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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

九州リースサービス

KYUSHU LEASING SERVICE CO.,LTD.8596 · Standard · その他金融業

九州地盤の総合リース会社。機械設備リースを軸に、ファイナンス、不動産、環境ソリューションまで展開。

概要

九州リースサービスは、1974年に福岡相互銀行(現西日本シティ銀行)と日本リースの提携で設立された、九州地盤の総合リース企業である。リース・割賦、ファイナンス、不動産、フィービジネス、環境ソリューションの5セグメントで構成され、2026年3月期の連結売上高は358億円、従業員189名。福岡証券取引所に1988年上場、2016年に東京証券取引所市場第二部に上場した。

九州地盤の総合リース会社

九州リースサービスは、創業以来50年超にわたり九州を中心に営業基盤を築いてきた。本社を福岡市博多区に置き、北九州、久留米、熊本、大分、長崎に支店網を持つ。主要顧客は地域の企業であり、半導体関連産業の集積や都市再開発による設備投資需要を取り込む。連結子会社9社、関連会社2社を擁し、リース・割賦、ファイナンス、不動産、フィービジネス、環境ソリューションの5つのセグメントで事業を展開する。2026年3月期の営業資産残高は2,056億円に達する。

5セグメントの事業構成

事業は5つのセグメントで構成される。リース・割賦は情報・事務用機器、産業機械などを対象とし、売上高218億円と最大セグメント。ファイナンスは営業貸付や債権買取、信用保証を行い、売上高26億円ながら成長率23.3%と高い。不動産は賃貸・販売を手掛け、売上高95億円。フィービジネスは保険募集や自動車リース紹介で売上高4億円。環境ソリューションは売電やLEDレンタルで売上高12億円。全セグメントが安定的に利益を計上している。

西日本シティ銀行との関係と独立性

設立時より福岡相互銀行(現西日本シティ銀行)の関連地場リース会社として発足したが、現在は独立した上場企業である。同行との提携関係は継続しているものの、経営は独自に展開。株式上場により資金調達源を多様化し、コマーシャル・ペーパーや社債発行も活用する。2026年3月期の負債は1,740億円で、借入金や社債が主要な調達手段となっている。

過去最高益を更新した収益構造

2026年3月期の連結業績は、売上高358億円(前期比8.9%減)ながら、営業利益60億円で過去最高を更新した。減収はリース・割賦の契約実行高減少(同15.6%減)によるが、ファイナンスや環境ソリューションの伸びで補った。純利益は39億円で前期比10.1%増。中期経営計画では最終年度2027年3月期に純利益40億円、ROE8.00%超を目標とする。営業資産残高は2,056億円と前期末比8.0%増加した。

業界の中での役割は企業向けに設備投資を支援するリース・ファイナンス会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
358億円
営業利益
61億円
営業利益率
17.0%
純利益
39億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01リース・割賦主力

機械設備等のリース及び割賦販売を提供。企業の設備投資を資金面で支援する。

主な製品・サービス2
機械設備リース
各種機械設備を長期リース。初期投資を抑え、法人の設備導入をサポートする。
割賦販売
設備を分割払いで購入可能にする販売方法。購入後の資金負担を軽減する。

02ファイナンス準主力

金銭の貸付、債権の買取、信用保証等を行う。幅広い資金調達ニーズに応える。

主な製品・サービス3
金銭貸付
法人向け貸付。事業資金を提供する。
債権買取
企業が保有する債権を買取り、資金化を支援する。
信用保証
取引先への支払いを保証し、信用力を補完する。

03不動産副次

不動産の賃貸・販売、匿名組合等への出資を行う。

主な製品・サービス2
不動産賃貸
不動産を貸し出し、賃料収入を得る。
不動産販売
不動産を売却し、売却益を得る。

04フィービジネス副次

生命保険の募集、自動車リースの紹介、損害保険代理業等を行う。

主な製品・サービス2
保険代理業
損害保険や生命保険の募集・代理業務。
自動車リース紹介
自動車リースの契約を仲介。

05環境ソリューション副次

売電事業、LEDレンタル事業等を行う。再生可能エネルギーや省エネを支援する。

主な製品・サービス2
売電事業
太陽光発電などで発電した電力を売却する。
LEDレンタル
LED照明をレンタルし、省エネを実現する。

06その他その他

物品販売等を行う。

製品と技術

リース・割賦:情報機器から産業機械まで幅広い対象

リース・割賦セグメントは九州リースサービスの核となる事業で、2026年3月期の売上高は218億円、営業利益19億円を計上する。主な対象は情報・事務用機器、産業・土木・建設機械で、契約実行高はそれぞれ41億円、39億円。割賦販売も178億円と大きく、全契約実行高370億円の約半分を占める。営業資産残高の大部分をこのセグメントが占め、収益の安定源となっている。

ファイナンス:営業貸付と信用保証で成長

ファイナンスセグメントは営業貸付、債権買取、信用保証を提供する。2026年3月期の売上高は26億円で前期比23.3%増、営業利益15億円で22.8%増と高い成長を示した。営業貸付金は前期末比39億円増加し、契約実行高も313億円(前期比1.8%増)と堅調。子会社のケイエルエス信用保証もこのセグメントに含まれ、地域企業への金融サービスを補完する。

環境ソリューション:売電とLEDレンタル

環境ソリューションセグメントは売電事業とLEDレンタル事業を展開する。2026年3月期の売上高は12億円で前期比8.5%増、営業利益2.6億円で31.9%増と利益率が高い。子会社合同会社相生メガソーラーパークなどが売電を担い、環境関連のニーズに対応。契約実行高は4.8億円と小規模だが、営業資産残高に占める割合は限定的ながら成長分野と位置づけられる。

フィービジネス:保険募集と自動車リース紹介

フィービジネスセグメントは、生命保険の募集、自動車リースの紹介、損害保険代理業からなる。2026年3月期の売上高は4.8億円、営業利益2.5億円と比較的小規模ながら安定した収益を上げている。2002年に自動車リース資産を譲渡して以降、紹介手数料収入に特化。生命保険募集は2002年から、損害保険代理は子会社から移管され、グループ全体の顧客接点を広げる役割を果たす。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

リース業で九州地盤、内需依存で安定

九州リースサービスは、九州地方を地盤とするリース専門企業で、同業他社であるMFSやNEXYZ.Groupと比較して、地域密着型の営業網を強みとする。売上高は2025年3月期に393億円と前期比で拡大したが、2026年3月期には358億円へ減少する見込みで、需要の変動を受けやすい。営業利益率は14.5%から17.04%へ改善しており、収益性は向上傾向にある。国内市場に特化し、海外展開は限定的で、内需依存度が高い。競合他社との差別化は、地域金融機関との連携や中小企業向けのきめ細かいサービスにある。

強み

  • 九州を中心にした強固な顧客基盤と金融機関との関係を活かした営業力を有する。
  • 営業利益率が14.5%から17.04%へ上昇し、コスト管理と事業効率化が進んでいる。
  • 国内需要に特化し、海外景気の影響を受けにくいビジネスモデルで安定した収益源を持つ。
  • 売上高に対して高い収益性を維持し、財務体質が堅固で、将来の投資余力を確保している。

課題

  • 2026年3月期には売上高が358億円に減少する見込みで、成長戦略の見直しが急務。
  • リース業界ではMFSなど競合他社が拡大しており、シェア維持に課題がある。
  • 内需依存が強く、海外市場での成長機会を逃しており、グローバル化への対応が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他金融業の時価総額近傍。太字が九州リースサービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18508Jトラスト1,005億円7.1倍
28793NECキャピタルソリューション900億円9.8倍
37199プレミアグループ835億円13.1倍
4471ANSグループ800億円10.9倍
58771イー・ギャランティ778億円22.3倍
68596九州リースサービス414億円9.2倍
77383ネットプロテクションズホールディングス397億円22.9倍
87198SBIアルヒ370億円20.4倍
98789フィンテック グローバル326億円7.8倍
105845全保連324億円18.5倍
118772アサックス296億円7.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

ユニオンリースとして福岡相互銀行の関連会社で発足した1974年

1974年11月、商号をユニオンリースとして、福岡相互銀行(現西日本シティ銀行)と日本リースの業務提携により資本金30百万円で設立された。本社を同行本店内に設置し、電気機器、事務用機器、工作機械、建設機械などのリースを主目的に営業を開始。同行の関連地場リース会社として九州での営業基盤を築き始めた。

商号変更と九州への支店展開(1980年)

1980年10月、同名のリース会社が他に存在するため、商号をユニオンリースから九州リースサービスに変更。同年12月には北九州営業所を開設し、その後久留米、熊本、鹿児島、大分へ支店を拡大。同時に子会社ユニオン商事を設立し、損害保険代理業や車両整備・保守業務を開始した。ただし、この子会社は1999年6月に全株式を売却している。

上場と国際展開への挑戦(1988年~1999年)

1988年11月、福岡証券取引所に株式を上場。これに先立ち1987年1月には香港現地法人を設立し、1989年4月には米国現地法人を設立するなど国際展開を試みたが、いずれも1999年から2005年にかけて清算され、海外事業から撤退した。1993年7月には本社を現在の福岡市博多区博多駅前四丁目に移転し、現在に至っている。

自動車リースの紹介業務と保険募集への転換(2002年~2005年)

2002年6月、自動車リース資産を譲渡し、自動車リースの紹介業務を本格化。従来のリース資産保有から手数料収入中心のビジネスモデルへ転換した。2002年7月には生命保険の募集業務を開始。2005年11月には連結子会社KL合人社を設立し、不動産関連事業を拡充。2006年4月には損害保険代理業務を子会社から自社に移管し、フィービジネスを強化した。

東証二部上場と子会社の再編(2016年~2021年)

2016年11月、東京証券取引所市場第二部に上場し、全国的な資金調達力を高めた。それ以前の2008年には鹿児島支店を閉鎖、2009年にはユーティライズの全株式を取得するが2015年に売却。2016年7月にはTube社の株式を取得するも2021年に売却。2014年には長崎支店を開設するなど、九州内の拠点を再編しながら収益基盤を固めた。

年表27件を開く

1970年代

  • 1974年11月商号をユニオンリース㈱として、㈱福岡相互銀行(現 ㈱西日本シティ銀行)と㈱日本リース(2010年4月清算)との業務提携により資本金30百万円で設立。本社を福岡市博多区博多駅前三丁目1番1号 同行本店内に設置し、同行の関連地場リース会社として発足。下記内容を事業の主たる目的として営業を開始。(1)電気機器、事務用機器、工作機械、建設機械、輸送用機器等各種動産及び無体財産権、建物付属設備のリース(2)上記物件の割賦販売、売買及び賃貸借
  • 1979年5月債権買取取引及び関連する融資業務の取扱を開始。
  • 1979年8月本社を福岡市博多区博多駅東二丁目5番19号に移転。

1980年代

  • 1980年10月商号変更同名のリース会社が他に存在するため、商号をユニオンリース㈱から、㈱九州リースサービスに変更。
  • 1980年12月北九州営業所(現 北九州支店)を開設。その後、久留米、熊本、鹿児島、大分に支店を開設。㈱ユニオン商事を設立。当社の業務補完の目的で、損害保険代理業、車両の整備・保守業務を開始。(1999年6月全株式を売却)
  • 1982年12月営業貸付取引を本格的に開始。
  • 1983年3月本社を福岡市博多区博多駅前四丁目1番1号に移転。
  • 1983年7月債務保証業務の取扱を開始。
  • 1984年8月不動産業務を開始。
  • 1987年1月創業香港現地法人「KYUSHU LEASING SERVICE (H. K.)CO., LIMITED」を設立。(「K. L. HONG KONG LIMITED」に改称。1999年11月清算)
  • 1988年11月上場福岡証券取引所に上場。
  • 1989年4月創業米国現地法人「K. L. AMERICA INC.」を設立。(2005年8月清算)

1990年代

  • 1993年7月本社を福岡市博多区博多駅前四丁目3番18号に移転。
  • 1999年8月㈱ケイ・エル・アイを設立。(現 連結子会社)

2000年代

  • 2002年6月自動車リース資産を譲渡し、自動車リースの紹介業務を本格的に開始。
  • 2002年7月生命保険の募集業務を開始。
  • 2004年6月執行役員制度を導入。
  • 2005年10月M&A㈱ケイ・エル熊本を設立。(2011年10月吸収合併)
  • 2005年11月㈱KL合人社を設立。(現 連結子会社)
  • 2006年4月㈱ケイ・エル・アイから損害保険代理業務を移管。
  • 2006年7月M&A㈱ケイ・エル宮崎を設立。(2012年10月吸収合併)
  • 2007年7月M&A㈱ケイ・エル大分を設立。(2013年10月吸収合併)
  • 2008年12月鹿児島支店を閉鎖。
  • 2009年9月㈱ユーティライズの全株式を取得。(2015年11月全株式を売却)

2010年代

  • 2014年12月長崎支店を開設。
  • 2016年7月Tube㈱の株式を取得。(2021年6月全株式を売却)
  • 2016年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 当期純利益2027年3月期まで40億円
  • ROA2027年3月期まで1.75%超
  • ROE2027年3月期まで8.00%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    確かな収益基盤の確立

    従来のリース事業に加え、顧客基盤を活用したソリューション営業を強化し、収益力を高める。

  2. 02

    新たな領域の創造

    戦略的パートナーとの連携を通じて、専門的なノウハウや知見を取り込み、独自のビジネスを展開することで提供価値を拡大する。

  3. 03

    経営基盤強化

    人的資本投資を拡大し、エンゲージメントの向上など非財務指標の改善にも取り組み、持続的成長を支える組織づくりを進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で189人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は714万円で、9期前と比べて+13.5%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月145
2018年3月146
2019年3月62941.614.5151
2020年3月61340.313.1152
2021年3月60240.713.3152
2022年3月62141.513.8159
2023年3月70642.614.5155
2024年3月69343.014.3186
2025年3月67442.614.81863,065
2026年3月71442.414.01893,228

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 10 / 海外 1、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ㈱ケイ・エル・アイ(注)3,5,6
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    西日本不動産開発㈱(注)5
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ケイエルエス信用保証(注)5
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    ㈱KL合人社
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    合同会社相生メガソーラーパーク
    東京都千代田区 · 連結子会社
  • 国内
    ㈲NRP
    福岡市博多区 · 連結子会社
  • 国内
    合同会社大名プロジェクト
    福岡市博多区 · 連結子会社
  • 国内
    ㈲ウエストレジデンス
    福岡市博多区 · 連結子会社
  • 国内
    KLI新エネルギー合同会社
    福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権80.4%
  • 海外
    8JPR JV PTE. LTD.
    シンガポール共和国シンガポール市 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
  • 国内
    ㈱ストレージ王(注)4
    千葉県市川市 · 持分法適用会社
    議決権26.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は358億円営業利益61億円前期と比べると減収増益で、売上が-8.9%、利益が+7.0%。

売上高
-8.9%
358億円
営業利益
+7.0%
61億円
純利益
+8.3%
39億円
営業利益率
17.0%
前期比 +2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高358億円
営業利益62億円61億円
純利益42億円39億円
1株あたり配当¥62¥62

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は99億円、営業利益は23億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+41.4%、営業利益は+91.7%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q940
2024年1Q701217.18
2024年2Q941516.010
2024年3Q791215.28
2024年4Q924
2025年2Q2143415.921
2025年4Q1792312.815
2026年2Q1552818.121
2026年4Q2033316.318
2027年1Q992323.216

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は185億円から358億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は17.0%。純利益は2期連続で増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月185139
長崎支店を開設。
2014年3月1892612
2015年3月1922814
東京証券取引所市場第二部に上場。
2016年3月1942817
2017年3月2113023
2018年3月2333530
2019年3月2453523
2020年3月2523524
2021年3月2833719
2022年3月2963321
2023年3月3685459
2024年3月3354630
2025年3月393575614.536
2026年3月358616017.039

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益358億円のうち、営業利益として残るのは61億円17.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は39億円、売上の10.9%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.5%263億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.5%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.0%61億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.2pt
17.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.1pt
10.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
8.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−78億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは−107億円期末の手元現金は63億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月623−13151
2014年3月346−40151
2015年3月−453−2880
2016年3月−30380
2017年3月−6−1073
2018年3月−19−9−242
2019年3月−1541244
2020年3月−741253
2021年3月−130747
2022年3月−199−120249
2023年3月−1336−1261
2024年3月−149−914751
2025年3月−32−13149
2026年3月−78−2912163

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,196億円。このうち返さなくてよい自己資本が455億円で、自己資本比率は20.6%(業種中央値24.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,2311741,05713.9
2014年3月1,2301851,04514.8
2015年3月1,2411971,04415.6
2016年3月1,2792171,06216.9
2017年3月1,3082351,07317.9
2018年3月1,3602731,08720.0
2019年3月1,4092791,13019.7
2020年3月1,4442971,14720.5
2021年3月1,4853201,16521.5
2022年3月1,6943351,35919.7
2023年3月1,7553791,37621.4
2024年3月1,9344011,53320.6
2025年3月2,0194261,59321.0
2026年3月2,1964551,74120.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
63億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
417億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,741億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
44
/ 100
安定性自己資本比率14 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率39社中14位あたり、逆に低いのは営業収益成長率39社中37位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.9%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
17.0%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
20.6%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率下位前期からの売上の伸び
-8.9%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,594で、1年前と比べて+16.3%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥1,594-1.9%1ヶ月+4.5%1年+16.3%時価総額414億円
過去52週の値幅
安値¥1,274高値¥1,690

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.2倍
PER (会社予想)8.6倍
PBR0.78倍
配当利回り3.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬から上昇し、8月6日には1603円と52週高値1619円に接近。直近は1590円で、8月7日は0.8%下落。1か月で9%上昇、1年では26%高。25日線1504.56円を大きく上回り、上昇トレンドが継続。RSIは71.88と買われ過ぎ圏にあり、短期的な過熱感が強い。出来高は8月6日に67800株と急増し、高値圏での売買が活発。中期的な上昇トレンドは維持も、高値警戒感がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが実績9.2倍、予想8.6倍と業界平均17.3倍を大きく下回る。PBR0.79倍に対し業界平均1.79倍で、ROE8.9%を考慮すると資産効率は良好。配当利回り3.9%も業界平均3.2%を上回り、株主還元は手厚い。営業利益率は改善傾向にあり、収益力向上が期待される。ただし配当性向77.7%と高く、今後の増配余地は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.2倍17.4倍
PER (予想)8.6倍
PBR0.78倍1.81倍
ROE8.9%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、九州経済の成長がリース需要を押し上げるかどうか。強気派は、設備投資の堅調さや高いROEを評価する。弱気派は、売上高の減少(2024年335億円から2025年393億円と増えたが、2026年は358億円と減少見込み)や競争激化による収益性低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高収益性

    ROE 8.9%と同業他社に比べて高く、営業利益率も改善傾向。

  • 地域密着

    九州の地盤を活かし、地元企業との取引が安定。

  • 増益予想

    2026年3月期の純利益は39億円と前期比増益の見込み。

  • 2026年3月期は営業利益61億円へ増益通年影響

    営業利益は前期57億円から61億円へ4億円増加する

  • 営業利益率17.04%と2.5ポイント改善通年影響

    営業利益率は14.5%から17.04%へ2.54ポイント上昇する

  • 純利益39億円と2期連続で増益通年影響

    純利益は前期36億円から39億円へ3億円増加する

  • 予想PER8.6倍と実績9.2倍から改善通年影響

    予想PER8.6倍は実績PER9.2倍を0.6ポイント下回る

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    2026年3月期の売上高は358億円と前期比減少見込み。

  • 競争激化

    リース業界は競争が激しく、金利低下で利ざやが縮小。

  • 業績の変動

    2024年3月期の純利益は30億円と前期の59億円から大きく減少。

  • 売上高が前期比9%減の358億円通年影響

    売上高は393億円から358億円へ35億円減少する

  • PBR0.79倍と純資産割れで市場評価が低い継続影響

    PBR0.79倍はROE8.9%に対しても市場が成長性を割り引いている

  • 株価は1年で25.8%上昇し調整リスク不定影響

    1年間の株価上昇率は25.83%で、短期的な過熱感がある

  • 外国所有比率3.68%と低く外部資金依存継続影響

    外国法人所有比率は3.68%で、売買が細く需給変動を受けやすい

次の決算で確かめる点
売上高
リース需要の動向を示す主要指標。
営業利益率
収益性の変化を捉えるため。
契約件数
新規需要の獲得状況を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり62で、前期から+9.4%いまの株価に対する利回りは3.89%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥62
1株あたり
配当利回り
3.89%
いまの株価に対して
配当性向
77.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月1411.0
2019年3月140.015.6
2020年3月157.114.9
2021年3月150.021.7
2022年3月1923.321.0
2023年3月2637.810.8
2024年3月3017.661.1
2025年3月5376.782.5
2026年3月589.477.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥62

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,242人。区分でいちばん多いのは事業法人55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が62.0%を占め、残る38.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人44.039.855.955.255.655.7
個人・その他30.034.530.927.029.733.2
自己株式8.48.48.48.48.48.4
金融機関24.424.37.711.39.16.3
外国法人1.31.22.54.34.13.6
証券会社0.30.13.12.11.51.1
外国人個人0.00.10.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社西日本フィナンシャルホールディングス27.42
02福岡地所株式会社13.73
03株式会社日本カストディ銀行(信託E口)4.39
04株式会社平興産3.10
05株式会社シノケングループ2.63
06住友三井オートサービス株式会社2.31
07株式会社ゼンリン1.70
08伊波 良樹1.54
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.33
10株式会社二十一世紀グループ1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+442%、1株純資産は14期で+188%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月326965.27.521.1
2014年3月497416.85.517.1
2015年3月588667.47.112.2
2016年3月779658.35.612.2
2017年3月1021,04210.28.011.8
2018年3月1331,20911.86.111.0
2019年3月1011,2308.37.015.6
2020年3月1051,3058.34.214.9
2021年3月821,4056.18.521.7
2022年3月941,4676.56.221.0
2023年3月2581,65216.53.410.8
2024年3月1341,7647.911.261.1
2025年3月1581,8818.76.482.5
2026年3月1742,0048.97.877.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額196百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
礒山誠二代表取締役社長7529,200
檜垣亮介取締役専務執行役員 人事部・審査部・法務管理部・監査部・投資戦略部 担当6522,600
石原隆取締役常務執行役員 グループ戦略部・リレーション営業部・財務部・事務部担当6713,300
黒瀬健男取締役常務執行役員 営業統括部・リース営業部・自動車営業部・IT企画部・総務部担当、営業店統括6220,100
野中康平取締役常務執行役員 総合企画部・ファイナンス営業部・経理部担当5921,400
矢崎精二取締役75800
加藤暁子取締役67
土井良由美子取締役47
板橋正幸常勤監査役6422,900
本田隆茂監査役60
中原裕介監査役52
入江浩幸代表取締役社長68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)593531916533
社外取締役616163
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容583字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社9社及び関連会社2社により構成され、機械設備等のリース及び割賦販売(リース・割賦)、金銭の貸付、債権の買取及び信用保証等(ファイナンス)、不動産の賃貸及び販売、匿名組合等に対する出資等(不動産)、生命保険の募集、自動車リースの紹介、損害保険代理業等(フィービジネス)、売電事業及びLEDレンタル事業等(環境ソリューション)、物品販売等(その他)の事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 会社名   セグメントの名称 リース・割賦   ファイナンス   不動産   フィービジネス   環境ソリューション   その他 ㈱九州リースサービス(当社)   ◎   ◎       ◎       ◎ 連結子会社(9社) ㈱ケイ・エル・アイ   ◎       ◎   ◎   ◎   ◎ 西日本不動産開発㈱           ◎ ㈱ケイエルエス信用保証       ◎ ㈱KL合人社           ◎ 合同会社相生メガソーラーパーク他1社                   ◎ ㈲NRP他2社           ◎ 関連会社(2社) 8JPR JV PTE. LTD.他1社           ◎ 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,385字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは企業理念・方針を以下のように定め、その実現に努めております。 <共存共栄>企業経営に必要な付加価値の高いサービスを提供していくことにより、お客さまと共に発展・成長することを目指します。 <地域貢献>地域に根差した総合金融サービス企業として、地域経済の発展に貢献していきます。 (2) 経営戦略及び対処すべき課題等 当社グループは、地域に根ざし、創業以来50年超の業歴で培った顧客基盤を最大の強みとする総合リース会社を核とする当社グループの特性を活かし、課題を抱える企業のパートナーとして、柔軟かつ専門性の高いソリューション営業を展開しております。 当社グループの主要地盤である九州においては、大手半導体関連企業の集積が加速するなか、関連するサプライチェーン企業の新規出店や設備増強が進展するとともに、地場企業にも設備投資ニーズが波及するなど、地域経済の拡大・活性化が続いております。また、複数の大型都市再開発プロジェクトも進行中であり、全国平均を上回る高い伸び率で設備投資が行われております。一方で、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギーコストの上昇や、サプライチェーンの混乱、インフレの加速懸念など、地政学リスクの高まりが、国内経済ひいては地域経済にも影響を及ぼしつつあり、今後の経営環境については、不透明な状況が続くものと想定されます。 このような厳しい環境下においても、当社グループは、引き続き、中期経営計画「共創2027 ~つながるチカラで未来を創造する~」(計画期間:2024年4月~2027年3月)に基づき、「確かな収益基盤の確立」「新たな領域の創造」「経営基盤強化」の3つを基本戦略として推進することで、持続的成長の実現と企業価値向上に向けた取組みを進めてまいります。 特に、当社グループの従来からの強みである「お取引先・地域との密着力」と「多様で幅広な総合金融サービス」に加え、「専門、固有なノウハウ・知見を有する戦略的パートナーとの連携」を相乗させ、当社グループ独自のビジネスを展開することで持続的成長・提供価値の拡大を実現することに注力してまいります。 (3) 目標とする経営指標 中期経営計画「共創2027 ~つながるチカラで未来を創造する~」において、更なる利益成長にとどまらず、収益性や資本効率性の向上にも注力してまいります。また、当社グループが持続的な成長を実現していくためには、人的資本投資の拡大による魅力ある組織づくりの展開が不可欠と考え、エンゲージメントの向上といった非財務指標についても新たに目標として掲げております。これらの経営指標の達成を通じて、当社グループの企業価値向上を目指してまいります。 なお、計画最終年度である2027年3月期の財務KPIについて、「当期純利益:40億円」「ROA:1.75%超」「 ROE:8.00%超」を掲げておりますが、足元の事業計画や、各施策の進捗状況を踏まえ、これを上回る計画値を設定し、さらなる成長に向けて取組んでまいります。 《中期経営計画:財務KPI》 《中期経営計画:非財務KPI》
事業等のリスク4,440字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 景気変動によるリスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 当社グループで行っているリース・割賦販売取引は、お取引先が設備投資をする際の資金調達手段の1つという役割を担っています。 民間設備投資額とリース設備投資額とは、一時的な差異はあるものの、ほぼ相関関係にあり、今後もこの傾向は続くものと考えられます。 当社グループの契約実行高とリース設備投資額の推移は必ずしも一致していませんが、今後、国内外の景気の低迷が長期化するなどの要因によりリース設備投資額が大幅に減少した場合は、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ② 対応策 地政学リスクの高まりに伴う、資源価格の高騰や、原材料の供給不安等による世界経済全体の下振れリスクが懸念されることに加え、為替市場の変動や、インフレの加速等も予想され、依然として景気の先行きは不確実性が高い状況が続いております。国内外の景気動向を注視するとともに、お取引先の業況把握に努めながら、リース・ファイナンス・不動産を中心に、市場価額や利回りを踏まえた適切な資産の入替えに注力し、景気変動によるリスクの低減を意識した事業ポートフォリオの構築に取組んでいます。 (2) 信用リスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 当社グループで行っているリース・割賦販売取引及び営業貸付取引につきましては、お取引先に対する中長期与信となりますので、その信用リスクの軽減及び管理が経営上重要な事項となります。 当社グループでは、次の対応策を実践することにより、信用リスクの軽減及び管理に取組んでおりますが、お取引先の経営破綻等により、リース契約が解除となった場合、リース資産処分損等が発生することがあり、また、営業貸付金につきましても、お取引先の業況悪化や担保物件の時価下落などにより貸倒引当金の積み増しを余儀なくされることがあるため、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ② 対応策 リース・割賦販売取引の当初の取引時においては、将来の中古価値に基づいた対象物件の選別、契約期間やリース料・割賦金水準の設定、お取引先の財務状況の把握などに細心の注意を払うことにより、リスク軽減に努めております。また、取引開始後におきましても、定期的にお取引先の業況をチェックし、市場動向や財務状況の悪化などお取引先の信用状況の変化を早期に把握できるよう管理を行っております。 同様に営業貸付及び信用保証取引におきましても、資金使途、資金繰り、担保物件の時価などについて当初の貸出時に十分な審査を行うことにより、リスク軽減を図っております。また、担保不動産につきましては、その評価を外部に委託し、債務者区分に応じて定期的に評価の見直しを行うことで、評価の透明性、客観性を確保しながら、信用リスクの管理を行っております。 (3) 市場金利変動リスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 リース・割賦販売取引は、お取引先が導入を希望する機械・設備を当社グループが代わって購入のうえ、契約期間を通じてお取引先に賃貸又は割賦販売し、その対価として毎月一定のリース料又は割賦金を受け取る取引であります。このリース料又は割賦金は固定金額であり、契約後に市場金利の変動が直ちにリース料等へ反映される契約内容ではありません。また、賃貸不動産につきましてもマンション・オフィスビル等であり、今後の市場金利の変動が直ちに賃貸料へ反映される契約内容ではありません。 一方、営業資産取得にかかる資金調達は、金融機関からの借入が主体であり、そのうち変動金利の借入については、市場金利変動の影響を受けます。 従いまして、今後市場金利が上昇した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ② 対応策 当社グループでは、日本銀行の金融政策の動向など、市場金利の動きを常時注視し、ALM(資産・負債の総合管理)の視点から、資産と負債を一元的に管理し、バランスを確保することに努めております。このALMによる管理態勢のさらなる実効性向上を図る観点から、2025年7月に、専門部署としてALM戦略室を新設いたしました。借入の金利形態や期間のモニタリングを行い、有利子負債における固定金利・変動金利の調達比率をコントロールするなど様々な手法を活用するとともに、運用面についても、適用金利引上げや不動産利回り向上に取組み、市場金利変動リスクの低減に取組んでおります。 (4) 販売用不動産及び賃貸不動産の価格変動リスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 当社グループでは、将来の売却益獲得を目的として販売用不動産133億69百万円を保有しております。また、長期安定収入の確保を目的に賃貸不動産283億12百万円を保有しております。 販売用不動産につきましては、国内景気の低迷などの要因により、売却時における不動産相場水準が低下した場合には売却損が発生し、また、今後不動産時価が下落した場合には評価損が発生する恐れがあります。 同様に、賃貸不動産につきましても、今後の不動産時価の動向や稼働率の変化により減損損失が発生する恐れがあり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ② 対応策 今後の国内経済の動向を注視するとともに、不動産市況や稼働率を適宜に把握し、販売用不動産の売却損や賃貸不動産の減損損失の発生を回避すべく、保有資産の入替えを促進するなどにより、不動産の価格変動リスクの軽減に取組んでおります。 (5) 諸制度の変更リスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 当社グループでは、現行の法律・税務・会計等の制度や基準に基づき、リース取引等の各種事業を行っております。将来、現行の制度や基準が変更された場合には、新たなコストが発生し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ② 対応策 現行の制度や基準の変更に際しては、適宜、弁護士や専門家の助言を受けることによって、新たなコストの発生をできる限り抑制するなど、諸制度の変更リスクの軽減に取組んでおります。 (6) 法的規制に関するリスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 当社グループでは、事業を行うに際して会社法、金融商品取引法、貸金業法、宅地建物取引業法、独占禁止法、個人情報保護法等の法令等の適用及び規制当局の監督を受けております。 当社グループでは、これらの法令等を遵守し、許認可更新等に支障が出ないよう、役職員に対するコンプライアンスの徹底を行っておりますが、役職員が法令等に違反した場合には、罰則、業務停止処分、登録・届出資格抹消、信用の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ② 対応策 当社グループが事業を行うにあたって必要な「貸金業者登録」や「宅地建物取引業者免許」などの許認可については、更新手続きを怠らないよう、その有効期限を厳正に管理しております。 また、毎年コンプライアンスプログラムを策定し、その進捗状況をコンプライアンス委員会で把握してコンプライアンス体制の整備に努めるとともに、定期的な勉強会の開催などを通じて、当社グループの全役職員のコンプライアンス意識の向上に取組んでおります。 (7) 為替変動リスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 当社グループは、外貨建資産を保有しております。世界経済の低迷などを要因として、急激に為替相場が変動した場合は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 対応策 地政学リスクや、世界経済の動向、各国の金融政策などを要因とする為替相場の動きを注視するとともに、為替相場の変動による影響を最小限に留めるため、外貨建資産残高を適切に管理することなどにより、為替変動リスクの軽減に取組んでおります。 (8) システムリスク・情報セキュリティリスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 当社グループでは、取引先管理や契約管理、会計処理等の広範な業務において、さまざまなコンピュータシステムを活用しているほか、電子メールを利用したデータの送受信等を行っております。これらのシステムについて、保守の不備等によるシステム障害の発生、コンピュータウイルスの侵入、外部からの不正アクセス等のサイバー攻撃により、長期間にわたり正常に作動しなくなった場合、当社グループの事業活動が停滞し、業績等への悪影響が生じる可能性があります。また、このようなサイバー攻撃により、顧客情報や経営情報等が外部に漏洩した場合、損害賠償の対応、当社グループの社会的信用の失墜から、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 対応策 当社グループでは、情報資産を重要な資産と位置づけ、これを保護・管理するため「情報セキュリティポリシー」及びシステムセキュリティ標準となる「情報セキュリティスタンダード」を定め、情報セキュリティの確保・推進に努めております。サイバー攻撃への対策としては、多重防御によるシステム侵入対策と、全端末へウイルス感染の検知・自動隔離ソフトウェアを導入しているほか、社内外の複数箇所に毎日最新のデータをコピーし保管することにより早期復旧対策を行っております。 加えて、高度化・巧妙化するサイバー攻撃に対応するため、全社員を対象とした標的型メール訓練や、社内研修を継続的に実施することで、ITリテラシーの向上やセキュリティ意識の強化に取組んでおります。 (9) その他のリスクについて ① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響 災害や事故などの緊急時や社会インフラの毀損など不測の事態が発生した場合のリスク、不適切な事務処理が行われることによる事務リスクなどの発生により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ② 対応策 当社グループでは、「危機管理マニュアル」「事務リスク管理規程」など顕在化が想定されるそれぞれのリスクについて、管理規程やマニュアルを策定し、リスクの軽減及び管理に取組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)10,315字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が継続するなか、底堅いインバウンド需要を背景とした個人消費の拡大により、景気は緩やかな回復基調が続きました。価格転嫁の進展等から企業収益は堅調に推移し、人手不足やDX等の中長期的課題への対応を目的とした設備投資意欲も高水準を維持しました。 一方で、主要国の通商政策に起因する世界経済の減速懸念が国内景気を下押ししたほか、日銀の金融政策の転換が企業の資金調達環境に影響を及ぼしました。さらに、ウクライナ情勢の長期化に加え、緊迫化する中東情勢などの地政学リスクの高まりが、資源価格の変動のみならずサプライチェーン全体に広範な影響を与えており、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。 このような経営環境のもと、当社グループは、引き続き、中期経営計画「共創2027~つながるチカラで未来を創造する~」に基づき、「確かな収益基盤の確立」「新たな領域の創造」「経営基盤強化」の3つを基本戦略として各施策を推進し、持続的成長の実現と企業価値向上に向けた取組みを進めてまいりました。 当連結会計年度の業績につきましては、各セグメントにおいて堅調に推移し、売上高は358億38百万円(前期比8.9%減)、営業利益は60億83百万円(前期比7.6%増)、経常利益は60億8百万円(前期比7.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は39億29百万円(前期比10.1%増)となり、通期計画を上回るとともに、営業利益及び経常利益は過去最高益を更新しました。 営業資産残高につきましては、当社グループの持続的成長の観点から、収益性や効率性を重視した資産入替の取組みを継続したことで、2,056億56百万円(前期末比8.0%増)となりました。 当連結会計年度の財政状態につきましては次のとおりであります。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ176億53百万円増加し、2,195億86百万円(前期末比8.7%増)となりました。これは主に、営業貸付金の増加39億84百万円、販売用不動産の増加39億80百万円、割賦債権の増加39億20百万円、投資有価証券の増加27億98百万円などであります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ147億84百万円増加し、1,740億87百万円(前期末比9.3%増)となりました。これは主に、借入金の増加67億98百万円、コマーシャル・ペーパーの増加45億円、社債の増加25億円などであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ28億68百万円増加し、454億98百万円(前期末比6.7%増)となりました。これは主に、利益剰余金の増加24億8百万円などであります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 リース・割賦 売上高は前連結会計年度に比べ20億13百万円減少し218億44百万円(前期比8.4%減)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ2億51百万円増加し、19億35百万円(前期比14.9%増)となりました。 ファイナンス 売上高は前連結会計年度に比べ5億1百万円増加し26億48百万円(前期比23.3%増)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ2億93百万円増加し15億76百万円(前期比22.8%増)となりました。 不動産 売上高は前連結会計年度に比べ20億92百万円減少し95億79百万円(前期比17.9%減)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ1億19百万円減少し28億29百万円(前期比4.0%減)となりました。 フィービジネス 売上高は前連結会計年度に比べ1百万円増加し4億88百万円(前期比0.4%増)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ3百万円増加し2億50百万円(前期比1.4%増)となりました。 環境ソリューション 売上高は前連結会計年度に比べ97百万円増加し12億48百万円(前期比8.5%増)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ63百万円増加し2億61百万円(前期比31.9%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ14億17百万円増加し63億25百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは77億73百万円の資金流出(前連結会計年度は32億50百万円の資金流出)となりました。これは主に、営業貸付金の増加55億63百万円、割賦債権の増加42億64百万円、販売用不動産の増加29億31百万円などの資金流出があったことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは28億84百万円の資金流出(前連結会計年度は68百万円の資金流出)となりました。関係会社株式の取得による支出18億31百万円、投資有価証券の取得による支出10億34百万円などによるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは120億59百万円の資金流入(前連結会計年度は31億41百万円の資金流入)となりました。これは主に、長期・短期借入金の純増減額(収入)67億98百万円、コマーシャル・ペーパーの純増減額(収入)45億円、社債の純増減額(収入)24億75百万円による資金流入がある一方、配当金の支払額15億18百万円などの資金流出があったことによるものであります。 ③ 営業取引の状況 a.契約実行高 当連結会計年度における契約実行実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   契約実行高(百万円)   前年同期比(%) リース・割賦 情報・事務用機器   4,128   74.9 産業・土木・建設機械   3,912   △10.1 その他   11,183   △38.4 ファイナンス・リース計   19,224   △22.7 オペレーティング・リース   -   △100.0 リース計   19,224   △29.8 割賦販売   17,802   8.1 リース・割賦計   37,027   △15.6 ファイナンス   31,379   1.8 不動産 オペレーティング・リース   2,268   230.3 その他   10,026   83.5 不動産計   12,294   99.9 環境ソリューション   483   △54.1 合計   81,184   △0.9 (注) 1  ファイナンス・リースについては、当連結会計年度に取得した賃貸用資産の取得金額、割賦販売については、実行時の割賦債権(物件購入金額)を表示しております。 2  オペレーティング・リースについては、賃貸物件の取得価額を記載しております。なお、再リース取引の実行高は含んでおりません。 b.営業資産残高 営業資産残高をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度末(2025年3月31日)   当連結会計年度末(2026年3月31日) 期末残高(百万円)   構成比(%)   期末残高(百万円)   構成比(%) リース・割賦   ファイナンス・リース   63,583   33.4   64,902   31.6 オペレーティング・リース   7,572   4.0   7,260   3.5 リース計   71,155   37.4   72,163   35.1 割賦販売   29,659   15.6   33,580   16.3 リース・割賦計   100,815   53.0   105,744   51.4 ファイナンス   41,458   21.8   45,459   22.1 不動産   オペレーティング・リース   27,617   14.5   28,392   13.8 その他   15,051   7.9   20,748   10.1 不動産計   42,668   22.4   49,140   23.9 環境ソリューション   5,403   2.8   5,312   2.6 合計   190,345   100.0   205,656   100.0 c.営業実績 連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 前連結会計年度 セグメントの名称   売上高 (百万円)   売上原価 (百万円)   差引利益 (百万円)   資金原価 (百万円)   売上総利益 (百万円) リース・割賦 ファイナンス・リース   21,378 オペレーティング・リース   1,687 割賦販売   791 リース・割賦計   23,857   20,508   3,349   485   2,863 ファイナンス   2,147   12   2,134   177   1,956 不動産   11,672   8,041   3,630   202   3,427 フィービジネス   486   8   477   -   477 環境ソリューション   1,150   759   390   83   307 その他   24   69   △45   -   △45 合計   39,338   29,402   9,936   949   8,987 当連結会計年度 セグメントの名称   売上高 (百万円)   売上原価 (百万円)   差引利益 (百万円)   資金原価 (百万円)   売上総利益 (百万円) リース・割賦 ファイナンス・リース   18,985 オペレーティング・リース   1,921 割賦販売   937 リース・割賦計   21,844   18,138   3,706   693   3,012 ファイナンス   2,648   32   2,615   303   2,312 不動産   9,579   5,935   3,644   306   3,338 フィービジネス   488   5   483   -   483 環境ソリューション   1,248   755   492   87   404 その他   28   57   △28   -   △28 合計   35,838   24,924   10,913   1,390   9,523 (注) 前連結会計年度の主な販売先については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (セグメント情報等) 関連情報 3 主要な顧客ごとの情報」に記載のとおりであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.事業全体の状況 当社グループは、引き続き、2024年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「共創2027 ~つながるチカラで未来を創造する~」に基づく、各戦略の実践に取組んでおります。長期ビジョンとして、「お取引先企業と地域に寄り添い、経営課題や社会情勢の変化に対応する、独創性のある総合金融サービス・ソリューションを提供する伴走型企業集団となる」ことを目指し、「確かな収益基盤の確立」「新たな領域の創造」「経営基盤強化」の3つの基本戦略を掲げ、地域社会との共創による当社グループのサスティナブルな成長と、社会課題解決の実現に挑戦し続けています。 当連結会計年度における、主な取組み・成果につきましては、次のとおりであります。 (確かな収益基盤の確立) 株式会社西日本フィナンシャルホールディングスとの連携強化に一層注力し、機械設備のリースだけでなく、建物リースやファイナンス、不動産仲介など、多様な機能を持つ当社グループの総合金融サービスを組み合わせ、お取引先の経営課題解決に向けたソリューション提案を推進・拡大しました。特に、同社との連携による地場優良顧客の開拓や、地域における大型設備投資案件に協調して取組み、確かな実績を計上することができました。また、九州・関東エリアでのファイナンス案件に積極的に取組み、営業資産を着実に伸ばすことで、事業規模を拡大することができました。 不動産事業においては、福岡・沖縄エリアでの賃貸不動産の開発と並行して、売却による資産入替にも取組み、安定的かつ効率的な収益基盤の拡充を進めました。 (新たな領域の創造) 再生可能エネルギー分野において、系統用蓄電池やFIP制度に対応した新事業を展開する子会社を新設し、地場電力会社と連携しながら系統用蓄電所の開発に取組むとともに、関連する新たな投資案件の情報獲得にも注力し、同分野における知見の蓄積及び将来に向けた事業基盤の構築を図りました。 また、社会課題解決を視野に入れた海外ビジネスへの展開として、アライアンスパートナーとの連携により、インドネシアでの大規模戸建住宅開発事業への出資及びシンガポールの物流施設への投資を行い、当社グループの総合金融サービスの強みを活かした事業領域の拡大に取組みました。 さらに、営業体制の強化を目的として、大阪支店の開設準備を進め、2026年4月3日より営業を開始しました。福岡本社との連携により、関西エリアのお取引先に対して付加価値の高い総合金融サービス・ソリューションを提供してまいります。 (経営基盤強化) 多様化・複雑化するお取引先の経営課題に対して最適なソリューションを提供する総合金融サービス企業として成長するため、DXの推進や、人的資本への積極的な投資を行い、キャリア開発支援やリスキリング、社内カルチャー変革に向けた取組みを進めました。 また、金利動向や経済情勢を踏まえ、資産と負債を総合的に管理するALM体制の強化に取組み、リスクマネジメントの実効性向上を図りました。加えて、安定的かつ効率的な資金調達を目的に、コマーシャル・ペーパーの活用開始や、第3回無担保社債の発行を行い、資金調達手段の多様化を推進しました。 b.セグメント情報に記載された区分ごとの状況 リース・割賦 商業用設備や再生可能エネルギー関連の環境分野向けを中心に新規取扱高が堅調に推移した一方で、前期に計上したリース物件売却収入の影響により、売上高は218億44百万円(前期比8.4%減)、営業利益は19億35百万円(前期比14.9%増)となりました。なお、営業資産残高は1,057億44百万円(前期末比4.9%増)となりました。 ファイナンス 収益性を重視した営業戦略を展開した結果、優良な営業資産を積み上げ、資金調達コストや与信コストを上回る利息収入を計上できたことにより、売上高は26億48百万円(前期比23.3%増)、営業利益は15億76百万円(前期比22.8%増)となりました。なお、営業資産残高は454億59百万円(前期末比9.7%増)となりました。 不動産 賃貸不動産の安定した賃料収入に加え、不動産販売収入を計上した一方で、前期に計上した大口不動産の販売収入の一過性要因により、売上高は95億79百万円(前期比17.9%減)、営業利益は28億29百万円(前期比4.0%減)となりました。なお、営業資産残高は491億40百万円(前期末比15.2%増)となりました。 フィービジネス 自動車関連の手数料収入及び保険代理店収入が堅調に推移したことにより、売上高は4億88百万円(前期比0.4%増)となり、営業利益は2億50百万円(前期比1.4%増)となりました。 環境ソリューション 売電収益が堅調に推移したことに加え、環境関連分野向けのエクイティ収益により、売上高は12億48百万円(前期比8.5%増)となり、営業利益は2億61百万円(前期比31.9%増)となりました。なお、営業資産残高は53億12百万円(前期末比1.7%減)となりました。 c.目標とする経営指標の達成状況等 経営目標の達成状況を判断するための客観的指標と2026年3月期の実績及び2027年3月期の予想値につきましては、次のとおりであります。 中期経営計画で目標とする経営指標の2026年3月期の実績 2026年3月期(実績)   2027年3月期(予想)   2027年3月期 (中計最終年度目標) 当期純利益   39億円   42億円   40億円 ROA   1.86%   1.87%   1.75%超 ROE   8.95%   9.00%   8.00%超 当連結会計年度においては、中期経営計画に掲げる各施策を着実に推し進めた結果、各セグメントとも堅調な実績を確保し、前期を上回る当期純利益を計上することができました。営業利益、経常利益については、いずれも過去最高益を更新いたしました。 2027年3月期は、中東情勢の影響による信用コストの増加や、市場金利上昇に伴う資金コストの増加など、コストアップの環境が継続することが見込まれる環境下ではありますが、中期経営計画の最終年度として、各戦略の成果を実現させることで、当初掲げていた財務KPIを上回る収益を確保する計画としております。営業資産の拡大と利回りの向上の相乗により、基礎的な収益を伸長させるとともに、資産の入替えによるフロー収益の獲得にも取組み、コスト増加を吸収しながら、さらなる成長を目指してまいります。 d.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、景気動向、市場金利動向、不動産市況など様々なリスク要因があることを認識しております。そのため、当社グループは常に経営リスクの動向を注視しつつ、ALM体制の強化を図るなど内部管理体制を充実させ、リスク管理体制の強化に努めてまいります。 ② 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおける資金需要は、リース・割賦物件及び不動産の購入に係る設備資金やファイナンス事業に係る貸付金が主なものであり、資金調達は金融機関からの借入及び自己資金を基本としつつ、公募社債発行による資金調達を行っております。当連結会計年度におきましては、コマーシャル・ペーパーを発行するなど資金調達手段の多様化を実施しております。また、主要な連結子会社にキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入し、グループ内資金を当社が一元管理することで資金効率の向上を図っております。引き続き、資金調達手段の多様化による安定強固な財務基盤と調達コストの削減に努めてまいります。 借入金残高は、前連結会計年度末に比べ67億98百万円増加し1,250億17百万円(前期末比5.8%増)となりました。また、有利子負債全体では前連結会計年度末に比べ135億増加し1,538億6百万円(前期末比9.6%増)となりました。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ14億17百万円増加し63億25百万円となりました。当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当連結会計年度末の当社に対する格付けは以下のとおりであります。 格付会社   種類   格付(見通し) 日本格付研究所(JCR)   長期発行体格付   A(安定的) 格付投資情報センター(R&I)   発行体格付   A(安定的) 短期格付(コマーシャルペーパー)   a-1 ③ 重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (3) 特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金の状況 「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(1999年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、当社における営業貸付金の状況は次のとおりであります。 ①貸付金の種別残高内訳 2026年3月31日現在 貸付種別   件数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%)   平均約定金利(%) 消費者向 無担保(住宅向を除く)   -   -   -   -   - 有担保(住宅向を除く)   -   -   -    -   - 住宅向   -   -   -   -   - 計   -   -   -   -   - 事業者向 計   148   100.00   48,606   100.00   4.22 合計   148   100.00   48,606   100.00   4.22 ②資金調達内訳 2026年3月31日現在 借入先等   残高(百万円)   平均調達金利(%) 金融機関等からの借入       118,754   1.23 その他       26,300   1.15 社債・CP   26,300   1.15 合計   145,054   1.21 自己資本       38,101   - 資本金・出資額   2,933   - (注) 当連結会計年度に行った貸付債権の譲渡の合計額は4百万円であります。 ③業種別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 業種別   先数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 製造業   -   -   -   - 建設業   -   -   -   - 電気・ガス・熱供給・水道業   5   8.48   3,469   7.14 運輸・通信業   -   -   -   - 卸売・小売業、飲食店   1   1.70   74   0.16 金融・保険業   5   8.47   3,488   7.18 不動産業   33   55.93   36,259   74.59 サービス業   15   25.42   5,313   10.93 個人   -   -   -   - その他   -   -   -   - 合計   59   100.00   48,606   100.00 ④担保別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 受入担保の種類   残高(百万円)   構成割合(%) 有価証券       6,250   12.86 うち株式   1,833   3.77 債権       484   1.00 うち預金   -   - 商品       -   - 不動産       39,103   80.45 財団       -   - その他       2,767   5.69 計   48,606   100.00 保証       -   - 無担保       -   - 合計   48,606   100.00 ⑤期間別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 期間別   件数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 1年以下   26   17.57   4,315   8.88 1年超  5年以下   82   55.41   36,676   75.45 5年超  10年以下   22   14.86   3,161   6.50 10年超  15年以下   9   6.08   965   1.99 15年超  20年以下   7   4.73   2,201   4.53 20年超  25年以下   2   1.35   1,285   2.65 25年超   -   -   -   - 合計   148   100.00   48,606   100.00 一件当たり平均期間                                 4.04年 (注)  期間は、約定期間によっております。なお、残存期間別貸付金残高内訳は以下のとおりであります。 2026年3月31日現在 期間別   残高(百万円)   構成割合(%) 1年以下   20,555   42.29 1年超  5年以下   25,969   53.43 5年超  10年以下   1,992   4.10 10年超    88   0.18 合計   48,606   100.00

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開示資料

出典

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