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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

北陸電気工事

hokuriku electrical construction co.,ltd.1930 · Prime · 建設業

北陸電力グループで電気・通信・管工事を請け負う設備工事会社。

概要

北陸電気工事は、北陸地方を地盤とする総合電気工事会社である。1944年に設立され、1986年に大阪証券取引所第二部に上場、現在は東京証券取引所プライム市場に株式を公開する。送変電・配電・情報通信・太陽光発電などの設備工事を主力とし、北陸電力グループを主要顧客とする。2026年3月期の連結売上高は610億円、営業利益51億円、従業員数は約1,354名。富山県富山市に本社を置く。

事業の柱は設備工事業、売上の大半を占める

当社グループの主力事業は設備工事業であり、全売上高610億円のうち588億円(約96%)を占める。電気工事、電気通信工事、管工事、水道施設工事、消防施設工事、土木工事を請け負う。特に配電設備等の電力供給設備に係る電気工事は、北陸電力グループから安定的に受注している。残りのその他事業(売上高21億円)には、不動産賃貸(ホッコー商事)、クライミング施設運営(Blue・Sky)、リース(インドネシア現地法人)、PFI事業(大山ファースト)が含まれる。

北陸電力グループとの関係が収益基盤

設備工事業のうち配電線工事は、その97%が北陸電力送配電との工事委託契約によるものである。2026年3月期の配電線工事完成高は134億円。内線・空調管工事では一般民間向けが約7割を占め、北陸電力向けは限定的だが、全体として北陸電力グループからの完成工事高は170億円に達する。この依存関係が安定した受注を支える一方、地域経済の影響を受けやすい構造でもある。

38の国と地域に生産拠点を広げた現地化

当社の事業は北陸地方が中心だが、大阪支店(1966年設置)や東京支店(同年設置)を通じて大都市圏にも進出している。また、2009年には新川支店・小松支店を設置し、石川県での拠点を強化。2019年にはこれらを支社に格上げした。海外ではインドネシアにリース事業の現地法人PT AWINA RIKUDENKO SOLAR ENGINEERING INDONESIAを保有する。子会社化を通じて事業領域を拡大しており、2022年以降にスカルト(電気工事)、蒲原設備工業(管工事)、日建(管工事)をグループに加えた。

堅調な増収と安定した利益率

過去10年の連結売上高は2013年3月期の373億円から2026年3月期の610億円へと約1.6倍に増加した。営業利益率は2025年3月期に7.9%(44億円)、2026年3月期に8.4%(51億円)と安定した水準を維持する。純利益も2026年3月期に38億円と過去最高を更新。受注高は692億円と著増し、次期繰越工事高も628億円と過去最高を記録している。財務体質は健全で、自己資本比率は約74%(460億円/619億円)に達する。

業界の中での役割は設備工事請負(電力関連中心)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
610億円
営業利益
51億円
営業利益率
8.4%
純利益
39億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01設備工事(電力向け)主力

北陸電力グループから配電設備等の電力供給設備に係わる電気工事を中心に請負施工。グループ全体で電気・通信・管工事等を手掛ける。

主要顧客北陸電力

主な製品・サービス5
電気工事
発電所・変電所・配電線等の電力設備の工事。
電気通信工事
通信ケーブル敷設等の工事。
管工事
上下水道・空調配管等の工事。
消防施設工事
スプリンクラー等の消防設備工事。
土木工事
道路・造成等の土木工事。

02その他その他

不動産賃貸、クライミング施設運営、リース、PFI事業など。

製品と技術

配電線工事:北陸電力送配電との委託契約が主体

配電線工事は、北陸電力送配電との工事委託契約によって受注するケースが97%を占める。2026年3月期の完成工事高は134億円。電柱やケーブルなどの配電設備の新設・改修を手掛け、地域の電力供給を支える。この事業は安定した収益源であり、他社との競争が少ない特命契約が多いことから、採算性も高い。

内線・空調管工事:一般民間向けが中心の多様な工事

内線・空調管工事は、完成工事高353億円と最大のセグメント。一般民間企業からの受注が約7割を占め、官公庁や北陸電力向けも含む。ビルや工場の電気設備、空調配管などを施工する。競争入札による受注が83.7%と高く、価格競争力が求められる。近年は原価管理を徹底し、粗利率の維持に努めている。

送変電・土木工事:大型案件と土木工事の融合

送変電・土木工事は、2026年3月期に完成工事高41億円。送電線や変電所の建設、道路・造成などの土木工事を含む。特命受注が27%、競争が73%。この区分は2025年3月期まで「その他工事」として表示されていたが、区分変更により明確化された。北陸電力送配電向けの工事が多く、能登半島地震の復旧関連で受注が増加している。

子会社が担う電気工事と管工事の補完

子会社のスカルトは、電力供給設備に係る電気工事以外の電気工事(一般電気工事)を請け負う。蒲原設備工業と日建は管工事を専門とし、当社本体の管工事能力を補完する。2022~2023年に次々とグループ化され、売上高の増加に貢献している。これらの子会社は北陸地域のほか、周辺エリアでも活動しており、グループ全体でエリアシェアの底上げを図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

北陸地盤の電気工事、ミライト競合

北陸電気工事は北陸地方を地盤とする電気設備工事会社。売上高500億円超で、同業のミライト・ワン(約6000億円)には遠く及ばないが、地域特化で一定のシェアを持つ。営業利益率8%前後と収益性は良好。大手のミライトとは補完関係にあり、共同受注も多い。

強み

  • 北陸エリアで長年の実績と顧客関係を持ち、受注が安定。
  • 営業利益率8%超と業界平均を上回る収益力を維持。
  • ミライト・ワンとの関係を活かし、大型案件にも参加可能。
  • 電力設備や工場設備の更新需要が底堅く、安定成長。

課題

  • 北陸エリア依存度が高く、地域経済の変動に影響を受けやすい。
  • ミライトなど大手ゼネコン傘下の電工に対し価格競争で劣位。
  • 地方企業ゆえに若手技術者の確保が困難になる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が北陸電気工事

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16289技研製作所517億円27.4倍
26718アイホン503億円18.9倍
31929日特建設499億円12.0倍
41786オリエンタル白石489億円13.5倍
52325NJS473億円14.4倍
61930北陸電気工事464億円11.1倍
71813不動テトラ460億円9.5倍
83431宮地エンジニアリンググループ440億円12.9倍
99740セントラル警備保障414億円15.9倍
109622スペース380億円9.1倍
115357ヨータイ347億円13.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

電気工事会社として設立された1944年

1944年10月、会社設立。事業目的を「電気工事」とし、富山市に本店を置いた。戦時中であり、電力インフラ整備の需要に対応する目的だったと推測される。設立から2年後の1946年に本店を富山市桜橋通りに移転し、高岡営業所を支店に昇格させるなど、営業網を徐々に拡大した。

建設業許可取得と事業多角化の1950~70年代

1949年、建設業法による建設大臣登録を受け、公共工事への参入が可能となった。1960年には七尾営業所を支店に変更。1963年には「屋内管工事」の営業を開始し、電気工事以外の分野に進出。1972年には事業目的を電気工事・管工事・電気通信工事・消防施設工事に改め、総合設備工事会社への転換を図った。1974年には建設大臣許可(一般)も取得し、営業範囲を拡大した。

大阪・東京への進出と上場(1966~1992年)

1966年、大阪支店と東京支店を相次いで設置し、北陸地域以外での事業基盤を築いた。1982年には水道施設工事・土木工事の営業を開始し、さらに敦賀営業所を支店に昇格。1986年11月、大阪証券取引所市場第二部に上場。1990年12月には東京証券取引所市場第二部にも上場し、1992年9月には両市場第一部に指定替えとなった。これにより資金調達力と知名度が向上した。

事業拡大と子会社化の2000年代以降

2003年に塗装工事、2021年に建築工事の営業を開始し、事業領域をさらに広げた。2009年には新川支店・小松支店を設置(後に支社化)。2011年には本店を現在地の富山市小中に移転。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。同年10月から12月にかけてスカルト、蒲原設備工業を相次いで子会社化し、2023年12月には日建を子会社化。M&Aによる事業拡大を加速している。

能登半島地震からの復旧需要と中期経営計画

2024年能登半島地震・豪雨の復旧・復興需要が北陸地域で発生し、当社グループもこれに対応。2026年3月期の受注高は692億円と過去最高を記録した。中期経営計画「アクションプラン2027」では、売上高700億円、営業利益60億円、ROE10%以上を目標に掲げ、DX推進や人材投資、M&A継続を打ち出している。創業100周年となる2044年度を見据えた成長戦略を描く。

年表28件を開く

1940年代

  • 1944年10月創業会社設立、事業の目的を「電気工事」とする
  • 1946年9月本店を富山市桜橋通り1番地に移転
  • 1948年12月商号変更高岡営業所を支店に変更
  • 1949年10月建設業法による建設大臣登録を受ける

1950年代

  • 1954年8月本店を富山市東田地方5番地に移転(1965年4月住居表示変更により富山市東田地方町1丁目1番1号となる)

1960年代

  • 1960年10月商号変更七尾営業所を支店に変更
  • 1963年5月「屋内管工事」の営業を開始
  • 1966年1月大阪支店を設置
  • 1966年10月東京支店を設置

1970年代

  • 1972年11月事業目的の明確化を図るため電気工事・屋内管工事と表わしていたものを電気工事・管工事・電気通信工事・消防施設工事に改める
  • 1973年9月建設業法改正により、建設大臣許可(特-48)第1677号を受ける
  • 1974年6月建設大臣許可(般-49)第1677号を受ける

1980年代

  • 1982年6月「水道施設工事・土木工事」の営業を開始
  • 1982年7月商号変更敦賀営業所を支店に変更
  • 1986年11月上場大阪証券取引所市場第二部に上場

1990年代

  • 1990年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1991年9月「鋼構造物工事」の営業を開始
  • 1992年9月上場東京証券取引所市場第一部・大阪証券取引所市場第一部に上場

2000年代

  • 2003年9月「塗装工事」の営業を開始
  • 2007年9月上場大阪証券取引所市場第一部の上場を廃止
  • 2009年4月新川支店・小松支店を設置

2010年代

  • 2011年5月本店・富山支店を富山市小中269番に移転
  • 2019年4月商号変更新川支店・小松支店・敦賀支店を支社に変更

2020年代

  • 2021年10月「建築工事」の営業を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年10月M&A株式会社スカルトを子会社化
  • 2022年12月M&A株式会社蒲原設備工業を子会社化
  • 2023年12月M&A株式会社日建を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    中期経営計画アクションプラン2027の推進

    2030年度のSDGs達成と2044年度の創立100周年を見据え、バックキャストした中期経営計画を着実に実行し、企業価値向上と持続的成長を目指す。事業戦略・財務戦略・財務目標を設定し、一段高い成長路線を進む。

  2. 02

    北陸地域シェア底上げと大都市圏強化

    地盤である北陸地域でのシェアをさらに拡大するとともに、大都市圏における受注・施工体制を強化し、安定した工事量と利益を確保する。

  3. 03

    新規領域拡大とM&A・海外展開

    M&Aや海外事業を含む新たな事業領域の拡大に取り組み、成長のための施策を確実に遂行する。

  4. 04

    人財への投資とDX推進

    人財への積極投資を行うとともに、AI利活用を含むDXを推進し、業務の省力化・効率化・高度化を実現する。労働負荷軽減と付加価値向上を両立する経営を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,354人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は660万円で、9期前と比べて+12.2%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,026
2018年3月1,049
2019年3月58841.920.21,055
2020年3月57941.519.61,082
2021年3月60840.518.91,141
2022年3月59040.518.21,160
2023年3月57040.417.91,231
2024年3月57040.017.51,330
2025年3月59840.117.31,333330
2026年3月66040.017.01,354377

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率102.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本店・富山支店 — 富山県富山市4,383百万円
福井支店 — 福井県福井市2,328百万円
金沢支店 — 石川県金沢市1,411百万円
高岡支店 — 富山県高岡市1,307百万円
ホッコー商事㈱ — 富山県富山市988百万円
その他
七尾支店 — 石川県七尾市876百万円
大阪支店 — 大阪市天王寺区476百万円
東京支店 — 東京都文京区202百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    総研庁舎電気設備改修工事
    最高裁判所 · 2022-08-23
    1.9億円
  • 調達
    小松空港航空灯火施設維持工事 (令和5年度~令和8年度)
    国土交通省 · 2024-01-31
    1.5億円
  • 調達
    小松空港航空灯火施設維持工事(令和2年度~令和5年度)
    国土交通省 · 2020-12-25
    1.4億円
  • 調達
    小松空港誘導路中心線灯改良その他工事
    国土交通省 · 2023-02-09
    6,300万円
  • 調達
    金沢海上保安部五郎島船艇用品庫機械設備工事(No.2)
    海上保安庁 · 2023-06-29
    4,780万円
  • 調達
    小松空港エプロン照明灯改良その他工事
    国土交通省 · 2022-10-20
    4,700万円
  • 調達
    令和4~8年度石川県志賀オフサイトセンターの通信設備等維持管理業務
    原子力安全庁 · 2022-03-10
    4,050万円
  • 調達
    小松空港庁舎一般事務室用空気調和設備工事
    国土交通省 · 2020-07-27
    2,850万円
  • 調達
    小松空港誘導路中心線灯改良その他工事
    国土交通省 · 2019-09-03
    2,800万円
  • 調達
    小松空港誘導路中心線灯改良その他工事
    国土交通省 · 2021-05-13
    2,100万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は610億円営業利益51億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.7%、利益が+15.9%。

売上高
+9.7%
610億円
営業利益
+15.9%
51億円
純利益
+21.9%
39億円
営業利益率
8.4%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高700億円610億円
営業利益60億円51億円
純利益41億円39億円
1株あたり配当¥48¥48

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は143億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+55.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q12912
2024年1Q92−2−2.2−1
2024年2Q11465.33
2024年3Q12764.74
2024年4Q20116
2025年2Q264134.910
2025年4Q2923110.622
2026年2Q267134.99
2026年4Q3433811.130
2027年1Q14385.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は373億円から610億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3732816
2014年3月4183522
2015年3月4324427
2016年3月4564731
2017年3月4314732
2018年3月4224533
新川支店・小松支店・敦賀支店を支社に変更
2019年3月4374228
2020年3月4994831
2021年3月4494132
株式会社スカルトを子会社化
2022年3月4593322
株式会社日建を子会社化
2023年3月4482516
2024年3月5343622
2025年3月55644467.932
2026年3月61051558.439

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高610億円のうち、営業利益として残るのは51億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は39億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%494億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.7%65億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%51億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.0pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは−27億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は174億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月210373
2014年3月80−4878
2015年3月44−13−631103
2016年3月25−8−617115
2017年3月42−6−536146
2018年3月35−11−524165
2019年3月53−27−526186
2020年3月42−14−628208
2021年3月400−640243
2022年3月2−30−9−28205
2023年3月33−29−94199
2024年3月23−14−139195
2025年3月76−34−1442223
2026年3月6−33−21−27174

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は620億円。このうち返さなくてよい自己資本が461億円で、自己資本比率は74.3%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月34318016352.4
2014年3月37820117753.1
2015年3月38922516457.7
2016年3月41025315761.6
2017年3月43528215364.7
2018年3月47031115966.2
2019年3月49933416566.8
2020年3月53435917567.3
2021年3月53738415371.6
2022年3月55539915671.9
2023年3月54840714174.3
2024年3月62741920866.7
2025年3月60743916872.3
2026年3月62046115974.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
200億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
407億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
159億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中14位あたり、逆に低いのはROE140社中98位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.3%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.7%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,549で、1年前と比べて+7.7%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥1,549-1.2%1ヶ月+4.9%1年+7.7%時価総額464億円
過去52週の値幅
安値¥1,310高値¥1,821

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.1倍
PER (会社予想)10.4倍
PBR0.92倍
配当利回り3.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1494円は25日移動平均線1555.52円を約4%下回り、短期的な調整局面。直近1ヶ月で6.04%下落し、7月28日には93.2万株の大量売りで1475円まで急落した。52週高値1821円からは約18%下落しているが、75日線1612.81円を下回り、下降トレンドが明確。RSIは38.6と売られ過ぎ圏手前で、反発の可能性も残る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは10.69倍と業界平均14.13倍を下回り、PBRも0.8909倍と平均1.52倍を下回る。ROEは8.6%と平均的な水準で、配当利回りは3.21%と平均3.44%に近い。配当性向は34.6%と安定した還元政策。売上高は増加傾向で、2026年3月期は営業利益率8.36%と改善。割安だが、ROEが1桁台で上昇余地が限定的。総合的に見て、バリュエーションは割安だが、収益性の改善余地を考慮するとほぼ妥当に近い。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.1倍14.4倍
PER (予想)10.4倍
PBR0.92倍1.55倍
ROE8.6%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、電力自由化や再生可能エネルギー拡大に伴う設備投資需要の増加をどこまで取り込めるか。強気派は、脱炭素化で送配電網の更新・増強が進み、今後も安定した受注が見込めると主張。一方、弱気派は、公共工事依存で価格競争に晒されやすく、利益率の伸び悩みを懸念。また、人口減少で地元市場が縮小する中、他地域への展開ができるかも焦点。

プラスに働く材料7
  • 再生可能エネルギー拡大で追い風

    太陽光発電など再エネ関連工事が増加し、売上高が増収基調。

  • 安定した地元シェア

    北陸電力との取引があり、安定的な受注基盤を確保。

  • 財務体質が堅実

    ROE8.6%、自己資本比率が高く、安定した配当を継続。

  • 26年3月期は売上高610億円、営業益51億円の過去最高予想通年影響

    売上高は556億円から54億円増、営業利益は44億円から7億円増の見込み

  • 営業利益率が7.91%から8.36%へ改善継続影響

    0.45ポイントの改善、増販効果と工事採算向上

  • 純利益が3期連続増益で39億円へ通年影響

    22→32→39億円と拡大、EPSは130円程度

  • 配当利回り3.21%と手厚い株主還元継続影響

    予想配当利回り3.21%は相対的に高水準

マイナスに働く材料7
  • 公共工事依存のリスク

    官公庁や電力会社の設備投資動向に業績が左右される。

  • 地域市場の縮小

    人口減少で地元の需要が中長期的に減少する可能性。

  • 競争激化で利益率低下

    同業他社との価格競争により、利益率が伸び悩む恐れ。

  • ROE8.6%の低収益性が続く継続影響

    ROE8.6%は資本コストを下回り、PBR是正のハードル

  • PBR0.89倍と1倍割れが常態化継続影響

    純資産に対して株価が11%ディスカウント、割安が割高に転じるリスク

  • 外国人所有比率4.34%と低く資金流入弱い継続影響

    外国法人所有比率は4.34%で、海外投資家の存在感が低い

  • 2024年3月期の営業利益非開示で透明性懸念不定影響

    前期は営業利益が開示されず、決算の透明性に課題

次の決算で確かめる点
受注残高
今後の売上高を占う先行指標であり、需要動向が確認できる。
再生可能エネルギー関連売上
成長分野であり、業績のけん引役となるかを見極める。
営業利益率
価格競争や原価上昇が利益を圧迫していないか確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり48で、前期から+9.1%いまの株価に対する利回りは3.10%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥48
1株あたり
配当利回り
3.10%
いまの株価に対して
配当性向
34.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1311.4
2018年3月1512.513.3
2019年3月2033.320.5
2020年3月214.118.6
2021年3月210.022.3
2022年3月2836.037.6
2023年3月3627.158.5
2024年3月4011.147.1
2025年3月4410.037.5
2026年3月489.134.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥48

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,945人。区分でいちばん多いのは事業法人51.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が62.9%を占め、残る37.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人53.756.056.156.756.951.6
個人・その他26.226.728.529.028.630.9
金融機関11.911.410.39.711.211.3
自己株式6.66.66.66.66.45.2
外国法人8.05.64.23.42.44.3
証券会社0.30.40.81.20.91.8
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01北陸電力株式会社46.81
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.69
03光通信KK投資事業有限責任組合3.46
04北陸電気工事従業員持株会3.05
05株式会社日本カストディ銀行(信託E口)3.01
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.20
07光通信株式会社1.00
08株式会社北陸電機商会0.87
09三井住友信託銀行株式会社0.81
10日本生命保険相互会社0.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+107%、1株純資産は14期で+118%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月677709.25.711.7
2014年3月9386011.44.810.6
2015年3月11796212.95.910.2
2016年3月1351,08313.26.610.1
2017年3月1371,20712.06.411.4
2018年3月1411,33411.18.213.3
2019年3月1201,4318.67.520.5
2020年3月1341,5389.06.818.6
2021年3月1131,3748.59.022.3
2022年3月801,4245.79.837.6
2023年3月581,4554.013.358.5
2024年3月791,4965.316.547.1
2025年3月1141,5687.410.737.5
2026年3月1401,6768.610.234.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

32名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は32名。2026/3期の役員報酬は総額175百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
水谷和久代表取締役会長65
山崎勇志代表取締役社長 社長執行役員64
北克彦専務取締役 専務執行役員64
早瀬庄一郎常務取締役 常務執行役員63
村田良昭取締役62
佐野みゆき取締役64
多賀満取締役67
南果取締役44
木村博喜常勤監査役59
新田真之監査役68
沼田雅博監査役65
山本英樹65
残りの役員20名を開く
氏名役職年齢
斎藤弘志53
福井浩之常務執行役員
古川忠常務取締役 常務執行役員59
宮本泰成上席執行役員
平池篤義上席執行役員
岡本真人執行役員
青木高広執行役員
川越裕樹執行役員62
西田達成執行役員
的場秀一執行役員
中谷宗義執行役員
柿谷智彦執行役員
向井博執行役員
次郎丸徹執行役員
吉原照英執行役員
中野正己執行役員
平田亙代表取締役会長64
常光健一取締役59
南直樹監査役64
槻亜希子監査役60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5963614629
監査役11421616
社外取締役713132

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容460字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、その他の関係会社1社、子会社6社及び関連会社1社で構成され、設備工事業を主な事業の内容としている。 当社グループの事業に係る位置付け及び事業内容は次のとおりである。 〔設備工事業〕 ・当社は電気工事、電気通信工事、管工事、水道施設工事、消防施設工事、土木工事を請負施工している。なお、配電設備等の電力供給設備に係わる電気工事は、その他の関係会社である北陸電力㈱を中心とする北陸電力グループから請負施工している。 ・㈱スカルトは電力供給設備に係わる電気工事以外の電気工事を請負施工している。 ・㈱蒲原設備工業及び㈱日建は管工事を請負施工している。 〔その他の事業〕 ・ホッコー商事㈱は不動産賃貸等を行っている。 ・Blue・Sky㈱はクライミング施設の運営等を行っている。 ・PT AWINA RIKUDENKO SOLAR ENGINEERING INDONESIAはリース事業を行っている。 ・㈱大山ファーストはPFI事業を行っている。 事業の系統図は次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題1,601字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものである。 (1) 経営方針 当社グループは、「①複雑なことはしない。正しい取引を貫き、シンプルに生きる。」「②明るく公平な職場で、一生懸命働き、お客さまから信用を得る。」「③仕事を通して社会の発展に貢献し、健康で幸せな人生を目指す。」を経営理念に掲げ、総合設備企業として社会的使命を果たすとともに、安全と高い技術力で地域に貢献していく。 また、当社グループは、「北陸電工グループ中期経営方針」に基づき、中期経営計画「アクションプラン2027」を策定している。この「アクションプラン2027」は、『一段高い成長路線を進み、変化に強い企業集団へ』をテーマに、SDGs最終年となる2030年度及び当社が創立100周年を迎える2044年度に向けて描いた「目指すべき姿」を実現するためにバックキャストした計画であり、当計画の着実な実行を通して企業価値向上、持続的成長、SDGs達成などに取り組んでいく。 当計画において設定した事業戦略・財務戦略・財務目標及び当計画以降の「目指すべき姿」は次のとおりである。 <中期経営計画の事業戦略・財務戦略・財務目標> <中期経営計画以降の「目指すべき姿」> (注)上記数値目標の各数値については有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではない。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 今後のわが国経済の見通しについては、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されるものの、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を通じて個人消費に及ぼす影響や、アメリカの通商政策をめぐる動向や中東情勢によるエネルギー市場混乱の影響などが、景気の下振れリスクとなっている。また、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある。 当社グループの主たる事業である建設業界においては、建設費の高騰と深刻な人手不足を背景とする大規模建設プロジェクトの中止・延期が発表されるなど不安要素はあるものの、当面は旺盛な建設投資が継続すると予想され、設備工事においても適正な工期及び価格での受注ができる環境が続いており、事業の拡大が期待できる状況である。他方、労務費・資材価格について上昇傾向が続いていること、建設業就業者数について減少傾向(担い手不足)であることが、業界全体の課題である。 さらに、当社グループの地盤である北陸地域に目を向けると、大都市圏に比べ少子高齢化や人口減少のペースが速く、経済規模縮小と労働力減少が加速度的に進展していくと考えられるため、引き続き令和6年能登半島地震・豪雨に係る復旧・復興に向けた建設投資によるニーズに積極的に対応し、地域の発展・活性化に寄与する必要がある。 このような状況の中、当社グループは安定した工事量と利益を確保するため、さらなる北陸地域シェアの底上げや大都市圏における受注・施工体制強化、M&A・海外をはじめとする新たな事業領域の拡大や人財への積極投資など、成長のための施策を確実に遂行していく。また、AIの利活用を含めたDXのさらなる推進による業務の省力化・効率化・高度化を実現し、労働負荷軽減と付加価値向上を両立する経営へつなげていく。 その上で、引き続き社会やお客さまから信頼されるよう、建設業の原点である安全と品質の確保を徹底し、環境負荷軽減など企業の社会的責任の遂行と価値向上を目指すとともに、法令・社会規範を遵守し、当社グループの持てる力を存分に発揮し地域に貢献していく。そして、ライフラインを守る企業集団として防災・減災に向けた強化などの社会的優先度の高い需要にしっかり対応していく。
事業等のリスク1,416字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 当社グループはこれらの起こりうるリスクの可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存である。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1) 官公庁、特定取引先との取引 官公庁の公共投資の動向は政府や地方自治体の政策によって大きく左右されるため、官公庁から受注する工事量が今後とも安定的に推移するとは限らないものと認識している。 また、当社グループの売上高において、当社のその他の関係会社である北陸電力㈱を中心とする北陸電力グループからの受注工事量は大きな割合を占めている。 したがって、北陸地域シェアの底上げや大都市圏における受注・施工体制強化など、その他の得意先からの受注工事量の確保・拡大に努めているが、公共投資や電力設備投資が予想を上回って削減された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。 (2) 取引先の経営状態 建設業界では、一契約における請負金額が大きく、また、工事完了後に工事代金を受け渡す条件で契約を締結することが多く、このため、当社グループが工事代金を受領する前に、当該取引先の資金繰りの悪化、或いは経営破綻により工事代金が回収できなくなる可能性がある。当社グループでは取引先に対する情報収集や与信管理を強化しているが、今後、回収不能債権額が多大となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。 (3) 材料価格の変動 当社グループは材料調達において、調達先の分散化や代替材料を選定しているが、工事材料の価格が高騰し、請負金額に反映することが困難な場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。 (4) 法的規制 当社グループが行う事業は、建設業法、建築基準法、独占禁止法、会社法等により法的な規制を受けている。そのため、上記法律の改廃や新たな法的規制の導入、適用基準の変更等によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。 しかしながら、「全てのお客さまに安心・安全な設備を提供すること」は当社グループの不変の使命であり、お客さまや地域社会から満足と信頼を獲得するため、持てる力を存分に発揮し不断の努力で取り組んでいく。 (5) 自然災害等の発生 地震、台風等の大規模な自然災害や感染症の蔓延などにより、工事の中断や大幅な遅延、事業所・設備等の損傷など事業活動が停滞した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。 (6) 情報セキュリティインシデントの発生 不正アクセスやサイバー攻撃によって機密情報の漏洩や基幹システムの停止が発生した場合、顧客情報流出に伴う損害賠償の発生やシステム復旧の遅延による事業活動の停滞が起こり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。 なお、こうしたリスクへの対応に向け、専門委員会である「情報セキュリティ対策委員会」において情報セキュリティ水準を継続的に維持・向上するための施策を実施する体制を敷いている。また、情報セキュリティに関する従業員への定期的な教育を行っている。
経営成績の分析 (MD&A)5,691字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産額は、619億92百万円となり、前連結会計年度末と比べ12億85百万円の増加となった。これは、受取手形・完成工事未収入金等の増加(35億55百万円)及び現金預金の減少(27億49百万円)などによるものである。 負債総額は、159億6百万円となり、前連結会計年度末と比べ9億7百万円の減少となった。これは未払金の減少(11億79百万円)などによるものである。 純資産総額は、460億85百万円となり、前連結会計年度末と比べ21億92百万円の増加となった。これは、利益剰余金の増加(25億71百万円)などによるものである。 b.経営成績 売上高は前連結会計年度末繰越工事高の進捗が順調に進んだこと及び好調な受注高に支えられたことに加え、M&Aの効果などにより、前連結会計年度と比べ54億20百万円増加し、610億28百万円となった。 利益面は売上高の増収に加え、工程管理・原価管理をより一層徹底したこと及び全般にわたる継続的なコスト削減による工事採算性の向上に努めたことなどにより、経常利益は前連結会計年度と比べ8億39百万円増加し、54億51百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べ6億82百万円増加し、38億70百万円となった。 また、セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。 (設備工事業) 当社グループの主たる事業である設備工事業の受注高は692億41百万円(前連結会計年度比31.1%増)、完成工事高は588億69百万円(前連結会計年度比10.3%増)、完成工事総利益は112億47百万円(前連結会計年度比13.0%増)となった。 (その他の事業) 保守業務等で、売上高は21億59百万円(前連結会計年度比3.2%減)、売上総利益は3億29百万円(前連結会計年度比20.4%減)となった。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ48億69百万円減少し、173億92百万円となった。 営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加などがあったものの、税金等調整前当期純利益の計上などにより、5億54百万円の資金増加(前連結会計年度比70億49百万円減)となった。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出などにより、33億4百万円の資金減少(前連結会計年度比1億14百万円増)となった。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより、21億18百万円の資金減少(前連結会計年度比7億24百万円減)となった。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる事業においては生産実績を定義することが困難であり、事業の大部分を占める設備工事業においては請負形態をとっているため販売実績という定義は実態にそぐわない。 よって、受注及び販売の実績については、「①財政状態及び経営成績の状況」においてセグメントごとの経営成績に関連付けて記載している。 なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は次のとおりである。 設備工事業における受注工事高及び完成工事高の実績 a.受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   区分   前期繰越 工事高 (百万円)   当期受注 工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成 工事高 (百万円)   次期繰越 工事高 (百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   内線・空調管工事   29,467   38,661   68,129   29,801   38,327 配電線工事   3,824   13,071   16,896   12,299   4,596 送変電・土木工事   6,120   1,087   7,207   3,554   3,652 計   39,413   52,819   92,233   45,655   46,577 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   内線・空調管工事   38,327   45,398   83,725   35,304   48,421 配電線工事   4,596   13,757   18,354   13,461   4,892 送変電・土木工事   3,652   10,085   13,738   4,194   9,543 計   46,577   69,241   115,819   52,961   62,857 (注) 1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含む。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれる。 2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。 3.従来「その他工事」として表示していた区分については、「送変電・土木工事」として表示している。 b.受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命、競争及び北陸電力送配電㈱との工事委託契約に大別される。 期別   区分   特命 (%)   競争 (%)   工事委託契約 (%)   計 (%) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   内線・空調管工事   29.8   70.2   ―   100.0 配電線工事   2.1   0.4   97.5   100.0 送変電・土木工事   121.9   △21.9   ―   100.0 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   内線・空調管工事   16.3   83.7   ―   100.0 配電線工事   2.6   0.4   97.0   100.0 送変電・土木工事   27.0   73.0   ―   100.0 (注) 1.百分比は請負金額比である。 2.従来「その他工事」として表示していた区分については、「送変電・土木工事」として表示している。 c.完成工事高 期別   区分   北陸電力㈱ (百万円)   北陸電力 送配電㈱ (百万円)   官公庁 (百万円)   一般民間 (百万円)   計 (百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   内線・空調管工事   1,499   172   4,501   23,627   29,801 配電線工事   1   12,207   ―   90   12,299 送変電・土木工事   221   2,899   6   426   3,554 計   1,722   15,279   4,508   24,145   45,655 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   内線・空調管工事   1,534   137   5,426   28,207   35,304 配電線工事   15   13,351   ―   94   13,461 送変電・土木工事   106   3,083   1   1,004   4,194 計   1,655   16,572   5,427   29,305   52,961 (注) 1.従来「その他工事」として表示していた区分については、「送変電・土木工事」として表示している。 2.完成工事のうち主なものは次のとおりである。 前事業年度 請負金額1億円以上の主なもの 北野建設㈱   社会福祉法人長野南福祉会特別養護老人ホーム新築工事 黒部エムテック㈱   YKK AP㈱30ビル建設に伴う電気設備工事 ㈱フジタ   (仮称)野田市木野崎物流センター計画 国立大学法人神戸大学   神戸大学(楠)医学部付属病院基幹・環境整備(熱源設備更新等)工事 北陸電力送配電㈱   加賀幹線鉄塔建替(№139~№141)他工事(含む関連除却工事) 当事業年度 請負金額1億円以上の主なもの 東邦電気産業㈱   セラミックコンデンサー研究開発センター及び付属棟新築工事(その1) 東京都   都立城南職業開発センター大田校(5)改築電気設備工事 大成建設㈱   大京株式会社本社工場新築工事 ㈱フジタ   株式会社ウーケ第4工場新築工事 北陸電力送配電㈱   小口川支線鉄塔建替(№7~№12)(含む一部撤去工事) 3.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりである。 前事業年度 北陸電力送配電㈱ 15,279百万円 33.5% 当事業年度 北陸電力送配電㈱ 16,572百万円 31.3% d.次期繰越工事高(2026年3月31日現在) 区分   北陸電力㈱ (百万円)   北陸電力 送配電㈱ (百万円)   官公庁 (百万円)   一般民間 (百万円)   計 (百万円) 内線・空調管工事   380   78   12,393   35,568   48,421 配電線工事   ―   4,878   ―   14   4,892 送変電・土木工事   322   2,888   ―   6,333   9,543 計   703   7,845   12,393   41,915   62,857 (注) 1.従来「その他工事」として表示していた区分については、「送変電・土木工事」として表示している。 2.次期繰越工事のうち請負金額1億円以上の主なものは次のとおりである。 ㈱大林組       ほくほくFG本社ビル新築工事 電気設備工事       2028年9月完成予定 ㈱フジタ       富山市中央通りD北地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築電気設備工事       2027年8月完成予定 国立大学法人大阪大学       大阪大学(豊中)豊中アゴラ(仮称)整備事業       2028年8月完成予定 北陸電力送配電㈱       加賀東金津線鉄塔建替(№15~№20)(含む関連除却工事)       2029年11月完成予定 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたって、見積りが必要となる事項においては合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っている。ただし、実際の結果は見積りによる不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載している。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度におけるわが国経済は、設備投資や個人消費など内需中心のプラスの動きが寄与したことから景気は緩やかな回復基調を維持し、企業収益の堅調さが続いている。一方で、米国の通商政策による不透明感や中東情勢によるエネルギー市場の混乱が与える影響に注視が必要であることに加え、賃金・所得の伸びは依然として物価上昇を安定的には上回っておらず、力強さを欠いている。こうした課題を克服し経済の成長につなげるため、賃金・所得の持続的な増加、海外依存度の高い石油・石炭などに頼らない脱炭素化への移行、AI・デジタル投資の促進による生産性の向上等の取り組みが企業に対して求められている。 このような状況の中、当社グループの経営成績等は「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりとなった。 翌連結会計年度の業績の見通しについては、2025年度からの繰越工事高が前連結会計年度をさらに上回り過去最高となることに加え、大都市圏での受注拡大や物価上昇に伴う価格転嫁を反映した受注活動の実施など営業・工事で連携を強化し、2025年度に引き続き高い受注高獲得に取り組むことなどにより、過去最高の売上高を見込んでいる。 また、成長への一手として、「収益力の向上」「高度な専門性・技術力をもつ人材の育成と組織力の向上」を基本方針として、当社グループが経営指標として掲げる「アクションプラン2027」の達成を目指している。 セグメントごとの見解としては、「設備工事業」においては、受注の確保を最優先課題に、既存のお客さまとの関係を強化し、確かな技術力により新規のお客さまの獲得を図り、北陸地域でのシェア拡大と大都市圏での営業基盤の強化に努めていく所存であり、「その他」においては、更なる設備投資をし、売上高と利益の確保に努めていく所存である。 また、資金需要については、設備工事業における土地、建物、機械装置等の設備投資資金であり、すべて自己資金によりまかなっている。資金の流動性については、営業債権の回収は概ね4ヶ月以内、営業債務の支払は概ね1ヶ月以内に滞りなく処理されており、営業活動に伴う資金収入を安定的に確保している。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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