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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

アールエイジ

EARLY AGE CO., Ltd.3248 · Standard · 不動産業

東京都・千葉県西部で賃貸マンションのサブリースと管理受託を柱とする不動産ストック型企業。

概要

アールエイジは、東京都心部と千葉県西部を主な営業地域とする不動産賃貸・開発企業である。自社所有物件の賃貸運営、サブリース、管理受託を柱とする「運営管理事業」と、競争力の高い賃貸物件を企画開発する「開発販売事業」の2セグメントで構成される。2025年10月期の連結売上高は33億円、従業員17名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

ストック型収益を軸とする運営管理事業

運営管理事業はアールエイジグループの中核であり、売上高の約87%を占める(2025年10月期)。同事業は自社所有物件の賃貸、他社物件のサブリース(一括借り上げ転貸)、管理受託の3本柱で構成される。サブリース物件はオーナーから賃貸管理を委託され、空室リスクを負う代わりに安定的な賃料収入を得る仕組みである。2025年10月期の同事業売上高は28億8千万円、セグメント利益は5億9千万円と前期比5.7%増加した。仲介活動を通じて得るユーザーニーズや賃料動向の情報は、開発販売事業にも還元される。一級建築士事務所としての登録(2002年)も、管理物件の品質維持に寄与している。

都心部に焦点を当てた開発販売事業

開発販売事業は、中長期的な安定収益を見据え、競争力の高い賃貸物件を企画開発する。都心部への人口転入超過を背景に、同事業では都心に特化した開発を進めている。2025年10月期には3棟(23室)を販売したが、前期の大型物件(2棟91室、うち日本オープンエンド不動産投資法人への売却が38.7%を占めた)の反動で売上高は78.4%減の4億9百万円、セグメント利益は81.8%減の9千5百万円となった。販売後も物件はサブリースや管理受託として運営管理事業に組み込まれ、グループ全体の収益基盤を強化する循環構造を持つ。

東京都心と千葉県西部に集約した営業拠点

アールエイジの営業拠点は、歴史的に千葉県船橋市を中心に展開してきたが、2020年までに千葉県内の店舗を船橋店に統合した。現在の店舗は東京都港区の本社と千葉県船橋市の船橋店の2か所である。従業員数は17名と小規模だが、都心部での情報収集と意思決定の迅速化を図っている。本社は2005年に東京都港区赤坂へ移転し、その後現在の所在地となる。上場市場は2007年のマザーズから2018年に市場第二部、2022年の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。

連結子会社が担う建物維持管理とグループ体制

グループは株式会社アールエイジ(持株会社機能を兼ねる)と連結子会社1社で構成される。1997年に分社設立された有限会社アテックスは、2003年に株式会社へ改組し株式会社アールエイジ・テクニカル・サービスと改称した。同社は建物の総合維持管理業務を担い、運営管理事業の品質維持に貢献する。親会社は2021年10月に株式追加取得で支配権を得た株式会社BHAGコーポレーションである。グループ全体の自己資本比率は31.1%(2025年10月期)。単体従業員17名に対し、子会社を含めた連結での従業員数は開示されていない。

業界の中での役割は不動産賃貸管理オペレーターにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
33億円
営業利益
5億円
営業利益率
15.2%
純利益
3億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
運営管理事業29億円87.9%6億円20.7%
開発販売事業4億円12.1%1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01運営管理事業主力

自社所有物件の賃貸、居住用賃貸マンションのサブリース、管理受託物件のマネジメントを行う。仲介活動も展開し、安定的な収益基盤を構築する。

主な製品・サービス2
サブリース(転貸)サービス
大家から物件を一括借り上げし、入居者に転貸する。家賃収入を保証する仕組み。
賃貸管理サービス
入居者募集、賃料管理、建物保守などを行う。

02開発販売事業準主力

都心部にフォーカスした賃貸物件を企画開発。稼働後は自社所有として保有または販売し、運営管理事業の収益源とする。

主な製品・サービス1
賃貸マンション(開発物件)
都心部で競争力の高い賃貸マンションを開発。

製品と技術

自社所有物件の賃貸運営とサブリース事業

中核製品は、自社で保有する賃貸マンション・アパートの運営管理である。さらに、他者所有の物件をサブリース(一括借り上げ)して転貸する事業も行う。サブリース契約では、アールエイジが空室リスクを負う代わりに、入居者からの賃料とオーナーへの支払賃料の差額が収益となる。2025年10月期の運営管理事業売上高の大半がこれら賃貸収入による。管理受託物件では、オーナーから委託を受け、入居者募集・家賃管理・建物保守等のサービスを提供し、手数料収入を得る。全ての物件はグループの一級建築士事務所が品質を監理する。

都心部に特化した賃貸物件の企画開発

開発販売事業では、賃貸市場の二極化を見据え、都心部に焦点を当てた物件を企画開発する。具体的には、土地の仕入れから企画・設計・建設・販売までを一貫して手掛ける。2025年10月期には3棟23室を販売したが、物件規模は前期(2棟91室)より小規模である。開発物件は販売後も、サブリースまたは管理受託として運営管理事業に取り込まれ、グループ全体のストック収益を増やす。都心部での事業用地取得競争が激化する中、情報収集と意思決定の迅速化が競争力の源泉である。

連結子会社が提供する建物維持管理サービス

子会社の株式会社アールエイジ・テクニカル・サービス(旧有限会社アテックス)は、建物の総合維持管理を担う。具体的には、賃貸物件の清掃・修繕・設備管理・リフォーム等をグループ内外に提供する。1997年に分社化され、2003年に株式会社化した。この子会社の存在により、グループの運営管理事業は高品質な維持管理サービスを一貫して提供でき、入居者満足度と物件価値の維持向上に寄与している。ただし、単体の売上高や利益は開示されていない。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

中堅不動産で高収益、内需依存型

不動産業界において、同事業者は戸建分譲を中心に展開する中小規模のプレイヤーです。売上高は40億円前後と小粒ですが、営業利益率は15-19%と大東建託などの業界大手を上回る高水準を維持しています。近年は収益が変動しやすく、2025/10期は減収減益と厳しい局面にあります。同業のファンタジスタやタスキホールディングスも戸建分野で競合するものの、同事業者は単価の高いエリアに特化することで差別化を図っています。ただし、国内住宅市場に依存しており、金利上昇や着工件数の減少が業績に直結するリスクがあります。

強み

  • 営業利益率15%超を維持、業界平均を大きく上回る効率的な運営
  • 高価格帯の住宅需要が見込める地域に集中し、単価向上を実現
  • 小規模組織で固定費を抑制、変動費化により収益変動への耐性向上
  • デザイン性や性能に特化した戸建住宅で他社との差別化に成功

課題

  • 国内住宅着工戸数の減少トレンドが継続、需要減が業績に直撃
  • 単年での売上高変動が大きく、安定した成長軌道に乗り切れていない
  • 売上高40億円程度では、市場変動や原材料高への耐性が弱い

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がアールエイジ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13297東武住販32億円8.0倍
28995誠建設工業31億円125.5倍
33266ファンドクリエーショングループ30億円9.9倍
48938グローム・ホールディングス30億円
58912エリアクエスト29億円20.9倍
63248アールエイジ28億円10.2倍
78836RISE28億円
82997ストレージ王25億円20.9倍
99816ストライダーズ25億円10.8倍
108894REVOLUTION23億円
118946ASIAN STAR18億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

有限会社光建として千葉県佐倉市に創業した1986年

1986年11月、有限会社光建として千葉県佐倉市に資本金300万円で設立された。当初は不動産賃貸業を営んでいたと推測される。1990年9月には有限会社賃貸くんに社名変更。1993年11月、株式会社スリークォーターより賃貸事業および管理事業を譲り受け、本格的に事業を開始した。同時に千葉県船橋市本町5丁目に本社事務所を設置し、津田沼店、西船橋店の2店舗を開設した。同年12月には株式会社へ改組(資本金1000万円)、翌1994年1月に現社名の株式会社アールエイジへ変更された。

千葉県内の店舗網拡大と本社の東京移転(1994年~2001年)

1994年6月に千葉県松戸市に松戸店を開設。同年7月には本社を東京都中央区八重洲2丁目へ移転し、事業エリアを都心へ拡大した。1996年12月には行徳店、1997年3月には柏店を開設し、千葉県内の店舗網を広げた。1997年5月には建物総合維持管理部門を分社化し、有限会社アテックス(後の株式会社アールエイジ・テクニカル・サービス)を設立した。2001年1月には東京都杉並区に高円寺店を開設。同年5月に本社を千葉県船橋市本町5丁目へ戻し、地域密着型の経営を継続した。

住宅販売子会社の設立・清算と一級建築士事務所登録(2002年~2005年)

2002年12月、一級建築士事務所として登録し、自社開発物件の設計・監理能力を強化した。2003年2月には住宅販売の子会社として有限会社アールエイジ住宅販売を設立(資本金300万円)したが、グループ内の販売効率化を目的に2005年8月に清算された。同年10月には千葉県内の行徳店を西船橋店に統合。11月には本社を東京都港区赤坂2丁目へ移転し、現在の所在地となる。2006年3月には柏店を松戸店に統合し、店舗の集約を進めた。

東京証券取引所マザーズ上場と市場変更(2007年~2022年)

2007年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。2015年9月に西船橋店を船橋店に、2017年5月に津田沼店を船橋店に、2020年5月に松戸店を船橋店にそれぞれ統合し、千葉県内の営業拠点を船橋店に一本化した。2018年3月には東京証券取引所市場第二部へ市場変更。2021年10月には株式会社BHAGコーポレーションが追加株式取得により親会社となった。2022年4月の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行し現在に至る。

年表29件を開く

1980年代

  • 1986年11月創業有限会社光建として千葉県佐倉市に設立(資本金3百万円)

1990年代

  • 1990年9月商号変更有限会社賃貸くんに社名変更
  • 1993年11月株式会社スリークォーターより賃貸事業および管理事業を引継ぎ事業開始
  • 1993年11月千葉県船橋市本町5丁目に本社事務所設置
  • 1993年11月千葉県船橋市前原西2丁目に津田沼店を開設
  • 1993年11月千葉県船橋市西船4丁目に西船橋店を開設
  • 1993年12月株式会社に改組(資本金10百万円)
  • 1994年1月商号変更株式会社アールエイジに社名変更
  • 1994年6月千葉県松戸市本町に松戸店を開設
  • 1994年7月本社を東京都中央区八重洲2丁目に移転
  • 1996年12月千葉県市川市行徳駅前2丁目に行徳店開設
  • 1997年3月千葉県柏市柏2丁目に柏店開設
  • 1997年5月建物総合維持管理部門を分社し、千葉県船橋市東船橋3丁目に有限会社アテックス(現社名:株式会社アールエイジ・テクニカル・サービス=現連結子会社)を設立(資本金3百万円)

2000年代

  • 2001年1月東京都杉並区高円寺南4丁目に高円寺店開設
  • 2001年5月本社を千葉県船橋市本町5丁目に移転
  • 2002年12月一級建築士事務所として登録
  • 2003年2月住宅販売の子会社として、千葉県船橋市本町6丁目に有限会社アールエイジ住宅販売を設立(資本金3百万円)
  • 2003年4月商号変更有限会社アテックスを株式会社へ改組するとともに、社名を株式会社アールエイジ・テクニカル・サービスに変更
  • 2005年8月グループの住宅販売部門の効率化を図るため有限会社アールエイジ住宅販売を清算
  • 2005年10月M&A千葉県内の行徳店を西船橋店に統合
  • 2005年11月本社を東京都港区赤坂2丁目に移転
  • 2006年3月M&A千葉県内の柏店を松戸店に統合
  • 2007年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2010年代

  • 2015年9月M&A千葉県内の西船橋店を船橋店に統合
  • 2017年5月M&A千葉県内の津田沼店を船橋店に統合
  • 2018年3月東京証券取引所市場第二部に市場変更

2020年代

  • 2020年5月M&A千葉県内の松戸店を船橋店に統合
  • 2021年10月株式会社BHAGコーポレーションが、当社の株式を追加取得し、当社の親会社となる
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    顧客中心主義の徹底

    創業以来、お客様目線で物事を捉え、顧客のニーズに応えたサービスを提供し続けることを全社員が心がける。

  2. 02

    運営管理事業を中核とした安定成長

    自社所有物件とサブリース物件の賃貸運営を中核とし、安定的かつ持続的な成長を目指す。賃貸仲介サービスで得たユーザーニーズを活かし、競争力の高い物件を供給する。

  3. 03

    都心部に焦点を合わせた開発

    賃貸市場の二極化に対応するため、都心部を中心とした物件開発を行い、高品質な賃貸事業用不動産の企画開発に注力する。

  4. 04

    迅速な意思決定による優良用地取得

    事業用地取得競争が激化する中、情報収集から意思決定までのプロセスを迅速化し、専門性とネットワークを活かして優良な事業用地を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で17人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は545万円で、9期前と比べて+23.7%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は9.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月34
2017年10月36
2018年10月37
2019年10月44031.05.929
2020年10月44732.66.724
2021年10月43633.36.722
2022年10月44535.97.721
2023年10月46937.08.517
2024年10月49438.710.2156,000
2025年10月54538.49.9172,941

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
自社所有物件 — 東京都内及び千葉県内121億円
運営管理事業
本社 — 東京都港区20百万円
全事業
船橋店 — 千葉県船橋市2百万円
運営管理事業
コインパーキング設備 — 東京都内及び千葉県内2百万円
運営管理事業
高円寺店 — 東京都杉並区0百万円
運営管理事業
本社 — 千葉県船橋市0百万円
運営管理事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社BHAGコーポレーション
    東京都千代田区
    議決権50.2%
  • 国内
    株式会社アールエイジ・テクニカル・サービス
    千葉県船橋市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は33億円営業利益5億円前期と比べると減収減益で、売上が-29.8%、利益が-44.4%。

売上高
-29.8%
33億円
営業利益
-44.4%
5億円
純利益
-40.0%
3億円
営業利益率
15.2%
前期比 -4.0%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高31億円33億円
営業利益5億円5億円
純利益2億円3億円
1株あたり配当¥36¥36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−5.6%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q9111.11
2023年2Q10220.01
2023年3Q8112.51
2023年4Q70
2024年1Q7114.30
2024年2Q25624.05
2024年4Q15213.30
2025年2Q18316.72
2025年4Q15213.31
2026年2Q17317.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は39億円から33億円へ85%に減った。直近期の営業利益率は15.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年10月3942
2013年10月3642
2014年10月3742
千葉県内の西船橋店を船橋店に統合
2015年10月4142
2016年10月4143
千葉県内の津田沼店を船橋店に統合
2017年10月3953
2018年10月4264
2019年10月3553
千葉県内の松戸店を船橋店に統合
2020年10月3653
2021年10月3343
2022年10月3764
2023年10月3453
2024年10月479819.15
2025年10月335415.23

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高33億円のうち、営業利益として残るのは5億円15.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の9.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.7%23億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.2%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.2%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.6pt
15.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
9.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.9pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが4億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは−13億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は13億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月3−61−38
2013年10月1−86−77
2014年10月2−32−19
2015年10月4−107−611
2016年10月3−42−111
2017年10月−2−57−711
2018年10月3−79−415
2019年10月−1−67−714
2020年10月8−144−613
2021年10月4−148−1010
2022年10月12−5−8710
2023年10月8−101−29
2024年10月21−141718
2025年10月4−178−1313

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は152億円。このうち返さなくてよい自己資本が47億円で、自己資本比率は31.1%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月58193931.8
2013年10月67204730.2
2014年10月71224930.8
2015年10月80245629.6
2016年10月86266030.1
2017年10月95286729.6
2018年10月107317629.0
2019年10月117348328.6
2020年10月124368828.8
2021年10月134379727.8
2022年10月132399329.7
2023年10月135419430.7
2024年10月144469831.7
2025年10月1524710531.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
45億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
105億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中35位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中128位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
15.2%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.1%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-29.8%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥888で、1年前と比べて+3.0%過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。

¥888-0.3%1ヶ月+0.1%1年+3.0%時価総額28億円
過去52週の値幅
安値¥807高値¥925

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.2倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR0.58倍
配当利回り4.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+1.72%と堅調で、8月14日は885円。25日線(880円)を上回り、75日線(866円)、200日線(854円)の上に位置。52週高値925円には-4%の水準で、RSIは53.13と中立。出来高は7月の平均約1,600株から8月14日に1,100株と小幅減少。トレンドは緩やかな上昇で、底固めの展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

当期実績PERが10.15倍と同業界平均14.78倍を約31%下回り、予想PER12.2倍でも割安水準です。PBRは0.58倍と同業界平均1.81倍を大きく下回り、ROE6%に対して資産価値の割安感が顕著です。配当利回り4.07%は同業界平均3.03%を上回り、株主還元も厚いです。ただし、ROEが低く収益性の改善余地があり、売上高が直近期で減少傾向にある点は留意です。割安ではあるが、成長性と収益性の両面で課題を抱える銘柄といえます。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.2倍14.9倍
PER (予想)12.2倍
PBR0.58倍1.84倍
ROE6.0%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は年により変動が激しいが、営業利益率は15%前後と高収益体質。強気派は、中古マンション再生需要の堅調さや、不動産市況の底堅さを背景に、高収益が続くとの見方をする。弱気派は、売上高の振幅が大きく業績の安定性に欠けることや、今期は減収を見込んでおり、不動産市況の変化に敏感なビジネスモデルを懸念する。配当利回り4%超が下支えとなるか。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率15%前後と業界でも高い水準を維持。

  • 不動産需要

    中古マンション市場は底堅く、再生事業に追い風。

  • 株主還元

    配当利回り4%超と高い還元姿勢。

  • 前期は営業利益9億円・利益率19.15%通年影響

    FY2024/10は売上高47億円、営業利益9億円、営業利益率19.15%と高収益

  • PBR0.58倍と純資産の大幅割れ継続影響

    PBR0.5826倍で、株価が1株当たり純資産に比べ4割以上安い

  • 配当利回り4.07%と高利回り通年影響

    配当利回り4.07%で、株価下落時にはインカム需要が下支え

  • 株価は1年で8.18%上昇継続影響

    過去1年で株価は8.18%上昇、不動産セクターの中では底堅い

マイナスに働く材料7
  • 業績の振幅

    売上高は年度により大きく変動し、予測が困難。

  • 市況依存

    不動産価格や金利変動の影響を受けやすい。

  • 減収懸念

    直近は減収で、先行き不透明感。

  • 売上高47億→33億円に急減通年影響

    売上高は47億円から33億円へ29.8%減少、事業環境の悪化が顕著

  • 営業利益率19.15%→15.15%に低下通年影響

    営業利益率が19.15%から15.15%へ4pt低下、収益構造が悪化

  • 純利益5億→3億円と4割減通年影響

    純利益は5億円から3億円へ40%減少、配当原資が目減り

  • 予想PER12.2倍は減益示唆決算発表後影響

    実績PER10.15倍に対し予想PER12.2倍と来期利益減を織り込む

次の決算で確かめる点
売上高の変動率
業績の安定性を評価するため。
中古マンション仕入価格
仕入れ価格の動向が利益率に直結するため。
受注残高
今後の売上高の目途を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり36で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.05%。

年間配当
¥36
1株あたり
配当利回り
4.05%
いまの株価に対して
配当性向
40.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月2124.8
2017年10月2519.026.0
2018年10月3020.025.7
2019年10月28−6.726.1
2020年10月280.029.2
2021年10月280.033.4
2022年10月3110.725.7
2023年10月336.531.2
2024年10月369.121.4
2025年10月360.040.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥36

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ3,554人。区分でいちばん多いのは事業法人50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.8%を占め、残る49.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
事業法人30.750.651.651.551.850.8
個人・その他63.145.944.545.444.745.2
証券会社5.02.22.32.02.32.8
外国法人1.21.11.00.91.01.2
金融機関0.00.10.60.20.20.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社BHAGコーポレーション50.02
02向井山 達也3.91
03大川 真美3.77
04内藤 征吾2.98
05若杉 精三郎2.86
06笠原 賢一1.96
07金室 貴久1.65
08株式会社SBI証券1.53
09小西 宏明1.49
10肥田 亘1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+29%、1株純資産は14期で+153%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月6858712.25.624.0
2013年10月7363311.98.423.7
2014年10月7669011.48.724.6
2015年10月7774710.88.724.5
2016年10月8481210.76.224.8
2017年10月9888711.58.426.0
2018年10月11997912.76.425.7
2019年10月1061,05310.46.226.1
2020年10月951,1218.76.229.2
2021年10月811,1747.17.733.4
2022年10月1181,2299.86.125.7
2023年10月1031,3008.17.231.2
2024年10月1671,43412.25.021.4
2025年10月881,4866.09.540.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/10期の役員報酬は総額85百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
向井山達也代表取締役59124,300
笠原賢一専務取締役 空間事業本部長5762,200
松原愛取締役 管理本部長461,000
秋谷嘉徳取締役 空間事業本部 運営管理部長42200
浅野彰博取締役(監査等委員)75
岩﨑剛幸取締役(監査等委員)57
荒内智美取締役(監査等委員)38

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4808020
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容473字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社および当社の関係会社(親会社1社および連結子会社1社)により構成されており、東京都及び千葉県西部を主たる営業地域として、「運営管理事業」、「開発販売事業」を行っております。 事業の中核は、自社所有物件の賃貸等、居住用賃貸マンション等のサブリース及び管理受託物件のマネジメント等を行う「運営管理事業」であります。このストック型事業を柱に安定的持続的成長を目指しております。また、「運営管理事業」の仲介活動は、活動を通じてユーザーの多様化するニーズや賃料傾向等の動向を把握する重要な役割を担っております。 「開発販売事業」では、中長期の安定収入の確保が第一義である賃貸物件市場において競争力の高い物件を企画開発しております。市場の更なる二極化を見据え、都心部にフォーカスした開発を行っております。稼働後は、自社所有物件として、販売後もサブリースまたは管理受託物件として「運営管理事業」における収益の源泉として寄与しております。 上記に述べた事項を事業系統図によって示すと下記のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題996字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (経営方針) 当社グループは、創業以来徹底したお客様中心主義を掲げ、常にお客様目線で物事を捉え、お客様の立場で物事を判断することを、全ての社員が心がけております。私達はお客様の声に真摯に耳を傾け、ニーズに応えたサービスを提供し続けてまいります。 (経営戦略等) 当社グループは、自社所有物件、サブリース物件の賃貸運営を行う「運営管理事業」を中核事業とし、安定的かつ持続的に成長することを目指しております。賃貸仲介サービスを通じてユーザーの多様化するニーズを得られることが私たちの強みであり、それを独自の企画開発力で具現化し、競争力の高い物件供給を行っております。特に、近年は賃貸市場の更なる二極化に備え、都心部に焦点を合わせた開発を行っております。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、運営管理事業を柱に、ユーザー本位の使い方・住まい方のできる空間を創造する企業を目指し、長期的には売上高経常利益率の向上を重視して経営に取り組んでまいります。 (経営環境) 当社グループが属する不動産業界におきまして、不動産価格の高騰、建築資材の供給制約に伴う建築コストの増加、金利上昇等の懸念が顕在化しつつありますが、主たる事業エリアである都心部においては、人口転入超過を背景に住宅賃料は上昇基調を強めるなど需要は底堅く推移しております。 (事業及び財務上の対処すべき課題) 当社グループの事業領域である不動産市場においては、不動産価格の高騰や建築資材の供給制約に伴う建築コスト増加、金利上昇等の懸念材料が顕在化してきております。 一方、都心部への人口転入超過が示すよう賃貸需要は大変底堅く推移しております。また、国内勢、海外勢ともに都心部への投資意欲は旺盛であります。都心部における新規事業用地の取得は厳しさを増してきており、情報取得から計画立案、意思決定に至るまでの過程をより迅速に行い、優良な事業用地の取得に努め、培ってきた高い専門性とネットワークを生かし、競争力の高い良質な賃貸事業用不動産の企画開発に注力してまいります。
事業等のリスク2,844字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在の状況に対する判断に基づくものであります。 <特に重要なリスク> (1)不動産市況について 不動産価格の下落している局面においては、買い控えにより下落に拍車がかかり、不動産の流動性の著しい低下、棚卸資産の評価損や固定資産の減損の発生により業績に影響が出る可能性があります。物件の仕入れについても、地価の乱高下が続いた場合や競合の激化により有用な情報の入手が困難になった場合には自社開発物件が計画どおり供給できない可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [ リスク対応策 ] 当社グループは、保有物件について、自社の不動産鑑定基準を定め毎決算期に評価を行っております。開発、保有する不動産は賃料収益を生む賃貸事業用の不動産であるため、価格の下落や流動性低下の局面においても影響は限定的になると予想しております。 (2)市況の変動による開発販売事業の在庫リスクについて 当社は、マーケット分析や事業計画を十分に検討した上で土地を厳選して取得し、賃貸事業用不動産の企画、開発を行っております。しかしながら、突発的な市況の変動、建物調達コストの変動、想定外の金利の上昇、金融市場の信用収縮等が生じた場合等には、当初計画どおりの販売を行えない可能性があります。その場合は在庫として滞留することとなり、当社の業績及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 [ リスク対応策 ] 定期的に景気動向・不動産市況等のモニタリングを行うとともに、エリア・規模・物件特性に応じたマーケット感の醸成、投資判断力の強化により、リスクの低減に努めております。また、長期的な資金調達を行うことでもリスク低減に努めております。 (3)有利子負債依存度および資金調達について 当社グループは、開発販売事業及び運営管理事業における賃貸事業用不動産の取得資金を、主に金融機関からの借入金によって調達しております。したがって事業拡大の過程においては営業活動のキャッシュ・フローと投資活動のキャッシュ・フロー(以下、総称してフリー・キャッシュ・フローといいます。)が継続的にマイナスとなり、それを財務活動により補う傾向にあるとともに、総資産に対する有利子負債の割合が高まる傾向があります。 また、金融環境の変化や当社の信用力低下により資金調達が十分に行われない場合には、個別プロジェクト進捗と当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループのキャッシュ・フローおよび有利子負債の状況は下記のとおりであります。 (単位:千円) 決算年月   2024年10月   2025年10月 営業活動によるキャッシュ・フロー   2,087,356   449,147 投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,351,185   △1,695,742 (フリー・キャッシュ・フロー合計) 736,170 △1,246,594 財務活動によるキャッシュ・フロー 118,265 784,606 1年内返済予定の長期借入金 753,189 1,178,229 長期借入金 8,033,595 8,507,551 有利子負債合計    A 8,786,784 9,685,780 総資産額 B 14,398,158 15,186,478 有利子負債依存度 A/B 61.03% 63.78% 棚卸資産残高 1,472,423 561,025 有形固定資産残高 10,421,183 12,622,131 [ リスク対応策 ] ① 資金調達に関して、特定の金融機関に偏ることなく、個別プロジェクトごとに金融機関と協議を行い、金融機関による客観的評価を経た上で借入を実施しております。 ② コアバンク以外にも、資金調達の裾野を広げる努力をいたしております。 (4)個人情報の管理について 当社グループが行っている事業においては、多くの顧客の個人情報を保有しています。当社グループでは、個人情報保護規程を制定し、情報管理に関する規程及び運用マニュアル等によって、個人情報管理の強化と徹底を図っております。しかしながら、不測の事態により、当社グループが保有する顧客情報が社外へ漏洩した場合等には、顧客への信用低下やトラブル解決のための費用負担等により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 [ リスク対応策 ] 当社グループでは、個人情報保護規程を定め、従業員への周知徹底をしております。また、ソフトウエアや機器でのセキュリティ対策、社員教育を実施し、リスクが顕在化しないように努めております。 <重要なリスク> (1)主要事業の法的規制について 宅地建物取引業法、賃貸住宅管理業法・建築基準法・都市計画法その他不動産関連法制、建設業法、建築士法等建築に関する法令をはじめとして、当社グループの各事業の遂行に関連する法令の改廃や新たに法的規制が設けられた場合には、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 <提出会社が取得している免許・許可> 法令名等   免許・許可の内容   有効期間 宅地建物取引業法   国土交通大臣(7) 第5209号   2022年4月29日から2027年4月28日まで 賃貸住宅管理業法   国土交通大臣(1) 第6996号   2022年7月2日から2027年7月1日まで 建築士法   東京都知事 一級第51911号   2021年3月10日から2026年3月9日まで [リスク対応策] 関連法令の改廃情報及び監督官庁からの発信文書の内容をコンプライアンス担当部署が協議、検討し、課題等の早期把握や対応に努めております。 (2)人材の確保・育成について 当社グループの事業は、各事業の連携とそこから生まれる事業間のシナジーにより、顧客のニーズを具現化する商品・サービスの実現を目指しております。そのためには、幅広い知識と経験を有する優秀な人材の確保・育成が不可欠となっております。そうした中、当社グループでは採用から育成にいたる環境整備に積極的に取り組んでいく方針でありますが、今後、当社グループが求める人材の確保・育成が計画どおり進まなかった場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [ リスク対応策 ] 当社グループでは、実績、専門性を備えた中途従業員の採用を推進しております。また、多様な働き方の提供、適正を重視した配置など従業員のモチベーションを高める諸施策により定着・育成に注力しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,875字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社・連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、持続する物価上昇、米国の通商政策の動向、中国経済の成長鈍化などにより、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 当社グループが属する不動産業界におきましては、主たる事業エリアである都心部において、人口転入超過を背景に住宅賃料は上昇基調を持続し、需要は底堅く推移しております。 このような状況の下、当社グループは運営管理事業で安定収益を確保しつつ、都心部にフォーカスした優良な賃貸事業用不動産の企画開発に注力してまいりました。 この結果、連結会計年度の経営成績は、計画比順調に推移しましたが、前期の大型物件売却の反動により、売上高は3,289,922千円(前期:4,725,523千円、前期比:30.4%減)、営業利益は506,538千円(前期:890,588千円、前期比:43.1%減)、経常利益は404,171千円(前期:814,443千円、前期比:50.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は280,133千円(前期:529,845千円、前期比:47.1%減)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 <運営管理事業> 当セグメントにおきましては、賃貸事業用不動産(社有及びサブリース物件)の運営、管理受託物件のサービス提供にあたり、品質の向上、効率化を主眼にグループ一丸で取り組んでまいりました。この結果、運営管理事業の売上高は2,880,482千円(前期:2,851,841千円、前期比:1.0%増)、セグメント利益は588,984千円(前期:557,206千円、前期比:5.7%増)となりました。 <開発販売事業> 当セグメントにおきましては、賃貸事業用不動産3棟(23室)(前期:2棟91室)を販売いたしました。この結果、開発販売事業の売上高は409,440千円(前期:1,892,195千円、前期比:78.4%減)、セグメント利益は95,346千円(前期:523,297千円、前期比:81.8%減)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産の状況) 当連結会計年度末における総資産は15,186,478千円となり、前連結会計年度末に比べ788,319千円増加しました。これは主として、賃貸事業用不動産の目的変更及び売却により販売用不動産が911,398千円、法人税等の支払い等により現金及び預金が461,987千円減少し、新規開発用土地の仕入及び賃貸事業用不動産の目的変更等により有形固定資産が2,200,948千円増加したことによるものであります。 (負債の状況) 当連結会計年度末における負債合計は10,458,710千円となり、前連結会計年度末に比べ621,781千円増加しました。これは主として、長期借入金が473,955千円増加したことによるものであります。 (純資産の状況) 当連結会計年度末における純資産は4,727,768千円となり、前連結会計年度末に比べ166,538千円増加しました。これは主として、利益剰余金の増加165,624千円であります。これらの結果、自己資本比率は31.1%となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末から461,987千円減少し、1,313,321千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と変動の要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、1年間で増加した資金は449,147千円(前期は2,087,356千円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益404,171千円、減価償却費により235,792千円及び賃貸事業用不動産の売却等により棚卸資産が減少し222,655千円資金が増加し、法人税等の支払額394,971千円等により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、1年間で減少した資金は1,695,742千円(前期は1,351,185千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,693,698千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、1年間で増加した資金は784,606千円(前期は118,265千円の増加)となりました。これは主に、長期借入金の借入及び返済により898,996千円増加し、配当金の支払いにより114,388千円減少したことによるものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 該当事項はありません。 ② 受注実績 当社グループは、受注開発を行っていないため、受注残高はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前年同期比(%) 運営管理事業(千円)   2,880,482   1.0 開発販売事業(千円)   409,440   △78.4 合計(千円)   3,289,922   △30.4 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年11月1日    至 2024年10月31日)   当連結会計年度 (自 2024年11月1日    至 2025年10月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 日本オープンエンド不動産投資法人   1,828,748   38.7   -   - 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は15,186,478千円となり、前連結会計年度末に比べ788,319千円増加しました。これは主として、賃貸事業用不動産の目的変更及び売却により販売用不動産が911,398千円、法人税等の支払い等により現金及び預金が461,987千円減少し、新規開発用土地の仕入及び賃貸事業用不動産の目的変更等により有形固定資産が2,200,948千円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における負債合計は10,458,710千円となり、前連結会計年度末に比べ621,781千円増加しました。これは主として、長期借入金が473,955千円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における純資産は4,727,768千円となり、前連結会計年度末に比べ166,538千円増加しました。これは主として、利益剰余金の増加165,624千円であります。これらの結果、自己資本比率は31.1%となりました。 (2)経営成績の分析 ① 売上高 当社グループの当連結会計年度の売上高は3,289,922千円(前期:4,725,523千円、前期比:30.4%減)となりました。 運営管理事業におきましては、賃貸事業用不動産(社有及びサブリース物件)の運営、管理受託物件のサービス提供にあたり、品質の向上、効率化を主眼にグループ一丸で取り組んでまいりました。この結果、運営管理事業の売上高は2,880,482千円(前期:2,851,841千円、前期比:1.0%増)となりました。 開発販売事業におきましては、賃貸事業用不動産3棟(23室)(前期:2棟91室)を販売いたしました。この結果、開発販売事業の売上高は409,440千円(前期:1,892,195千円、前期比:78.4%減)となりました。 ② 売上総利益 売上総利益は、前期比29.4%減の1,038,308千円となり、売上総利益率は前期比0.5ポイント増加し、31.6%となりました。 ③ 販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は、人件費及び租税公課の減少等により前期比8.3%減の531,769千円となりました。 ④ 営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益 上記の要因により、当連結会計年度の営業利益は506,538千円(前期:890,588千円、前期比:43.1%減)、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、404,171千円(前期:814,443千円、前期比:50.4%減)、280,133千円(前期:529,845千円、前期比:47.1%減)となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 1.経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、開発販売事業における事業用地の取得及び建築工事代金等のプロジェクト資金であります。資金調達につきましては、各プロジェクトごとに調達しており、調達コストの低減に留意しつつ、取引金融機関からの借入金を主体に調達しております。 なお、有利子負債依存度及び資金調達については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク(3)有利子負債依存度および資金調達について」に記載のとおりであります。 (4)経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (5)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指数等 当社グループは、自社所有物件及びサブリース物件の運営、管理受託物件のサービス提供を行う「運営管理事業」を柱に安定的、持続的な成長を目指し、売上高経常利益率の向上を重要な指標として位置づけております。当連結会計年度の売上高経常利益率は12.2%(前期:17.2%)となりました。開発販売事業において、前期の大型物件売却の反動により、同事業の営業利益が81.8%減少したことにより、売上高経常利益率が減少しました。 今後も当社グループは一丸となって企業価値の向上を図りつつ、持続的な成長を目指してまいります。 (6)経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 (7)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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