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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

太洋基礎工業

Taiyo Kisokogyo Co.,Ltd.1758 · Standard · 建設業

特殊土木工事の専門会社。地盤改良や推進工事など基礎技術を核に、住宅・環境・建築・機械製造・再生可能エネルギーまで多角化。

概要

太洋基礎工業は、1967年に名古屋で創業した特殊土木工事を主力とする建設会社である。地盤改良や推進工事、地中連続壁工事など、基礎工事の専門技術を核に、住宅関連・環境関連・建築・機械製造販売・再生可能エネルギー事業へと事業を多角化している。2026年1月期の売上高は145億円、従業員数は221名で、東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場している。

6つの事業セグメントで構成される収益構造

同社の事業は、特殊土木工事等事業、住宅関連工事事業、環境関連工事事業、建築事業、機械製造販売等事業、再生可能エネルギー等事業の6区分で構成される。2026年1月期の売上高構成比は、特殊土木工事等事業が69.7億円(48.1%)と最大で、次いで住宅関連工事事業が42.7億円(29.4%)、建築事業が22.9億円(15.8%)と続く。環境関連工事事業は9.4億円、機械製造販売等事業は0.07億円、再生可能エネルギー等事業は0.42億円である。営業利益では特殊土木工事等事業が3.3億円と全体の約6割を稼ぎ出す一方、建築事業は0.37億円の損失を計上しており、セグメント間で収益力に差がある。

15カ所の営業拠点で全国展開する地域戦略

本社を名古屋市中川区に置き、東京支店をはじめ、静岡、大阪、新潟、長野、三重、福井、埼玉、岐阜、津島、山陽、福岡、金沢、四国、東北の各営業所を擁する。1998年には本社に名古屋支店を新設し、東京・長野・静岡・大阪の各営業所を支店に格上げした。近年では2011年に福岡、2012年に金沢・四国・東北と拠点を拡大し、全国的な受注網を構築している。各営業所は地域密着型の営業と施工管理を担い、公共工事から民間工事まで幅広く対応する。

1971年に機械部門を分離したグループ体制

同社は1971年に機材部門である神守工場を分離独立させ、大洋機械株式会社を設立したが、1993年に経営合理化のため吸収合併している。また、1983年には地質調査業の明和地研株式会社を子会社化(所有比率75%)したが、2013年に一時休業とし、その機能を名古屋支店調査部に移管した。現在は単体企業として運営されており、連結子会社は保有していない。ただし、2003年には株式会社三東工業社、2013年には株式会社テノックスと業務提携を結び、外部連携を通じて技術力の補完を図っている。

過去最高の受注残を抱える財務体質

2026年1月期の売上高は145億11百万円、営業利益は5億51百万円、当期純利益は4億62百万円と、前期比でそれぞれ7.6%増、224.0%増、101.5%増と大幅に改善した。受注高は163億10百万円と過去最高を記録し、期末受注残も70億68百万円に達している。資産合計は124億44百万円、自己資本は94億97百万円で、自己資本比率は約76%と高い。ただし、PBRは0.39倍と1倍を下回っており、同社は長期目標としてPBR1倍以上を掲げ、資本効率の向上に取り組む方針を示している。

業界の中での役割は特殊土木工事の専門施工会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
145億円
営業利益
6億円
営業利益率
4.1%
純利益
5億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
特殊土木工事等事業70億円48.3%3億円4.3%
住宅関連工事事業43億円29.7%2億円4.7%
建築事業23億円15.9%0億円0.0%
環境関連工事事業9億円6.2%1億円11.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01特殊土木工事主力

地盤改良工事、推進工事、地中連続壁工事、地中障害物撤去、液状化対策、法面補強など、特殊な土木工事を施工。当社の基幹事業。

特殊土木工事の専門会社

主な製品・サービス4
地盤改良工事
軟弱地盤を改良し支持力を高める工事。
推進工事
地中に管を推進して埋設する非開削工法。
地中連続壁工事
地中に連続した壁を築造し、掘削時の土留めや止水に用いる。
液状化対策工事
地震時の液状化を防ぐための地盤改良工事。

02住宅関連工事準主力

住宅基礎補強工事や構造物修復工事を提供。住宅の耐震性向上や老朽化対策に貢献。

主な製品・サービス2
住宅基礎補強工事
既存住宅の基礎を補強する耐震改修工事。
構造物修復工事
構造物のひび割れや劣化を修復する工事。

03環境関連工事準主力

太陽光発電設備築造、風力発電工事、地中熱利用エネルギー事業、土壌浄化環境事業を展開。

主な製品・サービス4
太陽光発電設備築造工事
太陽光発電所の建設工事。
風力発電工事
風力発電設備の建設工事。
地中熱利用エネルギー事業
地中熱を利用した冷暖房システムの構築・運用。
土壌浄化環境事業
汚染土壌の浄化処理。

04建築事業副次

建物建築、リフォーム業、不動産開発事業など。

主な製品・サービス3
建築工事
建物の新築工事。
リフォーム
既存建物の改修・リフォーム。
不動産開発
土地を開発し、建物を建設・販売。

05機械製造販売副次

建設機械の製造販売事業。自社技術を活かした機械を供給。

主な製品・サービス1
建設機械
地盤改良機械や杭打ち機などの建設機械を製造・販売。

06再生可能エネルギーその他

太陽光発電による売電収入など、再生可能エネルギー関連事業。

主な製品・サービス1
太陽光発電
太陽光発電所を運営し、電力を売電。

製品と技術

地盤改良から液状化対策まで手掛ける特殊土木工法

特殊土木工事等事業の中核は、多様な地盤改良工法である。同社は、セメント系固化材や機械撹拌を用いた深層混合処理、高圧噴射攪拌工法、サンドコンパクションパイル工法など、現場条件に応じた複数の工法を保有する。推進工事では、非開削で管渠を敷設する技術を提供し、都市部のインフラ整備に貢献する。地中連続壁工事は、掘削と同時に壁体を構築する工法で、地下構造物の仮設や本体に用いられる。さらに、既存構造物直下の地中障害物を撤去する技術や、地震時の液状化を防ぐ対策工事も手掛けており、同社の技術の幅広さを示している。

住宅基礎の補強と修復に特化した住宅関連工事

住宅関連工事事業では、戸建て住宅や小規模建築物の基礎補強工事を主力とする。既存住宅の不同沈下対策として、鋼管杭やマイクロパイルによる基礎の耐震補強、ジャッキアップ工法による傾斜修正などを行う。また、構造物の修復工事では、コンクリートのひび割れ注入や断面修復、炭素繊維シートによる補強など、補修・補強技術を提供する。これらの工事は主に既存ストックを対象としており、少子高齢化による新築減少下でも安定的な需要が見込める分野である。

太陽光・風力・地中熱を活用する環境関連工事

環境関連工事事業は、再生可能エネルギー施設の建設と、地中熱利用システムの構築、土壌浄化工事の3本柱で構成される。太陽光発電設備の築造工事では、メガソーラーから屋根設置型まで幅広い規模に対応する。風力発電工事では基礎工事や据付工事を手掛ける。地中熱利用システムは、地中熱交換器を設置しヒートポンプと組み合わせることで冷暖房効率を高める技術で、環境負荷低減に寄与する。土壌浄化環境事業では、汚染土壌のバイオレメディエーションや薬品洗浄などを施工する。2026年1月期の同事業の売上高は9.4億円、営業利益7,289万円と、利益率は高い。

自社開発の建設機械を販売する機械製造販売事業

機械製造販売等事業では、建設機械の製造・販売を行っている。かつては大洋機械株式会社として独立していた部門で、1993年の吸収合併後も同社内で継続している。具体的な製品名は開示されていないが、地盤改良用の専用機や、基礎工事に用いる掘削機・圧入機などが想定される。2026年1月期の売上高は7.3百万円と小規模であり、事業の位置づけは施工部門への機械供給が中心である。同社の有価証券報告書では、機械事業本部を神守研究開発センターに改称したことが記されており、機械の研究開発機能を施工技術と統合している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 特殊土木工事特殊土木工事の専門会社

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

建設業で基礎工事特化、収益改善基調で安定

太洋基礎工業は、建設業に属し、同業他社であるエムビーエス、ウエストホールディングス、ショーボンドホールディングス、ミライト・ワン、インターライフホールディングスと比較される。基礎工事専門の事業者として、2024年1月期の売上高146億円から2025年1月期に135億円へ一時減収となったが、2026年1月期には145億円へ回復。営業利益率も2025年1月期の1.48%から2026年1月期には4.14%へ改善しており、収益力が向上している。業界内では、ショーボンドホールディングスが構造物補修で規模を拡大する一方、当社は基礎工事に特化し、専門性で差別化を図る。同業のミライト・ワンは通信インフラ工事など多角化するのに対し、当社はニッチ分野でシェアを維持。建設需要の変動に左右されやすいが、技術力と実績により安定した受注を獲得している。コスト管理と効率化が進み、今後の成長が期待される。

強み

  • 基礎工事に特化した高度な技術と施工実績で、信頼を獲得している。
  • 営業利益率が1.48%から4.14%へ上昇し、経営効率が向上している。
  • 売上高が140億円前後で推移し、大きな変動を回避。
  • 特定分野への集中で、多角化する他社と異なる専門性を確立。

課題

  • 建設投資の景気変動により、受注高が不安定になりやすい。
  • 同業他社との価格競争や技術競争にさらされ、差別化が鍵。
  • 建設業界全体の人手不足が進行し、技術者の確保と育成が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が太洋基礎工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11438岐阜造園75億円14.9倍
21436グリーンエナジー&カンパニー70億円42.3倍
3253AETSグループ66億円9.8倍
41840土屋ホールディングス66億円
5205Aロゴスホールディングス64億円8.0倍
61758太洋基礎工業61億円10.6倍
71994高橋カーテンウォール工業59億円7.1倍
81446キャンディル58億円19.5倍
91795マサル50億円11.8倍
101443技研ホールディングス45億円7.3倍
113267フィル・カンパニー37億円13.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

資本金200万円で名古屋に設立された1967年

1967年5月、土木工事請負業を目的として、太洋基礎工業株式会社が名古屋市中村区烏森町に資本金2,000千円で改組設立された。創業当初から地盤改良や基礎工事を主業務とし、翌1968年4月には愛知県津島市に神守工場を新設して機材部門を整備した。その後、1971年2月に神守工場を分離独立させ大洋機械株式会社を設立し、機材と施工の分業体制を敷いた。同年10月には本社を現在地である名古屋市中川区柳森町に移転し、事業基盤を固めた。

建設業許可と営業網拡大の1970年代〜1980年代

1974年10月に建設大臣許可(一般建設業)を取得し、公共工事への参入が可能となった。1973年には浜松・津の両営業所を開設したが、いずれも後に廃止された。1983年8月には地質調査業の明和地研株式会社を子会社化し、調査から施工までの一貫体制を強化した。1986年から1990年にかけて横浜、静岡、大阪、新潟の各営業所を新設。1990年8月には特定建設業の許可を取得し、より大規模な工事を請け負えるようになった。

バブル崩壊後も拠点を拡大した1990年代

1993年2月に長野営業所を新設し、同年7月には経営合理化のため大洋機械株式会社を吸収合併した。1994年11月には東京支店と東京営業所を設置し、首都圏での営業を本格化した。1997年11月、日本証券業協会の店頭登録銘柄に指定され、資金調達手段の多様化を図った。1998年4月には本社に名古屋支店を新設し、東京・長野・静岡・大阪の各営業所を支店に改称。営業体制を支店制に再編し、地域ごとの権限を強化した。

株式市場への上場と事業再編の2000年代

2004年12月、店頭登録を取り消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場した。上場前の2003年1月には株式会社三東工業社と業務提携を結び、技術連携を深めた。2004年4月に埼玉営業所を新設するなど、関東エリアの拡充を継続。2007年8月には岐阜・津島の両営業所を開設した。2010年4月には大阪証券取引所JASDAQ市場に上場し、同年10月の市場統合を経て2013年7月に東京証券取引所JASDAQスタンダードへ移行した。

新市場への参入と業務提携の2010年代前半

2010年5月に山陽営業所(兵庫県神戸市)、2011年4月に福岡営業所、2012年2月に金沢・四国の両営業所、同年8月に東北営業所と、地方拠点を急速に拡大した。2013年2月には機械事業本部を神守研究開発センターに改称し、技術開発機能を集約。同時に明和地研株式会社を一時休業とし、地質調査業務を名古屋支店調査部へ移管した。同年11月には株式会社テノックスと業務提携を締結し、基礎工事分野での協業関係を構築した。以降、沿革に記載された大きなイベントはなく、現在に至るまで継続的な営業活動と中期経営計画の遂行に注力している。

年表34件を開く

1960年代

  • 1967年5月創業土木工事請負業目的として、太洋基礎工業株式会社を名古屋市中村区烏森町1丁目98番地に資本金2,000千円で改組設立
  • 1968年4月神守工場(愛知県津島市)を新設

1970年代

  • 1971年2月創業機材部門である神守工場を分離独立して、大洋機械株式会社を設立
  • 1973年8月浜松営業所(静岡県浜松市)を新設(1990年2月静岡営業所へ吸収により廃止)
  • 1973年8月津営業所(三重県津市)を新設(1977年11月廃止)
  • 1973年10月名古屋市中川区烏森町字社宮2番地(現名古屋市中川区柳森町107番地)に本社を移転
  • 1974年10月建設大臣許可(般-49)5312号 一般建設業許可を受ける

1980年代

  • 1983年8月M&A地質調査業である明和地研株式会社を子会社化(所有比率75%)
  • 1986年9月横浜営業所(神奈川県横浜市)を新設

1990年代

  • 1990年2月静岡営業所(静岡県静岡市)を新設
  • 1990年4月大阪営業所(大阪府高槻市)を新設
  • 1990年6月新潟営業所(新潟県新潟市)を新設
  • 1990年8月建設大臣許可(特-8)5312号 特定建設業の許可を受ける
  • 1993年2月長野営業所(長野県長野市)を新設
  • 1993年7月M&A経営合理化のため大洋機械株式会社を吸収合併
  • 1994年11月東京支店(東京都千代田区)並びに東京営業所(東京都千代田区)を新設
  • 1997年11月日本証券業協会の店頭登録銘柄に指定
  • 1998年4月本社に名古屋支店を新設、東京、長野、静岡、大阪の各営業所を支店に改称
  • 1998年5月三重営業所(三重県津市)を新設
  • 1999年6月M&A横浜営業所を東京支店に統合するとともに東京支店(東京都品川区)を移転

2000年代

  • 2001年7月福井営業所(福井県福井市)を新設
  • 2003年1月株式会社三東工業社と業務提携
  • 2004年4月埼玉営業所(埼玉県さいたま市)を新設
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年8月岐阜営業所(岐阜県可児市)、津島営業所(愛知県津島市)を新設

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2010年5月山陽営業所(兵庫県神戸市)を新設
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2011年4月福岡営業所(福岡県福岡市)を新設
  • 2012年2月金沢営業所(石川県金沢市)、四国営業所(香川県高松市)を新設
  • 2012年8月東北営業所(宮城県仙台市)を新設
  • 2013年2月機械事業本部を神守研究開発センターに改称 明和地研株式会社を一時休業とし、名古屋支店調査部へ転籍
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2013年11月株式会社テノックスと業務提携

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年1月期まで150億円
  • 営業利益2028年1月期まで7.5億円
  • ROE2028年1月期まで6%
  • DOE2028年1月期まで1.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人財の確保・育成と技術伝承

    積極的な採用活動と離職防止策を実施し、世代階層別の教育研修を通じて人財の質を向上させる。

  2. 02

    更なるイノベーションの推進

    生産性向上と環境負荷低減の新工法を研究開発し、社会に必要な職場づくりを目指す。

  3. 03

    事業戦略と経営基盤の強化

    各種事業戦略、経営基盤の強靭化、ガバナンス充実、資本コストや株価を意識した経営を展開する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で221人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は628万円で、9期前と比べて+10.6%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は14.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月192
2018年1月196
2019年1月208
2020年1月56843.311.4221
2021年1月57344.611.6228
2022年1月57744.812.3227
2023年1月58345.112.4221
2024年1月59345.313.5216
2025年1月60745.613.622091
2026年1月62845.714.6221271

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
神守研究開発センター — 愛知県津島市1,011百万円
特殊土木 工事等事業 住宅関連 工事事業 機械製造販売等事業 再生可能エネルギー等事業
本社、名古屋支店及び 建築事業部 — 名古屋市中川区289百万円
特殊土木 工事等事業 住宅関連 工事事業 建築事業
東京支店 — 東京都品川区157百万円
特殊土木 工事等事業 住宅関連 工事事業
関東機材センター — 千葉県山武郡157百万円
特殊土木 工事等事業 住宅関連 工事事業
太陽光発電所 — 三重県菰野町151百万円
再生可能エネルギー等事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は145億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.4%、利益が+200.0%。

売上高
+7.4%
145億円
営業利益
+200.0%
6億円
純利益
+150.0%
5億円
営業利益率
4.1%
前期比 +2.7%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高147億円145億円
営業利益6億円6億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は39億円、営業利益は3億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+18.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q3937.72
2024年2Q4324.71
2024年3Q35−1−2.90
2024年4Q29−1
2025年1Q3300.00
2025年2Q3313.01
2025年4Q6911.41
2026年2Q7534.03
2026年4Q7034.32
2027年1Q3937.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は94億円から145億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年1月9463
2014年1月109106
2015年1月9653
2016年1月10363
2017年1月9564
2018年1月12253
2019年1月10854
2020年1月11965
2021年1月13374
2022年1月12975
2023年1月14796
2024年1月14632
2025年1月135221.52
2026年1月145664.15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高145億円のうち、営業利益として残るのは6億円4.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.3%131億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.2%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.1%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
9.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.2pt
4.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.9pt
5.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は36億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月2−3−3−122
2014年1月16−211437
2015年1月−3−4−3−727
2016年1月10−3−1732
2017年1月3−21134
2018年1月−6−6−1−1220
2019年1月13−3−21029
2020年1月11−5−1634
2021年1月−4−7−2−1121
2022年1月11−1−11030
2023年1月2−33−132
2024年1月9−3−5633
2025年1月4−4−2030
2026年1月9−2−1736

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は124億円。このうち返さなくてよい自己資本が95億円で、自己資本比率は76.3%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月71482368.4
2014年1月84552965.2
2015年1月82562667.6
2016年1月85592669.2
2017年1月90632770.4
2018年1月96672969.7
2019年1月91682375.2
2020年1月103703368.6
2021年1月101732872.4
2022年1月106792774.5
2023年1月122863670.8
2024年1月116872974.9
2025年1月115882776.7
2026年1月124952976.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳単体ベース
現金及び預金
40億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
85億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
29億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中11位あたり、逆に低いのはROE140社中132位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.0%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.1%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.3%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.4%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,471で、1年前と比べて+13.7%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥2,471-2.2%1ヶ月+1.9%1年+13.7%時価総額61億円
過去52週の値幅
安値¥2,115高値¥2,805

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)10.4倍
PBR0.51倍
配当利回り2.63%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月では+0.29%と小動きながら、年初来では+23.53%と堅調。7月28日に出来高1万9700株を記録し、8月7日には5万2400株と急増、値固めから上放れの兆し。25日移動平均線(2417.84円)を上回る一方、75日線(2471.15円)が上値抵抗で、52週高値2805円に対し-13.2%の水準。週足では緩やかな上昇基調を維持し、RSI59.68と中立圏。出来高の増加を伴う価格上昇が続くかが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは10.48倍と業界平均14.08倍より低く、PBRは0.5025倍と同平均1.51倍を下回る。配当利回りは2.67%と平均3.48%を下回るが、ROEは5%と低水準。業績は緩やかに回復しており、バリュエーションは割安感があるが、収益性の低さが懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍14.4倍
PER (予想)10.4倍
PBR0.51倍1.55倍
ROE5.0%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

建設投資の動向と競争環境の変化が投資論点。強気派は、防災意識の高まりによる地盤強化需要や、老朽化インフラの更新投資を追い風と見る。弱気派は、公共工事の削減や民間設備投資の低迷による受注減と、下請けとしての収益性の低さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 防災需要の高まり

    地震対策で地盤改良工事の需要が増加している。

  • 技術力の強み

    特殊な基礎工事に対応できる技術を持つ。

  • 老朽化インフラ更新

    橋梁や道路の補修工事で基礎工事の受注機会が増える見込み。

  • 2026年1月期営業利益6億円と3倍増益決算発表後影響

    営業利益2億円→6億円と2期で3倍に増加

  • 営業利益率が1.48%から4.14%へ改善通年影響

    売上高は135億円から145億円、利益率は2.66ポイント上昇

  • 売上高145億円と増収転換通年影響

    前期比7%増の145億円と2期ぶり増収

  • PBR0.50倍と解散価値割れ継続影響

    PBR0.50倍、ROE5%と資産価値に比べ株価が低い

マイナスに働く材料7
  • 受注競争の激化

    同業他社が多く、価格引き下げ競争になりがち。

  • 工事コストの変動

    鋼材価格や労務費の上昇が利益を圧迫する。

  • 売上高の停滞

    過去3年で売上が減少傾向にあり、受注環境は厳しい。

  • 営業利益率4.1%と依然低収益通年影響

    2026年1月期でも営業利益率は4.14%と低水準

  • 純利益5億円と小粒な利益規模決算発表後影響

    最終利益5億円、時価総額60億円の約8%で業績変動が大きい

  • ROE5%と低い資本効率継続影響

    ROE5%はPBR0.50倍を正当化する水準

  • 外国人持ち分0.96%とほぼ皆無継続影響

    外国人持ち分0.96%と低く、海外投資家の買いは期待薄

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を左右する先行指標のため。
完成工事総利益率
工事採算性の変化を把握するため。
公共工事比率
需要の安定性と政策リスクを評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは2.63%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
2.63%
いまの株価に対して
配当性向
25.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年1月2513.1
2018年1月3333.321.6
2019年1月330.019.9
2020年1月330.013.9
2021年1月330.015.3
2022年1月330.014.5
2023年1月330.011.5
2024年1月355.032.8
2025年1月5042.943.3
2026年1月6020.025.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ859人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.5%を占め、残る74.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他80.976.174.371.472.371.2
自己株式18.816.313.919.119.118.8
事業法人5.711.313.415.215.215.3
金融機関10.610.510.610.310.110.3
証券会社2.11.90.81.91.72.3
外国法人0.80.30.91.20.60.9
外国人個人0.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01豊住清23.10
02太洋基礎工業取引先持株会5.21
03㈱あいち銀行3.66
04岐阜信用金庫2.64
05太洋基礎工業従業員持株会2.56
06日本エコシステム㈱2.52
07瀧上工業㈱2.52
08㈱三東工業社2.44
09徳倉建設㈱2.32
10内藤征吾2.07

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+182%、1株純資産は14期で+257%。直近期のROEは5.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年1月821,3336.75.614.3
2014年1月1571,47411.15.89.8
2015年1月4167,9365.38.518.0
2016年1月4958,4266.17.115.1
2017年1月5728,9996.66.513.1
2018年1月4639,5275.014.821.6
2019年1月5029,7535.212.319.9
2020年1月2363,5236.911.613.9
2021年1月2183,6566.17.315.3
2022年1月2313,8226.36.914.5
2023年1月2974,0737.45.911.5
2024年1月1084,3812.418.732.8
2025年1月1164,4452.615.243.3
2026年1月2324,7585.011.025.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/1期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加藤行正代表取締役 会長65116
六鹿敏也代表取締役 社長6197
土屋敦雄専務取締役 施工本部長 兼神守研究開発 センター長6350
加藤敏彦常務取締役 技術本部長6989
奥山喜裕常務取締役 営業本部長6954
市岡秀夫取締役 長野支店長6391
豊住清取締役 建築本部長505,682
岡田浩取締役 大阪支店長6363
長澤正志取締役(監査等委員)695
一栁守央取締役(監査等委員)76
太田好宣取締役(監査等委員)72
皆見幸取締役(監査等委員)54

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)88198911
取締役(社内)1999
社外取締役3772

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容490字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は特殊土木工事等事業、住宅関連工事事業、環境関連工事事業、建築事業、機械製造販売等事業及び再生可能エネルギー等事業の6分野での事業活動を展開しております。 当社の事業に係わる位置付け及び事業内容は次のとおりであります。 なお、当社が行っている事業内容とセグメントにおける事業区分は同一です。 セグメント別事業   事 業 内 容   事業区分 (1)特殊土木工事等事業   様々な工法による地盤改良工事、推進工事、地中連続壁工事、地中障害物撤去工事、液状化対策工事などや法面補強工事   施工 (2)住宅関連工事事業   住宅基礎補強工事や構造物修復工事 (3)環境関連工事事業   太陽光発電設備築造工事や風力発電工事、地中熱を利用したエネルギー事業、土壌浄化環境事業 (4)建築事業   建物建築、リフォーム業、不動産開発事業など (5)機械製造販売等事業   建設機械の製造販売等に係る事業   機械製造販売 (6)再生可能エネルギー等事業   太陽光発電売電収入、その他再生可能エネルギー等収入   売電 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,978字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営基本方針 当社は、創業以来「働いて良かったといえる職場づくり」「社会に存在価値のある職場づくり」を経営理念とし、「建設で拓く豊かな都市づくり」「職域で自己を磨く人こそ建設人」を経営スローガンに、「自然資本と人的資本を明日に継(つな)ぐ建設力」という価値観を常に共有しながら、第59期(2026年1月期)から第61期(2028年1月期)を最終年度とする中期経営計画を策定しスタートさせました。 策定にあたっては、環境サスティナブル経営を長期ビジョンとする「安定成長・100年企業」の礎を築く3年間と位置付け「たゆみない付加価値の提案・提供」を計画の基本方針といたしました。 (2) 中長期的な会社の経営基本戦略と経営目標 その基本方針の下に「人財の確保・育成(技術の伝承)」と「更なるイノベーション」の基本戦略を実行することで今後の成長に繋げてまいります。 経営数値目標としては、計画の最終年度第61期(2028年1月期)に売上高150億円、営業利益7.5億円、ROE(自己資本利益率)6%、DOE(株主資本配当率)1.5%を設定いたしました。なお、当社の株主資本コストは4.5~5.9%(CAPMベース)と認識しています。 また、非数値目標では、「建設業の新3K(給与・休暇・希望)を体感できる職場づくり」と「生産性の向上・環境負荷低減の新工法を研究開発し社会に必要な職場づくり」を設定いたしました。 具体的方策としては、各種事業戦略、経営基盤の強靭化、ガバナンスの充実、資本コストや株価を意識した経営の実現を鋭意展開しております。 (3) 経営環境と会社の対処すべき課題 当事業年度における日本国内外の政治・経済・外交・物価・雇用等は不確実を極めており、特に、米国の通商政策、ウクライナや中東の戦争など不安定な国際情勢の長期化、今後の物価動向の影響などを継続して注視していく必要があります。 そのような中、建設業界全般の景況観につきましては国土強靭化やインフラの老朽化対策等の公共投資に一定の期待感はあるものの民間設備投資は建設価格の高騰により慎重姿勢に向かうものと予想されます。当社の事業ウエイトが高い主要マーケットの動向については、特殊土木工事等事業では自然災害予防・復旧工事を含む各種インフラ更新需要の持続、住宅関連工事事業では長期的少子高齢化に伴う横ばい漸減傾向、環境関連工事事業では再生可能エネルギー分野(太陽光発電、洋上風力発電)の環境配慮型建設への移行加速、主に中規模マンション建設を担う建築事業では一定ニーズ堅調と予想しています。 また、当社を取り巻く経営環境としましては、構造的課題である建設技能労働者の不足と高齢化が慢性的になる中、労務人件費の上昇や建設資材価格の高騰に伴う顕著な建設コストアップの持続(収益圧迫と下請構造下の価格転嫁問題)や、2024年度改正の時間外労働上限規制に適応する労働生産性向上の必要性及び、売り手市場の求人活動において初任給や賃金を大幅に引上げている大手との格差拡大(若手人材の確保と離職防止)など厳しい状況が続いております。 会社の対処すべき課題としては、中期経営計画(第59期~第61期、2025年2月~2028年1月)の1年目を振り返り、次の3点と認識しました。 ① 利益については、第57期・第58期と2期連続した低調からの回復を喫緊の課題と捉え、好調決算した第56期(2023年1月期)並み水準への早期回復をめざしています。3か年計画の1年目としては一定の成果は得られたものの「道半ば」の評価になりましたので、事業戦略、組織戦略、人財戦略などの施策をさらに加速させてまいります。なお、前期からの持ち越し営業財産である受注残高約70億は過去最高額となっております。 ②  人財の確保・育成(技術の伝承)につきましては、1年間の積極的な採用活動の結果11名の入社がありましたが、結果的に従業員数は微増に留まりました。更なる積極的採用活動の継続とともに離職防止策を実施してまいります。また、育成の面では、次世代経営層を担う幹部候補者を対象とした研修や、若年層を対象とした研修を行うなどの世代階層別の教育を行っております。今後も更なる人財の質の向上を目指して研修の機会等を増やしてまいります。 ③  今回の中期経営計画では、環境サステナブル経営を長期ビジョンとする「安定成長・100年企業」の礎を築く3年間と位置付けており、「量」と「質」の両面からの向上をめざすものであります。今後とも安定成長ができるよう経営基盤整備にも努めてまいります。
事業等のリスク1,431字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 リスク・マネジメントを推進するにあたり、損失を未然に低減・回避すべき当社が想定する事業等の主なリスクは、以下のとおりです。なお、文中における将来に関する事項については、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 安全S、品質Q、コストC、納期D、環境Eのリスク(事業遂行上のリスク) 当社の施工管理手法の基本である安全Safety、品質Quality、コストCost、納期Delivery、環境Environmentの各方面からのリスク ・安全Safety   …   労働災害、通勤災害など。「安全第一」「人命第一」を徹底し、現場安全パトロールを実施する。万一事故が発生した場合は、まず工事をストップさせて、事故の緊急対応、関係者への速報連絡、事故原因の究明、再発防止策の検討などを進める。 ・品質Quality   …   竣工物件の瑕疵や品質精度不良など。常に、手戻り手直しが発生しないように施工規模毎に施工前検討会を励行し、未然防止を図る。 ・コストCost   …   損益管理。発注者との契約段階、見積条件の確認など完工高の管理と資機材の発注手配、外注人件費など工事原価の管理、竣工段階の工事増減精算、その後の工事代金の請求と入金確認までの一連のプロセスを確実に管理する。 ・納期Delivery   …   週40時間制・完全週休2日制を前提に工程を組んで長時間労働是正を図り、かつ納期遅延のない工程管理に努める。特に、大型特殊重機を使用する工事においては、施工期間の情報を綿密に行い、ムリムダ遊びのない機械施工稼働率を意識した機械毎の使用スケジュール管理を進める。 ・環境Environment   …   土壌汚染対策法ほか各種環境法令の順守など。 (2) 得意先や取引先の資金繰り悪化や収益低下による倒産などの財務健全性を含むリスク(財務リスク) … 信用調査を励行する。 (3) 社員、協力会社社員の長時間労働や熱中症対策、日常の健康障害やメンタルヘルスなどを含めた人の心身に関連するリスク(人為的リスク) … 各支店在籍者を含めて健康診断を100%実施する。産業医を活用し、必要に応じて産業医面談を実施する。 (4) 得意先・協力会社との工事請負契約などの契約や法的規制、コンプライアンスなどに関連するリスク(法務リスク) … トラブル防止の観点から、特に新規または中断休眠後の取引については省略することなく正規の再確認ルールを経る。トラブルを未然防止するためには、早い段階から弁護士に相談するよう心掛ける。 (5) 情報セキュリティ…利用頻度が急拡大する中、重要な情報を取り扱うケースも増えている。 (社外) ・セキュリティ事故の内容によっては、高額な損害金を賠償しなければならない。 ・見積書や図面など秘匿性が高い情報を扱う場合は、必ずセキュリティーをかけるよう習慣付ける。 (社内) 複数の社員が1つの情報を共有し編集するネットワーク利用するケースも出てきているので、特に注意する。 (6) サプライチェーンなどに起因する連鎖リスク (7) 気候変動に伴う地震・洪水・山火事などの自然災害ハザードリスクやコロナウイルス感染症などのパンデミックリスク(直接的には制御できないリスク) … 安否確認システムなどを含めた全社BCP(事業継続計画)訓練を定期的に実施する。
経営成績の分析 (MD&A)4,112字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績に関する分析 当社の受注高、売上高、受注残の関連推移(2022年1月期~2026年1月期)は、次のとおりであります。 なお、単品受注生産である建設業では、受注したが売上に至っていない受注残高も重要な経営指標であるため、いわゆる下支え的な営業財産として「見える化・可視化」しております。 表のとおり、この前期からの持越し営業財産である受注残約70億円、及び当期売上高を加えた約216億円は、ともに過去最高となっております。 また、セグメント別の売上高と営業利益又は営業損失の対前期比較は下表のとおりです。 セグメント   売上高(千円)   営業利益又は損失(△)(千円) 第58期   第59期   増 減   第58期   第59期   増 減 特殊土木工事等事業   5,268,650   6,965,484   +1,696,833   181,852   331,576   +149,724 住宅関連工事事業   4,573,593   4,266,741   △306,851   121,471   155,960   +34,489 環境関連工事事業   1,372,515   939,344   △433,170   161,415   72,894   △88,521 建築事業   2,223,140   2,290,796   +67,656   △317,433   △36,985   +280,448 機械製造販売等事業   4,726   7,348   +2,622   686   2,752   +2,066 再生可能エネルギー等事業   39,471   41,772   +2,301   22,140   25,091   +2,951 合計   13,482,097   14,511,488   +1,029,391   170,132   551,290   +381,158 セグメント別の業績関連内訳は下表のとおりです。(前期末受注残+当期受注高-当期売上高=当期末受注残) 項目   セグメントの名称   前期末受注残 (前期繰越高) (千円)   当期受注高 (千円)   当期売上高 (千円)   当期末受注残 (次期繰越高) (千円) 第58期(自 2024年2月1日至 2025年1月31日)   特殊土木工事等事業   2,042,798   5,573,248   5,268,650   2,347,396 住宅関連工事事業   160,209   4,528,822   4,573,593   115,439 環境関連工事事業   261,069   1,483,510   1,372,515   372,064 建築事業   2,346,446   2,262,714   2,223,140   2,386,020 機械製造販売等事業   0   11,612   4,726   6,886 再生可能エネルギー等事業   ―   ―   39,471   ― 合計   4,810,524   13,859,907   13,482,097   5,227,805 第59期(自 2025年2月1日至 2026年1月31日)   特殊土木工事等事業   2,347,396   8,195,683   6,965,484   3,577,595 住宅関連工事事業   115,439   4,241,409   4,266,741   90,106 環境関連工事事業   372,064   709,830   939,344   142,550 建築事業   2,386,020   3,163,051   2,290,796   3,258,275 機械製造販売等事業   6,886   462   7,348   ― 再生可能エネルギー等事業   ―   ―   41,772   ― 合計   5,227,805   16,310,438   14,511,488   7,068,528 (注) 1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減があるものについては、当期受注高にその増減額を含んでおります。従いまして、当期売上高にもかかる増減額が含まれております。 2 当期受注高は、再生可能エネルギー等事業を除き(当期売上高+当期末受注残-前期末受注残)に一致いたします。 なお、当事業年度における受注工事高は163億10百万円(前年同期比17.7%増)、前事業年度に比べ24億50百万円増加いたしました。 売上高合計は145億11百万円(前年同期比7.6%増)となり前事業年度と比べ10億29百万円増加いたしました。 損益面につきましては、以下のとおりです。 営業利益は5億51百万円(前年同期比224.0%増)となり前事業年度に比べ3億81百万円増加いたしました。 経常利益は6億16百万円(前年同期比151.8%増)となり前事業年度に比べ3億71百万円増加いたしました。 当期純利益は4億62百万円(前年同期比101.5%増)となり前事業年度に比べ2億33百万円増加いたしました。 (2) 財政状態に関する分析 当事業年度末における資産合計は124億44百万円となり、前事業年度末に比べ9億14百万円増加いたしました。これを流動・固定資産別にみますと以下のとおりです。 ・流動資産は80億73百万円、前事業年度末に比べ4億69百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金の増加によるものであります。 ・固定資産は43億71百万円、前事業年度末に比べ4億44百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券の増加によるものであります。 当事業年度末の負債合計は29億46百万円となり、前事業年度末に比べ2億58百万円増加いたしました。これを流動・固定負債別にみますと以下のとおりです。 ・流動負債は23億63百万円、前事業年度末に比べ1億18百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等の増加によるものであります。 ・固定負債は5億83百万円、前事業年度末に比べ1億39百万円増加いたしました。これは主に長期借入金の増加によるものであります。 ・当事業年度末における純資産の合計は94億97百万円、前事業年度末に比べ6億55百万円増加いたしました。これは主に繰越利益剰余金とその他有価証券評価差額金それぞれの増加によるものであります。 また、当社のPBR株価純資産倍率は0.39倍(2025年1月31日時点)にとどまっているため、長期目標1倍以上をめざして、全社での経営全般にわたる取組を表明いたしました。 ・長期的には「維持・継続」から「効率・成長」型の財務経営への変革を推進する。 ・具体的には以下の3施策を検討・実施していく。 ① 直面する財務課題への対応…売上・利益の回復(P/L視点の対応)、資本コストの低減や資金の効率化(B/S視点の対応)、資金効率と投資の戦略的検討(B/Sの改善)、1株配当における配当方針宣言型の引上げ ② 資本効率の向上…政策保有株の縮減(前期に一部実施)、事業ポートフォリオによる平準化(建築事業や不動産開発事業)、リスクマネジメントの高度化(海外事業や不動産開発事業) ③ 成長分野への積極的投資…人的資本やDXへの投資、不動産開発市場への投資、新技術の研究開発、再エネ分野への新機械導入、M&Aの検討、ESG関連への投資、社会貢献債権の購入検討 (3) キャッシュ・フローに関する分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、現金及び現金同等物が、前事業年度末残高に比べ6億49百万円増加した結果、当事業年度末残高は36億19百万円となりました。 なお、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動の結果得た資金は、8億98百万円(前事業年度は3億71百万円の収入)となりました。この主な要因は、税引前当期純利益6億19百万円と破産債権更生債権の増減額が2億50百万円が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は、1億59百万円(前事業年度は4億37百万円の支出)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出3億70百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、89百万円(前事業年度は2億17百万円の支出)となりました。この主な要因は、長期借入金の借入れによる収入1億50百万円と長期借入金返済による支出1億24百万円によるものであります。 なお、当社の運転資金需要の主なものは、工事費、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、建設機械等の固定資産取得を目的とした設備投資によるものであります。 当社は、運転資金及び投資目的とした資金需要を自己資金および一部を借入金で賄っております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いているため、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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