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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

HSホールディングス

HS Holdings Co.,Ltd.8699 · Standard · 証券、商品先物取引業

モンゴル大手銀行ハーン銀行を中核に、決済・リースなど金融サービスを展開。加えて中古ブランド品の買取・販売を主力とするリユース事業を併営する持株会社。

概要

HSホールディングスは、モンゴル・キルギス・ロシアの銀行を中核とする金融コングロマリットである。有価証券報告書では証券・商品先物取引業に分類されるが、実態は銀行関連事業が収益の大部分を占め、リユース事業やM&A仲介も手掛ける。2026年3月期の連結営業収益は579億円、親会社株主帰属純利益は147億円、従業員数は706名。本社は東京都港区に置く。

銀行関連事業が収益の柱、3行体制で展開

当社グループの銀行関連事業は、モンゴル国のハーン銀行、キルギス共和国のキルギスコメルツ銀行、ロシア連邦のソリッド銀行の3行で構成される。このうちハーン銀行はモンゴル最大級の商業銀行であり、法人向け融資・個人向け融資・農牧業向け融資を展開し、預金残高と融資残高は順調に増加している。キルギスコメルツ銀行は中小企業および個人向け信用ポートフォリオの拡大に注力するが、IT投資や引当金の増加により現地通貨ベースで赤字となる局面もある。ソリッド銀行については詳細な業績開示は限定的だが、連結決算に持分法で反映される。2026年3月期の銀行関連事業は持分法投資損益を含めた経常利益で165億円超を計上し、グループ全体の収益を牽引する。

リユース事業を第2の柱に、買取チャネルを拡大

リユース事業は子会社の株式会社STAYGOLDが中心であり、2024年に株式会社PRICING DATAを連結子会社化した。2025年8月にはPRICING DATAをSTAYGOLDに吸収合併し、グループ内のリユース事業を統合した。STAYGOLDはブランド品や貴金属などの買取・販売を行い、サステナビリティ意識の高まりやフリマアプリの普及を背景に市場が拡大している。買取チャネルの強化のため新規出店を積極化しており、個人顧客からの買取強化と個人向け販売の拡大を進める。また、連結子会社としてHappy Price Company Limited、持分法適用関連会社として株式会社日本オークション協会やWorld Watch Auction Limitedを傘下に持ち、オークション事業も手掛ける。

グループ構成と収益構造、持分法による貢献が大きい

当社グループは持株会社であるHSホールディングスと、連結子会社5社、持分法適用関連会社4社から成る。報告セグメントは銀行関連事業、リユース事業、その他事業(投資業、M&A仲介・コンサルティング等)の3つである。連結営業収益のうち銀行関連事業の直接の営業収益は26億円程度と小さいが、持分法投資損益を通じてハーン銀行やソリッド銀行の利益が取り込まれる。実際、2026年3月期の銀行関連事業の経常利益は165億円に達し、グループ全体の経常利益177億円の大部分を占める。一方でリユース事業は成長途上にあり、M&A仲介・投資事業も展開する。モンゴル銀行法改正により2026年末までにハーン銀行の持分を20%以下に引き下げる必要があり、今後のグループ構造に影響を与える課題である。

業界の中での役割はモンゴル金融市場のリーディングバンクを中核に据えた金融グループ。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
579億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-0.7%
純利益
147億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行・金融主力

モンゴル最大級の商業銀行ハーン銀行を中心に、キルギスのキルギスコメルツ銀行やソリッド銀行を傘下に持つ。預金、融資、送金、決済などのリテール・法人向け銀行サービスを提供し、モンゴル経済の主要産業である鉱業・建設・貿易分野の企業向け融資に強みを持つ。

主な製品・サービス1
銀行サービス
預金、融資、外国為替、決済、デジタルバンキングなど銀行業全般を提供。モンゴル国内の個人・法人顧客を対象に幅広い金融ニーズに対応する。

02リユース準主力

株式会社STAYGOLDを中核に、ブランド品・貴金属・時計などの買取・販売事業を展開。買取店舗とオンラインを併用し、顧客から買い取った商品を国内外の市場で販売する。2025年にPD社を吸収合併し、オークション運営や販売支援もグループに加えた。

主な製品・サービス2
ブランド品買取・販売
ロレックスやエルメスなどの高級ブランド品、ジュエリー、金・プラチナ等の貴金属を店舗や宅配で買取し、国内外で再販。鑑定・査定の専門知識を活かし、高価買取を強みとする。
オークション事業
日本オークション協会やWorld Watch Auctionを通じ、ブランド品のオークションを運営。ネット上でリアルタイムに出品・入札できる仕組みを提供する。

03投資・その他副次

当社本体や関連会社を通じて、投資事業、M&A仲介・コンサルティング、金融サービスのサポートなどを行う。グループ全体の事業ポートフォリオを補完する役割を担う。

主な製品・サービス1
投資・M&A仲介
グループの資金を活用した投資事業や、企業の合併・買収を仲介・コンサルティングするサービス。金融ノウハウを活かし、企業の成長を支援する。

製品と技術

ハーン銀行のリテールバンキングとデジタルサービス

ハーン銀行はモンゴル国内で最大級の商業銀行であり、法人向け融資、個人向け融資、農牧業向け融資を主軸とする。同国政府のデジタル化方針に沿い、個人向けデジタルバンキングサービスを積極的に展開している。預金残高、融資残高ともに増加傾向にあり、現地通貨ベースの当期純利益は前期比8.8%増加した。2026年3月期の融資残高は前期末比20.9%増加し、特に法人向け(25.6%増)と個人向け(25.2%増)が伸びた。一方、農牧業向け融資は30.6%減少しており、ポートフォリオの構成が変化しつつある。

キルギスコメルツ銀行の中小企業向け金融と課題

キルギスコメルツ銀行はキルギス共和国を拠点とし、中小企業および個人顧客向けの信用ポートフォリオ拡大に取り組む。2025年度のキルギス実質GDPは前期比11.1%増と高成長だが、インフレ率は8.2%と高止まりしている。同行は金利変動やロシア制裁の影響を受け、リスク管理を強化しながら預金ポートフォリオを適切な水準に維持している。VISA・Mastercardとの提携維持やITシステム投資に伴う経費増加、さらにキルギス中央銀行の指示による引当金追加計上が業績を圧迫し、現地通貨ベースで最終損益は大幅な赤字となった。連結決算上は一部の引当金が前期に計上されている。

STAYGOLDの買取・販売とリユース事業の拡大

リユース事業の中核である株式会社STAYGOLDは、ブランド品、貴金属、時計などの買取と販売を行う。市場の拡大を背景に、新規出店や買取チャネルの拡大を継続し、個人顧客からの買取強化に注力している。2024年には株式会社PRICING DATAを連結子会社化し、同社が持つ買取査定データやノウハウを取り込んだ。2025年8月にはPRICING DATAを吸収合併し、事業を一本化。さらに、合併に伴いHappy Price Company Limited(連結子会社)、株式会社日本オークション協会(持分法適用関連会社)、World Watch Auction Limited(持分法適用関連会社)がグループに加わり、オークション事業も展開する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

証券業で中堅、収益は不安定

同社は証券業界で売上高が579億円と大規模だが、営業赤字が続く。近年は収益が大きく変動し、同業のインテグラルやSBIリーシングサービスと比較しても収益性で劣る。事業ポートフォリオのバランスが悪く、市場環境の影響を受けやすい。業界再編も進む中、競争力強化が急務。

強み

  • 売上高は500億円超で、一定の市場シェアを持つ。
  • 複数の金融サービスを展開、リスク分散が可能。
  • 知名度があり、顧客基盤が存在。
  • 売上高は増加傾向にある。

課題

  • 営業損益が悪化、コスト構造改革が必要。
  • 市場環境に左右され、業績が不安定。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字がHSホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18708アイザワ証券グループ702億円20.1倍
28624いちよし証券643億円12.4倍
38706極東証券630億円12.8倍
48622水戸証券620億円18.4倍
58614東洋証券536億円12.5倍
68699HSホールディングス467億円2.3倍
78704トレイダーズホールディングス398億円8.6倍
87185ヒロセ通商270億円11.7倍
95834SBIリーシングサービス217億円7.3倍
108737あかつき本社211億円4.6倍
118747豊トラスティ証券194億円2.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 5件

協立証券として証券業からスタートした1958年

当社の前身は1958年1月に設立された協立証券株式会社である。創業時の事業内容は証券業であり、有価証券の売買や仲介、引受けなどを手掛けていた。設立から約40年間は中小証券会社として営業を続け、後の企業グループの中核となる持株会社体制へと発展する基盤を築いた。この時期の詳細な業績や経営陣の記録は残されていないが、証券業という原点がその後の事業多角化の出発点となった。

澤田秀雄氏が大株主となり経営が一新された1999年

1999年1月、株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)の代表取締役社長である澤田秀雄氏が、当社発行済株式総数の70%を超える株式を取得し、筆頭株主となった。これを契機に経営方針が大きく転換し、HISグループの一員として金融サービス事業への展開を本格化させる。同年4月には商号を「エイチ・アイ・エス協立証券株式会社」に変更し、旅行業と証券業の連携を模索した。澤田氏の参入により資本基盤が強化され、後の海外銀行買収や多角化への布石となった。

エイチ・エス証券に改称しグループ名称を統一

2001年4月、商号を「エイチ・エス証券株式会社」に変更した。この改名により、親会社であるHISとの関連を維持しつつ、独自のブランドを確立する意図があった。証券業に軸足を置きながらも、澤田氏のリーダーシップのもとで新たな金融サービスの開発や事業拡大を模索する時期である。社名変更後も証券業務を継続したが、後に持株会社体制へ移行し、銀行などの金融機関を傘下に収める戦略へとシフトしていく。

エイチ・エスインベストメントを子会社化し投資事業を強化

2003年2月、株式会社エイチ・エスインベストメントを子会社化した。これは投資業や企業再生事業への本格参入を目的としており、M&A仲介やコンサルティング業務の基盤となった。同社を通じてアジアの成長企業へ出資するなど、グループ全体の収益源を証券業から多角化へと拡大させた。この子会社化は、後にモンゴルやキルギスの銀行を傘下に収める布石ともなり、現在の金融コングロマリット体制の原型が形成された。

持株会社体制への移行と銀行買収による事業変革

沿革には記載がないが、有価証券報告書から、その後当社は持株会社へ移行し、モンゴルのハーン銀行、キルギスコメルツ銀行、ソリッド銀行を相次いで子会社化した。これらの銀行買収により、証券会社から銀行中心の金融グループへと事業構造が大きく変化した。特にハーン銀行はモンゴル最大級のリテール銀行としてグループ収益の大部分を稼ぎ出す。また、リユース事業への参入も行われ、現在のSTAYGOLDなどの子会社を傘下に収め、事業ポートフォリオを多様化させた。

年表5件を開く

1950年代

  • 1958年1月創業協立証券株式会社を設立。

1990年代

  • 1999年1月株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役社長の澤田秀雄氏が、当社発行済株式総数の70%を超す大株主となる。
  • 1999年4月商号変更エイチ・アイ・エス協立証券株式会社に社名変更。

2000年代

  • 2001年4月商号変更エイチ・エス証券株式会社に社名変更。
  • 2003年2月株式会社エイチ・エスインベストメントを子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE(株主資本当期純利益率)10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    金融サービスの拡充と競争力強化

    お客様の多様な資産運用ニーズに対応するため、法改正や規制緩和、国内外の金融サービス動向を調査し、新サービスの企画開発や既存サービスの改良に努める。インターネット取引システムの安定性強化やコンプライアンス徹底により、信頼される金融グループを目指す。

  2. 02

    リユース事業の成長加速

    市場拡大を背景に、積極的な新規出店や買取チャネルの拡大を継続し、個人顧客からの買取を強化する。個人向け販売強化など営業施策を実施し、収益・利益の増加を図る。

  3. 03

    成長分野への投資推進

    企業再生事業として出資先の管理・支援に加え、経済成長が著しいアジア新興国や独自性の高い新規事業などへの投資を積極的に検討する。M&A仲介やコンサルティング業務も展開する。

  4. 04

    業務効率化による収益性向上

    各事業の業務プロセスを見直しコスト削減を実施。経営資源の最適配分と効率経営を徹底し、グループ全体の収益性向上と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で706人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は767万円で、9期前と比べて+11.9%平均年齢は49.0歳、平均勤続年数は12.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,841
2018年3月5,014
2019年3月68642.14.55,406
2020年3月74643.15.65,429
2021年3月75144.16.65,320
2022年3月74145.08.25,148
2023年3月79746.09.25,372
2024年3月72347.010.2530
2025年3月79948.011.2588−187
2026年3月76749.012.2706−57

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 5 / 海外 5、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都港区1,710百万円
その他事業
本社他 — 東京都品川区他1,001百万円
リユース事業
キルギス共和国 — ビシュケク市 他3店舗860百万円
銀行関連 事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社STAYGOLD (注)3
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キルギスコメルツ銀行(OJSC Kyrgyzkommertsbank) (注)2
    キルギス共和国 ビシュケク · 連結子会社
    議決権52.9%
  • 海外
    H.S. International(Asia) Limited
    中華人民共和国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HS FINANCIAL Pte. Ltd.
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Happy Price Company Limited
    中華人民共和国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハーン銀行(Khan Bank LLC)
    モンゴル国 ウランバートル · 持分法適用会社
    議決権49.8%
  • 海外
    ソリッド銀行(JSC Solid Bank)
    ロシア連邦 ウラジオストク · 持分法適用会社
    議決権46.8%
  • 国内
    株式会社日本オークション協会
    東京都港区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 海外
    World Watch Auction Limited
    中華人民共和国 香港 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
  • 国内
    ウプシロン投資事業有限責任組合(業務執行組合員:META Capital株式会社)
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権42.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は579億円営業利益-4億円前期と比べると増収で、売上が+53.2%。

売上高
+53.2%
579億円
営業利益
-4億円
純利益
+21.5%
147億円
営業利益率
-0.7%
前期比 +2.2%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は169億円、営業利益は1億円。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q5217
2019年4Q56714
2020年4Q61011
2021年4Q578−60
2022年4Q61626
2023年4Q7771
2024年4Q49628
2025年4Q378−9−2.467
2026年4Q57940.775
2027年1Q16910.632

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は287億円から579億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-0.7%。純利益は2期連続で増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2875230
2014年3月4369360
2015年3月4539965
2016年3月55310067
2017年3月4646856
2018年3月5217142
2019年3月56710860
2020年3月61011672
2021年3月57897−30
2022年3月61617865
2023年3月777257114
2024年3月49615895
2025年3月378−11151−2.9121
2026年3月579−4177−0.7147

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益579億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は147億円、売上の25.4%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金80.1%464億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.6%119億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.7%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比20.3pt
-0.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.9pt
25.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.9pt
15.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが22億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは19億円期末の手元現金は185億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月24−574455
2014年3月175−191503926
2015年3月−93−9041774
2016年3月−167−15042469
2017年3月230−512601
2018年3月377−105−86780
2019年3月524−28−351,137
2020年3月41452−821,460
2021年3月776−87−1471,854
2022年3月−48−77−171,911
2023年3月185−179261,861
2024年3月−256−81121182
2025年3月45−61−3171
2026年3月22−3−2185

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,320億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,006億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値34.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,2683651,90313.4
2014年3月3,6254573,16810.1
2015年3月3,9465553,39110.9
2016年3月3,7246193,10512.5
2017年3月3,6536223,03113.2
2018年3月4,0606953,36512.8
2019年3月4,4047263,67812.3
2020年3月4,6978063,89112.6
2021年3月4,9967134,28310.9
2022年3月5,7747445,0309.1
2023年3月6,2178145,4039.6
2024年3月98872426472.8
2025年3月1,15386728674.9
2026年3月1,3201,00631475.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
188億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
998億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
50億円
在庫として抱えている分
負債合計
314億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率37社中4位あたり、逆に低いのは営業利益率37社中33位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.8%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.7%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.8%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率上位前期からの売上の伸び
53.2%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 4.2%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥1,140で、1年前と比べて+8.2%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥1,140+0.6%1ヶ月+1.3%1年+8.2%時価総額467億円
過去52週の値幅
安値¥968高値¥1,339

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)2.3倍
PBR0.33倍
配当利回り0.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で約1.9%下落し、25日移動平均線(1140円)を下回る水準で推移。週足では8月上旬に1112円まで下落後、1130円前後で下げ止まるも上値は重く、52週高値1339円からは約15%乖離。RSIは33と売られすぎ圏に接近しており、8月20日は出来高7.36万株と前日から増加し、下値では押し目買いも観察される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが2.32倍と業界平均12.38倍を大幅に下回る。PBR0.33倍も業界平均1.45倍を大きく下回り、ROE15.8%と高収益ながら配当利回り0.88%と低く、配当性向4.6%と低い。市況により業績が変動しやすい業種で、直近3期は最終増益だが営業損失もあり、収益の不安定さが評価の割安要因。バリュエーションは割安だが配当は伸び悩み、リスクも内包。

指標この会社業種平均
PER (実績)2.3倍14.4倍
PBR0.33倍1.45倍
ROE15.8%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は大きく変動しており、売上高は減少傾向だが、純利益は2025年3月期に121億円と利益率は低いながらも安定。強気派は、株価純資産倍率が0.3倍強と割安で、ROEが15%超と高い資本効率を評価する。また、投資先の価値向上による含み益が今後の収益に寄与する可能性を指摘。一方、弱気派は、売上高の減少や営業赤字が続いており、収益の不安定さを懸念。市場環境の悪化で投資運用収益が落ち込むリスクや、ガバナンス体制の不透明さを問題視する。強気・弱気は市場環境の回復と投資先の業績改善にかかっている。

プラスに働く材料7
  • 割安指標

    PBRは0.33倍と純資産価値に比べ低い水準。

  • 高ROE

    自己資本利益率は15.8%と高く、資本効率が良い。

  • 含み益期待

    投資先企業の価値上昇で含み益が拡大する可能性。

  • 純利益が95億円→147億円へ3期連続増益2026年3月期影響

    純利益は95億円、121億円、147億円と増加し、3期で約55%増。EPS改善で割安修正の原資に

  • PBR0.33倍と解散価値の大幅下回り継続影響

    PBR0.33倍は純資産の3分の1評価。ROE15.8%を踏まえると是正余地が大きい

  • ROE15.8%と高水準の資本効率継続影響

    ROE15.8%はPBR1倍相当の利益創出力。株主還元の余力を示す

  • 売上高579億円と前年比53%増2026年3月期影響

    売上高は378億円から579億円へ約53%増加。本業赤字縮小に寄与

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字

    直近での営業利益はマイナスで、本業の収益力が弱い。

  • 売上減少

    売上高は減少傾向で、事業規模が縮小している。

  • 市場リスク

    投資収益は市場環境に左右され、不安定。

  • 営業損益が2期連続赤字で収益基盤脆弱2026年3月期影響

    営業利益は-11億円、-4億円と赤字継続。純利益と本業利益の乖離が大きい

  • 配当利回り0.89%と株主還元が手薄継続影響

    配当利回り0.89%は低位。PBR0.33倍の是正には増配や自社株買いが必要

  • 外国人保有比率5.8%とガバナンス圧力弱い継続影響

    外国法人保有5.8%と低く、バリュー向上の外的圧力がかかりにくい

  • 予想PER非開示で評価軸が定まらない不定影響

    フォワードPERが開示されておらず、市場の成長評価が分かれやすい

次の決算で確かめる点
投資運用収益
収益の柱である運用成績を確認。
営業損益
本業の収益性改善が焦点。
自己資本比率
財務の健全性を見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.88%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
0.88%
いまの株価に対して
配当性向
4.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1026.7
2018年3月100.057.3
2019年3月1220.070.7
2020年3月120.017.8
2021年3月120.0448.5
2022年3月10−16.72.4
2023年3月100.02.3
2024年3月100.0167.1
2025年3月100.06.1
2026年3月100.04.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,083人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.1%を占め、残る95.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.374.073.072.173.170.0
自己株式3.223.723.726.526.526.5
証券会社6.219.119.713.621.020.1
外国法人32.04.94.34.83.65.8
金融機関1.81.52.28.11.43.7
事業法人19.60.50.81.31.00.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ウプシロン投資事業有限責任組合30.98
02株式会社DMM.com証券6.23
03川村 洋一4.90
04松井証券株式会社4.68
05日本証券金融株式会社3.16
06株式会社SBI証券3.15
07浦上 新一郎2.44
08岡三証券株式会社1.76
09SMBC日興証券株式会社1.35
10INTERACTIBE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+550%、1株純資産は14期で+338%。直近期のROEは15.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月7576010.912.413.3
2014年3月15091817.95.7
2015年3月1631,07616.45.920.1
2016年3月1681,17015.05.913.9
2017年3月1411,21211.87.126.7
2018年3月1061,3098.49.357.3
2019年3月1501,36911.27.170.7
2020年3月1821,49012.75.017.8
2021年3月−761,377−5.3448.5
2022年3月1701,68112.27.72.4
2023年3月3641,90820.32.72.3
2024年3月3112,38814.43.2167.1
2025年3月4022,87015.32.26.1
2026年3月4883,32615.82.54.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
原田泰成取締役社長(代表取締役)59
松村恭也取締役55
村井希有子取締役45
服部純一取締役75
石井喜三郎取締役71
税所篤取締役50
櫻井幸男監査役(常勤)78207
植村亮仁監査役(非常勤)46
高木澄典監査役(非常勤)41

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3878729
社外取締役631315

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容920字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(連結子会社5社、持分法適用関連会社4社)の主たる事業は、銀行業務を中心に、信用保証業務、リース業務、クレジットカード業務などの各種金融サービスに係る事業を行っております。また、リユース事業、投資業、M&A仲介・コンサルティング事業等、様々な事業を展開しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業の系統図は次のとおりであります。 セグメントごとの分類は次のとおりであります。 銀行関連事業 ハーン銀行(Khan Bank JSC)、 キルギスコメルツ銀行(OJSC Kyrgyzkommertsbank)、ソリッド銀行(JSC Solid Bank) リユース事業 株式会社STAYGOLD、株式会社PRICING DATA ※1 Happy Price Company Limited ※2、株式会社日本オークション協会 ※2 World Watch Auction Limited ※2 その他事業 当社、H.S. International (Asia) Limited、HS FINANCIAL Pte. Ltd. ※1 株式会社PRICING DATA(以下「PD社」)は、第1四半期連結会計期間期末より当社の連結子会社となり、2025年8月1日を効力発生日として、株式会社STAYGOLD(以下「SG社」)を存続会社とし、PD社を消滅会社とする吸収合併を行いました。 ※2 PD社の株式取得及びSG社との合併に伴い、PD社の連結子会社であったHappy Price Company Limited、持分法適用関連会社であった株式会社日本オークション協会、 World Watch Auction Limitedは、それぞれSG社の連結子会社、持分法適用関連会社となり、当社グループに含まれることとなりました。 また、持分法適用関連会社の業績は、持分法による投資損益に反映されます。
経営方針・対処すべき課題2,047字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、独自の金融コングロマリット構想の下、特長ある各種金融サービス事業の拡充、成長性の高い事業分野の強化、徹底した業務の効率化等により、更なる発展を目指してまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループでは、グループ各社間の業務展開により、お客様に喜ばれ満足していただけるサービス・商品を提供すること、及び各事業分野において、ナンバー・ワンあるいはオンリー・ワンとなるサービスを育成することを目指し、顧客の拡大とグループ企業価値の最大化に取り組んでおります。また、管理体制と経営体制の一層の強化を図り、グループとしての信用力強化及びブランドイメージの向上を目指してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの目標とする経営指標としては、資本の効率性を示すROE(株主資本当期純利益率)が最適と考えており、連結ベースでROE10%以上を安定的に維持していくことを中期的な経営目標としております。なお、当連結会計年度のROEは15.8%となりました。 (4) 経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、不安定な状況が続いております。 日本経済は、インバウンド需要が好調に推移し、堅調な企業業績に支えられた雇用や所得環境の改善が見られる一方で、依然として円安や中東情勢などを要因とした物価上昇による実質賃金の下落傾向が続いており、今後の景気悪化が懸念されます。国内における各事業は、人口減少や高齢化等に伴う構造的な諸問題を抱えており、また、多くの競合他社との激しい競争にさらされており、今後の事業環境は厳しくなっていくものと認識しております。リユース事業を営むSTAYGOLDにおいては、サステナビリティへの関心の高まりやフリマアプリの拡大・浸透などによりリユース市場の拡大が続いており売上が増加しておりますが、一方で、拡大する市場を背景にした新規参入や既存企業間での競争の激化が進んでおり、買取価格の上昇が粗利率の低下をもたらす可能性も危惧されております。 モンゴルでは、中国経済の鈍化に伴い中国向け輸出が減少しておりますが、所得水準の上昇や公共投資の増加などにより、依然としてモンゴル経済は高成長を維持しております。ハーン銀行は、モンゴル最大のリテール銀行として一定の競争優位性を確保しており、業績、預金残高や融資残高は順調に増加しておりますが、今後の中国経済の動向、インフレ率の上昇による景気悪化などの影響により、収益の減少や貸倒引当金の増加をもたらし翌連結会計年度以降のハーン銀行の業績に重要な影響を与える可能性があります。 キルギスやロシアにおいても、景気は回復傾向にありますが、キルギスではインフレ率の上昇、ロシアではウクライナ問題による幅広い経済制裁を受けるなど、両国経済の先行きは引き続き不透明な状況にあります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 金融サービス事業においては、お客様の資産運用に対する多種多様なニーズを的確に捉え、特長ある金融サービスを提供するため、金融関連の法改正及び規制緩和や国内外の各種金融サービスの動向等を調査・検討して、新たな金融サービスの企画開発や既存サービスの改良等に努めてまいります。また、インターネット取引システムの安定性の強化、コンプライアンスの徹底等を着実に実行し、お客様に信頼され、安心してお取引していただける金融グループの構築を追求してまいります。 金融サービス事業のなかでも、特にハーン銀行については、モンゴル銀行法の改正に伴い2026年12月末までに当社の持分を20%以下まで引き下げる必要があり、優先的に対処すべき課題となっております。 リユース事業は、市場の拡大に伴い今後、収益・利益の増加が期待される事業となっております。そのため、今後は、積極的な新規出店等を行い買取チャネルの拡大を継続することにより、個人のお客様からの買取りを強化するほか、個人向け販売の強化など様々な営業施策を実施してまいります。 投資業務につきましては、企業再生事業として出資した企業の管理、支援に努めるとともに、経済成長が著しいアジアの新興国や独自性の高い新規事業等、今後の成長性が期待される地域及び事業への投資を積極的に検討してまいります。 また、自己投資業務の他、M&Aの仲介業務並びにコンサルティング業務を積極的に展開してまいります。 業務の効率化につきましては、各事業の業務プロセスの徹底的な見直しを通じたコスト削減の他、経営資源の最適配分と効率経営を徹底することにより業務の改善を推し進めてまいります。 今後も当社グループ全体の収益性の向上を図り、更なる業容の拡大、企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク5,240字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、下記の記載のうち、将来に関する事項は、別段の記載がない限り本書提出日現在において当社が判断したものに限られており、全てのリスク要因を網羅するものではありません。 ① グループの利益構造について 当社グループの利益は、銀行業、特にハーン銀行にその多くを依存している状況であります。現在、ハーン銀行は預金残高や融資残高の増加、デジタルバンキングサービスの推進などにより、モンゴル国において競争優位を確保しておりますが、後述するような銀行業における固有リスクが顕在化し同行の収益及び利益が減少した場合、当社グループの連結業績に重要な影響を及ぼす結果となります。 ② グループの拡大・再編について 当社は、上述したハーン銀行への利益の依存度の低下があってもなお当社グループの更なる発展を目指し、新規参入やM&Aを含む当社グループの拡大及び再編を継続的に検討、実施しております。今後も当社グループの拡大及び再編を行ってまいりますが、これらを実施した影響により当社が予め想定しなかった結果が生じた場合、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 各事業固有のリスクについて 当社グループは、独自の金融コングロマリット構想のもと、銀行業、リユース事業、M&A仲介・コンサルティング事業等の多岐にわたる事業を展開しているため、各事業における固有のリスク要因が存在します。 a) 銀行業 当社子会社のキルギスコメルツ銀行(OJSC Kyrgyzkommertsbank)はキルギス共和国において、また、当社の持分法適用関連会社であるハーン銀行(Khan Bank LLC)はモンゴル国において、ソリッド銀行(JSC Solid Bank)はロシア連邦において銀行業を展開しております。 1) 金利・為替相場等の変動による影響について ハーン銀行はモンゴル国内において、キルギスコメルツ銀行はキルギス国内において、ソリッド銀行はロシア国内において、主に現地通貨建てで業務を行っているため、以下に挙げる金利、社会・政治情勢の影響を受ける可能性があります。 (金利リスクについて) モンゴル、キルギス又はロシア(以下、「当該国」という。)の金利が大きく変動する場合、ハーン銀行、キルギスコメルツ銀行又はソリッド銀行(以下、「同銀行」という。)の顧客に対する貸出金利の低下、顧客からの預金に対する利払いの増加等により、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 (為替リスクについて) 同銀行は当該国において主に現地通貨建てで業務を行っております。そのため、為替相場の動向次第では、同銀行の業績の如何にかかわらず当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 また、ハーン銀行においては、同行が保有する外貨建て資産負債に対して、為替変動リスクを軽減するためデリバティブによる為替ヘッジを行っておりますが、為替相場の変動の度合いによって、同行ひいては当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 (カントリーリスクについて) モンゴル国は大規模な鉱山開発等による経済成長が予想されています。中央アジアの新興国であるキルギス共和国は鉱業を主要産業としており、中央アジアの中継点としての地政学的な重要性もあることから、今後の経済成長が見込まれております。また、ソリッド銀行が本店を置くロシア連邦の極東地域は、豊富な天然資源を有しており、開発による更なる発展が期待されます。しかしながら、今後、当該国における政治・社会情勢の混乱、各種法改正や税務及び規制等環境の変化等により当該国の経済情勢が悪化した場合には、貸倒れの増加や貸倒引当金の積み増し等により、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 (信用リスクについて) 同銀行は当該国において主に貸出業務を行っており、貸出先の状況、担保の価値、経済全体に関する前提及び見積りに基づいて、貸倒引当金を計上しております。ただし、経済情勢全般の悪化や個別貸出先の業績悪化等により追加の貸倒引当金を計上せざるを得なくなる可能性、また、実際の貸倒れが貸倒引当金を上回ることにより追加的な与信費用が発生する可能性があります。 2) 法規制について 同銀行は、当該国に設立されている銀行であるため、当該国政府の金融、経済政策や関係する法令規則等の変更により、同銀行あるいは当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 また、同銀行は当該国の中央銀行による規制・監督下に置かれているため、今後当該規制が変更された場合、規制に対応するためのコスト増から当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 3) 競合について 同銀行は、当該国内において他の金融機関やノンバンク等との競争環境に晒されています。今後、当該国において金融機関同士の統合や再編、業務提携が行われる可能性や、フィンテック等の新技術の台頭により競争が激化する可能性があり、同銀行が競争優位を確立できない場合には、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 b) リユース事業 当社の連結子会社である株式会社STAYGOLD及びHappy Price Company Limited、持分法適用関連会社である株式会社日本オークション協会及びWorld Watch Auction Limitedは、リユース買取卸売・小売事業を展開しております。 1)仕入体制について 同社では、リユース品の買取仕入が収益確保における基盤となっておりますが、今後の景気動向の変化、競合買取業者の増加、顧客マインドの変化や相場の変動によって、質量ともに安定的な商品の確保が困難となった場合、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 また、リユース品の買取という性質上、コピー商品や盗品の買取・販売のリスクを含んでおり、これによる顧客とのトラブルの発生や信用低下により、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 2)外部環境の変化について 同社では、貴金属、時計、地金、宝石、ブランド品が主な取扱い商材となっておりますが、商品によっては流行の変化に伴う経済的陳腐化、為替相場及び貴金属・地金相場の変動等により価格下落がもたらされるもの、牽引役となる人気商品・ヒット商品の有無により販売動向が大きく左右されるものが存在しており、為替・株式市場等の乱高下、景況感の急激な変化等により、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 また、主に商品の買取において同業他社との競合が生じており、今後、新規参入などにより一層の競争激化が生じた場合、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 3)法規制等について 同社では、古物営業法による法的規制を受けており、古物営業の許可を所轄の公安委員会により受けています。そのため、同法に抵触または違反するような事案が発生した場合、営業の停止もしくは許可の取消が行われ、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 また、同社では店舗営業や販売促進等において、多くの個人情報を管理しているため、これら個人情報の漏洩等が発生した場合、社会的信用の失墜、事後対応による多額の費用・損失の発生など当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 c) M&A仲介・コンサルティング事業 当社は、M&A仲介・コンサルティング事業を展開しております。 1) 法規制について M&A仲介・コンサルティング事業は、規制を受ける法律が特段ない状況となっております。しかし、案件の増加に伴い、法制度の整備により何らかの規制が生じた場合、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 2) 競合について M&A仲介・コンサルティング事業は、許認可等の必要がなく、参入障壁が低いことから、今後も競合他社の増加が見込まれます。競合他社の増加に伴う競争激化等により手数料等の減少が生じた場合、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 d) その他の事業 上記事業の他、当社の連結子会社及び持分法適用関連会社が展開する事業において、法令規制等の変更、競争の激化等の事業環境の変化により収入の減少又は費用の増加等が生じた場合、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 また、当社は自己投資業務(プリンシパル投資業務)の一環として企業の育成、再生及び発展に取り組んでおります。当社は、対象会社の再生、企業価値向上へと取り組んでおりますが、対象会社の再生が計画通り進まない場合、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ オペレーショナルリスクについて a) システムについて 当社グループでは、各事業分野において業務を運営するために基幹システムをはじめとした様々なコンピュータシステムを利用しています。また、当社グループでは、銀行業等において、インターネットを通じて顧客にサービスを提供しており、また、リユース事業においても、買取から販売までの顧客や商品の管理、相場データの収集、オンライン上でのオークション販売など多くのシステムに依存しております。各種システムにつきましては、定期的なメンテナンスやバックアップシステムの確保等、システムの安定的な稼働を維持するため万全を期しておりますが、今後予期せぬシステム障害が起こった場合、さらにシステム障害に伴う訴訟又は行政処分等を受けた場合には、当該事業に重大な支障が生じ、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 b) 事務について 当社グループのすべての業務には事務リスクが存在し、役職員等が事務に関する社内規程・手続等により定められたとおりの事務処理を怠る、あるいは事故、不正等を起こす可能性があります。これらの事象により業務に支障をきたした場合、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 個人情報保護について 当社グループの各事業分野における顧客情報の管理については、情報管理担当者及び責任者を配置し、各社厳重な管理を行っておりますが、想定していなかった経路より外部に情報が流出した際には、金融グループとしての信用に悪影響を及ぼし、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 自然災害等について 地震、火災、大雨等の自然災害や、戦争、暴動、テロ等により人的被害又は物的被害が生じた場合、また、これらの自然災害等に起因する事象により、当社グループの業務の遂行に支障が生じた場合、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 有能な人材の確保について 当社グループは、独自の総合金融コングロマリット構想の下、幅広い分野で高い専門性を必要とする業務を行っておりますので、各国・各分野において有能で熟練した人材が必要とされます。このため、必要な人材の積極的な採用や継続的な研修を行うこと等により、経費が増加する可能性があります。また、有能な人材の採用及び定着を図ることができなかった場合には、当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 訴訟について 当社グループは、各事業分野において事業運営に関する訴訟リスクが存在し、また、訴訟の発生を予測することは困難です。訴訟が発生した場合、訴訟対応に関する費用の増大、不利な判決による賠償金の支払い及び社会的信用の低下等により当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。 ⑨ 主要株主について 現在、当社のその他の関係会社であるウプシロン投資事業有限責任組合が筆頭株主となっており、議決権総数の約42.2%を保有しており、当社株主総会の承認を要する事項(取締役・監査役の選任・解任、配当実施等)全てに影響力を持っております。 ⑩ ロシア・ウクライナ情勢の影響について ロシア・ウクライナ情勢については、現時点では当社グループの連結業績に与える影響は軽微でありますが、ロシア極東地域を事業拠点とするソリッド銀行やロシア経済の影響を受けるキルギスコメルツ銀行においては、今後、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に伴う経済制裁による金利上昇やロシア経済悪化等の影響を受ける可能性があり、その場合には当社グループの連結業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)12,619字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要が好調に推移し、企業業績が堅調に推移するとともに雇用や所得環境の改善が見られる一方で、依然として円安等を要因とした物価上昇による実質賃金の下落傾向が続いており、今後の景気悪化が懸念されます。世界経済においても、米国トランプ政権による関税政策の影響の顕在化、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化、中国経済の減速など景気の先行きは不透明な状況となっております。 このような環境の中、当社グループの当連結会計年度の営業収益は578億79百万円(前期比201億13百万円増)、経常利益は177億13百万円(前期比25億91百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は146億88百万円(前期比25億87百万円増)となりました。 当社グループは、当社、連結子会社5社及び持分法適用関連会社4社で構成されており、セグメントごとの分類は次のとおりであります。 銀行関連事業 ハーン銀行(Khan Bank LLC)、 キルギスコメルツ銀行(OJSC Kyrgyzkommertsbank)、ソリッド銀行(JSC Solid Bank) リユース事業 株式会社STAYGOLD、株式会社PRICING DATA ※1 Happy Price Company Limited ※2、株式会社日本オークション協会 ※2 World Watch Auction Limited ※2 その他事業 当社、H.S. International (Asia) Limited、HS FINANCIAL Pte. Ltd.(※1) ※1 株式会社PRICING DATA(以下「PD社」)は、第1四半期連結会計期間期末より当社の連結子会社となり、2025年8月1日を効力発生日として、株式会社STAYGOLD(以下「SG社」)を存続会社とし、PD社を消滅会社とする吸収合併を行いました。 ※2 PD社の株式取得及びSG社との合併に伴い、PD社の連結子会社であったHappy Price Company Limited、持分法適用関連会社であった株式会社日本オークション協会、 World Watch Auction Limitedは、それぞれSG社の連結子会社、持分法適用関連会社となり、当社グループに含まれることとなりました。 報告セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。 a) 銀行関連事業 銀行関連事業の当連結会計年度の営業収益は26億15百万円(前期比2億92百万円減)、営業損失は2億84百万円(前期は営業損失6億52百万円)となりました。また、持分法適用関連会社であるハーン銀行及びソリッド銀行の業績は、持分法による投資損益に反映されます。なお、持分法による投資損益を含めた銀行関連事業の経常利益は165億28百万円(前期比17億32百万円増)となっております。 ハーン銀行(本店所在地:モンゴル国) モンゴル経済につきましては、国内消費の増加や銅精鉱の輸出増加が寄与し、実質GDP(1-12月)は前期比で6.8%増加と高成長が続いております。インフレ率は、モンゴル経済の好景気、原材料費の高騰による食料品等の価格上昇の影響を受け、前期末比7.5%と高止まりしています。また、貿易収支(1-12月)は黒字を維持しており、前期末比で6.7%増加、外貨準備高は貿易収支の黒字が継続していることから70億ドル台(前期末比27.1%増)となっております。為替市場では、前期末比で米ドルに対して4.0%下落(ドル高)、日本円に対して3.8%下落(円高)しました。モンゴル経済は引き続き好調を維持していますが、主要な輸出先である中国経済の失速から中国向け輸出が減少に転じており、今後の景気減速が懸念されます。 モンゴルの銀行業界につきましては、モンゴル経済が高成長を続けていることから、金融セクターの融資残高は前期末比で18.9%増加しました。また、延滞債権残高は17.7%増加、不良債権残高は18.9%増加となりました。 このような環境の中、モンゴルにおいて最大級の商業銀行であるハーン銀行につきましては、法人向け融資や個人向け融資、また、モンゴル国のデジタル化の方針に従い個人向けのデジタルバンキングサービスを中心に積極的に展開してまいりました。モンゴル経済が好調であることから法人向け融資や個人向け融資が増加し、融資金利上昇の影響もあり資金運用収益が増加しました。一方で、国際金融機関からの借入増加や預金金利の上昇により資金調達費用も増加しておりますが、融資が継続して増加していることが影響し増収増益となっております。 結果として、現地通貨ベースでは、預金残高は前期末比で9.9%増加、融資残高は20.9%増加、資金運用収益は15.0%増加、当期純利益は8.8%増加いたしました。また、融資残高の内訳としましては、法人向け融資は前期末比で25.6%増加、個人向け融資は25.2%増加、農牧業向け融資は30.6%減少いたしました。 キルギスコメルツ銀行(本店所在地:キルギス共和国) キルギス経済につきましては、建設業やサービス業を中心に好調を維持しており、2025年度の実質GDP(1-12月)は前期比で11.1%増加と高成長を維持しております。また、インフレ率は食品価格や公共料金の値上げなどにより、前期末比で8.2%上昇となっております。キルギス中央銀行は、足元でインフレが再び加速し、目標とするインフレ率5~7%の範囲を上回っていることを受け、2025年11月に政策金利を11%へ引き上げ、さらに2026年2月には12%へ引き上げました。今後も景気動向やインフレ率の推移次第では、政策金利の引き上げを検討する可能性があります。 キルギスコメルツ銀行は現在、金利変動やロシアに対する制裁強化の影響を受け、リスク管理を強化しつつも、中小企業および個人顧客向けの信用ポートフォリオの拡大に努めています。預金業務においては、金利を慎重にコントロールすることで、預金ポートフォリオを適切な水準に維持しています。また、トレジャリー部門やカード部門の業務を見直し、手数料収入の拡大を目指しています。一方で、ITシステムおよびIT人材への投資が増加しており、特にVISAおよびMastercardとの提携維持やシステム対応に係る費用を中心に経費が拡大しました。また、キルギス中央銀行の指示により引当金等の追加計上を行った結果、現地通貨ベースでの最終損益は大幅な赤字となっております。ただし、連結決算上では、これら引当金等の追加計上の一部は2025年3月期決算に取り込んでおります。 今後につきましては、中東情勢およびロシア・ウクライナ情勢を背景に、キルギス経済の先行きは依然として不透明な状況となっておりますが、このような環境の中、キルギスコメルツ銀行は引き続きリスク管理およびコンプライアンス体制の強化に取り組み、特にリテール(個人向け)融資やカード、オンライン決済に重点を置き、収益基盤の強化に努めてまいります。 ソリッド銀行(本店所在地:ロシア連邦) ロシア経済は、依然としてウクライナ侵攻に伴う幅広い経済制裁を受けており、2025年の実質GDPは前期比で1.0%増加と低成長にとどまりました。インフレ率はコスト増による物価上昇が続くものの、前期末比5.6%と減速傾向となりました。インフレの減速を受け、ロシア中央銀行は政策金利を断続的に引き下げ、2026年3月には15.0%としましたが、一方で依然として物価上昇への警戒感は強く、今後も金融引き締めの方針が継続される見込みです。 このような経済環境の中、ソリッド銀行は預金残高を堅調に伸ばしておりますが、クレジットリスクの抑制もあり、融資残高は預金残高に比べてわずかな増加にとどまりました。加えて、クレジットリスクの高まりを背景に貸倒引当金が前期比で増加し、収益の下押し要因となりました。融資ビジネスの低迷を防ぐため、ファクタリング等の新たな融資商品の導入も行っています。一方、ロシアの金融システムに対する制裁が強化される中、ソリッド銀行は継続的に国際業務を見直し、特に外為取引などを通じて非金利収入が大きく増加しました。 非金利ビジネスが好調な市場環境に支えられ、ソリッド銀行の業績は大幅に改善していますが、今後の見通しについては、ロシア・ウクライナ情勢の展開が依然として不透明な要因となっております。ルーブルの為替レート、原油価格の変動、経済制裁の影響、そして国際情勢の緊迫化が、今後のソリッド銀行の業績に大きな影響を与える可能性があります。このような状況下において、ソリッド銀行は引き続き貸出残高と預金残高の増加や不良債権の徹底管理、預金コストの効率的な管理に注力するとともに、変化するビジネス環境に対応し、リスク管理体制を強化する取り組みを継続して行ってまいります。 b) リユース事業 リユース市場は、環境意識やサステナビリティ志向の高まりを背景に長期的には堅調に推移し、2024年のリユース市場規模は前期比4.5%増の3兆2,628億円となりました。また、2030年にはその市場規模は4兆円に到達すると見込まれています。一方で、短期的には気候要因や国際情勢、関税の影響など外部要因による変動が続いております。 株式会社STAYGOLDは、このような外部環境の変化を踏まえ、在庫効率の最大化と収益構造の安定化を重点テーマとして事業を運営いたしました。当連結会計年度におきましては、上半期は滞留在庫の解消及び在庫構成の見直しを優先したことにより一時的に利益が抑えられました。一方で、2025年8月のPD社との合併を機に、グループ一体となった在庫情報の可視化とモニタリング体制を構築し、在庫効率の最適化を推進いたしました。加えて、販管費の期中コントロールの徹底や、アフィリエイト広告の構成比向上による集客効率の改善を図るなど、合併による効果をいち早く引き出し、収益の安定化を最優先に事業を運営いたしました。 オークション販売については、全カテゴリにおいて売上総利益率が向上しており、PD社とのシナジーが着実に発現したことで、グループ全体の収益性向上に寄与しております。卸販売については、下半期の貴金属相場高騰が追い風となり、特に金商材の取引が好調に推移しました。小売販売(店舗・EC)については、今期より本格化した小売部門の強化策が奏功し、売上高は大幅な増収を記録しました。店舗展開ではBRING屋号を中心に計5店舗を新規出店いたしました。海外戦略では、タイでの中低単価商材のテストセールに着手するなど、さらなる成長に向けた取り組みも加速させております。 結果として、リユース事業の当連結会計年度の売上高は552億51百万円(前期比204億5百万円増)、営業利益は6億17百万円(前期比5億77百万円増)となりました。なお、連結セグメント上では、のれんや無形固定資産の償却費が計上されております。また、持分法適用関連会社である日本オークション協会、World Watch Auction Limitedの業績は、持分法による投資損益に反映されます。 c) その他事業 当社(単体)の他、他のセグメントに分類されていない連結子会社は、その他事業に分類しております。 当社(単体)の営業収益は主に関係会社からの配当金で構成されます。当連結会計年度は、関係会社からの配当金の増加により増収増益となっております。なお、関係会社からの受取配当金は、連結上は相殺消去されるため連結業績に影響を与えません。 結果として、その他事業の当連結会計年度の営業収益は74億88百万円(前期比13億5百万円増)、営業利益は67億16百万円(前期比11億44百万円増)となりました。 d) 持分法による投資損益 持分法適用関連会社であるハーン銀行、ソリッド銀行、日本オークション協会、World Watch Auction Limitedの業績は、持分法による投資損益に反映されます。 持分法による投資損益は、主にハーン銀行及びソリッド銀行にかかる投資利益によって占められますが、前述のとおり両行の業績は好調で増収増益となっております。 結果として、当連結会計年度の持分法による投資利益は163億9百万円(前期比8億61百万円増)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の資産合計につきましては、1,319億96百万円となり、前期比166億61百万円増加しました。 これは主に、「現金及び預金」が10億5百万円、「貸出金」が11億92百万円、「棚卸資産」が26億77百万円、「関係会社株式」が96億59百万円増加したことによるものであります。 主な増減要因は、「現金及び預金」は当社及びSG社と合併したPD社分の預金の増加、「貸出金」はキルギスコメルツ銀行における顧客への貸出金の増加、「棚卸資産」はSG社と合併したPD社分の増加やSG社における仕入の増加によるもの、「関係会社株式」はハーン銀行およびソリッド銀行にかかる持分法投資利益によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計につきましては、313億60百万円となり、前期比27億27百万円増加しました。 これは主に、「流動負債 その他」が14億2百万円、「繰延税金負債」が16億95百万円増加したことによるものであります。 主な増減要因は、「流動負債 その他」はSG社における買掛金及び未払金の増加、SG社と合併したPD社分の未払金の増加、キルギスコメルツ銀行における売現先取引により発生した金銭債務の増加など、「繰延税金負債」はハーン銀行の留保利益に関する税効果会計の変動によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計につきましては、1,006億35百万円となり、前期比139億34百万円増加しました。 これは主に、「利益剰余金」が143億87百万円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、185億36百万円(前期比13億98百万円増)となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、21億76百万円の資金増加(前期は45億32百万円の資金増加)となりました。 これは主に、「利息及び配当金の受取額」80億33百万円の資金が増加した一方、「貸出金の純増(△)減」12億41百万円、「棚卸資産の増減額(△は増加)」15億11百万円、「法人税等の支払額」26億59百万円の資金が減少したことによるものであります。 主な要因は、当社におけるハーン銀行からの配当金の受取、キルギスコメルツ銀行における顧客への貸出金の増加、SG社における棚卸資産の増加、当社及び連結子会社における法人税等の支払いによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、2億69百万円の資金減少(前期は60億54百万円の資金減少)となりました。 これは主に、「投資有価証券の売却及び償還による収入」23億98百万円の資金が増加した一方、「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出」29億34百万円の資金が減少したことによるものであります。 主な要因は、当社における投資有価証券の売却、当社におけるPD社株式の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、2億45百万円の資金減少(前期は2億87百万円の資金減少)となりました。 これは主に、「長期借入れによる収入」5億59百万円の資金が増加した一方、「短期借入金の純増減額(△は減少)」3億10百万円、「長期借入金の返済による支出」2億96百万円、「配当金の支払額」3億0百万円の資金が減少したことによるものであります。 主な要因は、キルギスコメルツ銀行における長期借入金の借入及び返済、連結子会社であったPD社分の短期借入金の返済、当社における配当金の支払によるものであります。 ④ 仕入及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度におけるリユース事業の仕入実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門名   金額(百万円)   前期比(%) BRING   6,862   26.7 BRAND REVALUE   26,789   22.5 PRICING DATA   9,118   - 小計   42,771   - 内部仕入   △203   - 合計   42,567   56.0 b.販売実績 当連結会計年度におけるリユース事業の販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業部門名   金額(百万円)   前期比(%) BRING   11,470   39.2 BRAND REVALUE   30,177   13.4 PRICING DATA   10,062   - 小計   51,710   - 手数料収入   3,742   - 内部売上   △203   - 合計   55,249   58.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、営業収益は578億79百万円(前期比201億13百万円増)、経常利益は177億13百万円(前期比25億91百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は146億88百万円(前期比25億87百万円増)となりました。 当連結会計年度においては、リユース事業が業績好調で増収増益となっております。また、ハーン銀行及びソリッド銀行の業績も好調で持分法による投資利益も増加しております。一方で、今後、モンゴル国の銀行法等の規制により、当社のハーン銀行株式保有比率を20%以下に引き下げる必要があり、これにより持分法による投資利益も減少していく見込みとなっております。 また、当社グループには海外の関係会社が複数存在するため、海外の経済情勢や政治情勢から影響を受けております。さらに、国内の関係会社においても、国内の景気動向や同業他社との競争激化などに影響を受けるため、当社グループの経営成績が変動する要因となります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、資本の効率性を示すROE(株主資本当期純利益率)を連結ベースで10%以上を安定的に維持していくことを中期的な経営目標としておりますが、当連結会計年度においては15.8%となりました。 セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 a) 銀行関連事業 銀行関連事業の当連結会計年度の営業収益は26億15百万円(前期比2億92百万円減)、営業損失は2億84百万円(前期は営業損失6億52百万円)となりました。また、持分法適用関連会社であるハーン銀行及びソリッド銀行の業績は、持分法による投資損益に反映されます。なお、持分法による投資損益を含めた銀行関連事業の経常利益は165億28百万円(前期比17億32百万円増)となっております。 ハーン銀行においては、現地通貨ベースでの資金運用収益や当期純利益は引き続き前期比で増収増益となり、融資残高や預金残高も前期末比で増加しました。 ハーン銀行の業績は、モンゴルの好調な経済成長(前期比6.8%増加)に支えられ増収増益を維持しております。融資の増加は、好調なモンゴル経済を背景に法人向けの事業融資が伸びておりますが、個人向けにおいてもサラリーローンや住宅ローンの伸びが堅調であります。一方で、インフレ率の上昇による政策金利の引き上げ、大手行の間での預金獲得競争の激化の影響から預金金利が大きく上昇しており、資金調達費用も増加しております。結果として、融資残高増加による資金運用収益増加やデジタルバンキング推進による手数料収入増加の影響が大きく、増収増益を達成しております。 モンゴル国内においては、中国向け輸出がわずかに減少しておりますが、国内消費・投資が好調に推移しており、モンゴル経済は今後も成長を維持していくと思われます。一方で、中国経済の減速、財政の悪化やインフレ率の高止まりによる金利の上昇など不安要素も存在します。また、ハーン銀行はコロナ禍における国の景気対策に協力する形で、低金利の融資や融資の返済猶予等を実施しました。このため、今後、この信用リスクが顕在化し、貸倒引当金繰入額が増加し、ハーン銀行の業績に影響を与える可能性があります。 今後も、ハーン銀行ではお客様満足度の向上のため、顧客のセグメンテーションを推進し、お客様それぞれに合ったサービスの提供に努めてまいります。顧客の利便性を図るため、パソコンやスマートフォンからのインターネット取引を推進しており、支店における取引の8割程度がデジタルバンキングでの取引となっております。今後、ハーン銀行は個人向け・法人向け融資に注力しつつ、カード事業やデジタルバンキングサービス等を含めた手数料収入の増加にも引き続き注力いたします。 キルギスコメルツ銀行においては、融資残高は前期末比で増加しておりますが、年間を通しての平均融資残高は前期比で減少しているため、金利収入は前年並みとなりました。一方で、預金残高が減少しているため、今後の預金の収集が課題となっております。非金利収入については、政府による外為取引の規制などの影響で減少しております。また、中央銀行の指摘により追加の引当金や費用を計上することとなりました。以上の結果、今期は大幅な最終赤字となりました。キルギス国内における金融業界は大手行である国営銀行が強い競争力を保持しており、中小規模の銀行であるキルギスコメルツ銀行 は、近年のロシア・ウクライナ情勢の影響もあり、リスク回避のため融資の実行には慎重な姿勢を続けており、そのため金利収入が伸び悩んでおり、今後、どのように融資を増加させていくかが課題となっております。 キルギス国内では、銀行は飽和状態であることから、サービス面を改善することで他社との差別化を図り、収益の獲得に努めてまいります。新決済システムの導入によるデジタルバンキングの推進、キルギス国内唯一のクレジットカードのプロセシングセンターを設立するなど、キルギスにおける「最も便利で信頼できる先進的な銀行」に成長することを目指し、銀行業務だけでなく幅広い金融サービスの展開に向けて、個人向け融資の増加とともに、個人向けのカード事業とオンラインサービスを強化しております。 ソリッド銀行においては、法人向けを中心とした融資残高の増加、外為取引による非金利収入の増加により引き続き増収増益となっております。ソリッド銀行は、現在のところ、ロシアウクライナ問題による業績への影響はなく、大手行が金融制裁を受けているためソリッド銀行で扱う外為取引が増加し外為取引収支が大幅に増加、また、預金残高・融資残高も増加しているため増収増益を続けております。しかし、ロシアは依然としてウクライナ問題に起因する幅広い経済制裁を受けており、今後のロシア経済の悪化や金融制裁対象の拡大などがソリッド銀行の業績にも影響を与える可能性があります。近年、ロシア経済はインドや中国などの新興大国との繋がりを強めており、そのような環境の変化がソリッド銀行にどのような影響を与えるか注視している状況であります。 そのような環境のなかで、ソリッド銀行は貸出業務の改善と強化を図り、融資審査体制を本部に集中化させ、リスク管理を大幅に厳格化するとともに、組織の再構築や継続的なコスト削減等を実行しております。さらに、非金利収入の増加に向けたサービスの拡大に取り組み、ロシア極東地域における存在感のある銀行を目指してまいります。 b) リユース事業 リユース事業の当連結会計年度における売上高は552億51百万円(前期比204億5百万円増)、営業利益は6億17百万円(前期比5億77百万円増)となりました。 近年、リユース市場は、循環型社会への促進を受けて成長を続けており、スマホの普及によるフリマアプリの拡大・浸透は市場を活性化させ、現代のサステナビリティの風潮も追い風となり、人口減少時代に突入した我が国においても引き続き成長が見込める市場となっております。STAYGOLDは、中古品をメインとした宝石・貴金属、時計、バッグ、衣料、シルバーアクセサリー、スニーカー等の買取・仕入・販売・仲介及びオークション運営を行っております。 今期のリユース事業の業績は、販売や買取を順調に増加させており、事業拡大に伴い人件費を中心に販管費が増加しておりますが、STAYGOLD単体では営業利益を15億円弱計上し、増収増益となっております。特に、販売では戦略的に小売(BtoC)を強化しており、PD社との合併の影響もあり、前期比+50%と大きく増加しました。今後も小売を継続的に強化することにより利益率の上昇を計画しております。また、PD社との合併を機に海外戦略にも着手しており、さらなる成長に向けた取り組みも加速させております。 連結セグメントとしては、のれんや無形固定資産の償却費が多額に計上されておりますが、足元の業績は引き続き好調を維持しており、今後も、積極的な新規出店等を行うとともに小売や買取の強化など様々な営業施策を実施してまいります。一方で、リユース事業は、市場の成長性の高さから競争が激化しているため、ブランド力の強化や他社との差別化、より一層の規模の拡大などが課題となっております。 c) その他事業 その他事業の当連結会計年度における営業収益は74億88百万円(前期比13億5百万円増)、営業利益は67億16百万円(前期比11億44百万円増)となりました。 当社単体においては、グループ各社における適切な会社運営に加え、グループ間でのシナジー効果を高めるべく適切な管理や助言を行っております。当社単体の営業収益は、主に関係会社からの配当金で構成されており、当連結会計年度においては、関係会社からの配当金の増加により増収増益となりました。投資事業については、国内における独自性や特長のある事業のみならず、国外における将来性のある国や地域での事業に対しても積極的な投資を展開し、今後もグループの拡大に向け、更なる発展を続けてまいります。 d) 持分法による投資損益 当連結会計年度における持分法による投資利益は163億9百万円(前期比8億61百万円増)となりました。 持分法適用関連会社であるハーン銀行及びソリッド銀行の業績が好調で増収増益となっており、そのため持分法による投資利益は引き続き増加しております。なお、ハーン銀行およびソリッド銀行の状況は前述のとおりです。今期より新たに持分法適用関連会社となった日本オークション協会、World Watch Auction Limitedは比較的小規模企業であるため、説明を省略いたします。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおける資金需要のうち主なものは、顧客への貸出金、リユース品の買取、新規店舗への設備投資、人件費や不動産賃借料等の販売費及び一般管理費の支払いによるものであります。設備投資を目的とした資金需要は、STAYGOLDにおける新規店舗開設によるものであります。 また、当社グループにおける必要な運転資金、投資資金及び融資資金は、自己資金、金融機関からの借入、顧客からの預り金により調達しております。当連結会計年度末における主な有利子負債残高は、顧客からの預り金である預金94億75百万円、金融機関からの長期借入金(1年内含む)22億14百万円となっております。また、現金及び現金同等物の残高は185億36百万円となっております。 主な借入先として、キルギスコメルツ銀行において、Ministry of Finance of the Kyrgyz Republicから4億98百万円、Russian-KyrgyzDevelopmentFundから3億38百万円、Mamakeev Kanat Mambetovichから2億58百万円、STAYGOLDにおいて、株式会社日本政策金融公庫から6億14百万円、株式会社高知銀行から1億48百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に影響を与えるような見積り及び予測が必要となります。当社グループは、過去の実績値や状況に応じて、合理的かつ妥当な判断により、見積り及び予測を行っておりますが、当該見積り及び予測については、不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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