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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

マサル

MASARU CORPORATION1795 · Standard · 建設業

防水工事と設備工事のスペシャリスト。建設現場に不可欠な技術を提供し、新築から改修・産業機械設置までカバー。

概要

マサルは1957年に防水工事専門業者として創業し、東京都江東区に本社を置く建設会社である。新築防水工事・改修工事・直接受注工事を中核に、子会社を通じて空調・給排水設備工事や産業用機械の組立・設置も手掛ける。2025年9月期の連結売上高は106億円、従業員数は171名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

建設工事が売上の86%を占める二事業体制

マサルの事業は建設工事業と設備工事業の二つで構成される。2025年9月期、建設工事業の売上高は91億65百万円で連結売上高の86%を占め、セグメント利益は5億68百万円。同事業は新築防水工事・改修工事・直接受注工事を柱とし、材料販売や機材レンタルも手掛ける。設備工事業は売上高14億84百万円、セグメント利益69百万円で、空調・冷暖房・給排水設備工事のほか、子会社の空気設備工業が産業用機械の組立・設置・メンテナンスを担う。

首都圏を中心とした営業拠点と受注動向

本社を東京都江東区に置き、横浜営業所を神奈川県横浜市に設置する。千葉営業所は2021年12月に閉鎖され、現在は東京・横浜の2拠点体制。受注高は2025年9月期に127億60百万円と前年比44.6%増加し、うち建設工事業が83億11百万円、設備工事業が44億49百万円と大幅に伸びた。設備工事業の受注高は前年比522.9%増と急拡大しており、グループ全体として首都圏の建設需要を捉えている。

連結子会社3社が支えるグループ構造

連結子会社として株式会社マサルファシリティーズ(旧塩谷商会、2020年商号変更)と株式会社イノベイト(2024年設立)、空気設備工業株式会社(2024年4月にマサルファシリティーズが子会社化)がある。マサルファシリティーズは設備工事、空気設備工業は排気装置・乾燥塗装装置・集塵装置の産業機械、イノベイトは建設工事の一部を分担する。グループ全体で新築防水から改修、設備工事、産業機械までをワンストップで提供する体制を整えている。

長期経営計画で掲げる3つの達成目標

2021年10月から2030年9月までの9カ年長期経営計画「100年選ばれ続ける会社」を推進する。最終年度の目標として「ゼネコン上位10社でのシェアNo.1」「ROE15%」「成長性分野開拓」を掲げる。具体的施策として営業力強化、受注領域拡大、生産性向上、現場力強化、M&Aや業務提携による戦略的投資を挙げている。2025年9月期の自己資本比率は59.9%と財務基盤は安定しており、売上高営業利益率は6.0%である。

業界の中での役割は建設現場の下請け・元請けとして防水・設備・産業機械の据付を提供する施工会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
106億円
営業利益
6億円
営業利益率
5.7%
純利益
4億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
建設工事業92億円86.0%6億円6.5%
設備工事業15億円14.0%1億円6.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建築施工主力

新築・改修・直接受注の防水工事を施工。建物の屋上や外壁などで雨漏りを防ぐ防水層を形成し、躯体保護と建物長寿命化に貢献。

主な製品・サービス1
防水工事
シート防水、ウレタン防水など工法を用い、建物を水害から保護する。

02設備工事主力

空調・冷暖房・給排水設備の工事を施工。快適な室内環境を実現し、建物の機能性を高める。

主な製品・サービス2
空調設備工事
冷暖房・換気設備の設計・施工。建物の温度・湿度・空気質を快適に保つ。
給排水設備工事
上水道・下水道の配管設備施工。衛生的な水利用と排水処理を可能にする。

03産業機械製造・設置準主力

排気装置を主体とした乾燥・塗装装置や集塵装置などの産業用機械の組立・設置・メンテナンスを実施。工場の生産設備を支える。

主な製品・サービス2
乾燥・塗装装置
工業製品の塗装・乾燥工程で使用。排気装置により作業環境を改善。
集塵装置
工場内の粉塵を除去し、大気汚染を防ぐ。作業環境の安全性を向上。

製品と技術

超高層ビル施工で培ったシーリング防水技術

マサルの防水工事の原点は1968年に施工した三井霞が関ビルのシーリング防水である。シーリング材を用いて建物の外壁や窓枠の隙間を密封し、水密性を確保する工法。超高層ビルでは風圧や地震による建物の揺れに追従する性能が求められ、同社はこの施工で高度なノウハウを蓄積した。以後、新築物件を中心にシーリング防水工事を手掛け、首都圏の大規模建築物で実績を重ねている。現在もシーリング防水は建設工事業の主要工種の一つである。

地下・屋上・塗膜へ拡大した防水工事の品揃え

1996年4月、地下防水工事、塗膜防水工事、屋上防水工事など他の防水工事を開始し、施工範囲を拡大した。地下防水では止水板や防水シートを用いた地下構造物の防水、屋上防水ではウレタン塗膜やアスファルト防水など多様な工法に対応。塗膜防水は液体状の防水材を塗布して一体化した層を形成する工法で、複雑な形状にも適用できる。これにより、マサルは建物のあらゆる部位の防水工事をワンストップで提供可能となった。改修工事では既存防水層の上から施工できる工法も開発している。

空調・給排水から産業機械まで手掛ける設備工事

子会社マサルファシリティーズは空調・冷暖房・給排水設備工事を専門に施工。さらに2024年に子会社化した空気設備工業は、排気装置を主体とした乾燥・塗装装置、集塵装置などの産業用機械の組立・設置・メンテナンスを行う。これによりマサルグループは建築躯体の防水から内部設備、工場設備まで一貫したサービスを提供する。2025年9月期の設備工事業売上高は14億84百万円と前年比64.4%増加し、グループの成長を牽引している。

直接受注と改修チームの連携による領域拡大

新築だけでなく、直接受注工事(ビルオーナーや管理会社からの直接依頼)と改修工事にも注力する。改修チームの連携強化により、既存建物の防水改修や設備更新をワンストップで受注する体制を整えている。また、仮設工事との業務提携や原状復旧工事など周辺分野への展開も進める。長期経営計画では「ゼネコン上位10社でのシェアNo.1」を目標に掲げ、施工品質の統一基準と着工前検討会の強化で差別化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

建設業の中堅、増収増益で堅調

マサルは建設業界に属し、売上高86億円(2023/9)から89億円(2024/9)、106億円(2025/9)と増加。営業利益率も4.49%から5.66%へ改善。同業のショーボンドHDやミライト・ワン等と比べ規模は中堅だが、業績は堅調。公共工事や民間建設需要を取り込み、成長していると推測される。ただし、詳細なセグメント情報はなく、特定の強みは断定できない。

強み

  • 売上高・営業利益率ともに上昇、事業拡大と収益改善が同時に進んでいる。
  • 公共投資や民間設備投資の回復を背景に、受注を拡大している模様。
  • 特定地域に拠点を置き、地元顧客との関係構築で安定受注を実現。
  • 収益率向上から、コスト管理や施工品質の改善が進んでいると推測。

課題

  • 建設業界全体で慢性的な人手不足が続き、人件費上昇や工期遅延リスク。
  • 公共投資の変動に業績が左右されやすく、民間需要の開拓が必要。
  • 同業他社と類似した事業内容で、技術や価格面での差別化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字がマサル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11840土屋ホールディングス66億円
2205Aロゴスホールディングス64億円8.0倍
31758太洋基礎工業61億円10.6倍
41994高橋カーテンウォール工業59億円7.1倍
51446キャンディル58億円19.5倍
61795マサル50億円11.8倍
71443技研ホールディングス45億円7.3倍
83267フィル・カンパニー37億円13.7倍
91764工藤建設37億円6.5倍
101724シンクレイヤ35億円9.9倍
11211Aカドス・コーポレーション34億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

建物防水工事を目的に設立した1957年

1957年9月、建物防水工事を目的としてマサル工業株式会社を設立。資本金500千円、所在地は東京都江東区森下二丁目6番地。1959年7月に本社を中央区日本橋人形町へ移転。1963年9月に建設業登録(東京都知事登録(ち)第29239号)を取得。1966年9月には本社を中央区日本橋蛎殻町へ再移転し、営業拠点を拡充した。創業後10年間で東京都心に拠点を構え、防水工事専門業者としての地歩を固めた。この間、小規模物件の施工を重ね、後に超高層ビルのシーリング防水工事を手掛ける技術基盤を蓄積した。

霞が関ビルでシーリング防水のノウハウを獲得した1968年

1968年2月、わが国初の超高層ビル三井霞が関ビルのシーリング防水工事を施工。これによりシーリング防水のノウハウを他社に先駆けて取得した。1972年10月に本社を東京都江東区佐賀へ移転。1979年4月にはリニューアル工事専門の子会社マサルエンジニアリングを設立し、改修市場に本格参入。1986年2月にはマサルソービを設立し材料・資材の一元管理体制を構築。1989年8月に商号を株式会社マサルへ変更。1990年7月に建設大臣許可を取得し、全国展開の基盤を整えた。1991年4月にマサルエンジニアリングと合併し、同年9月にマサルソービは解散・清算された。

株式公開とグラフィック事業への進出・撤退

1994年11月、日本証券協会に店頭登録し株式公開を果たす。1996年4月には地下防水工事や塗膜防水工事など防水工事の種類を拡大。2001年6月にISO9002認証、2003年3月にISO9001:2000認証を取得し品質管理体制を強化した。2004年12月にジャスダック証券取引所に上場。2006年4月、株式会社テクマを子会社化しグラフィック事業に進出。しかし2008年12月に同事業を譲り受け、2009年4月にテクマを吸収合併し事業を整理した。この間、防水工事に加えて新たな事業領域を模索したが、グラフィック事業は短期間で撤退した。

塩谷商会の子会社化と設備工事への本格参入

2011年7月、株式会社塩谷商会を子会社化し設備工事業に本格参入。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東証JASDAQ(スタンダード)に上場。2014年6月に決算期を3月31日から9月30日に変更した。2018年9月には本社屋を東京都江東区佐賀に建て替え。2020年10月、塩谷商会を株式会社マサルファシリティーズに商号変更し、設備工事事業をグループの中核に位置付けた。この10年間で防水工事に加え、空調・給排水設備工事を第二の収益柱に育て上げた。

スタンダード市場移行とグループの拡充

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。2021年4月に横浜営業所を設置する一方、同年12月に千葉営業所を閉鎖し、営業拠点を再編した。2024年1月には株式会社イノベイトを東京都江東区に設立し、建設工事業の新たな受け皿を用意。同年4月にはマサルファシリティーズが空気設備工業株式会社を子会社化し、産業用機械の組立・設置・メンテナンス事業をグループに加えた。グループ3社体制で建設・設備・産業機械の3分野をカバーする体制が整った。

年表34件を開く

1950年代

  • 1957年9月創業建物防水工事を目的として、マサル工業株式会社を設立 設立資本金500千円 所在地東京都江東区森下二丁目6番地
  • 1959年7月本社を東京都中央区日本橋人形町に移転

1960年代

  • 1963年9月建設業登録(東京都知事登録(ち)第29239号)
  • 1966年9月本社を東京都中央区日本橋蛎殻町に移転
  • 1968年2月わが国初の超高層ビル三井霞が関ビルのシーリング防水工事を施工、他社に先がけ建物シーリング防水工事のノウハウを取得

1970年代

  • 1972年10月本社を東京都江東区佐賀に移転
  • 1979年4月創業株式会社マサルエンジニアリングを東京都中央区に設立、リニューアル工事を開始

1980年代

  • 1986年2月創業株式会社マサルソービを東京都江東区に設立、材料・資材の一元管理を開始
  • 1989年8月商号をマサル工業株式会社から株式会社マサルへ変更

1990年代

  • 1990年7月建設業許可(建設大臣許可(般-2)第13991号)
  • 1991年4月M&A株式会社マサルエンジニアリングと合併
  • 1991年9月一級建築士事務所登録(東京都知事登録第34086号)
  • 1991年9月株式会社マサルソービ 解散により清算
  • 1992年2月建設業許可(建設大臣許可(特-3)第13991号)以後3年ごとに許可更新
  • 1994年11月日本証券業協会に店頭登録
  • 1996年4月その他の防水工事等(地下防水工事、塗膜防水工事、屋上防水工事等)を開始

2000年代

  • 2001年6月ISO9002の認証取得を受ける
  • 2002年3月千葉営業所を千葉県市川市に設置
  • 2003年3月ISO9001:2000の認証を受ける
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年4月株式会社テクマを子会社とし、グラフィック事業を開始
  • 2008年12月株式会社テクマよりグラフィック事業を譲受け
  • 2009年4月M&A株式会社テクマを吸収合併

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2011年7月M&A株式会社塩谷商会を子会社化
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年6月商号変更決算期を変更(決算日を3月31日より9月30日に変更)
  • 2018年9月東京都江東区佐賀に本社屋を建替

2020年代

  • 2020年10月商号変更株式会社塩谷商会を株式会社マサルファシリティーズに商号変更
  • 2021年4月横浜営業所を神奈川県横浜市に設置
  • 2021年12月千葉営業所を閉鎖
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2024年1月創業株式会社イノベイトを東京都江東区に設立
  • 2024年4月M&A株式会社マサルファシリティーズが空気設備工業株式会社を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ゼネコン上位10社でのシェアNo.12030年9月までゼネコン上位10社でのシェアNo.1
  • ROE2030年9月まで15%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    シェアNo.1達成に向けた営業力強化

    営業情報の共有を徹底し、受注体制を大幅に強化。また、仮設工事との業務提携や設備工事・原状復旧など工種を拡充するとともに、改修チームの連携を強化して受注戦略を再構築する。

  2. 02

    ROE15%達成のための生産性向上

    着工前検討会の強化と評価を実施し、協力会社で構成する勝栄会との連携により施工品質の統一基準を設定。専門知識研修の継続とOJT、協力会社の施工能力向上と現場作業員確保、改修チームの人員補完力強化を進める。

  3. 03

    成長性分野開拓による新たな収益源の確保

    周辺分野へのM&A推進や業務提携・資本提携を積極的に行い、成長領域と捉える直接受注市場の開拓や成長分野への投資に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で171人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は663万円で、9期前と比べて+21.0%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は12.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月113
2017年9月128
2018年9月130
2019年9月54844.111.1141
2020年9月60345.012.0138
2021年9月60746.712.5145
2022年9月56746.112.0148
2023年9月54646.012.1154
2024年9月65245.812.5165242
2025年9月66345.212.1171351

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都江東区1,002百万円
建設工事業
和歌山工場 — 和歌山県日高郡51百万円
設備工事業
相模原営業所 — 神奈川県相模原市30百万円
設備工事業
本社 — 大阪府大阪市11百万円
設備工事業
本社 — 東京都大田区4百万円
設備工事業
主な関係会社
  • 国内
    空気設備工業株式会社(注)4
    大阪府大阪市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は106億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+19.1%、利益が+50.0%。

売上高
+19.1%
106億円
営業利益
+50.0%
6億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
5.7%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高107億円106億円
営業利益5億円6億円
純利益3億円4億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は17億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+13.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q26415.43
2023年3Q15−3−20.0−2
2023年4Q303
2024年1Q14−2−14.3−1
2024年2Q33618.24
2024年4Q4200.00
2025年2Q5747.03
2025年4Q4924.11
2026年2Q5147.83
2026年3Q1700.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は72億円から106億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月7200
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月10120
決算期を変更(決算日を3月31日より9月30日に変更)
2014年3月7821
2014年9月3300
2015年9月10042
2016年9月9664
2017年9月8852
2018年9月8233
2019年9月9154
株式会社塩谷商会を株式会社マサルファシリティーズに商号変更
2020年9月11464
2021年9月7843
2022年9月7022
2023年9月8653
株式会社イノベイトを東京都江東区に設立
2024年9月89444.53
2025年9月106675.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高106億円のうち、営業利益として残るのは6億円5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金79.2%84億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.1%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.7pt
5.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.0pt
7.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2025年9月期は営業CFが12億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は33億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月−322−15
2013年3月−100−13
2014年3月31−345
2014年9月20−126
2015年9月71−489
2016年9月50−3511
2017年9月111214
2018年9月2−4−6−27
2019年9月11−20915
2020年9月12−1−31124
2021年9月00−2022
2022年9月−32−4−118
2023年9月2−1−1119
2024年9月4−55−123
2025年9月120−21233

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年9月期の総資産は88億円。このうち返さなくてよい自己資本が53億円で、自己資本比率は59.9%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月72284439.2
2013年3月70284240.6
2014年3月71294241.5
2014年9月80295136.3
2015年9月77314639.7
2016年9月75344145.5
2017年9月79354444.6
2018年9月78364245.6
2019年9月88394943.9
2020年9月76423454.4
2021年9月74443059.0
2022年9月65452068.0
2023年9月75482763.1
2024年9月84493558.9
2025年9月88533559.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
34億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
31億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
35億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中22位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中120位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.9%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.7%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.9%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
19.1%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,560で、1年前と比べて+26.0%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥5,560-0.7%1ヶ月+0.5%1年+26.0%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥4,180高値¥6,000

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)17.7倍
PBR0.92倍
配当利回り1.98%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+13.1%と上昇。週足では25日線(5033円)を+7.3%上抜け、75日線(4885円)も上回る。52週高値5500円に迫る位置。出来高は低水準だが、先高期待の買いが継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER11.43倍は同業平均14.10倍を下回り、PBR0.88倍は平均1.51倍を下回る。ROE7.9%と健全で、配当利回り2.96%は平均3.40%をやや下回るが、増収増益傾向。割安だが配当利回りは業界平均より低い。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍14.4倍
PER (予想)17.7倍
PBR0.92倍1.55倍
ROE7.9%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、公共投資の堅調さと受注増による業績拡大を期待。弱気派は、建設業界の人手不足や資材高によるコスト増、競争激化による受注単価低下を懸念。今後の受注高と利益率の推移が重要。

プラスに働く材料7
  • 公共投資堅調

    政府の防災・インフラ投資が下支え。

  • 増収増益予想

    2025年9月期は売上106億円、営業利益5.66%予想。

  • PBR0.88倍と割安

    解散価値に近く、下値リスク限定。

  • 2025/9期増収増益で営業利益6億円達成2025/9期影響

    売上高106億円、営業利益6億円と過去最高更新見込み

  • PBR0.88倍の割安修正期待継続影響

    PBR1倍割れ、業績好調で1倍超えが視野

  • 低PERでバリュエーション妙味通年影響

    PER11.4倍は建設業平均比割安、増益続けば向上

  • 安定配当と株主優待次回株主総会影響

    配当利回り2.96%に加え、優待制度の可能性

マイナスに働く材料7
  • 人手不足と賃金上昇

    建設現場の人手不足が原価増につながる。

  • 競争激化

    同業との受注競争で単価低下の可能性。

  • 利益率低水準

    営業利益率5%前後と高収益とは言えない。

  • 建設需要の先行き不透明感不定影響

    公共投資減少や住宅着工減で受注減のリスク

  • 原材料価格高騰による利益率悪化継続影響

    営業利益率5.66%と低く、原燃料高でさらに圧迫

  • 小粒銘柄ゆえの流動性リスク継続影響

    時価総額49億円と小型、大口売買で株価変動大

  • 業績予想の達成不確実性決算発表後影響

    2025/9期予想に対し、上期進捗で下方修正リスク

次の決算で確かめる点
受注高
将来の収益を占う先行指標。
完成工事総利益率
原価管理の成否を示す。低下は警告。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+28.0%いまの株価に対する利回りは1.98%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
1.98%
いまの株価に対して
配当性向
37.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月11026.8
2017年9月80−27.345.8
2018年9月10025.043.6
2019年9月14545.044.3
2020年9月130−10.337.3
2021年9月125−3.849.1
2022年9月80−36.044.8
2023年9月14075.040.5
2024年9月125−10.736.1
2025年9月16028.037.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,028人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.3%を占め、残る60.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他46.652.052.959.460.060.1
事業法人42.639.139.134.634.234.4
金融機関9.38.37.65.45.44.9
自己株式3.63.12.72.21.71.3
証券会社1.30.50.40.20.20.5
外国法人0.20.10.10.50.20.1
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社操上16.09
02マサル協力企業持株会4.99
03化研マテリアル株式会社4.77
04マサル従業員持株会2.89
05苅谷 純2.89
06野口興産株式会社2.89
07日本生命保険相互会社2.77
08株式会社苅谷2.66
09勝又 健2.22
10シーカ・ジャパン株式会社1.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+8115%、1株純資産は15期で+849%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月66250.944.792.4
2013年3月46290.676.114.6
2014年3月296524.511.024.6
2014年9月16470.1463.9
2015年9月386845.711.828.0
2016年9月8475511.75.426.8
2017年9月2413,9276.311.145.8
2018年9月2994,1607.39.443.6
2019年9月4244,4749.86.844.3
2020年9月4824,78510.47.837.3
2021年9月3695,0107.58.949.1
2022年9月2195,0804.314.044.8
2023年9月3925,3957.58.840.5
2024年9月3145,5765.712.236.1
2025年9月4565,9327.99.737.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額178百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
苅谷純代表取締役会長6826,545
勝又健代表取締役社長 社長室担当5720,300
操上悦郎取締役副社長6312,000
髙橋聡一郎取締役 営業推進室長兼 安全環境部担当5811,900
蛭子屋新一取締役 営業推進室副室長(設計施主・営業情報分析担当)608,600
七海覚取締役66200
細渕英男取締役70
中島一三常勤監査役69
柴谷晃監査役70200
石戸喜二監査役761,300

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)89751815620
社外取締役415154
監査役1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容542字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社マサル)及び子会社3社で構成され、主として建物の新築防水工事、改修工事、直接受注工事及び空調・冷暖房・給排水等の設備工事並びに排気装置を主体とした乾燥・塗装装置、集塵装置等の産業用機械の組立・設置・メンテナンスを展開しております。 当社グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであり、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (建設工事業) 当社及び株式会社イノベイトが建物の新築防水工事、改修工事、直接受注工事の施工及び建築材料販売、機材のレンタル等を行っております。 (設備工事業) 株式会社マサルファシリティーズが空調・冷暖房・給排水等の設備工事の施工を行っております。 空気設備工業株式会社が排気装置を主体とした乾燥・塗装装置、集塵装置等の産業用機械の組立・設置・メンテナンスを行っております。 なお、新築防水工事、改修工事、直接受注工事及び空調・冷暖房・給排水等の設備工事を当社グループとして受注する仕組みを整えております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,472字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、『企画提案力・技術開発力・施工力を総合的に強化し、顧客ニーズに合う高品質の商品を提供するとともに、専門業者としての見識を再構築し企業イメージの向上を図る』ことを経営の基本方針とし、新築市場及び、成長著しいリニューアル市場において、お客さまの信頼と期待に応え、社会の発展に貢献してまいります。また、経営効率の徹底及び内部統制の整備により経営基盤を強化するとともに、財務体質の強化を図ることで、企業価値の最大化に努めてまいります。 (2)経営環境 今後の世界経済は、ウクライナ情勢の長期化や中東地域の地政学的リスク、中国経済の減速傾向、さらには欧米諸国における金融引き締めの影響などにより、不透明感の強い状況が続く見通しです。特に、中国の不動産市場の調整や内需の伸び悩みがアジア全体の成長鈍化要因となっており、外需環境の先行きには慎重な見極めが求められます。 一方で、国内経済においては、賃上げの広がりや企業収益の改善、積極的な設備投資が継続するなど、緩やかな回復基調が維持される見通しです。生産年齢人口の減少により人手不足が構造的課題となる一方で、デジタル化・省人化投資や外国人労働力の活用など、生産性向上に向けた取り組みが進展しています。高市政権の誕生を契機として、食料安全保障、エネルギー安全保障、防災・インフラ分野への重点投資など、成長基盤の再構築に向けた政策も進みつつあります。 当連結会計年度の我が国経済は、賃金上昇や設備投資の堅調さを背景に、緩やかな回復基調を維持しております。日本銀行の見通しによれば、企業の前向きな投資姿勢や雇用環境の改善が実体経済を下支えしている一方で、為替変動や海外経済の減速などによる下振れリスクも依然として残されています。物価は基調として上昇が続くものの、実質所得の増加が消費を徐々に押し上げており、緩やかな成長が継続する局面にあります。 建設業界においては、国土交通省が公表した2025年度の建設投資見通しによれば、公共投資および民間設備投資の双方が底堅く推移し、総建設投資額は前年度を上回る水準で推移する見込みです。特に、防災・減災やインフラ老朽化対策、都市再開発案件などによる継続的な需要が確認されております。一方で、資材価格および労務費の高止まりが続いており、工事費用の上昇が収益性の圧迫要因となっています。 都心部のオフィス賃貸市場では、企業の集約や機能強化を目的とした移転需要が継続し、空室率は低下傾向にあります。賃料水準は堅調に推移しており、高稼働ビルを中心に上昇基調が継続するなど、都市部の不動産市場は回復傾向を強めています。このような環境のもと、建設需要は安定的に推移するものの、コスト上昇への対応が引き続き重要な課題となっております。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、安定した経営を持続していくため、自己資本比率、売上高営業利益率、1株当たり当期純利益などを経営指標の目標とし、指標の向上を目指しております。 (4)中長期的な会社の経営戦略 2021年10月から2030年9月までの9ヵ年に及ぶ長期経営計画『~100年選ばれ続ける会社を目指す!~』のもと、急激に変容していく経営環境の中でも永続的な成長ができる総合専門工事会社となることを目指しております。テーマとして、1.「ゼネコン上位10社でのシェア№1」、2.「ROE15%」、3.「成長性分野開拓」を最終年度の達成目標として掲げ、SDGsへの取り組みも強化し長期的視野で着実な態勢整備と業務推進により業容の拡大、業績の向上を図っております。 (5)会社の対処すべき課題 当社グループは2021年10月から2030年9月までの9ヵ年に及ぶ長期経営計画『~100年選ばれ続ける会社を目指す!~』のもと、急激に変容していく経営環境の中でも永続的な成長ができる総合専門工事会社となることを目指します。テーマとして、1.「ゼネコン上位10社でのシェアNo.1」、2.「ROE15%」、3.「成長性分野開拓」、を最終年度の達成目標として掲げ、SDGsへの取り組みも強化し長期的視野で着実な態勢整備と業務推進により業容の拡大、業績の向上を図ってまいります。 推進するテーマに変更はありませんが、以下の経営施策を着実に実行し、業容拡大、収益確保を図ってまいります。 1.「ゼネコン上位10社でのシェア№.1」 ⑴ 営業力強化 :営業情報共有 受注体制の大幅な強化 ⑵ 受注領域拡大:工種の拡充(仮設工事との業務提携、設備、原状復旧) 改修チームの連携強化による受注戦略の再構築 2.「ROE15%」 ⑴ 生産性向上 :着前検討会の強化と評価 協力会社で構成する勝栄会との連携強化により、施工品質の統一基準を設定 ⑵ 現場力の強化:専門知識研修の継続とOJTによる知識の習得 協力会社の施工能力向上と現場作業員確保 改修チームの連携による人員補完力の強化 3.「成長性分野開拓」 ⑴ 戦略的投資 :周辺分野へのM&Aの推進 周辺分野における企業との業務提携、資本提携 更に、次期連結会計年度の受注活動につきましては、新築市場、改修市場、子会社セグメント市場において安定的な受注基盤確保のため、採算性に留意しながら引き続き積極的に行い、受注案件における工期の長期化や資材・労務費の上昇が収益に与える影響を踏まえ、見積精度の向上および原価管理体制の強化などリスク管理の徹底にも留意してまいります。 また、子会社経営管理にも注力する他、引き続き、成長領域と捉えている直接受注市場の開拓や成長分野への投資にも取り組んでまいります。 (6)長期経営計画について 長期経営計画(2021年10月~2030年9月)を策定し、スタートしております。
事業等のリスク946字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性のある事項としては以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)建設市場の動向 当社グループの主たる事業分野の防水工事業は請負形態をとっており、受注先の動向により受注額の増減、競合する他社との受注競争の激化等による低採算化のため収益力の低下など、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)取引先の信用のリスク 当社グループは、取引先に関し審査の実施や信用不安情報の収集など、信用リスク回避の方策を講じております。しかしながら、万一、発注者、協力会社等に信用不安が生じた場合、資金回収の懸念や工期の遅延など、予定外の事態により業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)重大事故の発生 安全管理には万全を期しておりますが、施工中に予期しない重大事故が発生した場合、関係諸官庁からの行政処分を受けることなどにより、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)業績の季節的変動 当社グループの属する建設業界における業績については、受注高、売上高ともに、上半期の割合が大きい傾向にあります。したがって、連結会計年度の上半期と下半期の受注高、売上高には大きな相違があり、業績に季節的変動があります。 (5)施工物の不具合 品質管理には万全を期しておりますが、万一、欠陥が発生した場合には顧客に対する信用を失うとともに、瑕疵担保責任による損害賠償が発生した場合には、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)資材価格の変動 当社グループは、新築防水工事、改修工事、直接受注工事、設備工事等を主な業務としており、受注先との契約から工事完了までの間に防水材、資材などの値上げが実施され、請負代金に反映させることが困難な場合、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害の発生 地震、津波、風水害等の自然災害が発生した場合、当社グループが保有する資産や当社グループの従業員に直接被害が及び、損害が発生する可能性があります。災害規模が大きな場合には、事業環境が変化し業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,728字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、依然として地政学的・政治的な不確実性を抱える状況が続いております。米国ではトランプ前大統領の復権により通商・安全保障政策の再編が進む一方、中東ではパレスチナ情勢の緊迫化が長期化の様相を呈し、国際的な資源価格や物流コストの変動リスクが高まっています。 国内においては、高市政権の発足により経済政策・財政運営の方向性が新たな局面を迎えるなか、自公連立の終焉と自維連立による新たな政治体制のもとで、成長戦略の再構築に向けた動きが加速しています。 こうした国際・国内情勢の変化のなか、当連結会計年度の我が国経済は、一部に弱めの動きもみられるものの、緩やかに回復しています。個人消費は徐々に回復軌道に乗りつつあり、賃上げや物価上昇も実体経済に一定の影響を及ぼしています。 首都圏の非居住用建物の着工床面積については、前年同期比で減少し、工事費予定額についても減少しています。着工時点での工事費予定額平米当たり単価については、労務費、材料費等の価格上昇も影響し、前年に引き続き増加しています。 東京都心5区におけるオフィス賃貸市場では、移転や拡張、分室開設、集約・統合など多様なニーズによる成約がみられ、空室率は低下しました。大規模ビルでの成約は年間を通じて継続し、既存ビルでも安定した需要が確認されるなど、高稼働の動きが広がっています。賃料は2万円/坪を上回る水準で推移しており、足元でも上昇が続いています。 このような経営環境のなか、2021年10月から2030年9月までの9ヵ年に及ぶ長期経営計画『~100年選ばれ続ける会社を目指す!~』のもと、急激に変容していく経営環境の中でも永続的な成長ができる総合専門工事会社となることを目指しております。テーマとして、1.「ゼネコン上位10社でのシェアNo.1」、2.「ROE15%」、3.「成長性分野開拓」、を最終年度の達成目標として掲げ、SDGsへの取り組みも強化し長期的視野で着実な態勢整備と業務推進により業容の拡大、業績の向上を図ってまいりました。 推進するテーマに変更はありませんが、次のとおりテーマごとに取組んでまいりました。 1.「ゼネコン上位10社でのシェアNo.1」 (1)営業力強化:リスク管理を前提とした合理的な受注、直接受注顧客の増強 (2)受注領域拡大:ワンストップ提案によるセット受注推進、新工法にも対応した施工・資材の提供 2.「ROE15%」 (1)生産性向上:採算性に留意した最適配置、技能職部門強化、社員エンゲージメントの取組み (2)現場力の強化:着工前事前検討会の徹底、現場パトロール強化による社員教育と育成 3.「成長性分野開拓」 (1)マサルグループ内連携強化:各社機能の統合や合理化への取組み (2)新たな事業領域への進出:投資を伴うシナジー事業領域開発、海外事業の模索 受注活動につきましては、採算性に留意しながら、新築市場、改修市場、子会社セグメント市場において安定的な受注基盤確保のため、積極的に行ってまいりました。また、受注案件における工期の長期化や資材・労務費の上昇が収益に与える影響を踏まえ、見積精度の向上および原価管理体制の強化などリスク管理の徹底にも留意してまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ4億12百万円増加し、88億6百万円となりました。その内訳といたしましては、流動資産65億54百万円、有形・無形固定資産15億46百万円、投資その他の資産7億5百万円であります。 当連結会計年度末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ75百万円増加し、35億29百万円となりました。その内訳といたしましては、流動負債28億33百万円、固定負債6億95百万円であります。 当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ3億37百万円増加し、52億77百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は59.9%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、受注高が127億60百万円(前年同期比44.6%増)となりました。売上高につきましては、106億47百万円(前年同期比19.0%増)となりました。利益につきましては、営業利益は6億38百万円(前年同期比56.6%増)、経常利益6億58百万円(前年同期比56.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、4億5百万円(前年同期比46.1%増)となりました。 (建設工事業) 売上高は91億65百万円(前年同期比13.8%増)、セグメント利益は5億68百万円(前年同期比52.1%増)となりました。受注高につきましては、83億11百万円(前年同期比2.5%増)となりました。 (設備工事業) 売上高は14億84百万円(前年同期比64.4%増)、セグメント利益は69百万円(前年同期比108.8%増)となりました。受注高につきましては、44億49百万円(前年同期比522.9%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は32億94百万円となり、期首残高に比べ10億15百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動により得られた資金は12億38百万円となりました。これは主に、仕入債務の減少2億円、法人税等の支払額1億30百万円等により資金が減少したものの、未成工事支出金の減少2億85百万円、売上債権の減少2億84百万円等により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動により得られた資金は9百万円となりました。これは主に、保険の解約等による収入41百万円等により資金が増加したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動により使用した資金は2億32百万円となりました。これは主に、長期借入金の借入による収入3億円等により資金が増加したものの、長期借入金の返済による支出3億21百万円、社債の償還による支出96百万円等により資金が減少したことによるものであります。 ③ 建設業における受注工事高及び施工高の実績 a.生産実績 当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため、記載しておりません。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 建設工事業   8,311,239   2.5   5,078,020   △14.1 設備工事業   4,449,328   522.9   3,602,261   442.9 合計   12,760,567   44.6   8,680,281   32.0 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 2.当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これは、設備工事業セグメントにおける大型案件の受注によるものであります。 c.売上実績 当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上高(千円)   前年同期比(%) 建設工事業   9,165,016   13.8 設備工事業   1,482,672   66.2 合計   10,647,689   19.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度において、売上実績に著しい変動がありました。これは、設備工事業セグメントにおいて、前連結会計年度から繰り越された大型案件が当連結会計年度に完工したことに加え、当連結会計年度に受注した大型案件について工事進行基準による売上計上が行われたことによるものであります。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 売上高(千円)   割合(%)   売上高(千円)   割合(%) 鹿島建設株式会社   1,399,124   15.6   1,879,861   17.6 大成建設株式会社   461,169   5.2   1,086,753   10.2 (参考)提出会社の事業の状況は次のとおりであります。 a.受注工事高、完成工事高及び繰越工事高 期別   区分   前期 繰越工事高 (千円)   当期 受注工事高 (千円)   計 (千円)   当期 完成工事高 (千円)   当期 繰越工事高 (千円) 第69期 自 2023年 10月1日 至 2024年 9月30日   新築防水工事   2,865,433   2,989,377   5,854,811   3,140,307   2,714,503 改修工事   1,648,720   4,211,444   5,860,164   3,283,506   2,576,658 直接受注工事   1,332,038   907,177   2,239,215   1,617,392   621,823 計   5,846,192   8,107,999   13,954,191   8,041,206   5,912,985 第70期 自 2024年 10月1日 至 2025年 9月30日   新築防水工事   2,714,503   3,340,332   6,054,835   3,485,337   2,569,498 改修工事   2,576,658   3,256,822   5,833,480   3,996,755   1,836,725 直接受注工事   621,823   1,714,084   2,335,907   1,664,111   671,796 計   5,912,985   8,311,239   14,224,224   9,146,204   5,078,019 (注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にも係る増減額が含まれております。 2.当期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)に一致しております。 b.受注工事高の受注方法別比率 工事の受注区分は官公庁と民間に大別されます。 期別   区分   官公庁(%)   民間(%)   計(%) 第69期 自 2023年10月1日 至 2024年9月30日   新築防水工事   -   100.00   100.00 改修工事   -   100.00   100.00 直接受注工事   -   100.00   100.00 第70期 自 2024年10月1日 至 2025年9月30日   新築防水工事   -   100.00   100.00 改修工事   -   100.00   100.00 直接受注工事   -   100.00   100.00 (注)百分比は請負金額比であります。 c.完成工事高 期別   区分   官公庁(千円)   民間(千円)   合計(千円) 第69期 自 2023年10月1日 至 2024年9月30日   新築防水工事   -   3,140,307   3,140,307 改修工事   -   3,283,506   3,283,506 直接受注工事   -   1,617,392   1,617,392 計   -   8,041,206   8,041,206 第70期 自 2024年10月1日 至 2025年9月30日   新築防水工事   -   3,485,337   3,485,337 改修工事   -   3,996,755   3,996,755 直接受注工事   -   1,664,111   1,664,111 計   -   9,146,204   9,146,204 (注)完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 第69期 清水建設㈱   麻布台ヒルズ森JPタワー   新築防水工事 鹿島建設㈱   Shibuya Sakura Stage   新築防水工事 鹿島建設㈱   文京グリーンコート センター棟   改修工事 ㈱ザイマックス   錦糸町プライムタワー外壁改修   改修工事 管理組合   パティオス2番街 第2回大規模修繕工事   直接受注工事 第70期 大成建設㈱   三田ガーデンヒルズ(南棟)   新築防水工事 三井住友建設㈱   HARUMI FLAG PARK VILLAGE T棟   新築防水工事 鹿島建設㈱   浦安ブライトンホテル東京ベイ 外壁改修工事   改修工事 三井住友建設㈱   住友不動産飯田橋ファーストビル   改修工事 管理組合   ゆりが丘ヴィレッジ大規模修繕工事   直接受注工事 d.手持工事高 (2025年9月30日現在) 区分   官公庁(千円)   民間(千円)   合計(千円) 新築防水工事   -   2,569,498   2,569,498 改修工事   -   1,836,725   1,836,725 直接受注工事   -   671,796   671,796 計   -   5,078,019   5,078,019 (注)手持工事のうち主なものは、次のとおりであります。 清水建設㈱   日本橋一丁目中地区再開発C街区   新築防水工事   2026年9月完工予定 ㈱大林組   品川駅北周辺開発3街区   新築防水工事   2025年12月完工予定 鹿島建設㈱   霞が関ビルディング外壁改修工事   改修工事   2026年8月完工予定 大成建設㈱   ニューピア竹芝ノースタワー 改修工事   改修工事   2025年12月完工予定 施主直   ロゼオ水戸モール棟屋上防水 改修工事   直接受注工事   2026年9月完工予定 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当社グループの財政状態は以下のとおりであります。なお、財政状態につきましては、工事進捗に伴って発生する契約資産を含む売上債権や未成工事支出金、仕入債務や未成工事受入金等により変動いたします。 なお、具体的な財政数値については「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりです。 (資産合計) 資産増加の要因については、主に完成工事高の増加に伴い現金及び預金が10億15百万円増加したことによるものであります。 (負債合計) 負債増加の要因については、主に未払法人税等が1億30百万円増加したことに加え、完成工事高の増加に伴い契約負債が1億7百万円増加したことによるものです。 (純資産合計) 純資産増加の要因については、主に完成工事高の増加に伴い利益剰余金が2億94百万円増加したことによるものであります。 2)経営成績 (売上高) 具体的な経営成績の要因については「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 (完成工事原価、販売費及び一般管理費) 完成工事原価は完成工事高の増加等に伴い、84億17百万円(前年同期は71億58百万円)となり、販売費及び一般管理費は、従業員給与手当の増加等により15億91百万円(前年同期は13億81百万円)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、完成工事高の増加等に伴い4億5百万円(前年同期は2億77百万円)となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況、3 事業等のリスク」に記載のとおりであると認識しております。 2)経営者の問題意識と今後の方針についての検討 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況、1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり検討しております。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指数等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指数等に関しましては、「第2 事業の状況、1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 目標とする経営指標」をご参照ください。 なお、当連結会計年度の売上高営業利益率は6.0%であります。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (建設工事業) 売上高は91億65百万円(前年同期は80億55百万円)、セグメント利益は5億68百万円(前年同期は3億73百万円)となりました。 セグメント資産は、現金及び預金が増加した結果、前連結会計年度末に比べ2億79百万円増加し、72億43百万円となりました。 (設備工事業) 売上高は14億84百万円(前年同期は9億3百万円)、セグメント利益は69百万円(前年同期は33百万円)となりました。 セグメント資産は、現金及び預金が増加した結果、前連結会計年度末に比べ1億31百万円増加し、18億19百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの検討内容といたしましては、税金等調整前当期純利益が6億18百万円と比較的大きかったことに加え、長期借入金の借入による収入3億円等により、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ10億15百万円増加し、32億94百万円となりました。 また、その他キャッシュ・フローへ影響を与えたものにつきましては、長期借入金の返済による支出3億21百万円、未成工事支出金の減少2億85百万円、売上債権の減少2億84百万円等があります。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 1)資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、建設工事業及び設備工事業により構成される工事業に関わる、材料費、労務費、外注費及び経費に係る費用に加えて販売費及び一般管理費等であります。 2)財政政策 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。 主要な運転資金及び設備資金に関しては、子会社のものを含めて当社においてコントロールを行いながら、資金調達コストの低減に努め、当社グループ全体の有利子負債の削減を図っております。また、資金の流動性確保の観点から、設備投資に係る借入れは長期を中心に行っております。 この結果、当連結会計年度末の有利子負債残高は10億33百万円となっております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績等を勘案し、合理的と判断される基準に基づいて行っております。重要な会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況、1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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