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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ナガワ

NAGAWA Co .,Ltd.9663 · Prime · サービス業

ユニットハウスの製造・販売・レンタルから建設機械レンタルまで手掛ける建設用仮設トータルサプライヤー

概要

1966年に北海道で石油販売会社として創業し、建設機械レンタル、ユニットハウス事業へと事業領域を拡大。現在はユニットハウスの製造・販売・レンタルを主力に、モジュール・システム建築の施工・販売、建設機械レンタルを手掛ける。東京都千代田区に本社を置き、2026年3月期の売上高は約354億円、従業員数552名。

事業の三本柱とセグメント別売上高

ナガワの事業は三つのセグメントで構成される。2026年3月期の実績では、ユニットハウス事業が売上高290億6千6百万円(全体の82%)、モジュール・システム建築事業が51億3千5百万円(14%)、建設機械レンタル事業が11億8千3百万円(3%)である。ユニットハウス事業が売上の大部分を占め、営業利益も36億6千3百万円と最も高い。一方、モジュール・システム建築事業は職人不足と資材高騰の影響で減益となり、建設機械レンタル事業は北海道新幹線工事の需要などで増収増益となった。

レンタル主体のユニットハウス事業の構造

ユニットハウス事業は製造・販売・レンタルを一貫して提供し、特にレンタルが収益の基盤である。保有棟数を増やし供給力を強化しており、高い稼働率を維持している。工場への全自動溶接ロボット導入や部材の仕様変更により原価高騰を抑制。常設展示場やサテライト展示場の出店を進め、集客力を高めている。中古販売の促進や国スポ等イベント関連受注にも注力する。

モジュール・システム建築事業の位置づけ

モジュール・システム建築事業は工場や倉庫など低層建築物を対象とする。設計・施工・販売を一貫提供し、軽量鉄骨ゼネコンを標榜する。2026年3月期は法人設備投資の小型化や職人不足が影響し、売上高は前期比2.0%減の51億3千5百万円、営業利益は13.7%減の6億1千4百万円となった。3D見積りシステムやVRツール、AIツールを活用した提案力強化に取り組む。

地域展開の変遷と海外進出の試行

創業は北海道伊達市。1981年に関東進出のため埼玉県大宮市に関東スーパーハウスを設立し、後に吸収合併。2006年に埼玉へ本社を一本化。2009年には九州地区へ事業拡大し、住重ナカミチハウスとニシレンの事業を譲り受けた。海外戦略として2010年にブラジル、2012年にインドネシアとタイに現地法人を設立したが、ブラジルは2017年に株式売却、インドネシアは2022年に清算、タイは2018年に清算し、いずれも連結対象から除外された。

業界の中での役割は建設現場向け仮設資材・設備のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
354億円
営業利益
44億円
営業利益率
12.4%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ユニット ハウス事業291億円82.2%37億円12.7%
モジュール・システム建築 事業51億円14.4%6億円11.8%
建設機械 レンタル事業12億円3.4%1億円8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・仮設主力

ユニットハウスの製造・販売・レンタルを主力とする。事務用機械器具・備品・電気製品の販売・レンタルも付帯。建設現場やイベントなどで使用される仮設建築物を提供。

主な製品・サービス1
ユニットハウス
工事現場や仮設事務所等に使用されるプレハブ建築物。製造・販売・レンタルで提供。

02建設・建築準主力

モジュール・システム建築の施工・販売を行う。工場や倉庫等の建築需要に対応。

主な製品・サービス1
モジュール・システム建築
工場・倉庫など向けのプレハブ建築工法による建築物。設計・施工・販売を一貫提供。

03建設機械レンタル副次

建設機械の販売・レンタル事業。ユニットハウスや建築事業と組み合わせ、建設現場向けの総合サービスを提供する。

主な製品・サービス1
建設機械
建設現場で使用する重機や工具等の販売・レンタル。

製品と技術

スーパーハウス:ユニットハウスの基幹商品

1974年に発売したスーパーハウスは、1982年に実用新案特許を取得したナガワの代表的なユニットハウスである。工事現場の仮設事務所や仮設宿舎、イベント会場などで使用される。製造・販売・レンタルの三形態で提供し、レンタルは特に安定した収益源となる。全自動溶接ロボットの導入や部材仕様の見直しにより、資材高騰に対応しながら生産効率を高めている。

モジュール・システム建築:工場・倉庫向けの軽量鉄骨工法

モジュール・システム建築は、プレハブ工法を用いて工場や倉庫などの低層建築物を設計・施工する事業である。ユニットハウスと異なり、大型の建築需要に対応。3D見積りシステムやVRツールを活用した提案力を強みとし、軽量鉄骨ゼネコンとしての地位を目指す。2026年3月期の売上高は51億3千5百万円だが、職人不足や資材高騰の影響で採算が悪化している。

建設機械レンタル:北海道を拠点とする付帯事業

建設機械レンタル事業は北海道を中心に展開し、重機や工具の販売・レンタルを行う。ユニットハウスや建築事業と組み合わせることで、建設現場向けの総合サービスを提供。2026年3月期の売上高は11億8千3百万円と前年比23.7%増となり、北海道新幹線工事の需要が押し上げた。環境対応型建設機械の拡販にも取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣・紹介で中堅、ニッチ特化型

ナガワは人材派遣・紹介事業を中心とするサービス業。同業のジンジブ(142A)も人材派遣だが、対象分野が異なる。ナガワは特定分野に特化して差別化を図っているが、業界大手と比較すると規模は小さく、市場シェアは限定的。近年は安定成長を遂げており、25/3期は営業利益率12.2%と高水準。26/3期も同水準を維持見込み。

強み

  • 25/3期営業利益率12.2%と業界平均を上回る高収益を達成。
  • 売上高は24/3期326億→26/3期354億と着実に増加。
  • 特定業界・職種に特化した人材サービスで差別化。
  • 派遣スタッフへの依存度が低く、原価変動リスクが小さい。

課題

  • ジンジブなど同業比でも売上規模は中堅にとどまり、大手との競争で不利。
  • 26/3期売上高は前期比微増にとどまり、成長ペースが鈍化。
  • 景気変動や人材需要の変化が業績に影響しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がナガワ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16517デンヨー881億円14.6倍
25851リョービ881億円8.3倍
33302帝国繊維840億円16.5倍
46454マックス839億円23.5倍
56277ホソカワミクロン835億円25.7倍
69663ナガワ833億円17.9倍
76363酉島製作所828億円12.7倍
86331三菱化工機750億円9.5倍
96364AIRMAN749億円12.1倍
107231トピー工業742億円6.6倍
117128ユニソルホールディングス661億円34.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

石油販売からユニットハウスへ転換した創業期

1966年7月、北海道伊達市に株式会社長和石油を資本金500万円で設立し、石油類の販売を開始。1971年5月に建設機械の賃貸業を始め、1974年11月にはユニットハウス(商品名スーパーハウス)の製造・販売・賃貸業に参入した。1978年3月に商号を株式会社ナガワと改称し、石油から仮設建築物へと事業の軸足を移し始めた。

関東進出と合併による事業規模の拡大

1981年4月、埼玉県大宮市に関東スーパーハウスを資本金3,000万円で設立し、本州の営業所の営業権を譲渡。1986年4月に同社は株式会社ナガワ(本社大宮)に商号変更。1988年5月に埼玉ナガワを吸収合併し、資本金は1,485万円となった。同年10月には形式合併により株式の額面変更を実施。この一連の動きで関東での事業基盤を固めた。

店頭登録と二本社から一本社への統合

1991年10月に日本証券業協会へ店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2006年4月、北海道と埼玉の二本社体制を埼玉の一本社体制に統合。2007年4月には株式会社ナガワ建販を吸収合併し、グループ内の再編を進めた。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場した。

九州進出と海外法人の設立(2009〜2012年)

2009年1月、九州地区での事業拡大を目的に住重ナカミチハウス株式会社の事業を譲受。同年12月には株式会社ニシレンの事業を譲り受けた。海外戦略として2010年9月にブラジルに現地法人NAGAWA DO BRASILを設立し、ユニットハウスの生産・販売・賃貸を開始。2012年6月にはインドネシアにPT.NAGAWA INDONESIA INTERNATIONAL、同年10月にはタイにNAGAWA(THAILAND)を設立し、東南アジアへ進出した。

海外事業からの撤退と国内回帰

ブラジル法人は2017年2月に株式売却により連結対象から除外。タイ法人は2018年12月に清算結了。インドネシア法人は2022年7月に清算結了となり、海外事業はすべて撤退した。この間、国内では2013年4月に株式会社建販の備品事業を譲り受け、事業領域を拡大。海外からの撤退により、国内事業への集中が明確となった。

自動化投資と過去最高益の更新

2020年代に入り、工場への全自動溶接ロボット導入やAIを活用した受発注体制の効率化を推進。レンタルハウスへの積極的な設備投資により保有棟数を増やし、供給力を強化。2026年3月期の売上高は353億8千5百万円、営業利益43億8千万円、当期純利益44億3千6百万円と過去最高を更新。2027年3月期は売上高380億円、営業利益45億円の見通しを示している。

年表24件を開く

1960年代

  • 1966年7月創業北海道伊達市に株式会社長和石油を設立(資本金500万円)、石油類の販売を開始。

1970年代

  • 1971年5月建設機械の賃貸業を開始。
  • 1974年11月ユニットハウス(商品名スーパーハウス)の製造、販売、賃貸業を開始。
  • 1978年3月商号を「株式会社ナガワ」と改称。

1980年代

  • 1981年4月創業埼玉県大宮市に株式会社関東スーパーハウスを設立(資本金3,000万円)し、本州地区の営業所(大宮・宇都宮・郡山)の営業権を譲渡。(同社は1986年4月商号を株式会社ナガワ(本社 大宮:以下埼玉ナガワという)に改称、1988年5月株式会社ナガワ(本社伊達市)に吸収合併)
  • 1982年12月実用新案特許登録(スーパーハウス)。
  • 1988年1月創業石油部門・建販部門を分離し、株式会社ナガワ石油(資本金500万円)〔1991年1月 株式会社ホクイーに吸収合併される。〕、株式会社ナガワ建販(資本金500万円)をそれぞれ設立。
  • 1988年5月M&A埼玉ナガワを吸収合併(新資本金1,485万円)。
  • 1988年10月M&A株式の額面変更の為株式会社ナガワ(旧後志第一臨床検査センター)と形式合併。

1990年代

  • 1991年10月社団法人日本証券業協会へ店頭登録。
  • 1992年7月北海道本社・伊達営業所を新設移転。
  • 1994年1月創業住宅設備機器、事務用機械器具、家庭用電気製品の仕入販売・賃貸を主な事業目的とする株式会社建販(資本金1,000万円)を設立。
  • 1996年10月創業住宅設備機器、事務用機械器具、家庭用電気製品の仕入販売・賃貸を主な事業目的とする株式会社トータルサービス(資本金3,000万円)を設立。
  • 1998年7月M&A株式会社建販は株式会社トータルサービスを吸収合併(資本金1億2,000万円)。

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年4月M&A北海道、埼玉の二本社体制を、一本社体制(埼玉)に統合。
  • 2007年4月M&A株式会社ナガワ建販を吸収合併。
  • 2009年1月九州地区での事業拡大をはかり、住重ナカミチハウス株式会社の事業を譲受ける。
  • 2009年12月九州地区での事業拡大をはかり、株式会社ニシレンの事業を譲受ける。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2010年9月創業海外戦略の一環として、ブラジルにおけるユニットハウスの生産・販売・賃貸会社(現地法人)「NAGAWA DO BRASIL INDÚSTRIA DE CONSTRUÇÕES MODULARES LTDA.」(2017年2月株式売却により連結の範囲から除外)を設立。
  • 2012年6月創業インドネシアに現地法人「PT.NAGAWA INDONESIA INTERNATIONAL」(2022年7月清算結了により連結の範囲から除外)を設立。
  • 2012年10月創業タイに現地法人「NAGAWA(THAILAND)Co.,Ltd.」(2018年12月清算結了により連結の範囲から除外)を設立。
  • 2013年4月株式会社建販の備品事業を譲受ける。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで380億円
  • 営業利益2027年3月期まで45億円
  • 経常利益2027年3月期まで51億円
  • 当期純利益2027年3月期まで33億円
  • 総還元性向30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ユニットハウス販売・貸与の強化

    常設・サテライト展示場の出店強化、中古販売促進、国スポ等イベント関連受注促進、AI活用による受発注効率化を図る。

  2. 02

    モジュール・システム建築の拡大

    アライアンス強化、既存建築からの振替需要開拓、設計・施工体制の充実、3D見積・VR・AIツールの活用、展示場の新規出店・リニューアルを推進する。

  3. 03

    建設機械レンタル事業の収益力強化

    北海道南部市場での収益力強化、収益商品への積極投資、整備士の資格取得推進による人材強化を図る。

  4. 04

    M&Aによる人材確保と業容拡大

    モジュール・システム建築事業のさらなる拡大のため、M&Aを推進し人材確保と業容拡大を図る。

  5. 05

    軽量鉄骨ゼネコン確立と効率化

    AIを活用した受発注・配車、作図・積算、棚卸、提案資料の効率化を進め、低層建築市場での「軽量鉄骨ゼネコン」の確立を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で552人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は606万円で、9期前と比べて+5.2%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は8.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月479
2018年3月481
2019年3月57537.98.0494
2020年3月56338.48.0467
2021年3月57338.08.0494
2022年3月58437.48.0511
2023年3月59337.88.0506
2024年3月58237.67.0533
2025年3月60137.58.0537801
2026年3月60638.58.0552797

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率46.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
東京支店(東京都 千代田区)他60営業所等195億円
同上
結城工場(茨城県結城市)他8工場6,641百万円
ユニットハウス事業 モジュール・システム建築事業
伊達営業所(北海道伊達市)他3営業所等1,670百万円
ユニットハウス事業 建設機械レンタル事業
本社 — 東京都 千代田区152百万円
主な関係会社
  • 海外
    NAGAWA OY CONSTRUCTION Co.,Ltd.
    タイ王国 バンコク都
    議決権99.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ユニットハウス整備
    防衛省 · 2024-04-26
    1.2億円
  • 調達
    仮設事務所等賃貸借(夢洲F護岸)
    海上保安庁 · 2024-12-05
    2,400万円
  • 調達
    太地町事務所建設工事
    海上保安庁 · 2021-12-07
    2,350万円
  • 調達
    高知刑務所構内倉庫設置一式整備契約
    法務省 · 2021-10-19
    1,100万円
  • 調達
    鳴瀬川総合開発工事事務所倉庫設置
    国土交通省 · 2018-09-19
    580万円
  • 調達
    令和8年度北陸地方整備局外14箇所屋外喫煙施設賃貸借
    国土交通省 · 2026-04-01
    391万円
  • 調達
    【関東地方整備局、横浜国道事務所】 R1工事現場内広報用施設設備1式購入
    国土交通省 · 2020-01-24
    380万円
  • 調達
    令和7年度北陸地方整備局外14箇所屋外喫煙施設賃貸借
    国土交通省 · 2025-04-01
    298万円
  • 調達
    令和6年度 北陸地方整備局外14箇所屋外喫煙施設賃貸借
    国土交通省 · 2024-04-01
    285万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は354億円営業利益44億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.3%、利益が+2.3%。

売上高
+0.3%
354億円
営業利益
+2.3%
44億円
純利益
+4.8%
44億円
営業利益率
12.4%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高380億円354億円
営業利益45億円44億円
純利益33億円44億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は86億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.4%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q907
2024年1Q72811.17
2024年2Q771013.06
2024年3Q871213.810
2024年4Q908
2025年2Q1631811.014
2025年4Q1902513.228
2026年2Q1641811.012
2026年4Q1902613.732
2027年1Q861011.69

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は215億円から354億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は12.4%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2153117
2014年3月2413519
2015年3月2454023
2016年3月2634023
2017年3月2714428
2018年3月2744529
2019年3月2834026
2020年3月2903721
2021年3月2944530
2022年3月3064730
2023年3月3174731
2024年3月3264631
2025年3月353434812.242
2026年3月354445012.444

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高354億円のうち、営業利益として残るのは44億円12.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の12.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.2%213億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.4%97億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.4%44億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
39.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.9pt
12.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.4pt
12.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.0pt
6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが20億円で、差し引きのフリーCFは47億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は144億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−2−1−16−361
2014年3月21−3−91872
2015年3月−70−4−761
2016年3月43−6−63791
2017年3月38−3−1235114
2018年3月35−251210137
2019年3月29−18911157
2020年3月25−35−2−10146
2021年3月31−31−40142
2022年3月22−32−4−10128
2023年3月5−14−10−9109
2024年3月11−38−10−2772
2025年3月4414−1558114
2026年3月2720−1747144

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は793億円。このうち返さなくてよい自己資本が692億円で、自己資本比率は87.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3522916182.7
2014年3月3693026781.8
2015年3月3663204687.6
2016年3月3883385087.2
2017年3月3963534389.3
2018年3月4393954489.8
2019年3月4704294191.3
2020年3月4994475289.5
2021年3月5344815390.0
2022年3月5595104991.2
2023年3月5885355390.9
2024年3月6695977289.3
2025年3月6986178188.4
2026年3月79369210187.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
149億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
520億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
42億円
在庫として抱えている分
負債合計
101億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中11位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中468位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
87.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,090で、1年前と比べて-21.3%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥5,090-1.0%1ヶ月+0.8%1年-21.3%時価総額833億円
過去52週の値幅
安値¥4,670高値¥6,950

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.9倍
PER (会社予想)23.9倍
PBR1.33倍
配当利回り1.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は5200円と小幅安。1ヶ月で2.4%上昇。25日線(5058円)を上回り、75日線(5102円)も突破。200日線(5673円)は依然下回る。RSI64.9でやや過熱感。出来高は6/19に急増したがその後やや減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER18.3倍は業界平均22.4倍を下回り割安。PBR1.36倍も業界平均3.16倍を大きく下回る。ROE6.8%と収益性は業界平均並みかやや低いが、配当利回り1.15%は業界平均2.75%を下回り、配当面では劣る。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.9倍23.4倍
PER (予想)23.9倍
PBR1.33倍3.51倍
ROE6.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

時価総額851億円、PER18倍、PBR1.4倍と大型株。売上高は緩やかな増加傾向で、営業利益率12%超、ROE6.8%と安定した収益性。強気派は、設備投資需要の堅調さ、レンタル利用率の向上、新規分野(物流・医療)への展開を評価する。弱気派は、ROEが一桁と資本効率が低い、配当利回り1.15%と魅力度低め、建設投資の循環変動リスクを指摘する。また、株価は1年で16%下落しており、今後業績回復が株価に反映されるかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 安定収益基盤

    売上・利益ともに安定、営業利益率12%超は堅実。

  • 新規分野への展開

    医療・物流等でレンタル需要拡大の余地あり。

  • 割安感

    PER18倍、PBR1.4倍は同業種と比較して割安域。

  • 2026年3月期の純利益44億円で過去最高更新決算発表後影響

    純利益が前期42億円から44億円へ増加し、最高益更新で株価再評価機会

  • 営業利益率12%台を維持し収益基盤強化継続影響

    営業利益率12.18%→12.43%と改善、同業比高水準の収益性を評価

  • 高齢化進行による介護・医療サービス需要増継続影響

    2025年3月期売上353億円の成長継続、高齢化が市場拡大を後押し

  • 株価下落後のバリュエーション割安感不定影響

    1年間で株価16.6%下落、PER18.3倍と同業比割安で反発余地

マイナスに働く材料7
  • 低資本効率

    ROE6.8%と低く、株主資本を有効活用できていない。

  • 低配当利回り

    1.15%では長期投資家のインセンティブ弱い。

  • 建設投資サイクル依存

    建設需要の減少が直撃するリスク。

  • 2026年3月期売上高が前期比横ばい354億円決算発表後影響

    売上伸び率0.3%と鈍化し、市場の成長期待を下回る懸念

  • 人件費上昇が営業利益を圧迫するリスク継続影響

    サービス業は人件費比率が高く、賃上げにより営業利益率が低下する可能性

  • 配当利回り1.15%と株主還元の低さ継続影響

    配当性向が低く、利回りが業界平均を下回り長期投資家の関心を損なう

  • 予想PER24.4倍と同業比割高感継続影響

    現実PER18.3倍に対し予想PERが上昇、割高と見なされ売り圧力

次の決算で確かめる点
レンタル売上高
コア事業の成長性を測る。
資産回転率
保有資産の効率的活用度合いを確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは1.18%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
1.18%
いまの株価に対して
配当性向
35.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4019.0
2018年3月5025.024.0
2019年3月6020.033.6
2020年3月600.043.9
2021年3月600.030.8
2022年3月658.333.4
2023年3月60−7.730.7
2024年3月600.030.1
2025年3月600.022.4
2026年3月10066.735.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,125人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.9%を占め、残る68.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.144.344.546.047.549.8
金融機関22.522.722.121.420.819.1
外国法人20.620.019.517.719.118.1
事業法人10.611.811.913.512.312.8
自己株式4.33.93.93.94.55.2
証券会社0.11.21.91.40.30.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01髙橋 修12.29
02THE SFP VALUE REALIZATIONMASTER FUND LIMITED(常任代理人 立花証券株式会社)11.67
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.68
04髙橋 学6.11
05菅井 賢志4.47
06株式会社北洋銀行4.18
07株式会社三菱UFJ銀行3.73
08髙橋 悦雄2.88
09有限会社エヌ・テー商会2.54
10JP MORGAN CHASE BANK (385642)(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-02
    シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズ(シンガポール)ピーティーイー・リミテッド(Symphony Financial Partners (Singapore) Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    14.87%
    -1.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+140%、1株純資産は14期で+118%。直近期のROEは6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1182,0535.914.121.3
2014年3月1342,1686.318.219.0
2015年3月1642,3067.317.623.5
2016年3月1632,4366.916.222.8
2017年3月2062,5818.219.119.0
2018年3月2122,8067.821.024.0
2019年3月1772,7866.434.333.6
2020年3月1362,8684.850.643.9
2021年3月1953,0856.545.730.8
2022年3月1933,2446.152.333.4
2023年3月1993,4016.034.330.7
2024年3月1983,8015.539.930.1
2025年3月2683,9466.922.422.4
2026年3月2844,4686.819.635.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額196百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙橋修代表取締役 会長6420,100
濱野新大代表取締役 社長5215
新村亮専務取締役 管理本部長51112
菅井賢志常務取締役 技術本部長617,310
溝口真樹常務取締役 製造本部長5422
木之瀨幹夫社外取締役653
猪岡修治社外取締役765
高橋淳子社外取締役703
髙橋学常勤監査役5910,000
鳥海隆雄社外監査役733
本橋信隆社外監査役773
高井勇取締役 営業本部長606
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
出口賢二社外監査役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5965615230
社外取締役5189275
監査役11161717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容311字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の事業はユニットハウスの製造・販売・レンタル、モジュール・システム建築の施工・販売及び建設機械の販売・レンタルを主に行っております。 事業内容と当該事業にかかる位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 区分   主要製品及び取扱商品   主要な会社 ユニットハウス事業   ユニットハウスの製造・販売・レンタルユニットハウスに付帯する事務用機械器具・備品・電気製品の販売・レンタル   当社 モジュール・システム 建築事業   モジュール・システム建築の施工・販売   当社 建設機械レンタル事業   建設機械の販売・レンタル   当社 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,370字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 社会の繁栄とともに歩むのが、企業のあるべき姿だと私たちは考えます。企業が成長する中で、社会のどの分野でお役に立てるのか。地球環境の保全にどのように貢献できるのか。それを実践するために、ナガワが常に意識しているのがトリプルボトムラインです。企業価値、環境的価値、そして経済的価値の3つの視点から、企業の社会的責任を果たしてまいります。 (2) 経営戦略等 成長・発展を主テーマとして、自らを変革し大きく飛躍し、国内事業の強化・拡大と海外への再進出を進めるとともに、経営の効率化に取り組むことで、国際競争力の向上を図ります。 主要な取り組みは以下のとおりです。 ① ユニットハウス販売、貸与 イ.常設、サテライト展示場出店の強化 ロ.中古販売の促進 ハ.国スポ等イベント関連受注の促進 ニ.AIを活用した受発注体制の効率化確立 ② モジュール・システム建築 イ.アライアンス強化(協業)の推進 ロ.既存建築から振替需要への事業展開強化 ハ.設計体制及び施工体制の充実化 ニ.3D見積りシステムやVRツール、AIツールの活用による提案力強化 ホ.新規出店や既存展示場のリニューアルによるモジュール建築展示場の拡大 ③ 建設機械レンタル事業 イ.北海道南部建設市場の収益力強化 ロ.収益商品への積極的投資 ハ.整備士の資格取得推進による人材強化 (3) 経営環境 2025年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移し、設備投資にも持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で物価上昇の継続に加え、米国の通商政策を巡る不確実性や中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格上昇への懸念、金融資本市場の急激な変動もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような環境のもと、展示場の新規出店や、工場への全自動溶接ロボットの本格稼動を通じて、受注体制および生産体制の強化に努めてまいりました。キャンペーン性を強めた展示会イベントを実施し展示場の集客数を高め、モジュール建築受注、新棟・中古販売の強化を図ってまいりました。レンタルハウスにおいても継続的に投資を行うことで、保有棟数を着実に増やしレンタル供給力強化に努めてまいりました。 2026年度は国内外の景気について資源価格の高止まりや中東情勢の悪化等に伴う地政学リスクの高止まりなどを背景に、先行き不透明な状況が継続すると予想されます。 建設業界におきましては、建設投資が公共、民間ともに堅調に推移するものの、労働力不足や石油由来の原材料不足による資材価格・労務費の上昇といった要因から、依然として不透明な状況が続くとともに、働き方改革関連法の適用により人材の確保や、適正な工期設定による現場環境の変化への対応が求められる等、経営環境は予断を許さない状況が予想されます。 このような環境のもと当社といたしましては、景気回復に伴い拡大する需要に着実に対応すべく、(1)モジ ュール建築展示場、サテライト展示場の増設による空白地域の販売網拡大、(2)AIを活用した受発注・配車、作図・積算、棚卸、提案資料などの効率化、(3)モジュール・システム建築事業のさらなる拡大のためのM&A推進による人材確保と業容拡大、(4)旺盛な需要に対応した積極的な貸与資産への投資、(5)資格取得によるプロ集団の形成に取組み、低層建築市場における「軽量鉄骨ゼネコン」の確立を目指してまいります。 また、コーポレートガバナンスをはじめコンプライアンス遵守とリスクマネジメントに誠実に取組み、経営の透明性と健全性を一層高め、継続的な企業価値向上に努めてまいります。 2027年3月期通期業績の見通しにつきましては、売上高380億円、営業利益45億円、経常利益51億円、当期純利益33億円を予想しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の対処すべき課題として、短納期、低コストのモジュール・システム建築を中心に低層建築市場の開拓、建築施工体制の充実化を積極的に推進するために、従来の展示場とは異なるモジュール建築展示場の開設、人材育成のための資格取得支援により、建築施工体制の強化を図ってまいります。また、受注競争力強化のため、3D見積りシステムやAIツール、VRツールを活用した提案力の強化と、物流体制の強化・効率化を行ってまいります。 さらに多様化する需要にこたえるべく、商品開発と品質管理の徹底を進めるとともに、コーポレートガバナンスをはじめコンプライアンスの遵守とリスクマネジメントに誠実に取り組み、経営の透明性と健全性を確保し、継続的な企業価値の向上に努めてまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 ユニットハウス事業、モジュール・システム建築事業、建設機械レンタル事業における主要な取り組みは、民間受注と官公庁受注さらに展示場受注に区別して社内目標値を設定し、達成状況を判断しております。レンタル事業については、公共事業ならびに民間建築の需要状況の把握のため、主に保有数量及び稼働棟数、稼働率を指標として使用しております。 これらに基づき、レンタル事業が投資から回収まで数年を要する事業特性から業績の伸長を踏まえ、かつ将来の事業展開、設備投資等を長期的、総合的に勘案したうえで、将来の設備投資動向等の資金を睨みつつ、概ね『総還元性向』30%以上を目安とし、増配や自己株式の取得を行うなど株主の皆様への還元を行っております。
事業等のリスク2,368字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社は、入手可能な情報を元に予見可能な範囲で市場競争に勝つための戦略を持ち、経営資源の有効活用に努めております。 当社を取り巻く経営環境において、考えられる主な事業リスクは以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 当社の主要顧客である建設、土木業界は、公共投資や民間設備投資に左右される体質であることから、公共投資の減少、建設需要の減少等の環境変化が顕著な場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社は、ユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業において、多額のレンタル資産を保有しております。そのため、急激な市場環境の変化や技術革新、競合他社の新製品等の台頭によりレンタル資産が陳腐化し、減損処理や廃棄処分等が必要となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 当社のユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業は、地政学リスク等による鋼材木材などの原材料価格の高騰によるユニットハウス製造原価の上昇や、建設機械の仕入価格の上昇により減価償却費が増加することで原価が上昇し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) ユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業において、同業者間競争の激化による製品価格、レンタル価格の下落等が、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、ユニットハウス事業においては、代理店(主に建設機械レンタル会社)を経由して顧客(主に建設会社)に販売、レンタルする商流が約75%(2026年3月期)を占めているため、何らかの理由により代理店において当社の製品が取り扱われなくなったり、代理店間の競争激化による製品価格、レンタル価格が下落した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与えるリスクがあります。 (5) ユニットハウス事業及びモジュール・システム建築事業においては、店舗・倉庫・事務所などの一般建築物も取り扱っております。これらは、建築基準法、都市計画法、国土利用法、その他関係法令による規制を受けております。今後、これらの規制の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、これらの法令を含めコンプライアンスが遵守されるよう役職員に対し、研修等を通じ徹底を図っていますが、適用法令等の違反が発生し、これら法令に基づく許認可、免許及び登録等の取消、停止等の処罰、処分その他の制裁を受けたり、当社の社会的信用やイメージが毀損した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社において関係又は保有している許認可、免許等の状況は下記のとおりです。 取得年月   2021年6月   2024年12月   2012年3月 許認可等の名称   建設業許可(特定建設業許可)   一級建築士事務所登録   古物商許可 所管官庁等   国土交通大臣   東京都知事   東京都公安委員会 許認可等の内容   国土交通大臣許可(特-3)第21737号(注)1   一級 東京都知事登録第59856号(注)2   第301020907153号(注)3 有効期限   2026年6月15日(5年ごとの更新)   2029年12月24日(5年ごとの更新)   ― 法令違反の要件及び主な許認可取消事由   故意又は重過失による不正行為があったときは原則として営業停止処分(建設業法第28条第1項)   不正な手段による許可の取得や登録拒否事由に該当した場合は許可の取消(建築士法第26条)   不正な手段による許可の取得や欠格事由に該当した場合は許可の取消(古物営業法第6条) (注) 1.建設業許可は、建設工事の請負に必要な許認可であります。 建設業許可の内訳は次のとおりであります。 ①建築工事業 ②大工工事業 ③左官工事業 ④とび・土工工事業 ⑤石工事業 ⑥屋根工事業 ⑦タイル・れんが・ブロツク工事業 ⑧鋼構造物工事業 ⑨鉄筋工事業 ⑩板金工事業 ⑪ガラス工事業 ⑫塗装工事業 ⑬防水工事業 ⑭内装仕上工事業 ⑮熱絶縁工事業 ⑯建具工事業 ⑰解体工事業 2.一級建築士事務所登録は、設計・積算に必要な登録許可であります。 3.古物商許可は、中古販売及び買取りに必要な許認可であります。 (6) ユニットハウス事業及び建設機械レンタル事業におけるレンタル販売は、建設市場の動向に左右されます。特に建設市場の4割弱を占める公共部門の需要は年度ごとに予算編成と執行が行われるため、年度初めは公共工事の執行が少なく、夏ごろから徐々に工事が始まり、冬季に向けて工事量が増加していく傾向があります。このようなレンタル需要の季節変動により、第1四半期にレンタル稼働棟数及び稼働率が低くなり、営業利益が他の四半期と比較して少なくなる傾向があります。 (参考)2026年3月期各四半期業績 (百万円) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高   8,010   8,398   9,398   9,579 営業利益   745   1,085   1,358   1,192 (7) 気候変動により増加傾向にある台風、豪雪などの異常気象により、当社の主要な設備が一度の災害で広範囲の事業所で被害を受けた場合、この復旧まで生産若しくは出荷が長期間にわたり停止することがあります。また、当社の主要な設備は北海道から九州まで拠点があり、当社一斉停止リスクの極小化を図っています。
経営成績の分析 (MD&A)7,287字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。) の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当期の経営成績の状況 (単位:百万円) 売上高   営業利益   経常利益   当期純利益   1株当たり当期純利益(円、銭) 当事業年度   35,385   4,380   5,002   4,436   284.11 前事業年度   35,294   4,299   4,803   4,213   268.32 前年同期間増減率(%)   0.3   1.9   4.1   5.3   5.9 当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移し、設備投資にも持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で物価上昇の継続に加え、米国の通商政策を巡る不確実性や中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格上昇への懸念、金融資本市場の急激な変動もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような環境のもと、前期に行った展示場の新規出店や、工場への全自動溶接ロボット導入による省人化を通じて、受注体制及び生産体制の強化に努めてまいりました。キャンペーン性を強めた展示会イベントを実施し展示場の集客施策により、販売の強化を図ってまいりました。レンタルハウスにおいても継続的な投資を行うことで、保有棟数を着実に増やしレンタルの供給力強化に努めてまいりました。 その結果、当事業年度における売上高は353億8千5百万円(前期比0.3%増)、営業利益は43億8千万円(前期比1.9%増)、経常利益は50億2百万円(前期比4.1%増)、当期純利益は44億3千6百万円(前期比5.3%増)となりました。 セグメント別の概要は次のとおりであります。 (単位:百万円) 報告セグメント   調整額   損益計算書計上額 ユニットハウス事業   モジュール・システム建築事業   建設機械レンタル事業   計 売上高   29,066   5,135   1,183   35,385   ―   35,385 営業利益   3,663   614   148   4,425   △44   4,380 (ユニットハウス事業) ユニットハウス事業におきましては、前期に出店した常設展示場の運営が軌道にのってきたことが、集客増の効果をもたらし、販売強化に寄与しました。販売製品におきましても引続き資材の高騰が進みましたが生産工程のロボット化や部材の仕様変更などにより原価高騰の抑制などに努めたことが、販売の拡大につながりました。 また、積極的にレンタルハウスの生産の設備投資を進めることで市場への供給体制の強化と高い稼働率の維持に努めてまいりました。 その結果、当事業のセグメント売上高は290億6千6百万円(前期比0.1%減)となりました。また、セグメントの利益は36億6千3百万円(前期比2.0%増)となりました。 (モジュール・システム建築事業) モジュール・システム建築事業におきましては、前期出店の展示場の効果の寄与により、幅広い業界・業種からの需要・引合いが増加したものの、市場の職人不足と資材高騰が進んだことで、法人の設備投資案件が大型案件から小型案件に規模縮小傾向で受注の鈍化が見受けられました。 また、職人不足や資材高騰の影響で、工事採算は前期を下回る推移となりました。 その結果、当事業のセグメント売上高は51億3千5百万円(前期比2.0%減)となりました。また、セグメント利益は6億1千4百万円(前期比13.7%減)となりました。 (建設機械レンタル事業) 建設機械レンタル事業におきましては、北海道新幹線の工事が引続き、稼働率の押し上げに寄与しました。また、付加価値営業の強化策として建設機械販売も増加となりました。環境対策を考慮した建設機械の拡販も引続きおこない、一般的な建設工事向けの需要も堅調に実績となってまいりました。 その結果、当事業のセグメント売上高は11億8千3百万円(前期比23.7%増)となりました。また、セグメント利益は1億4千8百万円(前期比262.2%増)となりました。 当期の財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は、前事業年度末に比べ34億1千万円増加し、273億8千4百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金が34億4千3百万円、商品及び製品が6億1千1百万円、電子記録債権が2億4千1百万円それぞれ増加した一方、受取手形が3億5千3百万円、売掛金が2億8千8百万円、契約資産が1億1千万円それぞれ減少したこと等によるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べ61億6千2百万円増加し、519億4千5百万円となりました。その主な要因は、投資有価証券が55億6千4百万円、貸与資産が5億8千4百万円、工具、器具及び備品が1億6千2百万円それぞれ増加した一方、機械及び装置が1億1千万円、建設仮勘定が1億1百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、前事業年度末に比べ95億7千2百万円増加し、793億3千万円となりました (負債) 当事業年度末における流動負債は、前事業年度末に比べ2億1千3百万円減少し、62億9千9百万円となりました。その主な要因は、契約負債が1億6千1百万円増加した一方、未払消費税等が1億8千6百万円、前受金が1億7千7百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べ22億1千2百万円増加し、37億8千5百万円となりました。その主な要因は、繰延税金負債が22億5百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べ19億9千9百万円増加し、100億8千5百万円となりました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べ75億7千2百万円増加し、692億4千5百万円となりました。その主な要因は、その他有価証券評価差額金が48億2千2百万円、別途積立金が28億円それぞれ増加した一方、自己株式が7億5千6百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は、87.3%となりました。 ② 当期のキャッシュ・フローの概況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ29億4千3百万円増加し、143億7千6百万円となりました。 当事業年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、26億5千8百万円(前期比39.4%減)となりました。主な増加要因は税引前当期純利益が66億5千9百万円、減価償却費が45億7千7百万円、売上債権の減少額が5億1千万円等であり、主な減少要因は貸与資産の取得による支出が46億4千8百万円、法人税等の支払額が22億9千9百万円、投資有価証券売却損益が16億7千6百万円、棚卸資産の増加額が5億1百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は、19億9千8百万円(前期比41.4%増)となりました。主な増加要因は投資有価証券の売却による収入が41億7千4百万円等であり、主な減少要因は投資有価証券の取得による支出が10億2千2百万円、社用資産の取得による支出が6億4千1百万円、定期預金の預入による支出が5億円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、17億1千3百万円(前期比11.8%増)となりました。この要因は配当金の支払額が9億3千7百万円、自己株式の取得による支出が7億7千5百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) ユニットハウス事業(百万円)   8,680   104.0 モジュール・システム建築事業(百万円)   562   84.5 合計(百万円)   9,243   102.6 (注) 金額は、製造原価であります。 b.受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) モジュール・システム 建築事業   3,662   60.2   807   35.4 合計   3,662   60.2   807   35.4 (注) ユニットハウス事業については見込み生産を行っているため、受注実績を記載しておりません。 c.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) ユニットハウス事業(百万円)   販売収入   13,210   102.0 レンタル収入   15,855   98.2 計   29,066   99.9 モジュール・システム建築事業(百万円)   5,135   98.0 建設機械レンタル事業(百万円)   1,183   123.7 合計(百万円)   35,385   100.3 (注) 総販売実績に対する割合が100分の10以上となる販売先はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産合計) 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ95億7千2百万円増加の793億3千万円(前事業年度末は697億5千8百万円)となりました。 流動資産は273億8千4百万円(前事業年度末は239億7千4百万円)となりました。現金及び預金が34億4千3百万円、商品および製品が6億1千1百万円、電子記録債権が2億4千1百万円それぞれ増加した一方、受取手形が3億5千3百万円、売掛金が2億8千8百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。 固定資産は、519億4千5百万円(前事業年度末は457億8千3百万円)となりました。これは主に、投資有価証券55億6千4百万円、貸与資産が5億8千4百万円、工具、器具および備品が1億6千2百万円それぞれ増加した一方、建設仮勘定が1億1百万円減少したこと等によるものであります。 当社は、鉄骨を主構造とするユニットハウス、モジュール・システム建築の製造・販売及び請負工事業をコア事業として営んでおります。コア事業の拡大と事業効率の向上によって、当社事業全体の発展を図るとともに、全国すべての地域において貢献できる企業としての確固たる事業基盤を構築するために、取引先との協力関係の更なる強化及び構築を進めております。また、ユニットハウス事業の主要資産である貸与資産は、5年連続で増加しています。これは貸与レンタルと中古資産の販売強化を図るため生産棟数を強化したことによります。ユニットハウス事業は現況において、収益のコア事業であり、販売収入・レンタル収入の強化とともに、貸与資産の増加に今後も取り組んでまいります。 (負債合計) 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ19億9千9百万円増加の100億8千5百万円(前事業年度末は80億8千5百万円)となりました。 流動負債は62億9千9百万円(前事業年度末は65億1千2百万円)となりました。これは主に、契約負債が1億6千1百万円増加した一方、未払消費税等が1億8千6百万円、前受金が1億7千7百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。 固定負債は37億8千5百万円(前事業年度末は15億7千3百万円)となりました。これは主に、繰延税金負債が22億5百万円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ75億7千2百万円増加の692億4千5百万円(前事業年度末は616億7千2百万円)となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が48億2千2百万円、別途積立金が28億円、繰越利益剰余金が6億9千8百万円それぞれ増加した一方、自己株式が7億5千6百万円増加したこと等によるものであります。この結果、自己資本比率は、87.3%となりました。 2) 経営成績 (売上高) 当事業年度における売上高は、前事業年度に比べ9千万円増加の353億8千5百万円となりました。前期に行った展示場の新規出店や、工場への全自動溶接ロボット導入による省人化を通じて、受注体制及び生産体制の強化に努めてまいりました。キャンペーン性を強めた展示会イベントを実施し展示場の集客施策により、販売の強化を図ってまいりました。レンタルハウスにおいても継続的な投資を行うことで、保有棟数を着実に増やしレンタルの供給力強化に努めてまいりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、前事業年度に比べ1億8千4百万円減少の212億8千6百万円となりました。当事業年度の原価率は60.2%、前事業年度は60.8%と0.6ポイント減少となりました。工場生産の省人化による生産体制の強化や、付加価値の向上による価格転嫁などに取り組み、原価率上昇の抑制に努めました。 販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ1億9千3百万円増加の97億1千8百万円となりました。売上の伸張と比較し販売費及び一般管理費が増加傾向で推移しております。増加の主な要因は、人件費や減価償却費の増加であり、賃金上昇とモジュール建築展示場の新規出店やリニューアルに伴う設備投資によるものです。 (当期純利益) 当事業年度における当期純利益は、前事業年度末に比べ2億2千3百万円増加の44億3千6百万円となりました。 営業外収益において、受取配当金が5億8千4百万円となりました。 特別利益につきましては投資有価証券売却等により21億3千4百万円となりました。 特別損失につきましては投資有価証券売却等により4億7千7百万円となりました。 営業外費用において特筆すべき事項はありません。 当社のセグメントの概要については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の経営に影響を与える要因としましては、公共工事予算並びに民間設備投資金額の推移があげられます。公共投資は前年と比較して底堅く推移しており、民間設備投資も回復基調が続くことが見込まれます。一方で、世界経済はアメリカの通商政策や金融政策による影響を受け、景気変動の不確実性が高まるなど、先行き不透明な状況が続いております。 建設業界におきましては、建設投資について、公共・民間ともに海外経済や建設コストの動向といったリスク要因はあるものの、引続き設備投資に対する意欲が継続すると想定されます。 主要な取り組みにおける成果として、販売事業の売上計画達成率は90.0%となりました。当社では、売上計画の達成に向けて、モジュール建築展示場(モジュール建築、ユニットハウスの大型総合展示場)、サテライト展示場(小型展示場)の新規出店やリニューアルを進め、空白地域における販売網の拡大を図っております。さらに、3D見積りシステムやAIツール、VRツールの活用により、スピード感を損なうことなく提案力の強化を図ってまいります。 また、社員の資格取得によるプロ集団の形成を図るとともに、技術者の育成及び技術者不足の解消に努めてまいります。加えて、モジュール・システム建築事業のさらなる拡大を目指し、M&Aの推進を通じて人材の確保と業容拡大にも取り組んでまいります。 一方、レンタル事業における主要な取り組みの成果としましては、売上計画の達成率が108.4%となり、計画を上回る実績となりました。豊富な手元資金を活用し、旺盛な需要に対応するとともに、全自動溶接ロボットを工場に導入することで省人化を図り、貸与資産への設備投資をより効率よく、積極的に進めてまいります。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社の資金需要の主なものは、設備投資や投資から回収まで数年を要する貸与資産などの長期資金需要と、製品製造のための原材料の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。 当社の資本の財源及び流動性については、事業活動に必要な現金を安定的に確保することを基本としており、資金調達につきましては自己資金を基本としております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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