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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

技研ホールディングス

Giken Holdings Co., Ltd.1443 · Standard · 建設業

法面保護や放射線・電磁波対策など、専門性の高い土木・建築工事と、消波ブロック型枠の貸与やコンクリート二次製品販売を手掛ける建設特化型グループ。

概要

技研ホールディングスは、2018年に技研興業の単独株式移転により設立された持株会社である。グループの中核である技研興業は、法面保護工事などの土木工事、医療施設向け放射線防護工事などの建築工事、消波根固ブロック製造用鋼製型枠の貸与を主な事業とする。2026年3月期の連結売上高は約47億円、従業員数は106名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

事業の三本柱:土木・建築・型枠貸与

当社グループは土木関連事業、建築関連事業、型枠貸与関連事業の3つを柱とする。土木関連事業は法面保護工事や急傾斜対策工事の設計施工を手がける。建築関連事業は放射線防護や電磁波シールド工事など医療施設向けのトータルエンジニアリングが中心である。型枠貸与関連事業は消波根固ブロック製造用鋼製型枠の賃貸と、コンクリート二次製品の販売を行う。2026年3月期のセグメント別売上高は、建築関連24.2億円、型枠貸与13.5億円、土木関連8.3億円、その他0.7億円である。

持株会社体制とグループ構成

技研ホールディングスは純粋持株会社であり、グループ全体を統括する。主要な子会社は技研興業株式会社(土木・建築・型枠貸与の事業会社)、日動技研株式会社(建設資材レンタル・販売)、有限会社筑波工業(2022年4月に連結子会社化)、株式会社アゼモトメディカル(医療関連、2022年4月に連結子会社化)の5社である。かつて連結子会社だった川崎建鉄株式会社は2022年3月に非連結子会社となった。また、フリージア・マクロス株式会社を持分法適用関連会社としている。

収益の構造と経営指標

売上高は近年減少傾向にある。2024年3月期は52億円、2025年3月期予想は49億円、2026年3月期予想は47億円である。一方で営業利益率は改善しており、2024年3月期は5.8%、2025年3月期予想は12.2%、2026年3月期予想は14.9%と上昇している。当社は売上高総利益率、売上高営業利益率、ROE(自己資本当期純利益率)を重要な経営指標と位置づけている。2026年3月期の予想ROEは6.0%である。

公共投資に依存する国内中心の事業基盤

売上の大半は国内の公共工事と医療施設関連工事から生まれている。土木関連事業は国土強靭化や自然災害復旧事業の公共予算に支えられ、安定した受注が見込まれる。建築関連事業は医療分野に強みを持つが、新築物件数の減少や価格競争に直面している。型枠貸与事業も公共工事の縮減リスクを抱える。海外事業や不動産賃貸事業は規模が小さく、売上高全体の1.6%程度である。

業界の中での役割は建設工事と建設資材の専門プロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
47億円
営業利益
7億円
営業利益率
14.9%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建築関連24億円52.2%
型枠貸与関連13億円28.3%
土木関連8億円17.4%
その他1億円2.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01土木関連事業主力

法面保護工事や急傾斜対策工事など、土木工事の設計・施工を主力とする。防災・減災の観点から社会インフラ整備に貢献。

02建築関連事業準主力

放射線・電磁波・磁気・音響・防音施設・電波吸収・電磁波環境対策など、特殊環境に対応した建築工事のトータルエンジニアリングを提供し、関連資材も販売。

03型枠貸与関連事業準主力

消波根固用コンクリートブロック製造用の鋼製型枠を賃貸するほか、環境や景観に配慮したコンクリート二次製品や建設資材を販売。子会社が円形型枠などのレンタル・販売も行う。

主な製品・サービス2
鋼製型枠
消波根固用コンクリートブロックを製造するための型枠で、賃貸により提供。海岸・河川工事に使用される。
コンクリート二次製品
環境や景観に配慮したコンクリート製品で、土木・建築工事に使用される。

04その他その他

海外事業、事務所用テナントビル賃貸、太陽光発電・売電事業などを手掛ける。

製品と技術

法面保護工事と急傾斜対策

土木関連事業の中心は法面保護工事である。道路や住宅地の斜面崩壊を防ぐための工事で、主に公共発注案件を請け負う。急傾斜地崩壊対策工事も手がけており、国土強靭化や災害復旧の需要に応える。2024年3月期の土木関連売上高は8.3億円、営業利益は1.4億円とグループ内で最も成長率が高いセグメントである。

放射線防護・電磁波シールド工事

建築関連事業では、医療施設向けの放射線防護工事と電磁波シールド工事が主力である。X線室やCT室、MRI室などで放射線や電磁波を遮断するための施工を提供する。その他、音響や防音施設、電波吸収体の設置も行う。2024年3月期の建築関連売上高は24.2億円、営業利益は4.3億円とグループ最大の収益源である。

消波根固ブロック用鋼製型枠の賃貸

型枠貸与関連事業では、消波根固ブロックを製造するための鋼製型枠を賃貸している。これらのブロックは防波堤や護岸工事に使用される。また、環境・景観に配慮したコンクリート二次製品や関連建設資材の販売も行う。連結子会社の日動技研は円形型枠などの建設資材をレンタルする。2024年3月期の型枠貸与売上高は13.5億円、営業利益は3.8億円である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

橋梁補修で安定、売上減少に歯止め必要

技研HDは、橋梁などの社会インフラ補修・補強工事を主力とする建設会社。同業のショーボンドHDやウエストHDと競合するが、技研HDは特に橋梁に特化した技術で一定の地位を築く。2025/3期は減収ながら営業利益率12.24%と高水準を維持。2026/3期はさらに増益見込みだが、売上高は49→47億円と減少予想。インフラ老朽化に伴う需要は堅調だが、受注競争激化や工事コスト上昇が課題。業界内では中堅規模で、収益性重視の経営が光る。

強み

  • 橋梁に特化した補修・補強技術で差別化、公共需要を安定確保。
  • 2025/3期12.24%、2026/3期14.89%と収益性が高く、利益率重視。
  • 老朽化インフラ増加で補修市場は堅調、長期的な受注基盤あり。
  • 負債水準が低く、安定したキャッシュフローを維持していると推定。

課題

  • 2024/3期52億→2025/3期49億→2026/3期47億と減収。受注拡大が急務。
  • ショーボンドHDなど同業との競争激化で、受注単価低下リスク。
  • 専門技術者の確保難が成長制約要因となり得る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が技研ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1205Aロゴスホールディングス64億円8.0倍
21758太洋基礎工業61億円10.6倍
31994高橋カーテンウォール工業59億円7.1倍
41446キャンディル58億円19.5倍
51795マサル50億円11.8倍
61443技研ホールディングス45億円7.3倍
73267フィル・カンパニー37億円13.7倍
81764工藤建設37億円6.5倍
91724シンクレイヤ35億円9.9倍
10211Aカドス・コーポレーション34億円
111444ニッソウ29億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 6件

単独株式移転で持株会社化した2018年

2018年1月、技研興業株式会社が単独株式移転により技研ホールディングスを設立した。これにより技研興業は完全子会社となり、技研ホールディングスが東京証券取引所市場第二部に新規上場した。同時に技研興業は上場廃止となった。この再編により、グループ経営の効率化と事業拡大の基盤が作られた。

川崎建鉄の連結子会社化(2019年)

2019年6月、技研ホールディングスの完全子会社である技研興業が株式取得により川崎建鉄株式会社を連結子会社とした。川崎建鉄は建設業を営んでおり、この買収によりグループの土木・建築分野における施工能力の拡充が図られた。しかし、その後2022年3月には川崎建鉄は非連結子会社となっている。

アゼモトメディカル取得と本店移転の2020年

2020年6月、技研興業が株式会社アゼモトメディカルの株式を取得し、非連結子会社とした。アゼモトメディカルは医療関連事業を手がけており、グループの建築関連事業とのシナジーが期待された。同年、本店を東京都千代田区の現在地に移転した。この移転により拠点を集約し、業務効率を高めた。

市場区分変更と子会社再編の2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。同時に、技研興業が有限会社筑波工業の株式を取得し連結子会社とするとともに、それまで非連結子会社だったアゼモトメディカルを連結子会社に変更した。一方、川崎建鉄は同年3月に非連結子会社となっている。この再編でグループの事業ポートフォリオが整理された。

年表6件を開く

2010年代

  • 2018年1月創業技研興業株式会社が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第二部に上場。(技研興業株式会社は、2017年12月に上場廃止)
  • 2019年6月M&A当社完全子会社の技研興業株式会社が株式取得により川崎建鉄株式会社を連結子会社とする。

2020年代

  • 2020年6月M&A当社完全子会社の技研興業株式会社が株式取得により株式会社アゼモトメディカルを非連結子会社とする。
  • 2020年6月本店を東京都千代田区(現在地)に移転
  • 2022年3月川崎建鉄株式会社を非連結子会社とする。
  • 2022年4月M&A東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 当社完全子会社の技研興業株式会社が株式取得により有限会社筑波工業を連結子会社とする。非連結子会社であった株式会社アゼモトメディカルを連結子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    不採算工事排除と採算性重視の受注

    土木関連事業において、受注前の採算性検討や施工体制確保を徹底し、不採算工事を排除する。国土強靭化関連の復旧事業では受注拡大とともにモニタリング強化と変動費管理で利益率向上を図る。

  2. 02

    建築分野の多様化と原価管理徹底

    建築関連事業で原価管理を徹底し、医療分野以外の受注比率を高めて事業ポートフォリオを多様化。アフターサービスや新工事資材で新規顧客を開拓しつつ、医療分野の優位性を維持する。

  3. 03

    型枠貸与とコンクリート二次製品の展開

    型枠貸与事業では土木事業との一体運営により、製作・維持・運搬費用の見直しで原価管理を強化。フリージア・マクロスと協業し、コンクリート二次製品販売にも注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で106人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は636万円で、8期前と比べて3.4%平均年齢は55.0歳、平均勤続年数は31.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月178
2019年3月65848.024.0153
2020年3月47949.025.0161
2021年3月49850.026.0162
2022年3月56951.027.0142
2023年3月49252.028.0108
2024年3月48053.029.0100
2025年3月50554.030.0105571
2026年3月63655.031.0106660

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
営業本部 — 東京都千代田区929百万円
営業管理部門及び各セグメントの統括部門
松橋倉庫 — 熊本県宇城市648百万円
型枠貸与関連事業
京都土地 — 京都府南区567百万円
全セグメント
阿佐ヶ谷土地 — 東京都杉並区422百万円
全セグメント
三次倉庫 — 広島県三次市369百万円
型枠貸与関連事業
メゾンド六番町 — 東京都千代田区329百万円
その他
早来倉庫 — 北海道早来町296百万円
型枠貸与関連事業
千代川倉庫 — 茨城県下妻市296百万円
型枠貸与関連事業
第2桐治ビル — 東京都千代田区287百万円
その他
中条倉庫 — 新潟県胎内市234百万円
型枠貸与関連事業
ほか26件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    技研興業株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日動技研株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社筑波工業
    埼玉県入間市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    AZ株式会社(旧株式会社アゼモトメディカル(清算手続中))
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    FSK人材育成株式会社
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権24.0%
  • 国内
    フリージア・マクロス株式会社
    東京都千代田区 · その他の関係会社
  • 国内
    夢みつけ隊株式会社
    東京都千代田区 · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は47億円営業利益7億円前期と比べると減収増益で、売上が-4.1%、利益が+16.7%。

売上高
-4.1%
47億円
営業利益
+16.7%
7億円
純利益
+20.0%
6億円
営業利益率
14.9%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高49億円47億円
営業利益8億円7億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥1.1¥1.1

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q120
2024年1Q1200.01
2024年2Q14214.31
2024年3Q13215.41
2024年4Q131
2025年2Q2328.72
2025年4Q26415.43
2026年2Q22418.23
2026年4Q25312.03
2027年1Q12216.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は118億円から47億円へ40%に減った。直近期の営業利益率は14.9%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
技研興業株式会社が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第二部に上場。(技研興業株式会社は、2017年12月に上場廃止)
2018年3月11843
当社完全子会社の技研興業株式会社が株式取得により川崎建鉄株式会社を連結子会社とする。
2019年3月9584
当社完全子会社の技研興業株式会社が株式取得により株式会社アゼモトメディカルを非連結子会社とする。
2020年3月100127
2021年3月94127
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 当社完全子会社の技研興業株式会社が株式取得により有限会社筑波工業を連結子会社とする。非連結子会社であった株式会社アゼモトメディカルを連結子会社とする。
2022年3月82105
2023年3月5553
2024年3月5264
2025年3月496812.25
2026年3月477914.96

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高47億円のうち、営業利益として残るのは7億円14.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の12.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.3%34億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.9%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.6pt
14.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.3pt
12.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.8pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は14億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月1−73−611
2019年3月260−82630
2020年3月8−4−4430
2021年3月17−2618−938
2022年3月1−110−1028
2023年3月7−249−1721
2024年3月9−8−3118
2025年3月4−3−5114
2026年3月9−4−5514

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は183億円。このうち返さなくてよい自己資本が129億円で、自己資本比率は70.7%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月111723965.0
2019年3月123754861.1
2020年3月127814663.9
2021年3月163946957.6
2022年3月160996161.9
2023年3月157956260.6
2024年3月1721116164.2
2025年3月1621095267.5
2026年3月1831295470.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
86億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
54億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率140社中8位あたり、逆に低いのはROE140社中131位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.9%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.7%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.1%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.4%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥277で、1年前と比べて+10.8%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥277-2.5%1ヶ月+9.5%1年+10.8%時価総額45億円
過去52週の値幅
安値¥218高値¥375

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.3倍
PER (会社予想)7.0倍
PBR0.35倍
配当利回り0.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で-0.8%と小幅な調整だが、年初来では+23.3%と堅調。株価は253円で25日線(251.76円)をわずかに上回る一方、75日線(256.83円)や200日線(269.01円)は下回っており、中長期の上値は重い。52週高値375円からは-32.5%と大きく下落した位置にあり、52週安値203円からは+24.6%の水準。出来高は7月22日に99,900株と急増した後、8月5日には21,000株に減少しており、需給は一服感がある。週足では6月末から7月初めにかけて243円から256円へ上昇した後、240円台後半から250円台でのもみ合いが続いており、方向感を欠く展開。RSIは48.94と中立圏にあり、明確なトレンドは形成されていない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは6.59倍と業界平均14.15倍を大きく下回り、PBRも0.3178倍と1倍を大きく割り込み、株価は純資産に対して大幅に割安。ROEは5.1%と低く収益性は課題だが、配当利回り0.43%は低く、配当性向7.5%と配当は伸び悩む。業界平均PBR1.52倍と比べても極端な割安水準であり、割安と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.3倍14.4倍
PER (予想)7.0倍
PBR0.35倍1.55倍
ROE5.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は減少しているが、利益率は改善しており、収益性向上が投資論点となっている。強気派は、コスト管理や工事採算性の改善により、利益率がさらに向上すると見る。一方、弱気派は、売上高の減少が続けば、利益の絶対額が縮小するリスクを指摘する。また、建設業界全体の人手不足や競争激化が懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 利益率の改善

    営業利益率が12%台から14%台へ上昇しており、収益性向上が続くと期待

  • 株価の割安感

    PERが6.6倍と低く、PBRも0.3倍と割安で、株主還元が評価される可能性

  • 増益トレンド

    純利益が3億円から6億円に増加しており、増益基調が鮮明

  • PBR0.32倍と1株純資産796円の3分の1継続影響

    株価253円に対し1株純資産約796円。PBR0.3178倍は割安修正余地

  • 2026年3月期の営業利益7億円と増益決算発表後影響

    営業利益6→7億円に増加。営業利益率12.24%→14.89%に改善

  • 純利益6億円と3期連続の増益通年影響

    純利益4→5→6億円と3期連続増益。EPSは約38円

  • 株価が年初来23%上昇し上昇トレンド継続影響

    1年間で23.28%上昇。低PBRの修正が続けば上昇余地

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    売上が55億円から47億円へ減少しており、市場規模の縮小に直面

  • 業界環境の厳しさ

    建設業界は人手不足や資材高といった構造課題があり、受注環境の不透明感

  • 規模の小ささ

    時価総額が41億円と小型で、流動性の低さや経営資源の限界が指摘される

  • 売上高47億円と3期連続の減収決算発表後影響

    売上高52→49→47億円と3期連続減少。減収が利益を圧迫

  • ROE5.1%と資本効率が低い通年影響

    ROE5.1%と低く資本効率は弱い。PBR0.32倍でも改善が無い

  • 2026年3月期の営業利益増加率は16%決算発表後影響

    営業利益は6→7億円と増加も、増加率は16.7%にとどまる

  • 配当利回り0.43%と低い継続影響

    配当利回り0.43%と低く、投資魅力は限定的

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を左右するため、受注の増減が業績の先行指標となる
営業利益率
利益率の改善が収益性向上のカギを握り、継続的な改善が期待される
建設コスト比率
資材価格の変動が利益に影響し、コスト管理の巧拙が収益性に直結する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり1.1で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.40%。

年間配当
¥1.1
1株あたり
配当利回り
0.40%
いまの株価に対して
配当性向
7.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月121.2
2020年3月10.024.8
2021年3月10.030.6
2022年3月10.030.0
2023年3月10.023.4
2024年3月10.01.9
2025年3月110.012.7
2026年3月10.07.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥1.1

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,054人。区分でいちばん多いのは事業法人53.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.4%を占め、残る44.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人51.851.952.352.153.153.0
個人・その他36.238.535.434.635.333.6
証券会社5.13.66.35.36.59.2
金融機関4.04.04.14.93.02.5
外国法人2.91.81.92.71.91.7
外国人個人0.00.10.10.40.10.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01フリージア・マクロス株式会社27.59
02夢みつけ隊株式会社22.30
03大和証券株式会社3.27
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.25
05楽天証券株式会社1.82
06株式会社SBI証券1.54
07石橋 拓朗1.43
08武井 博子1.23
09大島 勇1.11
10フリージアトレーディング株式会社1.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+143%、1株純資産は9期で+79%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月164443.614.962.2
2019年3月264655.79.321.2
2020年3月405018.46.324.8
2021年3月465788.56.730.6
2022年3月296094.87.230.0
2023年3月205873.411.123.4
2024年3月276824.38.11.9
2025年3月306724.56.312.7
2026年3月387965.17.77.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額10百万円。

氏名役職年齢保有株数
佐々木ベジ取締役社長(代表取締役)7027,000
久田利一取締役71
野中信敬取締役(監査等委員)70
小畑元取締役(監査等委員)78
多胡英文取締役(監査等委員)77

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容637字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社5社及び関連会社1社により構成されており、土木・建築関連の工事の請負、消波根固ブロック製造用鋼製型枠の貸与、コンクリート二次製品及び建設資機材の販売等を主たる業務としております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであり、セグメントと同一の区分であります。 [土木関連事業] 法面保護・急傾斜対策工事等の土木工事の設計・施工を技研興業株式会社が請負っております。 [建築関連事業] 放射線・電磁波・磁気・音響・防音施設・電波吸収及び電磁波環境対策等のトータルエンジニアリングを技研興業株式会社が請負うほか、関連する建築工事用資材を販売しております。 [型枠貸与関連事業] 消波根固用コンクリートブロックを製造するための鋼製型枠を技研興業株式会社が賃貸しているほか、環境や景観に配慮したコンクリート二次製品及び関連する建設資材等の販売を行っております。連結子会社日動技研株式会社は、円形型枠等の建設資材のレンタル及び販売を行っております。 [その他] 海外事業、事務所用テナントビル等の賃貸収入、太陽光等による発電及び売電事業等を行っております。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,994字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、安心して生活のできる社会資本の整備に参画し、広く地域社会の発展と環境保全に貢献することを企業理念とし、土木・建築分野を中心とした技術の研鑽に努め、技術集約型企業として顧客にご満足いただける高品質なハード・ソフトを提供し、これにより安定した経営基盤の確立と着実な成長を図り、企業価値を高めていく方針であります。 (2) 経営戦略等 当社グループの主力となっている3つの事業分野における経営戦略等は以下のとおりであります。 (土木関連事業) 土木関連事業においては、従前より不採算工事の排除、受注の前段階での採算性の検討、施工体制の確保等採算性を重視した受注確保を目指してまいりましたが、当連結会計年度においてこれらは実効的に機能し、効果が発現してきております。 また、国土強靭化における自然災害の復旧事業について、公共予算の執行が恒常的に見込まれることから、受注拡大と共に、モニタリング体制の強化と、徹底した変動費管理により利益率を高めていくこととします。 (建築関連事業) 建築関連事業においては、熾烈な価格競争にも耐えうる原価管理を継続して徹底する一方、主力としている医療分野以外の受注比率を高め、事業環境の変化にも耐えうる多様な分野への開拓を進めるとともに、アフターサービス、新規開発した工事資材等による新規顧客の取り込み、継続的な測定を要する案件を通じ、従来からの医療分野における当社グループの優位性を維持しつつ、更なる積み上げを目指すこととしております。 また、潜在的に既存の放射線防護等の施設の設備更新の需要もあることから、当社グループが過去に手掛けた工事の再設計等も視野に入れ幅広く対応していくこととしております。 (型枠貸与関連事業) 型枠貸与関連事業においては、公共事業の将来的な縮減を見据え、受注・売上高の減少にも耐えうる事業基盤の構築を推し進めながら、土木関連事業と当事業とを一体的に運営し、連携を強化してシナジー効果を高める方針であり、鋼製型枠の製作から型枠の維持補修費用、運搬関連費用をひとつひとつ再度見直すことにより、より徹底した原価管理を行ってまいります。 また、鋼製型枠の貸与というビジネスモデルに捉われることなく、当社を持分法適用会社としているフリージア・マクロス株式会社と共働し、コンクリート二次製品の販売にも注力していくこととしております。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、安定的な収益確保及び収益力の強化を目指すために売上高総利益率と売上高営業利益率を、そして、株主資本の有効活用を図るためにROE(自己資本当期純利益率)を重要な経営指標と位置付け、これらの向上を目指していきます。 (4) 経営環境 当建設業界においては、公共投資は関連予算の執行により底堅く推移しており、民間設備投資は徐々に持ち直しの傾向にあります。しかしながらインフレ等による建設資材の高騰や品薄が長期化してきており、当社グループを取り巻く経営環境の先行きは依然として楽観できない状況にあります。 このような中、当社グループは社会資本整備の一翼を担う企業集団として、自然災害の復旧支援、医療施設の改修事業等、国民の安全と豊かな暮らしの土台形成のための事業活動を行ってまいりました。 また、当社を持分法適用会社としているフリージア・マクロス株式会社及びそのグループ会社と適宜連携を図り、相互協力していくことで企業価値の増大を目指す方針でおります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経営環境は、欧米諸国との金利差による円安の進行やウクライナ・中東情勢の緊迫化、トランプ関税等に起因して国内の物価上昇は継続していくと予想しております。このような環境下において、国内の建設需要におきましては、公共建設投資および、民間建設投資においては引き続き回復傾向にあると予想しております。ただし、人出不足や資源高などのコストアップ要因で業界全体としては、今後の受注に応じきれない可能性があります。 このような状況のもと、当社グループは、既存事業のさらなる向上はもとより、市場における優位性を高めるべく、各事業の特性を活かした高付加価値製品の開発を進めております。 また、グループ企業との連携による一気通貫を用い、価格競争力を高め、安定した収益の確保と強固な経営基盤作りに取り組み、社会貢献企業としての存在価値を高めていく所存でおります。
事業等のリスク1,460字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 (1) 建設市場の変動リスク 当社グループの土木関連事業及び型枠貸与関連事業の大半については、公共事業に係る建設市場を対象にしているため、官公庁の公共投資に依存しております。今後の建設投資の規模やその重点投資分野の変動により、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。今後とも地道な情報収集と受注活動を行うとともに、粗利益率の改善に注力して、変化に強い企業体質を構築してまいります。 (2) 施工中の事故・災害のリスク 工事施工の安全管理については、安全衛生委員会を中心として定期的パトロールにより万全を期しておりますが、万一事故が発生した場合、被害状況、原因等により発注官庁及び監督官庁による行政処分等、また、自然災害による工事中断・工事資材等の調達の遅れや、あるいは修復等に伴う増加費用の発生などにより、業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは事業活動の維持拡大に必要な運転資金及び設備資金を安定的に確保するため、内部留保資金の活用及び金融機関からの長期借入金を主とした資金調達を行って、手元流動性を厚めに確保してまいります。 (3) 資材価格等の変動・調達リスク 鋼材その他の建設資材の高騰や、運搬経費の増加、労務単価の上昇等により、請負金額や販売価格に転嫁することが困難であったり、転嫁時期が遅れた場合には、工事原価の上昇による利益率の低下など業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは仕入材料の市場動向を見ながら、必要に応じて仕入の予約を行うなど、必ず利益が出る原価管理を行い、一定の利益を確保できるように努めております。 (4) 売上債権の貸倒損失リスク 当社グループの主な売上先は全国の建設業者でありますが、建設業界においては厳しい事業環境が継続していることから、売上先企業によっては経営不振に陥る場合もあるため、売上債権の貸倒損失発生に伴い、業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。そのため売上債権等の貸倒による損失に備えて、過去の貸倒実績等に基づき、貸倒引当金を計上しております。また取引先の信用力や支払条件等の審査基準を設定するなど、与信リスクの最小化をはかっております。 (5) 法的規制 当社グループは建設業法、下請法、労働安全衛生法等による法的規制を受けており、これらの法令の改廃や新設があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。全社一丸となって、今後とも法令を順守する経営の徹底に努めてまいります。 (6) 瑕疵担保責任(契約不適合責任) 当社グループは顧客との間の契約に基づき、一定期間瑕疵担保責任を負っています。品質管理には万全を期しておりますが、万が一、重大な瑕疵が発生した場合には顧客からの信頼を失うとともに、瑕疵担保責任(契約不適合責任)により損害賠償が生じることもあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループとしてはこれからもリスクが最小限となる様な品質管理を徹底してまいります。 上記記載において、将来に関する部分については有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において判断したものであります。
経営成績の分析 (MD&A)6,804字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 業績等の概要 ① 業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、円安等によるインフレ懸念や中東情勢の影響を注視する必要がありますが、インバウンド効果による国内消費の回復、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、景気の持ち直しの動きがみられました。一方で米国の通商政策、中東情勢、ガザ地区の紛争やウクライナ情勢が続いていること、金融資本市場の変動による影響など、世界情勢は依然として先行きが不透明な状況が続いております。 当建設業界においては、政府の「責任ある積極財政」の考え方の下、公共投資は関連予算の執行により底堅く推移しており、民間設備投資は徐々に持ち直しの傾向にあります。しかしながらインフレ等による建設資材の高騰や品薄が長期化してきており、当社グループを取り巻く経営環境の先行きは依然として楽観できない状況にあります。 このような中、当社グループは社会資本整備の一翼を担う企業集団として、自然災害の復旧支援、医療施設の改修事業等、国民の安全と豊かな暮らしの土台形成のための事業活動を行ってまいりました。 この結果、受注高においては前期比2.6%増の5,286百万円、売上高につきましては前期比4.7%減の4,675百万円、営業利益につきましては、前期比12.5%増の701百万円、経常利益につきましては前期比15.9%増の892百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比24.7%増の613百万円となりました。 当社グループの前期繰越受注高、受注高、売上高、次期繰越高は次のとおりであります。 (単位:千円) 年度別   前期繰越受注高   受注高   売上高   次期繰越高 前連結会計年度   2,139,345   5,152,098   4,906,441   2,385,002 当連結会計年度   2,385,002   5,286,852   4,675,110   2,996,744 増減   245,656   134,754   △231,331   611,742 当連結会計年度のセグメント別の業績等の概要は次のとおりであります。 [土木関連事業] 法面保護工事が主体の当事業は、受注高につきましては前年同期比60.3%増の1,455百万円、売上高につきましては前年同期比14.5%増の834百万円、営業利益につきましては、前年同期比38.5%増の138百万円となりました。 なお、当セグメントの前期繰越受注高、受注高、売上高、次期繰越高は次のとおりであり、損益については、「第5 経理の状況」の「セグメント情報等」の項を参照ください。 (単位:千円) 年度別   前期繰越受注高   受注高   売上高   次期繰越高 前連結会計年度   254,993   908,028   728,657   434,364 当連結会計年度   434,364   1,455,892   834,087   1,056,169 増減   179,370   547,863   105,429   621,804 [建築関連事業] 医療施設向けの放射線防護・電磁波シールド工事等が主体の当事業は、新築物件・改修工事等の物件数が減少しており、受注高につきましては前年同期比14.4%減の2,460百万円、売上高につきましては前年同期比11.4%減の2,420百万円、営業利益につきましては、前年同期比13.7%増の428百万円となりました。 なお、当セグメントの前期繰越受注高、受注高、売上高、次期繰越高は次のとおりであり、損益については、「第5 経理の状況」の「セグメント情報等」の項を参照ください。 (単位:千円) 年度別   前期繰越受注高   受注高   売上高   次期繰越高 前連結会計年度   1,709,995   2,874,157   2,732,173   1,851,979 当連結会計年度   1,851,979   2,460,356   2,420,145   1,892,190 増減   141,983   △413,800   △312,028   40,211 [型枠貸与関連事業] 消波根固ブロック製造用型枠の賃貸及びコンクリート二次製品の販売が主体の当事業は、近年大きな災害が起きていないこともあり、災害復旧事業は減少していますが、公共工事全般において比較的安定して受注できた結果、受注高につきましては前年同期比0.3%増の1,292百万円、売上高につきましては前年同期比1.6%減の1,346百万円となり、営業利益につきましては、前年同期比12.1%減の376百万円となりました。 なお、当セグメントの前期繰越受注高、受注高、売上高、次期繰越高は次のとおりであり、損益については、「第5 経理の状況」の「セグメント情報等」の項を参照ください。 (単位:千円) 年度別   前期繰越受注高   受注高   売上高   次期繰越高 前連結会計年度   171,977   1,288,765   1,368,946   91,796 当連結会計年度   91,796   1,292,725   1,346,925   37,596 増減   △80,181   3,960   △22,020   △54,200 [その他] その他の分野には、不動産賃貸事業、海外での事業等をまとめてその他としております。受注高につきましては前年同期比4.0%減の77百万円、売上高につきましては前年同期比3.5%減の73百万円、営業利益につきましては前年同期比35.3%減の6百万円となりました。 なお、当セグメントの前期繰越受注高、受注高、売上高、次期繰越高は次のとおりであり、損益については、「第5 経理の状況」の「セグメント情報等」の項を参照ください。 (単位:千円) 年度別   前期繰越受注高   受注高   売上高   次期繰越高 前連結会計年度   2,378   81,147   76,663   6,861 当連結会計年度   6,861   77,878   73,952   10,788 増減   4,483   △3,268   △2,711   3,926 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益933百万円および、売上債権及び契約資産の減少等により、928百万円の収入(前連結会計年度は358百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券等の取得、固定資産の取得の支出等により、437百万円の支出(前連結会計年度は286百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入金の返済による支出等があり、465百万円の支出(前連結会計年度は532百万円の支出)となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ30百万円増加し、1,394百万円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める土木関連事業、建築関連事業及び型枠貸与関連事業では生産実績を定義することが困難であり、上記の事業のうち工事業は請負形態によっているため販売実績という定義は実態にそぐわないことから、受注及び販売の実績については「(1) 業績等の概要 ① 業績」における各セグメントの業績に関連付けて記載しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づいて分析したものであります。 また、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末日(2026年3月31日)現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討 a.経営成績 「(1) 業績等の概要 ① 業績」に記載したとおり、わが国経済は先行き不透明な状況にあり、当社グループが属する建設関連業界におきましても楽観できない状況が続いております。 このような中、当社グループは、社会資本整備の一翼を担う企業集団として、列島各地で頻発する自然災害の復旧支援に尽力していくとともに、企業価値向上のため量から質への営業活動を展開し、各事業の効率化の向上と聖域なきコスト削減を目指して取り組んでまいりました。 その結果、当連結会計年度の経営成績は次のとおりとなりました。 売上高におきましては、前期比4.7%減の4,675百万円となりました。 また利益面におきましては、コスト見直しによる固定費削減の効果により、営業利益は前期比12.5%増の701百万円となりました。経常利益は前期比15.9%増の892百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比24.7%増の613百万円となりました。 なおセグメント別の売上高につきましては、「(1) 業績等の概要 ① 業績」を、損益につきましては、「第5 経理の状況」の「セグメント情報等」の項をご参照ください。 b.財政状態 当連結会計年度末の流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ509百万円減少し、3,573百万円となりました。また固定資産につきましては、投資有価証券の増加等により前連結会計年度末に比べ2,620百万円増加し、14,702百万円となりました。その結果、資産合計は前連結会計年度末に比2,111百万円増加し、18,276百万円となりました。 流動負債につきましては、1年内返済予定の長期借入金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ215百万円増加し、2,476百万円となりました。また固定負債につきましては、長期借入金が減少したこと等により前連結会計年度末に比べ111百万円減少し、2,877百万円となりました。その結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ104百万円増加し、5,353百万円となりました。 純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益が613百万円でありましたが、その他有価証券評価差額金が1,402百万円増加となり、前連結会計年度末に比べ2,006百万円増加し、12,922百万円となりました。 以上から、連結ベースの自己資本比率は、前連結会計年度末の67.5%から3.2ポイント増加し、70.7%となりました。 c.キャッシュ・フローの状況 当社グループの資金状態は、営業活動によるキャッシュ・フローにおいて928百万円の資金の収入、投資活動において437百万円の資金の支出、財務活動において465百万円の資金の支出となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの詳細状況につきましては、「(1) 業績等の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しており、この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 当社グループの連結財務諸表の作成において、経営成績及び財政状態に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき合理的と考えられるさまざまな要因を考慮したものでありますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループにおいては、特に次に掲げるものが重要な影響を及ぼす事項であると考えております。 a.貸倒引当金の見積り 当社グループが保有する債権又は投資に係る損失が見込まれる場合、その損失に充当する必要額を見積り、貸倒引当金を計上しておりますが、将来債務者及び被出資者の財務状況が悪化した場合、引当金の追加計上等による損失が発生する可能性があります。 b.投資有価証券の減損 当社グループの保有する有価証券については、合理的な判断基準を設定のうえ、減損処理の要否を検討しておりますが、将来保有する有価証券の時価や投資先の財務状況が悪化した場合には有価証券等の評価損を計上する可能性があります。 c.固定資産の減損 当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。現時点では減損処理の必要な固定資産については、減損損失の計上を行っておりますが、将来の事業環境の変化、業績の動向等により減損の兆候が生じた場合には、追加の減損損失の計上が必要となる可能性があります。 d.繰延税金資産の見積り 当社グループでは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存することから、課税所得がその見積り額と乖離する場合には繰延税金資産及び法人税等調整額が増減する可能性があります。 e.工事損失引当金 工事原価総額の見積りが工事収益総額を上回る可能性が高く、かつ、その損失見込額を合理的に算定できる場合、当該損失見込額を損失が見込まれた期に工事損失引当金として計上しております。 f.完成工事高及び完成工事原価の計上 完成工事高及び完成工事原価の計上は、工事収益総額、工事原価総額及び決算日における工事進捗度を信頼性をもって見積もることのできる工事について工事進行基準を適用しております。なお工事原価総額には、過去の工事の施行実績を基礎として、個々の案件に特有の状況を織り込んでおり、決算日ごとに見直しておりますが、外注価格及び資機材価格の高騰、手直し等による施行中の追加原価の発生など想定外の事象により工事原価総額が増加した場合は、将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、土木・建築関連事業においては材料・外注費、型枠関連事業においては賃貸用鋼製型枠の設備投資費、販売費及び一般管理費等の経費であります。 当社グループでは、キャッシュ・フローの増加が企業の安定運営及び企業価値向上につながるものと認識しており、当社が中心となり当社グループ全体のキャッシュマネージメントを綿密に調査・検証することにより、流動性の確保に努めております。また、金融機関には資金運用方針の適時・適切な報告を行い、機動的な資金調達を行っていく方針であります。 当面の方針としては、事業運営に必要な短期資金を主に金融機関からの借入により賄うとともに、手許流動性の確保・拡大に努め、安定的な資金運営を目指していく方針であります。 なお、当連結会計年度における有利子負債の残高は2,857百万円、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,394百万円となっております。 当社グループの資金の状況については「(1) 業績等の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ⑤ 経営上の目標の達成状況 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 当連結会計年度における売上高総利益率は27.7%(前年比1.3ポイント増)、売上高営業利益率は15.0%(前年比2.3ポイント増)、ROE(自己資本利益率)は5.1%(前年比0.6ポイント増)となりました。当社グループは、今後も、安定的な収益確保及び収益力強化と株主資本の有効活用に努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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