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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

第一カッター興業

DAI-ICHI CUTTER KOGYO K.K.1716 · Standard · 建設業

切断・穿孔工事でインフラ整備に不可欠な技術を提供。ダイヤモンド工法とウォータージェット工法で全国に拠点。

概要

第一カッター興業株式会社は、工業用ダイヤモンドを用いた「ダイヤモンド工法」と水圧を利用した「ウォータージェット工法」により、コンクリート構造物の切断・穿孔工事を専門とする建設会社である。1967年に神奈川県茅ヶ崎市で創業し、現在は関東を中心に全国各地に営業基盤を持つ。2025年6月期の連結売上高は202億円、従業員数は656名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

切断・穿孔工事が主力の売上構成

当社グループの売上高の大部分は切断・穿孔工事事業が占める。2025年6月期の同事業の完成工事高は196億円で、連結売上高の約97%に相当する。工事の種類は土木工事、建築関連工事、都市土木工事、道路・空港工事、生産設備メンテナンスの5つに分類される。主な得意先は総合建設業者や道路建設業者であり、工事の大半は公共事業関連である。高速道路リニューアル工事の受注減少により、前期比2.1%の減収となった。

ビルメンテナンス事業を第二の柱に育成

ビルメンテナンス事業は2009年7月に開始した比較的新しい事業である。集合住宅やオフィスビルを対象に、給排水設備の保守点検、貯水槽清掃、雑排水管清掃などを提供する。2025年6月期の完成工事高は6億円と、前期比18.9%増加した。セグメント利益は5600万円と倍増したが、全体に占める割合はまだ小さい。今後はエリア拡大と作業員増員により新規顧客獲得を目指す。

全国に広がる子会社と営業拠点

当社グループは、連結子会社4社(ウォールカッティング工業、新伸興業、アシレ、ユニペック)と持分法適用関連会社2社(ダイヤモンド機工、ムーバブルトレードネットワークス)で構成される。各社は地域別に役割を持ち、当社は東日本全域、ウォールカッティング工業は東海地方、新伸興業は沖縄県、アシレは関東地方、ユニペックは近畿地方、ダイヤモンド機工は九州地方を担当する。営業所は札幌、仙台、さいたま、東京、北陸など主要都市に配置されている。

安定した収益基盤と財務体質

2025年6月期の連結業績は、売上高202億円(前期比3.3%減)、営業利益16億円(同32.9%減)、純利益13億円(同32.7%減)であった。減収減益の主因は高速道路リニューアル工事の受注減少と原価経費の増加である。一方で、自己資本比率は86.4%と極めて高く、総資産222億円に対して負債は29億円と少ない。営業キャッシュフローは17億円のプラスを維持し、財務基盤は安定している。

業界の中での役割は建設業界向けの専門工事業者として、切断・穿孔工事を施工。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
201億円
営業利益
16億円
営業利益率
8.0%
純利益
16億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
切断・穿孔工事事業196億円97.0%28億円14.3%
ビルメンテナンス事業6億円3.0%1億円16.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・土木主力

道路・橋梁・港湾・ダム等の公共事業関連工事を中心に、建物解体、免震・耐震工事、都市土木、道路・空港工事など、幅広い切断・穿孔工事を施工。主要顧客は総合建設業者や道路建設業者等の民間企業。

主要顧客総合建設業者、道路建設業者、設備業者

主な製品・サービス2
ダイヤモンド工法による切断・穿孔
工業用ダイヤモンドを使用した切断・穿孔工事。コンクリート構造物の解体・撤去などに使用。
ウォータージェット工法
高圧水を利用した切断工事。火気を使用せず、危険物のない安全な施工が可能。

02ビルメンテナンス準主力

集合住宅やオフィスビルにおいて、給排水設備の保守点検、貯水槽清掃、雑排水管清掃などを行う。

主な製品・サービス1
ビルメンテナンスサービス
排水管清掃、貯水槽清掃、給水設備点検、床清掃、ファイバースコープ調査等を提供し、建物の円滑な運営を支援。

製品と技術

ダイヤモンド工法による精密切断・穿孔

当社の核心技術は、工業用ダイヤモンドを切断・穿孔工具に使用する「ダイヤモンド工法」である。騒音・粉塵・振動が少なく、環境負荷を低減できる点が特徴である。橋梁の高架橋切断、ダムのスリット化、建物の耐震用スリット構築などに適用される。例えば、橋脚の劣化コンクリート除去では、ダイヤモンドワイヤーソーやコアドリルを用いて静的に切断する。これにより、周辺への影響を最小限に抑えながら解体・撤去が可能となる。

ウォータージェット工法と特殊環境への対応

水圧を利用したウォータージェット工法も主力技術の一つである。超高圧の水流でコンクリートを切断するため、熱や火花を発生させず、危険物施設や火気厳禁の環境でも安全に施工できる。化学工場や石油プラントでのメンテナンス、煙突内のダイオキシン類洗浄などに活用されている。また、水中での切断・穿孔作業にも専属オペレーターが対応し、港湾やダムの水中構造物の改修工事を手掛けている。

道路・空港工事の専門性とグルービング技術

道路・空港工事では、滑走路のグルービング(滑り止め溝切り)や灯火設置のためのコアドリリングなど、特殊な機械を必要とする作業を強みとする。グルービングマシンやコア特装車といった自社機材を用い、高速道路の補修・切断、空港滑走路の表面処理を提供する。これらは一般の建設会社では対応が難しく、当社の差別化要因となっている。また、床の塗り替えや下地処理など、生産設備メンテナンスにも産業洗浄技能士を配置して品質を確保している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

建設業界の老舗、国内シェア首位クラス

当社は建設業界において、道路補修や橋梁点検などの社会インフラ維持管理分野で確固たる地位を築いている。同業他社であるショーボンドホールディングスは構造物補修に強みを持ち、ミライト・ワンは通信インフラ工事を主力とする。当社は主力のカッター工法によるコンクリート切断技術で差別化を図り、国内シェア上位に位置するが、海外展開は限定的で国内市場に依存している。直近3期の売上高は減少傾向にあり、2023/6期の222億円から2025/6期には202億円まで縮小した。一方、営業利益率は2024/6期に11.96%とピークをつけた後、2025/6期には7.92%に低下しており、収益性の改善が課題となっている。

強み

  • コンクリート切断技術で業界内の競争優位性を確保し、高品質な施工を提供している。
  • 建設業界のニッチ分野でトップクラスの市場シェアを有し、安定的な受注基盤を持つ。
  • 老朽化する国内インフラの補修需要が高く、中長期的な事業環境に恵まれている。
  • 2024/6期には営業利益率11.96%を記録し、収益性の高さが際立っている。

課題

  • 売上高が3期連続で減少しており、市場規模の縮小や競争激化が背景にある。
  • 海外での事業実績が乏しく、成長市場への参入が進んでいない。
  • 2025/6期の営業利益率が7.92%へ低下し、コスト管理と価格競争への対応が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が第一カッター興業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11847イチケン249億円7.8倍
21914日本基礎技術243億円9.2倍
31770藤田エンジニアリング215億円10.5倍
41867植木組185億円7.3倍
55078セレコーポレーション167億円14.1倍
61716第一カッター興業165億円9.6倍
71431Lib Work157億円146.5倍
81787ナカボーテック151億円12.0倍
91826佐田建設147億円13.7倍
101848富士ピー・エス145億円13.8倍
111981協和日成144億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

ダイヤモンド工法を事業化した1967年の創業

1967年8月、神奈川県茅ヶ崎市柳島に資本金300万円で第一カッター興業株式会社を設立した。目的は「ダイヤモンド工法」によるアスファルト・コンクリート構造物の切断・穿孔工事であった。創業後、札幌(1969年)、千葉(1970年)、栃木(1973年)と営業所を開設し、事業基盤を拡大した。1974年には茅ヶ崎市柳島に本社を移転し、同年に建設大臣許可「とび・土工工事業」を取得して施工可能な工事の範囲を広げた。

吸収合併と新事業への展開(1988〜2001年)

1988年11月、機材費のコスト低減を目的として株式会社アルファを吸収合併した。1995年には大阪営業所を開設して関西に進出したが、1998年には閉鎖している。1998年12月には「土木工事業」の許可を取得し、道路や橋梁など大型構造物の工事に対応できるようになった。2001年3月には産業廃棄物収集運搬業許可を取得し、環境関連分野への進出を準備した。

株式公開と首都圏への集中(2004〜2008年)

2004年6月に日本証券業協会に店頭登録し、同年12月にJASDAQに株式公開した。2005年8月に本社を現在の茅ヶ崎市萩園に移転した。2007年9月には株式会社ウォールカッティング工業の株式を取得し子会社化、2008年3月にはダイヤモンド機工株式会社を持分法適用関連会社化した。2008年7月に東京営業所を東京支店に改称し、中央区日本橋に移転して首都圏での営業体制を強化した。

事業拡大と子会社の増加(2009〜2020年)

2009年7月に北陸営業所を開設するとともに、ビルメンテナンス事業を開始した。同年12月に株式会社光明工事を子会社化し、2010年7月には合弁会社として株式会社新伸興業を設立した。2012年4月には第一カッター・エシカル株式会社を設立したが、2014年12月に清算している。2014年7月に株式会社ムーバブルトレードネットワークスを子会社化し、2019年7月に株式会社アシレ、2020年4月に株式会社ユニペックをそれぞれ子会社化した。

市場第一部昇格とガバナンスの再構築(2017〜2023年)

2017年9月に東京証券取引所市場第二部に市場変更し、同年12月には市場第一部へ指定替えとなった。2022年4月の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。2021年には連結子会社で過去の不正な資金流用が発覚し、再発防止策を公表する事態となった。この問題を受け、コンプライアンス教育やグループ統括部署の設置など、ガバナンス強化に取り組んでいる。2023年4月には株式会社光明工事を完全子会社化した。

リユース・リサイクル事業からの撤退(2024年)

2024年6月期より、連結子会社であった株式会社ムーバブルトレードネットワークスの一部株式を譲渡したため、同社を連結範囲から除外し持分法適用関連会社とした。これに伴い、それまで報告セグメントとしていたリユース・リサイクル事業を除外した。同事業はもともと主力ではなく、グループ全体の事業構造を切断・穿孔工事とビルメンテナンスに集中させる方向へ舵を切った。

年表36件を開く

1960年代

  • 1967年8月創業神奈川県茅ヶ崎市柳島1588番地に「ダイヤモンド工法」によるアスファルト・コンクリート構造物の切断・穿孔工事を目的とし、第一カッター興業株式会社(資本金300万円)を設立
  • 1969年6月北海道札幌市東区に札幌営業所を開設

1970年代

  • 1970年7月千葉県千葉市黒砂台に千葉営業所を開設
  • 1973年7月栃木県栃木市大宮町に栃木営業所を開設
  • 1974年3月神奈川県茅ヶ崎市柳島716番地(現・柳島一丁目12番30号)に本社を移転
  • 1974年7月神奈川県茅ヶ崎市柳島716番地(現・柳島一丁目12番30号)に茅ヶ崎営業所を開設
  • 1974年11月建設大臣(現・国土交通大臣)許可「とび・土工工事業」を取得
  • 1975年1月茨城県水戸市見和に水戸営業所を開設
  • 1975年10月群馬県高崎市井野町に高崎営業所を開設

1980年代

  • 1988年11月M&A機材費のコスト低減を目的として株式会社アルファを吸収合併

1990年代

  • 1995年6月大阪府大阪市淀川区に大阪営業所を開設
  • 1996年7月東京都中央区八重洲に東京営業所を開設
  • 1997年11月埼玉県大宮市桜木町に大宮営業所(現・さいたま営業所)を開設
  • 1998年3月大阪営業所を閉鎖
  • 1998年12月建設大臣(現・国土交通大臣)許可「土木工事業」を取得

2000年代

  • 2001年3月産業廃棄物収集運搬業許可を取得
  • 2002年5月ISO9001:2000認証取得
  • 2003年6月宮城県仙台市泉区に仙台営業所を開設
  • 2004年6月日本証券業協会に店頭登録
  • 2004年12月上場JASDAQに株式公開
  • 2005年8月神奈川県茅ヶ崎市萩園833番地に本社を移転
  • 2007年9月M&A株式会社ウォールカッティング工業の株式を取得し子会社化
  • 2008年3月ダイヤモンド機工株式会社の株式を取得し関連会社化
  • 2008年7月東京営業所を中央区日本橋に移転、東京支店に改称
  • 2009年7月新潟県新潟市西蒲区に北陸営業所を開設
  • 2009年7月ビルメンテナンス事業を開始
  • 2009年12月M&A株式会社光明工事の株式を取得し子会社化

2010年代

  • 2010年7月M&A合弁会社として株式会社新伸興業を設立し子会社化
  • 2012年4月M&A合弁会社として第一カッター・エシカル株式会社を設立し子会社化(2014年12月清算)
  • 2014年7月M&A株式会社ムーバブルトレードネットワークスの株式を取得し子会社化
  • 2017年9月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2017年12月東京証券取引所市場第一部へ指定替え
  • 2019年7月M&A株式会社アシレの株式を取得し子会社化

2020年代

  • 2020年4月M&A株式会社ユニペックの株式を取得し子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年4月M&A連結子会社株式会社光明工事の株式を追加取得し、完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    研究開発と技術継承の強化

    研究開発や熟練者の技術可視化、ノウハウ蓄積、人材育成の効率化を進め、施工技術力を向上させる。

  2. 02

    既存事業の拡張

    エネルギー関連や水中施工などの拡大市場への提案を強化し、西日本エリアへの投資を積極的に進める。

  3. 03

    新規事業の開拓

    予防保全領域や新たな付加価値を生み出す技術・工法を基盤に新市場を探索し、新規事業を開拓する。

  4. 04

    人材基盤の整備

    技術・経験の伝承、人材育成、研究開発やDXを通じて長期的に活躍できる人材基盤を整備する。

  5. 05

    コンプライアンスとガバナンスの強化

    マネジメント層育成や適切な人材配置、グループ全体での安全・コンプライアンス強化、内部統制システムの再構築を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で656人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は675万円で、9期前と比べて+12.0%平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は10.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月431
2017年6月456
2018年6月480
2019年6月60338.611.9501
2020年6月64538.111.5568
2021年6月64238.011.5608
2022年6月64838.411.6640
2023年6月66538.711.8723
2024年6月67038.610.5629397
2025年6月67538.810.7656244

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率37.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 神奈川県茅ヶ崎市1,190百万円
切断・穿孔 工事事業 — ㈱ウォールカッティング工業(愛知県あま市)512百万円
群馬営業所 — 群馬県前橋市500百万円
切断・穿孔 工事事業
切断・穿孔 工事事業 — ㈱アシレ(神奈川県横浜市旭区)494百万円
さいたま営業所 — 埼玉県さいたま市 岩槻区491百万円
切断・穿孔 工事事業
水戸営業所 — 茨城県水戸市466百万円
切断・穿孔 工事事業
千葉営業所 — 千葉県千葉市稲毛区446百万円
切断・穿孔 工事事業
仙台営業所 — 宮城県多賀城市426百万円
切断・穿孔 工事事業
栃木営業所 — 栃木県栃木市371百万円
切断・穿孔 工事事業
茅ヶ崎営業所 — 神奈川県茅ヶ崎市221百万円
切断・穿孔 工事事業
ほか12件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 ウォールカッティング工業
    愛知県あま市 七宝町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社新伸興業
    沖縄県豊見城市 字座安 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社アシレ
    神奈川県横浜市 旭区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ユニペック
    兵庫県神戸市東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイヤモンド機工株式会社
    福岡県福岡市 城南区 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
  • 国内
    株式会社 ムーバブルトレードネットワークス
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権34.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は201億円営業利益16億円前期と比べると減収増益で、売上が-0.5%、利益が+0.0%。

売上高
-0.5%
201億円
営業利益
+0.0%
16億円
純利益
+23.1%
16億円
営業利益率
8.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高207億円201億円
営業利益20億円16億円
純利益15億円16億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は92億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−2.1%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q54713.05
2023年4Q555
2024年1Q59915.37
2024年2Q5159.81
2024年3Q45511.15
2024年4Q54611.17
2025年2Q1081211.18
2025年4Q9444.35
2026年2Q1091412.812
2026年4Q9222.24

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は81億円から201億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
合弁会社として第一カッター・エシカル株式会社を設立し子会社化(2014年12月清算)
2012年6月8153
2013年6月8663
株式会社ムーバブルトレードネットワークスの株式を取得し子会社化
2014年6月98106
2015年6月118148
2016年6月1291811
2017年6月1281510
2018年6月1632315
株式会社アシレの株式を取得し子会社化
2019年6月1491813
株式会社ユニペックの株式を取得し子会社化
2020年6月1742515
2021年6月1932917
2022年6月2092716
連結子会社株式会社光明工事の株式を追加取得し、完全子会社化
2023年6月2222919
2024年6月209252812.020
2025年6月20216187.913
2026年6月20116198.016

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高201億円のうち、営業利益として残るのは16億円8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は16億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金92.0%185億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+0.6pt
8.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが17億円、投資CFが−24億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は82億円で、売上の4.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月8−2−1621
2013年6月1−40−317
2014年6月12−3−1925
2015年6月10−2−1832
2016年6月14−8−1636
2017年6月9−6−1338
2018年6月22−6−11653
2019年6月12−6−2657
2020年6月25−17−2863
2021年6月20−16−1466
2022年6月22−8−31477
2023年6月27−6−52194
2024年6月22−17−5595
2025年6月17−24−5−782

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は222億円。このうち返さなくてよい自己資本が194億円で、自己資本比率は86.4%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月62451771.1
2013年6月61481377.2
2014年6月72541874.0
2015年6月86632370.6
2016年6月97742373.2
2017年6月106832375.9
2018年6月127982974.3
2019年6月1331102379.3
2020年6月1551253077.1
2021年6月1801433775.8
2022年6月1941593577.4
2023年6月2161724477.1
2024年6月2191833683.1
2025年6月2221942986.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
99億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
184億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
29億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り140社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中101位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.0%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
-0.5%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,372で、1年前と比べて+9.6%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥1,372-2.5%1ヶ月-0.2%1年+9.6%時価総額165億円
過去52週の値幅
安値¥1,272高値¥1,626

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR0.76倍
配当利回り3.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(1391.2円)を上回り、+0.49%と25日線乖離は小幅。75日線(1381.84円)も上回っており、中期トレンドは良好。52週高値1626円からは約14%下落したが、52週安値1272円からは+9.9%回復。直近1ヶ月で+2.04%と堅調に推移。出来高は6月26日に441千株と急増した後、7月は1万株前後と低水準で落ち着いている。7月7日に1418円まで上昇したが、その後は1400円前後での推移。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 9.2倍は同業界平均13.95倍を下回り、PBR 0.78倍も平均1.49倍を大きく下回る。ROE 7.1%は平均と比較して低いが、配当利回り2.86%は平均3.44%をやや下回る。直近の売上は減少傾向で、営業利益も減益、今後の業績回復が焦点。割安指標は明確だが、業績モメンタムの弱さが懸念。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍14.4倍
PER (予想)10.6倍
PBR0.76倍1.55倍
ROE7.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年6月期から2025年6月期にかけて売上高が減少し、営業利益率も11.96%から7.92%に低下している。強気派は既存インフラの老朽化による改修需要の増加を指摘し、業績回復を期待。弱気派は公共工事の減少や競争激化による受注環境の悪化を懸念する。再生需要の長期的な伸びと、価格競争に晒されにくい特殊技術の強みが対立軸。

プラスに働く材料7
  • インフラ老朽化需要

    高度成長期の建造物が更新期を迎え、改修需要が拡大.

  • 特殊技術で高付加価値

    切削・解体の専門技術は他社が参入しにくい.

  • 配当利回り2.86%

    株主還元は安定しており、下支えとなる.

  • 営業利益率を2024年水準に回復2026年通期影響

    営業利益率11.96%(2024/6期)へ回帰なら営業利益+8億

  • 純利益20億への回復期待2026年通期影響

    純利益13→20億に回復、EPS大幅改善

  • PBR0.78倍の割安修正継続影響

    PBR0.78倍、配当利回り2.86%で下支え

  • 売上高減少に歯止め2026年通期影響

    売上高の減速に歯止め、横ばい化で安心感

マイナスに働く材料7
  • 受注減と利益率悪化

    売上高は減少傾向で、営業利益率も大幅低下.

  • 公共工事依存リスク

    公共投資の削減が直接的な業績悪化につながる.

  • PBR0.78倍で評価割れ

    市場が将来の収益力に懐疑的で、資本効率の問題.

  • 売上高の減少トレンド通年影響

    売上高222→202億と3期連続減、減収基調

  • 営業利益率の低下加速2026年通期影響

    営業利益率11.96%→7.92%、4pt悪化が続く

  • 純利益の大幅減決算発表後影響

    純利益20→13億と35%減、ROE7.1%に低下

  • 割安銘柄の罠継続影響

    低PBRは悪材料を織り込み済み、底割れも

次の決算で確かめる点
受注高
受注高の増減が将来の売上高を予測する先行指標.
営業利益率
競争環境や価格交渉力の変化を反映する重要な指標.
公共工事比率
公共工事への依存度が経営の安定性を左右する.

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+5.3%いまの株価に対する利回りは3.28%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
3.28%
いまの株価に対して
配当性向
42.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月810.0
2018年6月1366.712.4
2019年6月10−20.011.1
2020年6月1325.012.5
2021年6月1412.015.5
2022年6月28100.028.1
2023年6月3525.028.4
2024年6月388.619.0
2025年6月405.342.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ2,428人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.9%を占め、残る63.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他55.048.848.347.943.143.7
事業法人14.914.113.716.017.618.8
金融機関19.822.422.419.619.318.1
外国法人8.813.714.915.715.014.3
証券会社1.61.00.70.95.05.0
自己株式4.34.34.34.34.34.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01渡邉隆13.67
02ダイヤモンド機工株式会社10.13
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.73
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.57
05旭ダイヤモンド工業株式会社5.00
06立花証券株式会社4.33
07富国生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.33
08第一カッター興業従業員持株会3.21
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)3.12
10KIA FUND 497 KIA TRANSITION ASIA IAD NO.1(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+26%、1株純資産は14期で+10%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月1121,5577.56.211.0
2013年6月1201,6677.56.210.6
2014年6月10593311.98.111.8
2015年6月1451,06714.57.76.2
2016年6月1961,25316.95.07.6
2017年6月8770713.16.410.0
2018年6月13183017.010.012.4
2019年6月11092712.58.011.1
2020年6月1341,05213.59.012.5
2021年6月1531,19713.68.715.5
2022年6月1391,32311.09.328.1
2023年6月1721,46912.38.328.4
2024年6月1741,60711.39.219.0
2025年6月1181,7107.110.842.5
2026年6月142

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/6期の役員報酬は総額92百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
安達昌史代表取締役 社長4813,496
古木隆史取締役 事業本部長51
松田雅一取締役 管理本部長67840
原田英治取締役603,300
行方一正取締役735,700
白砂晃取締役52
園田恭子取締役58
安東敏明監査役(常勤)65
横山正宏監査役(非常勤)36
船本美和子監査役(非常勤)47
並木憲司58200

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44955514
社外取締役837375

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,253字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(第一カッター興業株式会社)、連結子会社4社(株式会社ウォールカッティング工業、株式会社新伸興業、株式会社アシレ、株式会社ユニペック)、持分法適用関連会社2社(ダイヤモンド機工株式会社、株式会社ムーバブルトレードネットワークス)で構成されております。 当社グループでは、切断・穿孔工事事業及びビルメンテナンス事業を展開しており、事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、前連結会計年度において、当社の連結子会社であった株式会社ムーバブルトレードネットワークスの一部株式を譲渡したため、同社を連結の範囲から除外し、持分法適用会社としております。これに伴い、当連結会計年度よりリユース・リサイクル事業を報告セグメントから除外しております。 (1)切断・穿孔工事事業 切断・穿孔工事とは、道路等の各種舗装、及びコンクリート構造物の解体、撤去等に必要な切断工事、穿孔工事のことであります。 当社グループの切断・穿孔工事事業は、工業用ダイヤモンドを使用したダイヤモンド工法及び、水圧を利用したウォータージェット工法を中心に事業を展開しております。 当社グループにおいては、当社、株式会社ウォールカッティング工業、株式会社新伸興業、株式会社アシレ、株式会社ユニペック及びダイヤモンド機工株式会社が切断・穿孔工事事業を行っております。当社は主に東日本全域に、株式会社ウォールカッティング工業は主に東海地方に、株式会社新伸興業は沖縄県に、株式会社アシレは主に関東地方に、株式会社ユニペックは主に近畿地方に、ダイヤモンド機工株式会社は九州地方に営業基盤を有しております。 当社グループの切断・穿孔工事事業の事業形態は、主として専門工事業者としての下請契約であり、主要な得意先は総合建設業者、道路建設業者及び設備業者等の民間企業であります。これらの企業は公共事業関連工事を中心に事業展開しており、当社グループの施工する工事も大半が公共事業関連工事であります。一方、公共事業関連工事以外の工事としては、化学工場・石油プラント・発電所等のメンテナンスや洗浄等が挙げられます。 また、これらを工事の種類別に分類すると、土木工事、建築関連工事、都市土木工事、道路・空港工事、生産設備メンテナンスに分類されます。 各工事の分類別の内容については、以下のとおりであります。 ①土木工事 土木工事では、橋梁工事、港湾工事、ダム関連工事といった、大型構造物の補修・撤去工事を行っております。 具体的には、橋梁工事においては高架橋切断・撤去、コンクリート片剥離防止対策、橋脚劣化コンクリート除去や表面処理等、港湾工事においては護岸・桟橋の改築に伴う切断・撤去、ダム関連工事においては砂防ダムスリット化、魚道開口構築といった作業を行っております。また、水中など特殊な環境下での切断・穿孔作業の場合にも、専属のオペレーターによる施工をしております。 ②建築関連工事 建築関連工事では、建物解体工事、免震工事、耐震工事、改修工事、新築工事といった、解体・リニューアル工事に伴う各種作業を行っております。 具体的には、建物解体工事においてはブロック解体・撤去、建物基礎の静的破壊、免震工事においては免震装置取付の杭切断、耐震工事においては耐震用スリットの構築、改修工事においては各種切断、鉄筋はつり出し、エレベーター改造に伴う機械撤去、外壁洗浄、塗装剥離、床表面処理等、新築工事においては誘発目地、タイル貼り下地処理といった作業を行っております。また、周辺施設への環境負荷軽減にマッチした施工方法で、従来工法では困難な施工でも対応しております。 ③都市土木工事 都市土木工事では、鉄道工事、廃棄物処理施設工事、上下水道施設工事といった、都市基盤施設における土木関連工事を行っております。 具体的には、鉄道工事においては階段切断撤去、擁壁ブロック解体・撤去、廃棄物処理施設工事においては煙突内洗浄やダイオキシン類洗浄、上下水道施設工事においてはピット内部劣化コンクリート除去、エポキシ系樹脂塗膜除去といった作業を行っております。また、環境関連工事においては計画立案から施工までトータルで対応しております。 ④道路・空港工事 道路・空港工事では、道路の補修等に伴う各種切断や表面処理、劣化コンクリート除去、空港での滑走路グルービングや灯火設置のためのコアドリリング等作業を行っております。グルービングマシンやコア特装車といった特定条件での切断・穿孔作業が可能な点が当社の特徴になります。 ⑤生産設備メンテナンス 生産設備メンテナンスでは、工場メンテナンスに伴う各種設備洗浄、改造工事に伴う無火気切断、床の塗り替え、下地処理等を行っております。当社では産業洗浄技能士を常駐させることで、作業の品質と安全を確保しております。 (2)ビルメンテナンス事業 ビルメンテナンス事業は、集合住宅やオフィスビル等において、給排水設備の保守点検・貯水槽清掃・雑排水管清掃業務を行うものであり、当社グループにおいては、当社がビルメンテナンス事業を行っております。 具体的には、排水管清掃、貯水槽清掃、給水設備点検、床清掃、ファイバースコープ調査、機械式ピット清掃などを通じて、得意先・お客様のビルの円滑な運営に貢献することを目指しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,203字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針・経営戦略等 当社グループは、切断・穿孔工事事業、ビルメンテナンス事業等を全世界を対象に行い、これによって最良の企業となることを基本方針としております。施工に於けるより高いレベルの品質管理、安全管理、工程管理及び研究開発により差別化と市場競争力の強化をはかり、安定した健全な企業の発展を目指しております。環境変化に伴うお客様のニーズの多様化に対応できることが社会への貢献であり株主の皆様に報いることと考えております。 法令遵守はもとより内部統制を確立し、事業の拡大と経営基盤及び財務体質の強化により、業界ナンバーワン企業としてのゆるぎない地位を堅持し、さらなる成長を推し進めてまいります。 当社グループが属している建設市場は、今までの「モノづくり」から「モノ壊し+モノづくり」の両産業が融合した「モノを造りかえる」リニューアル・補強する時代へと、変化しております。「モノ壊し」に伴う騒音・粉塵・振動は社会問題化しており、それに対応した環境にやさしい「ダイヤモンド工法」及び「ウォータージェット工法」による耐震・免震の改修工事・老朽化したコンクリート構造物のリニューアル化が着実に増加しております。当社グループは競争優位性のさらなる強化と新しい技術・領域に挑戦するための取組みとして、事業戦略及び組織戦略を策定しております。 (事業戦略) ① 研究開発や熟練者の技術可視化、ノウハウの蓄積、人材育成の効率化を進め、施工技術力の向上に取り組むとともに、人材採用や設備投資を通じて既存事業の優位性を強化する。 ② エネルギー関連や水中施工といった拡大市場への提案を強化するとともに、西日本エリアへの投資を積極的に進め、既存事業を拡張する。 ③ 予防保全領域や新たな付加価値を生み出す技術・工法を基盤に新市場を探索し、新規事業を開拓する。 (組織戦略) ① 技術・経験の伝承、人材育成、研究開発やDXを通じて、長期的に活躍できる人材基盤を整備する。 ② マネジメント層の育成や適切な人材配置に取り組むとともに、グループ全体で「安全」「コンプライアンス」の強化を推進する。 ③ 新規領域に挑戦するための組織体制を整備し、事業づくりに取組む人材を育成する仕組みを構築する。 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経営環境につきましては、国内景気の回復基調は続くと見込まれるものの、一方で米国の関税政策や為替相場の変動等が国内経済に及ぼす影響に対しては引き続き注視が必要になるものと思われます。 当社グループが主力事業を展開しております建設業界におきましても、今後も建設資材やエネルギー価格の高騰により企業収益の下押しが懸念され、受注環境は厳しくなることが見込まれます。 当社グループはこのような厳しい経営環境に対処すべく、グループ全体として、①人材採用・育成の強化・拡充、②営業展開の強化、③協力会社ネットワークの強化、④研究開発の強化を基本戦略とし、この基本戦略を念頭に、各事業ごとに以下の取り組みを行ってまいります。 まず、切断・穿孔工事事業につきましては、公共、民間ともに老朽化対策が推進されるなか、市況の影響を受けにくい高速道路・鉄道などの輸送インフラ、及び長寿命化計画や修繕・改修が不可欠となる産業インフラをターゲットとした営業展開を図ることで、計画的な売上確保・案件獲得を進めてまいります。 次に、ビルメンテナンス事業につきましては、今後もエリアの拡大及び作業員の増員を行うことで施工体制の強化・新規顧客の獲得に努めてまいります。 なお、当社は、連結子会社で発覚した、過去の不正な資金流用の問題を受け、2021年10月29日に「再発防止策及び関係者の処分に関するお知らせ」を公表し、関係者の処分や再発防止策に取り組んでおり、当社グループにおけるコンプライアンス意識の醸成やガバナンスシステムの構築については、今後も、次のような施策に注力してまいります。 1)コンプライアンスを真ん中に置く企業文化を創る ① 心理的安全性向上のためのコーチング制度を継続する。 ② 心理的安全性向上のためのエンゲージメント評価を継続する。 ③ 「コンプライアンスを真ん中に置く企業文化を創る」を腹落ちさせるコンテンツを検討し、作成する。 2)役員・従業員のガバナンス・コンプライアンスに対する意識改革のための教育 ① 幹部育成研修の一環として、会社法や会計の知識を含む、定期的なガバナンス・コンプライアンス教育を実施する。 ② グループ全体の役員を含む管理監督者には、役付のタイミングで、各階層に適合したガバナンス・コンプライアンス研修を実施する。 ③ 定期的にコンプライアンスに関する理解度テストを実施する。 ④ 子会社または関係会社へ派遣する役員の職務、職責を明確化する。 ⑤ 2021年10月19日公表の「第三者委員会報告書」の内容を理解するコンテンツを検討し、作成する。 3) グループ全体のガバナンスシステムの構築 ① グループ子会社統括業務を行う部署を設置し、情報を定期的に収集したうえで派遣役員に共有する仕組みを構築する。 ② 外部から管理本部長を招聘したうえで、社内規程の改定を含め、内部統制システムの見直しと再構築を進める。
事業等のリスク3,228字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した経営成績に関する事項のうち、投資者の投資判断の上で、重要な影響を及ぼす可能性のある事項は以下のとおりであります。当社グループは、これらリスクの発生の可能性を確認した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)建設業界への依存について 当社グループの切断・穿孔工事事業の事業形態は、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおり、主として専門工事業者としての下請契約であり、主要な得意先は総合建設業者、道路建設業者及び設備業者等の民間企業であります。これらの企業は公共事業関連工事を中心に事業展開しており、当社グループの施工する工事も大半が公共事業関連工事であります。従って、公共事業の削減が当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは引き続き、ウォータージェット工法に注力し、化学工場・石油プラント・発電所等のメンテナンスや洗浄等、建設工事以外の受注の確保により、建設業界への依存度を低下させていく方針でありますが、かかる施策が奏功する保証はありません。 また、建設業界の状況は依然として厳しいものがあり、当社グループの予想を上回る得意先の倒産が発生する可能性があります。当社グループは多数の得意先と取引しているため、得意先一件当たりの売上債権は少額であり、一顧客の倒産が当社グループの損益に与える影響については僅少でありますが、建設業界の倒産件数の動向によっては当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)経営成績の変動 (業績の季節変動について) 当社グループの事業は公共事業関連工事が多いため、特に第3四半期(1月~3月)に売上及び利益が増加する一方で、第4四半期(4月~6月)に落ち込む傾向にあります。 これは、公共工事が4月を年度始めとしていることなどに伴って当社グループの第4四半期(4月~6月)の工事量が減少し、工事原価・販売費及び一般管理費等の固定費に伴い利益率が悪化することによるものです。 当社グループでは、第4四半期(4月~6月)に施工が多い化学工場、石油プラント、発電所、自動車工場等のメンテナンスや洗浄等のウォータージェット工法を積極的に営業展開し、建設工事以外の分野を伸ばすことで、四半期毎の業績の平準化に取り組む方針であります。 (3)特定の取引先で依存度の高い取引について (仕入先について) 当社グループの原材料は、その半数近くを旭ダイヤモンド工業株式会社から仕入れており、原材料仕入高に占める同社への依存度は当連結会計年度末において46.4%であります。これは旭ダイヤモンド工業株式会社の研究開発力、安定した品質、特殊現場への対応及び納期の遵守等の理由により、結果的に同社への依存度が高まったものであります。 同社との関係は良好で、今後も安定的な取引が継続できるものと考えておりますが、たとえ同社との取引が継続できなくなったとしても、他社からの原材料の確保は可能であります。しかしながら、同社との取引が何らかの事情で継続できなくなった場合、一時的な混乱が生じ、事業の効率的な運営に悪影響が生ずる可能性があります。 (4)法的規制について 当社グループが行っている切断・穿孔工事事業は、建設業法に基づく「とび・土工工事業」、「土木工事業」に属しており、「とび・土工工事業」、「土木工事業」は建設業法による規制を受けております。5百万円以上の工事を受注するにあたっては「とび・土工工事業」又は「土木工事業」の許可が必要であり、必要に応じて許可が取得できなかった場合、また更新時に更新できなかった場合には5百万円以上の工事は受注できないこととなります。 (許認可の状況) 許認可等の名称   会社名   許認可番号/有効期間   規制法令   法令違反の要件及び主な許認可取消事由 一般建設業(許可)とび・土工工事業   第一カッター興業㈱   (般-2)第5475号 2020年11月5日から2025年11月4日まで 以後5年ごとに更新   建設業法   不正な手段による許可の取得や役員等の欠格条項違反等に該当した場合は許可の取消(建設業法第29条) 不正入札等不誠実な行為があった場合は業務停止等の処分(同法第28条) ㈱ウォールカッティング工業   (般-2)第26082号 2020年10月14日から2025年10月13日まで 以後5年ごとに更新 ㈱新伸興業   (般-2)第11846号 2020年10月21日から2025年10月20日まで 以後5年ごとに更新 ㈱アシレ   (般-28)第24360号 2022年2月21日から2027年2月20日まで 以後5年ごとに更新 ㈱ユニペック   (般-29)第109529号 2021年12月20日から2026年12月19日まで 以後5年ごとに更新 特定建設業(許可)土木工事業   第一カッター興業㈱   (特-2)第5475号 2020年11月5日から2025年11月4日まで 以後5年ごとに更新 (5)事業上のリスクについて 当社グループの切断・穿孔工事事業の施工は、主に建築現場、土木工事現場において行われます。このような作業場は、高所からの落下、重機の転倒、構造物の倒壊等、事故の危険性が高いと考えられます。また、切断・穿孔工事事業で使用する機械はコンクリート等の切断、穿孔等を行う機械であり、使用方法を誤った場合や機械が故障した場合等には人身事故につながる可能性があります。 当社グループでは作業員に対して安全パトロールを実施し、現場での不安全行為・注意事項を徹底して指導しております。また、定期的に機械等のメンテナンスを行い、機械等の使用方法について作業員を教育しております。しかしながら、このような当社グループの予防策にもかかわらず、事故等が発生する可能性を完全に排除することは困難であります。万一の事態に備え、当社グループでは損害賠償保険にも加入しておりますが、当社グループに起因する事故等が発生した場合、顧客からの信頼が失われる等により業績に悪影響を与える可能性があります。 (6)協力業者について 建設工事は季節的な繁忙、閑散の差が大きいものであります。閑散期に損益が悪化するのを避けるため、当社グループでは協力業者(外注先)を積極的に活用し、効率的な事業運営を行うようにしており、事業運営における協力業者への依存度が高くなっております。 建設業界内には代替業者は多数存在しており、協力業者の確保に困難を生じている事実はありませんが、建設業界において慢性的な人材不足が懸念されるなかで、今後、必要に応じた外注業者の確保が出来なかった場合、機会損失が発生することにより、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、定期的に協力業者を集めての技術指導等、協力業者の施工レベルの維持、向上を図っておりますが、かかる当社グループの施策にもかかわらず、施工ミスや事故等が発生し、業績に悪影響を与える可能性については否定できません。 (7)人材の確保及び育成について 建設業界において慢性的な人材不足が懸念されるなか、当社グループを継続的に成長させるためには、技術者の確保や教育、技術の伝承は非常に重要な要素となっております。 当社グループは、積極的な採用活動を行うことにより、技術者を含め優秀な人材の確保に努めるとともに、社内研修制度の充実を図り、人材の育成に注力してまいります。しかしながら、人材の確保及び育成が計画どおりに行えなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,005字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1)経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、食料品や資源を中心とした物価高が個人消費や企業業績の下押し要因になっているものの、雇用・所得状況は改善されつつあり、全体としては緩やかな回復基調を辿りました。しかしながら、米国の関税政策による世界経済の減速リスクも高まっており、今後の国内景気の低迷が懸念されるなど、先行きは不透明な状況となっております。国内の建設投資につきましては、公共投資は堅調に推移し、民間設備投資にも持ち直しの動きがみられる一方で、建設資材の価格高騰や労務需給の逼迫による企業収益の悪化が懸念されており、依然として予断を許さない状況が続いております。 このような状況下で、当社グループは積極的な事業活動を展開してまいりましたが、当社グループの主要事業である切断・穿孔工事事業において完成工事高が減少し、さらに連結子会社1社が連結範囲から外れたため、当連結会計年度の当社グループ全体の売上高は20,228百万円(前年同期比3.3%減)となりました。また、利益面に関しましては、営業利益は1,647百万円(前年同期比32.9%減)、経常利益は1,791百万円(前年同期比36.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,327百万円(前年同期比32.7%減)となりました。 セグメント別の状況は、次のとおりであります。なお、売上高はセグメント間の売上高を含んでおります。 前連結会計年度において、当社の連結子会社であった株式会社ムーバブルトレードネットワークスの一部株式を譲渡したため連結の範囲から除外しております。これに伴い、当連結会計年度よりリユース・リサイクル事業を報告セグメントから除外しております。 (切断・穿孔工事事業) 切断・穿孔工事事業につきましては、高速道路リニューアル工事の受注が減少したことにより、完成工事高は19,614百万円(前年同期比2.1%減)となりました。また、完成工事高の減少及び原価経費の増加により、セグメント利益は2,763百万円(前年同期比25.3%減)となりました。 (ビルメンテナンス事業) ビルメンテナンス事業につきましては、首都圏を中心に大手デベロッパーの新規案件開拓に努めてまいりました。その結果、完成工事高は614百万円(前年同期比18.9%増)となりました。また、完成工事高の増加に伴い、セグメント利益は56百万円(前年同期比124.8%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における当社グループの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動で1,699百万円の増加、投資活動で2,437百万円の減少、財務活動で515百万円の減少となった結果、8,209百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動による資金の増加は1,699百万円(前年同期は2,173百万円の増加)となりました。主に、法人税等の支払額が846百万円あったものの、税金等調整前当期純利益が1,854百万円、減価償却費が778百万円あったこと等によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動による資金の減少は2,437百万円(前年同期は1,650百万円の減少)となりました。主に、有形固定資産の取得による支出が748百万円、定期預金の預入による支出が1,700百万円あったこと等によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動による資金の減少は515百万円(前年同期は481百万円の減少)となりました。主に、配当金の支払による支出が436百万円あったこと等によります。 (生産、受注及び販売の状況) (1)生産実績 当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 (2)受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 切断・穿孔工事事業   19,844,098   99.7   687,869   150.1 ビルメンテナンス事業   614,133   118.9   -   - 合計   20,458,232   100.2   687,869   150.1 (3)売上実績 当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(2024年7月1日から2025年6月30日まで) 金額(千円)   前年同期比(%) 切断・穿孔工事事業   19,614,445   97.9 ビルメンテナンス事業   614,133   118.9 合計   20,228,578   96.7 (注)1.当社グループの事業は主として請負形態を取っており、販売実績という定義は実態にそぐわないため、売上実績を記載しております。 2.前連結会計年度及び当連結会計年度ともに、売上実績に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 この連結財務諸表の作成にあたりまして、連結決算日における資産、負債及び損益に関して報告数値に影響を与える見積りを行っております。しかしながら、多様化する社会のニーズ、市況の変化等により見積り及び判断が実際の結果と異なる場合があります。 (2)財政状態 当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ389百万円増加し、22,247百万円となりました。 負債につきましては、未払法人税等が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ683百万円減少し、2,889百万円となりました。 また、純資産は前連結会計年度末に比べ1,072百万円増加し、19,358百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は86.4%となりました。 (3)経営成績 ①売上高 売上高につきましては、20,228百万円(前年同期比3.3%減)となりました。切断・穿孔工事事業において、高速道路リニューアル工事の受注が減少したことや連結子会社1社が連結範囲から外れたことが主な要因であります。 なお、売上高のセグメント別の実績につきましては、切断・穿孔工事事業が19,614百万円(前年同期比2.1%減)、ビルメンテナンス事業が614百万円(前年同期比18.9%増)であります。 ②営業利益 売上原価につきましては、主に切断・穿孔工事事業における原価経費の増加により14,398百万円(前年同期比0.9%増)となりました。 また、販売費及び一般管理費につきましては、4,182百万円(前年同期比0.2%減)となりました。主な内容は、従業員給料手当が1,785百万円、支払手数料が320百万円等であります。 この結果、営業利益は、1,647百万円(前年同期比32.9%減)となりました。 ③営業外損益及び経常利益 営業外損益は144百万円の利益(前年同期比61.3%減)となりました。主な内容は、持分法による投資利益90百万円、受取保険金21百万円等であります。 この結果、経常利益は1,791百万円(前年同期比36.7%減)となりました。 ④特別損益及び税金等調整前当期純利益 特別損益は、62百万円の利益(前年同期比28.1%増)となりました。主な内容は、投資有価証券売却益100百万円、減損損失30百万円、固定資産除却損21百万円等であります。 この結果、税金等調整前当期純利益は、1,854百万円(前年同期比35.6%減)となりました。 ⑤親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,327百万円(前年同期比32.7%減)となりました。また、1株当たり当期純利益は117円71銭となりました。 (4)経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」の項をご参照下さい。 (5)キャッシュ・フローの状況 「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」の項をご参照下さい。 (6)資本の財源及び資金の流動性について 当社グループは、運転資金や設備投資に必要となる資金を、主に自己資金により調達することを基本方針としております。また、将来の経営環境への対応や業務拡大に備えるため、必要な資金を内部留保しております。 当社グループの資金需要のうち主なものは、切断・穿孔工事事業に必要な運転資金であり、材料の購入費、従業員への人件費及び協力業者への外注費の支払いに係るものです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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