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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フジタコーポレーション

FUJITA CORPORATION Co.,Ltd.3370 · Standard · 小売業

北海道を地盤に、飲食・小売、製造・卸売、農畜産の3部門を展開する多角経営企業。フランチャイズの「かつてん」と直営店舗で外食、黒松内町の加工センターでチーズ等を製造し、子会社で酪農も営む。

概要

株式会社フジタコーポレーションは、北海道苫小牧市に本社を置く小売業者である。1978年に有限会社ファミリーフーズとして創業し、1986年にモスフードサービスとフランチャイズ契約を結んで以来、モスバーガー、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜など複数のフランチャイズブランドを展開する。2026年3月期の連結売上高は約51億円、従業員数は126名。飲食・小売部門を主力としながら、製造・卸売部門や農畜産部門にも進出し、多業態経営を行っている。

3部門から成る事業構成

当社グループは、飲食・小売部門、製造・卸売部門、農畜産部門の3セグメントで構成される。飲食・小売部門は47店舗を運営し、連結売上高の約89%を占める主力事業である。製造・卸売部門は黒松内町の特産物手づくり加工センター(トワ・ヴェール)でチーズ、ハム、ベーコン、アイスクリームを製造・販売する。農畜産部門は連結子会社株式会社TOMONIゆめ牧舎が乳牛を飼養し、生乳を生産する。2026年3月期の連結売上高は5,068,508千円、営業利益160,599千円、親会社株主に帰属する当期純利益125,115千円である。

フランチャイジーと自主ブランドの両輪

飲食・小売部門は、フランチャイジー事業とオリジナルブランド事業の二本柱で展開される。フランチャイジー事業では、株式会社モスフードサービスの「モスバーガー」、株式会社レインズインターナショナルの「しゃぶしゃぶ温野菜」や「牛角」、株式会社advance growingの「らーめんおっぺしゃん」など複数の本部と契約し、北海道内で店舗を運営する。一方、オリジナルブランド事業として「かつてん」を展開し、フランチャイズ本部に依存しない独自の運営ノウハウを蓄積している。両事業を組み合わせることで、出店場所の選択肢を広げ、複数業態の同時出店を可能にしている。

北海道内に集中する店舗網

店舗はすべて北海道内に所在し、本社所在地の苫小牧市を中心に展開する。2026年3月期末の稼働店舗数は47店舗で、前年同期から1店舗減少した。出店に際しては、収益性や立地を慎重に評価し、スクラップ・アンド・ビルドを進める方針である。また、近年は店舗運営だけでなく、自治体との連携を強化し、黒松内町では特産物加工センターの指定管理者として食品製造を行い、津別町では「道の駅あいおい」の運営を受託するなど、地域密着型の事業拡大を進めている。

業界の中での役割は地域資源を活用した食品製造・販売と外食チェーンを運営する事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
2億円
営業利益率
3.9%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
飲食・小売45億円90.0%2億円4.4%
製造・卸売3億円6.0%0億円0.0%
農畜産2億円4.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01飲食・小売主力

「かつてん」のフランチャイズ本部として、加盟店を展開するほか、自社運営の飲食店舗や小売店舗を有する。2025年4月から北海道津別町の道の駅の運営も受託し、流通・販売チャネルを広げている。

主な製品・サービス2
かつてん
とんかつを中心とした定食レストラン。フランチャイズチェーンとして全国展開。
道の駅あいおい
北海道津別町の道の駅。地域の特産品販売や飲食を提供する施設。

02製造・卸売準主力

北海道黒松内町の指定管理者として特産物加工センター「トワ・ヴェール」を運営し、チーズ、ハム、ベーコン、アイスクリームを製造・販売する。地域資源を活かした食品加工事業。

主な製品・サービス1
トワ・ヴェール製品
チーズ、ハム、ベーコン、アイスクリームなどの加工食品。北海道産原料を使用。

03農畜産副次

連結子会社のTOMONIゆめ牧舎で乳牛を飼養。酪農を通じて、自社加工の原料供給や地域農業への貢献を図る。

製品と技術

フランチャイジー事業:モスバーガー、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜

フランチャイジー事業では、複数のFC本部と契約し、ブランド名を冠した飲食店を運営する。主要ブランドとして、モスバーガー、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、らーめんおっぺしゃん、まんまるはなまるうどんなどがある。これらのブランドは本部が開発した商品や販促活動を活用し、安定した品質と集客力を得ている。当社はフランチャイジーとして店舗運営ノウハウを蓄積し、同時に複数ブランドを組み合わせた出店戦略を採ることで、リスク分散と効率的な運営を実現している。2026年3月期の飲食・小売部門売上高4,529,304千円の大半をフランチャイジー事業が占める。

オリジナルブランド「かつてん」の開発と運営

フランチャイズ契約では独自の運営方法に制約があるため、当社は自社ブランド「かつてん」を開発した。「かつてん」は社訓である「創意」「熱意」「誠意」を体現する業態であり、フランチャイズ本部に依存しない自由なメニュー開発や販売戦略が可能である。店舗運営で培ったノウハウを活かし、季節限定商品や地元食材を活用したメニューを投入することで、リピート顧客の獲得を図っている。オリジナルブランド事業は飲食・小売部門の一部として、収益向上に貢献している。

製造・卸売と農畜産:トワ・ヴェールとゆめ牧舎

製造・卸売部門は、黒松内町の特産物手づくり加工センター「トワ・ヴェール」でチーズ、ハム、ベーコン、アイスクリームを製造・販売する。衛生管理に重点を置き、新商品開発や販路拡大に取り組む。農畜産部門では、連結子会社株式会社TOMONIゆめ牧舎が乳牛を飼養し、生乳を生産する。搾乳量増加とコスト削減に努め、牧草の自社栽培などを行う。2026年3月期の製造・卸売部門売上高は332,276千円、セグメント利益12,271千円。農畜産部門は売上高206,928千円、セグメント損失13,073千円で、早期の収益化を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

小型小売企業、収益改善途上で規模小

同社は小売業に属し、売上高約49億円(2025年3月期)と小型の企業。業界内では、トライアルホールディングスのような大型スーパーと競合するが、ニッチな商品構成で差別化を図っている。収益性は改善傾向で、営業利益率は2025年3月期2.04%から2026年3月期3.92%へ上昇見込み。売上高も緩やかに増加しているが、規模が小さいため価格競争の影響を受けやすい。まんだらけなど同業他社と比べ、独自性が求められる。

強み

  • 営業利益率が2%から4%近くに改善、コスト管理が奏功。
  • 大手では扱わない専門性の高い商品を提供し、固定客を獲得。
  • 売上高が3期連続で増加し、2026年3月期は51億円見込み。
  • 効率的な店舗運営により、低コスト体質を維持。

課題

  • 売上高50億円未満と小規模で、大量仕入れによるコスト優位が難しい。
  • まんだらけなどの同業と品揃えが重複し、独自性の維持が課題。
  • 資金力が限られ、出店ペースが緩やかで成長が制約される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がフジタコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18247大和20億円
23192白鳩19億円3.7倍
37524マルシェ19億円
49978文教堂グループホールディングス19億円
57585かんなん丸18億円
63370フジタコーポレーション16億円12.9倍
77462CAPITA16億円21.6倍
83223エスエルディー15億円27.1倍
97140ペットゴー15億円
102778パレモ・ホールディングス14億円78.2倍
117578ニチリョク14億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

苫小牧でファミリーフーズを設立した1978年

1978年3月、北海道苫小牧市にて有限会社ファミリーフーズが設立された。1986年10月、株式会社モスフードサービスと「モスバーガーチェーンフランチャイズ契約書」を締結し、本格的にフランチャイジー事業へ参入した。この契約が後の多ブランド展開の基礎となる。1990年2月には有限会社から株式会社へ組織変更し、1996年4月に株式会社フジタコーポレーションへ商号変更した。同時期、1997年6月には株式会社フジックスの株式を追加取得して子会社化(出資比率72%)、2002年2月には完全子会社化し、不動産賃貸事業もグループに加えた。

ジャスダック上場で資本市場に参加した2005年

2005年4月、当社はジャスダック証券取引所に株式を上場した。上場前後には複数のフランチャイズ契約を締結。2002年11月に株式会社はなまると「まんまるはなまるうどん」のFC契約、2006年3月に株式会社セリアと販売代理店契約、2009年4月に株式会社ベビーフェイスとFC契約を結んだ。2010年4月のジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場先が変更。2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。

多ブランド化と不採算店舗整理の2010年代

2010年代はフランチャイズ契約の多角化を進めた。2016年10月に株式会社レインズインターナショナルと「しゃぶしゃぶ温野菜」、同年11月に「牛角」のフランチャイズ契約を締結。2017年3月には株式会社advance growingと「らーめんおっぺしゃん」のエリアフランチャイズ本部契約を結んだ。2018年11月には株式会社アイビスとも「牛角」契約を追加している。一方で、過年度には不採算店舗の閉店や不採算事業からの撤退を進め、スクラップからビルドへの方針転換を図った。財務面では2016年3月に株式会社アスラポート・ダイニング(現株式会社JFLAホールディングス)と業務資本提携契約を締結した。

黒松内町との連携で農業・酪農に参入した2020年代

2021年9月、北海道寿都郡黒松内町と特産物手づくり加工センターの管理運営に関する基本協定を締結し、同年10月より指定管理者として食品製造・販売を開始した。2022年8月には同町内で農地を賃借し農業に参入。2023年2月には株式会社TOMONIゆめ牧舎の株式を取得し連結子会社化、酪農業に進出した。同年12月には黒松内町と包括連携協定を結び、地域活性化への協力関係を構築。2025年3月には株式会社相生振興公社と業務提携協定を締結し、同年4月から津別町の「道の駅あいおい」の運営を受託。2026年3月には津別町と同施設の基本協定を締結した。

年表24件を開く

1970年代

  • 1978年3月創業北海道苫小牧市に㈲ファミリーフーズを設立

1980年代

  • 1986年10月㈱モスフードサービスと「モスバーガーチェーンフランチャイズ契約書」を締結

1990年代

  • 1990年2月㈲ファミリーフーズを株式会社に組織変更
  • 1996年4月商号変更㈱ファミリーフーズを㈱フジタコーポレーションに商号変更
  • 1997年6月M&A㈱フジックス株式を追加取得し子会社化(出資比率72%)

2000年代

  • 2002年2月M&A㈱フジックス株式を追加取得し100%子会社化
  • 2002年11月㈱はなまると「まんまるはなまるうどんフランチャイズチェーン加盟契約書」を締結
  • 2005年4月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年3月㈱セリアと「セリア販売代理店基本契約書」を締結
  • 2009年4月㈱ベビーフェイスと「フランチャイズ契約書」を締結

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2016年3月㈱アスラポート・ダイニング(現㈱JFLAホールディングス)と「業務資本提携契約書」を 締結
  • 2016年10月㈱レインズインターナショナルと「しゃぶしゃぶ温野菜フランチャイズチェーン加盟契約書」を締結
  • 2016年11月㈱プライム・リンク(現㈱レインズインターナショナル)と「牛角フランチャイズチェーン加盟契約書」を締結
  • 2017年3月㈱advance growingと「らーめんおっぺしゃんフランチャイズチェーン エリアフランチャイズ本部認定契約書」を締結
  • 2018年11月㈱アイビスと「牛角フランチャイズチェーン加盟契約書」を締結

2020年代

  • 2021年9月北海道寿都郡黒松内町と「黒松内町特産物手づくり加工センターの管理運営に関する基本協定書」を締結
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQからスタンダード市場に移行
  • 2022年8月北海道寿都郡黒松内町で農地を賃借し、農業に参入
  • 2023年2月M&A株式会社TOMONIゆめ牧舎の株式取得
  • 2023年12月北海道寿都郡黒松内町と「黒松内町と株式会社フジタコーポレーションとの包括連携に関する協定書」を締結
  • 2025年3月㈱相生振興公社と業務提携に関する協定書を締結
  • 2026年3月北海道網走郡津別町と「津別町相生総合交流ターミナル施設基本協定書」を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益率3.3%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存店舗の収益力強化

    商品・サービス・清潔さの質を向上させ、売上増とコスト削減を両立し営業利益率の向上を目指す。

  2. 02

    新規事業・店舗展開の推進

    収益性を見込める新規業態の出店や既存店舗の改装を計画的に進め、スクラップからビルドへシフトする。

  3. 03

    製造・卸売事業の収益化

    ネット通販や新商品開発、販路開拓に経営資源を投入し、業務効率化と収益化を図る。

  4. 04

    農畜産・酪農業の収益化

    グループ内事業や地域との連携を模索し、早期の収益化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で126人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は374万円で、9期前と比べて+8.1%平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は9.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月112
2018年3月112
2019年3月34640.09.6108
2020年3月34838.38.9108
2021年3月35638.99.3109
2022年3月36341.510.2102
2023年3月37443.011.1102
2024年3月37841.010.7110
2025年3月38240.710.811289
2026年3月37439.79.6126159

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
北海道 — 店舗(札幌市中央区)他34店舗512百万円
飲食・小売部門
北海道 — 事業用資産(札幌市清田区)他2資産460百万円
その他
株式会社TOMONIゆめ牧舎 — 北海道寿都郡黒松内町253百万円
農畜産部門
北海道 — 本社・営業部(苫小牧市他)49百万円
その他
青森県 — 店舗(八戸市)他3店舗46百万円
飲食・小売部門
岩手県 — 店舗(宮古市)他4店舗42百万円
飲食・小売部門
主な関係会社
  • 国内
    株式会社TOMONIゆめ牧舎(注)1.2
    北海道寿都郡 黒松内町 · 連結子会社
    議決権30.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は51億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.1%、利益が+100.0%。

売上高
+4.1%
51億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
3.9%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高52億円51億円
営業利益2億円2億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥3¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は13億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1100.00
2024年1Q1100.00
2024年2Q1100.00
2024年3Q1218.30
2024年4Q121
2025年2Q2400.00
2025年4Q2514.01
2026年2Q2500.00
2026年4Q2627.71
2027年1Q1317.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は70億円から51億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は3.9%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月7000
2014年3月640−4
2015年3月561−1
2016年3月5110
2017年3月47−1−2
2018年3月4500
2019年3月43−1−1
2020年3月460−1
2021年3月42−1−2
2022年3月40−1−1
株式会社TOMONIゆめ牧舎の株式取得
2023年3月
2024年3月4611
2025年3月49112.01
2026年3月51223.91

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは2億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.2%21億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金56.9%29億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
58.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+34.2pt
42.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−2−222
2014年3月27−893
2015年3月35−784
2016年3月32−256
2017年3月2−1−215
2018年3月10−214
2019年3月0−10−13
2020年3月2−1−114
2021年3月00206
2022年3月−101−15
2024年3月2−1−215
2025年3月2−2−104
2026年3月2−2−103

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は28億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は12.3%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月634595.9
2014年3月510510.4
2015年3月43−144
2016年3月402383.7
2017年3月371361.7
2018年3月351341.7
2019年3月330331.1
2020年3月310310.6
2021年3月310311.4
2022年3月290290.1
2023年3月301292.8
2024年3月281274.9
2025年3月282268.5
2026年3月2832512.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
46
/ 100
安定性自己資本比率8 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中9位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中309位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
42.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
12.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥466で、1年前と比べて+31.7%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥466+0.0%1ヶ月-2.5%1年+31.7%時価総額16億円
過去52週の値幅
安値¥314高値¥631

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.9倍
PER (会社予想)12.7倍
PBR4.14倍
配当利回り0.64%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.3%上昇。25日移動平均線(473.68円)を上回り、+2.4%の位置。52週高値(631円)からは23.1%下落しているが、52週安値(314円)からは54.5%上昇。出来高は低調で、週足はもみ合い。RSIは48.6と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが13.5倍と業界平均41.6倍を大幅に下回り割安。PBR4.83倍は業界平均2.96倍を上回るが、ROE42.8%と極めて高く収益性は良好。配当利回り0.62%は業界平均13.57%を大きく下回り低水準。割安だが配当性向7.7%と低く、株主還元に課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.9倍39.6倍
PER (予想)12.7倍
PBR4.14倍2.44倍
ROE42.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小売業セクターの小型株。売上49億円、営業利益率2%と低収益だが、ROE42.8%は異例。強気派は高ROEや業績拡大(2025→2026年は増収増益見込み)を評価。弱気派は、営業利益率が低く、小規模ゆえの競争力不足や持続性を疑問視。PER13.5倍と表面割安だが、情報不足で判断困難。

プラスに働く材料7
  • 高ROE経営

    ROE42.8%と非常に高く、資本効率が良い。利益成長も継続。

  • 業績改善トレンド

    2025/3期業績から2026/3期は増収増益見込み。営業利益率も上昇。

  • 小型株の成長余地

    時価総額17億円程度。成長が続けばバリュエーション拡大余地。

  • 営業利益率改善で収益力向上2026年3月期影響

    営業利益率2.04%→3.92%に改善、営業利益1→2億円

  • 売上高穏やかながら増加基調2026年3月期影響

    売上高51億円(前年比+4%)、新店舗効果で微増

  • 高ROE42.8%による資本効率継続影響

    ROE42.8%は極めて高く、少ない資本で利益を生む

  • 低PERバリュー評価の余地継続影響

    PER13.5倍は業界平均比割安、収益改善で評価向上

マイナスに働く材料7
  • 低い営業利益率

    営業利益率2.04%と脆弱。コスト上昇で赤字転落リスク。

  • 情報不足の不透明感

    事業内容や競争環境が不透明。投資判断が難しい。

  • 割高な株価指標

    PBR4.8倍。利益剰余金が少なく、高ROEは資本の少なさ由来の可能性。

  • 競争激化による売上伸び悩み継続影響

    小売業界の競争激化で既存店売上低迷、成長鈍化

  • 仕入コスト上昇で粗利圧迫継続影響

    原材料価格上昇で粗利率低下、営業利益率悪化リスク

  • 市場規模の限界継続影響

    売上高50億円規模で成長余地限定的、大規模投資困難

  • 業績変動リスク決算発表後影響

    営業利益2億円予想に対して達成不透明、下方修正懸念

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益構造の改善が継続するか。
売上高成長率
小規模企業の成長の鍵。
ROE
高ROEの維持・向上が評価を左右。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは0.64%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
0.64%
いまの株価に対して
配当性向
7.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年3月26.2
2026年3月350.07.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,594人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.0%を占め、残る86.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他65.368.664.265.771.277.5
事業法人23.015.120.617.818.513.9
証券会社7.311.510.913.87.34.6
外国法人2.12.72.51.62.03.7
外国人個人0.30.30.20.20.20.2
金融機関2.01.91.60.90.80.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社JFLAホールディングス11.57
02藤田 博章4.91
03株式会社ダスキン3.94
04山下 博2.56
05林 昭男2.06
06JPモルガン証券株式会社1.93
07木津 正男1.53
08経塚 聖順1.37
09経塚 真理恵1.37
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.33

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-01
    中野邦人
    新規の大量保有報告
    7.36%
    +1.13pt
  • 2026-05-14
    中野邦人
    新規の大量保有報告
    6.23%
    +1.14pt
  • 2026-04-27
    中野邦人
    新規の大量保有報告
    5.09%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+55%、1株純資産は6期で−82%。直近期のROEは42.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月234195.730.2
2014年3月−39324
2015年3月−154
2016年3月4310493.149.9
2017年3月−136
2018年3月821.7218.2
2019年3月−97
2020年3月−64
2021年3月−113
2022年3月−46
2024年3月15747.120.2
2025年3月283551.28.56.2
2026年3月367442.812.67.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
遠藤大輔代表取締役社長50
清水清作専務取締役 経理・総務部門管掌64
森下將典取締役59
松原淳二取締役72
上岡由紀子取締役50
栗林法正常勤監査役62
廣内克規監査役61
木下雄次監査役63
池田直美47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)32522279
監査役1555
社外取締役5441

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,342字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社フジタコーポレーション)、子会社1社及び非連結子会社1社により構成されており、飲食・小売部門、製造・卸売部門及び農畜産部門を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)飲食・小売部門・・・当社が運営する飲食店舗及び小売店舗並びにフランチャイザーとして事業展開している「かつてん」のフランチャイズ本部事業等であります。 (2)製造・卸売部門・・・当社が指定管理者として運営する北海道寿都郡黒松内町の「黒松内町特産物手づくり加工センター(トワ・ヴェール)」におけるチーズ、ハム、ベーコン、アイスクリームの製造、加工及び販売事業等であります。 (3)農畜産部門・・・・・子会社である株式会社TOMONIゆめ牧舎が経営する乳牛の飼養をしております。 (2026年3月31日現在) 事業部門の名称   店舗数又は事業拠点数 飲食・小売部門   47 製造・卸売部門   1 農畜産部門   1 合計   49 (注)非連結子会社の株式会社フジックスは、不動産の賃貸をしております。 当社グループの飲食・小売部門は、複数のフランチャイズ本部と加盟契約を締結し、効率的に出店を推進することで事業展開を行ってまいりました。 しかし、フランチャイズ契約に伴って独自の発想・運営方法を持ち込むことが制限されるため、フランチャイジー事業の店舗運営で培ったノウハウを活かし、社訓であります「創意」・「熱意」・「誠意」を発揮する場としてオリジナルブランド事業を開発・出店してまいりました。 さらに、当社グループは、地域資源を最大限に活用することにより「人・まち・働ける環境」をつなぐ、新たな価値創造を推進し、北海道の食材や文化を広め、地域資源の可能性を最大限に引き出し、多くの方々に感動と安心をお届けできる企業への挑戦を続けており、その取組として、2021年10月より北海道寿都郡黒松内町の特産物手づくり加工センター(トワ・ヴェール)の指定管理者として食品製造及び販売を開始し、2022年8月から同町内で農地を賃借して農業に参入、2023年2月に同町内の株式会社TOMONIゆめ牧舎を連結子会社化し酪農業に参入、2025年4月から北海道網走郡津別町の「道の駅あいおい」の運営を受託し、道の駅の運営に携わることとなりました。 消費者のニーズがめまぐるしく変化し、多様化が進む中で、当社グループは「多業種・多業態」展開をしてまいりました。これは出店場所の選択肢が広がるとともに、出店業態の選定及び複数業態を組み合わせて出店することが可能となります。顧客ニーズの変化を的確に把握し、多様化が予測されるライフスタイルの変化に対応し、多様なサービスやノウハウを融合させた店舗運営及び慎重な検討のうえ新規事業に参入してまいります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 ※ 連結子会社
経営方針・対処すべき課題2,298字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループの事業は大部分が一般顧客に直接応対することから、地域の皆様に愛され、お役に立てることが事業の大前提であると考えております。従って、「地域の皆様からの支持を受け、信頼される企業でありたい」という強い信念をもって、これを経営方針としております。 当社グループが販売するものは単に食事や商品だけではなく、お客様の生活を様々に彩る「心の豊かさ」の販売を目指しております。当社グループの社訓でもあります「創意」・「熱意」・「誠意」をもって取組んでまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは創業より、フランチャイジーとしてミスタードーナツをはじめとするブランドに加盟し、運営ノウハウの提供を受けて多店舗展開しております。 2021年10月より北海道寿都郡黒松内町の特産物手づくり加工センター(トワ・ヴェール)の指定管理者として食品製造及び販売を開始し、2022年8月から同町内で農地を賃借して農業に参入、2023年2月に同町内の株式会社TOMONIゆめ牧舎を連結子会社化し酪農業に参入いたしました。また、2023年12月に同町と「包括連携に関する協定書」を締結し、地域の活性化・産業の振興等の諸問題への協力関係を構築していくこととなりました。 また、2025年3月に株式会社相生振興公社と「株式会社相生振興公社並びに株式会社フジタコーポレーションの業務提携に関する協定書」を締結し、2025年4月から北海道網走郡津別町の「道の駅あいおい」の運営を受託し、道の駅の運営に携わることとなりました。 今後は、店舗運営だけではなく、食品マーチャンダイジング事業の収益化、北海道の企業として地場食材を積極的に利用し、生産・加工地域の発展に貢献できるよう、「食」全体の発展に努めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが目標とする経営指標として、経常利益率の安定的な成長を重視しております。常にコスト削減及び収益改善意識を持ち、経常利益率の向上に努めてまいります。中期的な目標として経常利益率3.3%を目標としております。 (4)経営環境 当社グループを取り巻く環境は、国際情勢不安定の影響による原材料、エネルギー価格の高騰、人件費増が当社グループの業績に大きな影響を及ぼすことが予想されます。 このような経営環境であっても、既存店舗の強化と新規事業に挑戦し続けてまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの喫緊の課題であります、安定的な収益確保ができる体制にすべく、組織編成、展開業態の絞り込み等を行い、より効率的な店舗運営だけではなく、営業店舗以外の事業分野に参入し、「食」全体の発展や生産・加工地域との連携などの地域貢献やフードマイレージの削減など、当社グループの事業間の連携が可能になりつつあるものの、原材料及び光熱費等の値上がりが継続しており、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 国際情勢不安などの未確定な要素が多い状況でありますが、当社グループは飲食・小売部門の店舗運営コストの削減及び各種契約内容の見直し、収益性・立地その他の条件を考慮し、慎重に判断したうえで店舗及び新規事業の展開を進めるとともに、食品製造、農業、酪農など新たに参入した事業の経営基盤固めが必要であると認識しております。 当社グループは以下の事項を課題として認識し、対処してまいります。 ① 次期を担う人材の確保・育成 当社グループの各店舗において、お客様に満足していただける商品やサービスを提供できる優秀な人材を確保し、時間をかけて教育・育成していくことは、当社グループが新規事業展開や新規出店をするにあたり、最も重要な課題であると認識しております。今後はスキルアップ研修を充実させ、自己啓発を支援する機会を増やすとともに、次期の管理職を育成してまいります。 ② 既存店舗の収益力維持及び向上 当連結会計年度末現在、当社グループの飲食・小売部門では10業態47店舗を展開しておりますが、既存店舗の収益維持が当社グループの経営環境の改善には不可欠であります。店舗運営の基本事項である商品、サービス、店舗内外の清潔さ等の質の向上に努め、売上増とコスト削減を両立し、営業利益率の向上を目指します。 ③ 新規出店、既存店舗の改装 過年度において、不採算店舗の閉店及び不採算事業からの撤退を中心に行ってまいりましたが、より慎重な判断のもと、収益性の見込まれる新規業態の出店や、店舗の改装を行い、スクラップからビルドへシフトしてまいりました。今後も綿密な計画に基づいて、収益を重視した店舗の活性化を進めてまいります。 ④ 製造・卸売事業の収益化 2021年10月より指定管理業務として食品製造及び卸売事業に参入いたしました。ネット通販事業、新たな販路の開拓及び新商品の開発・販売等、成長可能性のある当該事業に経営資源を投下し、業務の効率化、さらなる収益化を目指します。 ⑤ 農畜産及び酪農業の収益化 農業及び酪農業については、製造・卸売事業をはじめとする当社グループの事業との連携や地域との結びつき、新たな事業とのコラボレーションなどの可能性を模索し、早期の収益化を図ってまいります。
事業等のリスク5,971字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)フランチャイズ契約について 当連結会計年度末現在、当社グループの売上高の89.4%を占める飲食・小売事業において、当社は、㈱ダスキン、㈱ベビーフェイス及び㈱モスフードサービス等と締結したフランチャイズ契約に基づいて、「ミスタードーナツ」(売上高全体の46.1%)、「ベビーフェイスプラネッツ」(同16.9%)、「モスバーガー」(同6.9%)等の店舗をフランチャイジーとして展開しております。当該契約においては、類似の事業を展開してはならないこと、ノウハウの漏洩禁止やチェーン組織の名声を傷つけないこと等の加盟店の義務が定められており、当社グループがこれらに違反した場合には、当該契約を解除されるだけでなく、損害賠償や営業の停止を求められる可能性があります。また、それらに付随して、飲食・小売業界における信用の低下のみならず社会的信用の低下を招くこと等により、新たなフランチャイズ契約が困難になること、違反をしていないフランチャイズ契約においても新規出店の許可を受けるために通常より長い時間を要するようになることや既存店の来店客数が減少すること等、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 また、フランチャイジー事業においては、フランチャイザーの経営方針、商品施策や経営状況等により、来店客数の減少や顧客単価の低下等を招き、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業展開について ① 出店政策について 当連結会計年度末現在、当社グループが展開しております店舗を含む拠点数の合計は49箇所であります。その内訳は、飲食・小売部門47店舗、製造・卸売部門及び農畜産部門各1ヵ所であります。また、出店場所はショッピングセンターを含む複合施設内の出店が全店舗数の半数以上を占めております。 当社グループの飲食・小売部門における店舗出店地域は、関東以北となっており、当連結会計年度末時点の都道府県別店舗数は、北海道36、東北地方(青森県、岩手県、福島県)11店舗であります。これまで当社グループはフランチャイジー事業を中心とした飲食店舗の出店を行う一方、フランチャイジー事業運営で得たノウハウをオリジナルブランド事業の発展に活かし、オリジナルブランド事業の店舗を出店してまいりました。今後は、出店する事業及び地域を慎重に選定し、店舗展開を行う方針でありますが、出店条件に合致する物件が確保できず計画通りに出店できない場合や、出店場所の周辺環境の変化により、出店後の販売状況が芳しくない場合等において、当社グループの事業計画や業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 有利子負債依存度について 当社グループは、新規出店に際して、入居のための敷金保証金、建築、内装設備等のための資金が必要となります。加えて、フランチャイジー事業においては、加盟金、加盟保証金等の資金が必要となります。当社グループはこれらの資金を金融機関からの借入金等により賄っているため、負債純資産合計に占める有利子負債の比率が高い水準にあり、当連結会計年度末は71.9%であります。また、当連結会計年度における支払利息は49,832千円であります。 今後につきましては、自己資本の強化に努める方針でありますが、金利動向及び金融情勢の変化等による支払利息の増加等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (単位:千円) 第46期 (2024年3月31日)   第47期 (2025年3月31日)   第48期 (2026年3月31日) (負債の部) 短期借入金   249,209   228,772   309,316 長期借入金   1,927,932   1,810,819   1,681,338 リース債務   16,795   27,025   32,010 割賦未払金   3,746   3,210   2,675 小計(A)   2,197,683   2,069,827   2,025,340 負債純資産合計(B)   2,848,903   2,798,946   2,816,166 (A)/(B)   77.1   74.0   71.9 (注)長期借入金・リース債務・割賦未払金は1年内返済予定額が含まれております。 ③ 敷金保証金について 当社グループは、店舗の出店に際して賃借物件を借り受けることを基本方針としており、当連結会計年度末現在、47店舗中、44店舗は土地及び建物を賃借し、2店舗は土地を賃借しております。その結果、敷金及び保証金の資産合計に占める割合は、当連結会計年度末現在14.2%となっております。当該敷金及び保証金は賃貸借契約の終了をもって返還されるものでありますが、賃貸主の経営状況等によっては当該店舗に係る敷金及び保証金の返還や店舗の営業継続に支障等が生じる可能性があります。 また、店舗の不採算等により、当社グループが賃貸借契約終了前に閉店し、契約解除する場合には、敷金及び保証金の全部又は一部が返還されないことや、将来において当該賃貸主が保有する他の物件を当社グループが賃借することが困難となる可能性があります。 ④ 人材の育成及び確保について 当社グループの各部門において、高品質の商品とサービスを顧客に提供するため優秀な人材を必要としており、店舗責任者は時間をかけて教育することが必要であります。当社グループは、店舗等の責任者はすなわち社長代行であるとの認識から、その育成には十分な時間をかけており、各フランチャイザーが定める研修や独自の研修を行うことで商品知識や接客技術の習得をはじめとする人材の育成にも継続的に取り組んでおります。また、年1回の定期採用のみならず、出店や新規事業参入に備えた人材の確保を目的として技能・経験を考慮し、基準に達していると考えられるパートナー従業員を正社員として登用する等の中途採用を実施しております。 しかしながら、店舗責任者等の人材育成が順調に進まなかった場合、もしくは、必要な人材を十分に確保できなかった場合には当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ フランチャイザー事業運営について 当社グループのオリジナルブランドであります「かつてん」のフランチャイザー及び「らーめんおっぺしゃん」の北海道・東北地区のエリアフランチャイザーとして、フランチャイジー(加盟店)の募集及び出店を推進してまいりますが、加盟店の出店に際しては、出店条件に合致した物件が確保できないこと等により、出店数や出店時期が当社グループの計画通りに進まない場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制について 当社グループは多くの業態を展開しており、各事業に必要とされる許可を得て営業活動を行っております。 ① 食品衛生法について 当社グループの飲食・小売部門及び製造・卸売部門は「食品衛生法」による規制を受けております。このため、店舗等の所在地を管轄する都道府県知事の認可を得て営業・製造・加工をしております。 当社グループは、食品衛生法の遵守を常に心掛け、店舗等が食品衛生管理者を管轄保健所に届出しており、衛生管理マニュアルに従って、日常的に食材の品質管理や設備の衛生管理を行っております。また、社外の専門業者による食品衛生検査を定期的に実施し、衛生管理の徹底を図っております。 当社グループにおきましてはこれまでに衛生問題に関連した重大な事故、訴訟、行政等の指導を受けた事実はありませんが、万一に備えて、生産物賠償責任保険及び食中毒・特定感染症利益担保特約を含んだ店舗総合保険契約を締結しております。 店舗等において食中毒等の発生可能性を極力減らす対応策を講じておりますが、万一、飲食店舗等において食中毒等が発生した場合は、当社グループの業績等に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 ② 食品リサイクル法について 2020年12月に改正施行された食品リサイクル法(「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」)により、年間100トン以上食品廃棄物を排出する外食事業者(食品関連事業者)は、食品廃棄物の発生量の抑制、減量及び再生利用を通じて、排出する食品残渣物の2割を削減することが義務付けられております。 飲食部門の店舗のうち、ショッピングセンター内で営業している店舗数の割合は、当連結会計年度末現在51.1%を占めております。ショッピングセンター自体で生ゴミ処理機等を導入しているため、現状においては食品リサイクル法において定められた外食事業者に該当しておりません。しかしながら、法律の改正等により、同法の定める外食事業者に該当した場合には、既存の委託処理業者に加えて新たな食品廃棄物再処理可能業者等との取引を行う必要や、自社で再処理設備を購入し処理を行わざるを得なくなる等の必要が生じた場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報の管理について 個人情報の管理に関しては、「個人情報の保護に関する法律」において、個人情報を事業の用に供している者が、あらかじめその利用目的を明示し、本人の同意を得ずに個人情報を利用目的の達成に必要な範囲を超えて利用した場合には行政処分が科され、場合によっては刑罰の適用を受ける可能性があります。 当社グループが運営する通販サイトやトワ・ヴェールのインターネット販売において、顧客の個人情報を取り扱うことから、同法の規制を受けております。 当社グループは個人情報管理規程において従業員に対して秘密保持を義務付ける等、保有する個人情報が外部に漏洩しないよう管理体制の整備に努めております。しかしながら、不測の事態により当社グループが保有する個人情報が外部に漏洩した場合には、顧客等からの信用の低下による売上減少や賠償金の支払い等により、当社グループの業績等に影響が生じる可能性があります。 ④ 畜産業に係る法律について 連結子会社である株式会社TOMONIゆめ牧舎では乳牛の飼養を行っており、「家畜伝染病予防法」、「個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特措法」、「飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律」及び「家畜排せつ物法」をはじめとする多くの法律の遵守が求められており、伝染病の発生防止、食の安全確保、環境汚染への配慮等について定められております。違反した場合には行政指導、行政処分が行われるものもあり、勧告・命令等に従わない場合は課徴金を科せられるものがあるほか、施設周辺の環境汚染等があった場合、その改善にも費用を要するため、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)減損会計について 減損会計の適用により、保有する固定資産について減損処理が必要になった場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5)短時間労働者に対する厚生年金適用拡大等について 厚生労働省は、将来にわたる年金財政の安定化等を目的に、短時間労働者(正社員以外の労働者で、1週間の所定労働時間が正社員より短い労働者)に対する厚生年金への加入基準を拡大するべく検討しております。 当社グループは、当連結会計年度末現在351人の臨時従業員を雇用しており、業種柄多くの短時間労働者が就業しております。今後、当該年金制度が変更され、厚生年金適用基準の拡大が実施された場合には、当社グループが負担する保険料の増加等により業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)食材について 原産地、原材料、消費期限の偽装問題や価格の高騰等、食材の安心・安全は外食業界全体にとって最重要事項であります。当社グループでは食材の安全を第一に、安定的な確保を図っておりますが、食材の安全性に係る不安等により外食産業からの消費者離れが生じた場合や、安全な食材の供給不足や食材市況に大幅な変動が生じた場合等においては、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)顧客動向について 当社グループの顧客は個人が主体であるため、天候、流行、嗜好等の変化により、商品・サービス等の販売状況等が左右されることにより来店客数が減少した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8)重要事象等について 当連結会計年度における当社グループの業績は、営業利益160,599千円、親会社株主に帰属する当期純利益125,115千円を計上している一方で、有利子負債が2,025,340千円と負債純資産の71.9%を占め、手元流動性に比して高水準にあるため、一部の取引金融機関から返済条件の緩和を継続して受けている状況にあります。これにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当社グループは当該重要事象等を解消すべく、事業面及び資金面において対応策を講じております。 事業面におきましては、店舗において期間限定メニューの投下やサービスの訴求、スマートフォンのアプリやSNS等を使用した効率的な販売促進活動による収益確保と販売管理費等のコストの削減を両立し、収益力の強化に努めてまいります。また、飲食・小売事業、製造・卸売事業に共通する原材料・消耗品をはじめとする全社的なコスト削減活動を継続してまいります。さらには、「食」に関連する事業展開につきましても、サステナビリティを意識しつつ、収益拡大に向けた取引先の新規開拓、ネット通販等の対面以外の販路の充実や海外での事業活動開始に向けた調査・トライアル販売にも着手しており、より多くのチャネルでの販売活動を行ってまいります。 資金面におきましては、一部の取引金融機関に対し、長期借入金元本返済条件緩和の継続を要請し、同意を得たうえで返済をしておりますが、今後もすべての取引金融機関との取引正常化に向けて活動を継続し、財務体質の改善を図ってまいります。 これらの具体的な対応策を実施することにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと認識しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,131字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策効果などを背景に緩やかに回復傾向が続いております。一方で、継続的な物価上昇による消費者マインドの停滞、不安定な国際情勢も継続しており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループが属する飲食・小売、製造・卸売及び農畜産業におきましては、原材料、光熱費の高止まり、人手不足等による人件費関連コストの上昇が継続しており、依然として事業を取り巻く環境は厳しいものとなっております。 このような状況のもと当社グループにおきましては、中期経営計画に基づいて、高収益が見込める業態について慎重に検討したうえ、新規出店、改装及び新規事業への参入を進めることとしており、当連結会計年度において北海道網走郡津別町の「道の駅あいおい」の運営を受託し、新規に事業を開始いたしました。 当連結会計年度末における当社グループの飲食・小売部門の稼働店舗数は47店舗(前年同期末、48店舗)、製造・卸売部門1拠点、農畜産部門1拠点であります。当連結会計年度の経営成績は、売上高5,068,508千円(前年同期比3.6%増)、営業利益160,599千円(同40.9%増)、経常利益154,059千円(同36.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益125,115千円(同29.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 a.飲食・小売部門 当連結会計年度の飲食・小売部門におきましては、フランチャイジー事業はフランチャイズ本部主導の新商品の投入や販売促進活動を、オリジナルブランド事業は季節限定商品の開発及び販売を継続し、スマートフォンのアプリやSNS等及び定期的なメニューの投下・訴求することで、リピート顧客の獲得に努めてまいりました。 飲食・小売部門の当連結会計年度の売上高は4,529,304千円(同5.0%増)、セグメント利益176,594千円(同13.9%増)となりました。 b.製造・卸売部門 当連結会計年度の製造・卸売部門におきましては、衛生管理に最大限の注意を払いつつ、効率的かつ最大製造数を目標に掲げるとともに、新たな商品の開発及び販売並びに新規取引先開拓による販路拡大の双方で収益の最大化に努めてまいりました。 製造・卸売部門の当連結会計年度の売上高は332,276千円(同9.4%減)、セグメント利益12,271千円(同91.5%増)となりました。 c.農畜産部門 当連結会計年度の農畜産部門におきましては、搾乳量の増加目標を掲げ、栄養管理、牛舎環境の改善、牧草の自社栽培等によるコスト削減に努めた結果、前連結会計年度と比較して増益となりました。 農畜産部門の当連結会計年度の売上高は206,928千円(同3.3%減)、セグメント損失13,073千円(前年同期はセグメント損失32,467千円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ48,945千円減少し、313,479千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は193,443千円(同14.0%減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益115,621千円及び減価償却費141,745千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は151,324千円(同35.9%減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出143,026千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は91,064千円(同35.5%減)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額80,544千円があるものの、長期借入金の返済による支出129,481千円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 飲食・小売部門   (千円)   -   - 製造・卸売部門   (千円)   114,727   99.8 農畜産部門   (千円)   175,953   90.9 合計   (千円)   290,680   94.2 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 飲食・小売部門   (千円)   1,616,303   105.4 製造・卸売部門   (千円)   125,879   80.3 農畜産部門   (千円)   -   - 合計   (千円)   1,742,182   102.9 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 飲食・小売部門   (千円)   4,529,304   105.0 製造・卸売部門   (千円)   332,276   90.6 農畜産部門   (千円)   206,928   96.7 合計   (千円)   5,068,508   103.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末の流動資産は728,268千円となり、前連結会計年度末に比べ22,938千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が36,945千円減少したものの、原材料及び貯蔵品が13,656千円、その他の流動資産が41,525千円増加したこと等によるものであります。固定資産は2,087,898千円となり、前連結会計年度末に比べ5,718千円減少いたしました。これは主に投資その他の資産が13,154千円増加したものの、有形固定資産が4,013千円、のれんの償却により無形固定資産が14,859千円減少したこと等によるものであります。 この結果、当連結会計年度末における総資産は2,816,166千円となり、前連結会計年度末に比べ17,220千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末の流動負債は833,390千円となり、前連結会計年度末に比べ47,921千円増加いたしました。これは主に未払法人税等が49,510千円減少したものの、買掛金が31,602千円、短期借入金が80,544千円増加したこと等によるものであります。固定負債は1,636,776千円となり、前連結会計年度末に比べ138,117千円減少いたしました。これは主に長期借入金が130,538千円減少したこと等によるものであります。 この結果、当連結会計年度末における負債合計は2,470,167千円となり、前連結会計年度末に比べ90,195千円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は345,999千円となり、前連結会計年度末に比べ107,415千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益125,115千円等によるものであります。 この結果、当連結会計年度末における自己資本比率は12.3%(前連結会計年度末は8.5%)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 c.経営成績等の認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としましては、市場動向、原材料及び光熱費価格動向、人材の確保等があります。 市場動向については、当社グループの収益の大部分を占める飲食・小売事業においては、多くの同業他社との競争が今後も続くことが予想されることから、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況で推移するものと認識しております。今後の動向次第で当社グループの業績に影響を及ぼす可能性が極めて高く、損失を最小限にするために迅速かつ適切な経営判断が求められることから、業務執行体制の簡素化・高度化が求められると認識しております。 原材料価格の動向については、飲食・小売事業、製造・卸売事業ともに多大な影響を及ぼすことから、経営成績に与える影響が大きく、原材料価格の上昇を最小限に抑える必要があります。このため、業態横断的に使用する食材等については、年間契約等により安定した価格で調達できるよう取り組んでおります。 人材の確保については、当社グループだけではなくあらゆる方面で直面している問題であります。人材の確保だけではなく、育成・強化していく必要があります。人材の定着が店舗収益の安定に繋がることから、多様な働き方の検討・提案や外国人の積極的な雇用など、これまで以上の対策が求められると認識しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金は、自己資金及び借入金により賄っております。 当社グループの有利子負債は当連結会計年度末現在、2,025,340千円と負債純資産の71.9%を占め、手元流動性に比して高水準であるため、一部の取引金融機関から返済条件の緩和を継続して受けている状況にあります。そのため、設備投資費用の大部分を内部資金で賄うため、設備投資には慎重を期しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (3) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中長期的に経常利益率を向上させ、安定的な成長を目指していきたいと考えております。このため、経常利益率を重要な指標として位置づけており、中長期的な目標として経常利益率3.3%の達成を目指しております。 不採算店舗及び事業からの撤退や業態変更を進め、店舗及び事業の整理に目途がついたことから、慎重な判断のもと、新規出店、大規模改装等にシフトし、店舗数及び事業規模の回復を図ってまいりました。今後は、既存事業の収益確保・向上、「食」全般に関連する事業への取組並びに慎重な検討のもと新規事業への参入に挑戦してまいります。

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出典

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