概要
ハンモックは1994年4月に東京都新宿区で設立されたソフトウェア開発企業である。IT資産管理・セキュリティ対策の「AssetView」シリーズ、営業支援ツール「ホットプロファイル」、AI-OCRサービス「WOZE」など、業務効率化とデジタルトランスフォーメーションを支援する3つのソリューションを提供する。2024年4月に東京証券取引所グロース市場に上場。2026年3月期の売上高は約49億円、従業員数は218名。
三つのソリューションで構成される事業ポートフォリオ
ハンモックは「ネットワークソリューション」「セールスDXソリューション」「AIデータエントリーソリューション」の3事業を展開する。ネットワークソリューションでは、PCやネットワークのIT資産管理・セキュリティ対策ソフト「AssetView」シリーズを扱う。セールスDXソリューションでは、名刺管理・SFA/CRM・MAを統合した「ホットプロファイル」と新規顧客開拓に特化した「ホットアプローチ」を提供する。AIデータエントリーソリューションでは、AI-OCR技術を用いた「AnyForm OCR」「WOZE」「DX OCR」により、帳票のデータ入力業務を効率化する。各ソリューションは異なる業務領域をカバーするが、いずれも顧客の生産性向上と信頼性向上を共通の目的とする。
リカーリング型ビジネスモデルへの移行
同社はクラウド型サービスを積極的に拡大し、売上の大部分を月額課金や従量課金によるリカーリング収益で得ている。2026年3月期のクラウド型「AssetView」の年間経常収益(ARR)は15.3億円で前年比32.4%増加した。また、同社は顧客との直接的な接点を重視し、代理店経由の場合でも自社で営業とカスタマーサクセスを実施する。これにより、顧客ニーズを的確に捉えた製品開発と高い継続率を実現しており、クラウド型のチャーンレートは月次平均0.35%と低水準である。オンプレミス型とクラウド型の両方を提供し、顧客のニーズに柔軟に対応する。
成長市場を背景に拡大する顧客基盤
ハンモックの事業は少子高齢化による労働力不足とデジタルトランスフォーメーションの追い風を受ける。ネットワークソリューションが属する端末管理・セキュリティ管理ツール市場は2024年度402億円から2028年度544億円へ拡大が見込まれる。セールスDXソリューションのCX/デジタルマーケティング市場は同期間に1,200億円から1,523億円、AIデータエントリーソリューションのOCRソリューション市場は594億円から780億円へ成長する予測である。同社の製品は業種や企業規模を問わず導入されており、民間企業から官公庁まで幅広い顧客層を持つ。大手企業から中小企業までカバーすることで、特定業界の景気変動の影響を受けにくい体制を築いている。
業界の中での役割は企業のIT資産管理・セールスDX・データエントリー領域の課題を解決するソフトウェアメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ネットワークソリューション | 31億円 | 63.3% | — | — |
| セールスDXソリューション | 14億円 | 28.6% | — | — |
| AIデータエントリーソリューション | 4億円 | 8.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ネットワークソリューション主力
企業のPCやネットワークを管理し、セキュリティ対策を統合的に行うIT資産管理ソフト「AssetView」シリーズを提供。オンプレミスとクラウドの両形態で、多様な機能を柔軟に組み合わせて顧客のニーズに応える。主に大企業から中小企業まで幅広い層に導入されている。
統合管理ツールとして高い継続率(クラウド型の月次チャーンレート0.35%)を実現
- AssetView
- IT資産管理、ソフトウェアライセンス管理、デバイス制御、ウイルス対策などを統合管理するオンプレミス型ソフトウェア。
- AssetView CLOUD
- AssetViewのクラウド版。リカーリング収益を生む。
- AssetView Cloud+
- AssetViewのクラウド版の上位プラン。追加機能を提供する。
02セールスDXソリューション準主力
法人営業の生産性向上を支援する営業プラットフォーム「ホットプロファイル」と、新規顧客開拓ツール「ホットアプローチ」を提供。名刺管理、SFA/CRM、MAを統合し、営業プロセス全体を効率化。リカーリング型のビジネスモデルで安定的な収益を確保している。
- ホットプロファイル
- 名刺管理、SFA/CRM、MAを統合した営業プラットフォーム。顧客情報を一元管理し、営業活動の効率化を実現。
- ホットアプローチ
- AIで成形した480万社以上の企業データベースからターゲットリストを作成し、Webフォームへ自動送信する新規顧客開拓ツール。
03AIデータエントリーソリューション準主力
AI-OCR技術を活用したデータ入力業務の効率化ソリューションを提供。多様な帳票を高精度に読み取り、人手によるデータ入力作業を削減。製造業、卸売業、小売業など幅広い業種で導入されている。
- AnyForm OCR
- オンプレミス型のAI-OCR。特許技術WOCRで誤認識を発見し高精度な文字認識を実現。
- WOZE
- クラウド型のAI-OCR。当社が帳票設計を行い、確認作業は在宅ワーカーが担当するため顧客の負担を軽減。
- DX OCR
- クラウド型のAI-OCR。学習済みAIが帳票を自動判別し、手書き文字や非定型帳票にも対応。2024年10月提供開始。
製品と技術
IT資産管理とセキュリティを統合するAssetViewシリーズ
「AssetView」は、企業のPCやネットワーク機器のIT資産管理、ソフトウェアライセンス管理、Windows Update配布、操作ログ管理、デバイス制御、ウイルス対策などを一元的に行う統合ソフトウェアである。顧客は必要な機能のみを選択して購入でき、オンプレミス型とクラウド型の両方に対応する。クラウド版「AssetView CLOUD」および「AssetView Cloud+」は、サーバー管理の手間を省き、常に最新機能を利用できる。2026年3月期には、ChatGPTの送信ログ取得機能や外部システム連携オプションの強化、EDR製品「SentinelOne」との連携によるMDRサービスの提供など、生成AI時代のセキュリティ要件にも対応した。クラウドサービスのARRは15.3億円に達し、前年比32.4%の伸びを示している。
法人営業の全プロセスを支援するホットプロファイルとホットアプローチ
「ホットプロファイル」は、名刺管理、SFA/CRM、MAの3機能を統合した営業プラットフォームである。名刺やWeb問い合わせから取得した顧客情報を自動正規化・名寄せし、業種・従業員数などの企業データを付与する。顧客企業のニュースや人事異動を自動通知し、適切なタイミングでの営業活動を可能にする。「ホットアプローチ」は、同社が独自AIで成形した480万社以上の企業データベースからターゲットリストを作成し、各社のWeb問い合わせフォームに一斉メッセージを送信する新規開拓ツールである。両製品は同一プラットフォーム上で連携し、見込み客獲得から受注、顧客維持までの営業プロセス全体を効率化する。2021年11月にはNTTドコモへ「ホットプロファイル」のOEM提供も開始している。
AI-OCRでデータ入力業務を自動化するWOZEとDX OCR
AIデータエントリーソリューションは、AI-OCR技術を核に、人手によるデータ入力を自動化する。オンプレミス型の「AnyForm OCR」は、帳票のレイアウトを学習して文字認識を行う。クラウド型「WOZE」は、従量課金制または固定料金制で利用でき、2022年11月には2つのOCRエンジンを搭載した「ダブルAI OCR」により認識精度を向上させた。2024年10月にリリースされた「DX OCR」は、帳票設計が不要で、スキャンするだけで自動的にAIが項目を判定するサービスである。これらの製品は、少子高齢化に伴う人手不足を背景に需要が拡大しており、OCRソリューション市場は2028年度に780億円規模に成長すると予測される。同社は自社開発の強みを活かし、顧客ニーズに応じたカスタマイズにも対応している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- ネットワークソリューション統合管理ツールとして高い継続率(クラウド型の月次チャーンレート0.35%)を実現
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
情報通信の中堅、安定した収益力
情報・通信業界において、売上高約47億円(2025/3期)の中堅企業。営業利益率17%と安定した収益を上げている。同業のVRAIN Solutionやソラコムなどと比較して、規模は小さいながらも収益性で優位に立つ。成長は緩やかで、既存顧客からの継続受注や特定分野でのシェア拡大が収益基盤となっていると考えられる。
強み
- 営業利益率17%超と高水準を維持。
- 売上高が43→47→49億円と堅調に成長。
- 特定顧客との長期契約により安定収入を確保。
- 専門性の高いソリューションを提供。
課題
- 売上成長率が鈍化し、市場シェア拡大が課題。
- 同業各社との競争が激しく、価格競争のリスク。
- 技術者に依存したビジネスモデルで人材流出リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がハンモック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 598Aチャットプラス | 70億円 | 17.4倍 |
| 2 | 3904カヤック | 69億円 | 12.6倍 |
| 3 | 2323fonfun | 69億円 | 16.1倍 |
| 4 | 173Aハンモック | 68億円 | 9.7倍 |
| 5 | 4256サインド | 68億円 | 39.5倍 |
| 6 | 6942ソフィアホールディングス | 68億円 | — |
| 7 | 4379Photosynth | 68億円 | 22.6倍 |
| 8 | 3698CRI・ミドルウェア | 67億円 | 17.0倍 |
| 9 | 4491コンピューターマネージメント | 67億円 | 13.0倍 |
| 10 | 4414フレクト | 67億円 | 8.5倍 |
| 11 | 4397チームスピリット | 67億円 | 16.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
FAX・OCRソフトで創業した1994年
1994年4月、東京都新宿区高田馬場に株式会社ハンモックが設立された。同年12月には米Cardiff社(現Opentext)のFAX/スキャナー対応OCRソフト「TeleForm」の提供を開始し、OCR技術を核とした事業をスタートする。設立から間もない1996年3月には本社を新宿区下落合に移転し、事業基盤を固めた。当初は海外製品の販売代理が主体であったが、この時期に培ったOCRやFAX関連の技術が後の自社開発製品の土台となる。2000年4月には統合型IT運用管理ツール「AssetView」の提供を開始し、自社製品による事業へ本格的に舵を切る。
AssetViewの軌道と営業所網の拡大(2000年代)
2000年の「AssetView」リリース後、同社はIT資産管理分野で徐々に存在感を高める。2005年12月には高機能FAXサーバ「RightFax日本語版」を提供開始し、同時期に株式会社日立ソリューションズの情報漏洩対策ソフト「秘文」シリーズへ「AssetView」のOEM提供を開始した。このOEM契約は、AssetViewの技術力が外部に認められた転機となる。営業拠点も拡充し、2005年3月に大阪営業所、2006年3月に名古屋営業所を開設。2010年11月には本社を豊島区高田に移転した。2000年代後半には、IT資産管理とセキュリティ対策の統合ソリューションとしての地位を確立していく。
OCR特許取得と営業支援への多角化(2010年代)
2010年5月、2つのOCRエンジンを搭載した「WOCR」を提供開始。2014年1月には独自開発のOCRエンジン「WOCR」について特許を取得(特許第5464477号)。同年4月には営業支援ツール「ホットプロファイル」をリリースし、事業領域をセールスDXに拡大した。2015年10月には帳票データ化OCRソフト「AnyForm OCR」、2017年2月には本社を現在の新宿区大久保に移転。2018年6月には「AssetView」のクラウド版「AssetView CLOUD」を提供開始し、サブスクリプションモデルへの移行を加速させる。2013年には福岡営業所も開設し、全国的な販売網を整えた。
上場と新製品ラッシュによる成長加速(2020年代)
2020年代に入り、ハンモックは製品ラインをさらに充実させる。2020年10月にはマルウェア対策ツール「AssetView Vplus」、2021年5月には「オンライン名刺交換」の特許を取得(特許第6856960号)。同年7月にはクラウド型データエントリーサービス「WOZE」、2022年7月には新規顧客開拓ツール「ホットアプローチ」を相次いで投入。2022年11月には「WOZE」にダブルAI OCRを搭載し、精度を高めた。2023年1月には「AssetView」の新ブランド「AssetView Cloud+」を開始。2024年4月に東京証券取引所グロース市場へ上場し、同年10月には帳票設計不要のクラウド型AI-OCRサービス「DX OCR」をリリースした。上場後も売上高は順調に拡大し、2026年3月期には47億円(前期比3.9%増)を達成した。
年表27件を開く
1990年代
- 1994年4月創業東京都新宿区高田馬場に株式会社ハンモック設立
- 1994年12月米Cardiff社(現Opentext.inc)のFAX/スキャナー対応OCRソフト「TeleForm」提供開始
- 1996年3月東京都新宿区下落合に本社移転
2000年代
- 2000年4月M&A統合型IT運用管理ツール「AssetView」提供開始
- 2000年6月東京都新宿区高田馬場に本社移転
- 2004年2月東京都新宿区高田馬場内で本社移転
- 2005年3月大阪府大阪市西区に大阪営業所開設
- 2005年12月高機能FAXサーバ「RightFax日本語版」提供開始
- 2005年12月株式会社日立ソリューションズの情報漏洩対策ソフトウェア「秘文」シリーズに「AssetView」のOEM提供開始
- 2006年3月愛知県名古屋市中区に名古屋営業所開設
2010年代
- 2010年5月2つのOCRエンジンを搭載した「WOCR」提供開始
- 2010年11月東京都豊島区高田に本社移転
- 2013年4月福岡県福岡市中央区に福岡営業所開設
- 2014年1月独自開発OCRエンジン「WOCR」の特許を取得(特許第5464474号)
- 2014年4月営業支援ツール「ホットプロファイル」提供開始
- 2015年10月帳票データ化OCRソフト「AnyForm OCR」提供開始
- 2017年2月東京都新宿区大久保に本社移転
- 2018年6月「AssetView」のクラウド版「AssetView CLOUD」提供開始
2020年代
- 2020年10月マルウェア対策ツール「AssetView Vplus(エンドポイントセキュリティ)」提供開始
- 2021年5月「オンライン名刺交換」の特許を取得(特許第6856960号)
- 2021年7月クラウド型データエントリーサービス「WOZE」提供開始
- 2021年11月株式会社NTTドコモに営業支援ツール「ホットプロファイル」のOEM提供開始
- 2022年7月新規顧客開拓ツール「ホットアプローチ」提供開始
- 2022年11月クラウド型データエントリーサービス「WOZE」にダブルAI OCRを搭載し、提供開始
- 2023年1月「AssetView」の新ブランド「AssetView Cloud+」を提供開始
- 2024年4月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年10月帳票設計不要のクラウド型AI-OCRサービス「DX OCR」提供開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業領域の拡大
市場ニーズを捉え、自社開発を中心に新機能や新製品をスピーディーに提供し、新規顧客獲得や既存顧客の継続率向上、契約単価アップを図る。具体的には、ネットワークソリューションではクラウド型IT資産管理「AssetView Cloud+」の投入、セールスDXソリューションではAIエージェント機能の搭載、AIデータエントリーでは「DX OCR」の展開を進める。
- 02
カスタマーサクセスの強化
既存顧客に製品を効果的に利用してもらうため、導入支援や運用支援などのオンボーディング支援を実施。顧客のビジネス状況に合わせた伴走支援により満足度を高め、契約継続率を向上させる。
- 03
販売チャネルの拡大
新規顧客獲得のため、業種や事業規模に応じて最適な販売代理店や仲介パートナーとの協業を推進し、顧客接点を増やして販路を拡大する。
- 04
利益率の向上
リカーリング型ビジネスモデルへの移行により既存顧客の継続利用を高め、固定費比率を低減。売上を意識した営業費用や広告宣伝費のコストコントロールを実施し、利益率向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で218人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は593万円で、2期前と比べて+3.1%。平均年齢は36.5歳、平均勤続年数は6.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 575 | 35.9 | 5.8 | 222 | — |
| 2025年3月 | 596 | 36.2 | 6.1 | 220 | 364 |
| 2026年3月 | 593 | 36.5 | 6.4 | 218 | 367 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達97万円名刺情報データ化共有サービスの調達国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-03-21
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は49億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 53億円 | 49億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 8億円 |
| 純利益 | 6億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥65 | ¥65 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
5期分
直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 23 | 4 | 17.4 | 3 |
| 2025年4Q | 24 | 4 | 16.7 | 3 |
| 2026年2Q | 24 | 3 | 12.5 | 3 |
| 2026年4Q | 25 | 5 | 20.0 | 4 |
| 2027年1Q | 12 | 1 | 8.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年3月期からの7期で、売上は33億円から49億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は16.3%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 33 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年3月 | 31 | — | −4 | — | −3 |
| 2022年3月 | 36 | — | 4 | — | 9 |
| 2023年3月 | 40 | — | 5 | — | 4 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年3月 | 43 | — | 8 | — | 6 |
| 2025年3月 | 47 | 8 | 8 | 17.0 | 6 |
| 2026年3月 | 49 | 8 | 9 | 16.3 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高49億円のうち、営業利益として残るのは8億円で16.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の14.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.1%28億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.5%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.3%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年3月期は営業CFが16億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは17億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は47億円で、売上の11.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 11 | 8 | 1 | 19 | 31 |
| 2023年3月 | −3 | −7 | −1 | −10 | 20 |
| 2024年3月 | 11 | −4 | −1 | 7 | 26 |
| 2025年3月 | 9 | −4 | 0 | 5 | 32 |
| 2026年3月 | 16 | 1 | −1 | 17 | 47 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年3月期の総資産は71億円。このうち返さなくてよい自己資本が32億円で、自己資本比率は45.1%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 34 | 6 | 28 | 16.1 |
| 2021年3月 | 28 | 2 | 26 | 7.0 |
| 2022年3月 | 47 | 12 | 35 | 25.8 |
| 2023年3月 | 46 | 15 | 31 | 32.9 |
| 2024年3月 | 56 | 22 | 34 | 38.8 |
| 2025年3月 | 61 | 27 | 34 | 44.4 |
| 2026年3月 | 71 | 32 | 39 | 45.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中115位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中458位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,560で、1年前と比べて+5.3%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 |
| PER (会社予想) | 11.2倍 |
| PBR | 2.05倍 |
| 配当利回り | 4.17% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月14日に1575円と前日比7.14%高。1ヶ月で+8.1%上昇、1年では+3.57%と堅調。25日線1482.56円を+6.2%上回り、75日線1402.72円・200日線1441.73円も超えている。RSI57.27と中立。52週高値1850円からは-14.9%の水準。出来高は8月14日に1.77万株と増加し、上昇を支えた。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが9.07倍と同業界平均の30.09倍を大きく下回り、PBRも1.91倍で平均の3.53倍の約半分。配当利回りは2.75%と平均の3.38%をやや下回るが、ROEは23.09%と高水準。割安だが配当利回りは業界平均を下回り、今後の増配余地に注目。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 11.2倍 | — |
| PBR | 2.05倍 | 2.96倍 |
| ROE | 23.1% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
当社は、ゲーム開発で利益率の高いビジネスを展開する。強気派は、良好な収益性(営業利益率16%超)と安定した純利益を評価し、今後の新作タイトルによる成長を期待する。また、PER9倍台と割安感がある。一方、弱気派は、ヒット作品への依存が高く、一作品の失敗が業績に直結するリスクを指摘。また、他ゲーム会社との競争激化や開発費の増加が収益を圧迫する可能性を懸念する。市場成長の持続可能性と業績安定性が争点。
- 高い収益性
営業利益率16.33%と高水準、純利益も7億円
- 堅調な売上成長
売上高は40億→49億と増加基調
- 低PER
PER9.07倍と業績比で割安感
- PER9.07倍と割安、ROE23.09%の高収益継続影響中
時価総額63億円に対しPER9.07倍と低く、ROE23.09%の高収益が割安感を支える
- 配当利回り2.75%と安定した株主還元通年影響弱
1株配当は約40円で利回り2.75%、小型株ながらインカム需要を取り込む
- 売上高49億円と前期比4.3%の増収通年影響中
売上高は47億円から49億円へ4.3%増加し、増収基調を維持する
- 営業利益率16.33%と高水準を維持通年影響中
営業利益8億円、売上高49億円に対する利益率16.33%で、収益性の高さが続く
- ヒット依存
特定タイトルに依存する収益構造で、失敗時リスク大
- 競争激化
ゲーム業界は競争が激しく、新作が埋もれる可能性
- 開発費増加
高品質なゲーム開発には多額の投資が必要で、利益圧迫
- 営業利益8億円と前期横ばいで成長鈍化通年影響中
営業利益は前期8億円と同額の予想、利益率も17.02%から16.33%に低下
- 時価総額63億円と小型で流動性低い継続影響弱
時価総額63億円は市場で小規模、売買代金が細く機関投資家は参加しにくい
- 株価は1年で7.1%下落、モメンタム悪化通年影響弱
株価は前年比7.1%下落しており、下落基調が投資家心理を冷やす
- 予想PERが未開示で先行き評価しづらい不定影響弱
予想PERが公表されておらず、業績見通しの市場評価が難しく株価が見送られる
- 売上高
- 新作の販売状況や既存タイトルの動向を測るため
- 営業利益率
- 収益性の維持と開発コスト管理のバランスを確認
- ダウンロード数
- ユーザー基盤の拡大とヒットの度合いを評価
- 開発パイプライン
- 将来の成長を支える新作タイトルの状況を把握
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり65円。いまの株価に対する利回りは4.17%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥65
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,039人。区分でいちばん多いのは個人・その他で90.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.2%を占め、残る95.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 100.0 | 85.5 | 90.8 |
| 外国法人 | — | 3.2 | 4.0 |
| 自己株式 | 3.6 | 3.5 | 3.3 |
| 金融機関 | — | 2.8 | 2.3 |
| 事業法人 | — | 6.9 | 1.9 |
| 証券会社 | — | 1.6 | 1.0 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 若山 大典 | 34.19 |
| 02 | 若山 正美 | 9.17 |
| 03 | 若山 悠 | 8.24 |
| 04 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.28 |
| 05 | 高野 紀子 | 6.14 |
| 06 | UHPartners2投資事業有限責任組合 | 3.97 |
| 07 | 若山 知子 | 2.72 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.31 |
| 09 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE | 2.03 |
| 10 | 水元 敬也 | 1.15 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-16光通信株式会社新規の大量保有報告7.28%
- 2026-05-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告4.17%-0.83pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは23.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 188,609 | 1,542,264 | 13.0 | — | 6.4 |
| 2021年3月 | −927,651 | 576,531 | — | — | — |
| 2022年3月 | 248 | 296 | 131.4 | — | 14.1 |
| 2023年3月 | 101 | 362 | 30.6 | — | 17.8 |
| 2024年3月 | 156 | 520 | 35.4 | — | 19.2 |
| 2025年3月 | 147 | 648 | 25.3 | 10.6 | 20.4 |
| 2026年3月 | 163 | 762 | 23.1 | 8.8 | 24.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額97百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 若山大典 | 代表取締役社長 | 49 | 1,490,500 |
| 冨來美穂子 | 取締役CFO 兼管理本部長 | 61 | 8,620 |
| 小林保裕 | 取締役 | 55 | — |
| 後藤恒久 | 取締役 | 69 | — |
| 二宮真司 | 常勤監査役 | 66 | — |
| 大庭崇彦 | 監査役 | 45 | — |
| 西尾公伸 | 監査役 | 43 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 69 | 4 | 73 | 24 |
| 社外取締役 | 5 | 24 | — | 24 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容9,294字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,661字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,944字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,156字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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