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超!企業DB
日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

西部ガスホールディングス

9536 · Prime · 電気・ガス業

九州・山口を地盤とする都市ガス大手。ガス・LPG・電力・不動産に展開する総合エネルギー企業。

概要

西部ガスホールディングスは、福岡県を中心に北部九州で都市ガスを供給するエネルギー企業である。1930年に東邦瓦斯から分離して設立され、ガス事業を中核にLPG、電力、不動産など多角経営を行う。2026年3月期の連結売上高は2,618億円、従業員数は3,725人。

ガス事業を中核としたエネルギー供給

西部ガスグループの中核は、連結子会社である西部瓦斯㈱が行う都市ガスの製造・供給・販売である。福岡、北九州、熊本、長崎、佐世保など北部九州一帯を供給区域とし、家庭用・業務用・産業用に天然ガス(LNG)を供給する。原料となるLNGは、ひびきLNG基地や福北工場などで受け入れ、グループ各社が製造・圧送・検針・収納を分担する。2026年3月期のガス販売量は913,410千㎥で、うち家庭用は200,962千㎥、業務用は592,840千㎥。売上高は1,534億円で全社の54.4%を占める。また、久留米ガスや大牟田瓦斯など地域子会社を通じて製品ガスを供給する体制も持つ。

LPG・電力・熱供給への事業拡大

LPG事業は連結子会社西部ガスエネルギー㈱が担い、家庭用・業務用・工業用LPGおよびLPG用機器を販売。都市ガス原料用LPGを西部瓦斯へ供給する役割も持つ。2026年3月期の売上高は260億円。電力・その他エネルギー事業では、西部ガステクノソリューション㈱による熱供給、エネ・シード㈱による太陽光発電、ひびき発電合同会社への出資を通じたガス火力発電事業を展開。2026年3月にはひびき発電所が営業運転を開始した。同事業の売上高は314億円と前期比35%増加し、全社の11.1%を占めるに至った。

不動産事業と多角化の推進

不動産事業はグループの第2の収益柱として育成されている。㈱エストラストが分譲・賃貸、西部ガス都市開発㈱がグループ不動産賃貸、九州八重洲㈱が住宅建築・宅地開発、タイのSG ENRICH CO.,LTD.が海外不動産を手掛ける。2026年3月期の売上高は477億円(全社16.9%)で、分譲マンション価格上昇が寄与した。海外事業の原価増加でセグメント利益は減益となった。その他セグメントには、投資ファンド運営、情報処理サービス(西部ガス情報システム)、飲食店(八仙閣)、炭素材・塗料(エスジーケミカル)、持分法適用関連会社の遊園地(グリーンランドリゾート)や即席めん(マルタイ)など多様な事業が含まれる。

業界の中での役割はエネルギー供給事業者(都市ガス・LPG・電力)および不動産事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,618億円
営業利益
125億円
営業利益率
4.8%
純利益
71億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ガス主力

西部瓦斯㈱を中心に、都市ガスの製造・供給・販売およびガス機器の販売、付帯工事を行う。グループ会社が製造受託、地域販売、検針・収納業務等を分担し、九州・山口地域に広くガスを供給している。

主な製品・サービス3
都市ガス
天然ガス(LNG)を主原料とする都市ガス。一般家庭・業務用・産業用に供給。
ガス機器
ガスコンロ、給湯機、暖房機器等の販売。
内管工事
ガス使用開始に伴うお客さま負担の内管工事。

02LPG準主力

西部ガスエネルギー㈱がLPGおよびLPG用機器の販売、工事を行う。また都市ガス原料用LPGを西部瓦斯㈱へ供給。

主な製品・サービス2
LPG
液化石油ガス。家庭用・業務用・工業用に供給。
LPG用ガス機器
LPG対応のコンロ、給湯機等の販売。

03電力・その他エネルギー準主力

熱供給事業(西部ガステクノソリューション㈱)、太陽光発電(エネ・シード㈱等)、ガス火力発電事業への出資(TSH Birdsboro LLC、ひびき発電(同))を行う。またガス設備の設計・施工業務も手掛ける。

主な製品・サービス3
熱供給
地域冷暖房など、熱エネルギーを供給する事業。
太陽光発電
再生可能エネルギーによる発電事業。
ガス火力発電(出資)
ガス火力発電事業への出資による電力供給への関与。

04不動産副次

㈱エストラスト、西部ガス都市開発㈱、九州八重洲㈱等が不動産分譲・賃貸、住宅建築・宅地開発を行う。タイでもSG ENRICH CO.,LTD.が同様の事業を展開。

主な製品・サービス3
不動産分譲
マンション・戸建住宅等の分譲。
不動産賃貸
オフィスビル・商業施設等の賃貸。
住宅建築・宅地開発
注文住宅の建築、宅地造成・販売。

05その他その他

投資事業(ベンチャーファンド)、情報処理サービス、飲食店経営、炭素材・塗料・化成品製造販売、遊園地・ゴルフ場運営(持分法適用関連会社)、即席めん製造販売(持分法適用関連会社)等の多角的事業。

製品と技術

都市ガスと天然ガス供給インフラ

主力製品は都市ガスであり、主原料はLNG(液化天然ガス)。ひびきLNG基地(北九州市)と福北工場(福岡県)の2つのLNG受入基地を持ち、マレーシアなどから輸入したLNGを気化・熱量調整して供給する。供給エリアは福岡、北九州、熊本、長崎、佐世保、久留米、大牟田など北部九州全域に及び、家庭用・業務用・産業用に加え、他のガス事業者への卸供給も行う。2026年3月期の都市ガス販売量は913,410千㎥で、原料費調整制度によりガス料金は市場連動型となっている。

LPG販売とガス機器の提供

LPG事業では、西部ガスエネルギー㈱が液化石油ガスを家庭用・業務用・工業用に販売。ガスコンロ、給湯機、暖房機器などのLPG用ガス機器も取り扱い、設置工事も行う。また、西部瓦斯へ都市ガス原料用LPGも供給するため、グループ内でLPGがガス原料としても活用されている。2026年3月期のLPG売上高は260億円、販売数量は非開示だが、購入単価の下落によりセグメント利益は黒字転換した。

ひびき発電所によるガス火力発電

持分法適用関連会社であるひびき発電合同会社が運営するガス火力発電所が、2026年3月に営業運転を開始した。同発電所はひびきLNG基地に隣接し、LNGを燃料として電力を供給する。出力規模は非開示だが、グループの電力事業の核として位置づけられる。また、米国ガス火力発電事業への出資(TSH Birdsboro LLC)も行い、国際的な発電事業にも関与している。

不動産分譲・賃貸とまちづくり事業

グループの不動産事業は、㈱エストラストによるマンション・戸建分譲、西部ガス都市開発㈱によるオフィス・商業施設の賃貸、九州八重洲㈱による住宅建築・宅地開発、タイのSG ENRICHによる海外事業で構成。2026年3月期の売上高は477億円で、大型賃貸物流施設開発などの新領域にも進出。ガス事業で培った地域とのつながりを活かし、まちづくりや再開発にも参画している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気・ガス業のなかでの位置

九州ガス供給で首位、人口減で成長鈍化

西部ガスホールディングスは、九州エリアを地盤とする都市ガス大手で、ガス販売に加え電力小売や関連サービスを展開する。同業他社と比較すると、収益規模は大きく、国内のエネルギー需要が縮小する中でも安定した供給インフラが強み。しかし、新電力各社との競争が激化しており、特にアイ・グリッド・ソリューションズのようなアグリゲーターとの差別化が課題。また、石炭やLNG価格の変動リスクをヘッジしつつ、再生可能エネルギーへのシフトを進める必要がある。業界内では老舗の信頼があるが、成長分野への投資が相対的に遅れており、今後の事業ポートフォリオ再構築が焦点。

強み

  • 都市ガス供給のライフラインを担い、災害時も供給継続の実績があり、顧客からの信頼が厚い。
  • 九州の家庭・法人顧客に直接営業し、地域特性を踏まえたきめ細かなサービスを提供。
  • 売上高は業界内で突出しており、スケールメリットで設備投資や調達を効率化。
  • 再生可能エネルギーや水素など次世代エネルギーへの投資を進め、長期的な成長を狙う。

課題

  • 人口減少や省エネ機器普及でガス販売量が減少し、減収が続く可能性が高い。
  • 新電力や電力自由化で販売競争が激化し、価格競争に巻き込まれる恐れがある。
  • 原油・LNG価格の高騰時に収益が圧迫され、調達コスト管理が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字が西部ガスホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
24784GMOインターネット1,483億円24.2倍
39533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
46617東光高岳1,087億円16.2倍
59543静岡ガス1,023億円10.3倍
69536西部ガスホールディングス945億円13.0倍
78132シナネンホールディングス834億円18.5倍
89534北海道瓦斯815億円7.1倍
92734サーラコーポレーション800億円10.5倍
109519レノバ794億円23.8倍
118157都築電気788億円11.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

東邦瓦斯から分離独立した1930年

1930年12月、東邦瓦斯株式会社から福岡、熊本、佐世保、長崎各市の供給区域を分離し、資本金1千万円で西部瓦斯株式会社が設立された。本社を福岡市に置き、九州北部の都市ガス事業を継承した。これが西部ガスグループの創業であり、以降北部九州におけるガス供給の基盤となった。

戦時統合で九州瓦斯を吸収した1943年

1943年7月、西部瓦斯は九州瓦斯株式会社を吸収合併した。九州瓦斯は小倉、門司、八幡、若松、戸畑、島原の各市を供給区域としており、これにより西部瓦斯の供給エリアは北九州一帯へと拡大。戦時下のエネルギー統制政策のもと、地域ガス会社の統合が進む中で規模を拡大した。

証券取引所に上場し資金調達力を強化

1949年6月に福岡証券取引所へ株式を上場、翌1950年4月には大阪証券取引所(現東京証券取引所)へ上場。1974年1月には東京証券取引所にも上場し、2022年4月の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。上場による資金調達力の強化は、後のLNG基地建設や天然ガス転換投資の原資となった。

原料転換とLNG導入でガス熱量を変更

1964年4月、供給ガスの熱量を1㎥あたり15.07MJから18.84MJへ変更。1986年7月には北九州工場で原料にLNG(液化天然ガス)の導入を開始。1989年3月から北九州地区で天然ガス転換を開始し、熱量を46.05MJへ一気に引き上げた。1993年10月には福北工場にLNG基地を新設し、マレーシアからのLNG受入を開始。2005年7月に長崎地区を最後に全社で天然ガス転換が完了し、熱量も最終的に45~46MJに統一された。

100万戸突破と供給エリアの拡充

1994年10月、ガスお客さま数が100万戸を突破。2000年4月には熊本第2製造所(現熊本工場)が操業開始し、供給能力を増強。2003年3月には長崎新工場(現長崎工場)も完成。2001年10月からは九州ガス圧送からの製品ガス受入れも始まり、グループ全体のガス供給インフラが整備されていった。

持株会社制へ移行しグループ経営を開始

2005年7月、西部瓦斯株式会社は西部ガスホールディングス株式会社に商号変更。同時に西部瓦斯株式会社、西部瓦斯熊本株式会社、西部瓦斯長崎株式会社、西部瓦斯佐世保株式会社へ会社分割し、事業を承継させた。これにより純粋持株会社体制に移行し、グループ各社の独立性を高めながら、経営資源の最適配分を図る体制が整った。

ひびきLNG基地の稼働と発電所着工

2005年7月、ひびきLNG基地が運用を開始。この基地は立地の優位性を活かし、LNGの再出荷や貯蔵・積替などの国際エネルギー事業にも活用されている。2014年にはひびき発電合同会社を設立し、ガス火力発電事業に参入。2026年3月、ひびき発電所が営業運転を開始し、グループの電力事業が本格化した。

年表23件を開く

1930年代

  • 1930年12月創業東邦瓦斯株式会社から福岡、熊本、佐世保、長崎各市の供給区域を分離して、本社を福岡市にお き、資本金1千万円をもって西部瓦斯株式会社を設立。

1940年代

  • 1943年7月M&A九州瓦斯株式会社(供給区域小倉、門司、八幡、若松、戸畑及び島原の各市)を吸収合併。
  • 1947年1月旧熊本工場(現萩原供給所)が操業を開始。
  • 1949年6月上場福岡証券取引所に株式を上場。
  • 1949年7月創業西部瓦斯副産株式会社(現西部ガスエネルギー株式会社)を設立。

1950年代

  • 1950年4月上場大阪証券取引所(現東京証券取引所)に株式を上場。
  • 1951年10月旧福北工場が操業を開始。

1960年代

  • 1964年4月供給ガスの熱量変更。(1㎥当たり15.06978メガジュール(3,600キロカロリー)から18.837225 メガジュール(4,500キロカロリー)へ)

1970年代

  • 1971年9月旧長崎工場が操業を開始。
  • 1971年10月創業株式会社シティーサービス(現西部ガス都市開発株式会社)を設立。
  • 1974年1月上場東京証券取引所に株式を上場。
  • 1977年10月旧北九州工場が操業を開始。

1980年代

  • 1984年4月創業西部ガスリビング販売株式会社(現西部ガスリビング株式会社)を設立。
  • 1986年7月旧北九州工場に原料としてLNGの導入を開始。
  • 1988年8月福岡市博多区千代に本社を移転。
  • 1989年3月北九州地区から天然ガス転換を開始。(1㎥当たり18.837225メガジュール(4,500キロカロリー)から46.04655メガジュール(11,000キロカロリー)へ)

1990年代

  • 1993年10月旧福北工場にLNG基地を新設し、マレーシアからLNGの導入を開始。
  • 1994年10月ガスお客さま数が、100万戸を突破。

2000年代

  • 2000年4月熊本第2製造所(現熊本工場)が操業を開始。
  • 2001年10月旧熊本工場(現萩原供給所)で九州ガス圧送株式会社から製品ガスの受入れを開始。
  • 2003年3月長崎新工場(現長崎工場)が操業を開始。
  • 2005年7月創業長崎地区を最後に全社で天然ガス転換作業を完了。供給ガスの熱量変更。(福岡地区・北九州地区は、1㎥当たり46.04655メガジュール(11,000キロカロリー)から45メガジュール(10,750キロカロリー)へ。熊本地区・長崎地区・佐世保地区・島原地区は、1㎥当たり46.04655メガジュール(11,000キロカロリー)から46メガジュール(10,990キロカロリー)へ)ひびきLNG基地が運用を開始。西部瓦斯株式会社から西部ガスホールディングス株式会社に商号変更するとともに、西部瓦斯株式会社、西部瓦斯熊本株式会社、西部瓦斯長崎株式会社、西部瓦斯佐世保株式会社に会社分割し、事業を承継。ひびき発電合同会社を設立。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。

2020年代

  • 2026年3月ひびき発電所が営業運転を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益(3年合計)2025~2027年度まで380億円
  • ROE2027年度まで8.0%程度
  • ROIC2027年度まで2.3%程度
  • ROIC(中期目標)2030年代前半まで3.0%程度
  • 自己資本比率2027年度まで23.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    カーボンニュートラル推進

    天然ガスの普及拡大・高度利用やひびき発電所稼働による低炭素化、e-methane実証等によるガスの脱炭素化、PPA事業や再エネ電源取扱量拡大による電源の脱炭素化に取り組む。

  2. 02

    エネルギーサプライチェーン・レジリエンス強化

    国際情勢不安定化や自然災害の頻発に対し、エネルギーサプライチェーンを強化し、ガスの安定供給を通じて安全・安心を支える。

  3. 03

    新たな価値の共創

    エネルギー周辺領域での新価値創造、財務規律に基づく戦略的M&A等により将来の成長事業を創出する。

  4. 04

    地域とのつながり強化

    不動産事業やまちづくり、地域課題解決を通じて地域活性化を図るとともに、デジタル接点を融合した顧客LTV最大化を目指す。

  5. 05

    DX戦略・人的資本経営の強化

    データ・デジタル技術で業務変革と競争力強化を進め、人財投資やエンゲージメント向上、多様な人財が働きやすい環境を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,725人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は656万円で、9期前と比べて+10.7%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は13.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,768
2018年3月3,739
2019年3月59244.222.33,761
2020年3月58643.922.03,836
2021年3月57243.921.73,804
2022年3月59642.216.63,799
2023年3月58142.416.83,797
2024年3月57042.316.33,852
2025年3月59741.413.23,840273
2026年3月65641.513.83,725336

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
西部瓦斯㈱ — 福岡市博多区他827億円
ガス
西部ガス都市開発㈱ — 福岡市博多区他705億円
不動産
本社 — 福岡市博多区213億円
全社
ひびき エル・エヌ・ジー㈱ — 北九州市若松区111億円
ガス
西部ガスエネルギー㈱ — 福岡県糟屋郡粕屋町他9,789百万円
LPG
西部瓦斯長崎㈱ — 長崎県長崎市5,976百万円
ガス
西部ガス テクノソリューション㈱ — 福岡市東区他5,814百万円
電力・その他 エネルギー
エネ・シード㈱ — 福岡市博多区他5,269百万円
電力・その他 エネルギー
西部ガス ライフサポート㈱ — 福岡市早良区他3,723百万円
その他
西部瓦斯佐世保㈱ — 長崎県佐世保市3,393百万円
ガス
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP西部瓦斯株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    福岡高地家簡裁合同庁舎で使用するガスの供給
    最高裁判所 · 2022-05-11
    3,767万円
  • 調達
    門司港湾合同庁舎ほか4庁舎において使用する都市ガスの需給
    財務省 · 2020-01-22
    3,353万円
  • 調達
    門司港湾合同庁舎ほか4庁舎において使用する都市ガスの需給
    財務省 · 2019-01-16
    3,165万円
  • 調達
    門司港湾合同庁舎ほか4庁舎において使用する都市ガスの需給
    財務省 · 2018-03-05
    2,735万円
  • 調達
    福岡高等裁判所等合同庁舎で使用するガスの供給
    最高裁判所 · 2019-03-07
    2,192万円
  • 調達
    (H29)福岡合同庁舎で使用するガスの調達
    財務省 · 2017-04-05
    2,034万円
  • 調達
    平成30年度福岡合同庁舎で使用するガスの調達
    財務省 · 2018-04-03
    1,946万円
  • 調達
    (H28)福岡合同庁舎で使用するガスの調達
    財務省 · 2016-04-01
    1,778万円
  • 調達
    東町南住宅屋外ガス管改修工事(改30)
    財務省 · 2019-02-28
    1,570万円
  • 調達
    令和2年度福岡合同庁舎で使用するガスの調達
    財務省 · 2020-01-22
    1,372万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,618億円営業利益125億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.9%、利益が+19.0%。

売上高
+2.9%
2,618億円
営業利益
+19.0%
125億円
純利益
+10.9%
71億円
営業利益率
4.8%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,530億円2,618億円
営業利益100億円125億円
純利益80億円71億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は606億円、営業利益は41億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−1.6%、営業利益は+28.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q88154
2024年1Q616325.226
2024年2Q596−6−1.0−4
2024年3Q604−4−0.7−2
2024年4Q74742
2025年2Q1,123171.511
2025年4Q1,421886.253
2026年2Q1,286514.037
2026年4Q1,332745.634
2027年1Q606416.852

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,794億円から2,618億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,7946638
2014年3月2,0025631
2015年3月2,0877838
2016年3月1,90412222
2017年3月1,6819334
2018年3月1,96610859
2019年3月2,0359855
2020年3月2,0447547
2021年3月1,9204618
2022年3月2,15365
2023年3月2,663118132
2024年3月2,56310462
2025年3月2,5441051064.164
2026年3月2,6181251264.871

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,618億円のうち、営業利益として残るのは125億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は71億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.9%1,805億円
  • その他の費用販管費とその他の損益26.3%688億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%125億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.4pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
6.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが253億円、投資CFが−338億円で、差し引きのフリーCFは−85億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は228億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月243−30246−5971
2014年3月161−428286−26793
2015年3月130−348216−21894
2016年3月346−149−173197117
2017年3月235−141−8294133
2018年3月283−135−139148143
2019年3月190−22965−39169
2020年3月180−255103−75198
2021年3月207−25549−48195
2022年3月105−14176−36244
2023年3月217−1603057357
2024年3月221−282−40−61264
2025年3月386−300−6786284
2026年3月253−33829−85228

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,658億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,233億円で、自己資本比率は24.7%(業種中央値39.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,0346532,38120.9
2014年3月3,3426422,70018.7
2015年3月3,6087362,87219.6
2016年3月3,4126892,72319.3
2017年3月3,5157502,76519.8
2018年3月3,5478102,73721.4
2019年3月3,7048262,87820.8
2020年3月3,7588062,95219.9
2021年3月3,9008623,03820.5
2022年3月3,9578073,15018.8
2023年3月4,1439373,20621.0
2024年3月4,3181,0563,26222.8
2025年3月4,4781,1173,36123.2
2026年3月4,6581,2333,42524.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
235億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
644億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
108億円
在庫として抱えている分
負債合計
3,425億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率16 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気・ガス業 29社との比較

同じ電気・ガス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率29社中9位あたり、逆に低いのは営業利益率29社中24位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.5%/中央値 8.7%
P25 6.3%P75 12.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 7.0%
P25 5.3%P75 10.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.7%/中央値 39.4%
P25 24.6%P75 51.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.9%/中央値 -1.0%
P25 -5.9%P75 5.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.6%
P25 2.3%P75 2.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,542で、1年前と比べて+33.4%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥2,542-1.7%1ヶ月+6.8%1年+33.4%時価総額945億円
過去52週の値幅
安値¥1,823高値¥2,634

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.0倍
PER (会社予想)11.4倍
PBR0.75倍
配当利回り2.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日終値2473円で、25日線(2375.68円)を約4.1%上回り、75日線(2284.43円)を約8.3%上回る。52週高値2634円に迫る水準。1カ月で5.06%上昇。出来高は8月21日に9.8万株と高水準で、買いが継続。RSI68.67と強気圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERが12.6倍で業界平均10.47倍を上回る一方、PBRは0.73倍と1倍を下回り割安感がある。配当利回り2.83%は平均2.38%を上回り株主還元は良好。ただし配当性向396.8%は特殊要因によるとみられ、ROE6.5%は低水準で収益性に課題。先行き予想PER11.1倍と業績改善期待もあり、総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.0倍10.3倍
PER (予想)11.4倍
PBR0.75倍1.08倍
ROE6.5%10.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定したガス事業を背景に、電力小売りやサービス多角化で成長を目指す一方、人口減少や脱炭素シフトによるガス需要の長期的な減少懸念がある。強気派は、規制緩和による電力販売の拡大や、ガス機器販売の付加価値向上で収益体質が改善すると見る。弱気派は、法人向け電力販売の競争激化や、ガス需要の構造的な減少、金利上昇に伴う資本コスト増加を懸念する。今後の業績は、電力販売の伸び率とガス販売量の推移、営業利益率の改善度が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 多角化による収益源の分散

    電力小売りやガス機器販売など、ガス以外の収益比率を高め、安定成長を追求。

  • 営業利益率の改善傾向

    直近決算で営業利益率が4%台に改善、採算性向上の兆し。

  • 配当利回りの高さ

    2.8%超の配当利回りが下支え、株主還元に積極的。

  • 26年3月期は営業利益125億円、前期比19%増益予想通年影響

    営業利益は105億円から125億円へ20億円増、売上高も2618億円へ増収転換

  • PBR0.73倍と予想PER11.1倍の割安修正継続影響

    PBR0.73倍、ROE6.5%、予想PER11.1倍で、資本効率改善が続けば評価修正余地

  • 配当利回り2.83%と株主還元の安定的継続通年影響

    配当利回りは2.83%、1年で株価29.7%上昇後も増配余地は大きく、下値を支える

  • ROE6.5%から改善余地、株主資本の効率運用2027年〜2028年影響

    ROE6.5%と低水準、PBR0.73倍で、資本政策の強化が実現すれば見直し余地

マイナスに働く材料7
  • ガス需要の長期的減少

    人口減少や脱炭素化の流れで都市ガス需要は縮小方向。

  • 電力小売りの競争激化

    新電力などとの価格競争で販売単価や利益率が圧迫される恐れ。

  • 業績の変動リスク

    原材料価格や為替変動が収益を不安定にさせる要因。

  • 26年3月期予想も営業利益率4.77%と低収益体質通年影響

    営業利益125億円でも売上高2618億円に対する利益率4.77%、収益力改善なし

  • 25年3月期は売上高が前年から0.7%減収通年影響

    売上高は2563億円から2544億円へ19億円減少、26年予想の増収は前提次第

  • PER12.6倍と割安でも予想外の増益鈍化リスク不定影響

    営業利益105→125億円の増益予想が未達なら、予想PER11.1倍から12.6倍へ逆戻り

  • 株価1年で29.7%上昇、短期的な利益確定売り継続影響

    1年間の上昇率29.7%、配当利回り2.83%と利食い圧力が出やすい水準

次の決算で確かめる点
ガス販売量
中核事業の需要動向を直接示し、収益の基盤を左右する。
電力販売量
多角化の柱であり、成長性を測る重要な指標。
営業利益率
コスト管理や価格転嫁の進捗を評価できる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.75%。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
2.75%
いまの株価に対して
配当性向
396.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月70118.0
2018年3月700.086.4
2019年3月700.085.4
2020年3月700.0160.0
2021年3月700.0850.5
2022年3月700.0126.1
2023年3月700.030.3
2024年3月700.0100.6
2025年3月700.076.6
2026年3月700.0396.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ18,904人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.4%を占め、残る47.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他20.421.625.226.329.736.1
金融機関54.252.446.744.942.635.5
事業法人19.419.119.419.118.116.9
外国法人5.56.27.98.88.810.2
自己株式0.20.20.20.20.23.1
証券会社0.60.70.80.80.81.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.50
02株式会社西日本シティ銀行4.77
03株式会社福岡銀行4.74
04日本生命保険相互会社4.64
05SG共栄会3.35
06株式会社十八親和銀行3.14
07西部瓦斯持株会2.37
08株式会社三井住友銀行2.35
09東邦瓦斯株式会社1.63
10株式会社クボタ1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1841%、1株純資産は14期で+1773%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月101716.121.482.6
2014年3月81684.931.480.2
2015年3月101915.726.571.6
2016年3月61783.343.01578.9
2017年3月91885.127.6118.0
2018年3月1602,0448.217.286.4
2019年3月1482,0757.216.185.4
2020年3月1272,0206.220.6160.0
2021年3月482,1642.365.4850.5
2022年3月132,0100.6149.2126.1
2023年3月3572,34616.44.930.3
2024年3月1662,6566.611.6100.6
2025年3月1722,8036.39.976.6
2026年3月1963,2026.513.0396.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額241百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
道永幸典代表取締役会長6819,000
加藤卓二代表取締役社長 社長執行役員638,000
上野俊幸代表取締役 副社長執行役員634,000
森田省吾取締役 専務執行役員613,000
御手洗淳取締役 常務執行役員623,000
前田慶太取締役612,000
沼野良成取締役 監査等委員(常勤)647,000
有吉雅英取締役 監査等委員(常勤)611,000
部谷由二取締役 監査等委員691,000
池内比呂子取締役 監査等委員671,000
髙田聖大取締役 監査等委員72
五島久取締役 監査等委員641,000
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
生越晴茂取締役 常務執行役員61
西村香織取締役 監査等委員57
中村直子取締役 監査等委員42

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)91472317119
取締役(社内)4424211
社外取締役428287

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,940字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社45社、持分法適用関連会社5社及びその他の子会社・関連会社で構成され、ガス、LPG、電力・その他エネルギー、不動産等の事業を行っている。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりである。 なお、次の4部門は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一である。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなる。 (ガス) 西部瓦斯㈱(連結子会社)は、ガスの製造、供給及び販売を行っている。また、都市ガス販売に付随して、お客さまからのお申し込みによるお客さま負担の内管工事を行うほか、メーカーからガス機器を購入し、ガスを使われるお客さま等へ販売している。 ひびきエル・エヌ・ジー㈱(連結子会社)及び九州ガス圧送㈱(連結子会社)は、西部瓦斯㈱(連結子会社)等よりガスの製造を受託している。 西部瓦斯熊本㈱(連結子会社)、西部瓦斯長崎㈱(連結子会社)及び西部瓦斯佐世保㈱(連結子会社)は、西部瓦斯㈱(連結子会社)から購入したLNGによって製造したガスにより、ガスの販売を行っている。 久留米ガス㈱(連結子会社)及び大牟田瓦斯㈱(連結子会社)は、西部瓦斯㈱(連結子会社)等から購入した製品ガスにより、ガスの供給及び販売を行っている。 筑後ガス圧送㈱(連結子会社)は、西部瓦斯㈱(連結子会社)から購入した製品ガス及び西部瓦斯㈱(連結子会社)から購入したLNGによって製造したガスにより、ガスの供給及び販売を行っている。 西部ガス・カスタマーサービス㈱(連結子会社)は、西部瓦斯㈱(連結子会社)のガス消費機器調査業務、内管検査業務、ガスメーターの検針業務及びガス料金の収納業務を行っている。 西部ガスリビング㈱(連結子会社)は、ガス機器の販売を行っている。 PETROVIETNAM LOW PRESSURE GAS DISTRIBUTION JOINT STOCK COMPANY(持分法適用関連会社)は、ベトナムにおいて産業用ガス等の販売を行っている。 (LPG) 西部ガスエネルギー㈱(連結子会社)は、LPG及びLPG用ガス機器の販売並びにこれに伴う工事の施工等を行っている。また、西部瓦斯㈱(連結子会社)に対して都市ガス原料用LPGを販売している。 (電力・その他エネルギー) 西部ガステクノソリューション㈱(連結子会社)は熱供給事業を行っており、その熱源の一部として、西部瓦斯㈱(連結子会社)からガスを購入している。また、西部瓦斯㈱(連結子会社)等のガス設備の設計・施工業務等を行っている。 エネ・シード㈱(連結子会社)及びエネ・シードひびき㈱(連結子会社)は、太陽光等再生可能エネルギーによる発電事業を行っている。 TSH Birdsboro LLC(持分法適用関連会社)は、米国においてガス火力発電事業への出資を行っている。 ひびき発電(同)(持分法適用関連会社)は、ガス火力発電事業を行っている。 (不動産) ㈱エストラスト(連結子会社)は、不動産分譲事業及び不動産賃貸事業を行っている。 西部ガス都市開発㈱(連結子会社)は、当社等に対して不動産賃貸を行っている。 九州八重洲㈱(連結子会社)は、住宅建築、宅地開発及び不動産の売買を行っている。 SG ENRICH CO.,LTD.(連結子会社)は、タイにおいて住宅建築、宅地開発及び不動産の販売を行っている。 (その他) SGインキュベート第2号投資事業有限責任組合(連結子会社)、SGインキュベート第1号投資事業有限責任組合(連結子会社)及びSGインキュベート第3号投資事業有限責任組合(連結子会社)は、投資事業を行っている。 西部ガス情報システム㈱(連結子会社)は、当社等に対してコンピュータによる情報処理サービス等を提供している。 ㈱八仙閣(連結子会社)は、飲食店の経営を行っている。 エスジーケミカル㈱(連結子会社)は、炭素材、塗料・化成品の製造及び販売を行っている。 西部ガスシェアードサービス㈱(連結子会社)は、当社等に対して経理・人事の業務を受託している。 グリーンランドリゾート㈱(持分法適用関連会社)は、遊園地及びゴルフ場の経営を行っている。 ㈱マルタイ(持分法適用関連会社)は、即席めんの製造及び販売を行っている。 事業系統図 以上の事項を事業系統図によって示すと、次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題2,191字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1) 会社の経営の基本方針及び中長期的な経営戦略 当社グループは、創業100周年を迎える2030年に向けた「西部ガスグループビジョン2030」を2021年11月に公表し、未来を変える価値創造や持続可能で豊かな社会の実現に向けて、各施策に鋭意取り組んでいる。当社グループを取り巻く事業環境は、人口減少・少子高齢化はもとより、カーボンニュートラルやサステナビリティの潮流加速、エネルギー情勢の変化、デジタルの急速な発展等、大きく変化している。これらの環境変化や事業機会に応じて、グループ一体となった取り組みを推進するため、2025~2027年度の3年間を対象期間とするグループ中期経営計画「ACT2027」を2025年3月に発表した。 ■グループ中期経営計画「ACT2027」の概要 「ACT2027」では、ガスと電力を中心とするエネルギー事業の成長の加速と、不動産事業の安定的な収益確保により、利益を最大化するとともに、グループ経営管理の高度化による資本効率の向上に取り組んでいく。 (2) 目標とする経営指標 「ACT2027」の目標とする経営指標は次のとおりである。 達成時期       目標 経常利益       2025~2027 年度合計       380億円 ROE       2027 年度       8.0%程度 ROIC       2027 年度       2.3%程度 2030 年代前半       3.0%程度 自己資本比率       2027 年度       23.0%以上 (3) 優先的に対処すべき課題 「ACT2027」では、全ての戦略を支える人的資本を強化し、「サステナビリティ経営」「グループネットワーク経営」「資本コスト経営」を推進するため、9つの重点取り組みを設定している。 ①カーボンニュートラルへの取り組み推進 ・天然ガスによるトランジション需要の獲得を最重要課題と捉え、天然ガスの普及拡大・高度利用、ひびき発電所の稼働等を通じた「エネルギーの低炭素化」に向けた取り組みを推進していく。 ・e-methane導入に向けた実証事業や水素活用等の「ガスの脱炭素化」への取り組みを推進するとともに、PPA事業の推進や電源種の多様化等による再エネ電源取扱量の拡大を通じて「電源の脱炭素化」にも注力していく。 ②エネルギーサプライチェーン・レジリエンスの強化 ・国際情勢の不安定化や自然災害の頻発・激甚化が進むなか、更なるエネルギーサプライチェーンの強化とレジリエンスの向上に取り組み、ガスの安定供給を通じてお客さま・地域社会の安全・安心を支え続けていく。 ③未来に向けた新たな価値の共創 ・グループのお客さま価値最大化に向け「エネルギー周辺領域」を中心に新たな価値の創造を推進するとともに、財務規律に基づいた戦略的なM&A等により、将来の成長の柱となり得る事業の創出にチャレンジしていく。 ④コーポレートガバナンスの強化 ・多様なステークホルダーからの信頼向上に向け、経営の透明性・公平性を担保するためのグループガバナンスの推進や、統合報告書の発行等による情報開示の充実・ステークホルダーとの対話に取り組み、コーポレートガバナンスを強化していく。 ⑤地域やお客さまとの「つながり」強化 ・エネルギー事業を通じて長年培ってきた地域とのつながりを活かして、不動産事業の推進やまちづくり、地域のお困りごと解決に取り組み、当社グループの成長の源泉となる地域活性化と地域・お客さまとの更なるつながり強化を実現していく。 ・グループの強みであるリアルなお客さま接点(フロントライン)に、デジタルプラットフォームの強化を通じた接点を融合してお客さまとのつながりを強化し、グループLTV(Life Time Value)を最大化するとともに、住まい・生活・食分野を中心により豊かな暮らしに貢献するサービスをグループ各社が連携して提供していく。 ⑥企業変革に向けたDX戦略の推進 ・データ・デジタル技術とヒトを掛け合わせ、「サービス・業務プロセス」と「組織風土・マインド」を変革し続け、お客さまの利便性やサービスの向上等を通じて、グループの競争力を強化していく。 ⑦事業ポートフォリオマネジメントの高度化 ・事業管理単位・責任体制の再構築と、ROICを活用したポートフォリオマネジメントにより資本コストを意識した戦略的な経営資源配分を実施していく。 ⑧ROICツリーマネジメントの推進 ・ROICツリーを活用したマネジメントを導入し、グループ全従業員参加型で改善活動を推進していく。 ・ROICを構成要素に分解、改善に寄与するドライバーを特定し、KPIと重点施策を定めて取り組みを実行していく。 ⑨人的資本経営の強化 ・「人財」への投資強化により、従業員エンゲージメントを向上し、企業価値を最大化するとともに、多様な人財が幸せに働くことができる環境を整備し、従業員を大切にする企業風土を醸成していく。
事業等のリスク6,199字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1) 当社グループの事業全体に係るリスク ① 社会情勢や景気の変動等の社会環境の変化 国内外における経済、金融、社会情勢の変化や景気変動、大規模な感染症の流行等により、売上高の減少や取引先の倒産等の事象が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性がある。 当社グループは、環境変化に迅速かつ適切に対応するため、来るべき社会におけるありたい姿を描き、その実現に向けた戦略を「西部ガスグループビジョン2030」として策定している。また、ビジョンの実現に向けて注力する取り組みをグループ中期経営計画「ACT2027(2025~2027年度)」にまとめ、ガスと電力を中心とするエネルギー事業の成長の加速と不動産事業の安定的な収益確保に取り組むことで利益を最大化するとともに、グループ経営管理の高度化により、資本効率の向上を図っていく。 ② 事業戦略達成の遅れ 当社グループは、利益の最大化と資本効率の向上を図るため新たにグループ中期経営計画「ACT2027(2025~2027年度)」を策定し、複数の事業戦略に取り組んでいく。事業戦略策定にあたっては様々なリスク事象を考慮しているが、想定外の経済環境、社会環境の変化等により、当初想定した成果をもたらさない可能性がある。また事業戦略達成にあたってはグループ会社への経営支援や経営基盤の強化が重要な役割を果たすが、その実行の遅れは事業計画の達成に大きな影響を与える可能性がある。 経営支援や経営基盤の強化については、経営戦略部、エネルギー統括部及び不動産統括部が中心となって、グループ内における人事交流やグループ事業発展のための専門的な知識・経験を有する人財の積極的な採用等、グループ事業の連携及び統制の強化を図っていく。 ③ 企業の社会的責任の変化や、法令・制度等の変更リスク 企業を取り巻く環境の変化により、気候変動をはじめとするサステナビリティ課題への取り組み不足や取り組み内容の開示不足は、ステークホルダーからの不信を招き当社グループの持続的成長を阻害する恐れがある。また、エネルギー関連の政策や国内外の法令や制度等の変更に対して、当社の対応が遅れたり、不足することによって、当社グループの事業運営や業績に多大な影響が生じる可能性がある。 当社グループの中核であるエネルギー事業は、地域社会の低炭素・脱炭素に大きく影響するものであり、当社グループのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みは最優先課題である。この課題解決に向け「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」に2030年目標数値や実現を目指す3つの柱「天然ガスシフト」「ガスの脱炭素化」「電源の脱炭素化」を掲げ、着実に実行するために、具体的な取り組みを「カーボンニュートラルアクションプラン」にまとめ、目標達成を目指して取り組んでいる。 ④ 大規模な災害、テロ、感染症等の発生 地震、台風等の大規模な自然災害やテロが発生した場合、LNG基地等のガス製造設備や導管等の供給設備に損害が生じ、当社グループの事業運営に重大な支障をきたす恐れがある。さらに、復旧に時間がかかる場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があるほか、社会活動に影響を及ぼす可能性がある。そのため、設備の一元的な管理及び計画的な改善による耐震性の向上、災害保険等の各種保険への加入、大規模災害や事故発生時の事業継続計画(BCP)の策定や見直し等の取り組みを進めている。 また、感染症の蔓延により、都市ガスを含む当社グループ事業の継続が困難になることで、重大な損害が発生するリスクがある。そのため、新型インフルエンザ等対策に関する業務計画に基づき、感染症が国内外に蔓延した場合においても、都市ガスの供給や当社グループ事業を維持するよう対策を講じている。 ⑤ 金利上昇リスク 市場金利の上昇により、資金調達コストが上昇することによって、当社グループの業績が影響を受ける可能性がある。金利上昇リスクについては、固定金利のウエイトを高くする等により、リスクを抑制している。 ⑥ 投資未回収もしくは損失の計上 当社グループは、事業構造の多様化・強靭化に向けたグループ変革に継続的に取り組んでおり、ガスエネルギー事業や不動産事業等へ成長投資を行っている。大規模な投資を行った後の国内外の経済情勢の変化等により、適切な回収がされず投資時に見込んだ将来の収支予測を達成できない場合、減損損失や評価損の計上等により、当社グループの業績が影響を受ける可能性がある。当社グループは、このようなリスクを低減するため、投資を行うにあたっては、投資評価委員会において採算性及びリスク評価を行い、その結果を踏まえて経営会議・取締役会に諮る等、慎重な経営判断の下に投資を決定している。また、投資後は、定期的に検証を実施し、必要に応じて事業等の見直しや協業及び支援等の対策を実施している。 ⑦ 基幹ITシステムの停止、誤作動、情報漏洩 当社グループは、社会経済活動を支える重要なインフラを担っており、基幹システムの機能維持や情報セキュリティの確保は、当社グループの社会的責任として真摯に取り組むべき重要なテーマと考えている。ガス製造・供給システムやお客さま情報システム等の基幹システムの機能に重大な障害が発生した場合、ガスの製造と供給やガス料金計算及びお客さま受付をはじめとした各種業務が滞ることになり、お客さまや社会に多大なご迷惑をおかけし、当社にとって有形無形の損害が発生する可能性がある。そのため、不測の事態でも業務への影響を最小限にとどめるよう、情報関連子会社と緊密な連携を図っている。 また、当社グループは、様々な経営及び事業に関する重要情報や多数の顧客情報等の個人情報を保有している。万一これらの情報がサイバー攻撃やITシステムの不備及び情報の持ち出し等で外部に漏洩した場合は、当社の事業に重大な影響を与え、あるいは社会的信用を低下させる可能性がある。そのため、個人情報保護規程、情報セキュリティガイド等を制定し、全従業員に対して情報セキュリティ教育を実施する等、情報漏洩の対策を推進している。さらに、サイバー攻撃に対する各種セキュリティ対策を行うとともに、関係機関等との情報共有・分析、事案発生時の対応訓練等を継続的に実施している。 ⑧ コンプライアンスリスク 法令・定款及び企業倫理・社会規範に反する行為が発生した場合には、その対応に直接的に要する費用のみならず、社会的信用の失墜等の有形無形の損害が発生する可能性がある。そのため、グループガバナンス委員会で策定されたコンプライアンス基本方針に基づき、様々な意識啓発・教育を行い、当社グループ全体のコンプライアンスの統制を強化し、社内監査を定期的に実施している。 (2) 主要事業に係るリスク (a)エネルギー事業 ⑨ 気候や経済環境の変動によるエネルギー需要への影響 気候変動による猛暑や暖冬の影響により、給湯・暖房用を中心としたガス需要量の減少が見込まれ、ガスエネルギー事業の売上に影響を及ぼす可能性がある。さらに、中長期的には「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に向け、化石燃料の中でCO2排出量が比較的少ない天然ガスやLPGであっても、競争力低下により既存のガス需要が縮小するリスクがある。 そのため、気候変動の影響が少ない産業用やコージェネレーション向けのガス販売を強化するとともに、業務用や産業用のお客さまへのカーボン・オフセット都市ガス(LPG含む)の販売を拡大し、環境価値を付加した商品で差別化を図っている。また、「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」に則り、トランジション(移行期)においては、石油・石炭から天然ガスへのシフトによる低炭素化を促進し、メタネーション技術の導入によるガス自体の脱炭素化及び再生可能エネルギーの普及拡大による電源の脱炭素化を推進していく。 ⑩ 競争激化 ガスエネルギー事業は、ガス小売全面自由化以降、他エネルギー事業者や新規参入事業者との競争が一段と激化している。今後さらに競争が進展した場合、当社グループの経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性がある。 そのため、当社グループは、小売電気事業にてガスと電気のセット販売を積極的に展開し、顧客基盤の維持・拡大を図る。また、お客さまのニーズを汲み取った魅力ある付加価値サービスの充実や、最適なエネルギーシステムの導入に加え運転・保守管理等のエネルギーソリューションサービスを提供することで、エネルギー消費における当社グループのサービスのシェア拡大を目指す。 ⑪ 原料価格高騰リスク LNGは海外より調達しているので為替や原油価格の変動によってはコストの増加に繋がる可能性があるため、LNGの調達元との契約更改や価格見直しにより、調達コストの低減に努めている。 ⑫ 原燃料調達に関するトラブル 当社グループは、LNG等の原燃料の多くを海外からの輸入に依存しているため、調達先における設備・操業上のトラブル、自然災害、国際情勢の緊張や紛争等のカントリーリスク、輸送ルートの制約等により、原燃料が計画どおり調達できない可能性がある。これに対し、調達先の分散化、迅速なスポット調達の体制構築等により、調達の安定性及び柔軟性の確保に努めている。 ⑬ ガスの製造及び供給に関するトラブル 当社グループは、「お客さまの安全・安心の確保と安定供給は、エネルギー事業者にとっての最大の責務」と考え、保安対策や防災機能の充実・強化に取り組んでいる。しかし、製造・供給・消費の各段階において、ガス漏えいや爆発等のガス事故やトラブルが発生した場合、直接的な損害に止まらず、社会的責任の発生等、重大な影響を及ぼし、当社グループの事業運営に支障をきたす可能性がある。そのため、重大な事故やトラブルを想定 した実践的な訓練等による対応力の強化や、ガス導管網の整備、安全性の高いガス機器の普及等、保安の確保と安定供給に向けた対策を行っている。 ⑭ 海外事業展開 当社グループでは、電力その他エネルギー分野における成長拡大の一手法として、海外事業展開は有効な手段と考えている。そこで、海外エネルギー事業への投資のほか、アジアの玄関口に位置するひびきLNG基地を活用したLNG出荷事業の拡大を推進している。 海外事業においては、当該国における政治的又は経済的要因、社会情勢の悪化等により当社グループの業績が影響を受ける可能性がある。そのため、専門コンサルタントやアドバイザーの活用等、早期に情報収集をすることで様々なリスクの低減を図っている。 ⑮ 電力調達価格変動リスク 電力調達は日本卸電力取引市場や発電事業者等からの調達であるが、猛暑や寒波等による電力需要の逼迫及び自然災害や発電所トラブル等による供給力の減少等により需給バランスが悪化し、日本卸電力取引所からの電力調達価格が高騰する可能性がある。このような事態が生じると当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。 そのため、当社グループは、発電事業者等との相対契約や電力先物取引により調達コストの固定化を図っている。今後は、ひびき発電所や再生エネルギー事業の拡大等により安定電源を確保していく。 (b)不動産事業 ⑯ 事業環境の変化等による採算の悪化 当社グループは、不動産事業をガスエネルギー事業に次ぐ収益の柱として成長分野と位置付け事業の拡大に取り組んでいる。不動産事業は、戸建分譲事業、マンション分譲事業ともに順調に推移しており、2019年度からは海外不動産事業を開始している。また、賃貸事業はこれまで住宅やオフィス、物流倉庫等一定数の収益不動産を蓄積し、不動産事業全体の収益拡大と事業の安定性向上を図っている。 しかし、不動産業界は、景気動向、金利動向、不動産市況、新規供給物件動向、不動産販売価格動向、不動産税制等の影響を受けやすい。景気見通しの悪化や、大幅な金利の上昇、供給過剰による販売価格の下落発生等、諸情勢に変化があった場合には、消費者購買心理の悪化、地価の下落、賃貸価格の下落が生じ、業績等に悪影響を及ぼす可能性がある。さらに、その場合には、当社グループが保有する不動産の評価額の引き下げが必要となる可能性がある。 そのため、当社グループは、競合物件の販売状況や近隣の市況を十分に勘案し各社の投資判断基準及び撤退基準を基にした取得用地の検討、近隣の販売状況や建築資材高騰等の外的要因から収益性を厳格に評価したうえ事業化判断を行っている。 また、進行中のプロジェクトや保有する不動産の収益性については適宜モニタリングを実施し、収益性が悪化する兆候を検知した場合は、改善策の策定・実施、事業撤退、売却等適切な対処を実施している。 ⑰ 海外事業展開 不動産事業においては、2019年に現地デベロッパーとの合弁により開始したタイ国における戸建分譲販売事業を皮切りに、海外における事業展開を進めている。海外事業は、当該国の社会や経済環境の変動、法規制及び税制の変更、人権問題や内乱又は紛争等のカントリーリスク等の影響を受ける恐れがあり、その結果、プロジェクトの中止、遅延、採算の悪化が生じる可能性がある。 このようなリスクを低減するため、プロジェクト開始にあたっては、外部コンサルタントやファイナンシャルアドバイザーの活用、早期の情報収集のほか、現地の市場や法規制等に精通した現地企業を提携先として選定することを実施している。提携先の選定に当たっても、当該提携先の財務状態や提携関係等により、現地での事業展開に影響を受ける恐れがあることから、調査の徹底を図っている。 さらに、プロジェクトの進行過程においても、当社グループは、提携先からを含め随時必要な情報収集に努め、リスクの変化等を把握し、必要に応じて事業計画の見直しを行っている。 ⑱ 住宅の品質管理及び保証 物件の品質管理には、グループごとに独自の標準仕様書、品質管理基準書等を定め検査確認を行い、万全を期しているが、販売した物件に重大な瑕疵があるとされた場合には、直接的な原因が当社以外の責任によるものであったとしても、売主として契約不適合責任を負う可能性がある。その結果、保証工事費の増加や、当社の信用の毀損等により、当社グループの業績に影響を与える可能性がある。 そのため、当社グループは、外部の与信調査機関のデータベース活用による施工会社の信用調査、リスク発生時に備えた保険(建設工事保険、住宅瑕疵担保責任保険等)への加入等の対策を実施している。
経営成績の分析 (MD&A)6,507字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されている。経営者の視点による当連結会計年度の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況に関する分析等は次のとおりである。 本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 1.経営成績の状況 当期におけるわが国経済は、物価上昇の影響を受けつつも個人消費に持ち直しの動きが見られる等、景気は緩やかに回復した。一方、国際情勢の変化により地政学リスクが顕在化し、先行きについては不透明感が高まる状況となった。エネルギー業界においては、脱炭素化の加速に向けた取り組みの強化や、国際エネルギー市場の動向を踏まえた安定供給の確保が課題である。 このような状況において、当社グループは、2025年度~2027年度を対象とする中期経営計画「ACT2027」のもと、ガスと電力を中心とするエネルギー事業の成長の加速と不動産事業の安定的な収益確保により、利益を最大化するとともに、グループ経営管理の高度化による資本効率の向上に取り組んでいる。 特に西部ガスグループの中核をなす都市ガス、LPG、LNGのガスエネルギー事業においては、地域に根差した事業体制のもと、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、カーボン・オフセット都市ガスの普及拡大、メタネーション実証事業やISOタンクコンテナ開発等に取り組んでいる。また、国内の天然ガス需要への対応による低炭素化社会への貢献や安定供給の更なる向上を可能とするため、LNGタンク増設等によるひびきLNG基地の能力増強を決定した。 第2の収益の柱と位置付ける不動産事業においては、まちづくり・再開発・建物建築等の計画段階から、ディベロッパーさま・ハウスメーカーさま等に西部ガスグループのソリューション力を活かした提案を行い、西部ガスグループを真のパートナーとして選んでいただき、ガスエネルギー事業とのシナジー効果を生み出せるように取り組んでいる。また、大型賃貸用物流施設開発を実施し、新たな不動産領域への参入も果たした。 国際エネルギー事業においては、ひびきLNG基地の立地条件の優位性や拡張性を活かし、LNG船による再出荷、LNG船のガスアップ/クールダウンやLNGの一時貯蔵/積替等に取り組み、着実に実績を積み重ねてきた。また、ひびきLNG基地の能力増強の決定は、基地を活用したグローバルビジネスの推進を可能とする。 その他の分野では、ベンチャー企業をはじめとする成長企業への出資等を行うファンドの運営、ひびき発電所の営業運転を開始する等、当社グループの強みと経営資源を最大限活用しながら、ガスエネルギー以外の事業拡大による事業構造の多様化・強靭化に向けたグループ変革を推進した。 このような事業活動の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は前期に比べ2.9%増の261,823百万円、営業利益は同18.4%増の12,463百万円、経常利益は同18.6%増の12,583百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同12.3%増の7,147百万円となった。 セグメント別の状況は次のとおりである。 (1) ガス 当連結会計年度の都市ガス販売量は前期に比べ1.8%減の913,410千㎥となった。このうち家庭用ガス販売量については、平均気温が高かったこと等により前期に比べ2.7%減の200,962千㎥となった。業務用ガス販売量については、既存顧客の稼働減等により前期に比べ1.4%減の592,840千㎥となった。他の事業者への卸供給ガス販売量については、卸供給先の需要減により前期に比べ2.6%減の119,608千㎥となった。 以上のような都市ガス販売量の結果と原料費調整によるガス料金単価の下方調整の影響等により、売上高は前期に比べ3.5%減の153,490百万円となったものの、セグメント利益はひびきLNG基地の減価償却費が減少したこと等により、同39.3%増の7,914百万円となった。 (2) LPG 売上高はLPG販売単価の下落等により前期に比べ2.9%減の26,098百万円となったものの、セグメント利益はLPG購入単価の下落等により、1百万円(前期はセグメント損失217百万円)となった。 (3) 電力・その他エネルギー 売上高は電力販売事業や国際エネルギー事業における販売量の増加等により前期に比べ35.0%増の31,419百万円となり、セグメント利益は売上高の増加等により、同441.8%増の1,235百万円となった。 (4) 不動産 売上高は分譲マンション販売価格の上昇等により前期に比べ15.4%増の47,700百万円となったものの、セグメント利益は海外事業における売上原価が増加したこと等により、同20.1%減の3,329百万円となった。 (5) その他 その他の事業には、食関連事業(食品販売事業、飲食店事業)、情報処理事業等が含まれている。売上高は情報処理事業の売上増加等により前期に比べ6.1%増の23,603百万円となったものの、セグメント利益は販売費及び一般管理費が増加したこと等により、同79.1%減の60百万円となった。 (注)1.セグメント別売上高及びセグメント利益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでいる。 2.本報告書では、ガス販売量は、毎月の検針による使用量の計量に基づいたものを45MJ(メガジュール)/㎥で表記している。 セグメント別の売上高及びその構成比は次のとおりである。 区分   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) ガス   159,109   58.3   153,490   54.4 LPG   26,864   9.9   26,098   9.2 電力・その他エネルギー   23,274   8.5   31,419   11.1 不動産   41,317   15.1   47,700   16.9 その他   22,256   8.2   23,603   8.4 計   272,821   100.0   282,312   100.0 2.財政状態の状況 (1) 資産 当連結会計年度末における資産の残高は465,845百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,071百万円増加した。 固定資産の残高は351,533百万円であり、前連結会計年度末に比べ28,148百万円増加した。これは、株価上昇に伴い投資有価証券が増加したこと等によるものである。 流動資産の残高は114,312百万円であり、前連結会計年度末に比べ10,076百万円減少した。これは、現金及び預金の減少等によるものである。 セグメント別の状況は次のとおりである。 ①  ガス 固定資産の取得等により、資産合計は190,907百万円(前期比12,974百万円 7.3%増)となった。 ②  LPG 固定資産の減価償却が進んだこと等により、資産合計は21,874百万円(前期比1,100百万円 4.8%減)となった。 ③  電力・その他エネルギー 長期貸付金が増加したこと等により、資産合計は49,256百万円(前期比8,681百万円 21.4%増)となった。 ④  不動産 販売用不動産の減少等により、資産合計は136,944百万円(前期比7,892百万円 5.4%減)となった。 ⑤  その他 固定資産の取得等により、資産合計は27,541百万円(前期比558百万円 2.1%増)となった。 (注)セグメント別資産には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでいる。 (2) 負債 当連結会計年度末における負債の残高は342,514百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,449百万円増加した。 固定負債の残高は220,837百万円であり、前連結会計年度末に比べ7,758百万円増加した。これは、長期借入金が増加したこと等によるものである。 流動負債の残高は121,676百万円であり、前連結会計年度末に比べ1,309百万円減少した。これは、支払手形及び買掛金が減少したこと等によるものである。なお、当連結会計年度末における有利子負債残高は288,195百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,375百万円増加した。 (3) 純資産 当連結会計年度末における純資産の残高は123,331百万円であり、前連結会計年度末に比べ11,622百万円増加した。これは株価上昇に伴いその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものである。なお、当連結会計年度末における自己資本比率は、24.7%(前連結会計年度末は23.2%)となった。 3.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5,521百万円減の22,834百万円となった。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。 (1) 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度に営業活動により増加した資金は、25,329百万円となり、前連結会計年度に比べ13,228百万円の収入の減少となった。これは、仕入債務の増減額が減少したこと等によるものである。 (2) 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度に投資活動により減少した資金は、33,812百万円となり、前連結会計年度に比べ3,860百万円の支出の増加となった。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものである。 (3) 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度に財務活動により増加した資金は、2,898百万円となり、前連結会計年度に比べ9,598百万円の収入の増加となった。これは、短期借入金の純増減額が増加したこと等によるものである。 4.生産、受注及び販売の実績 当社グループにおいては、ガスセグメントが生産及び販売活動の中心となっており、外部顧客に対する売上高及び営業費用の大半を占めている。また、当該セグメント以外のセグメントが生産及び販売する製品・サービスは広範囲かつ多種多様であり、受注形態をとらないものも多い。 このため、以下は、ガスセグメントにおける生産、受注及び販売の実績について記載している。 (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績は次のとおりである。 品名     数量(千m3) 前期比(%) ガス   928,908   △1.6 (2) 受注実績 ガスについては、その性質上受注生産は行っていない。 (3) 販売実績 当連結会計年度におけるガスの販売実績は次のとおりである。 項目   数量(千m3)       金額(百万円) 前期比(%)   前期比(%) 家庭用   200,962   △2.7   48,541   △4.2 業務用   592,840   △1.4   60,223   △6.2 卸供給   119,608   △2.6   10,619   △9.1 計   913,410   △1.8   119,384   △5.7 期末ガス小売お客さま  件数(千件)   874   △0.0 期末ガスメーター  取付個数(千個)   1,147   0.5 5.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの主要な原材料であるLNGは、海外から輸入しているため為替や原油価格の変動により大きな影響を受ける。そのリスクをヘッジする手段として為替予約や原料価格に関するスワップ等を検討している。また、都市ガス事業においては、原料価格の変動は原料費調整により、タイムラグは生じるもののガス販売価格に反映して対応することが可能である。 また、当社グループの売上高の大半を占めているガスによる売上高は、気温・水温等の変動により、大きな影響を受ける。このため、当社グループは、金融機関等とのデリバティブ契約の締結等、そのリスクの軽減を検討している。 さらに、都市ガス事業は、需要拡大や安定供給のためにガス導管の敷設等の多大な設備投資が必要であるため、社債や借入金等の残高が多く、金利変動の影響が大きい。このため、金利の固定化等により、そのリスクを軽減している。 6.資本の財源及び資金の流動性 (1) 資金需要 当社グループの運転資金需要の主なものは、ガス事業における原料LNG購入費用のほか、製造費、供給販売費及び一般管理費等の営業費用である。また、投資を目的とした資金需要は、ガス事業における製造設備(LNG貯槽等)、供給設備(導管等)投資及び電力・その他エネルギー事業や不動産事業等成長を見込める分野への投資等によるものである。 なお、当社グループ内で運転資金が不足する子会社については、融資等による支援を行っている。 (2) 財務政策 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資及びグループ事業拡大に向けた投資資金については、金融機関からの長期借入と社債の発行による調達を基本としている。 また、当社は、当社グループ内でキャッシュ・マネジメント・サービスを実施しており、資金調達の一元化、余剰資金の活用等により、当社グループ全体の有利子負債の削減に努めている。 なお、金融機関には十分な借入枠を有しているため、当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転資金、設備投資資金の調達は、今後も可能であると考えている。 7.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されている。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項」に記載している。この連結財務諸表の作成にあたって、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる要因等に基づき見積り及び判断を行っているが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合がある。 また、当社グループにおける重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載している。 8.目標とする経営指標の実績 当社グループは、2028年3月期を最終年度とするグループ中期経営計画「ACT2027」において、「経常利益」、「ROE」、「ROIC」、「自己資本比率」を、目標とする経営指標と定めた。 当連結会計年度における当該指標は次のとおりである。 「経常利益」は12,583百万円(前期10,611百万円)となった。 「ROE」は6.5%(前期6.3%)となった。 「ROIC」は2.3%(前期2.1%)となった。 「自己資本比率」は24.7%(前期23.2%)となった。 なお、グループ中期経営計画「ACT2027」の目標とする経営指標は次のとおりである。 項 目   達成時期   経営指標 経常利益(3年合計)   2025~2027年度合計   380億円 ROE   2027年度   8.0%程度 ROIC   2027年度   2.3%程度 2030年代前半   3.0%程度 自己資本比率   2027年度   23.0%以上

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