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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

技研製作所

GIKEN LTD.6289 · Prime · 機械

無振動・無騒音の圧入工法「サイレントパイラー」の開発・製造・工事を一貫手掛ける。環境に優しい基礎工事のリーディングカンパニー。

概要

技研製作所は、無振動・無騒音で杭を圧入・引抜く建設機械「サイレントパイラー」の開発、製造、販売、レンタルを中核事業とする企業である。1967年に高知県で創業、1978年に現在の法人が設立された。1993年に大阪証券取引所市場第二部に上場し、現在は東京証券取引所プライム市場に株式を上場する。2025年8月期の連結売上高は263億円、従業員数は703名。国内だけでなく、欧州、アジア、北米にも子会社を持ち、環境負荷の低い圧入工法の普及を推進している。

建設機械と圧入工事の二本柱

当社グループは建設機械事業と圧入工事事業の二つのセグメントで構成される。建設機械事業では、油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」とその周辺機械(油圧ユニット、リーダー、チャック等)を開発・製造・販売・レンタルする。主力のサイレントパイラーは、油圧の力で鋼矢板などの杭を静かに地中に圧入・引き抜くことができ、従来の打撃工法に比べて騒音や振動を大幅に低減する。これにより、市街地や近接施工が求められる現場で広く採用されている。圧入工事事業では、圧入技術を応用した機械式駐車場「エコパーク」や機械式駐輪場「エコサイクル」の受注・施工を行う。また、連結子会社の株式会社技研施工が実際の圧入工事を実施し、現場データを機械開発にフィードバックする体制を取っている。非連結子会社には計測業務を行うシーアイテック株式会社などがある。

売上高は約10年で3倍に成長したが近年は横ばい

財務データによれば、2012年8月期の連結売上高は98億円であったが、その後堅調に拡大し、2019年8月期には324億円のピークを記録した。2020年8月期には246億円に落ち込んだものの、2021年以降は回復基調にある。2025年8月期の売上高は263億円、営業利益は26億円、当期純利益は15億円。営業利益率は約10%である。総資産は478億円、自己資本比率は84.2%と財務体質は厚い。従業員数は703名で、一人当たり売上高は約3740万円と算出される。同社は公募増資や第三者割当増資により資本金を増やし、2017年には東証一部に上場、2022年にはプライム市場に移行した。

世界40以上の国と地域に広がる拠点網

本社・工場は高知県に集約されており、高知市内に本社工場、高知第二工場、香南市に高知第三工場を持つ。国内では他に東京工場(足立区)、関西工場(兵庫県丹波市)、関東工場(千葉県浦安市)を有する。海外では、1991年にオランダにGiken Europe B.V.を設立し欧州拠点とし、1996年にシンガポールにGiken Seisakusho Asia Pte., Ltd.、1999年に米国にGiken America Corporationを設立。これらの子会社を通じて機械販売と保守サービスを提供する。また、2020年にはオランダ工場を新設するなど生産拠点も海外に広げている。圧入技術は世界40以上の国と地域に普及しており、現地パートナー企業と連携した工法普及活動が行われている。

業界の中での役割は建設機械メーカー兼圧入工事施工者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
263億円
営業利益
26億円
営業利益率
9.9%
純利益
15億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
建設機械事業177億円67.0%39億円22.0%
圧入工事事業87億円33.0%11億円12.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・土木主力

各種油圧式杭圧入引抜機(サイレントパイラー)および周辺機械を開発・製造・販売・レンタル。無振動・無騒音の圧入工法により、環境負荷を抑えた基礎工事を実現。保守サービスも提供。

業界随一の独自技術

主要顧客大成建設、鹿島建設、清水建設

主な製品・サービス2
サイレントパイラー(油圧式杭圧入引抜機)世界シェア首位
油圧で杭を圧入・引抜く建設機械。無振動・無騒音で近接施工が可能。
周辺機械
サイレントパイラーに付随する油圧ユニット、リーダー、チャック等の関連機器。

02圧入工事(機械式駐車場・駐輪場)準主力

圧入技術を応用した機械式駐車場「エコパーク」、機械式駐輪場「エコサイクル」の受注・施工。子会社を通じて圧入工事も行い、現場データを機械開発にフィードバック。

主な製品・サービス2
エコパーク(機械式駐車場)
圧入工法で構築する地下・半地下の機械式駐車場システム。省スペースで高収容。
エコサイクル(機械式駐輪場)
同様の圧入技術を用いた機械式駐輪場。駐輪スペースを効率化。

製品と技術

サイレントパイラー:静荷重で杭を圧入する建設機械

同社の主力製品であるサイレントパイラーは、油圧シリンダーで杭を地中に圧入・引き抜く建設機械である。従来のハンマー打撃工法と異なり、振動や騒音が極めて小さいため、市街地や近接施工が求められる現場で広く採用されている。機械には地盤情報を推定し圧入条件を自動最適化する「PPTシステム」を搭載した機種もあり、施工効率を向上させる。機種は小型から大型まで揃い、ハット形鋼矢板900mm幅に対応した「サイレントパイラーF301」などが代表例。これらの機械は販売に加え、レンタルも行われており、国内全エリアで提供体制を整えている。

周辺機械とデジタル技術で現場を支援

サイレントパイラーの稼働には、油圧ユニット、リーダー、チャックなどの周辺機械が不可欠であり、これらも自社開発・製造している。また、近年はデジタル技術を活用した「G-Lab」シリーズを提供開始。クラウド型データプラットフォームと連動し、機械管理や現場データ分析を効率化するアプリケーション(顧客支援DXアプリケーション)もリリースしている。これにより、建設現場の省人化・省力化に貢献することを目指している。

エコパークとエコサイクル:圧入技術の都市空間への応用

圧入技術を応用した機械式駐車場システムが「エコパーク」、機械式駐輪場システムが「エコサイクル」である。これらは地下または半地下に圧入工法で構築され、省スペースで高収容を実現。特に都市部の限られた土地での駐車・駐輪需要に対応する。子会社の技研施工が工事を担当し、現場データを機械開発にフィードバックする。これらの製品は「地上に文化を、地下に機能を」というコンセプトの下、環境性と経済性を両立するソリューションとして提案されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位サイレントパイラー(油圧式杭圧入引抜機)世界シェア約7割建設・土木
  • 建設・土木業界随一の独自技術

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

中堅機械メーカー、減収減益で収益力低下

技研製作所は機械セクターに属し、売上高約293億円(2024年8月期)と規模は中堅。日本製鋼所(5631)のような大型企業や三浦工業(6005)などと競合するが、分野は異なる可能性がある。同社は2025年8月期に売上・利益とも減少予想で、営業利益率も11%→9%と悪化。業界内での競争激化や需要変動に直面しており、収益改善策が急務。

強み

  • 約295億円の売上は機械業界で中堅クラスであり、事業基盤は安定。
  • 2024年8月期は営業利益率11.2%と二桁利益を達成しており、収益力の実績がある。
  • 機械メーカーとして長年の経験や技術蓄積が競争優位の源泉となりうる。
  • 売上規模からある程度の財務余力があると推測されるが、データ不足で詳細不明。

課題

  • 2025年8月期は売上・利益とも減少見込みで、収益力低下が懸念される。
  • 日本製鋼所などの大手や専門メーカーとの競合が激しく、差別化が必要。
  • 機械業界は景気変動の影響を受けやすく、受注の不安定性が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が技研製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11982日比谷総合設備646億円14.7倍
21938日本リーテック623億円11.1倍
39991ジェコス592億円10.1倍
45288アジアパイルホールディングス578億円7.6倍
51898世紀東急工業558億円11.7倍
66289技研製作所517億円27.4倍
76718アイホン503億円18.9倍
81929日特建設499億円12.0倍
91786オリエンタル白石489億円13.5倍
102325NJS473億円14.4倍
111930北陸電気工事464億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

建設機械の個人事業として創業、画期的な圧入機を開発

1967年1月、現名誉会長の北村精男が高知県香美郡(現香南市)で建設機械による土木工事施工を目的とする「高知技研コンサルタント」を個人事業として創業。1971年8月に法人化し株式会社高知技研コンサルタントを設立。1975年7月、無振動・無騒音・無削孔で鋼矢板の静荷重圧入引抜きを可能にした機械第1号機「サイレントパイラーKGK100A型」を完成した。この機械が同社のコア技術の原点となる。当初は工事施工が主業だったが、機械の製造販売へと軸足を移していく。

製造販売部門の独立と株式上場への道

1978年1月、機械の製造販売部門を独立させ、子会社として株式会社技研製作所を高知市に設立。1989年9月、株式会社技研通商を存続会社として技研製作所と技研施工を吸収合併し、現在の株式会社技研製作所に商号変更。1991年4月、日本証券業協会に株式を店頭登録。1993年5月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場した。この間、1985年に東京工場、1993年に関西工場を新設し生産体制を強化。

欧州・アジア・米国への海外子会社設立と事業拡大

1990年1月に英国ロンドン事務所、1991年7月にオランダにGiken Europe B.V.、1996年1月にシンガポールにGiken Seisakusho Asia Pte., Ltd.、1999年12月に米国にGiken America Corporationを設立。海外展開を加速する。これらの子会社は機械販売と保守サービスを担い、現地の建設需要を取り込む。2007年8月、株式会社技研施工のレンタル事業を吸収分割で承継し、事業効率化を図った。

東証一部昇格と大型投資で成長軌道に乗る

2013年7月、大阪・東京の市場統合に伴い東京証券取引所市場第二部に上場。2014年11月に高知第二工場を新設。2015年8月、公募増資および第三者割当増資により資本金を5,844百万円に増資。2016年3月、シーアイテック株式会社の株式を75%取得し計測事業に参入。同年4月、関東工場を新設。2017年6月、東京証券取引所市場第一部に上場し、公募増資と第三者割当増資で資本金を7,626百万円に拡大。同年12月、オーストラリアのJ Steel Group Pty Limitedの株式50.1%を取得(2023年に全株式譲渡)。2019年11月に高知第三工場、2020年7月にオランダ工場を新設するなど積極投資を続けた。

プライム市場移行と情報発信拠点の開設

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行。2023年5月、高知県香南市に圧入技術の情報発信基地「RED HILL 1967」を新設し、技術の普及・啓発に力を入れる。2023年6月、J Steel Groupの株式をすべて譲渡し連結範囲から除外。2024年10月には中期経営計画2027を策定し、海外市場拡大と開発強化を掲げる。売上高はピーク時の324億円から2025年8月期は263億円とやや減少したが、自己資本比率84%の堅固な財務基盤を維持している。

年表32件を開く

1960年代

  • 1967年1月創業現名誉会長の北村精男が高知県香美郡(2006年3月 合併により高知県香南市)に、建設機械による土木工事施工を本業とする高知技研コンサルタントを個人事業として創業。

1970年代

  • 1971年8月創業高知県香美郡(2006年3月 合併により高知県香南市)に株式会社高知技研コンサルタントを設立。(1981年8月 株式会社技研施工に商号変更)
  • 1975年7月無振動・無騒音・無削孔で鋼矢板の静荷重圧入引抜きを可能にした機械第1号機を完成し、「サイレントパイラーKGK100A型」と命名。
  • 1978年1月株式会社高知技研コンサルタントのサイレントパイラーの製造、販売部門を独立させ、子会社として株式会社技研製作所を高知県高知市に設立、製造販売を開始。

1980年代

  • 1981年9月株式会社技研施工の子会社として株式会社高知技研コンサルタントを高知県高知市に設立。(現・非連結子会社)
  • 1981年10月株式会社技研製作所の子会社として株式会社技研通商を高知県高知市に設立。
  • 1985年5月東京都足立区に東京工場を新設。
  • 1987年12月現在地に本社、工場を新築、移転。
  • 1989年2月M&A株式会社技研製作所の子会社として株式会社技研施工を高知県香美郡(2006年3月 合併により高知県香南市)に設立。(1989年9月 高知県高知市に移転)(現・連結子会社)
  • 1989年9月M&A株式会社技研通商を存続会社として株式会社技研製作所と株式会社技研施工(旧株式会社高知技研コンサルタント)を吸収合併し、株式会社技研製作所の事業を全面的に継承するとともに商号を株式会社技研製作所に変更。

1990年代

  • 1990年1月英国にロンドン事務所を新設。
  • 1991年4月日本証券業協会に株式を店頭売買登録銘柄として登録。
  • 1991年7月オランダ王国にGiken Europe B.V.を設立。(現・連結子会社)
  • 1993年3月M&A兵庫県氷上郡(2004年11月 合併により兵庫県丹波市)に関西工場を新設。
  • 1993年5月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1996年1月シンガポール共和国にGiken Seisakusho Asia Pte., Ltd.を設立。(現・連結子会社)
  • 1996年3月東京都品川区に株式会社エムアンドエムを設立。(2000年6月 東京都江東区に移転)(現・非連結子会社)
  • 1996年5月東京都品川区に株式会社ジーアンドビーを設立。(2010年2月 高知県高知市に移転)(現・非連結子会社)
  • 1999年12月アメリカ合衆国にGiken America Corporationを設立。(現・連結子会社)

2000年代

  • 2007年8月株式会社技研施工を分割会社とし、株式会社技研製作所を承継会社とする吸収分割を行い、レンタル事業を承継。

2010年代

  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2014年11月高知県高知市に高知第二工場を新設。
  • 2015年8月公募増資および第三者割当増資により資本金を5,844百万円に増資。
  • 2016年3月東京都品川区のシーアイテック株式会社の株式を発行済株式に対し75%取得。(2016年10月 東京都江東区に移転)(現・非連結子会社)
  • 2016年4月千葉県浦安市に関東工場を新設。
  • 2017年6月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。公募増資により資本金を7,110百万円に増資。第三者割当増資により資本金を7,626百万円に増資。
  • 2017年12月オーストラリア連邦シドニー市のJ Steel Group Pty Limitedの株式を50.1%取得。
  • 2019年11月高知県香南市に高知第三工場を新設。

2020年代

  • 2020年7月Giken Europe B.V.がオランダ王国に工場を新設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年5月高知県香南市に圧入技術の情報発信基地「RED HILL 1967」を新設。
  • 2023年6月J Steel Group Pty Limitedの所有株式の全てを譲渡し、連結の範囲から除外。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年8月期まで30,000百万円から33,000百万円
  • 海外売上高2027年8月期まで7,500百万円以上
  • 連結営業利益2027年8月期まで3,200百万円以上
  • ROE2027年8月期まで6.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外市場への積極展開

    東南アジア(シンガポール等)で現地パートナーと共にジャイロプレス工法や硬質地盤クリア工法の普及を加速し、インド・タイ等への成長投資を強化。欧州ではオランダの大規模治水事業を推進、北米ではGTOSSメンバーと協働し工法普及を図る。

  2. 02

    独創的開発の強化

    DXを圧入技術に適用し、圧入工事の全自動化や遠隔操作・自律施工を実現。省力化支援サービス「G-Lab」シリーズを提供開始。循環型社会に向け、杭材の再利用機能を活かした「機能構造物」を展開する。

  3. 03

    国内市場の着実成長

    災害復旧・復興やインフラ老朽化対策、防災・減災への技術提案を強化。能登復興支援室や中部営業所を新設し、発注者・設計者への提案を強化。事業領域拡大に向けた開発を推進し収益基盤を強化する。

  4. 04

    事業基盤の強化と深化

    AIやデジタル技術を活用した業務プロセスの最適化・自動化による生産性向上とデータドリブン経営を導入。人的資本投資としてIT人材育成、スキル習得、多様性拡充を推進し、持続的成長の基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で703人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は630万円で、9期前と比べて2.2%平均年齢は35.3歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月489
2017年8月510
2018年8月542
2019年8月64434.210.9597
2020年8月63233.810.6633
2021年8月55533.610.5671
2022年8月57534.110.7690
2023年8月57934.511.1691
2024年8月61334.811.4698473
2025年8月63035.312.0703370

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東工場 — 千葉県浦安市4,564百万円
建設機械事業
RED HILL 1967および 第三工場 — 高知県香南市2,646百万円
建設機械事業
本社 — 高知県高知市2,435百万円
建設機械事業
東京本社 — 東京都江東区1,877百万円
建設機械事業 圧入工事事業
関西工場 — 兵庫県丹波市1,768百万円
建設機械事業
本社 — オランダ王国アルメーレ市1,518百万円
建設機械事業 圧入工事事業
本社工場および 第二工場 — 高知県高知市1,318百万円
建設機械事業
本社 — アメリカ合衆国フロリダ州257百万円
建設機械事業 圧入工事事業
東京工場 — 東京都足立区251百万円
建設機械事業
本社 — シンガポール共和国92百万円
建設機械事業 圧入工事事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱技研施工(注3)
    高知県高知市
    議決権100.0%
  • 海外
    Giken Europe B.V. (注2)
    オランダ王国 アルメーレ市
    議決権100.0%
  • 海外
    Giken Seisakusho Asia Pte., Ltd.
    シンガポール 共和国
    議決権100.0%
  • 国内
    Giken America Corporation (注2)
    アメリカ合衆国 フロリダ州
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈲北村興産
    高知県香南市
    議決権22.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は263億円営業利益26億円前期と比べると減収減益で、売上が-10.8%、利益が-21.2%。

売上高
-10.8%
263億円
営業利益
-21.2%
26億円
純利益
-37.5%
15億円
営業利益率
9.9%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高278億円263億円
営業利益29億円26億円
純利益22億円15億円
1株あたり配当¥54¥54

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は54億円、営業利益は3億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−18.2%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q6311.6−12
2023年4Q816
2024年1Q741216.29
2024年2Q811214.89
2024年3Q6646.14
2024年4Q7456.82
2025年2Q1181311.09
2025年4Q145139.06
2026年2Q1411510.612
2026年3Q5435.63

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は98億円から263億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は9.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月9842
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2013年8月10574
高知県高知市に高知第二工場を新設。
2014年8月1492214
2015年8月1883322
千葉県浦安市に関東工場を新設。
2016年8月2204127
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。公募増資により資本金を7,110百万円に増資。第三者割当増資により資本金を7,626百万円に増資。
2017年8月2605237
2018年8月2916142
高知県香南市に高知第三工場を新設。
2019年8月3246846
Giken Europe B.V.がオランダ王国に工場を新設。
2020年8月2462814
2021年8月2764231
2022年8月3044832
2023年8月293318
2024年8月295333611.224
2025年8月26326279.915

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高263億円のうち、営業利益として残るのは26億円9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.6%162億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.9%76億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
9.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
5.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
3.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが14億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は53億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月13−16−6−319
2013年8月17−9−5823
2014年8月24202650
2015年8月37−8342−4647
2016年8月46−51−8−532
2017年8月42−5328−1149
2018年8月42−20−182253
2019年8月31−26−9549
2020年8月33−19−101453
2021年8月78−53−222557
2022年8月59−42−191756
2023年8月20−2−201851
2024年8月311−253261
2025年8月14−11−10353

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は478億円。このうち返さなくてよい自己資本が403億円で、自己資本比率は84.2%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月1981455373.4
2013年8月2091505971.6
2014年8月2501628864.4
2015年8月35523112464.6
2016年8月39624914762.1
2017年8月47131815367.1
2018年8月49434914569.5
2019年8月51538313273.1
2020年8月49738411375.5
2021年8月51739512275.7
2022年8月54741313474.5
2023年8月51439511977.0
2024年8月4814047784.0
2025年8月4784037684.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
86億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
229億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
76億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中185位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.7%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.9%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
84.2%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,833で、1年前と比べて+29.9%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥1,833-3.4%1ヶ月-2.9%1年+29.9%時価総額517億円
過去52週の値幅
安値¥1,375高値¥2,570

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.4倍
PER (会社予想)21.1倍
PBR1.19倍
配当利回り2.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬から上昇基調を強め、7/10には1,885円まで上昇後、7/30には1,931円の直近高値を付けました。8/12時点では1,905円と25日移動平均線(1,875円)を上回って推移しています。52週高値2,570円に対しては約26%下の水準で、52週安値1,375円からは約38%上昇しています。出来高は上昇局面で増加傾向にあり、7/30には159,100株と活況を呈しました。一方、7/13の190,300株をピークにやや減少傾向で、8月に入ってからは50,000株前後と落ち着いています。1ヶ月では+2.7%、1年では+35.5%と中長期では強い上昇トレンドにありますが、短期的には高値圏での揉み合いが続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは28.48倍と業界平均の23.75倍を上回り、予想PERも22倍と依然高めです。配当利回りは2.83%と平均の2.65%をやや上回り、PBRは1.23倍と平均の1.59倍を下回りますが、ROEは3.7%と低く収益性が課題です。配当性向は186%と過剰で、無理な配当維持が懸念されます。割高感はあるものの、配当利回りの高さとPBRの低さが一部で下支えしています。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.4倍22.7倍
PER (予想)21.1倍
PBR1.19倍1.50倍
ROE3.7%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国内建設需要の減退と海外展開の成否。強気派は、環境規制強化や省人化ニーズを追い風に、独自技術の世界的な需要拡大を見込む。弱気派は、国内の建設投資減少による受注減や、競合の参入によるシェア低下を懸念する。直近の業績は減収減益で、今後の回復が焦点。

プラスに働く材料7
  • 独自技術の世界的需要

    環境規制が厳しい都市部での採用が増え、海外売上拡大の可能性。既存顧客からのリピートも多い。

  • 省人化ニーズの追い風

    建設業界の人手不足が続き、省人化機械の需要は中期的に増加が見込まれる。

  • 高い収益性

    売上規模300億円で営業利益率約10%を維持、技術力による高付加価値が収益を下支え。

  • 予想PER22倍が示す増益回帰期待決算発表後影響

    実績PER28.48倍から予想22倍へ約23%改善、純利益15億円から24億円規模の回復が見込まれる

  • 減収下で利益率9.89%維持通年影響

    売上263億円と前年比11%減ながら営業利益率9.89%を確保、機械需要は底堅い

  • 純利益24億円水準への回復余地通年影響

    2024/8期の純利益24億円に対し2025/8期は15億円、回復余地が大きい

  • 1年で35.51%上昇の株価勢い継続影響

    過去1年で株価35.51%上昇、市場の業績期待を反映し需給が改善している

マイナスに働く材料7
  • 国内需要の減少

    建設投資の縮小や公共工事の削減で、国内売上が減少傾向にある。

  • 競争激化の懸念

    他社が類似技術を開発し、価格競争に陥る可能性がある。

  • 業績の停滞

    直近で減収減益が続き、市場の期待に応えられていない。

  • 売上高11%減の減収トレンド通年影響

    売上263億円・営業利益26億円は前期比で売上11%減、営業利益21%減

  • 純利益15億円の低水準決算発表後影響

    純利益は24億円→15億円と38%減、利益水準が低下している

  • ROE3.7%がPBR1.23倍の重荷継続影響

    ROE3.7%はPBR1.23倍を維持するには不十分で、収益性改善が必須

  • 外国人保有3.81%の低流動性継続影響

    外国法人持ち株比率は3.81%と低く、海外資金の継続的な流入は期待薄

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外展開の進捗を示す指標。国内需要減を補えるか確認。
受注残高
将来の売上を予測するため。受注が増えているかが重要。
営業利益率
高付加価値の維持ができているか、競争環境の変化を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり54で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは2.95%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥54
1株あたり
配当利回り
2.95%
いまの株価に対して
配当性向
186.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月3438.4
2017年8月70105.955.0
2018年8月60−14.340.8
2019年8月6813.338.3
2020年8月702.9228.4
2021年8月700.062.7
2022年8月700.057.4
2023年8月40−42.9128.4
2024年8月425.066.9
2025年8月5428.6186.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥54

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ10,297人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.3%を占め、残る50.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他34.831.032.441.243.745.9
事業法人26.527.928.028.428.228.0
金融機関28.328.127.623.623.521.3
自己株式2.52.52.53.55.16.2
外国法人9.112.410.35.93.63.8
証券会社1.30.61.61.00.90.9
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社北村興産21.28
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.38
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.95
04株式会社四国銀行3.76
05株式会社高知銀行2.81
06北村博美2.30
07北村知佐子2.30
08技研製作所従業員持株会1.87
09北村龍真1.75
10四銀総合リース株式会社1.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-16
    北村 精男
    新規の大量保有報告
    1.35%
    +0.05pt
  • 2026-05-13
    北村 精男
    新規の大量保有報告
    1.30%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+414%、1株純資産は14期で+123%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月116851.639.4161.3
2013年8月197062.727.4125.7
2014年8月687619.326.941.9
2015年8月10092911.015.939.1
2016年8月11199611.516.138.4
2017年8月1461,19513.120.555.0
2018年8月1561,28312.616.140.8
2019年8月1691,38212.719.738.3
2020年8月511,3723.774.1228.4
2021年8月1121,4268.042.262.7
2022年8月1181,4818.127.757.4
2023年8月311,4532.165.8128.4
2024年8月911,5116.119.666.9
2025年8月561,5233.726.1186.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

26名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は26名。2025/8期の役員報酬は総額215百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森部慎之助代表取締役会長7414,000
大平厚代表取締役社長 CEO6713,000
前田みか取締役 専務執行役員 BX推進室担当6021,000
森野有晴取締役 専務執行役員 開発製造本部・圧入技術研究開発センター 担当496,000
久松朋水取締役733,000
岩城孝章取締役733,000
澤祥雅取締役39
油野昭彦常勤監査役49
松岡さゆり監査役704,000
浪越一郎監査役691,000
藤崎義久取締役 専務執行役員 管理本部 担当563,000
福丸茂樹取締役 専務執行役員 圧入工法推進事業・圧入機械事業・グローバル戦略本部 担当5610,000
残りの役員14名を開く
氏名役職年齢保有株数
山本卓也常務執行役員
田内剛常務執行役員
柳瀬安伸常務執行役員
簑田美紀常務執行役員
冨山明秀執行役員
浜町亮執行役員
森信樹執行役員
梶野浩司執行役員
森田昌和執行役員
岡林紳介執行役員
南直人執行役員
松村弘康執行役員
北村精男代表取締役会長85348,000
田中久美子取締役58

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41561817444
社外取締役636366
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,477字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 2025年8月31日現在の当社グループ(当社および当社の関係会社)は、株式会社技研製作所(当社)、連結子会社4社、非連結子会社4社および関連会社1社により構成されており、無振動・無騒音で環境負荷を極小に抑えた圧入工法の優位性を最大限に活かした機械と新工法の開発を行い、国内外で公害対処企業として事業活動を行っております。当社グループの目指すところは、国民の視点に立った建設工事のあるべき姿を実現させることであり、この基準を環境性・安全性・急速性・経済性・文化性の5つの要素に集約して「建設の五大原則」として定め、当社グループの機械・工法開発の絶対条件としております。 当社グループのセグメントとその主たる内容は次のとおりであります。 なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1)建設機械事業 当社は、各種の油圧式杭圧入引抜機(サイレントパイラー)および周辺機械を開発・製造・販売・レンタルするとともに、それに附帯する保守サービスを行い、無公害圧入工法の普及拡大に努めております。そのほか海外子会社のGiken Europe B.V.、Giken Seisakusho Asia Pte., Ltd.、Giken America Corporationにおいても機械販売と保守サービスを行っております。 (2)圧入工事事業 当社は、圧入技術から生まれる新工法を次々と開発し、その普及と市場拡大に努めるとともに、圧入というコア技術を発展させ、「地上に文化を、地下に機能を」というコンセプトで機械式駐車場「エコパーク」と機械式駐輪場「エコサイクル」を受注し工事を行っております。 国内子会社の株式会社技研施工および海外子会社は、当社製の最新鋭のサイレントパイラーおよび周辺機械を用いて、長年培ってきた高い技術力と豊富な実績をもとに、圧入工事を行っております。また同時に、様々な工事現場で得た稼動データや改良事項をメーカーである当社にフィードバックし、圧入機だけでなく、そのシステム化などさらなる進化に貢献しており、グループの事業に有効な相乗効果をもたらしております。 非連結子会社のシーアイテック株式会社は、土木、建築分野での応力・変位等の挙動計測を中心とした計測業務を主な業務としており、光学センサーを用いた計測技術、コンピュータ制御による高精度な3次元計測など多方面にわたり多くの実績を有しております。 非連結子会社の株式会社エムアンドエムは、土木工事に関する経営コンサルタント業を通じて、サイレントパイラーの普及拡大と基礎工事における圧入工法の普及拡大に貢献することを事業目的としておりますが、現在事業活動は行っておりません。 非連結子会社の株式会社ジーアンドビーは、建設機械の新しい開発・設計方法を追求することを事業目的としておりますが、現在事業活動は行っておりません。 非連結子会社の株式会社高知技研コンサルタントは、土木建築工事の監督やソフトウェアの開発で圧入工法の普及に貢献することを事業目的としておりますが、現在事業活動は行っておりません。 関連会社のG-Kracht B.V.は、オランダ・アムステルダム市の環状運河地域における護岸改修にかかる新技術開発プロジェクトの推進を事業目的としております。同社については、持分法を適用しておりません。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,600字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社経営の基本方針 当社グループは、以下のとおり経営理念および経営方針を定め、実践しております。 ①経営理念 当社は、設立以来、下記を経営理念としております。 『経営理念』 一. 我社は世の中の役に立つ独創的な「物」「方法」を創造し世の中に貢献する。 一. 我社は顧客の立場に立って「物」「方法」を創造し、より価値の高い物を、お客様に与え続ける。 一. 我社は正しい倫理の上に立ち、真面目な事業運営で永久繁栄を計る。 一. 我社に対し力を貸してくださっている方々に少しでも多くの利益をもたらし、共存共栄を計る。 一. 我社の社員は一丸となって努力し如何なる時代が来ようとも絶対につぶれる事のない強靭な体質を作り、事業の永久繁栄を計る。 一. 我社の社員はもっともっと人間性を高め社会的地位の向上を計ると共に財産の増強を計る。 ②経営方針 当社は、国民の視点に立った建設工事のあるべき姿として、「建設の五大原則」を掲げ、これを遵守する新しい建設業界への転換を図る「工法革命」を提唱し、実践しております。その中核をなす技術が「インプラント工法」であり、その普及・拡大により、世界の建設を変えることを経営方針として掲げております。 『経営方針』 インプラント工法で世界の建設を変える 「建設の五大原則」 ≪いかなる工事も環境性、安全性、急速性、経済性、文化性の五つの要件を調和のとれた正五角形で実現しなくてはならない≫ 環境性:工事は環境に優しく、無公害であること 安全性:工事は安全かつ快適で、工法自体が安全の原理に適合していること 急速性:工事は最短の時間で完了すること 経済性:工事は合理的で新奇性・発明性に富み、工費は安価であること 文化性:工事は高い文化性を有し、完成物は文化的で芸術性に溢れていること (2)中期的な会社の経営戦略 ≪中期経営計画2027の策定≫ 今後も多くの社会課題の解決策を創造・提供する開発型企業に特化し、発展していくために2024年10月に中期経営計画2027(2025年8月期-2027年8月期)を策定しました。中期経営計画2027では、独自のビジネスモデルを基本とし、新工法・新製品の開発と市場投入のスピードアップを進め、グローバルに圧入技術の提案と圧入工法の普及を進めています。2025年10月には中期経営計画2027の進展を鑑み、経営目標の修正、成長市場であるアジアへの成長投資および持続的成長に向けた海外市場・国内市場・開発における中長期の具体的な取り組みについて当社グループの考えを示す「中期経営計画2027の見直しと持続的成長に向けた取り組み」を公表しました。 ≪基本戦略≫ ①海外市場への積極展開 ②独創性・創造性に富む開発の強化 ③国内市場の着実成長 ④事業を支える基盤の強化と深化 ≪数値目標≫ 中期経営計画2027の最終年である2027年8月期では、連結経営目標として、連結売上高30,000百万円から33,000百万円、海外売上高7,500百万円以上、連結営業利益3,200百万円以上およびROE6.0%以上を定めています。 (3)経営環境及び対処すべき課題 当社グループは中期経営計画2027を策定し、基本戦略として以下の課題に取り組んでおります。 ①海外市場への積極展開 世界各国では、日本と同様に気候変動に伴う自然災害の激甚化や老朽化した社会インフラの再生・強化が喫緊の課題となっています。さらに、地域の発展に伴い、新しいインフラを必要としている国や地域もあります。 当社グループはこれまで、独自のビジネスモデルに基づき、ビジネス展開や、海外事業パートナーへの技術提供、各国官公庁等への工法普及活動を推進してきました。その結果、圧入技術は世界40以上の国と地域に広がり、各地域での建設課題の解決に貢献しています。また、現地企業とのパートナーシップを強固とするユーザー向け総合支援サービス「GTOSS」を導入して、トータルサポートを推進することで、パートナー企業と工法普及を進めています。 今後は、シンガポールをはじめとする東南アジアにおいて、現地パートナー企業と共にジャイロプレス工法や硬質地盤クリア工法の普及を進め、各国への展開を加速します。また、インドやタイなどアジア地域への成長投資を強化します。欧州では、オランダでの世界遺産の運河護岸改修プロジェクトおよび大規模案件となる治水対策事業「デルタプログラム」の河川堤防工事を着実に進め、現場施工の成功実績の蓄積による市場形成を進めます。北米地域では、GTOSSメンバーとの協働による工法普及を図るとともに、ジャイロプレス工法の普及を図ります。 ②独創性・創造性に富む開発の強化 建設市場では、建設現場の省力化や生産性向上、脱炭素、老朽化インフラの再生、資源循環などの社会要請が高まっています。加えて、海外市場での普及においては、現地特有のニーズに対応する必要があります。多様な建設課題を解決する新しい技術を提案し続けるため、工法や機械の開発を一層強化しなければなりません。 当社グループはこれまで、「サイレントパイラー」の施工効率の向上を目的に、地盤情報を推定し圧入条件を自動で最適化する「PPTシステム」を開発し、建設現場の大幅な生産性向上に取り組んできました。また、2025年6月から現場の省力化を支援する「G-Lab」シリーズのサービス提供を開始しました。 今後も、新しい建設を切り開く「開発型企業」として、社会の変化に対応した「物」「方法」を迅速かつ的確に、企画・開発できる体制を強化し、開発力をさらに高めます。特に、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を圧入技術や機械、工法提案に適用します。これにより、圧入工事の全自動化や遠隔操作・自律施工を実現し、国内外での新たな技術支援や効率的な施工が可能になります。人手不足の解消や生産性の向上・効率化を実現し、新しい建設技術の構築に向けて取り組みます。 また、今後強く求められてくる循環型で持続可能な社会の実現に向けて、移設や撤去、再利用も可能な杭材の機能を活かした「機能構造物」を実現し社会に展開していく取り組みを続けます。 ③国内市場の着実成長 国内では、大規模地震の多発や、確実に発生するとされる巨大地震への対応力が求められています。加えて、気候変動による水害など、激甚化する自然災害への対応も国土強靭化を進めていくうえで喫緊の課題です。また、生活を支える道路、下水道などライフラインの老朽化問題が顕在化する一方で、建設資材価格の高止まり、労務費の上昇、作業員の不足といった課題を抱えています。 当社グループはこれまで、地震・水害等の災害復旧や高速道路等のインフラ更新など多くの実績を積み上げてきました。さらに、能登復興支援室や中部営業所を新設し、発注者・設計者への提案を強化しています。今後も、災害復旧・復興やインフラ老朽化、防災・減災対策に対する技術提案を進めるとともに、事業領域拡大に向けた開発を推進し、収益基盤の強化と企業価値の向上を進めていきます。 ④事業を支える基盤の強化と深化 当社グループの発展には、イノベーションの創出、生産性向上およびこれらを実現するための人的資本への投資が不可欠です。また近年技術の進展が目覚ましいAI(人工知能)技術を取り入れ、当社グループが最も取り組むべき工法普及と工法、機械および構造物開発に集中する環境づくりが必要になっています。 難易度の高い開発課題や工法の技術提案、経験のない未知の分野への取り組み等に果敢に挑戦します。社員一人ひとりが挑戦を重ねて価値を創造することを適切に評価し、新たな経験の獲得やフィードバックの積み重ね、イノベーションを当社グループの企業文化として定着させ、その活性化を図ります。 利益重視の経営を強化するため、効率的かつ効果的な判断を目的としたデータドリブン経営を取り入れ管理を強化します。またAI等デジタル技術を活用することで業務プロセスの最適化・自動化による生産性の向上を行います。これらの取り組みにより、当社グループの事業が中長期にわたり持続的に成長する事業基盤を構築します。 各種の経営計画や事業拡大を実行するのは、企業価値を創造する「人的資本」である当社グループの社員です。今後の事業展開を見据え、経営戦略と人材戦略を連動させ、ITを利活用する人材育成を行うなど社員の必要なスキルの習得、知識や経験の多様性の拡充、人材ポートフォリオの充実等の人的資本投資を推進し、事業基盤を強化します。
事業等のリスク2,946字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループが属する市場環境について 激甚化・頻発化する自然災害への備えとして、人命・財産・地域を守るとともに、経済への影響を最小化し、被災後の迅速な復旧・復興を実現する「国土強靭化」は、将来にわたって永続的・安定的に切れ目なく推進されていく取り組みです。また、上下水道をはじめとする既存インフラの老朽化は深刻な課題となっており、戦略的な維持管理・更新が求められています。こうした社会インフラ等への投資は今後も継続される見込みであり、その中で当社グループの機械・工法は「強くてしなやかな国づくり」に貢献することを確信しています。 しかしながら、国内外の建設市場の状況、特に公共投資の動向は当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)海外事業について 当社グループは、中期経営計画2027(2025年8月期-2027年8月期)において、「海外市場への積極展開」を基本戦略の一つとして掲げ、アジア・欧州・米国などを中心に経営資源を重点的に投入し事業規模拡大を図っています。また、各国個別の建設市場状況に影響を受けにくい普遍的要素に則った事業展開を行うべく、構造物の企画・計画から、施工、完成後の維持管理までをトータルパッケージで市場に提供する体制を整えています。 しかしながら、異文化のもとでの商慣行の違い、為替レートの変動、関税をはじめとした各国の法制度や規制の変更さらには地政学リスクに起因するエネルギーや原材料価格の変動等は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)自然災害・感染症等について 重大な自然災害、感染症など深刻かつ広範囲にわたる社会的な悪影響が発生した場合においては、当社グループおよびサプライチェーンや社会全体の混乱から、当社グループの事業活動や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループではリスクの顕在化に備え、事業継続計画の策定や訓練を実施しており、重大リスクが顕在化した際には、危機管理対策本部を設置の上、被害を最小限に抑えるための適切な措置をとります。 (4)製造環境について 当社の機械は、設計を自社で行い、製造は協力企業への外注で対応しており、納期管理や品質管理方法に対する基準の徹底、製造コストや需要の変動に応じた外注先の拡大等で生産体制の維持を図っています。また、デジタル技術の活用によりサプライチェーン全体を可視化し、最適な意思決定を迅速に行える体制の構築に向け取り組みを進めています。 しかしながら、素材やエネルギーコストの変動、調達先および外注先の納期・コスト・品質等の取引条件の変動、外注先の経営状況の悪化や協力関係の解消が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法的規制等について 当社グループの事業においては、建設業法などの法的規制を受けています。その主要な許認可等は下記のとおりです。当社グループでは現時点において、許認可等の取消または更新欠落の事由に該当する事実はありません。 株式会社技研製作所   株式会社技研施工 取得年月   2021年6月   2024年7月   2022年1月 許認可等の名称   特定建設業許可   一級建築士事務所   特定建設業許可 所管官庁等   国土交通大臣   高知県   国土交通大臣 許認可等の内容   国土交通大臣許可 (特-3)  第19752号   高知県知事登録 (第1309号)   国土交通大臣許可 (特-3)  第14570号 有効期限   2026年7月3日 (5年ごとの更新)   2029年7月17日 (5年ごとの更新)   2027年1月9日 (5年ごとの更新) 法令違反の要件および 主な許認可取消事由   不正な手段による許可の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合等 (建設業法第29条)   建築士事務所の開設者がその建築士事務所の業務に関し不正な行為をしたとき等 (建築士法第26条第2号)   不正な手段による許可の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合等 (建設業法第29条) (6)環境規制について 当社グループの製品は環境に配慮した設計で排出ガス規制と騒音規制に適合しています。これらの規制に関する当社グループの届出の内容は下記のとおりです。 当社グループでは、最新の排出ガス規制への適合に加えて、低騒音建設機械の指定、生分解性作動油の使用など、建設機械の環境対策に関して先駆的に取り組んでいます。今後も積極的に環境に配慮した製品開発を進めていきますが、社会的関心の高まりなどを背景とした規制強化が想定よりも早く進んだ場合、対応費用の発生等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 届出の名称   届出先   法律名   取消事由 低騒音建設機械の指定 (※)   国土交通省   低騒音型・低振動型建設機械の指定に関する規程   ・不正の手段により型式指定を受けた場合 ・指定機械が左記規程第2条第1項の騒音基準値又は第2項の振動基準値に適合しなくなった場合 ・製造の中止、商号、機械名称の変更の届出を怠った場合 特定特殊自動車型式届出(※)   環境省   特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律   ・基準に適合しなくなった場合 (当該特定特殊自動車の排気管から大気中に排出される排出ガスの光吸収係数が0.50m-1を超えないもの) (※)いずれも株式会社技研製作所が届出を行っています。なお、いずれも有効期限は規定されていません。 (7)情報、知財管理等について 当社グループは開発型企業として機械や工法の開発、新工法の提案を継続的に進めており、これらの実現の積み重ねは、発明やノウハウ等の知的財産を含む重要な技術情報や特殊な営業情報を保有することになります。それら技術情報や営業情報等の機密情報の管理については細心の注意を払い、関連情報の改ざん、漏洩、滅失、第三者の不正使用等の情報管理に関する事故が無いよう、社内規程やマニュアルの制定、ソフトウエアおよびITインフラのセキュリティ強化、役職員への周知および教育の実施など適切な措置を講じています。しかしながら、外部からの攻撃や従業員の過失等により関連情報の漏洩、滅失等の事故が起きた場合は、当社グループの信用毀損や復旧費用が発生するなど、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)貸倒リスクについて 当社グループは与信管理を徹底し貸倒リスクを最小限に抑えるとともに、一定のルールに従い貸倒引当金を計上し経営成績に大きな影響を与えないよう対処していますが、顧客の経営状況が悪化し多額な貸倒引当金の追加計上が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,201字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態および経営成績の状況 1)財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ292百万円減少して47,837百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ421百万円減少して23,849百万円、固定資産は前連結会計年度末に比べ128百万円増加して23,987百万円となりました。 流動資産減少の主因は、受取手形、売掛金及び契約資産が1,578百万円増加した一方で、現金及び預金が1,594百万円、仕掛品が640百万円減少したことによるものであります。 固定資産増加の主因は、機械装置及び運搬具等の有形固定資産が398百万円増加した一方で、投資その他の資産が274百万円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債の合計は、前連結会計年度末に比べ131百万円減少して7,551百万円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ565百万円減少して6,747百万円、固定負債は前連結会計年度末に比べ433百万円増加して804百万円となりました。 流動負債減少の主因は、未払法人税等が386百万円、契約負債が351百万円減少したことによるものであります。 固定負債増加の主因は、長期借入金が314百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ161百万円減少して40,285百万円となりました。この主因は、株主資本が142百万円減少したことによるものであります。自己資本比率は、総資産の減少に伴い前連結会計年度末の84.0%から84.2%となりました。また、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の1,511円02銭から1,523円25銭となりました。 2)経営成績 当期における国内の事業環境は、防災・減災、国土強靭化対策等による底堅い公共投資と民間投資の持ち直しにより、建設投資は堅実に推移しました。当社事業においては、災害復旧・復興事業や防災・減災対策、国土強靭化事業、インフラ老朽化に伴う更新・機能強化事業等を中心にインプラント工法※1の普及に取り組みました。その結果、河川・海岸・港湾における堤防・護岸・岸壁工事や、道路関連の橋梁・擁壁工事などで採用が進み、採用案件数は順調に推移しました。しかしながら、建設コストの上昇やそれに伴う施工量の減少、技能労働者の不足がユーザーの設備投資を冷え込ませ、一般機の販売への影響も顕在化しました。 国内事業の進捗では、積み重ねてきた工法技術提案活動の成果として、ハット形鋼矢板900㎜幅の硬質地盤への圧入が、令和7年度版国土交通省土木工事積算基準に新たに掲載されました。これにより、公共工事における標準工法として公的に認められ、今後の普及加速が期待されます。7月には、ハット形鋼矢板対応機「サイレントパイラーF301」を沖縄県の指定工場に配備し、レンタル事業を開始することで、国内全エリアで提供できる体制を整えました。 製品販売においては、ユーザーの人手不足に応える取り組みの一環として、ユーザー支援DXアプリケーション3種の提供を始めました。これは当社のクラウド型データプラットフォーム「G-Lab※2」と連動し、ユーザーの機械・現場管理の効率化や迅速な情報共有・分析、意思疎通等を可能とするものです。また当期は、ユーザーに対して顧客満足度、課題、当社への要望等についての聞き取り調査を実施しました。調査結果を当社の開発方針に反映させ、顧客ニーズにマッチした商品の開発と市場投入を加速することで、建設業の省人化・省力化に貢献してまいります。 国内工事では、埼玉県八潮市で発生した道路陥没現場において、下水道のバイパスルート構築等で無振動・無騒音、省スペース施工が可能な圧入技術が採用され、緊急対応を完了しました。事故を受けた全国の下水管調査では、計約300kmの管路が「要対策」と判定され、補修や更新が急務となっています。当社グループは今回の経験を生かし、対策工事への工法技術提案に加え、ライフラインの維持に貢献する新たな技術開発に取り組むことで、国民の安心安全に貢献してまいります。 また首都高速道路リニューアルプロジェクトのメインとなる日本橋区間地下化事業では、前期に続き、ジャイロプレス工法による河道拡幅の仮設護岸構築工事が進捗しました。本事業は2035年度の地下ルート完成を目指しており、今後も橋梁桁下部での施工など難易度の高い工事で採用が予定されています。 海外展開では、これまでの機械販売を中心としたビジネスモデルを見直し、現地パートナーとの協働体制を強化すべくユーザー向け総合支援サービス「GTOSS※3」の定着を図っています。GTOSS会員となったパートナー企業とともに、工法普及活動を実施することで、市場拡大を加速させていきます。 ヨーロッパ地域では、オランダの世界遺産「アムステルダムの環状運河地域」における護岸改修のための新技術開発プロジェクトにおいて、脱炭素に資する電動ジャイロパイラーによる商業化フェーズの工事が順調に進捗しました。また同国の治水対策事業「デルタプログラム」での工法採用を受け、現地のGTOSS会員に大型特殊機を販売しました。さらに圧入市場が根付くイギリスにおいても、同国最大のユーザーである会員の入れ替え需要に応え、Fシリーズのサイレントパイラー等を販売しました。なお同地域では、オランダとドイツのユーザーが新たにGTOSS会員に加わり、会員数は6社に増えました。 アジア地域では、域内10社目の会員としてGTOSSに新規加入した韓国のユーザーに4台目となるジャイロパイラーを販売しました。同国ではジャイロプレス工法の採用が順調に増加しており、今後も技術指導や工法技術提案におけるサポートを通じて、さらなる市場拡大を図ってまいります。 新規ユーザーの開拓では、シンガポール、インドの施工会社2社に大型特殊機など計3台を販売しました。ともに空港や鉄道、高速道路等のインフラ整備における圧入技術のニーズ増大を見込んでの新規参入であり、当社が当期に運用開始した圧入技術の研修施設「圧入道場」において教育プログラムを修了し、両国で事業をスタートしています。 北米地域では、ジャイロパイラーのレンタル運用を開始し、GTOSS会員が米国初となるジャイロプレス工法の施工をスタートしました。当社グループは同社を支援して本工事を成功に導き、施工実績を追い風にジャイロプレス工法の市場形成を推進してまいります。なお本ユーザーに対しては、米国内での市場拡大を受け、同社初となるFシリーズのサイレントパイラーを販売しております。また北米地域においては、米国の別のユーザー1社が新規でGTOSS会員となり、会員数は3社に増えました。 このような状況のもと、当連結会計年度における売上高は26,337百万円(前期比10.7%減)、営業利益は2,566百万円(同22.8%減)、経常利益は2,732百万円(同23.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,487百万円(同39.0%減)となりました。なお、元海外連結子会社との和解に伴い、特別損失として訴訟関連損失および貸倒引当金繰入額計812百万円を特別損失に計上しております。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 a. 建設機械事業 国内では、建設コストの上昇やそれに伴う施工量の減少の影響、技能労働者不足がユーザーの設備投資マインドを冷え込ませ、製品販売に大きく影響しました。海外では、GTOSS会員と連携した市場形成活動が成果を上げ、各地域で製品販売が進捗しました。加えて大型特殊機の販売も集中したことで、過去最高水準の売上高を達成しました。しかしながら、国内売上高の大幅減に伴う売上総利益の減少影響は大きく、当セグメントの売上高は17,656百万円(前期比15.7%減)、営業利益は3,892百万円(同15.8%減)となりました。 b. 圧入工事事業 国内では、工法採用が堅実に推移する中、能登半島地震にて被災した港の復旧工事(石川県)、地すべり抑止と橋梁用ケーソンへの土圧低減対策工事(福井県)、エコサイクル設置工事(兵庫県)、発電所の防潮堤基礎構築(北海道)等において工事が順調に進捗して増収となりましたが、付加価値の高い開発型案件の減少により減益となりました。この結果、当セグメントの売上高は8,680百万円(前期比1.6%増)、営業利益は1,090百万円(同6.1%減)となりました。 ※1 一本一本が高い剛性と品質を有した杭材(許容構造部材)を地中深く圧入し、地震や津波、洪水等の外力に粘り強く耐える「インプラント構造物」を構築する工法。 ※2 圧入施工に関するさまざまな情報をクラウド上で一元管理できるデータプラットフォーム。施工現場や機械の稼働状況、技術情報など、分散していたデータをクラウドに集約、体系的に整理・蓄積し、アプリを通じて可視化することで、現場やオフィスにおける的確な意思決定を支援します。 ※3 会員ユーザーに対し、製品に加えて技術サービスなどのノウハウを提供して現場の生産性向上を図る総合支援サービス。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ794百万円減少し、5,275百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況につきましては次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、前期と比べ1,761百万円減少して1,377百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,878百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,135百万円(前期は55百万円の収入)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入4,860百万円、定期預金の預入による支出4,060百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、前期と比べ1,547百万円減少して953百万円となりました。これは主に、配当金の支払額1,177百万円等によるものであります。 ③生産、受注および販売の実績 1)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 建設機械事業   16,865   75.4 圧入工事事業   8,680   101.6 合計   25,546   82.6 (注)1.金額は、販売価格で表示しております。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2)受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 建設機械事業   10,496   107.2   1,164   117.2 圧入工事事業   8,041   96.1   1,926   75.1 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.建設機械事業の金額については、製品の受注状況を記載しております。保守サービスおよびレンタルについては、受注から売上計上までの期間が短期間であることや金額的重要性が低いことから、記載を省略しております。また、製品は受注生産を採用しておりますが、一部製品については見込み生産を採用しております。 3)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 建設機械事業   17,656   84.3 圧入工事事業   8,680   101.6 合計   26,337   89.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 伊藤忠TC建機株式会社   3,404   11.5   -   - 3.当連結会計年度の伊藤忠TC建機株式会社については、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 1)経営成績等 a. 財政状態 当該事項につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態および経営成績の状況 1)財政状態」に記載のとおりであります。 b. 経営成績 当該事項につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態および経営成績の状況 2)経営成績」に記載のとおりであります。 c. キャッシュ・フロー 当該事項につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりでありますが、指標のトレンドを示しますと以下のとおりであります。 2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 自己資本比率(%)   77.0   84.0   84.2 時価ベースの自己資本比率(%)   107.5   99.2   80.6 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)   40.8   11.6   86.7 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   39.0   539.9   143.3 (注)自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 2)資本の財源および資金の流動性 当社グループにおける主な資金需要は、圧入の原理に基づいた新工法および圧入機製品の開発投資に必要な研究開発投資(材料費・労務費等)、ならびに圧入機製品の製造に係る費用(材料費・外注費・労務費等)であります。 これらの資金需要に対する資金調達については、中長期的な事業戦略、当社グループの事業に対するリスクを勘案し、最適な方法での実施を検討いたします。 3)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「中期経営計画2027(2025年8月期-2027年8月期)」を策定し、売上高、海外売上比率、営業利益およびROEについてそれぞれ数値目標を定め、その達成に向けて取り組んでおります。なお、「中期経営計画2027(2025年8月期-2027年8月期)」に関しては、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」および「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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