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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ナガホリ

NAGAHORI CORPORATION8139 · Standard · 卸売業

宝飾品の製造から卸・小売まで一貫して手がける専門商社。自社工場とグループ小売店で展開。

概要

ナガホリは宝飾品の製造・販売を主事業とする企業グループである。東京都台東区に本社を置き、連結子会社6社を通じて卸売と小売を展開する。令和8年3月期の連結売上高は294億円、営業利益17億円、純利益11億円で、従業員数は484名。宝飾事業が売上の99%以上を占め、貸ビル事業と太陽光発電事業を併せ持つ。

宝飾事業を中核とする三本柱の収益構造

ナガホリグループは宝飾事業、貸ビル事業、太陽光発電事業の三つのセグメントで構成される。令和8年3月期の連結売上高293億80百万円のうち、宝飾事業が292億27百万円(99.4%)を占め、貸ビル事業が1億7百万円、太陽光発電事業が45百万円である。宝飾事業のセグメント利益は16億47百万円で、グループ全体の営業利益17億22百万円の大半を稼ぎ出す。貸ビル事業と太陽光発電事業の利益はそれぞれ53百万円、21百万円と小規模である。

卸売と小売の二つの販売チャネル

グループの販売は卸売と小売の二本柱で行われる。卸売は当社および連結子会社のエスジェイジュエリー株式会社、株式会社仲庭時計店、株式会社翔が主体であり、小売はナガホリリテール株式会社がショッピングモールやファッションビル、GMSで展開する。また、製造面ではソマ株式会社と当社茂原工場が宝飾品を生産し、グループ内で内製化を進めている。

連結決算の規模と財務状況

令和8年3月期末の連結資産合計は310億97百万円、負債合計169億73百万円、純資産141億23百万円である。流動資産226億3百万円、固定資産84億93百万円。キャッシュ・フローは営業活動で9億68百万円の支出、投資活動で9億90百万円の支出、財務活動で27億58百万円の収入となり、現金及び現金同等物は30億86百万円となった。自己資本比率は約45%である。

国内拠点と子会社網の広がり

グループは当社を含む連結子会社6社で構成される。主な子会社として、宝飾品製造のソマ株式会社、小売のナガホリリテール株式会社、エスジェイジュエリー株式会社、株式会社仲庭時計店、株式会社翔がある。本社は東京都台東区上野に置き、茂原工場(千葉県)で自社生産を行う。また、百貨店や直営店を通じて全国に販売網を持つ。

業界の中での役割はジュエリー・時計のメーカー兼卸・小売業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
294億円
営業利益
17億円
営業利益率
5.8%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
宝飾事業292億円99.7%16億円5.5%
貸ビル事業1億円0.3%1億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01宝飾品主力

宝飾品の製造・仕入れ・卸・小売を一貫して行う。主に日本国内向けに、自社ブランド品や仕入れ品を小売店、百貨店、専門店へ販売。また、直営店で一般消費者に販売。

主な製品・サービス2
ジュエリー
ネックレス、指輪など宝飾品。自社工場と子会社で製造。
時計
腕時計など。仕入れ及び自社製造。

製品と技術

ラグジュアリー基幹3ブランドの育成

ナガホリは「NADIA」「DAVID MORRIS」「SCAVIA」の3ブランドをラグジュアリー基幹ブランドと位置づけ、重点的に経営資源を投下している。NADIAは自社ブランドで旗艦店「メゾン ド ナディア」を運営。DAVID MORRISは英国発の高級ジュエリー、SCAVIAはイタリアのオートクチュールジュエリーであり、いずれも富裕層向けの高付加価値商品である。

自社製造とOEMによる内製化戦略

グループは連結子会社ソマ株式会社と当社茂原工場で宝飾品を製造している。令和8年3月期の生産高は77億73百万円で、前年比66%増加した。内製化により収益力強化を図るとともに、他社からのOEM受注も行う。受注高は19億80百万円で、増加傾向にある。

富裕層向け百貨店チャネルと直営店の商品展開

百貨店チャネルでは、富裕層向けの高級ジュエリーを中心に販売。帝国ホテル東京の「スカヴィア本店」をはじめ、高島屋大阪店の「デヴィッド・モリス」など、ラグジュアリーブランドの直営店を展開する。また、グループ小売会社が運営するショッピングモール内の店舗では、幅広い価格帯の宝飾品を提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品商社、拡大路線で収益改善中

ナガホリは電子部品・デバイス等の専門商社。売上高218億円(2024/3期)と、同業のリョーサン菱洋ホールディングス(売上高約5,000億円)に比べ規模は小さいが、2025/3期以降急拡大し、2026/3期には294億円、営業利益率5.78%と急改善を見込む。高千穂交易(売上高約400億円)とも差があるが、成長性では優位。積極的なM&A等により規模拡大を図り、収益性向上が進んでいる。

強み

  • 2024/3期218億円→2026/3期294億円と高成長を続け、市場での存在感を高めている。
  • 2025/3期3.06%→2026/3期5.78%と急改善し、収益性が大きく向上する見通し。
  • M&Aや新規取引開拓により、成長性の高い分野に進出している可能性が高い。
  • 半導体や電子部品の需要増加が追い風となり、商社としての販売拡大が期待できる。

課題

  • 大手商社と比べ売上規模が小さく、仕入れ交渉力や安定供給面で劣る。
  • 急拡大が一過性の需要やM&A効果に依存する場合、持続可能性に懸念。
  • 電子部品市場は需要変動が大きく、業績が市況に左右されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がナガホリ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
18103明和産業390億円11.5倍
23183ウイン・パートナーズ382億円16.3倍
37414小野建365億円
48139ナガホリ364億円30.2倍
57482シモジマ364億円13.1倍
62763エフティグループ364億円5.5倍
79955ヨンキュウ346億円9.1倍
83139ラクト・ジャパン345億円10.5倍
93176三洋貿易338億円15.3倍
108101GSIクレオス337億円12.9倍
119908日本電計335億円8.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

M&Aで子会社化した札幌の小売企業

令和8年3月期、ナガホリはM&Aにより札幌百貨店に出店する株式会社翔を子会社化した。同社は宝飾品の小売を手掛け、グループの販売チャネル拡大に寄与している。この買収により、グループは北海道エリアでのプレゼンスを強化し、百貨店チャネルにおける富裕層向け販売網を拡充した。

旗艦店「メゾン ド ナディア」の開業

令和5年4月、ナガホリは自社ブランド「NADIA」の旗艦店「メゾン ド ナディア」をグランドオープンした。同店は富裕層向けのラグジュアリージュエリーを提供する直営店であり、ブランド認知度向上と販売強化の拠点として位置づけられる。この開業は、基幹3ブランドへの集中投資戦略の一環である。

イタリアブランド「スカヴィア」の日本旗艦店

令和5年5月、ナガホリはイタリア・ミラノのオートクチュールジュエリーブランド「スカヴィア」の日本における旗艦店を帝国ホテル東京本館1階にオープンした。同ブランドは世界的な知名度を持ち、日本市場での高級ジュエリー需要を取り込むための重要な施策となった。

英国ブランド「デヴィッド・モリス」の総代理店契約

令和6年9月、ナガホリは英国のジュエリーブランド「デヴィッド・モリス」と日本における総代理店契約を締結した。令和7年3月には日本第一号店を高島屋大阪店にオープン。同ブランドは英国王室御用達の歴史を持ち、富裕層マーケットでの競争力強化に貢献している。

新基幹システムの本格稼働による業務改革

令和7年8月、ナガホリは新基幹システムの本格稼働を開始した。既存業務フローの見直しと改善、新体制の構築を目的とし、業務の平準化・標準化による生産性向上を図る。このシステム導入は中期経営計画「Beyond Growth」の一環として進められた。

金価格高騰がもたらした地金製品需要の急増

令和8年3月期、地金相場の大幅な高騰により金地金製品の引合いがグループ各社で増加した。これによりグループ内製造の増大と売上高の拡大につながった。宝飾事業の生産高は前期比66%増の77億73百万円に達し、販売も好調に推移した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    選択と集中による収益性向上

    富裕層マーケットをコアとする販売チャネルや商品ブランドに経営資源を投下し、収益性の向上と社員の生産性を高め、財務基盤の安定化とキャッシュ・フロー重視の経営を進める。

  2. 02

    ラグジュアリー基幹3ブランドへの注力

    自社ブランド「NADIA」「DAVID MORRIS」「SCAVIA」の育成と競争力強化を図り、ブランド認知度向上と販売強化を推進する。また、事業ブランド『NAGAHORI』の確立を目指す。

  3. 03

    販売チャネルの再構築と新市場開拓

    既存チャネル(百貨店・卸売)の強化に加え、ダイレクトマーケットや富裕層マーケット、海外市場など新市場の開拓に取り組む。市場やチャネルに合わせた商品と販売方法を展開する。

  4. 04

    人材戦略の好循環実現

    人材採用の多様化、組織の見直し、適材適所の配置・異動、人材育成の見直しにより、社員のモチベーション向上と業績向上の好循環を実現し、働き甲斐のある企業集団を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で484人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は456万円で、9期前と比べて+18.2%平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月755
2018年3月702
2019年3月38645.012.0633
2020年3月40746.012.0630
2021年3月39846.012.0580
2022年3月39847.013.0527
2023年3月40948.014.0472
2024年3月42047.014.0484
2025年3月44347.013.0474148
2026年3月45647.014.0484351

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 5 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都台東区2,737百万円
宝飾事業
賃貸不動産 — 東京都世田谷区ほか1,358百万円
貸ビル事業
ナガホリ大阪ビル — 大阪市中央区379百万円
宝飾事業 貸ビル事業
ソマ株式会社 — 福島県相馬市270百万円
宝飾事業 太陽光発電事業
アトリエ・ド・モバラ — 千葉県茂原市226百万円
宝飾事業
エスジェイジュエリー 株式会社 — 東京都台東区44百万円
宝飾事業
主な関係会社
  • 国内
    ソマ株式会社
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ナガホリリテール 株式会社
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 海外
    長堀(香港)有限公司
    中国香港 特別行政区
    議決権100.0%
  • 国内
    エスジェイジュエリー 株式会社
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社仲庭時計店
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社翔
    北海道札幌市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は294億円営業利益17億円前期と比べると増収増益で、売上が+28.4%、利益が+142.9%。

売上高
+28.4%
294億円
営業利益
+142.9%
17億円
純利益
+175.0%
11億円
営業利益率
5.8%
前期比 +2.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高275億円294億円
営業利益13億円17億円
純利益6億円11億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は62億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q451
2024年1Q4912.00
2024年2Q5635.42
2024年3Q5946.82
2024年4Q541
2025年2Q11232.71
2025年4Q11743.43
2026年2Q12543.22
2026年4Q169137.79
2027年1Q6211.60

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は145億円から294億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月14552
2014年3月21975
2015年3月20200
2016年3月216−1−10
2017年3月2151−1
2018年3月21201
2019年3月2010−1
2020年3月2071−1
2021年3月1630−3
2022年3月16932
2023年3月17751
2024年3月218105
2025年3月229773.14
2026年3月29417165.811

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高294億円のうち、営業利益として残るのは17億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.5%222億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.7%55億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.6pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.3pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−10億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは−20億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は31億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−70019
2014年3月0−82−814
2015年3月−615−514
2016年3月−3−812−1115
2017年3月2−70−511
2018年3月74−21120
2019年3月−201−220
2020年3月7−1−4622
2021年3月9−1−1830
2022年3月7−31435
2023年3月00−1035
2024年3月−5−54−1029
2025年3月−1013−923
2026年3月−10−1028−2031

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は311億円。このうち返さなくてよい自己資本が141億円で、自己資本比率は45.4%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2311409160.7
2014年3月2391449560.3
2015年3月25114410757.2
2016年3月25413112351.7
2017年3月25413012451.4
2018年3月25213012251.7
2019年3月25012612450.5
2020年3月24112311851.0
2021年3月23612011650.7
2022年3月23912111850.5
2023年3月24212112150.2
2024年3月25512712850.0
2025年3月26213013249.5
2026年3月31114117045.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
33億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
120億円
在庫として抱えている分
負債合計
170億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中13位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中280位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.4%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
28.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,170で、1年前と比べて+30.6%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥2,170-5.4%1ヶ月+6.1%1年+30.6%時価総額364億円
過去52週の値幅
安値¥1,543高値¥2,977

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.2倍
PER (会社予想)55.5倍
PBR2.39倍
配当利回り0.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で14.78%上昇、8月18日は5.41%上昇し終値2299円。25日線2140.48円を7.4%上回り、75日線2272.07円付近で推移。52週高値2977円に23%の水準。8月17日の下落から反発し、上昇トレンドを維持。出来高は8月5日、10日、13日に増加しており、需給の改善が見られる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)

PERは29.16倍と業界平均17.5倍を大きく上回り、PBRも2.22倍と業界平均1.21倍を上回る。配当利回りは0.98%と業界平均3%を大きく下回り、ROE8.12%は平均的。収益自体は増加傾向にあるが、現在の評価は業界平均から乖離しており、割高感がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)30.2倍17.9倍
PER (予想)55.5倍
PBR2.39倍1.24倍
ROE8.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この銘柄の投資論点は、高い成長性と収益性の改善が持続するかです。強気派は、売上高と利益が拡大傾向にあり、特に直近の予想では大幅な増益が見込まれることから、成長企業としての評価が高まると考えます。また、PBRが2倍を超え、ROEも8%以上と、市場から期待されていることは明らかです。弱気派は、過去の業績変動が激しく、小規模な企業であることから、成長の持続性に懐疑的です。また、予想の達成リスクや、市場期待が先行しすぎている可能性を指摘するでしょう。

プラスに働く材料7
  • 増収増益トレンド

    売上高と利益は増加傾向にあり、来期予想では更なる増益が見込まれています。

  • 高い収益性指標

    PBR 2.22倍、ROE 8.12%と市場から成長期待を持たれています。

  • 市場からの期待

    株価は1年で26%上昇しており、投資家の関心が高まっています。

  • 26/3期営業利益17億円、前期比143%増決算発表後影響

    営業利益は7億円から17億円へ2.4倍。売上高294億円で利益率も5.78%に改善

  • 売上高294億円、前期比28%増通年影響

    売上高は229億円から294億円へ65億円増加。商品構成の変化が収益拡大に寄与

  • 純利益11億円、前期比175%増通年影響

    純利益は4億円から11億円へ急拡大。増収と営業利益率改善で最終益も押し上げ

  • ROE8.12%と資本効率が良好継続影響

    PBR2.22倍だがROE8.12%。利益成長が続けばバリュエーションは正当化される

マイナスに働く材料7
  • 業績の変動リスク

    過去の決算では減益の年もあり、業績の安定性に欠ける面があります。

  • 小規模な事業規模

    売上高は200億円規模で、市場での影響力や耐性に不安があります。

  • 予想の達成リスク

    大幅な増益予想が実現するかは不確実で、期待外れのリスクがあります。

  • 実績PER29.16倍と割高水準不定影響

    PER29.16倍は卸売業平均を上回る。成長鈍化時はバリュエーション調整の余地

  • 売上高急拡大後の反動減リスク2027年〜2028年影響

    26/3期の売上高294億円は65億円増の特異な伸び。翌期以降に反動減の可能性

  • 配当利回り0.98%と株主魅力度低い継続影響

    利回り0.98%と低水準。内部留保優先で配当政策が冴えない

  • 来期予想PER非開示で透明性低い決算発表後影響

    予想PERが開示されておらず、市場の期待形成が難しい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長企業としての持続性を確認するため。
営業利益率
収益性の改善が続くかどうかを測るため。
ROE
資本効率が市場の期待に応えているかを見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは0.69%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.69%
いまの株価に対して
配当性向
48.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7
2018年3月1042.9
2019年3月100.0
2020年3月5−50.0238.3
2021年3月2−60.0
2022年3月20.070.9
2023年3月5150.0149.7
2024年3月13160.077.7
2025年3月10−23.155.9
2026年3月20100.048.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,167人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.9%を占め、残る53.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他55.257.341.343.442.839.7
事業法人22.827.940.637.836.837.2
金融機関16.612.311.810.511.39.7
自己株式8.68.68.68.68.68.6
外国法人1.41.34.84.03.56.7
証券会社4.00.51.44.35.56.6
外国人個人0.00.80.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01リ・ジェネレーション株式会社10.56
02有限会社エムエフ長堀7.03
03布山 高士5.79
04長堀 慶太4.92
05長堀クリエイト株式会社4.77
06株式会社りそな銀行4.57
07野村株式会社4.05
08August Yield Limited(常任代理人 Wealth Management法律事務所)4.05
09長堀 不二代3.85
10東海東京証券株式会社3.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+510%、1株純資産は14期で+1%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月129151.321.0152.0
2014年3月339393.57.6302.5
2015年3月29380.2113.7
2016年3月−65856−7.2
2017年3月−3851−0.4
2018年3月48500.467.2
2019年3月−9824−1.0
2020年3月−7802−0.8238.3
2021年3月−22780−2.7
2022年3月117861.450.570.9
2023年3月47910.5271.5149.7
2024年3月348304.242.777.7
2025年3月278483.252.455.9
2026年3月729218.127.948.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額113百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長堀慶太代表取締役 社長825,000
吾郷雅文常務取締役 管理本部長10,000
白川文彦取締役1,000
中尾直取締役 商品本部長
浦島一彰取締役 営業本部長
洲桃麻由子取締役
米村敏朗取締役
中林英樹常勤監査役
佐藤亮輔監査役17,000
岩上和道監査役

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6919115
社外取締役722223

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容311字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社6社で構成され、宝飾品の製造販売を主たる事業としております。 販売する商品、製品は、海外及び国内取引先からの仕入によるほか、連結子会社ソマ株式会社及び当社茂原工場で製造をしております。 当社グループの販売につきましては、卸及び小売りであり、当社、連結子会社エスジェイジュエリー株式会社、連結子会社 株式会社仲庭時計店及び連結子会社 株式会社翔が主体であります。 連結子会社ナガホリリテール株式会社は、ショッピングモール、ファッションビル及びGMSにおいて小売事業をしております。 令和8年3月31日現在の企業集団の状況を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,609字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 宝飾品を通じて、人類の高い文化生活に貢献するために、広く世界に市場を求め、人間性豊かな理想の会社を築き、永遠の繁栄を図ることを経営の理念としております。 また、社業を通じて、株主・取引先・社員の最大多数の最大幸福の実現を目指し、社員一人一人が誠実に働くことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標 グループ内事業部門単位別損益管理制度のもと、常に収益力、キャッシュ・フローの改善、資産の効率運用を第一義的に考えており、収益性を測る指標として売上高営業利益率及びROE(自己資本利益率)を、効率性を測る指標としてフリー・キャッシュ・フロー及び売上高経常利益率を重視して、安定した収益確保により株主価値の向上を目指しております。 (3)経営環境 現在の経済環境としては、我が国経済は、米国の通商政策の影響を受けつつも、個人消費は堅調に推移し、企業の設備投資も順調に推移したことで、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、中東情勢の悪化による世界経済の下押しリスクが懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループのおかれたジュエリー業界におきましても、個人消費の堅調さに加え、地金相場の大幅な高騰などによる好調な動きがみられました。一方、物価高、終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻、中東情勢など地政学的リスクのジュエリー商品への影響など、先行き不透明な状況が続いております。 このような環境の下、当社グループは、富裕層マーケットをコアとする販売チャネルや商品ブランドに重点的に経営資源を投下する「選択と集中」の方針のもと、収益性の向上や社員の生産性を高め、各経営指標を改善し、財務基盤の安定化とキャッシュ・フローを重視した経営を行ってまいります。 (4)経営戦略 10年後のビジョン 「ジュエリー業界のリーディングカンパニーとしてのポジションを確固たるものとする」 グループビジョン (ⅰ)既存事業の持続的成長と収益力の向上に取り組み、健全な財務基盤を実現する (ⅱ)社業の持続的な発展のための新市場の開拓に果敢に挑戦する (ⅲ)「社員のモチベーション向上」⇒「業績の向上」⇒「社員の処遇向上」⇒「社員のモチベーション向上」を繰り返す好循環の輪を実現し、すべての社員にとって働き甲斐のある企業集団を目指す (ⅳ)株主価値の向上を図るとともに、ステークホルダーの満足向上を目指す グループビジョンの実現に向けて、営業戦略としては、持続的成長と収益性向上に向けた販売チャネルの再構築のため、既存チャネル(百貨店・卸売)の梃入れと新市場(ダイレクトマーケットや富裕層マーケット、海外市場)の開拓を進めます。また、商品戦略としては、自社ブランドの育成と競争力強化に向けて、NADIA、DAVID MORRIS、SCAVIAのラグジュアリー基幹3ブランドへの注力と育成を図り、事業ブランドとしての『NAGAHORI』確立に向け始動します。また、営業戦略、商品戦略の一貫性を重視し、市場及び販売チャネルに合わせた商品並びに販売方法を展開してまいります。また、人材戦略としては、一層働き甲斐のある企業グループへの進化を目指し、人材採用の多様化を図り、組織の見直しと適材適所に向けた配置・異動を行い、人材育成の見直しを進めることで好循環の輪の実現(社員のモチベーション向上)を図ります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 中東情勢の悪化による世界経済の下押しリスクが懸念されるなど、景気の先行きの不透明な状況が続いており、予断を許さない経営環境が続くものと思われます。 この様な状況を踏まえ、前期より進めております中期経営計画『Beyond Growth』~成長のその先へ~の営業戦略・商品戦略に基づき、百貨店等の富裕層向け商品の充実を図るとともに、ナガホリグループ販売商品の内製化により収益力の強化を図ってまいります。また、卸売・小売を展開するナガホリグループ各社において、自社商品のブランド力、直営店による販売、卸売やOEM(Original Equipment Manufacturing)販売の強化とともに、販管費等の効率化による収益力向上に取り組んでまいります。 また、中期経営計画において掲げております『ラグジュアリー基幹3ブランドへの注力と育成』につきましては、令和5年4月にグランドオープンいたしました当社の旗艦店「メゾン ド ナディア」と同年5月に帝国ホテル東京本館1階にオープンしたイタリア・ミラノのオートクチュールジュエリーブランド「スカヴィア」の日本における旗艦店「スカヴィア本店」、令和6年9月に当社が日本における総代理店契約を締結し、令和7年3月には日本における第一号店を高島屋大阪店にオープンした「デヴィッド・モリス」のブランド認知度向上、販売強化を推し進めてまいります。 また、社内においては令和7年8月より新基幹システムの本格稼働を開始しており、既存業務フロー見直しと改善、新体制の構築を図ることで、業務の平準化、標準化を進め、生産性の向上を図ります。 グループ戦略については、中期経営計画に掲げた『グループビジョン』の基に、グループ会社各社がそれぞれの収益性指標及び生産性指標を定め、各社の特性・強みを活かした営業戦略を確実に実行してまいります。具体的には、製造から販売までの機能を持つナガホリグループ各社の強みを生かし、販売商品の内製化や事業提携先との取引深耕をさらに進めることで、魅力ある商品をより効率的に提供できるよう、体制強化を図ってまいります。また、グループ内で企業活動に適応した人員政策を戦略的に展開します。併せて安定的な収益を目指した貸ビル事業の強化を図り、グループの持続的成長を可能とする事業基盤の強化を進めてまいります。 これら各種施策・計画を継続的に実施することで、企業価値の向上及び持続的な成長、株主利益の確保・向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,259字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業内容について 当社グループ売上高の約99%を占める宝飾事業においては、激しい企業間競争の事業環境の中、個人消費の堅調さに加え、地金相場の大幅な高騰などによる好調な動きがみられました。一方、物価高、終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻、中東情勢など地政学的リスクのジュエリー商品への影響など、予断を許さない事業環境となっております。 当社グループは、様々な年齢層にマッチしたジュエリーを提供し、かつ、販売形態も百貨店向け卸売事業、従来型卸売事業、直営小売事業、あるいは他社のOEM生産等多岐に亘っており、外部経済環境、宝飾品業界の動向及び顧客の嗜好等の外的要因の短期的な変化にも即応すべく顧客満足度の高い自社商品やブランドの開発により優位性を高め、グループ事業全体のシナジー効果を生かし、あらゆる角度から売上増大、収益の確保に努めております。 (2)販売費及び一般管理費について ジュエリーの販売活動においては、ある程度の販売費(広告宣伝費、催事の会場費・マネキン費、ライセンスブランド商品のロイヤリティー等)が売上獲得のために必要でありますが、販売費と売上高の適正なバランスを維持し、利益率向上のために、販売費及び一般管理費の効率的な支出となるよう取り組んでおります。 (3)貸倒債権の発生リスクについて 安定的な収益確保のためには、売上高の増大、販管費の節減のほかに貸倒債権発生の防止が重要な要素となっており、取引分散度を高めるとともに、与信管理の徹底に取り組んでおります。 (4)為替相場、地金相場の変動リスクについて 当社グループの取引高の内、約48億円が輸出入取引(ダイヤモンド、色石等)となっており、通貨はUSドル建、ユーロ建です。また、地金相場は国際市況等の影響を受けて変動するため、当社グループの業績及び財政状態に一定の影響を及ぼす可能性がありますが、当社グループでは在庫管理や仕入管理を適切に行い、相場変動に応じた機動的な対応に努めております。 (5)有利子負債依存度について 当社グループは、営業活動の運転資金につき、一部は自己資本で賄っており、残りは銀行借入等により調達しております。総資産額に占める有利子負債の割合は、直近では約44.1%となっており、当社グループの経営成績は将来の金利変動により影響を受ける可能性があります。 有利子負債依存の状況は、次のとおりであります。 令和6年3月期   令和7年3月期   令和8年3月期 総資産(百万円)   25,474   26,243   31,097 有利子負債(百万円)   9,940   10,459   13,710 有利子負債依存度(%)   39.0   39.9   44.1
経営成績の分析 (MD&A)6,182字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、米国の通商政策の影響を受けつつも、個人消費は堅調に推移し、企業の設備投資も順調に推移したことで、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、中東情勢の悪化による世界経済の下押しリスクが懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 ジュエリー業界におきましても、個人消費の堅調さに加え、地金相場の大幅な高騰などによる好調な動きがみられました。一方、物価高、終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻、中東情勢など地政学的リスクのジュエリー商品への影響など、先行き不透明な状況が続いております。 このような環境の下、当社グループは、富裕層マーケットをコアとする販売チャネルや商品ブランドに重点的に経営資源を投下する「選択と集中」の方針のもと、自社催事や顧客催事等の販売活動に取り組みました。また、M&Aにより札幌百貨店の店舗を展開する株式会社翔を子会社化、金地金製品の引合い増加に対応した商品供給、財務の安定のため当座貸越等による資金調達、海外及び自社ブランドの広告等により販売強化を図りました。一方で、金価格高騰により、地金製品販売がグループ各社で増加し、グループ内製造の増大にもつながりました。さらに、海外販売網の拡大や小売店舗販売などグループ各社において積極的に取り組みました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は293億80百万円(前年同期比28.3%増加)、営業利益は17億22百万円(同138.3%増加)、経常利益は15億91百万円(同144.7%増加)となりましたが、リ・ジェネレーション株式会社その他の複数の株主らが、ほぼ同時期に当社株式を急速かつ大量に買い集めている状況に関連する株主対応等に係るアドバイザリー費用56百万円等を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円(同170.9%増加)となりました。 セグメント別に見ますと、宝飾事業におきましては売上高292億27百万円(前年同期比28.4%増加)、セグメント利益16億47百万円(同150.4%増加)となりました。貸ビル事業の売上高(外部顧客)は1億7百万円(同43.2%増加)、セグメント利益53百万円(同1.7%減少)となりました。太陽光発電事業の売上高は45百万円(同4.3%減少)、セグメント利益21百万円(同106.2%増加)となりました。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ48億53百万円増加し、310億97百万円となりました。このうち、流動資産は35億71百万円増加し、226億3百万円になり、固定資産は12億81百万円増加し、84億93百万円になりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ37億29百万円増加し、169億73百万円となりました。このうち、流動負債は34億97百万円増加し、154億97百万円になり、固定負債は2億31百万円増加し、14億75百万円になりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ11億23百万円増加し、141億23百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、短期借入金の増加による収入や税金等調整前当期純利益15億33百万円(前年同期5億75百万円の利益)等の増加要因とともに、棚卸資産の増加及び固定資産の取得による支出等による減少要因があったことにより、前連結会計年度末に比べ7億98百万円増加し、30億86百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は9億68百万円(前期は9億72百万円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益15億33百万円及び減価償却費2億16百万円等の収入があった一方、棚卸資産の増加額22億48百万円、売上債権の増加額1億32百万円及び法人税等の支払額2億70百万円等の支出があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は9億90百万円(前期は64百万円の収入)となりました。これは主に、無形固定資産の売却による収入47百万円等があった一方、有形固定資産の取得による支出8億36百万円及び投資有価証券の取得による支出1億54百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は27億58百万円(前期は3億14百万円の収入)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額31億40百万円等の収入があった一方、長期借入金の返済1億85百万円及び配当金の支払額1億53百万円等の支出があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比 (%) 宝飾事業   7,773   166.0% (注) 金額は、販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比 (%) 宝飾事業   1,980   123.6% (注) 当社グループは見込生産の他、他社よりのOEM受注による生産を行っております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績(外部顧客)をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 売上実績の内訳 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日)   当連結会計年度 (自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)   増減 金額 (百万円)   百分比 (%)   金額 (百万円)   百分比 (%)   金額 (百万円)   増減比 (%) 宝飾事業計   22,768   99.5   29,227   99.4%   6,458   28.4% 貸ビル事業   74   0.3   107   0.4%   32   43.2% 太陽光発電事業   47   0.2   45   0.2%   △2   △4.3% 売上高合計   22,891   100.0   29,380   100.0%   6,488   28.3% (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  令和6年4月1日 至  令和7年3月31日)   当連結会計年度 (自  令和7年4月1日 至  令和8年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社 ドン・キホーテ   2,306   10.1   -   - 3.当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成におきましては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 財政状態の分析 過去3期間の連結貸借対照表は下記のとおりとなっております。 令和6年 3月期   令和7年 3月期   令和8年 3月期           令和6年 3月期   令和7年 3月期   令和8年 3月期 流動資産 (百万円)   18,260   19,031   22,603       流動負債 (百万円)   11,415   11,999   15,497 固定資産 (百万円)   7,213   7,211   8,493       固定負債 (百万円)   1,334   1,244   1,475 繰延資産 (百万円)   -   -   -       純資産合計 (百万円)   12,724   12,999   14,123 合計 (百万円)   25,474   26,243   31,097       合計 (百万円)   25,474   26,243   31,097 (流動資産) 当連結会計年度末の流動資産の残高は226億3百万円となり、前連結会計年度末と比較し35億71百万円の増加となりました。この主な要因は、商品及び製品が9億36百万円、原材料及び貯蔵品が11億55百万円及び現金及び預金が7億98百万円増加したことによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末の固定資産残高は84億93百万円となり、前連結会計年度末と比較し12億81百万円の増加となりました。この主な要因は、有形固定資産が6億36百万円及び投資有価証券が4億10百万円増加したことによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末の流動負債額は154億97百万円となり、前連結会計年度末と比較し34億97百万円の増加となりました。この主な要因は、短期借入金が31億40百万円及び未払法人税等が3億9百万円増加したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末の固定負債は14億75百万円となり、前連結会計年度末と比較し2億31百万円の増加となりました。この主な要因は、繰延税金負債が81百万円及びその他の固定負債が1億70百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は141億23百万円となり、前連結会計年度末と比較し11億23百万円の増加となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益11億円及び剰余金の配当1億53百万円によるものであります。 ③ 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (グループの経営成績に重要な影響を与える要因) 当社グループの経営に影響を与える要因としては、景気・世界経済の動向・株式市場といった外部経済環境、宝飾業界の動向、各消費者層の消費動向、消費の多様化の状況、インバウンド需要の動向、為替相場・地金相場の変動が挙げられます。 これらの要因を踏まえ当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討につきましては、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」の「①財政状態及び経営成績の状況」及び「③生産、受注及び販売の実績」をご参照ください。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、短期借入金の増加による収入や税金等調整前当期純利益15億33百万円(前年同期5億75百万円の利益)等の増加要因とともに、棚卸資産の増加及び固定資産の取得による支出等による減少要因があったことにより、前連結会計年度末に比べ7億98百万円増加し、30億86百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は9億68百万円(前期は9億72百万円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益15億33百万円及び減価償却費2億16百万円等の収入があった一方、棚卸資産の増加額22億48百万円、売上債権の増加額1億32百万円及び法人税等の支払額2億70百万円等の支出があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は9億90百万円(前期は64百万円の収入)となりました。これは主に、無形固定資産の売却による収入47百万円等があった一方、有形固定資産の取得による支出8億36百万円及び投資有価証券の取得による支出1億54百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は27億58百万円(前期は3億14百万円の収入)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額31億40百万円等の収入があった一方、長期借入金の返済1億85百万円及び配当金の支払額1億53百万円等の支出があったことによるものであります。 (キャッシュ・フローの指標) 令和6年3月期   令和7年3月期   令和8年3月期 自己資本比率   50.0%   49.5%   45.4% 時価ベースの自己資本比率   87.2%   81.1%   98.7% 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 b. 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備などの長期資金は、固定金利の長期借入金及びリース取引で調達しております。 令和8年3月31日現在、借入金の残高は短期借入金133億10百万円、長期借入金の残高は1億29百万円、また、リース債務の残高は2億70百万円であります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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