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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ひとまいる

7686 · Standard · 小売業

「なんでも酒やカクヤス」を中核に、時間帯配達とルート配達を組み合わせた酒類・食品の小売・物流事業を展開。東京都23区を中心にドミナント戦略を敷く。

概要

ひとまいるは、1921年に東京・北区で創業した酒類販売業を源流とする持株会社である。東京都23区を中心に「なんでも酒やカクヤス」の店舗網と自社物流を活用し、注文から1時間単位で配達する「カクヤスモデル」を確立。2025年7月に商号を株式会社ひとまいるに変更し、酒類販売に加えて食品や物流など生活関連サービスへ事業領域を拡大している。2026年3月期の連結売上高は1,398億円、従業員数は2,028人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

時間帯配達を中核とする事業セグメント

当社グループは四つの事業セグメントで構成される。最大は「時間帯配達事業」で、売上高の59.3%(829億円)を占める。小型出荷倉庫や「なんでも酒やカクヤス」各店舗から、個人飲食店・一般消費者・法人に対し1時間枠で365日無料配達を提供する。次いで「ルート配達事業」が29.3%(410億円)で、配送センターからチェーン店やホテルへ1日1回の定期配送を行う。「店頭販売事業」は10.1%(141億円)で、ピンクの看板が目印の実店舗を都区部・神奈川・大阪にドミナント展開する。残り1.3%がEC宅配・他社への卸売などその他事業である。

自社物流網が生む競争優位

グループの中核子会社である株式会社カクヤスは、東京都23区に張り巡らせた自社物流網「カクヤスモデル」を運用する。軽バンやリアカーを使い、大型免許不要で「毎日お届け」が可能な点が特徴。常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応した配送プラットフォームへの進化を進めており、自社商品だけでなく他社製品の配送(他人物配送)も受託する。2024年には株式会社大和急送を買収し、物流機能を強化。子会社の株式会社ひとまいるロジスティクスが千葉・埼玉・東京で生鮮食品の宅配を担う。

持株会社体制とグループ子会社の役割

2016年に持株会社制へ移行し、2025年7月の商号変更を機にグループ再編を完了した。純粋持株会社の株式会社ひとまいるの下に、酒類販売を担う株式会社カクヤス、乳製品等の定期配送を行う株式会社ひとSmile(旧明和物産)、物流子会社の株式会社ひとまいるロジスティクス、投資管理の株式会社NSK、和酒専門の株式会社検校の5社が連なる。加えて、業務用食材通信販売の株式会社ミクリードを持分法適用関連会社とする。グループ全体で約2,000人の従業員を擁し、酒類販売を軸に食品・物流・投資管理へと周辺領域を広げている。

首都圏集中から関西・九州へ商圏拡大

創業以来、東京都北区を拠点に商圏を拡大してきた。現在の実店舗は東京都23区を中心に神奈川県、大阪府に集中し、福岡県・長崎県にも出店している。時間帯配達のサービスエリアも都区部が主力だが、中期経営計画では神奈川・埼玉・千葉の関東近郊、さらに関西・九州・札幌エリアへの展開を掲げる。2024年に買収した大和急送の拠点を活用し、千葉・埼玉全域と東京一部での生鮮宅配網を構築。グループの配送網を拡大することで、エリア内の顧客密度を高め、配達効率の向上を図っている。

業界の中での役割は小売・物流業界において、自社物流網を活用した即日配達サービスを提供するスペシャリスト。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,398億円
営業利益
20億円
営業利益率
1.4%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01飲食店・一般消費者向け小売主力

「なんでも酒やカクヤス」の店舗およびECを中心に、酒類・食品を一般消費者と飲食店に販売。電話・FAX・インターネット注文に対し、自社物流で1時間枠の無料配達を365日提供する「カクヤスモデル」を確立。東京都23区を中心に神奈川・大阪にドミナント展開。

東京都23区における酒類配達のドミナント展開

主要顧客個人飲食店、一般消費者、法人

主な製品・サービス2
なんでも酒やカクヤス
酒類・食品を扱う小売店舗チェーン。店頭販売に加え、電話・FAX・ネット注文に即応する配達サービスを特徴とする。
EC事業
インターネット経由での酒類・食品の注文受付と配送。

02業務用食材・酒類卸準主力

居酒屋やダイニングバーなどの中小飲食店向けに、業務用食材を通信販売で供給。また、他酒類販売者への卸売も行う。

主要顧客中小飲食店

主な製品・サービス1
業務用食材通信販売
中小飲食店向けの食材をECプラットフォームを通じて販売。

03物流・配送サービス準主力

時間帯配達事業とルート配達事業を展開。時間帯配達は個人飲食店・一般消費者・法人向けに1時間枠の無料配達を行い、ルート配達は飲食チェーンやホテル・レストランに日に一回配達する。乳製品の定期配送や生鮮食品の宅配も手がける。

主要顧客飲食チェーン、ホテル・レストラン

主な製品・サービス4
時間帯配達サービス
注文から1時間以内に配達する即日配送サービス。無料で提供され、365日対応。
ルート配達サービス
決まった時間に定期的に配送するサービスで、主に業務用需要向け。
乳製品の定期配送
健康増進を目的とした乳製品を定期便で届けるサービス。
生鮮食品の宅配
生鮮食品を注文に応じて宅配するサービス。

04酒類製造・販売副次

子会社の株式会社検校において、和酒(日本酒・焼酎)の販売を行っている。

主な製品・サービス1
和酒
日本酒と焼酎の販売。

製品と技術

「1時間枠・365日無料配達」のカクヤスモデル

最大の特徴は、注文から最短1時間、1時間単位で指定できる無料配達サービスである。実店舗や小型倉庫から軽バンやリアカーを使い、大型トラック不要で「毎日お届け」を実現。従来の酒類卸売業のように大量配送ではなく、飲食店の必要な時に必要な分だけ届ける仕組みが支持されている。常温・冷蔵・冷凍の3温度帯対応へ進化させ、酒類以外の食材や日用品も同一便で配送可能にするプラットフォーム化を目指している。このモデルは模倣が難しく、他社に先んじたサービスとして競争優位の源泉となっている。

「なんでも酒やカクヤス」の実店舗とEC販売

ピンクの看板でおなじみの「なんでも酒やカクヤス」は、東京都23区を中心に神奈川、大阪にドミナント展開する酒類小売店である。店頭販売のほか、電話やWeb、アプリからの注文を受け付け、即時配送につなげる。EC事業では酒類だけでなく、食品や日用品も取り扱い、グループ全体の売上を補完している。2026年3月期の店頭販売事業売上は141億円で、前年比9.2%減となったが、これは不採算店舗の撤退やキャッシュレスキャンペーンの反動によるものである。

「ひとSmile」と「ひとまいるロジスティクス」の定期配送

子会社の株式会社ひとSmile(旧明和物産)は、乳製品を中心とした健康志向商品の定期配送サービスを展開。東京都・千葉県・神奈川県に出荷拠点を持ち、顧客の体と心の健康増進を掲げる。一方、株式会社ひとまいるロジスティクス(旧大和急送)は、千葉県と埼玉県全域および東京都一部で生鮮食品の宅配と運送事業を手がける。グループ内配送の効率化に加え、外部顧客向けの他人物配送も受託。物流の2024年問題に対応した地域密着型の配送網として成長が期待されている。

和酒専門子会社「検校」と業務用食材連携

グループの株式会社検校は、日本酒・焼酎といった和酒の販売に特化した子会社である。2012年に全株式を取得し、2018年にNSKから事業を譲り受けて販売力を強化。酒類販売のラインアップを充実させる役割を担う。また、持分法適用関連会社の株式会社ミクリードは、居酒屋やカフェ向けに業務用食材の通信販売を行う。2025年8月に資本業務提携を締結し、酒類と食材のクロスセルを推進。中小飲食店のニーズにワンストップで応えるプラットフォーム構築を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 飲食店・一般消費者向け小売東京都23区における酒類配達のドミナント展開

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がひとまいる

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18202ラオックスホールディングス138億円38.8倍
23063ジェイグループホールディングス137億円51.1倍
37561ハークスレイホールディングス136億円8.9倍
45892yutori134億円40.4倍
59959アシードホールディングス132億円13.2倍
67686ひとまいる128億円10.8倍
79993ヤマザワ127億円9.0倍
83053ペッパーフードサービス123億円72.2倍
93175エー・ピーホールディングス123億円10.7倍
108207テンアライド122億円
112764ひらまつ120億円51.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

1921年 カクヤス酒店として創業

初代佐藤安蔵が1921年11月、東京都北区豊島四丁目において「カクヤス酒店」の商号で酒類販売業を創業した。当時は小売酒販店として地域密着型の営業を開始。その後、1982年6月に株式会社カクヤス本店を設立し法人化。1983年10月には現在の本店所在地である北区豊島二丁目へ移転した。創業から約60年にわたり、個人営業から法人組織への転換を図り、事業拡大の基盤を固めた。

2002年 商号変更とM&Aによる多角化の始まり

2002年9月、商号を株式会社カクヤス本店から株式会社カクヤスに変更。これを機に周辺事業への進出を加速する。2007年10月、業務用食品・調味料の企画販売を行う株式会社ミクリードの全株式を取得。2008年6月には同社を吸収合併し、フードサービス事業との連携を強化した。2010年には生花販売のフローリィネット、文具販売のオフィス・デポ・ジャパン、2012年には和酒専門の検校を相次いで買収。酒類販売のノウハウを生かし、生活関連商材に事業の幅を広げた。

2016年 持株会社制への移行と事業再編

2016年1月、経営戦略の転換により株式会社カクヤスエステート(現SKYグループホールディングス)との株式交換で同社の完全子会社となった。同時に、ミクリード、リンクフローリスト、オフィス・デポ・ジャパン、スペースアート十番の株式を親会社へ譲渡し、グループ体制を整理。その後、2017年6月に価格訴求型店舗の大安を設立するが、2019年3月同事業を終了し吸収合併。2018年には検校の株式をNSKから譲り受け、ワイン部門CORK事業を統合するなど、酒類販売への集中を進めた。

2019年 東証第二部上場とその後の再編

2019年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。上場後もM&Aと組織再編を継続した。2020年5月にサンノー株式会社、同年12月に株式会社ダンガミを買収し酒類販売エリアを拡大。同年10月には株式会社カクヤスグループへ商号変更し、純粋持株会社体制へ移行。カクヤス(旧)を新設分割で設立し、事業会社と持ち株会社を分離した。2021年2月には明和物産を買収し乳製品配送に進出。2022年3月にはダンガミとサンノーを合併しダンガミ・サンノーと改称。同年4月、東証市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。

2024年 物流強化と商号変更による事業拡大

2024年7月、他人物配送機能の強化を目的に株式会社大和急送の全株式を取得し完全子会社化。物流の2024年問題に直面する業界で、軽バン・リアカーを活用した柔軟な配送網の価値を高めた。2025年7月には商号を株式会社ひとまいるに変更し、グループ子会社もそれぞれ株式会社ひとSmile、株式会社ひとまいるロジスティクスへ改称。事業領域を酒類販売に加え、食品・物流・生活関連サービスへ拡大する意思を明確にした。同年8月には、かつて子会社だったミクリードと資本業務提携を締結し、プラットフォーム化戦略を本格化させている。

年表31件を開く

1920年代

  • 1921年11月創業初代佐藤安蔵が東京都北区豊島四丁目においてカクヤス酒店の商号で酒類販売業を創業

1980年代

  • 1982年6月創業株式会社カクヤス本店設立
  • 1983年10月東京都北区豊島二丁目3番1号に本店移転

2000年代

  • 2002年9月商号変更商号を株式会社カクヤス本店から株式会社カクヤスに変更
  • 2007年10月事業シナジー及び周辺分野への事業展開を目的として、業務用食品・調味料等の企画・販売を行っている株式会社ミクリード(旧)の株式を100%取得
  • 2008年6月M&A当社のフード事業サービスとの連携強化のため、株式会社ミクリード(旧)を吸収合併

2010年代

  • 2010年10月事業シナジー(酒類とのクロスセル販売)及び周辺分野への事業展開を目的として、生花の輸入・販売事業者である株式会社フローリィネットの株式を100%取得
  • 2010年12月事業シナジー(酒類とのクロスセル販売)及び周辺分野への事業展開を目的として、筆記具及び文房具、事務用品等の販売事業者であるオフィス・デポ・ジャパン株式会社の株式を100%取得
  • 2011年7月投資管理を目的として、100%子会社 株式会社NSK(現 連結子会社)を設立
  • 2012年2月和酒取扱いの強化を図ることを目的として、株式会社検校(現 連結子会社)の株式を100%取得
  • 2012年11月酒類販売事業のワイン販促の多様化(ワインと花のギフトセット販売)を目的として、100%子会社 株式会社リンクフローリストを設立
  • 2013年1月当社のフード事業の会社分割及び株式会社ミクリードへの事業承継 株式会社フローリィネットは株式会社リンクフローリストへ事業譲渡し解散
  • 2013年6月株式会社検校の株式100%を株式会社NSKに譲渡
  • 2014年1月事業シナジー及び周辺分野への事業展開を目的として、株式会社スペースアート十番の株式を100%取得
  • 2016年1月経営戦略の変更、株式会社カクヤスエステート(現 株式会社SKYグループホールディングス)を親会社とする持株会社制に移行するため、株式会社カクヤスエステート(現 株式会社SKYグループホールディングス)と株式交換により同社の100%子会社となる 株式会社カクヤスエステート(現 株式会社SKYグループホールディングス)へ株式会社ミクリード、株式会社リンクフローリスト、オフィス・デポ・ジャパン株式会社、株式会社スペースアート十番の株式を譲渡
  • 2017年6月価格訴求型店舗の運営を目的として、100%子会社 株式会社大安を設立
  • 2017年7月社員寮等の管理を目的として、不動産管理を主たる業務とする100%子会社株式会社KYマネジメントを設立
  • 2018年8月酒類販売事業の本体への集約を目的として、株式会社NSKより株式会社検校の株式を100%譲受 ワイン部門の強化を目的として、株式会社リンクフローリストよりCORK事業を譲受
  • 2019年3月M&A価格訴求型店舗事業を終了し、株式会社大安を吸収合併
  • 2019年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2020年代

  • 2020年5月酒類販売事業の拡大につなげていく事を目的として、サンノー株式会社(旧 ダンガミ・サンノー株式会社)の株式を100%取得
  • 2020年7月M&A経営資源の共有・経営の迅速化・管理コストの効率化の観点から株式会社KYマネジメントを吸収合併
  • 2020年10月商号変更株式会社カクヤス(旧)から株式会社カクヤスグループに商号変更 持株会社体制への移行を目的とし、会社分割(新設分割)により株式会社カクヤス(現 連結子会社)を設立
  • 2020年12月酒類販売事業の拡大につなげていく事を目的として、株式会社ダンガミ(旧 ダンガミ・サンノー株式会社)の株式を100%取得
  • 2021年2月事業シナジー及び周辺分野への事業展開を目的として、明和物産株式会社(現 連結子会社)の株式を100%取得
  • 2022年3月M&A連結子会社間の経営資源の集中と組織運営の強化及び効率化を目的として、株式会社ダンガミがサンノー株式会社を吸収合併 株式会社ダンガミからダンガミ・サンノー株式会社に商号変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2023年10月M&A当社の完全子会社である株式会社カクヤスがダンガミ・サンノー株式会社を吸収合併
  • 2024年7月M&A他人物配送機能での物流力強化等のため、株式会社大和急送の全発行済株式を取得し、完全子会社化
  • 2025年7月商号変更株式会社カクヤスグループから株式会社ひとまいるに商号変更 株式会社大和急送から株式会社ひとまいるロジスティクスに商号変更 明和物産株式会社から株式会社ひとsmileに商号変更
  • 2025年8月事業領域を酒類販売以外にも拡張することを目的として、株式会社ミクリードと資本業務提携契約を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    プラットフォーム化による成長

    自社取扱商材に加え、外部アライアンス先の食材や調味料なども取り扱い、顧客の利便性向上と客単価向上、配送効率向上を図る。

  2. 02

    カクヤスモデルの磨き上げ

    都内23区の最短1時間配送網を3温度帯対応に進化させ、様々な商材のプラットフォームとして構築し、取引先拡大と残存者利益獲得を目指す。

  3. 03

    物流体制強化による成長

    地域特化型配送網のエリアを関東近郊、関西、九州、札幌に拡大。他社製品の配送サービスも提供し収益性向上を図る。

  4. 04

    デジタル技術への投資促進

    アプリやWEBプラットフォームの充実、配送ルート最適化、ピッキング効率向上など、デジタル技術に継続的に投資し顧客体験と作業効率を向上する。

  5. 05

    人的資本経営の推進

    中期人財戦略に基づき、柔軟な制度整備、ウェルビーイング向上、自律的キャリア形成支援などにより、従業員の成長と企業価値最大化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で2,028人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は634万円で、6期前と比べて+41.9%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は10.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月44735.57.71,478
2021年3月51941.110.01,653
2022年3月52841.09.51,578
2023年3月64644.010.51,592
2024年3月61442.79.71,804
2025年3月61042.89.21,99290
2026年3月63441.910.42,02899

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)89.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社(東京都北区)他1拠点3,751百万円
福利厚生施設 13拠点1,540百万円
城北センター(東京都足立区)他1センター(注)31,383百万円
なんでも酒や カクヤス王子店(東京都北区)他231店舗(注)31,341百万円
本社(東京都北区)他4拠点756百万円
南東京センター(東京都大田区)他10センター(注)3446百万円
平和島センター(東京都大田区)他2センター(注)3135百万円
事務所 — 東京都練馬区3百万円
事務所 — 埼玉県和光市1百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社SKYグループホールディングス
    東京都千代田区
    議決権46.8%
  • 国内
    株式会社カクヤス(注)4、5
    東京都北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ひとSmile(注)4
    東京都北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ひとまいる ロジスティクス(注)4
    埼玉県和光市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社NSK(注)4
    東京都北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社検校(注)4
    神奈川県横浜市 都筑区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 ミクリード
    東京都新宿区
    議決権23.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,398億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.9%、利益が+11.1%。

売上高
+3.9%
1,398億円
営業利益
+11.1%
20億円
純利益
+140.0%
12億円
営業利益率
1.4%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,450億円1,398億円
営業利益21億円20億円
純利益7億円12億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は350億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.5%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3038
2024年1Q31161.93
2024年2Q32651.51
2024年3Q349133.78
2024年4Q3084
2025年2Q66081.23
2025年4Q685101.52
2026年2Q69291.34
2026年4Q706111.68
2027年1Q35030.92

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は1,095億円から1,398億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は1.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年3月1,095124
価格訴求型店舗の運営を目的として、100%子会社 株式会社大安を設立
2017年3月1,11075
2018年3月1,100114
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2019年3月1,087187
経営資源の共有・経営の迅速化・管理コストの効率化の観点から株式会社KYマネジメントを吸収合併
2020年3月1,086135
2021年3月802−17−16
連結子会社間の経営資源の集中と組織運営の強化及び効率化を目的として、株式会社ダンガミがサンノー株式会社を吸収合併 株式会社ダンガミからダンガミ・サンノー株式会社に商号変更
2022年3月855−29−28
当社の完全子会社である株式会社カクヤスがダンガミ・サンノー株式会社を吸収合併
2023年3月1,15086
他人物配送機能での物流力強化等のため、株式会社大和急送の全発行済株式を取得し、完全子会社化
2024年3月1,2942916
株式会社カクヤスグループから株式会社ひとまいるに商号変更 株式会社大和急送から株式会社ひとまいるロジスティクスに商号変更 明和物産株式会社から株式会社ひとsmileに商号変更
2025年3月1,34518181.35
2026年3月1,39820191.412

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,398億円のうち、営業利益として残るのは20億円1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の0.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.7%1,058億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.9%320億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
1.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
0.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+16.9pt
25.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は29億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月4−3723−3311
2019年3月20−174318
2020年3月19−129735
2021年3月−16−1421−3025
2022年3月−24−1137−3527
2023年3月25−11−141427
2024年3月28−2−212632
2025年3月26−301−428
2026年3月26−326−629

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は384億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は13.0%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月2413220913.2
2017年3月2603622413.9
2018年3月2864324315.1
2019年3月2894724216.2
2020年3月2855223318.1
2021年3月2703223811.9
2022年3月285232628.1
2023年3月331283038.5
2024年3月3404129912.1
2025年3月3614231811.7
2026年3月3845033413.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
334億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率9 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中20位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中307位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
13.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥438で、1年前と比べて-4.4%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥438-0.7%1ヶ月+3.5%1年-4.4%時価総額128億円
過去52週の値幅
安値¥404高値¥493

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.8倍
PER (会社予想)19.8倍
PBR2.57倍
配当利回り4.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は415円で、25日移動平均線(412.4円)を0.6%上回る。52週高値(495円)から16%安く、52週安値(404円)から2.7%高い。先月+1.5%上昇。直近1日-0.5%。出来高3.2万株と活況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは10.2倍と業界平均41.2倍の約4分の1、PBRは2.4倍で業界平均2.9倍を下回り、割安水準。配当利回り4.80%は業界平均1.44%の3倍超で高利回りだが、配当性向393.7%と過剰で持続可能性に懸念。ROEは25.5%と高く収益性は良好だが、営業利益率1.3%と低く、収益力の改善が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.8倍39.6倍
PER (予想)19.8倍
PBR2.57倍2.44倍
ROE25.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.57%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
4.57%
いまの株価に対して
配当性向
393.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月17
2022年3月7−59.8280.4
2023年3月1049.9160.6
2024年3月1766.783.9
2025年3月2020.0420.2
2026年3月200.0393.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,014人。区分でいちばん多いのは事業法人72.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が72.9%を占め、残る27.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人70.875.473.473.072.572.9
個人・その他20.417.318.717.121.225.6
証券会社0.10.50.51.40.70.9
外国法人0.50.40.41.90.40.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
金融機関8.36.47.16.75.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社SKYグループホールディングス46.77
02伊藤忠食品株式会社7.72
03三菱食品株式会社7.72
04カクヤス従業員持株会5.96
05麒麟麦酒株式会社2.22
06アサヒビール株式会社2.16
07サッポロビール株式会社2.16
08サントリー株式会社2.16
09松井 隆行1.29
10吉川 朋孝0.94

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−24%、1株純資産は11期で−61%。直近期のROEは25.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月5443712.638.9
2017年3月6949914.730.1
2018年3月6059610.356.2
2019年3月10364716.651.5
2020年3月7067110.413.669.8
2021年3月−69138−38.2
2022年3月−10383−101.8280.4
2023年3月2210023.820.5160.6
2024年3月5614546.012.283.9
2025年3月1914712.926.3420.2
2026年3月4117125.510.3393.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額300百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤順一取締役会長6766,000
前垣内洋行代表取締役社長 兼 CEO5429,076
桐原公一取締役 兼 COO5922,800
篠崎淳一郎取締役 兼 CHRO6224,549
笹川宏樹取締役 兼 CSO6222,800
飯沼勇生取締役 兼 CDO506,000
野田智裕取締役 兼 CFO576,000
大島孝之取締役71
村田恒子取締役67
中谷登常勤監査役75
山田裕士監査役71
筆野力監査役68
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
小林智哉取締役 兼 CSO50449
北原規稚子取締役47
若松典子監査役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)72432126438
社外取締役536367

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,086字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、純粋持株会社制を導入しており、当社、連結子会社5社及び持分法適用関連会社1社によって構成されております。当社は、持株会社として、当社グループの持続的成長のための経営戦略立案、各グループ会社への支援を行っております。 当社グループではセグメント毎に以下のサービスを展開しております。 ①時間帯配達事業 小型出荷倉庫や「なんでも酒やカクヤス」の各店舗などの拠点から、個人飲食店、一般消費者、法人のお客様に向けて「1時間枠」で365日・無料配達サービスを提供しております。 ②ルート配達事業 配送センターから、飲食チェーン、ホテル・レストラン等のお客様へ、日に一回の配達を行っております。 ③店頭販売事業 「なんでも酒やカクヤス」というピンクの看板で東京都23区を中心とし、神奈川、大阪にドミナント展開し、福岡や長崎にも出店をしております。 ④その他 EC事業、他酒類販売者への卸等。 グループ各子会社及び持分法適用関連会社は以下の事業を行っております。 (1)株式会社カクヤス 東京都23区を中心に飲食店、一般消費者、法人のお客様に対する酒類・食品等の販売を行っております。自社物流を活用し、受注からお届けまでを一貫するサービスを展開する「カクヤスモデル」を確立しております。商圏エリアの配達量を増加させ、効率的な配達サービスの実現を目指しております。 (2)株式会社ひとSmile 東京都を中心に千葉県や神奈川県に出荷拠点を持ち、乳製品等の配達を行っております。体と心の健康増進を目指した商品を定期配送でお届けをするサービスを展開しております。 (3)株式会社ひとまいるロジスティクス 千葉県と埼玉県の全域及び東京都の一部の商圏において、生鮮食品の宅配と運送事業及び、グループ内配送機能を担っております。 (4)株式会社NSK 取引先等への投資及び投資管理を行っております。 (5)株式会社検校 和酒(日本酒・焼酎)の販売を行っております。 (6)株式会社ミクリード(持分法適用関連会社) 居酒屋やダイニングバー、カフェをメインとした中小飲食店への業務用食材の通信販売を行っております。 [事業系統図] 当社、連結子会社及び持分法適用関連会社について、事業系統図によって示すと次のとおりです。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題3,534字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社経営の基本方針 当社グループは、「地域の人々の暮らしのどんな小さな願いも叶えたい」を企業理念(=存在価値)に掲げ、一歩先の便利さで、心弾むひとときをお届けすることをお客様にお約束いたします。当社グループは、人と人との関係性を大切にし、お客様の日常を少しだけ豊かにできる人間味あふれるサービスを今後も展開していくことで、持続可能な成長とともに、社会や業界の課題解決への貢献を果たしてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループでは、連結売上高及び連結経常利益を当社グループの成長を示す最重要指標と考えております。また、自己資本比率を高めた安定した経営や、収益力強化とバランスシートのスリム化等による連結営業キャッシュ・フローの最大化を常に念頭に置いた経営にも注力しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 長引く地政学リスクや為替相場の変動、世界的なインフレ圧力などの世界情勢の影響を背景に、国内経済においては、原材料及びエネルギー価格などの物価や金利の上昇、人件費の上昇や労働力不足、為替の変動、国際貿易のリスクの増大など事業環境への懸念は続いています。国内酒類販売の市場環境においては、成人人口の減少とともに、成人一人当たり酒類消費量の減少と両面で厳しい環境にあります。当社グループの事業エリアである首都圏や関西、福岡ではこれらの影響は少ないものの、ライフスタイルや顧客の嗜好の変化は不可逆的であり、従前と同様の消費行動は戻らないとの前提に立つ必要があり、顧客ニーズの変化に柔軟に対応する必要性を感じております。 このような経営環境の下、当社では事業再編を行い、新たに中長期的な成長を描き、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画を2025年5月に発表しました。対処すべき課題、具体的な成長戦略の内容は以下のとおりです。 ① プラットフォーム化による成長 中長期的に、国内における酒類販売市場は、緩やかな縮小が構造的に続くと予想されております。国税庁の統計によれば、酒類課税数量は2001年をピークに年々減少しており、酒類のような嗜好品ニーズは多様化し、食品やペット、旅行など様々な需要に変化しております。また、消費者による飲食店の使われ方にも変化が現れており、一般社団法人日本フードサービス協会の調査によれば、外食産業全体の市場規模は1997年の29兆円をピークに2003年に24兆円規模に減少したものの、その後コロナ禍を除けば20年間はほぼ横ばいですが、食事をメインとする給食主体部門と飲み物をメインとする料飲主体部門の構成は前者に傾斜しており、外食時にも酒類を摂取する量や機会が減少しております。このような市場の変化に対応するため、当社グループでは、酒類など自社取扱商材だけでなく、食材や調味料など飲食店や一般消費者それぞれのニーズに対応した、外部アライアンス先の商品カテゴリを取り扱うことにより、顧客の利便性を向上させることで顧客満足度を高めるとともに、客単価の向上と配送効率及び配送稼働率を高めてまいります。 ② カクヤスモデルの磨き上げによる成長 コロナ禍が明け、飲食店の倒産件数は過去最高を更新し続ける状況下において、取引先飲食店の倒産、閉店に苦慮している酒類卸業は数多く、今後、ますます寡占化が進むものと考えられます。当社グループが構築したカクヤスモデルは、東京都内23区に毛細血管のように張り巡らせた物流網を構築し、飲食店や一般消費者に対し、ご注文から最短1時間・1時間単位の指定配送が可能としており、他社には真似ができない「きめ細やかなお届け」ができております。カクヤスモデルを常温だけでなく、3温度帯対応に進化させ、様々な商材の販売を掛け合わせたプラットフォームとして構築することで、顧客満足度向上を狙い、更に取引先を増やし、残存者利益を獲得できるよう取り組んでまいります。 ③ 物流体制強化による成長 物流の2024年問題をきっかけに、トラックのドライバー不足が大きな社会問題となり、物流業を営む企業だけでなく、自社物流機能を保有する企業も軒並み配送力の低下が起きております。飲食店に商材を卸している各企業の納品頻度は減少し、在庫を多く保管できない飲食店においては、原材料欠品による機会ロス等も発生しております。このような環境の中、当社グループが構築したカクヤスモデルは軽バンやリアカーなどを活用して配送することが可能なため、大型のトラックの運転免許も不要で、「毎日お届け」することができております。今後はこの地域特化型の配送網のエリアを拡大し、都下神奈川、埼玉、千葉といった関東近郊エリアや、関西エリア、九州エリア、札幌エリアの顧客にも都内23区で可能としているサービスを届けてまいります。また、この配送網をアライアンス先の他社製品を運ぶ他人物配送をサービスとして提供することで収益性を向上してまいります。 ④ デジタル技術への投資促進による成長 近年、デジタル技術が生活に浸透したことにより、EC市場が大きく伸長しただけでなく、新たな顧客体験やサービスの機会が生まれ、サービスの効率化も進んでおります。この拡大するデジタル分野で成長を加速するため、プラットフォーム化による成長、物流体制強化による成長に向けて、アプリやWEBにおけるプラットフォームの充実、利便性、PRなど、顧客体験の向上をあらゆる面で追求するとともに、デジタル技術を活用した配送ルートの最適化、ピッキング効率向上、在庫管理の適正化など、作業効率向上を進めていく必要があり、今後も、デジタル技術に継続的に投資してまいります。 ⑤ 人的資本経営による成長 当社グループは、人的資本を中長期的な企業価値創造の原動力と位置づけ、「人的資本経営」を中核に据えた中期人財戦略を策定しております。事業環境の多角化、働き方の多様化、人財獲得競争の激化といった外部環境の変化を踏まえ、新たに策定した「ひとまいるSpirits(スピリッツ)」を体現し、自律して事業を推進できる人財開発を通じて、人的資本の価値を最大限に引き出し、持続可能な成長と社会的価値の創出を実現してまいります。 <重点施策> ・多様な働き方を可能にする柔軟な制度の整備 ・ウェルビーイングの向上と組織内コミュニケーションの強化 ・自律的なキャリア形成支援とチャレンジ機会の拡充 ・次世代経営人財の計画的育成 ・HRテクノロジーを活用した人財情報の可視化と戦略的活用 これらの施策を一体的に推進することで、すべての従業員が成長しながら、能力を最大限に発揮し、企業の持続的発展と社会への貢献を両立させることで、企業価値の最大化を目指してまいります。 ⑥ サステナブル経営の推進 当社グループは、引き続き6つのマテリアリティ「環境」「酒・飲食文化と社会問題」「コミュニティ」「サプライチェーンマネジメント」「人財」「ガバナンス」を推進してまいります。当社グループの、お届けだけでなく「回収」も強みにした2WAY型サービスを活用した廃油回収は、お客様に大変ご好評いただいており、自然環境を守る社会課題の解決に貢献しながら事業収益を上げる優れたサービスであると自負しております。このような当社の強みとなるサービスが、社会課題解決となるサービスを広げていきたいと考えております。 また、2024年6月、「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、日本酒を取り巻く環境に明るい知らせがあった一方で、酒造メーカーは1970年から半減しております。当社グループは、酒・飲食業界のさらなる発展を目指し、酒蔵等の生産者への支援・提携を進め、飲食店におけるインバウンド対応や酒蔵等のアウトバウンド支援を行ったりすることで、今後の成長の種まきを仕掛けてまいります。 (4)経営環境 国内酒類市場は、人口減少及び高齢化、若者の酒離れや健康志向による飲酒習慣の変化等により、長期的には縮小傾向にあると考えられます。 競争環境については、飲食店向け市場では、人流の活性化により需要が高まる中、当社グループは得意先をサポートする営業力や利便性の高い配達能力を堅持しております。家庭向け市場では、自社構築している配達網を活かした独自のお届けサービスを展開しております。
事業等のリスク4,090字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)国内市場・経済の動向及び人口の変動による影響について 当社グループの売上は、その多くが酒類販売で構成されておりますが、酒類販売は、成人人口減少と一人当たり摂取量の低下に伴い、市場減少が見込まれております。当社は、グループ中期経営計画において、物流を軸としたプラットフォームを構築し、酒類以外の商材を取り扱うと共に、有償配送を行う事業再編に取り組んでまいりますが、これらの動向が当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業拡大に伴う人財の確保と人権への配慮について 当社グループが、今後更なる企業価値向上に向けた事業拡大を図るためには、優秀な人財の採用及び社内人財の育成、人財の外部流出の防止が重要な課題と考えております。 当社グループは、積極的な採用強化に加え、従業員一人ひとりの人権を尊重し、ハラスメントの防止や安全衛生に配慮した健全な職場環境の構築、会社とのエンゲージメント向上に向けた取組みに注力しております。また、物流網の拡大に伴った配達員確保については、運転免許取得支援や社員寮の拡充、多様な働き方の提供や業務に見合った報酬体系を構築することで、労働環境の適正化を図りつつ、配達職の確保に努めております。今後、事業成長に伴った人財の確保及び育成が出来ずサービスの質が低下した場合や、労働環境の悪化、人権配慮の不足等により人財が外部に流出した場合には、当社グループの社会的評価の低下、ひいては業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3)競合による影響について 当社グループは、国内酒類市場において、飲食店向け販売及び家庭向け販売に事業展開をしております。飲食店向け販売については、当社グループを含めた大手酒販店での競争が激しくなっており、家庭向け販売については、酒類専門小売業者以外にも、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、インターネット通信販売等の大小様々な事業者が多く存在しており競争が激化しております。 顧客の利便性を日々追求し、消費財流通サービスを飲食店向け販売及び家庭向け販売ともに拡大してまいりますが、予期し得ない競合他社の活動、顧客嗜好の変化等が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)経営上重要な許認可及び法令について 当社グループでは、酒税法に規定されている「酒類販売業免許」を取得しております。酒類販売業免許は酒類を継続的に販売することが認められる免許で有効期限はありません。貨物自動車運送事業法、貨物利用運送事業法、各種環境規制等の法的規制を受けており、事業を営むためには国土交通大臣の許可・登録が必要であるほか、昨今、「運輸の安全性向上のための鉄道事業法等の一部を改正する法律」(いわゆる「運輸安全一括法」)等により安全運転に係る規制が強化される中、運送事業運営者に対する安全配慮義務と社会的責任は一層強く求められております。 当該免許は、当社グループの主要な事業活動を継続する上で不可欠な免許であり、本書提出日までの間、取消事由は発生しておりません。しかしながら、将来において、当該免許の取消等があった場合には、主要な事業活動に支障をきたすとともに業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらの法的規制を遵守し、環境規制に対応するため、さまざまな取り組みを行っておりますが、対応のための更なるコストが発生する場合、又は将来何らかの事由により処分を受けた場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (5)商品の安全性について 当社グループは、商品の安全性に日頃より十分な注意を払い、商品管理の徹底、チェック体制の確立などに努めておりますが、取扱商品に重大な事故が生じた場合には、当社グループに対する販売責任が問われ、また、当社グループは、プライベートブランド商品の取扱拡大を狙っており、この様な商品に重大な事故が生じた場合は、当社グループに対する製造責任も問われ、こうした責任のもと、信頼の低下、消費者対応や商品回収、廃棄等の対応コストが発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)M&A及び事業提携・資本提携について 当社グループは、業容の拡大及び既存事業の規模拡大、新規エリアへの進出を図る手段として、M&Aを戦略の1つとしております。実行するにあたっては対象会社に対して、入念な調査、検討を行いますが、実施後に業績未達等によるのれん等の減損、当初予期していなかった事業上の問題の発生・取引関連費用の負担等によって、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、資本・業務提携については、当初に企図した成果が得られないと判断される場合は、契約の解消による出資の解消等が生じ、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)減損損失について 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。今後とも収益性の向上に努める所存でありますが、事業の業績不振等により、固定資産及びリース資産の減損会計による損失を計上することとなった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8)資金調達及び財務制限条項等に関するリスク 当社グループは、資金の一部を有利子負債により調達しております。金融情勢の変化等により金利が大幅に上昇した場合には、調達コストの増加により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、金融市場の混乱や信用環境の悪化等により資金調達環境が悪化した場合には、既存借入の借換えが困難となる、又は不利な条件での資金調達を余儀なくされる可能性があり、当社グループの資金繰り及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社の借入金の一部には財務制限条項及び資産制限条項が付されており、これらの条項に抵触した場合には期限の利益を喪失する等、当社グループの財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 なお、財務制限条項等の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結貸借対照表関係 ※6 財務制限条項等」に記載しております。 (9)情報セキュリティ及び個人情報の管理について 当社グループは、情報セキュリティ及び個人情報保護を経営の重要課題の1つとして捉え、体制の強化や従業員教育などを通じて、システムとデータの保守・管理に万全を尽くしております。しかしながら、万一個人情報が外部へ漏洩するような事態となった場合や不正利用等の事態が生じた場合は、社会的信用が毀損し、売上の減少又は損害賠償による費用の発生等が考えられ、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (10)地震、台風、津波、豪雪等の自然災害について 当社グループの店舗・施設の周辺地域において、予想を超える大地震・津波・風水雪害等の自然災害、火災等による、①商品、店舗、物流施設、情報システム及びネットワークの物理的な損害、②当社グループの販売活動や物流・調達活動の阻害、③料飲店等の事業運営に支障が出る等の場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。特に、当社グループの拠点が東京都23区に集中していることから、東京都23区及びその周辺において上記の自然災害が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11)国際情勢等の影響によるリスク 当社グループが営業活動を行っている地域や、主要な取引先が営業活動を行っている地域がテロ・戦争等の国際紛争や貿易摩擦の影響を被った場合、サプライチェーンの寸断等により商品の仕入れが滞るなど、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。また、当社グループの配達業務には、軽油・ガソリンなどの燃料が不可欠であり、世界的な原油価格の高騰や為替変動による燃料価格の想定を超えた値上がりは、コストの増加要因となり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12)親会社について ①資本的関係について 当社の親会社である株式会社SKYグループホールディングスは、当連結会計年度末現在、当社発行済株式の46.8%を所有しております。同社から当社グループに対する事業上の制約はなく、当社グループの自主性・独立性は確保されておりますが、同社による議決権の行使の結果によっては、当社グループの意思決定に対して影響を与える可能性があります。 ②人的関係について 当社グループと株式会社SKYグループホールディングス及びその子会社(以下親会社グループ)との間で、役員の兼務、従業員の出向等の人的関係はありません。今後も親会社グループからの独立性を確保していくために、親会社グループとの間で役員の兼務、従業員の出向等は行わない方針であります。 ③競合について 親会社グループ各社の事業内容は、業務用食品・食材の企画・販売、オフィス建装、生花・花器・輸入及び販売、冠婚葬祭用の贈答品、投資事業等となっております。 しかし、今後当社グループの経営方針及び事業展開を変更した場合、又は親会社グループ各社が経営方針及び事業展開を変更した場合には、将来的に競合する可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に何らかの影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,751字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は下記のとおりとなります。 ①財政状態の状況 (資産) 資産は、前連結会計年度末に比べ2,307百万円増加し、38,366百万円となりました。主な要因は、関係会社株式の増加878百万円、繰延税金資産の増加738百万円、ソフトウエアの増加573百万円によるものであります。 (負債) 負債は、前連結会計年度末に比べ1,535百万円増加し、33,364百万円となりました。主な要因は、長期借入金の増加2,229百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加543百万円、未払法人税等の増加495百万円、短期借入金の減少1,687百万円によるものであります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ772百万円増加し、5,002百万円となり自己資本比率は13.0%となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加1,175百万円、配当による利益剰余金の減少580百万円によるものであります。 ②経営成績の状況 当期において、当社グループは「地域の人々の暮らしのどんな小さな願いも叶えたい」という理念のもと、飲食店向け及び家庭向けの酒類需要のみならず、構造改革による他人物配送(有償配送)体制の構築を図り、新たなサービスの稼働へ向けて努めてまいりました。 当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高139,837百万円(前連結会計年度比4.0%増)、営業利益1,971百万円(前連結会計年度比10.7%増)、経常利益1,943百万円(前連結会計年度比7.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,175百万円(前連結会計年度比119.0%増)となりました。 セグメント別の概況につきましては、以下のとおりであります。 なお、当社グループは、当社グループの特徴である「商品のお届け手法」ごとに「時間帯配達事業」「ルート配達事業」「店頭販売事業」「その他」の4つの事業セグメントに区分しております。当連結会計年度における売上構成比は「時間帯配達事業」59.3%、「ルート配達事業」29.3%、「店頭販売事業」10.1%、「その他」1.3%となりました。 「時間帯配達事業」の売上高は82,939百万円(前連結会計年度比5.0%増)、営業利益は1,604百万円(同2.6%減)となりました。メーカー値上げに対する価格転嫁の影響及び、個人飲食店の顧客獲得が進み売上は好調に推移したものの、前連結会計年度に配送拠点、人員を増加した影響により、増収減益となりました。 「ルート配達事業」の売上高は41,014百万円(前連結会計年度比6.8%増)、営業利益は482百万円(同43.7%減)となりました。メーカー値上げに対する価格転嫁及び新規顧客獲得の影響により、客数・客単価が前連結会計年度を上回ったものの、南東京センター移設による家賃増及び管理コストの増加により増収減益となりました。 「店頭販売事業」の売上高は14,104百万円(前連結会計年度比9.2%減)、営業利益は905百万円(同40.5%増)となりました。業績不振店舗の撤退や、前年度に都内で大規模に実施されたキャッシュレスキャンペーンの反動、物価上昇に伴う一部の顧客離脱が見られた影響等により減収となった一方で、前連結会計年度に実施した時間帯配達事業への人員異動でコストが減少した影響により増益となりました。 「その他」の売上高は1,779百万円(前連結会計年度比10.1%増)、営業利益は285百万円(同67.0%増)となりました。本セグメントには、EC宅配事業や他酒類販売者への卸売り及び物流事業が含まれております。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は2,859百万円となり、前連結会計年度末に比べ50百万円増加いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は2,604百万円(前連結会計年度は2,585百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益(1,318百万円)、減価償却費(938百万円)、減損損失(654百万円)、棚卸資産の減少(570百万円)等で増加し、仕入債務の減少(797百万円)等で減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は3,197百万円(前連結会計年度は3,002百万円の支出)となりました。これは主に、固定資産の取得による支出(2,326百万円)、関係会社株式の取得による支出(882百万円)によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は643百万円(前連結会計年度は74百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入(4,417百万円)、長期借入金の返済による支出(1,643百万円)、短期借入金の純減少額(1,687百万円)、配当金の支払額(563百万円)によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。 なお、当社は仕入実績においてセグメント別での記載を省略しております。 区分名   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 酒類販売 (百万円)   105,260   101.1 合計   105,260   101.1 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 時間帯配達事業(百万円)   82,939   105.0 ルート配達事業(百万円)   41,014   106.8 店頭販売事業  (百万円)   14,104   90.8 その他        (百万円)   1,779   110.1 合計   139,837   104.0 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するに当たりまして、重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 当社の経営陣は、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っております。しかしながら、これらの見積り及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 酒類販売に係る固定資産の減損 当社グループは、酒類販売に係る店舗及び販売物流倉庫の事業用資産について減損処理の要否を検討し、減損対象となった資産は、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。しかし、将来の経営環境の変化などにより見直しが必要になった場合、追加の減損損失を認識する可能性があります。 重要な会計上の見積りの詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況及び③キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 (3)経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (4)経営者の問題認識と今後の方針 経営者の問題認識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 (5)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、営業活動により得られた資金を拠点拡大に係る設備投資、ソフトウェア投資等に充当しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)

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