概要
セブン工業は、岐阜県美濃加茂市に本社を置くその他製品メーカーである。1961年に木材市売業として創業し、現在は内装建材(階段・手摺・カウンター等)と木構造部材(プレカット加工材・住宅パネル)を主要事業とする。2026年3月期の売上高は約156億円、従業員数は376名。名古屋証券取引所メイン市場と東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
内装建材と木構造の二本柱
当社の事業は内装建材事業と木構造事業に二分される。内装建材事業では階段、手摺、カウンター、和風造作材、框、洋風造作材を生産・販売する。木構造事業ではプレカット加工材、住宅パネル、施設建築を手掛ける。2026年3月期のセグメント売上高は内装建材が82億89百万円、木構造が72億87百万円であり、僅かに内装建材が上回る。このほか不動産の賃貸管理をその他事業として営む。
売上高150億円前後で変動する収益構造
過去10年の売上高は117億円から177億円の間で推移し、2026年3月期は156億円であった。営業利益は年により大きく変動し、2025年3月期に2億円の黒字を計上したものの、2026年3月期は1億円の営業損失に転落した。当期純利益も同じ傾向を示し、2024年3月期には8億円の純損失を記録している。住宅市場の縮小と価格競争の激化が収益を圧迫する構造である。
非住宅木造化と省施工化への経営方針
当社は新設住宅着工戸数の減少を踏まえ、非住宅分野への事業拡大を成長戦略の軸に据える。カーボンニュートラル政策による木材利用の推進を追い風に、公共施設や店舗向け什器などへの提案を強化する。同時に、大工不足を背景に省施工化ニーズが高まっていることから、完全プレカット階段やユニット化商品の開発を進めている。経営指標として売上高営業利益率3%、ROE5%以上を目標に掲げる。
子会社と主要株主で構成されるグループ体制
企業集団は当社と関連会社1社の計2社で構成される。2026年4月には集成材製造販売の山口工業を完全子会社化した。また、ベトナム企業S.E.V.E.N - VIET INDUSTRIES(現J-VIET JOINT STOCK COMPANY)に39.9%出資し、CAD設計積算事業を展開する。主要株主は都築木材(議決権40.3%)と西垣林業(議決権10.2%)であり、2004年から2020年まで筆頭株主だった住友商事は既に全株式を手放している。
業界の中での役割は住宅建材メーカー(集成材加工品)。住宅建築の内装・構造部材を供給にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01住宅市場(内装)主力
集成材を使用した内装部材(階段・手摺・カウンター等)を生産販売。
- 階段
- 住宅用の集成材製階段。
- 手摺
- 住宅用の手摺。
- カウンター
- 住宅用のカウンター。
- 和風造作材・框
- 和風住宅向けの造作材と框。
02住宅市場(構造)準主力
プレカット加工材や住宅パネルなどの構造部材を供給し、施設建築も手がける。
- プレカット加工材
- 柱、梁などの構造部材を事前に加工したもの。
- 住宅パネル
- 壁・床などに使用する構造パネル。
03不動産市場副次
不動産の賃貸管理事業。
製品と技術
内装建材:階段・手摺・カウンターから和洋造作材まで
内装建材事業では、住宅内部の木製部材を幅広く手掛ける。階段や手摺、カウンターが主要製品であり、和風造作材(床柱、鴨居など)と洋風造作材(モールディング、枠材など)も供給する。2025年度にはカウンターの生産性向上を目的にオートランニングソーを新設し、量産体制を強化した。また大手建材メーカーとの協業により階段製品の本格展開を開始している。
木構造部材:プレカット加工と住宅パネル
木構造事業の主力はプレカット加工材である。設計データに基づき柱や梁を高精度に加工し、現場での組み立て効率を高める。2025年10月には新プレカットラインが稼働し、生産能力を増強した。住宅パネルは工場で壁や床をユニット化する省施工商品であり、非住宅分野でも需要が拡大している。施設建築では大型物件の受注実績がある。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
建材・住宅設備で地盤固め
同社は建材や住宅設備を手掛けるその他製品メーカー。売上高は150億円前後で横ばい、収益性は低く2026/3期は営業赤字の見通し。同業の浅香工業(5962)やドリームベッド(7791)と競合するが、競争力が弱く、収益改善が急務。
強み
- 国内市場に根ざした販売網を持ち、既存顧客との関係を維持。
- 建材・住宅設備など多岐にわたる製品を扱い、需要の変化に対応可能。
- 長年の事業で一定の有形固定資産を保有し、信用力がある。
- 競合の少ない特定の住宅部材で細かい需要を取り込み可能。
課題
- 営業利益率1.3%から赤字転落しており、早急なてこ入れが必要。
- 売上高がほぼ横ばいで、市場の成長を取り込めていない。
- 同業他社との価格競争が激しく、差別化が難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
その他製品の時価総額近傍。太字がセブン工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7810クロスフォー | 30億円 | 101.8倍 |
| 2 | 7897ホクシン | 30億円 | — |
| 3 | 7836アビックス | 27億円 | 11.6倍 |
| 4 | 7850総合商研 | 25億円 | 11.2倍 |
| 5 | 7896セブン工業 | 24億円 | — |
| 6 | 7939研創 | 24億円 | 11.2倍 |
| 7 | 7878光・彩 | 23億円 | 19.8倍 |
| 8 | 5962浅香工業 | 21億円 | 4.7倍 |
| 9 | 7997くろがね工作所 | 20億円 | 4.4倍 |
| 10 | 168Aイタミアート | 16億円 | 10.4倍 |
| 11 | 7946光陽社 | 16億円 | 11.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 43件
丸七白川口市売木材として創業した1961年
1961年2月、丸七白川口市売木材株式会社を設立し、東洋林業の木材市場において浜問屋として木材市売業を開始した。創業時の本店は愛知県春日井市に置いた。その後1975年12月に木材市売業務を株式会社白川口へ営業譲渡し、事業の転換点を迎える。
集成材生産と商号変更、工場群の整備
1976年6月、商号を丸七住研工業株式会社に変更し、本店を岐阜県加茂郡白川町へ移転した。同年10月には丸七白川口製材所から集成材部門の営業権を譲り受け、集成材の生産を開始。同時に白川第一工場、白川第二工場、七宗工場を設置し、名古屋支店を開設した。12月には造作用集成材、化粧ばり造作用集成材、構造用集成材のJAS認定を七宗工場で取得した。
大断面集成材工場の建設と一級建築士事務所開設
1985年4月、構造用大断面集成材工場を建設し、1986年3月には一級建築士事務所を開設した。1986年4月には建設大臣認定を受けた構造用大断面集成材による自社工場(七宗第二工場)を建設し、1987年4月に大断面工場でJAS認定を取得した。1988年4月に本店を岐阜県加茂郡七宗町へ移転し、同年10月には七宗第三工場を設置した。
セブン工業への社名変更と株式上場
1990年4月、企業イメージの確立を目的に商号をセブン工業株式会社へ変更した。1991年5月に名古屋証券取引所市場第二部に上場し、2000年3月には東京証券取引所市場第二部にも上場した。1996年6月には本店を現在地である岐阜県美濃加茂市へ移転し、生産拠点の集約を進めた。
住友商事の子会社化とその後の株式移動
2004年3月、住友商事が株式公開買付けにより当社議決権の50.7%を取得し、子会社となった。しかし2015年2月、住友商事は保有株式の一部を都築木材と西垣林業に譲渡。2020年12月には残る全株式を両社に売却し、資本関係が解消された。2025年1月には都築木材が西垣林業の一部株式を追加取得し、議決権所有割合が40.3%となった。
生産再編と山口工業の子会社化
2008年11月、構造用集成材及び構造用大断面集成材の生産を中止し、事業構造を転換した。2017年3月にはベトナム企業の株式を取得し、海外事業を開始。2026年4月には山口工業の全株式を取得し完全子会社化した。これにより非住宅向け製品の拡充と加工技術の強化を図る方針である。
年表43件を開く
1960年代
- 1961年2月丸七白川口市売木材㈱を設立し、東洋林業㈱東洋木材市場の浜問屋として木材市売業を開始
1970年代
- 1975年12月㈱白川口へ木材市売業務を営業譲渡
- 1976年6月商号変更商号を丸七住研工業㈱に変更
- 1976年7月本店を愛知県春日井市から、岐阜県加茂郡白川町に移転
- 1976年10月(名)丸七白川口製材所(現、㈱丸七)から、同社が1966年4月に生産開始していた集成材部門の営業権を譲受、集成材の生産を開始するとともに、日本集成材工業会(現、日本集成材工業(協))の会員資格を承継
- 1976年10月白川第一工場(現、廃止)、白川第二工場(現、白川工場)及び七宗工場(現、七宗第一工場)を設置
- 1976年10月名古屋支店(現、中部営業所)を設置
- 1976年12月造作用集成材、化粧ばり造作用集成材及び構造用集成材のJAS認定(七宗工場)
- 1977年4月大阪出張所(現、大阪営業所)を設置
1980年代
- 1985年4月構造用大断面集成材工場を建設
- 1986年3月一級建築士事務所を開設
- 1986年4月建設大臣の認定を受けた構造用大断面集成材による自社工場(七宗第二工場)を建設
- 1987年4月構造用大断面集成材(甲種、乙種)のJAS認定(大断面工場)
- 1988年3月住宅用木質パネルの生産を目的とした、丸七ミヤマ工業㈱を設立
- 1988年4月本店を岐阜県加茂郡七宗町に移転
- 1988年10月白川林材生産(協)から工場を買取り、七宗第三工場を設置
- 1989年3月特定建設業の許可
- 1989年5月美濃加茂工場を建設(現、美濃加茂第一工場)
1990年代
- 1990年4月商号変更企業イメージの確立を図るため、セブン工業㈱に商号変更
- 1991年5月上場名古屋証券取引所市場第二部に上場
- 1992年5月美濃加茂第二工場を建設
- 1993年6月丸七ミヤマ工業㈱から土地、建物を買取り、美濃加茂第三工場を設置
- 1996年4月M&A和室、特注部材の生産を目的とした、㈱オバラシマリスの株式取得
- 1996年6月本店を岐阜県美濃加茂市に移転
- 1997年5月美濃加茂物流加工センターを建設(現、美濃加茂第四工場)
2000年代
- 2000年1月ISO9001の認証取得
- 2000年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 2001年7月本社機能を岐阜県美濃加茂市から名古屋市中区に移転
- 2004年3月当社の株式の公開買付により、住友商事㈱が議決権の50.7%を取得
- 2004年4月美濃加茂市に資材物流センターを建設
- 2004年8月本社機能を名古屋市中区から岐阜県美濃加茂市に移転
- 2007年3月M&A㈱オバラシマリスと合併契約書を締結
- 2007年6月M&A㈱オバラシマリスを吸収合併
- 2008年1月M&A丸七ミヤマ工業㈱と合併契約書を締結
- 2008年4月M&A丸七ミヤマ工業㈱を吸収合併
- 2008年11月構造用集成材及び構造用大断面集成材の生産を中止
2010年代
- 2010年1月パナソニック電工岐阜㈱(2010年7月解散)の株式をパナソニック電工㈱(現、パナソニック㈱)に譲渡
- 2015年2月住友商事㈱が保有していた当社株式の一部を都築木材㈱及び西垣林業㈱に譲渡
- 2017年3月M&ACAD設計積算を主な事業としたベトナム企業であるS.E.V.E.N - VIET INDUSTRIES JOINT STOCK COMPANY(現、J-VIET JOINT STOCK COMPANY)の株式取得(資本金6,000,000,000 VND 当社出資比率39.9%)
2020年代
- 2020年12月住友商事㈱が保有していた当社株式の全部を都築木材㈱(議決権の所有割合26.9% 主要株主)及び西垣林業㈱(議決権の所有割合23.5% 主要株主)に譲渡
- 2022年4月商号変更東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、両取引所における市場第二部から、それぞれスタンダード市場、メイン市場に変更
- 2025年1月都築木材㈱が公開買付けにより、西垣林業㈱が所有する当社株式の一部(594,840株)を取得(現、都築木材㈱の議決権所有割合40.3% 主要株主、西垣林業㈱の議決権所有割合10.2% 主要株主)
- 2026年4月M&A集成材等の製造販売を主たる事業とする山口工業㈱の全株式を取得し、完全子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で376人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、9期前と比べて+10.7%。平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は16.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 388 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 383 | — |
| 2019年3月 | 491 | 41.0 | 15.1 | 387 | — |
| 2020年3月 | 489 | 40.7 | 14.8 | 400 | — |
| 2021年3月 | 466 | 40.8 | 14.8 | 402 | — |
| 2022年3月 | 491 | 41.3 | 15.3 | 404 | — |
| 2023年3月 | 523 | 41.4 | 15.5 | 399 | — |
| 2024年3月 | 487 | 42.1 | 16.1 | 392 | — |
| 2025年3月 | 519 | 42.3 | 16.3 | 378 | 53 |
| 2026年3月 | 544 | 42.5 | 16.1 | 376 | −27 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内都築木材㈱長野県 伊那市 · その他の関係会社議決権40.3%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は156億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収減益で、売上が+1.3%、利益が-150.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 168億円 | 156億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -1億円 |
| 純利益 | 0億円 | -1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は39億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 42 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 39 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 39 | 0 | 0.0 | −8 |
| 2024年3Q | 40 | 1 | 2.5 | 1 |
| 2024年4Q | 35 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 77 | 1 | 1.3 | 0 |
| 2025年4Q | 77 | 1 | 1.3 | 2 |
| 2026年2Q | 77 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 79 | −1 | −1.3 | −1 |
| 2027年1Q | 39 | −1 | −2.6 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は117億円から156億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は-0.6%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 117 | — | 2 | — | 2 |
| 2014年3月 | 131 | — | 3 | — | 3 |
| 2015年3月 | 130 | — | 1 | — | 1 |
| 2016年3月 | 126 | — | 1 | — | 1 |
| CAD設計積算を主な事業としたベトナム企業であるS.E.V.E.N - VIET INDUSTRIES JOINT STOCK COMPANY(現、J-VIET JOINT STOCK COMPANY)の株式取得(資本金6,000,000,000 VND 当社出資比率39.9%) | |||||
| 2017年3月 | 135 | — | 3 | — | 3 |
| 2018年3月 | 141 | — | 4 | — | 3 |
| 2019年3月 | 146 | — | 4 | — | 2 |
| 2020年3月 | 146 | — | 4 | — | 2 |
| 2021年3月 | 127 | — | 2 | — | 3 |
| 東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、両取引所における市場第二部から、それぞれスタンダード市場、メイン市場に変更 | |||||
| 2022年3月 | 160 | — | 5 | — | 4 |
| 2023年3月 | 177 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年3月 | 153 | — | 0 | — | −8 |
| 2025年3月 | 154 | 2 | 2 | 1.3 | 2 |
| 集成材等の製造販売を主たる事業とする山口工業㈱の全株式を取得し、完全子会社化 | |||||
| 2026年3月 | 156 | −1 | −1 | −0.6 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高156億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-0.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-0.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.5%135億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.1%22億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.6%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−3億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−10億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は7億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3 | −4 | 2 | −1 | 8 |
| 2014年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 8 |
| 2015年3月 | 2 | −3 | 1 | −1 | 7 |
| 2016年3月 | 7 | −2 | −4 | 5 | 8 |
| 2017年3月 | 4 | −3 | −1 | 1 | 7 |
| 2018年3月 | 3 | −1 | −2 | 2 | 7 |
| 2019年3月 | 2 | −2 | 0 | 0 | 8 |
| 2020年3月 | 13 | −2 | −11 | 11 | 8 |
| 2021年3月 | 6 | −1 | −5 | 5 | 8 |
| 2022年3月 | −3 | −1 | 4 | −4 | 8 |
| 2023年3月 | 3 | −3 | 0 | 0 | 8 |
| 2024年3月 | 9 | −2 | −3 | 7 | 11 |
| 2025年3月 | 3 | −5 | 2 | −2 | 12 |
| 2026年3月 | −3 | −7 | 5 | −10 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は109億円。このうち返さなくてよい自己資本が61億円で、自己資本比率は55.7%(業種中央値59.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 112 | 51 | 61 | 45.6 |
| 2014年3月 | 116 | 54 | 62 | 46.8 |
| 2015年3月 | 116 | 55 | 61 | 47.2 |
| 2016年3月 | 113 | 56 | 57 | 49.7 |
| 2017年3月 | 111 | 58 | 53 | 52.5 |
| 2018年3月 | 115 | 61 | 54 | 53.1 |
| 2019年3月 | 119 | 63 | 56 | 52.9 |
| 2020年3月 | 108 | 65 | 43 | 59.7 |
| 2021年3月 | 102 | 67 | 35 | 65.5 |
| 2022年3月 | 120 | 69 | 51 | 58.0 |
| 2023年3月 | 118 | 71 | 47 | 60.0 |
| 2024年3月 | 106 | 62 | 44 | 58.9 |
| 2025年3月 | 109 | 63 | 46 | 57.7 |
| 2026年3月 | 109 | 61 | 49 | 55.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで104社中29位あたり、逆に低いのは営業利益率で104社中91位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥509で、1年前と比べて+2.5%。過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 50.5倍 |
| PBR | 0.47倍 |
| 配当利回り | 3.93% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月30日508円をピークに、その後は505〜514円の狭いレンジで推移。8月7日は504円と横ばいで、25日移動平均線507.6円を0.7%下回る。RSIは42.11と中立圏。出来高は7月31日に7700株と急増したが、その後は500〜600株と低水準。52週高値577円からは約12.6%下方、52週安値486円からは約3.7%上方に位置。週足では5日線が25日線を下回るなど、方向感に欠ける展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは直近実績が赤字のため算出不能だが、予想PER 50倍と高く、成長性は見込めない。PBR 0.4664倍は業界平均1.39倍を大きく下回り、解散価値から見て割安。ROE 3%と低く、収益力は弱いが、配当利回り3.97%は平均3%を上回る。業績は赤字転落の懸念があり、割安だが業績悪化リスクを考慮し、バリュエーションは割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 50.5倍 | — |
| PBR | 0.47倍 | 1.38倍 |
| ROE | 3.0% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
公共投資の動向と受注競争の激化が業績を左右する。強気派は老朽インフラ更新需要の増加や災害対策関連の予算増を見込むが、弱気派は民間設備投資の停滞や競争入札による採算悪化を懸念。直近の業績は横ばいで、営業赤字の年度もあり収益性が低い。資本効率や採算改善への取り組みが焦点となる。
- インフラ老朽化更新
老朽化した橋梁の更新需要が今後増加すると期待
- 災害対策需要
地震や水害対策で公共投資が下支えする可能性
- 低PBRの改善余地
PBR0.47倍と割安で、資本効率改善で株価上昇の余地
- 建設投資の回復による受注増2026年下期影響中
売上高156億円、営業損益-1億円と赤字寸前、増収で黒字転換の可能性
- コスト削減策の効果通年影響中
2025/3期は営業利益2億円、2026/3期は-1億円、3億円以上の費用削減で黒字定着
- PBR0.47倍の株価是正期待次回株主総会影響弱
PBR0.47倍、ROE3%、資本効率改善余地が大きく、バリュエーション見直しのきっかけに
- 配当利回り3.97%の下支え通年影響弱
時価総額24億円、配当利回り3.97%、減配回避なら下値は限定的
- 受注競争の激化
同業他社との価格競争で採算が悪化しやすい
- 収益性の低さ
営業利益率は低く、赤字年度も発生する不安定さ
- コスト上昇
鋼材などの原材料価格高が収益を圧迫する
- 営業赤字の継続2026年下期影響中
2026/3期の営業損益-1億円、固定費負担で赤字幅拡大なら純損失も深まる
- 業界の価格競争激化継続影響中
売上高156億円、2026/3期の営業利益率-0.64%、値引き競争で赤字幅が拡大
- 資産評価損の発生不定影響中
PBR0.47倍、資産評価損が出れば純資産減少で解散価値が更に低下
- 小型株ゆえの流動性リスク継続影響弱
時価総額24億円、外国人0.6%、売買代金が少なく株価が変動しやすい
- 受注高
- 今後の売上の先行指標となるため
- 営業利益率
- 採算改善が進んでいるかの確認
- 公共工事関連の受注比率
- 公共投資への依存度を測るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.93%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 16.8 |
| 2018年3月 | 13 | 33.3 | 17.9 |
| 2019年3月 | 13 | 0.0 | 25.4 |
| 2020年3月 | 22 | 62.6 | 39.1 |
| 2021年3月 | 14 | −36.9 | 22.1 |
| 2022年3月 | 17 | 24.4 | 21.0 |
| 2023年3月 | 20 | 17.6 | 38.6 |
| 2024年3月 | 20 | 0.0 | — |
| 2025年3月 | 20 | 0.0 | 48.3 |
| 2026年3月 | 20 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,519人。区分でいちばん多いのは事業法人で55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.9%を占め、残る44.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 55.2 | 55.9 | 53.7 | 53.9 | 53.5 | 55.7 |
| 個人・その他 | 42.0 | 40.8 | 43.5 | 41.9 | 44.6 | 42.9 |
| 自己株式 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.6 | 1.0 | 2.0 | 0.8 | 0.7 |
| 外国法人 | 0.5 | 0.6 | 0.8 | 0.9 | 0.7 | 0.5 |
| 金融機関 | 1.1 | 1.0 | 0.9 | 1.1 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 都築木材株式会社 | 38.33 |
| 02 | 西垣林業株式会社 | 9.65 |
| 03 | セブン工業社員持株会 | 2.87 |
| 04 | 村上 隆吾 | 2.78 |
| 05 | 水元 公仁 | 1.71 |
| 06 | 須山木材株式会社 | 1.65 |
| 07 | 原田 義久 | 1.31 |
| 08 | 丸山木材ホールディングス株式会社 | 1.28 |
| 09 | 株式会社エステックス | 1.22 |
| 10 | 内木 真哉 | 1.22 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−299%、1株純資産は14期で+298%。直近期のROEは3.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 14 | 343 | 4.3 | 8.0 | — |
| 2014年3月 | 19 | 362 | 5.4 | 7.5 | — |
| 2015年3月 | 7 | 368 | 2.0 | 18.2 | — |
| 2016年3月 | 8 | 377 | 2.3 | 13.1 | 23.6 |
| 2017年3月 | 179 | 3,919 | 4.7 | 8.9 | 16.8 |
| 2018年3月 | 223 | 4,114 | 5.6 | 7.5 | 17.9 |
| 2019年3月 | 157 | 4,221 | 3.8 | 8.5 | 25.4 |
| 2020年3月 | 55 | 1,447 | 3.9 | 6.8 | 39.1 |
| 2021年3月 | 62 | 1,490 | 4.2 | 7.5 | 22.1 |
| 2022年3月 | 81 | 1,556 | 5.3 | 6.8 | 21.0 |
| 2023年3月 | 52 | 1,588 | 3.3 | 9.8 | 38.6 |
| 2024年3月 | −176 | 1,393 | — | — | — |
| 2025年3月 | 41 | 1,414 | 3.0 | 12.4 | 48.3 |
| 2026年3月 | −29 | 1,366 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額92百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 都築寛明 | 取締役会長 | 71 | — |
| 木下浩一 | 代表取締役 社長執行役員 | 66 | — |
| 横井勝 | 取締役 副社長執行役員 事業部門統括 | 65 | — |
| 井上聡二 | 取締役 執行役員 内装建材事業本部長 | 58 | — |
| 西垣貴文 | 取締役 | 46 | — |
| 下平真治 | 取締役 | 51 | — |
| 吉田靖朗 | 取締役 | 53 | — |
| 上嶋修一 | 取締役 | 79 | — |
| 阿部正義 | 監査役(常勤) | 71 | — |
| 串田正克 | 監査役 | 75 | — |
| 稲越千束 | 監査役 | 77 | — |
| 河合剛 | — | 66 | 2,000 |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 野口洋高 | — | 51 |
| 今井忍 | 執行役員 事業開発推進室長 | — |
| 服部賢昇 | 執行役員 木構造事業本部長 | — |
| 帖佐浩人 | 執行役員 内装建材事業本部副本部長 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 54 | 7 | 61 | 15 |
| 社外取締役 | 7 | 18 | 2 | 20 | 3 |
| 監査役 | 1 | 10 | 0 | 11 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容317字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,560字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,722字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,229字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第67期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第67期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第66期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第66期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第65期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第64期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業