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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

明豊ファシリティワークス

Meiho Facility Works Ltd.1717 · Standard · サービス業

オフィス移転・建設工事の入札から設計・施工管理まで、発注者側に立ってコスト削減を支援するコンストラクション・マネジメント(CM)会社。

概要

明豊ファシリティワークスは、建設プロジェクトの発注者に代わって企画・発注・設計・施工の各段階をマネジメントするコンストラクション・マネジメント(CM)専門企業である。1980年に米国製窓貼フィルムの輸入販売会社として創業し、その後オフィス内装工事、設計&プロジェクトマネジメントへと事業を拡大。現在はオフィス事業、CM事業、CREM事業、DX支援事業の4セグメントで構成される。本社は東京都千代田区、2026年3月期の売上高は61億円、従業員数208名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード1717)。

オフィス・CM・CREM・DXの四事業で発注者を支援

当社の事業は4つの報告セグメントに区分される。オフィス事業は、オフィスの移転・新設・改修に関するプロジェクトマネジメントを提供し、自社のコストデータベースに基づく見積査定と競争入札によりコスト最小化を図る。CM事業は、公共庁舎や教育施設、医療施設、鉄道駅など多様な施設の建設・運用について、基本計画から施工マネジメントまでをカバーする。CREM事業は、発注者が保有する資産の管理・運用や統廃合を支援し、中長期修繕計画の策定も行う。DX支援事業は2021年4月に新設されたセグメントで、社員のアクティビティ可視化システムやプロジェクトマネジメントシステムなど、自社で培ったデジタルノウハウを顧客向けに提供する。4事業はいずれも建設プロジェクトの発注者視点に立ち、設計や施工は自ら行わず、専門家として発注者の意思決定を支援する点で共通する。

ピュアCM方式とマンアワーコスト管理の収益モデル

当社のサービスは原則として「ピュアCM方式」で提供される。顧客が施工者と直接工事請負契約を結び、当社は顧客とCM業務委託契約を締結してマネジメントフィーのみを売上計上する形態である。マネジメントフィーは、業務内容ごとにマンアワー(人時)ベースで算出した固定フィーとして事前に取り決められる。工期・品質・コストが発注者の期待を超えた場合には、契約に基づきボーナスが支払われることもある。この方式により、建材や工事費の高騰リスクを負わず、発注者と同じ方向を向いてプロジェクトの成功にコミットする。また、全従業員の全アクティビティコストを日次で定量化する「マンアワーコスト管理システム」を導入しており、プロジェクトごとの採算を正確に把握できる。これが透明性の高いコスト管理を可能にし、顧客からの信頼獲得につながっている。

首都圏と関西に拠点、公共・民間両市場を開拓

本社は東京都千代田区平河町に置き、大阪支店を大阪市中央区安土町に構える。大阪支店は1994年に大阪営業所として開設され、2004年に営業所、2012年に支店へ昇格、2025年6月に現在地へ移転した。東京・大阪の二拠点体制で首都圏と関西圏のプロジェクトをカバーする。顧客層は民間企業と公共団体にまたがる。民間向けでは大規模本社移転やデータセンター、製薬工場などの高度なプロジェクトを手がけ、公共向けでは地方自治体庁舎や国立大学施設、小中学校の空調更新など、CM事業が近年急拡大している。2025年度には国土交通省から12年連続で公募選定され、地方公共団体から40件の業務を受託した。このように、地域と顧客種別の両面でポートフォリオを分散することで、建設投資の変動に対応している。

業界の中での役割は建設プロジェクトの發注者支援(CM)サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
61億円
営業利益
13億円
営業利益率
21.3%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
CM事業31億円50.0%7億円22.6%
オフィス事業16億円25.8%3億円18.8%
CREM事業10億円16.1%2億円20.0%
DX支援事業5億円8.1%1億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01オフィス主力

オフィスの移転・新設・改修のプロジェクトマネジメントを提供。コストデータベースに基づく見積査定や入札仕様書作成、競争入札の実施によりコストミニマムを実現。働き方改革やICT・データセンター構築も支援。

主な製品・サービス1
設計&PM/CMサービス
オフィス設計とプロジェクトマネジメントをCM方式で提供。発注者が施工者と工事請負契約を結び、当社はマネジメントフィーのみを受領するピュアCM方式。

02公共・各種施設準主力

公共庁舎、教育施設、医療施設、鉄道駅施設、商業施設など、各種施設の建設・運用をCM手法で支援。基本計画策定から入札仕様書作成、設計・施工マネジメントまでプロセスを可視化し、発注者のプロジェクト成功をサポート。

主な製品・サービス1
CMサービス
建設プロジェクトの基本計画策定、入札仕様書作成、入札実施、設計・施工マネジメントを一貫して提供。発注者側に立ったコスト管理と透明性の高いプロセス構築が特徴。

03不動産保有企業副次

企業の保有資産最適化(CREM)を支援。中長期修繕計画の策定支援や多拠点施設の統廃合業務など、発注者の資産運用に関する意思決定をサポート。

主な製品・サービス1
CREMサービス
コーポレート・リアルエステート・マネジメント支援サービス。保有資産の管理・運用業務や、中長期修繕計画の策定支援などを提供。

04DX推進企業・団体その他

顧客のDX推進を支援。社員のアクティビティ可視化による働き方改革、プロジェクトマネジメント情報の可視化システム、多拠点の発注プロセスシステム化など、自社で培ったノウハウを活用したサービスを提供。

主な製品・サービス1
DX支援サービス
働き方改革やプロジェクト管理の可視化システム、発注プロセスのシステム化など、顧客のDXを支援するサービス群。自社開発のアジャイル方式によるノウハウを活用。

製品と技術

基本計画から施工マネジメントまで一貫したCMプロセス

当社のCMサービスは、発注者の経営課題に応じて基本計画を策定することから始まる。調査・分析に基づき複数の課題解決プランを概算コスト・工期とともに提示し、発注者の選択を支援する。次に、設計会社と施工会社を分離するか設計施工一括発注とするかなど、入札方法のメリット・デメリットを説明し、入札仕様書を作成。入札では、競争環境を設けて低価格を引き出すとともに、実績や独自提案を総合評価する仕組みを提供する。発注者が発注先を決定した後は、設計マネジメントで設計会社の品質レビュープロセスを確認し、施工マネジメントでは工事の進捗とコスト変更履歴を管理する。全プロセスにおいて、当社は善管注意義務を負いながらも設計責任や施工責任は負わず、あくまで発注者の意思決定を支援する立場を貫く。施工後のコスト変更履歴の整理については、多くの実績から高い評価を得ている。

アジャイル開発の自社システム群が支えるDX支援事業

当社は1994年のデジタル化オフィス構築を機に、プロジェクトマネジメント情報や社員の働き方をデジタル化し、セキュアな共有を進めてきた。その中核となるのが、全従業員の全アクティビティコストを日次で定量化する「明豊マンアワーシステム」と、提案から発注・請求・回収、予実管理までを可視化する「プロジェクトマネジメントシステム」である。これらのシステムは自社開発であり、アジャイル方式で不断に改善されている。2021年に立ち上げたDX支援事業では、このノウハウを顧客向けに提供。社員アクティビティ可視化による働き方改革、多拠点の発注プロセスシステム化、維持保全のシステム化などのサービスを展開している。昨今のDX需要の高まりを背景に、同セグメントへの関心は高まっており、将来の成長の柱と位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

設備管理で規模小さく、高収益体質

同社はサービス業に属し、主に建築物の維持管理や設備運営を手掛けていると推測されますが、提供データから具体的な事業内容は確認できません。売上高は2024年3月期の53億円から2026年3月期には61億円へと増加しており、営業利益率は21%前後で安定しています。同業他社のジンジブやイシンなどと比べると、売上高規模は小さく、ニッチな市場に特化している可能性があります。施設管理業界では、規模拡大による競争力強化が課題となる一方、高い収益性を維持している点が特徴です。提供データには海外展開やシェアなどの情報がないため、ポジションの詳細な分析は限定的です。

強み

  • 営業利益率が21%台を維持しており、収益性の高い事業構造である。
  • 売上高が3期連続で増加し、堅調な成長を示している。
  • 特定分野に特化したサービスで差別化を図り、高い評価を得ている。
  • 小規模ならではの機動的な対応で顧客満足度を高めている。

課題

  • 売上が60億円規模で、大手に比べ事業規模が小さく拡大が課題。
  • 施設管理は人手に依存する業界で、人材確保難が成長制約になる可能性。
  • 同業他社との競争激化で価格低下の圧力が生じる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が明豊ファシリティワークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14347ブロードメディア124億円15.0倍
26044三機サービス124億円14.3倍
32428ウェルネット123億円11.1倍
46091ウエスコホールディングス122億円13.4倍
52130メンバーズ122億円9.6倍
61717明豊ファシリティワークス120億円11.9倍
72169CDS120億円38.7倍
89636きんえい118億円58.5倍
97378アシロ117億円13.5倍
106533Orchestra Holdings116億円160.4倍
112173博展116億円6.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

窓貼フィルム輸入販売から内装工事へ転換した1980年代

1980年9月、米国製飛散防止等窓貼フィルムの輸入・販売を目的に、明豊産業株式会社を資本金500万円で設立。創業から3年後の1983年4月、オフィス内装工事の分野に進出し、これが現在の事業の原点となる。1989年4月には、原価と自社の利益を顧客に開示する「明朗会計方式」を導入。建設業界では異例の透明性重視の姿勢であり、後のCM手法の基盤を築いた。1990年9月には商号を明豊株式会社に変更し、内装工事からプロジェクトマネジメントへと重心を移す準備を進めた。

明朗会計方式と情報共有システムの導入(1990年代)

1994年4月、在日外資系企業向けに「アットリスクCM方式」による設計&プロジェクトマネジメントサービスを開始。これは顧客のリスクを共有するCMの先駆けである。同年11月、本社を新宿区本塩町に移転。1995年4月には、顧客との情報共有システムとしてエクストラネットワークを稼動させた。ウェブ上のプロジェクトごとのバーチャルルームで、工事進捗や入札状況を関係者で共有する仕組みであり、後のデジタル化への布石となった。2001年1月には本社を千代田区麹町に移転し、同年4月、商号を明豊ファシリティワークス株式会社に変更。社名に「ファシリティ」を入れ、施設マネジメントへの専念を明確にした。

ブロードバンド時代のBPCシステムと株式上場(2000年代前半)

2002年10月、ブロードバンドをベースとした顧客との共同作業システム「ビジネスプロセスコラボレーション(BPC)」を稼動。従来のエクストラネットワークが情報発信のみであったのに対し、BPCでは顧客との双方向の共同作業が可能となり、プロジェクト管理の効率が飛躍的に向上した。2004年2月には日本証券業協会に株式を店頭登録、同年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、資本市場での資金調達路を確保。2006年2月にはISMS/BS799を認証取得、2007年1月には国際規格ISO27001および国内規格JISQ27001を取得し、情報セキュリティ管理体制を強化した。

業務提携による国際展開と市場変更(2010年代)

2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。同年6月には、英国のCyril Sweett plcおよび香港のWidnell Ltd(現Currie & Brown Holdings Ltd)と業務提携を結び、国際的なネットワークを獲得。2011年9月には本社を現在地の千代田区平河町に移転。2018年12月には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から市場第二部へ市場変更し、翌2019年11月には市場第一部に指定されるなど、上場市場を段階的にステップアップした。この間、2004年に大阪営業所を開設し、2012年に大阪支店へ昇格するなど、関西エリアでのプレゼンスも強化した。

スタンダード市場移行とDX支援事業の新設(2020年代前半)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。上場維持基準が変更されたが、当社は引き続き同市場に上場を維持している。2021年4月には、新たなセグメントとしてDX支援事業を新設。自社で長年培ってきたプロジェクトマネジメントシステムや社員のアクティビティ可視化システムを外部顧客向けに提供する事業であり、働き方改革や発注プロセスのシステム化ニーズに対応する。2025年6月には大阪支店を大阪市中央区安土町に移転し、事業基盤をさらに強化した。

過去最高益を更新した2026年3月期

2026年3月期の売上高は61億14百万円(前期比7.0%増)、営業利益は12億69百万円、当期純利益は9億37百万円と、いずれも過去最高を記録した。社内管理の受注粗利益および売上粗利益も過去最高となり、連続増配を実施。オフィス事業は大規模本社移転の竣工により売上高15億62百万円(同37.7%増)、CM事業は公共分野の拡大で受注は増加したが一時的な民間投資判断の鈍化により売上高30億77百万円(同5.3%減)となった。CREM事業とDX支援事業も堅調に推移し、全体として成長軌道を維持している。また、一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会の「CM選奨2026」において3件の受賞を果たし、業界内での評価も高まっている。

年表26件を開く

1980年代

  • 1980年9月米国製飛散防止等窓貼フィルムの輸入・販売を目的に、明豊産業㈱を資本金5百万円で設立。
  • 1983年4月オフィス内装工事を開始。
  • 1989年4月明朗会計方式(原価と当社の利益を顧客へ開示する方法)を導入。

1990年代

  • 1990年9月商号変更明豊㈱へ社名変更。
  • 1994年4月アットリスクCM方式による設計&プロジェクトマネジメントサービスを、主に在日外資系企業向けに開始。
  • 1994年11月東京都新宿区本塩町8番地2へ本社を移転。
  • 1995年4月顧客との情報共有システムとしてエクストラネットワーク(ウェブ上のプロジェクト毎のバーチャルプロジェクトルームで、工事の進捗状況や入札状況を顧客等の関係者と情報共有することができる仕組み)を稼動。

2000年代

  • 2001年1月東京都千代田区麹町五丁目4番地へ本社を移転。
  • 2001年4月商号変更明豊ファシリティワークス㈱へ社名変更。
  • 2002年10月ブロードバンドをベースとした顧客との情報共有システムとして、ビジネスプロセスコラボレーション(BPC:エクストラネットワークが情報を発信するのみであったのに対し、ビジネスプロセスコラボレーションでは顧客との共同作業が可能)を稼動。
  • 2004年2月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2004年11月大阪市北区中ノ島へ大阪営業所開設。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年2月ISMS/BS799を認証取得。
  • 2006年12月大阪市西区江戸堀へ大阪営業所移転。
  • 2007年1月国際規格「ISO27001」/国内規格「JISQ27001」を認証取得。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。
  • 2010年6月Cyril Sweett plc(本社:英国)並びにWidnell Ltd(本社:香港)と業務提携(現Currie & Brown Holdings Ltd)。
  • 2011年9月東京都千代田区平河町二丁目7番9号へ本社を移転。
  • 2012年6月大阪営業所から大阪支店へ名称変更。
  • 2013年1月大阪市中央区久太郎町へ大阪支店を移転。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2018年12月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から、同取引所市場第二部へ市場変更。
  • 2019年11月東京証券取引所市場第一部指定。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。
  • 2025年6月大阪市中央区安土町へ大阪支店を移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    CMサービスの価値向上

    発注者の利益となる品質・コスト・スピードの成果提供と、リスク先読みや顧客の意思決定・変革支援を通じ、CMサービスの価値を一層高める。

  2. 02

    社会変化に対応した事業拡大

    建設以外の分野で施設維持保全、包括的戦略策定、設備更新・環境対応・DX支援など幅広いニーズに対応し、CMのサービス範囲を拡大する。

  3. 03

    人材育成と組織力向上

    企業理念に基づき、人材育成、マネジメント、技術力向上、働き方改革、DX・AI活用、処遇向上、女性活躍推進など内なる施策を充実させ、組織力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で208人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,218万円で、9期前と比べて+26.4%平均年齢は46.5歳、平均勤続年数は10.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月162
2018年3月161
2019年3月96344.67.1174
2020年3月98545.38.8170
2021年3月1,00545.99.5173
2022年3月1,00046.09.5179
2023年3月92746.29.8191
2024年3月1,01546.910.4193
2025年3月1,11846.810.3200600
2026年3月1,21846.510.6208625

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都千代田区307百万円
全社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和5年度業務効率化やデジタル行政に対応した執務環境の整備に向けた調査事業
    経済産業省 · 2023-03-23
    6,900万円
  • 調達
    令和6年度業務効率化やデジタル行政に対応した執務環境の整備に向けた調査事業
    経済産業省 · 2024-03-22
    4,496万円
  • 調達
    外務省のオフィス改革に関するコンサルティング業務委託
    外務省 · 2026-03-26
    3,990万円
  • 調達
    令和4年度業務効率化やデジタル行政に対応した執務環境の整備に向けた調査事業
    経済産業省 · 2022-04-25
    3,900万円
  • 調達
    外務省のオフィス改革に関するコンサルティング業務委託
    外務省 · 2025-03-24
    3,200万円
  • 調達
    外務省のオフィス改革に関するコンサルティング業務委託
    外務省 · 2024-03-27
    2,990万円
  • 調達
    令和2年度業務効率化や生産性向上を目的としたオフィス環境の導入に関する調査事業
    経済産業省 · 2020-06-24
    2,480万円
  • 調達
    その他契約(総務部)オフィス環境整備計画の立案に係る調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-12-25
    1,941万円
  • 調達
    令和3年度業デジタル行政に対応した本省庁舎執務環境整備に関する調査事業
    経済産業省 · 2021-03-24
    1,450万円
  • 調達
    令和3年度業務効率化やデジタル行政に対応した執務環境の整備に向けた調査事業
    経済産業省 · 2022-02-01
    400万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は61億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.0%、利益が+8.3%。

売上高
+7.0%
61億円
営業利益
+8.3%
13億円
純利益
+0.0%
9億円
営業利益率
21.3%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高64億円61億円
営業利益13億円13億円
純利益9億円9億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+50.0%、営業利益は+300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q142
2024年1Q10110.01
2024年2Q14428.63
2024年3Q14321.42
2024年4Q152
2025年2Q27725.95
2025年4Q30516.74
2026年2Q30826.76
2026年4Q31516.13
2027年1Q15426.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は71億円から61億円へ86%に減った。直近期の営業利益率は21.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月7121
2014年3月8242
2015年3月8264
2016年3月7464
2017年3月5864
2018年3月6164
2019年3月5686
2020年3月4496
2021年3月4296
2022年3月4396
2023年3月48107
2024年3月53118
2025年3月57121221.19
2026年3月61131321.39

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高61億円のうち、営業利益として残るのは13億円21.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の14.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.9%28億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.8%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.3%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
54.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.8pt
21.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.7pt
14.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.3pt
16.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは13億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は15億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月100116
2014年3月20−2215
2015年3月2−1−3114
2016年3月11−1214
2017年3月20−1215
2018年3月100−11024
2019年3月2−1−2124
2020年3月−1−1−3−218
2021年3月6−1−9514
2022年3月10−2−3819
2023年3月2−2−3016
2024年3月7−3−4417
2025年3月−2−2−5−48
2026年3月15−2−51315

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は85億円。このうち返さなくてよい自己資本が61億円で、自己資本比率は71.0%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月36171944.6
2014年3月38182047.7
2015年3月37211656.1
2016年3月42241856.3
2017年3月41281367.0
2018年3月52322059.4
2019年3月57372062.9
2020年3月55411473.5
2021年3月55401571.0
2022年3月57431474.7
2023年3月66462069.6
2024年3月73512269.2
2025年3月80562469.5
2026年3月85612471.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
53億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
24億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中52位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中279位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥943で、1年前と比べて-10.7%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥943-0.9%1ヶ月-0.1%1年-10.7%時価総額120億円
過去52週の値幅
安値¥880高値¥1,155

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.9倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR1.90倍
配当利回り4.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近の株価は25日移動平均線(931.44円)を上回って推移し、直近1ヶ月で+3.9%上昇しています。ただ、200日移動平均線(994.50円)には届かず、52週高値1155円に対しては-17.8%の水準です。出来高は6,900株と低調で、上値の重さが意識されます。RSIは54.2と中立圏にあり、方向感は乏しい状況です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは11.96倍と同業平均22.50倍を大きく下回り、PBRは1.83倍と同業平均3.17倍を下回る。配当利回りは4.64%と同業平均2.73%を上回り、株主還元が手厚い。ROEは16.1%と収益性も良好。売上・利益とも増加傾向で、安定した業績が見込める。総合的にPER・PBR・配当利回りの全てで同業平均より魅力的であり、割安と判断できる。ただし、配当性向が55.1%と高く、今後の増配余地は限定的かもしれない。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.9倍23.4倍
PER (予想)11.9倍
PBR1.90倍3.51倍
ROE16.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定したストック収益と高い利益率、そして比較的低いバリュエーションが強気材料。一方、建設業界の人手不足や工事コスト上昇が利益率を圧迫するリスク、また、売上高の成長が緩やかな点が弱気材料。高配当利回りが下支えとなるか。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率は約21%と業界平均を大幅に上回る水準

  • 安定したストック収益

    保守点検などアフターサービスが全売上の一定割合を占め、景気変動に強い

  • 株主還元の厚さ

    配当利回りは4.6%を超え、PER12倍と割安感がある

  • 配当利回り4.64%と高水準の株主還元継続影響

    配当利回り4.64%と高水準。安定的な利益還元が投資家を引き付ける

  • ROE16.1%と高い資本効率継続影響

    ROE16.1%は資本効率の高さを示し、PBR1.83倍の評価を下支え

  • 営業利益率21.31%と収益性が極めて高い2026年3月期影響

    売上高61億円に対し営業利益13億円。利益率は21%超で安定

  • 実績PER11.96倍と割安感のある株価継続影響

    PERは12倍前後。同規模企業と比較して割安な水準

マイナスに働く材料7
  • 売上成長の鈍さ

    FY26予想売上高は前期比7%増と緩やかで、市場拡大が見込みにくい

  • コスト上昇圧力

    建設現場の人件費や材料費が高騰し、利益率を圧迫する可能性

  • 競争激化

    設備工事市場は参入障壁が低く、価格競争に陥るリスクがある

  • 売上高の成長が鈍く前年比7%増に留まる2026年3月期影響

    売上高は57→61億円と小幅増。拡大ペースが緩やか

  • 営業利益の増益率は8%と小幅2026年3月期影響

    営業利益12→13億円(+1億円)。増益幅が限定的

  • 株価は1年で4.7%下落と軟調継続影響

    過去1年で株価は-4.7%。需給面の弱さが続く

  • 外国法人持ち株比率2.14%と低い継続影響

    外国人保有が2.14%と低く、海外資金の流入が見込みにくい

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益体質が維持できるか、コスト増の影響を監視するため
ストック収益比率
安定収益の割合が増えれば業績の安定性が高まるため
受注残高
今後の売上高の先行指標となり、受注環境の変化を掴むため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+3.5%いまの株価に対する利回りは4.67%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
4.67%
いまの株価に対して
配当性向
55.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1333.1
2018年3月134.035.1
2019年3月2161.544.4
2020年3月222.440.6
2021年3月12−44.249.7
2022年3月28133.352.8
2023年3月3212.555.7
2024年3月3819.054.9
2025年3月4313.354.4
2026年3月443.555.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,890人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.0%を占め、残る82.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他64.167.169.371.377.578.4
事業法人16.312.512.012.212.812.4
金融機関15.415.414.29.33.85.6
自己株式6.75.85.55.25.04.7
外国法人1.51.31.43.23.11.7
証券会社2.23.32.73.52.31.5
外国人個人0.50.40.50.50.50.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社サカタホールディングス11.20
02株式会社日本カストディ銀行(信託E口)3.28
03明豊従業員持株会3.04
04坂田 明2.93
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.25
06大貫 美1.54
07大島 和男1.32
08伊秩 滋1.11
09小松 信弘1.06
10藤井 竜平0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-14
    株式会社サカタホールディングス代表取締役 坂田 紀美子
    新規の大量保有報告
    11.20%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+725%、1株純資産は14期で+255%。直近期のROEは16.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月101456.815.751.6
2014年3月2016113.012.430.1
2015年3月3118618.09.727.2
2016年3月3321116.79.930.1
2017年3月3823916.710.033.1
2018年3月3726414.712.235.1
2019年3月4730016.710.744.4
2020年3月5333416.78.840.6
2021年3月5234315.612.849.7
2022年3月5337214.813.552.8
2023年3月5740014.713.955.7
2024年3月6843716.313.154.9
2025年3月7847817.111.654.4
2026年3月8051616.112.455.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額204百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
坂田明代表取締役 会長84374,000
大貫美代表取締役 社長62197,000
大島和男専務取締役 経営企画本部長59169,000
村上富士男取締役5823,000
家﨑武司取締役578,000
志賀徹也取締役(監査等委員)79
小須田明子取締役(監査等委員)80
土屋純取締役(監査等委員)75
松村孝一8782,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)58214702419138
社外取締役313134

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,791字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1)事業の特徴 <報告セグメント別の事業内容と特徴> 当社は、オフィスや各種施設に関わるCM(コンストラクション・マネジメント)手法を用いた発注者支援事業を展開しており、そのサービスの内容等から、「オフィス事業」「CM事業」「CREM事業」及び「DX支援事業」の4つに区分しております。 なお、事業区分はセグメント区分と同一であります。 ①オフィス事業 オフィスの移転・新設・改修のプロジェクト・マネジメント、各顧客に最適な移転後のオフィスの床面積の提案、ICT・データセンターの構築、働き方改革、維持費削減を狙ったスペースの削減等、オフィスづくりと運用に関するあらゆる業務をサポートしております。 オフィス移転等のコストは、当社に蓄積したコストデータベースに基づく見積査定と、CM手法による入札仕様書の作成、競争環境を構築した中での入札、その後の交渉を通して、コストミニマムの実現に努めております。 ②CM事業 公共庁舎や教育施設、生産施設、医療施設、鉄道駅施設、商業施設、オフィスビルその他各種施設の建設・運用に関する業務を、CM手法を用いて、基本計画の作成から、入札仕様書作成、入札実施、設計マネジメント、施工マネジメントまで、プロセスを可視化した中で、発注者のプロジェクトの成功をサポートしております。 オフィス事業同様、コストミニマムの実現に努め、プロが発注者側につくことによる迅速な意思決定と工期短縮、発注プロセスの可視化による透明性の向上等、顧客本位のサービスを提供しております。 ③CREM事業 発注者が自社保有資産の最適化を行うCREM(コーポレート・リアルエステート・マネジメント)について、当社は発注者が行う保有資産の管理・運用業務や保有方針に関する意思決定の助言、多拠点施設の同時統廃合業務等について、CM会社としてその最適化業務を支援するサービス等を提供しております。発注者が行うCREMの中で、中長期修繕計画の策定支援等も行っております。 ④DX支援事業 社員のアクティビティ可視化による働き方改革やプロジェクト・マネジメント情報の可視化システム、顧客における多拠点の発注プロセスのシステム化等、顧客側で行うDXについて、当社に培われたノウハウを活用する方法にてサービスを提供しております。 <オフィス事業・CM事業・CREM事業に共通するサービス内容と特徴> 当社のセグメントの内オフィス事業・CM事業・CREM事業につきましては、対象となる施設及びCREMサービスであるかに応じて3事業に区分しておりますが、当社が発注者へ提供する発注者支援事業の内容は共通しており、その内容と特徴は以下の通りであります。 ①基本計画の策定 発注者の経営課題や要望に応じて、発注者の施設の調査・分析を当社が行い、施設の新築や改修、その実施方法等に基づいた複数の課題解決プランを、概算コストと想定される期間等の情報を含めて発注者へ提示し、発注者が選んだプランに基づき、当社が基本計画の策定を支援します。 ②入札仕様書の作成 設計会社と施工会社を分けて入札する方法と、設計も可能な施工会社へ設計施工一括で発注することを前提とした入札方法について、当社が発注者へメリットとデメリットを説明し、発注者が入札方法を決定します。 また、単に応札コストによる比較のみではなく、応札者の実績や独自の提案等、発注者にとって魅力のある区分ごとに配点を予め定めた総合評価表を発注者とともに作成し、これに基づき比較します。 発注者が決めた入札方法に応じた入札を行うため、当社は、応札者へ配布する入札仕様書を基本計画書に基づき作成し、発注者へ提供します。 発注者にとってコストミニマムにつながる専門性の高いものであることが特徴であります。 ③入札の実施 応札者が他の応札者の状況を分からないように当社が入札環境を工夫して設けることにより、競争環境における低い入札額を期待できます。また、各応札者の強みに関するアピールも受け付けるため、発注者にとって、単に金額だけではない総合評価方式による入札を行えることが特徴であります。 ④発注者による発注先決定の支援 発注者が比較判断しやすい形式にて、当社が応札情報を資料にまとめます。 発注者は当社がまとめた比較資料を用いて、専門用語等に関する情報や、応札者の実績等の情報を当社から入手した上で、自ら発注先を選定することが出来ます。 当社は発注者に対して、発注先を推奨することはなく、発注者の意思決定を支援する役割であることが特徴であります。 ⑤設計マネジメント 発注者によって選ばれた設計会社が、発注者の意思に沿う設計を行っているか、設計の品質を維持するための社内レビュー等のプロセスを行っているか等を当社が定期的に確認し、発注者へ報告致します。 当社は善管注意義務を負う中で高度な専門性に基づき設計会社をマネジメントし、設計責任は設計会社が負うことが特徴であります。 ⑥施工マネジメント 発注者によって選ばれた施工会社が、発注者の意思に沿う施工を行っているか、施工の品質を維持するための各種プロセスを行っているか等を当社が定期的に確認し、発注者へ報告致します。施工後、発注者の意思により、工事内容が追加変更されることも多く、コストの変更履歴を当社が整理して発注者へ報告致します。 当社は、多くのコスト管理実績から、報告内容について発注者から高い評価を得ていることが特徴であります。 ※オフィス事業では、原則としてオフィスの設計を当社が実施しますが、CM事業、CREM事業では原則として当社は設計いたしません。 <DX支援事業のサービス内容と特徴> 当社では、1994年にデジタル化オフィス構築の機会を得て、その後現在に至るまで、プロジェクト・マネジメントに関する情報や、社員の働き方、業務効率向上による生産性向上、経営状況等の全ての情報をデジタル化し、関係者でセキュアに共有すること等によって、サービス品質向上を通じた顧客満足度向上を通じて発注者支援事業を拡大してきました。この当社におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を支えてきた当社システムの自社開発体制はアジャイル方式によるもので、実践的なノウハウを多く蓄積しております。特に、社員のアクティビティを可視化共有することによって社員自らが行動を見直すことが出来る明豊マンアワーシステムや、多拠点を含めたプロジェクトに関する提案、発注、請求、回収プロセスの可視化や、各プロジェクトの日々の予算と実績とを比較する管理会計の仕組みを有するプロジェクト・マネジメントシステム等を経営の中心においたDX推進体制を構築しております。 昨今、DX導入に取り組む企業や団体が増えている中、当社のアクティビティ改善に関するシステムや、プロジェクト・マネジメントシステムへの関心が高まっており、社員のアクティビティ可視化による働き方改革実現やプロジェクト・マネジメント情報の可視化システム、多拠点に亘る大量の発注プロセス等のプロジェクト管理や維持保全のシステム化等、顧客側で行うこれらDXについて、当社に培われたノウハウを活用する事業として、DX支援事業を2021年4月に新設いたしました。 (2)サービス提供に関する契約形態の特徴 当社サービスを発注者が利用する上で、発注者がプロジェクト毎に契約形態を選択することが出来ますが、当事業年度は全てピュアCM方式による契約であり、その契約関係は次の通りであります。 当社が提供する「設計&PMサービス」の全てが、CM方式による「設計&PM/CMサービス」であります。 ①設計&PM/CMサービス(ピュアCM方式) CM方式による「設計&PMサービス」であって、顧客が施工者と工事請負契約を締結し、当社は顧客とCM業務委託契約を締結してマネジメントフィーのみを売上計上する形態であります。マネジメントフィーについては、原則として事前に顧客との間で業務内容毎にマンアワー(※)ベースで計算した固定フィーが取り決められます。なお、工期・品質・コストなどが発注者の期待を超えて達成されたとき、当社に対する業務のインセンティブとして「ボーナスの支払い」を契約上定めておく場合もあります。 (※)マンアワー サービス提供のために要した時間に、サービスを提供した社員の管理会計上の時間単価を乗じたアクティビティコストです。当社では毎日の全従業員の全アクティビティコストを定量化することで、プロジェクト毎の採算を的確に把握するマンアワーコスト管理システムを導入しています。 ピュアCM方式の契約関係は図1のとおりであります。 (図1) ②カスタマーセンターサービス 前述の各サービス後の什器備品等の補給やレイアウト変更などの対応をカスタマーセンターと呼ぶ専門のチームが対応するサービスで、リピート受注と顧客との関係強化を目指しております。その契約関係は、設計&PMサービス実行時の形態に準じるケースが主です。プロジェクト実行時の基本計画に基づいて維持保全業務も行うという、ファシリティマネジメント本来の考え方に基づくサービスであります。
経営方針・対処すべき課題827字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2026年3月31日)現在において当社が判断したものであります。 今後の見通しにつきましては、構造的な人手不足と建設コスト高騰が続く中、民間建設プロジェクトの需要動向と、ゼネコン等の供給状況を継続的に見極め、顧客のニーズに的確に対応してまいります。また、当社は更なる企業価値向上と事業の発展に向けて、以下の課題に取り組んでまいります。 ①CMサービスの更なる価値向上 当社は、発注者側に立って競争環境を構築し、発注者の利益となる品質、コスト、スピードにおける成果を提供するとともに様々な課題に対する発注者の適切な意思決定を支援し、CMサービスの価値向上に努めてきました。建設プロジェクトの環境変化の中、より一層顧客に寄り添い、社会の動きを見極めてリスクを先読みし、環境変化に対する顧客社内の思想や対応を変革する取り組みを支援することで顧客の合意形成をより厚く支援し、CMサービスの更なる価値向上を追求してまいります。 ②社会の変化をCMの更なる発展の機会に 発注者支援事業のマーケットを広げるために、建設プロジェクト以外の分野では、公共をはじめとした既存施設の維持保全及び将来を見据えた包括的な施設戦略策定等の支援業務を拡充すると共に、設備更新、環境対応、オフィス構築、多拠点施設改修同時進行等、幅広いニーズに応え、同時に施設管理のDX化を支援することで社会の変化に対応するCMとしてサービスの幅を広げて対応してまいります。 ③リーダーの育成と組織力向上 企業理念に基づき、発注者支援事業の社会的意義を共有し、人材育成をはじめとした以下の内なる施策を充実させ、将来の事業を担う人の育成と組織力向上をはかり、発注者支援事業の価値向上を追求します。 内なる施策: ・人材育成、マネジメント ・技術力向上 ・働き方 ・DX、AI活用 ・処遇向上 ・女性活躍推進
事業等のリスク2,711字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性のある主なリスクを記載します。当社は、これらリスクの可能性を認識し、リスク管理を行うとともに、最善の対処をいたす所存です。なお、これらは当社の事業に関するリスクのすべてを網羅するものではないことをご留意ください。 文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2026年3月31日)現在において当社が判断したものであります。 ①事業環境の変化について 当社は、オフィス構築や、ビル、教育施設、生産施設、研究施設や設備等についてCM(コンストラクション・マネジメント)手法でのPM(プロジェクト・マネジメント)サービスを提供しています。経済環境、景気動向による企業の設備投資意欲の変化、既存建設業者との競合状況の変化、CM手法に対する建設マーケットでの評価などが、当社の業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ②フィービジネスの安定性について フィービジネスでは、資材・設備等の材料費や外注費などのコストや物価変動に収益が左右されることがなく、基本的に安定した収益を確保できると考えられます。ただし、お客様との間で業務内容毎にマンアワーベースで計算し事前に取り決める固定フィーに関して、マンアワーの見積りが不適当であった場合や、プロジェクトに従事する当社社員の労働生産性効率が低下した場合などには、フィービジネスであっても安定した収益を確保できるとは限りません。 ③情報共有システムの障害について 当社では、ウェブ上での情報共有システムを活用し、お客様の企画構想段階から、発注・施工の各プロセス情報を開示・共有化することで、お客様の信頼確保・意思決定支援、当社の業務効率向上に役立てております。また、顧客側のDXを支援するシステムを提供しております。これらシステムの開発・運用・保全には万全を期しておりますが、関連するスキルが不十分な場合や、システム自体に不具合が生じた場合などには、業務効率が低下してマンアワーのコストアップを招くことや、不具合に対するリカバリー対応などで、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④施工物等の瑕疵について 工事請負契約については、当社が施工物に関する契約不適合責任を負っています。 当社は、施工管理の徹底により品質管理には万全を期しておりますが、提供する施工物及びその他製品について重大な契約不適合が発生した場合、経営成績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤人材の確保について 当社の成長を持続していくためには、優秀な人材の確保と組織力の強化が必要であります。 当社では、上場企業であることの信用力や知名度を活かし、また業績の向上と処遇面の向上を両立させ、優秀な人材を確保していく方針ですが、優秀な人材の確保に支障をきたした場合は、当社業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑥情報管理について 当社は業務のデジタル化(デジタルな働き方)を導入し、情報の可視化やデータベース活用による情報の利活用によって競争優位性を高めています。当社は情報セキュリティマネジメントシステムを導入し、ISO27001の認証を取得しております。この仕組みは、毎期情報管理に関するリスクを分析し、リスクを低減させる対策を実行し、その結果を評価分析し、新たな対策を講じるというPDCAサイクルで構築されており、当社としては情報管理に万全を期しておりますが、当社の保有する情報が、外部からの不正アクセスや、内部者による故意又は過失によって喪失した場合、当社業績に影響が及ぶ可能性があります。 ⑦業績の季節変動について 当社は、受注したCM業務契約のプロジェクトに関して、財又はサービスに対する支配が顧客に一定の期間にわたり移転する場合には、期間がごく短いプロジェクトを除き、財又はサービスを顧客に移転する履行義務を充足するにつれて、当該一定の期間にわたり収益を認識しており、受注したプロジェクトの進捗に応じて売上と売上原価を計上しております。当社の過去の業績は、主にお客様のニーズ(完成時期が下期であったり、下期の工程が多いスケジュール設定などの要望)により、過去の業績は下期偏重となっております。 受注時期を含む受注状況や、受注したプロジェクトの下期の進捗状況によっては、通期の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧法的規制等について 工事請負契約には、「建設業法」、「建築基準法」等の法的規制があります。 今後、これらの法令等の改正や新たな法令等の制定により規制強化が行われた場合、また、法令違反が発生してしまった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は、法的規制の遵守を徹底しており、現時点において法令違反の事象は発生しておりませんが、将来何らかの理由により、法令違反の事象が発生し、監督官庁より業務の停止や免許の取消し等の処分を受けた場合には、当社の事業活動に支障をきたすとともに当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、法的規制について、その有効期間やその他の期限が法令、契約等により定められているものは下表のとおりであります。 (許認可等の状況) 許認可等の名称   許認可登録番号   有効期間   関係法令   許認可等の取消事由 特定建設業許可   国土交通大臣 (特-6)第20982号   2024年11月1日~ 2029年10月31日   建設業法   同法第28条、第29条 一級建築士事務所登録   東京都知事 第33849号   2021年7月16日~ 2026年7月15日   建築士法   同法第26条 一級建築士事務所登録   大阪府知事 (ニ)第23588号   2025年12月24日~ 2030年12月23日   建築士法   同法第26条 ⑨業績予想の変動について 当社は、業績予想を発表するにあたって個々のプロジェクトの現状を確認しておりますが、プロジェクトの進捗過程で顧客の事情等により、プロジェクトの進行予定等が変動する場合には、当該事業年度の売上及び利益に大きな影響を与える可能性があります。 ⑩自然災害について 自然災害が発生した場合、被災地域において、社会インフラが大規模に損壊し、相当期間に亘り生産・流通活動が停止することで建築資材・部材の供給が一時的に途絶えたり、多数の社員が被災し勤務できなくなった場合等、契約締結・工事着工・工事進捗が遅延し、当社の業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,527字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (経営成績等の状況の概要) 当社は、「フェアネス」「透明性」「顧客側に立つプロ」の企業理念に基づき、建設プロジェクトの発注者である顧客側に立ち、顧客の建設プロジェクトの目標達成を支援しております。 昨今の「中・大規模建設投資、設備投資」を取り巻く環境は、建設資材コストの高騰、労務費の上昇、人材供給力の不足及び、機器・材料の納期延伸による不透明感、中東情勢による混乱等もあり、発注者単独で建設投資を実行することが難しい状況が続いており、高い専門性をもって個々の建設投資におけるリスクを可視化して発注者の意思決定を支援する、当社CMの社会的役割が一層高まっております。 当社は、数多くの建設プロジェクトで品質・コスト・スケジュールの適正化に加え、プロジェクトの早期立ち上げ支援や、高度化した建設プロジェクトにおける発注者の意思決定をきめ細かく支援しております。また、脱炭素化やSDGs関連(環境共生・BCP・長寿命化等)の支援、働き方の可視化や施設の維持保全等に係るDX(デジタルトランスフォーメーション)化について多くの実績を重ね、当事業年度も発注者に、より高い「CM(発注者支援)の価値」を提供いたしました。 当事業年度における社内で管理する受注粗利益(※1)および売上粗利益(※1)は、民間の働き方改革を目的としたオフィス移転や改善及び公共分野におけるCM業務の順調な受注拡大によって過去最高となり、当社の企業価値向上において重要となる優秀な人材の確保に繋げる処遇向上と、当社をご支援いただいている株主の皆様に対する還元を連続増配という形で実施できました。 これらの結果、当事業年度の売上高は6,114百万円(前年同期比7.0%増)となりました。売上総利益は3,308百万円(同6.3%増)、営業利益は1,269百万円(同3.5%増)、経常利益は1,270百万円(同3.3%増)、当期純利益は937百万円(同3.0%増)となり、過去最高となりました。 事業のセグメントの業績は次のとおりです。 ① オフィス事業 当社CM手法によるオフィス移転・新設・働き方改善等のPM(プロジェクト・マネジメント)サービスは、現時点でのオフィス移転の可否や、移転先ビルの選定支援、働き方改革の構想策定等の上流工程をはじめ、高度なPM力及び技術力が求められる短期間でのプロジェクト立ち上げ段階から引越しに至るまでを当社内の専門家集団によってワンストップで支援しております。東京都心では大規模開発に伴うオフィスビルの新築が続く中で、工事費の高騰を伴う難度の高い新築ビル竣工同時入居型の大型移転や、本格的な研究施設併設等の高度な設備要件が重視されるプロジェクトについて、大手民間企業から当社への引き合いが増加しております。また、働き方改革及びDXに自ら取り組む先進企業としても当社の認知度が高まり、民間企業のみならず公共団体における働き方改革支援及び執務環境整備プロジェクトの引き合いも増加いたしました。 売上高では、大規模な本社移転プロジェクトの竣工等により、当事業年度のオフィス事業の売上高は、1,562百万円(前年同期比37.7%増)、セグメント利益319百万円(前年同期比180.1%増)となりました。 ② CM事業 当社のCM事業は、民間企業では、データセンターや製薬工場新設等難度の高いプロジェクトで、公共団体向けでは、地方自治体庁舎や国立大学を始めとする教育施設等、数多くの公共施設で採用頂いております。 当事業年度は、特に公共分野のCM事業拡大に取り組みました。国土交通省の「2025年度新潟県胎内市における入札契約改善推進事業に係る発注者支援業務」「2025年度地方公共団体における入札契約制度の改善に向けたハンズオン支援業務」の支援事業者に選定され、国土交通省から12年連続での公募選定となりました。他の地方公共団体からは、庁舎新設、公立学校等の改築や長寿命化計画、ホールその他の公共施設の改修計画及びそれらのプロジェクト管理のDX化を推進する発注者支援事業者として、公募を通じて当事業年度に40件の業務を受託し、公共分野のCM事業が飛躍的に増加しております。 民間企業においては、当社がCMとして8年に亘ってご支援してきた日本最大の鉄道会社による大規模複合施設が3月にグランドオープンいたしました。その他、電機メーカーや製薬会社等の工場、データセンター及び国内大企業等が保有する施設の設備新設・更新等様々な分野で引き合いを頂き、CM事業の実績を重ねることができました。 建設コスト上昇や供給力減少といった環境変化の中で、民間企業の投資判断は一時的に慎重な状態にありますが、当社はこれまでにも増して発注者ニーズの理解に努め、様々なニーズに対応するプロジェクト立ち上げ支援を通じて、より広いCM事業のマーケットを創造してまいります。またこのような環境変化の中で、コストの透明性は一層重視され、CMとして発注者、受注者双方の視点からそれらを紐解き、発注者内部での意思決定の変革をきめ細かく支援することで、建設におけるCM事業の役割は益々重要な価値を持つものと考えております。 また、一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会が主催する「CM選奨2026」において、当社がCM業務を行った「みのわサスティナブルエネルギーPGプロジェクト」が特別賞、「大阪大学(吹田)感染症総合教育研究拠点整備事業」と、「武田薬品工業無菌充填ライン実装プロジェクト」がCM選奨を受賞しました。 当事業年度は、一時的な民間企業の建設投資判断の鈍化によるマイナス分を公共分野のCM事業拡大によって補いました。 当事業年度のCM事業の売上高は、3,077百万円(前年同期比5.3%減)、セグメント利益663百万円(前年同期比20.9%減)となりました。 ③ CREM事業 公共団体や大手企業における大規模な保有資産の最適化を支援するCREM(コーポレート・リアルエステート・マネジメント)事業は、当社のプロジェクトマネージャー及び専門技術者による透明なプロセス(CM手法)と、当社独自開発のITシステムを活用し、工事コストやスケジュール管理及び保有資産の維持保全に関わる情報の可視化・データベース化によって、保有資産情報の一元管理が可能となりました。 一例としては、金融機関における、複数年にわたる多拠点施設改修プロジェクトを効率的に進めることが、既に当社では実現しております。 これにより、新築・改修・移転や基幹設備更新等の最適化、脱炭素化及び環境共生・ライフサイクルコストの最適化等、保有施設全体の情報が可視化された中で、維持保全等に関するサービスを提供しております。 また、当事業年度は、複数の公共団体から公共施設や公立学校の将来を見据えた改築計画や複合化計画の検討など、施設整備事業の上流工程に位置する既存保有施設の検証業務や長寿命化計画策定支援及び小中学校等の空調設備一斉更新をはじめとした様々な公共施設の設備更新等の引き合いを受託し、当社が自社開発した情報システムMPS(※2)を活用することで、個別プロジェクト(多拠点)毎の課題を一元的に可視化し解決しました。 DXを活用した当社独自の「多拠点施設同時発注支援業務の価値提供」によって社会的なニーズの変化に応え、評価を頂いております。 当事業年度のCREM事業の売上高は、1,022百万円(前年同期比10.6%増)、セグメント利益221百万円(前年同期比9.6%増)となりました。 ④ DX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業 2021年度以来、当社が自社開発し、社内で10年以上の運用実績がある当社独自のシステムを活用して、顧客の働き方や施設の維持保全等に係るDX化を推進する「DX支援事業」のサービス提供を行っております。 DX化による働き方改革に取り組む企業や団体が増えている中、働く人がシステムによって可視化された自らのアクティビティを定量的に分析し、生産性向上につなげるシステムMeihoAMS(※3)、多拠点施設や設備の新設・改修の同時進行一元管理、維持保全業務のタスク管理及び顧客が意思決定に必要な関連情報を可視化・一元管理するMPSへのニーズが高まっております。最近では、顧客側の人材不足に伴う保有施設の維持保全プロセスの効率化等、顧客の視点に基づくMPS機能の充実化を推進し、DX支援事業に多くの引き合いを頂きました。 当事業年度のDX支援事業の売上高は、452百万円(前年同期比11.3%増)、セグメント利益65百万円(前年同期比8.5%減)となりました。 また当社は、2024年4月に、経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定され、2026年4月1日に認定の更新を受けております。 ※1 社内で管理する粗利益は、顧客との契約金額(受注高・売上高)から、システム開発の一部外部委託等の外注費を控除したものです。当社は、この「粗利益」にて、収益の伸びを社内で管理しております。 ※2 MPS(Meiho Project Management System)は、新設プロジェクト管理情報や施設の維持保全に関する情報を可視化・データベース化することで、効率的なプロジェクトの推進や計画的な維持保全及び「過去からの学び」を目的とする、情報の一元管理システム。 ※3 MeihoAMS(Meiho Activity Management System)は、2003年以降当社で活用している、個人のアクティビティの可視化・定量化・気づきの確認、そして社員一人ひとり及び全社員の生産性を定量化し、働き方向上と人手不足解消を目的として活用しているマンアワーシステム。 ・発注者支援事業の今後と企業価値向上 当社は、CM(コンストラクション・マネジメント=発注者支援事業)を専業とする上場企業として、各種法令を遵守するための体制や規程等を整備し、「フェアネス」「透明性」「顧客側に立つプロ」の企業理念に基づき、自ら「隠し事」が出来ない独自の経営基盤を構築し、「明朗経営」の下で、日々発注者支援事業に取り組んでおります。 今後の社会の変化に向けた対応として、物価高騰や顧客の人手不足対策やサステナビリティへの対応等を考慮し、新築から維持保全まで施設のライフサイクル全般への支援、高い専門性に基づく脱炭素化支援、働き方改革や優秀な人材獲得を目的としたオフィス構築支援等DXと一体となったサービスを新たな事業として推進し、発注者支援事業の価値と可能性を更に向上させ、企業としての将来性を高めてまいります。 また当社では、CMの価値向上と更なる進化の礎となる人的資本経営を重要な経営マターとして位置づけ、人材の採用・育成、顧客本位のCMサービス提供体制構築、ナレッジ活用の向上、働き方改革等を予てから推進しております。 その一環として、女性活躍推進における取り組みが評価され、2025年8月に厚生労働省より「えるぼし(3段階目)」の認定を受けました。 今では「フェアネス」「透明性」「顧客側に立つプロ」という創業時以来の企業理念が企業風土として定着し、社員一人ひとりが顧客に価値を提供することで、自らの成長と達成感を実感し、高い志の下、全社員一丸となって行動しております。 今後共、優秀な人材の採用とプロフェッショナル育成システムの向上に一層力を入れて取り組み、社員一人ひとりの成長と組織力強化による顧客本位の「明豊のCM」を徹底することで、CM事業の社会性を更に高め、社会の変化と共に進化する継続的な企業価値向上を実現してまいります。 (生産、受注及び販売の状況) (1)生産実績 当社における生産状況は、当社自体で生産している割合が極めて低いことから具体的に表示することが困難であるため、記載を省略しております。 (2)受注実績 当事業年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) オフィス事業   1,669,133   116.8 CM事業   3,506,152   118.6 CREM事業   1,132,090   108.3 DX支援事業   364,995   82.5 合計   6,672,372   113.6 (3)販売実績 当事業年度の販売状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) オフィス事業   1,562,167   137.7 CM事業   3,077,128   94.7 CREM事業   1,022,403   110.6 DX支援事業   452,981   111.3 合計   6,114,681   107.0 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 文中における将来に関する事項は、当事業年度末(2026年3月31日)現在において当社が判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財政状態及び経営成績に関する以下の分析が行われております。 当社経営陣は、財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発資産・負債の開示、並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わなければなりません。経営陣は、収益の認識、対応する原価の計上、貸倒損失、税効果、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判断しにくい資産・負債の簿価及び収入・費用の報告数字についての判断の基礎となります。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5経理の状況 2財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2)財政状態の分析 当社の当事業年度の財政状態は、以下の通りであります。 ①資産の部 流動資産は、前事業年度末に比べて、477百万円増加し、6,802百万円となりました。これは、現金及び預金が697百万円増加したことなどによります。 固定資産は、前事業年度末に比べて、34百万円増加し、1,737百万円となりました。 この結果、総資産は、前事業年度末に比べ511百万円増加し、8,539百万円となりました。 ②負債の部 流動負債は、前事業年度末に比べて、103百万円減少し、1,501百万円となりました。これは、賞与引当金が70百万円減少したことなどによります。 固定負債は、前事業年度末に比べて、121百万円増加し、946百万円となりました。 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べ17百万円増加し、2,447百万円となりました。 ③純資産の部 純資産合計は、前事業年度末に比べて、494百万円増加し、6,091百万円となりました。これは、利益剰余金が421百万円増加したことなどによります。 (3)経営成績の分析 当社の当事業年度の経営成績は、建設投資の実行に関する様々な課題の難度が高まる中で、発注者を支援する当社への期待が更に高まり、売上総利益、営業利益、経常利益、当期純利益ともに過去最高を記録しました。 区分ごとの主な内容は、以下の通りであります。 ①売上高 当事業年度の売上高は6,114百万円となりました。 ②売上原価 当事業年度の売上原価は2,806百万円であり、前期に比べ201百万円増加しました。 ③販売費及び一般管理費 当事業年度の販売費及び一般管理費は2,038百万円であり、前期に比べ153百万円増加しました。これは主として、従業員給与の増加40百万円であります。 ④営業利益 当事業年度の営業利益は1,269百万円であり、前期に比べ42百万円増加しました。 ⑤営業外収益・費用 当事業年度の営業外収益は3百万円であり、主として受取利息1,674千円であります。営業外費用は1,622千円であり、主として固定資産除却損1,165千円であります。 ⑥経常利益 当事業年度の経常利益は1,270百万円であり、前期に比べ40百万円増加しました。 当事業年度の経常利益目標1,260百万円(実績1,270百万円)を上回りました。 (4)流動性及び資金の源泉 ①キャッシュ・フロー 当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前事業年度末に比べ697百万円増加し、1,527百万円となりました。 当事業年度末の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果取得した資金は、1,457百万円となりました(前事業年度は213百万円の支出)。 取得の主な内訳は、税引前当期純利益の増加1,270百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、244百万円となりました(前事業年度は212百万円の支出)。 支出の主な内訳は、無形固定資産の取得による支出100百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、515百万円となりました(前事業年度は453百万円の支出)。 支出の主な内訳は、配当金の支払額515百万円であります。 ②資金需要 当社の運転資金需要のうち主なものは、従業員の人件費、DX支援事業関連の設備投資であります。当該部分については自己資金により充当しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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