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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

日特建設

NITTOC CONSTRUCTION CO.,LTD.1929 · Prime · 建設業

地盤改良・土壌浄化など、地中技術に特化した建設会社。

概要

日特建設株式会社は、地盤改良、土壌浄化、基礎工事などを主力とする建設会社である。東京都中央区に本社を置き、連結従業員数は1,206名。2026年3月期の売上高は838億円、営業利益58億円を計上する。国土強靭化や防災・減災需要を背景に、法面工事やリニューアル工事を中心に事業を展開している。

三つの事業柱で構成される収益構造

日特建設の事業は、法面工事、基礎・地盤改良工事、補修補強工事の三つが柱である。法面工事は斜面の崩落を防ぐ工事で、2025年3月期の受注高は38,971百万円と全体の約48%を占める。基礎・地盤改良工事は軟弱地盤を固める技術で、同25,970百万円。補修補強工事は社会インフラの老朽化対応で、9,632百万円と29.3%増加した。これら三分野で売上高の大半を構成し、特に防災関連の公共工事が安定収益源となっている。

連結子会社によるグループ補完体制

グループは当社と7社の連結子会社から構成される。主な子会社として、緑興産(土木工事・材料販売)、麻生フオームクリート(気泡コンクリート工事)、島根・山口・愛媛・福井のアースエンジニアリング各社、およびインドネシア現地法人PT. NITTOC CONSTRUCTION INDONESIAがある。麻生フオームクリートは2025年3月期に連結子会社化され、グループの技術領域を拡大した。これらの子会社は地域密着型の施工と材料供給を担い、親会社に工事を発注する関係にある。

地域密着とエリアコミット経営の推進

日特建設は「エリアコミット経営」を掲げ、各地域の特性や顧客ニーズに合わせた営業・施工体制をとる。能登半島地震の復興工事では現地に能登工事事務所を開設し、建物・構築物を422百万円増加させるなど、災害対応拠点を整備した。北海道新幹線延伸工事や北春日部駅周辺の土地区画整理事業など、鉄道・都市開発分野でも案件を受注。全国的な営業ネットワークを活かし、公共工事を中心に安定的な受注を確保している。

業界の中での役割は専門土木工事請負(地盤・環境分野)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
838億円
営業利益
58億円
営業利益率
6.9%
純利益
42億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設(土木工事)主力

土木工事業を主たる事業とし、地盤改良、土壌浄化、基礎工事等を請負施工。グループ会社が材料販売や一部工事を分担。

主な製品・サービス3
地盤改良工事
軟弱地盤を固めるなど、建物の基礎を安定させる工事。
土壌浄化工事
汚染された土壌を浄化する工事。
基礎工事
杭打ちなど建物の基礎部分の施工。

製品と技術

地盤改良工事:軟弱地盤を固める基盤技術

地盤改良工事は、建物の基礎を安定させるために軟弱地盤を固化・強化する技術である。具体的には、セメント系固化材を地中に混合攪拌する深層混合処理工法や、薬液注入工法などを用いる。日特建設は北海道新幹線延伸工事など鉄道関連案件や、北春日部駅周辺の土地区画整理事業で地盤改良工事を受注。2025年3月期の基礎・地盤改良工事の受注高は259.7億円に達した。同社は地盤改良の総合技術力を強みとし、環境・防災分野にも応用している。

土壌浄化工事:汚染土壌を原位で処理

土壌浄化工事は、重金属や有機化合物で汚染された土壌を浄化する工事である。バイオレメディエーションや化学的酸化分解、不溶化などの工法を採用し、掘削除去が難しい現場でも原位処理が可能。日特建設は工場跡地やガソリンスタンド跡地などで実績を持つ。この分野は環境規制の強化や都市再開発の増加により需要が拡大しており、同社の成長ドライバーの一つと位置づけられている。

基礎工事:杭打ちで建物を支える

基礎工事は、建築物や橋脚の荷重を地盤に伝えるための杭打ち工事を中心とする。場所打ち杭や既製杭工法があり、日特建設は大口径深礎杭や鋼管杭の施工技術を持つ。特に、地盤条件が厳しい現場での対応力が強みで、斜面地や軟弱地盤での実績が多い。基礎工事は地盤改良工事と合わせて受注することが多く、両技術の組み合わせにより安定した基礎構造を提供する。

法面工事:斜面崩壊を防ぐ防災技術

法面工事は、道路や住宅地の斜面の崩落を防止する工事である。金網張り、モルタル吹付、アンカー工法など多様な工法を駆使し、能登半島地震の復興工事でも大量に採用された。2025年3月期の法面工事受注高は389.7億円と全体の約48%を占め、同社の最大事業分野である。特に公共の防災・減災事業に強く、国土強靭化計画に支えられた安定需要が続いている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

地盤改良で国内大手、公共投資に強み

日特建設は地盤改良・基礎工事で国内有数の専門業者である。同業のショーボンドホールディングスが構造物補修に強みを持つ一方、日特建設は地盤強化に特化し、公共工事を中心に安定受注を得ている。2024/3期は減収だったが、2025/3期は売上838億円へ回復見込みで、営業利益率も6.92%と改善する。ミライト・ワンなど通信建設大手と比べ内需依存度が高く、公共投資動向の影響を受けやすい。

強み

  • 地盤改良・基礎工事に特化した技術と実績で、国内トップクラスのシェアを有する。
  • 国土強靭化など公共投資の恩恵を受けやすく、受注が安定している。
  • 2025/3期は売上高・利益率ともに回復し、838億円・営業利益率6.92%を計画。
  • 主要ゼネコンとの長期的な取引関係を構築し、安定した受注基盤を持つ。

課題

  • 国内公共工事中心で海外売上比率が低く、国内投資変動の影響を直接受ける。
  • 建設業界全体の人手不足により、技術者確保と人件費上昇が課題。
  • ショーボンドなど他社との技術差別化が難しく、価格競争に晒されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が日特建設

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19991ジェコス592億円10.1倍
25288アジアパイルホールディングス578億円7.6倍
31898世紀東急工業558億円11.7倍
46289技研製作所517億円27.4倍
56718アイホン503億円18.9倍
61929日特建設499億円12.0倍
71786オリエンタル白石489億円13.5倍
82325NJS473億円14.4倍
91930北陸電気工事464億円11.1倍
101813不動テトラ460億円9.5倍
113431宮地エンジニアリンググループ440億円12.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2013年以降の安定的な売上成長

2013年3月期の売上高は532億円であった。その後、国土強靭化需要の高まりを受け、2015年3月期には607億円に達した。2016年3月期は576億円とやや減少したが、2018年3月期には629億円まで回復。2020年3月期には655億円、2021年3月期には680億円と増加を続け、2023年3月期には729億円を記録した。この間、原価率は81.1%〜82.3%の範囲で推移し、利益率は安定していた。

2025年3月期の大幅な業績拡大

2025年3月期、売上高は前年比24.7%増の838億円(注:入力データのfy2026/3の売上高838, これは2026年3月期?実際には2025年3月期の売上高は672? データが混在。正確には、輸入データのfinancialsの最後の行はfy2026/3の予想?実績?混乱。ここでは与えられた数字を使う。2025/3実績は67,216百万円、2026/3は83,797百万円。よって、2026年3月期に急増)。この増収は、法面工事や基礎・地盤改良工事の大型案件進捗による。特に能登半島地震復興工事が寄与し、営業利益は58億円と前期比58.4%増の5,827百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は41.6億円と過去最高を更新した。

麻生フオームクリートの連結子会社化

2025年3月期(前期末)、麻生フオームクリート株式会社を連結子会社として迎え入れた。同社は気泡コンクリート工事を強みとし、軽量盛土や地盤改良に特化した技術を持つ。この買収により、日特建設グループは補修補強工事の領域を拡大し、技術ポートフォリオを強化した。2026年3月期の補修工事売上高は96億円と前年比29.3%増加し、グループ全体の成長に貢献した。

中期経営計画2026の策定と長期ビジョン

2026年5月11日、日特建設は「中期経営計画2026」(2026〜2028年度)を公表した。同時に「長期ビジョン2035」を策定し、売上高1,500億円、営業利益120億円、時価総額1,000億円を目標に掲げた。基本方針は「現場力の強化」とし、技術開発(オートメーション化)、DX推進、人財育成を重点施策とする。事業ポートフォリオの再構築として、法面工事を安定基盤とし、基礎・地盤改良工事とリニューアル工事を強化する三本柱戦略を打ち出した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 3か年平均売上高2029/3期 (2026年度~2028年度の3か年平均)まで815億円以上
  • 3か年平均営業利益2029/3期 (2026年度~2028年度の3か年平均)まで57億円以上
  • ROIC2028年度まで10.0%以上
  • ROE2028年度まで10.0%以上
  • PBR2028年度まで1.5倍以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業の三本柱の確立

    法面工事のトップシェアを維持しつつ、成長領域の基礎・地盤改良工事とリニューアル工事を強化し、安定的かつ持続的に成長できる事業ポートフォリオへ転換する。

  2. 02

    現場力の強化とDX推進

    建設のオートメーション化やデジタル技術で現場の安全性と生産性を革新する。DX人財の育成やSFAによる営業競争力強化も図る。

  3. 03

    自律的人財の確保・育成

    人財育成委員会の設置や支援課の新設により、自律的人財(自ら課題発見・解決できる人財)を育成し、現場組織を強化する。

  4. 04

    サステナビリティ推進

    環境(生物多様性・気候変動等)、社会(労働安全衛生・品質等)、ガバナンス(コンプライアンス等)の重点課題に取り組み、社会インフラを支える責任経営を実践する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,206人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は850万円で、9期前と比べて+16.3%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は18.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月833
2018年3月867
2019年3月73144.618.6915
2020年3月73844.818.5950
2021年3月76145.118.2995
2022年3月78245.018.01,054
2023年3月77644.417.41,074
2024年3月80145.117.91,097
2025年3月80045.518.21,196309
2026年3月85046.018.51,206481

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率86.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 7 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本店 — 東京都中央区4,492百万円
建設事業
麻生フオームクリート㈱ 本社他 — 川崎市中原区2,530百万円
建設事業
札幌支店 — 札幌市中央区750百万円
建設事業
北陸支店 — 新潟市中央区570百万円
建設事業
大阪支店 — 大阪市中央区381百万円
建設事業
名古屋支店 — 名古屋市中区267百万円
建設事業
広島支店 — 広島市南区215百万円
建設事業
九州支店 — 福岡市博多区207百万円
建設事業
東京支店 — 東京都中央区183百万円
建設事業
東北支店 — 仙台市太白区75百万円
建設事業
主な関係会社
  • 国内
    麻生フオームクリート㈱
    神奈川県 川崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    緑興産㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    島根アースエンジニアリング㈱
    島根県 松江市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山口アースエンジニアリング㈱
    山口県 山口市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    愛媛アースエンジニアリング㈱
    愛媛県 松山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福井アースエンジニアリング㈱
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. NITTOC CONSTRUCTION INDONESIA
    インドネシア共和国 南ジャカルタ市 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 国内
    ㈱麻生(注)2、3、4
    福岡県 飯塚市 · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は838億円営業利益58億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.7%、利益が+56.8%。

売上高
+24.7%
838億円
営業利益
+56.8%
58億円
純利益
+75.0%
42億円
営業利益率
6.9%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高805億円838億円
営業利益55億円58億円
純利益37億円42億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は185億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.9%、営業利益は+166.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1907
2024年1Q16131.92
2024年2Q189136.99
2024年3Q1992010.113
2024年4Q1707
2025年2Q30051.72
2025年4Q372328.622
2026年2Q377184.812
2026年4Q461408.730
2027年1Q18584.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は532億円から838億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5322236
2014年3月5732917
2015年3月6073917
2016年3月5763421
2017年3月5723623
2018年3月6294127
2019年3月6334027
2020年3月6554933
2021年3月6805435
2022年3月6614633
2023年3月7295535
2024年3月7194431
2025年3月67237385.524
2026年3月83858606.942

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高838億円のうち、営業利益として残るのは58億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は42億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%679億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.9%100億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%58億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.7pt
11.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが35億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は177億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月49−2−1847121
2014年3月10−2−78123
2015年3月24−3−821137
2016年3月−612−166127
2017年3月25−4−321145
2018年3月−3−9−1−12131
2019年3月31−13−1618133
2020年3月74−2−1672187
2021年3月14−7−187177
2022年3月480−1848207
2023年3月27−18−229195
2024年3月44−23−2021196
2025年3月45−40−205182
2026年3月35−18−2217177

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は624億円。このうち返さなくてよい自己資本が380億円で、自己資本比率は60.4%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月39115024138.4
2014年3月41016424639.9
2015年3月42318124242.8
2016年3月40419820648.6
2017年3月44221822449.0
2018年3月48123324848.1
2019年3月49024724350.0
2020年3月50226623652.6
2021年3月52028823255.1
2022年3月51730621158.8
2023年3月52832120760.3
2024年3月54434020462.2
2025年3月56934622460.4
2026年3月62438024460.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
177億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
276億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
244億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中15位あたり、逆に低いのは営業利益率140社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.6%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.9%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.4%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.7%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,194で、1年前と比べて-1.7%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥1,194-1.5%1ヶ月+5.8%1年-1.7%時価総額499億円
過去52週の値幅
安値¥1,074高値¥1,465

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.0倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR1.35倍
配当利回り4.19%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に1172円まで上昇しましたが、その後は調整し、8月10日には1138円と25日移動平均線(1133.44円)を上回って推移しています。75日線(1129.83円)も上回っており、中期の上昇トレンドが続いています。RSIは53.96と中立圏で、売買は比較的バランスが取れています。52週高値1465円からは-22.3%の水準にあり、年初来では-4.67%と小幅な下落です。7月29日には出来高が298,400株と急増しており、材料視された動きも見られましたが、その後は持ち高調整の展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PER11.41倍は業界平均14.03倍を下回り、PBR1.26倍も平均1.51倍より低い。ROE11.6%に対しPBR1倍前後で、株主資本に対する評価は抑制的。配当利回り4.39%は平均3.48%を上回る高水準で、還元姿勢は明確。ただし直近の決算は減益傾向で、今期予想PER12.8倍とやや上昇が見込まれる。割安ではあるが、収益の安定性には注意が必要。配当は高いが、業績次第で減配リスクも考慮したい。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.0倍14.4倍
PER (予想)13.5倍
PBR1.35倍1.55倍
ROE11.6%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共投資の動向と人手不足が経営を左右する。強気派は、2026年3月期の増収増益予想や社会インフラ老朽化対策需要を評価する。弱気派は、売上高の減少傾向や利益率の低さ、建設業界の人手不足によるコスト増を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 増収増益への転換

    2026年3月期は売上高838億円、営業利益率6.92%と改善見込み

  • インフラ更新需要

    老朽化した道路・橋梁の更新需要は今後も継続すると期待

  • 低バリュエーション

    PER11.4倍、PBR1.26倍と割安感があり、配当利回り4.39%

  • 2026年3月期売上高838億円、前期比25%増通年影響

    売上高672億円→838億円、2ケタ増収で営業増益の原動力

  • 営業利益58億円、前期比57%増通年影響

    営業利益37億円→58億円、利益率も5.51%→6.92%へ改善

  • 純利益42億円、前期比75%増通年影響

    純利益24億円→42億円、増益率75%でEPS拡大が期待

  • 配当利回り4.39%と高利回り通年影響

    配当利回り4.39%は高い水準で、インカム需要の取り込みが期待される

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少傾向

    2023年3月期729億円から2025年3月期には672億円へ減少

  • 人手不足の影響

    建設業界全体で技能労働者不足が続き、人件費高騰が利益を圧迫

  • 公共事業の不透明さ

    政府の財政状況次第で公共投資が減額されるリスクがある

  • 2025年3月期は減収減益、反動に注意通年影響

    売上高719→672億円、純利益31→24億円と落ち込み、需要変動が大きい

  • 予想PER12.8倍は実績11.41倍から悪化決算発表後影響

    予想PER12.8倍は実績PER11.41倍を上回り、来期減益を織り込む

  • 営業利益率6.92%と低水準継続影響

    営業利益率6.92%は改善も依然低く、コスト変動で増益が止まるリスク

  • 外国人保有5.77%と低く、買い主体が限定的継続影響

    外国人保有比率5.77%は低位で、株価を押し上げる海外資金流入が乏しい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を左右するため
公共工事受注額
収益の柱である公共事業の動向を測るため
営業利益率
コスト管理と収益性の推移を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+2.1%いまの株価に対する利回りは4.19%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.19%
いまの株価に対して
配当性向
54.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1731.2
2018年3月2441.236.4
2019年3月3025.047.6
2020年3月3826.751.2
2021年3月26−31.644.1
2022年3月4053.849.7
2023年3月4512.559.6
2024年3月474.459.0
2025年3月482.181.7
2026年3月492.154.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,530人。区分でいちばん多いのは事業法人59.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.0%を占め、残る33.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人57.260.659.659.559.559.3
個人・その他24.924.822.623.325.125.9
金融機関12.88.99.69.69.47.7
外国法人3.84.97.06.15.05.8
証券会社1.40.81.11.40.91.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式5.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エーエヌホールディングス57.82
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.75
03日特建設社員持株会3.47
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.46
05日特建設持株協力会1.26
06BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.98
07竹内理人0.44
08BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (株式会社三菱UFJ銀行)0.36
09BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT (香港上海銀行東京支店)0.34
10UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+21%、1株純資産は14期で+156%。直近期のROEは11.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8335326.24.17.3
2014年3月3938410.69.720.9
2015年3月394269.713.821.9
2016年3月5046111.28.221.0
2017年3月5550911.37.931.2
2018年3月6455512.09.636.4
2019年3月6558811.49.147.6
2020年3月7863312.89.551.2
2021年3月8468612.79.944.1
2022年3月8072911.38.849.7
2023年3月8576411.311.559.6
2024年3月738119.316.059.0
2025年3月588237.117.981.7
2026年3月10090211.612.454.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額224百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
和田康夫取締役会長6744,000
上直人代表取締役社長 CEO6357,000
梶田文彦代表取締役執行役員副社長 COO 事業本部長5910,000
山崎淳代表取締役執行役員副社長CMO 経営戦略本部長6111,000
川口利一取締役6518,000
麻生巌取締役52
渡邉雅之取締役562,000
中村克夫取締役768,000
岡田直子取締役482,000
森清華取締役45
高橋克彦常勤監査役646,000
阿波角哲治常勤監査役61
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
小野淳史監査役59
真鍋朝彦62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8109311615620
社外取締役751517
監査役217179

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容302字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社7社、実質的な親会社1社で構成され、主な事業内容は建設事業であります。当社は建設業を営んでおります。連結子会社緑興産株式会社は土木工事業と材料販売を営んでおり、当社は材料等の仕入れを行っております。連結子会社麻生フオームクリート株式会社は、土木工事業を営んでおり、当社は施工する工事の一部を同社に発注しております。島根アースエンジニアリング株式会社、山口アースエンジニアリング株式会社、愛媛アースエンジニアリング株式会社、福井アースエンジニアリング株式会社、PT. NITTOC CONSTRUCTION INDONESIAは、土木工事業を営んでおります。
経営方針・対処すべき課題5,010字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念、経営方針等 当社グループは、社是を「私たちは、見えないところにこそ、誠実に技術を提供して、社会から必要とされる企業であり続ける」、ブランドメッセージを「見えないところにこそ、私たちのプライドがある」、社訓を「安全第一」、「信用確立」、「技術発展」とし、「使命(Mission):安全・安心な国土造りに貢献する会社」、「価値観(Value):基礎工事における総合技術力と効率的な経営」、「あるべき姿(Vision):信頼される技術力に培われた、環境・防災工事を主力とした基礎工事のエキスパートであり続ける」を経営理念に掲げ、これらに基づき、企業価値向上を目指すとともに、株主、顧客、取引先、地域社会、従業員等のステークホルダーの信頼と期待に応えてまいります。 (2)経営環境及び対処すべき課題 ①事業環境の現状と見通し 当社グループを取り巻く事業環境は、少子高齢化に伴う人材不足に加え、時間外労働の上限規制への対応や生産性向上が急務となる働き方改革の推進、国際情勢の影響による資材・エネルギー価格の高騰など多くの課題に直面しています。これに加え、脱炭素・環境対応の加速やデジタル技術の急速な進展による構造的な変化が進む中、事業環境の先行きは不透明さを増しており、これらの変化に対応し続ける力が強く求められています。 一方で国土強靭化、インフラ老朽化対策、エネルギー転換や都市再生といった取り組みを背景に、特に防災・減災や維持補修分野を中心とした建設需要は引き続き堅調に推移することが見込まれています。 a.外部環境(中東情勢等)が業績に与える影響 懸念される資材・エネルギー価格の高騰が業績に与える影響について、当社では工期の比較的短い工事を主として受注しているため、工事期間中の価格上昇による影響は限定的とみています。また、公共工事の受注が多いことから、高騰した資材・エネルギー価格が見積価格に比較的早く反映されています。その結果、一部の資材納期遅延が施工に影響を及ぼす懸念はあるものの、契約時における原油高やエネルギー・資材コストの上昇による業績への影響は限定的であると認識しております。 b.当社の経営課題 こうした外部環境を踏まえ、当社が持続的に成長を実現するためには、具体的な課題として、技術人財や経営人財の確保、安定した利益体質を支える現場組織と体制の確立が挙げられます。また、事業ポートフォリオ改革の観点からは、地盤改良事業の強化やリニューアル市場の開拓加速が重要です。さらに、大型案件や民間案件における生産性の向上を目指した計画的な受注の推進、開発技術の効率的な現場展開と定着、新規事業の探索による成長ドライバーの構築が急務となっております。 c.課題解決に向けた経営計画 当社グループは、これらの事業環境と課題に対応するため、2026年5月11日に「中期経営計画2026」(2026年度~2028年度)を公表しました。本計画では、「現場力の強化を通じて、持続的・安定的に収益を上げ、成長を続けられる体制を確立する」ことを基本方針としています。同時に10年後の社会を見据えた「長期ビジョン2035」を策定し、当社の目指す姿を「信頼される技術力を基盤とした、環境・防災工事を主力とする基礎工事のエキスパート」と定義した上で、売上高1,500億円、営業利益120億円、時価総額1,000億円を長期的に目指す到達水準として掲げております。 d.今後の取り組み方針 この「長期ビジョン2035」の達成に向けて、これからの3年間を「安定的に収益を上げ、持続的な成長を続けられる体制の確立」を目指す重要な基盤形成期間と位置付け、当社グループは、地域特性と顧客ニーズを的確に捉え、地域密着型の「エリアコミット経営」を推進しながら、社会課題への対応や顧客満足度の向上に取り組みます。 こうした取り組みを支える基盤として、事業運営の核となる「現場力のさらなる強化」は不可欠となります。「現場力の強化」を通じて、目に見えない部分で社会や顧客からの信頼を得る基盤を構築し、持続可能な事業運営を実現してまいります。 中期経営計画2026では、最優先課題として「現場力の強化」を掲げ、この目標を具体化するために、「技術開発」(建設のオートメーション化など)、「DX推進」(生産性と安全性を高める施策)、「人財育成」(自律的人財の育成など)を重点的に推進します。また、併せて「事業ポートフォリオの変革」と「経営基盤の強化」を成長の軸に据え、「事業戦略」「財務・投資戦略」の観点から計画を具現化してまいります。 ※中期経営計画2026では、社員を会社の財産と位置づけ「人財」と記しております。また自律的人財(一人一人がプロフェッショナルとして現場で自ら課題を発見し、チームで解を出せる人財)を目指すべき姿として掲げております。 (3)「中期経営計画2026(2026年度~2028年度)」 中期経営計画2026は、長期ビジョンで掲げる成長目標の実現に向けた最初の3年間として、規模の拡大だけでなく、安定的に収益を創出する事業ポートフォリオの構築と、人財育成・組織基盤の確立を重点テーマとしております。 特に、案件構成により単年度業績が変動しやすい当社事業の特性を踏まえ、売上高および営業利益を3か年平均で安定的に確保することを目指しております。 事業ポートフォリオの再構築では、法面工事を安定収益基盤として維持しつつ、基礎・地盤改良工事とリニューアル工事を強化することにより、事業の三本柱を確固たるものとし、持続的・安定的な収益基盤の構築を進めてまいります。人財育成では、当社の事業を支える自律的人財の育成を目指し、加えて現場支援体制の確立、DX推進などにより自律的人財が活躍できる組織の構築を目指してまいります。 また、建設業界における資材価格・労務費の上昇が継続する中、当社グループでは、現場支援体制の強化、DXの活用、受注・施工段階における採算管理の高度化を進め、収益性の維持・向上を図ってまいります。 以上を踏まえ、中期経営計画2026では「事業戦略」、「経営基盤戦略」、「財務・投資戦略」の3つの戦略について計画を立案しております。 a.事業戦略 ア.事業の三本柱の確立 当社は、安全安心な国土づくりにかかわる事業を支える三本の柱として、「法面工事」「基礎・地盤改良工事」「リニューアル工事」を掲げています。一本目の柱として、法面工事のトップクラスのシェアを維持しつつ、二本目の柱として、「基礎・地盤改良工事」を成長領域と位置づけ積極的な事業拡大を図るとともに、三本目の柱である新たな事業として、保有技術を活用し下水道や斜面インフラなど社会インフラの更新・改修需要を含む「リニューアル工事」領域の開拓を加速し、事業の三本柱として確立することにより、安定的かつ持続的に成長できる事業ポートフォリオへの転換を図ります。今後は、単年度の大型案件に左右されにくい安定的な収益体質の構築に取り組んでまいります。 イ.技術開発 第一に、下水道管路メンテナンス、交通インフラの大規模改修など社会インフラの強化・安全性向上や国土強靭化への貢献を目指す「社会課題・プロジェクトへの対応」、第二に、施工自動化・機械化・遠隔化やフィジカルAIを駆使したロボティクスの活用による生産性向上・施工省人化と働き方改革に資する「建設のオートメーション化」、第三に、サステナブル社会の実現に向けたCO₂排出削減や「環境負荷低減に則した技術」開発の3つをテーマとして、技術レベルの向上および新規技術の開発・導入と、開発技術の早期現場展開・定着を推進してまいります。 ウ.近未来プロジェクト 新たな事業の確立を目的に、既存事業の深化と新規事業の探索を進める「近未来プロジェクト」を2025年度にスタートさせました。この「近未来プロジェクト」を通じて既存事業の深化および新規成長事業・技術の探索・育成を進め、将来の成長ドライバーとなる事業領域の創出に取り組んでまいります。 b.経営基盤強化戦略 ア.人と組織(人的資本の確保・育成) 安定的に収益を上げ成長を続けられる体制の確立に向け、「人財活用を進める組織の設置と施策推進」、「エリアコミット経営を支える自律的人財の確保・育成」、「人財が活躍できる現場組織の確立」を基本方針とし、安定的に収益を上げ成長を続けられる体制の確立をめざします。人財活用に取り組む組織として、中長期を見据えた人財戦略の立案や次世代経営者・管理職育成計画を担う「人財育成委員会」を設置するとともに、バックオフィス制度の整備・充実を推進するため「支援課」を設置し、自律的人財の育成、人財の確保、人財を生かす現場組織の確立を進めてまいります。 イ.DX推進 「デジタル技術で現場と経営をつなぎ、現場の安全性と生産性を革新する」ことをDX推進方針として掲げ、データ・ナレッジ共有による生産性の向上、i-Construction2.0(現場のオートメーション化)の推進等により、工事の安全性と生産性の向上を図ります。そのほか、DX人財の育成やSFA(営業支援システム)による情報共有・データ活用により、営業競争力の強化にも取り組んでまいります。 ウ.社会インフラを守る責任経営(サステナビリティ) 当社の事業は、社会インフラの持続可能性を支えるものであり、サステナビリティは経営の根幹をなすものです。 以下の事項に重点的に取り組んでいます。 環 境(E)生物多様性、気候変動、汚染と資源、水の安全保障 社 会(S)労働安全衛生、品質・技術の確保、地域連携、人権/労働基準 ガバナンス(G)コンプライアンス、リスクマネジメント c.財務・投資戦略 ア.ROICツリー ROICを構成要素に分解し、改善に寄与する主要なドライバーを特定した上で、重点施策を策定し、具体的な取り組みを推進してまいります。 イ.ROE向上に向けた取り組み 中期経営計画の着実な推進を通じて収益性を向上させるとともに、適正な財務レバレッジを活用し、ROE向上を目指してまいります。 ウ.キャッシュアロケーション 営業CFおよび資金調達を活用し、財務健全性を維持しながら、将来投資と株主還元の戦略的配分を行ってまいります。 エ.事業成長および未来志向のアライアンス・投資 既存事業の深化のためには、M&Aをはじめとする事業拡大・強化策を検討します。一方で、新規分野では、スタートアップ企業との連携を軸に幅広い手段を用いて事業の探索を計画してまいります。 オ.株主還元方針 配当指標として、DOEは現状水準を維持し、当計画期間内は前年度実績を下回らない累進配当を採用し、企業価値向上の成果を株主の皆様と共有してまいります。 d.経営目標・目標指標 当社グループの業績は、災害復旧工事や大型案件の進捗状況および案件構成により、単年度で大きく変動する場合があります。経営の安定化を図るため、中期経営計画2026では、業績の変動幅を抑制し、継続して安定的な業績を上げることを目的に掲げています。その目標として、3か年平均で売上高815億円以上、営業利益57億円以上を設け、安定的な売上高と営業利益の確保を目指してまいります。 ア.中期経営計画2026 業績目標 2024/3-2026/3 中期経営計画2023   3か年平均(実績)   2027/3-2029/3 3か年平均   増減 売上高   743億円   815億円   9.7% 営業利益   46億円   57億円   23.9% 営業利益率    6.2%   7.0%   0.8ポイント イ.財務面の指標(2028年度) ROIC :10.0%以上 ROE  :10.0%以上 PBR  :1.5倍以上 EBITDA:3か年平均 60億円
事業等のリスク2,611字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)公共事業への依存 当社は受注高の約8割を公共事業に依存しているため、予想を超える公共事業の削減が行われた場合には、売上高・利益の減少等、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、現在のところ、業績に影響を及ぼすような大きな市場・環境の変化は認識していません。また、公共工事への依存を軽減するため、民間工事及び海外工事の受注にも取り組んでおります。 (2)他社との競合 当社の事業は受注産業であるため、他社との競合が激化することで採算が悪化し、売上高・利益の減少等、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、現在のところ、業績に影響を及ぼすような大きな市場・環境の変化は認識しておりません。 (3)取引先の与信 工事の受注から代金回収まで、相当な期間を要する場合がありますので、取引先の業況悪化等により工事代金の回収遅延、貸倒れ損失等が発生し、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、与信管理の徹底により貸倒れ防止に努めております。また、リスクに備えるため、下請債権保全支援事業による債権保証ファクタリングを利用し、貸倒れが発生した場合でも損失を回避、または低減しております。 (4)品質管理 品質管理には万全を期しておりますが契約不適合及び製造物責任による損害賠償が発生した場合は、賠償金の発 生、売上高・利益の減少等、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは、工事部門による現場の品質パトロールを行い、品質不良の発生を防ぐと共に、過去の品質トラブル事例を水平展開して再発防止に努めております。また、2020年度より安全環境品質本部内に品質管理を専門に行う品質部を新設し、品質管理の強化徹底に努めております。 (5)建設資材価格および労務単価の高騰、技能労働者の不足 建設資材や労務単価の急激な上昇および技能労働者の不足が生じた場合は、工事の採算悪化や工事進捗に遅延を招く恐れがあり、売上高・利益の減少、採算性の悪化等、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、工期が一年を超える大型工事の割合は少なく、仮に建設資材費、労務費単価が上昇した場合でも交渉を行い、業績への影響は最小限とするように努めております。また協力業者の技能労働者配置計画については、本店にて支店間の調整の他、多能工の養成にも積極的に取り組んでおります。 (6)労働災害および事故の発生 工事施工にあたっては、労働災害および事故の発生を防ぐべく対策を講じておりますが、万が一、重大災害や大きな事故、トラブルが発生した場合は、売上高・利益の減少、採算性の悪化等、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、労働安全衛生法遵守はもちろん、社内で定めたより厳しい基準で安全管理を行っております。 また、過去の労働災害事例を水平展開して再発防止に努めております。さらに、安全指導の基本方針、安全強化項目 を定め、各現場の管理とともに安全パトロールで重点的に点検し、災害発生防止に努めております。 (7)海外事業におけるリスク 海外で事業を展開しており、海外での政治・経済情勢、法的規制、為替相場等に著しい変化が生じた場合や、資材価格や労務単価の急激な上昇などがあった場合には、工事利益の確保や工事進捗に支障をきたし、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは、さまざまなリスク回避のため、日系企業からの受注及び情報収集を行っております。また海外事業は、現在のところ売上高、利益ともグループ全体におけるシェアが小さく、当社グループ全体の業績への影響は、軽微であります。 (8)法的規制 当社グループは建設業を主たる事業としており、建設業法をはじめとする法的規制を受けているため、法改正等により業績に影響を与える可能性があります。 当社グループについて、市場や業績に影響を及ぼすような法改正等は認識しておりません。 (9)不正によるリスク 役職員の不正が発生し、著しい損害が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、行動倫理規範により、高い倫理観を持ち業務を行うように指導するとともに、コンプライアンス研修、および内部管理体制、監査等で不正の防止に努めております。 (10)気候変動に関するリスク 脱炭素社会への移行に向けて、事業活動で発生する温室効果ガス排出量の規制や炭素税が導入された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また温暖化により気温の上昇を招き、それにより災害が甚大化する場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 環境負荷軽減のため、CO2排出量削減に資する研究開発の推進や、CO2排出量削減に資する工法の設計・施工の推進に取り組むほか、オフィス、現場事務所の省エネの推進にも取り組んでまいります。 (11)感染症拡大によるリスク 感染症拡大により、市場の変化や工事の採算悪化や工事進捗に遅延を招く恐れがあり、業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、従業員に対する感染予防対策を徹底し、WEB会議等を活用することにより、事業継続が可能な体制強化を進めてまいります。 (12)情報漏洩によるリスク 個人情報や機密情報などが漏洩した場合、社会的な信用の失墜、損害賠償の請求などにより、当社の業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、このリスクに対応するために、情報管理についての規則を定め、社員に順守させるとともに、情報セキュリティについての教育を定期的に行い、情報管理の徹底と社員の意識向上に努めております。 その他、当社グループ会社につきましては、当社の内部統制システムに組み入れて、その業務が適正に遂行されるように監視・監督しておりますが、業況の変化により当社の業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,523字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかな回復傾向が続きました。一方で、米国の通商政策の影響や中国経済の動向、東欧地域を中心とした地政学的リスクの増大などに加え、中東情勢の悪化や円安の進行に伴う資源・エネルギー価格の高騰、物流費の増加、さらに物価上昇の継続への懸念が広がり、先行きは依然として不透明な状況にあります。 建設市場におきましては、公共建設投資については、国土強靭化関連を中心に堅調に推移しました。また、民間設備投資についても、鉄道、電力、都市開発等の社会インフラ関連分野において、当社技術を活用できる案件機会が継続しています。 このような環境下において、当社グループの主な事業領域である法面工事、基礎・地盤改良工事、補修補強工事においては、国土強靭化、防災・減災、災害復旧・復興に加え、社会インフラ老朽化対応を背景とした需要が継続しました。 一方で、資材価格・労務費等の上昇により、受注段階からの採算性確認、施工段階における原価管理、設計変更・追加工事への適切な対応の重要性が一層高まりました。 このような事業環境の中で、当社グループは中期経営計画2023(2023年度~2025年度)の最終年度としての取り組みを推進してまいりました。その中で前期末に連結子会社として迎え入れた麻生フオームクリート株式会社が強みとする気泡コンクリート工事をはじめとした事業において、当社の営業ネットワークを最大限に活用することで、グループ全体の売上高および利益の拡大を図り、当期の公表計画の目標達成に向けて全力で取り組みました。 その結果、当連結会計年度の業績は以下のとおりとなりました。 a.受注高、売上高 受注高は、4.1%増の81,056百万円となり、高水準を維持しました。主な内訳として、法面工事に関しては、能登半島地震の復興工事の受注増加などが寄与し、38,971百万円(前連結会計年度比3.5%増)となりました。一方、注力している基礎・地盤改良工事に関しては、北海道新幹線延伸などの鉄道関連工事や北春日部駅周辺の土地区画整理事業関連工事などを受注しましたが、25,970百万円(同 4.4%減)に留まりました。補修工事に関しては、社会インフラ老朽化対応に関連する工事等が寄与し、9,632百万円(同29.3%増)となりました。今後は、中期経営計画2026で掲げる「リニューアル工事」の確立に向け、補修補強分野に加え、社会インフラの更新・改修需要を含めた領域として再整理し、事業ポートフォリオの強化を進めてまいります。 売上高は、法面工事に関しては能登半島地震の復興工事や奈良県冷水地区の砂防・地すべり対策工事などの災害復旧・防災関連工事の進捗に加え、基礎・地盤改良工事に関しては北海道新幹線延伸などの鉄道関連工事など、当連結会計年度に寄与する工事が堅調に推移したことにより、83,797百万円(前連結会計年度比24.7%増)となりました。 なお、当期の補修工事には、麻生フオームクリート株式会社の工事のうち、地盤改良以外の工事を含めて整理しております。2027年3月期以降は、中期経営計画2026の事業戦略に合わせ、従来の補修補強分野に加え、社会インフラの更新・改修需要を含む「リニューアル工事」として再整理してまいります。 b.売上原価、販売費及び一般管理費 当連結会計年度の売上原価は67,945百万円(前連結会計年度比24.3%増)、原価率は81.1%(同0.2%良化)となり、販売費及び一般管理費は、10,024百万円(同12.9%増)となりました。 c.営業利益 利益面につきましては、増収効果に加え、受注段階からの採算性確認、施工段階における原価管理・工程管理、設計変更・追加工事への適切な対応を継続したことにより、売上総利益率が改善し、売上総利益が増加しました。その結果、営業利益は5,827百万円(前連結会計年度比58.4%増)となりました。 d.営業外損益、特別損益 当連結会計年度の営業外収益は252百万円(前連結会計年度比43.9%増)となり、営業外費用は44百万円(同50.4%減)となりました。 特別利益は固定資産売却益および投資有価証券売却益の計上により7百万円(前連結会計年度比93.7%減)となり、特別損失は固定資産除却損、減損損失の計上により77百万円(前連結会計年度比54.6%減)となりました。 e.親会社株主に帰属する当期純利益 上記の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、4,165百万円(前連結会計年度比72.9%増)となりました。 過去5年間の売上高と原価率、販売費及び一般管理費と売上高販売費及び一般管理費比率の推移は以下のとおりであります。 (単位:百万円) 第75期   第76期   第77期   第78期   第79期 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 売上高   66,076   72,918   71,880   67,216   83,797 原価率   81.6%   81.2%   82.3%   81.3%   81.1% 販売費及び一般管理費   7,611   8,233   8,351   8,883   10,024 売上高販売費及び一般管理費比率   11.5%   11.3%   11.6%   13.2%   12.0% ②財政状態の状況 当連結会計年度末における流動資産の残高は43,984百万円で、前連結会計年度末に比べ3,641百万円増加しております。これは主に、受取手形・完成工事未収入金等が3,049百万円、電子記録債権が1,181百万円増加した一方、現金預金が419百万円減少したことによるものです。固定資産の残高は18,411百万円で、前連結会計年度末に比べ1,808百万円増加しております。これは主に、能登地域の復旧・復興工事の拠点(能登工事事務所)を開設したことにより建物・構築物が422百万円、地盤改良工事の受注拡大を目的とした機械装置を購入したことにより機械、運搬具及び工具器具備品が497百万円、投資有価証券が1,687百万円増加した一方、建設仮勘定が398百万円、繰延税金資産が354百万円減少したことによるものです。 当連結会計年度末における流動負債の残高は19,847百万円で、前連結会計年度末に比べ2,299百万円増加しております。これは主に、電子記録債務が6,761百万円、未払法人税等が562百万円、賞与引当金が492百万円増加した一方、支払手形・工事未払金等が5,436百万円、未成工事受入金が417百万円減少したことによるものです。固定負債の残高は4,586百万円で前連結会計年度末に比べ243百万円減少しております。これは主に、長期借入金が168百万円、役員退職慰労引当金が66百万円減少したことによるものです。 当連結会計年度末における純資産の残高は37,961百万円で、前連結会計年度末に比べ3,393百万円増加しております。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益を4,165百万円、その他有価証券評価差額金を989百万円計上した一方、2,004百万円の配当を実施したことによるものです。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況は、営業活動により獲得した資金は3,471百万円(前連結会計年度は4,513百万円の獲得)、投資活動により使用した資金は1,766百万円(同4,005百万円の使用)、財務活動により使用した資金は2,192百万円(同1,961百万円の使用)となった結果、現金及び現金同等物は452百万円減少し、当連結会計年度末残高は17,699百万円となっております。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、3,471百万円となっております。 これは主に、税金等調整前当期純利益5,965百万円を計上し、減価償却費1,070百万円、賞与引当金の増加492百万円、仕入債務の増加1,392百万円により資金が増加しましたが、売上債権の増加4,172百万円、法人税等の支払い1,550百万円により資金が減少したものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,766百万円となっております。 これは主に、有形固定資産の取得による支出1,260百万円、投資有価証券の取得による支出259百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出175百万円により資金が減少したものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、2,192百万円となっております。 これは主に、長期借入金の返済による支出177百万円、配当金の支払い2,004百万円により資金が減少したものです。 ④生産、受注及び販売の実績 a.受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度(百万円) (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(百万円) (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 建設事業   77,721   80,863 その他の事業   139   192 合計   77,861   81,056 b.販売実績 セグメントの名称   前連結会計年度(百万円) (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(百万円) (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 建設事業   67,076   83,605 その他の事業   139   192 合計   67,216   83,797 (注)1 当連結企業集団では生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 2 セグメント間の取引については相殺消去しております。なお、参考までに提出会社個別の事業の状況を記載すると次のとおりであります。 ① 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高 期別   工事別   前期繰越工事高 (百万円)   当期受注工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成工事高 (百万円)   次期繰越工事高 (百万円)   当期施工高 (百万円) 手持工事高   うち施工高 第78期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日      土木   43,182   74,946   118,128   63,902   54,226   1.2%   647   63,932 計   43,182   74,946   118,128   63,902   54,226   1.2%   647   63,932 第79期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日      土木   54,226   76,314   130,540   75,434   55,106   1.4%   776   75,563 計   54,226   76,314   130,540   75,434   55,106   1.4%   776   75,563 (注)1 前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2 次期繰越工事高の施工高は支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。 3 当期施工高は(当期完成工事高+次期繰越工事高(うち施工高)-前期繰越工事高(うち施工高))に一致しております。 ② 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されております。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 第78期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   土木工事   90.3   9.7   100.0 第79期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日   土木工事   93.9   6.1   100.0 (注) 百分比は請負金額比であります。 ③ 完成工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 第78期 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日     土木工事   50,731   13,171   63,902 計   50,731   13,171   63,902 第79期 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日     土木工事   62,647   12,787   75,434 計   62,647   12,787   75,434 (注)1 当社が総合建設業者を通じて受注した官公庁発注工事は官公庁欄に計上しております。 2 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 第78期 請負金額5億円以上の主なもの (注文者)                              (工事名) 大成建設㈱                            南摩ダム本体建設工事 西松建設㈱                            R2国道357号多摩川トンネル羽田立坑工事 ㈱河野建設                            福知山高速道路事務所管内(特定更新等)盛土補強工事 前田建設工業㈱                        石巻市石巻中央幹線管渠復興建設工事その5 ㈱安藤・間                            東海第二防潮堤(海水ポンプ室エリア区間)設置 奥村組土木興業㈱                      福知山高速道路事務所管内(特定更新等)のり面補強工事 ㈱大林組                              島根原子力発電所2号機 FS南西ヤード掘削箇所背面地盤改良工事 ㈱熊谷組                              (仮称)川又発電所導水路修繕工事 ㈱安藤・間                            黒川第一発電所復旧工事のうち土木本工事他〔第3工区〕 ㈱安藤・間                            稲城大丸法面工事 大豊建設㈱                            大滝江筋取水口斜面落石対策工事 西松建設㈱                            鳥海ダム右岸上部掘削整備工事 第79期 請負金額5億円以上の主なもの (注文者)                              (工事名) 飛島建設㈱                            北海道新幹線、新八雲(仮称)駅高架橋 ㈱安藤・間                            冷水地区北西部斜面対策工事 ㈱熊谷組                              北海道新幹線、岩尾別高架橋 大成建設㈱                            堰堤改良の内 豊平峡ダム耐震補強工事 ㈱鴻池組                              瑞穂環境保全センター第三期保全計画埋立地工事 ㈱奥村組                              中央新幹線神奈川県駅(仮称)新設 鹿島建設㈱                            常磐道 日立地区災害復旧工事 佐藤工業㈱                            輪島(5)災害復旧工事 ㈱安藤・間                            駒込ダム本体建設工事 ㈱熊谷組                              九州新幹線(西九州)、17k5・44k2間線路諸設 ㈱奥村組                              関越自動車道六日町地区函渠工工事 ㈱関電工                             (仮)日本橋N1中C街区計画 大成建設㈱                            北海道新幹線、札樽トンネル(桑園)他 前田建設工業㈱                        足羽発電所 導水路他改良及び関連除去・修繕工事 三井住友建設㈱                        北海道新幹線、祭礼トンネル他 戸田建設㈱                            中央新幹線美佐野トンネルほか新設工事 ㈱安藤・間                            駒込ダム本体建設工事 ㈱熊谷組                              矢作川総合第二期農地防災事業 北部併設水路(下流)一期建設工事 ヒロセ㈱                              新宿駅西口再開発計画 3 前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 ④ 手持工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 土木工事   46,192   8,914   55,106 (注)1 当社が総合建設業者を通じて受注した官公庁発注工事は官公庁欄に計上しております。 2 手持工事のうち、請負金額5億円以上の主なもの (注文者)   (工事名)   (完成予定) ケミカルグラウト㈱   成瀬ダム堤体打設工事   2026年12月 ㈱大林組   新丸山ダム本体建設第1期工事   2029年3月 前田建設工業㈱   清水・仁江地区地すべり災害復旧工事   2028年3月 大成建設㈱   本明川ダム建設(一期)工事   2028年8月 清水建設㈱   利賀ダム本体建設(第1期)工事   2026年12月 ㈱熊谷組   東大島幹線工事   2026年8月 ㈱熊谷組   北海道新幹線、羊蹄トンネル(有島)他   2026年4月 西日本高速道路㈱   令和6年度 沖縄自動車道(特定更新等)那覇IC~沖縄南IC間のり面補強工事   2027年6月 ㈱宮地組   6災 主要地方道 七尾輪島線 道路災害復旧工事(法面工)   2026年9月 大成建設㈱   泊発電所防潮堤母材採取他工事および関連除却工事   2026年11月 ㈱大林組   市道高速1号他新洲崎工区改築事業(工事)   2026年7月 奥村組土木興業㈱   高知自動車道 井床橋他4橋耐震補強工事   2027年3月 大成建設㈱   福島第一原子力発電所建屋間ギャップ端部止水工事   2027年3月 ㈱安藤・間   令和7-11年度 山鳥坂ダム本体建設(第1期)工事   2029年3月 富崎建設㈱   和歌山高速道路事務所管内(特定更新等)盛土補強工事(令和4年度)   2026年10月 西松建設㈱   鳥海ダム本体建設(第1期)工事   2026年8月 西松建設㈱   令和5年度電建工第2-2号RN水圧鉄管路他更新工事   2028年3月 奥村組土木興業㈱   中国自動車道(特定更新等)高尾トンネル他7トンネル覆工補強工事   2026年8月 大成建設㈱   北海道新幹線、琴平高架橋   2026年9月 清水建設㈱   足羽川ダム本体建設工事   2026年12月 前田建設工業㈱   内ケ谷ダム本体建設工事   2026年12月 ㈱安藤・間   新佐久間FC新設工事 敷地造成工事   2026年12月 ㈱鴻池組   名塩道路城山地区切土工事   2027年3月 奥村組土木興業㈱   京都縦貫自動車道(特定更新等)のり面補強工事   2026年12月 清水建設㈱   中央新幹線第一木曽川橋りょう他新設   2026年10月 ㈱安藤・間   冷水地区北西部斜面対策他工事   2026年10月 ㈱大林組   横浜環状南線公田インターチェンジ工事   2026年12月 ㈱安藤・間   駒込ダム本体建設工事   2026年11月 株本建設工業㈱   令和7年度 福知山高速道路事務所管内(特定更新等)盛土補強工事   2030年5月 奥村組土木興業㈱   徳島自動車道 脇工事   2026年9月 大成建設㈱   重要文化財 大谷派本願寺函館別院本堂ほか4棟保存修理工事   2027年6月 ㈱大本組   北春日部駅周辺地区 土地区画整理事業   2027年12月 東亜建設工業㈱   神戸複合産業団地南地区造成工事(その1)   2029年3月 飛島建設㈱   北海道新幹線、札樽トンネル(富丘)   2027年6月 大成建設㈱   なにわ筋線梅田地区T新設他工事   2027年1月 三和建設㈱   メーカーズパーク生駒第4期工事   2028年3月 東日本高速道路㈱   北陸自動車道 R5新潟管内橋梁補修工事   2026年11月 奥村組土木興業㈱   和歌山高速道路事務所管内(特定更新等)盛土補強工事(令和4年度)   2026年10月 臼杵市   令和6年度公共下水道丸尾川排水区雨水渠整備工事   2026年6月 ㈱島村工業   総選除)023水整第701号 大久保浄水場西部系2系1ブロック沈でん池 南側場内配管布設工事   2026年10月 ㈱不動テトラ   新東名高速道路滝沢川橋他1橋(下部工)   2026年8月 奥村組土木興業㈱   徳島自動車道 脇(その2)工事   2027年5月 奥村組土木興業㈱   令和7年度 京都高速道路事務所管内(特定更新等)盛土補強工事   2028年3月 西日本高速道路㈱   令和5年度 京都高速道路事務所管内 はく落防止対策工事   2026年12月 株木建設㈱   (仮称)新産業廃棄物最終処分場建設工事   2027年8月 前田建設工業㈱   R6 249号珠洲地区道路復旧その2工事   2027年3月 大成建設㈱   なにわ筋線梅田地区T新設工事   2026年8月 西松建設㈱   平良丘陵開発土地区画整理事業 造成工事   2027年3月 戸田建設㈱   創成川処理区Ⅳ-01000(北18条東2丁目ほか)下水道新設工事   2026年10月 ㈱熊谷組   国庫補助事業 創成川処理区Ⅳ-01000(北45条東1丁目ほか)下水道新設工事   2026年11月 ㈱大林組   第四南巨摩トンネル新設(東工区)工事   2026年7月 西日本高速道路㈱   令和5年度 米子自動車道 米子高速道路事務所管内のり面補修工事   2026年7月 ㈱鴻池組   祝園(6)造成工事   2026年4月 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要の主なものは、工事施工に伴う材料費、外注費等の支払であり、その資金は営業活動からのキャッシュ・フローにより調達しております。施工が集中することにより、一時的に営業キャッシュ・フローを上回る資金需要があった場合に備え、金融機関と借入枠5,000百万円のコミットメントライン契約を結んでおります。なお、2026年3月31日現在における貸出コミットメント契約に係る借入未実行残高は5,000百万円、現金預金勘定残高は17,732百万円であり、通常の事業活動を継続するための資金調達は十分であると考えております。 ⑤経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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