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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

NECキャピタルソリューション

NEC Capital Solutions Limited8793 · Prime · その他金融業

官公庁から中小企業まで幅広い顧客にリース・割賦・融資を提供する総合ファイナンス企業。NECグループの金融機能を担う。

概要

NECキャピタルソリューション株式会社は、NECグループの金融サービス会社である。1978年に日本電気リースとして創業し、情報通信機器を中心としたリース・レンタル・割賦販売を主力とする。2026年3月期の連結売上高は3062億円、純利益92億円。東証プライム市場に上場(2005年)。官公庁から中小企業まで幅広い顧客を持ち、ファイナンス、投資、不動産、再生可能エネルギー等多角化している。2024年にはSBI新生銀行グループとの資本関係を強化した。

リースを核に4つの事業セグメント

当社グループはリース事業、ファイナンス事業、インベストメント事業、その他の事業の4セグメントで構成される。リース事業は情報通信機器、事務用機器、産業設備等のリース・レンタル・割賦販売を提供し、グループ売上高の約79%を占める(2026年3月期)。ファイナンス事業は企業向け貸付やファクタリング、有価証券投資を手掛ける。インベストメント事業はベンチャー企業向け投資やリサ・パートナーズによるアセット・不動産・アドバイザリー業務を行う。その他の事業には賃貸レジデンス、再生可能エネルギー発電、PFI・PPP、観光事業などが含まれる。

官公庁から中小企業まで幅広い顧客層

顧客は官公庁・自治体、大企業から中小企業まで多岐にわたる。リース事業では「GIGAスクール構想第2期」におけるICT機器案件や官公庁向け大型案件を獲得しており、2026年3月期のリース契約実行高は前期比22.6%増加した。ファイナンス事業では法人顧客の設備資金・運転資金ニーズに対応する。また、子会社キャピテック&リブートテクノロジーサービスを通じてリース機器の保守サービスも提供し、顧客の業務継続を支援する。

国内外に広がるグループ体制

当社グループは連結子会社80社、持分法適用関連会社42社で構成される。国内ではNECグループの一員として営業網を展開するほか、海外ではシンガポール(2012年)とマレーシア(2013年)に現地法人を設立。2020年には米国のNEC Financial Services, LLCを連結子会社化した。さらに2024年にはSBI新生銀行の持分法適用関連会社となり、2026年には株式会社キーストーンを連結子会社化し、グループ体制を強化している。

「次世代循環型社会」を掲げる経営方針

2023年4月、グループビジョン「次世代循環型社会をリードするSolution Company」を策定。リース事業を通じて環境配慮型製品の導入や3R処理による資源循環を推進してきた実績を基に、2030年をゴールとするビジョンを掲げる。中期計画2028では、公共・ICTインフラ事業、コーポレートファイナンス事業、不動産・エネルギー事業、グローバル事業、インベストメント事業の5つの事業軸を明確化し、SBI新生銀行グループやNECグループとの連携強化を進めている。

業界の中での役割はファイナンスサービスプロバイダー(リース・割賦・融資・投資)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,062億円
営業利益
106億円
営業利益率
3.5%
純利益
92億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
リース事業2,416億円78.9%62億円2.6%
その他の事業315億円10.3%24億円7.6%
インベストメント事業243億円7.9%24億円9.9%
ファイナンス事業87億円2.8%19億円21.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01リース事業主力

情報通信機器、事務用機器、各種設備機器等のリース・レンタル・割賦販売を提供。リース関連の物品売買、中途解約に伴う物件売却、リース機器の保守サービス等を含む。

主な製品・サービス2
リース・レンタル・割賦販売
情報通信機器、事務用機器、産業設備等のリース・レンタル・割賦販売サービス。顧客の設備投資ニーズに応じたファイナンスを提供。
リース機器の保守サービス
リース物件の保守・メンテナンスサービス。物件の良好な状態維持と顧客の業務継続を支援。

02ファイナンス事業主力

金銭の貸付、ファクタリング、配当収益目的の有価証券投資等のファイナンスサービスを提供。企業向け融資や売掛金買取など、資金調達手段の多様化に対応。

主な製品・サービス3
金銭貸付
企業向け貸付金。設備資金や運転資金など、顧客の資金ニーズに応じた融資を実行。
ファクタリング
売掛債権の買取サービス。企業のキャッシュフロー改善を支援。
有価証券投資
配当収益を目的とした有価証券への投資。ポートフォリオ運用により安定的な収益を獲得。

03インベストメント事業準主力

有価証券の売却益獲得を目的としたベンチャー企業向け投資、及び連結子会社リサ・パートナーズによるアセット・不動産・アドバイザリービジネスを展開。

主な製品・サービス2
ベンチャー投資
成長期待の高い未上場企業への投資。IPO等でのキャピタルゲイン獲得を目指す。
アセット・不動産・アドバイザリー
リサ・パートナーズが行う、アセット運用、不動産取引、M&Aアドバイザリー等のサービス。

04その他の事業副次

賃貸レジデンス・ヘルスケアウェアハウジング事業、再生可能エネルギー発電・売電事業、PFI・PPP事業、観光事業等を展開。多様な社会インフラ分野への投資・運営を行う。

主な製品・サービス4
賃貸レジデンス・ヘルスケアウェアハウジング
賃貸住宅や高齢者向け施設等の開発・運営。安定的な賃貸収入を確保。
再生可能エネルギー発電・売電
太陽光発電等の再エネ発電事業。発電した電力を売電し、長期安定収益を獲得。
PFI・PPP事業
公共施設等の整備・運営事業。官民連携によるインフラプロジェクトに参画。
観光事業
宿泊施設等の運営。観光需要を取り込み、地域活性化に貢献。

製品と技術

情報通信機器を中心としたリース・レンタル・割賦販売

リース事業の核となる製品・サービスは、情報通信機器、事務用機器、産業設備等のリース・レンタル・割賦販売である。顧客の設備投資ニーズに応じ、NECグループの製品に限らず多様な機器を取り扱う。特に官公庁向けではGIGAスクール構想関連のICT機器リースが伸びており、2026年3月期のリース契約実行高は前期比22.6%増加した。また、リース物件の保守サービスも提供し、機器の状態維持と顧客の業務継続を支援する。

企業向け貸付とファクタリングによる資金調達支援

ファイナンス事業では、金銭貸付とファクタリングを主力とする。企業向け貸付は設備資金・運転資金など多様なニーズに対応し、ファクタリングは売掛債権の買取によりキャッシュフロー改善を支援する。2026年3月期のファイナンス事業売上高は87億円で前期比14.4%増加したが、貸倒引当金の増加により営業利益は減少した。また、配当収益目的の有価証券投資も行い、ポートフォリオ運用による安定的収益を確保している。

ベンチャー投資とリサ・パートナーズのアセットアドバイザリー

インベストメント事業は、未上場企業へのベンチャー投資と、子会社リサ・パートナーズによるアセット・不動産・アドバイザリービジネスから成る。ベンチャー投資はIPO等でのキャピタルゲイン獲得を目的とし、リサ・パートナーズはM&Aアドバイザリーや不動産取引を提供する。2026年3月期の同事業売上高は243億円と前期比76.4%増加し、大型販売用不動産や営業投資有価証券の売却が寄与した。

再生可能エネルギー発電とPFI・PPP事業

その他の事業では、再生可能エネルギー発電・売電事業とPFI・PPP事業を展開する。太陽光発電設備を保有し、発電した電力を売電して長期安定収益を得る。PFI・PPPでは公共施設等の整備・運営に官民連携で参画する。2026年3月期の同事業売上高は315億円で前期比621.2%増加し、販売用不動産や太陽光発電設備の売却益が主因となった。また、賃貸レジデンスやヘルスケアウェアハウジング、観光事業も手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

大手通信系リースで売上高シェア拡大、収益率改善途上

同社はNECグループの金融子会社で、リース・割賦事業を展開する。売上高は2026年3月期に3062億円と前期比約20%増と拡大し、同業他社であるMFSやウェッジホールディングスと比較しても規模が大きい。ただ営業利益率は3.46%と低く、収益性に課題がある。グループ内での基盤を活かし、売上高で上位に位置する一方、NECグループ依存からの脱却と、収益率の改善が求められる。金融業界全体では金利動向や貸倒リスクの影響を受ける。

強み

  • 売上高3000億円超と同業他社を圧倒し、スケールメリットを享受している。
  • NECグループの強固な顧客基盤と信用力を活用し、安定的な収益源を有する。
  • 2026年3月期に売上高が20%増と拡大し、市場シェア向上が期待される。
  • リース・割賦に加え、法人金融など多様なサービスを提供している。

課題

  • 営業利益率が3%台と低く、コスト構造の改善が急務となっている。
  • NECグループ関連の取引が多く、独立性や事業拡大に制約がある。
  • 金利上昇局面では資金調達コストが増加し、利益を圧迫するリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がNECキャピタルソリューション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18595ジャフコ グループ1,247億円18.6倍
28541愛媛銀行1,210億円16.6倍
38707岩井コスモホールディングス1,137億円10.2倍
48739スパークス・グループ1,076億円16.1倍
54819デジタルガレージ999億円76.0倍
68793NECキャピタルソリューション900億円9.8倍
74765SBIグローバルアセットマネジメント888億円22.7倍
88613丸三証券863億円17.0倍
98771イー・ギャランティ778億円22.3倍
108708アイザワ証券グループ698億円20.0倍
119619イチネンホールディングス641億円8.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

日本電気リースとして創業した1978年

1978年11月、日本サテライトテレコミュニケーションズ株式会社を日本電気リース株式会社と商号変更し、同年12月に本社を東京都港区芝に置いて営業を開始した。情報処理機器と通信機器のリース事業を主業とし、NECグループの金融部門としてスタートした。翌年には関西支店を開設し、1980年には福岡営業所(現九州支店)を開設、その後主要都市に拠点を広げた。

ファクタリング参入と資金調達多様化(1983-1998年)

1983年4月、ファクタリング事業を開始し、事業の幅を広げた。1997年4月には資産担保証券(ABS)を発行し、資金調達手段の多様化に乗り出した。1998年4月、株式の額面金額変更を目的として日電海外エンジニアリング株式会社と合併。旧日電海外エンジニアリングが旧日本電気リースを吸収合併し、同日商号を変更した。

上場と商号変更を経た成長期(1999-2008年)

1999年12月に環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得。2002年2月に「エヌイーシーリース株式会社」、2004年6月に「NECリース株式会社」へ商号変更。2005年2月に東京証券取引所市場第二部に上場、2006年3月には市場第一部へ指定替えとなり、同時に情報セキュリティマネジメントシステムISO27001を取得した。2008年11月、現社名「NECキャピタルソリューション株式会社」に変更した。

子会社設立と新事業への展開(2007-2012年)

2007年10月にNLアセットサービス株式会社(現キャピテック&リブートテクノロジーサービス)を設立。2008年4月にはリブートテクノロジーサービス株式会社を設立。2010年12月、株式会社リサ・パートナーズの株式を取得し連結子会社化し、アセット・不動産・アドバイザリービジネスに参入。2011年2月には貸付業務に関する法律に基づく特定金融会社等の登録を行った。2012年4月、NLアセットサービスをキャピテック株式会社に商号変更。

海外拠点の拡充と米国子会社化(2012-2020年)

2012年12月にシンガポール、2013年12月にマレーシアに現地法人を設立し、アジア市場に進出。2013年11月には本社を東京都港区港南に移転した。2015年10月、リブートテクノロジーサービスがキャピテックを吸収合併し、キャピテック&リブートテクノロジーサービス株式会社に商号変更。2020年11月、米国のNEC Financial Services, LLCの全持分を取得し連結子会社化し、グローバル事業を強化した。

SBI新生銀行グループとの連携と新たな買収(2022-2026年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2024年7月、NCSアールイーキャピタル株式会社を設立。2024年10月、株式会社SBI新生銀行の持分法適用関連会社に移行し、資本関係を強化。2026年1月には株式会社キーストーンの株式を取得し連結子会社化し、事業ポートフォリオを拡大した。財務面では、2026年3月期に過去最高の親会社株主帰属純利益92億円を達成した。

年表27件を開く

1970年代

  • 1978年11月商号変更日本サテライトテレコミュニケーションズ株式会社を日本電気リース株式会社と商号変更し、同年12月本社を東京都港区芝五丁目37番8号、営業所(現関西支店)を大阪に置き、情報処理機器、通信機器を中心にリース事業の営業を開始

1980年代

  • 1980年11月福岡営業所(現九州支店)を開設 その後主要都市に支店、営業所等を開設
  • 1983年4月ファクタリング事業の営業開始

1990年代

  • 1997年4月資産担保証券(ABS)を発行し、資金調達多様化の開始
  • 1998年4月M&A株式の額面金額変更のため、日電海外エンジニアリング株式会社と合併 旧日電海外エンジニアリング株式会社が、旧日本電気リース株式会社を吸収合併し、同日商号を変更
  • 1999年12月環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得

2000年代

  • 2002年2月「エヌイーシーリース株式会社」に商号を変更
  • 2004年6月「NECリース株式会社」に商号を変更
  • 2005年2月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2006年3月上場東京証券取引所市場第一部に上場 情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証を取得
  • 2007年10月NLアセットサービス株式会社(現連結子会社、現キャピテック&リブートテクノロジーサービス株式会社)を設立
  • 2008年4月リブートテクノロジーサービス株式会社(現連結子会社、現キャピテック&リブートテクノロジーサービス株式会社)を設立
  • 2008年11月「NECキャピタルソリューション株式会社」に商号を変更

2010年代

  • 2010年12月M&A株式会社リサ・パートナーズの株式を取得し、同社を連結子会社化
  • 2011年2月「金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律」に基づく特定金融会社等の登録
  • 2012年4月「NLアセットサービス株式会社」を「キャピテック株式会社」(現キャピテック&リブートテクノロジーサービス株式会社)に商号を変更
  • 2012年12月シンガポールに現地法人NEC Capital Solutions Singapore Pte.Limited(現連結子会社)を設立
  • 2013年11月本社を東京都港区港南に移転
  • 2013年12月マレーシアに現地法人NEC Capital Solutions Malaysia Sdn. Bhd.(現連結子会社)を設立
  • 2015年10月M&A「リブートテクノロジーサービス株式会社」が「キャピテック株式会社」を吸収合併し、「キャピテック&リブートテクノロジーサービス株式会社」(現連結子会社)に商号を変更
  • 2018年9月品質マネジメントシステム「ISO9001」の認証を取得(現東日本官公社会システム営業本部、現西日本官公社会システム営業本部)

2020年代

  • 2020年4月プライバシーマークを取得
  • 2020年11月M&A米国のNEC Financial Services, LLCの全持分を取得し、同社を連結子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年7月NCSアールイーキャピタル株式会社(現連結子会社)を設立
  • 2024年10月株式会社SBI新生銀行の持分法適用関連会社に移行
  • 2026年1月M&A株式会社キーストーンの株式を取得し、同社を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    次世代循環型社会の実現

    グループビジョン2030「次世代循環型社会をリードするSolution Company」の下、資源循環や地域・企業成長の循環を促すサービスを提供し、環境と成長の好循環を目指す。

  2. 02

    中期計画2028の推進

    2026~2028年度を成長基盤構築期間と位置付け、収益基盤拡大、グループシナジー創出、循環型サービス発展、ブランド構築、人材投資、DX推進の6つの基本方針を掲げる。

  3. 03

    セグメント別成長戦略

    事業セグメントを商品軸から事業軸へ再編。公共・ICTインフラ、コーポレートファイナンス、不動産・エネルギー、グローバル、インベストメントの各事業で、独自サービスの進化や資産拡大を図る。

  4. 04

    サステナビリティ経営の深化

    脱炭素・資源循環、地域活性、人材投資、DXなど7つのマテリアリティに取り組み、非財務目標と連動させた経営を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で924人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は833万円で、9期前と比べて+6.5%平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は14.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月725
2018年3月755
2019年3月78241.713.3767
2020年3月79141.713.1784
2021年3月75242.013.2811
2022年3月70141.712.8812
2023年3月77043.113.4866
2024年3月76143.513.8880
2025年3月78143.814.4860907
2026年3月83344.314.69241,147

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社31(国内 25 / 海外 6、うち連結子会社 24) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    NCSアールイーキャピタル株式会社(注)2、6
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キャピテック&リブートテクノロジーサービス株式会社
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    匿名組合広野東町住宅(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
  • 国内
    株式会社リサ・パートナーズ
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    リサ企業再生債権回収株式会社(注)2、4
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社リサ投資顧問(注)4
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド4号投資事業有限責任組合(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
  • 国内
    広島リサ地域活性化ファンド投資事業有限責任組合(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
  • 海外
    RISA Vertex Venture Fund LP (注)2
    Singapore · 連結子会社
  • 国内
    リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド5号投資事業有限責任組合(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
  • 国内
    匿名組合Rレジデンス1号(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
  • 国内
    リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド6号投資事業有限責任組合(注)2
    東京都 港区 · 連結子会社
残りのグループ会社19社を開く
  • リサRT債権回収株式会社(注)2、4、7東京都 港区100%
  • 帯広事業承継ファンド1号投資事業有限責任組合(注)2東京都 港区
  • 株式会社R-ファンド9号(注)2、4東京都 港区100%
  • イノベーティブ・ベンチャー投資事業有限責任組合(注)2東京都 港区
  • 価値共創ベンチャー有限責任事業組合(注)2東京都 港区
  • 価値共創ベンチャー2号有限責任事業組合(注)2東京都 港区
  • NVC1号有限責任事業組合(注)2東京都 港区
  • シリウス・ソーラー・ジャパン17合同会社東京都 港区
  • Mega Solar1414-L合同会社(注)2東京都 港区
  • 匿名組合低圧セカンダリー太陽光(注)2東京都 港区
  • 株式会社キーストーン(注)8東京都 港区100%
  • NEC Capital Solutions Singapore Pte. Limited (注)2Singapore100%
  • NEC Capital Solutions Malaysia Sdn. Bhd. (注)2Kuala Lumpur, Malaysia100%
  • NEC Capital Solutions America, Inc. (注)2New Jersey, U.S.A.100%
  • NEC Financial Services, LLC (注)2、4New Jersey, U.S.A.100%
  • NEC Capital Solutions(Thailand) Ltd. (注)4、5Bangkok, Thailand100%
  • エナジーアンドパートナーズ株式会社(注)4東京都 中央区39%
  • 株式会社ホロニック兵庫県 神戸市16%
  • 株式会社SBI新生銀行(注)3東京都 中央区43%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • SGNEC Capital Solutions Singapore Pte. Limited

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    政府認証基盤のシステム更改のための機器等の借入
    総務省 · 2016-05-18
    19.7億円
  • 調達
    顔照合システムのハードウェア等賃貸借・保守一式
    外務省 · 2022-10-19
    6.3億円
  • 調達
    パーソナルコンピュータ賃貸借及び保守(21-02)
    国土交通省 · 2020-07-28
    2.6億円
  • 調達
    パーソナルコンピュータ賃貸借及び保守(24-02)
    国土交通省 · 2023-08-02
    2.4億円
  • 調達
    令和5-9年度 統合管理システム機器賃貸借(保守等含む)
    国土交通省 · 2023-04-03
    2.1億円
  • 調達
    パーソナルコンピュータ賃貸借及び保守(20-02)
    国土交通省 · 2019-10-15
    2億円
  • 調達
    サーバ賃貸借及び保守(24-03)
    国土交通省 · 2023-11-22
    1.9億円
  • 調達
    パーソナルコンピュータ賃貸借及び保守(18-02)
    国土交通省 · 2017-11-28
    1.6億円
  • 調達
    サーバ賃貸借及び保守(19-12)
    国土交通省 · 2019-10-15
    1.4億円
  • 調達
    パーソナルコンピュータ賃貸借及び保守(19-02)
    国土交通省 · 2018-09-07
    1.2億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,062億円営業利益106億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.1%、利益が+35.9%。

売上高
+20.1%
3,062億円
営業利益
+35.9%
106億円
純利益
+39.4%
92億円
営業利益率
3.5%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,100億円3,062億円
営業利益165億円106億円
純利益100億円92億円
1株あたり配当¥150¥150

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は747億円、営業利益は37億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+23.5%、営業利益は+48.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6197
2024年1Q605254.114
2024年2Q635121.95
2024年3Q636365.716
2024年4Q68335
2025年2Q1,237473.834
2025年4Q1,312312.432
2026年2Q1,335473.545
2026年4Q1,727593.447
2027年1Q747375.023

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は2,292億円から3,062億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.5%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
マレーシアに現地法人NEC Capital Solutions Malaysia Sdn. Bhd.(現連結子会社)を設立
2013年3月2,2929443
2014年3月2,28316550
「リブートテクノロジーサービス株式会社」が「キャピテック株式会社」を吸収合併し、「キャピテック&リブートテクノロジーサービス株式会社」(現連結子会社)に商号を変更
2015年3月2,1394728
2016年3月2,0266033
2017年3月2,1576535
2018年3月2,31413560
2019年3月2,0418964
米国のNEC Financial Services, LLCの全持分を取得し、同社を連結子会社化
2020年3月2,2079151
2021年3月2,2136141
2022年3月2,49911469
2023年3月2,58112464
NCSアールイーキャピタル株式会社(現連結子会社)を設立
2024年3月2,55911870
2025年3月2,54978943.166
株式会社キーストーンの株式を取得し、同社を連結子会社化
2026年3月3,0621061143.592

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益3,062億円のうち、営業利益として残るのは106億円3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は92億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.0%2,696億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.5%260億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%106億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.4pt
3.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.8pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−661億円、投資CFが−295億円で、差し引きのフリーCFは−956億円期末の手元現金は689億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月42658−536352
2014年3月4373−427367
2015年3月−88625925432
2016年3月−180−127185306
2017年3月−59−91288438
2018年3月−316−129362351
2019年3月57−1−200207
2020年3月−699−35956430
2021年3月−288−67310388
2022年3月468−5−469375
2023年3月0−9679356
2024年3月−213−83493537
2025年3月−340−1501,0561,101
2026年3月−661−295555689

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,536億円で、自己資本比率は9.7%(業種中央値24.7%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月0.737960.659.2
2014年3月0.707850.6210.2
2015年3月0.811,0590.709.2
2016年3月0.831,0100.739.2
2017年3月0.861,0880.759.2
2018年3月0.911,1100.809.3
2019年3月0.901,0600.799.9
2020年3月1.001,0520.899.3
2021年3月1.061,1390.949.0
2022年3月1.031,2170.9110.0
2023年3月1.061,2880.9310.4
2024年3月1.121,3680.9810.4
2025年3月1.221,4241.089.9
2026年3月1.341,5361.199.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
689億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,107億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1.2兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
13
/ 100
安定性自己資本比率6 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業収益成長率39社中8位あたり、逆に低いのは自己資本比率39社中33位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
9.7%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率上位前期からの売上の伸び
20.1%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,175で、1年前と比べて+11.3%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥4,175-1.3%1ヶ月+3.9%1年+11.3%時価総額900億円
過去52週の値幅
安値¥3,770高値¥4,385

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.8倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR0.69倍
配当利回り3.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は4000円台で推移し、8月に入って調整。直近は4070円で、25日線4096.4円を下回る。1か月では1.2%下落、1年では6.8%上昇。75日線4062.67円や200日線4015.38円は上回っており、中長期トレンドは維持。RSIは55.05と中立。52週高値4385円、安値3770円のレンジ中位。出来高は8月3日に39800株と増加したが、その後は減少。目立った材料はなく、レンジ相場が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERが9.55倍と業界平均の17.25倍を大きく下回り、PBRも0.6682倍で平均の1.79倍を大幅に下回る。配当利回りは3.69%と平均の3.24%を上回り、ROEは7.3%と低めだが、業界特性を考慮すると妥当。配当性向が89.3%と高く、今後の増配余地は限定的。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.8倍17.4倍
PER (予想)9.0倍
PBR0.69倍1.81倍
ROE7.3%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、NECグループの成長戦略と連動して金融事業が拡大するかどうか。強気派は、売上高の大幅増加(2026年3月期3062億円)やインフラ分野の新規需要に注目する。弱気派は、グループ内取引への依存度や、競争激化による収益性低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 大幅増収

    2026年3月期の売上高は3062億円と前期比20%増の見込み。

  • グループ連携

    NECグループの需要を安定的に取り込む。

  • 新分野開拓

    再生可能エネルギー関連のリース需要が拡大。

  • 2026年3月期は営業利益106億円と36%増通年影響

    営業利益は前期78億円から106億円へ28億円増加する

  • 売上高3062億円と前期比20%増通年影響

    売上高は2549億円から3062億円へ513億円増加する

  • 純利益92億円と前期比39%増益通年影響

    純利益は前期66億円から92億円へ26億円増加する

  • 予想PER8.8倍と実績9.6倍から低下通年影響

    予想PER8.8倍は実績PER9.6倍を0.8ポイント下回る

マイナスに働く材料7
  • グループ依存

    収益の多くがNECグループ内取引に依存し、外部開拓が進まない。

  • 低収益性

    営業利益率は3%台で、収益性は低い。

  • 競争激化

    リース業界の競争激化で利ざやが縮小。

  • 営業利益率3.46%と低採算のまま通年影響

    営業利益率は前期3.06%から3.46%へ改善も、依然低水準

  • 2025年3月期は純利益が前期比6%減決算発表後影響

    純利益は2024年3月期70億円から2025年3月期66億円へ4億円減少した

  • PBR0.67倍と純資産を下回る継続影響

    PBR0.67倍はROE7.3%に対して市場評価が低い

  • 外国所有比率4.03%と低く需給が細い継続影響

    外国法人所有比率は4.03%で、機関投資家の資金が入りにくい

次の決算で確かめる点
グループ外売上比率
外部顧客の開拓状況を示す。
営業利益率
収益性の改善度を確認する。
契約残高
今後の売上高の先行指標となる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり150で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.59%。

年間配当
¥150
1株あたり
配当利回り
3.59%
いまの株価に対して
配当性向
89.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4432.2
2018年3月5013.623.8
2019年3月5510.035.3
2020年3月609.140.4
2021年3月600.038.4
2022年3月7423.327.0
2023年3月11048.636.1
2024年3月13018.248.0
2025年3月15015.468.3
2026年3月1500.089.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥150

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ27,916人。区分でいちばん多いのは金融機関50.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が70.2%を占め、残る29.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関9.58.46.68.342.150.1
個人・その他20.822.423.623.824.125.3
事業法人62.963.163.163.229.720.0
外国法人5.74.85.23.83.54.0
証券会社1.01.31.40.90.50.5
外国人個人0.10.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社SBI新生銀行43.47
02日本電気株式会社11.81
03三井住友ファイナンス&リース株式会社7.82
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(投資信託組入株数分および年金信託組入分を除く)3.22
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(投資信託組入株数分)1.61
06株式会社日本カストディ銀行(投資信託組入株数分)0.88
07DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.76
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.51
09株式会社日本カストディ銀行(投資信託組入株数分および年金信託組入分を除く)0.50
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+113%、1株純資産は14期で+93%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2003,1406.511.816.2
2014年3月2333,3237.29.328.6
2015年3月1313,4543.914.626.1
2016年3月1553,5304.410.230.0
2017年3月1633,6764.510.532.2
2018年3月2793,9277.37.423.8
2019年3月2974,1327.45.735.3
2020年3月2384,3065.67.740.4
2021年3月1914,4384.410.638.4
2022年3月3224,7947.06.427.0
2023年3月2985,0866.08.536.1
2024年3月3275,3756.211.748.0
2025年3月3075,6185.612.368.3
2026年3月4266,0497.39.589.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額199百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
菅沼正明代表取締役社長6312,072
平野昇一代表取締役 執行役員副社長622,192
新井貴取締役 執行役員常務636,401
塚田雄一取締役 執行役員常務594,889
名和高司取締役69
萩原貴子取締役65
山神麻子取締役56
牧角司取締役64
對間康二郎取締役62
小泉吉之常勤監査役642,700
清谷清弘常勤監査役71
伊東敏之監査役56
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
赤塚大監査役51
瀬木達明取締役65
的場美友紀取締役53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)584421714429
社外取締役840405
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容505字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、連結子会社80社、持分法適用関連会社42社で構成され、官公庁・自治体や大企業から中小企業までの幅広い顧客層に対してリース・割賦・企業融資等のファイナンスサービスを提供しております。 当社グループの主な事業領域は、リース事業、ファイナンス事業、インベストメント事業及びその他の事業の4事業に分類されます。 (1) リース事業 情報通信機器、事務用機器及びその他各種設備機器等のリース・レンタル・割賦販売 リースに関連する物品売買、満了・中途解約に伴う物件売却及びリース機器の保守サービス等 (2) ファイナンス事業 金銭の貸付、ファクタリング及び配当収益の収受を目的とする有価証券投資等 (3) インベストメント事業 有価証券の売却益の収受を目的とするベンチャー企業向け投資等 株式会社リサ・パートナーズが行っているアセット、不動産及びアドバイザリーの各ビジネス (4) その他の事業 賃貸レジデンス・ヘルスケアウェアハウジング事業、再生可能エネルギー発電・売電事業、PFI・PPP事業、 観光事業及びその他各種サービス等 事業系統図については、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,665字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは2023年4月、当社経営の基本方針として、新たなグループビジョン「次世代循環型社会をリードするSolution Company」を策定いたしました。これまで掲げてきたCSV経営(Creating Shared Value=共通価値の創造)は継続しながら、気候変動対応をはじめとする社会課題の多様化、デジタル技術(IoT、AI、ロボット)等の先端技術の発展、それらによる将来の産業や社会生活の大きな変化に対応するべく、CSV経営と親和性の高いSDGsに同期する2030年を新たなグループビジョンのゴールとしました。 これまで私たちはリース事業を通して、環境に配慮した製品の導入、高度な3R処理による資源循環により循環型社会の実現に向けた取り組みを推進してきました。一方で、2030年以降を見据えた「次世代循環型社会」は、資源効率の向上による環境負荷の低減のみならず、資源を循環利用し続ける世界、そこから発展し、新たな付加価値を生み出し続ける循環型の経済社会となることを想定しています。 この想定する社会において、当社グループはキャピタルソリューションの革新により、モノの循環利用に繋がるサービス、地域経済・社会の好循環に繋がるサービス、企業成長の好循環に繋がるサービスを提供し、環境と成長の好循環を実現すると共に、多様化するお客様と社会の課題解決を通して、「次世代循環型社会」の実現を目指してまいります。 また、新たなグループビジョンに含まれる「Solution Company」の「Company」には、一般的な「会社」という意味に加え、「価値観を共有する集団(仲間)」という意味も含めています。社会課題解決に向けた付加価値の提供による収益力の向上と共に、このグループビジョンには価値観を共有する従業員が誇りに思える会社作り(エンゲージメントの向上)に向けた思いを込めたものとなっています。 なお、グループビジョンの策定にあわせて再特定した当社グループのマテリアリティについて、大株主の異動を含めた当社グループの立ち位置の変化、及び国内外の事業環境の変化を踏まえ、新たに、「地域社会・経済の活性化」「ビジネスプロセスの変革」を追加いたしました。 ・ 脱炭素社会・循環型経済の推進 ・ 社会・ICTインフラ整備の推進 ・ 地域社会・経済の活性化 ・ 新たなサービスや事業の創出 ・ 人的資本への投資 ・ ビジネスプロセスの変革 ・ 企業価値向上を支えるコーポレートガバナンスの追求 (2) 中長期的な会社の経営戦略 グループビジョン2030「次世代循環型社会をリードするSolution Company」には以下に記載の3つの段階があり、その第二段階の実現を目指す計画として「中期計画2028」を策定しております。 第一段階 当社らしい循環型サービスを創出 第二段階 当社らしい循環型サービスを発展 第三段階 当社らしい循環型サービスの収益確立 ① 「中期計画2028」の概要 2026年度から2028年度までの3か年を対象とし、成長基盤を構築する期間と位置付けています。 「中期計画2028」では、サステナビリティ経営を深化させるとともに、以下の6つを基本方針としています。 ・持続的な成長に向けた収益基盤の拡大 ・グループ・パートナーとのシナジー創出 ・循環型サービスの発展 ・ブランド・アイデンティティの構築 ・人的資本への投資 ・DX戦略の推進 ② セグメント別経営方針 基本方針を前提に、事業の強化、収益力の向上、業務改革および組織・人材面の変革を一体的に進めてまいります。事業戦略においては、事業セグメントを従来の商品軸から事業軸へ見直し、各事業の成長戦略をより明確化いたしました。具体的には、以下の事業戦略を中心に事業拡大を図ります。 「公共・ICTインフラ事業」 官公庁・自治体向けを中心に、リースの拡大とPFI連携を強化するとともに、民需分野ではPC-LCM等の独自サービスを進化させ、収益性向上を図ります。 「コーポレートファイナンス事業」 法人顧客の多様な資金ニーズに対応し、インカムゲインとキャピタルゲインの両立による収益拡大を目指 します。 「不動産・エネルギー事業」 不動産では投融資手法・対象アセット・出口戦略の多様化を進め、エネルギーでは再生可能エネルギーや 蓄電池関連を含む事業基盤の確立を図ります。 「グローバル事業」 米国・アジアにおける海外アセットおよび海外不動産、データセンター、航空機等のインフラアセットを 中心に、パートナー連携を通じた資産拡大を進めます。 「インベストメント事業」 収益基盤の再構築とポートフォリオ管理の強化を進め、持続的成長に向けた体制整備を図ります。 また、SBI新生銀行グループとの連携強化や、NECグループをはじめとする戦略的パートナーとの協業を通じて、新たな事業機会の創出と既存事業の競争力強化を進めてまいります。 持続的成長を支えるため、経営基盤の強化にも取り組みます。具体的には、業務プロセスの標準化・効率化、AIやRPAを活用した業務自動化、基幹システム整備を含むDX推進に加え、役割・職務を起点とした人材マネジメントの高度化、人材育成投資の拡充、カルチャー変革を進めます。さらに、創立50年を見据えたブランド再構築にも取り組み、社内外における企業価値向上を図ります。 事業活動を通じた社会課題解決を推進するとともに、人的資本、ガバナンス、人権、気候変動対応、自然資本等の重要テーマについて、非財務目標と連動した取り組みを進め、サステナビリティ経営を一層深化させてまいります。 (3) 経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、春季労使交渉における高水準の賃上げや雇用環境の改善、設備投資の底堅さなどを背景に、内需を中心に緩やかな回復基調で推移しました。 一方で、エネルギー・原材料価格の高止まりによる物価上昇の影響が続き、企業においてはコスト負担の増加や人手不足の深刻化が経営上の制約要因となりました。また、金融政策の正常化に伴う金利水準の上昇や為替相場の変動など、金融環境の変化にも留意が必要な状況となりました。 海外経済においては、米国経済の減速懸念や中国経済の回復鈍化、通商政策を巡る不確実性に加え、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢における地政学リスクの顕在化などから、先行き不透明な状況が継続しました。 このような経営環境のもと、当社グループは外部環境の変化を注視しつつ、柔軟かつ機動的な事業運営を行い、収益力の強化と持続的な成長に努めてまいりました。 当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2025年4月から2026年3月累計のリース取扱高は、前期比4.2%増の5兆2,984億円となっています。(出典:公益社団法人リース事業協会「リース統計」) (4) 会社の対処すべき課題 2026年度のわが国経済は、米国の関税政策や中東情勢の不安定化などの外部環境に大きく左右される可能性が出てきました。米国の関税維持・再強化は日本の輸出にマイナス影響を与え、国内設備投資の停滞などにつながる可能性があります。また、中東情勢の緊張は原油価格や物価上昇を引き起こし、実質賃金の回復ペースを鈍らせる結果、個人消費の勢いを弱める要因になると考えられます。 賃上げの定着や金融正常化の進展、内需中心の経済構造などから、景気後退に陥るリスクは限定的とみられますが、米国の通商政策と中東情勢という二つの外部ショックが同時に作用した場合、日本経済の成長率は大きく押し下げられる可能性があると考えられます。 このような状況において、当社グループは、2030年に向けたグループビジョン「次世代循環型社会をリードするSolution Company」の実現に向け、第一段階である「中期計画2025」に続き、第二段階として、中期経営計画(以下「中期計画2028」)を策定いたしました。グループビジョン実現に向けた第二のステップとなる「中期計画2028」では、世界経済や金融市場の先行きに不透明感が残る一方、ICT投資やDX需要の拡大が見込まれる事業環境を踏まえ、サステナビリティ経営を深化させると共に、事業基盤の進化・経営基盤の強化を推進し、第一段階で創出した循環型サービスを発展させ、持続的な成長と企業価値向上を目指していきます。 また、開示セグメントについては商品軸から事業軸へのセグメントへ変更を行い、社内のマネジメントアプローチと統一し、今後は「公共・ICTインフラ事業」、「コーポレートファイナンス事業」、「不動産・エネルギー事業」、「グローバル事業」、「インベストメント事業」の5つの事業別に損益管理を強化してまいります。
事業等のリスク6,553字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは2023年4月、新たなグループビジョン「次世代循環型社会をリードするSolution Company」を策定いたしました。これまで掲げてきたCSV経営(Creating Shared Value=共通価値の創造)は継続しながら、気候変動対応をはじめとする社会課題の多様化、先端技術の発展、将来の産業や社会生活の大きな変化に対応するべく、CSV経営と親和性の高いSDGsに同期する2030年を新たなグループビジョンのゴールとしました。 これまで私たちはリース事業を通して、環境に配慮した製品の導入、高度な3R処理による資源循環により循環型社会の実現に向けた取り組みを推進してきました。一方で、2030年以降を見据えた「次世代循環型社会」は、資源効率の向上による環境負荷の低減のみならず、資源を循環利用し続ける世界、そこから発展し、新たな付加価値を生み出し続ける循環型の経済社会となることを想定しています。 この想定する社会において、当社グループはキャピタルソリューションの革新により、モノの循環利用に繋がるサービス、地域経済・社会の好循環に繋がるサービス、企業成長の好循環に繋がるサービスを提供し、環境と成長の好循環を実現すると共に、多様化するお客様と社会の課題解決を通して、「次世代循環型社会」の実現を目指してまいります。 こうした取り組みの中、リスクマネジメント(管理)とリスクコントロール(制御)は事業展開を決定する重要な要素のひとつであると捉え、収益の源泉として管理すべきリスクと収益の源泉とはならない削減すべきリスクに分けて考えております。以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。 (1) 気候変動に係るリスク 地球規模の気候変動に係るリスクが、中長期的な将来のものではなく、今そこにある危機として認識されるようになってきました。昨今の異常気象がもたらすビジネス上の損失は、個別企業によっては事業継続上無視できないレベルに達しており、日々の経営判断においても気候変動に係るリスクを意識することが必要になってきたと認識しております。 こうした状況を踏まえ、当社はTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures :気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同すると共に、その枠組みに準拠したPDCA体制を構築し、気候変動に係るリスクへの対応を開始しております。 (2) 信用リスク 当社グループでは、リース事業やファイナンス事業等の与信を伴う各種事業を営んでおります。新規取引時は、顧客の信用状況のほか、リース取引についてはリース物件の将来中古価値等も勘案し、海外取引についてはカントリーリスクも含めて、厳格に審査を行っております。また、取引開始後は定期的に顧客の業況をチェックし、財務状況や市場動向の変化を把握できるように管理をするとともに、信用リスクの程度に応じて、担保・物件処分等による回収見込額及び貸倒実績率等を勘案した貸倒引当金の計上を行っております。 さらに、既存顧客ごとの信用状況や業界毎の市場動向を定期的に検証し、特定の企業や業種に与信残高が集中しないように、ポートフォリオ管理を行っております。 しかしながら、リース事業やファイナンス事業は回収期間が中長期にわたることから、景気変動やその他の事由により延滞・倒産等不測の事態を蒙り、貸倒損失又は貸倒引当金繰入の負担が増加して当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性はありますが、その場合においてもリース物件や担保資産の売却等で債権保全・回収の極大化に努めております。 (3) 流動性リスク 当社グループは金融情勢の変動に対して柔軟に対処していくため、特定の資金調達先や調達方法に依存しないよう留意しております。直接調達においては、社債、コマーシャル・ペーパーの発行等調達方法の多様化を図りつつ安定調達に注力し、間接調達においては、主要金融機関との良好な関係を維持しつつ幅広く多くの金融機関と取引を行っております。 直接調達については格付機関より短期債及び長期債の格付けを取得しておりますが、今後の業績の変動等により当社グループの格付けが見直された場合や、市場の混乱等により、市場において資金調達が困難となり、通常よりも著しく不利な金利水準での資金調達を余儀なくされる場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、金融環境の変化に対応した財務戦略を実施した結果、当連結会計年度末の現金及び預金は688億86百万円となりました。また、複数の金融機関との間で締結しているコミットメントライン等契約の当連結会計年度末時点における未使用総額は3,245億38百万円となっております。 (4) 金利変動リスク 一般的にリース会社は、リース事業やファイナンス事業等の成約に伴い、対象物件の購入資金や貸付資金のため、必要資金の多くを金融機関等から調達しております。このため、当社においても長・短借入金等を中心とする有利子負債比率が高くなっております。市場金利が急激に上昇した場合は、調達コストの増加につながり、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がありますが、営業資産・負債の総合管理(ALM)を実施することにより金利変動リスクの低減に努めております。 (5) 為替変動リスク 当社グループでは、外貨建の案件を一部取り扱っており、為替相場の急激な変動により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がありますが、基本方針である外貨建営業資産とバランスさせた外貨建調達を実行することで為替変動リスクの低減に努めております。 (6) 残価変動リスク 当社グループでは、中古価値が見込めるリース物件を対象にリース満了時の残存価値(以下、「残価」という。)を設定したオペレーティング・リースを展開しております。この取引では、リース満了時に返還された物件を、当初設定した残価を上回る価格で売却することにより利益を得る可能性を有する半面、売却価格が残価を下回る場合には損失が発生するリスクを有しております。 そのため予想を上回る市場環境の変化や技術革新等によって、当該物件の処分価格が残価を下回った場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がありますが、定期的なモニタリングの実施とリスク量の計測を行うと共に、物件の種類や満了時期を分散させることで残価変動リスクの低減に努めております。 (7) 株価及び有価証券価格変動リスク 当社グループでは、上場・非上場の株式及び債券を保有しております。これらの資産の価格は変動するものであり、その価値は将来著しく下落する可能性があります。価格が著しく下落した場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がありますが、これらの変動リスクの対処としては、当社グループが許容する範囲内に当該リスク量を収めるべくリスク管理を行っており、当社グループのリスクの管理低減に努めております。 (8) 不動産価格変動リスク 当社グループでは、販売用不動産を保有しております。販売用不動産は、不動産時価が下落した場合、評価損が発生し、また売却時に売却損が発生する可能性があります。不動産担保ローンや建物リース、また不動産からのキャッシュ・フローを返済原資とするノンリコースローンにおいては、取引の対象となる不動産の価値が目減りし、当該取引の債権の与信が悪化する可能性があります。不動産価格の変動が当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がありますが、当社グループでは、不動産関連与信の集中状況を確認しながら取引審査を厳格に行うと共に、その後の与信管理にも万全を期し、担保として設定されている不動産の再評価に注力し、健全な債権内容の維持に努めております。 (9) 海外投資のリスク 当社グループでは、海外の企業に対する投融資を行なっております。これら投資先の経営状況の悪化、株式・債券市場の市況の悪化及び海外投資における国・地域固有の政治・経済・社会情勢の変動によるカントリーリスクの顕在化等による事業環境の変化が、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクの対処として、海外営業取引に関するカントリーリスクの管理制度を定めており、特定の国へのリスクへの集中や過大なリスクの管理低減に努めております。 (10) SBI新生銀行グループとの関係 当社グループは、2024年10月2日、株式会社SBI新生銀行(以下「SBI新生銀行」という)の持分法適用関連会社となり、SBI新生銀行グループに属する総合金融サービス会社として、リース事業、ストラクチャードファイナンス分野及び地域貢献・地方創生の分野において、同グループ各社との連携を進めております。 当社グループは、昭和リース株式会社との相互補完によるリース事業における事業機会の拡大、SBI新生銀行との連携によるストラクチャードファイナンス分野での投融資事業の強化、並びに地域金融機関等との連携を通じた不動産、ヘルスケアアセット及び再生可能エネルギー等の分野における顧客ニーズへの対応を企図しております。 これらの連携施策が想定どおりに進捗しない場合、又は当初見込んだシナジー効果が発現しない場合には、当社グループの事業戦略の推進、収益機会の獲得及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (11) NECグループとの関係 当社グループは、2024年10月2日の資本異動により日本電気株式会社(以下「NEC」という)の持分法適用関連会社ではなくなりました。筆頭株主の異動はあるものの、当連結会計年度末現在において、NECは引き続き当社の議決権の11.81%を保有する第二位の大株主として関係を維持しており、当社グループは引き続きNECグループ向けに金融サービスを提供する重要なパートナーとして、一層の事業連携を推進していきます。なお、当社グループにおけるNEC製品・サービスの取扱比率の高さから、NECの業績動向が当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 設備投資の動向及びリース業界における競合 当社グループが基軸として事業展開しているリース事業は、顧客が設備投資を行う際の資金調達手段の一つとなっております。従いまして、経済環境の急激な変化や顧客の経営状況の悪化等で設備投資需要が大幅に減少した場合、当社のリース事業の取扱高が減少し、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、リース業界では依然として多くのリース業を営む会社が存在しており、厳しい競合状態にあります。市場金利の動向にかかわらず料率競争が継続した場合には、当社グループの収益性が低下し、業績等に影響を及ぼす可能性があります。こうした市場環境の下で、当社グループは中長期的な経営戦略に基づき、特色を生かしつつ収益体質を一層強化し競合に対処する方針であります。 (13) 自然災害によるリスク 当社グループは、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がある地震及び台風等の自然災害や感染症の流行等に対し、費用対効果を検討の上、事業活動への影響を最小化するための対策を実施しております。 (14) 制度変更リスク 当社グループは、現行の法律・税務・会計等の制度や基準に基づき、リース取引等の各種事業を行っております。現行の制度や基準が将来大幅に変更された場合には、商品・サービスのメリット喪失や、規制対応へのコスト増加等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対し、当社は既存の顧客基盤を深耕すると共に新規顧客の開拓を行いながら、顧客の経営資源に関わるさまざまな課題に対して解決策を提供することで、収益性向上とリスクの低減に取り組んでまいります。 (15) 重要情報漏えいリスク 当社グループは、業務に関連して多数の機密情報や個人情報を保有しており、機密情報の漏えいが生じた場合には、罰則・損害賠償による損失、業務停止処分、信用の低下及び風評の悪化等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクへの対処として、当社グループでは情報セキュリティ教育やアクセス制御等の情報セキュリティ管理体制の整備を通じ、人的・物理的・技術的対策を講じております。 (16) システムリスク 当社グループでは、様々な情報システムを使用し業務を行っております。従業員の不適正な事務・事故・不正等、自然災害及びシステム障害等により情報漏えいや業務が中断するリスク等が想定されます。 情報システムに重大な障害が発生した場合には、営業関係業務を中心に支障をきたすとともに当社グループへの信頼が損なわれ、当社グループの業績等に影響が及ぶ可能性がありますが、こうしたリスクへの対処として、これまでに情報システム機器のコンピュータ専用ビルへの移転、高速専用回線用バックアップ回線装備、外部不正アクセス防止強化及びシステム障害に即座に対応するための専門要員配置等を行っており、今後とも一層の情報システム管理の整備・強化に努めてまいります。 (17) 人材の育成・確保に関するリスク 当社グループの事業を展開する上で必要な人材を育成または雇用できない場合や雇用している人材が退職した場合等、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、事業展開上必要なノウハウの承継や新たな事業への取り組みの鍵は従業員であり、従業員の能力こそが会社にとっての大きな財産であると考え、採用活動の強化や計画的な教育・研修活動の強化に努めております。 (18) 内部統制の構築等に係るリスク 当社グループにおいて、財務報告にかかる内部統制が有効に機能しなかった場合、或いは想定外の問題が発生した場合等の要因により、当社の内部統制部門または当社の会計監査人が当社の財務報告にかかる内部統制について重大な欠陥を指摘し、財務報告にかかる内部統制が有効でないと報告する可能性があります。 このような事態が発生した場合、当社の財務報告に関する投資家の信頼低下等に基づく、当社株価の下落等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性がありますが、当社グループでは、財務報告にかかる内部統制を構築し内部統制の有効性の確保と評価に努めております。 (19) コンプライアンスリスク 当社グループは、業務を行うに際して、会社法、貸金業法、金融商品取引法、宅地建物取引業法、個人情報保護法及び独占禁止法等の法令等の適用及び規制当局の監督を受けております。また、海外においては現地の法令等の適用や規制当局の監督を受けております。 これらについて違反が生じた場合には、罰則・契約解除・損害賠償による損失や、業務停止処分、登録・届出資格抹消、信用の低下、風評の悪化等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、「NECキャピタルソリューショングループ行動規範」を定め、コンプライアンス教育や内部通報制度を通じて、法令等のみならず広く社会ルールの遵守徹底に努めております。 (20) 人権リスク 当社グループは、人権の尊重を経営における重要課題の一つであると認識し、「NECキャピタルソリューショングループ人権方針」を定め、グループ全体で人権尊重の取り組みを実践することにより社会的責任を果たします。国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」や日本政府の「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」に基づき、人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築し、事業活動やサプライチェーンを通じた人権リスクを評価・特定し、人権リスクの防止・軽減に継続して努めております。
経営成績の分析 (MD&A)16,031字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、春季労使交渉における高水準の賃上げや雇用環境の改善、設備投資の底堅さなどを背景に、内需を中心に緩やかな回復基調で推移しました。 一方で、エネルギー・原材料価格の高止まりによる物価上昇の影響が続き、企業においてはコスト負担の増加や人手不足の深刻化が経営上の制約要因となりました。また、金融政策の正常化に伴う金利水準の上昇や為替相場の変動など、金融環境の変化にも留意が必要な状況となりました。 海外経済においては、米国経済の減速懸念や中国経済の回復鈍化、通商政策を巡る不確実性に加え、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢における地政学リスクの顕在化などから、先行き不透明な状況が継続しました。 このような経営環境のもと、当社グループは外部環境の変化を注視しつつ、柔軟かつ機動的な事業運営を行い、収益力の強化と持続的な成長に努めてまいりました。 当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2025年4月から2026年3月累計のリース取扱高は、前期比4.2%増の5兆2,984億円となっています。(出典:2026年5月28日付公表 公益社団法人リース事業協会「リース統計」) このような状況下において、当社リース事業の契約実行高は、前期比22.6%増加、成約高は同28.9%増加となりました。増加の主な要因は、「GIGAスクール構想第2期」におけるICT機器案件の獲得に加え、官公庁を中心とした大型案件獲得が順調に推移したことによるものです。 ファイナンス事業においては、企業融資が前期比で増加したものの、ファクタリングの前期比減少等により、契約実行高、成約高共に前期比減少となりました。 インベストメント事業においては、債権投資や企業投資における収益拡大により売上高、売上総利益ともに前期比増加となりました。販売費及び一般管理費等の負担増を吸収し、営業利益についても前期比増加を確保しました。 その他の事業においては、販売用不動産や太陽光売電設備の売却益計上が主な要因となり、営業利益は前期比で大幅な増加となりました。 当期の売上高は、リース事業における取引拡大に加え、その他の事業での販売用不動産や太陽光発電設備売却等により、前期比で増加となりました。 営業利益は、ファイナンス事業において個別の引当金計上等があったものの、リース事業およびその他の事業の増益が寄与した結果、全体としては前期比で増加となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益については、営業利益、経常利益の前期比増加を主な要因として、過去最高益を更新しました。 以上により、当連結会計年度の業績は、売上高3,061億55百万円(前期比20.1%増)、営業利益106億17百万円(同36.4%増)、経常利益114億27百万円(同21.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益91億80百万円(同38.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 a. リース事業 売上高は、前期比5.4%増の2,416億18百万円となりました。また、営業利益についても資金原価の増加を吸収して売上総利益が増加したこと等により、前期比18億64百万円増加の62億31百万円となりました。 b. ファイナンス事業 売上高は、金利収入やフィー収入の増加等により前期比14.4%増の87億1百万円となったものの、営業利益は貸倒引当金繰入額の増加等により、前期比9億76百万円減少の19億7百万円となりました。 c. インベストメント事業 売上高は、大型販売用不動産の売却や営業投資有価証券の売却の増加等により、前期比76.4%増の243億71百万円となりました。営業利益は、資金原価や販売費及び一般管理費の増加等を吸収し、前期比1億73百万円増加の23億67百万円となりました。 d. その他の事業 売上高は、販売用不動産の売却や太陽光発電設備の売却の増加等から、前期比621.2%増の315億78百万円となり、営業利益についても前期比18億78百万円増加の24億2百万円となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて1,169億54百万円増加し、1兆3,417億52百万円となりました。主な要因としては、現金及び預金が414億11百万円減少したものの、リース債権及びリース投資資産が779億75百万円、買取債権が224億24百万円、営業貸付金が212億20百万円増加したことによります。 負債は、前連結会計年度末に比べて1,057億35百万円増加し、1兆1,881億47百万円となりました。主な要因としては、短期借入金が279億42百万円減少したものの、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が732億12百万円増加したことによります。 純資産は、前連結会計年度末に比べて112億19百万円増加し、1,536億4百万円となりました。主な要因としては、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益等により59億15百万円、非支配株主持分が19億4百万円、繰延ヘッジ損益が17億47百万円増加したことによります。 ③キャッシュ・フローの状況 当社グループは、官公庁・自治体や大企業から中小企業までの幅広い顧客層に対して、主としてリース、割賦及び企業融資等のファイナンスサービスを提供している他、ファクタリング、決済・回収代行及び債権流動化等のサービスについても行っており、割賦債権、リース債権及びリース投資資産並びに営業貸付金等の営業債権を保有しております。また、営業投資有価証券、有価証券及び投資有価証券は、主に株式、債券及び組合出資金であり、純投資目的及び営業推進目的で保有しています。さらにこれらに加えて、外貨建ての海外投融資に取り組む他、当社グループの一部の連結子会社では、自己勘定やファンドを通じて、企業(株式)、貸付債権及び不動産を対象に投融資を行っております。 当社グループの資金調達は営業資産との整合を基本としており、営業資産等の増減にあわせて資金調達を行っています。具体的には、市場の状況を踏まえ、長期と短期や直接と間接等のバランスを図りつつ、金融機関からの借入れを中心に、社債やコマーシャル・ペーパーの発行並びに債権流動化といった様々な方法で資金調達をしております。 また、当社グループの主たる営業資産は、リースや割賦取引を中心とした固定金利の資産でありますが、資金調達は主に変動金利での借入を中心に行っているため、営業資産及び負債の総合管理(ALM)により、金利変動リスク及び流動性リスクの低減に努めております。その一環として、現在及び将来の獲得利鞘が変動するリスクをヘッジするために金利スワップ取引を利用しています。 なお、外貨建の営業資産の為替変動リスクについては、外貨建資産・調達の残高を両建てとする取引を行う他、通貨スワップ取引を用いてヘッジしております。 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払を実行できなくなるリスク)に対しては、営業資産のキャッシュ・フローと営業負債のキャッシュ・フローの対応関係を適切に維持することのほか、資金調達手段の多様化への取組みや適正な水準の手許流動性を維持することなどによりリスクの低減を図っております。なお、金融環境の変化に対応した財務戦略を実施した結果、当連結会計年度末の現金及び預金は688億86百万円となりました。また、複数の金融機関との間で締結しているコミットメントライン等契約の当連結会計年度末時点における未使用総額は3,245億38百万円となっております。 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下資金という)は、688億86百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果によって使用した資金は660億70百万円(前期は340億5百万円の支出)となりました。これは主に減価償却費227億46百万円の計上があったものの、リース債権及びリース投資資産の増加額764億53百万円並びに賃貸資産の取得による支出277億19百万円があったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果によって使用した資金は295億2百万円(前期は150億10百万円の支出)となりました。これは主に投資有価証券の償還による収入119億85百万円があったものの、投資有価証券の取得による支出320億72百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出154億79百万円があったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果によって得られた資金は555億12百万円(前期は1,056億41百万円の収入)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出1,591億14百万円があったものの、長期借入れによる収入2,239億47百万円があったことによります。 (2) 特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく貸付金(営業貸付金)の状況 「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(1999年5月19日  大蔵省令第57号)に基づく、当社の貸付金(営業貸付金)の状況は次のとおりであります。 ①貸付金の種別残高内訳 2026年3月31日現在 貸付種別   件数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%)   平均約定金利 (%) 消費者向 無担保(住宅向を除く)   ―   ―   ―   ―   ― 有担保(住宅向を除く)   ―   ―   ―   ―   ― 住宅向   ―   ―   ―   ―   ― 計   ―   ―   ―   ―   ― 事業者向 計   7,632   100.00   130,747   100.00   4.27 合計   7,632   100.00   130,747   100.00   4.27 ②資金調達内訳 2026年3月31日現在 借入先等   残高(百万円)   平均調達金利(%) 金融機関等からの借入   667,949   1.85 その他   401,600   1.00 社債・CP   401,600   1.00 合計   1,069,549   1.53 自己資本   111,378   ― 資本金・出資額   3,803   ― ③業種別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 業種別   先数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 農業、林業、漁業、鉱業   34   0.73   865   0.66 建設業   1,161   24.96   3,880   2.97 製造業   518   11.13   37,659   28.81 電気、ガス、熱供給、水道業   8   0.17   4,213   3.22 情報通信業   61   1.31   4,320   3.30 運輸業   229   4.92   3,637   2.78 卸売・小売業   702   15.09   7,584   5.80 金融・保険業   58   1.25   11,492   8.79 不動産業   188   4.04   7,579   5.80 飲食店、宿泊業   79   1.70   503   0.39 医療、福祉   563   12.10   2,351   1.80 教育、学習支援業   66   1.42   2,431   1.86 サービス業   968   20.81   29,213   22.34 個人   ―   ―   ―   ― その他   17   0.37   15,014   11.48 合計   4,652   100.00   130,747   100.00 ④担保別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 受入担保の種類   残高(百万円)   構成割合(%) 有価証券       8,680   6.64 うち株式   8,680   6.64 債権       3,669   2.81 うち預金   ―   ― 商品       ―   ― 不動産       12,588   9.63 財団       ―   ― その他       17,666   13.51 計   42,604   32.59 保証       2,582   1.98 無担保       85,560   65.43 合計   130,747   100.00 ⑤期間別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 期間別   件数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 1年以下   1,998   26.18   47,526   36.35 1年超  5年以下   1,594   20.89   46,778   35.78 5年超  10年以下   3,977   52.10   31,625   24.19 10年超  15年以下   42   0.55   2,680   2.05 15年超  20年以下   21   0.28   2,137   1.63 20年超  25年以下   ―   ―   ―   ― 25年超   ―   ―   ―   ― 合計   7,632   100.00   130,747   100.00 一件当たり平均期間   55.15月 (3) 営業取引の状況 ①契約実行高 当連結会計年度における契約実行高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、契約実行高は提出会社と同子会社であるNCSアールイーキャピタル株式会社の取引が大半を占めているため、両社の状況について合算して記載しております。 セグメントの名称   前事業年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)   当事業年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日) 契約実行高 (百万円)   前期比(%)   契約実行高 (百万円)   前期比(%) リース事業   ファイナンス・リース   197,091   34.0   260,545   32.2 オペレーティング・リース   28,769   3.4   21,427   △25.5 割賦   14,205   △20.4   10,981   △22.7 リース事業計   240,066   24.6   292,953   22.0 ファイナンス事業   342,911   1.3   297,736   △13.2 その他の事業   14,725   669.0   18,863   28.1 合計   597,703   12.1   609,553   2.0 (注)リース事業については、当事業年度に取得した資産の購入金額を表示しております。 ②営業資産残高 当連結会計年度における営業資産残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度   当連結会計年度 期末残高 (百万円)   構成比 (%)   期末残高 (百万円)   構成比 (%) リース事業   615,385   58.8   690,422   58.6 ファイナンス事業   231,537   22.1   251,370   21.3 インベストメント事業   152,038   14.5   194,820   16.5 その他の事業   48,087   4.6   42,065   3.6 合計   1,047,048   100.0   1,178,678   100.0 (注)当連結会計年度におけるインベストメント事業の営業資産残高の内訳は、営業貸付金が43,818百万円、買取 債権が33,134百万円、営業投資有価証券が31,438百万円、販売用不動産が16,844百万円、賃貸資産が 33,001百万円、投資有価証券が36,583百万円となっております。 ③営業実績 連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日) セグメントの名称   売上高 (百万円)   売上原価 (百万円)   差引利益 (百万円)   資金原価 (百万円)   売上総利益 (百万円) リース事業   229,195   207,917   21,278   5,282   15,995 ファイナンス事業   7,603   27   7,576   2,790   4,785 インベストメント事業   13,818   5,204   8,613   1,698   6,915 その他の事業   4,378   2,065   2,313   258   2,055 調整   △116   △25   △90   -   △90 合計   254,879   215,188   39,690   10,029   29,660 当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日) セグメントの名称   売上高 (百万円)   売上原価 (百万円)   差引利益 (百万円)   資金原価 (百万円)   売上総利益 (百万円) リース事業   241,618   216,415   25,202   7,056   18,146 ファイナンス事業   8,701   250   8,450   3,370   5,080 インベストメント事業   24,371   13,344   11,026   2,372   8,654 その他の事業   31,578   26,229   5,348   557   4,791 調整   △113   △29   △83   -   △83 合計   306,155   256,210   49,945   13,356   36,589 (注) 1.セグメントの区分は、主な営業取引の種類により区分しております。 2.各セグメントの主要品目は以下のとおりであります。 ①リース事業 情報通信機器、事務用機器及びその他各種設備機器等のリース・レンタル・割賦販売 リースに関連する物品売買、満了・中途解約に伴う物件売却及びリース機器の保守サービス等 ②ファイナンス事業 金銭の貸付、ファクタリング及び配当収益の収受を目的とする有価証券投資等 ③インベストメント事業 有価証券の売却益の収受を目的とするベンチャー企業向け投資等 株式会社リサ・パートナーズが行っているアセット、不動産及びアドバイザリーの各ビジネス ④その他の事業 賃貸レジデンス・ヘルスケアウェアハウジング事業、再生可能エネルギー発電・売電事業、PFI・PPP事業、観光事業及びその他各種サービス等 (4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、基本となる重要な事項は、「第5  経理の状況  1 連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。なお、当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、日本基準で連結財務諸表を作成しております。IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針です。 当社グループの連結財務諸表に関して、認識している重要な見積りを伴う会計方針は以下のとおりです。 貸倒引当金 当社は、官公庁・自治体等や大企業から中小企業までの幅広い顧客層に対して、主としてリース、割賦及び企業融資等の営業取引を行っており、これらの営業債権の回収は、景気変動やその他の事由により延滞や倒産等が生じた場合、契約条件に従った債務履行がなされない可能性があります。そのため当社の営業債権である割賦債権、リース債権及びリース投資資産、賃貸料等未収入金並びに営業貸付金等については、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されており、重要な会計上の見積りを必要とします。 当社の営業債権に関する信用リスクの管理にあたっては、社内管理規程に沿って顧客毎の状況を定期的にモニタリングし、期日及び残高を管理するとともに、財政状態の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。取組時において個別案件毎の与信審査、与信限度額、与信情報管理、内部格付及び成約条件の設定を行っておりますが、途上の与信管理で与信不安情報等を入手した際は与信ランクの変更をしております。 当社は、「第5  経理の状況  1 連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項  (重要な会計上の見積り)1.貸倒引当金」に記載のとおり、営業債権の貸倒損失に備えるため、顧客の信用リスクの度合いに応じて債務者区分を決定し、債務者区分に基づき債権を一般債権、貸倒懸念債権及び破産更生債権等に分類しております。貸倒引当金は、一般債権については貸倒実績率により計上しております。貸倒懸念債権のうち、今後の債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができ、与信額が一定額以上の大口債務者に係る債権については、キャッシュ・フロー見積法により計上しております。上記以外の貸倒懸念債権及び破産更生債権等については、保全による回収見込額に加え債務者の財政状態及び経営成績を考慮して個別に回収可能性を検討することにより、回収不能見込額を計上しております。 債務者区分の判定は、予め定めている債務者区分別引当基準に基づき、延滞情報を含む返済状況及び顧客の財務指標等の定量的要因並びに将来の業績見通し等の定性的要因に関連する情報を勘案して行っております。 当社は、当連結会計年度末時点で入手可能な情報に基づき、貸倒引当金を計上しておりますが、保有する営業債権の回収期間が中長期にわたることから、経済及びその他の事象または状況の変化や顧客の経営成績・財政状態の悪化により、顧客の延滞・倒産等の不測の事態を被り、翌連結会計年度に追加の引当金の計上が必要となってくる可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高3,061億55百万円(前期比20.1%増)、営業利益106億17百万円(同36.4%増)、経常利益114億27百万円(同21.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益91億80百万円(同38.9%増)となりました。売上高は、リース事業における取引拡大に加え、その他の事業での販売用不動産や太陽光発電設備売却等により、前期比で増加となりました。営業利益は、ファイナンス事業において個別の引当金計上等があったものの、リース事業およびその他の事業の増益が寄与した結果、全体としては前期比で増加となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、営業利益、経常利益の前期比増加を主な要因として、過去最高益を更新しました。 当連結会計年度における「中期計画2025」の3つの事業戦略、経営基盤強化戦略、並びに非財務目標の進捗は以下の通りです。 事業戦略① サービス事業の拡大、新たな循環型サービスを創出 非金融サービス領域はパートナーとの連携強化等により着実に拡大しました。当社のアセットソリューション事業は、主にヘルスケア施設関連の不動産投資を行ってきましたが、投資対象をレジデンス分野にも拡大し、マンションディベロッパーと共同した新規物件の開発等の取り組みを進めています。具体的には賃貸レジデンスシリーズ「CLARITIA/クラリティア」の開発に取り組み、すでに複数の物件が竣工しています。これらの取り組みによりアセットタイプの多様化、回転型ビジネスによるキャピタルゲインの創出など収益が拡大しました。これは、私たちが従来のリース会社の枠を超え、新しい価値を生み出せることを示した成果と考えています。 また、太陽光発電事業においては、パートナー拡大により、電源開発及びセカンダリー案件取得機会が増加、アドバイザリーやPFI等フィービジネスにおいては収益向上策を展開しました。加えて、ICT領域におけるサブスクリプションモデルや付加機能の拡充に向けて、新たな循環型サービス「メーカー保証付き再生PC」の提供を開始し、本取り組みは「21世紀金融行動原則運営委員長賞」を受賞しました。一方で、新たな循環型サービスの本格収益化は、まだこれからのテーマであると考えています。 事業戦略② 注力事業への戦略的投資による成長加速 ICT関連サービス事業は着実に伸長、PC-LCMサービス顧客を拡大するとともに、IT資産管理など付加価値の提供が進みました。更に、Windows11の更新需要を着実に取り込み、大型案件の受注拡大により営業成績は伸長しております。加えて金融プロダクトの領域拡大、LBOファイナンスやエクイティ等共同投資の取り組みを推進し、キャピタルゲインの実現を伴いながら、収益性向上に向けた資産の入れ替えを継続した結果、営業収益(売上総利益+営業外収益(SPC))を大幅に増加させることができました。SBI新生銀行との新たなパートナーシップを活用したシナジー案件も増加しており、今後の成長ドライバーにつながっていくものと考えています。また、リサ・パートナーズにおける収益安定化と持続的な成長投資に向けて大型のインカムゲインアセットの取得が計画を上回る進捗となったことも成果と考えています。 事業戦略③ ベンダーファイナンスの強化および顧客基盤拡充 官公庁自治体の大口案件を複数獲得したことや「GIGAスクール構想第2期」の着実な取込みにより、当期のリース事業の契約実行高、成約高が共に前期比20%以上の伸長となるなど、ベンダーファイナンスの強みを活かした成果につなげることができました。これらの成果により資産の拡大と共に収益性の向上も実現しています。またベンダーと連携したクラウドサービス等の月額提供モデルの取り組み、ベンダー支援強化に加え、お客様の課題解決に向けた様々なサービス提供のため体制見直しを実施、人材育成、社内協業体制を強化しました。 一方で、費用増加や競争激化、小口リースビジネスの再構築、業務プロセス改善など、課題も明確になりました。事業としての強みは確認できたものの、今後の更なる成長のためには、オペレーションやビジネスモデル自体の進化が必要であり、次期中期計画において進化に向けた諸施策を実行してまいりたいと考えています。 経営基盤強化戦略及び非財務目標の進捗 経営基盤強化戦略としては、グループビジョン・中期計画浸透に向けた対話会を全社で継続実施すると共に、働き方、カルチャー変革に向けた各種制度の見直しを行い、社員のエンゲージメント向上に向けた取り組みを進めました。業務プロセスの標準化、デジタル化、DX推進、人事制度改革、リスク管理高度化など、経営基盤強化に向けた土台づくりも着実に進展したと考えています。また、大株主の異動に伴うシステムインフラ、制度変更等についても遅滞なく対応することができました。次のステップにおいては、制度や仕組みを導入するだけでなく、現場に定着させ、成果につなげることが課題であり、特に、マネジメント力、エンゲージメント、間接機能の最適化、カルチャー変革は、今後の成長に直結するテーマと捉えています。次期中期計画においては、この経営基盤強化を、事業戦略と同じ重みで進めていきます。 なお、CDP気候変動レポートにおいては「A-」スコアから最高ランクの「A」スコアにステップアップするなど、気候変動対応に関する取り組みの継続強化が外部評価につながる結果となりました。 「中期計画2025」においては、財務目標と共に非財務目標も公表いたしました。環境・社会課題と人的資本の観点から7項目を抜粋して対外的にも目標をコミットすると共に、これら7項目は常勤取締役の成果目標としてKPIに採用しています。中期計画2025の目標7項目のうち6項目について目標を達成しました。エンゲージメントスコアについては目標未達となるものの、全社規模・職場単位の取組み強化により2024年度から2025年度にかけて一年で7ポイントも改善しており、次期中期計画期間中に改めて目標達成を目指してまいります。 当社グループの当連結会計年度における資本の財源及び資金の流動性について、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フローは共に、問題ない状態と考えております。円貨調達に関しては、会計年度を通じて安定した調達を行うことができましたが、2024年3月の日銀金融政策決定会合におけるマイナス金利解除以降、日銀は段階的な利上げを実施しており、今後の動向に注視が必要と考えております。市場金利も上昇傾向にありますが、金利リスクについては高いヘッジ比率を維持しており、問題ないものと考えております。外貨調達に関しては米国政策金利が段階的な利下げ局面にある中でトランプ政権の施策により米国市場の長期金利は上昇する場面もあり、今後も引き続き動向を注視する必要があると考えておりますが、当社の外貨建営業資産については、原則固定金利営業資産に対して固定金利調達を行うことにより金利変動リスクをヘッジしております。 なお、当連結会計年度においては、特筆すべき資本的支出はありません。 b. セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度におけるセグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 リース事業 当社グループの属するリース業界においては、業界全体の2025年4月から2026年3月累計のリース取扱高は、前期比4.2%増の5兆2,984億円となっています。(出典:公益社団法人リース事業協会「リース統計」) このような状況下において、当社リース事業の契約実行高は前期比22.6%増、成約高は同28.9%増となりました。契約実行高、成約高共に、官公庁を中心に案件計上が順調に推移した結果、前期比増となりました。GIGA第二期の着実な取込み(成約高728億円、契約実行高568億円)も寄与しています。なお当連結会計年度のセグメント損益については、基本リース、再リースが好調に推移したことに加え、与信コストの減少もあり、売上総利益、営業利益共に前期比増加となりました。営業資産残高につきましては6,904億22百万円(前期末比750億37百万円増)となっております。 今後の見通しについては、既存契約の利回り向上によるGP増加やGIGAスクールの更新需要取り込み、与信コストの減少などを前提に、順調に推移するものと考えています。また、SBIグループの昭和リースとの協業によるビジネス機会の拡大等についても協業を進めてまいります。 ファイナンス事業 ファイナンス事業においては、企業融資の伸長はあるものの、ファクタリングの減少により、契約実行高、成約高共に前期比減少となりました。セグメント損益については、金利収益やエクイティ収益の増加に加え、企業融資手数料の拡大などから、売上高、売上総利益ともに前期を上回りました。一方で、与信コストの増加により、営業利益については前期比減少となりました。営業資産残高につきましては2,513億70百万円(前期末比198億33百万円増)となっております。 なお、今後の見通しについては、企業融資の積み上げを図りながら金利収益を伸ばすと共に、資産の入れ替えによるキャピタルゲイン獲得により持続的なGP確保を目指していきます。加えてSBI新生銀行との協調も踏まえ、中長期的な持続的成長を描けるものと考えています。 インベストメント事業 インベストメント事業においては、大型の不動産売却や債権投資売却収入の増加等により、売上高、売上総利益、営業利益共に前期を上回りました。今後の見通しについては、リサ・パートナーズを中心に持続的な収益拡大を図り、ベンチャーファンドにおいては、EXIT案件の精度を高め収益確保を目指します。また、SBI新生銀行との協業などを通して持続的な成長を図っていく予定です。 その他の事業 その他の事業においては、販売用不動産の売却や不動産賃料収入の増加等により、売上高、売上総利益、営業利益ともに前期比増加となりました。今後の見通しについては、前期からの期ずれ案件の着実な取込みを図ると共に、資産の入れ替えを行いながらキャピタルゲインを獲得していくことで、引き続き安定的な収益確保が可能と考えています。またSBI新生銀行との協業案件も出始めており、今後もSBIグループとの協業を進めながら収益機会の拡大を図ってまいります。 c. 目標とする経営指標の達成状況等 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、当社は「中期計画2025」において、連結ROA(連結当期純利益÷連結営業資産残高平残)を公表いたしました。これはアセットビジネスを中心とした当社のビジネス特性から、中計3か年における収益性の向上を図るうえで適切な指標であると判断したためであります。当連結会計年度の連結ROAの実績は、リース事業を中心に期末に営業資産が積みあがった影響もあり、0.8%と目標未達となりましたが、収益性の高いアセットの積み上げは出来ており、各種施策の着実な実行を通して次期中期経営計画「中期計画2028」で掲げた目標達成を目指してまいります。 d. 気候変動への対応について 事業等のリスクにおいても記載した通り、地球規模の気候変動に係るリスクが、中長期的な将来のものではなく、今そこにある危機として認識されるようになってきました。昨今の異常気象がもたらすビジネス上の損失は、個別企業によっては事業継続上無視できないレベルに達しており、日々の経営判断においても気候変動に係るリスクを意識することが必要になってきたと認識しております。 工場等の製造設備を持たない当社にとって、気候変動への対応は自社の環境負荷軽減活動以上に、事業活動を通した環境負荷軽減活動が重要になってくると考えております。当社はこれまでも「リースは循環型産業である」という考え方のもと、各種取り組みを進めてまいりましたが、こうした状況を踏まえTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures :気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同すると共に、その枠組みに準拠したPDCA体制を構築し、気候変動に係るリスクへの対応を推進しております。 e. 今後の見通し 2026年度のわが国経済は、米国の関税政策や中東情勢の不安定化などの外部環境に大きく左右される可能性が出てきました。米国の関税維持・再強化は日本の輸出にマイナス影響を与え、国内設備投資の停滞などにつながる可能性があります。また、中東情勢の緊張は原油価格や物価上昇を引き起こし、実質賃金の回復ペースを鈍らせる結果、個人消費の勢いを弱める要因になると考えられます。 賃上げの定着や金融正常化の進展、内需中心の経済構造などから、景気後退に陥るリスクは限定的とみられますが、米国の通商政策と中東情勢という二つの外部ショックが同時に作用した場合、日本経済の成長率は大きく押し下げられる可能性があると考えられます。 このような状況において、当社グループは、2030年に向けたグループビジョン「次世代循環型社会をリードするSolution Company」の実現に向けた第2段階として、中期経営計画(以下「中期計画2028」)を策定いたしました。グループビジョン実現に向けた第二のステップとなる「中期計画2028」では、世界経済や金融市場の先行きに不透明感が残る一方、ICT投資やDX需要の拡大が見込まれる事業環境を踏まえ、サステナビリティ経営を深化させると共に、事業基盤の進化・経営基盤の強化を推進し、第一段階で創出した循環型サービスを発展させ、持続的な成長と企業価値向上を目指していきます。 また、開示セグメントについては商品軸から事業軸へのセグメントへ変更、社内のマネジメントアプローチと統一し、「公共・ICTインフラ事業」、「コーポレートファイナンス事業」、「不動産・エネルギー事業」、「グローバル事業」、「インベストメント事業」の5つの事業別に損益管理を強化してまいります。 上記方針のもと、2027年3月期の通期連結業績予想は、新たな事業セグメントごとの損益管理の強化による収益拡大を図るとともに、SBI新生銀行グループとの事業シナジーを創出することにより、売上高は当期比1.3%増の3,100億円、営業利益は当期比55.4%増の165億円、経常利益は当期比48.8%増の170億円、親会社株主に帰属する当期純利益は当期比8.9%増の100億円といたしました。 なお、配当予想につきましては、国内外の事業環境の不安定化への対応として内部留保の蓄積を図りながら、安定配当の維持を基本方針とする当社の配当政策を維持し、当期と同様の1株当たり年間150円の配当(うち中間配当75円)を実施する予想とさせていただきました。 なお、以上の文中における業績見通し等の将来に関する記述は、当社が当連結会計年度末現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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