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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

アイザワ証券グループ

AIZAWA SECURITIES GROUP CO., LTD.8708 · Prime · 証券、商品先物取引業

対面型証券会社。資産運用・資産形成の伴走者として、ゴールベースアプローチによるストック商品提案に注力。

概要

アイザワ証券グループは、1933年創業の独立系中堅証券会社である。個人投資家向けリテール営業を柱に、法人引受や投資銀行業務も手掛ける。グループで資産運用やコンサルティングを提供し、2025年3月期の連結営業収益は206億円、純利益32億円。

リテール証券を主軸とする三つの事業セグメント

アイザワ証券グループは、証券事業、投資事業、運用事業の三つを報告セグメントとする。証券事業では個人投資家(資産形成層・準富裕層)を対象に対面による継続的アドバイスを提供し、投資信託やラップ商品などのストック商品を提案する。投資事業ではグループ連結業績の安定化を目的に、自己資金を用いてプライベートアセットや外国アセット、不動産等に中長期的な運用を行う。運用事業では非公開市場資産(プライベートアセット)の運用資産残高増加に注力する。

対面営業とストック商品へのシフト

証券事業では、ゴールベースアプローチを掲げ、顧客のライフプラン実現に向けた長期寄り添い型営業を徹底する。収益構造の安定化のため、相場変動に左右されにくいストック商品(投資信託・ラップ商品)の預り資産拡大を最優先課題とする。2026年3月末時点でストック商品預り資産は5,639億円と前期比33%増加し、実質ストック収益の実質販管費カバー率は35.6%に向上した。中期計画では2028年3月期にストック商品預り資産8,000億円、同カバー率40%以上を目標とする。

投資事業と運用事業の位置づけ

投資事業を担うアイザワ・インベストメンツ株式会社は、上場有価証券やベンチャー企業、プライベートエクイティファンド、国内不動産等へ中長期的な投資を行う。2026年3月期は前年度に計上した投資先ファンド収益の減少や評価損により営業損失7億円となったが、投資有価証券売却益により税引前利益25億円を確保した。運用事業のあいざわアセットマネジメント株式会社はプライベートエクイティのセカンダリー投資を中心とするオルタナティブ資産の運用を手掛ける。

業界の中での役割は証券サービス提供企業(対面営業・投資運用・金融商品仲介)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
210億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01個人投資家(資産形成層・準富裕層)主力

対面による継続的対話・アドバイスを通じて、投資信託やラップ商品等のストック商品を提案。ゴールベースアプローチで顧客のライフプラン実現を支援。保険代理店や地域金融機関との連携で顧客基盤拡大を図る。

主な製品・サービス2
投資信託
顧客のニーズに合わせた国内外の投資信託を提供。ストック商品として預り資産残高を拡大。
ラップ商品
顧客の資産運用を一任されるラップ口座サービス。継続的なアドバイスとポートフォリオ運用を提供。

02投資運用(自己資金・プライベートアセット)準主力

グループ連結業績の安定化と資産収益性向上を目的に、プライベートアセット、外国アセット、不動産等へ投資。中期的な運用成績最大化を重視したポートフォリオ運用を実施。

03プライベートアセット運用準主力

非公開市場資産(プライベートアセット)の運用資産残高増加に注力。市場拡大を背景に、高いリターンが期待できるアセットクラスとして位置付け。

製品と技術

投資信託とラップ口座によるストック収益

アイザワ証券グループの証券事業では、個人顧客向けに投資信託とラップ口座(ラップ商品)を中核商品として提供する。投資信託は国内外の多様なファンドをラインアップし、顧客のニーズに応じて提案する。ラップ口座は顧客の資産運用を一任されるサービスで、継続的なアドバイスとポートフォリオ運用をセットで提供する。これらのストック商品の預り資産残高は2026年3月末時点で5,639億円に達し、信託報酬やラップ報酬が安定した収益源となっている。

プライベートアセット運用への注力

運用事業では、非公開市場で取引される資産(プライベートアセット)への投資に注力する。プライベートエクイティのセカンダリー投資を中心に、プライベートデットファンド等への投資も行う。プライベートアセットは上場資産より高いリターンが期待できる一方、流動性リスクを伴う。グループはリスク管理を徹底しつつ、運用資産残高の増加を目指す。投資事業でも、ベンチャーキャピタルファンドやプライベートエクイティファンドへの投資を通じてプライベートアセットの運用に関与している。

プラットフォームビジネスと金融商品仲介

アイザワ証券は、金融商品仲介業者(IFA)や地域金融機関と連携するプラットフォームビジネスを展開する。自社の対面営業力や商品ラインナップを提供し、提携先の顧客に対して証券サービスを仲介する。2026年3月末時点でプラットフォームビジネスの預り資産は3,657億円、うちストック商品は1,377億円。このチャネルを通じて資産形成層の顧客獲得を図り、積立投資口座の拡大に取り組む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

独立系中堅証券、収益開示なし

アイザワ証券グループは独立系中堅証券会社で、リテール・法人向けに証券業務を展開。同業のUNIVA・Oakホールディングスやインテグラルなどと比べ、特筆すべき露骨な差別化はない。近年の財務データが開示されておらず、収益性や成長性が不明瞭。業界全体として手数料競争の激化やデジタル化の波の中で、どのように生き残るかが課題。M&Aや新しい収益源の開拓が必要。

強み

  • 大手に属さないため、独自の判断で迅速な意思決定が可能。
  • 個人投資家向け営業の実績と顧客ネットワークを保有。
  • M&Aアドバイザリーや資金調達支援など法人業務も手掛ける。
  • 関連会社との協業による相乗効果を発揮。

課題

  • 直近の財務データが未開示で、投資家から収益性が評価されにくい。
  • ネット証券の台頭や手数料自由化で収益が圧迫される。
  • 金融業界全体で優秀な人材の獲得競争が激しく、採用・育成が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がアイザワ証券グループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14819デジタルガレージ999億円76.0倍
28793NECキャピタルソリューション900億円9.8倍
34765SBIグローバルアセットマネジメント888億円22.7倍
48613丸三証券863億円17.0倍
58771イー・ギャランティ778億円22.3倍
68708アイザワ証券グループ698億円20.0倍
79619イチネンホールディングス641億円8.3倍
89552クオンツ総研ホールディングス632億円20.7倍
98624いちよし証券628億円12.1倍
108706極東証券624億円12.7倍
117322三十三フィナンシャルグループ559億円18.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

1933年創業から戦時期の合併

1933年10月、株式会社藍澤商店が東京市日本橋区に資本金1百万円で設立される。証券業務を目的とした。1944年5月、企業整備令により株式会社石崎商店を合併し資本金3百万円となる。1948年10月には商号を藍澤證券株式会社に変更し、1949年4月の証券取引法施行に伴い東京証券取引所正会員として加入した。

営業権譲受けによる静岡・山梨への拡大

1950年代から1960年代にかけ、藍澤證券は営業権譲受けによる店舗拡大を積極的に進めた。1952年1月に日本證券投資株式会社を吸収合併し資本金13百万円。1958年2月に伊豆證券、1959年11月に常盤證券、1965年8月に永徳屋證券、1968年3月に山梨証券と、静岡県と山梨県の地域証券4社の営業権を順次譲り受けた。1966年1月には国債引受証券団に加入し、公社債業務へも進出した。

免許制から総合証券会社へ

1968年4月の証券業免許制移行に伴い藍澤證券は免許を取得。1986年7月に大阪証券取引所正会員となり、1989年1月には資本金を17億円から32億円に増資し総合証券会社に昇格した。1991年9月には本社ビル完成に伴い東京都中央区日本橋へ本店を移転。1998年12月の証券業登録制移行にも対応した。

インターネット取引と新たなチャネルの開拓

1999年10月、インターネット取引「ブルートレード」を開始し、オンラインチャネルを開設。2000年5月にはコールセンター事業を開始。同年6月には対面取引と通信取引を併用するコンプレックス店として町田支店を開設。さらに2000年8月には北アジアネットワーク事業を開始し、香港・台湾・韓国のアジア株取引の取扱いを始めるなど、多チャネル戦略を展開した。

年表31件を開く

1930年代

  • 1933年10月創業株式会社藍澤商店(資本金1百万円)を証券業務の取扱いを目的として、東京市日本橋区に設立

1940年代

  • 1944年5月M&A企業整備令により株式会社石崎商店を合併(資本金3百万円)
  • 1948年10月商号変更商号を藍澤證券株式会社に変更
  • 1949年4月証券取引法の施行に伴い東京証券取引所正会員として加入

1950年代

  • 1952年1月M&A日本證券投資株式会社(本社東京都)を吸収合併(資本金13百万円)
  • 1958年2月伊豆證券株式会社(本社静岡県)の営業権譲受け
  • 1959年11月常盤證券株式会社(本社静岡県)の営業権譲受け

1960年代

  • 1965年8月永徳屋證券株式会社(本社静岡県)の営業権譲受け
  • 1966年1月国債引受証券団に加入
  • 1968年3月山梨証券株式会社(本社山梨県)の営業権譲受け
  • 1968年4月証券業の免許制への移行に伴い証券業の免許取得
  • 1969年9月公社債の払込金の受入及び元利金支払の代理業務の兼業承認取得

1980年代

  • 1983年6月保護預り公共債を担保として金銭を貸付ける業務の兼業承認取得
  • 1983年8月累積投資業務及び証券投資信託受益証券の収益金、償還金及び一部解約金支払の代理業務の兼業承認取得
  • 1985年12月譲渡性預金の売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理業務の兼業承認取得
  • 1986年3月円建銀行引受手形の売買及び売買の媒介の業務の兼業承認取得
  • 1986年6月創業大口顧客の資金運用を目的として藍澤投資顧問株式会社(本社 東京都、資本金15百万円、出資比率5%)を設立
  • 1986年7月大阪証券取引所正会員として加入
  • 1987年11月国内で発行されるコマーシャル・ペーパーの発行に係わる代理業務、売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理業務の兼業承認取得
  • 1988年7月外国為替及び外国貿易管理法に基づく証券会社に指定
  • 1988年9月譲渡性預金証書及び国外のCPの売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理事務並びに常任代理業務の兼業承認取得
  • 1988年10月抵当証券の販売の媒介及び保管業務の兼業承認取得
  • 1989年1月資本金を17億2百万円から32億2百万円に増資し、総合証券会社に昇格

1990年代

  • 1990年10月金地金の売買取引の委託の代理業務の兼業承認取得
  • 1991年9月本社ビル完成により、東京都中央区日本橋一丁目20番3号に本店を移転
  • 1993年11月MMF・中期国債ファンドによるキャッシング業務の兼業承認取得
  • 1998年12月証券業の登録制への移行に伴い証券業登録
  • 1999年10月インターネット取引「ブルートレード」を開始

2000年代

  • 2000年5月コールセンター事業を開始
  • 2000年6月最初のコンプレックス店(対面取引と通信取引の双方を取扱う複合店舗)として町田支店を開設
  • 2000年8月北アジアネットワーク事業を開始 香港、台湾、韓国のアジア株取引の開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE(自己資本利益率)2028年3月期まで8%以上
  • ストック商品預り資産2028年3月期まで8,000億円以上
  • 総預り資産2028年3月期まで2兆5,000億円以上
  • 実質ストック収益実質販管費カバー率2028年3月期まで40%以上
  • 女性管理職比率2028年3月期まで15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    資産運用・資産形成の伴走者へ

    お客さまとそのご家族のライフプランや将来の夢・希望といった「ゴール」を実現するため、ゴールベースアプローチ型営業と地域密着を徹底し、継続的・長期的に寄り添うビジネスモデルを確立する。ストック商品の提案に注力し、保険代理店や地域金融機関等との連携を強化してプラットフォームビジネスを拡大する。

  2. 02

    投資事業の安定化と収益性向上

    投資事業をグループ連結業績の安定化と資産収益性向上に貢献する重要な事業と位置付け、運用成績を中期的に極大化することを最重視し、ポートフォリオ運用、リスク管理、パフォーマンス評価を行う。流動性に留意しつつ、プライベートアセット、外国アセット、不動産等への投資を含めて運用する。

  3. 03

    プライベートアセット運用の拡大

    非公開市場のプライベートアセットは世界的に注目され市場が拡大しており、上場資産より高いリターンが期待できることから、リスクに見合ったリターンを追求し、運用資産残高の増加に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で707人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は748万円で、9期前と比べて+11.9%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は13.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月803
2018年3月815
2019年3月66844.015.0781
2020年3月61644.015.0751
2021年3月63843.014.0784
2022年3月66145.015.0773
2023年3月64645.015.0741
2024年3月69845.015.0742
2025年3月81645.015.0723263
2026年3月74844.013.07070

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.7%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)70.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 7 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
投資事業1,629百万円
証券事業866百万円
全社 — 共通221百万円
主な関係会社
  • 国内
    アイザワ証券株式会社(注)1.2
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アイザワ・インベストメンツ株式会社(注)1
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    あいざわアセットマネジメント株式会社
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権46.4%
  • 国内
    ライフデザインパートナーズ株式会社
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Japan Securities Co., Ltd. (注)1
    ベトナム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アイザワ4号投資事業有限責任組合(注)1
    東京都 港区 · 連結子会社
  • 国内
    Ariake Secondary Fund Ⅱ LP (注)1
    ケイマン諸島 · 連結子会社
  • 国内
    Ariake Secondary Fund Ⅲ LP (注)1
    ケイマン諸島 · 連結子会社
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JPアイザワ証券株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は210億円営業利益0億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.9%、利益が-100.0%。

売上高
+1.9%
210億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
-12.5%
28億円
営業利益率
0.0%
前期比 -9.2%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は58億円、営業利益は2億円。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q1805
2019年4Q1271
2020年4Q1420
2021年4Q1643
2022年4Q161−3
2023年4Q128−12
2024年4Q19019
2025年4Q206167.817
2026年4Q21021.018
2027年1Q5823.411

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は114億円から210億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。営業収益は3期連続で増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1141818
2014年3月1615387
2015年3月1473034
2016年3月1241620
2017年3月105611
2018年3月1802923
2019年3月127−112
2020年3月142159
2021年3月1641545
2022年3月1611429
2023年3月128−19−24
2024年3月1901930
2025年3月20619269.232
2026年3月210070.028

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益210億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金5.2%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金94.8%199億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比19.6pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.1pt
13.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが45億円、投資CFが35億円で、差し引きのフリーCFは80億円期末の手元現金は224億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−82−2191
2014年3月−633846111
2015年3月421−36118
2016年3月558−38143
2017年3月98−72−13156
2018年3月−13−10−12120
2019年3月134−21115
2020年3月88−33−15152
2021年3月−1641−18162
2022年3月−394710187
2023年3月−95538137
2024年3月8415−15227
2025年3月−5812−49132
2026年3月453512224

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,243億円。このうち返さなくてよい自己資本が505億円で、自己資本比率は38.2%(業種中央値34.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月73243929360.1
2014年3月86451435059.6
2015年3月92756935861.4
2016年3月79955124869.0
2017年3月96853942955.7
2018年3月1,06157248953.9
2019年3月85953632362.4
2020年3月85150135058.9
2021年3月1,07158348854.0
2022年3月1,04758046753.2
2023年3月98854044851.6
2024年3月1,24158765444.8
2025年3月1,09547661940.7
2026年3月1,24350573838.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
242億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
279億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
738億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
45
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率37社中17位あたり、逆に低いのは営業利益率37社中32位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.2%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率下位前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
6.6%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,766で、1年前と比べて+34.7%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥1,766-3.7%1ヶ月+5.1%1年+34.7%時価総額698億円
過去52週の値幅
安値¥1,250高値¥1,891

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.0倍
PBR1.15倍
配当利回り6.63%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1592円は52週高値1646円に近く、1カ月で+8.6%上昇。25日線(1521円)を上回り、200日線(1391円)との乖離は+14.5%と上昇トレンド継続。RSI72で買われすぎ圏だが、週足では新高値圏での推移。出来高も増加傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 17.98倍は業界平均12.07倍を上回り、PBR 1.05倍は平均1.38倍を下回る。ROE 6%は低く、配当利回り2.90%は平均2.72%と同水準だが、配当性向976.6%は極端に高く持続可能性に疑問。市況次第で業績が急変する証券業種を考慮すると、PERのプレミアムは割高感がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.0倍14.3倍
PBR1.15倍1.43倍
ROE6.0%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

証券市場の変動に業績が左右されやすい中、2025/3期は純利益32億円と市場環境に恵まれた。2026/3期は減益予想だが、強気派は市場環境の改善やM&A仲介などの非市場連動型収益の拡大で回復すると期待。弱気派は、営業利益がほぼゼロになる見通しの厳しさや、リテール競争激化による手数料低下を警戒する。

プラスに働く材料7
  • 市場環境改善への期待

    日本株の上昇傾向が続けば、委託手数料・引受収入が増加。

  • 投資銀行業務の拡大

    M&A仲介など非市場連動収益の積み上げで収益基盤を強化。

  • 割安感と自社株買い期待

    PER18倍、PBR1.05倍と割高ではない。株主還元に積極的か。

  • 安定した純利益水準2026年3月期影響

    純利益30→32→28億円と高水準維持、営業外収益が下支え

  • 配当利回り2.9%の魅力通年影響

    安定的な配当政策、株主還元強化が支援材料

  • PBR1.05倍の割安感継続影響

    解散価値に近く、下方リスク限定

  • 株式市場活況の恩恵不定影響

    市場取引活発化で手数料収入増加、業績上振れ期待

マイナスに働く材料7
  • 2026/3期の大幅減益見通し

    営業利益ほぼゼロ予想で、収益の脆弱さが露呈。

  • 競争激化で手数料低下

    ネット証券との競争でリテール手数料が低下傾向。

  • 市場変動リスクに脆弱

    株式市場の下落で業績が急悪化する可能性。

  • 営業利益の急減2026年3月期影響

    営業利益19億円→0億円とほぼ消滅、コア事業収益悪化

  • 営業外収益依存リスク継続影響

    純利益が営業外収益に依存、市場変動で不安定

  • 金融規制強化の影響不定影響

    証券業界規制強化で手数料収入が減少する可能性

  • 競争激化による手数料低下継続影響

    ネット証券との競合で委託手数料が値下がり傾向

次の決算で確かめる点
委託手数料収入
個人取引の活況度を示す。
引受・M&A関連収入
投資銀行業務の稼働状況。
営業利益
収益力のバロメーター。市場変動の影響が顕著。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり117で、前期から+21.9%いまの株価に対する利回りは6.63%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥117
1株あたり
配当利回り
6.63%
いまの株価に対して
配当性向
976.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2093.5
2018年3月2525.053.0
2019年3月22−12.0223.4
2020年3月220.0101.9
2021年3月3245.528.8
2022年3月28−12.548.0
2023年3月26−7.1
2024年3月3950.0
2025年3月96146.2173.7
2026年3月11721.9976.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥117

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,091人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.3%を占め、残る55.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.140.041.141.244.452.3
事業法人23.424.624.023.328.828.8
自己株式14.817.618.620.019.319.2
金融機関23.322.221.219.421.615.4
証券会社1.81.71.82.02.21.8
外国法人12.311.411.814.02.81.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01藍澤不動産株式会社12.77
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.21
03藍澤 卓弥3.63
04鈴木 啓子3.08
05藍澤 基彌2.93
06株式会社野村総合研究所2.53
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.30
08株式会社七十七銀行2.06
09株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口)1.94
10住友不動産株式会社1.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+116%、1株純資産は14期で+50%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月411,0164.513.336.8
2014年3月2021,19018.33.622.6
2015年3月791,3166.310.155.2
2016年3月461,2753.512.949.4
2017年3月251,2472.025.893.5
2018年3月521,3244.114.953.0
2019年3月61,2490.4117.3223.4
2020年3月221,1831.834.2101.9
2021年3月1111,4448.49.028.8
2022年3月741,4415.19.948.0
2023年3月−621,350−4.5
2024年3月791,4985.614.8
2025年3月1001,4346.314.8173.7
2026年3月881,5236.016.4976.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額265百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藍澤卓弥代表取締役社長 社長執行役員511,436,000
大石敦取締役 専務執行役員5862,000
真柴一裕取締役 常務執行役員6050,000
大道浩二取締役 執行役員568,000
馬場雄一取締役 執行役員4916,000
芝田康弘取締役6227,000
増井喜一郎社外取締役76
武藤雅俊社外取締役70
住釜智子社外取締役65
新島直以取締役(監査等委員)6636,000
花房幸範社外取締役(監査等委員)51
平尾嘉昭社外取締役(監査等委員)48
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
住友謙一取締役 執行役員55
河野美果社外取締役(監査等委員)61
平塚睦美57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7142284922031
取締役(社内)422226
監査等委員312124
取締役(社内)1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,562字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、証券事業、投資事業、運用事業、金融商品仲介事業、ベトナム証券事業等の各事業を柱とする連結子会社8社を中心にした事業グループを構成しております。 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 アイザワ証券グループは、時代の変化に応じて事業構造の大幅な変革を進めています。この中で、全社員が一体となって歩んでいく基盤を固めるために、私たちの存在意義・あるべき姿・大切にする価値観を明文化した「パーパス・ビジョン・バリュー(以下、PVV)」と、PVV を実現するためにステークホルダーの皆さまにお約束する「アイザワ宣言」を策定しております。 変化が激しく、将来の見通しが立てにくい時代において、お客さまとそのご家族との信頼関係を深め、社員一人ひとりが自信と誇りを持って働くためには、共通の目的と価値観の共有が不可欠であると考えています。 アイザワ証券グループの「PVV」および「アイザワ宣言」は、私たちの全ての原点となるものです。役職員一同が常に心に刻み行動することで、長期的にお客さまとそのご家族に寄り添い続ける資産運用・資産形成の伴走者を目指してまいります。 [パーパス:Purpose (存在意義)] より多くの人に より豊かな生活を [ビジョン:Vision (あるべき姿)] 資産運用・資産形成を通じて お客さまとそのご家族の人生の伴走者となる [バリュー:Values (大切にする価値観)] チ ャ レ ン ジ・・・行動力 成長 変革 リレーションシップ・・・信頼 思いやり 安心 プロフェッショナリズム・・・誠実 責任 使命感 チ ー ム ワ ー ク・・・調和 敬意 結束 [アイザワ宣言] お客さまへ 私たちは、お客さまの未来を見据えた金融サービスを提供します。 株主の皆さまへ 私たちは、持続的な成長を通じて、企業価値向上に努めます。 社会へ 私たちは、地域との繋がりを大切にし、社会の発展に貢献します。 従業員の皆さんへ 私たちは、社員一人ひとりを尊重し、成長と挑戦を後押しします。 (1) 経営環境 「貯蓄から投資へ」の大きな流れに代表されるように、我が国における個人の資産運用・資産形成はもはや不可避の流れです。その主体である資産形成層や準富裕層を中心に、「対面による継続的対話・アドバイス」へのニーズがますます高まっています。資産運用・資産形成アドバイスを含む「継続的・長期的にお客さまに寄り添う」ビジネスモデルへの転換が証券会社に求められています。 このようなニーズに応えていくために、アイザワ証券グループは、資産運用・資産形成を通じてお客さまとそのご家族の人生の伴走者となることを目指しております。当社グループの目指す「伴走者」とは、お客さまとそのご家族の資産運用・資産形成に関して、継続的にお話を傾聴し、それぞれのライフステージに合った提案・アドバイスを送り、世代を超えて対話を続ける、長期にわたる人生のパートナーです。 2025年4月には、2028年3月までの3年間を計画期間とする中期経営計画「資産運用・資産形成を通じてお客さまとそのご家族の人生の伴走者となる」を策定しました。中期経営計画に基づき、安定的にROE目標(8%以上)を達成できる事業構造・収益構造への抜本的な変革を実行してまいります。 (2) 事業戦略 財務報告上のセグメントごとの事業戦略は、以下のとおりであります。 ①証券事業 お客さまとそのご家族の資産運用・資産形成の伴走者としてのビジネスモデルを確立するため、ゴールベースアプローチ型営業と地域密着を徹底します。お客さまのライフプラン・将来の夢・希望といった「ゴール」を実現するために、継続的・長期的にお客さまに寄り添い、ゴールベースアプローチによりストック商品のご提案に注力してまいります。また、資産形成層のお客さまを中心とした顧客基盤を拡大するため、保険代理店や地域金融機関等との連携を強化し、プラットフォームビジネスの拡大に努めます。 ②投資事業 グループ連結業績の安定化と資産収益性向上に貢献する重要な事業と位置付け、運用成績を中期的に極大化することを最重視し、それを目的としたポートフォリオ運用、リスク管理及びパフォーマンス評価を行います。一定以上の流動性に留意しつつ、プライベートアセット、外国アセット、不動産等への投資を含めて運用を行ってまいります。 ③運用事業 非公開市場で取引される資産であるプライベートアセットは、世界的にも注目されており、市場の拡大が続いております。プライベートアセットの投資リターンは上場資産より高い場合もあり、リスクに見合ったリターンが期待できます。そのため、プライベートアセットの運用資産残高の増加に注力いたします。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、後述の中期経営計画『資産運用・資産形成を通じてお客さまとそのご家族の人生の伴走者となる』において、2028年度3月期の達成目標として以下の計数目標を掲げております。 中期経営計画の1年目となった2026年3月期は、全社を挙げてゴールベースアプローチ型営業を徹底した成果が出ており、2026年3月末時点で総預り資産が前期末比21.3%増加の2兆3,855億円、ストック商品(投資信託とラップ商品)預り資産が前期末比33.2%増加の5,639億円と順調に推移しております。実質ストック収益実質販管費カバー率についても、信託報酬の増加により実質ストック収益が増加したことにより、前期比6.9ポイント増加の35.6%となりました。 KPI   2028年3月期 達成目標   2026年3月期実績 ROE(自己資本利益率)   8%以上   6.0% ストック商品預り資産   8,000億円以上   5,639億円 総預り資産   2兆5,000億円以上   2兆3,855億円 実質ストック収益(注)1 実質販管費カバー率(注)2   40%以上   35.6% 女性管理職比率   15%以上   15.0% エンゲージメントスコア(注)3   80%以上   75.8% (注)1 信託報酬とラップ報酬の合計額から金融商品仲介業者等に支払う仲介手数料分を除外した収益額 (注)2 アイザワ証券の販売費・一般管理費から金融商品仲介業者等に支払う仲介手数料を除外した額 (注)3 当社グループのエンゲージメント調査において、アイザワ証券グループに愛着や誇りを感じる、もしくはやや感じると回答する割合 (4) 内部管理体制の整備・運用状況 ① 内部牽制組織、組織上の業務部門及び管理部門の配置状況、社内規程の整備状況その他内部管理体制の強化のための牽制組織の状況 当社グループは、内部監査の独立性を高めるため、内部監査を所管する監査部をいずれの業務ラインにも属さない独立した部署として設置しております。 監査部は、「内部監査規程」に基づき、毎期初に策定する「内部監査計画書」に従って監査を実施し、監査結果報告会において監査対象部門と問題点の共有化を図ったうえで改善を指示し、改善状況の確認を行います。 また、当社グループの内部統制については、統制組織及び統制手段の両面から内部牽制が有効に機能する仕組みを構築しております。統制組織としては、日本証券業協会の「協会員の内部管理責任者等に関する規則」に基づき、内部管理を担当する取締役1名を「内部管理統括責任者」として定めております。内部管理責任者は組織上、コンプライアンス部に属しており、人事上の評価につきましては組織の上長並びに内部管理統括補助責任者が行うこととし、内部管理体制の充実に努めております。これらの制度を通じ、金融商品取引法その他法令諸規則等の遵守、投資勧誘等の営業活動、顧客管理等が適正に行われるよう社内の監査部門が中心となり、内部管理体制の整備に努めております。 ② 内部管理体制の充実に向けた取り組みの最近1年間における実施状況 (イ) コンプライアンス評価委員会 金融商品取引法をはじめとした法令・諸規則遵守の強化を図るため、社内に「コンプライアンス評価委員会」を設置し、法令違反の未然防止策の立案、社内の問題点の洗い出しと改善策の検討・具体化を図っております。 (ロ) リスク管理委員会 内部統制上の会社のリスクを洗い出し、業務に活かすため「リスク管理委員会」を設け、月一回定期的に業務上のあらゆる問題を討議・検討しております。 (ハ) 内部統制構築プロジェクト 監査部内に内部統制専門の担当者を設け、内部統制の運用を行っております。
経営方針・対処すべき課題3,471字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 アイザワ証券グループは、時代の変化に応じて事業構造の大幅な変革を進めています。この中で、全社員が一体となって歩んでいく基盤を固めるために、私たちの存在意義・あるべき姿・大切にする価値観を明文化した「パーパス・ビジョン・バリュー(以下、PVV)」と、PVV を実現するためにステークホルダーの皆さまにお約束する「アイザワ宣言」を策定しております。 変化が激しく、将来の見通しが立てにくい時代において、お客さまとそのご家族との信頼関係を深め、社員一人ひとりが自信と誇りを持って働くためには、共通の目的と価値観の共有が不可欠であると考えています。 アイザワ証券グループの「PVV」および「アイザワ宣言」は、私たちの全ての原点となるものです。役職員一同が常に心に刻み行動することで、長期的にお客さまとそのご家族に寄り添い続ける資産運用・資産形成の伴走者を目指してまいります。 [パーパス:Purpose (存在意義)] より多くの人に より豊かな生活を [ビジョン:Vision (あるべき姿)] 資産運用・資産形成を通じて お客さまとそのご家族の人生の伴走者となる [バリュー:Values (大切にする価値観)] チ ャ レ ン ジ・・・行動力 成長 変革 リレーションシップ・・・信頼 思いやり 安心 プロフェッショナリズム・・・誠実 責任 使命感 チ ー ム ワ ー ク・・・調和 敬意 結束 [アイザワ宣言] お客さまへ 私たちは、お客さまの未来を見据えた金融サービスを提供します。 株主の皆さまへ 私たちは、持続的な成長を通じて、企業価値向上に努めます。 社会へ 私たちは、地域との繋がりを大切にし、社会の発展に貢献します。 従業員の皆さんへ 私たちは、社員一人ひとりを尊重し、成長と挑戦を後押しします。 (1) 経営環境 「貯蓄から投資へ」の大きな流れに代表されるように、我が国における個人の資産運用・資産形成はもはや不可避の流れです。その主体である資産形成層や準富裕層を中心に、「対面による継続的対話・アドバイス」へのニーズがますます高まっています。資産運用・資産形成アドバイスを含む「継続的・長期的にお客さまに寄り添う」ビジネスモデルへの転換が証券会社に求められています。 このようなニーズに応えていくために、アイザワ証券グループは、資産運用・資産形成を通じてお客さまとそのご家族の人生の伴走者となることを目指しております。当社グループの目指す「伴走者」とは、お客さまとそのご家族の資産運用・資産形成に関して、継続的にお話を傾聴し、それぞれのライフステージに合った提案・アドバイスを送り、世代を超えて対話を続ける、長期にわたる人生のパートナーです。 2025年4月には、2028年3月までの3年間を計画期間とする中期経営計画「資産運用・資産形成を通じてお客さまとそのご家族の人生の伴走者となる」を策定しました。中期経営計画に基づき、安定的にROE目標(8%以上)を達成できる事業構造・収益構造への抜本的な変革を実行してまいります。 (2) 事業戦略 財務報告上のセグメントごとの事業戦略は、以下のとおりであります。 ①証券事業 お客さまとそのご家族の資産運用・資産形成の伴走者としてのビジネスモデルを確立するため、ゴールベースアプローチ型営業と地域密着を徹底します。お客さまのライフプラン・将来の夢・希望といった「ゴール」を実現するために、継続的・長期的にお客さまに寄り添い、ゴールベースアプローチによりストック商品のご提案に注力してまいります。また、資産形成層のお客さまを中心とした顧客基盤を拡大するため、保険代理店や地域金融機関等との連携を強化し、プラットフォームビジネスの拡大に努めます。 ②投資事業 グループ連結業績の安定化と資産収益性向上に貢献する重要な事業と位置付け、運用成績を中期的に極大化することを最重視し、それを目的としたポートフォリオ運用、リスク管理及びパフォーマンス評価を行います。一定以上の流動性に留意しつつ、プライベートアセット、外国アセット、不動産等への投資を含めて運用を行ってまいります。 ③運用事業 非公開市場で取引される資産であるプライベートアセットは、世界的にも注目されており、市場の拡大が続いております。プライベートアセットの投資リターンは上場資産より高い場合もあり、リスクに見合ったリターンが期待できます。そのため、プライベートアセットの運用資産残高の増加に注力いたします。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、後述の中期経営計画『資産運用・資産形成を通じてお客さまとそのご家族の人生の伴走者となる』において、2028年度3月期の達成目標として以下の計数目標を掲げております。 中期経営計画の1年目となった2026年3月期は、全社を挙げてゴールベースアプローチ型営業を徹底した成果が出ており、2026年3月末時点で総預り資産が前期末比21.3%増加の2兆3,855億円、ストック商品(投資信託とラップ商品)預り資産が前期末比33.2%増加の5,639億円と順調に推移しております。実質ストック収益実質販管費カバー率についても、信託報酬の増加により実質ストック収益が増加したことにより、前期比6.9ポイント増加の35.6%となりました。 KPI   2028年3月期 達成目標   2026年3月期実績 ROE(自己資本利益率)   8%以上   6.0% ストック商品預り資産   8,000億円以上   5,639億円 総預り資産   2兆5,000億円以上   2兆3,855億円 実質ストック収益(注)1 実質販管費カバー率(注)2   40%以上   35.6% 女性管理職比率   15%以上   15.0% エンゲージメントスコア(注)3   80%以上   75.8% (注)1 信託報酬とラップ報酬の合計額から金融商品仲介業者等に支払う仲介手数料分を除外した収益額 (注)2 アイザワ証券の販売費・一般管理費から金融商品仲介業者等に支払う仲介手数料を除外した額 (注)3 当社グループのエンゲージメント調査において、アイザワ証券グループに愛着や誇りを感じる、もしくはやや感じると回答する割合 (4) 内部管理体制の整備・運用状況 ① 内部牽制組織、組織上の業務部門及び管理部門の配置状況、社内規程の整備状況その他内部管理体制の強化のための牽制組織の状況 当社グループは、内部監査の独立性を高めるため、内部監査を所管する監査部をいずれの業務ラインにも属さない独立した部署として設置しております。 監査部は、「内部監査規程」に基づき、毎期初に策定する「内部監査計画書」に従って監査を実施し、監査結果報告会において監査対象部門と問題点の共有化を図ったうえで改善を指示し、改善状況の確認を行います。 また、当社グループの内部統制については、統制組織及び統制手段の両面から内部牽制が有効に機能する仕組みを構築しております。統制組織としては、日本証券業協会の「協会員の内部管理責任者等に関する規則」に基づき、内部管理を担当する取締役1名を「内部管理統括責任者」として定めております。内部管理責任者は組織上、コンプライアンス部に属しており、人事上の評価につきましては組織の上長並びに内部管理統括補助責任者が行うこととし、内部管理体制の充実に努めております。これらの制度を通じ、金融商品取引法その他法令諸規則等の遵守、投資勧誘等の営業活動、顧客管理等が適正に行われるよう社内の監査部門が中心となり、内部管理体制の整備に努めております。 ② 内部管理体制の充実に向けた取り組みの最近1年間における実施状況 (イ) コンプライアンス評価委員会 金融商品取引法をはじめとした法令・諸規則遵守の強化を図るため、社内に「コンプライアンス評価委員会」を設置し、法令違反の未然防止策の立案、社内の問題点の洗い出しと改善策の検討・具体化を図っております。 (ロ) リスク管理委員会 内部統制上の会社のリスクを洗い出し、業務に活かすため「リスク管理委員会」を設け、月一回定期的に業務上のあらゆる問題を討議・検討しております。 (ハ) 内部統制構築プロジェクト 監査部内に内部統制専門の担当者を設け、内部統制の運用を行っております。
事業等のリスク4,943字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の判断上重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。本項においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末において判断したものであります。 (1) 事業関連について ① 主要な事業の前提に係るリスク 当社グループでは、主要な事業活動である金融商品取引業務につき、金融商品取引法に基づく金融商品取引業の登録(登録番号関東財務局長(金商)第3283号)を受けております。金融商品取引業者は、金融商品取引業又はこれに付随する業務に関し、法令又は法令に基づく規定に違反した時は、登録又は認可の取消し、一定期間の業務停止又は何らかの改善命令を受ける可能性があります。現時点において当社グループはこれらの取消事由に該当する事実はないと認識しております。しかしながら、将来何らかの事由により登録等の取消しを命じられた場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ② 市場の縮小に伴うリスク 株式・債券相場の下落又は低迷により、流通市場の市場参加者が減少し、売買高や売買代金が縮小する場合、あるいは発行市場において計画の延期や中止が行われた場合、当社グループの受入手数料が減少する可能性があります。このような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 相場の急激な変動に伴うリスク 当社グループでは、自己勘定で市場リスクを内包するトレーディングを行っておりますので、株価・債券価格・金利・為替その他市場価格等の変動により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 競合によるリスク 当社グループが属する金融商品取引業界においては、株式の売買委託手数料の自由化、規制緩和に伴う他業態からの新規参入等をはじめとした環境変化が進行しております。とりわけ、近年においては、オンライン取引に特化した金融商品取引業者の台頭、銀行の金融商品取引仲介業の解禁等もあり、当業界を取り巻く環境は年々厳しさを増す傾向にあります。そのため、このような事業環境の中で、競争力を低下させた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 業務範囲の拡大に伴うリスク 当社グループは株式市況に過度に依存しない収益体質を構築するため、金融商品取引業務以外の金融関連業務を行うことを目的として、投資事業組合や匿名組合等への投資並びに新規業務を行っております。これらの投資及び新規業務への開始に際してはその採算性等について十分な検討を行っておりますが、投資先の事業及び新規業務が計画的に遂行できなかった場合等においては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 財務関連について ① 信用取引に伴うリスク 信用取引においては、顧客への信用供与が発生し、市況の変動によっては顧客の信用リスクが顕在化する可能性があります。株式相場の変動等により、担保となっている有価証券等の価値が低下した場合等、各顧客に追加で担保の差し入れを求める場合があります。顧客が追加担保の差し入れに応じない場合には、担保となっている代用有価証券を処分いたしますが、株式相場が急激に変動し、顧客への信用取引貸付金を十分に回収できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、取引所取引における先物取引及びオプション取引(売建て)につきましても類似のリスクがあります。 ② 固定資産の減損に関するリスク 当社グループが保有する固定資産について、資産の収益性低下等により投資額の回収が見込めなくなる可能性があります。これに伴い「固定資産の減損に係る会計基準」に規定される減損損失を認識するに至った場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 年金債務に関するリスク 当社グループの退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づいて算定されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合には、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 (3) 資金調達について 当社グループは事業の特性上、日常業務の遂行に必要となる大量の資金を機動的かつ安定的に調達する必要があります。このため、長期・短期借入金といった安定的な資金調達に加えて、金融機関との間にコミットメントラインを設定する等、資金調達手段の多様化を図っております。また、調達による借換リスクを低減させるため、資金調達源の分散を図っております。ただし、経済情勢やその他の要因により、当社グループの経営成績及び財政状態が悪化した場合には、金融市場、資本市場等からの資金調達が困難となる、もしくは資金調達コストが上昇する可能性があります。 (4) 法的規制等について 当社グループは、金融商品取引法の他、各金融商品取引所、日本証券業協会等の自主規制機関による法令・諸規則等に従って業務を遂行しておりますが、将来的に当社業務に関係する法令・諸規則や実務慣行、解釈等の変更が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自己資本規制比率について 金融商品取引業者は、金融商品取引法及び金融商品取引業等に関する内閣府令に基づき、自己資本規制比率を120%以上に維持することが求められております。万一、定められた自己資本規制比率を維持できない場合は業務停止や金融商品取引業者の登録の取消しを命じられる可能性があります。そのため、当該比率が低下した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法令遵守に関するリスクについて 当社グループは法令遵守(コンプライアンス)体制の整備を経営の最重要課題として位置付け、内部統制の整備を図り、より充実した内部管理体制の確立と役職員の教育・研修等を通じた意識徹底に努めております。こうした内部統制の整備やコンプライアンス研修は、役職員の違法行為を未然に防止するための有効な方策ではありますが、違法行為の全てを排除することを保証するものではありません。また、役職員による意図的な違法行為は、総じて周到に隠蔽行為がなされ、長期間にわたって発覚しないケースもあり、将来において当社グループの業績に影響を及ぼすような損害賠償を求められる可能性もあります。このほか、非公開情報の不適切な使用・漏洩・情報受領者と共謀等の不正行為の可能性もあります。これらの不正行為は、会社の使用者責任及び法的責任等を問われることもあり、場合によっては監督官庁より種々の処分・命令を受ける可能性があり、また、当社グループの社会的な信用が低下する可能性もあります。かかる事態の発生により、当社グループが損失(若しくは得べかりし利益の逸失)を被り、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 訴訟等について 顧客に対する説明不足あるいは顧客との認識の不一致などによって、顧客に損失が生じた場合には、当社グループが訴訟の対象となる可能性があります。万一、訴訟等に発展し、当社の主張と異なる判断がなされた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、現在係争中の訴訟案件につきましては当社グループの経営に重大な影響を及ぼす可能性は低いと考えております。 (8) その他 ① システムに関するリスク 当社グループが提供するインターネット取引システム及び当社が業務上使用するコンピューターシステムが、回線の不具合、外部からの不正アクセス、災害や停電時の諸要因によって障害を起こした場合、障害規模によっては当社業務に支障をきたし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報セキュリティに関するリスク 当社グループでは「リスク管理委員会」を組織し、「情報セキュリティ管理規程」及び「情報セキュリティマニュアル」等を制定し、情報漏洩防止体制等管理体制の強化を図っておりますが、万一、顧客情報を含む社内重要事実が社外に不正流出した場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、さらに技術的、人的安全管理措置等、顧客情報の管理を図ってまいります。 ③ 業務処理におけるリスク 有価証券の受発注に関しましては、入力項目の確認等を励行しているほか、システム上の画面表示も注意喚起する等事故防止策が図られております。さらに、約定代金及び売買単位が多量になる場合には、システム的に一定の権限を付与された者以外は入力できないシステムとなっております。しかし、万一入力項目を誤って入力し、約定が成立した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人材の確保及び育成について 当社グループは常に質の高い投資情報サービスを提供し、お客様の満足度の向上を実現できる人材の確保並びに育成が重要な経営課題と捉えております。この観点から、新規採用及び中途採用の両面から積極的に人材を採用し、かつ社内研修の充実度を高めていく方針であります。しかしながら、当社グループが必要とする人材が確保できなかった場合には、当社グループの経営成績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 業務の外部委託について 当社グループは、業務の効率化を図るため、業務の一部を他社へアウトソーシングしております。これらの業務委託先がシステムの故障、処理能力の限界又はその他の理由によりサービスの提供を中断又は停止し、適時に代替策を講じることができない場合には、当社グループの顧客へのサービスの提供が途絶し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループといたしましては、他社へアウトソーシングした業務を管理し、一部の業務では外部委託先の内部統制について独立監査人の報告書を入手する等のモニタリングを実施しております。 ⑥ 自然災害等について 当社グループの証券事業を営むアイザワ証券株式会社の営業拠点は、東京近郊、東海及び関西に集中していますが、一般的に他の地域と比較して地震の頻度が多いため、それに伴う被害も受けやすい地域であるといえます。 また、大規模な地震、津波、台風、噴火等の自然災害による直接的な影響のほか、これらに起因する社会的インフラへの影響、また、コンピューター・ウィルス、テロ攻撃といった事象などにより、同様の混乱状態に陥る可能性があります。 これらの災害等により、金融商品取引に関するインフラ等への物理的な損害、従業員への人的被害並びにお客様への被害等があった場合、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 気候変動等に係るリスクについて 気候変動に係るリスク及び収益機会が事業活動や収益等に与える影響につきましては、今年度より新たに策定した中期経営計画において、当社が取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として認識しております。一方、当社グループにおける各事業活動や収益等に与える影響は小さく、また事業活動による環境への負荷も小さいと想定しております。今後、必要なデータの収集・分析を行い、TCFD等の国際的に確立された枠組みに基づいて適切に開示することを検討してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,719字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)において、世界の株式市場は米国のトランプ政権による相互関税やイラン戦争の長期化に関する懸念で相場が調整する局面もありましたが、堅調な米国経済や歳出・減税法案の成立、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ再開、欧州・中国の金融緩和・財政出動等を追い風に株高基調を維持しました。 米国株式市場は、生成AI関連の設備投資拡大・イノベーション加速を背景に半導体やクラウド関連企業に対する物色が強まり、ダウ工業株30種平均やS&P500種、ナスダック総合等主要株価指数は史上最高値を更新しています。生成AIツールの台頭やプライベートクレジット問題、イラン戦争等のリスク要因が一時意識されましたが、底堅い雇用情勢と個人消費、半導体を中心とした好調な企業業績を背景に株価の上昇が続いています。 国内株式市場は、2025年4月に発表された米国の相互関税をきっかけに日経平均株価が急落した後、米国との関税合意や生成AI関連の設備投資拡大、高市政権の誕生を背景に株価の上昇が加速し、史上最高値を更新しています。国内景気は米国の相互関税と中国との関係悪化、中東情勢緊迫化等の逆風が想定されるものの、高市政権による積極財政政策や企業の賃上げ、日銀の追加利上げ等によって経済は好循環に入るとの期待が高まっています。 アジア株式市場は、世界的な生成AI関連の設備投資拡大を背景に、半導体・電子部品に強みを持つ韓国と台湾の株高が目立ったほか、輸出が好調なベトナムと金融緩和・財政出動を強化している中国(香港)の株価も上昇基調を維持しました。その中で韓国総合指数と台湾加権指数、ベトナムVN指数は史上最高値を更新し、米国から広がる国際分散投資の受け皿となっています。アジア各国の景気はまだら模様であるものの、新興産業の成長や景気支援に対する期待が株価の追い風となっています。 このような環境のもと、当社グループは2025年4月に企業理念を刷新し、パーパス(私たちの存在意義)「より多くの人に より豊かな生活を」、ビジョン(私たちのあるべき姿)「資産運用・資産形成を通じて お客さまとそのご家族の人生の伴走者となる」、バリュー(私たちが大切にする価値観)としてチャレンジ・リレーションシップ・プロフェッショナリズム・チームワークを定めるとともに、ステークホルダーの皆さまに対するコミットメント(約束)として「アイザワ宣言」を策定しました。 また、新企業理念に基づき、2026年3月期から2028年3月期までの3年間を計画期間とする中期経営計画「資産運用・資産形成を通じて お客さまとそのご家族の人生の伴走者となる」を策定しました。事業戦略として証券事業の変革・投資事業のグレードアップ・運用事業の再構築を掲げ、安定的にROE目標(8%以上)を達成できる事業構造・収益構造への抜本的な変革を進めております。中期経営計画の1年目となる当期は、証券事業においてゴールベースアプローチ(GBA)型営業の徹底というきわめて大きな改革を実行し、収益構造の転換が着実に進展しました。 当社グループは、証券事業を主軸とし、投資事業、運用事業を展開しております。各事業における取組みは以下のとおりです。 [証券事業] 証券事業を営むアイザワ証券株式会社は、収益構造の安定化に向けた改革を実行しております。全社一丸となってGBA型営業を推進しており、お客さまとそのご家族の不安を解消(安心を提供)し、ライフプランの実現に向けて伴走支援しております。GBA型の営業スタイルを確立するため、2025年4月より一部の店舗を試行店として展開し、お客さまとそのご家族と着実に対話を重ねております。2026年4月より全店展開することで、さらなるGBA型営業の徹底を図っております。このGBA型営業を通じて、ストック商品(投資信託とラップ商品)の残高積上げに注力し、相場環境に左右されにくい安定的な収益構造の実現を目指しております。2026年3月末時点で総預り資産2兆3,855億円(前年度末比4,193億円増)、うちストック商品預り資産5,639億円(同1,406億円増)となりました。 プラットフォームビジネスにおいては、ライフプランの実現に向けて伴走者を必要とするお客さまを有する、金融商品販売を本業としない金融商品仲介業者(IFA業者)や預金金融機関と連携し、対面証券ならではの手厚いサポートを提供しております。資産形成層のお客さまの積立投資口座の獲得と積立金額の増加に取り組んでおり、顧客基盤の拡大を図っております。2026年3月末時点でプラットフォームビジネスにおける預り資産3,657億円(同926億円増)、うちストック商品預り資産1,377億円(同498億円増)となりました。プラットフォームビジネスの拡大に伴い、販売費・一般管理費が増加しておりますが、資産形成層のお客さまへアプローチする重要なチャネルであるため、引き続き本ビジネスの強化に取り組んでまいります。 当期の証券事業における業績は、好調な相場環境により株式委託手数料が増加し、またストック商品預り資産残高の伸長により信託報酬が増加した結果、営業収益201億27百万円(前年度比12.6%増)、営業利益10億54百万円(同313.2%増)、税引前利益8億67百万円(同139.4%増)となりました。 [投資事業] 投資事業を営むアイザワ・インベストメンツ株式会社は、国内外の成長企業や、配当金を含め安定的な期待収益が見込める企業等、中長期投資を基本に上場有価証券への投資を行っております。また、有望なベンチャー企業へ投資し、将来的な上場へ向けてサポートを行っているほか、ベンチャーキャピタルファンドやプライベートエクイティファンド、プライベートデットファンド等への投資を行っております。国内不動産に対する直接投資も行い、主に首都圏においてレジデンスを中心に物件を保有し、賃料収入による収益を得ております。 当社グループにおいて、投資事業は連結業績の安定化と資産収益性向上に貢献する重要な事業と位置付けており、運用成績を中期的に極大化することを最重視し、それを目的としたポートフォリオ運用、リスク管理及びパフォーマンス評価を行っております。 当期の投資事業における業績は、前年度に計上した投資先ファンドからの収益(分配金等)が減少したことにより、営業収益が前年度比65.4%減の8億32百万円となりました。また、非上場資産に投資するファンドの評価損や営業投資有価証券の減損損失の計上により、7億22百万円の営業損失となりました。一方で、投資有価証券の売却損益は一定水準の利益を確保したため、税引前利益は25億58百万円(同37.3%減)となり、連結純利益の確保に寄与しました。 [運用事業] 運用事業を営むあいざわアセットマネジメント株式会社は、「日本で最も投資家に求められるオルタナティブ資産運用会社」になることを目標に掲げ、プライベートエクイティのセカンダリー投資を中心とするオルタナティブ資産の運用を行っております。 当期の運用事業における業績は、営業収益1億94百万円(前年度比54.0%減)、ヘッジファンド事業の撤退に伴う費用増加により営業損失3億64百万円、税引前損失3億43百万円となりました。 アイザワ証券グループは、2024年10月に社債に係る発行登録を行い、2024年10月28日(効力発生日)から2026年10月27日までの2年間で上限300億円の社債を発行する予定です。本社債発行は、資金調達手段の多様化による財務安定性の向上を企図し、当社グループの将来の成長に必要な資金を機動的に調達できる体制を構築することを目的としております。 これからも当社は、グループ各社がそれぞれの強みを発揮することで、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に努めてまいります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a. 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は1,243億24百万円と、前連結会計年度末に比べ147億95百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の負債合計は738億37百万円と、前連結会計年度末に比べ119億8百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は504億86百万円と前連結会計年度末に比べ28億87百万円の増加となりました。 b. 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、営業収益は209億73百万円(前年度比1.9%増)、営業利益は26百万円(同98.6%減)、経常利益は6億66百万円(同74.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億52百万円(同13.2%減)となりました。 c.セグメント毎の経営成績 証券事業の営業収益は201億27百万円(前連結会計年度比12.6%増)、セグメント利益は10億54百万円(同313.2%増)となりました。 運用事業の営業収益は1億94百万円(同54.0%減)、セグメント損失は3億64百万円となりました。 投資事業の営業収益は8億32百万円(同65.4%減)、セグメント損失は7億22百万円となりました。 上記のセグメント別営業収益には、セグメント間の内部営業収益又は振替高が含まれており、セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ92億13百万円増加し、223億75百万円となりました。当連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は45億3百万円となりました。これは主に預り金の増加、信用取引負債の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は34億70百万円となりました。これは主に投資有価証券の取得、投資有価証券の売却によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は11億56百万円となりました。これは主に短期社債の発行、短期社債の償還、配当金の支払によるものです。 ③ トレーディング業務の概要 トレーディング商品:当連結会計年度末のトレーディング商品の残高は以下のとおりです。 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 資産の部のトレーディング商品(百万円)   347   135 商品有価証券等(百万円)   347   135 株式・ワラント(百万円)   121   20 債券(百万円)   226   115 受益証券等(百万円)   0   0 負債の部のトレーディング商品(百万円)   24   48 商品有価証券等(百万円)   24   48 株式・ワラント(百万円)   24   48 トレーディングのリスク管理: トレーディング業務は、市況の変化に影響を受けやすく、取引商品の多様化並びにマーケットリスクが複雑化しておりますので、リスク管理は極めて重要と認識しております。当社グループのリスク管理の基本は、財務状況に合せたリスクを適切にコントロールすることであります。このため当社の連結子会社であるアイザワ証券株式会社では「自己計算による売買取引の実施権限に関する規程」を定め、ポジション枠、ロスカットルール、与信枠等の設定をしております。また、リスク管理は、商品部門、営業部門から独立したコンプライアンス部が掌握し、トレーディングポジションの状況は経営者に毎日報告されており、損益と合わせて報告書が月例取締役会に提出され分析・検討が行われております。 また、自己売買に関するポジション管理を目的とした、リスク管理委員会において、多様な取引手法やポジション枠の増加につきリスクをより正確に把握、監視する体制としております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、金融商品取引業を営む会社を中核とする企業集団であるため、「生産、受注及び販売の実績」に該当する事項はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績等 (イ)財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は1,243億24百万円と、前連結会計年度末に比べ147億95百万円の増加となりました。 主な要因は、現金・預金98億34百万円の増加、預託金22億24百万円の増加、投資有価証券33億24百万円の増加によるものです。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は738億37百万円と、前連結会計年度末に比べ119億8百万円の増加となりました。 主な要因は、信用取引負債23億68百万円の減少、預り金70億37百万円の増加、短期社債60億85百万円の増加によるものです。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は504億86百万円と前連結会計年度末に比べ28億87百万円の増加となりました。 主な要因は、利益剰余金3億12百万円の減少、その他有価証券評価差額金32億6百万円の増加によるものです。 (ロ)経営成績 (営業収益) 当連結会計年度の営業収益は209億73百万円(前年度比1.9%増)となりました。営業収益のおもな内訳は次のとおりです。 1)受入手数料 当連結会計年度の受入手数料は、167億13百万円(同17.8%増)となりました。科目別の概況は以下のとおりです。 ⅰ)委託手数料 委託手数料は株式委託取引の増加により、72億12百万円(同25.0%増)となりました。 ⅱ)引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料 引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料は、国債の取扱いの増加により36百万円(同11.3%増)となりました。 ⅲ)募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料は、投資信託の販売の増加により33億15百万円(同1.2%増)となりました。 ⅳ)その他の受入手数料 その他の受入手数料は、投資信託報酬の増加等により、61億49百万円(同20.2%増)となりました。 2)トレーディング損益 当連結会計年度のトレーディング損益は、24億74百万円(同18.2%減)となりました。科目別の概況は以下のとおりです。 ⅰ)株券 外国株国内店頭取引売買代金の減少により、20億78百万円(同17.2%減)となりました。 ⅱ)債券 外国債券の取扱いに伴う収益の減少により、1億22百万円(同29.3%減)となりました。 ⅲ)その他 外国為替取引から生じる損益の減少等により、2億73百万円(同19.9%減)となりました。 3)金融収益 金融収益は受取利息の増加等により9億75百万円(同10.1%増)となりました。 金融費用は支払利息の増加等により1億20百万円(同21.0%増)となりました。これにより、金融収支は8億54百万円(同8.8%増)となりました。 4)その他の営業収益 その他の営業収益は営業投資有価証券売上高の減少等により8億10百万円(同67.4%減)となりました。 なお、その他の営業費用は営業投資有価証券売上原価の増加等により9億47百万円(同103.1%増)となりました。 (販売費・一般管理費) 販売費・一般管理費は、取引関係費及び人件費の増加等により、198億79百万円(同9.6%増)となりました。 (営業外損益) 営業外収益は受取配当金4億86百万円、収益分配金2億61百万円等により9億1百万円となりました。営業外費用は支払利息1億14百万円、社債利息1億22百万円等により2億61百万円となりました。これにより営業外損益は6億40百万円の利益(同6.5%減)となりました。 (特別損益) 特別利益は投資有価証券売却益により38億65百万円となりました。特別損失は投資有価証券償還損2億70百万円等により3億75百万円となりました。これにより特別損益は34億89百万円の利益となりました。 b. 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、2025年4月に策定した中期経営計画において、2026年3月期から2028年3月期までを、お客さまとそのご家族の資産運用・資産形成の伴走者としてのビジネスモデルを確立し、安定的にROE目標を達成できる事業構造・収益構造に転換する3年間と位置付けております。 中期経営計画の1年目となる当期は、証券事業においてゴールベースアプローチ(GBA)型営業の徹底というきわめて大きな改革を実行しました。相場環境に左右されにくい安定収益の確保に努め、ストック商品(投資信託とラップ商品)預り資産が大きく増加し、収益構造の転換が着実に進展しました。投資事業は、非上場資産の評価損等により営業赤字となりましたが、上場株式の売却利益計上により事業全体としては黒字となり、連結純利益の確保に寄与しました。運用事業は費用増加がありましたが、将来を見据えた事業再構築に尽力しているためであります。引き続き、将来の利益拡大のための改革を実行してまいります。 c. 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業理念であるパーパス・ビジョン・バリューと「アイザワ宣言」のもと、2025年4月に策定した中期経営計画において、お客さまとそのご家族の資産運用・資産形成の伴走者としてのビジネスモデルを確立し、安定的にROE目標を達成できる事業構造・収益構造に転換することを目標としております。この目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、連結ROE(自己資本利益率)8%以上、証券事業におけるストック商品預り資産8,000億円以上、総預り資産2兆5,000億円以上、実質ストック収益 実質販管費カバー率40%以上を掲げております。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 証券事業は株式委託手数料の増加等により、営業収益は201億27百万円(前連結会計年度比12.6%増)、セグメント利益は10億54百万円(同313.2%増)となりました。 運用事業は運用報酬の減少に伴い、営業収益は1億94百万円(同54.0%減)、セグメント損失は3億64百万円となりました。 投資事業は営業投資有価証券売上高の減少に伴い、営業収益は8億32百万円(同65.4%減)、セグメント損失は7億22百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付であります。信用取引買付代金は株式市況の変動の影響を受けますが、当社グループは主に日本証券金融株式会社の貸借取引により調達しております。また、不測の事態に備え、安定的かつ機動的な財務運営を行うため、三井住友信託銀行株式会社と総額7億50百万円のコミットメントラインを設定しております。 なお、当連結会計年度における当社グループの借入金の総額は148億61百万円です。借入の内訳は金融機関等からの短期借入金75億12百万円、証券金融会社からの信用取引借入金20億33百万円、金融機関からの長期借入金53億15百万円です。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に固定資産の減損会計、税効果会計、貸倒引当金、賞与引当金、役員賞与引当金、退職給付に係る資産、退職給付に係る負債及び法人税等であり、継続して評価を行っております。当社グループの採用した重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しております。 なお、見積り及び判断・評価については、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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