概要
コンピューターマネージメントは、大阪市北区に本社を置く独立系ITトータルソリューションプロバイダーである。金融、産業・流通、公共、医療、教育などの幅広い分野で、システムの企画・設計・構築から運用保守、BPOまでを一貫して提供する。2026年3月期の連結売上高は82億円、従業員数は754名。特定のメーカー資本に属さない柔軟な提案力と、長期取引顧客が売上の約7割を占める安定収益基盤を持つ。
三つのサービスラインで構成される事業構造
コンピューターマネージメントの事業は、システムソリューションサービスの単一セグメントであるが、内部では「ゼネラルソリューションサービス」「インフラソリューションサービス」「ERPソリューションサービス」の3つのサービスラインに区分される。ゼネラルソリューションは中核であり、金融・産業・公共・医療・教育などのエンドユーザーやITメーカー、大手SIerからの受託開発と運用保守を手掛ける。インフラソリューションは、サーバー、ネットワーク、データベース、クラウド(AWS、Azure)の設計・構築・運用をワンストップで提供。ERPソリューションは、SAP S/4HANAやSAP Cloud ERP、mcframeの導入支援、カスタマイズ、保守を担い、連結子会社ノックス株式会社を通じて奉行シリーズの販売・導入支援も行う。
長期安定顧客を基盤とする収益構造
同社グループの売上高の約7割は取引年数10年以上の顧客で構成される。これにより特定産業の景気変動や技術トレンドの変化の影響を受けにくい構造を築いている。また、売上の約4割は継続案件や運用・保守が占め、安定的な収益基盤を確立している。2026年3月期の売上高は82億円、営業利益6億円、親会社株主に帰属する当期純利益5億円を見込む。外注費率は同業他社と比較して低く、プロパー従業員に依存した構造であり、ビジネスパートナー(BP)の増員が課題となっている。
全国6都市に展開する事業拠点
事業拠点は大阪、東京、四国(松山、高松)、仙台、広島、福岡の6か所に配置され、全国規模でのサービス提供が可能である。首都圏においては企業認知度が相対的に低く、エンドユーザーとの直接取引比率が低いため、上流工程の受注機会が限られている。この課題に対し、営業力強化とブランド認知向上に取り組んでいる。また、地方拠点では現地の優秀な人材を確保し、階層別研修、ITスキル研修、選抜研修の3本柱で人材育成を実施。質・量ともに動員力の確保を図っている。
独立系ならではの柔軟な技術選定
特定のメーカーや系列資本に属さない独立系であるため、顧客の課題に応じて最適な製品・技術を自由に選定できる。AWSやAzureといったクラウドサービス、Kubernetesなどのコンテナ技術、AIを活用した開発効率化など、先進技術への対応を強みとする。また、他社との業務提携を含めた柔軟な提案が可能で、顧客の伴走型支援を提供。2025年3月期にはAI活用やアライアンスパートナーとの連携強化を積極的に展開し、ゼネラルソリューション、インフラソリューション、ERPソリューションの各ラインで受注増加を実現した。
連結子会社ノックスを通じた製品販売
連結子会社のノックス株式会社は、株式会社オービックビジネスコンサルタントとの契約に基づき、奉行シリーズの製品販売・導入支援及びアドオン開発を主業務とする。奉行シリーズは会計・人事給与・販売管理などの業務パッケージであり、ノックスはこれに加えて各種サービスや連携ソリューションを提供している。ERPソリューションサービスの中では、SAP系とmcframeに加え、この奉行シリーズが中小企業向けの選択肢として位置づけられている。
業界の中での役割は独立系ITサービス企業。エンドユーザー向けシステム開発に強みを持ち、ハードウェア導入から保守まで幅広く対応。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ゼネラルソリューションサービス | 54億円 | 65.9% | — | — |
| インフラソリューションサービス | 16億円 | 19.5% | — | — |
| ERPソリューション サービス | 12億円 | 14.6% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01金融(銀行・保険・証券)主力
金融業界向けに、情報システムの企画・設計・構築・運用保守を一貫して提供。AIを活用した開発効率化にも取り組み、顧客の業務課題に応じた最適な提案から実行までを伴走型で支援。
02産業・流通業主力
産業・流通業界向けに、受託開発や運用保守を提供。幅広い技術領域を活かし、業務課題に応じたシステムソリューションを提供する。
03ITインフラ主力
特定の業種に偏ることなく、サーバー・ネットワーク・データベースなどシステムインフラ全体の設計・構築・運用保守を提供。AWS、Azureなどのクラウド導入支援に強みを持ち、Kubernetes等の最新技術にも対応。
- インフラソリューションサービス
- サーバー、ネットワーク、データベースなどシステムインフラの設計・構築・運用保守。クラウド導入支援やセキュリティコンサルティングも提供。
04公共分野準主力
公共分野向けに、システム開発・運用保守を提供。DX推進やセキュリティ対応など、公共機関のIT課題を支援する。
05医療分野準主力
医療機関向けに、システム開発・運用保守を提供。医療情報の管理やセキュリティ強化など、医療現場のITニーズに対応する。
06ERP準主力
SAP S/4HANAやmcframe、奉行シリーズなどのERPパッケージの導入支援、カスタマイズ、アドオン開発、保守、運用をワンストップで提供。連結子会社ノックスでは奉行シリーズの販売・導入支援を手掛ける。
- SAP S/4HANA導入支援
- 大企業向けERPの導入・カスタマイズ・運用保守サービス。
- mcframe導入支援
- 製造業向けERPの導入・カスタマイズ・運用保守サービス。
- 奉行シリーズ
- 株式会社オービックビジネスコンサルタントのERP製品。販売・導入支援・アドオン開発を提供。
07教育分野副次
教育機関向けに、システム開発・運用保守を提供。学習管理システムや校務システムなど、教育現場のIT化を支援する。
製品と技術
ゼネラルソリューションの受託開発と運用保守
中核サービスであるゼネラルソリューションは、金融(銀行・保険・証券)、産業・流通、公共、医療、教育など幅広い業種向けに、情報システムの企画から設計、構築、運用保守、BPOサービスまでを一貫して提供する。受託開発案件では、エンドユーザーや国内ITメーカー、大手SIerからの発注に対応。2026年3月期の売上高は54.4億円(前期比4.3%増)と全サービスライン中最大。AIを活用した開発プロセスの効率化や、伴走型支援により、生産性向上と高付加価値化を追求している。
インフラソリューションのクラウド・コンテナ対応
インフラソリューションサービスは、特定業種に偏らず、サーバー、ネットワーク、データベース、アプリケーション基盤などシステムインフラ全体の設計・構築・運用を提供する。特にAWS、Azureなどのクラウドサービス導入支援に強みを持ち、Kubernetes等の仮想化・コンテナ技術にも対応。2026年3月期の売上高は16.2億円(前期比5.3%増)。情報システム部門の立ち上げ支援やセキュリティ化支援などのコンサルティングから運用までをワンストップで行う点が特徴。
ERPソリューションのSAP・mcframe・奉行三本柱
ERPソリューションサービスは、大企業向けSAP S/4HANA、中小企業向けSAP Cloud ERP、製造業向けmcframe(ビジネスエンジニアリング社製)の導入支援、カスタマイズ、アドオン開発、保守、運用、BPOをワンストップで提供する。加えて、連結子会社ノックスを通じて奉行シリーズ(オービックビジネスコンサルタント社製)の販売・導入支援も行う。2026年3月期の売上高は11.8億円(前期比2.4%増)。3つのERP製品を扱うことで、顧客規模や業種に応じた最適な選択肢を提供している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
中堅システム開発、成長鈍化傾向
コンピューターマネージメントは情報・通信業の企業で、売上高約79億円(2025/3)の中堅規模です。同業他社であるVRAIN Solutionやハッチ・ワークと比較して、成長率は緩やかであり、売上高伸び率は約10%程度にとどまります。営業利益率は6.33%と業界平均並みですが、受託開発中心で付加価値の高い自社サービスの展開は限定的です。業界内では、汎用的なシステム開発を主軸とし、特定分野での差別化が不十分なため、価格競争に巻き込まれやすい立場にあります。
強み
- 売上高が順調に増加(72→79→82億円)しており、既存顧客からの安定受注が見込める。
- 営業利益率が6.33%(2025/3)から7.32%(2026/3予想)へ上昇し、採算が向上傾向。
- 中堅企業として、技術者の定着率が高く、開発品質が安定している可能性。
- 自己資本比率が高く、無借金経営に近いと推測され、財務リスクが低い。
課題
- 売上高成長率が鈍化しており、新規顧客獲得や新市場開拓が急務。
- 特定領域に強みがなく、同業他社との競合で価格競争に陥るリスク。
- クラウド・AI技術への投資が遅れれば、需要を取り逃がす可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がコンピューターマネージメント
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4256サインド | 68億円 | 39.5倍 |
| 2 | 6942ソフィアホールディングス | 68億円 | — |
| 3 | 173Aハンモック | 68億円 | 9.7倍 |
| 4 | 4379Photosynth | 68億円 | 22.6倍 |
| 5 | 4491コンピューターマネージメント | 67億円 | 13.0倍 |
| 6 | 3698CRI・ミドルウェア | 67億円 | 17.0倍 |
| 7 | 4414フレクト | 67億円 | 8.5倍 |
| 8 | 4397チームスピリット | 67億円 | 16.2倍 |
| 9 | 4176ココナラ | 66億円 | 21.1倍 |
| 10 | 5033ヌーラボ | 65億円 | 36.4倍 |
| 11 | 3695GMOプロダクトプラットフォーム | 65億円 | 13.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2016年から続く増収基調の確立
同社グループの連結売上高は、2016年3月期の36億円から2026年3月期見込みの82億円へと10年間で約2.3倍に成長している。特に2018年3月期には50億円を突破し、その後も毎年増収を継続。営業利益は2025年3月期に5億円に達し、2026年3月期は6億円を見込む。純利益も2016年3月期の1億円から2026年3月期見込みの5億円へと着実に拡大した。この背景には、IT投資意欲の堅調な推移と、同社の3サービスラインにおける提案活動強化がある。
独立系プロバイダーとしての基盤構築
同社グループは、特定メーカーや系列資本に依存しない独立系ITトータルソリューションプロバイダーとして事業を展開してきた。社是は「人間性の追求」、経営理念は「現状打破」「率先垂範」「誠心誠意」の3つ。これらの理念のもと、全国6拠点体制を整備し、地方展開による人材確保と育成に注力。売上の約7割を長期顧客が占める安定した収益構造を確立した。一方で、首都圏での認知度不足や常駐型案件の割合の高さが課題として残る。
クラウド・AI対応によるサービス進化
2020年代に入り、DX推進やサイバーセキュリティ対応の重要性が高まる中、同社グループはAWS、Azureなどのクラウドサービス導入支援に本格的に注力。Kubernetes等のコンテナ技術にも対応し、先進的なインフラ構築サービスを展開した。また、AIを活用した開発プロセスの効率化や、伴走型支援サービスのリリースなど、技術革新に対応したサービスラインの拡充を進めた。2025年3月期には、これらの取り組みが受注増加に貢献し、全サービスラインで前年比増収を達成した。
連結子会社ノックスの役割強化
ERPソリューションサービスにおいて、連結子会社ノックス株式会社は重要な役割を担っている。ノックスは、株式会社オービックビジネスコンサルタントとの契約に基づき、奉行シリーズの製品販売・導入支援及びアドオン開発を主業務とする。これにより、SAP系やmcframeに加え、中小企業向けERPソリューションをワンストップで提供できる体制を構築。ノックスを通じた製品販売は、同社グループのERP事業の多様化と収益基盤の強化に寄与している。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
提供価値の拡張と進化
AIやデータ活用を含む課題解決型サービスへ展開。従来の開発中心のビジネスモデルを基盤に、顧客の業務改革や生産性向上に直結する提案と開発の両面から価値提供を行い、事業構造の転換を進める。
- 02
新たな成長分野への展開
AIやクラウドサービスを成長領域と位置づけ、新技術基盤開発室のノウハウやアライアンス推進を通じてソリューション拡充と新サービス創出に取り組み、事業領域拡大と成長ドライバーの育成を図る。
- 03
人材及びパートナー戦略の強化
専門人材の育成やリスキリング推進に加え、パートナー推進部を設立して協働体制を整備。事業拡大に応じた柔軟なリソース確保と安定的なサービス提供の両立を目指す。
- 04
プロジェクトマネジメント力の強化と品質向上
プロジェクトマネジメント力強化、開発プロセス標準化、ナレッジ共有推進に加え、AI活用による開発効率向上で品質確保と生産性向上の両立を図り、競争力を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で754人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は539万円で、6期前と比べて+7.8%。平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は7.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 500 | 37.6 | 5.9 | 605 | — |
| 2021年3月 | 492 | 38.0 | 6.3 | 637 | — |
| 2022年3月 | 496 | 38.5 | 6.7 | 657 | — |
| 2023年3月 | 497 | 38.7 | 7.2 | 654 | — |
| 2024年3月 | 504 | 38.3 | 7.3 | 694 | — |
| 2025年3月 | 507 | 38.5 | 7.4 | 731 | 68 |
| 2026年3月 | 539 | 38.9 | 7.9 | 754 | 80 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内ノックス株式会社(注)大阪市福島区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は82億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+3.8%、利益が+20.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 90億円 | 82億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥60 | ¥60 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.5%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 18 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 17 | 1 | 5.9 | 0 |
| 2024年2Q | 18 | 1 | 5.6 | 1 |
| 2024年3Q | 18 | 1 | 5.6 | 1 |
| 2024年4Q | 19 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 38 | 2 | 5.3 | 1 |
| 2025年4Q | 41 | 3 | 7.3 | 3 |
| 2026年2Q | 39 | 2 | 5.1 | 2 |
| 2026年4Q | 43 | 4 | 9.3 | 3 |
| 2027年1Q | 21 | 1 | 4.8 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は36億円から82億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は10期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 36 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年3月 | 41 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年3月 | 50 | — | 2 | — | 2 |
| 2019年3月 | 55 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年3月 | 61 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年3月 | 62 | — | 4 | — | 3 |
| 2022年3月 | 65 | — | 5 | — | 4 |
| 2023年3月 | 69 | — | 5 | — | 3 |
| 2024年3月 | 72 | — | 4 | — | 3 |
| 2025年3月 | 79 | 5 | 5 | 6.3 | 4 |
| 2026年3月 | 82 | 6 | 6 | 7.3 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高82億円のうち、営業利益として残るのは6億円で7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.2%60億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.3%15億円
- その他の費用持分法損益などの調整1.2%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は35億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 3 | 1 | 0 | 4 | 13 |
| 2019年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 13 |
| 2020年3月 | 3 | 0 | 5 | 3 | 21 |
| 2021年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 20 |
| 2022年3月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 23 |
| 2023年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 26 |
| 2024年3月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 29 |
| 2025年3月 | 5 | 0 | −1 | 5 | 33 |
| 2026年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 35 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が42億円で、自己資本比率は72.5%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 17 | 7 | 10 | 40.9 |
| 2017年3月 | 20 | 8 | 12 | 42.4 |
| 2018年3月 | 23 | 10 | 13 | 41.4 |
| 2019年3月 | 25 | 12 | 13 | 45.3 |
| 2020年3月 | 34 | 20 | 14 | 58.6 |
| 2021年3月 | 37 | 23 | 14 | 63.5 |
| 2022年3月 | 40 | 26 | 14 | 65.2 |
| 2023年3月 | 43 | 29 | 14 | 66.3 |
| 2024年3月 | 47 | 32 | 15 | 67.3 |
| 2025年3月 | 51 | 36 | 16 | 69.7 |
| 2026年3月 | 57 | 42 | 16 | 72.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中187位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中428位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,275で、1年前と比べて+11.7%。過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.0倍 |
| PER (会社予想) | 13.0倍 |
| PBR | 1.55倍 |
| 配当利回り | 1.83% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近は25日線(3123.8円)を上回る水準での推移が続き、7月6日の3170円をピークに一時3135円まで調整したが、その後は概ね3150円前後で底固い動き。52週高値3850円に対して約18%下の位置にあり、200日線(2868.86円)を約10%上回るなど中期トレンドは強い。出来高は6月30日に6100株と増加した後、概ね1000〜3000株で推移し、直近は900株とやや低調。RSIは58.97と中立圏で過熱感はない。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)。
PERが12.55倍と業界平均の29.92倍を大幅に下回り、PBRも1.55倍で平均3.44倍の半分以下。ROEは13.2%と良好で、売上高と利益は増加傾向。配当利回りは1.9%と平均3.55%を下回るが、増配余地はある。割安だが、配当利回りの低さと業界平均に対する配当の見劣りが考慮点。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.0倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 13.0倍 | — |
| PBR | 1.55倍 | 2.96倍 |
| ROE | 13.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
IT投資需要の回復とデジタルトランスフォーメーション推進により、システム開発需要は底堅い。強気派は、受注単価の上昇やクラウドシフトによるストック型収益の拡大、営業利益率の改善傾向を評価する。一方、弱気派は、人材不足による労務費の増加や、競争激化による価格競争のリスク、親会社依存度の高さを懸念する。業績は堅調だが、成長鈍化や市場環境の変化にどう対応するかが焦点。
- 受注拡大と収益性改善
直近2期で売上高・営業利益率ともに増加傾向。
- ストック型収益の伸長
クラウドサービスや保守運用の需要増が寄与。
- 株主還元と資本効率
ROE13%超、配当利回りは約1.9%と安定。
- 2026年3月期は営業益6億円の増益通年影響中
営業利益が前期5億円から6億円へ増加し、増益基調が続く
- 営業利益率7.32%へ改善通年影響中
売上高82億円に対し営業利益6億円、利益率7.32%
- ROE13.2%の高資本効率継続影響中
自己資本利益率13.2%、PBR1.55倍と株主資本が有効活用されている
- 配当利回り1.9%の下値支え継続影響弱
年間配当利回り1.9%が株価の下支え要因となる
- 成長減速の懸念
2026年3月期の売上高成長率は前期比3%台と予想。
- 人材依存の事業構造
SI業界は人手不足で労務費増の圧力。
- 特定顧客への依存
大口顧客のIT予算削減で影響を受けやすい。
- 売上高増収率が3.8%に鈍化通年影響中
売上高は前期79億円から82億円へ増加も、増収率は9.7%から3.8%へ低下
- 時価総額64億円の小型株リスク継続影響弱
時価総額64億円で売買代金が細り、機関投資家の参入障壁となる
- 外国人保有比率0.43%と低調継続影響弱
外国人持ち株比率0.43%と低く、海外資金の流入が限定的
- 低PERは成長期待の低さを反映不定影響中
PER12.55倍は市場の低成長予想を映し、バリュエーション拡大は限定的
- 受注高
- 今後の売上高の先行指標となる。
- 営業利益率
- 競争環境と価格競争力を示す指標。
- ストック型売上比率
- 安定的な収益基盤の拡大度合いを測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり60円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは1.83%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 20 | — | 18.2 |
| 2022年3月 | 30 | 50.0 | 17.8 |
| 2023年3月 | 40 | 33.3 | 21.6 |
| 2024年3月 | 40 | 0.0 | 26.5 |
| 2025年3月 | 50 | 25.0 | 26.1 |
| 2026年3月 | 60 | 20.0 | 24.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥60
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,828人。区分でいちばん多いのは個人・その他で61.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.6%を占め、残る63.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 54.1 | 48.8 | 47.5 | 45.3 | 41.5 | 61.6 |
| 事業法人 | 39.7 | 47.3 | 48.6 | 52.7 | 56.5 | 36.6 |
| 証券会社 | 4.5 | 3.5 | 3.3 | 1.6 | 1.6 | 1.4 |
| 外国法人 | 1.6 | 0.3 | 0.5 | 0.4 | 0.4 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | — | — | — | — | 0.0 |
| 金融機関 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | — | 0.0 | 0.0 |
| 自己株式 | — | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 有限会社シー・エム・ケー | 35.87 |
| 02 | コンピューターマネージメント社員持株会 | 13.89 |
| 03 | UH Partners 2投資事業有限責任組合 | 6.92 |
| 04 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.43 |
| 05 | 竹中 英之 | 2.16 |
| 06 | 槇田 重夫 | 2.06 |
| 07 | 竹中 利之 | 2.06 |
| 08 | 長平 由美子 | 2.06 |
| 09 | 亀井 友廣 | 1.23 |
| 10 | 辻下 知充 | 0.98 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で−22%、1株純資産は11期で−26%。直近期のROEは13.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 322 | 2,768 | 12.2 | — | 4.7 |
| 2017年3月 | 431 | 3,286 | 14.2 | — | 11.6 |
| 2018年3月 | 212 | 1,280 | 17.7 | — | 15.4 |
| 2019年3月 | 117 | 764 | 16.6 | — | 15.1 |
| 2020年3月 | 139 | 973 | 13.9 | 9.0 | 14.4 |
| 2021年3月 | 141 | 1,150 | 13.2 | 10.2 | 18.2 |
| 2022年3月 | 174 | 1,272 | 14.4 | 9.2 | 17.8 |
| 2023年3月 | 166 | 1,403 | 12.4 | 9.2 | 21.6 |
| 2024年3月 | 161 | 1,571 | 10.8 | 9.8 | 26.5 |
| 2025年3月 | 195 | 1,758 | 11.7 | 8.9 | 26.1 |
| 2026年3月 | 251 | 2,037 | 13.2 | 11.6 | 24.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 竹中勝昭 | 代表取締役会長 | — |
| 竹中英之 | 代表取締役社長兼社長執行役員 インフラソリューション本部長 | — |
| 吉田徹 | 取締役兼専務執行 役員 経営管理本部長 経営企画室長 新技術基盤開発室長 | — |
| 辻下知充 | 取締役兼執行役員 技術支援本部長 キャリア採用室長 | — |
| 常深雅稔 | 取締役兼執行役員 ERPソリューション本部長 | — |
| 靏田勉 | 取締役兼執行役員 ゼネラルソリューション本部長 | — |
| 西宏章 | 取締役 | — |
| 水島幸子 | 取締役 | — |
| 野見山隆史 | 常勤監査役 | — |
| 尾内啓男 | 監査役 | — |
| 西村良明 | 監査役 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 57 | 57 | 10 |
| 監査役 | 1 | 8 | 8 | 8 |
| 社外監査役 | 2 | 4 | 4 | 2 |
| 社外取締役 | 2 | 4 | 4 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,545字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,578字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,772字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,247字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第45期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第44期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第42期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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