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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本電計

NIHON DENKEI CO.,LTD.9908 · Standard · 卸売業

電子計測器販売の専業商社。国内と中国、東南アジアに販売網を持ち、修理校正サービスを核にメーカーと顧客を結ぶ。

概要

日本電計株式会社は、1950年に東京都足立区で設立された電子計測器の専門商社である。本社は東京都台東区上野に置き、2026年3月期の連結売上高は1331億円、従業員は1214名。電子計測器、電源機器、環境試験機器などの販売に加え、修理・校正サービスを提供し、日本、中国、東南アジア、米国、欧州などに22の連結子会社を持つグローバル企業である。

電子計測器を核とする「テクニカル商社」

日本電計グループは、電子計測器の販売を中核事業とし、修理・校正サービスを組み合わせた「テクニカル商社」として事業を展開する。企業理念に「計測技術で社会に貢献」、ビジョンに「テクニカル商社への転身」を掲げ、単なるモノ売りではなく、顧客の課題解決につながるシステム提案力を強化している。2026年3月期の連結売上高1331億円のうち、約75%が日本国内、残りが海外売上であり、中国が17.7%、その他地域(タイ、インドネシア、ベトナムなど)が7.3%を占める。営業利益は47億円、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円であった。

地域別セグメントで構成されるグループ組織

グループは報告セグメントとして「日本」「中国」「その他」の3区分を持つ。日本セグメントには当社およびアイコーエンジニアリング、ユウアイ電子、新栄電子計測器、ホクエンが属し、売上高1069億円、セグメント利益65億円を計上。中国セグメントは電計貿易(上海)、電計科技研発(上海)など4社で構成され、売上高231億円、利益4.6億円。その他セグメントはマレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、インド、米国、ドイツなど11社からなり、売上高89億円、利益3.9億円。なお、グループ全体の連結子会社は19社、持分法適用関連会社1社である。

成長市場への投資を追い風にした業績推移

2026年3月期の連結売上高は1331億円で、前期比9.8%増。過去10年の推移を見ると、2014年3月期の727億円から2026年3月期の1331億円へとほぼ倍増している。営業利益は2025年3月期に47億円、2026年3月期に50億円と増加傾向にある。純利益は2014年3月期の12億円から2026年3月期の37億円へと拡大。自動車業界のEV・自動運転開発、電子業界のAI・データセンター投資、防衛関連支出の増加など、主要顧客の設備投資が底堅く推移したことが成長を下支えしている。

海外売上高比率25%へ、グローバル展開を加速

海外売上高比率は2024年3月期の21.3%から2026年3月期には25.0%に上昇。内訳は中国が17.7%、その他地域(タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、インド、米国、欧州など)が7.3%。最大の海外市場である中国では、電計貿易(上海)と電計科技発展(上海)が販売拠点として機能し、電計科技研発(上海)は受託試験場を運営する。一方、タイやインドネシア、フィリピンでは収益が堅調だが、米国やインドでは苦戦している。東南アジア全域の顧客をカバーするシンガポール支店も有する。

業界の中での役割は電子計測器の販売とサービスを担う商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,331億円
営業利益
50億円
営業利益率
3.8%
純利益
37億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本1,020億円76.6%65億円6.4%
中国224億円16.8%5億円2.2%
その他87億円6.5%4億円4.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

国内では当社と子会社が電子計測器の販売、修理、校正を行う。顧客は製造業や研究機関など幅広く、計測器の保守・校正サービスを提供する。

主な製品・サービス1
電子計測器
電圧、電流、抵抗など電気量を測定する機器で、研究開発から生産現場まで幅広く使われる。

02中国準主力

中国では現地法人が電子計測器の販売とサービスを展開。成長市場である中国の製造業向けに販売網を構築する。

主な製品・サービス1
電子計測器
中国市場向けに電子計測器を販売。現地法人が販売とアフターサービスを担当する。

03その他(東南アジア等)副次

東南アジア、韓国、インド、米州、欧州などに現地法人を置き、電子計測器の販売とサービスを展開する。

主な製品・サービス1
電子計測器
各地域の市場に合わせた電子計測器の販売とサービスを提供する。

製品と技術

電子計測器の販売が中核、得意先は自動車・電機業界

日本電計グループの主力は、電子計測器、電源機器、環境試験機器の販売である。具体的な製品名は入力に明示されていないが、顧客は自動車メーカーや電機メーカーが中心。特にEV・燃料電池車、ADAS・自動運転の技術開発に必要な測定機器や、AI・データセンター向けの高速通信試験機器、GX関連の環境試験機器などを扱う。販売だけでなく、機器の設定や導入支援も行い、システム提案力を強みとする。

修理・校正サービスで顧客の機器をトータルサポート

グループ会社のユウアイ電子株式会社は校正サービスを専門に請け負い、新栄電子計測器株式会社も同分野で活動する。電計科技研発(上海)は中国で受託試験場を運営し、JQA CALIBRATION VIETNAMはベトナムで校正事業を展開。計測器の正確性を保証する校正サービスは、顧客の品質管理に不可欠であり、機器販売と併せて安定的な収益源となっている。2026年3月期の国内子会社ではユウアイ電子が堅調な業績を挙げた。

システム提案型のエンジニアリング事業

アイコーエンジニアリング株式会社や株式会社エイリイ・エンジニアリングは、計測システムの設計・構築を手掛ける。単品販売ではなく、顧客の要求に合わせた測定システムの提案・導入を行い、テクニカル商社としての差別化を図る。また、インテック計測(2014年清算)やシステム計測(2017年除外)は過去にグループに存在したが、現在はこの分野をアイコーエンジニアリングなどが担う。2025年3月期の有価証券報告書では、システム提案力の強化が経営戦略の柱として明記されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品卸で拡大、利益率は低め

卸売業界のうち、当社は電子部品や半導体の専門商社としての役割を持つ。売上高は2024年3月期の1085億円から2025年3月期には1212億円、2026年3月期には1331億円と増加しており、堅調な成長を見せている。営業利益率は3.8%前後と、商社としては一般的な水準であり、低いとはいえないが、高収益とはいえない。同業にはリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易などがおり、競争が激しい。特に海外メーカーの日本法人との競合もあり、差別化が必要。エレクトロニクス業界の好調により需要は拡大しているが、利益率の改善が課題。

強み

  • 売上高が毎期10%前後の伸びを見せており、市場需要を取り込んでいる。
  • 電子部品業界の有力メーカーとの取引関係を持つ。
  • 幅広い電子部品・半導体を取り扱い、顧客のニーズに応える。
  • 卸売業としての物流網・在庫管理機能を有する。

課題

  • 営業利益率3.8%と低く、コスト削減や高付加価値サービスが必要。
  • 同業他社や海外メーカーの直販との競争が激しい。
  • 半導体市場の需要変動が大きく、在庫リスクや価格変動の影響を受ける。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が日本電計

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18139ナガホリ364億円30.2倍
29955ヨンキュウ346億円9.1倍
33139ラクト・ジャパン345億円10.5倍
43176三洋貿易338億円15.3倍
58101GSIクレオス337億円12.9倍
69908日本電計335億円8.8倍
77500西川計測334億円10.0倍
89913日邦産業330億円22.7倍
99273コーア商事ホールディングス321億円8.6倍
109268オプティマスグループ320億円12.8倍
117525リックス312億円9.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

足立区の小さな商社として出発した1950年

日本電計は1950年9月、資本金30万円で東京都足立区千住緑町に設立された。創業時の事業内容は電子部品の販売。1969年5月に本社を現在の台東区上野に移転。その後、1970年4月には子会社「株式会社デンケイ」を全額出資で設立し、関東一円での電子部品販売網を拡大した。1988年7月にはこのデンケイを吸収合併して販売力を強化している。

アジア進出に舵を切った1990年代

1990年9月にシンガポール支店を開設し、東南アジア全域への営業拠点とした。1996年7月には天津駐在所を設立して中国市場に参入し、同時にマレーシア現地法人を設立。1997年5月にはタイ法人、2003年8月には韓国法人を設立し、アジア各国での販売網を整備した。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、資金調達力を高めた。

事業領域を拡大した2000年代のM&Aと組織再編

2004年8月にアルファ科学を吸収合併し、2005年3月にはアイコーエンジニアリングを連結子会社化。2005年4月にはインテック計測を子会社化した(後に2014年清算)。2006年から2008年にかけて香港、ベトナム、上海、インドに相次いで現地法人を設立。2007年には風間電機興業を吸収合併し、ユウアイ電子を子会社化。2008年3月にはインド法人を設立し、アジア全域のカバレッジを完成させた。

世界15カ国体制へ、新興国と欧米への展開

2011年11月にインドネシア法人、2012年7月に台湾法人、2013年9月にフィリピン法人を設立。2014年6月には未来B計画株式会社を設立(事業内容は不明)。2017年10月には米国法人「DENKEI CORPORATION AMERICAS」を設立し、北米市場に参入。さらに2020年1月には新栄電子計測器を連結子会社化し、国内の校正事業を強化した。2018年1月には中国の電計科技研発(上海)が新三板に上場している。

中期経営計画「INNOVATION2030」で成長を目指す

2026年3月期現在、グループは「INNOVATION2030 Ver.2.0」を推進中。目標とする経営指標はROE10%以上。2026年度(2027年3月期)の計画は売上高1360億円、営業利益52億円、純利益35億円。実績として2026年3月期のROEは計算上約11%であり、目標に近づいている。成長分野として次世代自動車、AI・データセンター、高速通信、GX、防衛関連への投資を積極的に捕捉する方針である。

年表39件を開く

1950年代

  • 1950年9月創業日本電計株式会社、資本金30万円にて東京都足立区千住緑町3丁目6番に設立。

1960年代

  • 1969年5月本店所在地を東京都台東区上野5丁目14番12号に移転。

1970年代

  • 1970年4月創業株式会社デンケイ(電子部品販売業)を全額出資により設立。

1980年代

  • 1988年7月M&A株式会社デンケイ合併。関東一円の電子部品の販売を強化するため合併する。

1990年代

  • 1990年9月シンガポール支店開設。東南アジア全域の顧客への営業活動を行なう拠点とする。
  • 1991年10月株式を社団法人日本証券業協会に店頭登録。
  • 1992年7月第一計測株式会社から営業権全部を譲受ける。
  • 1996年7月天津駐在所設立(中国市場進出)。 NIHON DENKEI (MALAYSIA) SDN.BHD.(現 連結子会社)設立。
  • 1997年5月NIHON DENKEI (THAILAND) CO.,LTD.(現 連結子会社)設立。
  • 1999年4月インテック計測株式会社に資本参加。

2000年代

  • 2003年8月創業ND KOREA CO.,LTD.設立。
  • 2004年8月M&A株式会社アルファ科学を吸収合併する。
  • 2004年12月上場社団法人日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年3月アイコーエンジニアリング株式会社を連結子会社とする。
  • 2005年4月インテック計測株式会社を連結子会社とする。
  • 2006年1月日本電計(香港)有限公司(現 連結子会社)設立。
  • 2006年6月株式会社システム計測を連結子会社とする。
  • 2006年7月株式会社サープレスに資本参加。
  • 2006年8月NIHON DENKEI VIETNAM CO.,LTD.(現 連結子会社)設立。
  • 2006年10月創業電計科技研発(上海)有限公司設立。
  • 2007年6月上海電恵測試儀器設備有限公司を子会社とし、社名を電計貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)と変更。
  • 2007年7月M&A株式会社風間電機興業を吸収合併する。
  • 2007年11月ユウアイ電子株式会社を連結子会社とする。
  • 2008年3月NIHON DENKEI INDIA PRIVATE LTD.(現 連結子会社)設立。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2011年11月PT.NIHON DENKEI INDONESIA(現 連結子会社)設立。
  • 2012年7月TAIWAN DENKEI SOLUTION CO.,LTD.(現 連結子会社)設立。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2013年9月NIHON DENKEI PHILIPPINES,INC.(現 連結子会社)設立。
  • 2014年6月創業未来B計画株式会社設立。
  • 2014年7月インテック計測株式会社清算。
  • 2016年4月株式会社エイリイ・エンジニアリングを連結子会社とする。
  • 2017年2月株式会社システム計測を連結子会社から除外。
  • 2017年9月電計科技研発(上海)有限公司から電計科技研発(上海)股份有限公司(現 連結子会社)に組織変更。
  • 2017年10月DENKEI CORPORATION AMERICAS(現 連結子会社)設立。
  • 2018年1月上場電計科技研発(上海)股份有限公司が、中国の店頭登録市場にあたる「新三板」に株式を上場。
  • 2018年11月創業JQA CALIBRATION VIETNAM CO.,LTD.(現 持分法適用関連会社)設立。

2020年代

  • 2020年1月新栄電子計測器株式会社を連結子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本利益率(ROE)10%以上
  • 売上高2026年度まで1,360億円
  • 営業利益2026年度まで52億円
  • 経常利益2026年度まで52億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで35億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コアビジネスの安定成長とシステム提案力強化

    主力の電子計測器・電源機器・環境試験機器販売において、自動化・省力化やEV・自動運転、AI・データセンター、GX、防衛関連といった成長分野の需要を取り込み、システム提案力を高めて受注拡大を図る。

  2. 02

    成長市場への事業領域拡大

    次世代自動車、ADAS・自動運転、AI・データセンター、高速大容量通信、GX、防衛関連等の成長分野へ積極的に事業領域を広げ、投資拡大の動きを捕捉する。

  3. 03

    グローバル展開の推進

    海外市場での事業拡大を継続的に推進し、グローバルな顧客基盤の獲得を目指す。

  4. 04

    人的資本投資と経営基盤強化

    社員を最大の資産と捉え、人材確保・スキル向上・モチベーション向上のための投資を積極化。システム関連投資等も継続し、中長期的な企業価値向上の基盤を強化する。

  5. 05

    資本収益性を意識した経営

    ROEを重要指標と位置づけ、ROE10%以上の安定的・持続的な確保を目指すとともに、株価・PBRを意識した経営を実践する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,214人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は757万円で、9期前と比べて+22.5%平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は13.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月920
2018年3月963
2019年3月61841.413.31,016
2020年3月61441.513.11,069
2021年3月59341.813.51,070
2022年3月60741.914.41,095
2023年3月69142.314.41,156
2024年3月64542.213.31,166
2025年3月69342.313.31,160405
2026年3月75742.213.11,214412

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率62.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 7 / 海外 14、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都 台東区2,037百万円
全社(共通)
東京営業所(東京都 台東区)他全営業所1,952百万円
日本・その他
本社(中国 上海)他1試験場356百万円
中国
本社(埼玉県 川越市)他3校正室231百万円
日本
本社(中国 上海)他20営業所161百万円
中国
本社 — 静岡県 浜松市135百万円
日本
本社 — 神奈川県 藤沢市74百万円
日本
本社 — 台湾 台北市61百万円
その他
本社(ベトナム ハノイ)他2営業所40百万円
その他
本社(インド グルグラム)他2営業所39百万円
その他
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    NIHON DENKEI (MALAYSIA) SDN.BHD.
    マレーシア クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIHON DENKEI (THAILAND) CO.,LTD.(注)1
    タイ バンコク · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    DENKEI KOREA CO.,LTD.
    韓国 スウォン · 連結子会社
    議決権85.7%
  • 海外
    日本電計(香港)有限公司
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIHON DENKEI VIETNAM CO.,LTD.
    ベトナム ハノイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    電計科技研発(上海)股份有限公司(注)2,3
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権69.4%
  • 海外
    電計貿易(上海)有限公司(注)2
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIHON DENKEI INDIA PRIVATE LTD. (注)3
    インド グルグラム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.NIHON DENKEI INDONESIA (注)3
    インドネシア ジャカルタ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAIWAN DENKEI SOLUTION CO.,LTD.
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIHON DENKEI PHILIPPINES,INC.
    フィリピン ラグナ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    DENKEI CORPORATION AMERICAS
    アメリカ シカゴ · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • 電計科技発展(上海)有限公司(注)3中国 上海100%
  • DENKEI EUROPE GMBHドイツ ミュンヘン100%
  • DENKEI EUROPE HUNGARY KFT. (注)3ハンガリー デブレツェン100%
  • アイコーエンジニアリング 株式会社大阪府 東大阪市100%
  • ユウアイ電子株式会社埼玉県 川越市100%
  • 新栄電子計測器株式会社神奈川県 藤沢市100%
  • 株式会社ホクエン静岡県 浜松市中央区100%
  • JQA CALIBRATION VIETNAM CO.,LTD.ベトナム ハノイ49%
  • あいホールディングス 株式会社(注)4東京都 中央区22%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    多チャンネル高速広帯域波形解析装置
    防衛省 · 2023-10-30
    9,683万円
  • 調達
    蓄積型電界強度分布解析装置の調達
    総務省 · 2019-03-15
    6,680万円
  • 調達
    多チャンネル高速広帯域波形解析装置
    防衛省 · 2020-12-18
    6,478万円
  • 調達
    ソフトウェアほか30件
    防衛省 · 2023-02-27
    5,752万円
  • 調達
    蓄積型電界強度分布解析装置の調達
    総務省 · 2019-09-11
    5,268万円
  • 調達
    携帯型方向探知機の調達
    総務省 · 2020-03-24
    5,003万円
  • 調達
    高速広帯域波形測定器
    防衛省 · 2020-10-20
    4,360万円
  • 調達
    電波監視用物品(リアルタイムIQデータレコーダー)の購入
    総務省 · 2020-12-21
    3,822万円
  • 調達
    【下北】弾頭信管識別装置
    防衛省 · 2025-07-24
    3,649万円
  • 調達
    シールドルームほか8品目
    防衛省 · 2022-07-22
    3,100万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,331億円営業利益50億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.8%、利益が+6.4%。

売上高
+9.8%
1,331億円
営業利益
+6.4%
50億円
純利益
+23.3%
37億円
営業利益率
3.8%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,360億円1,331億円
営業利益52億円50億円
純利益35億円37億円
1株あたり配当¥109¥109

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は300億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+34.5%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q32912
2024年1Q22362.76
2024年2Q24572.95
2024年3Q266134.99
2024年4Q3519
2025年2Q484142.97
2025年4Q728334.523
2026年2Q523122.37
2026年4Q808384.730
2027年1Q300103.36

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は716億円から1,331億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年3月7162414
未来B計画株式会社設立。
2014年3月7272212
2015年3月8073120
2016年3月8522516
DENKEI CORPORATION AMERICAS(現 連結子会社)設立。
2017年3月8382416
JQA CALIBRATION VIETNAM CO.,LTD.(現 持分法適用関連会社)設立。
2018年3月9503019
2019年3月1,0063423
2020年3月9342517
2021年3月8272115
2022年3月9193023
2023年3月1,0484029
2024年3月1,0854829
2025年3月1,21247473.930
2026年3月1,33150513.837

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,331億円のうち、営業利益として残るのは50億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は37億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.1%1,146億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.1%135億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%50億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.6pt
11.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−36億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−37億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は78億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月22−3−211938
2014年3月14−4−31049
2015年3月−5−49−950
2016年3月21−4−71760
2017年3月210−232157
2018年3月−23−831−3157
2019年3月29−17−211249
2020年3月37−15−232248
2021年3月46−3−224368
2022年3月−5−315−878
2023年3月−1−1215−1381
2024年3月36−8−352876
2025年3月3315699
2026年3月−36−116−3778

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は788億円。このうち返さなくてよい自己資本が334億円で、自己資本比率は41.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3549226225.6
2014年3月39310728626.8
2015年3月45512832727.7
2016年3月45813931929.9
2017年3月45915030932.3
2018年3月53817336531.2
2019年3月55518936633.1
2020年3月52020032037.3
2021年3月51021629440.9
2022年3月56623832840.7
2023年3月64126038139.3
2024年3月66128237941.4
2025年3月74030743340.3
2026年3月78833445441.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
82億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
282億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
48億円
在庫として抱えている分
負債合計
454億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中68位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中197位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.8%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
9.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,834で、1年前と比べて+43.0%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥2,834-3.8%1ヶ月+7.2%1年+43.0%時価総額335億円
過去52週の値幅
安値¥2,015高値¥3,015

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.8倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR0.97倍
配当利回り3.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で株価は+5.32%上昇し、52週高値(2734円)に到達しました。25日移動平均線(2649.88円)を約3.2%上回る水準にあり、75日・200日移動平均線も上回っており、中期トレンドは強い上昇基調です。出来高は平均1万〜2万株で推移し、特に7月17日に55600株と急増する場面も見られましたが、8月以降は増加傾向にあり、上昇局面での買い意欲が確認できます。RSIは52.6と中立圏で、過熱感はない一方、高値圏での利益確定売りには注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは8.51倍と業界平均の17.82倍を大幅に下回り、PBRも0.94倍と1倍を切る。配当利回りは3.55%で平均2.96%を上回る。ROEは11.7%と高く、収益性は良好。業績は増収増益で、2026年3月期も売上高、利益ともに拡大見込み。割安でありながら配当も安定しており、投資魅力は高い。ただし、営業利益率は3%台と低く、事業の収益構造には改善余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.8倍17.9倍
PER (予想)9.2倍
PBR0.97倍1.24倍
ROE11.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況の回復と車載・産業機器向け需要の拡大を追い風に増収基調が続く一方、営業利益率は3%台と低水準で、利益率の改善が課題。強気派は、売上高の力強い伸び(2023年度から2026年度で約27%増)と、ROE11.7%の高さを評価し、半導体需要の構造的な成長を追い風に業績拡大を期待する。弱気派は、電子部品商社は競争が激しく、利益率が低いまま伸びてもPBR1倍未満にとどまるとみて、株価の上値は限定的と考える。また、在庫リスクや市況変動への敏感さも指摘する。

プラスに働く材料7
  • 増収基調が明確

    売上高は1,048億円から1,331億円へ大幅増、成長軌道。

  • 高ROE達成

    ROE11.7%と高く、資本効率の良さが魅力。

  • 半導体需要の恩恵

    車載・産業向け需要が拡大し、今後も成長見込み。

  • 2026/3期純利益37億円、前期比23%増益決算発表後影響

    純利益は30億円から37億円へ23%増、PERは8.5倍と更に割安になる

  • PBR0.94倍・ROE11.7%で資本効率改善の思惑継続影響

    PBR0.94倍はROE11.7%に対して1倍割れ、PBR1倍回復で約6%の株価上昇余地

  • 配当利回り3.55%・配当性向30%の増配余地通年影響

    1株配当は約97円、EPS約321円と配当性向30%に留まり増配余地

  • 外国持ち株比率5.56%と低位、株主層拡大の途継続影響

    外国持ち株比率は5.56%と低く、日本株市場への外国人資金流入で需給改善

マイナスに働く材料7
  • 利益率が低い

    営業利益率3.88%→3.76%と低水準、価格競争が激化。

  • PBR割れ

    PBR0.94倍で市場の評価は低い、成長性への疑念。

  • 市況変動リスク

    半導体市況の悪化で在庫リスクや収益変動が懸念。

  • 売上高10%増に対し営業利益は6%増、利益率悪化通年影響

    売上高1331億円(+10%)に対し営業利益50億円(+6%)、営業利益率3.76%に低下

  • 株価は1年で31%上昇、高値警戒不定影響

    1年間で31.25%の上昇を記録、過熱感から利益確定売りが出やすい

  • 純利益増の原資は営業外収益、持続性に疑念決算発表後影響

    営業利益は3億円増に対し純利益は7億円増、差額4億円は営業外項目が寄与

  • 売上高成長率が11.7%から9.8%へ減速通年影響

    売上高成長率は2025/3期の11.7%から2026/3期は9.8%に低下、拡大ペース鈍化

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体需要の動向を反映し、業績の先行指標であるため。
営業利益率
価格競争の激しさを測り、収益性改善を確認するため。
在庫回転率
電子部品の需要変動機に在庫リスクを把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり109で、前期から+11.5%いまの株価に対する利回りは3.85%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥109
1株あたり
配当利回り
3.85%
いまの株価に対して
配当性向
35.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2724.9
2018年3月285.023.0
2019年3月3319.020.7
2020年3月330.028.3
2021年3月330.036.0
2022年3月6080.043.8
2023年3月7525.033.2
2024年3月806.734.3
2025年3月878.828.8
2026年3月9711.535.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥109

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,003人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.7%を占め、残る55.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.941.443.942.744.748.0
事業法人40.039.241.842.141.339.9
外国法人14.315.29.58.17.35.5
金融機関2.83.02.95.55.24.9
自己株式0.40.42.13.43.83.9
証券会社2.01.21.91.61.41.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01あいホールディングス株式会社20.69
02有限会社高田興産8.24
03日本電計取引先持株会5.74
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.18
05三井住友ファイナンス&リース株式会社3.30
06日本電計従業員持株会2.94
07光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員光通信株式会社2.80
08菊水ホールディングス株式会社2.00
09田中 秀子0.95
10INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+77%、1株純資産は14期で+150%。直近期のROEは11.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1821,15417.05.526.1
2014年3月1581,34312.65.825.2
2015年3月2491,60616.96.519.8
2016年3月2061,74312.35.319.9
2017年3月2051,89211.35.924.9
2018年3月1621,42512.17.723.0
2019年3月1981,56013.35.220.7
2020年3月1441,6499.04.628.3
2021年3月1251,7707.37.336.0
2022年3月1911,95810.37.043.8
2023年3月2482,18012.07.733.2
2024年3月2552,39611.29.534.3
2025年3月2612,62610.47.028.8
2026年3月3232,89011.77.535.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額282百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
柳丹峰取締役64
森田幸哉取締役会長62
和田史宣代表取締役社長 営業本部長59
梶原琢也専務取締役 事業本部長58
秋山昌彦専務取締役 管理本部長59
須田克彦取締役 営業本部副本部長 国内営業統括部長52
佐久間涼取締役59
下村規夫取締役63
小倉義夫取締役(監査等委員)62
藤原敏夫取締役(監査等委員)66
呰真希取締役(監査等委員)55
佐藤栄司取締役51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)824724731
社外取締役735355

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容851字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社19社、関連会社1社及び非連結子会社1社並びにその他の関係会社1社により構成されております。 当社グループは主として、電子計測器等の販売及び修理、校正等を行っており、国内においては当社及び子会社が、中国においては電計貿易(上海)有限公司、その他の地域においてはその他の現地法人が、それぞれ担当しております。 現地法人はそれぞれ独立した経営単位であり、取扱う商品について各地域の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 したがって、当社グループのうち、当社及び連結子会社は、販売及び修理、校正等のサービス体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」「中国」東南アジア等の「その他」の3つを報告セグメントとしております。 「日本」・・・当社、アイコーエンジニアリング株式会社、ユウアイ電子株式会社、 新栄電子計測器株式会社、株式会社ホクエン 「中国」・・・電計貿易(上海)有限公司、電計科技研発(上海)股份有限公司、日本電計(香港)有限公司、 電計科技発展(上海)有限公司 「その他」・・・NIHON DENKEI (MALAYSIA) SDN.BHD.、NIHON DENKEI (THAILAND) CO.,LTD.、 DENKEI KOREA CO.,LTD.、NIHON DENKEI VIETNAM CO.,LTD.、NIHON DENKEI INDIA PRIVATE LTD.、 PT.NIHON DENKEI INDONESIA、TAIWAN DENKEI SOLUTION CO.,LTD.、 NIHON DENKEI PHILIPPINES,INC.、DENKEI CORPORATION AMERICAS、DENKEI EUROPE GMBH、 DENKEI EUROPE HUNGARY KFT. 以上の当社グループの主たる会社について図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,751字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの企業理念 Purpose(私たちの存在意義) :計測技術で社会に貢献 Vision (私たちが目指す姿) :テクニカル商社への転身 Values (私たちの価値観) :お客様に信頼される企業、誠実で高い倫理観をもった企業 みんなが幸せになれる企業、地球を大切にする企業 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、代表的な経営指標である自己資本利益率(ROE)10%以上を目標としております。 (3) 当社グループを取り巻く経営環境と中期的な経営戦略 経営環境に関しては、米国の関税政策による景気減速への警戒感は和らいだものの、中東・イラン情勢を受けた原油高・物価高の進展や金利上昇、人手不足に加えて、世界情勢の悪化に伴う地政学リスクの高まり、中国・欧州の経済停滞等により、先行きの不確実性は高い状況が続いております。 当社グループが属する電子計測器、電源機器、環境試験機器等の業界においては、自動化・省力化を企図した設備投資や、成長分野への研究開発投資が底堅く推移しております。こうした中、当社主要ユーザーである自動車業界では、EV・燃料電池等の次世代自動車や、ADAS・自動運転の技術開発等において積極的な投資が続いております。また、電子・電機業界では、AI・データセンター、高速・大容量通信やGX、防衛関連分野等に係る投資が拡大しております。 当社グループでは、2030年を見据えた成長戦略「INNOVATION2030」の第2期となる中期経営計画「INNOVATION2030 Ver.2.0」に基づき、これまでに構築してきた基盤を礎に更なる進化を図っております。 マクロ環境の不確実性の高い状況が続く中、2026年度は中期経営計画最終年度の目標実現に向けて、売上高1,360億円、営業利益52億円、経常利益52億円、親会社株主に帰属する当期純利益35億円を計画しております。ただし、世界的に景気・経済環境が大きく変動する可能性があり、当社グループの業績見込みも大きく変動する可能性があります。 (4) 当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国内外でのインフレ懸念や、各国の政治情勢等による世界経済への影響、中東をはじめとする地政学リスクの高まり等、当社を取り巻くマクロ環境は不確実性の高い状況が続く見通しであります。こうしたリスクが当社に影響を及ぼす懸念がある一方、将来を見据えた成長分野への研究開発・設備投資は堅調に推移する見込みであります。 当社の主要ユーザーでは、次世代自動車やADAS・自動運転に係る投資、AI・データセンター、高速・大容量通信やGXに係る投資、防衛予算の増加に伴う関連投資等、引き続き拡大が見込まれております。当社は幅広い顧客基盤を構築しており、こうした成長分野への投資拡大の動きを捕捉することで業界環境や顧客ニーズの変化に対応しつつ、受注の拡大を図ってまいります。 当社グループでは、中期経営計画「INNOVATION2030 Ver.2.0」の最終年度として、コアビジネスの安定成長、システム提案力の強化、成長市場への事業領域の拡大、グローバル展開を引き続き推進してまいります。また、社員を最大の資産と考える経営方針に基づき、当社の企業理念・経営戦略に資する人材の確保、並びに社員のスキルやモチベーション向上に向けた人的資本投資を積極的に行うと共に、中長期的な企業価値向上を見据えたシステム関連投資等も継続し、経営基盤を強化してまいります。加えて、株価・PBRや資本収益性を意識した経営の実践に向けて、ROEを経営上の重要指標と位置付けてROE10%以上の安定的、持続的な確保を目指してまいります。 今後も、パーパス「計測技術で社会に貢献」、ビジョン「テクニカル商社への転身」を掲げた企業理念に基づき、成長戦略遂行による収益力増強と経営基盤強化の両立、並びに株価や資本収益性を意識した経営の実践を通じて、業界のリーディングカンパニーとして企業価値向上を図る所存であります。
事業等のリスク3,713字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場経済状況 当社グループの営業収入における重要な部分を占める電子計測器の需要は、当社グループが製品を販売している国または地域経済の影響を受けます。従いまして、当社グループが製品を販売している主要市場である自動車業界や電機業界における景気後退及びそれに伴う需要の縮小は、設備投資計画に影響を与え、当社グループの業績や経営成績に悪影響を与えるリスクがあります。 これらのリスクを回避するため、自動車業界では自動運転に関する技術開発や安全性試験、環境試験関連の設備ニーズ、電機業界では、AI・データセンター、高速・大容量通信やGX、防衛関連分野等において新たな技術開発に関するニーズを積極的に取り込む営業活動を展開しております。これらの取り組みにより業績悪化リスクの最小化に取り組んでおります。 (2) 国際紛争等のリスク 当社グループで取り扱う電子計測器や環境試験機等が多く使われる、自動車業界や電機業界では、製品やその部品の生産が世界に分散しており、サプライチェーンは複雑に絡み合っております。中国への製造拠点の集中を避けるため、アセアン地域に製造拠点を新たに設置したり、移設したりする動きも見られます。米国の関税政策や世界各地での紛争等を背景に、サプライチェーンが今後も見直されることで、当社グループの業績や経営成績に影響を与えるリスクがあります。 当社グループでは、主に日系企業の海外進出に対応できるよう、中国、アセアン諸国、インド、アメリカ、ドイツ等に現地法人を設立し、ユーザーの海外生産拠点のシフトにも弾力的に対応できる販売拠点網を構築し、リスクの最小化に努めております。 (3) 自然災害や感染症等のリスク 当社グループの想定を超える大規模な自然災害や、新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミック等が発生し、事業運営が困難になった場合、当社グループの業績と財務状況に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループでは、本部のオフィスの分散化、時差出勤、自家用車通勤の諸施策を実施しております。また、災害発生を想定したBCP事業計画書を作成し、「社員を雇用する責任」「商品やサービスを供給する責任」「株主や地域に対する責任」を踏まえ、会社の重要業務の中断を最小限に抑える事項を整理・準備することで、こうしたリスクの抑制に努めております。 (4) 価格競争 電子計測器の業界においても、厳しい価格競争は例外ではなく、競争の激化により当社グループが収益性を保つことができなくなる可能性があります。 当社グループでは、多様な製品と技術を最適に組み合わせて提供することや、現場に根差した提案と迅速な対応によりお客様の課題解決を支えることで、付加価値の高いサービスを追求してまいります。加えて、ユーザーの幅広いニーズを踏まえ、粗利益率の比較的高い海外製品の取り扱い拡充や、専門性を必要とするビジネスの強化等に取り組むことで収益性を確保しております。 (5) 海外での事業展開 当社グループは、東アジアでは中国を中心に積極的に拠点を設立している他、アセアン地域の多くの国において駐在所や現地法人を設立し、事業を展開しておりますが、現地の法的規制、慣習、国際情勢の変化等に起因する予測不能な事態が発生したような場合、当社グループの業績と財務状況に影響が及ぶ可能性があります。 現地での税務コンサルタント、監査法人、弁護士事務所からの情報収集に努めており、現地の法的規制、慣習、国際情勢の変化等に起因する予測不能な事態が発生した場合に速やかに対応できる体制の構築に努めております。 (6) 為替のリスク 当社グループの海外での事業展開に伴い、日本から商品を輸出する取引が中心となります。売掛金や入金が米ドル建てとなる場合が多く、円と米ドルの為替の急激な変動によっては売掛金の評価を含め、為替差損が発生する場合があり、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 海外との取引における為替リスクを回避するため、基幹システムを為替変動に対応できるようにしているほか、受注と売上時の適用レートの差をできるだけ少なくするため見積書の有効期間の短縮、外貨預金を活用した為替差益を確保するオペレーション等を行っております。 (7) 金利のリスク 当社グループでは、運転資金として、一定水準の有利子負債を調達しております。ゼロ金利下においては、有利子負債に伴う金利支払いが収益力に及ぼす影響は軽微でしたが、国内金融政策等を背景に金利が上昇した場合には、当社グループの財務状況に影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、金利上昇局面を想定し、金融機関からの借入を固定金利とする等の対応を行っております。今後もこうした対応を継続すると共に、運転資金を削減するための対応策も検討してまいります。 (8) 与信管理 当社グループの販売先は、大企業から中小企業まで10,000社程度に達し、また取引上そのほとんどが信用取引であります。景気の悪化等に伴い企業の倒産が増加した場合には、不良債権が発生し当社グループの業績と財務状況に悪影響を与える可能性があります。 販売先の企業情報をベースとして、各社に販売限度となる与信限度を設定し、売掛債権の徹底した管理を行っている他、大口案件については個別に回収条件や取引条件を検討しており、不良債権の発生リスクの低減に努めております。 (9) サイバーセキュリティのリスク 売上管理・支払管理をコンピュータ処理する等、営業活動を含めた業務遂行にコンピュータを日々使用しております。サイバー攻撃等により、コンピュータのダウン等の異常事態が発生した場合に、業務を停止せざるを得ないリスクがあります。これらの事態は、当社グループの業績や経営成績に影響を与えるリスクがあります。 社内のサーバによるデータ管理をやめ、大手システムインテグレーターのデータセンターに移行し、サイバー攻撃や自然災害からコンピュータシステムの保護を強化するとともに、毎日のデータのバックアップを行っております。また、世の中の情勢を踏まえつつ、情報セキュリティ態勢の見直し・強化も随時進めております。このように、サイバー攻撃やシステム障害に備える対策を講じて、コンピュータ関連の異常事態発生によるリスクの回避・軽減に努めております。 (10) 法的規制等の強化 経済安全保障推進法や外国為替令及び輸出貿易管理令等により、輸出管理規制が強化されております。当社グループにおいても、取引先の海外進出等を背景に計測機器類の輸出も増加する傾向にあります。米中貿易摩擦等を背景に、輸出できる製品や相手先が急遽限定されるなど、日本政府による法令も非定期で変更されます。法令違反が発生すれば、貿易業務に支障が生じ、当社グループの業績と財務状況に悪影響を与える可能性があります。 諸外国の輸出管理規則(米国のEAR等)も含めた規制強化に対応するため、貿易管理室の人員の増加とレベルアップを図っております。また、貿易実務に直接従事する社員の教育にも力を入れており、輸出管理規制に速やかに且つ正確に対応できる体制を構築しております。 (11) 有能な人材の確保及び人材育成 当社グループの将来の成長と成功は、ユーザー企業のエンジニアや購買担当者などキーパーソンのニーズに的確に対応できる幅広い商品知識と情報収集力を持った営業担当者の確保・育成に依存する部分が大きく、その確保・育成ができなかった場合、当社グループの業績と財務状況及び将来の成長に影響が及ぶ可能性があります。また、優れた営業ノウハウを持った人材を確保することは、採用コストと人件費を増大させる可能性があり、既存従業員の育成では、研修コストを増大させる可能性があります。加えて、人材の確保や社員のモチベーション向上に向けては賃上げ等の処遇改善も必要であり、これにより人件費が増加する可能性があります。これらのコストの増加に関しては、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、コスト増加の可能性はあるものの、中長期的な企業成長を見据えて、新卒の定期採用に加えて、各部署の人材ニーズに適応した多種多彩な人材の中途採用を積極的に進めており、女性の営業部門への登用も進めております。既存の従業員のスキルアップも重要であり、社員教育の充実を図っております。加えて、賃金制度や勤務体制等、処遇改善・働き方改革に資する取組も積極的に進めて、魅力ある職場づくりに努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,168字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における経営環境に関しては、米国の関税政策による景気減速への警戒感は和らいだものの、中東・イラン情勢を受けた原油高・物価高の進展や金利上昇、人手不足に加えて、世界情勢の悪化に伴う地政学リスクの高まり、中国・欧州の経済停滞等により、先行きの不確実性は依然高い状況が続いております。 当社グループが属する電子計測器、電源機器、環境試験機器等の業界においては、自動化・省力化を企図した設備投資や、成長分野への研究開発投資が底堅く推移しております。こうした中、当社主要ユーザーである自動車業界では、EV・燃料電池等の次世代自動車や、ADAS・自動運転の技術開発等において積極的な投資が続く見通しであります。また、電子・電機業界では、AI、データセンター、高速・大容量通信やGX、防衛関連分野等に係る投資の拡大が期待されております。 当社グループでは、2030年を見据えた成長戦略「INNOVATION2030」の第2期となる中期経営計画「INNOVATION2030 Ver.2.0」に基づき、これまでに構築してきた基盤を礎に更なる進化を図っております。具体的には、電子計測器を主体とするコアビジネスの安定成長に加えて、お客様へのシステム提案力の更なる強化、成長市場への事業領域の拡大、サプライチェーンの変革を捕捉するグローバル展開等を推進しております。また、社員を最大の資産と考える経営方針に基づき、当社の企業理念・成長戦略を支える人材の確保、並びに社員のスキルやモチベーション向上に向けた人的資本投資を積極的に行っている他、システム関連投資も進めております。今後も、パーパス「計測技術で社会に貢献」、ビジョン「テクニカル商社への転身」を掲げた企業理念に基づき、成長戦略遂行による収益力増強と経営基盤強化の両立を目指し、業界のリーディングカンパニーとして企業価値向上を図ってまいります。 このような状況下、個別決算では、売上高は106,324百万円(前年同期比6.0%増)、自動車に関わる設備・研究開発投資や防衛予算増加に伴う関連投資等、成長分野を的確に捕捉することで受注が堅調に推移し、増収となりました。売上総利益率も上昇し、将来に向けて賃上げや人員増強といった人的資本投資を積極的に行ったこと等により販売管理費は増加しましたが、営業利益は3,998百万円(前年同期比164百万円増)、経常利益は4,284百万円(前年同期比8百万円増)となりました。国内子会社では、校正サービスを請負うユウアイ電子株式会社は業績が堅調に推移し、全体としても利益を確保いたしました。海外子会社では、中国は景気減速の影響が残るものの受注強化等により増収増益となりました。その他地域では、タイ・インドネシア・フィリピン等が業績堅調な一方で、米国やインドは苦戦し、全体としては増収減益となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は133,148百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は4,972百万円(前年同期比234百万円増)、経常利益は5,078百万円(前年同期比344百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,651百万円(前年同期比678百万円増)となりました。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,826百万円増加し、78,822百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,084百万円増加し、45,380百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,741百万円増加し、33,441百万円となりました。 セグメントの業績は、セグメント間の内部取引も含めて次のとおりであります。 なお、セグメント利益は営業利益ベースによる金額であります。 (a) 日本 日本では、景気回復が一進一退の状況が続いているものの、当社グループが属する電子計測器、電源機器、環境試験機器等の業界においては、自動化・省力化を企図した設備投資や、成長分野への研究開発投資が底堅く推移しております。当社の主要ユーザーでは、次世代自動車やADAS・自動運転の技術開発、AI、データセンター、高速・大容量通信やGX、防衛関連分野等において積極的な投資が続いております。 その結果、売上高は106,896百万円(前年同期比4.9%増)となり、セグメント利益は6,501百万円(前年同期は6,201百万円)となりました。 (b) 中国 中国では、販売子会社である電計貿易(上海)有限公司及び電計科技発展(上海)有限公司は、景気減速の影響が残るものの、受注強化等により増収増益となりました。一方、受託試験場を運営する電計科技研発(上海)股份有限公司の収益は苦戦いたしました。 その結果、売上高は23,158百万円(前年同期比34.0%増)となり、セグメント利益は466百万円(前年同期は192百万円)となりました。 (c) その他 その他地域では、タイ・インドネシア・フィリピン等の販売子会社は収益が底堅く推移いたしました。一方、前年度好調であった韓国・ベトナムの販売子会社は収益が一服し、米国やインドの販売子会社は収益が苦戦いたしました。 その結果、売上高は8,934百万円(前年同期比13.6%増)となり、セグメント利益は394百万円(前年同期は465百万円)となりました。 (参考) 海外売上高 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 中国   その他   計 Ⅰ 海外売上高(千円)   17,695,282   8,182,769   25,878,052 Ⅱ 連結売上高(千円)   -   -   121,235,333 Ⅲ 連結売上高に占める海外売上高の割合(%)   14.6   6.7   21.3 (注) 1 海外売上高における国又は地域は、販売先(市場)を基準としているため、当社及び連結子会社の日本以外の国又は地域における売上高であります。 2 「その他」の区分に属する主な国又は地域 その他・・・タイ、シンガポール、ベトナム、マレーシア、韓国、台湾、インドネシア、フィリピン、 インド、アメリカ、ドイツ 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 中国   その他   計 Ⅰ 海外売上高(千円)   23,604,261   9,650,376   33,254,638 Ⅱ 連結売上高(千円)   -   -   133,148,547 Ⅲ 連結売上高に占める海外売上高の割合(%)   17.7   7.3   25.0 (注) 1 海外売上高における国又は地域は、販売先(市場)を基準としているため、当社及び連結子会社の日本以外の国又は地域における売上高であります。 2 「その他」の区分に属する主な国又は地域 その他・・・タイ、シンガポール、ベトナム、マレーシア、韓国、台湾、インドネシア、フィリピン、 インド、アメリカ、ドイツ ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて2,051百万円減少し、7,849百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは3,621百万円の支出(前年同期は251百万円の収入)となりました。これは主として、棚卸資産の減少額826百万円を、売上債権の増加額4,326百万円が上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは119百万円の支出(前年同期は309百万円の収入)となりました。これは主として、投資有価証券の売却による収入117百万円を、有形固定資産の取得による支出226百万円が上回ったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは1,588百万円の収入(前年同期は1,508百万円の収入)となりました。これは主として、配当金の支払額1,019百万円を、短期借入金の増加額2,918百万円が上回ったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a) 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 日本   92,360,005   4.2 中国   20,877,474   41.3 その他   6,413,654   8.3 合計   119,651,134   9.5 (注) 金額は、仕入価格によっており、セグメント間の取引については消去前の数値によっております。 (b) 受注実績 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 受注高(千円)   前年同期比 (%)   受注残高(千円)   前年同期比 (%) 合計   144,698,996   16.7   44,885,410   34.6 (注) 金額は、販売価格によっております。 (c) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 日本   102,020,514   5.7 中国   22,448,928   32.3 その他   8,679,105   11.9 合計   133,148,547   9.8 (注) 金額は、販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて4,826百万円増加し、78,822百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べて4,866百万円増加し、70,367百万円となりました。受取手形及び売掛金が4,509百万円増加したこと等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて39百万円減少し、8,454百万円となりました。有形固定資産が合計で44百万円減少したこと等によるものであります。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,741百万円増加し、41,886百万円となりました。支払手形及び買掛金が1,110百万円減少いたしましたが、短期借入金が2,733百万円増加したこと等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて343百万円増加し、3,494百万円となりました。長期借入金が186百万円、繰延税金負債が125百万円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べて2,741百万円増加し、33,441百万円となりました。利益剰余金が配当金の支払により1,020百万円減少いたしましたが、親会社株主に帰属する当期純利益が3,651百万円計上したことにより、利益剰余金が2,630百万円増加したこと等によるものであります。 (b) 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は133,148百万円となり、前連結会計年度に比べ11,913百万円増加(前連結会計年度比9.8%増)となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益では、売上高の増加や受注が堅調に推移したこともあり、18,469百万円となりました。前連結会計年度に比べ1,534百万円増加(前連結会計年度比9.1%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は13,497百万円となり、前連結会計年度に比べて1,300百万円増加(前連結会計年度比10.7%増)となりました。 この結果、営業利益は4,972百万円(前連結会計年度比4.9%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、422百万円(前連結会計年度は、262百万円)となりました。主な要因は、為替差益等によるものであります。営業外費用は、315百万円(前連結会計年度は、265百万円)となりました。主な要因は、支払利息等によるものであります。 この結果、経常利益は5,078百万円(前連結会計年度比7.3%増)となりました。 (特別利益、特別損失、税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、84百万円(前連結会計年度は、227百万円)となりました。主な要因は、投資有価証券売却益等によるものであります。特別損失は、48百万円(前連結会計年度は、220百万円)となりました。主な要因は、減損損失等によるものであります。 この結果、税金等調整前当期純利益は、5,114百万円(前連結会計年度比7.9%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 以上の結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益から法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額を差引いた当期純利益は、3,545百万円(前連結会計年度比18.0%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、3,651百万円(前連結会計年度比22.8%増)となりました。 (c) キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (d) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要は、営業費用である債権及び債務に対するものが主なものとなっており、これらの資金需要については、自己資金、金融機関からの借入金により資金を調達しております。 資金の流動性については、現金及び現金同等物に加え、取引銀行との間で当座貸越契約を締結しており、事業活動のために必要な資金の確保と流動性を維持しております。 (e) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の達成状況 当社は、株価・PBR(株価純資産倍率)や資本収益性を意識した経営の実践を通じて、中長期的な企業価値の向上を目指しております。PBRの改善や資本効率経営の実現に向けて、ROE(自己資本当期純利益率)を経営上の重要指標と位置付けております。中期経営計画においてもROE10%以上の安定的な確保を目標に掲げて、収益性の向上、資本の効率化、積極的な株主還元等により、その向上に取り組んでおります。 ROEを向上させる手段としては、①売上総利益率の向上、②総資産回転率の向上、③財務レバレッジの向上が考えられます。 ① 売上総利益率の向上 当連結会計年度の売上総利益率は13.87%となり、前期13.97%からは小幅ながら低下しましたが、引き続き高水準を確保しております。多様な製品と技術を最適に組み合わせて提供することや、現場に根差した提案と迅速な対応によりお客様の課題解決を支えることで、付加価値の向上に取り組んでおります。 ② 総資産回転率の向上 当連結会計年度では、成長市場への積極的な取り組み等を進めてきた結果、売上高は133,148百万円、前年同期比9.8%の増加となりました。事業規模の拡大に伴い総資産も増加しましたが、総資産回転率はほぼ前期比同水準となりました。 ③ 財務レバレッジ(自己資本比率の逆数)の向上 財務レバレッジを向上させるための手段としては、負債を増加させることや株主への配当を増加させることが考えられます。 当連結会計年度では、配当は、中間43円、期末54円、年間配当97円、前期比10円の増配となる見込みであります。業績が堅調に推移していること等を踏まえて、期末配当を期初時点の予想47円から7円増配する等、引き続き積極的に株主還元を実施しております。 以上の結果、当連結会計年度のROEは11.7%と、前期10.4%から改善し、中期経営計画で掲げる目標10%以上も上回りました。今後も、ROE10%以上の安定的、持続的な確保を目指してまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。