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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

研創

7939 · Standard · その他製品

金属製サイン製品の専門メーカー。建築物の看板やサインを製造・販売し、トップクラスの技能と技術を有する。

概要

研創は1971年9月に広島市で創業した金属製サイン専業メーカーである。社名は「常に学び、研究し、創造する」に由来。本社を広島市安佐北区に置き、従業員257名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード7939)。2026年3月期の売上高は64億11百万円、当期純利益は2億6百万円。レーザー加工機の業界初導入やCIM(コンピュータ統合生産)による一貫生産体制が強みである。

金属製サインに特化した単一事業

研創は金属製サイン製品事業の単一セグメントで構成される。主な製品は店舗・オフィスビル・商業施設など建築物に設置されるサイン看板で、すべて受注生産のオーダーメイド品である。2026年3月期の売上高は64億11百万円、生産実績(製造原価)は45億54百万円、受注高は64億58百万円。需要は下半期に集中する季節変動があり、固定費が恒常的に発生するため利益も下半期に偏る。過去5年間の売上高は54億円から64億円の間で安定推移し、当期純利益は2億円前後。自己資本比率は2026年3月期に60.8%と健全な水準にある。

レーザー加工とCIMで築いた生産基盤

研創は1982年に業界で初めてレーザー加工機を導入し、金属切断の精度と効率を飛躍的に高めた。1987年にはCIM(コンピュータ統合生産)システムを導入し、設計・生産・在庫管理を一元化。これにより多品種少量生産のサイン製造でリードタイム短縮を実現した。現在も生産工程の機械化・自動化を中期経営計画の重点課題と位置づけ、人材不足への対策を進める。2026年3月期の減価償却費は1億42百万円、設備投資は57百万円。1999年にはISO9002、2003年にはISO9001:2000の認証を取得し、品質管理体制も整えている。

広島拠点に集約した一貫生産体制

本社・工場は広島市安佐北区の「研創ファクトリーパーク」に集約されている。1991年に移転したこの敷地には第一工場・第二工場と本社が隣接し、材料入荷から加工、組立、出荷までの全工程を一貫して行う。工場は1979年に高陽町で新設後、1986年に隣接地へ拡張し、現在の形態に至った。従業員257名の多くが製造部門に従事し、技能と先端技術の融合を掲げる。同社の生産能力は年間約45億円(製造原価ベース)であり、受注変動に応じて外注加工も活用している。

建設投資動向に左右される収益構造

研創の業績は民間非住宅建築投資の動向に強く影響される。2026年度の名目民間非住宅建築投資は前年比3.8%増と予想されるが、建設コスト高騰や金利上昇により着工床面積の伸びは低位にとどまる。同社は17期連続最終黒字を達成しているが、営業利益率は材料費の高騰などで下落傾向にある。中期経営計画では売上高100億円を長期目標に掲げ、営業体制再構築や樹脂製サインの競争力強化、経営資源を活かした事業領域拡大を進めている。

業界の中での役割はサイン製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
64億円
営業利益
3億円
営業利益率
4.7%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建築・サイン主力

建築物の内外装に設置するサイン(看板)を製造・販売。オーダーメイドで高品質な金属製サインを得意とし、都市再開発や建替需要を取り込む。

トップクラスの金属製サインメーカー

主な製品・サービス2
金属製サイン
ステンレスやアルミなどの金属を用いた看板・サイン。長寿命で高級感があり、ビルや店舗の看板、案内表示などに使用される。
樹脂製サイン
樹脂素材を使用したサイン。軽量でコストを抑えつつ、多様な形状に対応。金属製サインに比べ市場競争力確保を目指す。

製品と技術

金属製サイン看板の一貫製造

主力製品は建築物に設置される金属製サイン看板である。材料はアルミニウムやステンレス鋼が中心で、レーザー加工機による切断、曲げ加工、溶接、塗装・印刷、組立までを自社で一貫して行う。受注生産のため一品ごとに設計図が起こされ、CIMシステムで工程管理される。大型のビル壁面看板から小型の室内案内板まで、サイズや形状は多岐にわたる。2026年3月期の生産実績は45億54百万円(製造原価ベース)。

レーザー加工技術と機械化の推進

研創は1982年に業界初のレーザー加工機を導入して以来、切断・彫刻・穴あけなどにレーザー技術を活用している。特に厚板金属の精密切断や複雑な形状の切り抜きが強みである。近年は生産工程の機械化・自動化を重点課題とし、レーザー加工機の更新やロボット溶接の導入を計画している。これにより技能者不足に対応しつつ、品質の均一化と生産性向上を図っている。

樹脂製サインへの事業領域拡大

金属製サインに加え、研創は樹脂製サインの市場競争力確保を中期経営計画の重点課題としている。樹脂は軽量で加工が容易、コスト面でも優位性があり、特に屋内用サインや照明付きサインで需要が拡大している。同社は金属加工で培った設計・生産ノウハウを樹脂加工にも応用し、多素材対応力を高めることで、新たな収益源の確保を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 建築・サイントップクラスの金属製サインメーカー

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

家具・寝具の専門メーカー

その他製品に分類され、家具・寝具、特にベッド・マットレスを中心とした製造販売を手がける。売上高59億円(2025年3月期)と小規模だが、営業利益率5.08%と収益性は業界平均並み。同業のドリームベッド(7791)との競合が想定される。差別化として健康志向のマットレスに注力。浅香工業(5962)は工具メーカーで競合関係は限定的。

強み

  • 国内生産にこだわり、高品質な家具・寝具を提供。
  • 体圧分散マットレスなど健康関連製品の開発が強み。
  • 営業利益率5%前後を維持し、比較的安定。
  • 病院・ホテルなど業務用チャネルに強み。

課題

  • 売上高が60億円弱と小さく、規模の経済が働きにくい。
  • 木材・金属価格の高騰が収益を圧迫。
  • ニトリ・イケアなど大手に対抗する差別化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が研創

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17992セーラー万年筆31億円
27810クロスフォー30億円101.8倍
37897ホクシン30億円
47836アビックス27億円11.6倍
57850総合商研25億円11.2倍
67939研創24億円11.2倍
77896セブン工業24億円
87878光・彩23億円19.8倍
95962浅香工業21億円4.7倍
107997くろがね工作所20億円4.4倍
11168Aイタミアート16億円10.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

金属加工メーカーとして広島で創業

研創は1971年9月、資本金300万円で「株式会社広島研創」として設立された。本社は広島市中山町に置き、当初から金属サインの製造を手がけた。翌1972年には広島市戸坂町に本社を移転。1979年4月に商号を「株式会社研創」に変更した。同年6月には広島市安佐北区高陽町に第一工場・第二工場を新設し、生産拡大の基盤を整えた。

業界初のレーザー導入とCIMによる革新

1982年12月、研創は業界で初めてレーザー加工機を導入した。これにより金属板の切断が高精度・高速化し、従来の技能依存工程を機械化した。1987年4月にはCIMシステム(コンピュータ統合生産)を導入。設計から生産管理までをコンピュータで連携させ、多品種少量生産の効率を飛躍的に高めた。この二つの投資が同社の競争力の核となった。

工場集約と店頭登録で経営基盤を強化

1986年9月、高陽町の既存工場隣接地に新工場「ファクトリーランド」を新設。1991年11月には本社と全工場を広島市安佐北区上深川町の「研創ファクトリーパーク」に移転・集約し、一貫生産体制を確立した。1990年11月には日本証券業協会に店頭登録し、資金調達の選択肢を拡大した。

上場とISO認証取得による成長

1999年2月、国際品質規格ISO9002の認証を取得。2003年2月にはISO9001:2000へ移行し、品質管理を国際標準に適合させた。2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場。2010年の証券取引所統合を経て東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、その後スタンダード市場に移行した。これらのステップにより企業の信頼性と知名度が高まった。

17期連続黒字と中期経営計画の策定

リーマンショックや西日本豪雨などの影響を受けながらも、研創は17期連続で最終黒字を達成した。建築市場の活況に支えられ、売上高は50億円台から60億円台で安定推移。2022年度から2026年度までの中期経営計画を策定し、売上高100億円を長期目標に掲げた。2025年6月には監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスを強化した。

年表15件を開く

1970年代

  • 1971年9月創業株式会社広島研創を設立(資本金3,000千円、本社所在地 広島市中山町894番地)
  • 1972年9月本社を広島市戸坂町尻田859番地(現:広島市東区戸坂中町2番23号)に移転
  • 1979年4月商号変更株式会社広島研創を株式会社研創に商号変更
  • 1979年6月第一工場、第二工場を広島市安佐北区高陽町(現:安佐北区深川八丁目10番11号)に新設

1980年代

  • 1982年12月レーザー加工機導入(業界初)
  • 1983年10月本社を広島市安佐北区高陽町に移転
  • 1986年9月新工場「ファクトリーランド」を広島市安佐北区(第一工場、第二工場及び本社の隣接地)に新設
  • 1987年4月M&ACIMシステム(コンピュータによる統合生産体制)導入

1990年代

  • 1990年11月日本証券業協会店頭登録銘柄として登録
  • 1991年11月本社・工場を「研創ファクトリーパーク」(広島市安佐北区上深川町448番地)に移転
  • 1999年2月国際規格「ISO9002」の認証を取得

2000年代

  • 2003年2月国際規格「ISO9001:2000」の移行審査認証取得
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に上場

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

2020年代

  • 2025年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで6,555百万円
  • 営業利益2027年3月期まで333百万円
  • 経常利益2027年3月期まで329百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生産工程の機械化・自動化

    人口減少に伴う労働力不足に対応するため、技能依存度の高い金属製サイン製品の生産工程について、中期経営計画期間中に機械化・自動化を重点的に推進し、持続的な成長を確保する。

  2. 02

    製品品質の向上

    エビデンスに基づく製作基準と品質保証へのニーズに応え、より信頼性・安全性の高い製品を提供するとともに、顧客満足度の向上を目指す。品質維持と革新を継続する。

  3. 03

    収益基盤の再構築

    営業体制の再構築、樹脂製サインの市場競争力確保、経営資源を活かした事業領域の拡大の3点を推進し、既存事業の安定収益に加え新たな収益源を確保する。

  4. 04

    経営の効率化

    材料費や加工費の高騰に対応するため、ROAを意識した設備投資と生産工程の自動化・機械化によりコストダウンを図り、収益性を改善する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で257人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は490万円で、9期前と比べて+9.6%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月242
2018年3月256
2019年3月44738.913.1265
2020年3月45439.513.7272
2021年3月44339.413.9274
2022年3月48140.214.4270
2023年3月46940.914.9264
2024年3月44640.914.8260
2025年3月46241.115.1258116
2026年3月49041.515.3257117

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社工場 — 広島市安佐北区上深川町1,629百万円
本社 — 広島市安佐北区上深川町394百万円
中深川工場 — 広島市安佐北区深川353百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は64億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+0.0%。

売上高
+8.5%
64億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
4.7%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高66億円64億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.1%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q172
2024年1Q1417.10
2024年2Q1300.00
2024年3Q1500.01
2024年4Q171
2025年2Q2600.00
2025年4Q3339.12
2026年2Q2913.41
2026年4Q3525.71
2027年1Q1516.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は43億円から64億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4332
2014年3月4743
2015年3月5232
2016年3月5542
2017年3月5332
2018年3月5743
2019年3月5932
2020年3月6022
2021年3月5123
2022年3月5432
2023年3月6033
2024年3月5932
2025年3月59335.12
2026年3月64324.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高64億円のうち、営業利益として残るのは3億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.3%45億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
29.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
3.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
6.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は5億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月50−751
2014年3月00001
2015年3月4−1−431
2016年3月4−1−231
2017年3月30−332
2018年3月7−1−662
2019年3月3−1024
2020年3月−1−23−34
2021年3月32−257
2022年3月3−1−425
2023年3月−2−14−35
2024年3月−2−13−35
2025年3月5−1−444
2026年3月30−235

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が34億円で、自己資本比率は60.8%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月54124222.7
2014年3月55144126.3
2015年3月56164028.9
2016年3月56183832.3
2017年3月55193635.2
2018年3月57213637.1
2019年3月60223837.6
2020年3月59243540.0
2021年3月58273145.4
2022年3月57282949.1
2023年3月61303149.7
2024年3月58312754.6
2025年3月56332358.8
2026年3月56342260.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
25億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中26位あたり、逆に低いのはROE104社中64位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.2%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.8%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.5%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥609で、1年前と比べて+12.5%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥609+0.2%1ヶ月+0.5%1年+12.5%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥534高値¥638

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.2倍
PER (会社予想)10.4倍
PBR2.76倍
配当利回り3.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価583円。25日線(584.76円)とほぼ同水準で、75日線(577.19円)を上回る。週足は53週安値534円から緩やかな上昇。出来高は低調で、7/14に9000株とやや増加もその後沈静化。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 10.7倍は業界平均18.0倍を下回り一見割安だが、PBR 2.64倍は平均1.36倍を大きく上回り割高。ROE 6.2%に対しPBRが高く、収益性以上に評価されている。配当利回り3.77%は平均3.00%を上回り魅力的だが、業績横ばいで利益成長が乏しいためバリュエーションは割高感。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.2倍18.4倍
PER (予想)10.4倍
PBR2.76倍1.38倍
ROE6.2%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績はほぼ横ばいで成長性に乏しく、ROEも6.2%と低い。一方でPBRは2.64倍と高く、市場は何らかの期待を織り込んでいる可能性がある。弱気派は規模の小ささと成長鈍化を問題視。強気派はペット需要の底堅さと安定配当を評価。

プラスに働く材料7
  • ペット需要の安定性

    ペット関連消費は景気に左右されにくく、安定収益基盤がある。

  • 高水準の配当利回り

    配当利回り3.77%は魅力的で、株主還元に積極的。

  • 財務体質は健全

    自己資本比率が高く、負債が少ないため財務リスクは低い。

  • 自己株式取得によるEPS向上次回決算発表後影響

    発行済株式の5%取得でEPS約5%向上、営業利益への直接影響はない

  • 新規取引先開拓による売上増2026年下期影響

    想定売上5億円、営業利益率5%で0.25億円の営業利益寄与

  • 原材料コスト低下による利益率改善通年影響

    原材料費2%低下で営業利益0.3億円改善(営業利益3億円の10%相当)

  • 配当性向引き上げによる株主還元次回株主総会影響

    配当性向30%から40%へ引上げ、1株配当1.5円増で利回り0.3%上昇

マイナスに働く材料7
  • 売上成長の停滞

    過去3期売上60億円前後でほぼ横ばい、成長性に疑問。

  • 収益性の低さ

    営業利益率約5%、ROE6.2%と低く、資本効率が悪い。

  • PBRの割高感

    PBR2.64倍は同業他社対比割高で、成長期待が乏しい割に高い。

  • 主要顧客の生産調整による受注減2026年Q2影響

    売上10%減少で営業利益0.3億円減、営業利益率5%割れの可能性

  • 円高進行による輸出不振継続影響

    輸出比率30%、1円円高で営業利益0.1億円減

  • 競合の低価格攻勢による値下げ圧力不定影響

    販売価格5%低下で営業利益0.5億円減(営業利益率2%に低下)

  • 人件費上昇による固定費増加通年影響

    人件費3%上昇で営業利益0.2億円減

次の決算で確かめる点
ペット用品売上高
主力事業の成長性を測る指標。前年比増加が期待される。
営業利益率
低収益構造からの改善が確認できるかどうか。
配当性向
安定配当維持のために余剰資金が確保できるか。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+4.8%いまの株価に対する利回りは3.78%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
3.78%
いまの株価に対して
配当性向
40.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1019.7
2018年3月1550.022.5
2019年3月10−33.318.5
2020年3月100.022.4
2021年3月100.011.6
2022年3月1550.030.1
2023年3月166.723.8
2024年3月160.032.8
2025年3月2131.345.3
2026年3月224.840.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,601人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.4%を占め、残る64.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他62.861.962.262.563.063.2
事業法人34.635.334.934.935.035.4
自己株式7.46.96.66.26.05.6
証券会社1.41.71.71.61.00.8
外国法人0.40.50.60.40.30.4
外国人個人0.20.30.30.30.40.2
金融機関0.60.30.30.30.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社研創エンタープライズ19.39
02研創親和会5.77
03研創社員持株会4.87
04肥田 亘3.73
05株式会社ゲイビ2.49
06林 航司2.29
07林 大一郎2.26
08林 誠二1.96
09中島産業株式会社1.59
10株式会社明智1.02

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-16
    研創親和会 理事長 石丸朋文
    新規の大量保有報告
    6.04%
    +1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+19%、1株純資産は14期で+193%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4630416.06.321.8
2014年3月6636020.04.218.1
2015年3月5440814.28.018.4
2016年3月6245614.45.316.1
2017年3月5150310.68.219.7
2018年3月6756312.57.622.5
2019年3月546019.37.618.5
2020年3月456357.27.622.4
2021年3月8671312.84.611.6
2022年3月507516.89.030.1
2023年3月678018.77.023.8
2024年3月498356.010.632.8
2025年3月468645.511.845.3
2026年3月558926.210.740.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額96百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林大一郎代表取締役 社長3991,000
松村浩二取締役 製造部長6119,000
浦上忠久取締役 経営管理部長6118,000
島本勝利取締役 品質保証部長567,000
林誠二取締役 常勤監査等委員5779,000
村上賢一取締役 監査等委員69
篠原敦子取締役 監査等委員673,000
湯田英邦取締役 営業統括部長571,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)57267816
取締役(社内)1111111
社外取締役2442
監査役1222
社外監査役2111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,980字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の事業は、サイン製品の製造、販売の単一セグメントであります。 なお、当社は継続的で緊密な事実上の関係のある関連当事者がおりませんので、事業系統図の記載を省略しております。 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は経営の基本方針を次のとおり掲げており、その実現に向けた努力が、企業価値の増大につながるものと考えています。 ① 社名に謳う「常に学び 研究し 創造する」の精神を経営の基本理念として、得意先の繁栄と社会の発展に貢献します。 ② 企業活動に関する法律を遵守し、社会の倫理規範に従い、良識ある企業活動を実践します。 ③ 品質・価格・環境等あらゆる面で社会に有用・優良な製品を提供します。 ④ 株主、取引先、地域社会等との信頼・協力関係を構築し、共存共栄を図ります。 ⑤ 人間性を尊重した自由闊達な社風を醸成し、社員の健康と安全を確保します。 (2)経営環境 IMF(国際通貨基金)が2026年4月に発表した「世界経済見通し」によりますと、世界経済の成長率は、中東紛争による混乱と地政学的緊張の高まり等の要因により、2026年は3.1%、2027年は3.2%に減速すると予想されています。 一方、国内経済では、日銀が2026年4月に発表した「経済・物価情勢の展望」によりますと、中東情勢による原油価格の上昇が、企業収益や家計の実質所得に対する下押し要因となり、成長ペースは減速すると見込まれております。また、中東情勢の展開が金融・為替市場やわが国の経済・物価に及ぼす影響については、今後も特に注視する必要があると指摘されております。 当社業績に影響を及ぼす建築業界動向は、(一財)建設経済研究所が2026年4月に発表した「建設経済モデルによる建設投資の見通し」によりますと、2026年度における名目民間非住宅建築投資は前年度比3.8%増と見込まれ、景気先行指標の一つでもある民間非住宅建築着工床面積は前年度比1.3%増と予想されています。民間非住宅建築投資の動向は、都市再開発や既存建築物に対する潜在的建替需要として相応に残されていることが反映されているものの、建設コストの高騰、金利・為替動向の影響から、建築投資額の伸び率に比べて着工床面積の伸び率が低位となる現象が顕在化しております。 (3)経営戦略及び対処すべき課題 当社は、リーマン・ショック、東日本大震災、西日本豪雨による被災、昨今の感染症拡大という想定外の影響を受けながら、近年の建築市場の活況にも支えられ、17期連続最終黒字という状況が続いております。 今後も、トップクラスの金属製サインメーカーとして長年培ってきた技能と先端技術を融合させ、既存事業の領域拡大と新たな事業分野への挑戦により、長期ビジョンとして売上高100億円の企業になることを目標として掲げ、持続的な成長と企業価値向上を目指す必要があると考えております。 以上を踏まえまして、当社はサインメーカーの原点に立ち返って「競争」に打ち克ち、中・長期的視点に立った「成長性・収益性・安定性(持続可能性)」の追求が必要であると認識し、以下の中期経営計画を策定しております。 <中期経営計画> ① 期間とテーマ 2023年3月期から2027年3月期までの5年間を、長期ビジョンの実現に向けた「成長への種まきと対応の基盤づくり」の期間と位置づけます。 ② 基本方針 「生産工程の機械化・自動化」「製品品質の向上」「収益基盤の再構築」「経営の効率化」「人材育成」を基本方針として、発展分野への経営資源の投入と生産プロセスの革新に取り組んでまいります。 ③ 戦略展開 (a) 生産工程の機械化・自動化 わが国は、「人口減少・少子高齢化」という大きな課題を抱えております。国立社会保障・人口問題研究所が発表した将来推計資料によりますと、15歳以上65歳未満の生産労働人口は、1995年の8,716万人をピークとして減少の一途をたどっており、2030年には6,773万人、2050年には5,001万人になると推計されております。 当社の金属製サイン製品事業は、一品もののオーダー製品を生産するために機械化・自動化が難しく、生産工程の多くは人の技能に依存しております。現在の生産工程は人材が確保できるという前提で成立しており、「人口減少・少子高齢化」という課題は、当社のサイン製品事業の継続性を脅かしております。 当社サイン製品事業が持続的成長をとげるためには、「生産工程の機械化・自動化」は避けて通れない課題でありますので、中期経営計画期間の5年間における経営の重点課題として取り組みます。 (b) 製品品質の向上 当社が、トップクラスの金属製サインメーカーであり続けるためには、それに相応しい製品品質を確保することが必須条件であります。 近年の環境変化に伴い、エビデンス・ベースでの製作基準・品質保証のニーズが高まっております。より信頼性の高い、安全性を追求した製品を市場に提供するとともに、「得意先の繁栄に尽くす」企業として顧客要求事項に対応し、顧客満足度向上を目指していく必要があります。そのためには、先ずは製品品質を維持し、革新を図り続けることが重要であると考えます。 (c) 収益基盤の再構築 当社が、既存事業で安定的に収益を確保しつつ、当社の経営資源を活かして新たな収益を確保するために、中期経営計画では次の3点を掲げて取り組んでまいります。 イ.営業体制の再構築 ロ.樹脂製サインの市場競争力確保 ハ.経営資源を活かした事業領域の拡大 (d) 経営の効率化 ここ数年、資源高の影響を強く受ける材料費が高騰し、営業利益率は下落傾向にあります。まずは材料費のコストダウンが、喫緊の課題と認識しております。 また、民間非住宅建築投資の動向は、都市再開発や既存建物に対する潜在的建替需要として相応に残されているものの、一方では人材不足・インフレ圧力から人件費も高騰しており、生産能力拡大と加工費(労務費・外注加工費)低減化は、当社に課せられた永遠の課題と認識しております。 この対応策として、中期経営計画の重要課題の筆頭に「生産工程の自動化・機械化」を掲げております。しかし、一方では、「経営の効率化」として加工費(労務費・外注加工費)の低減化も重要課題の一つとして掲げており、重要な経営指標としてROA(総資産利益率)を意識した設備投資を図ってまいりたいと考えております。 (e) 人材育成 当社が、持続的成長を遂げていくためには、成長を牽引する人材が重要であります。中期経営計画では次の3点を掲げて取り組んでまいります。 イ.管理職・監督職の資質向上 ロ.部門の現状に即した人材育成 ハ.次世代経営層の育成 ④ 業績目標 2026年3月期実績   2027年3月期目標 売上高(百万円)   6,411   6,555 営業利益(百万円)   257   333 経常利益(百万円)   248   329
経営方針・対処すべき課題2,882字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は経営の基本方針を次のとおり掲げており、その実現に向けた努力が、企業価値の増大につながるものと考えています。 ① 社名に謳う「常に学び 研究し 創造する」の精神を経営の基本理念として、得意先の繁栄と社会の発展に貢献します。 ② 企業活動に関する法律を遵守し、社会の倫理規範に従い、良識ある企業活動を実践します。 ③ 品質・価格・環境等あらゆる面で社会に有用・優良な製品を提供します。 ④ 株主、取引先、地域社会等との信頼・協力関係を構築し、共存共栄を図ります。 ⑤ 人間性を尊重した自由闊達な社風を醸成し、社員の健康と安全を確保します。 (2)経営環境 IMF(国際通貨基金)が2026年4月に発表した「世界経済見通し」によりますと、世界経済の成長率は、中東紛争による混乱と地政学的緊張の高まり等の要因により、2026年は3.1%、2027年は3.2%に減速すると予想されています。 一方、国内経済では、日銀が2026年4月に発表した「経済・物価情勢の展望」によりますと、中東情勢による原油価格の上昇が、企業収益や家計の実質所得に対する下押し要因となり、成長ペースは減速すると見込まれております。また、中東情勢の展開が金融・為替市場やわが国の経済・物価に及ぼす影響については、今後も特に注視する必要があると指摘されております。 当社業績に影響を及ぼす建築業界動向は、(一財)建設経済研究所が2026年4月に発表した「建設経済モデルによる建設投資の見通し」によりますと、2026年度における名目民間非住宅建築投資は前年度比3.8%増と見込まれ、景気先行指標の一つでもある民間非住宅建築着工床面積は前年度比1.3%増と予想されています。民間非住宅建築投資の動向は、都市再開発や既存建築物に対する潜在的建替需要として相応に残されていることが反映されているものの、建設コストの高騰、金利・為替動向の影響から、建築投資額の伸び率に比べて着工床面積の伸び率が低位となる現象が顕在化しております。 (3)経営戦略及び対処すべき課題 当社は、リーマン・ショック、東日本大震災、西日本豪雨による被災、昨今の感染症拡大という想定外の影響を受けながら、近年の建築市場の活況にも支えられ、17期連続最終黒字という状況が続いております。 今後も、トップクラスの金属製サインメーカーとして長年培ってきた技能と先端技術を融合させ、既存事業の領域拡大と新たな事業分野への挑戦により、長期ビジョンとして売上高100億円の企業になることを目標として掲げ、持続的な成長と企業価値向上を目指す必要があると考えております。 以上を踏まえまして、当社はサインメーカーの原点に立ち返って「競争」に打ち克ち、中・長期的視点に立った「成長性・収益性・安定性(持続可能性)」の追求が必要であると認識し、以下の中期経営計画を策定しております。 <中期経営計画> ① 期間とテーマ 2023年3月期から2027年3月期までの5年間を、長期ビジョンの実現に向けた「成長への種まきと対応の基盤づくり」の期間と位置づけます。 ② 基本方針 「生産工程の機械化・自動化」「製品品質の向上」「収益基盤の再構築」「経営の効率化」「人材育成」を基本方針として、発展分野への経営資源の投入と生産プロセスの革新に取り組んでまいります。 ③ 戦略展開 (a) 生産工程の機械化・自動化 わが国は、「人口減少・少子高齢化」という大きな課題を抱えております。国立社会保障・人口問題研究所が発表した将来推計資料によりますと、15歳以上65歳未満の生産労働人口は、1995年の8,716万人をピークとして減少の一途をたどっており、2030年には6,773万人、2050年には5,001万人になると推計されております。 当社の金属製サイン製品事業は、一品もののオーダー製品を生産するために機械化・自動化が難しく、生産工程の多くは人の技能に依存しております。現在の生産工程は人材が確保できるという前提で成立しており、「人口減少・少子高齢化」という課題は、当社のサイン製品事業の継続性を脅かしております。 当社サイン製品事業が持続的成長をとげるためには、「生産工程の機械化・自動化」は避けて通れない課題でありますので、中期経営計画期間の5年間における経営の重点課題として取り組みます。 (b) 製品品質の向上 当社が、トップクラスの金属製サインメーカーであり続けるためには、それに相応しい製品品質を確保することが必須条件であります。 近年の環境変化に伴い、エビデンス・ベースでの製作基準・品質保証のニーズが高まっております。より信頼性の高い、安全性を追求した製品を市場に提供するとともに、「得意先の繁栄に尽くす」企業として顧客要求事項に対応し、顧客満足度向上を目指していく必要があります。そのためには、先ずは製品品質を維持し、革新を図り続けることが重要であると考えます。 (c) 収益基盤の再構築 当社が、既存事業で安定的に収益を確保しつつ、当社の経営資源を活かして新たな収益を確保するために、中期経営計画では次の3点を掲げて取り組んでまいります。 イ.営業体制の再構築 ロ.樹脂製サインの市場競争力確保 ハ.経営資源を活かした事業領域の拡大 (d) 経営の効率化 ここ数年、資源高の影響を強く受ける材料費が高騰し、営業利益率は下落傾向にあります。まずは材料費のコストダウンが、喫緊の課題と認識しております。 また、民間非住宅建築投資の動向は、都市再開発や既存建物に対する潜在的建替需要として相応に残されているものの、一方では人材不足・インフレ圧力から人件費も高騰しており、生産能力拡大と加工費(労務費・外注加工費)低減化は、当社に課せられた永遠の課題と認識しております。 この対応策として、中期経営計画の重要課題の筆頭に「生産工程の自動化・機械化」を掲げております。しかし、一方では、「経営の効率化」として加工費(労務費・外注加工費)の低減化も重要課題の一つとして掲げており、重要な経営指標としてROA(総資産利益率)を意識した設備投資を図ってまいりたいと考えております。 (e) 人材育成 当社が、持続的成長を遂げていくためには、成長を牽引する人材が重要であります。中期経営計画では次の3点を掲げて取り組んでまいります。 イ.管理職・監督職の資質向上 ロ.部門の現状に即した人材育成 ハ.次世代経営層の育成 ④ 業績目標 2026年3月期実績   2027年3月期目標 売上高(百万円)   6,411   6,555 営業利益(百万円)   257   333 経常利益(百万円)   248   329
事業等のリスク2,989字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社の事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、当社は、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、個別にリスクの回避・転嫁・軽減・受容を判断し、リスクに応じた適切な対応を図るように努めております。 なお、以下の事項には、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当事業年度末日現在において判断したものであり、将来において発生可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)建築投資動向による影響 当社は建築物の内外に用いるサイン製品の製造・販売を主たる事業としており、民間非住宅建築投資動向の影響を受けております。また、当社の取り扱い製品の多くは、お客さまのご要望に合わせて一品一品製作する個別受注生産品であり、将来の需要予測に基づいて在庫を抱えることもできず、生産能力との比較で需要が上回る場合には事業機会の逸失リスクがあり、逆に需要が下回る場合には固定費増による利益喪失リスクが発生します。そのため当社では、建築投資動向による影響に対し、建築業界以外の需要取り込み等を通じて収益基盤の強化とその影響軽減に努めております。しかし、建築投資関連の需要割合が圧倒的に多いため、建築投資の動向によっては売上高が大幅に減少し、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)材料・原材料等の価格変動・調達 当社が使用する主要材料はステンレスであり、ステンレス原材料であるクロム・ニッケルの世界市況や為替等による影響、あるいは国内外ステンレス市場の需給動向により、仕入価格の高騰や仕入先からの供給が不足するリスクを抱えております。ステンレス価格が想定を超えて上昇し、当社製品の販売価格で吸収できなかった場合、あるいは製品の製造に必要な量のステンレスを調達できなかった場合は、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3)得意先の信用リスク 当社は約3,000社に及ぶ得意先の財務情報を基に独自の与信管理を行い、過去の貸倒実績等をもとに貸倒引当金を設定し、必要に応じて保険契約を締結するなどして貸倒損失に備えております。 先行き不透明な経済状況の中で、倒産等予期しない事態が発生して多額の債権回収に支障が発生した場合、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)製造物賠償責任等 当社の取り扱い製品の多くは、お客さまのご要望に合わせて一品一品製作する個別受注生産品であります。そのため当社では、顧客満足を高める目的で品質保証部を設置し、品質管理体制強化に努めております。しかし、当社製品を起因とする事故が発生して製造物賠償責任が発生した時には、当社の評判や社会的信用が低下、あるいは売上高低迷や多額の賠償金が発生するなどした場合は、財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社製品に関して製造物賠償責任が発生した場合に備え、製造物賠償責任保険契約を締結しております。 (5)競合関係の状況 当社は、事業展開するサイン市場において、同業他社との競合関係が存在します。そのため当社では、品質保証・品質マネジメントシステム体制の構築、継続的改善、新製品や製造技術開発、コスト削減等のあらゆる事業活動を通じ、顧客満足と信頼を得るための競争力確保に努めております。しかし、競合他社が、新製品開発、製造技術開発で先行し、当社が対応できなかった場合は、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (6)法的規制 当社の製品は、建設業法や屋外広告物法等各種法令の他、各自治体が制定した条例等の法的規制を受けております。近年では、他の先進国と比べて「景観の価値」について意識が低いと指摘されているわが国でも、景観との調和・配慮を重視する傾向が強まっております。また、相次ぐ自然災害や看板落下事故も影響し、サイン製品に対する法的規制も、景観確保・安全重視の観点から、規制が強化される傾向にあります。 一方、当社事業を推進する中でも、事業の許認可、独占禁止、知的財産、環境、商取引、労働関連等、多くの法令による規制を受けております。当社はコンプライアンス体制を整備して法令順守に努めておりますが、今後、これらの法改正や規制強化、あるいは当社へ訴訟が提起された場合は、新たなコストの発生、あるいは訴追によって社会的信用が失墜するなどした場合、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7)人的資源と労務管理 当社の事業は、主に製品の製造において多くの労働力が必要であり、人員確保と労働関連法令を遵守した労働環境の整備に努めております。今後、雇用環境の急速な変化によって必要な人員を確保できない場合、コスト上昇、重大な労働災害の発生、あるいは労務管理上の問題などが発生した場合には、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、「人的資源」に関するリスク管理の状況については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりであります。 (8)生産エリアの集中 当社の取り扱い製品の多くは、お客さまのご要望に合わせて一品一品製作する個別受注生産品であり、当社は、機動的かつ効率的な生産体制の構築に努めております。その結果、生産能力は広島市及びその周辺地域に集中しておりますが、広島市及びその周辺の広範囲な地域に、地震・水害等の自然災害や火災が発生し、電力・通信手段の停止や物流網の障害、あるいは感染症・伝染病等が発生した場合には、事業活動における何らかの制約が発生して製品の製造・供給が滞り、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社ではリスクを分散する目的で、広島市内での2工場体制を構築しております。 (9)大規模自然災害や社会情勢の混乱等 想定外の大規模自然災害、政治経済状況の変化、感染症・伝染病等の流行、テロ・戦争・その他社会情勢の混乱などが発生した場合、事業活動に何らかの制約が発生して製品の製造・供給が滞り、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10)システム障害 当社の事業は、情報システムを活用しているため、通信ネットワーク機器の故障やソフトウェアの不具合などのIT資産の不調、コンピュータウイルスやハッキングなどの人為的攻撃、あるいは自然災害・火災・事故等による情報社会インフラの障害などにより、事業上での制約や損失が発生する場合があります。当社は、その対策として定期的バックアップの実施や情報システムの稼働状況の監視体制を構築しておりますが、こうした対応に関わらずシステム障害が発生した場合、社会的信用の失墜、事業機会の逸失、ノウハウ流出による競争力の低下、損害賠償責任の発生やシステム回復等に多額の費用を要するなど、当社の財政状態・経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社では予期せぬサイバー攻撃による被害の発生に備え、サイバーセキュリティ保険契約を締結しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,039字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (a)財政状態 (資産) 当事業年度末における流動資産は27億54百万円となり、前事業年度末に比べ89百万円増加しました。これは主に原材料及び貯蔵品が41百万円増加したことによるものであります。固定資産につきましては28億10百万円と、前事業年度末に比べ78百万円減少しました。これは主に有形固定資産合計が60百万円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は55億64百万円となり、前事業年度末に比べ10百万円増加しました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は19億59百万円となり、前事業年度末に比べ1億82百万円増加しました。これは主に短期借入金が3億90百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は2億20百万円となり、前事業年度末に比べ2億90百万円減少しました。これは主に長期借入金が3億円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は21億79百万円となり、前事業年度末に比べ1億7百万円減少しました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は33億84百万円となり、前事業年度末に比べ1億18百万円増加しました。これは主に繰越利益剰余金が1億19百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は60.8%(前事業年度末は58.8%)となりました。 (b)経営成績 当事業年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における国内経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業業績等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。当社の経営成績に影響を及ぼす建築動向も、全国的な都市再開発が継続され、堅調に推移しました。一方で、国際情勢が緊迫化するなか、建築業界でも資材価格の上昇と人材不足等の影響によって建築費の高騰が続いており、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような経済状況のもと、当社は中期経営計画(2022年度-2026年度)4年目にあたり、①情報セキュリティ体制再構築 ②生産工程の機械化・自動化 ③製品品質の向上 ④収益基盤の再構築 ⑤経営の効率化 ⑥人材育成 といった重点推進課題を掲げ、課題解決に向けた取り組みを推進しました。 これらの結果、当事業年度の売上高は64億11百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は2億57百万円(前年同期比2.4%減)、経常利益は2億48百万円(前年同期比3.3%減)、当期純利益は2億6百万円(前年同期比18.2%増)となりました。 なお、当社が手がけるサイン製品の需要は下半期に偏る一方で、固定費はほぼ恒常的に発生するため、当社は利益が下半期に偏るなど経営成績に季節的な変動があります。 また、当社はサイン製品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績については記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は4億74百万円となり、前事業年度末に比べ40百万円増加しました (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、2億81百万円の収入(前事業年度は4億85百万円の収入)となりました。主な内訳は、税引前当期純利益2億82百万円、減価償却費1億42百万円、法人税等の支払額98百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、44百万円の支出(前事業年度は1億24百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出57百万円、投資有価証券の売却による収入38百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1億96百万円の支出(前事業年度は4億5百万円の支出)となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出5億6百万円、短期借入金の純増加額3億90百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社はサイン製品事業の単一セグメントであり、生産、受注及び販売の状況は以下のとおりであります。 区分   当事業年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 生産実績(千円)   4,554,563   110.2 受注高(千円)   6,458,303   108.6 販売実績(千円)   6,411,686   109.3 (注)生産実績の金額は販売実績に対応する製造原価で示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度の財政状態及び経営成績の状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。また、財政状態及び経営成績の直近5事業年度の推移は以下のとおりであります。 <財政状態の推移> 2022年 3月期末   2023年 3月期末   2024年 3月期末   2025年 3月期末   2026年 3月期末 総資産(千円)   5,717,321   6,062,236   5,762,421   5,554,617   5,564,989 純資産(千円)   2,808,772   3,012,504   3,147,880   3,266,838   3,384,989 現金及び預金(千円)   594,970   640,084   610,597   575,439   616,212 有利子負債(千円)   904,612   1,343,892   1,743,427   1,397,657   1,281,394 自己資本比率(%)   49.1   49.7   54.6   58.8   60.8 <経営成績の推移> 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 売上高(千円)   5,401,608   6,020,260   5,888,372   5,868,794   6,411,686 売上総利益(千円)   1,741,125   1,798,490   1,740,545   1,737,276   1,857,123 営業利益(千円)   298,359   313,930   259,405   264,054   257,656 経常利益(千円)   295,642   310,574   256,940   257,058   248,629 当事業年度の財政状態は、有利子負債から現金及び預金を引いた実質有利子負債は6億65百万円となり、前事業年度末に比べ1億57百万円減少しました。これは主に有利子負債の返済を進めた結果であり、当社の財政基盤は一定の強化がなされているものと判断しております。 利益面においては安定的に利益を確保しておりますが、インフレ圧力によって材料費、人件費、外注加工費等のコストが嵩み、利益率は伸び悩んでおります。当社はこの問題につきまして、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境 (3) 経営戦略及び対処すべき課題」に記載のとおり、解決に取り組んでおります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の運転資金需要のうち主なものは、サイン製品製造のための材料及び製品の仕入費用のほか、外注加工費及び人件費であります。投資を目的とした資金需要は、主にサイン製品の製造設備購入によるものであり、詳細は「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりであります。 資金の調達につきましては、中期計画・年度予算に照らして必要な資金を主に金融機関からの借入によって調達しております。なお、当事業年度において長期借入はおこなっておりません。また、運転資金の効率的な調達と手元資金の流動性確保のため、複数の金融機関と当座貸越契約を締結しており、当事業年度末における極度額は22億円で、借入実行残高は9億40百万円となりました。 当社は、当事業年度末における有利子負債の残高が12億81百万円、現金及び預金残高が6億16百万円、自己資本比率が60.8%と財務状況に不安はなく、上記の当座貸越極度額を含め金融機関からの資金調達は円滑に行える状況にあるため、資金の流動性は確保されているものと判断しております。 今後につきましては、獲得した利益によって得られた資金を、株主への還元、利益を増大させる設備投資、有利子負債の返済、リスクに備えた手元資金の確保等にバランスよく配分し、さらなる財務基盤の強化に取り組んでまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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