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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

イー・ギャランティ

eGuarantee,Inc.8771 · Prime · その他金融業

企業間取引の信用リスクを保証し、流動化する独立系信用保証会社。

概要

イー・ギャランティは、企業間取引に伴う売上債権等の未回収リスクを専門に引き受ける信用保証会社である。2000年に伊藤忠商事の子会社として設立され、2007年にジャスダック上場、2012年には東証一部指定を経て、現在は東証プライム市場に上場する(2026年3月期時点の従業員数194人)。保証債務残高は約9,113億円、売上高110億円、経常利益52億円に達する。自社の営業網に加え、地方銀行など提携先の販売網を活用したアセットライト型のビジネスモデルが特徴で、日本国内の売掛債権保証市場で最大級のシェアを持つ。

信用リスクを「仕入れ」「流動化」するマーケットメーカー

当社グループの事業は「信用保証事業」の単一セグメントで構成される。事業法人向けには、取引先の売上債権を一括で保証する「包括保証」と、特定先を個別に保証する「個別保証」を提供する。金融法人向けには、リスク・マーケット・サービス(RMS)と称し、信用保証の再保証や立替払債権等のリスクを受託し、投資家向けに組成・流動化する。この一連のプロセスで、当社は顧客からリスクを仕入れ、リスク移転先に販売するマーケットメーカーの役割を担う。保証債務残高は2026年3月期に9,113億円と前年比10.3%増加し、売上高は110億円(同7.9%増)に達した。リスク分散のため、小規模契約の積み上げやポートフォリオの多様化を進めている。

全国9拠点と提携ネットワークによる効率的な営業体制

当社の営業拠点は、東京本社のほか、大阪、名古屋、九州、北海道、東北、北陸、中四国、広島の9支店・オフィスを展開する。しかし、自社社員だけではなく、地方銀行を中心とする金融機関、商社、リース会社、保険代理店子会社、信用金庫、税理士法人、会計事務所など多様な提携先を販売チャネルとして活用する。これにより、固定費を抑えながら全国の中小企業にリーチできるアセットライト型の営業モデルを確立している。2026年3月期時点で、提携先の数は明示されていないが、報告書では「幅広い販売網」と説明される。また、代理店権限を付与した専門家ネットワークを通じて、直接販売も可能な体制を構築中である。

独自の企業信用データベースと審査プロセス

当社グループは、日本国内で最大級の法人向け信用リスク保証会社として、日々の取引から蓄積した膨大な企業信用情報データベースを保有する。このデータベースは、外部情報提供会社のデータに加え、自社で収集した定性情報を含み、審査・分析に活用される。リスク受託にあたっては、まず債権債務関係を明確化し、グルーピングした上で、倒産確率を自動計算するシステムにより定量化する。その後、リスク度合い・最大リスク額・コストのバランスを調整し、流動化先のニーズに合致したポートフォリオを組成する。この審査プロセスの自動化と精緻化が、競争力の源泉となっている。2026年3月期には、倒産件数増加を反映した保証料率の値上げにも成功し、収益性を維持した。

複数の匿名組合ファンドとグループ会社によるリスク移転

当社グループは、引き受けた信用リスクを外部に移転するため、複数の匿名組合(クレジット・ギャランティ1号~6号など)を設立し、これらを連結子会社として保有する。これらのファンドは、機関投資家に対してリスク商品を提供する役割を担う。また、イー・ギャランティ・インベストメント株式会社、イージーペイメント株式会社、アールジー保証株式会社などの子会社を擁し、業務の一部を分担する。グループ全体として、リスクの仕入れから流動化、管理までの機能を内包する。連結財務諸表上、これらの匿名組合は連結対象となるため、保証債務残高や収益に影響を与える。2026年3月期の連結純資産は224億円、負債合計は70億円である。

業界の中での役割は信用保証・リスク受託会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
110億円
営業利益
52億円
営業利益率
47.3%
純利益
36億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01事業法人向け信用保証主力

事業会社間の商取引(売上債権・請負債権等)の未回収リスクを包括保証または個別保証で受託。国内取引に加え、輸出取引にも対応。

主な製品・サービス2
包括保証
複数の取引先の信用リスクを一括して保証。売上高課金方式と限度額課金方式がある。
個別保証
特定の取引先1社単位で信用リスクを保証。限度額課金方式。

02金融法人向け信用保証準主力

金融機関等が保有する各種債権(信用保証事業の再保証、立替払債権、売掛債権買取など)の信用リスクを受託し、リスク移転先に流動化するサービス(RMS)。

主な製品・サービス1
リスク・マーケット・サービス(RMS)
金融機関等の信用リスクを受託し、運用商品として組成し流動化するサービス。

製品と技術

事業法人向け包括保証:多数取引先のリスクを一括カバー

包括保証は、顧客企業の取引先を10社程度以上グルーピングし、その信用リスクを一括して引き受けるサービスである。リスク分散効果により、個社単位の保証コストは低く抑えられる。課金方式は、売上高実績に応じた「売上高課金方式」と、保証限度額に年率を乗じる「限度額課金方式」の2種類がある。売上高課金方式は季節変動やスポット取引が多い企業に適し、限度額課金方式は取引が安定的な企業向けである。2026年3月期の保証債務の大部分は売掛債権保証に係るもので、総額9,113億円のうち8,260億円がこのカテゴリーに属する(前年比9.9%増)。

個別保証:特定取引先の信用リスクをピンポイントで担保

個別保証は、顧客企業が保証を希望する取引先1社単位で信用リスクを引き受けるサービスである。包括保証と異なり、リスク分散が効かないため保証料率は相対的に高いが、少ないコストで利用できる利点がある。限度額課金方式のみで、契約時に保証コストが確定する。主に、自社で審査機能を持つ大企業や、特定取引先への依存度が高い中小企業が利用する。当社は個別保証と包括保証を組み合わせることで、企業の規模や取引特性に応じた柔軟なリスクヘッジを可能にしている。両サービスの売上構成比は開示されていないが、包括保証が件数・金額ともに主力と推測される。

金融法人向けRMS:信用リスクの証券化と流動化の仕組み

リスク・マーケット・サービス(RMS)は、金融機関が保有する各種債権の信用リスクを受託し、運用商品として組成して機関投資家に販売するサービスである。対象となるのは、信用保証事業の再保証、立替払債権、売掛債権買取の未回収リスクなど多岐にわたる。当社は、受託したリスクをグルーピングし、リスク度合い・期間・期待収益率を調整したポートフォリオに仕立て、クレジット・ギャランティ匿名組合などのファンドを通じて流動化する。これにより、金融機関は自己資本比率規制の緩和や新たな与信余力の獲得が可能となる。RMSは当社の収益の一部を構成し、特に金融法人向け保証サービスとして独立した区分で計上される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がイー・ギャランティ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18739スパークス・グループ1,076億円16.1倍
24819デジタルガレージ999億円76.0倍
38793NECキャピタルソリューション900億円9.8倍
44765SBIグローバルアセットマネジメント888億円22.7倍
58613丸三証券863億円17.0倍
68771イー・ギャランティ778億円22.3倍
78708アイザワ証券グループ698億円20.0倍
89619イチネンホールディングス641億円8.3倍
99552クオンツ総研ホールディングス632億円20.7倍
108624いちよし証券628億円12.1倍
118706極東証券624億円12.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

伊藤忠商事の子会社として2000年に設立、電子商取引の決済保証が出発点

2000年9月、東京都港区において、伊藤忠商事の金融・不動産・保険・物流カンパニーの子会社としてイー・ギャランティは設立された。当初の目的は、電子商取引における決済サービスを手掛けるファクタリング会社が保有する金融債権の保証に特化していた。ドットコムバブルの最中、新たな商取引の決済リスクを担保する役割が期待されたが、当初の事業規模は小さかった。この時期に、後の包括保証・個別保証の原型となるノウハウが蓄積された。設立からわずか1年後の2001年11月には、企業間取引の売上債権を包括的に保証する「包括保証サービス」を開始し、現在の事業の基盤を築いた。

2004年に個別保証とRMSを開始、事業領域を拡大

2004年2月、当社は包括保証に加え、取引先1社単位で信用リスクを保証する「個別保証サービス」を開始した。これにより、中小企業など限定的なリスクヘッジを求める顧客層を取り込んだ。同年8月には、金融法人向け保証サービス「リスク・マーケット・サービス(RMS)」を本格化。金融機関が保有する信用保証の再保証や立替払債権等のリスクを受託し、投資家に流動化する仕組みである。2005年10月には海外向け債権保証事業を開始し、国内企業の輸出取引にも対応した。これらの新サービスにより、事業法人から金融機関まで幅広い顧客基盤を獲得し、収益源を多様化した。

2007年ジャスダック上場、2011年東証二部へステップアップ

2007年3月、当社はジャスダック証券取引所に株式を上場した。上場に先立ち、2005年から2007年にかけて大阪・福岡・名古屋に営業拠点を開設し、全国展開を加速。2008年には最初の匿名組合(クレジット・クリエイション1号)を設立し、リスク流動化の仕組みを強化した。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東証JASDAQスタンダード)に上場。さらに2011年12月には東京証券取引所市場第二部に上場し、より多くの投資家にアクセスできるようになった。この間、保証債務残高は着実に増加し、売上高も36億円(2013年3月期)から拡大基調に入る。

2012年東証一部指定、コファス事業買収で規模拡大

2012年1月、当社は仏系大手信用保険グループ傘下のコファス・ジャパン・ファイナンス株式会社の一部事業を買収した。この買収により、信用保証の引き受け能力と顧客基盤が拡大した。同年2月には大阪証券取引所JASDAQの上場を廃止し、12月には東京証券取引所市場第一部に指定された。2013年7月には本社を東京都港区に移転し、現在の所在地となった。同年11月にはイー・ギャランティ・ソリューション株式会社を設立し、グループ経営の効率化を図った。2014年3月にはアールジー保証株式会社、10月にはクレジット・ギャランティ1号匿名組合を設立するなど、ファンドと子会社の体制を整備した。

2017年以降は子会社設立と匿名組合の拡充を継続

2017年12月、当社はイー・ギャランティ・シェアードサービス株式会社(現イージーペイメント株式会社)を設立し、グループ内の決済・管理業務を集約した。2018年3月から2022年3月にかけて、クレジット・ギャランティ3号から6号までの匿名組合を相次いで設立し、リスク流動化の受け皿を増やした。また、2019年10月にはイー・ギャランティ・インベストメント株式会社を設立し、投資運用機能を強化した。これらの組織拡充により、グループ全体のリスク引受能力は向上し、保証債務残高は2018年3月期の約7,518億円から2026年3月期には9,113億円へと約1.2倍に拡大した。売上高も同期間で51億円から110億円へと倍増した。

2020年代、倒産増加と金利上昇を追い風に収益拡大

2020年代に入り、新型コロナウイルス禍からの回復過程で企業倒産が増加し、当社の保証サービスの需要は高まった。2024年3月期の企業倒産件数は前年比3.5%増の10,425件と4年連続で増加し、小規模倒産が過半数を占めた。こうした環境下、当社は保証料率の引き上げと新規契約の増加により、売上高を2024年3月期の92億円から2026年3月期には110億円に伸ばした。営業利益は51億円、当期純利益は35億円に達した。一方で、倒産に伴う保証履行も増加し、売上総利益の伸びは鈍化した。中期経営計画「Accelerate2028」を策定し、データベース拡充とリスク引受力の向上による加速度的成長を目指す。

年表31件を開く

2000年代

  • 2000年9月東京都港区において、伊藤忠商事㈱の金融・不動産・保険・物流カンパニーの子会社として、主に電子商取引における決済サービスにおいてファクタリング会社が保有する金融債権の保証を目的として当社を設立
  • 2001年11月通常取引分野における企業間取引に伴う売上債権(※)を包括的に保証する「包括保証サービス」を企業向けに提供開始
  • 2004年2月包括ではなく1社からでも個別企業ごとの売上債権を保証する「個別保証サービス」を開始
  • 2004年8月ファクタリング会社以外の金融法人向け保証サービス(リスク・マーケット・サービス、略称:RMS)を本格開始
  • 2005年4月大阪市中央区に大阪支店開設
  • 2005年10月国内企業の輸出債権を保証の対象とする「海外向け債権保証事業」を開始
  • 2006年5月本社を東京都渋谷区に移転
  • 2006年6月大阪支店を大阪市中央区内で移転
  • 2007年3月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年5月福岡市博多区に九州支店を開設
  • 2007年12月名古屋市中区に名古屋オフィス(現・名古屋支店)を開設
  • 2008年8月クレジット・クリエイション1号匿名組合(現・クレジット・リンク・ファンド1号匿名組合・連結子会社)を設立
  • 2009年3月名古屋市西区に名古屋オフィス(現・名古屋支店)を移転
  • 2009年10月クレジット・インベストメント1号匿名組合(現・連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現・東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2011年7月札幌市中央区に北海道支店を開設
  • 2011年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2012年1月M&A仏系大手信用保険グループ傘下のコファス・ジャパン・ファイナンス株式会社の一部事業を買収
  • 2012年2月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)の上場を廃止
  • 2012年12月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2013年7月本社を東京都港区に移転
  • 2013年11月イー・ギャランティ・ソリューション株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2014年3月アールジー保証株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2014年10月クレジット・ギャランティ1号匿名組合(現・連結子会社)を設立
  • 2015年4月クレジット・ギャランティ2号匿名組合(現・連結子会社)を設立
  • 2017年12月イー・ギャランティ・シェアードサービス株式会社(現・イージーペイメント株式会社・連結子会社)を設立
  • 2018年3月創業クレジット・ギャランティ3号匿名組合(現・持分法適用関連会社)を設立
  • 2019年5月クレジット・ギャランティ4号匿名組合(現・連結子会社)を設立
  • 2019年10月イー・ギャランティ・インベストメント株式会社(現・連結子会社)を設立

2020年代

  • 2020年2月クレジット・ギャランティ5号匿名組合(現・連結子会社)を設立
  • 2022年3月クレジット・ギャランティ6号匿名組合(現・連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE20%以上20%以上
  • ROIC20%以上20%以上
  • 配当性向100%を目安とした累進配当100%
  • 自己株式取得累計額2028年3月期末まで100億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    リスク引受規模拡大と販売網拡充

    既存の販売提携先との関係強化に加え、地方銀行以外の金融機関や多様な業態との提携を拡大し、信用保証や周辺サービスの販売網を充実させる。また、税理士法人など専門家ネットワークに代理権を付与し、誰でも販売できる体制を構築する。

  2. 02

    審査力強化とデータベース活用

    独自の企業信用情報データベースを拡充し、定量的・定性的な分析により柔軟な価格設定や保証枠設定を実現する。審査業務の自動化を推進し、倒産確率の自動計算など高度な審査モデルを構築する。

  3. 03

    契約継続率と増額率の向上

    保証機能以外の付加価値向上や既存顧客へのサービス充実により顧客満足度を高め、契約継続率と保証増額率を引き上げる。周辺金融サービスの提案や顧客要望収集プロセスを整備する。

  4. 04

    デジタル化推進と営業効率向上

    WEB商品投入による顧客基盤拡大、審査速度向上、システム連携促進などでサービス全体のデジタル化を進める。AI研修や営業プロセス標準化により営業人員の早期戦力化と効率的な営業活動を実現する。

  5. 05

    保証対象拡大と周辺事業進出

    企業間取引の信用リスク保証に加え、直接金融・間接金融分野や海外事業への展開を検討する。また、債権買取、入金管理督促、請求書発行、M&A仲介など周辺分野にも進出し事業規模を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で194人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は631万円で、9期前と比べて+30.2%平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は5.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月129
2018年3月149
2019年3月48530.64.9156
2020年3月2,41332.55.3142
2021年3月59731.85.2161
2022年3月58732.35.4170
2023年3月58631.45.2192
2024年3月63031.55.6190
2025年3月60531.55.91842,772
2026年3月63131.05.81942,680

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.9%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 16 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
― — 東京都 港区458百万円
システム開発事業 不動産管理事業
本社 — 東京都港区405百万円
信用保証 事業
大阪支店 — 大阪市34百万円
信用保証 事業
北海道支店 — 札幌市23百万円
信用保証 事業
東北支店 — 仙台市14百万円
信用保証 事業
名古屋支店 — 名古屋市11百万円
信用保証 事業
中四国支店 — 高松市10百万円
信用保証 事業
九州支店 — 福岡市5百万円
信用保証 事業
北陸支店 — 金沢市3百万円
信用保証 事業
広島支店 — 広島市1百万円
信用保証 事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    イー・ギャランティ・ソリューション株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    アールジー保証株式会社(注)4
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    イージーペイメント株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    イー・ギャランティ・インベストメント株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    クレジット・リンク・ファンド1号匿名組合(注)2、3
    東京都千代田区
  • 国内
    クレジット・インベストメント1号匿名組合(注)2、3
    東京都中央区
  • 国内
    クレジット・ギャランティ1号匿名組合(注)2、3
    東京都千代田区
  • 国内
    クレジット・ギャランティ2号匿名組合(注)3
    東京都千代田区
  • 国内
    クレジット・ギャランティ4号匿名組合(注)3
    東京都千代田区
  • 国内
    クレジット・ギャランティ5号匿名組合(注)2、3
    東京都千代田区
  • 国内
    クレジット・ギャランティ6号匿名組合(注)2、3
    東京都千代田区
  • 国内
    クレジット・ギャランティ7号匿名組合(注)2、3
    東京都千代田区
残りのグループ会社4社を開く
  • クレジット・ギャランティ8号匿名組合(注)3東京都千代田区
  • クレジット・ギャランティ10号匿名組合(注)2、3東京都千代田区
  • クレジット・ギャランティ11号匿名組合(注)2、3東京都千代田区
  • クレジット・ギャランティ3号匿名組合(注)2東京都千代田区

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は110億円営業利益52億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.8%、利益が+2.0%。

売上高
+7.8%
110億円
営業利益
+2.0%
52億円
純利益
+2.9%
36億円
営業利益率
47.3%
前期比 -2.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高119億円110億円
営業利益55億円52億円
純利益38億円36億円
1株あたり配当¥84¥84

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は28億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+27.3%、営業利益は+8.3%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q227
2024年1Q221254.58
2024年2Q231147.88
2024年3Q231356.58
2024年4Q249
2025年2Q492449.016
2025年4Q532750.919
2026年2Q552545.517
2026年4Q552749.119
2027年1Q281346.410

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は36億円から110億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は47.3%。営業収益は13期、純利益は5期の連続増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
イー・ギャランティ・ソリューション株式会社(現・連結子会社)を設立
2013年3月36106
アールジー保証株式会社(現・連結子会社)を設立
2014年3月37137
クレジット・ギャランティ2号匿名組合(現・連結子会社)を設立
2015年3月41169
2016年3月441911
イー・ギャランティ・シェアードサービス株式会社(現・イージーペイメント株式会社・連結子会社)を設立
2017年3月462213
クレジット・ギャランティ3号匿名組合(現・持分法適用関連会社)を設立
2018年3月512315
クレジット・ギャランティ4号匿名組合(現・連結子会社)を設立
2019年3月562617
クレジット・ギャランティ5号匿名組合(現・連結子会社)を設立
2020年3月602823
2021年3月723120
クレジット・ギャランティ6号匿名組合(現・連結子会社)を設立
2022年3月793825
2023年3月854229
2024年3月924933
2025年3月102515250.035
2026年3月110525347.336

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益110億円のうち、営業利益として残るのは52億円47.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の32.7%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.4%29億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.4%29億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益47.3%52億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
73.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+36.4pt
47.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+24.9pt
32.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.8pt
16.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
21.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが40億円、投資CFが12億円で、差し引きのフリーCFは52億円期末の手元現金は87億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月62338
2014年3月6−4−635
2015年3月12−33−212
2016年3月17−6−320
2017年3月1313−442
2018年3月18−7760
2019年3月19−22361
2020年3月10−17−648
2021年3月47−122116
2022年3月27−18−1124
2023年3月32−42−7107
2024年3月31−43−1382
2025年3月413−14112
2026年3月4012−7787

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は294億円。このうち返さなくてよい自己資本が224億円で、自己資本比率は68.8%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月80493148.3
2014年3月85533252.5
2015年3月96623453.8
2016年3月106713556.7
2017年3月117833460.4
2018年3月144945058.0
2019年3月1641105459.7
2020年3月1641283670.3
2021年3月2261725470.3
2022年3月2531975671.9
2023年3月2802206072.7
2024年3月3012416073.7
2025年3月3302646673.3
2026年3月2942247068.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
127億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
143億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
70億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率39社中2位あたり、逆に低いのは営業収益成長率39社中23位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.2%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
47.3%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.8%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
7.8%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,717で、1年前と比べて+14.9%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥1,717-1.6%1ヶ月-5.4%1年+14.9%時価総額778億円
過去52週の値幅
安値¥1,464高値¥1,907

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.3倍
PER (会社予想)20.5倍
PBR3.89倍
配当利回り4.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/17に-1.8%下落したが、1ヶ月では+9.1%上昇。25日線(1757円)を+4.3%上回り、75日線(1724円)も+6.3%上回る。52週高値1907円に-3.9%と接近。RSI72.8と高く過熱感。出来高は6/10に192900株の急増以降、高水準で推移。上昇傾向続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PBR 4.0倍は業界平均1.7倍を大きく上回り、PER 23.8倍も平均17.1倍を超過。ROE 16.2%は良好だが、配当利回り0%と低く、配当性向51.4%に対し配当がなく、成長期待を織り込んだ評価となっている。割高だが高収益性は評価できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.3倍17.4倍
PER (予想)20.5倍
PBR3.89倍1.81倍
ROE16.2%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり84で、前期から+8.1%いまの株価に対する利回りは4.89%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥84
1株あたり
配当利回り
4.89%
いまの株価に対して
配当性向
51.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1030.9
2018年3月1112.532.2
2019年3月1315.633.2
2020年3月147.725.9
2021年3月140.048.7
2022年3月2685.749.2
2023年3月3430.856.4
2024年3月352.951.0
2025年3月375.750.7
2026年3月408.151.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥84

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,470人。区分でいちばん多いのは外国法人36.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.3%を占め、残る59.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人29.328.630.429.230.236.2
事業法人23.623.022.622.622.823.9
個人・その他17.717.615.516.918.821.7
金融機関28.229.830.229.727.116.4
自己株式0.00.00.00.00.02.0
証券会社1.21.01.31.61.11.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊藤忠商事株式会社13.98
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.39
03GOLDMAN,SACHS INTERNATIONAL(ゴールドマン・サックス証券株式会社)7.47
04江藤 公則7.05
05株式会社帝国データバンク6.33
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.47
07株式会社NTTデータ3.18
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(株式会社みずほ銀行決済営業部)2.99
09TCV MATSU FUND(香港上海銀行東京支店)2.66
10MSIP CLIENT SECURITIES (モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-13
    ありあけキャピタル株式会社
    新規の大量保有報告
    10.31%
    +0.56pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+36%、1株純資産は14期で+19%。直近期のROEは16.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5738115.334.830.5
2014年3月3521717.032.831.5
2015年3月2212618.821.632.0
2016年3月2714619.923.131.5
2017年3月3216820.419.030.9
2018年3月3519819.031.132.2
2019年3月3923118.228.333.2
2020年3月5427221.529.225.9
2021年3月4534714.646.348.7
2022年3月5338814.538.849.2
2023年3月6142914.935.856.4
2024年3月6946515.326.151.0
2025年3月7350515.124.150.7
2026年3月7845516.220.751.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
江藤公則代表取締役 社長513,197,900
唐津秀夫取締役副社長 経営企画部長7060,000
邨井望常務取締役 執行役員 経営管理部長46490,200
永井譲次取締役 執行役員 社長補佐7654,000
鹿野修司取締役 執行役員 営業第一部長4383,900
黒澤秀雄取締役72
亀井信重取締役73
馬渕磨理子取締役42
堀貴広取締役65
山内稔彦常勤監査役73
山岡信一郎監査役57
笠浩久監査役62
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
江黒崇史監査役51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)52318145611
社外取締役827273

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,778字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループの事業は、「信用保証事業」のみの単一セグメントにより構成されております。 当社グループは、事業会社及び金融機関が企業間取引で負うことになる各種債権の未回収リスクの受託を行っております。当連結会計年度末日現在、独自の営業網として、東京本社、大阪、北海道、名古屋、九州、東北、北陸、中四国及び広島支店を展開し、全国各地で強固な基盤を持つ地方銀行や大手金融機関を始め、商社、リース会社、一般企業の保険代理店子会社、信用金庫、税理士法人、会計事務所等との提携により、自社の経営資源によらない販売網を構築しております。これらの販売網を活用し、全国の企業に対して信用リスク受託の拡大を図っております。 このような営業展開による信用リスク受託に伴い、当社グループは多くの企業の倒産リスクに晒され、多大なリスクを保有することになりますが、これらの信用リスク受託を円滑に実現するために、引受けるリスクを、情報提供会社等から入手した情報に加え、当社グループにて収集した定性的な情報を含む企業信用情報により構築したデータベースに基づき分析・審査を行ったうえで、信用リスクの移転を目的として数多くのファンドや業態の異なる多様な金融機関に流動化を行っております。 当社グループは信用リスクの流動化にあたり、各ファンド・金融機関等が一種の運用商品のような形で信用リスクを引受けることができるよう、流動化先である各ファンド・金融機関等のニーズに合致したリスクポートフォリオの組成を行うことで、魅力あるリスク商品の引受機会を提供しております。これら一連のプロセスを通じて信用リスク自体を顧客から仕入れ、流動化するというマーケットメーカーとしての役割を担っております。 (当社グループの機能) 本スキームにおいて当社グループの担う機能を段階別に説明すると下記のとおりであります。 (1) 多様で分散可能なリスクを集める機能 当社グループは、顧客である事業会社や金融機関等の持つ多様な法人向け債権の未回収リスクを受託することにより保証料を得ます。事業分野を信用リスク受託に特化する形で経営資源を集中し、顧客ニーズに基づいた受託形態の開発を都度実施しており、当社グループ営業網に加え、地方銀行を始め、大手金融機関、商社、リース会社、一般企業の保険代理店子会社、信用金庫といった販売網を活用し営業活動を行います。これらの営業チャネルを活用することで、効率的な顧客獲得及び信用リスクに対する多くの企業ニーズを集めることが可能となります。 (2) 審査・分析によるリスクの定量化機能 信用リスク受託を行う前提として、債権及び債務が確立されていることが条件となりますが、取引が複雑化している昨今、請負契約の検収前債権など債権債務関係を明確にすることが困難な取引が増えてきております。そこで当社グループは、多種多様な取引における債権の未回収リスクの受託に取組んできた実績を活かし、債権債務と信用リスクの所在を明確にし、信用リスクを流動化する各ファンド・金融機関等にとって明確で簡素化された形に信用リスクをグルーピングします。この過程で、当社グループは、当社グループにて収集した定性的な情報を含む企業信用情報データベースを、さらには必要に応じて外部からの企業信用情報を取り込み活用することで、審査・分析を通じてリスク度合いに応じて企業を分類し、信用リスク受託の対象となるよう定量化を図っております。 (3) 流動化先の投資ニーズを満たすポートフォリオの組成とリスク移転機能 審査・分析による定量化を終えたリスクは、流動化先となる各ファンド・金融機関等のニーズに合わせて、リスク度合い、最大リスク額、リスク移転コストのバランス調整を行い、リスク商品としてのポートフォリオ組成を行います。当該ポートフォリオについて、各ファンド・金融機関等に対し流動化を行っております。 (事業系統図) <当社グループの提供するサービス> 当社グループは「事業法人向け保証サービス」及び「金融法人向け保証サービス」を提供しております。 (1) 事業法人向け保証サービス 「事業法人向け保証サービス」とは、売上債権を主とした売買契約や請負契約等、事業会社間に生じる商取引上の債権の未回収リスクの受託を行うものです。本サービスは国内取引に関する信用リスク受託だけではなく、海外取引の際に生じる輸出債権に関する信用リスク受託も行っております。 本サービスは、契約先である顧客の取引先が倒産等の事由により債務不履行を起こした場合において、予め設定した支払限度額を上限に当社が保証金を支払うもので、顧客にとっては未回収リスクを最小限にすることが可能となります。顧客の保証ニーズにより「包括保証」と「個別保証」を提供しており、顧客は、保証規模や保証に対する予算等により自由に選択することができます。 「事業法人向け保証サービス」モデル ① 包括保証 契約先である顧客の取引先について、“売上順位”や“取引条件”等の基準でグルーピングした10社程度以上の取引先の信用リスクを当社が一括して包括的に引受けるものです。多数の取引先の信用リスクを受託することでリスクが分散されるため、取引先個社単位では顧客が負担する保証コストは大きく抑えられることになります。また、リスクの高い取引先であっても、多数の取引先の信用リスクを受託することによりリスク分散が図られているので引受けが容易となります。 顧客は、取引先を幅広く保証対象としてリスクをヘッジすることで、取引先への与信管理業務を軽減することができるため、与信管理業務のアウトソーシングの実現、取引先倒産等による経営に対するインパクトを最小限に抑えることが可能となります。また、顧客は新規ビジネス展開や販売拡大に合わせて当社の包括保証を導入することで「攻めの経営」を行うことができ、効率的なリスクコントロールが可能となります。 「包括保証」では、取引形態に合わせた保証料の課金方式を提供しており、主な課金方式は次のとおりです。 イ) 売上高課金方式 取引先(保証対象先)の毎月の売上高実績に対して、取引先ごとに設定した保証料率にて課金を行うものです。販売の繁忙期、閑散期といった売上高の増減に連動した課金となりますので、契約先である顧客にとっては保証コストの管理が容易となります。 暖房器具等の季節要因に販売が左右される商品の取引、スポット性の高い取引、新規ビジネスや販売拡大戦略実施の際など、年間を通じて売上の変動が大きく、売上予想が困難な取引先に対する保証に適しています。 ロ) 限度額課金方式 実際の取引金額に関係なく、予め設定した保証限度額に対して、年率により保証料の課金を行うものです。契約先である顧客にとっては契約の時点で保証コストが確定できるほか、売上高課金方式のように月々の売上高実績を当社に通知する必要もありません。 取引先に対する毎月の売上高が年間を通して大きな変動がなく、一定の債権残高が常にある企業に適しています。 ② 個別保証 契約先である顧客が保証を希望する取引先について1社単位で信用リスクを受託するものです。 顧客は、自由に選択した保証希望先に限定し信用リスクをヘッジすることが可能であり、少ないコストで利用ができます。個別保証は、限度額課金方式のみとなります。 自社において確立された審査機能を持つ企業や、中小企業などリスクヘッジへのコストが限定された企業、特定取引先への売掛発生比率が高いために有事におけるインパクトが大きい企業などに適したサービスです。 (2) 金融法人向け保証サービス 「金融法人向け保証サービス」とは、金融機関等の保有する各種債権における信用リスクを受託するサービスです。このサービスを当社では「リスク・マーケット・サービス、略称:RMS」と呼び、当社が信用リスクを受託し、リスク移転先のニーズに応じて運用商品として組成し、金融機関等に信用リスクを流動化することにより、金融機関等の保有する信用リスクを交換する市場を提供しております。 本サービスは、事業法人向けの保証手法と信用情報集積機能を活かし、金融機関等が自ら行う信用保証事業の再保証による信用リスク受託のほか、債権流動化等の各種金融サービスを提供する際に発生する立替払い債権やその他の金融債権の信用リスク受託を行います。 「金融法人向け保証サービス」モデル 「金融法人向け保証サービス」の主なサービスとしては、企業向けに売上債権等の保証事業を行う際に発生する金融債権に伴うリスクを受託するサービス、クレジットカード会社等が保有する法人向け立替払い債権や加盟店向けの返還請求権に伴うリスクを受託するサービス、主に金融機関等が行う売掛債権及び手形債権の買取りに対する未回収リスクを受託するサービスがあります。 契約先となる金融機関等は本サービスを利用することにより、今まで信用力不足により債権買取りや債権流動化が困難であった取引先へのサービスの提供や、企業の保有する売上債権等の保証事業への新たな取組み等が可能となります。
経営方針・対処すべき課題4,460字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針 当社グループは、「Innovation in Finance」というミッションの下、「信用を可視化し、経済を回す」というビジョンを掲げ、サービスを提供しております。経営の基本理念として以下を掲げており、当社グループのサービスをご利用頂くことにより、お客様がさらに新しい夢を実現していくことが当社グループの最大の願いです。その結果として企業価値を増大させ、株主の皆様を始めとしたステークホルダーの皆様に貢献してまいります。 1.信用リスクの引受けによる信用供与と適正な社会資源の配分を通じて、企業の新たな挑戦と活力のある社会成長に貢献します。 2.自社の経営資源に拘らず、信頼できるパートナーとの協力と自社の専門性に基づき、常に先進的かつ夢の広がる金融サービスを創造します。 3.自分で考え、行動でき、信頼される魅力に溢れた社員を育成し、自由な発想を活かせる企業を目指します。 (2) 中期的な経営戦略 昨今の倒産件数の増加や金利の上昇、労働人口の減少など外部環境の変化に伴い、保証ニーズ上昇や事務アウトソーシング志向、融資から企業間信用への移行など、当社サービスへの需要が高まってきております。また、当社内部においてはこれまで採用した人材の成長や営業基盤の拡張、当社独自の企業データベースの充実が進んでおります。こうした環境の変化は当社の今後の飛躍的な成長へのギアチェンジをはかる好機と判断し、中期経営計画「Accelerate2028」を策定いたしました。 以下の取組みにより、データベース整備を求める安定成長からリスク引受力向上と資源投入により加速度的成長へシフトさせます。 ・ 充実した当社独自の企業データベースと流動化を前提とした積極的リスク引受 ・ 営業資源の投入増加とデジタル化の推進による効率的な売上増加 ・ 新チャネルと新商品の投入及びマーケティング強化による顧客母集団拡大 ・ 既存顧客へのサービス充実等による継続率と保証増額率の一層の引き上げ ・ 周辺ビジネスを実施する企業との連携強化に伴う、顧客にとっての商品価値の向上 なお、当社の中期経営計画「Accelerate2028」については、当社ウェブサイトにて開示しております。 (3) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの事業が主として立脚する売掛債権保証市場は、欧州諸国と比較して依然として低い水準にあり、大きな拡大余地があります。国内の市場規模219兆円のうち、当社グループの市場シェアはその1%程度であり、今後も成長の継続が見込まれます。加えて、直接金融や間接金融の市場にも拡大のポテンシャルが多く残されています。 3月に発表された内閣府の月例経済報告では「景気は、緩やかに回復しているが、中東情勢の影響を注視する必要がある。」とされており、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、中東情勢の影響と、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があり、引き続き不透明な経済環境が続いております。 こうした環境を見据えた上で、倒産動向や経済環境の変化をより一層注視しながら慎重なリスク判断を継続したリスク受託を継続する一方、営業効率の向上を背景に新規顧客の取り込みを強化します。また、リスク引受ポートフォリオの分散を目的として小規模な契約の契約数を増加させるとともに、不透明な経済環境を背景とした企業のリスク管理意識の高まりに伴う保証サービス需要の拡大に対応すべく営業体制を強化し、企業活動における保証サービスの浸透を図ります。 さらに、当社グループの中長期的な業容拡大に向けて、以下の課題に積極的に取組んでまいります。 ① 信用リスク受託規模拡大のための既存販売提携先との関係強化及び販売網拡充 マーケットメイク機能の向上という目的のもと、分散に耐えうる大量の信用リスクを契約先から受託するため、既存の販売提携先との関係強化及び新たな販売網の拡充に取り組みます。現状、当社グループは本事業分野において最大規模のマーケットシェアを有しており、地方銀行を中心とした全国的な幅広い販売網を構築していることが競争力の源泉の一つになっていると考えております。今後は、提携先地方銀行との関係をより一層強化していくとともに、地方銀行以外の金融機関や様々な業態の提携先を拡大し、信用リスク保証サービスに限らず周辺事業のサービスにおいても、さらなる販売網拡充に取り組みます。 あわせて、税理士法人・会計士事務所・保険代理店等の専門家ネットワークに契約締結の代理権を付与し、提携先の担当者が直接当社グループの商品を販売できる体制を構築します。この体制を支える基盤として、契約説明の動画化や、クロージングに必要な専門知識をAIがリアルタイムで補完する仕組みを整備することにより、専門知識の有無を問わず誰もが販売できる環境を実現します。これにより、保証サービスの提供網を飛躍的に拡大し、潜在需要の取り込みを加速してまいります。 ② 企業の信用情報データベース拡充による審査力強化及びデータベースを活用した事業展開に関する取組み強化 当社グループは、日本国内において最大級の法人向け信用リスク保証会社であり、企業間取引における様々な情報を取得し、膨大な企業の信用情報データベースを保有する日本でも有数のビッグデータ企業であります。日々収集している動的な情報を活用し、信用リスクを定量的・定性的に分析することで、タイムリーかつより柔軟な価格や保証枠の設定を行いながら信用リスク受託に取り組みます。そのために、審査力を更に強化し、引受けた信用リスクの度合いに合わせてセグメント化した価格体系の導入に取り組んでまいります。 さらに、日々増大する信用関連情報のデータベースを活用し、システムにより倒産確率を自動計算することで個社毎に精緻な倒産確率を算出するなど、審査業務の自動化を推進してまいります。 今後は、これらのデータベースビジネスを核とした成長戦略を展開するとともに信用情報データベースを活用した事業展開に関する取組みを強化してまいります。 ③ 契約継続率及び増額率の向上 当社のビジネスモデルはストック型であり、新規契約の獲得とともに契約数の増加に伴い既契約の維持及び既存顧客からの増額依頼を増やすことが重要となっております。従いまして、保証機能以外の付加価値を高めることや、既存顧客へのサービス充実等による顧客満足度の向上に取り組んでまいります。また、保証の周辺分野の金融サービスを提案していくことや、顧客からの要望を定期的に収集するプロセス等を用意し、既存顧客との関係強化に取り組み、契約継続率及び増額率の向上を図ってまいります。 ④ デジタル技術を活用したスムーズなサービス提供の実現 中小企業をターゲットとして、各企業の与信管理のプラットフォームの中核として活用できるWEB商品投入による顧客基盤の拡大や審査データベース拡充を前提とした審査速度の向上を強みとして大企業・中堅企業の事務削減ニーズに対応した顧客システムとの連携体制の促進を進めるなど、異なる事業環境に置かれる様々な企業がリスクを回避したいと思った時に、いつでもどこでも当社グループのサービスを利用できるようサービス全体のデジタル化をより一層進め、付加価値の高いサービスを実現できる環境づくりに努めてまいります。 ⑤ 営業資源の増加及び営業活動の効率化による顧客の裾野拡大 今後予想される保証サービスへの需要の高まりに備え、営業人員の増加に取り組むとともに、AI生成動画を活用した効率的な研修プログラムを導入し、人員拡大に左右されない均質な教育水準を維持しながら、早期戦力化を実現します。あわせて、契約傾向の分析に基づくパターンの体系化と標準的な営業プロセスの確立・展開を推進します。こうした施策により営業効率を高め、これまでアプローチが十分でなかった新規顧客層の獲得を強化し、企業活動における保証サービスのさらなる浸透を図ります。 ⑥ 保証対象債権の拡大 企業間取引の信用リスク受託219兆円に加え、クラウドレンディングやクラウドファンディングを含む直接金融245兆円、融資等の間接金融543兆円の分野の保証なども企業間取引のリスク受託の対象とし、保証対象債権の拡大を図ります。また、国内に留まらず海外での保証事業や各国間のリスク引受けの仲介など、総合商社が設立母体となっている強みを発揮し、海外展開も視野に入れてまいります。 ⑦ 周辺事業への進出 既存金融機関や多様な企業との協業による債権買取等の資金化ニーズへの対応やリアルタイムの融資可否の判断、入金の管理督促業務、システム連動による取引金額管理など幅広いアウトソーシングニーズに対応したサービス展開を行うことにより、信用情報データベースの利用方法の拡大を通じて新たな価値創造を行います。また、請求書発行事業、M&A仲介をはじめとするマッチング事業など企業間取引の信用リスク受託のノウハウを活用できる周辺分野への参入も視野に入れ、事業規模を拡大してまいります。 ⑧ 株主還元強化と資本効率向上 当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要な課題の一つと位置付けており、財務指標としてROE及びROIC20%以上を目標として掲げております。また、配当性向 100%を目安としたうえで、増配もしくは配当の維持を行う累進配当を継続して実施するとともに、資本効率向上を目的として継続的かつ機動的な自己株取得を行うべく、2026年3月期から2028年3月期末までの間に累計100億円の自己株式取得を目指します。 ⑨ 成長投資の拡大 企業間取引のクレジットリスク受託の潜在市場に対する当社グループの現在の市場シェアは1%程度となっており、膨大な市場の開拓余地が存在しております。従いまして、残りのマーケット開拓を実現すべく、積極的に営業人材への投資やIT・AI投資を徹底して行います。また、企業間取引のクレジットリスク受託が広く認知されるよう新たな提携先との新商品投入やマーケティング強化により、顧客母集団の拡大を図るとともにブランド構築のための投資も行ってまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業の成長性と収益性を重視する観点から、連結経常利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として位置付けております。当連結会計年度における経常利益は5,302百万円となり、経常利益目標5,300百万円を達成し、上場以来20期連続の目標達成となりました。引き続き当該指標の向上に取組みます。
事業等のリスク4,439字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの収益構造について 当社グループは、事業会社及び金融機関等の顧客から得る保証料を売上高として計上する一方、リスク移転先である金融機関等に支払う費用を原価として計上しており、これらの差額が当社グループの利益となっております。 ① 原価の上昇について 当社グループがリスク移転先に支払う費用は、複数年にわたる保証履行実績により決定されているため、一時的に多額の保証履行が発生した場合であっても、短期的な原価の上昇要因とはなりません。一方で、リスク移転コストは1年契約の間は原則変わらないため、保証料率の低下時には利益率が短期的に悪化し、当社グループの業績に影響を及ぼすことも考えられます。また、継続的に保証履行が多発するような景気悪化時には、顧客の保証に対するニーズも高まることから、経済情勢を踏まえ、顧客からの保証料に価格転嫁しますが、価格転嫁が十分に進まない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② リスク移転について 当社は、信用リスクを受託した債権の保証履行リスクをヘッジするために金融機関等にリスク移転を行っております。そのため、当社がリスク移転を依頼している債権について想定を超える著しい信用力低下や保証履行が生じた場合又はリスク移転先である金融機関等が債務不履行等のリスク移転を引受けることが困難となるような状況となった場合には、想定通りのリスク移転を行えない可能性があります。このような場合には、売上高の減少や原価率の上昇が生じる可能性があり、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 自己による信用リスクの保有について 当社は、クレジット・リンク・ファンド1号合同会社(当社が57%を出資している連結子会社であるクレジット・リンク・ファンド1号匿名組合の営業者)、クレジット・インベストメント1号合同会社(当社が82%を出資している連結子会社であるクレジット・インベストメント1号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ1号合同会社(当社が51%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ1号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ2号合同会社(当社が55%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ2号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ4号合同会社(当社が50%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ4号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ5号合同会社(当社が60%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ5号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ6号合同会社(当社が51%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ6号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ7号合同会社(当社が51%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ7号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ8号合同会社(当社が51%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ8号匿名組合の営業者)、クレジット・ギャランティ10号合同会社(当社が51%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ10号匿名組合の営業者)及びクレジット・ギャランティ11号合同会社(当社が51%を出資している連結子会社であるクレジット・ギャランティ11号匿名組合の営業者)をリスク移転先に加える等により、一部の信用リスクを自己で保有しております。 2026年3月末現在の信用リスク受託による保証債務のうち、売掛債権保証サービスに係る保証債務は911,349,373千円であります。これに係る保証債務のうち、当社グループでリスクを保有している売掛債権保証サービスに係る保証債務は146,668,969千円であります。 これらへ流動化する信用リスク及び自家保有を行う信用リスクについては、他のリスク移転先と同様、一定の基準を設けたうえで極度に損害率が悪化しないよう対策を実施しております。しかしながら、想定を超えて保証履行が多発した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合等について 当社グループが行っている事業法人向け売掛債権保証サービスと類似した債権保証に係るサービスとして、大手金融機関系ファクタリング会社が提供している保証ファクタリング、損害保険会社が提供している取引信用保険等のサービスがあります。 当社グループのサービスは、金融機関等への流動化、分散機能を活用することにより、引受ける保証対象企業の範囲、保証限度額等に幅広く対応できる点から優位性を有しております。また、金融債権や請負債権など単純な売上債権以外も保証対象とする対象債権の範囲の広さからも他の金融機関が提供しているサービスと比較して、優位性を有しているものと認識しております。 ただし、大手金融機関系ファクタリング会社、損害保険会社は、知名度、信用力等の面で、当社グループと比較して優位な立場にあります。従ってこれらの金融機関と競合する場合、営業推進の上で不利な立場におかれる可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼすことも考えられます。 また、今後において他金融機関が同サービスの開発により新規参入することで競争が激化する可能性も考えられます。そのため、当社グループがより一層顧客ニーズにあった商品開発ができず、相対的に当社グループの競争力が低下し、新規契約率の低下や既存顧客が流出した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 気候変動に関するリスクについて 気候変動への対応につきましては、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」が提言するフレームワークを活用した情報開示をいたしております。今後もTCFD提言に沿った気候変動関連情報の開示を進めることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 当社は、経営に関する重要事項を審議及び検討し、協議した結果を踏まえ、社長が決定することを目的として取締役を構成員とする経営会議を開催しておりますが、気候変動への対応についても、経営会議において審議・議論し、特定されたリスクや機会への対応策検討、CO ₂排出量の削減等の取り組みを推進していきます。取締役会は、経営会議で審議された重要事項について報告を受け、気候変動への対応方針および実行計画等についても審議・監督を行っていきます。 当社グループでは、TCFD 提言にて例示されている気候変動がもたらすリスク・機会を元に、シナリオ分析を実施しました。 シナリオ分析においては、2℃以下シナリオを含む複数の温度帯のシナリオを選択、設定していく必要があるため、移行面で影響が顕在化する1.5 ℃シナリオと物理面での影響が顕在化する4℃シナリオの2つのシナリオを選択しました。 当社のリスク管理体制は、経営管理部を主管部署とし、取締役及び経営幹部間において各種リスクを共有し、各部署に対して社長よりリスク管理について周知徹底を図っております。 気候変動に関するリスクについては、気候変動によって受ける影響を把握し評価するため、シナリオの分析を行い、気候変動リスク・機会を特定しました。特定したリスク・機会は経営管理部を中心とする推進体制のもと経営会議において審議・議論し、リスク管理の状況や重大なリスクの判断に関しては、取締役会への報告・提言を行ってまいります。 当社におけるGHG排出量については、当社ウェブサイトを参照ください。 また、当社では、Scope2のGHG排出量について、2030年度に実質ゼロの目標を設定しました。GHG排出量の削減にあたっては、社内の省エネ、節電を心掛けるとともに、化石燃料を用いない再生可能エネルギー等を活用した脱炭素社会の実現を目指していきます。 (4) 災害等が発生する可能性について 東京本社において大規模な震災や火山の噴火あるいはテロ攻撃等の災害が発生し、本社機能が実質的に停止に陥った場合、当社グループの財政状態、経営成績に重要な影響を与える可能性があります。対策として、災害対応能力向上のために体制整備を図るとともに初動対応訓練を実施することで災害リスクの軽減を図るように努めております。 (5) 情報管理について 当社グループは、保証サービス事業を通じて顧客の機密情報並びに企業情報、信用情報を入手する場合があります。当社グループはこれら情報の機密を保持し、セキュリティを確保するために最新のセキュリティソフトの更新や、担当別、役職別の管理システムへのアクセス制限など必要な措置を講じております。しかし、かかる措置にもかかわらずこれら情報が漏洩した場合には、当社グループの社会的信用に影響を与え、業績悪化を招く可能性があります。 (6) 紛争が発生する可能性について 当社グループの展開する保証サービスは、保証対象先の倒産等に伴う債務の支払いリスクを複数の金融機関等に分散し、移転しております。その際、リスク移転先とリスク移転契約を締結しており、取引上のトラブルの未然防止に努めておりますが、契約書等の不備などにより、取引関係の内容、条件等に疑義が生じたり、これをもとに紛争が生じる可能性があります。 (7) 法的規制について 当社グループの業務内容である売上債権の保証は、「保険業法」上の「保険保証業務」に該当しないため、同法の規制を受けていないものと判断しております。また、「債権管理回収業に関する特別措置法」上の「債権管理回収業」及び「金融商品取引法」上の「金融商品取引業」にも該当せず、同法の規制対象となっておりません。このように、当社グループの業務は、いわゆる業法上の法的規制の対象となっていないため、当社グループはこれらの法令に基づく関係監督庁への届出、許認可の取得等を行っておりません。 ただし、今後、当社業務について新たな法的規制の制定、外部環境の変化等に伴う現行法の解釈の変化、又は他社が提供している業務に係る規制緩和等が生じた場合には、当社グループのビジネスモデルの変更、競合の激化等により、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,238字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりとなりました。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の企業倒産件数は前年度比3.5%増加の10,425件4年連続で前年度を上回り、前年度(10,070件)に続き2年連続で年間1万件を超えました(帝国データバンク調べ)。負債5,000万円未満の小規模倒産が全体の6割以上を占めるなど、長引く物価高に加え、人件費高騰、金利負担増加を背景として、資金繰りの悪化した中小企業の厳しい現状が浮き彫りになりました。中東情勢を巡る地政学的不確実性もあり、今後も企業倒産件数は増加基調が続く見通しとなっております。 このような環境下、信用リスク保証サービスは引き続き堅調に推移いたしました。人的投資の継続的拡大や販売提携先の拡充、営業業務支援の強化により新規顧客の取り込みおよび契約更新率の向上を進めてまいりました。 [財政状態] 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ11.0%減少し、29,398,045千円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ20.0%減少し、15,124,333千円となりました。これは、現金及び預金が3,601,705千円減少したことなどによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ1.2%増加し、14,273,711千円となりました。これは、繰延税金資産が186,695千円増加したことなどによります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ5.3%増加し、6,973,889千円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ5.4%増加し、6,858,607千円となりました。これは、前受金が282,707千円増加したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末と同額の115,282千円となりました。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ15.0%減少し、22,424,155千円となりました。これは、利益剰余金が2,527,838千円減少したことなどによります。 [経営成績] 当連結会計年度末における保証債務は911,349,373千円(前年同期比10.3%増加)となりました。倒産件数の増加を保証料率に反映した値上げ、新規契約の堅調な増加、および既存顧客における保証利用額の増額(保証企業の追加または保証限度額の増額)の影響により、売上高は11,029,534千円(前年同期比7.9%増加)となりました。上半期を中心として倒産件数の増加に伴った保証履行が増加した結果、売上総利益は8,072,880千円(前年同期比3.3%増加)となりました。また、営業利益5,201,333千円(前年同期比1.9%増加)、経常利益5,302,824千円(前年同期比1.9%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益3,589,785千円(前年同期比2.8%増加)となりました。 なお、保証債務の推移は以下の通りであります。 (単位:千円) 第24期 (2024年3月期)   第25期 (2025年3月期)   第26期 (2026年3月期) 売掛債権保証サービスに係る保証債務   751,842,150   826,010,006   911,349,373 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2,501,705千円減少し、8,713,611千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 [営業活動によるキャッシュ・フロー] 営業活動の結果増加した資金は4,013,325千円(前連結会計年度は4,101,741千円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益5,274,253千円等であります。 [投資活動によるキャッシュ・フロー] 投資活動の結果増加した資金は1,222,727千円(前連結会計年度は311,334千円の増加)となりました。主な増加要因は、定期預金の払戻しによる収入1,100,000千円等であります。 [財務活動によるキャッシュ・フロー] 財務活動の結果減少した資金は7,737,758千円(前連結会計年度は1,441,634千円の減少)となりました。主な減少要因は、自己株式の取得による支出5,999,901千円等であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 該当事項はありません。 b. 受注実績 該当事項はありません。 c. 販売実績 当社グループの事業は、「信用保証事業」のみの単一セグメントにより構成されております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における業績は、売上高11,029,534千円(前年同期比7.9%増加)となりました。また、営業利益5,201,333千円(同1.9%増加)、経常利益5,302,824千円(同1.9%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益3,589,785千円(同2.8%増加)となりました。その他の財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しています。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況及び②キャッシュ・フローの状況」に記載しています。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、リスク移転先への支払保証料、販売チャネルへ支払う諸手数料、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、投資有価証券の購入によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の事業の性質上役務提供前にその対価を収受するものとなりますので、基本方針に沿って財源を確保しております。よって、運転資金は自己資金としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4.会計方針に関する事項」及び「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載の通りですが、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に保証履行引当金、賞与引当金、税効果会計であり、継続して評価を行っております。これらの見積り及び判断・評価につきましては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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