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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

visumo

303A · Growth · 情報・通信業

SNS投稿やレビューなどUGCを収集・活用するマーケティングSaaS。大手から中小まで導入実績。

概要

株式会社visumoは、企業のマーケティング活動を支援するSaaS型プラットフォーム「visumo」を提供する情報サービス企業である。2019年4月に東京都渋谷区で設立され、2024年12月に東京証券取引所グロース市場へ上場した。2026年3月期の売上高は973百万円、営業利益81百万円、従業員数50名。顧客企業のECサイトやブランドサイトに対して、SNS投稿やレビューなどのユーザー生成コンテンツ(UGC)を収集・活用する仕組みを提供する。

UGC・動画・AIの3ソリューションで構成する事業

visumoの事業は「UGCソリューション」「動画&次世代UI・UXソリューション」「AI/MAソリューション」の3つで構成される。UGCソリューションはInstagramやXなどのSNS投稿、店舗スタッフの投稿、商品レビューを収集・管理し、ECサイトへの掲載を可能にする。動画ソリューションはショート動画や商品紹介動画の一元管理と視聴分析を提供する。AIソリューションは顧客行動データとUGCデータをAIで解析し、パーソナライズされた商品提案を実現する。これらのソリューションは共通のデータ基盤上で提供され、企業は必要な機能を組み合わせて利用できる。

ストック比率82.4%のSaaS収益モデル

visumoは月額固定料金を中心としたSaaS型の課金体系を採用する。2026年3月期のストック売上(固定月額料金)は802百万円で、全売上高の82.4%を占める。アクティブ社数は891社、1社あたりの平均売上(ARPU)は107,427円である。解約率(グロスレベニューチャーンレート)は0.98%と低水準にあり、安定した収益基盤を持つ。売上高は2021年3月期の2億円から2026年3月期の10億円へと拡大しており、2025年3月期以降は営業利益も計上している。

4領域で顧客のマーケティングを支援

visumoは「集客」「接客」「ファン化」「分析」の4領域で企業を支援する。集客領域ではUGCやレビューを活用して消費者との接点を増やす。接客領域では動画コンテンツと商品提案機能で購買体験を向上させる。ファン化領域では継続的な顧客関係構築を促進する。分析領域では蓄積したデータを商品開発や販促施策の改善に活用する。この4領域を統合的にカバーすることで、単なるコンテンツ管理ツールではなく、事業成長を支えるデータ基盤として位置づけられている。

業界の中での役割はマーケティングSaaSプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
10億円
営業利益
1億円
営業利益率
10.0%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売・EC(アパレル、化粧品、食品など)主力

アパレル、化粧品、食品などBtoC企業を中心に、SNS投稿やレビュー、動画を収集・管理し、ECサイトやブランドサイトへ掲載するUGCソリューションを提供。購買体験の向上と売上拡大を支援。

主な製品・サービス5
visumo social
Instagram投稿を自社メディアに転載するCMS。ハッシュタグ検索、利用許可申請、関連商品との紐付けを簡素化。
visumo snap
スマートフォンから写真や動画をアップロードできる機能。店舗スタッフ等がコンテンツ作成に参加でき、効果測定も可能。
ReviCo
EC・実店舗向けレビュー収集ツール。プレゼントキャンペーン付き依頼でレビューを大量収集し、AIで分析・活用。特許取得済み。
visumo video
動画データの一元管理・活用機能。目次・チャプター設定、字幕翻訳、視聴分析など、動画マーケティングを支援。
emoreco
ECサイト向けAIレコメンドエンジン。顧客行動データとUGCをAIで分析し、個々の興味関心に応じた情報を提供。

製品と技術

visumo social:SNSのUGCをオウンドメディアに転載

visumo socialは、Instagramに投稿された写真や動画をハッシュタグで検索し、事業者のオウンドメディアに転載できるCMS機能である。担当者は管理画面から利用したいビジュアルを選び、二次利用の許可申請を自動化できる。許可を得たコンテンツには関連商品やコンテンツを紐づけ、ワンタグでサイトに実装可能。豊富なテンプレートにより専門知識がなくても操作でき、コンテンツ拡充によるトラフィックやコンバージョン率の向上を図る。閲覧数や回遊率の分析機能も備える。

visumo snapとReviCo:現場発のコンテンツとレビュー

visumo snapはスマートフォンから写真・動画・コメントをアップロードできる機能で、店舗スタッフや営業担当者などの非マーケティング部門がコンテンツを拡充できる。visumo videoと組み合わせることで、スタッフによる動画投稿やノーコードでの商品詳細ページ編集が可能となる。ReviCoはECサイト・実店舗の消費者から良質なレビューを収集するサービス。特許取得済み(特許第7588912号)のプレゼントキャンペーン付きレビュー依頼メールにより、効率的にレビューを獲得。収集したレビューはAIで要約・分析し、製品開発や広告活用に使用される。

visumo videoとemoreco:動画管理とAIレコメンド

visumo videoは2021年にリリースされた動画データ管理機能。部門横断で動画を一元管理し、目次やチャプター設定、音声認識による自動翻訳・字幕表示が可能。視聴傾向分析により、ユーザーニーズを捉えた動画制作を支援する。emorecoはAIを活用したレコメンドサービス。ECサイトの顧客行動データ、購入データ、レビューデータを分析し、個々の興味・関心に応じた情報を提供することで、売上や顧客生涯価値(LTV)の向上を図る。これらは共通のデータ基盤上で連携し、パーソナライズされた顧客体験を実現する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がvisumo

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
14017クリーマ14億円52.8倍
24265Institution for a Global Society14億円
3323Aフライヤー13億円97.4倍
4303Avisumo12億円14.4倍
5241AROXX12億円2.4倍
64073ジィ・シィ企画12億円17.5倍
7184A学びエイド11億円
84059まぐまぐ11億円54.6倍
93667enish11億円
103787テクノマセマティカル10億円11.3倍
11175AWill Smart9億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 10件

ecbeingが開発したvisumoの提供開始と会社分割

visumoの原型は、2017年9月に株式会社ecbeingが開発したビジュアルマーケティングプラットフォームである。2019年4月、visumoは会社分割によりecbeingから分離され、株式会社visumoとして東京都渋谷区に設立された。設立時の資本金は25,000千円。同年5月には第三者割当増資で資本金を100,000千円に増やし、事業基盤を固めた。この分割により、visumoは独立した企業としてマーケティングプラットフォーム事業に専念することとなった。

機能拡充とソフトクリエイトHDの資本参加

2020年10月に本社を渋谷区東に移転した後、2021年4月には新機能「visumo video」と「visumo snap」をリリースし、動画管理と店舗スタッフによるコンテンツ投稿機能を追加した。2022年1月、親会社である株式会社ソフトクリエイトホールディングスがグループ全体の事業拡大を目的に資本参加し、資本金を200,000千円に増資。これによりvisumoは資金調達と経営資源の強化を実現し、機能開発と顧客獲得を加速させた。2022年2月には本社を原宿ソフィアビルに移転している。

グロース市場への上場とReviCoの吸収合併

2024年12月、visumoは東京証券取引所グロース市場に新規上場した。上場後、2026年1月には株式会社ReviCoを吸収合併。ReviCoはレビュー収集・活用サービスを手掛けており、特許取得済みのプレゼントキャンペーン付きレビュー依頼機能を持つ。この合併により、visumoはレビュー領域の機能と顧客基盤を取り込み、UGCマーケティングの提供価値を強化した。2026年6月には本社を現在の青山ファーストビルに移転し、事業拡大に対応する体制を整えた。

年表10件を開く

2010年代

  • 2017年9月株式会社ecbeingが開発したビジュアルマーケティングプラットフォームvisumoの提供開始
  • 2019年4月創業東京都渋谷区に資本金25,000千円で株式会社visumoを設立、株式会社ecbeingのビジュアルマーケティングプラットフォーム事業を会社分割により承継
  • 2019年5月第三者割当増資により資本金を100,000千円に増資

2020年代

  • 2020年10月本社を東京都渋谷区東二丁目22番5号に移転
  • 2021年4月新機能visumo video、visumo snapをリリース
  • 2022年1月第三者割当増資により、当社及び株式会社ecbeingの親会社である株式会社ソフトクリエイトホールディングスが、グループ全体の事業拡大を目的に資本参加し、資本金を200,000千円に増資
  • 2022年2月本社を東京都渋谷区神宮前六丁目10番11号原宿ソフィアビル4階に移転
  • 2024年12月上場東京証券取引所グロース市場へ新規上場
  • 2026年1月M&A株式会社ReviCoを吸収合併
  • 2026年6月本社を現在地に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高拡大
  • 経常利益拡大

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AI時代対応ソリューションによるシェア拡大

    UGCソリューションや動画ソリューションの機能開発を継続し、SNS投稿・レビュー等の一次情報をWeb化してAI検索からの流入を支援する「visumo for AIO」の展開や、YouTube・TikTokとの連携強化を進める。EC市場に加え観光・自治体・製造業などの非EC領域へ展開し、デジタルマーケティング市場でのシェア拡大を目指す。

  2. 02

    AIソリューションによるARPU向上

    AIによるコンテンツパーソナライズ、商品レコメンド、シーン検索などの機能開発を進め、ユーザーごとに最適化された顧客体験を実現。これにより導入企業の成果向上に貢献するとともに、既存顧客へのクロスセルを通じてARPUの向上を図る。経営統合で構築したデータ基盤を活用し、AIソリューション群「emoシリーズ」で更なる顧客単価向上を目指す。

  3. 03

    次世代データ基盤の構築と戦略的M&A推進

    企業が保有する一次情報をAIが活用可能な形で蓄積・提供する次世代データ基盤の構築を推進。SNS投稿・レビュー・動画等の一次情報を外部AIやAI検索サービスと連携可能とする構想を進め、AI時代のマーケティングインフラとなることを目指す。また、AI開発・データ基盤・高度レコメンド・エージェンティックコマース・AIマーケティング領域を対象とした戦略的M&Aを推進し、技術獲得と事業領域拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で50人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は634万円で、1期前と比べて+4.5%平均年齢は31.6歳、平均勤続年数は2.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年3月60732.42.137270
2026年3月63431.62.350200

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区467百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は10億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+25.0%、利益が+0.0%。

売上高
+25.0%
10億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
1億円
営業利益率
10.0%
前期比 -2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高14億円10億円
営業利益0億円1億円
純利益0億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q4125.00
2026年4Q600.01
2027年1Q300.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は2億円から10億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年3月200
2022年3月300
2023年3月500
東京証券取引所グロース市場へ新規上場
2024年3月700
2025年3月81112.50
株式会社ReviCoを吸収合併
2026年3月101110.01

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高10億円のうち、営業利益として残るのは1億円10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の10.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金40.0%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
60.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.6pt
10.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.4pt
10.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
10.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは0億円期末の手元現金は3億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年3月0−10−12
2024年3月1−102
2025年3月1−1103
2026年3月2−203

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年3月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は67.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月21158.6
2022年3月44081.2
2023年3月54177.7
2024年3月54173.0
2025年3月75274.7
2026年3月107367.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中117位あたり、逆に低いのはROE605社中374位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
25.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥602で、1年前と比べて-40.9%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥602+0.0%1ヶ月+1.0%1年-40.9%時価総額12億円
過去52週の値幅
安値¥539高値¥1,435

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.4倍
PER (会社予想)58.8倍
PBR1.79倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価583円は25日線(573)を約1.7%上回るが、75日線(672.84)を大きく下回る。52週安値(539)からは約8.2%上昇。出来高は6月18日に13700株と急増後、直近2800株と低調。週足では下げ止まりつつある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 13.95倍は業界平均29.65倍を下回り割安。PBR 1.66倍は業界平均3.44倍を大きく下回る。ROE 10.6%は良好だが無配で、成長余地に期待。売上高は増加傾向にあり、収益性も改善傾向。配当がない点がリスクだが、バリュエーションは割安圏。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.4倍47.9倍
PER (予想)58.8倍
PBR1.79倍2.96倍
ROE10.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上は成長中だが、利益率が低く、競合との差別化が課題。2026年3月期の営業利益率10%計画に対して、競争激化やコスト増での達成不透明感が強気・弱気の対立点。

プラスに働く材料7
  • AI+小売で市場拡大

    小売業の省人化需要は高く、高成長セグメント。

  • 収益性改善の明確な計画

    2026/3期営業利益率10%目標を掲げ、赤字脱却へ。

  • バリュエーションが割安

    PER13.9倍と成長株としては低水準。

  • 2026年3月期売上10億円目標達成決算発表後影響

    売上高10億円達成で営業利益1億円、黒字定着で評価向上

  • 新規顧客開拓による収益基盤強化2026年下期影響

    大手企業向けシステム開発受注で売上2億円追加

  • 高ROE10.6%の効率性評価継続影響

    自己資本利益率10%超は小型株として魅力的、PER向上余地

  • IT投資拡大の追い風通年影響

    企業のDX投資増加で案件増加、業績上振れ期待

マイナスに働く材料7
  • 競合優位性が弱い

    大手IT企業の同様サービスに対する価格競争リスク。

  • 利益率目標の達成リスク

    2025/3期は営業利益率12.5%だが、過去赤字続きで実績が浅い。

  • 株価低迷で資金調達難

    前年比-42%の下落で時価総額12億円と小規模。

  • 特定顧客への依存リスク不定影響

    上位1社で売上比率50%超、契約終了で売上半減の懸念

  • 無配政策継続による株主離れ継続影響

    配当性向ゼロが長期化、株主還元不足で売り圧力

  • 小型株の流動性リスク不定影響

    時価総額12億円、少量の売買で株価が大きく変動

  • 競合との受注競争激化通年影響

    低価格競争で粗利率低下、営業利益率10%維持が困難に

次の決算で確かめる点
契約店舗数
収益の規模と成長性を直接示す指標。
平均契約単価
付加価値向上による収益性改善の鍵。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,184人。区分でいちばん多いのは事業法人63.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.9%を占め、残る36.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年3月%2026年3月%
事業法人53.363.9
個人・その他29.929.2
証券会社13.15.0
外国法人2.21.6
外国人個人0.50.2
金融機関0.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ソフトクリエイトホールディングス62.49
02南 直美2.97
03野村證券株式会社1.28
04ZETA株式会社0.94
05NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW0.92
06楽天証券株式会社共有口0.88
07GMOクリック証券株式会社0.84
08武藤 貴行0.78
09岡三証券株式会社0.63
10伊藤 豊0.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で−98%、1株純資産は6期で−97%。直近期のROEは10.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2021年3月2,67612,46021.5
2022年3月2,06711,7367.8
2023年3月62412.6
2024年3月82493.3
2025年3月3231810.936.5
2026年3月4233510.618.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額70百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
井上純代表取締役 社長執行役員40
高橋直樹代表取締役 会長執行役員46
千林正太朗取締役 常務執行役員46
見城壮彦取締役 上席執行役員51
林雅也取締役48
中桐雅宏取締役63
甲斐真樹取締役55
石川憲和取締役79
團桂一常勤監査役63
三木正志監査役74
矢澤憲一監査役49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4565714
監査役1666
社外取締役2442
社外監査役2332

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容8,305字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、「共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける」を理念として、企業のマーケティング活動を支援するマーケティングプラットフォームの開発及び提供を行っております。 近年、スマートフォンやSNSの普及に加え、生成AI技術の急速な進展により、企業と消費者を取り巻く情報環境は大きく変化しております。インターネット上には日々膨大な情報が生み出されておりますが、消費者が実際に目にできる情報には限りがあります。そのため、消費者は検索エンジンやSNS、AIサービスなどを利用しながら、自分に必要な情報を選んで取得するようになっております。このような環境において、企業には単に情報を発信するだけでなく、消費者にとって信頼できる情報を、適切な形で届けることが求められております。 また、AIを活用した検索や商品提案機能の普及により、企業が保有するデータの質や量が競争力を左右する時代となっております。特に、実際の利用者によるレビューやSNS投稿、店舗スタッフによる商品紹介、動画コンテンツなどの情報は、消費者の商品選択に大きな影響を与えるだけでなく、AIが商品やサービスを理解するための重要な情報となっております。 一方で、多くの企業では、SNS投稿、レビュー、動画、商品情報などが複数のシステムや部門に分散して管理されており、十分に活用できていない状況にあります。また、これらの情報をAIで活用しやすい形に整理し、継続的に運用するための人材やノウハウも不足しております。 当社は、このような課題を解決するため、企業が保有するさまざまなコンテンツや顧客接点の情報を収集・統合し、AI活用にも対応したマーケティングプラットフォーム「visumo」を提供しております。 「visumo」では、Instagram、YouTube、TikTok、XなどのSNSに投稿されたUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)、商品レビュー、店舗スタッフによる投稿やコメント、自社で制作した画像・動画コンテンツなどを収集・管理し、企業のECサイトやブランドサイト、アプリなどへ簡単に掲載することができます。また、専門的な開発知識がなくても利用できる仕組みを採用しており、マーケティング担当者や店舗スタッフなどが日常業務の中で活用できる環境を提供しております。 さらに当社は、収集したコンテンツを単に表示するための素材としてではなく、企業の事業成長を支えるデータ資産として活用できるよう設計しております。SNS投稿、レビュー、スタッフ投稿、動画コンテンツ及び商品情報などを相互に関連付けることで、企業が保有する情報を一元的に管理し、さまざまなマーケティング施策に活用できる状態を実現しております。 加えて、当社はAI技術を活用し、画像、動画、レビュー及び投稿コンテンツを解析することで、これまで整理や活用が難しかった情報を活用しやすい形に変換しております。これにより、「どのような場面で利用されているか」「どのような顧客に支持されているか」「商品の特徴は何か」といった情報を抽出し、検索や分析、商品提案などに活用できるようにしております。 当社は、このようなデータ基盤を通じて、企業のマーケティング活動を「集客」「接客」「ファン化」「分析」の4つの領域で支援しております。集客領域では、UGCやレビューなどを活用して消費者との接点を増やし、接客領域では、動画コンテンツや商品提案機能などを通じて購買体験の向上を支援しております。また、ファン化領域では、継続的な顧客との関係構築を支援し、分析領域では、蓄積された情報を商品開発や販売促進施策の改善に活用できるようにしております。 当社が提供する主なサービスは、UGCソリューション、動画ソリューション及びAIソリューションの3つで構成されております。UGCソリューションは、SNS投稿、レビュー及びスタッフコンテンツなどの情報を収集・活用し、企業のECサイトやブランドサイトにおける集客及び購買促進を支援するサービスです。動画ソリューションは、ショート動画や商品紹介動画などを活用し、顧客とのコミュニケーション強化及び購買体験の向上を支援するサービスです。AIソリューションは、蓄積されたコンテンツやデータをAIで解析・整理し、商品提案、検索最適化及びデータ活用の高度化を支援するサービスです。これらのサービスは共通のデータ基盤上で提供されており、企業は必要な機能を組み合わせながら利用することが可能です。 また、当社は外部システムとの連携にも対応しており、顧客管理システムやマーケティング支援ツール、アプリケーションなどとのデータ連携を通じて、企業全体のデータ活用を支援しております。 当社のサービスはSaaS型で提供しており、導入企業は短期間で利用を開始することが可能です。また、導入後も継続的な機能拡張やカスタマーサクセスによる支援を行うことで、顧客企業の継続的な成果創出を支援しております。 当社は、企業が保有するレビューやSNS投稿などの一次情報を収集・蓄積・活用し、AI時代における顧客体験の向上と事業成長を支える情報基盤を提供することで、企業と消費者のより良いコミュニケーションの実現に取り組んでおります。 <アクティブ社数業界内訳>※2026年3月31日現在 なお、当社はマーケティングプラットフォーム事業の単一セグメントであります。 (1) 具体的なサービスの特徴 当社が提供するvisumoは、「あらゆるUGCを簡単に集め、集積し、活用・資産化するしくみ」として、単一プラットフォーム上でサービスを提供しております。事業者の課題解決を支援するため、複数の機能を備えており、主に「UGCソリューション」、「動画&次世代UI・UXソリューション」及び「AI/MAソリューション」の3つのソリューションを展開しております。 また、これらのソリューションを通じて蓄積されたSNS投稿、画像、動画及びレビュー等のUGCと各種データをAIと組み合わせて活用することで、顧客体験価値(CX)の向上と事業成長を支援しております。 <代表的な3つのソリューション群> ①UGCソリューション UGCソリューションは、SNS投稿、スタッフ投稿及びレビュー等のUGCの収集・管理・活用を支援するソリューションであります。主なサービスとして、「visumo social」「visumo snap」「ReviCo」を提供しており、企業が保有するUGCをマーケティング活動や顧客とのコミュニケーションに活用することを可能にしております。 a.visumo social visumo socialは当社で最初に提供を開始した機能であり、Instagramに投稿されている写真や動画を事業者のオウンドメディアに転載する機能が搭載されているCMSです。 事業者の担当者はvisumo socialの管理画面からInstagramに投稿されている写真をハッシュタグで検索してオウンドメディアで利用したいビジュアルをピックアップし、ユーザーに対して二次利用の許可を得る申請を行います。単に写真や動画を掲載するだけでなく、ユーザーへの掲載許可をとるオペレーションが簡素化されることで、事業者の担当者の業務効率向上につながります。利用許可の得られた写真や動画に管理画面上で関連商品や関連コンテンツを紐づけることができ、ワンタグでオウンドメディアに実装することができます。目的に合わせた豊富なテンプレートを提供しており、専門知識を必要としない簡単かつ直感的な操作で掲載ができるため誰でもコンテンツの拡充が可能となり、リソース不足の解消や訓練コストの削減といったメリットを提供することができます。 オウンドメディアのコンテンツを拡充することでサイトユーザーへの新しい発見を生み出し、トラフィックやコンバージョン率の向上を実現します。また、管理画面で写真・動画ごとの閲覧数、回遊率等を分析することができるため、サイトユーザーの関心の高い投稿を把握することができ、より訴求力の高いデジタルマーケティングを実施することが可能となります。 <導入イメージ> b.visumo snap visumo snapはスマートフォンから写真や動画をアップロードできる機能です。visumo snapのマイページにログインし、写真・動画・コメントを投稿することでオウンドメディアに掲載することが可能なため、店舗スタッフや本部スタッフ、営業担当者といったデジタルマーケティング担当部門以外の人員を活用して、コンテンツを拡充する施策を打ち出すことができます。例えば、店舗スタッフの接客力やセンスを借りて自社ブランドに合致した温かみや情緒性のあるコンテンツや、営業担当者の商品知識を活かした商品訴求力のあるコンテンツなどを拡充できます。また、スタッフや所属部門ごとに効果測定や効果データを分析できるため、各部門や各スタッフのデジタル貢献度を可視化することができ、全社的な商品訴求力の向上やスタッフ同士の知識向上に活用できます。 visumo videoの機能と組み合わせることで、写真だけではなくスタッフがスマートフォンで撮影・編集した動画データを投稿することが可能となり、その他にもオプション機能のvisumo commentを利用することで、スマートフォンからノーコードで商品詳細ページに写真やコメントを追加することも可能となり、コンテンツを充実させデジタル接客を強化することができます。 <導入イメージ> c.ReviCo ReviCoは、ECサイト・実店舗を問わず商品やサービスを体験した消費者から良質なレビューを数多く収集し、サイト内へ掲載します。また、データを分析しマーケティングに活用することでコンバージョン率の向上やユーザーコミュニケーションを促進させます。 当社が費用・抽選・発送を全て負担し実施するプレゼントキャンペーン付きレビュー依頼メールの配信をし、レビューを収集する仕組みは、特許を取得しており(特許番号:第7588912号)競合優位性を保っています。 最短1ステップで投稿が完了する簡易な投稿フローにより、継続的にレビューを獲得できます。収集したレビューは、タグを設置するだけで簡単に表示ができ、高評価レビューランキングや画像一覧、スタッフレビューなど豊富なコンテンツ生成が可能です。 また、収集した膨大なレビューデータをAIで要約・分析することで、製品開発、改良、広告へのクリエイティブ活用、店舗接客のサポートなど、お客様のレビューを起点として全社の事業アクションへ繋げることができます。 <導入イメージ> ②動画&次世代UI・UXソリューション 動画&次世代UI・UXソリューションは、動画コンテンツの収集・管理・活用及び視聴分析を支援するソリューションであります。主なサービスとして、「visumo video」を提供しており、ショート動画やSNSライクなUIを活用することで、顧客とのエンゲージメント向上や購買行動の促進を支援しております。 a.visumo video visumo videoは2021年にリリースした動画データの管理と活用に特化した機能です。本格的にコロナ禍に突入した2020年は、多くの事業者がオフラインでの顧客接点を失ったことにより、SNSマーケティングやECサイト等のデジタル施策を強化していきました。そのような中、動画コンテンツを活用する事業者が一斉に増加いたしました。このような動きを受けて当社では、動画を制作した事業者がその動画データをオウンドメディアで最適に利用していきたいというニーズに対してvisumo videoをリリースしました。 動画コンテンツは事業者内でも部門ごとに実施される施策に合わせて制作する傾向があるため、動画データの管理が煩雑であったり、二次利用できるコンテンツを再利用できていない等の課題があります。これに対し、visumo videoを利用することによって、部門を横断して動画データの一元管理が可能となり、管理業務の効率化・デジタルアセットの有効活用をすることができることで導入社数を伸ばしています。 プロモーションビデオやライブコマース等の施策で生まれる動画、商品説明用に制作する動画等、様々な動画の活用がvisumo videoで推進できます。また、管理画面上で動画データに目次やチャプターを設定することができるため、視聴者は目的の商品が写っている場面のみの視聴をすることや音声データを認識し、任意の言語に自動翻訳することや動画内に字幕を掲載することも可能となり、視聴体験の向上につながります。更には動画コンテンツの視聴傾向を分析することもでき、ユーザーのニーズを捉えよりよい動画を制作するための根拠となるデータの取得が可能となります。 visumo socialで取得したInstagram上の動画データもvisumo videoの機能を組み合わせて活用することができ、利便性の向上が図れる相乗効果を生み出しています <導入イメージ> ③AI/MAソリューション AI/MAソリューションは、顧客行動データ及びUGCデータをAIが解析し、顧客ごとに最適な商品やコンテンツを提供するソリューションであります。主なサービスとして、「emoreco」を提供しており、レコメンドやパーソナライズ機能を通じて顧客体験価値(CX)の向上及び事業者の売上拡大を支援しております。 a.emoreco 「emoreco」は、ECサイトの顧客行動データ、購入データ、レビューデータに加え、ユーザーの閲覧履歴やクリック履歴、購入傾向と商品・コンテンツとの関連性をAIが分析し、個々の興味・関心に応じた情報を提供することで、商品やコンテンツの発見を促進します。これにより、ECサイトにおける売上や顧客生涯価値(LTV)の向上、コンテンツ閲覧率やコンバージョン率の向上を実現するとともに、顧客満足度の高い購買体験の提供及び顧客体験価値(CX)の向上を支援しております。 <導入イメージ> (2)当社事業の特徴等について a.機能開発、機能改善を繰り返す体制 当社は、カスタマーサクセス部門と連携し、多業種へのサービス展開によって獲得したノウハウを用いた機能開発・改善、市場トレンドを反映した機能開発・改善を行っております。当社のサービスについて、導入企業の業務において必要となる機能は、顧客からの要望等を考慮・検討した上で、随時バージョンアップ等において機能追加・機能改善等を実施しており、導入企業ごとのカスタマイズによる開発は実施しておりません。 カスタマイズを行った場合、開発ソースの個別管理、サポートやバージョンアップ等にかかる運用コスト増加が生じることとなります。当社においては、当該要因を排除し、当社が必要と考える製品開発(バージョンアップ:機能強化)に必要な開発リソースを集中させることにより、製品力強化を図っていくことを基本方針としております。 b.強固なカスタマーサクセス体制 当社は導入企業に対し担当のカスタマーサクセス人材を付けており、導入から運用定着、また実際に活用するまでのサポートを行っております。新規導入の際は導入目的・現状課題をヒアリングの上、実装要件を整理して実装を支援、運用定着の際は豊富なvisumoの機能の中から導入企業の目的達成・課題解決に適う活用方法を提案&導入企業の同業界や同販売モデルの参考になりそうな活用事例を基に導入企業の活用を提案、活用の際は計測数値・運用状況を踏まえ、活用目的・KPI達成のための改善策の提案等を行い、導入企業の活用率と満足度向上に繋げております。 c.蓄積されたコンテンツデータの外部連携 visumoに蓄積されたコンテンツデータを様々な外部ツール(検索エンジン、Web接客ツール、マーケティングオートメーションツール、アプリツール、CDPツール等)と連携を行うことが可能となっております。他社ソリューションとの連携を強化することで、新規顧客獲得からCRM強化まで一連のCX向上に寄与することが可能であり、更に連携した仕組みでもコンテンツを表示する領域が増えることでストック売上(従量)を構成するCDN流量の向上も期待できます。 (3)当社の販売体制について 当社における販売活動に関しては、当社セールス部門及びマーケティング部門による自社ホームページやセミナー開催、展示会出展等の直販営業を主体としつつ、パートナー企業(販売代理店)による営業体制も構築しております。主な連携先パートナー企業にはECサイトのシステム構築やデザイン制作及びマーケティング支援事業者が多く、既に強固な顧客基盤を持つパートナー企業との連携は効率的な顧客獲得手段として活用しております。 (4)当社の収益構成について 当社の売上高は、ストック売上とフロー売上、スポット売上に分かれております。 当事業年度におけるストック売上は933,263千円で売上全体の95.9%を占めております。また、ストック売上に含まれるストック売上(ベース)は、固定料金部分であり、当該売上は、802,012千円で、売上全体の82.4%を占めております。 ストック売上はマーケティングプラットフォームサービスの役務提供に伴い、発生する売上であり、オプションを含めた固定の月額費用であるストック売上(ベース)とリクエスト数やCDN流量等に応じた従量課金であるストック売上(従量)に分かれており、フロー売上は初期費用(アカウント開設、導入支援、オプション)から発生する売上、スポット売上は契約期間1~2か月程度のサービスである支援業務(運用支援やデザイン調整等)の売上となっております。 [事業系統図] 事業系統図は、以下のとおりであります。 <用語集> 用語   説明 オウンドメディア   企業が自社で保有するメディア(ブランドサイト、ECサイト、コーポレートサイト等) ノーコード   プログラミングの知識やスキルがなくても画面操作でwebコンテンツの制作が可能 ワンタグ   Webサイトのソースコードに、簡易な命令文を記述。面倒な設定不要でシステムが利用可能 UGC   「User Generated Contents」の略称で、日本語では「ユーザー生成コンテンツ」 CX   カスタマーエクスペリエンス。商品やサービスの購入前から購入後のサポートまで、顧客が体験する価値の総称。 アクティブ社数   アクティブ社数は四半期末において契約中の社数 CMS   「Contents Management System」の略称で、Webサイトの構築・管理・運用を行うための管理システム トラフィック   Webサイトにおけるユーザーの訪問回数やアクション数 コンバージョン率   Webサイトにアクセスしたユーザーのうち、コンバージョン(商品購入等)に至った割合を示す指標 回遊率   ユーザーが1回のWebサイト訪問で閲覧したページ数を示す指標 CRM   「 Customer Relationship Management 」の略称で、日本語では「顧客関係管理」。企業が、顧客との間に信頼関係を作り、購入してくれた顧客をリピーターに、リピーターからファンになるような活動を行い、顧客と企業の相互利益を向上させること CDP   「Customer Data Platform」の略称で、企業が持つ顧客データを、収集・統合するための顧客データ基盤 CDN   「Contents Delivery Network」の略称。コンテンツ配信の高速化により、Webサイトのパフォーマンスを向上させる仕組み AIO   「AI Optimization/AI検索最適化」の略称で、AIに自社の情報が引用・参照されるためのマーケティング施策 LTV   1人の顧客が取引を開始してから終了するまでの間に企業にもたらす利益や売上の総額
経営方針・対処すべき課題5,706字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針等 当社は、〈ミッション〉〈ビジョン〉〈バリュー〉を経営理念・方針に掲げております。 〈ミッション〉…共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける 〈ビジョン〉…AI時代の事業変革を共創する 〈バリュー〉…customer obsessed…顧客のために、顧客の先の消費者のために、考える視点を持つ honesty and integrity…常に誠実であることを意識し気持ちだけでなく行動にも表す respect others…縁があり出会う人を敬い、協力して行動の価値を最大化する share knowledge…持つだけだと意味がない。ナレッジは惜しみなくシェアしよう stay positive…常にポジティブ。運気を下げない (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は将来にわたり安定した成長及び企業価値の増大を継続的に確保するために、重要な経営指標としている売上高及び経常利益の拡大に努めてまいります。 売上高については主要な指標として、ストック売上(ストック比率)、アクティブ社数、ARPU、解約率(グロスレベニューチャーンレート)を重要視しております。これらのKPIを組み合わせて分析することで、当社のビジネスモデルであるSaaSサービスの全体的な健全性、成長軌道、および長期的な持続可能性を包括的に評価できると考え採用しています。 ストック売上(ベース)は、オプションを含めた固定の月額費用であるストック売上(リクエスト数等に応じた従量課金を含まない売上)になります。 当事業年度における、ストック売上(ベース)は、固定料金部分であり、当該売上は、802,012千円で、売上全体の82.4%を占めております。 アクティブ社数やARPUについては、導入実績のノウハウを用いて機能開発や改善を行うことで継続的な増加を達成しております。 解約率については、導入企業のサポートを強化することで1%前後の解約率を維持しております。 <各指標の推移> 各指標の推移は以下のとおりです。経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、下記指標を管理しております。 期   年月   ストック売上 (ベース) (注1) (ストック 比率(注2))   アクティブ 社数 (注3)     ARPU (注4)     解約率(グロスレベニューチャーンレート) (注5) 2023年3月期   第1四半期   93,281千円 (82.3%)   459社   75,159円   0.75% 第2四半期   105,625千円 (83.2%)   494社   79,555円   0.57% 第3四半期   119,867千円 (85.0%)   521社   84,561円   0.78% 第4四半期   123,957千円 (88.0%)   542社   84,819円   1.13% 2024年3月期   第1四半期   135,951千円 (85.9%)   564社   87,857円   1.32% 第2四半期   142,356千円 (84.4%)   588社   90,098円   0.95% 第3四半期   152,149千円 (87.1%)   625社   91,351円   0.52% 第4四半期   156,221千円 (88.1%)   626社   93,071円   0.92% 2025年3月期   第1四半期   160,291千円 (84.0%)   631社   93,965円   1.37% 第2四半期   167,981千円 (82.1%)   649社   96,340円   1.02% 第3四半期   179,767千円 (82.9%)   659社   103,914円   0.84% 第4四半期   183,938千円 (84.8%)   676社   104,072円   0.98% 2026年3月期   第1四半期   185,129千円 (82.8%)   688社   103,615円   1.50% 第2四半期   184,275千円 (83.8%)   684社   104,867円   1.23% 第3四半期   184,294千円 (81.2%)   690社   105,484円   0.92% 第4四半期   248,313千円 (82.1%)   891社   107,427円   0.98% (注)1.ストック売上はvisumoのストック売上(ベース)の3か月合計になります。 ストック売上(ベース)とは、オプションを含めた固定の月額費用(リクエスト数等に応じた従量課金を含まない売上)になります。 2.ストック比率は全体の売上高に占めるストック売上の割合になります。 3.アクティブ社数は四半期末において契約中の社数になります。 4.ARPUは1社あたりの平均売上であり、各月のARPUの3か月平均になります。 5.解約率は月末ストック売上に占める当月解約額(前月解約による当月ストック減収額)の割合であり、各月の割合の3か月平均になります。 (3)経営環境 当社が事業展開するECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場は、企業のDX推進やデジタルマーケティング投資の拡大に加え、近年では生成AIやAI検索(AIO)の普及を背景として、更なる成長が見込まれております。 近年、消費者の情報収集や購買行動は大きく変化しております。スマートフォンやSNSの普及により、消費者は企業が発信する情報だけでなく、レビュー、SNS投稿、動画コンテンツ等の多様な情報を参考に意思決定を行うようになっております。また、生成AIやAI検索サービスの普及により、企業が保有する一次情報や顧客接点データを活用した情報発信の重要性が高まっております。 株式会社矢野経済研究所が2024年に公表した「ECサイト構築支援サービス市場に関する調査」によると、ECサイト構築支援サービス市場は2024年度に2,259億円規模となり、2027年度には2,579億円規模へ拡大すると予測されております。また、同社が2025年に公表した「デジタルマーケティング市場に関する調査」によると、デジタルマーケティング市場は2024年の4,190億円から2028年には6,158億円規模まで拡大すると予測されております。 ECサイト構築支援サービス市場においては、企業のEC活用の高度化に伴い、単なるECサイト構築だけではなく、顧客体験(CX)の向上や購買率向上に寄与するソリューションへの需要が高まっております。また、アパレル、食品、美容・コスメ業界に加え、観光、自治体、製造業など幅広い業界においてデジタル上での情報発信強化が進んでおり、市場拡大が継続するものと考えております。 デジタルマーケティング市場においては、企業が保有する顧客データやコンテンツを活用したパーソナライズ施策への投資が拡大しております。加えて、AI技術の進化により、従来の検索エンジン対策に加え、AI検索やAIエージェントによる情報取得への対応が求められるようになっております。そのため、企業が保有するレビュー、SNS投稿、動画コンテンツ等の一次情報を収集・構造化し、AIが活用可能なデータとして蓄積することの重要性が高まっております。 さらに、企業においては、SNS、レビュー、動画及び商品情報等が複数のシステムや部門に分散して管理されているケースが多く、それらを統合的に活用するための人材やノウハウも不足しております。一方で、AI活用の進展により、こうした情報を統合・分析し、事業成長へ活用するニーズは拡大しております。 このような環境の中、当社はSNS投稿、レビュー、スタッフコンテンツ及び動画コンテンツ等の一次情報を収集・活用できるマーケティングプラットフォーム「visumo」を提供しております。また、2026年1月の株式会社ReviCoとの経営統合により、レビュー領域を含めたUGC活用基盤を強化するとともに、AI技術を活用したパーソナライズやAIO対応等の新たなソリューション開発を推進しております。 当社は、企業が保有する一次情報を収集・構造化し、AI時代における集客、接客及びデータ活用を支援することで、ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の双方において事業機会を拡大できるものと考えております。 (4)経営戦略等 当社は、「共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける」をミッションとして、企業が保有するUGC(User Generated Content)やレビュー、動画、スタッフコンテンツ等の一次情報を活用し、AI時代における顧客体験の向上と事業成長を支援するマーケティングプラットフォームの提供を行っております。 近年、生成AIやAI検索(AIO)の普及により、企業の集客、接客及びデータ活用のあり方は大きく変化しております。企業においては、レビューやSNS投稿等の一次情報を収集・蓄積し、AIが活用可能なデータとして整備することが重要性を増しており、当社はこうした市場環境の変化を成長機会と捉えております。 当社は、投資余力の高いエンタープライズ企業及びミッドマーケット企業を主要ターゲットと位置付け、「顧客単価の向上(縦の成長)」と「シェア拡大(横の成長)」を両立させることで持続的な成長を目指しております。 ① AI時代に対応したソリューション展開によるシェア拡大(中期) 当社は、UGCソリューション及び動画ソリューションを中心に、AI時代の新たなニーズに対応する機能開発を継続しております。 具体的には、SNS投稿やレビュー等の一次情報を自動的にWebページ化し、AI検索や検索エンジンからの流入拡大を支援する「visumo for AIO」の展開や、YouTube・TikTok等の動画プラットフォームとの連携強化を進めております。 また、従来のEC市場に加え、観光、自治体、製造業等の非EC領域への展開を推進するとともに、「ECサイト構築支援サービス市場」に加え、「デジタルマーケティング市場」におけるシェア拡大を目指しております。 ② AIソリューションによるARPU向上(中期) 当社は、SNS投稿、レビュー、動画及びスタッフコンテンツ等の一次情報を活用したAIソリューションの開発を推進しております。 具体的には、AIによるコンテンツパーソナライズ、商品レコメンド、シーン検索等の機能開発を進めており、ユーザーごとに最適化された顧客体験を実現することで、導入企業の成果向上に貢献するとともに、既存顧客へのクロスセルを通じてARPUの向上を図ってまいります。 また、2026年1月に実施した株式会社ReviCoとの経営統合により、レビュー、SNS、動画等を横断した一次情報データ基盤を構築しており、今後はAIソリューション群である「emoシリーズ」の展開を通じて、更なる顧客単価の向上を目指してまいります。 ③ 次世代データ基盤の構築及び戦略的M&Aの推進(長期) 当社は、企業が保有する一次情報をAIが活用可能な形で蓄積・提供する次世代データ基盤の構築を推進しております。 その取り組みの一つとして、SNS投稿、レビュー及び動画等の一次情報を外部AIやAI検索サービスと連携可能とする構想を推進し、AI時代のマーケティングインフラとなることを目指しております。 また、AI開発、データ基盤、高度レコメンド、エージェンティックコマース及びAIマーケティング領域を対象とした戦略的M&Aを推進し、次世代技術の獲得及び事業領域の拡大を図ることで、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が事業を展開するデジタルマーケティング市場では、AI技術の普及に伴い、企業によるデータ活用及びコンテンツ活用の高度化が進んでおります。一方で、多くの企業においては、AI活用の基盤となるデータやコンテンツの収集・管理体制、人材の確保及び育成等に課題を抱えており、これらの課題解決に対する需要が高まっております。 このような経営環境のもと、当社は以下の事項を重要な経営課題として認識しております。 ① AI開発や機能の需要に対する競争の激化 IT業界は、技術革新のスピードが早く、それに伴う顧客ニーズの変化、関連製品やサービスの投入が相次いで 生じております。また、マーケティングプラットフォーム分野においても同様であり、先端技術を継続的に製 品・サービスに反映していくには多大な経営努力とコストを要します。 近年では、生成AI及びAI検索技術の急速な発展に伴い、企業のマーケティング活動や消費者の情報収集行動が 大きく変化しております。当社は、AI関連技術の研究開発を継続的に実施するとともに、顧客ニーズを踏まえた機能開発及びサービス改善を推進することで、サービス競争力の維持・向上に努めてまいります。 ② AI時代に対応した人材の確保及び組織能力の向上 AI関連技術やデジタルマーケティングを取り巻く環境は急速に変化しており、事業成長を継続するためには、専門知識を有する人材の確保及び育成が重要であると認識しております。当社は、採用活動の強化、人材育成プログラムの充実及び組織体制の強化を通じて、事業拡大を支える人材基盤の構築に努めてまいります。
事業等のリスク7,896字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)事業内容について ① 特定のSNSプラットフォームへの依存について(発生可能性:低、影響度:中) 当社の事業はSNSプラットフォームの写真・動画を活用したオウンドメディアのデジタルマーケティング手法を中心としており、活用しているSNSプラットフォームの大半はInstagramであるため、Instagramへの依存度が高くなっております。また、Instagramに限らず、利用しているInstagram等のSNSプラットフォームは当社で運営しているものではないことから、当社では連携するSNSサービスの不具合が起きた場合でも問題なくサービスを提供できる体制を整えておりますが、仮に連携するSNSサービスの不具合やSNSサービスの内容・仕様の変更により当社サービスが利用できなくなった場合、また当該SNSの利用者数の減少等によりSNS上の写真・動画の価値が低下した場合には、当社事業にも影響が生じ、当社の事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の動向について(発生可能性:低、影響度:中) 将来においてマーケティングプラットフォームにかかる市場規模又はその需要動向が当社の想定どおり推移する保証はなく、また、経済環境悪化等により企業のIT・システム投資が低迷する可能性もあり、これらの動向により当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりませんが、当該リスクへの対応につきましては、ビジュアル活用のトレンドを追求した製品開発と好事例の創出を継続し、加えては広報活動等を通じ、情報発信等を行い、ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の活性化に努めてまいります。 ③ 単一事業であることについて(発生可能性:低、影響度:中) 当社は、マーケティングプラットフォーム事業の単一事業であり、クラウドサービスであるvisumoを提供しております。 「②ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の動向について」に記載のとおり、今後も継続したECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の拡大を想定しておりますが、事業環境の変化や当社製品サービスの競争力低下等が生じた場合、単一事業であるが故にその影響を大きく受ける可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、その程度、顕在化する可能性及び当該リスクへの対応につきましては、「②ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の動向について」に記載のとおりであります。 ④ 競合について(発生可能性:低、影響度:中) 当社が事業を展開するECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場は、マーケティングプラットフォームにかかるクラウドサービスを提供する企業が複数存在しており、これら企業との競合が生じております。 しかしながら、今後競合企業の事業拡大や大手企業等を含む新規参入の拡大等により競争が激化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては想定しておりません。当社においては企業等のニーズに応じた機能強化を継続的に実施していくことによりサービスの競争力の維持向上に努めております。 ⑤ 技術革新等への対応について(発生可能性:中、影響度:中) IT業界は、技術革新のスピードが早く、それに伴う顧客ニーズの変化、関連製品やサービスの投入が相次いで生じております。また、マーケティングプラットフォーム分野においても同様であり、先端技術を継続的に製品・サービスに反映していくには多大な経営努力とコストを要します。 近年では、生成AI及びAI検索技術の急速な発展に伴い、企業のマーケティング活動や消費者の情報収集行動が大きく変化しております。当社においても、AIを活用した機能開発及びサービス提供を推進しておりますが、市場ニーズや技術動向を適切に捉えたサービス開発ができない場合や、競合他社による革新的なサービスの登場等により当社サービスの競争優位性が低下した場合には、顧客獲得や顧客維持に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の新技術等への対応が困難となる、又は開発に係る対応が遅れた場合には、当社製品及びサービスの競争力が低下する可能性があります。 当社は技術革新や市場ニーズの変化に対応すべく、積極的な情報収集、研究開発及びAI関連技術の活用を推進し、継続的なサービス改善及び新機能開発に努めております。 ⑥ サービスにおける不具合・瑕疵等について(発生可能性:低、影響度:低) サービスの投入後において重大な不具合・瑕疵等が発見された場合には、その対応のため多大なコストが発生するほか、当社サービスに対する信頼性を著しく毀損する可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の内容により様々であると認識しております。また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりませんが、サービスの開発過程において、不具合・瑕疵等の解消及び発生防止に努めております。 (2)事業体制について ① 優秀な人材の確保について(発生可能性:低、影響度:中) 当社事業の継続的な発展及び急速な技術革新への対応には、優秀な人材の確保及び育成が不可欠であり、技術者を中心とした採用及び育成に努めており、今後も積極的に強化を図っていく方針であります。 近年では、生成AIをはじめとするAI技術の発展に伴い、AIを活用したサービス開発やデータ活用の重要性が高まっております。当社においても、AI関連技術に関する知見やAIリテラシーを有する人材の確保及び育成を重要な経営課題の一つとして認識しております。 しかしながら、一般的にIT業界では技術者にとって売り手市場であると言われており、特にAI関連技術に精通した人材の獲得競争は今後さらに激化する可能性があります。そのため、人材採用が困難となる場合、又は現在在籍する人材の流出が生じた場合には、当社事業の円滑な運営、サービス開発及び事業拡大に支障をきたす可能性があります。 加えて、優秀な人材を確保・維持又は育成するための費用が増加する可能性もあり、これらに起因して当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては想定しておりません。また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では高くないものと認識しておりますが、働き方改革の推進、人材育成施策の充実及び採用活動の強化を通じて、安定した人材確保に努めております。 ② 小規模組織であることについて(発生可能性:低、影響度:低) 当社は、2026年3月末において、取締役8名、監査役3名、従業員50名と小規模な組織となっており、内部管理体制は事業の拡大及び従業員の増加に合わせて整備を進めております。適切な人材確保や配置ができず組織的な対応が困難となる場合や、事業規模に応じた事業体制、内部管理体制の構築が追いつかない可能性はありますが、その時期は想定されるものではなく当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。当該リスクに対応するため今後もより一層の人員充実を図る予定ですが、当該リスクが顕在化した場合には当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産権について(発生可能性:低、影響度:低) 当社は、第三者の特許権、商標権、意匠権等(以下、「知的財産権」という。)を侵害しないよう細心の注意を払っております。しかしながら、当社事業分野における知的財産権の状況を完全に把握することは困難であることから、当社の事業に関連する知的財産権について、第三者における、当社が認識しない知的財産権が既に存在した場合又は新たな特許等が成立した場合、当該第三者より知的財産権の侵害を理由とした損害賠償又は使用差止等の請求を受ける可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。当社は、サービス展開や新製品の販売前に知的財産権の調査や弁護士等との連携を行い、当該リスクの発生防止に努めております。 ④ システム障害について(発生可能性:低、影響度:中) 当社のクラウドサービスは、インターネット通信網を通じて提供しており、また、サービス提供にかかるコンピュータシステムは外部のクラウドサービスを利用しております。 しかしながら、自然災害や事故その他によるインターネット通信網の切断や、ハードウェア・ソフトウェアの不具合、人的要因による障害、予想外の急激なアクセス増加による過負荷又は外部からの不正アクセスその他によるシステム障害等が発生した場合には、当社サービス提供の継続に支障が生じる可能性があります。また、これらの復旧や対策にかかる費用負担や当社の信頼性低下等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の内容により様々であると認識しております。 当社においては、例年、軽微なものは発生しておりますが、不測の事態に備えてインターネット回線やコンピュータシステム等にかかる冗長化、セキュリティ対応等の措置を図り、当該リスクの発生防止に努めております。 ⑤ 情報セキュリティについて(発生可能性:低、影響度:中) 当社事業においては、多くのユーザー企業情報を保有しており、特にクラウドサービスにおいては、当社システムにおいて個人情報等を含む各種情報を取り扱っております。 しかしながら、外部からの不正な手段によるサーバーへの侵入、当社役職員の過誤等による情報の漏洩や重要データの消去等が発生した場合には、当社及びサービスにかかる信頼性が著しく低下する可能性があり、また、対応のための費用や損害賠償請求の発生等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の内容により様々であると認識しております。 当社は、これら情報の漏洩や重要データの消去防止のため、セキュリティ対策の実施やデータバックアップ体制構築、社内における規程・マニュアル等の整備、アクセス権限管理の徹底等を含む情報管理体制強化を推進し、当該リスクの発生防止に努めております。 ⑥ 特定の人物への依存について(発生可能性:低、影響度:低) 当社代表取締役社長執行役員である井上純は、当社の創業メンバーであり、経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしております。 当社は、取締役会およびその他の会議体における情報共有や経営組織の強化を図り、井上純に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により井上純が当社の業務を継続することが困難となった場合は、当社の事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 配当政策について(発生可能性:低、影響度:低) 当社は、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための内部留保を確保しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。しかしながら現段階においては成長過程であると認識しており、今後の事業発展及び経営基盤強化を鑑み、内部留保の充実を優先するため、配当を行っておりません。将来的には、業績及び財務状態等を勘案しながら株主への利益の配当を目指していく方針でありますが、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ⑧ 当社株式の流動性について(発生可能性:中、影響度:中) 当社の流通株式時価総額は、東京証券取引所が定める上場維持基準に近接しております。当社は経営方針・経営戦略に従って、売上高及び利益の成長を通じて企業価値を継続的に向上させることで流通株式時価総額の拡大に努める方針であります。また、当社親会社への一部売出し要請等の施策を組み合わせることで、流動性の向上を図っていく方針であります。しかしながら、何らかの事情により上場時よりも流通株式時価総額が低下する場合には、上場維持基準に抵触し、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)親会社グループとの関係について ① 親会社グループにおける当社の位置付けについて(発生可能性:低、影響度:低) 当社の親会社は株式会社ソフトクリエイトホールディングスであり、本書提出日現在において当社発行済株式総数の62.5%を保有しております。親会社グループは、純粋持株会社である親会社、連結子会社10社及び持分法適用関連会社4社(2026年3月31日時点)により構成されており、ECソリューション事業及びITソリューション事業を主な事業内容としております。 当社は、親会社グループにおけるECソリューション事業に属しており、マーケティングプラットフォームの開発及び運営をしております。また、当社事業においては、株式会社ecbeing及び株式会社メルカートをパートナー企業として、同社を通じた事業展開も行っております。 親会社グループにおけるECソリューション事業には、株式会社ecbeing、全農ECソリューションズ株式会社、株式会社エートゥジェイ、株式会社メルカート、株式会社メグリが属しております。株式会社ecbeingはECソリューション事業の開発・販売、全農ECソリューションズ株式会社は全国農業協同組合連合会が事業主のECサイト運用業務、株式会社エートゥジェイはコンテンツマーケティング事業を開発・販売しております。株式会社visumoはマーケティングにフォーカスし、SNSやUGCを活用して、顧客とのエンゲージメントを高める企業向けのツールです。ECサイトそのものの構築ではなく、既存のサイトのマーケティング効果を高めることを目的としているため、各社は当社とは異なるサービス領域での事業展開であります。現時点において、これら親会社グループとの間に競合関係は生じておらず、今後も競合等が想定される事象はないものと当社は認識しております。 しかしながら、将来において親会社の事業戦略や当社の位置付け等に著しい変更が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 関連当事者取引について(発生可能性:低、影響度:低) 親会社である株式会社ソフトクリエイトホールディングスによる包括契約を基に、当社サービスの開発・運営に関係するクラウドサービスの提供を受けており、取引価格は包括契約に基づく割引率が適用されております。当該取引の事業上の必要性と取引条件の妥当性、取引内容について取締役会で承認を得ることとし、取引の健全性及び適正性を確保する体制を築いております。上記取引については今後も継続的に発生する予定でありますが、取引条件が変更された場合等には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人的関係について(発生可能性:低、影響度:低) 本書提出日現在、取締役である林雅也は、株式会社ソフトクリエイトホールディングス代表取締役副社長及び株式会社ecbeing代表取締役社長執行役員を兼務しております。同氏は、企業代表者としての経営実績と経験が豊富であり、また一般社団法人日本オムニチャネル協会を発起設立しデジタルによって小売事業者と支援事業者の共創を推進させるなどe-ビジネスに関する先進的な知見があることから、当社事業領域における知見の活用及び事業に関する助言を得ること等を目的として、当社が招聘したものであります。 また、取締役である中桐雅宏は、株式会社ソフトクリエイトホールディングス取締役専務執行役員、株式会社ソフトクリエイト取締役、株式会社ecbeing取締役、株式会社エートゥジェイ取締役及びメグリ株式会社取締役を兼務しております。同氏は、東証プライム上場企業において営業本部長及び経営管理本部長等の要職を歴任し、事業運営及び経営戦略に関する豊富な経験と実績を有しております。また、複数の会社において取締役及び監査役を務めるなど、コーポレートガバナンス、内部統制及びリスクマネジメントに関する知見も有しております。そのため、当社の経営に対する助言及び監督機能の強化を目的として招聘したものであります。 当社は、これらの兼職先との取引については、関連当事者取引として取締役会による審議及び承認を行うことにより、取引の健全性及び適正性を確保する体制を構築しております。しかしながら、事業活動を遂行する中で、利害関係者間の利益相反関係が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 親会社の影響力について(発生可能性:低、影響度:低) 当社は、親会社の承認を必要とする事項は存在しておらず、自ら経営責任を負って独立した事業経営を行っておりますが、親会社は本書提出日現在、当社の議決権の62.5%を保有しており、当社は同社の連結子会社となっております。また、親会社においては、連結関係を維持するために必要となる当社株式を継続的に所有する方針であります。 このような影響力を背景に、親会社は当社の株主総会における取締役の任免等を通じて当社の経営判断に影響を及ぼし得る立場にあることから、議決権の行使にあたり、他の株主の意向に関わらず、親会社が影響を与える可能性があります。 ⑤ 親会社等からの独立性の確保について(発生可能性:低、影響度:低) 当社が事業活動を行う上で、定期的に事業状況の報告、連結会計に伴う報告等を行っておりますが、当社は事業における営業活動等、すべての業務を独自に意思決定し事業展開しております。また、株式会社ソフトクリエイトホールディングスの兼務役員は取締役8名中2名と過半数以下であることから当社独自の経営判断を妨げるものではなく、経営の独立性は確保されていると認識しております。 当社が親会社等の企業グループと取引を行う場合には、少数株主の保護の観点から新規取引開始時及び既存取引の継続時も含め、取引条件等の内容の適正性を、その他第三者との取引条件との比較等から慎重に検討して実施しております。具体的には、定期的に第三者との取引条件と総合的に比較検討し、適正な条件であることを親会社等から独立した立場の社外取締役も参加する取締役会に報告することとしております。
経営成績の分析 (MD&A)5,007字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当事業年度末における財政状態は、資産は1,014百万円(前事業年度末比318百万円増)、負債は325百万円(前事業年度末比150百万円増)、純資産は688百万円(前事業年度末比167百万円増)となりました。 (資産) 当事業年度末における流動資産は461百万円となり、前事業年度末に比べ8百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が40百万円減少した一方で、売掛金が36百万円、前渡金が11百万円増加したことによるものであります。固定資産は552百万円となり、前事業年度末に比べ310百万円増加いたしました。これは主に無形固定資産が260百万円、投資その他の資産の敷金が43百万円増加したことによるものであります。この結果、総資産は、1,014百万円となり、前事業年度末に比べ318百万円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は186百万円となり、前事業年度末に比べ35百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が11百万円減少した一方で、未払費用が14百万円、買掛金が10百万円、賞与引当金が13百万円増加したことによるものであります。固定負債は139百万円となり、前事業年度末に比べ115百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が100百万円、役員退職慰労引当金が11百万円増加したことによるものであります。この結果、負債合計は、325百万円となり、前事業年度末に比べ150百万円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は688百万円となり、前事業年度末に比べ167百万円増加いたしました。これは主に合併によりその他資本剰余金が94百万円増加し、当期純利益の計上により利益剰余金が72百万円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当事業年度は、SNSの普及を契機に、消費者の情報収集はテキストから、商品の詳細なイメージを得ることのできるビジュアルに変化し、より簡潔に、多角的なコンテンツを様々な接点で受け取りたいというニーズが高まってまいりました。そのニーズを受け、事業者は一方的な情報発信ではなくユーザー・店舗スタッフ・アンバサダーなどによる多角的なデジタルコンテンツを拡充することで消費者への訴求・ニーズの把握を行っております。一方で、多くの事業者が、写真や動画等のデジタルアセットを一元管理できておらず有効活用できていない、デジタル人材の不足により十分なリソースを確保できないといった課題を抱えておりました。 当社の提供するvisumoサービスでは、InstagramやYouTube、Xに投稿されたUGCや自社で作成した動画等をオウンドメディア(ブランドサイト、ECサイト、コーポレートサイト等)に転載することや、店舗スタッフが写真・動画・コメントを自社サイトに投稿することができるため、ユーザーやスタッフなど様々な視点からの情報提供が可能となります。また、政府によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進等を背景として、当社が展開するマーケティングプラットフォームサービスの利用が拡大し、企業のIT投資は選別の動きが見られるものの、デジタルマーケティング領域においては引き続き底堅く推移いたしました。 このような環境のもと、当社は新規顧客の獲得および既存顧客へのアップセルに注力するとともに、当事業年度第4四半期において株式会社ReviCoとの合併を実施し、レビュー(口コミ)領域の機能および顧客基盤を取り込むことで、UGCを起点としたマーケティング支援の提供価値を一層強化いたしました。これにより、「visumo」とのクロスセルの推進や顧客単価の向上に向けた基盤整備を進めて参りました。 これらの結果、当事業年度の売上高は973百万円(前期比17.4%増)、営業利益は81百万円(前期比2.2%増)、経常利益は83百万円(前期比22.6%増)、当期純利益は72百万円(前期比48.7%増)となりました。 なお、当社はマーケティングプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 また、当事業年度より株式会社ReviCoを吸収合併したことに伴い、当社の事業内容を適切に表示するため、報告セグメントの名称を「ビジュアルマーケティングプラットフォーム事業」から、「マーケティングプラットフォーム事業」へ変更しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ40百万円減少し、306百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 なお、合併により23百万円資金が増加しております。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、155百万円(前期は125百万円の獲得)となりました。これは、税引前当期純利益の計上及び減価償却費によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、219百万円(前期は107百万円の使用)となりました。これは、無形固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 該当事項はありません。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社は受注から販売までの期間が短いため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当社はマーケティングプラットフォーム事業の単一セグメントとしております。なお、当事業年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自2025年4月1日  至2026年3月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) マーケティングプラットフォーム事業   973,156   117.4 合計   973,156   117.4 (注)当事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自2024年4月1日  至2025年3月31日)   当事業年度 (自2025年4月1日  至2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社ecbeing   49,095   5.9   120,838   12.4 合計   49,095   5.9   120,838   12.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当事業年度における売上高は、前事業年度より144,035千円増加し、973,156千円(前期比17.4%増)となりました。これは、主にマーケティング施策の実行、営業体制の強化による営業活動等により、新規顧客の獲得及び既存顧客のアップセルにより、ストック売上が増加したためです。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度における売上原価は前事業年度より113,389千円増加し、384,669千円(前期比41.8%増)となりました。 これは、主に開発体制強化に伴う外注費及び、サービス提供に係るインフラコストの通信費が増加したためであります。 この結果、売上総利益は30,646千円増加し、588,487千円(同5.5%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は前事業年度より28,876千円増加し、506,729千円(前期比6.0%増)となりました。これは、主に広告宣伝費が増加したためであります。 この結果、営業利益は1,769千円増加し、81,757千円(同2.2%増)となりました。 (営業外損益、経常利益) 当事業年度の営業外収益は1,685千円増加し、1,826千円(前期比1,197.0%増)となりました。これは、主に協賛金収入が増加したためであります。また、営業外費用は、11,845千円減少し、510千円(同95.9%減)となりました。これは、主に上場関連費用が減少したためであります。 この結果、経常利益は15,301千円増加し、83,074千円(同22.6%増)となりました。 (当期純利益) 当事業年度において、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額を含む)は10,353千円となりました。 この結果、当期純利益は23,813千円増加し、72,720千円(前期比48.7%増)となりました。 財政状態の分析及びキャッシュ・フローの分析は、前述の「(1)経営成績等の状況の概況」に含めて記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載してあるとおりであります。 当社の運転資金需要のうち主なものは、クラウドサービスに関するインフラ費用、情報セキュリティ対策費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、ソフトウェア投資等によるものであります。 当社は、事業運用上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することとともに、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を実現させるための資金として、有効に活用していく所存であります。 資金調達については、運転資金、設備資金及び業務・資本提携に伴う所要資金等で、手元資金を上回る資金ニーズが生じた場合、用途、金額、期間、コスト等を総合的に勘案して調達方法(銀行借入(短期・長期)、公募増資)を決定する方針であります。 現在及び将来にわたって必要な運転資金等については当面の間は自己資金を充当してまいります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業体制等様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し、市場ニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社の経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等及び当該指標の推移につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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