概要
大本組は岡山県岡山市に本社を置く総合建設会社である。1937年の創業以来、建築事業と土木事業を二本柱に、公共・民間の建設工事を手掛けてきた。2026年3月期の売上高は874億円、従業員数は823名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
建築事業と土木事業の二本柱
大本組の事業は建築事業と土木事業の二つに大別される。2026年3月期のセグメント売上高は、建築事業が445億8百万円、土木事業が429億40百万円である。建築事業では商業施設や公共建築工事、土木事業では国土強靭化関連の公共工事を中心に受注している。両事業とも増収増益を達成し、営業利益はそれぞれ41億63百万円、38億20百万円であった。
全国に広がる支店網
創業後、大本組は営業拠点を徐々に拡大した。1963年に大阪出張所と東京出張所を支店に昇格させたのを皮切りに、1965年に名古屋、1967年に広島・福岡、1974年に仙台、1979年に高松をそれぞれ支店化。1985年には横浜営業所を支店に昇格させた。現在は岡山本社と東京本社を置き、東北から九州までの主要都市に支店を構える。
グループ企業と関連事業
大本組は非連結子会社3社、関連会社1社で構成される。子会社テクノアシスト株式会社は環境整備事業を、関連会社クイント企画株式会社は保険代理業を営む。本体の建設事業に加え、これらの関連事業を通じて事業領域を広げている。なお、グループ全体としても建築・土木が中核であり、その他事業の規模は限定的である。
堅実な財務体質と収益動向
2026年3月期末の自己資本比率は66.3%と高水準を維持する。売上高営業利益率は2.7%、自己資本利益率は2.7%である。過去5期の売上高は700億円台から800億円台で推移し、2026年3月期は874億円と前期比24.8%増加した。当期純利益は18億13百万円で、配当性向は70.1%と株主還元を重視している。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書のセグメント情報(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 建築 | 445億円 | 50.9% | 42億円 | 9.4% |
| 土木 | 429億円 | 49.1% | 38億円 | 8.9% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
製品と技術
建築事業:商業施設から公共建築まで幅広く手掛ける
建築事業はオフィスビル、商業施設、公共建築物など多様な建築工事を対象とする。2026年3月期の受注高は631億83百万円、売上高は445億8百万円、セグメント利益は41億63百万円であった。大型の商業施設や公共建築工事の受注が増加し、前年同期比で増収増益を達成した。手持工事の順調な消化も売上増に寄与している。
土木事業:国土強靭化を支える公共インフラ工事
土木事業は道路、河川、港湾などの社会基盤整備を中心とする。2026年3月期の受注高は515億50百万円、売上高は429億40百万円、セグメント利益は38億20百万円であった。国土強靭化政策や防災・減災事業の推進により公共投資が堅調で、受注・売上とも前年を上回った。工事採算性の改善にも取り組んでいる。
子会社による環境整備と保険代理業
グループ内で大本組本体以外の事業として、テクノアシスト株式会社が環境整備事業を営む。また、関連会社のクイント企画株式会社は保険代理業を運営する。これらの事業は建設事業と直接的な技術的関連は薄いが、グループ全体の収益源の多様化に寄与している。ただし、売上高や利益に占める割合は小さい。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
建設大手に次ぐ中堅ゼネコン、収益力課題
大本組は建設業セクターに属し、売上高700~874億円で中堅ゼネコン。同業のミライト・ワンやショーボンドホールディングスと比較すると規模は小さいが、特定地域や分野に強みを持つ可能性。2025年3月期は売上高が701億円と減少し、営業利益率2.57%と低水準。2026年3月期には売上高874億円、利益率2.75%へ回復見込みだが、収益力は依然課題。内需依存で公共工事や民間建設需要に左右される。
強み
- 特定地域での強固なネットワークと顧客基盤。
- 2026年3月期は売上高が大幅増加見込み。
- 公共・民間ともに幅広い工事実績を有する。
- 長年にわたり建設業で事業を継続。
課題
- 営業利益率が3%未満と低く、改善が必要。
- 受注変動が大きく、業績が不安定。
- 建設業界全体の人手不足が事業リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字が大本組
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1921巴コーポレーション | 657億円 | 11.4倍 |
| 2 | 1982日比谷総合設備 | 646億円 | 14.7倍 |
| 3 | 1938日本リーテック | 623億円 | 11.1倍 |
| 4 | 1811錢高組 | 567億円 | 13.0倍 |
| 5 | 1898世紀東急工業 | 558億円 | 11.7倍 |
| 6 | 1793大本組 | 557億円 | 29.2倍 |
| 7 | 1967ヤマト | 505億円 | 10.6倍 |
| 8 | 1929日特建設 | 499億円 | 12.0倍 |
| 9 | 1786オリエンタル白石 | 489億円 | 13.5倍 |
| 10 | 1887日本国土開発 | 484億円 | 7.9倍 |
| 11 | 1888若築建設 | 481億円 | 10.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
岡山で創業し建設業許可を取得した1937年
1937年12月、大本組は岡山県岡山市に株式会社として設立された。1949年10月には建設業法に基づく建設大臣登録(い)第61号を完了し、以後2年ごとに登録を更新した。創業時の事業内容は建築・土木工事が中心であり、この認可を足がかりに公共工事への参入を進めた。
支店網の拡充と東京本社の設置(1963〜1971年)
1963年9月、大阪出張所と東京出張所を支店に昇格。1965年1月に名古屋営業所を、1967年5月に広島営業所と福岡営業所をそれぞれ支店とした。1971年8月には東京本社を設置し、岡山と東京の二本社体制を敷いた。同年2月には定款を変更し、不動産事業及び住宅事業を事業目的に追加した。
営業所の支店昇格と名称変更(1974〜1991年)
1974年4月に仙台営業所を支店に昇格、1978年12月に岡山支店を設置。1979年5月に高松営業所を支店へ昇格後、1983年11月に四国支店と名称変更した。1985年4月には横浜営業所を支店に昇格。1991年4月には仙台支店を東北支店、福岡支店を九州支店に改称し、地域区分を明確化した。
株式の店頭登録とジャスダック上場(1994〜2004年)
1994年12月、大本組の株式は日本証券業協会の店頭登録銘柄となった。その後、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場し、店頭登録を取消した。この上場により資金調達の多様化と知名度向上を図った。併せて1998年にはISO9001、2000年にはISO14001の認証を全社で取得し、品質管理体制を強化した。
市場統合を経て東証スタンダードへ(2010〜2022年)
2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大証JASDAQ市場に移行。同年10月にはヘラクレス・JASDAQ・NEOの統合で大証JASDAQ(スタンダード)に上場した。2013年7月の東証・大証統合により東証JASDAQ(スタンダード)へ移行。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に上場している。
年表25件を開く
1930年代
- 1937年12月創業株式会社大本組を岡山県岡山市に設立
1940年代
- 1949年10月建設業法による建設大臣登録(い)第61号の登録完了(以後2年ごとに登録更新)
1960年代
- 1963年9月大阪出張所、東京出張所を支店に昇格
- 1965年1月名古屋営業所を支店に昇格
- 1967年5月広島営業所、福岡営業所を支店に昇格
1970年代
- 1971年2月定款を一部変更し、事業目的として不動産事業及び住宅事業を追加
- 1971年8月東京本社設置
- 1973年12月建設業法の改正に伴い、建設大臣許可(特―48)第2646号の許可を受ける。(以後3年ごとに更新)
- 1974年4月仙台営業所を支店に昇格
- 1977年6月宅地建物取引業法による建設大臣免許(1)第2381号取得(以後3年ごとに更新)
- 1978年12月岡山支店設置
- 1979年5月高松営業所を支店に昇格
1980年代
- 1983年11月高松支店を四国支店に名称変更
- 1985年4月横浜営業所を支店に昇格
1990年代
- 1991年4月仙台支店を東北支店に、福岡支店を九州支店に名称変更
- 1994年12月当社株式を日本証券業協会の店頭登録銘柄として登録
- 1997年12月建設業法の改正に伴い、建設大臣許可(特─9)第2646号の許可を受ける。(以後5年ごとに更新)
- 1998年4月ISO9001認証を全社4部門で取得完了
- 1998年6月宅地建物取引業法の改正に伴い、建設大臣免許(8)第2381号の免許を受ける。(以後5年ごとに更新)
2000年代
- 2000年4月ISO14001認証を全社2部門で取得完了
- 2004年12月上場日本証券業協会の株式会社ジャスダック証券取引所への移行に伴い、当社株式について日本証券業協会における登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に上場
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場
- 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
- 2013年7月上場東京証券取引所及び大阪証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 受注高2027年3月期まで850億円
- 売上高2027年3月期まで850億円
- 営業利益2027年3月期まで40億円
- 自己資本利益率(ROE)2027年3月期まで4.0%以上
- 自己資本比率2027年3月期まで70%台目安
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
中期経営計画の推進
「中期経営計画(2024~2026年度)」の最終年度目標達成に向けて、事業戦略、財務・資本戦略、非財務戦略を三位一体で推進し、企業価値の向上を図る。
- 02
人的資本経営の推進
これまで築いてきた社会的信用と実績を基盤に、人的資本経営を推進し、技術力・組織力を強化することで、事業環境の変化に柔軟かつ機動的に対応できる体制を構築し、総合力の向上を図る。
- 03
長期的な成長戦略の策定
「長期ビジョン2036」を策定し、中長期的な視点に立った経営戦略を展開する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で823人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は868万円で、9期前と比べて−4.7%。平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は19.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 805 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 809 | — |
| 2019年3月 | 910 | 46.1 | 21.8 | 812 | — |
| 2020年3月 | 853 | 46.1 | 21.8 | 814 | — |
| 2021年3月 | 828 | 45.9 | 21.7 | 808 | — |
| 2022年3月 | 822 | 45.4 | 21.2 | 821 | — |
| 2023年3月 | 860 | 45.0 | 20.8 | 810 | — |
| 2024年3月 | 906 | 45.2 | 20.8 | 787 | — |
| 2025年3月 | 876 | 44.9 | 20.2 | 792 | 227 |
| 2026年3月 | 868 | 44.3 | 19.2 | 823 | 292 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内㈱OHMOTOホール ディングス東京都港区 · その他の関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は874億円、営業利益は24億円。前期と比べると増収増益で、売上が+24.7%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 980億円 | 874億円 |
| 営業利益 | 42億円 | 24億円 |
| 純利益 | 27億円 | 18億円 |
| 1株あたり配当 | ¥74 | ¥74 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は254億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.0%、営業利益は+550.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 255 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 231 | 2 | 0.9 | 3 |
| 2024年2Q | 203 | 1 | 0.5 | 0 |
| 2024年3Q | 195 | 3 | 1.5 | 3 |
| 2024年4Q | 202 | — | — | 4 |
| 2025年2Q | 328 | 8 | 2.4 | 11 |
| 2025年4Q | 373 | 10 | 2.7 | 7 |
| 2026年2Q | 351 | 8 | 2.3 | 6 |
| 2026年4Q | 523 | 16 | 3.1 | 12 |
| 2027年1Q | 254 | 13 | 5.1 | 10 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は681億円から874億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所及び大阪証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 | |||||
| 2013年3月 | 681 | — | 8 | — | 9 |
| 2014年3月 | 977 | — | 16 | — | 22 |
| 2015年3月 | 862 | — | 44 | — | 38 |
| 2016年3月 | 913 | — | 47 | — | 29 |
| 2017年3月 | 758 | — | 48 | — | 31 |
| 2018年3月 | 963 | — | 57 | — | 38 |
| 2019年3月 | 839 | — | 56 | — | 40 |
| 2020年3月 | 791 | — | 33 | — | 23 |
| 2021年3月 | 734 | — | 40 | — | 26 |
| 2022年3月 | 713 | — | 25 | — | 18 |
| 2023年3月 | 945 | — | 8 | — | 5 |
| 2024年3月 | 831 | — | 19 | — | 10 |
| 2025年3月 | 701 | 18 | 21 | 2.6 | 18 |
| 2026年3月 | 874 | 24 | 27 | 2.7 | 18 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高874億円のうち、営業利益として残るのは24億円で2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.0%787億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.2%63億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%24億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−51億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−57億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は69億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 59 | −82 | −9 | −23 | 144 |
| 2014年3月 | −103 | 61 | −11 | −42 | 91 |
| 2015年3月 | 40 | 30 | −3 | 70 | 158 |
| 2016年3月 | −17 | −22 | −4 | −39 | 115 |
| 2017年3月 | 43 | −32 | −16 | 11 | 111 |
| 2018年3月 | −19 | 9 | −13 | −10 | 87 |
| 2019年3月 | 90 | −21 | −5 | 69 | 151 |
| 2020年3月 | −4 | 6 | −6 | 2 | 148 |
| 2021年3月 | 177 | −65 | −8 | 112 | 252 |
| 2022年3月 | −62 | 36 | −17 | −26 | 208 |
| 2023年3月 | −211 | 29 | 90 | −182 | 116 |
| 2024年3月 | 123 | −16 | −37 | 107 | 186 |
| 2025年3月 | −4 | 19 | −100 | 15 | 102 |
| 2026年3月 | −51 | −6 | 24 | −57 | 69 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,036億円。このうち返さなくてよい自己資本が687億円で、自己資本比率は66.3%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 739 | 490 | 249 | 66.3 |
| 2014年3月 | 783 | 503 | 280 | 64.2 |
| 2015年3月 | 825 | 545 | 280 | 66.0 |
| 2016年3月 | 899 | 564 | 335 | 62.7 |
| 2017年3月 | 912 | 584 | 328 | 64.0 |
| 2018年3月 | 927 | 610 | 317 | 65.8 |
| 2019年3月 | 950 | 644 | 306 | 67.8 |
| 2020年3月 | 925 | 649 | 276 | 70.1 |
| 2021年3月 | 925 | 672 | 253 | 72.6 |
| 2022年3月 | 909 | 669 | 240 | 73.6 |
| 2023年3月 | 1,031 | 656 | 375 | 63.6 |
| 2024年3月 | 994 | 673 | 321 | 67.7 |
| 2025年3月 | 901 | 649 | 253 | 72.0 |
| 2026年3月 | 1,036 | 687 | 349 | 66.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で140社中16位あたり、逆に低いのはROEで140社中138位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,080で、1年前と比べて+55.5%。過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 29.2倍 |
| PER (会社予想) | 19.6倍 |
| PBR | 1.48倍 |
| 配当利回り | 3.56% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月5日から6日にかけて急騰し、6日には2095円まで上昇しましたが、その後は2020円〜2040円のレンジで推移しています。8月21日は2035円で、25日移動平均線(2029.96円)をわずかに上回っています。52週高値2184円に対して約6.8%下、52週安値1352円からは約50.5%高い水準です。出来高は全体的に低調で、8月18日には800株と散発的です。1年で約53%上昇しており、中期的な上昇トレンドは維持していますが、高値圏での上値の重さも感じられます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)。
PERが28.49倍と業界平均の14.36倍を大きく上回り、予想PERも19.2倍と高め。ROEは2.72%と低く、同業他社と比較して資本効率が劣る。配当利回りは3.64%で業界平均を上回るものの、配当性向が70.1%と高く、今後の増配余地は限定的。PBRは1.45倍で業界平均と同水準。業績回復期待が株価に織り込み済みで、現時点の評価はやや割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 29.2倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 19.6倍 | — |
| PBR | 1.48倍 | 1.55倍 |
| ROE | 2.7% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
建設需要の回復とインフラ老朽化対策が追い風となる一方、利益率の低さと公共工事依存が課題。強気派は2026年3月期の増収見込みと今後の公共投資拡大を評価する。弱気派は競争激化による採算悪化や、需要変動による業績の不安定さを懸念。株価は1年で53%上昇し、PER28.5倍と割高感がある。
- 公共投資の拡大
防災・減災事業の予算増で公共工事の受注環境は良好
- 増収計画
2026年3月期は売上高が前期比25%増の874億円を見込む
- 株主還元
配当利回り3.6%と安定的な株主還元を実施
- 2026/3期は売上高874億円、営業利益24億円へ決算発表後影響強
売上高701億円から874億円、営業利益18億円から24億円へ増収増益。回復基調が鮮明。
- 予想PER19.2倍と実績PER28.49倍から改善次の決算発表後影響中
実績PER28.49倍に対し予想PER19.2倍。業績進捗で割高感が和らぐ。
- 営業利益率が2.57%から2.75%へ改善決算発表後影響中
2026/3期は営業利益24億円、売上高874億円で営業利益率2.75%。前期の2.57%から上昇。
- 外国人保有比率0.7%と極端に低く買い余地不定影響弱
外国人保有0.7%と皆無に近い。買いが入れば株価への効きやすい需給構造。
- 利益率の低さ
営業利益率2.5%と低く、価格競争の影響を受けやすい
- 公共依存の高さ
受注の多くが公共工事で、政府予算に業績が左右される
- 割高な評価
PER28.5倍は同業他社と比べて割高で、業績下振れ時に大きな調整リスク
- 配当利回り3.64%は純利益18億円を上回る継続影響強
時価総額545億円×3.64%で配当総額約19.8億円。純利益18億円を超える可能性。
- ROE2.72%と資本効率が極めて低い通年影響中
ROE2.72%はPBR1.45倍に対し見劣りし、資本コスト割れの懸念がある。
- 売上高は831億円→701億円→874億円と変動通年影響中
2024/3期から2025/3期に15.6%減収。工事受注の波で業績が大きくぶれる。
- 株価は1年で53.52%上昇し反動安懸念不定影響弱
前年比+53.5%上昇後で、業績以上の値動きに利益確定売りが出やすい。
- 受注高
- 公共工事の受注動向を把握し、今後の売上高を予測するため
- 営業利益率
- 低収益体質からの改善度合いを確認するため
- 公共工事前年比
- 政府投資の動向が業績に直結するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり74円で、前期から+22.0%。いまの株価に対する利回りは3.56%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 17 | — | 17.4 |
| 2018年3月 | 17 | 0.0 | 13.6 |
| 2019年3月 | 20 | 20.0 | 15.5 |
| 2020年3月 | 25 | 25.0 | 33.2 |
| 2021年3月 | 25 | 0.0 | 33.5 |
| 2022年3月 | 28 | 13.3 | 48.3 |
| 2023年3月 | 28 | 0.0 | 161.5 |
| 2024年3月 | 33 | 14.7 | 90.9 |
| 2025年3月 | 41 | 26.2 | 64.6 |
| 2026年3月 | 50 | 22.0 | 70.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥74
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,731人。区分でいちばん多いのは事業法人で62.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が71.2%を占め、残る28.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 57.9 | 57.3 | 54.5 | 53.8 | 61.8 | 62.3 |
| 個人・その他 | 23.8 | 25.5 | 28.3 | 27.8 | 27.8 | 27.8 |
| 金融機関 | 9.0 | 7.6 | 6.9 | 6.9 | 9.3 | 8.9 |
| 自己株式 | 0.5 | 3.4 | 7.2 | 7.2 | 3.6 | 3.5 |
| 外国法人 | 9.1 | 9.3 | 10.0 | 11.2 | 0.8 | 0.7 |
| 証券会社 | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社OHMOTOホールディングス | 31.05 |
| 02 | 公益財団法人大本育英会 | 22.81 |
| 03 | 有限会社大百興産 | 6.00 |
| 04 | 株式会社中国銀行 | 4.81 |
| 05 | 大本組従業員持株会 | 2.68 |
| 06 | 古田安人 | 1.93 |
| 07 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・80096口) | 1.55 |
| 08 | 株式会社広島銀行 | 0.82 |
| 09 | 小倉順子 | 0.79 |
| 10 | 古田嘉男 | 0.68 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-04公益財団法人大本育英会 代表理事 富塚照彦変更報告22.81%+6.74pt
- 2026-07-24公益財団法人大本育英会新規の大量保有報告22.81%+6.74pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+122%、1株純資産は14期で+62%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 32 | 1,666 | 1.9 | 11.8 | 36.2 |
| 2014年3月 | 76 | 1,797 | 4.4 | 8.6 | 15.2 |
| 2015年3月 | 137 | 1,947 | 7.3 | 6.8 | 9.5 |
| 2016年3月 | 103 | 2,017 | 5.2 | 6.9 | 14.5 |
| 2017年3月 | 576 | 11,108 | 5.5 | 6.9 | 17.4 |
| 2018年3月 | 735 | 11,938 | 6.4 | 7.2 | 13.6 |
| 2019年3月 | 774 | 12,604 | 6.3 | 6.5 | 15.5 |
| 2020年3月 | 452 | 12,706 | 3.6 | 9.2 | 33.2 |
| 2021年3月 | 507 | 13,149 | 3.9 | 11.4 | 33.5 |
| 2022年3月 | 352 | 13,503 | 2.7 | 18.1 | 48.3 |
| 2023年3月 | 35 | 4,591 | 0.8 | 69.8 | 161.5 |
| 2024年3月 | 36 | 2,353 | 1.5 | 35.4 | 90.9 |
| 2025年3月 | 63 | 2,552 | 2.7 | 19.5 | 64.6 |
| 2026年3月 | 71 | 2,701 | 2.7 | 23.8 | 70.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額220百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 三宅啓一 | 代表取締役 社長 | 58 | 21,000 |
| 青木一也 | 取締役 建築本部長 | 67 | 9,000 |
| 富塚照彦 | 取締役 管理本部長 兼コンプライアンス担当 | 70 | 3,000 |
| 福武栄一 | 取締役 土木本部長 | 64 | 7,000 |
| 五十嵐裕 | 取締役 営業本部長 | 61 | 19,000 |
| 光岡敬一 | 取締役 | 79 | — |
| 河野裕行 | 取締役 | 55 | — |
| 渡邉由子 | 取締役 | 60 | — |
| 吉岡敬二 | 常勤監査役 | 68 | 4,000 |
| 植村義人 | 監査役 | 78 | — |
| 小亀康太郎 | 監査役 | 65 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 118 | 43 | 11 | 173 | 29 |
| 社外取締役 | 6 | 30 | — | — | 30 | 5 |
| 監査役 | 1 | 17 | — | — | 17 | 17 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容345字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,899字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,584字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,500字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第89期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第89期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第88期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第88期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第87期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第87期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第87期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第87期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第86期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第86期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第86期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第86期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業