本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

植木組

UEKI CORPORATION1867 · Standard · 建設業

北陸地方を基盤に、建設事業と不動産事業を中核とし、建材製造や介護、ゴルフ場運営まで手がける総合建設グループ。

概要

新潟県柏崎市に本社を置く植木組は、1948年7月設立の建設企業である。1973年に新潟証券取引所、1982年に東京証券取引所市場第二部に上場。2026年3月期の連結売上高は633億円、従業員数は1,005人。建設事業を中核に、不動産事業、建材製造販売事業、介護福祉事業などをグループ13社で展開する。

建設事業が売上高の9割を占める

連結子会社13社のうち、北陸施設工業など6社が建設工事の受注・施工を担う。2026年3月期の建設事業売上高は570億49百万円で、連結売上高の90%を占めた。建築部門を中心に前期繰越の大型工事が順調に進捗し、前年比28.4%増となった。セグメント利益は32億57百万円で、適正な人員配置やICT技術の活用により生産性を高めた結果、同44.4%増の増益を達成した。建設事業がグループ全体の収益を牽引している。

新潟県に根ざした地域密着型の経営

本社所在地は新潟県柏崎市で、創業以来この地を拠点に事業を展開してきた。1951年に新潟県知事登録(イ)第2号を取得し、地域の公共工事を中心に受注してきた。1973年に新潟証券取引所に上場したことからも、地域との結びつきの強さがうかがえる。グループ全体でも新潟県内に多くの子会社を置き、地元雇用の受け皿としての役割を果たしている。

グループ13社による多角化と連携

植木組は建設・不動産を柱としつつ、子会社を通じて事業を多角化している。植木不動産は不動産の売買・賃貸・開発を、植木機工は建設資材の賃貸を、ユニテックはソフトウェア開発・販売を、はまなす保険企画は損害保険代理を、さくら介護サービスは有料老人ホーム運営を、高浜観光開発はゴルフ場運営をそれぞれ手掛ける。これらの事業は互いに連携し、グループ全体で地域社会の多様なニーズに応えている。

堅調な収益基盤と財務体質

2026年3月期の連結業績は、売上高632億90百万円、営業利益37億21百万円、親会社株主に帰属する当期純利益24億7百万円。売上高は前年比24.8%増、営業利益は30.4%増と大幅な増収増益を記録した。総資産563億円に対し純資産318億円で自己資本比率は約56%。ROEは7.9%と一定の収益性を示している。第15次中期経営計画では2027年3月期に売上高650億円、営業利益32.5億円を目標に掲げる。

業界の中での役割は総合建設業(ゼネコン)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
633億円
営業利益
37億円
営業利益率
5.8%
純利益
24億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設(民間・公共)主力

建設工事の受注・施工を当社および子会社が行う。道路、橋梁、建築などの土木・建築工事を幅広く手がけ、地域インフラ整備に貢献する。

主な製品・サービス1
建設工事
土木・建築工事の受注・施工。

02不動産準主力

不動産の売買、賃貸、開発を手がける。宅地開発なども行い、建設事業と連携する。

03建材製造販売副次

建設資材の製造販売を自社で行い、自社工事や子会社に供給する。

主な製品・サービス1
建材
コンクリート製品など建設資材の製造販売。

04その他事業その他

ソフトウェア開発、損害保険代理、有料老人ホーム運営、ゴルフ場運営など多角的事業を展開する。

製品と技術

土木・建築工事の総合請負

建設事業の中心は土木工事と建築工事の請負である。2026年3月期の単独完成工事高は約412億円で、内訳は土木工事が261億円、建築工事が151億円。公共工事を主な対象とし、道路、橋梁、河川改修、学校、庁舎などの社会インフラ整備を手掛ける。総合評価方式に対応するため技術資格取得を奨励し、i-Construction等の情報化技術を活用した施工効率の向上に取り組んでいる。

自社建材の製造とグループ内販売

建材製造販売事業では、建設資材の製造を行い、自社工事で使用するほかグループ会社へ販売している。2026年3月期の売上高は6億81百万円、セグメント利益は1億20百万円。建設資材価格の高騰に対し適切な価格転嫁を実施し、前年比で利益率を改善した。具体的な製品名は開示されていないが、生コンクリートやアスファルト合材などの基礎資材が中心とみられる。

ソフトウェア・介護・ゴルフ場の非建設事業

その他事業として、子会社ユニテックがソフトウェアの開発・販売、はまなす保険企画が損害保険代理、さくら介護サービスが有料老人ホーム運営、高浜観光開発がゴルフ場運営を展開している。2026年3月期のその他セグメント売上高は31億32百万円。これらの事業は建設需要の変動に左右されにくく、グループの収益安定化に寄与している。特に介護事業は少子高齢化に伴う需要増が見込まれる分野である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

総合建設で中堅、受注回復途上

建設業の中堅総合ゼネコン。売上高は2025/3期507億円から2026/3期633億円へ回復予想。営業利益率5.7-5.8%と業界大手には劣るが、同規模のエムビーエスやウエストHDよりも高い。ショーボンドHDやミライト・ワンが専門工事に強みを持つ一方、植木組は土木・建築のバランス型で公共工事比率が高い。

強み

  • 土木・建築両部門を持ち、多様な工事に対応可能な総合力。
  • 地元自治体との強固な関係で、公共工事の安定受注が強み。
  • 自己資本比率40%超、有利子負債少なく財務安定。
  • 2026期は売上高25%増予想で、業績回復基調が明確。

課題

  • 営業利益率5%台と低く、コスト管理強化が必要。
  • 建設業界全体の人手不足で、技術者確保と生産性向上が課題。
  • 特定地域への依存度が高く、地域経済減速が業績に直接影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が植木組

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11960サンテック264億円9.2倍
21972三晃金属工業263億円9.7倍
31847イチケン249億円7.8倍
41914日本基礎技術243億円9.2倍
51770藤田エンジニアリング215億円10.5倍
61867植木組185億円7.3倍
75078セレコーポレーション167億円14.1倍
81716第一カッター興業165億円9.6倍
91431Lib Work157億円146.5倍
101787ナカボーテック151億円12.0倍
111826佐田建設147億円13.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

1948年設立から建設業許可取得まで

1948年7月に株式会社植木組を設立。戦後の復興期にあたり、1951年9月には建設業法により新潟県知事登録(イ)第2号を取得した。さらに1957年4月には建設大臣登録(ニ)第5494号を取得し、公共工事の受注が可能な体制を整えた。この時期に地元での事業基盤を固め、後の成長の土台を築いた。

新潟証券取引所上場と東京市場第一部指定

1973年9月に新潟証券取引所に株式を上場。その後1982年7月には東京証券取引所市場第二部に上場し、2年後の1984年6月には市場第一部に指定された。この間、建設業法改正に伴う許可更新や宅地建物取引業免許の取得を進め、コンプライアンス体制を強化した。上場による資金調達能力の向上が事業拡大を支えた。

子会社設立による多角化の推進(1977~1999年)

1977年7月に北陸施設工業を設立し建設事業の裾野を広げた。1979年6月には植木不動産を設立し不動産事業に本格参入。1985年7月にユニテック(ソフトウェア開発)、1986年1月にアスカを設立。1991年4月設立のエコー・ユーは1999年に植木機工と社名変更し、建設資材賃貸事業を担う。1997年にははまなす保険企画を設立し、保険代理業にも進出した。

介護・ゴルフ・電気工事への進出(2003~2010年)

2003年9月にさくら介護サービスを設立し、有料老人ホーム運営による介護福祉事業を開始。2005年6月には高浜観光開発を子会社化し、ゴルフ場運営事業に参入した。2010年7月には村田電気商会を株式取得により子会社化し、電気工事分野をグループに加えた。M&Aと新規設立を組み合わせて、非建設分野への事業領域を拡大した。

市場区分変更とM&Aによる成長(2022年以降)

2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。同月にはワールドスイコーを子会社化した。2024年3月には有限会社佐藤建設を株式取得により子会社化し、同年5月に株式会社佐藤建設へ組織変更。2025年4月からは第15次中期経営計画(2025~2027年度)を開始し、長期ビジョン「UEKI VISION 150」の下、営業力・技術力・人財力の強化を掲げている。

年表26件を開く

1940年代

  • 1948年7月創業株式会社植木組を設立

1950年代

  • 1951年9月建設業法により新潟県知事登録(イ)第2号の登録を完了
  • 1957年4月建設業法により建設大臣登録(ニ)第5494号の登録を完了

1970年代

  • 1972年1月宅地建物取引業法による新潟県知事免許(1)第1010号を取得
  • 1973年9月上場当社株式を新潟証券取引所に上場
  • 1974年1月建設業法改正により、建設大臣許可(特-48)第2805号、建設大臣許可(般-48)第2805号の許可を受けました。(以後3年ごとに更新、なお、1995年1月より5年ごとに更新)
  • 1977年7月北陸施設工業株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1979年4月宅地建物取引業法により、建設大臣免許(1)第2677号の許可を受けました。(以後3年ごとに更新)
  • 1979年6月植木不動産株式会社を設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1982年7月上場当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1984年6月当社株式を東京証券取引所市場第一部に指定
  • 1985年7月株式会社ユニテックを設立(現・連結子会社)
  • 1986年1月株式会社アスカを設立(現・連結子会社)
  • 1988年1月創業株式会社ホームテリアユーを設立(2016年6月植木不動産株式会社に吸収合併のため解散)

1990年代

  • 1991年4月創業株式会社エコー・ユーを設立
  • 1996年4月創業株式会社植木環境緑化を設立(2007年4月株式会社植木機工に吸収合併のため解散)
  • 1997年9月株式会社はまなす保険企画を設立(現・連結子会社)
  • 1999年4月株式会社エコー・ユーの社名を株式会社植木機工としました。(現・連結子会社)

2000年代

  • 2003年9月株式会社さくら介護サービスを設立(現・連結子会社)
  • 2004年1月創業株式会社リスペクトを設立(2006年6月清算結了)
  • 2005年6月M&A高浜観光開発株式会社を第三者割当増資引受により子会社化(現・連結子会社)

2010年代

  • 2010年7月M&A株式会社村田電気商会を株式取得により子会社化(現・連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2022年4月M&A株式会社ワールドスイコーを株式取得により子会社化(現・連結子会社)
  • 2024年3月M&A有限会社佐藤建設を株式取得により子会社化(現・連結子会社)
  • 2024年5月有限会社佐藤建設を株式会社佐藤建設に組織変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで65,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで3,250百万円
  • 自己資本利益率(ROE)2027年3月期まで7.0%以上
  • 配当性向2027年3月期まで33.6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    営業力・技術力・人財力の強化

    第15次中期経営計画(2025-2027年度)において長期ビジョン「UEKI VISION 150」の3つの挑戦を継続するため、営業力・技術力・人財力の強化を重点テーマに掲げ、建設新技術の研究開発とDX推進、働きがいのある職場環境づくりに取り組む。

  2. 02

    事業エリア・領域の積極開拓

    市場動向に応じ、地方圏では街づくりのリーダーとして課題解決・活性化を促進し、エネルギー・エンジニアリング分野などへ事業を展開。効率的な連携と顧客満足度の高いサービスを提供する。

  3. 03

    人材交流・育成と生産性改善

    建設技術者・技能労働者の不足・高齢化に対応するため、グループ全体で人材交流や育成を中長期的に図り、1人当たり生産性を改善。省人・省力化を毎年目標に掲げ、社員の能力・パフォーマンス向上に取り組む。

  4. 04

    現場力・技術力の強化

    公共工事の総合評価方式に対応するため、技術資格取得の奨励と教育指導による個々の技術力向上、i-construction等の情報化技術や新技術の導入により提案力と建設技術力を強化する。

  5. 05

    組織営業力の向上

    社会・経済の動向に即した顧客対応の向上を重視し、営業・設計・施工部門が一体となった受注活動を展開することで、組織営業力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,005人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は704万円で、9期前と比べて+10.0%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は18.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月927
2018年3月949
2019年3月64046.520.9950
2020年3月62146.120.3971
2021年3月66845.519.7973
2022年3月66544.718.9982
2023年3月60944.518.6998
2024年3月63744.718.71,015
2025年3月68444.718.7993292
2026年3月70444.418.61,005368

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率107.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・柏崎支店(新潟県柏崎市) — 注3、45,878百万円
新潟県柏崎市3,682百万円
不動産事業
東京本店(東京都千代田区) — 注3、41,045百万円
新潟支店(新潟市中央区) — 注4726百万円
新潟本店・長岡営業所(新潟県長岡市) — 注3、4517百万円
上越営業所(新潟県上越市) — 注4481百万円
同上434百万円
その他
同上90百万円
建設事業
金沢営業所(石川県金沢市) — 注3、489百万円
長野営業所(長野県長野市) — 注3、482百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    北陸施設工業株式会社
    新潟県長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    植木不動産株式会社
    新潟県柏崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ユニテック
    同上 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アスカ
    同上 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社植木機工
    同上 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社はまなす保険企画
    同上 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社さくら介護サービス
    同上 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    高浜観光開発株式会社
    同上 · 連結子会社
    議決権49.7%
  • 国内
    株式会社村田電気商会
    同上 · 連結子会社
    議決権82.8%
  • 国内
    株式会社ワールドスイコー
    新潟県長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社佐藤建設
    同上 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    巡視船ひだ左舷錨回収及び運搬作業
    海上保安庁 · 2021-07-12
    270万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は633億円営業利益37億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.9%、利益が+27.6%。

売上高
+24.9%
633億円
営業利益
+27.6%
37億円
純利益
+26.3%
24億円
営業利益率
5.8%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高650億円633億円
営業利益32億円37億円
純利益22億円24億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は140億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1347
2024年1Q10700.00
2024年2Q13032.32
2024年3Q16984.75
2024年4Q15312
2025年2Q22594.06
2025年4Q282207.113
2026年2Q287144.910
2026年4Q346236.614
2027年1Q14053.63

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は378億円から633億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月378105
2014年3月434148
2015年3月463199
2016年3月4281911
2017年3月4511812
2018年3月4561813
2019年3月4461711
2020年3月5192314
2021年3月4882617
株式会社ワールドスイコーを株式取得により子会社化(現・連結子会社)
2022年3月4772414
2023年3月4892114
有限会社佐藤建設を株式取得により子会社化(現・連結子会社)
2024年3月5592719
2025年3月50729305.719
2026年3月63337385.824

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高633億円のうち、営業利益として残るのは37億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.2%558億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.0%38億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%37億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.5pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.0pt
7.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−38億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは−52億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は35億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−5−5245
2014年3月19−9−61050
2015年3月22−8−51459
2016年3月15−5−141054
2017年3月−1465−852
2018年3月390−233968
2019年3月19−9−91070
2020年3月15−10−7568
2021年3月10−12−6−261
2022年3月19−9−111060
2023年3月6−4−5257
2024年3月−7−4−7−1139
2025年3月26−1181562
2026年3月−38−1425−5235

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は563億円。このうち返さなくてよい自己資本が318億円で、自己資本比率は56.3%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月37415322140.7
2014年3月39415823640.0
2015年3月41316724640.3
2016年3月38917521444.8
2017年3月41918723244.6
2018年3月39019919150.9
2019年3月44320423945.9
2020年3月47721426344.7
2021年3月45723122650.4
2022年3月43624219455.3
2023年3月47025121953.4
2024年3月50327323054.2
2025年3月50929121857.0
2026年3月56331824556.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
39億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
195億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
245億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中14位あたり、逆に低いのはROE140社中107位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.9%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.3%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.9%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,692で、1年前と比べて+12.4%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥2,692-1.3%1ヶ月-4.8%1年+12.4%時価総額185億円
過去52週の値幅
安値¥2,200高値¥3,275

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.3倍
PER (会社予想)8.2倍
PBR0.56倍
配当利回り4.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月4日の2827円をピークに反落し、8月10日には2675円まで下落。その後は2700円前後で推移し、8月19日は2671円。25日線(2731円)を約2%下回るが、75日線(2548円)は上回る。200日線(2659円)とほぼ同じ水準で、もみ合い。RSIは43と中立で、52週高値3275円からは約18%下、安値2200円からは約21%上。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは7.29倍で業界平均13.53倍を大幅に下回り、PBR0.557倍も同平均1.5倍の半分以下。配当利回り4.12%は同平均3.45%を上回る。ROE7.9%は同水準で収益性も確保。売上高、利益とも増加傾向で、特に直近は大幅な増収増益。株価は割安な水準にあり、配当利回りの高さと業績成長が魅力。ただし、ROEは二桁に届かずやや低い点は今後の改善余地。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.3倍14.4倍
PER (予想)8.2倍
PBR0.56倍1.55倍
ROE7.9%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、地盤の需要と業績の改善可能性。強気派は、2026年3月期の売上高予想633億円と大幅増収を見込み、営業利益率も5.85%に改善すると予想。公共工事の増加や受注の拡大が期待される。一方、弱気派は、過去の業績の不安定さ(2023年3月期は売上高489億円、純利益14億円と低調)を指摘し、新規受注の確実性に疑問を呈する。また、PBR0.56倍と低いが、ROEも7.9%と高くない。

プラスに働く材料6
  • 増収予想

    2026年3月期売上高予想633億円と大幅増。

  • 低バリュエーション

    PER7.29倍、PBR0.56倍と割安感。

  • 受注回復

    公共工事の需要回復で受注が増加。

  • 売上高が507億円→633億円へ大幅増収通年影響

    売上高は前期比+126億円、+24.9%

  • 営業利益が29億円→37億円へ増益通年影響

    営業利益率5.72%→5.85%

  • 実績PER7.29倍と低バリュエーション継続影響

    予想PER8.2倍、実績PER7.29倍

マイナスに働く材料7
  • 利益率低い

    営業利益率5%台で収益力が低い。

  • 業績変動

    売上高の年ごとの変動が大きく予測困難。

  • 競争厳しい

    中小ゼネコンが多く競争が激しい。

  • 営業利益率5.85%と低収益構造通年影響

    売上高633億に対し営業利益37億

  • 予想PER8.2倍と実績7.29倍比で悪化決算発表後影響

    予想PER8.2倍、実績PER7.29倍

  • 純利益の伸びが24億円と小幅通年影響

    純利益は19億→24億、増益率26.3%

  • 外国人所有比率5.69%と低く需給細り継続影響

    外国法人等所有比率5.69%

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上高予想の達成度を測る。
営業利益率
改善が続くかどうかで成長性を判断。
完成工事高
当期業績の実績値。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは4.09%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
4.09%
いまの株価に対して
配当性向
35.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3824.0
2018年3月406.722.9
2019年3月400.025.8
2020年3月4512.524.5
2021年3月5522.223.7
2022年3月550.029.8
2023年3月550.029.4
2024年3月7027.329.7
2025年3月9028.635.0
2026年3月12033.335.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,916人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.4%を占め、残る59.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.644.049.049.553.952.1
事業法人27.927.527.828.128.628.8
金融機関23.322.418.517.112.111.6
外国法人2.32.32.13.23.65.3
自己株式3.73.75.75.54.54.3
証券会社2.83.82.51.91.41.9
外国人個人0.10.10.10.10.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ウエキエージェンシー4.71
02株式会社第四北越銀行4.70
03植木組共栄会4.15
04株式会社アキバ3.81
05植木組社員持株会3.64
06第四ジェーシービーカード株式会社3.00
07植木 義明3.00
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.30
09株式会社大光銀行2.17
10住友生命相互会社1.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2466%、1株純資産は14期で+951%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月144593.214.236.9
2014年3月244765.28.634.1
2015年3月285045.67.530.2
2016年3月355276.76.625.5
2017年3月1892,8236.96.724.0
2018年3月1922,9966.66.822.9
2019年3月1623,0715.37.225.8
2020年3月2173,2276.95.824.5
2021年3月2573,4797.76.023.7
2022年3月2183,6456.16.729.8
2023年3月2053,8645.56.529.4
2024年3月2894,1927.25.729.7
2025年3月2974,4206.95.935.0
2026年3月3664,8277.97.635.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額144百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
植木義明代表取締役 会長73206,010
日下部久夫代表取締役 社長6611,508
植木豊取締役 専務執行役員 管理統括部長 総務部長6313,424
力石正仁取締役 常務執行役員 経営企画室長 内部監査室長644,238
渡辺英美子取締役67
上石邦彦取締役(監査等委員)645,000
深澤邦光取締役(監査等委員)806,400
種岡弘明取締役(監査等委員)74600

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)492201112231
取締役(社内)1131313
社外取締役3993

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容635字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社のグループは、子会社13社及び関連会社3社で構成され、建設事業、不動産事業を主な事業としており、その 他の事業では建材製造販売等の事業、ソフトウェアの開発及び販売事業、介護福祉事業、ゴルフ場運営事業等各事業に関連するサービスを展開しております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 建設事業 当社が建設工事の受注、施工を行うほか、北陸施設工業㈱他5社が建設工事の受注、施工を行っており、㈱植木機工が建設資材の賃貸事業を行っております。 不動産事業 当社が不動産の売買、賃貸及び開発に関する事業を行っているほか、子会社の植木不動産 ㈱が不動産事業を行っております。当社は植木不動産㈱が行っている宅地開発事業等について工事の一部を受注しております。 建材製造販売事業 当社が建設資材の製造販売を行っており、自社で使用するほか、一部の建設事業を営む子会社へ販売しております。 その他 その他の主な事業として、子会社の㈱ユニテックがソフトウェアの開発及び販売事業を行っており、当社はソフトウェアの開発等を発注しております。また、㈱はまなす保険企画が損害保険代理事業を、㈱さくら介護サービスが有料老人ホームの運営事業を、高浜観光開発㈱がゴルフ場の運営事業を行っております。 事業系統図を示すと次のとおりです。 (注)1.上記子会社の一部は、複数の事業を行っております。 2.*1の会社は、連結子会社であります。
経営方針・対処すべき課題1,698字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、建設事業・不動産事業を柱に、その他、介護福祉事業、ソフトウェア開発・販売事業、ゴルフ場運営事業等の各事業活動を通じて、社会資本整備の充実に努めるとともに、地域社会の安全、安心で快適なコミュニティ創りに貢献し、顧客から信用と評価を得る満足度の高いサービスの提供を行っていくこと及び人口減少社会の中で地元の雇用の場となるグループ経営を共通の理念としております。 なお、2025年4月からの第15次中期経営計画(2025-2027年度)では、新たに長期ビジョン「UEKI VISION 150」で掲げた3つの挑戦を継続すべく「営業力強化」/「技術力強化」/「人財力強化」を重点テーマに置き、お客様の期待に応える価値を提供するとともに、建設新技術の研究開発とDXの促進を図り、働きがいのある職場環境づくりに取り組んでまいります。 (2)経営戦略等 少子高齢化の進展に伴うニーズや生活様式の変化、環境や安全に対する意識の高まり、消費者の価値観の多様化により市場構造や規模も大きく変わってきています。市場動向に応じた事業エリア、事業領域の積極的な開拓を展開し、地方圏においては街づくりのリーダーとして課題を解決し、活性化を促進しながら、効率的に連携を図り、エネルギー・エンジニアリング分野などに建設事業等を通じお客様が満足できるサービスを展開してまいります。 (3)経営環境 わが国経済は、雇用・所得環境の改善が進み、個人消費やインバウンド需要を背景に、景気は緩やかに回復しましたが、国内の物価上昇の継続や国際情勢の不安定化に伴う景気の下押しリスクの高まりが懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続きました。 建設業界におきましては、公共投資、民間設備投資ともに底堅い推移が見られたものの、建設資材やエネルギー価格は高い水準にあり、また、労務需給の逼迫等が建設コストの上昇圧力となるなど引き続き厳しい経営環境が続きました。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの中核をなす建設事業を推進するにあたり、建設技術者、技能労働者及び次世代を担う人材の不足、高齢化が建設業全体の問題として懸念されております。そのため、中期経営計画において、「人財力の強化」を経営課題の一つに掲げました。全グループを通じた人材交流、育成を中長期的に図り、1人当たりの生産性を改善させるとともに、省人・省力化を促進することを毎年目標に掲げ、社員一人一人の能力とパフォーマンスの向上に全社を挙げて取り組んでいます。 また、公共工事においては、総合評価方式により企業の技術力が重視されてきています。このような現状をふまえ、技術資格取得の奨励と教育指導の徹底による個々の技術力の向上を通じて現場力をアップさせるとともに、i-construction等の情報化技術や新技術の取り込みにより、提案力及び建設技術力の強化に全社一体となって取り組んでいます。 さらに、社会・経済の動向に即した顧客対応の向上が最も重要であるとの認識から、組織営業力の向上に力を注いでおります。このため、営業、設計、施工部門が一体となった受注活動を展開しています。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは持続的成長とステークホルダーからの高い信頼と評価を得ることを重視しており、第15次中期経営計画では、下記の数値を主要な目標として取り組んでおります。 2027年3月期計画 (連結)   2026年3月期実績 (連結) 売上高 (百万円)   65,000   63,290 営業利益 (百万円)   3,250   3,721 自己資本利益率(ROE)   7.0%以上   7.9% 配当性向   33.6%   32.8%
事業等のリスク942字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、有価証券報告書提出日現在において経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)受注環境の変化について 予想を上回る公共事業の削減や、入札方法等の制度改正が行われた場合には、業績に影響を受ける可能性があります。 (2)取引先の信用リスクについて 建設業においては、工事の受注から完成までに相当の時間を要することから、発注者側の業況悪化等により工事代金回収に遅延や貸倒が発生する可能性があります。 (3)資材価格の変動について 原材料の価格が高騰した際、請負金額に反映することが困難な場合には、業績に影響を受ける可能性があります。 (4)資産保有リスクについて 当社では不動産・有価証券を保有しているため、時価の下落等により、評価損の計上が必要となる可能性があります。 (5)退職給付債務について 年金資産の時価の下落や、運用利回り・割引率等の退職給付債務算定に用いる前提に変更があった場合には、業績に影響を受ける可能性があります。 (6)繰延税金資産について 当連結会計年度末において計上している繰延税金資産については、今後の利益(課税所得)をもって全額回収可能と考えておりますが、制度面の変更等によっては、一部取り崩しを求められる可能性があります。 (7)法的規制について 当社グループは、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、会社法、金融商品取引法、独占禁止法、個人情報保護法等の法的規制を受けております。これらの法令等の新たな制定、改廃、適用基準の変更等により、当社グループの事業活動が影響を受け、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、仮にこれら法令等に違反をした場合には、事業運営への規制や信用失墜等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,343字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の建設業界におきましては、公共投資、民間設備投資ともに底堅い推移が見られたものの、建設資材やエネルギー価格は高い水準にあり、また、労務需給の逼迫等が建設コストの上昇圧力となるなど引き続き厳しい経営環境が続きました。 このような経営環境の中、当社グループは、ESG/SDGsに配慮した企業活動を通じて、建設業従事者の処遇改善と生産性向上を推進するとともに、安全と品質の確保並びに工期遵守を優先しながら鋭意事業活動を展開してまいりました。 この結果、手持ちの大型工事が順調に進捗したことなどにより完成工事高が増加したことから、売上高は632億90百万円(前年同期比24.8%増)となりました。利益面につきましては、主力の建設事業において、適正な人員配置やICT技術等の活用により生産性を高めると共に、建設コストの変化に応じた適正価格での契約に努めたことから、営業利益は37億21百万円(同30.4%増)、経常利益は38億14百万円(同29.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24億7百万円(同24.4%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりです。 (建設事業) 建設事業におきましては、建築部門を中心に前期繰越の大型工事が順調に進捗したことにより、売上高は570億49百万円(前年同期比28.4%増)となり、セグメント利益は32億57百万円(同44.4%増)となりました。 (不動産事業) 不動産事業におきましては、販売用不動産の売上が減少したことにより、売上高は24億26百万円(同12.5%減)となり、セグメント利益は2億27百万円(同26.5%減)となりました。 (建材製造販売事業) 建材製造販売事業におきましては、販売数量の減少により、売上高は6億81百万円(同1.8%減)となりましたが、適切な価格転嫁を実施したことにより、セグメント利益は1億20百万円(同3.4%増)となりました。 (その他) その他の事業におきましては、設計監理業務等の売上が増加したことにより、売上高は31億32百万円(同12.3%増)となりましたが、その他の事業全般において物価高騰によるコストの増加により、セグメント利益は2億44百万円(同16.6%減)となりました。 財政状態につきましては、当連結会計年度末の総資産は563億38百万円となり、前連結会計年度末に比べ54億41百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、受取手形・完成工事未収入金等が66億48百万円増加したことによります。 負債の部におきましては、負債合計は245億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億89百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、短期借入金が35億91百万円増加したことによるものです。 純資産の部におきましては、純資産合計は318億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ27億51百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、親会社株主に帰属する当期純利益24億7百万円によるものです。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ26億92百万円減少し、当連結会計年度末には35億23百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は37億90百万円(前期は得られた資金26億49百万円)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益による収入があった一方、工事の進捗により売上債権が増加したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は13億83百万円(前期は使用した資金10億83百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は24億82百万円(前期は得られた資金7億93百万円)となりました。これは主に借入金による資金の調達によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 受注実績(連結) セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (千円)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (千円) 建設事業   67,224,583   59,249,041   (11.9%減) 不動産事業   2,769,541   2,426,370   (12.4%減) 建材製造販売事業   694,123   679,473   (2.1%減) 報告セグメント計   70,688,247   62,354,884   (11.8%減) その他   2,825,338   3,134,377   (10.9%増) 合計   73,513,587   65,489,261   (10.9%減) 売上実績(連結) セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (千円)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (千円) 建設事業   44,448,068   57,049,374   (28.4%増) 不動産事業   2,772,321   2,426,374   (12.5%減) 建材製造販売事業   694,123   681,401   (1.8%減) 報告セグメント計   47,914,513   60,157,150   (25.6%増) その他   2,789,062   3,132,850   (12.3%増) 合計   50,703,575   63,290,000   (24.8%増) (注)当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 なお、参考のため提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。 建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期 別   区分   前期繰越 工事高 (千円)   当期受注 工事高 (千円)   計 (千円)   当期完成 工事高 (千円)   次期繰越 工事高 (千円) 前事業年度  (自2024年4月1日  至2025年3月31日)    土木工事   25,379,774   28,027,672   53,407,446   26,106,237   27,301,209 建築工事   11,695,658   39,675,923   51,371,582   15,176,358   36,195,223 計   37,075,433   67,703,596   104,779,029   41,282,595   63,496,433 当事業年度  (自2025年4月1日  至2026年3月31日)    土木工事   27,301,209   31,026,822   58,328,031   30,706,345   27,621,686 建築工事   36,195,223   25,558,050   61,753,274   24,349,294   37,403,979 計   63,496,433   56,584,873   120,081,306   55,055,640   65,025,666 (注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。 2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   土木工事   10.2   89.8   100 建築工事   27.3   72.7   100 当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   土木工事   9.9   90.1   100 建築工事   20.8   79.2   100 (注) 百分比は請負金額比です。 完成工事高 期別   区分   官公庁 (千円)   民間 (千円)   計 (千円) 前事業年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   土木工事   14,040,528   12,065,708   26,106,237 建築工事   1,085,832   14,090,526   15,176,358 計   15,126,360   26,156,235   41,282,595 当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   土木工事   19,223,193   11,483,152   30,706,345 建築工事   1,501,271   22,848,023   24,349,294 計   20,724,464   34,331,175   55,055,640 (注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりです。 前事業年度 日揮株式会社   平井ブルー水素・アンモニア実証試験 地上プラント設備工事 東京都財務局   新河岸川防潮堤耐震補強工事(その4) ルートイン開発株式会社   (仮称)ホテルルートイン砺波インター新築工事 北陸地方整備局   大河津分水路山地部掘削その22 当事業年度 株式会社重松製作所   (仮称)船引事業所 第三工場新築計画 大和証券リアルティ株式会社   (仮称)南篠崎町2丁目計画新築工事 北陸地方整備局   千曲川静間地区築堤護岸他その2工事 東京都財務局   新河岸川防潮堤耐震補強工事(その5) 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりです。 前事業年度 該当する相手先はありません。 当事業年度 同上 次期繰越工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁   民間   合計(千円) 土木工事   18,723,123   8,898,562   27,621,686 建築工事   6,616,308   30,787,670   37,403,979 計   25,339,432   39,686,233   65,025,666 (注)次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。 ルートイン開発株式会社   (仮称)ルートイン十日町新築工事   2026年11月完成予定 株式会社ベストランス   (仮称)袖ケ浦上泉食品倉庫新築工事   2027年1月完成予定 東京都水道局   朝霞市宮戸一丁目地先導水管(2200mm)制水弁設置工事   2027年5月完成予定 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成のための重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況」に記載しております。なお、見積りにつきましては、過去の実績や状況に基づき合理的に継続して評価、検討を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきましては、手持ちの大型工事が順調に推移したことなどにより完成工事高が増加したことから、売上高は632億90百万円(前年同期比24.8%増)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、公共投資や民間設備投資などが挙げられます。 当連結会計年度においては、公共投資は底堅く推移し、民間建設投資も持ち直しの動きが見られましたが、建設資材・エネルギー価格の高止まりや労務コストの上昇等の影響により、引き続き厳しい事業環境が続きました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入を基本としております。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、3年ごとに策定する中期経営計画及び中期経営計画をベースに毎年策定する単年度の経営計画の目標値を、各統括部、各本店等に細分化した数値と、月次決算の値を経営上の達成状況を確認する指標として活用しております。 当社グループは、2025年度を初年度とする「中期経営計画(2025~2027年度)」の目標達成に向けて「営業力」、「技術力」、「人財力」を重点テーマに掲げております。省人化に繋がる研究開発を推進すると共に、人材育成の強化や働きやすい職場環境づくりで従業員の活躍を後押しすることで人的資本経営を実践し、持続的成長と企業価値の向上を目指す所存であります。 2027年度3月期は、海外情勢の不透明感が続き、資材価格や労務コストの高騰等による利益率の低下が懸念されます。社内ネットワークを駆使した早期の資材調達や技能労働者の確保を引き続き図るものの、売上高は650億円(当期比2.7%増)、営業利益32億円(同14.0%減)、経常利益32億50百万円(同14.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益21億50百万円(同10.7%減)を見込んでおります。 第15次中期経営計画の目標値は、以下のとおりです。 項 目   2025年度実績   2027年度目標   増減 連結   個別   連結   個別   連結   個別 業績指標   売上高   (百万円)   63,290   56,661   65,000   55,200   1,710   △1,461 営業利益   (百万円)   3,721   2,964   3,400   2,830   △321   △134 営業利益率   (%)   5.9   5.2   5.2   5.1   △0.7   △0.1 経営指標   ROE   (%)   7.9   8.5   7.0%以上   -   -   - 配当性向   (%)   32.8   35.7   30.0%以上   -   -   -

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。