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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

グローム・ホールディングス

GLOME Holdings, Inc.8938 · Growth · 不動産業

医療機関への経営指導を核に、病床約5,000床のアライアンス網を持つ医療経営支援会社。

概要

グローム・ホールディングスは、医療機関向け経営支援サービスを主力とする企業である。1987年に不動産会社として設立され、2018年に医療関連事業へ本格転換。2026年3月期の連結売上高は20億円、従業員73名。アライアンス先医療機関50施設、総病床数4,826床に対して経営指導や人材支援などを提供する。北海道に2件の商業施設を保有し不動産賃貸も継続する。東証グロース市場上場。

医療関連事業が売上の9割を占める構成

2026年3月期、医療関連事業の売上高は18億69百万円で全社売上高20億3百万円の93.3%を占める。同事業はアライアンス先医療機関への重層的なサービス提供が収益源であり、2026年3月末時点で50施設・4,826床と契約している。内訳は病院24施設(3,484床)、介護老人保健施設12施設(1,230床)、有床診療所8施設(112床)など。病床の過半は精神科病床(2,056床)である。しかし近年はアライアンス先の減少傾向が続き、病床数はピークの6,000床(2022年1月)から減少している。

収益構造と利益率の変化

医療関連事業セグメントの営業利益は3億19百万円(営業利益率17.1%)。前年同期比12.1%増益だが、売上高は1.8%減収と縮小している。一方、不動産関連事業は売上高1億34百万円、営業利益49百万円(利益率36.6%)と高水準だが、事業規模は小さい。全社ベースでは営業損失37百万円、経常損失358百万円、親会社株主帰属当期純損失538百万円と赤字。主因は持分法適用関連会社の株式売却に伴う投資損失313百万円と減損損失71百万円。財務面では現金及び現金同等物25億46百万円を保有。有利子負債は僅少である。

子会社構成による事業分担

グループは持株会社グローム・ホールディングスと4つの連結子会社で構成される。グローム・マネジメントが医療機関への経営指導・IT化支援・ホスピス住宅運営等を、グローム・ワークサポートが人事研修・職業紹介・事務請負を担う。グローム・インターナショナルは海外在住患者の国内医療機関紹介、オンライン診療紹介を行う。2023年8月に子会社化した福山医療器は医療機器・介護機器の販売修理に加え、系統用蓄電所事業を開始した。各子会社が医療機関の経営課題に対しワンストップで対応する体制を構築している。

業界の中での役割は医療機関向け経営指導・各種支援サービスの提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
20億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
-5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
医療関連19億円95.0%3億円15.8%
不動産関連1億円5.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医療主力

アライアンス先医療機関(50施設・4,826床)に対し、経営・管理・運営の指導、連携支援、医療機器・薬剤の購入支援、人材研修、業務請負など重層的なサービスを提供。対価として業務委託報酬を受領。

アライアンス先50施設・4,826床

主な製品・サービス2
経営指導サービス
医療機関の経営・管理・運営の指導、他医療機関との連携支援、保険・医療・福祉関連の情報提供など。
医療機器購入支援
医療機器の購入支援、薬剤購入支援、在庫管理支援など。

02不動産副次

北海道の商業施設2物件を賃貸する。過去の不動産事業は縮小し、現在は賃貸のみ。

製品と技術

医療機関向け経営支援サービスの全体像

グローム・マネジメントが提供するサービスは多岐にわたる。経営・管理・運営の指導、他医療機関との連携支援、保険・医療・福祉関連の情報提供、医療機器購入支援、薬剤購入支援、在庫管理支援、給食事業支援、貸金業、IT化支援、不動産施設管理支援、医療法人等の事業承継助言、ホスピス住宅の運営など。これらをアライアンス先にワンストップで提供し、業務委託報酬を得る。病院(特に精神科)や介護施設が中心で、2026年3月末の病床数構成は精神科2,056床、一般762床、療養333床、介護医療院等333床。

人材支援と海外事業

グローム・ワークサポートは人事・労務分野の支援を専門とする。研修、人事制度構築支援、諸規程制定支援、有料職業紹介、事務業務の請負を提供。深刻化する医療人材不足に対応するため、海外人材の病院紹介支援にも注力する。子会社グローム・インターナショナルは海外在住患者に対する国内医療機関の紹介やオンライン診療の紹介を行う。これらの人材・海外関連サービスは、アライアンス先医療機関の経営課題解決に貢献する。福山医療器との連携により、医療機器・材料の安定供給も強化している。

福山医療器による医療機器販売と蓄電所事業

2023年9月に子会社化した福山医療器株式会社は、医療機器、介護機器、介護用品、福祉用具の販売および修理・点検を行う。グループの医療関連事業における機器購入支援と連携し、スケールメリットを活かしたコスト削減を目指す。2026年5月からは系統用蓄電所事業を開始。再生可能エネルギーの普及に伴う電力需給調整に貢献するビジネスであり、医療事業と並ぶ新たな成長の柱に位置づけられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 医療アライアンス先50施設・4,826床

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

中小規模不動産、収益低迷で再建途上

グローム・ホールディングスは不動産業で、売上高20億円程度と小規模。営業利益率は0%と収益性は低い。同業の大東建託は国内最大手で規模が大きく、タスキHDなど中小企業と競合する可能性がある。業界全体として不動産賃貸・販売需要はあるが、競争激化により収益改善が急務。

強み

  • 規模が小さいため、意思決定が速く、ニッチな需要に柔軟に対応できる。
  • 特定の地域に集中することで、地域密着型のサービスを提供可能。
  • 固定費が低く、景気変動に柔軟に対応できる可能性がある。
  • 収益が低迷しているが、事業再編や新規分野開拓で改善の余地がある。

課題

  • 営業利益率が0%と低く、事業の持続可能性に懸念がある。
  • 大手に比べ資金力・ブランド力で劣り、競争で不利。
  • 不動産市況の変動や規制強化により、業績が悪化するリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がグローム・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13469デュアルタップ36億円75.8倍
23494マリオン35億円7.6倍
33297東武住販32億円8.0倍
48995誠建設工業31億円125.5倍
58938グローム・ホールディングス30億円
63266ファンドクリエーショングループ30億円9.9倍
78912エリアクエスト29億円20.9倍
83248アールエイジ28億円10.2倍
98836RISE28億円
102997ストレージ王25億円20.9倍
119816ストライダーズ25億円10.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

不動産会社としての出発と上場(1987-2005)

1987年6月に株式会社フォルザインターナショナルとして設立。1992年7月に商号を本荘エステート株式会社に変更し、不動産賃貸事業を開始した。1995年7月には株式会社ロジコムと再改名。2005年3月、大阪証券取引所ヘラクレスに上場。2013年7月の東証・大証統合により東証JASDAQ(グロース)に上場となった。この間、売上高は年間6~7億円程度で推移し、純利益も数億円の範囲で安定していた。

持株会社体制への移行と医療事業への転換(2016-2018)

2016年10月、持株会社制へ移行し商号をLCホールディングス株式会社に変更。この時期より事業ポートフォリオの転換が始まる。2017年10月に子会社株式会社LCメディコム(現グローム・マネジメント)を設立し、医療機関向けサービスの基盤を整備。2018年6月には不動産関連事業から医療関連事業への本格的転換に着手すると表明。同年8月にはグローム・コネクト(現グローム・ワークサポート)を設立し、医療人材支援事業を追加した。病床数も2018年9月時点で2,000床を突破し、急速に拡大した。

病床数急拡大と商号変更(2019-2021)

2019年10月、商号をグローム・ホールディングス株式会社に変更。同時に子会社もグローム・マネジメントに統一した。病床数は2019年12月に3,000床、2021年1月に4,000床、2021年8月に5,000床と右肩上がりで増加。2021年1月にはグローム・ワークサポートに商号変更し、人材サービスを強化した。この成長により売上高は2019年3月期の14億8千万円から2020年3月期8億3千万円に一時減少したものの、医療事業へのシフトが進んだ。

病床数減少と新たな柱への模索(2022-2026)

2022年1月に病床数は6,000床に達したが、その後減少傾向に転じる。2026年3月末時点で4,826床。売上高も2023年3月期1.8億円、2024年3月期1.2億円、2025年3月期2.0億円と低水準。赤字が続く中、2023年9月に福山医療器株式会社を子会社化し医療機器販売事業を追加。2026年5月には系統用蓄電所事業を開始し、新たな収益源を模索している。2024年4月には東証市場再編によりグロース市場に上場。グループは医療・蓄電所・AIデジタルの三本柱を掲げる。

年表19件を開く

1980年代

  • 1987年6月創業当社設立(商号:㈱フォルザインターナショナル)

1990年代

  • 1992年7月商号変更商号を本荘エステート㈱に変更。不動産賃貸事業を開始
  • 1995年7月商号変更商号を㈱ロジコムに変更

2000年代

  • 2005年3月上場大阪証券取引所ヘラクレス(後の東京証券取引所JASDAQ(グロース))に株式を上場

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に上場
  • 2016年10月商号変更持株会社制へ移行 商号をLCホールディングス㈱に変更
  • 2017年10月子会社 ㈱LCメディコム(現 グローム・マネジメント㈱)を設立
  • 2018年6月不動産関連事業から医療関連事業への本格的転換に着手
  • 2018年8月子会社 グローム・コネクト㈱(現 グローム・ワークサポート㈱)を設立
  • 2018年9月子会社 グローム・マネジメント㈱の医療関連事業において、アライアンス先医療機関の総病床数が2,000床を突破
  • 2019年10月商号変更商号をグローム・ホールディングス㈱に変更 子会社 ㈱LCメディコムからグローム・マネジメント㈱に商号を変更
  • 2019年12月子会社 グローム・マネジメント㈱の医療関連事業において、アライアンス先医療機関の総病床数が3,000床を突破

2020年代

  • 2021年1月子会社 グローム・コネクト㈱からグローム・ワークサポート㈱に商号を変更 子会社 グローム・マネジメント㈱の医療関連事業において、アライアンス先医療機関の総病床数が4,000床を突破
  • 2021年8月子会社 グローム・マネジメント㈱の医療関連事業において、アライアンス先医療機関の総病床数が5,000床を突破
  • 2022年1月子会社 グローム・マネジメント㈱の医療関連事業において、アライアンス先医療機関の総病床数が6,000床を突破
  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分再編に伴い、新市場区分「グロース市場」に上場
  • 2023年8月子会社 グローム・インターナショナル㈱を設立
  • 2023年9月M&A福山医療器㈱の全株式を取得し、子会社化
  • 2026年5月系統用蓄電所事業を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    医療関連事業の基盤強化

    医療機関への経営指導や重層的サービスを提供し、アライアンス先の持続可能性を支援。新規アライアンス獲得と既存事業の収益性向上を両輪で推進する。

  2. 02

    新たな成長の柱の構築

    医療関連事業を中核に、系統用蓄電所事業(社会インフラ)とAI・デジタル事業を新たな柱と位置づけ、三本柱の事業ポートフォリオを構築する。

  3. 03

    医療機器・材料の安定供給とコスト削減

    グループ会社とのシナジーを活かし集中購買体制を構築。スケールメリットでコストダウンし、安定供給ルートを確保する。

  4. 04

    医療人材サポートの強化

    慢性的人材不足に対応するため、海外人材の病院紹介支援に注力。優秀な人材の確保とマッチング支援で医療提供体制の維持に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で73人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、9期前と比べて20.3%平均年齢は48.6歳、平均勤続年数は4.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月43
2018年3月74
2019年3月85352.811.459
2020年3月76344.50.759
2021年3月63247.51.548
2022年3月68446.11.662
2023年3月72748.82.561
2024年3月76050.43.272
2025年3月68348.23.2990
2026年3月67948.64.4730

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)41.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
不動産関連事業 — 釧路SC (北海道釧路市)722百万円
不動産関連事業 — 留萌SC (北海道留萌市)514百万円
医療関連事業 及び 不動産関連事業 — 本社(東京都港区)67百万円
グローム・ホスピス高砂台 — 北海道旭川市41百万円
医療関連 事業
本社 — 広島県福山市16百万円
医療関連 事業
主な関係会社
  • 国内
    グローム・マネジメント株式会社(注2、5)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    グローム・ワークサポート株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    グローム・インターナショナル株式会社(注3)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福山医療器株式会社(注5)
    広島県福山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HK BEIDA JADE BIRD INVESTMENT LIMITED
    中華人民共和国香港 · その他の関係会社
    議決権22.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は20億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
20億円
営業利益
0億円
純利益
-600.0%
-5億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高32億円20億円
営業利益2億円0億円
純利益2億円-5億円
1株あたり配当¥3¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は5億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q30
2024年1Q300.00
2024年2Q2−1−50.0−1
2024年3Q400.00
2024年4Q3−1
2025年2Q1100.00
2025年4Q900.01
2026年2Q1000.0−4
2026年4Q1000.0−1
2027年1Q500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は74億円から20億円へ27%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に上場
2013年3月7412
2014年3月6133
2015年3月6503
持株会社制へ移行 商号をLCホールディングス㈱に変更
2016年3月66−710
子会社 ㈱LCメディコム(現 グローム・マネジメント㈱)を設立
2017年3月6962
子会社 グローム・コネクト㈱(現 グローム・ワークサポート㈱)を設立
2018年3月138103
商号をグローム・ホールディングス㈱に変更 子会社 ㈱LCメディコムからグローム・マネジメント㈱に商号を変更
2019年3月1481510
2020年3月83−22−22
2021年3月390−3
東京証券取引所の市場区分再編に伴い、新市場区分「グロース市場」に上場
2022年3月2532
福山医療器㈱の全株式を取得し、子会社化
2023年3月1833
2024年3月12−2−2
2025年3月200−10.01
2026年3月200−40.0−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高20億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-25.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.0%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.0%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比9.6pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比31.2pt
-25.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−2億円、投資CFが6億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は25億円で、売上の15.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−12−126
2014年3月5−13413
2015年3月4−8088−7625
2016年3月5−1830−1341
2017年3月−30−1538−4529
2018年3月48−33191561
2019年3月538−816133
2020年3月3713−74509
2021年3月277−223421
2022年3月2−2−3018
2023年3月88−41630
2024年3月−200−228
2025年3月−3−40−722
2026年3月−260425

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は79億円。このうち返さなくてよい自己資本が73億円で、自己資本比率は90.3%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月120279322.2
2014年3月1343110323.1
2015年3月2333419915.3
2016年3月2744822618.2
2017年3月2824923317.8
2018年3月3135226116.7
2019年3月2246016426.9
2020年3月111377433.4
2021年3月83731088.5
2022年3月89771285.0
2023年3月8480493.1
2024年3月8478691.0
2025年3月8678888.9
2026年3月7973690.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
11億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率131社中3位あたり、逆に低いのは配当利回り131社中128位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
90.3%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥327で、1年前と比べて-51.2%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥327+0.3%1ヶ月-0.9%1年-51.2%時価総額30億円
過去52週の値幅
安値¥268高値¥672

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)15.8倍
PBR0.41倍
配当利回り0.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は335円で、25日移動平均線349.12円を約4%下回る。1年では50.44%下落し、52週高値688円からは半減。8月7日に321円まで下落後、やや反発。出来高は8月5日に21500株と増加したが、全体的に低調。RSIは36.44と弱含み。週足では下値模索の展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

予想PER16.2倍は業界平均14.78倍を上回るが、PBR0.42倍は同業界平均1.81倍を大幅に下回り、資産価値に比べ割安。ROE0.9%は非常に低く収益性は劣るが、直近の2025/3期で黒字転換した。配当利回り0.9%は業界平均3.03%を下回り、分配は乏しい。2026/3期は赤字予想で、業績の不安定さがリスク。底値感のある資産評価と低ROEの両面を踏まえ、割安と評価。

指標この会社業種平均
PER (予想)15.8倍
PBR0.41倍1.84倍
ROE0.9%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

事業内容や競争優位性が明確でなく、データの欠落や業績の不安定さから投資論点を特定しにくい。強気派は、売上高が横ばいで損失が縮小する可能性を指摘するかもしれない。弱気派は、収益性の改善が見られず、不安定な業績からリスクが高いとみる。両論とも確固たる根拠が乏しく、慎重な分析が必要。

プラスに働く材料7
  • 売上高の安定

    2025年3月期と2026年3月期の売上高が20億円で横ばい。

  • 損失縮小の余地

    2026年3月期の純利益が前期比で改善(-5億円 vs 1億円)。

  • 潜在的な評価

    PBR 0.42倍と低く、資産価値に対する割安感。

  • 売上高が前期比67%増の20億円に拡大決算発表後影響

    売上高は12億円から20億円へ8億円増加し、最終損益も2億円赤字から1億円黒字に改善

  • PBR0.42倍と純資産比で大幅割安な水準不定影響

    PBR0.4169倍は1倍を大きく下回り、株価が純資産を大幅に下回る

  • 予想PER16.2倍と収益回復期待決算発表後影響

    時価総額30億円に対し予想PER16.2倍、黒字定着で評価修正が期待

  • 外国人株主比率約30%で市場感応度高い継続影響

    外国人株主比率29.94%と高く、海外投資家の関心が材料

マイナスに働く材料7
  • 収益性の欠如

    直近の純利益がマイナスで、安定した収益が見込めない。

  • 情報開示の不足

    事業内容や戦略が不明確で、投資判断が難しい。

  • 市場の否定的評価

    株価が1年で半減し、投資家の信頼を失っている。

  • 2026年3月期は最終損益5億円の赤字見通し通年影響

    純損益が1億円黒字から5億円赤字へ悪化、時価総額30億円の約17%の損失

  • 営業利益0億円が続き収益力が脆弱通年影響

    2025年3月期・2026年3月期とも営業利益0億円、売上高20億円で採算が取れない

  • ROE0.9%と資本効率が低い継続影響

    ROE0.9%は資本コストを下回り、資本効率改善の見通しが立たない

  • 株価が1年で5割下落し需給が悪化継続影響

    過去1年で株価-50.44%、下落トレンドで需給が悪化

次の決算で確かめる点
純利益
収益性の回復が最重要で、黒字転換が焦点。
売上高
事業規模の維持・拡大を確認するため。
自己資本比率
財務の健全性と損失吸収力を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から60.0%いまの株価に対する利回りは0.92%。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
0.92%
いまの株価に対して
配当性向
12.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月534.7
2018年3月50.020.9
2019年3月50.01.7
2022年3月11120.0
2023年3月5−54.5
2025年3月2−60.012.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,060人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.6%を占め、残る89.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.652.245.958.247.542.5
外国法人43.234.537.526.726.528.9
証券会社4.93.111.65.19.417.0
事業法人10.610.12.42.52.810.5
外国人個人0.10.10.31.00.61.0
金融機関1.50.12.36.513.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01HK BEIDA JADE BIRD INVESTMENTS LIMITED(常任代理人 森川 和)22.55
02金子 修10.70
03株式会社DMM.com証券4.79
04松井証券株式会社4.68
05アパテックジャパン株式会社3.27
06BNP PARIBAS SINGAPORE/ 2S/ JASDEC/ UOB KAY HIAN PRIVATE LIMITED(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.68
07青山 英男1.90
08三菱UFJ eスマート証券株式会社1.89
09株式会社SBI証券1.73
10JPモルガン証券株式会社1.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-05-28
    ホンコン ベイダー ジェード バード インベストメンツ リミテッド(HK Beida Jade Bird Investments Limited)
    変更報告
    49.35%
    +26.01pt
  • 2026-05-28
    CGV株式会社
    変更報告
    14.54%
    -2.24pt
  • 2026-05-28
    CGV株式会社
    変更報告
    23.07%
  • 2026-05-27
    CGV株式会社
    新規の大量保有報告
    14.54%
    -2.24pt
  • 2026-05-27
    CGV株式会社
    新規の大量保有報告
    16.78%
  • 2026-05-27
    みらい再生支援機構合同会社
    新規の大量保有報告
    5.83%
  • 2026-05-26
    ホンコン ベイダー ジェード バード インベストメンツ リミテッド(HK Beida Jade Bird Investments Limited)
    新規の大量保有報告
    41.09%
    +17.75pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−273%、1株純資産は14期で+40%。直近期のROEは0.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月355636.58.411.1
2014年3月586549.64.68.8
2015年3月687539.66.822.1
2016年3月21389524.66.230.2
2017年3月299063.230.634.7
2018年3月479435.153.920.9
2019年3月1801,08317.86.31.7
2020年3月−401669
2021年3月−39812
2022年3月238352.840.5
2023年3月388674.531.0
2024年3月−22841
2025年3月88490.984.412.1
2026年3月−60788

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
折橋秀三代表取締役会長68
菅原正純代表取締役社長57
陳德彪代表取締役5410,000
何清常務取締役58
張力耘取締役 監査等委員62
堂野達之取締役 監査等委員55
真鍋恵美子取締役 監査等委員47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)757578
社外取締役2995
取締役(社内)2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,165字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (事業の内容) 当社グループは、当社、連結子会社4社により構成されています。 ①医療関連事業セグメント 当社グループは、アライアンス先医療機関への経営指導を含むサービスを重層的に提供することにより、アライアンス先が持続可能な医療機関として地域に密着・貢献し地域医療を担うことを支えるとともに、その対価として業務委託報酬等(当社グループの売上)を受領します。 また、新規事業としてホスピス住宅の運営、医療機器等の販売、海外在住患者に対するサービスの提供をおこなっています。 具体的には、連結子会社において、アライアンス先医療機関(2026年3月末現在:50施設、4,826床)に対して、以下のサービスを提供して、もしくはサービスの提供を計画・検討しています。 <グローム・マネジメント株式会社> ・経営・管理・運営の指導 ・他医療機関等との連携支援 ・保険・医療・福祉関連の情報提供 ・医療機器購入支援 ・薬剤購入支援 ・在庫管理支援 ・給食事業支援 ・貸金業全般 ・IT化支援 ・不動産施設管理支援 ・医療法人等の事業承継にかかる助言及び指導 ・ホスピス住宅の運営 <グローム・ワークサポート株式会社> ・人事・労務を中心とした研修 ・人事制度の構築支援 ・諸規程の制定支援 ・有料職業紹介 ・事務業務の請負 <グローム・インターナショナル株式会社> ・海外在住患者に対する国内医療機関の紹介 ・海外在住患者に対するオンライン診療の紹介 <福山医療器株式会社> ・医療機器、介護機器、介護用品、福祉用具の販売及び修理、点検 ・系統用蓄電所事業 当社の公表している「施設数」「病床数」は、 ・有床診療所 ・病院(介護医療院を含む) ・介護老人保健施設 ・特別養護老人ホーム ・介護療養施設 ・有料老人ホーム(特定施設であるもの) における認可病床数の合計であり、 ・透析ベッド ・サービス付高齢者向け住宅(特定施設でないもの) ・グループホーム ・ケアハウス については、病床数の合計に含めていません。 なお、2026年3月末現在、 ・無床診療所:6施設 ・有床診療所:8施設/112床 ・病院(介護医療院を含む):24施設/3,484床 ・介護老人保健施設:12施設/1,230床 合計:50施設/4,826床となっています。 病院3,484床の分類は、 ・一般:762床 ・療養:333床 ・精神:2,056床 ・介護医療院等:333床 となります。 ②不動産関連事業セグメント 不動産関連事業については既に大幅に縮小し、2026年3月末現在、以下の不動産の賃貸事業を当社グループにおいて行っています。 ・北海道釧路市所在の商業施設 ・北海道留萌市所在の商業施設 事業系統図は次の通りです。
経営方針・対処すべき課題3,927字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営方針 当社グループの経営方針として、全役職員が以下の「Our Purpose and Mission」「グローム役職員の行動準則」「ESGへの取り組み」を共有しています。 ① 「Our Purpose and Mission」 A.我々の経営指導等により医療機関の持続性を確かなものとし、これにより患者様の幸せに貢献する。 B.グループの全役職員が誇りを持って働ける職場環境を提供する。 C.成果を市場を通して社会に還元する。 ② 「グローム役職員の行動準則」 A.遵法 社会の善き一員として、全ての行動および意思決定が遵法であることを最優先とする。 当社が顧客とするのは医療機関であり、その開設者と非営利性の確認は医療法の根幹とされており、その「遵法」は全てに優先する。 B.人 プロフェッショナルとしての自覚と責任を持って行動する。 社内外を問わず、他者の尊厳および様々な価値観を尊重し接する。 職場環境は心身にとって安全・健全でなければならない。 一人ひとりが異を唱える権利を持つと共に異を唱える義務を負う。 評価と待遇は公正かつ適切でなければならない。 C.利益 上記の「遵法」「人」を遵守した上で、利益の計上は最優先事項である。 営利法人であり株式会社である当社は、利益を上げ、これを市場に還元することで社会の善に貢献する。 D.株主 全ての株主の実質的な平等性を確保する。 事業機密を除き、可能な限りの情報開示・透明性の確保に取り組む。 ③ 「ESGへの取り組み」 A.環境 徹底した電子化・ペーパレス化・省資源を進める。 顧客である医療機関による省資源・医療廃棄物削減を強力にサポートする。 B.社会 役職員が子育てや介護等に取り組めるように、在宅勤務やスーパーフレックス制の導入等、ワークライフバランスの取れる多様な働き方を用意する。 顧客である医療機関による働き方改革と地域貢献を強力にサポートする。 C.ガバナンス コーポレートガバナンス・コードの全原則への対応を進める。 役職員に対して適時適切なコンプライアンス研修を提供する。 顧客である医療機関による情報開示を強力にサポートする。 (2)経営戦略 2026年3月末現在、当社グループがサービスを提供するアライアンス先医療機関の施設数は50施設、その保有病床数は4,826床となりました。当社グループは2016年12月より医療機関へのサービス提供を開始していますが、これまでに蓄積したノウハウを活かし、アライアンス先医療機関の施設数および保有病床数を着実に拡大させてきましたが、ここ数年アライアンス先医療機関の施設数および病床数は減少傾向にあります。今後もスケールメリットを活かしながら、アライアンス先医療機関への経営指導を含むサービスを重層的に提供することにより、アライアンス先が持続可能な医療機関として地域に密着・貢献し地域医療を担うことを支えるとともに、その対価である業務委託報酬等(当社グループの売上)を増大させていきます。加えて、当社グループは、こうした医療関連事業を引き続き成長の中核に据えつつ、社会インフラを支える系統用蓄電所事業及び事業の効率と質を高めるAI・デジタルを新たな成長の柱と位置づけ、これら三本柱から成る事業ポートフォリオの構築を通じて、グループの持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。 提供する具体的なサービスの内容は、前述の「事業の内容」に記載の通りです。 (3)経営環境 我が国には150万を超える病床があり、民間グループ最大手でも約22,000病床規模と推察される中、所在する地域の人口構成の変化や診療ニーズの変化に十分対応出来ていない医療施設は全国に多数存在します。市場全体におけるアライアンス先医療機関の開拓・拡大の余地は、現在も大きいと考えています。 近年、同業他社の上場が相次ぎ、市場の競争環境は変化しております。しかしながら、医療機関に特化して重層的かつ総合的なサービスをワンストップで提供できる体制、およびこれまで培ってきた信頼性とノウハウにおいては、依然として優位性を保っていると認識しています。 現在の社会情勢におきましては、新型コロナウイルス感染症に関する対応は平時へと移行し、一連の収束を迎えました。一方で、現在の医療業界は新たな局面を迎えており、特に国際関係による石油不足などに伴う医療材料の価格高騰や供給不安定化、および深刻化する地方の医療人材の不足が全国的な喫緊の課題となっています。これら「医療材料の安定供給」と「医療人材(特に海外人材)の充実」は、医療機関の経営基盤を維持する上で不可欠な要素です。 このような外部環境の変化および競争の激化に対し、当社グループでは以下の重点施策を通じて、他社との差別化を図りつつ、アライアンス先医療機関の経営支援と自社グループの持続的成長を推進してまいります。 ① 医療機器・材料の安定供給とコスト削減(福山医療器株式会社とのシナジー) グループ会社である福山医療器株式会社とのシナジーを最大限に発揮し、医療機器や医療材料の集中購買体制を構築いたします。競合他社に負けないスケールメリットを活かしたコストダウンを実現するとともに、市場の供給不安に左右されない安定供給ルートを確保し、アライアンス先医療機関の収益性改善に寄与します。 ② 医療人材サポートの強化(海外人材の病院紹介支援) 慢性的な人材不足に直面する医療機関へのサポートをさらに重点化し、特に海外人材の病院紹介支援に注力いたします。優秀な海外人材の確保とスムーズなマッチング支援を行うことで、医療機関における人材の適正化と医療提供体制の維持に貢献してまいります。 今後も当社グループは、変化する医療ニーズと社会課題に迅速に対応し、独自の重層的サービスインフラをさらに強固にすることで、持続的な企業価値の向上と医療社会への貢献を目指してまいります (4)優先的に対処すべき事項及び財務上の課題 ① 内部統制体制の強化およびコンプライアンス体制の一層の強化 当社は、過去に発生した連結子会社における不適切な取引(2021年3月期第2四半期から2022年3月期)に関して、2022年8月30日に再発防止策を策定し(同年9月28日及び2023年2月17日に一部変更)、その着実な実行に努めています。2024年3月期に新たに2社の子会社が加わったことを踏まえ、当社グループ全体の内部統制体制およびコンプライアンス体制をなお一層強化することが重要な経営課題であると認識し、継続して取り組んでまいります。 ② 上場維持基準への適合に向けた取り組み 当社は、2026年3月31日時点において、東京証券取引所グロース市場における上場維持基準のうち、時価総額基準に適合しない状態となりました。今後、事業成長による企業価値の向上、IR活動の強化、資本政策の増強等が重要な経営課題であると認識し、取り組んでまいります。 ③ 財務体質の強化 既存事業のアライアンス先医療機関に対する機動的な資金的支援に加え、2027年3月期に立ち上げる事業用蓄電池事業の設備投資にかかる資金の確保のため、第三者割当による新株発行による増資を完了し、第三者割当による新株予約権の行使による増資を予定しています。事業成長のために更なる財務基盤の強化とともに必要な資金の確保に注力してまいります。 ④ 医療関連事業の推進 当社グループの主要事業である医療関連事業において、2026年3月期は新規アライアンス先の獲得において目標達成に苦戦しました。また、2024年3月期より立ち上げたホスピス住宅事業においては、近隣の競業同種施設等による需要減少によって稼働率が低下し業績の改善が見込めない為、施設閉鎖を行い、2026年4月から同施設は第三者に賃貸しています。2027年3月期は、新規アライアンス先の戦略的な獲得と既存事業の収益性向上を両輪として、事業基盤と収益基盤の強化を図り、持続的な成長を目指してまいります。 また、医療関連事業の更なる事業拡大と収益基盤の強化を図るため、新たな周辺ビジネスの開拓および既存提携先・協業先との連携強化に取り組み、医療関連事業の収益性を向上させ、グループ全体のより一層の成長を目指します。 ⑤ 不動産関連事業の継続 不動産関連事業については、これまで不動産関連事業からの撤退との方針を立てていましたが、2027年3月期から、連結子会社が獲得している海外・国内代理店のサービスの拡充としての不動産の売買、仲介を再開することを決定いたしました。 2026年3月末現在、不動産関連事業として、所有する2件の商業施設の賃貸を行っています。 ⑤ 経営体制の安定化 2024年3月期以降、当社グループは、子会社2社の増加に伴うグループ全体の経営体制の安定化と強化に注力しました。2027年3月期においても、ガバナンスの強化、経営人材の育成および確保に注力し、経営体制の更なる安定化と強化に継続的に取り組んでまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、アライアンス先医療機関の施設数およびその保有病床数を客観的な指標としています。
事業等のリスク6,479字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態・経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)感染に関するリスクについて 2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(平成10年法律第114号)上の位置づけが「5類感染症」になりましたが、引き続き、当社グループの役職員並びにアライアンス先医療機関の全役職員及び患者様への感染リスクがあります。 当社グループ役職員による感染予防の徹底を行っていますが、感染者が出た場合には、職場における接触者の検査、出勤停止や消毒の実施等の対応により、日常業務に支障をきたす可能性があります。また、アライアンス先医療機関において役職員や患者様が感染した場合には、当該医療機関の診療体制等に悪影響を及ぼし、経営状況が悪化する可能性があります。このような場合に、当社グループにおいても当該医療法人からの業務委託報酬等の売上が低下するなど、経営成績が不安定になり、財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループは、緊急事態対応規程およびリスクマネジメント規程等を策定して、有事の際に役職員の安全とサービスの安定提供、及びアライアンス先医療機関がクラスター対応マニュアル等の適切な整備により安全かつ安定的な診療体制を確保するための経営指導等を行っています。今後は、緊急事態対応規程およびリスクマネジメント規程等の実効性を継続的に検証・改善していくとともに、感染症等の発生・拡大時にも臨機応変に対応できるよう、フレックス勤務や在宅勤務等、柔軟な働き方に関する制度・環境整備を進めています。 (2)医療関連事業への集中に関するリスクについて 当社グループは、不動産関連事業を大幅に縮小し、医療関連事業への集中を行ってきました。 医療関連事業の利益率は高いものの、売上が損益分岐点を大幅に上回るまでには相応の時間がかかる可能性があります。このため、医療関連事業を順調に拡大できない場合には、当社グループの経営成績が不安定になり、財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、医療関連事業を順調に拡大できるよう、組織を見直すとともに人材の補強を行う等、鋭意努めている他、新規事業として系統用蓄電所事業を開始し、リスクの分散を図っています。 (3)医療関連事業に関するリスクについて ① 医療行政について 我が国は人口動態的に少子・高齢化や地方人口の減少の問題に直面していることから、医療行政により、さらなる医療費抑制のための施策が強化されていく可能性があります。こうした中、診療報酬の引き下げや入院治療の短縮化等の医療費抑制策や地域医療の見直しが進められると、当社グループがサービスを提供するアライアンス先医療機関の経営状況が悪化する可能性があります。このような場合に、当社グループでも当該医療機関からの業務委託報酬等の売上が低下するなど、経営成績が不安定になり、財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、医療行政の定期的なモニタリングを行い、医療関連施策の変更等にアライアンス先医療機関が対応できるよう経営指導を行っています。 ② アライアンス先医療機関における医療事故の影響について アライアンス先医療機関においては、医療行為におけるリスクを回避するために細心の注意を払って取り組んでいますが、病態の複雑化や治療の高度化等もあり、医療事故が発生する可能性があります。医療事故に伴う損害賠償請求や風評被害を受けるなどした場合には、当該医療機関の経営状況が悪化する可能性があります。このような場合に、当社グループでも当該医療機関からの業務委託報酬等の売上が低下するなど、経営成績が不安定になり、当社の財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、アライアンス先医療機関および当該医療機関に勤務している医師・看護師等への指導・教育等のサービス提供を積極的に行うようにしています。 ③ 医療を取り巻く労働環境の変化について 地域的な医師の偏在等により、医師の需給がひっ迫し、医療機関によっては医師不足が医療機関の運営に深刻な影響を与えている状況が生じています。また、医療現場における働き方改革の進展により、医師、看護師等の医療従事者の勤務体制の改善が求められ、人件費の上昇をきたす可能性があります。アライアンス先医療機関が、こうした医療現場における勤務環境の変革に対応できない場合には、当該医療機関の経営状況が悪化する可能性があります。このような場合には、当社グループでも当該医療機関からの業務委託報酬等の売上が低下するなど、経営成績が不安定になり、財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、当該医療機関の経営状況の悪化を回避するために、勤務環境等の適正化のための指導・教育等のサービス提供や医療従事者の紹介等を積極的に行っています。 ④ アライアンス先医療機関に対する与信・債権管理について アライアンス先医療機関の一部に対して、当社グループが運転資金等の貸付を行っています。また、アライアンス先医療機関の金融機関等からの借入について、当社グループが連帯保証を行っているケースもあります。アライアンス先医療機関の経営状況の悪化等により、貸倒損失の発生、連帯保証の履行、貸倒引当金計上、債務保証損失引当金の計上等が発生する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、当該医療機関の経営状況の悪化を回避するために、経営管理指導等のサービス提供を適切に行っています。 ⑤ アライアンス先医療機関の出資持分について アライアンス先医療機関の出資持分を当社グループが保有する可能性があります。アライアンス先医療機関の経営状況の悪化等により、出資持分の価値が毀損し、当社事業計画の達成が遅延する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、アライアンスを予定している医療機関の事業・財務・法務等について事前にデュー・デリジェンスを行い、十分にリスクを吟味し収益力を分析した上でアライアンスを締結するようにしています。またアライアンス締結後には、当該医療機関の経営状況の悪化を回避するために、経営管理指導等のサービス提供を適切に行っています。 ⑥ 競合について 医療機関とのアライアンス事業や医療機関に対する経営コンサルティング事業においては、既存の競合他社に加え、新規参入者との競争も激しくなっています。現在は、当社グループが競争優位性を確保している事業であっても、新規参入者を含めた競合他社との競争に晒されており、将来において当社グループが競争優位性を確保できなくなる可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、競合他社に対抗し得る専門性の強化と付加価値サービスの創造・展開に取り組んでいます。 ⑦ 人材確保・労働環境について 当社グループの成長は、人材に大きく依存するため、専門性の高いコンサルタントなど、優秀な人材を採用・育成できなかったり、その流出を防止することができなかったりした場合には、当社グループの成長や利益に悪影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、性別・年齢を問わず、多様で優秀な人材の確保に向けた採用活動と、より活躍できる環境を整備すべく、働き方改革の推進、人事・福利厚生諸制度の改善、フレックス勤務や在宅勤務等の柔軟な働き方に関する制度・環境整備を進めるなど、魅力ある職場づくりに取り組んでいます。 ⑧ アライアンス先医療機関との業務委託契約について アライアンス先医療機関の意向によって、当該アライアンス先医療機関との業務委託契約が解除される可能性があり、その場合は当社グループの経営成績が不安定になり、財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、アライアンス先医療機関が持続可能に地域に密着・貢献し、地域医療を担うために必要不可欠なパートナーとなれるよう、良質なサービスを提供するべく鋭意努めています。 ⑨ 海外在住患者に対するビジネスについて 当社グループでは、2024年3月期連結会計年度において、海外在住患者向けに国内医療機関を紹介するビジネスと、海外在住患者向けにオンライン診療を紹介するビジネスを開始しました。 しかし、健康保険法に基づき厚生労働省が制定する保険医療機関及び保険医療養担当規則によれば、保険医療機関は、患者や事業者に対する経済上の利益の提供により、患者が診療を受けるように誘引することが禁止されています。従いまして、当社グループが保健医療機関に対し海外在住患者を紹介することで対価(経済上の利益)を取得することは、場合によっては、当該医療機関において、かかる規則違反が生じる可能性があります。また、海外在住患者の個人情報の取得や利用は、我が国及び当該国の個人情報保護に関する規制の適用の問題が生じる可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、国内及び海外の法令を研究し、コンプライアンスを徹底した上で事業を少しずつ進めるよう鋭意努めています。 また、これらの事業は、当社グループの新規事業であり、当面は投資が先行するため、安定した事業運営ができるようになるまでの間、赤字が続くことになります。かかる赤字については、当社グループの予算に織り込み済みではありますが、仮にそのような赤字期間が想定外に長期化すれば、当社グループの経営成績が不安定になり、財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、赤字期間が想定外に長期化する場合等には、事業内容の見直し等を行い、当社グループの経営成績の安定化に努めます。 ⑩ 福山医療器株式会社について 当社グループでは、2024年3月期連結会計年度において、医療関連事業の強化のため、福山医療器株式会社を買収しました。 福山医療器株式会社の買収は、既存の商取引を承継するものであり、2026年3月期連結会計年度においては、本社移転等に伴うコストの計上等もあり、一時的な損益の悪化が見られましたが、全般的には一定の成果を出しております。もっとも、株主及び経営者の変更に伴う、中長期的な商取引に対する影響は、未知数の部分もございます。 (4)情報漏洩・情報システムに関するリスクについて 当社グループでは、当社グループの秘密情報や個人情報などの重要な情報を保有しており、また、アライアンス先医療機関の秘密情報や個人情報などの重要な情報に触れる機会があり、万が一、情報漏洩が発生した場合には、多額のコスト負担や当社グループの信用に重大な影響を与え、業績や財務体質にも悪影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、社内規程の制定、役職員に対するコンプライアンス研修の実施等の教育、情報インフラ等の社内体制を整備し、情報セキュリティの強化に取り組んでいます。また、万が一、情報漏洩が発生した場合には、直ちに関係者に公表し、被害拡散防止等の対策を講じるとともに、徹底した事実調査と原因究明を実施し、再発防止策を策定することにより、信用回復を図ることができるような対応策を整備しています。 (5)不動産関連事業に関するリスクについて 当社グループの財政状態・経営成績に重要な影響を与える可能性がある保有不動産が2件あります。 今後、不動産市場の停滞等により、減損損失や売却損等が発生する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、上記不動産の売却が完了するまで、適切な管理を行い保有不動産の価値の維持に努めてまいります。 (6)偶発債務に関するリスクについて 2022年6月24日に受領した特別調査委員会の調査報告書によれば、当社の連結子会社グローム・マネジメント株式会社の元代表取締役が、稟議及び取締役会決議を経ず、取締役会への報告も行わないまま、連結子会社グローム・マネジメント株式会社を委託者とする2件の業務委託契約(報酬総額約100百万円)を締結していたことが判明しました。当社及び連結子会社グローム・マネジメント株式会社としては、これらの業務委託契約は実体を欠くものであり、当該報酬を支払う理由はないと判断しているため、報酬の支払いを求めて提訴された場合、全面的に争う予定です。今後の係争の推移によっては当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点では未確定です。 (7)系統用蓄電所事業に関するリスクについて 当社グループの系統用蓄電所事業においては、蓄電池及び関連設備を取得した後、保有・運用又は第三者への売却を通じて収益化を図る過程で、事業が予定どおりに進捗しない事態が生じる可能性があり、また、電力市場価格の変動又は売却先との価格条件によって、当社グループの経営成績が不安定になり、財務体質が弱体化する可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、売却等に伴う賠償・補償義務の発生、取得資産の減損、蓄電池の調達遅延及び系統連系・運転開始の遅延等について、契約条件の精査、デュー・デリジェンスの実施及び定期的な保守点検等を通じてリスクの低減を適切に行います。また、電力市場価格の変動リスクについては、電力市場動向の定期的なモニタリング等を通じて収益機会の確保に努めます。 (8)暗号資産(ビットコイン)への投資に関するリスクについて 当社グループは、余資運用の一環として、暗号資産(ビットコイン)への投資を行うこととしています。暗号資産は以下のリスクを有しており、これらが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 第一に、価格変動リスクがあります。暗号資産の価格は、市場の需給、各国の規制動向、市場参加者の心理等により短期間で大幅に変動する可能性があります。当社グループが保有する暗号資産は各期末において時価評価され、評価差額が当期の損益に計上されるため、価格の下落は評価損の計上を通じて当社グループの損益を直接的に悪化させる可能性があります。 第二に、流動性リスクがあります。取引市場の状況によっては、当社グループが希望する時期・価格・数量で売却することができず、適時に資金化できない可能性があります。 第三に、テクノロジー・セキュリティリスクがあります。暗号資産は、サイバー攻撃による不正流出・盗難、秘密鍵の喪失、暗号資産交換業者の破綻又はシステム障害、ブロックチェーン技術上の不具合等のリスクを有しており、これらが顕在化した場合には、当社グループが保有する暗号資産の全部又は一部を失う可能性があります。 また、暗号資産に関する法令、税制及び会計基準は変更される可能性があり、これらの変更が当社グループの暗号資産の保有・運用に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、暗号資産への投資について、投資額の上限(投資枠)を設定して管理するとともに、一定の損失水準で売却を行うストップロスの仕組みを導入する等のリスク管理を行った上で、投資リスクを十分に認識し、慎重に投資を行っています。
経営成績の分析 (MD&A)3,697字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループの連結業績は売上高2,003百万円(前年同期比2.0%減収)、営業損失37百万円(前年同期も営業損失46百万円)、経常損失358百万円(前年同期も経常損失53百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失538百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益70百万円)となりました。 A.医療関連事業セグメント 売上高1,869百万円(前年同期比1.8%減収)、営業利益319百万円(前年同期比12.1%増益)となりました。 アライアンス先医療機関が保有する総病床数は4,826床、アライアンス先施設の内訳は無床診療所6施設、有床診療所8施設、病院(介護医療院を含む)24施設、介護老人保健施設12施設の計50施設で前連結会計年度末より減少しています。 B.不動産関連事業セグメント 売上高134百万円(前年同期比3.6%減収)、営業利益49百万円(前年同期比12.8%減益)となりました。 以下の固定資産の2件に関しては、引き続き不動産の賃貸事業を行なっております。 ・北海道釧路市所在の商業施設 ・北海道留萌市所在の商業施設 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における「現金及び現金同等物」(以下「資金」という。)は2,546百万円(前年同期は2,186百万円)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれぞれの要因は次の通りです。 A. 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果、減少した資金は236百万円(前年同期は減少した資金260百万円)であり、これは主に持分法による投資損益(△は益)による増加313百万円があった一方で、税金等調整前当期純損失(△)による減少530百万円があったこと等によるものであります。 B. 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果、増加した資金627百万円(前年同期は減少した資金366百万円)であり、これは主に関係会社株式の売却による収入による増加400百万円及び貸付金の回収による収入による増加258百万円があったこと等によるものであります。 C. 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果、減少した資金は30百万円(前年同期は増加した資金43百万円)であり、これは主に配当金の支払額による減少18百万円及び長期借入金の返済による支出による減少10百万円があったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 A. 生産実績 該当事項はありません。 B. 商品の仕入れ セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医療関連事業(百万円)   779   △0.33 不動産関連事業(百万円)   -   - 報告セグメント計(百万円)   779   △0.33 合計(百万円)   779   △0.33 C. 受注実績 該当事項はありません。 D. 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 医療関連事業(百万円)   1,869   △1.84 不動産関連事業(百万円)   134   △3.63 報告セグメント計(百万円)   2,003   △1.96 合計(百万円)   2,003   △1.96 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しています。 (注)2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りです。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 医療法人徳洲会   210   10.2   -   - (注) 10%未満のものは記載を省略しています。 (2)経営成績等の状況に関する分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 A.医療関連事業セグメント 売上高1,869百万円(前年同期比1.8%減収)、営業利益319百万円(前年同期比12.1%増益)となりました。 アライアンス先医療機関が保有する総病床数は4,826床、アライアンス先施設の内訳は無床診療所6施設、有床診療所8施設、病院(介護医療院を含む)24施設、介護老人保健施設12施設の計50施設で前連結会計年度末より減少しています。 B.不動産関連事業セグメント 売上高134百万円(前年同期比3.6%減収)、営業利益49百万円(前年同期比12.8%減益)となりました。 以下の固定資産の2件に関しては、引き続き不動産の賃貸事業を行なっております。 ・北海道釧路市所在の商業施設 ・北海道留萌市所在の商業施設 C.その他 当社の持分法適用関連会社であった株式会社DAホールディングスの当社の保有する株式全ての譲渡について、同社の中間決算確定により、持分法による投資損失313百万円、関係会社株式売却損83百万円を計上しております。 特別損益 特別利益に新株予約権戻入益8百万円の計上と特別損失に固定資産除却損1百万円、出資金評価損7百万円と減損損失71百万円等の計上がありました。 ② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高2,546百万円に対して、福山医療器㈱に若干の有利子負債があります。当社グループの資金需要のうち、主なものは、新規に獲得するアライアンス先医療機関の一部に対して一定期間、資金支援の為、当社グループから行う貸付です。医療機関への貸付内容は、貸付先医療機関の財務・経営状況等により異なりますが、当社グループの自己資本で対応できると考えています。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項」及び (重要な会計上の見積り) に記載の通りです。 この連結財務諸表の作成にあたり、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる要因等に基づき見積り及び判断を行っていますが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合があり、結果的に連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下の通りです。 A.貸倒引当金 当社グループの事業において、業務委託料等に係る売掛債権と資金の貸付債権に係る回収リスクに備えて過去の貸倒実績をもとに貸倒引当金を算定しています。各債権は毎月回収状況を管理し、遅延発生時は回収に向けた対応をするルールが定められています。しかしながら債権先の資金状況によっては遅延解消に時間がかかるケースもあり、滞納が発生する場合は、個別での引当金を計上しています。貸倒引当金は四半期ごとに見直し、滞納債権は定められたルールでの見積り計上をすることになります。また、債権先の財政状態が債務超過となった場合や、著しく債権の回収が困難と認められる場合にも個別の引当金を計上しています。各債権先の状況を把握したうえで回収リスクや貸倒れリスクに備えています。 B.固定資産の減損 当社グループは、独立してキャッシュ・フローを生み出し、継続的な収支の把握がなされる管理会計上の区分を基準として資産のグルーピングを行っておりその回収可能価額について将来キャッシュ・フロー、正味売却価額等の前提条件に基づき見積っております。従って、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フローなどの前提条件に変更があった場合、固定資産の減損損失が発生する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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