概要
クオンツ総研ホールディングスは、AIとDXを活用したM&A仲介サービスを主軸とする持株会社である。2018年10月に設立され、2022年6月に東京証券取引所グロース市場に上場、2023年8月にプライム市場へ市場区分変更を行った。2025年9月期の連結売上収益は166億円、営業利益48億円、従業員数690名。完全成功報酬制によるM&A仲介に加え、コンサルティング事業(クオンツ・コンサルティング)やオペレーティング・リース事業を展開する。グループは計10社の連結子会社で構成される。
M&A仲介事業のAIとDXによる効率化
当社の中核事業は、AIマッチングアルゴリズムと自社開発DXシステムを組み合わせたM&A仲介サービスである。2025年9月期の成約件数は234件、1件あたり平均成約手数料は65百万円。従来、M&Aアドバイザーの属人的知見に依存していたマッチングをAIで自動化し、平均成約期間を7.2ヶ月に短縮した。売上収益は151億円(前期比7.1%減)、セグメント利益は57億円。中小企業の後継者不在問題を背景に需要は拡大しており、同社は完全成功報酬制で譲渡企業の負担を軽減し、案件獲得を促進している。M&Aアドバイザーは78名増員し、採用を積極化している。
完全成功報酬制と収益構造の特徴
同社のM&A仲介は、譲渡企業から着手金や中間報酬を一切収受しない完全成功報酬制を採用する。収益は、買手候補企業からの意向表明時などの中間報酬(成功報酬の10%)と、クロージング時の成功報酬で構成される。成約件数は2021年9月期の25件から2024年9月期に242件まで増加し、平均成約手数料も48百万円から67百万円へ上昇した。2025年9月期は売上収益166億円(前期比0.3%増)と横ばいだが、コンサルティング事業への先行投資により営業利益は48億円(同42.1%減)となった。譲渡企業のコスト負担を下げたことが、案件積み上げの原動力となっている。
コンサルティング事業の急拡大と投資フェーズ
子会社クオンツ・コンサルティングは、テクノロジーコンサルティング(DX/IT戦略、AI活用、PMO、サイバーセキュリティ)と経営戦略コンサルティング(M&A戦略、事業ポートフォリオ見直し)を提供する。2025年9月期の売上収益は前期比485.4%増の14.5億円に急拡大したが、優秀なコンサルタント獲得に向けた積極採用によりセグメント損失は7.9億円(前期は2.5億円の損失)と拡大した。同社はM&A仲介以外の収益源としてコンサルティングを成長させており、組織基盤構築の投資段階にある。
持株会社体制とグループ・拠点の構成
2023年3月に持株会社体制へ移行し、株式会社M&A総研ホールディングス(現クオンツ総研ホールディングス)となった。グループは連結子会社10社で構成され、中核に株式会社M&A総合研究所、クオンツ・コンサルティング、資産運用コンサルティング、シンガポール法人M&A Research Institute Singapore Pte. Ltd.、総研リースなどがある。事業拠点は東京本社(丸の内)、大阪オフィス(北区)、名古屋オフィス(中村区)に加え、2024年にはシンガポールに海外法人を設立し、国際展開を開始した。
業界の中での役割はM&A仲介サービス及び総合コンサルティングの提供者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01M&A仲介主力
AIとDXを活用したM&A仲介サービス。譲渡・買収希望企業のマッチング、アドバイザリー、成約支援を提供。完全成功報酬制。
- M&A仲介サービス
- AIマッチングアルゴリズムとアドバイザー支援による、効率的なM&A仲介。
02コンサルティング準主力
子会社クオンツ・コンサルティングが、テクノロジーコンサルティング(DX/IT戦略、AI活用等)と経営戦略コンサルティング(M&A戦略、事業ポートフォリオ等)を提供。
- テクノロジーコンサルティング
- DX/IT戦略、AI活用、PMO、サイバーセキュリティ等のサービス。
- 経営戦略コンサルティング
- M&A戦略、全社/事業戦略策定、事業ポートフォリオ見直し等。
03その他(リース・資産運用)その他
オペレーティング・リース事業及び資産運用コンサルティング事業。
- オペレーティング・リース
- 各種設備や資産のオペレーティング・リース。
- 資産運用コンサルティング
- 資産運用に関するアドバイザリーサービス。
製品と技術
AIマッチングアルゴリズムの開発と精度向上
同社のAIマッチングアルゴリズムは、過去の買収実績、商流や販路の拡大可能性、所在地、売上規模といった項目から企業間の親和性を推定し、買手候補をランク付けする。2021年にはPKSHA Technologyと業務提携し、アルゴリズム開発を加速。自社開発の基幹システムにより12,000回を超える改修を重ね、模倣困難な参入障壁を築いている。精度向上のため、買収実績のアップデートや商材情報の精緻化を継続し、属人的判断に依存しないデータ駆動型のマッチングを実現している。
自社開発DXシステムによる業務プロセス改革
同社はM&A業務の全工程をDXで効率化している。ソーシング工程では、社内システムに様々な切り口での検索機能を組み込み、企業選定時間を短縮。アドバイザリー契約時には、自社開発の稟議決裁システムが契約書ドラフトを即座に作成し、ワークフローに添付する。営業管理では、日報や名刺情報を社内データベースに自動紐付けし、リアルタイムで企業情報を更新。全社員のアポイント数や経費を可視化し、マネジメントを効率化している。これらのシステムは自社開発ゆえに日々のマイナーバージョンアップが可能で、効率化速度を高めている。
コンサルティング事業のサービスメニュー
子会社クオンツ・コンサルティングは、テクノロジーコンサルティングと経営戦略コンサルティングの2軸でサービスを提供する。テクノロジーコンサルティングではDX/IT戦略策定、AI活用支援、PMO(プロジェクト管理オフィス)、サイバーセキュリティ対策などを手掛ける。経営戦略コンサルティングではM&A戦略の策定、全社/事業戦略の立案、事業ポートフォリオの見直しを支援する。「現場・現物・現実主義」を掲げ、クライアントが自ら変革を継続できるよう実益を伴う提案と実行支援で伴走する。2025年9月期の売上収益は14.5億円と急成長中だが、人材投資によりセグメント損失が続いている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材サービス業、高収益だが成長鈍化懸念
売上高は166億円と堅調で、営業利益率は28.9%と非常に高い。前期は50.3%とさらに高く、収益性が突出している。同業のジンジブやイシンなどと比較しても利益率はトップクラスだが、売上成長率が前期比ほぼ横ばいであり、市場の成熟や競合の台頭が懸念される。JSHやダイブなども同セクターだが、差別化の程度には疑問が残る。
強み
- 営業利益率約29%は業界平均を大きく上回り、収益力が極めて高い。
- 売上高166億円は同業他社と比較して大きい方で、一定の市場シェアを持つ。
- 高い利益率は効率的なオペレーションや高付加価値サービスを示唆。
- 継続的な受注が可能な顧客基盤があると推測される。
課題
- 前期から今期の売上高がほぼ横ばいであり、成長が鈍化している。
- 前期の50%超から今期29%へ急低下。競争激化やコスト増の兆候。
- 同業他社との具体的なサービス差別化要因が不明で、価格競争に陥るリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がクオンツ総研ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4765SBIグローバルアセットマネジメント | 888億円 | 22.7倍 |
| 2 | 8613丸三証券 | 863億円 | 17.0倍 |
| 3 | 8771イー・ギャランティ | 778億円 | 22.3倍 |
| 4 | 8708アイザワ証券グループ | 698億円 | 20.0倍 |
| 5 | 9619イチネンホールディングス | 641億円 | 8.3倍 |
| 6 | 9552クオンツ総研ホールディングス | 632億円 | 20.7倍 |
| 7 | 8624いちよし証券 | 628億円 | 12.1倍 |
| 8 | 8706極東証券 | 624億円 | 12.7倍 |
| 9 | 7322三十三フィナンシャルグループ | 559億円 | 18.0倍 |
| 10 | 8614東洋証券 | 532億円 | 12.4倍 |
| 11 | 7383ネットプロテクションズホールディングス | 397億円 | 22.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
2018年10月設立、M&A仲介事業を目的として
2018年10月、東京都渋谷区桜丘町においてM&A仲介業務を目的に当社が設立された。設立から間もない2019年1月に本社を港区赤坂へ移転。同年4月、M&Aに関するメディア運営会社コンタクト株式会社の全株式を取得し子会社化したが、翌月には同社を吸収合併し、事業を一体化した。6月には本社を港区六本木に再移転し、9月にはM&Aマッチングプラットフォームの提供を開始。設立1年余りで事業基盤を整え、サービス提供体制を確立した。
2020年、大阪・名古屋拠点開設とAI提携
2020年11月、大阪府大阪市北区に近畿地区の拠点として大阪オフィスを、愛知県名古屋市中村区に東海地区の拠点として名古屋オフィスをそれぞれ開設し、関西・中部地方への営業網を拡大した。2021年1月には、AIアルゴリズム開発において株式会社PKSHA Technologyと業務提携を締結。同社の技術力を活用し、マッチング精度の向上を図った。同年2月には本社を東京都千代田区丸の内(現所在地)へ移転し、事業拡大の体制を整えた。
2022年6月、東京証券取引所グロース市場へ上場
2022年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。これにより公的な資金調達手段を得るとともに、企業としての信用力と知名度が向上。上場後もM&A仲介成約件数は急増し、2022年9月期の成約件数は61件(前期比144%増)、売上収益は39億円(同200%増)と高成長を遂げた。上場はその後の持株会社体制移行やプライム市場昇格への布石となった。
2023年、持株会社体制へ移行しプライム市場に昇格
2023年3月、持株会社体制への移行に伴い商号を株式会社M&A総研ホールディングスへ変更。同年8月には東京証券取引所プライム市場へ市場区分を変更し、投資家層の拡大を図った。さらに10月には株式会社M&Aファイナンシャル(現M&Aプライムグループ)を設立し、グループ内での金融・アドバイザリー機能を強化。同年中に資産運用コンサルティング子会社も設立し、事業ポートフォリオの多角化を進めた。
2024年以降、海外進出とリース事業の新規開拓
2024年10月、シンガポールにM&A Research Institute Singapore Pte. Ltd.を設立し、海外のM&A仲介案件獲得に乗り出した。2025年1月には株式会社総研リースを設立し、オペレーティング・リース事業を新たに開始。これによりM&A仲介・コンサルティングに加え、資産運用とリースの収益源を加えた。2025年9月期の売上収益は166億円、営業利益48億円となり、多角化の一方で利益は前期比で減少した。
年表16件を開く
2010年代
- 2018年10月創業東京都渋谷区桜丘町において、M&A仲介業務を事業目的として当社設立
- 2019年1月本社を東京都港区赤坂に移転
- 2019年4月M&AM&Aに関するメディアを運営するコンタクト株式会社の全株式を取得し、同社を子会社化
- 2019年5月M&A子会社であるコンタクト株式会社を吸収合併
- 2019年6月本社を東京都港区六本木に移転
- 2019年9月M&Aマッチングプラットフォームの提供を開始
2020年代
- 2020年11月大阪府大阪市北区に近畿地区の拠点として大阪オフィスを開設、愛知県名古屋市中村区に東海地区の拠点として名古屋オフィスを開 設
- 2021年1月AIアルゴリズムの開発において株式会社PKSHA Technologyと業務提携
- 2021年2月本社を東京都千代田区丸の内に移転
- 2022年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年2月株式会社資産運用コンサルティングを設立(現連結子会社)
- 2023年3月商号変更持株会社体制 移行 に伴い、株式会社M&A総研 ホールディングスへ商号変更
- 2023年8月東京証券取引所プライム市場への市場区分変更
- 2023年10月株式会社M&Aファイナンシャル(現株式会社M&Aプライムグループ)を設立(現連結子会社)
- 2024年10月M&A Research Institute Singapore Pte. Ltd.を設立(現連結子会社)
- 2025年1月株式会社総研リースを設立(現連結子会社)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
AIとDXによるM&Aプロセス革新
M&A仲介業務のソーシング・マッチング・エグゼキューションを自社開発のAIとDXで効率化し、成約期間短縮と仲介手数料抑制を実現する。過去12,000回以上の改修で構築した参入障壁により、競合との差別化を図る。
- 02
優秀なM&Aアドバイザーの採用と育成
M&A仲介に必要な専門知識や営業力、多様な業界知見を持つ人材を、ビジョンに共感する者に絞って採用。入社時研修や継続的な勉強会、情報共有を通じて早期成長を支援し、組織拡大に耐える人材基盤を強化する。
- 03
AIマッチングの精度向上とシステム投資
買手候補企業抽出の精度を高めるため、AIマッチングアルゴリズムの継続的開発に積極投資する。システム投資は競合との差別化を強固にし、企業価値向上に寄与するため、優先的に実施する。
- 04
案件進捗管理と投資家コミュニケーションの強化
案件ごとの進捗を適時に把握し、業績予想の精度を向上させる。成約希望時期の確認や意思の汲み取りにより見込成約時期の変動を抑制し、大幅変動時は原因と対策を全社共有して改善を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で690人が働いている。
| 決算期 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|
| 2022年9月 | 110 | — |
| 2023年9月 | 258 | — |
| 2024年9月 | 456 | 1,820 |
| 2025年9月 | 690 | 696 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 6 / 海外 1、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社M&A 総合研究所(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社M&Aエグゼクティブパートナーズ(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社M&Aプライムグループ(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外M&A Research Institute Singapore Pte. Ltd. (注)2シンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社資産運用 コンサルティング(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社クオンツ・コンサルティング(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社総研リース(注)2東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は166億円、営業利益は48億円。前期と比べると増収減益で、売上が+0.6%、利益が-42.2%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 223億円 | 166億円 |
| 営業利益 | 58億円 | 48億円 |
| 純利益 | 34億円 | 27億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2026年3Qで、売上は56億円、営業利益は14億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+133.3%、営業利益は+7.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3Q | 28 | 17 | 60.7 | 11 |
| 2023年1Q | 21 | 14 | 66.7 | 10 |
| 2023年2Q | 18 | 9 | 50.0 | 6 |
| 2023年3Q | 24 | 13 | 54.2 | 8 |
| 2024年1Q | 49 | 34 | 69.4 | 22 |
| 2024年2Q | 36 | 15 | 41.7 | 10 |
| 2025年2Q | 77 | 25 | 32.5 | 16 |
| 2026年2Q | 103 | 30 | 29.1 | 19 |
| 2026年3Q | 56 | 14 | 25.0 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年9月期からの7期で、売上は2億円から166億円へ83.0倍に増えた。直近期の営業利益率は28.9%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| M&Aに関するメディアを運営するコンタクト株式会社の全株式を取得し、同社を子会社化 | |||||
| 2019年9月 | 2 | — | 1 | — | 0 |
| 大阪府大阪市北区に近畿地区の拠点として大阪オフィスを開設、愛知県名古屋市中村区に東海地区の拠点として名古屋オフィスを開 設 | |||||
| 2020年9月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2021年9月 | 13 | — | 6 | — | 4 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年9月 | 39 | — | 21 | — | 13 |
| 持株会社体制 移行 に伴い、株式会社M&A総研 ホールディングスへ商号変更 | |||||
| 2023年9月 | 86 | — | 45 | — | 26 |
| M&A Research Institute Singapore Pte. Ltd.を設立(現連結子会社) | |||||
| 2024年9月 | 165 | 83 | 82 | 50.3 | 57 |
| 株式会社総研リースを設立(現連結子会社) | |||||
| 2025年9月 | 166 | 48 | 48 | 28.9 | 27 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高166億円のうち、営業利益として残るのは48億円で28.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の16.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金39.8%66億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.3%52億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益28.9%48億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年9月期は営業CFが13億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは9億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は41億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 0 | 0 | 4 | 0 | 6 |
| 2021年9月 | 7 | −1 | 0 | 6 | 12 |
| 2022年9月 | 21 | −1 | 8 | 20 | 40 |
| 2023年9月 | 40 | −4 | −1 | 36 | 74 |
| 2024年9月 | 57 | −3 | −27 | 54 | 102 |
| 2025年9月 | 13 | −4 | −70 | 9 | 41 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年9月期の総資産は81億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は62.8%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 2 | 1 | 1 | 66.6 |
| 2020年9月 | 6 | 4 | 2 | 66.3 |
| 2021年9月 | 14 | 8 | 6 | 57.5 |
| 2022年9月 | 42 | 29 | 13 | 69.3 |
| 2023年9月 | 86 | 55 | 31 | 67.2 |
| 2024年9月 | 125 | 89 | 36 | 71.2 |
| 2025年9月 | 81 | 51 | 30 | 62.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中18位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中522位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,169で、1年前と比べて-13.4%。過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.7倍 |
| PER (会社予想) | 18.2倍 |
| PBR | 15.79倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月上旬の838円から8月20日には1105円まで上昇し、1か月で25.9%高。8月20日には前日比+15.7%の急伸。25日移動平均線(942円)を約17%上回り、52週高値1414円に近づく。出来高は8月20日に91.8万株と直近平均の約3倍で、買いが優勢。RSIは75.9と買われすぎ圏だが、勢いは強い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER(15.3倍)は業界平均22.4倍を下回り割安感があるが、PBR(6.89倍)は平均3.11倍を大きく上回り高水準。ROE39.2%は極めて高く、成長性を反映したPBRの高さは理解できる。配当利回り0.58%は平均1.71%を下回り、配当政策は消極的。今期業績の減益予想が株価評価の重し。割安と割高の要素が混在。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 20.7倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 18.2倍 | — |
| PBR | 15.79倍 | 3.51倍 |
| ROE | 39.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
急成長後の収益鈍化と高ROEの持続可能性が焦点。2024/9期まで増収増益を続け営業利益率50%超を達成したが、2025/9期予想は売上高横ばいで利益半減。過去の高成長が一服し、今後の成長ドライバーや競合との差別化が問われる。強気派は少人数・高効率モデルの再現性を評価するが、弱気派は市場成熟と競争激化で利益率低下は避けられないとみる。
- 高収益モデルの再現性
少人数営業で50%超の営業利益率を達成。スケールメリットが働く
- 需要構造の安定性
人材派遣は景気変動に左右されにくいストック型収益
- バリュエーションの割安感
PER15倍、ROE39%と成長性を考慮すれば割安
- 売上高166億円と高水準維持通年影響中
FY2025/9売上高166億円、前期比横ばい、安定収益基盤
- ROE39%と超高収益、資本効率優秀通年影響中
ROE39.2%、自己資本利益率極めて高く、株主価値創出
- 事業多角化で新たな収益源期待不定影響弱
クオンツ系サービス、AI需要拡大で新規事業可能性
- PBR6.9倍だが成長プレミアム継続影響弱
過去高成長のバリュエーション、再成長期待
- 成長鈍化と利益率低下
25/9期予想は売上横ばい、営業利益率28.9%へ急低下
- 競合との差別化困難
人材派遣業は参入障壁が低く価格競争に陥りやすい
- 大口顧客依存リスク
特定顧客への依存が高く、契約終了で業績が大きく変動
- 営業利益半減、FY2025/9は48億円通年影響強
営業利益83億→48億円、前期比42%減、利益率低下
- 売上高伸び悩み、前期比横ばい通年影響中
売上高165→166億円、成長鈍化、市場飽和懸念
- 株価1年で36%下落、期待剥落継続影響弱
株価862円、年初比36%安、利益減少を嫌気
- 配当利回り0.58%と低く魅力乏しい継続影響弱
配当利回り0.58%、増配期待薄
- 営業利益率
- 高収益モデルが維持できるか確認する最重要指標
- 派遣社員数・稼働率
- 収益の量的ドライバー。稼働率低下は需要減のシグナル
- 既存顧客からの受注増減率
- ストック収益の安定性を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円。いまの株価に対する利回りは0.00%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ15,287人。区分でいちばん多いのは個人・その他で73.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.3%を占め、残る92.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 81.6 | 72.5 | 66.9 | 73.5 |
| 外国法人 | 5.2 | 13.6 | 16.7 | 16.4 |
| 金融機関 | 11.6 | 9.8 | 13.1 | 5.3 |
| 証券会社 | 1.4 | 3.8 | 2.0 | 2.7 |
| 事業法人 | 0.1 | 0.2 | 1.3 | 2.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.1 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 1.6 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 佐上 峻作 | 57.91 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.28 |
| 03 | BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR ARCUS FUND SICAV - ARCUS JAPAN FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.67 |
| 04 | UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京) | 2.96 |
| 05 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 2.34 |
| 06 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.06 |
| 07 | 塚本 勲 | 0.95 |
| 08 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 0.92 |
| 09 | BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.91 |
| 10 | 上田八木短資株式会社 | 0.89 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-09アーカス・インベストメント・リミテッド新規の大量保有報告3.99%-1.02pt
- 2026-04-15佐上 峻作新規の大量保有報告57.91%+5.09pt
- 2026-04-15佐上 峻作変更報告57.91%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+109%、1株純資産は5期で+1329%。直近期のROEは39.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | −528 | — | — | — |
| 2020年9月 | 0 | — | 1.7 | — |
| 2021年9月 | 7 | 7 | 62.0 | — |
| 2022年9月 | 24 | 51 | 71.6 | 71.5 |
| 2023年9月 | 46 | 97 | 47.3 | 75.0 |
| 2024年9月 | 97 | 153 | 78.3 | 30.9 |
| 2025年9月 | 48 | 94 | 39.2 | 27.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額106百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐上峻作 | 代表取締役 社長 | 35 | 31,328,598 |
| 矢吹明大 | 取締役 | 39 | 163,764 |
| 鏡弘樹 | 取締役 | 32 | 74,424 |
| 水谷亮 | 取締役 | 43 | — |
| 上山亨 | 取締役 | 48 | — |
| 青木美佳 | 取締役 | 45 | — |
| 岡本尚樹 | 常勤監査役 | 53 | — |
| 東陽亮 | 監査役 | 47 | — |
| 熊澤誠 | 監査役 | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 81 | 81 | 27 |
| 社外取締役 | 6 | 25 | 25 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,578字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,558字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,491字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,403字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第8期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2024/10/01-2025/09/30)2026-01-05
- 半期報告書半期報告書-第7期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-20
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-13
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-22
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第4期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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