうち返さなくてよい自己資本が923億円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値60.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月81450830659.5
2014年3月93459334160.2
2015年3月1,05069535563.0
2016年3月1,16776540262.4
2017年3月1,17066650453.6
2018年3月1,21871750155.6
2019年3月1,10668342357.8
2020年3月1,03866037859.0
2021年3月1,15671244458.0
2022年3月1,15672543159.3
2023年3月1,25274650657.5
2024年3月1,37787550261.4
2025年3月1,38491746763.5
2026年3月1,47492355059.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
519億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
581億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
550億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ゴム製品 17社との比較

同じゴム製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り17社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率17社中10位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.5%/中央値 7.5%
P25 3.2%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.5%/中央値 7.5%
P25 5.7%P75 10.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.6%/中央値 60.6%
P25 51.0%P75 69.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.2%/中央値 1.7%
P25 -0.0%P75 3.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 3.6%
P25 3.1%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,700で、1年前と比べて+24.7%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥3,700-2.6%1ヶ月+12.5%1年+24.7%時価総額1,369億円
過去52週の値幅
安値¥2,785高値¥4,545

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.6倍
PER (会社予想)20.6倍
PBR1.54倍
配当利回り4.97%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3510円で、1カ月で+13.78%と堅調に上昇。25日線(3283.2円)を約6.9%上回り、75日線(3148.99円)も大きく上回る。52週高値4545円には届かないが、8月10日に3545円まで上昇するなど強い動き。RSIは76.52とやや過熱感があるものの、上昇トレンドは継続。出来高も8月7日に27万株と活発化し、買いが優勢です。業績への期待と需給改善が株価を押し上げています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER11.94倍、PBR1.46倍で、業界平均のPER17.1倍、PBR0.93倍と比較すると、PERは低く割安、PBRはやや高めだが許容範囲。配当利回り5.24%は業界平均3.49%を大きく上回り、ROE12.5%も良好。予想PER19.6倍は今後の業績悪化を懸念させるが、現状の株価は割安で、配当の高さが投資魅力を高めている。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.6倍16.9倍
PER (予想)20.6倍
PBR1.54倍0.91倍
ROE12.5%4.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車生産の回復と為替の円安が追い風となる一方、原材料費やエネルギーコストの上昇が利益を圧迫する。強気派は、2026年3月期の純利益が110億円と急増する見通しや、営業利益率の改善を評価し、PBR1.4倍台は割安とみる。弱気派は、完成車生産の変動リスクや、EVシフトによる部品構成の変化、海外生産の為替感応度を懸念する。配当利回り5.37%と高水準で、株主還元に積極的。

プラスに働く材料7
  • 利益の急拡大

    2026年3月期に純利益110億円と前期比2.75倍の見込み。

  • 円安の恩恵

    海外売上比率が高く、円安は収益を押し上げる。

  • 高配当利回り

    配当利回り5.37%で、株主還元が厚い。

  • 純利益110億円へ前期比70億円増決算発表後影響

    純利益は前期40億円から110億円へ2.75倍

  • 営業利益91億円で営業利益率7.45%決算発表後影響

    営業利益は前期73億円から18億円増加

  • 配当利回り5.37%と高水準継続影響

    株価3425円で配当利回り5.37%

  • 株価は1年で16.75%上昇し需給良好継続影響

    株価上昇率16.75%

マイナスに働く材料7
  • 生産台数依存

    収益は自動車生産台数に左右され、世界景気減速リスク。

  • 材料費の高騰

    ゴム原料やエネルギー価格上昇がコスト圧迫要因。

  • EVシフトの影響

    EVでは部品点数が減り、需要減の可能性。

  • 予想PER19.1倍は来期減益示唆決算発表後影響

    実績PER11.66倍から予想19.1倍へ悪化

  • 売上高は前期比1.2%増と低成長通年影響

    売上高1221億円、前期比15億円増

  • 純利益が営業利益を19億円上回る決算発表後影響

    純利益110億円に対し営業利益91億円、特別損益依存

  • 外国人保有比率7.09%と低い継続影響

    外国人保有7.09%

次の決算で確かめる点
完成車生産台数
主要顧客の生産計画は売上高を直接左右する。
原材料価格
ゴム・エネルギー価格の変動は利益率に影響。
海外売上比率
為替感応度と成長ドライバーを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり184で、前期から+75.1%いまの株価に対する利回りは4.97%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥184
1株あたり
配当利回り
4.97%
いまの株価に対して
配当性向
67.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月18
2018年3月180.080.2
2019年3月2116.716.9
2020年3月20−4.819.2
2021年3月200.021.9
2022年3月200.018.2
2023年3月200.022.3
2024年3月2210.021.2
2025年3月105375.079.4
2026年3月18375.167.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥184

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,562人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.6%を占め、残る54.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.038.241.741.847.046.5
事業法人26.228.728.127.925.926.5
金融機関25.023.823.018.917.219.0
外国法人9.28.36.57.25.87.0
自己株式2.02.03.93.53.42.0
証券会社0.70.90.74.34.10.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人西川記念財団8.27
02株式会社ハイレックスコーポレーション6.71
03西川ゴム工業取引先持株会5.73
04西川正洋5.42
05株式会社広島銀行5.01
06株式会社山口銀行2.94
07株式会社日本カストディ銀行(金銭信託課税口)2.16
08西川ゴム工業社員持株会2.14
09BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.95
10西川泰央1.87

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+28%、1株純資産は14期で−2%。直近期のROEは12.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2292,47610.06.917.6
2014年3月3162,87511.85.518.7
2015年3月1073,3793.418.520.2
2016年3月1873,7205.310.123.4
2017年3月−3533,202−10.2
2018年3月1293,4583.919.180.2
2019年3月2513,2637.57.616.9
2020年3月2293,1297.25.319.2
2021年3月691,7114.210.921.9
2022年3月541,7513.112.618.2
2023年3月301,8721.718.822.3
2024年3月1312,1916.48.021.2
2025年3月1022,2774.623.979.4
2026年3月2942,42412.512.067.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額304百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
西川正洋取締役会長77
小川秀樹代表取締役社長 社長執行役員65
出口幸三代表取締役副社長 副社長執行役員 技術、生産、営業、品質保証管掌59
久保勇人取締役(常勤監査等委員)59
大迫唯志取締役(監査等委員)70
山本順一取締役(監査等委員)78
藏田修取締役(監査等委員)67
岩﨑玲子取締役(監査等委員)60
山本秀至専務取締役 専務執行役員 グローバル経営戦略、管理、人事・安全、調達管掌58
安永崇伸取締役(監査等委員)54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7146583323934
社外取締役4393910
取締役(社内)22502613

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,212字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、連結財務諸表提出会社(当社)、連結子会社14社および関連会社3社(うち持分法適用関連会社1社)で構成され、自動車用部品ならびに建築・土木・化粧品等の業界向け一般産業資材を製造販売しております。 当社グループにおける主要な会社が営む主な事業と当該事業における位置付けは次のとおりであります。 なお、事業区分は、セグメント情報の区分と同一であります。 (日本) 自動車用部品(ゴム・樹脂シール製品(ドアシール、ドリップシール、トランクシール、グラスランチャンネル等)および内外装製品(ドアオープニングトリム、ドアホールシール)等)を当社が製造販売するほか、連結子会社の西川物産㈱、㈱西川ゴム山口ほかに製造を、㈱西川ビッグオーシャンほかに加工を委託しております。また、住宅用外壁目地材を当社が製造販売し、西川物産㈱ほかがスキンケア製品、マンホール用ジョイントシール材等を製造し、西川物産㈱が販売しております。 (北米) 連結子会社のニシカワ・クーパー LLC、ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.ほかが自動車用部品を製造・販売しております。 (東アジア) 連結子会社の上海西川密封件有限公司が自動車用部品を製造・販売しており、広州西川密封件有限公司、湖北西川密封系統有限公司が自動車用部品の製造、西川橡胶(上海)有限公司が自動車用部品、設備等の販売をしております。 (東南アジア) 連結子会社のニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.およびPT.ニシカワ・カリヤ・インドネシアが自動車用部品を製造・販売しております。 連結子会社 西川物産㈱…………………自動車用部品および金型の製造、一般産業資材の製造販売 ㈱西川ビッグオーシャン…自動車用部品の加工、一般産業資材の製造 ㈱西川ゴム山口……………自動車用部品の製造 ㈱西和物流…………………運送業 西川デザインテクノ㈱……自動車用部品の設計 ニシカワ・オブ・アメリカ, Inc.……自動車用部品、金型の開発販売 ニシカワ・クーパー LLC…自動車用部品の製造販売 ニシカワ・タチャプララート・クーパー Ltd.……自動車用部品の製造販売 上海西川密封件有限公司…自動車用部品の製造販売 広州西川密封件有限公司…自動車用部品の製造 西川橡胶(上海)有限公司…自動車用部品、設備等の販売 ニシカワ・シーリング・システムズ・メキシコ S.A. DE C.V.……自動車用部品の製造販売 PT. ニシカワ・カリヤ・インドネシア……自動車用部品の製造販売 湖北西川密封系統有限公司…自動車用部品の製造 関連会社 ※エイエルピー・ニシカワ・カンパニー PVT. Ltd.……自動車用部品の製造販売 他2社 (注) ※は持分法適用関連会社であります。 当社グループ等の状況を図に示すと、次のとおりとなります。
経営方針・対処すべき課題2,728字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 2026年の世界経済は中東情勢の悪化による原油高、それに伴う物価上昇や金融市場の不安定化により、成長の鈍化が見込まれます。また、日本経済においては原油の多くを中東地域に依存しており、企業活動において原材料の供給量不足による生産への影響や、エネルギー費、物流費、原材料費の上昇による収益の悪化が懸念されるため、今後の経営環境の変化に注視が必要となるとともに、調達、物流安定化のためのサプライチェーンの強靭化、コスト急騰への対応、不確実性下において、いかに投資、人材を確保していくかが重要になってきます。 当社においては、2024年5月に『2030年 グローバル中長期経営計画』を策定したものの、具体的な成長戦略ストーリーを描き切れておらず、資本政策の取り組みも不十分であったため、公表後もPBR1倍割れが継続していました。 このような状況を踏まえ、事業戦略・資本政策・ガバナンスの透明性を最大限に高め、2025年2月に『2030年 グローバル中長期経営計画』追補版を公表し、その後、PBR1倍を上回ることができました。 事業戦略においては、セグメントごとに成長戦略を示しており、日本セグメントにおいて、軽量・静音の差別化製品である「ESquare®(イースクエア)」によるブランド戦略を打ち立て、お客様へのプロモーション、海外への展開を推進しております。年内には試作品の納入、2027年度には量産開始を予定しております。海外セグメントにおいては、重点セグメントであった北米セグメントの立て直しが着実に進み、黒字化を達成いたしました。これまでの改善成果の定着を図るとともに、更なる収益性向上に取り組んでまいります。加えて、2025年10月に本社において営業本部を第一営業本部と第二営業本部に分割し、海外顧客に対する体制を強化しました。中国拠点を欧州メーカー向けの生産・販売拠点として活用し、日本、中国間の連携強化により、欧州メーカーの受注拡大を確実なものにすべく、引き続き体制整備を図ってまいります。 資本政策においては、方針に基づく配当の実行、自己株式取得の他、政策保有株式の売却についても実行してまいりました。政策保有株式の売却は2028年3月期までに100億円規模の売却を目指している中で、現時点で49億円の売却を完了しております。引き続き、対象株式の選定と実行を進め、本件取引で得る資金を成長投資と株主還元に適切に配分し、持続的な企業価値向上を図ってまいります。 ①成長戦略 (日本) 軽量・静音の差別化製品「ESquare®(イースクエア)」のブランド戦略による顧客へのプロモーションを推進しており、日本のみならず海外関係会社への技術移転も並行して取り組み、当社製品装着シェアアップによる売上拡大を図っています。 加えて、欧州自動車メーカーへのプロモーション活動を強化するために発足した第二営業本部の活動を加速させ、欧州メーカーの受注拡大に取り組んでいます。 (北米) 当社グループ収益への影響が大きい北米セグメントは、重点的に改善活動を継続しています。特にメキシコ拠点においては、中国連結子会社から生産改善チームを送り、現場を巻き込んだ改善が業績改善に結びつき、北米セグメントの収益向上に寄与しました。翌事業年度においても本改善活動を継続し、改善の定着、自走力向上を図っていきます。引き続きグループ全体で連携して、生産性の改善ならびに、ガバナンス強化の両面での支援を継続し、北米における経営基盤を盤石にした上で、さらなる成長に向けた経営資源の投入を図っていきます。 (東アジア) 中国では、労務費が高騰する上海地区から原価低減を目的とした生産移管を進めるため、中国内陸部の新工場(湖北西川密封系統有限公司 第2工場)を建設し、2025年9月から稼働しました。これにより、価格競争力を高め、中国自動車メーカーからの受注拡大ならびに、収益性の改善を図ります。 また、日本の自動車メーカー納入製品の生産を中国拠点で請負うことを推進し、中国における日系自動車の販売低迷に伴う売上減少をカバーする仕事量の確保を図るとともに、グループ全体の収益性を向上させます。 (東南アジア) 自動車販売台数が減少する中、売上が低下しても利益を確保できる構造改革を進めています。その一環として、インドネシア子会社の内製化比率を高めるため、樹脂製品の押出生産設備をタイ子会社から移設し、2025年8月設置が完了、2026年1月から稼働しました。稼働後順次対象製品の内製化を推進し、2026年3月末時点、約80%の製品が内製化完了。引き続き全製品内製化に向けて推進し、収益性の改善ならびに、価格競争力を強化し、新規受注の拡大を図っていきます。 ②資本政策 過剰な株主資本を圧縮するとともに、滞留している現預金を成長投資に振り分け、2025年3月期から毎期DOE8%程度の配当を実施し、加えて2026年3月期からの6年間で、発行済株式総数の6%に当たる自己株式取得を実施する株主還元方針を掲げました。なお、自己株式取得につきましては、既に当初の目標である発行済株式総数の6%は実行完了していますが、今後も状況に応じて検討していきます。 さらに、2028年3月期までに100億円規模で政策保有株式の売却を進めることを掲げており、当事業年度におきましては、49億円の売却実行となりました。本件取引で得る資金は、成長投資を優先しつつ、DOEを基軸とした株主還元方針との整合も踏まえ、成長投資および株主還元に適切に配分し、持続的な企業価値向上を図っていきます。 2027年3月期の通期業績見通しにつきましては、上記の対応を踏まえ、売上高1,180億円、営業利益75億円、経常利益86億円、親会社株主に帰属する当期純利益65億円を見込んでいます。 『2030年 グローバル中長期経営計画』ロードマップ 2030年中長期経営目標の財務目標 当社は、資本コストを低下させ、ROEおよびROICの確実な達成を狙う目的から、KGIとして最適な自己資本比率を55%と定め2031年3月期までの達成を目指します。 サステナブル経営の推進(非財務目標) 当社は、環境及び社会課題の解決を企業活動の前提条件と捉え、持続可能な社会と社会的責任を果たすべく、取り組むべき重点課題(マテリアリティ)を特定し、具体的な取り組みと各KPIを設定いたしました。 社会や環境の変化に対応しながら、未来に向けて以下ESGの取り組みを進めてまいります。
事業等のリスク3,120字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには以下のようなものがあります。 なお、本項に記載した将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 (1) リスクマネジメント体制 グループ全体を対象に、当事業年度より統一した手法でリスク管理を図る全社的リスクマネジメント(ERM)を導入いたしました。 この取り組みによりグループ全体でのリスク感度を向上させることで、当社および当社グループ会社の経営理念、経営目標または経営戦略の達成を阻害するリスクを洗い出し、対策を実施することにより効率的にリスクをコントロールいたします。 当社グループは、当社およびグループ各社においてリスク管理委員会を設置しております。各社にて検討した内容を各社のリスク管理委員会にて承認のうえ、当社リスク管理委員会に報告・承認依頼を行います。当社リスク管理委員会はそれらを決定・承認するとともにモニタリングを行い、対策計画の実行状況や対策によるリスク評価の変化を確認いたします。 当社リスク管理委員会の委員長である当社社長執行役員小川秀樹氏は、リスクマネジメントに関する最高責任者を務めます。 なお、「気候変動リスク」等のサステナビリティに係るリスクについてはESG推進委員会にて管理しております。詳細につきましては「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」のとおりであります。 (2)リスクマネジメントのサイクル 当社グループでは、グループ内外の環境を踏まえてリスクの「洗い出し(特定)」「分析・評価」を行い、グループ全体で想定されるリスクを洗い出します。洗い出されたリスクの中から対策実施状況や発生時の影響の大きさ等に基づき、対策を強化すべきリスクを対策優先リスクとして抽出し、それらに対して「対応計画策定」「対応」「モニタリング」「見直し」を実施しております。 ① リスクの洗い出し、分析・評価プロセス 当社グループ内の環境の変化に加え、世界的な潮流や事業環境の様々な変化を捉える必要があります。特に近年では、先行き不透明な国際情勢が続き、企業活動を取り巻く環境の不確実性が高い状況にあります。こうした状況を踏まえ、内外の変化に適切に対応するため、外部環境に起因するリスクも織り込み、グループ全体で想定されるリスクを洗い出します。 当社グループ全体で想定されるリスクを洗い出したのち、事務局にて分析・評価を行いリスクの網羅性の確認、部門間でのリスクのバラツキを確認しております。 洗い出されたリスク毎のリスク評価に基づき、「発生頻度」と「影響度」の二軸でリスクマップにマッピングしております。 ② 対応計画の策定、実施 洗い出されたリスクのうち、対策実施状況や発生時の影響の大きさ等から対策を強化すべきリスクとして、対策優先リスクを決定しております。対策優先リスクには、グループ全体で共通して対策を実施する「グループ共通対策優先リスク」と、個社毎に実施する「個社対策優先リスク」があり、その他のリスクについては各社・各部で対策継続・実施要否を検討しております。 対策優先リスクにつきましては、既存の対策の継続に加えて、既存の対策の実効性を高めるための見直し・強化内容の検討を実施しております。「グループ共通対策優先リスク」、「個社対策優先リスク」に分けて対策を実施することで、グループで横断的に対策を実施しつつ、共通で網羅しきれない固有のリスクを各社で補足し対応することができる設計としております。 これにより、資源配分の最適化および対策の抜け漏れ防止を図り、グループ全体のリスクマネジメントの実効性を高めております。 (3) 危機管理体制 危機管理体制の実効性を上げるため、当社グループでリスクが顕在化した場合の報告ルートを整備し、当社を中心として横断的に対応できる体制を整備しております。 また、危機発生時に迅速かつ適切に対応できるよう、平時から危機対応のシミュレーション訓練、危機管理に係る規定の理解度を高める研修を実施しております。 危機発生時の対応については、事象をその経過および深刻度に応じて「危機区分」を設定し、区分別の対応方針および報告基準をあらかじめ定めております。危機発生時には、定められた手順に基づき、速やかに事実関係を確認し、影響を判断したうえで、適切な意思決定と迅速な対応につなげる体制を整備しております。 (4) 主要なリスク 対策優先リスクを含む、当社グループの主要なリスクは下記のとおりです。 リスク名   リスクの概要   主な対応策 材料調達   当社グループは、原材料および部品を複数のグループ外供給元から調達しておりますが、原材料価格の上昇や、中東情勢等の影響により原材料の継続的な確保が困難となり生産活動に支障をきたした場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、原材料価格の上昇分に対する適切な価格転嫁を進めるとともに、グローバルでの調達先の分散を図ります。また調達が困難と予想される原材料の情報を早期に入手し、代替品の検討と採用を進めてまいります。 情報セキュリティ   当社グループの業務遂行にあたり活用している各種情報システムにおいて、機器の破損等による不具合またはサイバー攻撃等により重大な障害が発生し当社グループのシステムが正常に利用できない場合、あるいは不正アクセス等により機密情報・個人情報が漏洩した場合、情報システムの停止に伴う生産停止とともに、当社グループの社会的信用の失墜に繋がることで生産活動、営業活動等に支障をきたし、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、すべての役員および社員に対し、情報の取り扱いに関する規則を定め、情報管理に対する啓蒙活動を行っております。また近年高度化、巧妙化しているサイバー攻撃に対応するため、日本自動車工業会(JAMA)、日本自動車部品工業会(JAPIA)が自動車産業固有のリスクを考慮し作成したサイバーセキュリティガイドラインに基づき、セキュリティレベルを向上させるべく各種の対策を推進しております。 税務対応   当社グループが進出する国や地域の税務処理に関して税務当局と税法の解釈や認識に相違がある場合、想定外の追加の税金、それに対する利息や罰金が発生する等、当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、外部専門家等によるレビューやアドバイスを活用し、できる限り税務当局との認識相違が生じないよう、適切な納税額を算定する体制を構築しています。当局との認識相違が発生した場合には、これら専門家の支援を得ながら当社の解釈について理解を得られるよう対応することとしております。 自然災害   当社グループが事業展開する国や地域において、地震や豪雨等の自然災害が発生した場合、生産活動や営業活動等に支障をきたし、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、災害発生時における災害対策および事業継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの導入、衛星電話の設置、防災訓練等の対策を講じるほか、生産現場における地震への減災対策、土砂災害等の防止対策を進めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,122字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、緩やかながらも成長を続ける一方、米国の通商政策の影響等による景気下押しリスクや、中東情勢の緊迫化や欧州情勢などを背景とした地政学リスクの長期化などにより、世界経済の先行きには不透明感が残る状況が続きました。 日本経済においても、インバウンド需要や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調が見られたものの、米国の関税引き上げや物価上昇の影響、世界経済同様に地政学リスクの影響など予断を許さない状況が続きました。 自動車業界においては、2025年の世界販売は前年比で増加し、全体としては緩やかな拡大基調となりました。 地域別に見ると、成熟市場である北米は堅調に推移し、日本市場も前年からの反動回復により持ち直しの動きが見られました。一方、欧州市場は補助金縮小や景気の影響を受けて伸び悩み、低成長にとどまりました。 これに対し、中国市場は政策支援を背景に拡大し高い成長を維持したほか、インド市場も堅調な需要に支えられ増加を続けるなど、新興国が全体の成長を牽引する構図となりました。 また、車両の電子化・高度化が進展し、電子部品や半導体関連部品の需要が引き続き増加しましたが、地政学リスクやサプライチェーンの再編、原材料価格の変動など、事業環境には不確実性が残る状況となりました。 当社グループにおきましては、『2030年 グローバル中長期経営計画』を経営の基軸に据え、全員経営を掲げ、弾力発想の下、企業価値向上への取り組みを積極的に推進しています。このような事業環境の下、当連結会計年度における売上高は各セグメントにおける営業努力の結果、122,138百万円(前期比1,498百万円増、1.2%増)となりました。営業利益は合理化・効率化活動の継続などにより、9,052百万円(前期比1,727百万円増、23.6%増)となりました。経常利益は為替変動などの影響により、11,189百万円(前期比3,572百万円増、46.9%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却益の計上もあり、10,960百万円(前期比7,002百万円増、176.9%増)となりました。 なお、米国反トラスト法違反に係る損害賠償金交渉の和解金として1,180百万円を特別損失として計上しました。一方で、取消訴訟を提起しておりました法人税等更正処分において、その処分を取り消す判決が確定したため、過年度法人税等の還付を1,139百万円計上しています。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (日本) 日本における自動車生産台数は前期比で減少したものの、売上高は57,863百万円(前期比152百万円増、0.3%増)となりました。営業利益は人的資本投資の増加などにより、4,095百万円(前期比672百万円減、14.1%減)となりました。 (北米) 北米における自動車生産台数は前期比で減少したものの、当社受注車種の増産影響とともに為替の寄与もあり、売上高は47,646百万円(前期比2,406百万円増、5.3%増)となりました。営業利益は、原価改善プロジェクトを立ち上げ、実績のある中国メンバーをメキシコに派遣し拠点間協力を推進することで大幅に改善し、1,780百万円(前期は営業損失145百万円)となりました。 (東アジア) 東アジアにおける自動車生産台数は前期比で増加しましたが、日本車販売の低迷による生産台数の減少などにより、売上高は10,469百万円(前期比556百万円減、5.0%減)となりました。一方で、原価低減活動の推進による費用低減に取り組んだことに加え、中国内陸部の新工場稼働を4ヶ月前倒しの2025年9月より稼働させることができたことで、セグメント内最適生産などの合理化活動が促進され、営業利益は627百万円(前期比261百万円増、71.6%増)となりました。 (東南アジア) 東南アジアにおける自動車生産台数が前期比で減少したことに加え、日本車の販売シェアも低下したことにより、売上高は12,184百万円(前期比692百万円減、5.4%減)となりました。営業利益は原価低減活動の推進により費用抑制ができたことで2,432百万円(前期比110百万円減、4.4%減)となり、利益水準は維持することができました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,672百万円増加し、44,265百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、12,214百万円(前期比2,971百万円の収入増)となりました。主な要因は、法人税等の支払額が減少したことに加え、法人税等の還付額が増加したことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、856百万円(前期比3,486百万円の支出減)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出が増加したものの、投資有価証券の売却による収入が増加したことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、9,725百万円(前期比6,848百万円の支出増)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入があったものの、自己株式の取得による支出や配当金の支払額が増加したことなどによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 ⅰ 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前期比(%) 金額(百万円) 日本   53,502   0.3 北米   47,789   6.4 東アジア   8,991   △13.9 東南アジア   11,879   △4.1 合計   122,163   0.9 (注) 1 生産実績には、外注先に委託した生産分を含んでおります。 2 金額は、販売価額により表示しております。 ⅱ 受注実績 当社グループは、各自動車メーカーをはじめとして納入先より四半期毎および翌月の生産計画の内示を受け、見込生産を行っているため、受注実績に該当する事項はありません。 ⅲ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前期比(%) 金額(百万円)   構成比(%) 日本   53,630   43.9   0.7 北米   47,642   39.0   5.4 東アジア   8,913   7.3   △8.8 東南アジア   11,952   9.8   △3.6 合計   122,138   100.0   1.2 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   比率(%)   金額(百万円)   比率(%) トヨタ自動車㈱およびそのグループ会社   30,653   25.4   33,019   27.0 本田技術工業㈱およびそのグループ会社   26,463   21.9   24,705   20.2 マツダ㈱およびそのグループ会社   16,972   14.1   16,386   13.4 日産自動車㈱およびそのグループ会社   14,440   12.0   14,574   11.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当社グループの事業戦略においては、軽量・静音の差別化製品「ESquare®(イースクエア)」のブランド戦略による顧客へのプロモーションを推進しており、日本のみならず海外関係会社への技術移転も並行して取り組み、当社製品装着シェアアップによる売上拡大を図っています。 加えて、欧州自動車メーカーへのプロモーション活動を強化するために発足した第二営業本部の活動を加速させ、欧州メーカーの受注拡大に取り組んでいます。 海外セグメントにおいては、北米セグメントの立て直しに加え、東アジアセグメントにおける日本車以外の中国メーカー、欧州メーカーの受注拡大、生産体制の強化による収益性回復と競争力の向上を図ってまいります。 [2027年3月期連結業績見通し] 売上高   118,000   百万円   (対前期比   △3.4%) 営業利益   7,500   百万円   (対前期比   △17.1%) 経常利益   8,600   百万円   (対前期比   △23.1%) 親会社株主に帰属する当期純利益   6,500   百万円   (対前期比   △40.7%) 財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末における総資産の額は147,367百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,966百万円の増加となりました。これは、当期純利益により現金及び預金などの流動資産が増加したことや、投資有価証券などの投資その他の資産が増加したことによるものです。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債合計は55,035百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,356百万円の増加となりました。これは、未払法人税等などの流動負債が増加したことや、長期借入金、繰延税金負債などの固定負債が増加したことによるものです。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産の額は92,332百万円となり、前連結会計年度末に比べ610百万円の増加となりました。剰余金の配当などにより利益剰余金が減少しましたが、その他有価証券評価差額金、退職給付に係る調整累計額などが増加したことによるものです。 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ1,498百万円増加し、122,138百万円(前期比1.2%増)となりました。 海外におきましては、北米において自動車生産台数が前期比で減少したものの、当社受注車種の増産影響および為替の寄与もあり増収となりました。東アジアにおいては自動車生産台数は前期比で増加しましたが、日本車販売の低迷による生産台数の減少などにより、減収となりました。東南アジアにおいては自動車生産台数が前期比で減少したことに加え、日本車販売シェアも低下したことなどにより減収となりました。 国内におきましては、自動車生産台数が前期比で減少したものの、当社受注車種の増産影響などにより、増収となりました。 なお、セグメント別の売上高につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、人的資本投資などの増加などがありましたが、全員経営を掲げ、弾力発想の下、企業価値向上への取り組みを積極的に推進し、全社員が一丸となって精力的・継続的に合理化・効率化活動を推進したことにより、前連結会計年度に比べ1,727百万円増加し、9,052百万円(前期比23.6%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、為替変動などの影響により、前連結会計年度に比べ3,572百万円増加し、11,189百万円(前期比46.9%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却益の計上もあり、前連結会計年度に比べ7,002百万円増加し、10,960百万円(前期比176.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ⅰ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,672百万円増加し、44,265百万円となりました。キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ⅱ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは現在、必要な運転資金および設備投資資金については、自己資金または借入等により資金調達することとしております。当連結会計年度末において、短期借入金の残高は14,956百万円、長期借入金の残高は9,223百万円であります。 当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に、将来必要な運転資金および設備投資資金を調達していく考えであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当連結会計年度において、当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益、費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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