概要
新潟県柏崎市に本社を置く植木組は、1948年7月設立の建設企業である。1973年に新潟証券取引所、1982年に東京証券取引所市場第二部に上場。2026年3月期の連結売上高は633億円、従業員数は1,005人。建設事業を中核に、不動産事業、建材製造販売事業、介護福祉事業などをグループ13社で展開する。
建設事業が売上高の9割を占める
連結子会社13社のうち、北陸施設工業など6社が建設工事の受注・施工を担う。2026年3月期の建設事業売上高は570億49百万円で、連結売上高の90%を占めた。建築部門を中心に前期繰越の大型工事が順調に進捗し、前年比28.4%増となった。セグメント利益は32億57百万円で、適正な人員配置やICT技術の活用により生産性を高めた結果、同44.4%増の増益を達成した。建設事業がグループ全体の収益を牽引している。
新潟県に根ざした地域密着型の経営
本社所在地は新潟県柏崎市で、創業以来この地を拠点に事業を展開してきた。1951年に新潟県知事登録(イ)第2号を取得し、地域の公共工事を中心に受注してきた。1973年に新潟証券取引所に上場したことからも、地域との結びつきの強さがうかがえる。グループ全体でも新潟県内に多くの子会社を置き、地元雇用の受け皿としての役割を果たしている。
グループ13社による多角化と連携
植木組は建設・不動産を柱としつつ、子会社を通じて事業を多角化している。植木不動産は不動産の売買・賃貸・開発を、植木機工は建設資材の賃貸を、ユニテックはソフトウェア開発・販売を、はまなす保険企画は損害保険代理を、さくら介護サービスは有料老人ホーム運営を、高浜観光開発はゴルフ場運営をそれぞれ手掛ける。これらの事業は互いに連携し、グループ全体で地域社会の多様なニーズに応えている。
堅調な収益基盤と財務体質
2026年3月期の連結業績は、売上高632億90百万円、営業利益37億21百万円、親会社株主に帰属する当期純利益24億7百万円。売上高は前年比24.8%増、営業利益は30.4%増と大幅な増収増益を記録した。総資産563億円に対し純資産318億円で自己資本比率は約56%。ROEは7.9%と一定の収益性を示している。第15次中期経営計画では2027年3月期に売上高650億円、営業利益32.5億円を目標に掲げる。
業界の中での役割は総合建設業(ゼネコン)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01建設(民間・公共)主力
建設工事の受注・施工を当社および子会社が行う。道路、橋梁、建築などの土木・建築工事を幅広く手がけ、地域インフラ整備に貢献する。
- 建設工事
- 土木・建築工事の受注・施工。
02不動産準主力
不動産の売買、賃貸、開発を手がける。宅地開発なども行い、建設事業と連携する。
03建材製造販売副次
建設資材の製造販売を自社で行い、自社工事や子会社に供給する。
- 建材
- コンクリート製品など建設資材の製造販売。
04その他事業その他
ソフトウェア開発、損害保険代理、有料老人ホーム運営、ゴルフ場運営など多角的事業を展開する。
製品と技術
土木・建築工事の総合請負
建設事業の中心は土木工事と建築工事の請負である。2026年3月期の単独完成工事高は約412億円で、内訳は土木工事が261億円、建築工事が151億円。公共工事を主な対象とし、道路、橋梁、河川改修、学校、庁舎などの社会インフラ整備を手掛ける。総合評価方式に対応するため技術資格取得を奨励し、i-Construction等の情報化技術を活用した施工効率の向上に取り組んでいる。
自社建材の製造とグループ内販売
建材製造販売事業では、建設資材の製造を行い、自社工事で使用するほかグループ会社へ販売している。2026年3月期の売上高は6億81百万円、セグメント利益は1億20百万円。建設資材価格の高騰に対し適切な価格転嫁を実施し、前年比で利益率を改善した。具体的な製品名は開示されていないが、生コンクリートやアスファルト合材などの基礎資材が中心とみられる。
ソフトウェア・介護・ゴルフ場の非建設事業
その他事業として、子会社ユニテックがソフトウェアの開発・販売、はまなす保険企画が損害保険代理、さくら介護サービスが有料老人ホーム運営、高浜観光開発がゴルフ場運営を展開している。2026年3月期のその他セグメント売上高は31億32百万円。これらの事業は建設需要の変動に左右されにくく、グループの収益安定化に寄与している。特に介護事業は少子高齢化に伴う需要増が見込まれる分野である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
総合建設で中堅、受注回復途上
建設業の中堅総合ゼネコン。売上高は2025/3期507億円から2026/3期633億円へ回復予想。営業利益率5.7-5.8%と業界大手には劣るが、同規模のエムビーエスやウエストHDよりも高い。ショーボンドHDやミライト・ワンが専門工事に強みを持つ一方、植木組は土木・建築のバランス型で公共工事比率が高い。
強み
- 土木・建築両部門を持ち、多様な工事に対応可能な総合力。
- 地元自治体との強固な関係で、公共工事の安定受注が強み。
- 自己資本比率40%超、有利子負債少なく財務安定。
- 2026期は売上高25%増予想で、業績回復基調が明確。
課題
- 営業利益率5%台と低く、コスト管理強化が必要。
- 建設業界全体の人手不足で、技術者確保と生産性向上が課題。
- 特定地域への依存度が高く、地域経済減速が業績に直接影響。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字が植木組
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1960サンテック | 264億円 | 9.2倍 |
| 2 | 1972三晃金属工業 | 263億円 | 9.7倍 |
| 3 | 1847イチケン | 249億円 | 7.8倍 |
| 4 | 1914日本基礎技術 | 243億円 | 9.2倍 |
| 5 | 1770藤田エンジニアリング | 215億円 | 10.5倍 |
| 6 | 1867植木組 | 185億円 | 7.3倍 |
| 7 | 5078セレコーポレーション | 167億円 | 14.1倍 |
| 8 | 1716第一カッター興業 | 165億円 | 9.6倍 |
| 9 | 1431Lib Work | 157億円 | 146.5倍 |
| 10 | 1787ナカボーテック | 151億円 | 12.0倍 |
| 11 | 1826佐田建設 | 147億円 | 13.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
1948年設立から建設業許可取得まで
1948年7月に株式会社植木組を設立。戦後の復興期にあたり、1951年9月には建設業法により新潟県知事登録(イ)第2号を取得した。さらに1957年4月には建設大臣登録(ニ)第5494号を取得し、公共工事の受注が可能な体制を整えた。この時期に地元での事業基盤を固め、後の成長の土台を築いた。
新潟証券取引所上場と東京市場第一部指定
1973年9月に新潟証券取引所に株式を上場。その後1982年7月には東京証券取引所市場第二部に上場し、2年後の1984年6月には市場第一部に指定された。この間、建設業法改正に伴う許可更新や宅地建物取引業免許の取得を進め、コンプライアンス体制を強化した。上場による資金調達能力の向上が事業拡大を支えた。
子会社設立による多角化の推進(1977~1999年)
1977年7月に北陸施設工業を設立し建設事業の裾野を広げた。1979年6月には植木不動産を設立し不動産事業に本格参入。1985年7月にユニテック(ソフトウェア開発)、1986年1月にアスカを設立。1991年4月設立のエコー・ユーは1999年に植木機工と社名変更し、建設資材賃貸事業を担う。1997年にははまなす保険企画を設立し、保険代理業にも進出した。
介護・ゴルフ・電気工事への進出(2003~2010年)
2003年9月にさくら介護サービスを設立し、有料老人ホーム運営による介護福祉事業を開始。2005年6月には高浜観光開発を子会社化し、ゴルフ場運営事業に参入した。2010年7月には村田電気商会を株式取得により子会社化し、電気工事分野をグループに加えた。M&Aと新規設立を組み合わせて、非建設分野への事業領域を拡大した。
市場区分変更とM&Aによる成長(2022年以降)
2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。同月にはワールドスイコーを子会社化した。2024年3月には有限会社佐藤建設を株式取得により子会社化し、同年5月に株式会社佐藤建設へ組織変更。2025年4月からは第15次中期経営計画(2025~2027年度)を開始し、長期ビジョン「UEKI VISION 150」の下、営業力・技術力・人財力の強化を掲げている。
年表26件を開く
1940年代
- 1948年7月創業株式会社植木組を設立
1950年代
- 1951年9月建設業法により新潟県知事登録(イ)第2号の登録を完了
- 1957年4月建設業法により建設大臣登録(ニ)第5494号の登録を完了
1970年代
- 1972年1月宅地建物取引業法による新潟県知事免許(1)第1010号を取得
- 1973年9月上場当社株式を新潟証券取引所に上場
- 1974年1月建設業法改正により、建設大臣許可(特-48)第2805号、建設大臣許可(般-48)第2805号の許可を受けました。(以後3年ごとに更新、なお、1995年1月より5年ごとに更新)
- 1977年7月北陸施設工業株式会社を設立(現・連結子会社)
- 1979年4月宅地建物取引業法により、建設大臣免許(1)第2677号の許可を受けました。(以後3年ごとに更新)
- 1979年6月植木不動産株式会社を設立(現・連結子会社)
1980年代
- 1982年7月上場当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場
- 1984年6月当社株式を東京証券取引所市場第一部に指定
- 1985年7月株式会社ユニテックを設立(現・連結子会社)
- 1986年1月株式会社アスカを設立(現・連結子会社)
- 1988年1月創業株式会社ホームテリアユーを設立(2016年6月植木不動産株式会社に吸収合併のため解散)
1990年代
- 1991年4月創業株式会社エコー・ユーを設立
- 1996年4月創業株式会社植木環境緑化を設立(2007年4月株式会社植木機工に吸収合併のため解散)
- 1997年9月株式会社はまなす保険企画を設立(現・連結子会社)
- 1999年4月株式会社エコー・ユーの社名を株式会社植木機工としました。(現・連結子会社)
2000年代
- 2003年9月株式会社さくら介護サービスを設立(現・連結子会社)
- 2004年1月創業株式会社リスペクトを設立(2006年6月清算結了)
- 2005年6月M&A高浜観光開発株式会社を第三者割当増資引受により子会社化(現・連結子会社)
2010年代
- 2010年7月M&A株式会社村田電気商会を株式取得により子会社化(現・連結子会社)
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行
- 2022年4月M&A株式会社ワールドスイコーを株式取得により子会社化(現・連結子会社)
- 2024年3月M&A有限会社佐藤建設を株式取得により子会社化(現・連結子会社)
- 2024年5月有限会社佐藤建設を株式会社佐藤建設に組織変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで65,000百万円
- 営業利益2027年3月期まで3,250百万円
- 自己資本利益率(ROE)2027年3月期まで7.0%以上
- 配当性向2027年3月期まで33.6%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
営業力・技術力・人財力の強化
第15次中期経営計画(2025-2027年度)において長期ビジョン「UEKI VISION 150」の3つの挑戦を継続するため、営業力・技術力・人財力の強化を重点テーマに掲げ、建設新技術の研究開発とDX推進、働きがいのある職場環境づくりに取り組む。
- 02
事業エリア・領域の積極開拓
市場動向に応じ、地方圏では街づくりのリーダーとして課題解決・活性化を促進し、エネルギー・エンジニアリング分野などへ事業を展開。効率的な連携と顧客満足度の高いサービスを提供する。
- 03
人材交流・育成と生産性改善
建設技術者・技能労働者の不足・高齢化に対応するため、グループ全体で人材交流や育成を中長期的に図り、1人当たり生産性を改善。省人・省力化を毎年目標に掲げ、社員の能力・パフォーマンス向上に取り組む。
- 04
現場力・技術力の強化
公共工事の総合評価方式に対応するため、技術資格取得の奨励と教育指導による個々の技術力向上、i-construction等の情報化技術や新技術の導入により提案力と建設技術力を強化する。
- 05
組織営業力の向上
社会・経済の動向に即した顧客対応の向上を重視し、営業・設計・施工部門が一体となった受注活動を展開することで、組織営業力を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,005人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は704万円で、9期前と比べて+10.0%。平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は18.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 927 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 949 | — |
| 2019年3月 | 640 | 46.5 | 20.9 | 950 | — |
| 2020年3月 | 621 | 46.1 | 20.3 | 971 | — |
| 2021年3月 | 668 | 45.5 | 19.7 | 973 | — |
| 2022年3月 | 665 | 44.7 | 18.9 | 982 | — |
| 2023年3月 | 609 | 44.5 | 18.6 | 998 | — |
| 2024年3月 | 637 | 44.7 | 18.7 | 1,015 | — |
| 2025年3月 | 684 | 44.7 | 18.7 | 993 | 292 |
| 2026年3月 | 704 | 44.4 | 18.6 | 1,005 | 368 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社11社(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。
- 国内北陸施設工業株式会社新潟県長岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内植木不動産株式会社新潟県柏崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ユニテック同上 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社アスカ同上 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社植木機工同上 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社はまなす保険企画同上 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社さくら介護サービス同上 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内高浜観光開発株式会社同上 · 連結子会社議決権49.7%
- 国内株式会社村田電気商会同上 · 連結子会社議決権82.8%
- 国内株式会社ワールドスイコー新潟県長岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社佐藤建設同上 · 連結子会社議決権100.0%
- 調達270万円巡視船ひだ左舷錨回収及び運搬作業海上保安庁 · 2021-07-12
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は633億円、営業利益は37億円。前期と比べると増収増益で、売上が+24.9%、利益が+27.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 650億円 | 633億円 |
| 営業利益 | 32億円 | 37億円 |
| 純利益 | 22億円 | 24億円 |
| 1株あたり配当 | ¥110 | ¥110 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は140億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 134 | — | — | 7 |
| 2024年1Q | 107 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 130 | 3 | 2.3 | 2 |
| 2024年3Q | 169 | 8 | 4.7 | 5 |
| 2024年4Q | 153 | — | — | 12 |
| 2025年2Q | 225 | 9 | 4.0 | 6 |
| 2025年4Q | 282 | 20 | 7.1 | 13 |
| 2026年2Q | 287 | 14 | 4.9 | 10 |
| 2026年4Q | 346 | 23 | 6.6 | 14 |
| 2027年1Q | 140 | 5 | 3.6 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は378億円から633億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 378 | — | 10 | — | 5 |
| 2014年3月 | 434 | — | 14 | — | 8 |
| 2015年3月 | 463 | — | 19 | — | 9 |
| 2016年3月 | 428 | — | 19 | — | 11 |
| 2017年3月 | 451 | — | 18 | — | 12 |
| 2018年3月 | 456 | — | 18 | — | 13 |
| 2019年3月 | 446 | — | 17 | — | 11 |
| 2020年3月 | 519 | — | 23 | — | 14 |
| 2021年3月 | 488 | — | 26 | — | 17 |
| 株式会社ワールドスイコーを株式取得により子会社化(現・連結子会社) | |||||
| 2022年3月 | 477 | — | 24 | — | 14 |
| 2023年3月 | 489 | — | 21 | — | 14 |
| 有限会社佐藤建設を株式取得により子会社化(現・連結子会社) | |||||
| 2024年3月 | 559 | — | 27 | — | 19 |
| 2025年3月 | 507 | 29 | 30 | 5.7 | 19 |
| 2026年3月 | 633 | 37 | 38 | 5.8 | 24 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高633億円のうち、営業利益として残るのは37億円で5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.2%558億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.0%38億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%37億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−38億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは−52億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は35億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 7 | −5 | −5 | 2 | 45 |
| 2014年3月 | 19 | −9 | −6 | 10 | 50 |
| 2015年3月 | 22 | −8 | −5 | 14 | 59 |
| 2016年3月 | 15 | −5 | −14 | 10 | 54 |
| 2017年3月 | −14 | 6 | 5 | −8 | 52 |
| 2018年3月 | 39 | 0 | −23 | 39 | 68 |
| 2019年3月 | 19 | −9 | −9 | 10 | 70 |
| 2020年3月 | 15 | −10 | −7 | 5 | 68 |
| 2021年3月 | 10 | −12 | −6 | −2 | 61 |
| 2022年3月 | 19 | −9 | −11 | 10 | 60 |
| 2023年3月 | 6 | −4 | −5 | 2 | 57 |
| 2024年3月 | −7 | −4 | −7 | −11 | 39 |
| 2025年3月 | 26 | −11 | 8 | 15 | 62 |
| 2026年3月 | −38 | −14 | 25 | −52 | 35 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は563億円。このうち返さなくてよい自己資本が318億円で、自己資本比率は56.3%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 374 | 153 | 221 | 40.7 |
| 2014年3月 | 394 | 158 | 236 | 40.0 |
| 2015年3月 | 413 | 167 | 246 | 40.3 |
| 2016年3月 | 389 | 175 | 214 | 44.8 |
| 2017年3月 | 419 | 187 | 232 | 44.6 |
| 2018年3月 | 390 | 199 | 191 | 50.9 |
| 2019年3月 | 443 | 204 | 239 | 45.9 |
| 2020年3月 | 477 | 214 | 263 | 44.7 |
| 2021年3月 | 457 | 231 | 226 | 50.4 |
| 2022年3月 | 436 | 242 | 194 | 55.3 |
| 2023年3月 | 470 | 251 | 219 | 53.4 |
| 2024年3月 | 503 | 273 | 230 | 54.2 |
| 2025年3月 | 509 | 291 | 218 | 57.0 |
| 2026年3月 | 563 | 318 | 245 | 56.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で140社中14位あたり、逆に低いのはROEで140社中107位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,692で、1年前と比べて+12.4%。過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.3倍 |
| PER (会社予想) | 8.2倍 |
| PBR | 0.56倍 |
| 配当利回り | 4.09% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月4日の2827円をピークに反落し、8月10日には2675円まで下落。その後は2700円前後で推移し、8月19日は2671円。25日線(2731円)を約2%下回るが、75日線(2548円)は上回る。200日線(2659円)とほぼ同じ水準で、もみ合い。RSIは43と中立で、52週高値3275円からは約18%下、安値2200円からは約21%上。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERは7.29倍で業界平均13.53倍を大幅に下回り、PBR0.557倍も同平均1.5倍の半分以下。配当利回り4.12%は同平均3.45%を上回る。ROE7.9%は同水準で収益性も確保。売上高、利益とも増加傾向で、特に直近は大幅な増収増益。株価は割安な水準にあり、配当利回りの高さと業績成長が魅力。ただし、ROEは二桁に届かずやや低い点は今後の改善余地。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.3倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 8.2倍 | — |
| PBR | 0.56倍 | 1.55倍 |
| ROE | 7.9% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、地盤の需要と業績の改善可能性。強気派は、2026年3月期の売上高予想633億円と大幅増収を見込み、営業利益率も5.85%に改善すると予想。公共工事の増加や受注の拡大が期待される。一方、弱気派は、過去の業績の不安定さ(2023年3月期は売上高489億円、純利益14億円と低調)を指摘し、新規受注の確実性に疑問を呈する。また、PBR0.56倍と低いが、ROEも7.9%と高くない。
- 増収予想
2026年3月期売上高予想633億円と大幅増。
- 低バリュエーション
PER7.29倍、PBR0.56倍と割安感。
- 受注回復
公共工事の需要回復で受注が増加。
- 売上高が507億円→633億円へ大幅増収通年影響強
売上高は前期比+126億円、+24.9%
- 営業利益が29億円→37億円へ増益通年影響中
営業利益率5.72%→5.85%
- 実績PER7.29倍と低バリュエーション継続影響中
予想PER8.2倍、実績PER7.29倍
- 利益率低い
営業利益率5%台で収益力が低い。
- 業績変動
売上高の年ごとの変動が大きく予測困難。
- 競争厳しい
中小ゼネコンが多く競争が激しい。
- 営業利益率5.85%と低収益構造通年影響中
売上高633億に対し営業利益37億
- 予想PER8.2倍と実績7.29倍比で悪化決算発表後影響中
予想PER8.2倍、実績PER7.29倍
- 純利益の伸びが24億円と小幅通年影響弱
純利益は19億→24億、増益率26.3%
- 外国人所有比率5.69%と低く需給細り継続影響弱
外国法人等所有比率5.69%
- 受注高
- 今後の売上高予想の達成度を測る。
- 営業利益率
- 改善が続くかどうかで成長性を判断。
- 完成工事高
- 当期業績の実績値。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり110円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは4.09%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 38 | — | 24.0 |
| 2018年3月 | 40 | 6.7 | 22.9 |
| 2019年3月 | 40 | 0.0 | 25.8 |
| 2020年3月 | 45 | 12.5 | 24.5 |
| 2021年3月 | 55 | 22.2 | 23.7 |
| 2022年3月 | 55 | 0.0 | 29.8 |
| 2023年3月 | 55 | 0.0 | 29.4 |
| 2024年3月 | 70 | 27.3 | 29.7 |
| 2025年3月 | 90 | 28.6 | 35.0 |
| 2026年3月 | 120 | 33.3 | 35.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥110
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ5,916人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.4%を占め、残る59.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 43.6 | 44.0 | 49.0 | 49.5 | 53.9 | 52.1 |
| 事業法人 | 27.9 | 27.5 | 27.8 | 28.1 | 28.6 | 28.8 |
| 金融機関 | 23.3 | 22.4 | 18.5 | 17.1 | 12.1 | 11.6 |
| 外国法人 | 2.3 | 2.3 | 2.1 | 3.2 | 3.6 | 5.3 |
| 自己株式 | 3.7 | 3.7 | 5.7 | 5.5 | 4.5 | 4.3 |
| 証券会社 | 2.8 | 3.8 | 2.5 | 1.9 | 1.4 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.3 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ウエキエージェンシー | 4.71 |
| 02 | 株式会社第四北越銀行 | 4.70 |
| 03 | 植木組共栄会 | 4.15 |
| 04 | 株式会社アキバ | 3.81 |
| 05 | 植木組社員持株会 | 3.64 |
| 06 | 第四ジェーシービーカード株式会社 | 3.00 |
| 07 | 植木 義明 | 3.00 |
| 08 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.30 |
| 09 | 株式会社大光銀行 | 2.17 |
| 10 | 住友生命相互会社 | 1.96 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+2466%、1株純資産は14期で+951%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 14 | 459 | 3.2 | 14.2 | 36.9 |
| 2014年3月 | 24 | 476 | 5.2 | 8.6 | 34.1 |
| 2015年3月 | 28 | 504 | 5.6 | 7.5 | 30.2 |
| 2016年3月 | 35 | 527 | 6.7 | 6.6 | 25.5 |
| 2017年3月 | 189 | 2,823 | 6.9 | 6.7 | 24.0 |
| 2018年3月 | 192 | 2,996 | 6.6 | 6.8 | 22.9 |
| 2019年3月 | 162 | 3,071 | 5.3 | 7.2 | 25.8 |
| 2020年3月 | 217 | 3,227 | 6.9 | 5.8 | 24.5 |
| 2021年3月 | 257 | 3,479 | 7.7 | 6.0 | 23.7 |
| 2022年3月 | 218 | 3,645 | 6.1 | 6.7 | 29.8 |
| 2023年3月 | 205 | 3,864 | 5.5 | 6.5 | 29.4 |
| 2024年3月 | 289 | 4,192 | 7.2 | 5.7 | 29.7 |
| 2025年3月 | 297 | 4,420 | 6.9 | 5.9 | 35.0 |
| 2026年3月 | 366 | 4,827 | 7.9 | 7.6 | 35.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額144百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 植木義明 | 代表取締役 会長 | 73 | 206,010 |
| 日下部久夫 | 代表取締役 社長 | 66 | 11,508 |
| 植木豊 | 取締役 専務執行役員 管理統括部長 総務部長 | 63 | 13,424 |
| 力石正仁 | 取締役 常務執行役員 経営企画室長 内部監査室長 | 64 | 4,238 |
| 渡辺英美子 | 取締役 | 67 | — |
| 上石邦彦 | 取締役(監査等委員) | 64 | 5,000 |
| 深澤邦光 | 取締役(監査等委員) | 80 | 6,400 |
| 種岡弘明 | 取締役(監査等委員) | 74 | 600 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 92 | 20 | 11 | 122 | 31 |
| 取締役(社内) | 1 | 13 | — | — | 13 | 13 |
| 社外取締役 | 3 | 9 | — | — | 9 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容635字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,698字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク942字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,343字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第79期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第79期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第78期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業