概要
イチケンは、東京都港区に本社を置く中規模総合建設会社(ゼネコン)で、東京証券取引所プライム市場に上場する。1930年に第一相互住宅として創業し、商業施設の建築・リニューアル工事を中核事業とする。2026年3月期の連結売上高は1061億円、営業利益90億円を達成し、従業員は連結ベースで約800名規模である。
二つの事業セグメント:建設と不動産
当社グループは建設事業と不動産事業の二つのセグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高1061億円のうち、建設事業が1058億円(99.7%)を占め、不動産事業は2.8億円である。建設事業では建築工事と土木工事を行い、商業施設の新築・リニューアルを得意とする。不動産事業は主に賃貸及び売却による収益で、安定したキャッシュフローを生む。建設事業のセグメント利益率は10.7%と高く、不動産事業の利益率は35.5%と高いが規模は小さい。
収益の大半を占める建設事業
建設事業の2026年3月期の完成工事高は1058億円で、前期比7.3%増加した。セグメント利益は113億円と29.9%増益。期末の繰越工事高は1038億円と、翌期以降の受注残も厚い。当期受注工事高は1192億円で、前期の1036億円から15%増加。特に建築工事の受注が好調で1166億円に達する。商業施設向け建築工事が受注の中心であり、店舗や宿泊施設の新築・内装・リニューアル工事を手掛ける。土木工事は規模は小さいが、継続的に受注している。
地域別の事業展開
本社は東京都港区に置くが、創業は神戸であり、関西地区にも拠点を持つ。現在は東京支店、関西支店、九州支店、札幌支店の4支店体制で全国展開する。2015年にはベトナムのハノイに事務所を開設し、現地法人ICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTION CO., LTD.を設立。海外事業を戦略事業の一つと位置づけ、将来的な拡大を計画する。従業員数は単体で722名、連結で約800名。首都圏の建設需要を中心に受注を獲得している。
グループの構成と関連会社
連結子会社は片岡工業株式会社1社で、建設工事の一部を担う。片岡工業は埼玉県に所在し、主に内装仕上工事を行う。非連結子会社としてICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTIONがあり、持分法非適用関連会社としてPFI成田スマートウェルネス株式会社がある。また、パチンコチェーン大手のマルハンがその他の関係会社に該当する。これらの企業との連携により、グループ全体の事業基盤を強化する。2015年に設立したベトナム法人は現地での建設工事を手掛け、今後の成長が期待される。
業界の中での役割は建設・不動産事業を営む総合建設会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 建設事業 | 1,059億円 | 99.7% | 113億円 | 10.7% |
| 不動産事業 | 3億円 | 0.3% | 1億円 | 33.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建設事業主力
総合建設業として、建築・土木・舗装・内装仕上げ等の工事を手掛ける。当社と連結子会社で施工し、公共・民間を問わず多様な建設ニーズに対応する。
- 建築工事
- 建物の新築・改修工事。住宅から大型施設まで幅広く対応。
- 土木工事
- 道路、河川、造成などのインフラ整備。
- 舗装工事
- 道路舗装や床仕上げなど、アスファルト・コンクリート舗装。
- 内装仕上工事
- 建物内部の仕上げ工事。壁、床、天井などの仕上げ。
02不動産事業準主力
不動産の売買・賃貸等の事業。建設事業で培った地域での信頼を活かし、不動産の有効活用を提案する。
製品と技術
商業施設建築に特化した施工力
同社の核心は商業施設の建築である。店舗、宿泊施設、オフィスビルなどの新築工事に加え、内装・リニューアル工事を手掛ける。企画・提案力に優れ、顧客のニーズに応じた空間づくりを提供。2026年3月期の建築工事受注高は1166億円と好調で、売上高の大半を商業施設関連が占める。商業空間事業を通じた社会貢献を経営理念に掲げ、品質向上と安全徹底を追求する。
不動産事業の循環投資モデル
不動産事業では、保有物件の賃貸収入に加え、タイミングを見計らった売却により利益を獲得する。収益を再投資して物件を取得・開発する循環投資を継続。2026年3月期の不動産事業売上高は2.8億円と小規模だが、セグメント利益率は35.5%と高い。長期経営計画では不動産事業への投資を継続し、建設事業の補完と位置づける。保有不動産のバリューアップにも取り組む。
海外事業(ベトナム)の現地化戦略
2015年に設立したICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTION CO., LTD.を通じて、ベトナムでの建設工事を展開する。ハノイ事務所を拠点に、現地の日本人需要や日系企業の工場建設等に対応。現地法人は非連結子会社であるが、今後の成長投資対象として位置づけられる。長期計画では、M&A等を利用したベトナム現地法人との提携強化や、外国籍人材の採用を計画している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
建設業で中規模、収益拡大中だが課題も
当社は建設業に属し、売上高は約1000億円と中規模。営業利益率は直近期で約6.9%から8.5%へ向上と好調。同業のショーボンドHDやミライト・ワンは同等かそれ以上の規模と収益性を持ち、競争は激しい。当社は売上・利益とも成長傾向にあり、業界内での地位向上が期待される。ただし、人手不足や資材高騰といった業界共通の課題に加え、競合との差別化が不十分な点がリスク。海外展開など新たな成長戦略が求められる。
強み
- 営業利益率が6.9%→8.5%へ改善し、収益力が増強。
- 売上高が964億→990億→1062億円と堅調に増加。
- 売上1000億円規模で業界内で一定の地位を確保。
- 収益改善に伴い、財務体質も強化されている可能性。
課題
- ショーボンドHDなど大手と比べ、ブランド力や技術力で劣る。
- 人手不足と資材高騰が長期的な収益圧迫リスク。
- 特別な強みが不明で、価格競争に巻き込まれる可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字がイチケン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 341Aトヨコー | 284億円 | 54.2倍 |
| 2 | 1429日本アクア | 276億円 | 13.3倍 |
| 3 | 1828田辺工業 | 264億円 | 7.5倍 |
| 4 | 1960サンテック | 264億円 | 9.2倍 |
| 5 | 1972三晃金属工業 | 263億円 | 9.7倍 |
| 6 | 1847イチケン | 249億円 | 7.8倍 |
| 7 | 1914日本基礎技術 | 243億円 | 9.2倍 |
| 8 | 1770藤田エンジニアリング | 215億円 | 10.5倍 |
| 9 | 1867植木組 | 185億円 | 7.3倍 |
| 10 | 5078セレコーポレーション | 167億円 | 14.1倍 |
| 11 | 1716第一カッター興業 | 165億円 | 9.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
第一相互住宅の創業と戦時下の改称
1930年6月、第一相互住宅株式会社として設立される。1943年6月、第一建築株式会社に改称。創業期から建築事業に特化していたことがうかがえる。1949年11月には建設業法による建設大臣登録を受け、公共工事への参入基盤を整えた。1956年12月、第一建設工業株式会社に商号変更し、本格的に建設業を展開する。
戦後復興と証券取引所上場
1963年4月に東京支店を開設し、首都圏進出を開始。同年6月、東京証券取引所及び大阪証券取引所の市場第二部に株式を上場する。この時期、建設需要の高まりを背景に事業を拡大。1974年には建設業法改正により大臣許可(特-49)を取得し、以後5年ごとに更新している。
商号変更と本社移転、多角化の試み
1985年12月、竜野開発株式会社と合併し、竜野開発事業所(赤とんぼ広場ショッピングセンター)を開設。小売事業に進出するが、2023年1月に閉鎖された。1989年10月、商号を株式会社イチケンに変更し、本店を神戸市中央区に移転。同時に大阪営業所を開設。東京証券取引所第一部への指定替えを1990年に果たす。
東京本社への完全移転と一部指定
1990年9月、東京・大阪証券取引所市場第一部に指定替え。1996年4月、本社事務所を東京都港区に移転。2000年2月、本社を東京都台東区に移転。2008年7月、本店所在地を東京都台東区に変更。同年11月、大阪証券取引所第一部上場を廃止し、東京単独上場となる。首都圏での事業基盤を固める。
海外展開と本社の現在地への移転
2008年に本店を台東区に変更した後、2015年7月に本社を東京都港区に再移転し、現在の所在地となる。同時にベトナム・ハノイに事務所を開設し、現地法人ICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTION CO., LTD.を設立。海外事業への本格参入を開始。また、東京証券取引所の市場区分見直しにより、プライム市場へ移行した(※沿革上の注記)。
長期経営計画と成長戦略
2026年度から2035年度を対象とする長期経営計画「ビジョン2035」を策定。経営目標として売上高1500億円、営業利益率7%以上、ROE10%以上を掲げる。2026-2028年度の中期経営計画では売上高1100億円、営業利益率7%以上を目標とし、成長投資(M&A、不動産開発、DX等)に総額100億円を計画する。安定成長と社会貢献を両立する企業像を目指す。
年表19件を開く
1930年代
- 1930年6月創業第一相互住宅株式会社を設立。
1940年代
- 1943年6月第一建築株式会社に改称。
- 1949年11月建設業法による建設大臣登録[イ]第3348号の登録。
1950年代
- 1956年12月第一建設工業株式会社に改称。
1960年代
- 1963年4月東京支店開設。
- 1963年6月上場当社株式を東京・大阪証券取引所、市場第二部に上場。
1970年代
- 1974年4月建設業法の改正により、建設大臣許可(現 国土交通大臣許可)[特-49]第3844号を受ける。(以後5年ごとに更新)
1980年代
- 1981年5月宅地建物取引業法による建設大臣免許(現 国土交通大臣免許)[1]第2936号を受ける。(以後5年ごとに更新)
- 1982年1月福岡営業所開設。(現 九州支店)
- 1985年12月M&A竜野開発株式会社と合併し竜野開発事業所(赤とんぼ広場ショッピングセンター)を開設。(2023年1月閉鎖)
- 1988年10月本社事務所を神戸市中央区に移転。札幌営業所開設。(現 札幌支店)
- 1989年10月商号変更株式会社イチケンに商号変更及び本店の所在の場所を神戸市中央区に変更。
- 1989年10月大阪営業所開設。(現 関西支店)
1990年代
- 1990年9月上場当社株式を東京・大阪証券取引所、市場第一部に上場。
- 1996年4月本社事務所を東京都港区に移転。
2000年代
- 2000年2月本社事務所を東京都台東区に移転。
- 2008年7月商号変更本店の所在の場所を東京都台東区に変更。
- 2008年11月上場大阪証券取引所市場第一部、上場廃止。
2010年代
- 2015年7月創業本社事務所を東京都港区に移転し、本店の所在の場所を東京都港区に変更。(現 東京本社)ハノイ事務所開設。 ICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTION CO., LTD.をベトナムに設立。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。(注)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で722人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は858万円で、9期前と比べて+20.3%。平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は16.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 605 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 615 | — |
| 2019年3月 | 713 | 42.8 | 15.9 | 624 | — |
| 2020年3月 | 701 | 42.9 | 16.1 | 631 | — |
| 2021年3月 | 717 | 43.6 | 16.3 | 640 | — |
| 2022年3月 | 739 | 43.7 | 16.6 | 645 | — |
| 2023年3月 | 767 | 43.7 | 17.1 | 644 | — |
| 2024年3月 | 795 | 43.8 | 16.7 | 652 | — |
| 2025年3月 | 805 | 44.1 | 16.8 | 687 | 990 |
| 2026年3月 | 858 | 43.6 | 16.2 | 722 | 1,247 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内片岡工業㈱千葉県長生郡 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱マルハン京都市上京区 · その他の関係会社議決権40.2%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,062億円、営業利益は90億円。前期と比べると増収増益で、売上が+7.3%、利益が+32.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,100億円 | 1,062億円 |
| 営業利益 | 110億円 | 90億円 |
| 純利益 | 73億円 | 64億円 |
| 1株あたり配当 | ¥180 | ¥180 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は243億円、営業利益は29億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.2%、営業利益は+383.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 221 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 231 | 6 | 2.6 | 5 |
| 2024年2Q | 264 | 13 | 4.9 | 9 |
| 2024年3Q | 230 | 12 | 5.2 | 8 |
| 2024年4Q | 239 | — | — | 7 |
| 2025年2Q | 516 | 30 | 5.8 | 20 |
| 2025年4Q | 474 | 38 | 8.0 | 27 |
| 2026年2Q | 492 | 37 | 7.5 | 25 |
| 2026年4Q | 570 | 53 | 9.3 | 39 |
| 2027年1Q | 243 | 29 | 11.9 | 20 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は576億円から1,062億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.5%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 576 | — | 11 | — | 3 |
| 2014年3月 | 624 | — | 13 | — | 7 |
| 本社事務所を東京都港区に移転し、本店の所在の場所を東京都港区に変更。(現 東京本社)ハノイ事務所開設。 ICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTION CO., LTD.をベトナムに設立。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。(注) | |||||
| 2015年3月 | 677 | — | 23 | — | 10 |
| 2016年3月 | 718 | — | 38 | — | 23 |
| 2017年3月 | 815 | — | 43 | — | 30 |
| 2018年3月 | 820 | — | 50 | — | 36 |
| 2019年3月 | 938 | — | 46 | — | 32 |
| 2020年3月 | 865 | — | 42 | — | 29 |
| 2021年3月 | 886 | — | 47 | — | 32 |
| 2022年3月 | 838 | — | 46 | — | 30 |
| 2023年3月 | 881 | — | 26 | — | 17 |
| 2024年3月 | 964 | — | 40 | — | 29 |
| 2025年3月 | 990 | 68 | 68 | 6.9 | 47 |
| 2026年3月 | 1,062 | 90 | 90 | 8.5 | 64 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,062億円のうち、営業利益として残るのは90億円で8.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は64億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.7%931億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金3.9%41億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.5%90億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−32億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−35億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は147億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −9 | 4 | −2 | −5 | 90 |
| 2014年3月 | −18 | 0 | −2 | −18 | 69 |
| 2015年3月 | 8 | −1 | −2 | 7 | 74 |
| 2016年3月 | 7 | 1 | −3 | 8 | 78 |
| 2017年3月 | 17 | −1 | −3 | 16 | 91 |
| 2018年3月 | 123 | 6 | −3 | 129 | 216 |
| 2019年3月 | −81 | −12 | −6 | −93 | 118 |
| 2020年3月 | 36 | −54 | 22 | −18 | 122 |
| 2021年3月 | 5 | −1 | −8 | 4 | 118 |
| 2022年3月 | 8 | −1 | −8 | 7 | 117 |
| 2023年3月 | 13 | −1 | −12 | 12 | 117 |
| 2024年3月 | 19 | 4 | −9 | 23 | 130 |
| 2025年3月 | 81 | −14 | 1 | 67 | 199 |
| 2026年3月 | −32 | −3 | −17 | −35 | 147 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は744億円。このうち返さなくてよい自己資本が400億円で、自己資本比率は53.7%(業種中央値55.5%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 312 | 76 | 236 | 24.2 |
| 2014年3月 | 308 | 82 | 226 | 26.5 |
| 2015年3月 | 362 | 91 | 271 | 25.2 |
| 2016年3月 | 387 | 111 | 276 | 28.5 |
| 2017年3月 | 492 | 139 | 353 | 28.1 |
| 2018年3月 | 546 | 173 | 373 | 31.5 |
| 2019年3月 | 587 | 198 | 389 | 33.7 |
| 2020年3月 | 527 | 219 | 308 | 41.5 |
| 2021年3月 | 540 | 246 | 294 | 45.5 |
| 2022年3月 | 576 | 268 | 308 | 46.5 |
| 2023年3月 | 557 | 275 | 282 | 49.4 |
| 2024年3月 | 639 | 301 | 338 | 47.0 |
| 2025年3月 | 676 | 341 | 335 | 50.4 |
| 2026年3月 | 744 | 400 | 344 | 53.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで140社中17位あたり、逆に低いのは自己資本比率で140社中75位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,425で、1年前と比べて+100.0%。過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.8倍 |
| PER (会社予想) | 6.8倍 |
| PBR | 1.21倍 |
| 配当利回り | 5.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月下旬まで2600-2760円のレンジで推移していたが、8月7日に3260円へ急伸し、8月10日には3395円まで上昇した。1ヶ月で28%上昇、年初来では107.8%の大幅高となっている。25日線は2747円で株価は大きく上回り、75日線(2662円)、200日線(2523円)も全て上回る。RSIは83.6と過熱圏にあり、短期的な反落リスクがある。52週高値3560円に近く、8月10日の出来高は282,500株と急増しており、需給が逼迫している。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが7.69倍と業界平均の14.04倍を大きく下回り、予想PERも6.8倍と低水準。PBRは1.2倍で平均1.51倍を下回る一方、ROEは17.3%と高く効率的な資本活用が示唆される。配当利回りは5.3%と平均3.48%を上回り、株主還元も厚い。過去3期で売上・利益が成長しており、2026/3期も増益見込み。割安ながら配当性向は26.8%と低く、今後の増配余地は限定的かもしれない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.8倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 6.8倍 | — |
| PBR | 1.21倍 | 1.55倍 |
| ROE | 17.3% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
建設需要は堅調だが、競争激化やコスト上昇が課題。強気派は、首都圏の再開発やマンション需要の高まりで受注が増加し、収益性が向上するとみる。一方、弱気派は、建設資材や労務費の高騰が利益を圧迫する懸念や、競争激化による受注単価の低下を指摘する。また、近年の株価上昇(1年で107%増)が評価されすぎの可能性もある。
- 旺盛な建設需要
首都圏の再開発やインフラ更新で受注は堅調。
- 収益性の改善
営業利益率が6.87%と改善傾向にあり、過去最高益を更新。
- 高い資本効率
ROE17.3%と高く、PBR1.2倍で成長が期待される。
- 営業利益68→90億円、利益率8.5%に改善決算発表後影響中
営業利益68億円→90億円、営業利益率8.47%に改善。
- 純利益が64億円と増益基調、EPS拡大決算発表後影響中
純利益47億円→64億円、PER7.7倍と割安。
- 予想PER6.8倍で業績拡大が織り込まれず継続影響弱
現在PER7.69倍に対し予想PER6.8倍、増益期待が残る。
- 配当利回り5.3%と高い水準が魅力通年影響弱
配当利回り5.3%、PBR1.2倍。株主還元が買い材料。
- コスト上昇リスク
資材価格や人件費の高騰が利益を圧縮する可能性。
- 競争激化
同業他社との価格競争で受注単価が下落する懸念。
- 株価の過熱感
1年で株価が倍増しており、割高感がある。
- 1年間で株価が108%上昇、短期的な過熱継続影響弱
株価上昇率+107.8%と急ピッチ、調整リスクがある。
- 売上高成長率は7%台、利益成長は価格転嫁次第決算発表後影響中
売上高+7.3%に対し営業利益+32%、価格転嫁に依存。
- 2024年3月期は純利益29億円と低調決算発表後影響弱
直近3年前は純利益29億円、収益変動が大きい。
- 建設資材高で採算が悪化する懸念継続影響中
資材費上昇が営業利益90億円を下押しするリスク。
- 受注高
- 将来の売上高の先行指標となるため。
- 営業利益率
- コスト管理と価格転嫁の状況を測るため。
- 受注残高
- 建設需要の持続性を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり180円で、前期から+64.3%。いまの株価に対する利回りは5.26%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 23 | — | 10.7 |
| 2018年3月 | 40 | 77.8 | 16.3 |
| 2019年3月 | 40 | 0.0 | 18.4 |
| 2020年3月 | 45 | 12.5 | 22.4 |
| 2021年3月 | 45 | 0.0 | 20.6 |
| 2022年3月 | 50 | 11.1 | 24.3 |
| 2023年3月 | 50 | 0.0 | 42.5 |
| 2024年3月 | 55 | 10.0 | 27.2 |
| 2025年3月 | 70 | 27.3 | 21.7 |
| 2026年3月 | 115 | 64.3 | 26.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥180
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ5,132人。区分でいちばん多いのは事業法人で42.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.6%を占め、残る54.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 35.4 | 36.6 | 35.4 | 36.2 | 37.0 | 42.6 |
| 個人・その他 | 33.5 | 35.1 | 42.6 | 40.5 | 43.9 | 40.1 |
| 外国法人 | 6.5 | 7.7 | 8.0 | 11.3 | 12.8 | 10.1 |
| 証券会社 | 3.3 | 2.0 | 2.1 | 3.5 | 2.7 | 4.0 |
| 金融機関 | 21.3 | 18.4 | 11.7 | 8.2 | 3.4 | 2.9 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社マルハン | 39.86 |
| 02 | 一栄会持株会 | 3.62 |
| 03 | MURAKAMI TAKATERU(常任代理人 三田証券株式会社) | 3.27 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.19 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 1.60 |
| 06 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS-DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 1.23 |
| 07 | 竹内 理人 | 1.11 |
| 08 | 宇藤 秀樹 | 1.00 |
| 09 | 山本 雅史 | 0.82 |
| 10 | BNP Paribas Financial Markets COO Charles Monnot(常任代理人 BNPパリバ証券株式会社) | 0.79 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+5762%、1株純資産は14期で+1211%。直近期のROEは17.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 8 | 210 | 3.6 | 23.0 | 66.4 |
| 2014年3月 | 103 | 1,135 | 9.4 | 8.2 | 24.3 |
| 2015年3月 | 145 | 1,266 | 12.1 | 10.8 | 24.1 |
| 2016年3月 | 320 | 1,522 | 23.0 | 5.0 | 12.5 |
| 2017年3月 | 421 | 1,909 | 24.5 | 5.2 | 10.7 |
| 2018年3月 | 491 | 2,378 | 22.9 | 4.9 | 16.3 |
| 2019年3月 | 436 | 2,727 | 17.1 | 4.3 | 18.4 |
| 2020年3月 | 402 | 3,012 | 14.0 | 3.0 | 22.4 |
| 2021年3月 | 436 | 3,390 | 13.6 | 4.7 | 20.6 |
| 2022年3月 | 206 | 1,845 | 11.6 | 4.5 | 24.3 |
| 2023年3月 | 118 | 1,895 | 6.3 | 7.6 | 42.5 |
| 2024年3月 | 202 | 2,070 | 10.2 | 6.2 | 27.2 |
| 2025年3月 | 322 | 2,345 | 13.7 | 4.3 | 21.7 |
| 2026年3月 | 441 | 2,755 | 17.3 | 5.7 | 26.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額242百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 長谷川博之 | 取締役会長 | 66 |
| 政清弘晃 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 62 |
| 磯野慶治 | 取締役 常務執行役員(事業本部長) | 65 |
| 小谷実弦 | 取締役 常務執行役員(経営戦略本部長) | 62 |
| 武内秀明 | 取締役 | 67 |
| 伊知地俊人 | 取締役 | 63 |
| 久保田裕丈 | 取締役 | 55 |
| 湯浅史朗 | 取締役(常勤監査等委員) | 64 |
| 初瀬貴 | 取締役(監査等委員) | 49 |
| 井上明子 | 取締役(監査等委員) | 50 |
| 城戸澄仁 | 取締役(監査等委員) | 51 |
| 吉田光夫 | 取締役 | 61 |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 太田代光英 | 取締役 | 63 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 137 | 47 | 185 | 46 |
| 社外取締役 | 5 | 38 | — | 38 | 8 |
| 取締役(社内) | 1 | 19 | — | 19 | 19 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容440字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,735字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,110字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,621字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第100期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第99期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第99期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第98期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第98期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第98期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第98期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第97期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第97期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第97期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第97期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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