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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

シナネンホールディングス

SHINANEN HOLDINGS CO., LTD.8132 · Prime · 卸売業

エネルギーの卸・小売からメンテナンスまで、生活と産業のエネルギーを多面的に支える総合エネルギー企業。

概要

シナネンホールディングスは、東京証券取引所プライム市場に上場する純粋持株会社である。LPガス・石油・電力のエネルギー事業(BtoC/BtoB)と、建物メンテナンス、自転車販売、シェアサイクル、ITシステム、抗菌剤の非エネルギー事業の3セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高は2988億円、従業員数は1661人。グループは連結子会社29社、関連会社10社を擁する。

エネルギー卸·小売周辺事業(BtoC)の収益構造

BtoC事業は、家庭および小売業者向けにLPガス、都市ガス、電力を販売する。同時にリフォーム工事やガス器具販売などの周辺サービス、LPガスの保安点検・配送を手掛ける。2026年3月期の売上高は712億円で、グループ全体の23.8%を占める。営業利益は13億円と前年比31.2%増加した。温暖な気候による灯油・ガス販売数量減とプロパンCP価格の軟調が減収要因となったが、不採算事業撤退の効果が利益を押し上げた。なお、都市ガス供給は連結子会社のミライフ株式会社と日高都市ガス株式会社が担う。

エネルギーソリューション事業(BtoB)の事業範囲

BtoB事業は法人向け石油製品(ガソリン、灯油、軽油、重油等)およびLPガスの販売、法人向け電力販売、太陽光発電システムの販売・メンテナンス、住宅設備機器(洗濯機防水パン等)の製造販売、メガソーラーによる発電事業を含む。2026年3月期の売上高は2044億円で全社の68.4%を占める最大セグメントである。営業利益は15億円で前年比24.4%減少した。軽油販売は堅調だったが、温暖化による他油種の販売減と電力相対取引の利幅縮小が響いた。太陽光発電は連結子会社日本ソーラー電力他5社が運営する。

非エネルギー事業の多角化

非エネルギー事業は、総合建物メンテナンス(ビル管理・清掃、斎場・病院運営)、自転車の製造卸売・小売(店舗「サイクルプラザダイシャリン」)、シェアサイクルサービス「ダイチャリ」、LPガス基幹業務システム等のコンピュータシステム開発販売、抗菌性ゼオライトの製造販売で構成される。2026年3月期の売上高は228億円で全社の7.6%、営業利益は10億円で前年比56.7%増と好調である。建物メンテナンスはエリア拡大と施設運営業務が堅調、シェアサイクルは拠点開発と利用件数増加が寄与した。

グループ構成と持株会社体制

当社は純粋持株会社として、連結子会社29社、非連結子会社2社、関連会社10社を統括する。主要子会社として、エネルギーBtoCを担うミライフ西日本、ミライフ、ミライフ東日本の3社、BtoBの中核であるシナネン株式会社、石油販売のシナネン石油、太陽光発電の日本ソーラー電力、建物メンテナンスのシナネンアクシア、自転車のシナネンサイクル、シェアサイクルのシナネンモビリティPLUS、システム開発のミノス、抗菌剤のシナネンゼオミックなどがある。2026年3月にはシナネンエコワークの全株式を売却し、事業ポートフォリオの見直しを進めている。

業界の中での役割はエネルギー卸・小売及び周辺サービスの提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,988億円
営業利益
44億円
営業利益率
1.5%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
エネルギー ソリュー ション事業(BtoB事業)2,045億円68.5%16億円0.8%
エネルギー 卸・小売 周辺事業(BtoC事業)712億円23.9%13億円1.8%
非エネルギー 事業228億円7.6%11億円4.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC)主力

家庭向け及び小売業者向けにLPガス等各種燃料、電力、都市ガスを販売。併せてリフォーム・ガス器具販売等のエネルギー周辺事業、LPガスの保安・配送事業を展開。

主な製品・サービス4
LPガス等各種燃料
家庭及び小売業者向けのLPガス・都市ガス等燃料の販売。
電力
家庭向け電力販売。
リフォーム・ガス器具販売
家庭向けリフォーム工事及びガス器具等の販売。
LPガス保安・配送サービス
LPガスの保安点検及び配送サービス。

02エネルギーソリューション事業(BtoB)主力

法人向け石油製品・LPガスの販売、電力販売、太陽光発電事業(メガソーラー等)、太陽光発電システムの販売・メンテナンス、住宅設備機器販売を展開。

主な製品・サービス5
石油製品・LPガス
法人向けの石油製品(ガソリン、灯油、軽油、重油等)及びLPガスの販売。
法人向け電力
法人向け電力販売及び家庭向け環境配慮型電力販売。
太陽光発電システム
太陽光発電システムの販売及びメンテナンス。
住宅設備機器
洗濯機防水パン等の住宅用品の製造・販売。
メガソーラー発電
メガソーラー等による発電事業。

03非エネルギー事業準主力

総合建物メンテナンス(ビル・商業施設・集合住宅の管理・清掃、斎場・病院運営等)、自転車の輸入・卸・小売、シェアサイクルサービス、コンピュータシステム開発・販売、抗菌事業(抗菌性ゼオライト等)を展開。

主な製品・サービス5
総合建物メンテナンス
ビル・商業施設・集合住宅の管理・清掃、斎場・病院の運営請負等。
自転車・自転車関連商品
自転車の製造・卸売及び小売店舗「サイクルプラザダイシャリン」での販売。
シェアサイクル「ダイチャリ」
シェアサイクルステーションの開拓・運営によるシェアサイクルサービス。
コンピュータシステム
LPガス基幹業務システム、電力顧客情報システム等の開発・販売。
抗菌性ゼオライト
抗菌性ゼオライト等の製造・販売。

製品と技術

家庭向けLPガスと電力のエネルギーサービス

BtoC事業の中核製品はLPガスで、プロパンガス・ブタンガスとして家庭に供給される。また、都市ガス(日高都市ガス)と家庭向け電力を販売する。これらに加え、ガス器具販売やリフォーム工事、LPガス保安点検・配送をセットで提供し、顧客のエネルギー需要をワンストップでカバーする。2026年3月期のLPガス販売数量は温暖な気候の影響で減少したが、不採算事業の撤退により利益率は改善した。保安配送は子会社ひまわりサービスセンターなど7社が担う。

法人向け石油製品と太陽光発電システム

BtoB事業では、ガソリン、灯油、軽油、重油など全油種の石油製品を法人向けに供給する。シナネン石油がガソリンスタンドを運営し、シナジートランスポートが配送を担う。さらに太陽光発電システムの販売・メンテナンス(太陽光サポートセンター)と、メガソーラーによる発電事業(日本ソーラー電力等)も手掛ける。住宅設備機器では洗濯機防水パンの製造販売を行う。2026年3月期は軽油販売が堅調だったが、電力相対取引の利幅縮小が利益を圧迫した。

総合建物メンテナンスと施設運営

連結子会社シナネンアクシアが提供する建物メンテナンスは、ビル・商業施設・集合住宅の管理・清掃、斎場や病院の運営請負を含む。2023年10月にタカラビルメン、インデス、ガスシステムを統合し、サービスのエリア拡大と効率化を実現した。2026年3月期は集合住宅メンテナンス業務の拡大と施設運営の堅調により増収増益となり、非エネルギー事業全体の利益成長を牽引した。

自転車販売とシェアサイクル「ダイチャリ」

シナネンサイクルは自転車の製造卸売と、小売店舗「サイクルプラザダイシャリン」での販売を行う。2013年に買収し、2015年に事業を承継。一方、シナネンモビリティPLUSはシェアサイクルサービス「ダイチャリ」を運営し、駅前や商業施設にステーションを設置する。2026年3月期は拠点開発の推進と利用件数増加、価格改定効果により増収増益を達成した。両事業はグループのモビリティ領域を構成し、非エネルギー事業の柱となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

エネルギー商社、売上減少傾向で再建途上

当社はLPガス・石油製品を主力とするエネルギー商社。業界内ではリョーサン菱洋HDや高千穂交易とは異なるエネルギー分野で独自のポジション。2025/3期の売上高は前期比▲9%減少、営業利益率は1.3%と低水準。収益性改善に向け、コスト削減や新規事業開拓が急務。

強み

  • 全国の顧客基盤と安定供給体制で強みを発揮
  • LPガス・石油に加え再生可能エネルギー事業を展開
  • 国内外の安定した調達先を確保
  • 保安点検など顧客密着サービスで差別化

課題

  • エネルギー需要減や価格競争で売上減少が続く
  • 営業利益率1%台と低く、抜本的改善が必要
  • 脱炭素化への対応や新規事業の育成が遅れている

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がシナネンホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14784GMOインターネット1,483億円24.2倍
29533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
36617東光高岳1,087億円16.2倍
49543静岡ガス1,023億円10.3倍
59536西部ガスホールディングス945億円13.0倍
68132シナネンホールディングス834億円18.5倍
79534北海道瓦斯815億円7.1倍
82734サーラコーポレーション800億円10.5倍
99519レノバ794億円23.8倍
108157都築電気788億円11.7倍
119517イーレックス660億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

石炭·煉炭業から石油·LPガスへ転換した1950年代

1937年3月、東京無煙炭株式会社を吸収合併し、千葉煉炭製造所を継承して煉炭製造販売を開始した。戦後、1952年9月に石油製品(灯油、ガソリン、重油等)と石油器具の販売に進出。翌1953年9月には日本煉炭工業と合併し、名古屋工場など4拠点を継承。1954年5月、三興燃料を買収し商号を千葉煉炭工業(株式会社チバネン)に変更。1955年4月にはLPガスとガス器具の販売を始め、主力事業が石炭・煉炭から石油・LPガスへとシフトした。これらの事業転換が現在のエネルギー企業の基盤を築いた。

上場と子会社設立で事業拡大した1963〜1998年

1963年1月、東京証券取引所市場第2部に株式上場。1983年9月には東証1部銘柄に指定された。1975年8月、日高安宅ガス(現・日高都市ガス)に資本参加し、都市ガス事業へ進出。1989年4月にシナネン石油を設立、1991年3月にはシナネンゼオミックを設立して抗菌事業に参入した。1998年4月、商号をシナネン(現シナネンホールディングス)に変更。この期間、多角化の布石として非エネルギー分野への進出が進められた。

合併によるガス販売網の再編(2001〜2006年)

2001年10月、ニチメンエネルギーのLPガス事業を譲り受け、ニチメンエネルギーガス販売で営業開始。2002年4月、関東圏のLPガス販売会社6社を合併しシナネン関東ガス販売(現ミライフ)に。2003年4月には東北3社を合併しミライフ東北、中部2社を合併しミライフ中部を設立。2005年4月、これらをさらに統合し関東の販売会社を存続会社としてニチメンエネルギーガス販売等を吸収合併。2006年4月にはチバネン、ミヤネン、アルプス産業を吸収合併し、グループのエネルギー販売基盤を集約した。

M&Aで非エネルギー事業を拡充(2008〜2015年)

2008年12月、関東コスモガス、近畿コスモガス、兵庫ツバメプロパン販売の全株式を取得し、ガス販売エリアを拡大。2009年3月にはシステム開発会社ミノスの全株式を取得。2013年1月、青葉自転車販売(現シナネンサイクル)を買収し自転車事業に参入。2015年4月、エネルギー卸小売部門を地域ごとに統合する組織再編を実施し、同時に自転車事業をシナネンサイクルに承継。2015年10月には石油卸売・ソリューション事業を品川ハイネン(現シナネン)に承継し、純粋持株会社体制へ移行、商号をシナネンホールディングスに変更した。

持株会社体制下での統合と再編(2017〜2023年)

2017年3月、タカラビルメン(現シナネンアクシア)を買収し建物メンテナンス事業を強化。2019年4月、シナネンサイクルからシェアサイクル事業を分離しシナネンモビリティPLUSを設立。2022年4月、東証プライム市場に移行。2023年10月、タカラビルメンを存続会社としてインデスとガスシステムを吸収合併し、商号をシナネンアクシアに変更し総合建物メンテナンス事業を一本化した。この間、グループ全体の経営効率化と非エネルギー事業の統合が進められた。

主力事業統合と一部事業売却(2023〜2026年)

2024年7月、本社を東京都港区三田から品川区東品川へ移転。2026年3月期、シナネンエコワークの全株式を国際紙パルプ商事に売却し、事業ポートフォリオの変革を図った。同時に、エネルギー主力4社の統合準備を進め、2026年4月に実施。第三次中期経営計画のもと、リテールサービス戦略を強化し、2027年4月の創業100周年に向けて収益基盤の再構築を進めている。2026年3月期は親会社株主に帰属する当期純利益44億円と過去最高益を達成した。

年表29件を開く

1930年代

  • 1937年3月M&A東京無煙炭株式会社を吸収合併、同社の千葉煉炭製造所を継承し煉炭の製造販売、石炭の販売業務及び煉炭燃焼器具販売を拡大。

1950年代

  • 1952年9月石油製品、同器具の販売を開始。(品目―灯油、ガソリン、重油、軽油等、石油器具)
  • 1953年9月M&A日本煉炭工業株式会社と合併、同社の名古屋工場、江東工場、横浜工場、名古屋支店及び大阪支店を継承し煉炭の製造販売を拡大。
  • 1954年5月M&A三興燃料を買収し商号を千葉煉炭工業株式会社(株式会社チバネン)に変更。
  • 1955年4月LPガス、同器具の販売を開始。(品目―プロパンガス、ブタンガス、オートガス、ガス器具)

1960年代

  • 1963年1月上場東京証券取引所市場第2部に株式上場。

1970年代

  • 1975年8月日高安宅ガス株式会社(現・日高都市ガス株式会社)に資本参加。

1980年代

  • 1983年9月東京証券取引所市場第1部銘柄に指定。
  • 1989年4月創業シナネン石油株式会社を設立。

1990年代

  • 1991年3月創業株式会社シナネンゼオミックを設立。
  • 1998年4月商号変更商号をシナネン株式会社(現・シナネンホールディングス株式会社)に変更。

2000年代

  • 2001年10月ニチメンエネルギー株式会社のLPガス事業を譲り受け、ニチメンエネルギーガス販売株式会社にて営業開始。
  • 2002年4月M&A関東圏内の液化石油ガス販売会社6社を合併し、シナネン関東ガス販売株式会社(現・ミライフ株式会社)として営業開始。
  • 2003年4月M&A東北地区の液化石油ガス販売会社3社を合併し、シナネン東北ガス販売株式会社(ミライフ東北株式会社)として営業開始。中部地区の液化石油ガス販売会社2社を合併し、シナネン中部ガス販売株式会社(ミライフ中部株式会社)として営業開始。
  • 2004年2月M&A株式会社チバネン、株式会社ミヤネン、品川ハイネン株式会社(現・シナネン株式会社)及び日高都市ガス株式会社4社を株式交換により完全子会社化。
  • 2005年4月M&A関東圏において主にLPガスを販売するシナネン関東ガス販売株式会社(現・ミライフ株式会社)を存続会社とし、ニチメンエネルギーガス販売株式会社及びチバネンホームガス株式会社を吸収合併。
  • 2006年4月M&A当社は、株式会社チバネン及び株式会社ミヤネン並びにアルプス産業株式会社を吸収合併。
  • 2008年12月関東コスモガス株式会社(関東エネポート株式会社)、近畿コスモガス株式会社(ミライフ関西株式会社)及び兵庫ツバメプロパン販売株式会社(ミライフ関西株式会社)の全株式を取得。
  • 2009年3月株式会社ミノスの全株式を取得。

2010年代

  • 2013年1月青葉自転車販売株式会社(現・シナネンサイクル株式会社)の全株式を取得。
  • 2015年4月M&A当社は、エネルギーの卸・小売部門を地域毎に、ミライフ関西株式会社(現・ミライフ西日本株式会社)・ミライフ株式会社・ミライフ東北株式会社(現・ミライフ東日本株式会社)を存続会社として統合する組織再編を実施。また自転車輸入・販売事業を青葉自転車販売株式会社に承継し、商号をシナネンサイクル株式会社に変更。
  • 2015年10月商号変更当社は、石油卸売事業・ソリューション事業を簡易吸収分割により品川ハイネン株式会社に承継。同社の商号をシナネン株式会社に変更。純粋持株会社体制の移行に伴い、当社の商号をシナネンホールディングス株式会社に変更。
  • 2017年3月タカラビルメン株式会社(現・シナネンアクシア株式会社)の全株式を取得。
  • 2019年1月本社を東京都港区海岸から東京都港区三田へ移転。
  • 2019年4月シナネンサイクル株式会社がシェアサイクル事業をシェアサイクル分割準備会社株式会社(現・シナネンモビリティPLUS株式会社)に会社分割。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行。
  • 2023年10月M&A総合建物メンテナンス事業の統合を図り、タカラビルメン株式会社を存続会社として、株式会社インデス及び株式会社ガスシステムを吸収合併し、シナネンアクシア株式会社に商号変更。
  • 2024年7月本社を東京都港区三田から東京都品川区東品川へ移転。
  • 2026年3月シナネンエコワーク株式会社の全株式を国際紙パルプ商事株式会社に売却。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    主力事業会社の統合による経営資源の集約・最適化

    2026年4月に主力事業会社を統合し、経営資源を集約・最適化するとともに、グループ一体的な経営体制へ移行。事業会社への権限委譲による意思決定の迅速化とガバナンスの実効性を確保する。

  2. 02

    エネルギー・メンテナンス・モビリティの連携によるリテールサービス戦略の強化

    主力事業領域であるエネルギー・メンテナンス・モビリティを連携させ、地域を面で捉えたストック型ビジネスへ転換。エリアに適したサービスを提供し、継続的な顧客接点の拡大と安定的な収益基盤を構築する。

  3. 03

    事業ポートフォリオの変革と国内事業基盤の再整備

    経営資源をエネルギー・メンテナンス・モビリティ事業に集中し、非エネルギー事業の一部売却を実施。成長戦略の重要施策として位置付け、国内事業基盤を再整備する。

  4. 04

    ICTデータを活用した営業・業務の効率化

    グループ経営基盤強化の一環として、ICTデータを活用した営業活動と業務プロセスの効率化を図り、競争力の向上を目指す。

  5. 05

    新ミッション・ビジョン・バリューの浸透と人財育成

    新たに策定したMVV(世界に誇れる地元をツクる等)を全社員に浸透させ、地域に新たな価値を提供できる人財の育成を進めることで、行動変容と持続的成長を促す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,661人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は757万円で、9期前と比べて+3.1%平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は9.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,552
2018年3月1,556
2019年3月73541.013.71,519
2020年3月70843.113.31,630
2021年3月75542.511.01,588
2022年3月73542.010.21,669
2023年3月75744.28.51,693
2024年3月71243.59.71,764
2025年3月72643.29.91,741230
2026年3月75744.39.91,661265

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)57.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業) — ミライフ 株式会社(東京都品川区)4,796百万円
エネルギー ソリューション 事業(BtoB事業) — 日本ソーラー 電力株式会社(東京都品川区)他5社4,424百万円
エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業) — ミライフ東日本 株式会社(仙台市青葉区)3,524百万円
本社管轄 — 東京都品川区3,343百万円
全社(共通)
エネルギー ソリューション 事業(BtoB事業) — シナネン 株式会社(東京都品川区)他1社3,120百万円
エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業) — ミライフ西日本 株式会社(大阪市西区)2,452百万円
非エネルギー 事業 — シナネンサイ クル株式会社(東京都品川区)745百万円
エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業) — 日高都市ガス 株式会社(埼玉県日高市)671百万円
非エネルギー 事業 — シナネンアクシア株式会社(東京都新宿区)667百万円
非エネルギー 事業 — 株式会社 シナネン ゼオミック(名古屋市港区)481百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ミライフ西日本株式会社
    大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ミライフ株式会社
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ミライフ東日本株式会社
    仙台市青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シナネン株式会社
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シナネンアクシア株式会社
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シナネンサイクル株式会社
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シナネンモビリティPLUS 株式会社
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ミノス
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シナネンゼオミック
    名古屋市港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社光通信(注)5、6
    東京都豊島区 · その他の関係会社
    議決権42.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,988億円営業利益44億円前期と比べると減収増益で、売上が-5.8%、利益が+10.0%。

売上高
-5.8%
2,988億円
営業利益
+10.0%
44億円
純利益
+37.5%
44億円
営業利益率
1.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,345億円2,988億円
営業利益64億円44億円
純利益52億円44億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は724億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+1.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,06913
2024年1Q714−7−1.0−4
2024年2Q698−14−2.0−17
2024年3Q964−1−0.1−1
2024年4Q1,10712
2025年2Q1,23520.22
2025年4Q1,936382.030
2026年2Q1,20470.64
2026年4Q1,784372.140
2027年1Q724121.713

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,740億円から2,988億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は1.5%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,7403011
2014年3月3,101256
当社は、エネルギーの卸・小売部門を地域毎に、ミライフ関西株式会社(現・ミライフ西日本株式会社)・ミライフ株式会社・ミライフ東北株式会社(現・ミライフ東日本株式会社)を存続会社として統合する組織再編を実施。また自転車輸入・販売事業を青葉自転車販売株式会社に承継し、商号をシナネンサイクル株式会社に変更。
2015年3月2,8142614
2016年3月2,0914322
2017年3月2,1823426
2018年3月2,4443929
2019年3月2,4462216
2020年3月2,3702230
2021年3月2,1713027
2022年3月2,8933325
総合建物メンテナンス事業の統合を図り、タカラビルメン株式会社を存続会社として、株式会社インデス及び株式会社ガスシステムを吸収合併し、シナネンアクシア株式会社に商号変更。
2023年3月3,423125
2024年3月3,4831−10
2025年3月3,17140451.332
2026年3月2,98844541.544

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,988億円のうち、営業利益として残るのは44億円1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.9%2,597億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.6%347億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.5%44億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
1.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
7.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが66億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは68億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は167億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月24−2910−5172
2014年3月41−281813203
2015年3月38−20−118220
2016年3月34−40−10−6201
2017年3月24−6321−39183
2018年3月54−13−1524172
2019年3月52−13−233988
2020年3月6−11−8−574
2021年3月790−557998
2022年3月1122−313399
2023年3月4−74−399
2024年3月−9−1743−26116
2025年3月105−28−7677117
2026年3月662−1868167

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,081億円。このうち返さなくてよい自己資本が601億円で、自己資本比率は55.6%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月86746040753.0
2014年3月95945950047.8
2015年3月89347142252.7
2016年3月93048244851.8
2017年3月1,04850754148.3
2018年3月93246946350.3
2019年3月91147443751.6
2020年3月90648841853.1
2021年3月96851944952.9
2022年3月1,04954450551.2
2023年3月1,01453647852.9
2024年3月1,08553355249.1
2025年3月1,05955250752.1
2026年3月1,08160148055.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
169億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
330億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
61億円
在庫として抱えている分
負債合計
480億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中115位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中265位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.5%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,550で、1年前と比べて+14.6%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥7,550-3.8%1ヶ月+20.0%1年+14.6%時価総額834億円
過去52週の値幅
安値¥5,880高値¥9,270

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.5倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR1.38倍
配当利回り1.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+22.22%と大幅上昇しており、8月19日には-5.19%と急落したが、終値8580円は25日線(7049.2円)を21.7%上回っている。52週高値9270円からは7.4%下落したが、8月12日から急騰しており、8月17日に8800円、8月18日に9050円と上昇した後、調整に入った。出来高は8月12日に6.7万株と急増し、その後も4万株前後と高水準が続いており、買いが入っている。RSIは68.42とやや過熱圏にあり、短期的な調整リスクがある。週足では8月に入って急上昇しており、75日線(7328.8円)や200日線(6925.88円)を大きく上回っており、中期的なトレンドは強い。ただし、急騰の反動で売り圧力が強まる可能性もある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは15.52倍で業界平均の17.75倍を下回り割安感があるが、PBRは1.11倍と平均の1.23倍を下回り妥当圏内。配当利回り1.96%は平均2.98%を下回り魅力度は低い。ROEは7.7%と平均的な水準。直近の純利益は赤字から回復しつつあるが、売上高は減少傾向。割安だが配当は伸び悩み、成長性には懸念が残る。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.5倍17.9倍
PER (予想)15.7倍
PBR1.38倍1.24倍
ROE7.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期の営業利益率は1.47%と低いが、純利益は44億円まで回復。PBR1.11倍と比較的割高で、PER15.5倍。強気派は、エネルギー価格高で収益が改善し、今後の需要安定が期待できる点を評価。また、配当利回り1.96%。弱気派は、脱炭素化の流れで化石燃料需要が減少するリスクや、競争激化による価格競争を懸念。売上高も減少傾向(2025年3月期3,171億円から2026年3月期2,988億円予想)で、成長性に疑問。

プラスに働く材料7
  • 収益回復

    純利益が2024年3月期の赤字から2026年3月期44億円に改善。

  • エネルギー需要の安定

    生活必需エネルギーは景気変動の影響を受けにくい。

  • 低PBR改善

    PBR1.11倍で資産価値に見合う株価回復余地。

  • 営業利益44億円と2期連続の増益計画通年影響

    営業利益40億→44億円、前期比10%増。利益率1.47%へ改善

  • 純利益44億円と前期比37%増通年影響

    純利益32億→44億円と大幅増益。最終利益の改善が鮮明

  • PBR1.11倍と低位のバリュエーション継続影響

    PBR1.11倍、ROE7.7%。資本効率の改善余地があり株価下支え

  • 減収下での営業利益率改善継続影響

    売上高減でも営業利益率1.26%→1.47%へ改善。利益率の改善が続く

マイナスに働く材料7
  • 脱炭素の逆風

    長期的に化石燃料需要が減り、事業縮小の恐れ。

  • 売上高減少

    2026年3月期売上高は前期比で減少見込み。

  • 競争激化

    電力・ガス自由化で新規参入が相次ぎ、価格競争が激化。

  • 売上高2,988億円と3期連続減収通年影響

    売上高3,483→3,171→2,988億円。約6%の減収で事業縮小続く

  • 営業利益率1.47%と低収益性継続影響

    営業利益率1.47%と低水準。減収局面で利益減少が拡大しやすい

  • PER15.52倍と割高感継続影響

    PER15.52倍、PBR1.11倍。業績成長が見合わずバリュエーション調整リスク

  • 株価は前年比4.85%下落継続影響

    1年間で株価が4.85%下落し、需給が弱含んでいる

次の決算で確かめる点
顧客数
エネルギー供給の基盤となる契約数の増減を見る。
ガス販売量
需要動向と市場シェアの変化を示す。
太陽光発電販売量
脱炭素分野へのシフト状況を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは1.59%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
1.59%
いまの株価に対して
配当性向
64.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10014.7
2018年3月75−25.073.4
2019年3月750.0112.0
2020年3月750.036.9
2021年3月750.045.0
2022年3月750.078.8
2023年3月750.032.3
2024年3月750.079.4
2025年3月9020.0
2026年3月12033.364.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,925人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.9%を占め、残る62.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他34.633.532.931.523.957.8
事業法人30.740.244.849.156.824.1
金融機関25.220.016.513.814.313.8
外国法人8.95.85.55.24.74.0
自己株式16.616.416.216.68.91.7
証券会社0.60.40.40.40.30.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01UHPartners2投資事業有限責任組合9.66
02エヌオーアイ投資事業有限責任組合8.72
03UHPartners3 投資事業有限責任組合7.41
04エスアイエル投資事業有限責任組合7.38
05コスモ石油マーケティング株式会社7.14
06光通信KK投資事業有限責任組合6.33
07明治安田生命保険相互会社(常任代理人)株式会社日本カストディ銀行6.08
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.60
09シナネングループ取引先持株会3.68
10リンナイ株式会社3.39

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-01
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.42%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2173%、1株純資産は14期で+668%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月187212.521.7119.8
2014年3月107161.439.7190.1
2015年3月227343.120.5197.4
2016年3月1733,7454.712.7
2017年3月2003,9035.210.514.7
2018年3月2314,3075.911.273.4
2019年3月1464,3243.414.4112.0
2020年3月2754,4266.39.536.9
2021年3月2504,7085.512.245.0
2022年3月2284,9224.714.478.8
2023年3月444,9030.973.132.3
2024年3月−964,900−1.979.4
2025年3月2905,0755.820.6
2026年3月4085,5367.719.164.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額490百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中込太郎代表取締役 社長執行役員532,700
中村哲也取締役 専務執行役員671,400
三橋美和取締役522,900
大橋弘幸取締役50
三谷宏幸取締役(監査等委員)73
村岡元司取締役(監査等委員)62
安田明代50
中川進弘取締役 常務執行役員583,700
宗像雄一郎取締役(監査等委員)66
南部朋子取締役(監査等委員)50
西山英彦取締役(監査等委員)69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役11160144121720
取締役(社内)5107144116433
社外取締役756568
取締役(社内)653539

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,674字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社29社、非連結子会社2社、関連会社10社で構成され、主な事業内容と当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、シナネンエコワーク株式会社他1社は全株式を売却したため、2026年3月より、連結の範囲から除いています。 当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1) エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業) ・LPガス等各種燃料の販売事業 連結子会社であるミライフ西日本株式会社、ミライフ株式会社、ミライフ東日本株式会社他2社、非連結子会社2社及び関連会社2社が、家庭向け及び小売業者向けにLPガス等各種燃料の販売事業を行っています。 ・リフォーム・ガス器具販売等のエネルギー周辺事業 連結子会社であるミライフ西日本株式会社、ミライフ株式会社、ミライフ東日本株式会社他2社、非連結子会社2社及び関連会社2社が、家庭向けにリフォーム・ガス器具販売等のエネルギー周辺事業を行っています。 ・電力販売事業 連結子会社であるミライフ西日本株式会社、ミライフ株式会社、ミライフ東日本株式会社他2社が、家庭向けの電力販売事業を行っています。 ・都市ガスの供給事業 連結子会社であるミライフ株式会社、日高都市ガス株式会社が、都市ガスの供給事業を行っています。 ・LPガスの保安及び配送事業 連結子会社である株式会社シナネンひまわりサービスセンター他5社及び関連会社7社が、LPガスの保安及び配送事業を行っています。 (2) エネルギーソリューション事業(BtoB事業) ・各種石油製品販売事業 連結子会社であるシナネン株式会社が法人を対象とした石油製品・LPガスの販売等を行っています。また、ガソリンスタンドの運営を連結子会社であるシナネン石油株式会社が行い、石油製品等の配送を連結子会社であるシナジートランスポート株式会社が行っています。なお、シナネン石油株式会社は、シナネン株式会社から仕入れた石油製品を販売しています。 ・電力販売事業 連結子会社であるシナネン株式会社が、法人向け電力と家庭向け環境配慮型電力の販売事業を行っています。 ・太陽光発電事業 連結子会社である日本ソーラー電力株式会社他5社が、メガソーラー等による発電事業を行っています。 ・太陽光発電システムの販売及びメンテナンス事業 連結子会社であるシナネン株式会社が、太陽光発電システムの販売を行っています。また、太陽光発電システムのメンテナンス事業を連結子会社である太陽光サポートセンター株式会社が行っています。 ・住宅設備機器販売事業 連結子会社であるシナネン株式会社が、住宅設備機器販売事業として、洗濯機防水パンをはじめとする住宅用品の製造・販売を行っています。 (3) 非エネルギー事業 ・総合建物メンテナンス事業 連結子会社であるシナネンアクシア株式会社が、総合建物メンテナンス事業として、ビル・商業施設並びに集合住宅の管理・清掃や斎場・病院の運営請負等を行っています。 ・自転車等の輸入・卸・小売事業 連結子会社であるシナネンサイクル株式会社が、自転車・自転車関連商品の製造・卸売及び小売店舗「サイクルプラザダイシャリン」における自転車販売を行っています。 ・シェアサイクル事業 連結子会社であるシナネンモビリティPLUS株式会社が、シェアサイクルステーションの開拓と自転車の投入及び運営を通じて、シェアサイクルサービス「ダイチャリ」を提供しています。 ・コンピュータシステムのサービス事業 連結子会社である株式会社ミノスが、LPガスの基幹業務システムや電力の顧客情報システム等の開発・販売を行っています。 ・抗菌事業 連結子会社である株式会社シナネンゼオミックが、抗菌性ゼオライト等の製造及び販売を行っています。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,440字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、2026年4月に実施の主力事業会社の統合を踏まえ、将来にわたり持続的な成長を実現し、グループの存在意義及び目指す姿を明確にした、新たなミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定しました。 当社グループは、世の中に対して果たすべき使命として、グループミッション「世界に誇れる地元をツクる」を新たに掲げ、ミッション達成のビジョンとして「Be the first Company to contact」を掲げました。これは、地域に根ざして事業を営む当社グループが、エネルギーにとどまらず、暮らしや企業活動を支えるサービスを通じて、地域の価値を高め、その未来を支えていくことを目的としています。 また、このミッションの実現に向けた行動指針として、「期待を超える」「誇りを磨く」「共創を楽しむ」の3つをバリューとして定め、全社員一人ひとりが日々の経営及び事業活動の拠り所として、「どう考え、どう動くか」を示しています。 (2)対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、脱炭素化の進展、人口減少や少子高齢化に伴う地域社会の構造変化、エネルギー事業を巡る競争の激化等により、大きな転換期を迎えています。このような状況のもと、従来のエネルギー供給を中心とした事業モデルのままでは、将来にわたる持続的な成長の確保が困難となりつつあります。このため当社グループは、主力事業会社の統合を通じて経営資源を集約・最適化するとともに、主力事業領域であるエネルギー・メンテナンス・モビリティの連携によるリテールサービス戦略を深化させ、地域を「点」ではなく「面」で捉えたストック型ビジネスへの転換を進めていきます。これにより、価格競争に左右されにくい安定的な収益基盤を構築するとともに、新たなグループミッションである「世界に誇れる地元をツクる」の実現と企業価値の持続的な向上を図っていきます。 <成長戦略> 国内事業基盤の再整備 事業ポートフォリオの変革を成長戦略における重要施策として位置付け、今年度実施した主力事業会社の統合及び非エネルギー事業の一部売却により、国内事業基盤を再整備しました。引き続き、エネルギー・メンテナンス・モビリティ事業への経営資源の集中と事業拡大を進めていきます。 リテールサービス戦略の強化 明確化した主力事業領域において、リテールサービス戦略の具体的な施策を実行し、「稼ぐ力」の強化に取り組んでいきます。地域を面で捉え、エリアに適したサービスを提供することで、継続的な顧客接点の拡大とストック型収益の積み上げを進めていきます。 <経営基盤強化> グループ経営体制の強化と効率化 主力事業会社の統合により、グループ一体的に経営を行う体制へと移行するとともに、事業会社への権限委譲による意思決定の迅速化とグループ全体のガバナンスの実効性の確保を進めていきます。あわせて、ICTデータを活用した営業と業務の効率化を図ります。 経営理念の浸透と人財育成 新たに策定したミッション・ビジョン・バリューの浸透を通じて、社員の意識醸成と行動変容を促し、地域に新たな価値を提供できる人財の育成を進めていきます。
事業等のリスク6,915字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況並びに株価等(以下「業績等」という。)、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには次のようなものがあります。 なお、記載中、将来に関する事項は当連結会計年度末(2026年3月31日)において判断したものであります。 また、当社グループは、これらのリスクの回避、低減及び顕在化した場合の影響最小化への対応に努める方針であります。 A.当社グループの主力事業であるエネルギー事業に特有のリスク (1) エネルギー業界を取り巻く環境の変化 当連結会計年度の国内エネルギー業界においては、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた第7次エネルギー基本計画が2025年2月に閣議決定される等、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しています。主力の石油類・LPガスの仕入れ価格に影響を及ぼす原油価格・プロパンCPについては、原油価格は中国の景気低迷による需給減少、米国政策、OPECプラスの増産観測等が重しとなり、軟調展開が続いた一方、プロパンCPについては東南アジア地域における国内需要の増加等を背景に底堅く推移しました。一方、石油・ガスの国内需要は、少子化の進展等による人口減少、省エネ機器の普及やライフスタイルの変化等により全体としては減少傾向が継続しています。 石油・ガス業界をとりまく環境は、供給側であるOPECプラスの産油量動向や不安定な中東情勢、需要側では大消費国である米国、中国、インド等の経済状況等が原油価格に大きな変動をもたらします。近年における中東情勢の不安定化については、現時点において当社グループの業績へ大きな影響はありませんが、今後の情勢の変化によっては、原油価格の変動を通じて当社グループの仕入価格や業績等に影響を及ぼす可能性があります。また、国内では環境意識の高まりや脱炭素社会に向けた官民をあげての取り組みにより、エネルギーの節約志向は今後一層強まるものと考えられます。これら原油価格の変動や国内市況並びにエネルギー環境の変化等が当社グループの業績等に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、原油価格等の変動や消費者の節約志向等には直接対応できないため、エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)では、住設機器の販売や住宅向けリフォーム等の住まいと暮らしの事業の拡大等、エネルギーソリューション事業(BtoB事業)では、太陽光発電設備のメンテナンス事業や国内外の再生可能エネルギー事業の拡大等の非石油・ガス事業への展開のほか、総合建物メンテナンス事業やシェアサイクル事業等の非エネルギー事業への積極投資により業界環境変化のリスク低減に取り組んでいます。 (2) 気温の変動によるリスク 当社グループの主力となる事業は、エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)、エネルギーソリューション事業(BtoB事業)であり、全セグメントの売上高のうち92.3%を占めています。このエネルギー事業については、基本的には気温の変動によるリスクを有しており、なかでも石油部門の主力商品である民生用灯油については、冬が最需要期であり、夏の使用量と比較して著しい格差があります。このため、暖冬により冬場の灯油の消費量が減少した場合、販売計画に狂いが生じ、また価格にも影響を及ぼす等、気温の変動が当社グループの販売実績及び業績等に重要な影響を与える可能性があります。 エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)、エネルギーソリューション事業(BtoB事業)では、冬場の気温に需要が左右される石油・ガスだけでなく、夏場に需要が増加する電力販売の拡大を進めると共に、エネルギーソリューション事業(BtoB事業)における既存の石油販売施設について、建設機械やトラック等の燃料として年間を通じて需要の見込める軽油の出荷能力を増強したオイルスクエアへの移行等により気温の変動によるリスク低減に取り組んでいます。 また、電力については世界的にLNGをはじめとする燃料の高騰を背景にした電力需給環境の変化が激しい状況が続いていますが、市場連動型プランを採用(BtoB事業)して価格変動リスクを最小化する一方、他社のバランシンググループ(BtoC事業において複数の小売電気事業者が1つのグループを形成し、一般送配電事業者との間で1つの託送供給規約を結ぶ仕組み)に参加し、電源調達と需給管理を委託することで、需給バランスの最適化に取り組んでいます。 (3) エネルギー業界における競争の激化 当社グループの属するエネルギー業界においては、規制緩和、環境問題、少子化の進展による人口減少等の要因により、石油、都市ガス、LPガス、電力等の垣根を越えたエネルギー間競争が激化しています。「オール電化」「太陽光発電」「エネファーム」等のエコロジーと関連する商品群の開発・販売推進により、今後もこの傾向が続くものと予想されます。 また、LPガス業界においては、LPガス消費者の獲得やそれに伴うLPガス価格の引き下げ等、同業者間の競争が激しくなっています。石油業界においても、ガソリンスタンド間の厳しい生き残り競争や民生用灯油の巡回販売、ホームセンター他の販売チャネル間の争い等、同業者間の激しい競争が続いています。 こうしたエネルギー間競争及び同業者間競争の激化に加え、世界的な脱炭素・SDGsへの意識の高まりや国内でも2050年カーボンニュートラルの実現に向けた動きが加速する中、責任ある対応が強く求められており、これらへの対応の遅れは当社グループの業績等に重要な影響を与える可能性があります。 エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)では、LPガス事業の営業権の買収や同業者のM&Aで事業基盤の維持拡大に努めています。また、石油・ガス・電気のエネルギーを取り扱い、セット販売等でお客様に継続してお取引いただくことや顧客数拡大に向けた新たな取り組みとして、CO2排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラルLPガス」の販売を開始する等により競争激化に対するリスク低減に取り組んでいます。 エネルギーソリューション事業(BtoB事業)では、実質再生可能エネルギー100%の電気料金プランの提供をはじめ、オフサイトコーポレートPPAによる再生可能エネルギー電力の供給開始やCO2排出量削減に寄与する次世代バイオディーゼル燃料の取り扱い開始等、「電力・再生可能エネルギーなど総合エネルギーサービスへのポートフォリオ転換」に向けた取り組みを進めています。 (4) 石油・LPガス設備の保安等と環境汚染に関するリスク 当社グループは、「保安は全てに優先する」と考え、石油及びLPガス販売に係る設備等について、関係諸法規及び内部規程に基づき定期的に厳格な保安監査を実施しています。また、石油設備については石油漏出による環境汚染事故を防止するため損害保険ジャパン株式会社と共同でリスクファイナンスを含む総合リスクマネジメントを実施しています。しかしながら、これらの対策が石油及びLPガスの漏洩等の事故及びそれによる損失の可能性を無にするものではありません。 エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)では、ガス関連設備について、法定点検に加えて、お客様の要望に応え、戸建て住宅向けに自主保安点検を実施しています。また、エネルギーソリューション事業(BtoB事業)では、石油漏出を早期発見するため、日々漏洩点検を実施すること等により設備の保安等と環境汚染に関するリスク低減に取り組んでいます。 B.グループ事業全般におけるリスク (1) 取引先の信用リスク 当社グループの販売形態には、卸売販売及び小売販売があります。卸売販売については主に掛売りをしており、2026年3月末現在の「受取手形及び売掛金等の売上債権」の残高は356億円であります。 これらの売上債権については、回収サイトの短縮化や、取引先の資金状況を勘案し一部現金による前受制により回収の早期化を図っています。また、コンピュータシステムによる与信等債権管理の徹底を行っています。さらに、当社グループは貸倒損失発生時に備え十分な引当金を計上していますが、予測不能な事態が生じた場合には、売上債権の回収に支障をきたし、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、信用調査会社のデータベースに基づき、毎年、与信枠を設定することで与信管理を徹底し、与信枠を増枠する場合は、個別に決裁すること等により取引先の信用リスク低減に取り組んでいます。 (2) 外国為替変動リスク 当社グループは、主に、国内において円建による取引を行っていますが、シナネン株式会社の石油製品の輸出入及びシナネンサイクル株式会社の自転車の輸入、株式会社シナネンゼオミックの抗菌剤の輸出については一部外貨建で取引を行っています。このため、当社グループの業績が外国為替の変動に影響を受けることがあります。当社グループは、為替変動リスクを軽減するためヘッジ取引を行っていますが、必ずしもこれを完全に回避できるものではありません。 また、主力商品である石油類及びLPガスについては主に国内元売会社から仕入れていますが、原油やLPガスの輸入価格が、為替の変動により間接的に当社グループの仕入価格に影響を及ぼすというリスクを有しています。 外国為替取引においては、為替予約や想定為替レートを設定し、ヘッジ取引により外国為替変動によるリスク低減に取り組んでいます。 (3) 固定資産の評価に関するリスク 当社グループは、主にエネルギー事業に係る資産として、石油類卸売設備、LPガス充填設備及びガソリンスタンド設備並びにこれらの設備を使用するための土地を保有しており、有形固定資産の2026年3月末現在の帳簿残高は259億円となっています。当社グループはこれまで非効率資産の売却を進め、財務体質の強化に努めています。 設備投資については、回収可能性を十分に検討したうえで実行し、定期的に回収可能額の評価を行いますが、その結果、新たに減損損失が発生するリスクを有しています。 当社グループでは、第三次中期経営計画において、資本効率の改善を定性目標として掲げています。事業の効率化を進め、利益率を向上させること、低稼働資産を有効活用し、収益をあげること等により固定資産の評価に関するリスク低減に取り組んでいます。 (4) 投資等に係るリスク 当社グループは経営基盤の強化を図るため、子会社または関連会社の設立、外部との資本提携等を行っていく可能性があります。投資等にあたっては投資リスク等を勘案したうえで決定し、その後定期的に投資価値のチェックにより回収可能性の判断を行っています。その際、必要に応じて回収不能額を見積り、引当金等を計上する方針ですが、投資先の経営成績及び財政状態が予想以上に悪化した場合には、当社グループの業績等が影響を受ける可能性があります。 また、当社グループは、取引の関係や提携の強化・円滑化を図る政策的な理由等から株式を長期間保有しています。これらの株式の一部については、減損処理を行っていますが、その後の投資先の経営成績及び財政状態並びに株価の推移等から投資価値は十分にあると認識しています。しかしながら、日本経済の動向及び海外情勢等に予測し難い事態が生じた場合には、株価下落により評価損が発生し、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、事業投資や資産の取得等の投資について、適正性・収益性等を評価する機関として代表取締役 社長執行役員の意思決定に関する諮問会議である「経営会議」と「投融資委員会」を設置しています。それらの機関での検討内容を参考にして、最終的な意思決定をすることにより投資等に係るリスク低減を進めています。また、投資後についても、一定期間モニタリングを継続し、事前に定めた撤退審議基準に抵触した場合は、その改善を指示し、あるいは撤退・売却を指示すること等によりリスク低減を進めています。 (5) 新規事業に参入するリスク 当社グループは、新規収益源の発掘・育成を積極的に推進していきますが、事業環境の変化によっては、新規事業が想定通りの収益を計上できない可能性があり、将来においてこれらの新規事業の業績が当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、新規事業への参入についても投資等に係るリスクと同様に「投融資委員会」「経営会議」のプロセスを経ること、新規事業のフィジビリティスタディ(実行可能性評価)を事前に実施すること等によりリスク低減に取り組んでいます。また、投資後についても、投資等に係るリスクと同様のモニタリングを実施し、事前に定めた撤退審議基準に抵触した場合は、その改善あるいは撤退を指示することによりリスク低減を図っています。 (6) 海外取引に伴うリスク 株式会社シナネンゼオミックの製造する抗菌剤「ゼオミック」について、EPA(米国環境保護庁)及びFDA(米国食品医薬品局)等をはじめとする国内外の取得許認可を活かして、米国、欧州、中国、韓国及び東南アジア等への販売活動を進めています。欧州においては、規制情報の収集や関係当局との情報交換を通じて、EU-BPR(欧州殺生物性製品規則)の承認取得に取り組んでいます。 このように当社グループは海外事業へ進出していますが、法令または関税等の貿易取引制度の改正、政治的・経済的変動、テロ、戦争、その他の要因による社会的混乱等のリスクが内在しています。 当社グループでは、海外進出において、政治動向、経済動向、法制度、(優遇)税制等を事前に調査・評価することにより海外進出に関するリスク低減に取り組んでいます。 (7) 製品の品質及び安全に関するリスク 当社グループは、抗菌事業、自転車等の輸入販売事業その他の事業において製造、販売をしています。製品の生産開始以来、品質管理には十分留意しており、製造物責任法(PL法)の施行後は、生産物責任賠償保険に加入し、事故発生による費用負担の低減を図っています。また、消費生活用製品安全法に基づき、製品の安全な使用方法に関する周知徹底を図るとともに事故発生時の対応強化に努めています。 しかしながら、今後大規模な製品回収や製造物責任が問われる不測の製品事故等が発生した場合には、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 抗菌事業を行う株式会社シナネンゼオミックでは、2002年4月にISO9001の認証を取得した上で、社内の品質監査体制を強化しています。また、製品の製造・販売を行う各事業会社においては、品質管理を担当する部署を設置すること等により製品の品質及び安全に関するリスク低減に取り組んでいます。 (8) 個人情報の取り扱いについて 当社グループは、エネルギー事業における石油・ガス・電気等の消費者データ及び非エネルギー事業における製品販売・サービス提供等で取得した顧客データ等の個人情報を保有しています。これらの個人情報を保護するために、従業員等に向け定期的に個人情報保護に関する研修の実施、暗号化等の情報セキュリティシステムの導入、各種規程の制定等を行っています。 しかしながら、何らかの原因により個人情報が外部に漏洩した場合には、当社グループに対する信用が失われ、その結果、売上高の減少等により当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、個人情報保護方針、個人情報保護規程を制定し、個人情報の取り扱いに関するリスク低減に取り組んでいます。また、システム事業を行う株式会社ミノスは、プライバシーマーク認定事業所であるほか、同社では情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格である「ISO/IEC27001:2022・JISQ27001:2023」を取得し、リスク低減に取り組んでいます。 (9) 自然災害等に関するリスク 当社グループは、石油卸売設備、LPガス充填設備及びガソリンスタンド設備等のエネルギー事業の設備、抗菌事業の製造設備、自転車事業の倉庫や店舗(在庫を含む)、シェアサイクル事業の自転車やステーション設備等の資産を所有しています。これらの設備が大規模な台風、地震、津波、洪水等の自然災害等により被災した場合、正常な事業活動ができなくなり、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、充填施設等、事業継続のため中核施設には非常用電源を設置し、自然災害等の被災に備えています。また、建物は免震、耐震、制震構造とすることにより自然災害に関するリスク低減に取り組んでいます。
経営成績の分析 (MD&A)7,602字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、国際情勢に起因する不確実性が高い状況が続きました。エネルギー分野においては、中東地域を中心とした地政学的リスクの高まりを背景として、原油・天然ガス価格が変動しやすい状況となり、エネルギー調達環境の先行きは不透明なものとなりました。また、為替相場の変動や各種コストの上昇等も加わり、事業運営を取り巻く環境は引き続き注意を要する状況にあります。 当社グループ主力事業に関わる石油類・LPガスの仕入価格に影響を及ぼす原油価格・プロパンCPは、ともに直近では中東情勢等の影響により上昇基調にあるものの、通年でみると軟調に推移しました。 このような市場環境の中、当連結会計年度において当社は、2027年4月に迎える創業100周年に向けて、第三次中期経営計画のもと、国内事業の強化及び成長戦略のため、エネルギー事業における主力4社の統合に向けた準備を進めるとともに、リテールサービス戦略の強化のため、サービスの品質を向上させるための人財育成を実施したほか、サービス内容の体系的な整理を進めてきました。また、シナネンエコワーク株式会社の全株式を売却し、事業ポートフォリオの変革を図りました。 以上の結果、売上高は2,987億52百万円(前連結会計年度比5.8%減)、営業利益44億3百万円(前連結会計年度比9.8%増)、経常利益53億82百万円(前連結会計年度比20.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益については44億35百万円(前連結会計年度比40.6%増)となり過去最高益を達成しました。 セグメント毎の取り組み状況は次のとおりです。 [エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)] 売上面は、灯油・ガスの販売において温暖な気候の影響により販売数量が減少したことに加え、プロパンCP価格が前年比で軟調に推移した影響により、減収となりました。 損益面は、前連結会計年度に実施した不採算事業の撤退によるコスト削減により、増益となりました。 以上の結果、当連結会計年度におけるエネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)の売上高は712億27百万円(前連結会計年度比5.5%減)、営業利益は13億37百万円(前連結会計年度比31.2%増)となりました。 [エネルギーソリューション事業(BtoB事業)] 売上面は、軽油については販売量が堅調に推移した一方、その他の油種においては温暖な気候の影響により販売数量が減少したこと等により、減収となりました。 損益面は、電力販売の相対取引における利幅縮小の影響等により、減益となりました。 以上の結果、当連結会計年度におけるエネルギーソリューション事業(BtoB事業)の売上高は2,044億76百万円(前連結会計年度比7.2%減)、営業利益は15億66百万円(前連結会計年度比24.4%減)となりました。 [非エネルギー事業] 主に総合建物メンテナンス事業とシェアサイクル事業の好調により増収増益となりました。 総合建物メンテナンス事業(シナネンアクシア株式会社)は、集合住宅の建物メンテナンス業務のエリア拡大、並びに斎場・病院など施設運営業務が堅調に推移した結果、増収増益となりました。 シェアサイクル事業(シナネンモビリティPLUS株式会社)は、シェアサイクルサービス「ダイチャリ」の拠点開発推進により順調にシェアを拡大しました。加えて、利用件数が堅調に推移したことや価格改定の効果もあり、増収増益となりました。 以上の結果、当連結会計年度における非エネルギー事業の売上高は228億39百万円(前連結会計年度比8.0%増)、営業利益は10億62百万円(前連結会計年度比56.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、166億77百万円(前連結会計年度比42.5%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、営業活動の結果得られた資金は、65億87百万円(前連結会計年度は105億31百万円の収入)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益56億83百万円、減価償却費30億14百万円、子会社株式売却益15億39百万円、売上債権の減少38億50百万円、仕入債務の減少39億72百万円及び法人税等の支払額11億5百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、投資活動の結果得られた資金は、1億98百万円(前連結会計年度は27億62百万円の支出)となりました。この主な要因は、固定資産の取得による支出19億80百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入18億63百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、財務活動の結果使用した資金は、18億5百万円(前連結会計年度は75億94百万円の支出)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出3億81百万円、自己株式の取得による支出1億62百万円及び配当金の支払額9億78百万円等によるものです。 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりです。 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   52.9   49.1   52.1   55.6 時価ベースの自己資本比率(%)   34.6   49.3   61.2   78.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   13.9   △11.4   0.4   0.6 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   4.6   △9.9   121.2   107.6 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い a.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。 b.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式を除く)により算出しています。 c.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用し、利払いは同計算書の利息の支払額を使用しています。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている借入金、社債及びコマーシャル・ペーパーの合計額を対象としています。 ③ 生産、受注及び販売の実績 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   販売高   前年同期比増減率(%) エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)   71,227   △5.5 エネルギーソリューション事業(BtoB事業)   204,476   △7.2 非エネルギー事業   22,839   +8.0 その他・調整額   208   △0.7 連結合計   298,752   △5.8 (注) セグメント間の取引については相殺消去しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 概観 当社は、資本効率を重視した企業価値経営への転換を進めており、長期的な株主価値の向上を重要な経営課題と位置付けています。この方針のもと、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの動向を総合的に検討する際には、ROE(自己資本利益率)を重要な経営指標とし、第三次中期経営計画においてもROE8%以上を財務目標として掲げています。 ROEを向上させるためには、適正な資本規模の維持と、各事業における収益性及び安定性の向上という両輪の取り組みが不可欠であると認識しています。当社グループは、財務の健全性を維持しつつ、株主還元と成長投資の最適なバランスを図ることで、株主資本コストを上回るROEを持続的に実現できる事業ポートフォリオへの転換を進めていきます。 当連結会計年度においては、「選択と集中」に基づく事業ポートフォリオ改革を推進し、子会社売却、主力事業の統合等を実施し資本効率の改善を進めております。 今後については、エネルギー事業を基盤としつつ、メンテナンス事業及びモビリティ事業の拡大を通じた収益基盤の多様化を図るとともに、「リテールサービス戦略の強化」や「稼ぐ力の強化」に資する投資を重点的に実施していきます。 また、成長投資と株主還元の最適なバランスを意識したキャッシュアロケーションを推進し、収益性と資本効率の両面から企業価値の向上に取り組むことで、ROE目標の安定的な達成を目指していきます。 ② 経営者による財政状態の分析 流動資産 当連結会計年度末における流動資産は626億85百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億76百万円減少しました。これは主に、現預金の増加があったものの、売上債権の減少等があったためです。 固定資産 当連結会計年度末における固定資産は453億97百万円となり、前連結会計年度末と比較して23億24百万円増加しました。これは主に、投資有価証券の取得があったためです。 流動負債 当連結会計年度末における流動負債は406億38百万円となり、前連結会計年度末と比較して26億10百万円減少しました。これは主に、仕入債務の減少等があったためです。 固定負債 当連結会計年度末における固定負債は73億19百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億35百万円減少しました。これは主に、長期借入金の減少等があったためです。 純資産 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比較して48億94百万円増加し601億24百万円となりました。これは主に、配当金の支払いによる減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及びその他有価証券評価差額金の増加があったためです。なお、自己株式の消却を22億67百万円実施しています。 以上により、自己資本比率は前連結会計年度末と比較して3.5ポイント増加し、55.6%となりました。 ③ 経営者による経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度における経営成績は、売上高2,987億52百万円(前連結会計年度比5.8%減)、営業利益44億3百万円(前連結会計年度比9.8%増)、経常利益53億82百万円(前連結会計年度比20.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益44億35百万円(前連結会計年度比40.6%増)となり過去最高益を達成しました。 売上高 当連結会計年度及び前連結会計年度におけるセグメント別の売上高及びその増減は以下のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)   75,335   71,227   △4,108 エネルギーソリューション事業(BtoB事業)   220,427   204,476   △15,950 非エネルギー事業   21,145   22,839   +1,694 その他・調整額   210   208   △1 連結合計   317,118   298,752   △18,366 セグメント別の売上高の分析は、① 財政状態及び経営成績の状況に記載のとおりです。 なお、その他・調整額の売上高は、当社が管理している不動産賃貸収入に係る売上であり、2億8百万円(前連結会計年度比0.7%減)となりました。 売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は391億32百万円(前連結会計年度比0.1%減)となりました。これは主に、電力販売の相対取引における利幅縮小の影響等によります。 販売費及び一般管理費 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は347億29百万円(前連結会計年度比1.2%減)となりました。これは主に、前連結会計年度に実施した不採算事業の撤退によります。 営業利益 当連結会計年度及び前連結会計年度におけるセグメント別の営業利益及びその増減は以下のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)   1,019   1,337   +317 エネルギーソリューション事業(BtoB事業)   2,071   1,566   △505 非エネルギー事業   677   1,062   384 その他・調整額   240   437   +197 連結合計   4,009   4,403   +393 セグメント別の営業利益の分析は、① 財政状態及び経営成績の状況に記載の通りです。 なお、その他・調整額の営業利益は、当社が管理している不動産賃貸収入に係る売上に加えて、セグメント間消去取引、各報告セグメントに配分されていない全社費用が含まれており、4億37百万円(前連結会計年度比82.0%増)となりました。これは主に、前連結会計年度に実施した不採算事業の撤退によります。 営業外収益及び営業外費用 当連結会計年度の営業外収益は11億43百万円(前連結会計年度比29.8%増)となりました。これは主に、受取配当金の増加とデリバティブ利益の増加によります。 また、当連結会計年度の営業外費用は1億63百万円(前連結会計年度比59.8%減)となりました。これは主に、為替差損の減少と支払利息の減少によります。 経常利益 上記の結果、当連結会計年度の経常利益は53億82百万円(前連結会計年度比20.1%増)となりました。 特別利益及び特別損失 当連結会計年度の特別利益は、18億63百万円(前連結会計年度は29百万円)となりました。これは主に、子会社株式売却益の発生によります。 また、当連結会計年度の特別損失は15億63百万円(前連結会計年度比58.3%増)となりました。これは主に、早期退職制度の実施に伴う特別退職金の計上によります。 税金等調整前当期純利益 上記の結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は56億83百万円(前連結会計年度比61.2%増)となりました。 法人税等 当連結会計年度の法人税等は12億44百万円で、前連結会計年度の3億70百万円から8億73百万円増加となりました。その要因は、子会社株式売却益の発生により課税所得が増加したこと等によります。 親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は44億35百万円(前連結会計年度比40.6%増)となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ⅰ キャッシュ・フロー キャッシュ・フローの状況・分析・検討内容は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しています。 ⅱ 資金需要 当社グループでは、今後、地域に新たな価値を提供できるようなサービス会社への変革を果たすため、リテールサービスの拡充や販売システム開発・物流効率化、既存事業の拡大、M&Aや営業権の買収のための投資等、継続的な資金需要が見込まれています。それらを実行するための資金調達にあたりましては、社債の発行、新たな借入金、自己株式の活用等の状況に応じて多様な資金調達ができるよう体制を整えています。 ⅲ 財務政策 当社グループは現在、運転資金については、当社及び一部を除く連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入し、各社における余剰資金を当社へ集中し一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っています。借入による資金調達に関しては、一時的な不足資金は、金融機関からの短期借入を行っています。また長期的な資金の需要に対しては必要に応じて金融機関からの長期借入等を行っています。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されています。連結財務諸表の作成にあたり、期末時点の状況をもとに、種々の見積りと仮定を行っていますが、それらは連結財務諸表に影響を及ぼします。連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象は以下のとおりです。 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しています。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。 将来の課税所得見込額はその時の業績等により変動するため、課税所得の見積りに影響を与える要因が発生した場合は、回収懸念額の見直しを行い繰延税金資産の修正を行うため、当期純損益が変動する可能性があります。 固定資産の減損 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しています。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討していますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 貸倒引当金 当社グループは、売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等、特定の債権については個別に回収の可能性を勘案し回収不能見込額を計上しています。 取引先の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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