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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

サインド

4256 · Growth · 情報・通信業

理美容室向けクラウド予約システムのリーディング企業。100%サブスク型で、予約管理の一元化を切り口にDXを支援する。

概要

サインドは、理美容店舗向けにクラウド型予約管理システム「BeautyMerit」と予約一元管理システム「かんざし」を提供する情報通信企業である。2011年に東京都品川区で創業し、2021年12月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。2026年3月期の連結売上高は25億円、営業利益は3億円、従業員数は127名。単一セグメントで事業を展開し、子会社パシフィックポーターを通じて「かんざし」を運営する。

二つの主力サービスが支える収益構造

当社グループの収益の柱は、クラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」と予約一元管理システム「かんざし」である。いずれも月額課金(サブスクリプション)モデルを採用し、契約店舗数とARPU(1店舗あたり月額売上)の拡大が収益成長の原動力となる。2026年3月末時点で「BeautyMerit」は約9,400店舗、「かんざし」は約14,000店舗に導入され、両サービスの合計課金店舗数は20,000件を突破した。カスタマーチャーンレート(解約率)の低減と機能拡充によるARPU向上を経営上の重要指標として掲げている。

全国6拠点の営業網と東京都品川区の本社

本社は東京都品川区西五反田に所在し、創業以来3度の移転を経て現在の場所に至る。営業拠点は大阪市中央区(2018年開設)、福岡市中央区(2021年開設)、仙台市青葉区(2022年開設)、札幌市中央区(2024年開設)の4か所を有し、北海道から九州まで全国規模で営業活動を展開している。各営業所は業務拡大に伴い、大阪・福岡・仙台で移転を実施しており、顧客基盤の拡大に対応している。

子会社パシフィックポーターがもたらすシナジー

2023年2月、パシフィックポーター株式会社の全株式を取得し連結子会社化した。同社は予約一元管理システム「かんざし」を運営しており、サインドの「BeautyMerit」と補完関係にある。両サービスは同業他社の集客サイトやPOSシステムとの連携を強みとし、店舗の業務効率化を支援する。2026年3月末時点で「かんざし」は14,000店舗以上に導入され、グループ全体の課金店舗数は20,000件を超える。子会社化により、クロスセルや共同営業によるシェア拡大が期待される。

業界の中での役割は理美容業界向けのクラウド予約・業務効率化サービスを提供するSaaSベンダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
25億円
営業利益
3億円
営業利益率
12.0%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01理美容業界主力

ヘアサロン・ネイルサロン・エステサロン・リラクゼーション等の理美容店舗に対して、集客から予約・施術・会計・アフターフォローまで一貫して支援するクラウドサービスを提供。サブスクリプションモデルで、契約店舗数は両サービス合算で2万3千店舗超に達する。

理美容業界に先駆けて一元管理(サイトコントローラー)を提供したリーディング企業

主な製品・サービス2
BeautyMerit
理美容店舗向けクラウド型予約管理システム。集客・予約・顧客管理・決済・EC・データ分析をワンストップで提供し、スマホアプリやWeb予約にも対応。
かんざし
複数の集客サイトの在庫・料金を一元管理する予約一元管理システム(サイトコントローラー)。予約情報の自動反映で業務負担を軽減。

製品と技術

「BeautyMerit」が実現する店舗と顧客のデジタル接続

「BeautyMerit」は、理美容店舗向けのクラウド型予約管理システムである。スマートフォンアプリを通じて、集客・予約・施術・会計・アフターフォローを一貫してサポートする。主な機能として、公式アプリ作成、24時間Web予約、一元管理(サイトコントローラー)による複数集客サイトの自動連携、POSシステムとの連動、クレジットカード決済「BeautyMerit Pay」、EC機能、ポイント・ランク管理、データ分析、電子カルテ機能などがある。2026年3月末時点で9,400店舗以上が導入している。

「かんざし」が担う予約一元管理の自動化

「かんざし」は、理美容店舗が複数の集客サイトや自社予約エンジンの在庫・料金を一元管理するためのシステムである。少人数で運営される店舗でも、各サイトの空き時間を個別に更新する手間を省き、業務負担を大幅に削減する。2026年3月末時点で9つの集客サイトと連動し、13社のPOSシステムとも連携している。導入店舗数は14,000店舗以上に達し、グループ全体の課金店舗数20,000件の約7割を占める。

新たな収益基盤「BM Smart Mirror」と「BeautyPay」

2025年11月にリリースした「BM Smart Mirror」は、理美容店舗の待合室等に設置するスマートミラー型のリテールメディアである。予約・顧客データを活用した広告配信が可能で、β版を経て正式提供を開始し、大手美容ディーラーでの取り扱いや人気ブランドとのタイアップを進めている。2026年1月に開始した「BeautyPay」は、美容業界に特化したキャッシュレス決済サービスで、業界最安水準の手数料と初期費用・月額費用無料を実現。決済サービスを契機にグループの既存サービス契約につながる事例も生まれている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 理美容業界理美容業界に先駆けて一元管理(サイトコントローラー)を提供したリーディング企業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

データ基盤構築で差別化、成長段階

情報・通信業に属し、データ利活用を支援するSaaSベンダー。自社開発のデータ基盤「SIGNATE Cloud」を核に、AI導入や分析コンサルティングを提供する。直近売上高は25億円規模で、営業利益率は9.09%と改善傾向。同業にはデータ分析プラットフォームのVRAIN、IoTプラットフォームのソラコムがいるが、顧客のデータ活用領域に特化し、ハイブリッドクラウド対応が強み。ライバル比で海外展開は限定的で、国内大企業のDX需要に依存する立ち位置。

強み

  • 自社開発の「SIGNATE Cloud」が競合との差別化要因。データ統合・分析機能をワンストップで提供。
  • 国内DX市場の拡大を追い風に、売上高が年率12%超で成長。2026年3月期の増収予想が続く。
  • 営業利益率が直近9.09%と黒字化達成。クラウドサービスによるスケーラビリティが寄与。
  • データサイエンス領域に特化し、コンサルから実装まで一貫支援。顧客のAI導入を促進。

課題

  • 海外売上比率が低位で、国内市場に依存。グローバルなAI需要を捉えきれていない。
  • VRAINなど同業と競合。データ基盤の差別化を維持するには継続的な投資が不可欠。
  • 過去に赤字計上あり。成長期ゆえに研究開発費負担が収益圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がサインド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

美容室向けアプリから始まった2011年の創業

2011年10月、東京都品川区東五反田に資本金1,000千円で株式会社サインドを設立。2012年5月には、美容室向けに公式iOSアプリ・Androidアプリを作成できる「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の提供を開始した。当初からスマートフォンアプリを店舗と顧客の接点と位置づけ、2013年6月にはWeb予約機能、2014年1月には一元管理(サイトコントローラー)機能を順次リリースし、サービスを拡充した。

課金店舗数1,000件突破と「レコサロ」の事業譲受

2016年11月に「BeautyMerit」の課金店舗数が1,000件を突破。2017年4月には株式会社ケイアートファクトリーより予約一元管理システム「レコサロ」(後の「かんざし」)を事業譲受し、サービスの幅を広げた。同年7月にはEC機能、10月にはクレジット決済機能「BeautyMerit Pay」を追加。2017年11月にはWeb予約機能の多言語対応(英語・中国語)を実現し、インバウンド需要にも対応した。

課金店舗数5,000件とマザーズ上場を達成した2021年

2021年3月に課金店舗数が4,000件、6月には5,000件を突破。同年3月に「LINEミニアプリ」対応を開始し、12月には東京証券取引所マザーズに上場を果たした。上場に先立ち、2021年5月には情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001:2013)の認証を取得。2022年4月の市場区分見直しによりグロース市場へ移行した。2022年5月には課金店舗数6,000件を達成し、成長を加速させた。

子会社化と新サービス投入で20,000店舗体制へ

2023年2月にパシフィックポーター株式会社を連結子会社化し、グループ経営体制を強化。同年3月に「サブスクリプション機能」、9月に課金店舗数(合計)7,000件を達成。2024年12月には「BeautyMerit」と「かんざし」の課金店舗数の合計が20,000件を突破した。2025年11月に理美容店舗向けリテールメディア「BM Smart Mirror」、2026年1月には美容業界特化の決済サービス「BeautyPay」をリリースし、収益基盤の多層化を進めている。

年表38件を開く

2010年代

  • 2011年10月創業東京都品川区東五反田に株式会社サインド(資本金1,000千円)を設立
  • 2012年5月美容室向け公式iOSアプリ・Androidアプリが作成できる「BeautyMerit(ビューティーメリット)」提供開始
  • 2013年6月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」にWeb予約機能をリリース
  • 2014年1月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」に一元管理(サイトコントローラー)機能をリリース
  • 2014年8月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」管理画面がスマートフォンに対応
  • 2016年11月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の課金店舗数が1,000件を突破
  • 2017年2月業務の拡大に伴い本社を東京都品川区東五反田内で移転
  • 2017年4月株式会社ケイアートファクトリーより「レコサロ」を事業譲受
  • 2017年7月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」にオンラインショップが作成できるEC機能を提供開始
  • 2017年10月予約時にクレジット決済ができる「BeautyMerit Pay」を提供開始
  • 2017年11月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」のWeb予約機能が多言語(英語・中国語)に対応
  • 2018年4月業務の拡大を目的として大阪府大阪市中央区に営業所を開設
  • 2018年8月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の課金店舗数が2,000件を突破
  • 2019年7月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」に独自のポイント管理ができるポイント機能を提供開始

2020年代

  • 2020年2月業務の拡大に伴い本社を東京都品川区西五反田に移転
  • 2020年3月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の課金店舗数が3,000件を突破
  • 2021年3月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」が「LINEミニアプリ」に対応
  • 2021年3月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の課金店舗数が4,000件を突破
  • 2021年4月業務の拡大を目的として福岡県福岡市中央区に営業所を開設
  • 2021年5月情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001:2013)の認証を取得
  • 2021年6月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の課金店舗数が5,000件を突破
  • 2021年10月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」が「ダイナミックプライシング機能」をリリース
  • 2021年11月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」が「Instagram公式連携予約」をリリース
  • 2021年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行
  • 2022年5月業務の拡大に伴い大阪営業所を大阪府大阪市中央区本町に移転
  • 2022年5月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の課金店舗数が6,000件を突破
  • 2022年11月業務の拡大を目的として宮城県仙台市青葉区一番町に営業所を開設
  • 2023年2月M&Aパシフィックポーター株式会社(現・連結子会社)の株式取得
  • 2023年3月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」が「サブスクリプション機能」をリリース
  • 2023年5月業務の拡大に伴い福岡営業所を福岡県福岡市中央区大名に移転
  • 2023年9月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の課金店舗数が7,000件を突破
  • 2024年6月業務の拡大を目的として北海道札幌市中央区に営業所を開設
  • 2024年11月業務の拡大に伴い本社を東京都品川区西五反田内で移転
  • 2024年12月「BeautyMerit(ビューティーメリット)」と「かんざし」の課金店舗数の合計が20,000件を突破
  • 2025年11月理美容店舗向け「BM Smart Mirror(ビーエムスマートミラー)」を提供開始
  • 2026年1月美容業界向けキャッシュレス決済サービス「BeautyPay(ビューティーペイ)」を提供開始
  • 2026年4月業務の拡大に伴い仙台営業所を宮城県仙台市青葉区一番町内で移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ARR拡大

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サブスク型収益成長の推進

    月額課金モデルを中心に、ARR(年間経常収益)の拡大を経営目標とし、継続的な顧客獲得と解約率低減、サービス機能拡張への投資を積極的に行う。

  2. 02

    サービス価値向上による解約率低減

    競合優位性を確保するため、顧客満足度向上とサービス価値向上に注力し、機能追加・改善を継続的に実施して低い解約率を維持する。

  3. 03

    システムの安定稼働と強化

    インターネット事業の根幹であるシステムの安定稼働を最重要課題とし、顧客増加やデータ容量拡大に応じたサーバー増強など継続的なシステム強化に取り組む。

  4. 04

    情報管理体制の強化と再発防止

    個人情報取扱事業者として、社内規程運用、研修、セキュリティシステム整備を継続。2026年3月のサイバー攻撃事案を受け、通信経路見直し、認証方式変更、脆弱性診断などを強化し再発防止に努める。

  5. 05

    組織体制強化と人材採用

    顧客基盤拡大や新サービス開発に向け、優秀な人材の積極採用と働きやすい環境整備、人事制度構築を進め、組織体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で127人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は644万円で、4期前と比べて+32.6%平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は4.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月48631.72.867
2023年3月47131.83.3103
2024年3月57633.13.9104
2025年3月62133.64.2116172
2026年3月64434.24.4127236

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社187百万円
主な関係会社
  • 国内
    パシフィックポーター㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は25億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.6%、利益が+50.0%。

売上高
+13.6%
25億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
12.0%
前期比 +2.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高30億円25億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は7億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q30
2024年1Q500.00
2024年2Q4125.00
2024年3Q500.00
2024年4Q60
2025年2Q1119.11
2025年4Q1119.10
2026年2Q12216.71
2026年4Q1317.71
2027年1Q7114.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は3億円から25億円へ8.3倍に増えた。直近期の営業利益率は12.0%。売上は8期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
業務の拡大を目的として大阪府大阪市中央区に営業所を開設
2018年3月311
2019年3月411
2020年3月510
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021年3月821
業務の拡大を目的として宮城県仙台市青葉区一番町に営業所を開設
2022年3月1132
パシフィックポーター株式会社(現・連結子会社)の株式取得
2023年3月1332
業務の拡大を目的として北海道札幌市中央区に営業所を開設
2024年3月2020
2025年3月22229.11
2026年3月253312.02

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高25億円のうち、営業利益として残るのは3億円12.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金20.0%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.0%16億円
  • その他の費用持分法損益などの調整4.0%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.0%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
80.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
12.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.0pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は22億円で、売上の10.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月10012
2021年3月20025
2022年3月2023230
2023年3月2−2815−2620
2024年3月4−1−2320
2025年3月4−1−2321
2026年3月50−4522

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は49億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は71.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月21158.8
2019年3月32165.3
2020年3月32170.0
2021年3月63359.4
2022年3月3229392.2
2023年3月51321962.0
2024年3月49321764.7
2025年3月49331568.2
2026年3月49351471.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
11億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
94
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率24 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中202位あたり、逆に低いのはROE605社中504位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,125で、1年前と比べて+18.4%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥1,125-0.2%1ヶ月+12.3%1年+18.4%時価総額68億円
過去52週の値幅
安値¥898高値¥1,579

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)39.5倍
PER (会社予想)36.3倍
PBR1.93倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/14終値981円、前日比-1.6%。1ヶ月で+8.9%と上昇も、1年で-8.2%とやや軟調。25日線(932.88円)を上回るが、75日線(1016.63円)に頭を抑えられる。52週高値1579円から-37.9%の水準。出来高は3000〜5000株と増加傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは34.4倍と業界平均(30.4倍)を上回り、やや割高感がある。一方PBRは1.7倍で業界平均(3.5倍)を下回り、ROE5.1%と収益性は低いが、配当利回り0%と無配であり、株主還元が不十分。成長期待が織り込まれているものの、収益力や還元面で割安とは言い難い。

指標この会社業種平均
PER (実績)39.5倍47.9倍
PER (予想)36.3倍
PBR1.93倍2.96倍
ROE5.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は成長途上のSaaS企業であり、売上高は拡大傾向にあるが、利益率の改善が焦点。強気派はクラウド需要の追い風と新規顧客獲得による成長持続を評価する。弱気派は競争激化による解約率上昇や、営業利益率の低さから割高感を指摘する。PER34倍とやや高めで、今後の収益化が鍵。

プラスに働く材料7
  • 売上高の持続的成長

    直近3期で13→20→22億円と拡大、FY26も25億円予想。

  • 営業利益率の改善傾向

    FY25は9.1%、FY26は12%予想と収益性向上。

  • クラウド市場の拡大

    DX需要を背景に企業のIT投資は堅調。

  • 営業利益3億円への拡大2026年3月期影響

    FY2026営業利益は3億円と前期比50%増。収益成長が株価を押し上げ。

  • 売上高25億円達成2026年3月期影響

    FY2026売上高25億円は前期比13.6%増。主力サービスの需要拡大。

  • 営業利益率12%への改善2026年3月期影響

    営業利益率が9.09%から12%に上昇。高付加価値サービスが寄与。

  • 新規受注の加速2027年〜2028年影響

    情報通信業界向けソリューションの需要拡大で、売上30億円超の可能性。

マイナスに働く材料7
  • 競合が多く差別化困難

    SaaS市場は類似サービスが多く、価格競争に陥りやすい。

  • 利益のボラティリティ

    FY24は純利益0億円と赤字転落リスク。

  • バリュエーション割高感

    PER34倍は同業平均(15-20倍)対比割高。

  • PER34倍のバリュエーション懸念継続影響

    PER34.45倍は業界平均比高く、成長鈍化時は修正リスク。

  • 無配政策の継続継続影響

    配当利回り0%で、株主還元不足が投資家離れを招く可能性。

  • 競合激化による受注減少不定影響

    中小IT企業向け市場は競争が激しく、価格競争で利益率低下のリスク。

  • 人材不足による成長鈍化2027年〜2028年影響

    ITエンジニア不足が深刻化し、採用難で売上成長が計画未達となる可能性。

次の決算で確かめる点
ARR(年換算経常収益)
SaaSの成長性を示す最重要指標。
解約率(チャーンレート)
顧客定着度とビジネス持続性を測る。
営業利益率
収益性改善の進捗を確認。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,670人。区分でいちばん多いのは個人・その他90.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.6%を占め、残る99.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他91.489.991.484.490.5
外国法人1.83.34.313.78.4
事業法人1.20.81.20.40.5
証券会社3.62.21.71.10.4
金融機関1.83.61.40.30.1
外国人個人0.20.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01奥脇 隆司35.94
02高橋 直也29.34
03亀井 信吾5.77
04INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)5.04
05池田 英右2.14
06PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP. (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.22
07NATIONAL FINANCIAL SERVICES LCC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.11
08辻 章一0.33
09安留 但馬0.33
10正田 誠0.33

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年3月546,0601,095,92666.4
2019年3月596,6621,692,58842.8
2020年3月94324.2
2021年3月277047.3
2022年3月3550411.254.2
2023年3月405447.430.3
2024年3月75511.2119.7
2025年3月195493.451.6
2026年3月295755.137.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額80百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
奥脇隆司代表取締役社長382,180,000
高橋直也代表取締役副社長 兼管理部長411,780,000
亀井信吾取締役 兼開発部長49350,000
菅野隆取締役67
峰﨑揚右取締役53
小山肇常勤監査役73
加久田乾一監査役71
桜井祐子監査役39

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3606020
社外監査役314145
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容8,613字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社(パシフィックポーター株式会社)の計2社で構成されております。 当社グループは、「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」というミッションのもと、理美容店舗に対して、店舗と顧客のつながりをサポートする、クラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」及び、複数の理美容店舗の集客サイト及び自社予約エンジンの在庫・料金等を一元管理する予約一元管理システム「かんざし」の提供を通じた事業展開を行っております。 なお、当社グループは理美容ソリューション事業の単一セグメントとなります。 具体的なサービス内容は以下の通りです。 (1)「BeautyMerit(ビューティーメリット)」 ①「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の概要 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」は、「顧客と時間の価値を最大化」というプロダクトポリシーのもと、理美容店舗に対して、集客・予約・施術・会計・アフターフォローに至るまで、店舗と顧客のつながりに対して、最適な顧客体験(CX(注1))の構築、働き方改革(DX(注2))を支援するサービスであります。「BeautyMerit(ビューティーメリット)」はクラウドを通じてサービスを提供しているため、インターネット経由でどこからでもアクセスでき、また、ITリテラシーに関わらず利用可能なサービスを目指しており、誰でも使いやすいユーザー・インターフェースの構築等に留意した開発を推進しております。また、PCブラウザでの利用に加え、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末向けにも提供するなどマルチデバイスに対応しており、様々な環境で、店舗経営にまつわる情報をリアルタイムに把握することが可能になります。 (注)1.CX:Customer Experience(カスタマーエクスペリエンス)の略語。顧客が製品やサービスと接して興味を持った時点から、購入して利用し続けるまでの事業者との接点(顧客接点)。顧客が事業者との関わりで得られるすべての価値。 2.DX:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略語。IT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念。 ②店舗と顧客のつながりを構築するスマートフォンアプリ 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」は、2012年5月のサービス提供当初から理美容店舗公式のスマートフォンアプリ作成サービスを提供し、店舗に来店される顧客が、iPhoneのApp Store・Androidのplayストアから、アプリをダウンロードし、会員登録して頂くことで顧客に対して様々なサービスを提供することが可能になります。 当社グループは、スマートフォンアプリを店舗と顧客とをつなぐ重要な「場(Place)」と位置付けており、最適な顧客体験価値の提供を支援する各種機能をアプリ上で提供しております。店舗情報の掲載や24時間利用可能な予約システムはもちろんのこと、マイページ機能による予約履歴の確認、店舗独自に設定できるポイント・ランク機能によるリピーター化支援、トーク機能を活用したアフターフォローなどのコミュニケーション、EC機能による商品販売など、従来、来店時にしか提供できなかった接客サービスをオンライン上で実現しています。 また、日々蓄積されるデータを活用したクーポン配信やプッシュ通知による来店促進など、「パーソナライズ化」された販促活動が可能になります。 ③一元管理(サイトコントローラー)による予約管理の自動化 ネット予約の急速な普及により、各集客サイト(注)もネット予約機能を搭載した集客支援を行っております。しかし各集客サイトの管理はそれぞれの管理画面から予約情報やシフト情報を更新する必要があり、多くの業務負担が発生します。そこで当社グループでは、理美容業界に先駆けて複数の集客サイトの予約管理を自動化する一元管理(サイトコントローラー)を提供し、2026年3月末時点で、9サイトの集客サイトと連動しております。店舗は一元管理を活用することにより、「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の管理画面から予約情報やシフト情報を更新することで、自動的に各集客サイトに情報が反映されるので集客サイトの管理における業務負担を大幅に削減できます。 また、POSシステムと呼ばれる会計システムとの連動も行っており、会計時にPOSシステムへの予約情報の入力作業を自動化し、会計業務を大幅に削減しております。2026年3月末時点で、13社のPOSシステムと連動しており、すでに導入済みのPOSシステムを変更することなく、使い慣れたシステムのまま、より効率的な運用体制の構築が可能になります。 (注)集客サイト:理美容店舗に対して、新規の顧客獲得を支援することを目的としたインターネットメディア。 ④SNSを活用した集客をサポートするWeb予約機能 ホームページやソーシャルメディアなどの普及により、集客サイトに頼らない形で、店舗やスタッフが積極的な情報発信をするスモールマーケティングを導入する流れが浸透してきております。消費者の店舗選びの基準として、顧客の「パーソナル化」志向が進んでおり、店舗選びの基準が、自分自身の志向する店舗であるかどうかで選択が行われております。次に特定の店舗の特定のスタッフに施術をオーダーしたい、という「パーソナル化」がソーシャルメディア等を駆使したスタッフ発信によることで進み、親和性を重ねる顧客が共感により来店につながるケースが増加しております。しかし、ソーシャルメディアにはネット予約機能はなく、予約時には電話やチャットによるやりとりが発生しております。そこで「BeautyMerit(ビューティーメリット)」のWeb予約機能を活用することでソーシャルメディアなどで集客した潜在顧客をオンライン上でスムーズに予約まで誘導できます。スタッフを指名したネット予約にも対応しており、スタッフ発信のソーシャルメディアからも安心してご予約頂けます。インバウンド需要にも対応すべく、英語・中国語など、多言語でのネット予約構築も可能になります。また、日本最大級のコミュニケーションアプリであるLINE上に予約の窓口を開設できる「LINEミニアプリ(注)」にも対応しており、通知もすべてLINEで完結するので予約確認の見落とし防止にもつながります。さらに、Google検索やGoogleマップから直接ネット予約が可能な「Googleで予約」にも対応しており、普段利用しているGoogleからスムーズに予約が完了するので初めての顧客も混乱なくネット予約が可能になります。 (注) LINEミニアプリ:ライフスタイルの様々なニーズに応えるサービスを、LINE上で提供できるウェブアプリケーション。 ⑤会計業務の効率化やノーショー(No Show)対策を実現する決済機能 政府が進める「キャッシュレス決済」への取り組みもあり、理美容業界も会計の効率化、来店客の利便性の向上につながり、また購買記録のデータを分析することで、マーケティング活動や販売機会の拡大につなげることもできることから「キャッシュレス決済」を導入する動きが業界で進んでおります。そこで、当社グループでは、顧客がネット予約時にクレジットカード情報を登録することで、施術終了後にご登録頂いたクレジットカード情報から決済を行うことができる「BeautyMerit Pay」という決済機能を提供しております。「BeautyMerit Pay」を導入することで、会計業務の効率化や、顧客の利便性向上が期待されます。また、予約をしたにも関わらず来店しない、いわゆるノーショー(No Show)が業界全体で問題になっている中、「BeautyMerit Pay」を活用頂くことで、顧客が事前に登録するクレジットカード情報から店舗が設定したキャンセル規定に基づき、キャンセル料を徴収することが可能になります。 ⑥業界特有の課題に対応したEC機能 理美容店舗で販売されている商品をスマートフォンアプリ上で販売できるEC機能を提供しております。店舗は来店した顧客に対して対面による商品販売を行っておりますが、シャンプーやリンスなどの消耗品の購入周期と顧客の来店周期は必ずしも一致せず、周期のズレによる機会損失が発生している状況があります。この課題に対して一部の理美容チェーンではEC販売を行っておりますが、多くの理美容店舗が小規模の人数で運営されているため、発送業務に対応できずEC販売を行うことが難しいのが現実です。そこで当社グループでは、他社とのパートナーネットワークを活かし、EC販売における梱包・発送業務を請け負うことで理美容店舗は業務負担なくEC販売が可能になり、店舗は新たな収益源を確保することができます。また、理美容業界では店販商品の販売において販売者に対してインセンティブを付与するインセンティブ制度を導入している事業者が多い一方、EC販売の場合、販売者の特定が難しいという課題がありました。そこで、「BeautyMerit(ビューティーメリット)」では、予約履歴や施術担当者の情報を活用することで、顧客と担当者を紐付け、EC上でもインセンティブ制度を導入可能な環境を整備しております。 ⑦店舗の経営指標を自動で見える化するデータ分析 店舗経営は、集客・予約・施術・会計・アフターフォローなど様々なオペレーションの組み合わせによって行われております。様々なソフトウェアやアナログ手法の組み合わせによって行われているためデータは断絶されております。そのため、ソフトウェアを、経営指標のモニタリングや分析を目的に利用することが難しいのが現実であります。それに対して、「BeautyMerit(ビューティーメリット)」では、集客サイト・POSシステムの管理を自動化する一元管理(サイトコントローラー)を有しており、従来、断絶されていた日々の業務における予約・顧客などの資産情報を自動的に収集し、予約経路別の売上やキャンセル率などを見える化するデータ分析機能を提供することで、店舗経営をサポートしております。 また、顧客の施術情報や接客情報であるカルテのデジタル化ができておらず、管理が煩雑になっているため、カルテの有効活用ができていない店舗が多くあります。そこで「BeautyMerit(ビューティーメリット)」は、カルテをクラウド上で管理できるカルテ機能を提供し、従来の紙のカルテでは実現できなかった、施術で利用した商品の販促活動やカルテ情報の収集・分析による再現性の高いサービスの実現を可能にし、顧客満足度の向上をサポートしております。 [サービス全体像] 当社グループはいち早く理美容店舗のネット予約市場に着目し、2012年5月にクラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」をリリースして以来、集客・予約・施術・会計・アフターフォローに至るまで、業務のオペレーションをより円滑にするためのサービスを提供し、2026年3月末時点で9,400店舗以上にご利用頂いております。 (2)「かんざし」 ①「かんざし」の概要 「かんざし」を運営するパシフィックポーター株式会社は、「新たな時間をつくる」というミッションのもと、主に「ヘアサロン」「ネイルサロン」「エステサロン」「リラクゼーション」等の理美容店舗に対して、予約一元管理システム「かんざし」を中心としたサービスの提供を行っております。予約一元管理システムとは、複数の理美容店舗の集客サイト及び自社予約エンジンの在庫・料金等を一元管理できるサービスです。 ② 一元管理(サイトコントローラー)による予約管理の自動化 理美容店舗への消費者からの来店予約は、電話・来訪等による従来からの予約手法に加え、インターネットの普及に伴い、インターネットを通じた予約が増加しております。そのため、集客サイトはネット予約機能を搭載した集客支援を行っております。理美容店舗においても、複数の集客サイトと契約を行い、インターネットを通じた集客活動を行っております。一般消費者から理美容店舗へ集客サイトのネット予約機能を通じて予約が入った場合、理美容店舗は、予約のあった集客サイトに登録していた空き時間を予約済みへと更新する必要があります。しかし、複数の集客サイトと契約を行っている場合、その他集客サイトにも掲載されている空き時間を修正する必要があります。各集客サイトの管理は集客サイトごとのそれぞれの管理画面から予約情報やシフト情報を更新する必要があり、少人数によって運営されている理美容店舗にとっては多くの業務負担が発生します。そこで当社グループでは、複数の集客サイトの予約管理を自動化する一元管理(サイトコントローラー)を提供しております。理美容店舗は集客サイトの一元管理を「かんざし」を通じて実施し、「かんざし」の管理画面から予約情報やシフト情報を更新することで、自動的に各集客サイトにその更新情報が反映されるので集客サイトの管理における業務負担を大幅に削減できます。 また、「かんざし」は、POSシステムと呼ばれる会計システムとの連動を行っており、会計時にPOSシステムへの予約情報の入力を自動で行っており、会計業務を大幅に削減しております。理美容店舗はすでに導入済みのPOSシステムを変更することなく、使い慣れたシステムのまま、より効率的な運用体制の構築が可能になります。 [予約一元管理システムイメージ図] 2017年4月に予約一元管理システム「かんざし」をサービス課金提供開始して以来、集客・予約における、業務のオペレーションをより円滑にするためのサービスを提供し、2026年3月末時点で14,000店舗以上にご利用頂いております。 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」及び「かんざし」の契約店舗数(注1)、ARPU(注2)、両サービスの合算のカスタマーチャーンレート(注3)及びARR(注4)の推移は以下の通りです。 2022年3月末   2023年3月末   2024年3月末   2025年3月末   2026年3月末 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」契約店舗数(店舗)   5,857   6,665   7,492   8,724   9,499 「かんざし」契約店舗数(店舗)   -   8,413   10,038   11,975   14,054 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」ARPU(円)   15,128   15,446   15,777   15,447   15,375 「かんざし」ARPU(円)   -   -   4,212   4,186   4,199 カスタマーチャーンレート(%)   0.86   0.79   0.67   0.71   0.65 ARR(千円)   1,063,256   1,235,371   1,925,759   2,218,688   2,460,695 (注)1.契約店舗数:期末時点で月額課金している店舗数の合計。 2.ARPU:Average Revenue Per Userの略語。1有料課金店舗当たりの平均月額単価。 3.カスタマーチャーンレート:契約店舗数における直近12ヶ月平均解約率。 4.ARR:Annual Recurring Revenueの略語。各期末のサブスクリプション売上高を12倍することにより算出。既存の契約のみから、期末月の翌月からの12ヶ月で得られると想定される売上高を表す指標。 (3)ビジネスモデルについて ①業界を牽引する理美容サービス事業者に選ばれるサービス 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」は、複数の集客サイトの予約管理を自動化する一元管理(サイトコントローラー)を理美容業界に先駆けて提供したリーディング企業として「ヘアサロン」「ネイルサロン」「エステサロン」「リラクゼーション」など、多様な業種に対してサービスを提供しており、2026年3月末時点で、9,400店舗以上に導入されております。中でも、美容師版「ミシュランガイド」と言われる「KAMI CHARISMA 2026」サロン受賞の32.9%(2026年3月末時点)に利用されるなど、理美容業界を牽引する店舗に支持されております。 また、株式会社矢野経済研究所が発表した「理美容サロンマーケティング総鑑2025年版」の理美容市場の売上高10億円以上の企業44社(2022~2024年度)のうち、17社(2026年3月末時点)が「BeautyMerit(ビューティーメリット)」を導入しており、有力理美容チェーンでも活用されております。 ②強力なパートナーネットワークを構築 当社グループサービスは、集客サイト、POSシステム、理美容ディーラーをはじめとする様々な企業との外部連携に対応し、強力なパートナーネットワークを構築することで、理美容店舗の利便性を追求しております。積極的な連携体制の構築により、すでに導入済みのシステムを変更することなく、シームレスに当社サービスを利用することができるため、基盤システムや会計システムを利用するような大手企業も導入しやすくなっております。これにより企業規模に関わらず、ご利用頂くことが可能になり、実際に1店舗から100店舗以上を運営する事業者まで幅広くご利用頂いております。 また、販売体制として、東京・大阪・福岡・仙台・札幌に営業拠点を構え、都心部を主たる対象とした直販営業に加え、理美容店舗に対して、美容商材の販売を行う理美容ディーラーや集客サイト・POSシステムをはじめとした理美容関連事業者を中心とした代理店パートナーによる営業活動を行っております。 ③継続的な改善サイクルを実現する組織体制 当社グループは、サービスの継続利用が前提となるビジネスモデルであるため、店舗の満足度を高めることをとても重視しております。営業やカスタマーチームを通じた店舗に対する丁寧な運用サポートはもちろんのこと、これまで蓄積されたノウハウを基に店舗の状況に合わせた最適な使い方を提案し解約率の減少を図っております。日々、営業が収集する店舗のニーズや競合の情報、カスタマーチームが収集する店舗のニーズや課題、開発が集計・分析したデータを最大限活用し、素早くサービスに反映させる体制を構築しております。この組織体制により、2026年3月期のカスタマーチャーンレートは、0.65%となっております。 ④安定性と成長性を両立するサブスクリプションモデル 当社グループサービスは、クラウドサービスの形で店舗にサービス提供を行っております。クラウドサービスとは、インターネットなどのコンピューターネットワークを経由してソフトウェアをサービスとして提供する形態のことで、SaaS(Software as a Service)と呼ばれております。収益構造は、店舗に対してクラウド上で提供するサービスの対価を、使用期間に応じて受領するサブスクリプション(月額課金)モデルとなっております。ソフトウェアのライセンス販売などの売り切り型ではなく、継続したサービス提供を前提としているため、利用期間において店舗の満足度を高めることが契約継続につながり、それによって長期利用の店舗が増加し、継続的に収益が積み上がっていくストック型の構造にあります。サブスクリプションモデルにより、2026年3月期のサブスクリプション売上高比率(注)は92.4%、2026年3月期のARRは24.60億円(前年同期比10.9%増)と安定した収益基盤を構築しております。 (注) サブスクリプション売上高比率:売上高のうち、継続的に得られる月額利用料の合計額が占める割合。 [事業系統図] (注)1. 代理店パートナー:理美容店舗に対して当社グループサービスの紹介又は販売を行う理美容関連事業者。 2. 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」のサービス利用料として、月額費用 (サブスクリプションモデル)に加えて、新規に導入する際に、店舗の円滑なサービス導入をサポートするため、アカウント発行における初期設定を行い、その費用を初期費用として理美容店舗から受領しております。また、追加で機能を提供することで発生するオプション費用(サブスクリプションモデル)及び決済機能・EC機能の利用による決済手数料も受領しております。 3. 「かんざし」のサービス利用料として、月額費用 (サブスクリプションモデル)を受領しております。
経営方針・対処すべき課題3,376字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営方針 当社グループは、「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」というミッションのもと、インターネットとテクノロジーを駆使して、経済活動における「売り手」と「買い手」、そしてその関係をつなぐ「取引」において一人ひとりに、最適な顧客体験を構築する仕組みを提供し、事業者の経済成長を支えることを通じて企業価値の最大化を図ります。 ミッションを実現するために、当社は、行動指針(Value)として、以下の「目的でつながる」「データでつながる」「スピードでつながる」の三つを挙げております。 ■ 目的でつながる サインドは、クライアント・パートナー、サインドに関わるすべての皆さまを一つのチームと捉え、目的を共有し、常に当事者意識を持って行動します。 ■ データでつながる データは単なる数字ではなく、クライアントニーズでありチームの評価である。だからこそデータを信じ、データに基づいて戦略や行動を決定します。 ■ スピードでつながる 目的から逆算した最短距離を常に考え、失敗を恐れず、自ら考え行動します。そこから得た学びや経験、課題をチームに共有し、チーム全体で成長し続けます。 上記の行動指針で示しているとおり、当社グループは、インターネットやテクノロジーを駆使して、個ではなくチームの力で、最適な顧客体験価値を提供していきます。 この指針が当社グループの「サービス」「ビジネスモデル」「組織」に反映されております。 (2)経営戦略及び目標とする経営指標 当社グループは、顧客への提供価値、すなわち売上高の最大化が企業価値向上につながると考えております。当社ではサブスクリプション(月額課金)モデルの事業を中心とした事業展開を行っていることから、「ARR」の拡大を経営上の目標としております。この経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、「契約店舗数」、「ARPU」及び「カスタマーチャーンレート」を重要な経営指標と位置付けております。この経営上の目標を達成するために、継続的な顧客の獲得に加え、当社グループの顧客による解約率の減少や、サービスの機能拡張のために必要な投資を積極的に行なっていくことを経営戦略としております。 なお、経営指標の推移に関しましては、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおりであります。 (3)経営環境 当社グループは、理美容店舗に対して、予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」及び予約一元管理システム「かんざし」に関する企画・運営等のサービスの提供を主な事業としております。したがって、理美容サービスにおけるネット予約の普及が当社グループの業績に大きく影響します。経済産業省が発表した「令和6年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」によると、理美容サービスにおけるネット予約市場は、2015年は2,420億円でしたが、その後3,261億円(2016年)、4,188億円(2017年)、4,928億円(2018年)、6,212億円(2019年)、6,229億円(2020年)、5,959億円(2021年)、6,139億円(2022年)、6,854億円(2023年)、7,302億円(2024年)となっており、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響が発生しているものの、2015年と2024年を比較すると、201.7%増と高い伸びを示しております。 拡大の背景には、ネット予約に対応した理美容店舗の急拡大があるものと想定されます。多くの理美容店舗は小規模の人数で運営されるため、施術中の予約電話への対応が難しい状況があります。また、理美容サービスは1回あたりの施術時間がある程度特定できるため、予約時間の枠管理が比較的容易なことから、理美容サービスはネット予約との親和性が高いカテゴリーと考えられ、消費者への認知の拡大が対応店舗数の更なる拡大につながるスパイラルによって、市場規模が拡大中であります。 対面サービス業であり、人的な労働力を不可欠とする理美容業界では、店舗間の競争激化とともに慢性的な人材不足も深刻化しています。規模の大小に関わらず店舗経営の情報システム化は加速しており、24時間予約システムの導入が促進されるなど、サービス提供業者の参入も活性化しています。 政府が取り組みを進める「働き方改革」の推進や、あらゆる業界で「人材不足」が業務課題として挙げられる中、理美容業界では、顧客のアフターフォロー、販促、リピーターを増やすためのサポートなどを一括管理するシステムの導入は不可欠であると考えられます。 こうした環境を踏まえると、当社グループのサービスの需要は拡大していくものと考えております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①サービスの向上 当社グループが競合優位性を確保しながら継続的に成長するためには、顧客満足度の向上に加えて、提供するサービスの価値を高め、低い解約率を確保することが重要であると認識しております。そのため、当社グループは、サービスの機能追加・機能改善を継続的に実施し、顧客満足度の向上に努めてまいります。 ②システムの安定稼働と強化 当社グループのサービスは、インターネット技術を活用して事業を運営していることから、事業運営上、システムの安定稼働が極めて重要であると認識しております。このため、当社グループは顧客の増加、取扱データ容量の拡大に応じたサーバーの増強を含め、システムの安定化のため継続的にシステム強化に取り組んでまいります。 ③情報管理体制の強化 当社グループは、多くの個人情報を扱っており、情報管理体制を継続的に強化していくことが重要であると考えております。現在も社内規程の厳格な運用、定期的かつ継続的な社内研修の実施、セキュリティシステムの整備等により、情報管理体制の強化徹底を図っておりますが、今後も社内体制や管理方法の強化・整備を行ってまいります。 当社は2026年3月10日、当社システムへの不審なアクセスを検知し、直ちにネットワークからの遮断等、被害拡大を防ぐための措置を講じるとともに、外部のセキュリティ専門機関と連携し、事態の把握に向けた調査を実施いたしました。当社プレスリリース(2026年3月24日付「サイバー攻撃による不正アクセスの検知と情報漏えいの可能性に関するお詫びとご報告 (第一報)」及び2026年4月27日付「サイバー攻撃による不正アクセスの検知と情報漏えいの可能性に関するお詫びとご報告 (第二報)」)にも記載の通り、外部のセキュリティ専門機関によるフォレンジック調査の結果、当システム内の個人情報をダウンロードするなど外部に持ち出された痕跡は確認されず、不正侵入のためのバックドアの設置といった痕跡も検出されておりません。しかしながら、第三者が当システムに不正にアクセスし、閲覧できる可能性があった範囲の情報については、漏えいのリスクを完全に否定することが困難であるとの判断に至りました。 今回の事案を真摯に受け止め、以下の取り組みを実施及び強化しております。 ・通信経路の見直しと厳格化 ・各種セキュリティポリシー及び認証方式の見直し ・セキュリティ監視体制の強化 ・網羅的な脆弱性診断の実施等 再発防止と信頼回復に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。 ④組織体制の強化 当社グループは、顧客基盤の拡大、サービスの利便性向上及び新規サービスの開発等により継続的に成長していくため、多岐にわたるバックグラウンドを有する優秀な人材を採用し、組織体制の強化を整備していくことが重要であると考えております。当社グループの理念に共感し、高い意欲を持った優秀な人材を採用していくために積極的な採用活動を行なっていくとともに、従業員が働きやすい環境の整備、人事制度の構築に努めてまいります。
事業等のリスク6,646字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを以下に記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資判断上重要であると考えられる事項につきましては、積極的な情報開示の観点から記載しております。当社グループはこれらのリスク発生可能性を十分に認識したうえで、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針です。 当社グループのリスク管理体制に関しましては、「4 コーポレート・ガバナンスの状況等、(1)コーポレート・ガバナンスの概要、② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由、f. リスクコンプライアンス委員会」に記載のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業環境に関するリスク ①競合について 当社グループは、理美容領域におけるインターネットサービスの提供を事業領域としておりますが、同様の事業領域において、競合企業が存在しており、今後、更なる他社の新規参入により競争が激化する可能性があります。 当社グループは、引き続き顧客のニーズを汲んだサービスの提供を進める方針ではありますが、競合企業の営業方針、価格設定及び提供するサービス等は、当社グループが属する市場に影響を与える可能性があり、これらの競合企業に対して効果的な差別化を行うことができず、当社グループが想定している事業展開が図れない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②インターネット関連市場について 当社グループのサービスは、インターネットの活用を前提としていることから、ブロードバンド環境の普及によりインターネット利用環境が今後も拡大していくことが事業展開の基本条件であると考えております。 今後もモバイルとPCの両面でより安価に快適にインターネットを利用できる環境が整い、情報通信や商業利用を含むインターネット関連市場は拡大するものと見込んでおりますが、仮に新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改訂を含む通信事業者の動向など、予期せぬ要因によりインターネット関連市場の発展が阻害される場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③理美容サービス市場について 当社グループの理美容ソリューション事業は、主に理美容領域に対し業種特化型のSaaSを提供することを主な事業としております。当領域においては、理美容サービスネット予約市場の拡大もあり、今後も市場の成長が見込まれますが、何かしらの理由により、市場の成長が停滞し、あるいは市場が縮小する等した場合や、市場動向に当社が対応できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④技術革新について 当社グループが事業展開しているインターネット関連市場では、技術革新や顧客ニーズの変化のスピードが非常に早く、インターネット関連事業の運営者はその変化に柔軟に対応する必要があります。 当社グループにおいても、最新の技術動向や環境変化を常に把握できる体制を構築するだけではなく、優秀な人材の確保及び教育等により技術革新や顧客ニーズの変化に迅速に対応できるよう努めております。しかしながら、当社グループが技術革新や顧客ニーズの変化に適時に対応できない場合、または、変化への対応のためにシステム投資や人件費等多くの費用を要する場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容に関するリスク ①特定のサービスへの依存について 当社グループの理美容ソリューション事業は、特定のサービスに依存した事業となっております。今後も取引の拡大に努めると同時に競合企業のサービスとの差別化を図ってまいりますが、競合企業や新規参入企業との競争激化等が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②システムトラブルについて 当社グループのサービスは、インターネットを介して提供されております。安定的なサービスの運営を行うために、サーバー設備の増強、セキュリティの強化、システム管理体制の構築等により、システム障害に対する万全の備えをしております。 しかしながら、大規模なプログラミング不良や自然災害、事故、不正アクセス、その他何かしらの要因によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生した場合には、社会的信用失墜、顧客に生じた損害を賠償することによる損失等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③第三者への依存について 当社グループは、顧客に対して、スマートフォン向けアプリの作成サービスを提供していることから、Apple Inc.及びGoogle Inc.が運営するプラットフォームを通じてアプリを提供することが現段階の当社グループの事業にとって重要な前提条件となっております。また、当社グループは、予約一元管理(サイトコントローラー)など外部の事業者が提供するサービスとの連携を前提とした機能を有しております。したがって、これらの事業者の動向、事業戦略及び当社グループとの関係等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④解約について 当社グループサービスを導入した企業が、当社グループサービスを継続利用することで生じるサブスクリプション売上につきましては、顧客数が増加傾向にありますが、当社グループサービスの市場競争力の低下等によって解約が増加し、サブスクリプション売上が減少した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤営業活動に関するリスク 理美容ソリューション事業における顧客数の増加は当社グループの事業成長にとって非常に重要な要因であることから、各種営業施策等を用いた営業・販促活動を実施し、顧客数の増加を図っております。しかしながら、顧客の新規獲得数が計画通りに推移しない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥代理店パートナーとの取引関係について 当社グループは、当社グループサービスの顧客獲得及び事業拡大を図るに当たって、国内の企業を当社グループサービスの代理店パートナーとして販売代理契約を締結し、販売促進に向けた協業を行っております。代理店パートナーと当社グループとの関係は良好でありますが、今後取引の継続が困難になった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦新規事業の立ち上げについて 当社グループは、今後、更なる成長に向けて新規事業またはサービスを立ち上げる可能性があります。新規事業を立ち上げる場合に安定して収益を生み出していくまでにはある程度の時間がかかることが想定され、その間、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、新規事業の採算性には不透明な面も多く、予想通りの収益が得られない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧M&A及び業務提携について 当社グループは、自社で行う事業開発に加えて、M&A及び他社との業務提携を通じた事業展開を推進しています。M&A及び提携にあたっては、当社グループの戦略との整合性やシナジーを勘案して対象企業の選定を行い、当該企業の財務内容、契約関係、事業の状況等についてデューデリジェンスを実施した上で、取締役会において慎重に判断を行います。しかしながら、これらのM&Aや提携が期待通りの効果を生まず戦略目的が達成できない場合、投資後に未認識の問題が判明した場合等には、対象企業の株式や譲り受けた事業資産の減損処理を行う必要が生じる等、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨売掛金回収リスクについて 当社グループは取引先との売掛取引に際しては、十分な与信管理の下で販売を行っておりますが、予期せぬ取引先の倒産等により貸倒れが発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは提供するサービスに係る利用料金について、クレジットカード決済及び銀行口座振替を利用できるようになっており、一部の決済代行会社に売掛金残高が集中する傾向があります。したがって、相手先のシステム不良等、何かしらの事情によりサービス利用料金の決済に支障が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩事業拡大に伴うシステム投資について 当社グループは、サービスの安定稼働や顧客満足度向上を図るためには、サービスの成長に伴い先行的にシステムやインフラに投資を行っていくことが必要であると認識しております。今後、予測される顧客数の拡大、セキュリティ強化のための設備投資において、実際の顧客数が当初の予測から大幅に乖離する場合等は、設備投資の前倒し等、当初の計画よりも大きい投資負担を行わなければならず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)組織体制に関するリスク ①内部管理体制について 当社グループは、コーポレート・ガバナンス体制の充実を重要な経営課題と認識しております。今後の事業拡大に対応するため、内部管理体制の充実を図っていく方針であり、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性の確保、事業活動に関わる法令等の遵守を徹底してまいりますが、当社グループの急速な事業展開及び会社規模の拡大に内部管理体制の整備が追いつかなかった場合には、業務運営に支障をきたし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②人材確保と育成について 当社グループは、継続的な事業拡大のためには、優秀な人材の確保、育成及び定着が最も重要であると認識しております。しかしながら、当社グループが求める優秀な人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合には、継続的な業務運営及び事業拡大等に支障が生じることや、採用費が計画から乖離すること等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③特定人物への依存について 当社の創業者であり、代表取締役社長である奥脇隆司と、代表取締役副社長である高橋直也の両氏は、当社グループの事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略構築など、当社グループの事業活動全般において重要な役割を果たしております。当社グループは事業拡大に伴い、取締役会等における役員及び幹部社員との情報共有や経営組織の強化を図り、両氏に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、何かしらの理由により両氏のうちいずれかが業務を継続することが困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)法務に関するリスク ①個人情報保護について 当社グループは、提供するサービスに関連して個人情報を取り扱っているため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。 当社グループは、個人情報の外部漏洩の防止はもちろん、不適切な利用、改ざん等の防止のため、個人情報の管理を事業運営上重要事項と捉え、アクセスできる社員を限定するととも、全従業員を対象として社内教育を徹底する等、同法及び関連法令並びに当社グループに適用される関連ガイドラインを遵守し、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、当社グループが保有する個人情報につき、漏洩、改ざん、不正使用等が生じる可能性が完全に排除されているとはいえず、これらの事態が起こった場合、適切な対応を行うための相当なコストの負担、当社グループへの損害賠償請求または信用の低下等によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②知的財産権について 当社グループは、運営するサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。また、第三者の知的財産権の侵害を防ぐ体制として、当社グループの管理部及び顧問弁護士への委託等による事前調査を行なっております。しかしながら、万が一、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があり、これらに対する対価の支払いやこれらに伴うサービス内容の変更の必要等が発生する可能性があります。また、当社グループが保有する権利の権利化ができない場合もあります。こうした場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③訴訟について 当社グループは、現在において、当社グループの経営に重要な悪影響を及ぼす可能性のある訴訟は存在しないものと認識しております。しかしながら、現時点で認識していない想定外の訴訟が発生した場合は当社グループの経営成績及び財政状態並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他のリスク ①自然災害、事故及び感染症の流行等の有事に関するリスクについて 当社グループでは、自然災害、事故等に備え、サービスの定期的バックアップ、稼働状況の常時監視等によりトラブルの事前防止又は回避に努めておりますが、当社グループの所在地近辺において、大地震等の自然災害が発生し、当社グループが保有する設備の破損や電力供給やインターネットアクセスの制限等の事業継続に支障をきたす事象が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、未知の感染症の流行に伴い、移動制限や企業活動の制限等による経済活動の停滞などが発生する可能性があります。当社グループにおいても、顧客の企業活動が停滞した場合、または、予期できない経済または社会活動の行動変容が起こった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②配当政策について 当社グループは、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しており、利益配当につきましては、内部留保とのバランスを考慮しながら配当を実施していくことを基本方針としております。 しかしながら、当社グループは現在、成長過程にあると認識していることから、内部留保の充実を図り、業容拡大及び経営基盤の強化のための投資に充当することにより、より一層の事業拡大を目指すことが、将来において安定的かつ継続的な利益還元に繋がると考えているため、今後の配当実施の可能性及びその時期については未定であります。 ③新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、取締役及び従業員等の長期的な企業価値向上に対する士気を高める目的等のためにストックオプションを付与しております。 現在付与されている、又は今後付与するストックオプションの行使が行われた場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化し、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。 ④大株主の保有状況について 2026年3月末時点、当社代表取締役社長の奥脇隆司と代表取締役副社長の高橋直也は、発行済株式総数のそれぞれ35.9%、29.3%で計65.3%を保有しております。 両者は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しておりますが、何かしらの事情によりこれらの当社の株式が売却され、両氏の持分比率が低下した場合には、当社の株式の市場価値及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,089字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ237,453千円増加し、2,519,823千円となりました。 これは主として現金及び預金の増加143,015千円、営業取引の増加に伴う売掛金の増加24,824千円によるものです。 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ220,470千円減少し、2,360,866千円となりました。 これは主としてのれんの償却による減少269,542千円によるものです。 この結果、総資産は4,880,690千円となり、前連結会計年度末に比べ16,982千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ35,751千円減少し、726,559千円となりました。 これは主として1年内返済予定の長期借入金の減少210,725千円、賞与引当金の増加12,414千円、株主優待引当金の増加52,313千円によるものです。 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ120,381千円減少し、665,787千円となりました。 これは主として借入金の返済に伴う長期借入金の減少171,420千円によるものです。 この結果、負債合計は1,392,347千円となり、前連結会計年度に比べ156,132千円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ173,114千円増加し、3,488,343千円となりました。 これは主として親会社株主に帰属する当期純利益172,473千円を計上したことによる利益剰余金の増加によるものです。 b.経営成績 当連結会計年度におけるわが国の経済は、賃金水準の上昇に伴う雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費に活気が戻るなど、景気は着実な回復基調で推移いたしました。その一方で、生活必需品を中心とした物価上昇の継続により、消費者の間では支出に対する選別意識がより一層高まっております。そのため、企業には独自の価値提供や選ばれるための創意工夫が強く求められるなど、経営環境の変化は一段と加速しております。 理美容業界におきましては、単なる施術サービスの提供に留まらず、お客様一人ひとりのニーズに寄り添った付加価値の高いサービスへの期待が高まっており、デジタル技術を活用した利便性の向上や新たな提案も広がりを見せております。その一方で、業界内での競争激化に加え、スタッフの処遇改善や人手不足への対応といった課題も深刻化しており、安定的な事業基盤の構築に向けて、引き続き注視が必要な状況が続くと見込まれます。 このような環境の中、当社グループは、「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」というミッションのもと、理美容店舗に対して、店舗とお客様のつながりをサポートする、クラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」及び、複数の理美容店舗の集客サイト及び自社予約エンジンの在庫・料金等を一元管理する予約一元管理システム「かんざし」の提供を通じた事業展開を行ってまいりました。 当連結会計年度においては、引き続き当社グループのシェア拡大に向けて、新規顧客の開拓やパートナー企業との関係構築等、子会社のパシフィックポーター株式会社と連携して営業活動を推進するとともに、これまで培ってきた顧客基盤を活用した収益基盤の多層化を構築する新たなサービスの構築を進め、更なる成長をはかってまいりました。 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」では、会計時の業務効率化につながるPOSシステムとのメニュー・クーポン情報の連携機能や、店舗の安定した収益確保に貢献するLINEミニアプリ上でのサブスクリプション機能、店販商品の販売を促進するWEBオンラインショッピング機能をリリースするなど、業務効率化や店舗の収益拡大に向けた機能追加を進めました。 また、新たな収益基盤となる新規サービスの構築を進め、予約・顧客データを活用した理美容店舗向けのリテールメディアである「BM Smart Mirror(ビーエムスマートミラー)」と美容業界に特化した決済サービス 「BeautyPay(ビューティーペイ)」をリリースいたしました。 「BM Smart Mirror(ビーエムスマートミラー)」においては、まずβ版(試用版)をリリースし、全国各地で開催された理美容業界向けイベントへの積極的な出展を通して、様々なユーザーに使用してもらうことで、コンテンツの拡充をはかりました。2025年11月の正式リリース後も、大手美容ディーラーでの取り扱い開始や人気ブランドとのタイアップ広告の配信、コンテンツの拡充を行う等、店舗における新たな付加価値の創出に注力いたしました。 「BeautyPay(ビューティーペイ)」においては、当社グループが持つ美容業界の顧客基盤を通じて創出されるスケールメリットを活用することで業界最安水準の決済手数料での提供が可能となり、初期費用、端末費用、月額費用、振込手数料をすべて無料で提供し、理美容店舗がキャッシュレス決済サービスを導入する負担を軽減することで、美容業界のキャッシュレス決済普及拡大に取り組みました。決済サービスをきっかけとして当社グループのサービスの契約につながる事例も多くあり、当社グループのシェア拡大にも貢献しております。 この結果、当連結会計年度における売上高は2,542,083千円(前年同期比13.4%増)、EBITDAは652,916千円(前年同期比14.4%増)、営業利益は331,170千円(前年同期比39.7%増)、経常利益は271,295千円(前年同期比19.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は172,473千円(前年同期比53.7%増)となりました。 なお、当社グループは理美容ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ143,015千円増加し、2,214,332千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は542,412千円(前年同期比29.9%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益271,295千円の計上、のれん償却額269,542千円、株主優待引当金の増加額52,313千円、法人税等の支払額146,125千円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は17,893千円(前年同期比87.4%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出10,689千円、長期貸付けによる支出4,000千円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は381,503千円(前年同期比80.9%増)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出382,145千円等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 なお、当社グループは理美容ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 理美容ソリューション事業   2,542,083   113.4 合計   2,542,083   113.4 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値は過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき、見積り及び判断が必要となる場合があります。経営者はこれらの見積りにつきましては、過去の実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるために、これらの見積りと結果が異なる場合があります。 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ300,827千円増加し2,542,083千円(前年同期比13.4%増)となりました。 これは、「BeautyMerit(ビューティーメリット)」及び「かんざし」の契約店舗数合計が前連結会計年度末の20,699店舗から23,553店舗に増加したことによるものです。 (売上原価、売上総利益) 売上原価は、前連結会計年度に比べ91,293千円増加し589,024千円(前年同期比18.3%増)となりました。これは、主に契約店舗数の増加等に伴うサーバ費用の増加や決済サービス「BeautyPay(ビューティーペイ)」の開始による決済手数料の発生によるものです。 以上の結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ209,534千円増加し1,953,058千円(同12.0%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ115,443千円増加し1,621,888千円(前年同期比7.7%増)となりました。これは、主に外形標準課税適用による租税公課の増加や本社移転に伴う家賃の増加によるものです。 以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ94,090千円増加し331,170千円(同39.7%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は、前連結会計年度に比べ4,778千円増加し5,960千円となりました。これは主に受取利息3,384千円の増加によるものです。 営業外費用は、前連結会計年度に比べ55,560千円増加し65,835千円となりました。これは主に株主優待引当金繰入額52,313千円の増加によるものです。 以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ43,309千円増加し271,295千円(同19.0%増)となりました。 (特別利益、特別損失、税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度の特別利益及び特別損失の計上はありません。 以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ69,428千円増加し271,295千円(前年同期比34.4%増)となりました。 (法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税、住民税及び事業税が129,096千円、法人税等調整額は△30,274千円となり、法人税等合計が前連結会計年度に比べ9,190千円増加し、98,821千円(前年同期比10.3%増)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ60,238千円増加し、172,473千円(同53.7%増)となりました。 なお、当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析等は「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおける主な資金需要は、提供サービスの品質の向上や新機能の追加のための開発部門の人件費等の費用や顧客獲得のための営業部門の人件費や代理店パートナーへの費用等となります。これらの資金需要に対しては、主に自己資金、金融機関からの長期借入金により調達をしております。 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は2,214,332千円となり、十分な流動性を確保していると考えております。 今後の事業拡大に向けた運転資金・設備資金については、金融機関からの借入又は株式発行による調達を予定しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容 当社グループは、顧客への提供価値、すなわち売上高の最大化が企業価値向上につながると考えております。当社ではサブスクリプション(月額課金)モデルの事業を中心とした事業展開を行っていることから、「ARR」の拡大を経営上の目標としております。この経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、「契約店舗数」、「ARPU」及び「カスタマーチャーンレート」を重要な経営指標と位置付けております。各指標の進捗状況については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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