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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

fonfun

fonfun corporation2323 · Standard · 情報・通信業

クラウドサービスとDX支援の2軸で企業の業務効率化を支援する情報サービス企業。M&Aで技術を獲得し、顧客の変革を支える。

概要

株式会社fonfun(フォンファン)は、東京都渋谷区に本社を置く情報通信企業である。1997年にネットビレッジ株式会社として創業、2002年に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現東京証券取引所スタンダード市場)に上場した。2026年3月期の連結売上高は21億円、従業員273名。事業は、SMS配信やクラウド電話などのSaaS型サービスを提供する「クラウドソリューション事業」と、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するシステム開発・技術者派遣を手掛ける「DXソリューション事業」の二軸で構成される。M&Aによる事業拡大を成長戦略の柱とし、2023年にはTOBによりサイブリッジ合同会社の子会社となった。

クラウドソリューション事業: SaaS型サービスの集合体

クラウドソリューション事業は、主にSaaS(Software as a Service)型のサービス群で構成される。2026年3月期の売上高は956百万円、セグメント利益は342百万円。主力サービスはSMS配信サービス「バンソウSMS」、モバイル端末向けWebメールサービス「リモートメール」、企業向けクラウド電話サービス「CallConnect」、飲食店向け日次決算プラットフォーム「れすだく」などがある。これらはストック収益を生むビジネスモデルであり、中長期的な収益基盤として位置づけられている。顧客は法人・個人を問わず、コミュニケーションの円滑化や業務効率の向上を目的に利用される。同セグメントは従来からのインターネットサービスやコンテンツ配信も含むが、近年はSMS事業の拡大に注力している。

DXソリューション事業: 開発・派遣で企業のDXを支援

DXソリューション事業は、企業のデジタルトランスフォーメーション推進を技術面から支える。2026年3月期の売上高は1,154百万円、セグメント利益は112百万円。具体的なサービスとして、受託ソフトウェア開発、技術者派遣(SES)、コンサルティングを提供する。クライアント企業のレガシーシステムからの脱却や業務プロセスのデジタル化を支援し、M&Aを通じて獲得したエンジニア人材や技術を活用して体制を強化している。同事業では、高度な専門性を持つIT人材の確保・育成が重要な課題と認識されており、グループ全体でエンジニアを中心としたデジタル人材の充実を図っている。2024年以降も複数のSES・開発事業会社を子会社化し、事業規模を拡大している。

M&Aを軸としたグループ拡大戦略

fonfunグループは、積極的なM&Aとその後の吸収合併により事業領域を広げてきた。2024年3月期以降、クロノスからのSMS事業譲受、ゼロワンからのノーコード業務アプリ開発SaaS事業譲受、selfree(クラウド電話)、グルーコードコミュニケーションズ(SES)、イー・クラウドサービス(フードテックSaaS)の完全子会社化とその後の吸収合併を実施。2025年以降も、インバウンドテクノロジーからのITフリーランスマッチング事業、porteraからのオンライン診療プラットフォーム「らく診」の譲受、M&A DXへの資本参加、マイクロウェーブデジタルおよびYNPの完全子会社化と吸収合併を進めている。これらの買収により、グループの総合力を高め、売上高の拡大につなげている。2026年3月期の連結売上高21億円(前年単体13億円)の増収は、主にM&Aの効果である。

業界の中での役割は企業向けSaaS提供およびDX推進の技術パートナーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
21億円
営業利益
2億円
営業利益率
9.5%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
DXソリューション事業12億円54.5%1億円8.3%
クラウドソリューション事業10億円45.5%3億円30.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01クラウドソリューション主力

法人・個人向けにクラウドベースの各種サービス、アプリケーション、ソフトウェアを企画・開発・提供。携帯電話やPC向けのインターネットサービス、コンテンツ配信などの従来サービスも含む。

主な製品・サービス2
SaaSサービス群
業務効率化やプロセス最適化を支援するクラウドサービス。
アプリケーション
特定の業務用途に特化したソフトウェア。

02DXソリューション主力

企業のデジタルトランスフォーメーション推進を、コンサルティングからシステム開発、導入・運用まで一貫して支援。M&Aで獲得した技術やサービスを活用する。

主な製品・サービス3
システム開発サービス
顧客の業務に合わせたシステムを開発。
DXコンサルティング
デジタル活用戦略の立案を支援。
業務プロセスデジタル化ソリューション
既存業務をデジタル技術で効率化する支援。

製品と技術

SMS配信サービス「バンソウSMS」

バンソウSMSは、fonfunのクラウドソリューション事業における中核サービスである。企業向けに大量のSMSを一斉配信するプラットフォームで、API連携により顧客システムとシームレスに連携可能。マーケティング、認証、通知など多様な用途に対応する。2022年にケイビーカンパニーから事業譲受、2024年にクロノスから同事業を譲受したことで、配信規模と顧客基盤が拡大した。2023年10月にはブランド名称を「バンソウSMS」に統一し、サービスの認知度向上を図っている。同サービスの収益はストック型であり、安定した収益源となっている。

クラウド電話「CallConnect」

CallConnectは、企業向けのクラウドベース電話サービスである。従来のPBX(構内交換機)を必要とせず、インターネット経由で内線・外線通話を実現する。録音機能、CTI(コンピュータテレフォニーインテグレーション)連携、自動音声応答など、業務効率化に役立つ機能を備える。fonfunは2024年7月、本サービスを提供する合同会社selfreeを完全子会社化し、同年9月に吸収合併して自社サービスとして取り込んだ。これにより、SMSに次ぐコミュニケーション関連のストック収益柱として育成を進めている。

モバイルWebメール「リモートメール」

リモートメールは、1999年にNTTドコモのiモード対応サービスとして開始された歴史あるサービスである。携帯電話やスマートフォンからPCのメールをリモートで確認・送信できるWebメールサービス。2001年には法人向けサービスも開始し、現在も継続して提供されている。2011年にはスマートフォン向けのサービス提供を開始し、OSやブラウザの変化に対応してきた。個人ユーザー向けの無料版と法人向け有料版があり、長年にわたり安定したユーザー基盤を持つ。クラウドソリューション事業の初期を支えたレガシー的なサービスであるが、現在も収益に貢献している。

DXソリューション: 開発・派遣・コンサルティング

DXソリューション事業では、企業のDX推進を技術面で包括的に支援する。主な提供形態は、受託開発によるシステム構築、技術者派遣(SES)、およびDX戦略策定のコンサルティングである。レガシーシステムからの脱却、Webシステム開発、モバイルアプリ開発など、案件は多岐にわたる。M&Aで獲得したノーコード業務アプリ開発SaaS(旧ゼロワン事業)や、ITフリーランスマッチングプラットフォーム(旧インバウンドテクノロジー事業)も同事業に含まれる。2026年にはマイクロウェーブデジタルとYNPを子会社化・吸収合併し、SESエンジニアの陣容を大幅に拡大。これらのリソースを活用して、クライアントのDXニーズに応えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

IoTソリューション内需特化、後発ながら成長

fonfunはIoTソリューションとシステム開発を手掛ける独立系IT企業。同業にはソラコム(通信プラットフォーム)、LisB(IoTデバイス)などが存在。直近3期の売上高は7→13→21億円と急成長中で、営業利益率は最新期で9.5%と好調を維持。業界内では規模は小さいものの、成長率は高く、ニッチなユースケースへの対応力が強み。一方、海外売上比率は低く、内需依存度が高い。同業との差別化としては、顧客ごとのカスタマイズに強みを持つが、スケールメリットでは劣る。

強み

  • 過去3期で売上高7→13→21億円と倍々成長、業界平均を上回る伸び率。
  • 2026/3期予想営業利益率9.5%と、規模を考慮すると収益性は高い。
  • 顧客ごとに最適化したIoTソリューションを提供、ニッチ領域で競争優位。
  • 特定グループに属さず、幅広い業種の顧客にサービス提供可能。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内景気変動の影響を受けやすい。
  • 競合他社と比べ資金力・リソースで劣り、大型案件獲得に課題。
  • ソラコムなど先行企業との差別化ができなければ、市場競争に晒される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がfonfun

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14060rakumo72億円29.7倍
22321ソフトフロントホールディングス71億円
35576オービーシステム71億円11.5倍
4598Aチャットプラス70億円17.4倍
52323fonfun69億円16.1倍
63904カヤック69億円12.6倍
74256サインド68億円39.5倍
86942ソフィアホールディングス68億円
9173Aハンモック68億円9.7倍
104379Photosynth68億円22.6倍
113698CRI・ミドルウェア67億円17.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

1997年創業とリモートメール事業の開始

1997年3月、東京都新宿区にネットビレッジ株式会社として資本金3億円で設立。同年6月、日本高速通信株式会社(現KDDI)と業務提携を結ぶ。1999年6月、NTTドコモの「iモード」対応サービスとしてリモートメール事業を開始。これは携帯電話からメールを利用できる画期的なサービスであり、会社の基盤事業となった。2000年には海外展開を視野に香港と米国に現地法人を設立した。2001年11月には法人向けのリモートメールサービスも開始し、事業の裾野を広げた。なお、本店は1998年に八王子市へ移転していた。

2002年上場と子会社化による事業多角化

2002年9月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現東京証券取引所スタンダード市場)に上場(証券コード2323)。これを機にM&A戦略を本格化する。2005年11月、株式交換により株式会社ウォーターワンテレマーケティングを、2005年12月には株式会社エンコード・ジャパンと株式会社グローバル・コミュニケーション・インクを完全子会社化。2006年6月、社名を株式会社fonfunに変更。同年7月にはエンコード・ジャパンを吸収合併した。また、2004年には中国に上海網村信息技術有限公司、2006年には合肥網村信息技術有限公司を設立し、中国市場にも進出した。本社は八王子から新宿、さらに渋谷へと移転した。

合弁会社設立と事業再編の2009~2014年

2009年12月、光通信グループとの合弁会社「株式会社FunFusion」を設立。同時に本社を杉並区に移転した。2012年2月にはFunFusionを完全子会社化し、グループ内でのシナジーを追求。2014年9月には株式会社e-エントリーの全株式を取得し子会社化するが、2018年3月に売却した。2015年12月には株式会社アドバンティブを設立するが、これも2019年7月に全株式を売却。この時期は事業の選択と集中を進め、グループ体制を整理する動きが見られる。本社は2014年6月に再び渋谷区へ移転し、現在に至る。

2018~2023年: 事業譲受とTOBによる経営権移行

2018年3月、株式会社ミスターフュージョンよりメディア事業を譲受。2019年12月には株式会社武蔵野よりボイスメール事業を譲受し、音声サービスの強化を図る。2022年1月には株式会社ソリッド・ネットに資本参加。2022年11月、ケイビーカンパニー株式会社よりSMS送信事業を譲受し、SMS事業を拡大。2023年4月、子会社FunFusionを吸収合併。2023年7月にはTOBによりサイブリッジ合同会社の子会社となり、資本関係が大きく変化した。同年9月、中期経営計画「プロジェクトフェニックス」を発表し、2026年3月期までの成長戦略を示した。また、2023年10月にはSMS事業のブランド名称を「バンソウSMS」に統一した。

2024年の大規模M&Aラッシュと吸収合併

2024年に入り、M&Aのペースが加速する。2024年2月、株式会社クロノスよりSMS送信事業を譲受。同年4月には株式会社ゼロワンよりノーコード業務アプリ開発SaaS事業を譲受。7月には企業向けクラウド電話サービス「CallConnect」を提供する合同会社selfreeを完全子会社化。8月にはSES事業のグルーコードコミュニケーションズ株式会社とフードテックSaaSサービスの株式会社イー・クラウドサービスを完全子会社化。これらの子会社は同年9月に吸収合併され、グループの一体化が進んだ。これにより、クラウドソリューションとDXソリューションの両事業が大幅に拡充された。

2025~2026年: さらなる事業拡大と子会社統合

2025年6月、インバウンドテクノロジー株式会社よりITフリーランスマッチング事業を譲受。同年7月には株式会社M&A DXに資本参加。8月には株式会社porteraよりオンライン診療プラットフォームサービス事業「らく診」を譲受し、ヘルスケア分野に参入。9月にはSES事業の株式会社マイクロウェーブデジタルに資本参加し、同年12月には全株式を取得して完全子会社化。2026年3月にはSES事業の株式会社YNPの全株式を取得し完全子会社化し、即座にマイクロウェーブデジタルと吸収合併する。これらの買収によりエンジニアリソースが大幅に増強され、第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」(2029年3月期までに売上高100億円・EBITDA20億円目標)の達成を目指す。

年表46件を開く

1990年代

  • 1997年3月創業東京都新宿区にネットビレッジ株式会社を資本金3億円で設立
  • 1997年6月日本高速通信株式会社(現KDDI株式会社(KDDI))と業務提携
  • 1998年4月本店を東京都新宿区から東京都八王子市に移転
  • 1999年6月NTTドコモ「iモード」対応サービスとしてリモートメール事業を開始

2000年代

  • 2000年3月創業「リモートメール」事業海外展開のため、香港現地法人「NetVillage (Asia) Co., Ltd.」及び米国現地法人「NetVillage, Inc.」を設立(2000年6月に資本参加)
  • 2001年11月「リモートメール法人サービス」提供開始
  • 2002年9月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現東京証券取引所スタンダード市場)に上場(証券コード:2323)
  • 2004年6月創業中国現地法人「上海網村信息技術有限公司」を設立
  • 2004年7月本店を東京都八王子市から東京都新宿区に移転
  • 2005年7月本店を東京都新宿区から東京都渋谷区に移転
  • 2005年10月創業NVソフト株式会社を設立
  • 2005年11月M&A株式交換により株式会社ウォーターワンテレマーケティングを完全子会社化
  • 2005年12月M&A株式交換により株式会社エンコード・ジャパン及び株式会社グローバル・コミュニケーション・インクを完全子会社化
  • 2006年4月創業中国現地法人「合肥網村信息技術有限公司」を設立
  • 2006年6月ネットビレッジ株式会社から株式会社fonfunへ社名を変更
  • 2006年7月M&A株式会社エンコード・ジャパンを吸収合併
  • 2009年12月光通信グループとの合弁会社「株式会社FunFusion」を設立
  • 2009年12月本店を東京都渋谷区から東京都杉並区に移転

2010年代

  • 2011年9月「リモートメール」スマートフォン向けにサービスを提供開始
  • 2012年2月M&A株式追加取得により、株式会社FunFusionを完全子会社化
  • 2014年6月本店を東京都杉並区から東京都渋谷区に移転
  • 2014年9月M&A株式会社e-エントリーの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2015年12月創業株式会社アドバンティブを設立
  • 2018年3月株式会社ミスターフュージョンよりメディア事業を譲受
  • 2018年3月株式会社e-エントリーの全株式売却
  • 2019年7月株式会社アドバンティブの全株式売却
  • 2019年12月株式会社武蔵野よりボイスメール事業を譲受

2020年代

  • 2022年1月株式会社ソリッド・ネットに資本参加
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2022年11月ケイビーカンパニー株式会社よりSMS送信事業譲受
  • 2023年4月M&A子会社株式会社FunFusionを吸収合併
  • 2023年7月M&ATOBによりサイブリッジ合同会社の子会社となる
  • 2023年9月中期経営計画「プロジェクトフェニックス」を発表
  • 2023年10月商号変更SMS事業のブランド名称を「バンソウSMS」に変更
  • 2024年2月株式会社クロノスよりSMS送信事業譲受
  • 2024年4月株式会社ゼロワンよりノーコード業務アプリ開発SaaS事業を譲受
  • 2024年7月M&A企業向けクラウド電話サービス「CallConnect」を提供する合同会社selfreeを完全子会社化
  • 2024年8月M&ASES事業を提供するグルーコードコミュニケーションズ株式会社及びフードテックSaaSサービスを提供する株式会社イー・クラウドサービスを完全子会社化
  • 2024年9月M&A子会社合同会社selfree、グルーコードコミュニケーションズ株式会社及び株式会社イー・クラウドサービスを吸収合併
  • 2025年6月インバウンドテクノロジー株式会社よりITフリーランスマッチング事業を譲受
  • 2025年7月株式会社M&A DXに資本参加
  • 2025年8月株式会社porteraよりオンライン診療プラットフォームサービス事業「らく診」を譲受
  • 2025年9月SES事業を提供する株式会社マイクロウェーブデジタルに資本参加
  • 2025年12月M&A株式会社マイクロウェーブデジタルの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2026年3月M&ASES事業を提供する株式会社YNPの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2026年3月M&A子会社株式会社マイクロウェーブデジタルを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで100億円
  • EBITDA2029年3月期まで20億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    競争力維持・強化とイノベーション創出

    AI等の先端技術の研究開発とサービス応用を強化し、M&Aで取得した事業とのシナジー効果を早期に最大化するため、技術・サービス・販売チャネルの融合を推進する。

  2. 02

    高度IT人材の確保・育成と組織力強化

    AI領域を含む高度IT人材の確保・育成・定着を重視し、採用チャネルの多様化、研修制度の充実、資格取得支援によるリスキリング・アップスキリングを推進する。

  3. 03

    事業成長の加速と収益基盤の確立

    クラウドソリューション事業の顧客基盤拡大と機能拡充、DXソリューション事業の深耕と新規顧客開拓、両事業の連携によるクロスセル・アップセルを推進する。

  4. 04

    収益構造強化と財務健全性維持

    全社的なコスト削減と業務効率化を徹底し、M&A後のPMIを確実に推進してシナジー効果を早期に実現する。

  5. 05

    成長投資の戦略的実行と企業価値向上

    重点分野への資源配分、投資効果の多角的検証と定期的モニタリングにより事業ポートフォリオを最適化し、株主資本コストを意識した経営を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で273人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は515万円で、9期前と比べて+40.0%平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は7.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月31
2018年3月18
2019年3月36840.17.821
2020年3月38939.18.116
2021年3月35341.08.519
2022年3月34340.47.322
2023年3月44242.08.128
2024年3月42037.96.024
2025年3月54838.67.170
2026年3月51537.87.5273

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都千代田区32百万円
DXソリューション事業
本社 — 東京都渋谷区4百万円
クラウドソリューション事業
1百万円
DXソリューション事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アドバンティブ
    熊本県 上益城郡
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は21億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+61.5%、利益が+0.0%。

売上高
+61.5%
21億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+100.0%
4億円
営業利益率
9.5%
前期比 -5.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高36億円21億円
営業利益5億円2億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q10
2024年1Q200.01
2024年2Q100.00
2024年3Q2150.00
2024年4Q20
2025年2Q5120.00
2025年4Q82
2026年2Q9111.11
2026年4Q1218.33
2027年1Q8112.51

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は6億円から21億円へ3.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.5%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月600
株式会社e-エントリーの全株式を取得し、完全子会社化
2014年3月500
株式会社アドバンティブを設立
2015年3月500
2016年3月500
2017年3月600
2018年3月600
2019年3月500
2020年3月500
2021年3月600
2022年3月600
子会社株式会社FunFusionを吸収合併
2023年3月600
企業向けクラウド電話サービス「CallConnect」を提供する合同会社selfreeを完全子会社化
2024年3月711
株式会社マイクロウェーブデジタルの全株式を取得し、完全子会社化
2025年3月1322
SES事業を提供する株式会社YNPの全株式を取得し、完全子会社化
2026年3月21239.54

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高21億円のうち、営業利益として残るのは2億円9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の19.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.9%13億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
9.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.4pt
19.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+18.8pt
31.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は8億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11024
2014年3月00−103
2015年3月00003
2016年3月0−11−13
2017年3月00−103
2018年3月0−21−22
2019年3月00002
2020年3月0−22−22
2021年3月11023
2022年3月0−11−13
2023年3月1−20−13
2024年3月23−157
2025年3月2−129−107
2026年3月3−53−28

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は33億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は40.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月84443.5
2014年3月73448.7
2015年3月73446.0
2016年3月74351.1
2017年3月73452.9
2018年3月63351.2
2019年3月73447.6
2020年3月95459.8
2021年3月96363.1
2022年3月106458.2
2023年3月106457.5
2024年3月106461.3
2025年3月21101143.5
2026年3月33141940.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中12位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中487位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
31.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
61.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥325で、1年前と比べて+35.6%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥325-0.9%1ヶ月+18.2%1年+35.6%時価総額69億円
過去52週の値幅
安値¥221高値¥473

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.1倍
PER (会社予想)15.3倍
PBR4.62倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日に323円と前日比-7.18%と反落。1ヶ月で+7.31%上昇、1年では+74.59%と強い上昇トレンドにある。25日線285.04円を+13.3%上回るが、75日線315.8円は下回り、200日線324.86円とほぼ同水準。RSI65.52と中立。8月13日に125.5万株の出来高で348円まで急騰した後、14日は売りが優勢となった。高値圏での値動きの荒さに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは15.97倍で業界平均31.17倍の半分以下、予想PERも15.2倍と割安。PBRは4.8倍と平均3.64倍を上回るが、ROEが31.8%と非常に高く、収益性を考慮すれば妥当。配当は無配だが配当性向12.2%で今後の配当開始余地あり。売上高は急成長しており、成長性を加味すると割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.1倍47.9倍
PER (予想)15.3倍
PBR4.62倍2.96倍
ROE31.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

AIを活用したマーケティングツールへの需要拡大が追い風となる一方、競争が激化し、差別化が難しいという見方もある。強気派は、既存顧客の解約率の低さとアップセルによる成長を評価し、弱気派は、市場の成熟と大手競合の参入リスクを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 急成長と利益率改善

    売上高は直近3年で約3倍に成長し、営業利益率も10%程度に達した。

  • 解約率の低さ

    データが蓄積されるほど離脱しにくく、継続利用率が高い。

  • 市場の拡大

    デジタルマーケティング需要は拡大傾向にあり、AI機能で新規需要も取り込める。

  • 売上高が7億円から21億円へ3倍通年影響

    売上高7億円→13億円→21億円、2年で3倍の高成長

  • 純利益4億円と倍増通年影響

    純利益2億円から4億円へ2倍増、収益拡大が鮮明

  • ROE31.8%で資本効率が高い継続影響

    ROE31.8%は高収益体質を示し、株主価値創出力が強い

  • フォワードPER15.2倍と指標改善通年影響

    実績PER15.97倍から15.2倍へ改善、成長に見合う評価

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    多くの類似ツールがあり、価格競争や機能競争が激しい。

  • 収益の不確実性

    経常利益が赤字で、まだ収益モデルが安定していない。

  • 小規模な顧客基盤

    売上高は20億円規模で、特定顧客への依存リスクがある。

  • 株価1年で76%上昇の過熱感継続影響

    株価上昇率76.18%と急ピッチ、利益確定売りで調整リスク

  • 無配で株主還元が不在通年影響

    配当利回り0%のため、株価下落時の下支えがない

  • 外国人保有1.59%と需給が薄い継続影響

    外国人保有比率1.59%と低く、売買が細りやすい

  • PSR約3.3倍と売上比で割高通年影響

    時価総額69億円÷売上高21億円でPSR3.29倍、高成長前提

次の決算で確かめる点
ARR(年間経常収益)
SaaSの成長性を測る最優先指標。
解約率
顧客定着率とビジネスの安定性を示す。
売上総利益率
クラウドインフラやサポートのコスト管理を評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
12.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,625人。区分でいちばん多いのは事業法人70.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が71.8%を占め、残る28.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人58.057.857.967.370.570.1
個人・その他33.336.934316.025.221.923.9
証券会社6.44.25.94.13.92.7
金融機関0.30.20.70.32.11.7
自己株式1.31.31.31.41.31.4
外国法人2.00.91.11.70.51.0
外国人個人0.00.00.11.51.10.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01サイブリッジ合同会社47.29
02サイブリッジグループ株式会社14.03
03クリアデラ株式会社4.74
04日本証券金融株式会社1.70
05賀川正宣1.65
06株式会社EGIJ1.47
07佐野敦彦1.41
08張ヶ谷拓実1.24
09牧野史朗0.88
10マリーングロース株式会社0.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+436%、1株純資産は14期で−53%。直近期のROEは31.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月41362.867.9
2014年3月−5131
2015年3月−10121
2016年3月−10134
2017年3月−11123
2018年3月−9114
2019年3月−2112
2020年3月11590.9318.2
2021年3月6857.543.1
2022年3月−128
2023年3月2307.027.5
2024年3月33111.742.1
2025年3月84521.816.6
2026年3月206431.816.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
水口翼代表取締役社長43
松井都取締役 DXソリューション 本部長59
八田修三取締役 コーポレート ソリューション 本部長59
緒方健介取締役(注)155
小栁肇取締役(注)160
古久保武紀取締役(注)163
鎌形尚常勤監査役34
高森厚太郎監査役(注)255
蓮尾倫弘監査役(注)249

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)418537118
社外取締役56292
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容775字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、子会社1社、持分法適用会社2社のグループ構成となっており、情報サービス業として、「クラウドソリューション事業」及び「DXソリューション事業」の2つのセグメントを軸に事業を展開しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、以下のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 クラウドソリューション事業におきましては、法人及び個人のお客様に対し、コミュニケーションの円滑化、業務効率の向上、多様な情報アクセスを実現するクラウドベースの各種サービス、アプリケーション及びソフトウェアの企画、開発、提供を行っております。当事業には、従来からの強みである携帯電話やパソコン向けのインターネットサービスやコンテンツ配信も含まれております。 DXソリューション事業におきましては、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するため、コンサルティングからシステム開発、各種業務プロセスのデジタル化を促進するソリューション及びソフトウェアの企画、開発、提供を行っております。M&Aを通じて獲得した新たな技術やサービスも活用し、お客様の事業価値向上に貢献してまいります。 各事業における当社及び当社関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 セグメントの名称   事業内容   主なグループ会社 クラウドソリューション事業   多様なSaaS提供を通じ、企業の業務効率化やプロセス最適化を支援する事業   当社 株式会社ソリッド・ネット DXソリューション事業   企業のDX推進を、システム開発から導入・運用まで一貫して技術支援する事業   当社 株式会社YNP 事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,841字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの経営の基本方針は、ミッションである「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」の実現を中心に据え、持続可能な成長を追求することです。このミッション達成のため、私たちはデータとテクノロジーの力を最大限に活用するとともに、お客様のビジネスに対する深い理解に基づき、デジタルトランスフォーメーション(DX)によるイノベーションをお客様と共に創出してまいります。これにより、市場における競争優位性を確立し、変化し続ける顧客ニーズへ迅速かつ的確に対応することを重視しております。 2026年5月25日に公表いたしました第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」は、この基本方針を具現化するための道筋であり、2029年3月期までに売上高100億円、EBITDA 20億円の達成という挑戦的な目標を掲げております。 当社グループは、この基本方針と第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」に基づき、従業員一人ひとりの成長と働きがいの向上に注力いたします。それにより社内の活力と創造性を最大限に引き出し、イノベーションを絶え間なく推進することで、長期的な企業価値の向上を図ってまいります。そして、株主の皆様をはじめとする全てのステークホルダーに対し、継続的な利益成長を通じて期待に応えていく所存です。 (2)目標とする経営指標 上述のとおり、第二次中期経営計画(2026年4月~2029年3月)において2029年3月期までに売上高100億円、EBITDA 20億円という目標を掲げております。 (3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、企業活動におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が不可欠な経営課題として広く認識され、クラウドサービスの活用が社会全体で加速度的に進展しております。AI(人工知能)、IoT、データサイエンスといった先端技術の進化は、新たなビジネス価値創出の可能性を大きく広げており、当社グループが注力するクラウドソリューション事業及びDXソリューション事業の市場は、引き続き拡大基調にあると認識しております。 特に、企業における生産性向上、業務効率化、そして競争力強化に向けたDX投資の意欲は依然として高く、顧客ニーズはより高度かつ多様化する傾向にあります。また、働き方改革の定着や、持続可能な社会システム構築への要請も、デジタル技術を活用した新しいソリューションへの期待を高めており、これらは「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」という当社グループのミッション実現に向けた事業機会を豊富に提供するものと考えております。 一方で、当社グループが事業を展開する情報サービス市場におきましては、国内外の多数の事業者による競争が激しさを増しております。技術革新のサイクルは極めて速く、常に最新技術の動向を注視し、迅速に事業へ取り込む対応力が求められます。また、高度な専門性を有するIT人材の獲得及び育成は、持続的な成長のための重要な経営課題となっております。さらに、世界的な経済情勢の不確実性や地政学的リスクの顕在化、サイバー攻撃の巧妙化といった外部環境の変化にも留意が必要な状況です。 このような経営環境のもと、当社グループは、変化を的確に捉え、事業機会を最大限に活かすとともに、リスク要因に適切に対処することで、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、経営方針に掲げるミッション「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」の実現、及び第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」の達成に向けて、当連結会計年度末において以下の事業上及び財務上の課題を優先的に対処すべきものと認識し、その解決に注力してまいります。 ≪事業上の課題と対処方針≫ ① 競争力の維持・強化とイノベーション創出 当社グループが事業を展開するクラウドソリューション及びDXソリューションの市場は、技術革新のスピードが極めて速く、国内外の競合企業との競争も激化しております。このような環境下で、M&Aにより取得したサービスを含め、当社グループの提供価値を持続的に高め、市場における競争優位性を確立・維持していくことが不可欠です。 この課題に対し、お客様のビジネスの深い理解をさらに追求し、お客様の本質的な課題解決に貢献する独自性の高いソリューション開発を強化いたします。特にAI(人工知能)等の先端技術の積極的な研究開発とサービスへの応用を進め、イノベーションを継続的に創出することで、市場の変化や高度化する顧客ニーズへ迅速に対応できる体制を構築してまいります。また、M&Aで取得した事業とのシナジー効果を早期に最大化するため、技術・サービス・販売チャネルの融合を推進し、グループ全体の総合力を高めてまいります。 ② 高度IT人材の確保・育成と組織力強化 第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」におけるAIドリブン経営の達成、そしてクラウド及びDXソリューション事業の持続的な成長を支えるためには、AI領域を含む高度な専門知識とスキルを有するIT人材の確保・育成・定着が極めて重要な課題です。しかしながら、IT人材の獲得競争は依然として厳しい状況にあります。 この課題に対し、経営方針に掲げる「従業員の成長と満足度向上」を重視し、多様な人材が能力を最大限に発揮できる魅力ある職場環境の整備(働きがいのある制度、公正な評価・処遇等)に努めます。採用戦略においては、チャネルの多様化やダイレクトリクルーティングを強化するとともに、社内においては研修制度の充実、資格取得支援によるリスキリング・アップスキリングを積極的に推進いたします。これにより、従業員一人ひとりの専門性と創造性を高め、イノベーションを生み出す活気ある組織文化を醸成し、組織全体の競争力強化に繋げてまいります。 ③ 事業成長の加速と収益基盤の確立 第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」で掲げた売上高100億円、EBITDA 20億円の達成に向けては、既存事業の着実な成長に加え、新たな収益機会の創出による事業成長の加速が求められます。特に、当社グループの成長ドライバーと位置付けるDXソリューション事業の拡大が鍵となります。 この課題に対し、クラウドソリューション事業においては、安定的な顧客基盤を維持・拡大しつつ、サービスの利便性向上と機能拡充により継続的な収益確保を目指します。DXソリューション事業においては、M&Aで獲得した事業基盤とノウハウを最大限に活用し、特定の業種・業務領域への深耕と、新たな顧客セグメントの開拓を積極的に推進いたします。両事業の連携を強化し、クロスセル・アップセルを促進することで顧客単価の向上を図るとともに、提供サービスの付加価値を高めることで収益性の改善に取り組み、「プロジェクトフェニックスⅡ」の目標達成を確実なものとしてまいります。 ≪財務上の課題と対処方針≫ ① 収益構造の強化と財務健全性の維持 持続的な成長投資と株主還元の実現のためには、中期経営計画におけるEBITDA目標の達成に代表される収益性の向上が不可欠です。また、M&Aに伴うのれん等の収益性をモニタリングし、安定した財務基盤を維持・強化していく必要があります。 この課題に対し、上記の事業戦略を着実に実行することで各事業セグメントの収益力を強化するとともに、全社的なコスト意識の向上と業務プロセスの効率化を徹底し、筋肉質な経営体質を構築いたします。M&Aによって取得した事業については、PMI(Post Merger Integration)を確実に推進し、計画されたシナジー効果を早期に実現することで収益貢献度を高めてまいります。これにより財務健全性を維持し、安定的なキャッシュフローを創出し、企業価値向上に繋げます。 ② 成長投資の戦略的実行と企業価値向上 当社グループのミッション実現と中長期的な成長のためには、人材採用・育成、研究開発、更なる成長機会としてのM&A等への戦略的な投資が不可欠です。これらの投資を効果的に実行し、企業価値の最大化に繋げていくことが重要な課題です。 この課題に対し、第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」の達成とその先の持続的成長を見据え、経営方針に則った重点分野(高成長が見込まれる技術領域、人材開発等)へ経営資源を戦略的に配分いたします。投資判断にあたっては、その効果を多角的に検証し、実行後も定期的なモニタリングを通じて事業ポートフォリオの最適化を図ります。これにより、株主資本コストを常に意識した経営を推進し、長期的な企業価値の向上を通じて、株主の皆様をはじめとする全てのステークホルダーの期待に応えてまいります。 当社グループは、これらの課題に対し真摯に取り組み、経営基盤の強化と事業の発展を通じて、ミッションの実現と企業価値の持続的な向上に努めてまいります。
事業等のリスク2,673字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、本項に記載した事項は、当社グループに関する全てのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業環境の変化及び技術革新への対応に関するリスク 当社グループが事業を展開するクラウドサービス市場及びDX(デジタルトランスフォーメーション)市場は、技術革新のスピードが極めて速く、AI(人工知能)、IoT、ビッグデータ解析等の新たなテクノロジーが次々と登場し、顧客ニーズも急速に高度化・多様化しております。これらの変化に迅速かつ的確に対応できない場合、当社グループが提供する既存サービスの競争力低下や陳腐化、新規サービスの開発遅延等が生じ、事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 市場動向や最新技術に関する情報収集・分析を継続的に行うとともに、研究開発体制を強化し、顧客ニーズを先取りしたサービス開発に努めます。また、アジャイル開発手法の活用等により、変化への迅速な対応を目指します。必要に応じて外部の技術や知見の導入、他社とのアライアンスも検討してまいります。 (2)競争激化に関するリスク クラウドサービス市場及びDXソリューション市場は成長が期待される分野である一方、国内外の大手ITベンダーから専門特化型企業、新規参入企業まで多数の事業者が存在し、価格競争やサービス開発競争が激化しております。このような競争環境において、当社グループが優位性を維持できない場合、市場シェアの低下や収益性の悪化を招く可能性があります。 当社グループ独自の技術やノウハウを活かした高付加価値サービスの開発・提供に注力するとともに、特定の顧客セグメントや業務領域における専門性を高め、競争優位性を確立してまいります。また、M&Aを通じて獲得したサービスや技術も活用し、ソリューションの幅を広げ、顧客満足度の向上に努めます。 (3)人材の獲得・育成及び維持に関するリスク クラウド技術やDX推進を担う高度IT人材、特に優秀なエンジニアやコンサルタントの獲得競争は国内外で激化しており、人材の確保及び育成が計画通りに進まない場合、または既存の優秀な人材が流出した場合、事業拡大の遅延、サービス品質の低下、新規事業開発の停滞などを招く可能性があります。 競争力のある報酬体系や福利厚生制度の整備、多様な働き方を支援する制度(フレックスタイム制度、テレワーク勤務制度の積極的な活用等)の導入・拡充、魅力的なキャリアパスの提示、継続的な研修・能力開発機会の提供等を通じて、優秀な人材の獲得・育成・定着に努めます。また、企業文化の醸成による従業員エンゲージメントの向上にも注力いたします。 (4)M&A戦略及びPMI(Post Merger Integration)に関するリスク 当社グループは、事業基盤の強化や新規事業領域への進出を目的として、M&Aを重要な戦略の一つと位置づけております。しかしながら、M&A実施後のPMI(事業統合プロセス)が計画通りに進捗せず、期待したシナジー効果が十分に発揮されない場合や、買収した事業の業績が想定通りに推移しない場合には、投資回収の長期化や、のれんの減損損失が発生する等、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 M&Aの実施にあたっては、対象企業の事業内容、財務状況、契約関係等について詳細なデューデリジェンスを実施し、リスクを十分に評価いたします。また、PMIにおいては、明確な統合計画とKPIを設定し、経営資源を適切に投入することで、シナジー効果の早期実現を目指します。 (5)システム障害・サイバーセキュリティ及び情報管理に関するリスク 当社グループが提供するクラウドサービスやDXソリューションサービスは、安定的なシステム稼働が不可欠です。自然災害、事故、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルスの感染等により、システム障害やサービス停止が発生した場合、顧客の事業活動に支障をきたし、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、損害賠償責任の発生等に繋がる可能性があります。また、事業の特性上、顧客の機密情報や個人情報を取り扱う機会があり、これらの情報が漏洩、滅失、毀損した場合も同様の影響が想定されます。 堅牢なシステムインフラの構築、データのバックアップ体制、24時間365日の監視体制を整備するとともに、最新のセキュリティ対策を導入し、定期的な脆弱性診断やセキュリティ監査を実施します。また、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)等の国際認証基準に準拠した情報管理体制を構築・運用し、全従業員に対する情報セキュリティ教育を徹底することで、情報漏洩リスクの低減に努めます。 (6)法的規制等に関するリスク 当社グループの事業は、個人情報保護法、下請法、労働関連法規、知的財産関連法規、その他事業に関連する国内外の様々な法的規制の適用を受けております。これらの法規制が改正された場合、または新たな法規制が導入された場合、対応コストの発生、事業運営方法の変更、新たな制約による事業機会の損失等が生じる可能性があります。 法務部門及び関連部門が連携し、国内外の法規制の動向を常に注視し、必要な社内規程の整備や運用体制の構築、従業員教育を徹底することで、コンプライアンス遵守に努めます。また、必要に応じて弁護士等の外部専門家からの助言を得て、適切に対応してまいります。 (7)経済情勢の変動に関するリスク 国内外の景気後退、インフレーションの進行、金利の変動、為替相場の急変等は、顧客企業のIT投資意欲の減退や支払能力の低下、当社グループの資金調達コストの上昇や為替差損の発生等を通じて、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 特定の顧客や地域、事業分野に過度に依存しないバランスの取れた事業ポートフォリオの構築に努めるとともに、コスト構造の見直しや生産性向上により、外部環境の変化に対応できる強固な経営基盤の確立を目指します。また、財務状況を安定的に維持し、適切な資金管理を行ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,269字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社グループは当連結会計年度より連結財務諸表を作成しておりますので、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループは、「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」というミッションのもと、持続的な成長に向けた事業基盤の強化に注力してまいりました。 セグメントごとの主な取り組みとしては、クラウドソリューション事業において、SMS配信サービス「バンソウSMS」、クラウド電話「CallConnect」、および飲食店向け日次決算プラットフォーム「れすだく」といった、中長期的な収益基盤となるストック収益ビジネスの持続的な拡大を図ってまいりました。 また、DXソリューション事業においては、これまでクライアント企業のレガシーシステム脱却をはじめとする多様なDX支援を通じて技術的知見やノウハウを蓄積しております。また、これらDXの多様なニーズに対応できる体制を構築すべく、グループ全体におけるエンジニアを中心としたデジタル人材の充実を図っております。 当社グループのセグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 a クラウドソリューション事業 クラウドソリューション事業は、当社グループが以前より提供しております、SMS配信サービス「バンソウSMS」やモバイル端末向けWebメールサービス「リモートメール」をはじめとする、主にSaaS型のサービス群を包含する事業となります。当連結会計年度において、売上高は956百万円、セグメント利益は342百万円となりました。 b DXソリューション事業 DXソリューション事業は、顧客それぞれのニーズにより向き合い、データとテクノロジー、顧客のビジネスへの深い理解をもって、企業・社会全体のDX化を推進し顧客と共にビジネスをプロデュースしていく事業となります。「ソフトウェア開発」、「技術者派遣」などの具体的なソリューションを通じてDX化を支援しております。当連結会計年度において、売上高は1,154百万円、セグメント利益は112百万円となりました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は2,111百万円、営業利益は242百万円、経常利益は271百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は424百万円となりました。 なお、当社単体の売上高は1,741百万円で前年同期と比べ472百万円(+37.3%)の増収、営業利益は212百万円で前年同期と比べ62百万円(+42.0%)の増益、経常利益は213百万円で前年同期と比べ49百万円(+30.0%)の増益となり、当期純利益は405百万円で236百万円(+139.6%)の増益となりました。 当社グループの当連結会計年度末の総資産は3,285百万円となり、流動資産は1,344百万円、固定資産は1,940百万円となりました。その主な内訳は、流動資産における現金及び預金830百万円、売掛金530百万円、固定資産におけるのれん1,354百万円、顧客関連資産162百万円、繰延税金資産218百万円であります。 負債につきましては、1,872百万円となり、流動負債は887百万円、固定負債は984百万円となりました。その主な内訳は、流動負債における買掛金179百万円、1年内返済予定の長期借入金312百万円、固定負債における長期借入金942百万円であります。 純資産は、1,413百万円となりました。主な内訳は、資本金10百万円、資本剰余金847百万円、利益剰余金657百万円であります。 なお、当社単体の当事業年度末の総資産は3,075百万円となり、前事業年度末に比べ926百万円の増加となりました。その主な要因は、流動資産における現金及び預金の53百万円の増加、売掛金の120百万円の増加、無形固定資産におけるのれんの182百万円の増加、顧客関連資産の26百万円の増加、関係会社株式の増加263百万円、関係会社長期貸付金の増加100百万円、繰延税金資産の119百万円の増加等であります。 負債につきましては、1,679百万円となり、前事業年度末に比べ487百万円の増加となりました。その主な要因は、流動負債における買掛金の107百万円の増加、1年内返済予定の長期借入金の105百万円の増加、固定負債における長期借入金の173百万円の増加等であります。 純資産につきましては、1,396百万円となり、前事業年度末に比べ438百万円の増加となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、780百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は251百万円となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益283百万円、のれん償却額114百万円、仕入債務の増加額103百万円、株式報酬費用55百万円、顧客関連資産償却額38百万円の資金増等に対し、未払金の減少額280百万円、契約資産の増加額60百万円の資金減等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は472百万円となりました。この主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出272百万円、貸付けによる支出120百万円、事業譲受による支出63百万円、関係株式の取得による支出17百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は339百万円となりました。この主な要因は、長期借入による収入500百万円、短期借入による収入130百万円等の資金増に対し、長期借入金の返済による支出220百万円等の資金減等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループが営むクラウドソリューション事業およびDXソリューション事業は、それぞれSaaS系事業の提供および顧客企業のDX化等に伴う受託開発・コンサルティング等のソリューション提供を主たる業務としており、提供する財・サービスの性質上、生産活動に該当する事項がないため、生産実績の記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   受注残高(千円) クラウドソリューション事業   2,999   - DXソリューション事業   54,035   4,208 合計   57,035   4,208 (注)1 クラウドソリューション事業における顧客ごとのカスタマイズ提供及びDXソリューション事業における受託ソフトウェア開発について記載しております。 2 当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比は記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円) クラウドソリューション事業   956,495 DXソリューション事業   1,154,709 合計   2,111,204 (注) 当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比は記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中に記載されている将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループの財政状態及び経営成績の状況等の詳細な分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当連結会計年度は、クラウドソリューション事業及びDXソリューション事業の各市場環境の変化に対応しつつ、事業の成長と収益性の向上に努めるとともに、M&Aによる事業規模の拡大を図りました。その結果、当社グループの当連結会計年度における売上高および当期純利益は増大しております。 当社グループは、当連結会計年度において、2023年に発表した第一次中期経営計画「プロジェクトフェニックス」の目標であった「エンジニア数100人」、「時価総額100億円」、「連結売上20億円、EBITDA4億円」のすべての目標を達成しております。翌連結会計年度においては、第二次中期経営計画「プロジェクトフェニックスⅡ」の目標達成に向け、AIドリブンな経営の確立、DX事業の深耕及び「経営×AI×DX」人材の育成を進めております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の詳細な分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要の主なものは、クラウドサービスの提供に係るデータセンター利用料や通信回線費用、DXソリューション事業における人件費及び外注費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、サービス機能強化のためのソフトウェア開発投資、事業基盤強化のための設備投資、M&Aによる事業取得資金等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを財務戦略の基本方針としております。短期運転資金は主に自己資金及び金融機関からの短期借入により調達しており、設備投資やM&A等の長期資金需要に対しては、自己資金、第三者割当増資及び金融機関からの長期借入等を柔軟に組み合わせて対応しております。 また、当連結会計年度中におきましては、主として将来の成長投資やM&A等の長期資金需要に備えるため、金融機関より短期借入金130百万円、長期借入金500百万円の調達を実施しました。当連結会計年度末における借入金を含む有利子負債の残高は1,338百万円となっております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は780百万円となっておりますが、これは本業であるストック型ビジネス等から堅調に創出された営業キャッシュ・フロー251百万円に加え、上記のとおりM&A等の将来の成長投資を見据えて金融機関から計画的な長期資金調達を行ったこと等によるものであります。手元の現預金残高は、当連結会計年度の営業活動において生じた経常的な運転資金の規模に照らして十分な水準であり、短期的な資金需要および本業の拡大に対応できる流動性を十分に確保しているものと認識しております。 なお、翌連結会計年度におきましても、事業運営に必要な流動性は手元の自己資金等により安定的に維持できる見通しであります。一方で、中長期的な成長のドライバーとなるM&A投資等による資金需要に対しては、今後も金融機関からの借入を柔軟に活用し、計画的かつ安定的な財源を確保していく方針であります。 ③ 重要な会計方針及び重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。また、当連結会計年度の重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しております。また、過去の実績から大きく変動することはないという前提で見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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