概要
アイザワ証券グループは、1933年創業の独立系中堅証券会社である。個人投資家向けリテール営業を柱に、法人引受や投資銀行業務も手掛ける。グループで資産運用やコンサルティングを提供し、2025年3月期の連結営業収益は206億円、純利益32億円。
リテール証券を主軸とする三つの事業セグメント
アイザワ証券グループは、証券事業、投資事業、運用事業の三つを報告セグメントとする。証券事業では個人投資家(資産形成層・準富裕層)を対象に対面による継続的アドバイスを提供し、投資信託やラップ商品などのストック商品を提案する。投資事業ではグループ連結業績の安定化を目的に、自己資金を用いてプライベートアセットや外国アセット、不動産等に中長期的な運用を行う。運用事業では非公開市場資産(プライベートアセット)の運用資産残高増加に注力する。
対面営業とストック商品へのシフト
証券事業では、ゴールベースアプローチを掲げ、顧客のライフプラン実現に向けた長期寄り添い型営業を徹底する。収益構造の安定化のため、相場変動に左右されにくいストック商品(投資信託・ラップ商品)の預り資産拡大を最優先課題とする。2026年3月末時点でストック商品預り資産は5,639億円と前期比33%増加し、実質ストック収益の実質販管費カバー率は35.6%に向上した。中期計画では2028年3月期にストック商品預り資産8,000億円、同カバー率40%以上を目標とする。
投資事業と運用事業の位置づけ
投資事業を担うアイザワ・インベストメンツ株式会社は、上場有価証券やベンチャー企業、プライベートエクイティファンド、国内不動産等へ中長期的な投資を行う。2026年3月期は前年度に計上した投資先ファンド収益の減少や評価損により営業損失7億円となったが、投資有価証券売却益により税引前利益25億円を確保した。運用事業のあいざわアセットマネジメント株式会社はプライベートエクイティのセカンダリー投資を中心とするオルタナティブ資産の運用を手掛ける。
業界の中での役割は証券サービス提供企業(対面営業・投資運用・金融商品仲介)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01個人投資家(資産形成層・準富裕層)主力
対面による継続的対話・アドバイスを通じて、投資信託やラップ商品等のストック商品を提案。ゴールベースアプローチで顧客のライフプラン実現を支援。保険代理店や地域金融機関との連携で顧客基盤拡大を図る。
- 投資信託
- 顧客のニーズに合わせた国内外の投資信託を提供。ストック商品として預り資産残高を拡大。
- ラップ商品
- 顧客の資産運用を一任されるラップ口座サービス。継続的なアドバイスとポートフォリオ運用を提供。
02投資運用(自己資金・プライベートアセット)準主力
グループ連結業績の安定化と資産収益性向上を目的に、プライベートアセット、外国アセット、不動産等へ投資。中期的な運用成績最大化を重視したポートフォリオ運用を実施。
03プライベートアセット運用準主力
非公開市場資産(プライベートアセット)の運用資産残高増加に注力。市場拡大を背景に、高いリターンが期待できるアセットクラスとして位置付け。
製品と技術
投資信託とラップ口座によるストック収益
アイザワ証券グループの証券事業では、個人顧客向けに投資信託とラップ口座(ラップ商品)を中核商品として提供する。投資信託は国内外の多様なファンドをラインアップし、顧客のニーズに応じて提案する。ラップ口座は顧客の資産運用を一任されるサービスで、継続的なアドバイスとポートフォリオ運用をセットで提供する。これらのストック商品の預り資産残高は2026年3月末時点で5,639億円に達し、信託報酬やラップ報酬が安定した収益源となっている。
プライベートアセット運用への注力
運用事業では、非公開市場で取引される資産(プライベートアセット)への投資に注力する。プライベートエクイティのセカンダリー投資を中心に、プライベートデットファンド等への投資も行う。プライベートアセットは上場資産より高いリターンが期待できる一方、流動性リスクを伴う。グループはリスク管理を徹底しつつ、運用資産残高の増加を目指す。投資事業でも、ベンチャーキャピタルファンドやプライベートエクイティファンドへの投資を通じてプライベートアセットの運用に関与している。
プラットフォームビジネスと金融商品仲介
アイザワ証券は、金融商品仲介業者(IFA)や地域金融機関と連携するプラットフォームビジネスを展開する。自社の対面営業力や商品ラインナップを提供し、提携先の顧客に対して証券サービスを仲介する。2026年3月末時点でプラットフォームビジネスの預り資産は3,657億円、うちストック商品は1,377億円。このチャネルを通じて資産形成層の顧客獲得を図り、積立投資口座の拡大に取り組む。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
証券、商品先物取引業のなかでの位置
独立系中堅証券、収益開示なし
アイザワ証券グループは独立系中堅証券会社で、リテール・法人向けに証券業務を展開。同業のUNIVA・Oakホールディングスやインテグラルなどと比べ、特筆すべき露骨な差別化はない。近年の財務データが開示されておらず、収益性や成長性が不明瞭。業界全体として手数料競争の激化やデジタル化の波の中で、どのように生き残るかが課題。M&Aや新しい収益源の開拓が必要。
強み
- 大手に属さないため、独自の判断で迅速な意思決定が可能。
- 個人投資家向け営業の実績と顧客ネットワークを保有。
- M&Aアドバイザリーや資金調達支援など法人業務も手掛ける。
- 関連会社との協業による相乗効果を発揮。
課題
- 直近の財務データが未開示で、投資家から収益性が評価されにくい。
- ネット証券の台頭や手数料自由化で収益が圧迫される。
- 金融業界全体で優秀な人材の獲得競争が激しく、採用・育成が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がアイザワ証券グループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4819デジタルガレージ | 999億円 | 76.0倍 |
| 2 | 8793NECキャピタルソリューション | 900億円 | 9.8倍 |
| 3 | 4765SBIグローバルアセットマネジメント | 888億円 | 22.7倍 |
| 4 | 8613丸三証券 | 863億円 | 17.0倍 |
| 5 | 8771イー・ギャランティ | 778億円 | 22.3倍 |
| 6 | 8708アイザワ証券グループ | 698億円 | 20.0倍 |
| 7 | 9619イチネンホールディングス | 641億円 | 8.3倍 |
| 8 | 9552クオンツ総研ホールディングス | 632億円 | 20.7倍 |
| 9 | 8624いちよし証券 | 628億円 | 12.1倍 |
| 10 | 8706極東証券 | 624億円 | 12.7倍 |
| 11 | 7322三十三フィナンシャルグループ | 559億円 | 18.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
1933年創業から戦時期の合併
1933年10月、株式会社藍澤商店が東京市日本橋区に資本金1百万円で設立される。証券業務を目的とした。1944年5月、企業整備令により株式会社石崎商店を合併し資本金3百万円となる。1948年10月には商号を藍澤證券株式会社に変更し、1949年4月の証券取引法施行に伴い東京証券取引所正会員として加入した。
営業権譲受けによる静岡・山梨への拡大
1950年代から1960年代にかけ、藍澤證券は営業権譲受けによる店舗拡大を積極的に進めた。1952年1月に日本證券投資株式会社を吸収合併し資本金13百万円。1958年2月に伊豆證券、1959年11月に常盤證券、1965年8月に永徳屋證券、1968年3月に山梨証券と、静岡県と山梨県の地域証券4社の営業権を順次譲り受けた。1966年1月には国債引受証券団に加入し、公社債業務へも進出した。
免許制から総合証券会社へ
1968年4月の証券業免許制移行に伴い藍澤證券は免許を取得。1986年7月に大阪証券取引所正会員となり、1989年1月には資本金を17億円から32億円に増資し総合証券会社に昇格した。1991年9月には本社ビル完成に伴い東京都中央区日本橋へ本店を移転。1998年12月の証券業登録制移行にも対応した。
インターネット取引と新たなチャネルの開拓
1999年10月、インターネット取引「ブルートレード」を開始し、オンラインチャネルを開設。2000年5月にはコールセンター事業を開始。同年6月には対面取引と通信取引を併用するコンプレックス店として町田支店を開設。さらに2000年8月には北アジアネットワーク事業を開始し、香港・台湾・韓国のアジア株取引の取扱いを始めるなど、多チャネル戦略を展開した。
年表31件を開く
1930年代
- 1933年10月創業株式会社藍澤商店(資本金1百万円)を証券業務の取扱いを目的として、東京市日本橋区に設立
1940年代
- 1944年5月M&A企業整備令により株式会社石崎商店を合併(資本金3百万円)
- 1948年10月商号変更商号を藍澤證券株式会社に変更
- 1949年4月証券取引法の施行に伴い東京証券取引所正会員として加入
1950年代
- 1952年1月M&A日本證券投資株式会社(本社東京都)を吸収合併(資本金13百万円)
- 1958年2月伊豆證券株式会社(本社静岡県)の営業権譲受け
- 1959年11月常盤證券株式会社(本社静岡県)の営業権譲受け
1960年代
- 1965年8月永徳屋證券株式会社(本社静岡県)の営業権譲受け
- 1966年1月国債引受証券団に加入
- 1968年3月山梨証券株式会社(本社山梨県)の営業権譲受け
- 1968年4月証券業の免許制への移行に伴い証券業の免許取得
- 1969年9月公社債の払込金の受入及び元利金支払の代理業務の兼業承認取得
1980年代
- 1983年6月保護預り公共債を担保として金銭を貸付ける業務の兼業承認取得
- 1983年8月累積投資業務及び証券投資信託受益証券の収益金、償還金及び一部解約金支払の代理業務の兼業承認取得
- 1985年12月譲渡性預金の売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理業務の兼業承認取得
- 1986年3月円建銀行引受手形の売買及び売買の媒介の業務の兼業承認取得
- 1986年6月創業大口顧客の資金運用を目的として藍澤投資顧問株式会社(本社 東京都、資本金15百万円、出資比率5%)を設立
- 1986年7月大阪証券取引所正会員として加入
- 1987年11月国内で発行されるコマーシャル・ペーパーの発行に係わる代理業務、売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理業務の兼業承認取得
- 1988年7月外国為替及び外国貿易管理法に基づく証券会社に指定
- 1988年9月譲渡性預金証書及び国外のCPの売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理事務並びに常任代理業務の兼業承認取得
- 1988年10月抵当証券の販売の媒介及び保管業務の兼業承認取得
- 1989年1月資本金を17億2百万円から32億2百万円に増資し、総合証券会社に昇格
1990年代
- 1990年10月金地金の売買取引の委託の代理業務の兼業承認取得
- 1991年9月本社ビル完成により、東京都中央区日本橋一丁目20番3号に本店を移転
- 1993年11月MMF・中期国債ファンドによるキャッシング業務の兼業承認取得
- 1998年12月証券業の登録制への移行に伴い証券業登録
- 1999年10月インターネット取引「ブルートレード」を開始
2000年代
- 2000年5月コールセンター事業を開始
- 2000年6月最初のコンプレックス店(対面取引と通信取引の双方を取扱う複合店舗)として町田支店を開設
- 2000年8月北アジアネットワーク事業を開始 香港、台湾、韓国のアジア株取引の開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE(自己資本利益率)2028年3月期まで8%以上
- ストック商品預り資産2028年3月期まで8,000億円以上
- 総預り資産2028年3月期まで2兆5,000億円以上
- 実質ストック収益実質販管費カバー率2028年3月期まで40%以上
- 女性管理職比率2028年3月期まで15%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
資産運用・資産形成の伴走者へ
お客さまとそのご家族のライフプランや将来の夢・希望といった「ゴール」を実現するため、ゴールベースアプローチ型営業と地域密着を徹底し、継続的・長期的に寄り添うビジネスモデルを確立する。ストック商品の提案に注力し、保険代理店や地域金融機関等との連携を強化してプラットフォームビジネスを拡大する。
- 02
投資事業の安定化と収益性向上
投資事業をグループ連結業績の安定化と資産収益性向上に貢献する重要な事業と位置付け、運用成績を中期的に極大化することを最重視し、ポートフォリオ運用、リスク管理、パフォーマンス評価を行う。流動性に留意しつつ、プライベートアセット、外国アセット、不動産等への投資を含めて運用する。
- 03
プライベートアセット運用の拡大
非公開市場のプライベートアセットは世界的に注目され市場が拡大しており、上場資産より高いリターンが期待できることから、リスクに見合ったリターンを追求し、運用資産残高の増加に注力する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で707人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は748万円で、9期前と比べて+11.9%。平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は13.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 803 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 815 | — |
| 2019年3月 | 668 | 44.0 | 15.0 | 781 | — |
| 2020年3月 | 616 | 44.0 | 15.0 | 751 | — |
| 2021年3月 | 638 | 43.0 | 14.0 | 784 | — |
| 2022年3月 | 661 | 45.0 | 15.0 | 773 | — |
| 2023年3月 | 646 | 45.0 | 15.0 | 741 | — |
| 2024年3月 | 698 | 45.0 | 15.0 | 742 | — |
| 2025年3月 | 816 | 45.0 | 15.0 | 723 | 263 |
| 2026年3月 | 748 | 44.0 | 13.0 | 707 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社8社(国内 7 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内アイザワ証券株式会社(注)1.2東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アイザワ・インベストメンツ株式会社(注)1東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内あいざわアセットマネジメント株式会社東京都 港区 · 連結子会社議決権46.4%
- 国内ライフデザインパートナーズ株式会社東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Japan Securities Co., Ltd. (注)1ベトナム · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アイザワ4号投資事業有限責任組合(注)1東京都 港区 · 連結子会社
- 国内Ariake Secondary Fund Ⅱ LP (注)1ケイマン諸島 · 連結子会社
- 国内Ariake Secondary Fund Ⅲ LP (注)1ケイマン諸島 · 連結子会社
- JPアイザワ証券株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は210億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収減益で、売上が+1.9%、利益が-100.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、営業収益は58億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 180 | — | — | 5 |
| 2019年4Q | 127 | — | — | 1 |
| 2020年4Q | 142 | — | — | 0 |
| 2021年4Q | 164 | — | — | 3 |
| 2022年4Q | 161 | — | — | −3 |
| 2023年4Q | 128 | — | — | −12 |
| 2024年4Q | 190 | — | — | 19 |
| 2025年4Q | 206 | 16 | 7.8 | 17 |
| 2026年4Q | 210 | 2 | 1.0 | 18 |
| 2027年1Q | 58 | 2 | 3.4 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、営業収益は114億円から210億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。営業収益は3期連続で増加。
| 決算期 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 114 | — | 18 | — | 18 |
| 2014年3月 | 161 | — | 53 | — | 87 |
| 2015年3月 | 147 | — | 30 | — | 34 |
| 2016年3月 | 124 | — | 16 | — | 20 |
| 2017年3月 | 105 | — | 6 | — | 11 |
| 2018年3月 | 180 | — | 29 | — | 23 |
| 2019年3月 | 127 | — | −11 | — | 2 |
| 2020年3月 | 142 | — | 15 | — | 9 |
| 2021年3月 | 164 | — | 15 | — | 45 |
| 2022年3月 | 161 | — | 14 | — | 29 |
| 2023年3月 | 128 | — | −19 | — | −24 |
| 2024年3月 | 190 | — | 19 | — | 30 |
| 2025年3月 | 206 | 19 | 26 | 9.2 | 32 |
| 2026年3月 | 210 | 0 | 7 | 0.0 | 28 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
営業収益210億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金5.2%11億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金94.8%199億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが45億円、投資CFが35億円で、差し引きのフリーCFは80億円。期末の手元現金は224億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −8 | 2 | −21 | 91 |
| 2014年3月 | −63 | 38 | 46 | 111 |
| 2015年3月 | 42 | 1 | −36 | 118 |
| 2016年3月 | 55 | 8 | −38 | 143 |
| 2017年3月 | 98 | −72 | −13 | 156 |
| 2018年3月 | −13 | −10 | −12 | 120 |
| 2019年3月 | 13 | 4 | −21 | 115 |
| 2020年3月 | 88 | −33 | −15 | 152 |
| 2021年3月 | −16 | 41 | −18 | 162 |
| 2022年3月 | −39 | 47 | 10 | 187 |
| 2023年3月 | −95 | 5 | 38 | 137 |
| 2024年3月 | 84 | 15 | −15 | 227 |
| 2025年3月 | −58 | 12 | −49 | 132 |
| 2026年3月 | 45 | 35 | 12 | 224 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,243億円。このうち返さなくてよい自己資本が505億円で、自己資本比率は38.2%(業種中央値34.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 732 | 439 | 293 | 60.1 |
| 2014年3月 | 864 | 514 | 350 | 59.6 |
| 2015年3月 | 927 | 569 | 358 | 61.4 |
| 2016年3月 | 799 | 551 | 248 | 69.0 |
| 2017年3月 | 968 | 539 | 429 | 55.7 |
| 2018年3月 | 1,061 | 572 | 489 | 53.9 |
| 2019年3月 | 859 | 536 | 323 | 62.4 |
| 2020年3月 | 851 | 501 | 350 | 58.9 |
| 2021年3月 | 1,071 | 583 | 488 | 54.0 |
| 2022年3月 | 1,047 | 580 | 467 | 53.2 |
| 2023年3月 | 988 | 540 | 448 | 51.6 |
| 2024年3月 | 1,241 | 587 | 654 | 44.8 |
| 2025年3月 | 1,095 | 476 | 619 | 40.7 |
| 2026年3月 | 1,243 | 505 | 738 | 38.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
証券、商品先物取引業 37社との比較
同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で37社中17位あたり、逆に低いのは営業利益率で37社中32位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,766で、1年前と比べて+34.7%。過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.0倍 |
| PBR | 1.15倍 |
| 配当利回り | 6.63% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1592円は52週高値1646円に近く、1カ月で+8.6%上昇。25日線(1521円)を上回り、200日線(1391円)との乖離は+14.5%と上昇トレンド継続。RSI72で買われすぎ圏だが、週足では新高値圏での推移。出来高も増加傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER 17.98倍は業界平均12.07倍を上回り、PBR 1.05倍は平均1.38倍を下回る。ROE 6%は低く、配当利回り2.90%は平均2.72%と同水準だが、配当性向976.6%は極端に高く持続可能性に疑問。市況次第で業績が急変する証券業種を考慮すると、PERのプレミアムは割高感がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 20.0倍 | 14.3倍 |
| PBR | 1.15倍 | 1.43倍 |
| ROE | 6.0% | 7.7% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
証券市場の変動に業績が左右されやすい中、2025/3期は純利益32億円と市場環境に恵まれた。2026/3期は減益予想だが、強気派は市場環境の改善やM&A仲介などの非市場連動型収益の拡大で回復すると期待。弱気派は、営業利益がほぼゼロになる見通しの厳しさや、リテール競争激化による手数料低下を警戒する。
- 市場環境改善への期待
日本株の上昇傾向が続けば、委託手数料・引受収入が増加。
- 投資銀行業務の拡大
M&A仲介など非市場連動収益の積み上げで収益基盤を強化。
- 割安感と自社株買い期待
PER18倍、PBR1.05倍と割高ではない。株主還元に積極的か。
- 安定した純利益水準2026年3月期影響強
純利益30→32→28億円と高水準維持、営業外収益が下支え
- 配当利回り2.9%の魅力通年影響中
安定的な配当政策、株主還元強化が支援材料
- PBR1.05倍の割安感継続影響中
解散価値に近く、下方リスク限定
- 株式市場活況の恩恵不定影響弱
市場取引活発化で手数料収入増加、業績上振れ期待
- 2026/3期の大幅減益見通し
営業利益ほぼゼロ予想で、収益の脆弱さが露呈。
- 競争激化で手数料低下
ネット証券との競争でリテール手数料が低下傾向。
- 市場変動リスクに脆弱
株式市場の下落で業績が急悪化する可能性。
- 営業利益の急減2026年3月期影響強
営業利益19億円→0億円とほぼ消滅、コア事業収益悪化
- 営業外収益依存リスク継続影響中
純利益が営業外収益に依存、市場変動で不安定
- 金融規制強化の影響不定影響中
証券業界規制強化で手数料収入が減少する可能性
- 競争激化による手数料低下継続影響弱
ネット証券との競合で委託手数料が値下がり傾向
- 委託手数料収入
- 個人取引の活況度を示す。
- 引受・M&A関連収入
- 投資銀行業務の稼働状況。
- 営業利益
- 収益力のバロメーター。市場変動の影響が顕著。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり117円で、前期から+21.9%。いまの株価に対する利回りは6.63%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 93.5 |
| 2018年3月 | 25 | 25.0 | 53.0 |
| 2019年3月 | 22 | −12.0 | 223.4 |
| 2020年3月 | 22 | 0.0 | 101.9 |
| 2021年3月 | 32 | 45.5 | 28.8 |
| 2022年3月 | 28 | −12.5 | 48.0 |
| 2023年3月 | 26 | −7.1 | — |
| 2024年3月 | 39 | 50.0 | — |
| 2025年3月 | 96 | 146.2 | 173.7 |
| 2026年3月 | 117 | 21.9 | 976.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥117
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ8,091人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.3%を占め、残る55.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 39.1 | 40.0 | 41.1 | 41.2 | 44.4 | 52.3 |
| 事業法人 | 23.4 | 24.6 | 24.0 | 23.3 | 28.8 | 28.8 |
| 自己株式 | 14.8 | 17.6 | 18.6 | 20.0 | 19.3 | 19.2 |
| 金融機関 | 23.3 | 22.2 | 21.2 | 19.4 | 21.6 | 15.4 |
| 証券会社 | 1.8 | 1.7 | 1.8 | 2.0 | 2.2 | 1.8 |
| 外国法人 | 12.3 | 11.4 | 11.8 | 14.0 | 2.8 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 藍澤不動産株式会社 | 12.77 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.21 |
| 03 | 藍澤 卓弥 | 3.63 |
| 04 | 鈴木 啓子 | 3.08 |
| 05 | 藍澤 基彌 | 2.93 |
| 06 | 株式会社野村総合研究所 | 2.53 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.30 |
| 08 | 株式会社七十七銀行 | 2.06 |
| 09 | 株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口) | 1.94 |
| 10 | 住友不動産株式会社 | 1.57 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+116%、1株純資産は14期で+50%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 41 | 1,016 | 4.5 | 13.3 | 36.8 |
| 2014年3月 | 202 | 1,190 | 18.3 | 3.6 | 22.6 |
| 2015年3月 | 79 | 1,316 | 6.3 | 10.1 | 55.2 |
| 2016年3月 | 46 | 1,275 | 3.5 | 12.9 | 49.4 |
| 2017年3月 | 25 | 1,247 | 2.0 | 25.8 | 93.5 |
| 2018年3月 | 52 | 1,324 | 4.1 | 14.9 | 53.0 |
| 2019年3月 | 6 | 1,249 | 0.4 | 117.3 | 223.4 |
| 2020年3月 | 22 | 1,183 | 1.8 | 34.2 | 101.9 |
| 2021年3月 | 111 | 1,444 | 8.4 | 9.0 | 28.8 |
| 2022年3月 | 74 | 1,441 | 5.1 | 9.9 | 48.0 |
| 2023年3月 | −62 | 1,350 | −4.5 | — | — |
| 2024年3月 | 79 | 1,498 | 5.6 | 14.8 | — |
| 2025年3月 | 100 | 1,434 | 6.3 | 14.8 | 173.7 |
| 2026年3月 | 88 | 1,523 | 6.0 | 16.4 | 976.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額265百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藍澤卓弥 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 51 | 1,436,000 |
| 大石敦 | 取締役 専務執行役員 | 58 | 62,000 |
| 真柴一裕 | 取締役 常務執行役員 | 60 | 50,000 |
| 大道浩二 | 取締役 執行役員 | 56 | 8,000 |
| 馬場雄一 | 取締役 執行役員 | 49 | 16,000 |
| 芝田康弘 | 取締役 | 62 | 27,000 |
| 増井喜一郎 | 社外取締役 | 76 | — |
| 武藤雅俊 | 社外取締役 | 70 | — |
| 住釜智子 | 社外取締役 | 65 | — |
| 新島直以 | 取締役(監査等委員) | 66 | 36,000 |
| 花房幸範 | 社外取締役(監査等委員) | 51 | — |
| 平尾嘉昭 | 社外取締役(監査等委員) | 48 | — |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 住友謙一 | 取締役 執行役員 | 55 |
| 河野美果 | 社外取締役(監査等委員) | 61 |
| 平塚睦美 | — | 57 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 142 | 28 | 49 | 220 | 31 |
| 取締役(社内) | 4 | 22 | — | — | 22 | 6 |
| 監査等委員 | 3 | 12 | — | — | 12 | 4 |
| 取締役(社内) | 1 | 11 | — | — | 11 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,562字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,471字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,943字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,719字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第106期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第106期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第105期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第105期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第104期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第103期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第103期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第103期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第103期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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- 決算説明資料2027年3月期第1四半期 決算説明資料2026-07-29
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