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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日本リーテック

NIPPON RIETEC CO.,LTD.1938 · Prime · 建設業

鉄道信号・電車線設備工事を中核とする総合電気設備工事会社。JR東日本グループの一員として鉄道インフラに強み。

概要

日本リーテックは、鉄道電気設備工事を祖業とする総合電気設備工事会社である。東日本旅客鉄道(JR東日本)を主要顧客に持ち、信号・電車線・発変電設備から道路の交通信号・情報制御システム、建築物の屋内電気設備、送電線工事まで手掛ける。2026年3月期の連結売上高は740億円、従業員1,434名。東京証券取引所プライム市場に上場し、近年はデータセンター向け工事や省エネ関連需要を取り込んで収益を拡大している。

鉄道・道路・建築・送電の4部門で構成する電気設備工事

日本リーテックの主力事業は電気設備工事業であり、鉄道電気設備、道路設備、屋内外電気設備、送電線設備の4部門に分かれる。2026年3月期のセグメント売上高は704億円(連結全体の95%)で、営業利益101億円を計上した。鉄道部門はJR東日本の安全・安定輸送に関わる設備更新工事を中心に売上高369億円、道路部門は高速道路会社や警察向けの標識・信号工事で119億円、屋内外電気設備部門は官公庁・民間の電気設備や太陽光発電で88億円、送電線部門は電力会社向け架空送電線工事で126億円となっている。兼業事業(標識販売など)は31億円、不動産賃貸事業は3億円の売上高である。

JR東日本を軸とした強固な顧客基盤

日本リーテックの鉄道電気設備部門は、設立以来の主要顧客である東日本旅客鉄道(JR東日本)との関係が太い。同社向けに信号設備、電車線設備、発変電設備、情報・通信システム、鉄道送電線の工事を提供しており、2026年3月期の鉄道部門売上高369億円の大部分を占める。道路設備部門では高速道路会社各社や警視庁・各警察本部、屋内外電気設備部門では官公庁や民間事業者、送電線部門では電力会社各社を顧客とする。複数の公共インフラ分野にまたがる受注基盤が、安定した収益の源泉となっている。近年はデータセンターや系統用蓄電池といった新分野にも進出している。

連結売上高は10年で3割増、2026年3月期は過去最高

日本リーテックの連結売上高は2013年3月期の564億円から緩やかに増加し、2020年3月期には616億円に達した。その後、2021年3月期に552億円に減少したが、再び増加に転じ、2026年3月期には740億円(前期比7.8%増)と過去最高を記録した。同期の営業利益は71億円、親会社株主に帰属する当期純利益は55億円である。受注高は823億円と売上高を上回っており、翌期以降の収入が確保されている。財務面では、有利子負債が少なく、自己資本比率は2026年3月末時点で約73%と高い水準にある。

子会社7社が事業を補完するグループ体制

日本リーテックは連結子会社7社、関連会社3社(2026年3月31日現在)でグループを構成する。鉄道電気設備工事では、保工北海道、東日本電気エンジニアリング、日本鉄道電気設計、NR電気システムが設計・施工を分担する。道路設備工事では保工北海道、保工東北、交通安全施設が加わる。屋内外電気設備工事は子会社のシーディーサービス、送電線工事はシーディーサービスとケンセイが担う。兼業事業では保安サプライが標識・交通安全用品の製造販売を行い、NRシェアードサービスはグループの事務代行や保守管理業務を請け負う。これらの子会社が各地域・専門領域で機能し、グループ全体の受注・施工能力を支えている。

業界の中での役割は鉄道・道路・建築の電気設備工事請負業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
740億円
営業利益
71億円
営業利益率
9.6%
純利益
56億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電気設備 工事業705億円95.1%102億円14.5%
兼業事業32億円4.3%4億円12.5%
不動産 賃貸事業4億円0.5%2億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄道主力

鉄道事業者向けに信号設備、電車線設備、発変電設備、電灯・電力設備、情報・通信システム、鉄道送電線の工事を提供。JR東日本を主要顧客とし、鉄道の安全・安定輸送を支える。

主要顧客東日本旅客鉄道株式会社

主な製品・サービス4
信号設備工事
列車運行を制御する信号機、連動装置、転てつ機などの設置・保守工事。
電車線設備工事
電車に電力を供給する架線・トロリ線などの設備工事。
発変電設備工事
鉄道用変電所の建設・改修工事。
情報・通信システム工事
列車無線、運行管理システムなどの情報通信設備工事。

02道路準主力

道路管理者向けに交通信号機、道路情報制御システム、標識・標示、遮音壁・防護柵、裏面吸音板、景観サインの工事を提供。交通安全と快適な道路環境の整備に貢献。

主な製品・サービス3
交通信号・道路情報制御システム工事
信号機や道路情報板の設置・制御システム構築。
標識・標示工事
道路標識の設置や路面標示の施工。
遮音壁・防護柵工事
騒音対策用遮音壁や安全対策用防護柵の設置。

03建築・一般電気設備準主力

民間・公共施設向けに屋内外電気設備工事、太陽光発電システム工事を提供。ビル・工場・住宅等の電気設備全般に対応。

主な製品・サービス3
屋内電気設備工事
ビルや工場内の配線、照明、コンセント、分電盤等の電気設備工事。
屋外電気設備工事
外灯、街路灯、受変電設備等の屋外電気設備工事。
太陽光発電システム工事
太陽光パネル設置やパワーコンディショナー等のシステム構築。

04送電線副次

電力会社向けに送電線設備工事を提供。高圧送電線の新設・保守工事を請け負う。

主な製品・サービス1
送電線設備工事
鉄塔や電柱を用いた高圧送電線路の建設・改修工事。

05製造・販売(兼業)その他

交通施設用の標識や交通安全用品の製造・販売、機械工具・工事用資材の販売を行う。グループ会社が担当。

主な製品・サービス2
標識及び交通安全用品
道路標識、カーブミラー、デリニエーター等の製造・販売。
機械工具・工事用資材
工事で使用する機械工具や資材の販売。

06不動産賃貸その他

自社所有の土地・建物を賃貸する不動産賃貸事業。

製品と技術

列車運行を支える信号・電車線設備

日本リーテックの鉄道電気設備工事は、信号設備と電車線設備が中核である。信号設備工事では、列車運行を制御する信号機、連動装置、転てつ機の設置・保守を手掛ける。電車線設備工事では、電車に電力を供給する架線・トロリ線などの設備を構築する。さらに、鉄道用変電所の建設・改修(発変電設備工事)や、列車無線・運行管理システムなどの情報・通信システム工事も行う。これらの工事は主にJR東日本向けであり、同社の安全・安定輸送に直接関わる。2026年3月期の鉄道部門の完成工事高は369億円で、グループ全体の売上高の約5割を占める。

交通安全を支える道路情報制御システム

道路設備部門では、交通信号機や道路情報制御システム、標識・標示、遮音壁・防護柵、裏面吸音板、景観サインなどの工事を提供する。特に、警視庁や各警察本部向けの交通信号機工事、高速道路会社向けの標識工事が主力である。交通信号・道路情報制御システムは、信号機の設置と遠隔制御システムの構築を含み、道路利用者の安全と円滑な交通流を実現する。標識・標示工事では、道路標識の設置や路面標示の施工を行い、遮音壁・防護柵工事では騒音対策や安全対策を担う。2026年3月期の道路部門の完成工事高は119億円である。

電力供給網を支える送電線設備

送電線設備部門では、電力会社向けに高圧送電線の新設・保守工事を請け負う。具体的には、鉄塔や電柱を用いた架空送電線路の建設・改修工事であり、送電線設備工事として区分される。2026年3月期の完成工事高は126億円で、前期の114億円から増加した。電力会社各社からの受注が中心であり、再生可能エネルギー導入に伴う系統増強工事なども含まれる。また、子会社のシーディーサービスやケンセイも送電線工事に参画し、グループ全体で対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

建設業の成長企業、増収増益で業績好調

日本リーテックは建設業の中堅企業で、ショーボンドホールディングスやミライト・ワンと競合する。2025/3期売上高687億円から2026/3期740億円へ増収、営業利益率も7.6%から9.6%へ改善。特に収益性の高さが際立ち、同業他社を上回る。電気・通信設備工事などに強みを持ち、需要堅調。ただし大手に対する規模の劣位は否めず、持続的成長には差別化戦略が鍵。

強み

  • 営業利益率が9%超と業界平均を大きく上回り、効率的な事業運営が強み。
  • 2025/3期から2026/3期で売上高が約8%増と、着実に拡大している。
  • 電気・通信設備工事など特定分野で強みを持ち、安定受注を実現。
  • 収益性向上により財務体質が強化され、投資余力が高い。

課題

  • 売上高は大手ゼネコンに遠く及ばず、大型案件獲得で劣後する可能性。
  • 電気・通信設備への偏りがリスクで、需要変動の影響を受けやすい。
  • 業界全体の人材不足に加え、専門技術者の確保・育成が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が日本リーテック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15011ニチレキグループ722億円15.1倍
21414ショーボンドホールディングス691億円16.6倍
31945東京エネシス681億円15.9倍
49755応用地質676億円18.7倍
51982日比谷総合設備646億円14.7倍
61938日本リーテック623億円11.1倍
79991ジェコス592億円10.1倍
85288アジアパイルホールディングス578億円7.6倍
91898世紀東急工業558億円11.7倍
106289技研製作所517億円27.4倍
116718アイホン503億円18.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

鉄道保安装置の専門会社として1942年に創業

日本リーテックの前身は、1942年3月に資本金1,000千円で設立された鉄道保安工業株式会社である。事業目的を「鉄道保安装置の設置」と定め、鉄道向けの信号・保安設備工事を手掛けた。1949年10月には建設業法に基づく建設大臣登録を完了し、公共工事の受注体制を整えた。その後、1963年11月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場。1968年8月には商号を保安工業株式会社に変更し、鉄道電気工事会社としての基盤を固めた。

千代田工事の合併で事業拡大、1974年に再上場

1973年5月、千歳電気工業株式会社が千代田工事株式会社(1957年4月設立)を吸収合併した。実質的な存続会社は千代田工事であり、これにより保安工業は電気設備工事の領域を拡大した。合併後、1974年1月に再び東京証券取引所市場第二部に上場。同年5月には建設業法改正に伴う新たな建設大臣許可を取得し、以後3年ごとの許可更新を行った。この時期、屋内外電気設備や道路設備など鉄道以外の分野にも進出する布石となった。

保安工業と千代田工事が合併、日本リーテックに改称(2009年)

2008年11月、保安工業株式会社と千代田工事株式会社(当時の存続会社)が合併契約を締結。2009年4月に両社は合併し、商号を日本リーテック株式会社に変更した。これにより、鉄道分野に強みを持つ保安工業と、建築・道路分野に強みを持つ千代田工事が統合され、総合電気設備工事会社としての現在の事業基盤が形成された。同年、本店を東京都北区西ヶ原から中央区日本橋本石町に移転。2010年4月には首都圏鉄道本部を分割し、中央・高崎・千葉各支店を設置するなど組織再編を進めた。

子会社化と組織再編で事業領域を拡大(2010年代)

2012年4月、グループの事務代行を担うNRシェアードサービスを設立。2014年11月には鉄道本部横浜支店を設置し、関東エリアの営業基盤を強化した。2015年12月、交通安全施設株式会社を子会社化し、道路標識・交通安全用品の製造販売機能を取得。2016年7月には道路設備本部と工務本部を統合し社会インフラ本部を設置した。2017年7月には鉄道本部東北支店を仙台支店と盛岡支店に分割し、関西地区の鉄道・道路・送電部門を統合した関西統括支店を新設。2020年3月には東京証券取引所市場第一部に指定され、2022年4月にプライム市場へ移行した。

サステナビリティ推進と新分野開拓(2022年以降)

2022年7月、サステナビリティ推進本部を設置し、ESG経営を強化。2023年4月には鉄道本部関西支店、社会インフラ本部東日本・西日本道路インフラ支店、電力システム本部東日本・西日本電力支店を設置し、地域別・部門別の組織を細分化した。同年10月には関西支店と中国支店を統合し西日本支店とした。2025年3月にはNRコンストラクトサポートセンターを設置し、施工支援体制を強化。2025年10月には子会社のNR信号システムがNR電車線テクノを吸収合併し、NR電気システムに改称した。また、データセンターや系統用蓄電池といった新事業にも着手し、収益源の多様化を進めている。

年表28件を開く

1940年代

  • 1942年3月創業鉄道保安工業株式会社を資本金1,000千円にて設立。事業目的を「鉄道保安装置の設置」とする。
  • 1949年10月建設業法による建設大臣登録(イ)第603号の登録を完了。(以後2年毎に登録更新)

1950年代

  • 1957年4月創業千代田工事株式会社を東京都台東区に資本金30,000千円にて設立。事業目的を「電気設備の設計施工」、「電気機器及び材料の製作、販売」とする。建設業法による建設大臣登録(二)第5435号の登録を完了。(以後3年毎に登録更新)

1960年代

  • 1963年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1968年8月商号変更保安工業株式会社に商号変更。

1970年代

  • 1973年5月M&A千歳電気工業株式会社が千代田工事株式会社を吸収合併する。(実質的な存続会社は千代田工事株式会社)建設業法改正に伴い建設大臣許可(特般―48)第997号の許可を受ける。(以後3年毎に許可更新。なお、1997年5月の許可更新より5年毎の更新。)
  • 1974年1月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1974年5月建設業法改正に伴い建設大臣許可(特般―49)第4140号の許可を受ける。(以後3年毎に許可更新。なお、1997年5月の許可更新より5年毎の更新。)

1980年代

  • 1981年6月本店を東京都北区西ヶ原一丁目52番10号に移転。

2000年代

  • 2004年8月本店を東京都中央区日本橋本石町三丁目2番4号に移転。
  • 2008年11月M&A保安工業株式会社と合併契約を締結。
  • 2009年4月M&A保安工業株式会社と合併し、商号を「日本リーテック株式会社」に変更。

2010年代

  • 2010年4月首都圏鉄道本部を分割し、中央支店、高崎支店、千葉支店を設置。
  • 2012年4月創業NRシェアードサービス株式会社設立。
  • 2012年6月事業目的に建築工事を追加。
  • 2013年7月本店を東京都千代田区神田錦町に移転。
  • 2014年11月鉄道本部横浜支店を設置。
  • 2015年12月M&A交通安全施設株式会社を子会社化。
  • 2016年7月M&A道路設備本部と工務本部を統合し、社会インフラ本部を設置。
  • 2017年7月M&A鉄道本部東北支店を分割し、仙台支店と盛岡支店を設置。関西地区の鉄道・道路・送電部門を統合した関西統括支店を設置。
  • 2018年3月総合研修センター(ゆめみ野学園)設置。

2020年代

  • 2020年3月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行。
  • 2022年7月サステナビリティ推進本部を設置。
  • 2023年4月鉄道本部関西支店、社会インフラ本部東日本道路インフラ支店・西日本道路インフラ支店、電力システム本部東日本電力支店・西日本電力支店を設置。
  • 2023年10月M&A鉄道本部関西支店と中国支店を統合し、西日本支店を設置。
  • 2025年3月NRコンストラクトサポートセンターを設置。
  • 2025年10月M&ANR信号システム株式会社がNR電車線テクノ株式会社を吸収合併し、商号をNR電気システム株式会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2027年度まで8.0%
  • DOE3.6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    安全第一の徹底と安全文化の醸成

    労働災害及び重大事故ゼロを目指し、安全ポリシー「NR安全の樹」を企業文化として浸透させ、安全を支える職場づくりと人財育成に取り組む。

  2. 02

    既存事業の収益力向上と多角化

    成長分野への経営資源集中や生産性向上で収益力を強化。同時に、コア技術を融合し、データセンターや系統用蓄電池などの新領域へ進出することで収益源を多角化する。

  3. 03

    DXと技術開発による生産性向上

    全業務へのDX推進とデジタルスキル向上によりイノベーションを実現。現場の開発環境改善と新体制構築で革新的技術開発に挑み、生産性・安全性向上と新価値創出を図る。

  4. 04

    人財確保・エンゲージメント向上

    ブランド力向上で優秀な技術者を獲得。明確なキャリアパス提示や多様な職務経験の機会提供、働きやすい職場風土の構築により従業員の成長とエンゲージメントを高める。

  5. 05

    カーボンニュートラルとレジリエンス強化

    省エネ・再エネ導入・CO2算定基盤構築で2050年カーボンニュートラルを目指す。再エネ関連工事や防災・減災工事を通じて持続可能な社会の実現に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,434人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は779万円で、9期前と比べて+16.8%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は15.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,424
2018年3月1,450
2019年3月66741.515.11,482
2020年3月68441.414.61,534
2021年3月68141.514.81,543
2022年3月67743.214.81,570
2023年3月63743.615.31,553
2024年3月65542.414.71,551
2025年3月70442.615.21,518343
2026年3月77943.015.51,434495

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
総合研修センター — 茨城県取手市3,073百万円
全社共通
中央支店 — 千葉県松戸市2,434百万円
電気設備工事業
㈱シーディーサービス — 東京都台東区1,705百万円
電気設備 工事業・兼業事業
大崎ブライトタワー — 東京都品川区1,503百万円
不動産賃貸事業
社員寮 — 千葉県松戸市他1か所1,490百万円
全社共通
NRコンストラクトサポートセンター — 千葉県四街道市1,151百万円
不動産賃貸事業・全社共通
仙台事務所 — 宮城県仙台市696百万円
電気設備工事業・兼業事業
横浜支店 — 神奈川県横浜市560百万円
電気設備工事業
西日本道路インフラ支店 — 愛知県あま市535百万円
電気設備工事業
新潟支店 — 新潟県新潟市529百万円
電気設備工事業
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱シーディーサービス
    東京都 台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱保工北海道
    北海道 札幌市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱保工東北
    宮城県 仙台市
    議決権100.0%
  • 国内
    交通安全施設㈱
    東京都 品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    NRシェアードサービス㈱
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    東日本電気エンジニアリング㈱
    東京都 中央区
    議決権21.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    総研庁舎構内交換設備改修工事
    最高裁判所 · 2019-01-23
    4,400万円
  • 調達
    宮城運輸支局防災設備更新工事
    国土交通省 · 2022-07-29
    500万円
  • 調達
    通信施設補修等作業
    警察庁 · 2026-01-09
    320万円
  • 調達
    強度計算等委託業務
    警察庁 · 2026-04-13
    250万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は740億円営業利益71億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.7%、利益が+36.5%。

売上高
+7.7%
740億円
営業利益
+36.5%
71億円
純利益
+19.1%
56億円
営業利益率
9.6%
前期比 +2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高753億円740億円
営業利益74億円71億円
純利益61億円56億円
1株あたり配当¥97¥97

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は140億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+55.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q21426
2024年1Q90−9−10.0−7
2024年2Q12786.36
2024年3Q14764.16
2024年4Q22123
2025年2Q27083.08
2025年4Q4174410.639
2026年2Q286155.211
2026年4Q4545612.345
2027年1Q14042.94

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は564億円から740億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は9.6%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5646849
2014年3月5505640
交通安全施設株式会社を子会社化。
2015年3月4974131
道路設備本部と工務本部を統合し、社会インフラ本部を設置。
2016年3月5264629
鉄道本部東北支店を分割し、仙台支店と盛岡支店を設置。関西地区の鉄道・道路・送電部門を統合した関西統括支店を設置。
2017年3月5465136
2018年3月5264739
2019年3月5754833
2020年3月6165236
2021年3月5524833
2022年3月5323324
鉄道本部関西支店と中国支店を統合し、西日本支店を設置。
2023年3月5373121
2024年3月5853928
NR信号システム株式会社がNR電車線テクノ株式会社を吸収合併し、商号をNR電気システム株式会社とする。
2025年3月68752607.647
2026年3月74071789.656

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高740億円のうち、営業利益として残るのは71億円9.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は56億円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.4%610億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.0%59億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.6%71億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.3pt
9.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
7.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
8.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが47億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは31億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は84億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月59−1−535837
2014年3月6−5−2137
2015年3月29−1−242841
2016年3月492−95183
2017年3月29−6−723102
2018年3月−6−22−7−2867
2019年3月46−24−72283
2020年3月5−172−1272
2021年3月31−15−201667
2022年3月26−5−112178
2023年3月22−8−131478
2024年3月39−18−102189
2025年3月20−12−14883
2026年3月47−16−293184

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,013億円。このうち返さなくてよい自己資本が693億円で、自己資本比率は68.4%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月57629028650.4
2014年3月59133126056.1
2015年3月60336523860.4
2016年3月64439225260.8
2017年3月67842725163.0
2018年3月71946425564.6
2019年3月76949327664.1
2020年3月79751927865.1
2021年3月80654626067.8
2022年3月79955524469.5
2023年3月82956826168.5
2024年3月87359827568.5
2025年3月94663730967.3
2026年3月1,01369332168.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
84億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
605億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
321億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中29位あたり、逆に低いのはROE140社中100位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.3%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.6%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.4%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.7%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,480で、1年前と比べて+28.6%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥2,480-2.9%1ヶ月+1.8%1年+28.6%時価総額623億円
過去52週の値幅
安値¥1,901高値¥3,245

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.1倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR0.91倍
配当利回り3.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2441円で、25日線(2482.84円)を約1.7%下回っています。7/6に2739円の高値をつけましたが、その後は下落傾向で、8/7に2374円まで値を下げました。8/14には2441円まで戻しましたが、25日線を回復するには至っていません。52週高値3245円からは約24.8%の下落、52週安値1901円に対しては+28.4%と、中位水準にあります。RSIは44.31と中立圏です。出来高は8/6と8/7に24万株超と増加しましたが、株価は下げ止まりつつあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは10.89倍と業界平均14.23倍を大幅に下回り、PBRも0.89倍と1倍を割る水準です。一方でROEは8.3%とやや低めですが、配当利回り3.97%は業界平均3.38%を上回ります。予想PERは9.9倍とさらに低下し、今後の増益が期待されます。割安感は強いものの、ROEの伸び悩みが懸念材料です。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.1倍14.4倍
PER (予想)10.0倍
PBR0.91倍1.55倍
ROE8.3%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、データセンターや省エネ関連の需要拡大が持続するかどうか。強気派は、AI普及やデジタル化でデータセンター建設が続き、空調・電源設備の需要が高まるとみる。また、省エネ規制強化で老朽ビルの改修需要も見込める。一方、弱気派は、競争激化による採算悪化や、建設コスト上昇が利益を圧迫すると懸念する。加えて、受注は景気変動の影響を受けやすく、公共工事の減少もリスク。直近の業績は好調だが、今後の受注動向と利益率の持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • データセンター需要

    AI活用拡大でデータセンター建設が増加、空調・電気設備の受注に寄与。

  • 省エネ改修の追い風

    省エネ規制強化で既存建物の改修需要が高まる。

  • 好調な業績トレンド

    売上・利益とも拡大傾向で、2026年3月期も増収増益見通し。

  • 営業利益71億円と営業利益率9.59%通年影響

    営業利益は52億円から71億円へ約36.5%増。売上高740億円で利益率9.59%。

  • 来期予想PER9.9倍と増益期待通年影響

    現PER10.89倍に対し予想PER9.9倍。市場は更なる増益を期待する。

  • 配当利回り3.97%と安定通年影響

    配当利回り3.97%を維持し、株主還元姿勢は堅調。

  • 売上高740億円と過去最高通年影響

    売上高は687億円から740億円へ約7.7%増加。堅調な事業拡大を示す。

マイナスに働く材料7
  • 建設コスト上昇

    資材・人件費の高騰が利益率を圧迫する可能性。

  • 競争激化

    設備工事業界は競争が激しく、価格競争で採算が悪化しやすい。

  • 景気感応度の高さ

    設備投資は景気変動の影響を受けやすく、不況時は受注減が懸念。

  • ROE8.3%と資本効率は中位継続影響

    ROE8.3%とPBR0.8935倍を大きく改善するには不十分。

  • 売上高成長7.7%と鈍化通年影響

    売上高伸び率は7.7%と営業利益36.5%増に比べ低く、利益率依存の成長。

  • 外国人保有6%と低水準継続影響

    外国法人持ち株比率6%と低く、グローバル資金の参入余地は限定的。

  • 株価1年で24.14%上昇の反動不定影響

    過去1年+24.14%と上昇が続き、高値警戒感から利益確定売りが出やすい。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を左右する先行指標。
営業利益率
価格競争やコスト増の影響を測る指標。
データセンター関連受注
成長分野の寄与度を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり97で、前期から+6.5%いまの株価に対する利回りは3.91%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥97
1株あたり
配当利回り
3.91%
いまの株価に対して
配当性向
46.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1514.2
2018年3月1820.015.6
2019年3月2222.222.3
2020年3月2722.725.0
2021年3月270.026.3
2022年3月270.030.7
2023年3月270.040.4
2024年3月3529.641.1
2025年3月77120.052.8
2026年3月826.546.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥97

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,089人。区分でいちばん多いのは事業法人42.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.0%を占め、残る43.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人43.842.842.141.743.942.9
個人・その他27.527.730.731.331.835.8
金融機関17.517.617.719.119.014.1
外国法人10.311.18.66.94.06.0
自己株式1.81.82.63.43.41.3
証券会社0.90.80.91.01.31.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東日本旅客鉄道株式会社19.31
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.02
03日本電設工業株式会社4.16
04光通信KK投資事業有限責任組合3.87
05日本リーテック従業員持株会3.82
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.56
07日本リーテック取引先持株会3.10
08トーグ安全工業株式会社2.58
09日本信号株式会社2.27
10大同信号株式会社2.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-16
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    4.13%
    -1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+17%、1株純資産は14期で+145%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1921,13918.62.97.2
2014年3月1571,30112.94.77.5
2015年3月1241,4499.06.79.9
2016年3月1141,5587.67.412.4
2017年3月1431,6978.88.414.2
2018年3月1541,8468.79.415.6
2019年3月1331,9597.010.622.3
2020年3月1452,0637.210.925.0
2021年3月1302,1726.215.626.3
2022年3月962,2074.413.530.7
2023年3月852,2763.811.040.4
2024年3月1112,4154.812.341.1
2025年3月1912,5757.77.852.8
2026年3月2242,7958.311.246.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
久保公人代表取締役社長執行役員 監査部担当 リスク統括担当 コンプライアンス担当6214,000
江草茂取締役会長執行役員6211,000
澤村正彰取締役常務執行役員 企画部長628,000
井上直美取締役75
穂苅裕久取締役70
齋藤祐樹取締役55
檜垣直人取締役57
明星久雄取締役(常勤監査等委員)68
神早苗取締役(監査等委員)625,000
大野雅人取締役(監査等委員)70
内田滋75
小柳昌光取締役 常務執行役員 電力システム本部長607,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
清水紀男取締役69
赤城文子取締役66
中山尚美取締役(常勤監査等委員)60
金井睦美取締役(監査等委員)56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)373371912943
社外取締役634346
取締役(社内)1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容758字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社7社及び関連会社3社(2026年3月31日現在)で構成され、電気設備工事業(鉄道電気設備工事、道路設備工事、屋内外電気設備工事、送電線設備工事)、兼業事業及び不動産賃貸事業を主な内容として事業活動を展開しております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 区分   内容   関係会社 電気設備 工事業   鉄道電気設備工事   信号設備、電車線設備、発変電設備、電灯・電力設備、情報・通信システム、鉄道送電線工事   当社、㈱保工北海道、東日本電気エンジニアリング㈱、日本鉄道電気設計㈱、NR電気システム㈱ 道路設備工事   交通信号・道路情報制御システム、標識・標示、遮音壁・防護柵・裏面吸音板、景観サイン工事   当社、㈱保工北海道、㈱保工東北、交通安全施設㈱ 屋内外電気設備工事   屋外電気設備、屋内電気設備、太陽光発電システム工事   当社、㈱シーディーサービス 送電線設備工事   送電線設備工事   当社、㈱シーディーサービス、㈱ケンセイ 兼業事業   製造・販売業務   交通施設に関する標識及び交通安全用品の製造・販売業務   当社、㈱保安サプライ、㈱保工北海道、㈱保工東北、交通安全施設㈱ 機械工具・工事用資材販売業務   ㈱シーディーサービス 保守・管理・ 事務代行業務   建物・関連設備の保守・管理業務、機械装置・仮設材関係の保守・管理業務・事務代行業務   ㈱シーディーサービス、 NRシェアードサービス㈱ 不動産 賃貸事業   不動産賃貸業務   土地・建物の賃貸業務   当社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,346字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)NRグループパーパス 当社グループは、「卓越した技術と誠実な施工でインフラを支え、安全・安心な社会と豊かな暮らしを未来につなぐ」というグループパーパスを制定しております。時代の移り変わりとともに、当社グループが果たすべき役割も進化しておりますが、これまで以上に高い安全意識と専門性を兼ね備えた人財育成に取り組み、社会インフラを支える存在として、すべてのステークホルダーとともに未来へ歩んでまいります。 (2)経営の基本方針 当社グループは、「当社は、鉄道の技術から発展した総合電気工事会社として、安全を第一に、品質の向上と技術の研鑽に努め、変革に挑み続けます。そして、卓越した技術と誠実な施工により、お客様から信頼され、共に成長し、広く社会基盤の構築に貢献することで、持続可能な社会を目指します。」という経営理念を掲げ、お客様の期待と信頼に応え、社会に貢献してまいります。また、以下の3つの基本方針を掲げ、時代の変遷に対応するため、「変革と挑戦」への意識改革の取り組みをより一層強化するとともに、会社の変革を目指して社員一人ひとりが仕事の仕組みを変え、会社を変革し続けることにより企業価値の向上を図ってまいります。 (安全) 安全は経営の根幹である。労働災害及び重大事故ゼロを目指して、役員、社員一人ひとりが自らの職責を全うして安全を築き上げます。 (意識改革で会社・社会の発展) 役員、社員一人ひとりが、常にチャレンジ精神で自ら考え行動することにより、競争力と収益力に優れた企業として、持続的に成長し企業価値と社会価値の向上を目指します。 (社員の働きがい) 役員、社員一人ひとりが、仕事に誇りを持って自らの成長に努め、社会への貢献を通じて、仕事と生活の調和のとれた働きがいのある職場を実現します。 (3)環境基本理念 当社グループは、以下のとおり環境基本理念を制定しております。省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの利用拡大など、事業活動のあらゆる場面で当社グループの環境戦略「REACH:RIETEC’s Environmental Approaches to Create new Horizons」を推進し、2050年カーボンニュートラルの達成に向けて貢献いたします。なお、「REACH」については当社ホームページ(https://www.j-rietec.co.jp/esg/environment/reach/)をご参照ください。 (環境基本理念) 日本リーテックグループは「広く社会基盤の構築に貢献する」という経営理念のもと、地球環境に対する継続的改善を経営の重要課題と位置づけ、事業活動の全ての場面において、環境負荷の低減に努め、持続可能な社会の実現に向けて貢献いたします。 (4)中長期的な経営環境と対処すべき課題への取り組み 今後の日本経済につきましては、景気の回復基調を背景に企業収益や雇用・所得環境の更なる改善が期待されております。一方で、中東情勢や海外の経済動向に伴うサプライチェーンの混乱に伴い、物価の上昇や原材料の供給不足など、経済活動に影響を及ぼす不確実性が増しており、引き続き注視が必要な状況となっております。 このような状況の中、当社グループが10年後に目指す姿「NR Vision 2035」の達成に向けた第1ステップである「中期経営計画2027」の初年度が終了いたしました。人財の確保や建設コストの上昇など多くの課題に直面しておりますが、顧客との継続的な価格協議に加え、DXや技術開発の推進、柔軟な要員操配等による生産性の向上に努めた結果、受注高・売上高・各利益ともに過去最高を更新する決算となりました。 今後も電気設備工事業の各部門ともに、主要顧客を中心に受注は堅調に推移すると見込んでおります。加えて既存事業の知見や技術を部門横断的に活かしたデータセンターや系統用蓄電池等の新たな事業もスタートいたしました。現在の堅調な受注環境を確実に成長へと繋げるため、不確実性が増す外部環境への注意を払いつつ、引き続き「中期経営計画2027」で掲げる各種戦略を着実に実行し、企業価値、株主価値の向上を実現してまいります。 (長期ビジョン「NR Vision 2035」) 当社グループは、10年後の目指す姿として長期ビジョン「NR Vision 2035」を定めております。当社グループの強みである高い専門性と強固な顧客基盤を活かし、新たな事業領域等の開拓を積極的に行い、持続的成長を実現してまいります。そして、卓越した技術と誠実な施工でインフラを支え、安全・安心な社会と豊かな暮らしを未来につなぎ、多様な価値を創造し続けることにより、すべてのステークホルダーから「選ばれる企業」を目指してまいります。 10年後の目指す姿 (「中期経営計画 2027」の骨子) 2025年度を初年度とする3年間の「中期経営計画 2027」は、長期ビジョンの実現に向けた第1ステップと位置付け、その方向性を明確化するとともに、成長ドライブとなる以下の戦略を策定しております。本計画を着実に実行することで、長期ビジョンへと続く確かな道筋を築き上げ、当社グループの企業価値向上に努めてまいります。 磨き抜くべき普遍的価値 ① 安全第一 経営の根幹である「安全」は、安全品質№1企業を目指し、当社の安全ポリシー「NR安全の樹」を企業文化として、そのこころをグループ一人ひとりがアイデンティティとなるまでに高めること、そして、安全を支える活力ある職場作りを通じ、私たちの仕事が社会を支えているという高い志「NR品質・NRプライド」を持つ人財の育成に取り組み、お客様から更なる信頼をいただけるよう努めてまいります。 ② 品質の維持・向上 「品質の維持・向上」は、当社グループの永遠のテーマであり、工事の品質、業務の品質、サービスの品質の3つの重点項目に注力してまいります。具体的には、施工精度、設計図書との適合性、厳格な工程管理を実施することで品質を確保してまいります。さらに、顧客の要望への対応や技術提案などの付加価値の提供、施工技術の向上、厳格な品質管理、安全意識の向上など、常に最高水準の品質を目指し、不断の努力を続けてまいります。 ③ 技術の研鑽 従業員一人ひとりが技術力向上に励み、安全・安心で持続可能な社会基盤を築くことで、持続的な成長と社会貢献を目指してまいります。 プロジェクト管理能力、専門技術力、そして人財育成の強化を柱に、技術の研鑽に努めてまいります。多様な研修や資格取得支援、OJTなどを推進し従業員一人ひとりがプロフェッショナル意識を高め、技術力と人間力を兼ね備えた人財へと成長することで、顧客の期待を超えるサービスを提供し、一層の信頼を獲得してまいります。 ④ コンプライアンス コンプライアンスの維持・強化は、継続的で不断の努力が必要であり、働きがいのある心理的安全性の高い職場を実現することにつながることを深く認識し、従業員一人ひとりが計画的に取り組んでまいります。具体的には、コンプライアンス意識醸成の「態勢」、社内ルールや法令等の本質を追求する「知識習得」、コンプライアンスに繋がる行為や振舞いを実践する「行動促進」の3つの推進により、コンプライアンスの維持・強化を図り、行動指針に従った社会の期待に応える経営を実現してまいります。 事業戦略 ① 収益力の向上 a.既存事業の収益力向上・深度化戦略 当社グループの持続的成長を確実なものとするため、既存事業の収益力を強化し、事業基盤を一層厚くしてまいります。今後の市場動向を的確に捉え、成長分野への経営資源集中を図るとともに、生産性の向上を追求し、収益力の強化・深度化を力強く推進してまいります。 b.多角化戦略 当社グループには、鉄道、道路、送電線、各種施設の電気・通信工事等において、それぞれに専門性の高いコア技術やノウハウがあり、これらを融合そして活用した総合力により、新たな社会ニーズや課題の解決に貢献してまいります。時代の変化をチャンスと捉え、既存事業の周辺領域への進出と未来に向けた価値創造事業への参画を通じて収益源の多角化を図り、新たな成長ストーリーを構築してまいります。 c.グループ会社戦略 グループ各社の強みや専門性を活かした最適な事業体制を構築することで事業基盤と収益力の強化を推進してまいります。また、各社の独立性を保ちつつ、人事交流やコミュニケーションの活性化を推進し、グループ力の底上げを目指してまいります。 ② 人財確保・エンゲージメント向上 a.リクルート戦略 従来の価値観に縛られない採用活動と当社グループで働きたいという強い動機付けとなる施策によりブランド力向上を図ることで、将来の当社グループを担う技術者を獲得し、組織の活性化と成長を実現してまいります。 b.キャリアパス戦略 従業員が誇りを持って働き、成長を実感しながら自己実現できるよう、明確なキャリアパスを提示いたします。そのうえで、従業員が自らの価値を自覚・理解し、キャリア形成に意欲的に取り組むことができる仕組みを構築し、個の能力の最大化を図ってまいります。 c.多能化戦略 従業員一人ひとりのキャリア目標に応じた多様な職務経験の機会を提供し、専門性を高めながら領域を広げるための能力開発を支援することで、従業員の自己成長を促進してまいります。その成長により個々の能力を最大限に引き出し、互いに作用し合うことで組織全体の総合力を高め、収益力強化につなげてまいります。 d.働きがい・働きやすさ向上戦略 従業員のキャリア自律を促すとともに成長支援に重点を置き、従業員一人ひとりが安心して仕事に取り組むことができ、成長できる職場風土を築いてまいります。 ③ DXや技術開発による生産性向上 a.DX戦略 工事施工に係る業務から本店・支店における管理部門の業務まで、グループ会社を含む全ての業務にDXを推進してまいります。DX推進体制の強化と当社グループ全従業員のデジタルスキル及びリテラシー向上により、当社の目指すイノベーション戦略の未来像である「RICS:RIETEC Innovation & Challenge for Sustainability」の実現を目指してまいります。 なお、「RICS」については当社ホームページ(https://www.j-rietec.co.jp/esg/social/social02/)をご参照ください。 b.技術開発戦略 現場の開発環境を改善することで、これまで以上に技術開発を推進してまいります。また、新たな開発体制を構築し、革新的な技術開発に挑戦することで、一層の生産性向上、安全性向上、そして現場施工の変革や新たな価値創出を実現してまいります。 ④ カーボンニュートラルとレジリエンス強化による持続可能な社会への貢献 a.事業活動におけるカーボンニュートラル戦略 2050年のカーボンニュートラルを目指し、事業活動における環境負荷低減に取り組んでまいります。具体的には、省エネルギー化、再生可能エネルギー導入、合理的なCO2排出量算定とデータ収集基盤の構築を進めてまいります。 b.再生可能エネルギー関連工事や設備強靭化工事を通じて持続可能な社会の実現に貢献 脱炭素社会の実現と地域の安全・安心に貢献するため、再生可能エネルギー事業と防災・減災関連事業を推進してまいります。再生可能エネルギー事業では施工実績を積み、既存建物への設備導入や系統用蓄電池設置等を目指してまいります。防災・減災関連事業では、ライフラインの強靭化を支えるべく、当社が得意とする耐震補強工事や電力連系線強化工事を推進することで、災害に強い地域づくりに参画してまいります。 企業価値向上に向けた財務戦略 当社は2026年5月18日に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」をアップデートし、取り組むべき課題として引き続きROEの改善と成長戦略の着実な実行を掲げ、企業価値と市場評価の向上に取り組んでおります。 現在、ROEの改善については「中期経営計画2027」の最終年度目標として8.0%を2年前倒しで達成するなど、一定の成果が出ております。一方で市場評価(PBR)については1倍前後で推移しており、更に踏み込んだ取り組みが必要であることを踏まえ、今般の中期経営計画においても財務戦略としての重点実施事項を掲げ、全てのステークホルダーから選ばれる企業となるために、一つひとつの施策に着実に取り組んでまいります。 ① 資本効率の向上(総資本回転率) 「効率的なバランスシート」の実現は、ROE改善の重要な要素であり、加えてキャッシュフロー改善の効果を生み出し、安定的な配当還元や機動的な投資を実現し得ることを踏まえ、適正なキャッシュポジションの確保を目指してまいります。 ② 株主還元の拡充(配当方針) 当社は株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置付けており、安定的な配当の継続と機動的な自己株式の取得を通じて、利益還元の拡充と資本効率の向上を目指すことを株主還元の基本方針としております。今般の中期経営計画においてもその基本方針に則った上で、配当還元の水準と安定性の強化に努めております。具体的には、短期的な業績に左右されない安定的、かつ累進的な配当を実現すべく、DOE3.6%を目安として決定してまいります。 ③ 株主とのエンゲージメント向上 資本コストや株価を意識した経営の実現のためには、株主との対話や財務・非財務両面での情報開示などにより、株主からの理解を深めることが重要であると考え、積極的な株主とのエンゲージメント向上に努めてまいります。 事業戦略実現に向けた投資戦略 事業戦略の実現に向けて、デジタル化、人財育成、環境対策など、成長機会と捉えられる分野に積極的に投資を実行し、持続的な成長と収益力強化を目指してまいります。 成長投資を機動的に実施していくため、資金は手元資金に限定せず、財務レバレッジを効かせた負債調達も積極的に活用してまいります。同時に、投資案件ごとに厳格な収益性評価を実施し、市場動向や金利変動などのリスク要因を常にモニタリングすることで、リスクを最小限に抑えながら、着実な成長を実現してまいります。 ① 安全関連投資 ICT技術導入、遠隔安パト・サポート体制の充実 等 ② 施工基盤強化投資 作業環境の整備、協力会社との関係強化 等 ③ 人的資本関連投資 採用強化、働きがい向上、多能化強化 等 ④ 新技術・DX関連投資 研究開発・技術開発推進、ICT技術導入 等 ⑤ 環境経営・GX関連投資 再生可能エネルギー関連、環境負荷低減活動 等 ⑥ 戦略的M&A、資本・事業提携 施工体制やエリア拡大に向けた戦略的M&A 等 キャピタル・アロケーション 「中期経営計画2027」の達成目標 2025年度の決算を受け、2026年5月に目標数値を一部修正いたしました。 ※2026 年3月期において、政策保有株式の売却実績はありませんでしたが、中期経営計画期間内で達成できる 見込みとなっております。
事業等のリスク3,954字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場の動向及び競合 当社グループの事業は、主として建設業に属しているため、公共投資及び民間の設備投資等の動向により市場が著しく縮小する可能性があり、この場合受注額が減少し業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、競合する他社との受注競争の激化等により、低採算化、収益力の低下等、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法令違反 当社グループは、法令遵守及び企業倫理を確立し、その意識を社内に徹底させるため、コンプライアンス担当役員及びコンプライアンス委員会を設置して企業倫理の強化を図っておりますが、法令・諸規則に違反する行為又は疑義を持たれる行為が万一発生した場合は、受注状況及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 工事における事故の発生 当社グループは、工事の安全を全てに優先し各種工事の施工を行っておりますが、施工過程において事故や労働災害を発生させた場合、顧客からの信用を失墜させる恐れがあり、受注環境に多大な影響を与えることから、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 工事における品質不良の発生 当社グループは、品質管理には万全を期しておりますが、万一、重大な契約不適合が発生し、その修復に多大な費用負担が生じた場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 東日本旅客鉄道株式会社との関係について 当社と東日本旅客鉄道㈱との間の主な関係等については、下記「① 資本関係について」から「④ 東日本旅客鉄道グループとの取引関係について」に記載のとおりでありますが、当社の重要事項決定等に際して東日本旅客鉄道㈱への報告や決裁を必要とするといった事業活動上の制約等は受けておりません。また、鉄道電気設備工事の施工についても、特別な取引条件等はなく、一般的な取引内容の範囲を逸脱するものではないことから、当社の独立性は確保されていると判断しております。 これらの東日本旅客鉄道㈱との関係について、何らかの理由により関係が現実に悪化した場合又は悪化したと受け取られた場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ① 資本関係について 東日本旅客鉄道㈱は、当連結会計年度末現在において当社発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対して19.6%の株式を所有する「その他の関係会社」で筆頭株主であります。また、当社は東日本旅客鉄道㈱の持分法適用会社となっております。なお、当社と同様に鉄道電気設備工事を施工する東日本旅客鉄道㈱の持分法適用会社が存在しますが、当該持分法適用会社及び当社それぞれが独自で受注活動を行っております。 ② 取引関係について 当社は、東日本旅客鉄道㈱の鉄道事業分野において、列車の安全・安定輸送を支えるための電気設備を施工するパートナー会社として位置付けられており、事業上の協力関係にあります。東日本旅客鉄道㈱との取引は関連当事者との取引に該当しますが、当該取引の内容、合理性、取引条件の妥当性等について独立社外取締役が3分の1以上を構成する当社取締役会にて定期的に検証を行い、取引の健全性及び適正性を確保する体制としております。東日本旅客鉄道㈱に対する売上高は、当社グループの売上高構成で大きな割合を占めていることから、同社の設備投資等の計画が、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人的交流について 当社グループの売上高構成で鉄道電気設備工事は大きな割合を占めていることから、鉄道に関する安全や技術をはじめとした幅広い知識や経験は、当社グループの事業戦略上、必須となるものであります。従って、当社と東日本旅客鉄道㈱の間において、マネジメント強化、人財育成、業務習得等の観点から人事交流が行われており、出向社員の派遣及び受入れを行っております。また、専門的・客観的な視野による助言を得ることで、これら事業戦略をより一層強固なものとすべく、東日本旅客鉄道㈱より社外取締役1名を選任しております。 ④ 東日本旅客鉄道グループとの取引関係について 当社グループは、鉄道軌道上の工事用車両をリースするJR東日本レンタリース㈱等、東日本旅客鉄道グループ内の各社と取引を行っております。これら東日本旅客鉄道グループ内各社との取引は関連当事者との取引に該当しますが、当該取引の内容、合理性、取引条件の妥当性等について検証を行い、取引の健全性及び適正性を確保する体制としております。 (6) 人財の確保と育成 当社グループの事業拡大にあたっては、電気工事施工管理技士や土木施工管理技士等の公的資格及び顧客固有の資格を有する技術者の確保及び育成が不可欠であります。当社グループは採用活動における多様性の推進、社内外の充実した研修設備による人財育成、個々の働き方に合わせた社内制度拡充等による人財流出の防止に努めておりますが、工事施工を賄える人財確保、育成ができない場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害の発生 当社グループは、今後想定される震災等の大規模災害への備えとして、地震等災害対策要領並びに防災マニュアルを整備しておりますが、地震・洪水・台風等の自然災害が発生した場合は、事業活動の一時的な停止や施工中物件の復旧に多額の費用と時間を要する等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 感染症の流行 当社グループは、感染症の流行にあたり、従業員や協力会社の安全を第一に考え、衛生管理の徹底や時差通勤・テレワーク勤務等を推奨し、可能な限りの感染予防や拡大防止に努めておりますが、安全や施工体制の維持・確保ができない状況となった場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 資材価格及び労務費の高騰 当社グループは、原材料価格及び人件費をはじめとした建設コストの上昇に対して、発注者との価格交渉や効率化・生産性向上による原価低減を通じて利益改善に注力しておりますが、取り組みの成果を上回る建設コストの上昇が続く場合は、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報システム障害等の発生 当社グループは、総務・人事・会計・工事管理等の基幹業務を社内システムにより処理しており、セキュリティ対策は万全を期しておりますが、万一、そのシステムに人的ミス・自然災害・コンピュータウイルス等により障害が発生した場合は、事業運営に支障をきたす可能性があります。また、情報の流出等が発生した場合は、当社グループのイメージの低下や損害賠償の発生等により、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 環境関連法令及び規制等の強化 当社グループは、有害物質、廃棄物、商品リサイクル及び土壌・地下水の汚染などに関する種々の環境関連法令及び規制等の適用を受けており、グループを挙げて環境問題に取り組んでおりますが、サステナブルな社会の実現に向けた意識の高まりに伴い、将来、環境関連法令及び規制等が強化されるなど、当社グループの環境保全のより一層の取り組みが求められる場合には、対応コストの発生等により、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 気候変動 当社グループは、公共性が高い社会インフラ整備事業を主体としているため、中長期的な気候変動が工事の受注に与える影響は限定的と考えております。洪水・台風等の自然災害の頻発化・激甚化や夏季の記録的な猛暑等が発生した場合は、事業活動の一時的な停止や施工中物件の復旧に多額の費用と時間を要する等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 特有の法的規制等 当社グループの売上高構成で約9割を占める電気設備工事業は、建設業法に基づく特定建設業許可を受けておりますが、不正な手段による許可の取得や経営業務管理責任者・専任技術者等の欠格条項違反に該当した場合は、建設業法第29条により許可の取り消しとなります。当社グループでは、当該許可の諸条件や法令等の遵守に努めており、当連結会計年度末現在において、これらの許可の取消事由に該当する事実はないと認識しておりますが、万一、法令違反等によって許可が取り消された場合、当社グループの業績や財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 法令等   許認可等   有効期限   取消事由 建設業法   特定建設業の許可国土交通大臣許可(般・特-4)第997号   令和4年5月21日から令和9年5月20日まで(5年ごとの更新)   建設業法第29条 ※なお、当社が許可を受けている業種のうち管工事業については、許認可を受けた時期が異なるため、許可番号は国土交通大臣許可(般-7)第997号、有効期限は令和7年10月23日から令和12年10月22日まで(5年ごとの更新)となっております。 (14) 業績の季節的変動 当社グループの主たる事業である電気設備工事業の売上高は、契約により工事の完成引渡しが第4四半期に集中するため、第4四半期の売上高が事業年度の売上高の4割程度となる傾向があります。また、販売費及び一般管理費等の固定費は各四半期に概ね均等に発生するため、利益についても第4四半期に偏重する傾向があります。
経営成績の分析 (MD&A)11,592字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や継続的な賃上げ、円安による旺盛なインバウンド需要等を背景に、資本市場も活況を呈するなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、日本銀行による政策金利の段階的な引き上げに加え、不安定な国際情勢に起因する原材料・エネルギー価格の上昇、さらには関税強化をはじめとする米国政権の動向など、景気の下振れ要因が内在しており、先行きには十分な留意が必要な状況となっております。 建設業界におきましては、インフラ設備の老朽化対策やデジタル化、脱炭素社会の実現に向けた投資は堅調さを維持しているものの、深刻な人手不足やコスト上昇など多くの課題を抱えており、適正な価格転嫁や生産性向上の推進など、的確な対応が不可欠な状況となっております。 このような状況の中、当連結会計年度は受注高が823億8千9百万円(前連結会計年度は627億5千万円)、売上高が740億4千4百万円(前連結会計年度は686億6千9百万円)となりました。 利益については、営業利益が71億1千3百万円(前連結会計年度は51億9千9百万円)、経常利益が78億1千7百万円(前連結会計年度は59億5千5百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益が55億5千1百万円(前連結会計年度は47億3千3百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 ( 電気設備工事業 ) 電気設備工事業については、受注工事高が823億8千9百万円(前連結会計年度は627億5千万円)、完成工事高が704億8千2百万円(前連結会計年度は652億6千3百万円)、営業利益が101億5千2百万円(前年度は82億4千9百万円)となりました。 〔鉄道電気設備部門〕 鉄道電気設備工事については、東日本旅客鉄道株式会社の安全・安定輸送に伴う設備更新工事等により、受注工事高が399億7千3百万円(前連結会計年度は379億8千8百万円)、完成工事高が369億8千9百万円(前連結会計年度は356億3千4百万円)となりました。 〔道路設備部門〕 道路設備工事については、高速道路会社各社の標識工事、電気通信工事、警視庁及び各警察本部の交通信号機工事等により、受注工事高が127億4千8百万円(前連結会計年度は121億1千2百万円)、完成工事高が119億8千7百万円(前連結会計年度は117億3千1百万円)となりました。 〔屋内外電気設備部門〕 屋内外電気設備工事については、官公庁・民間事業者の電気設備工事、太陽光発電設備工事等により、受注工事高が91億9千2百万円(前連結会計年度は57億5千9百万円)、完成工事高が88億7千3百万円(前連結会計年度は64億6千8百万円)となりました。 〔送電線設備部門〕 送電線設備工事については、電力会社各社の架空送電線路工事等により、受注工事高が204億7千5百万円(前連結会計年度は68億9千1百万円)、完成工事高が126億3千2百万円(前連結会計年度は114億2千8百万円)となりました。 ( 兼 業 事 業 ) 兼業事業については、主に道路標識、交通安全用品の販売等により、売上高が31億6千4百万円(前連結会計年度は30億1千7百万円)、営業利益が4億1千8百万円(前連結会計年度は3億8千7百万円)となりました。 ( 不動産賃貸事業 ) 不動産賃貸事業については、主にオフィスビルの賃貸等により、売上高が3億9千7百万円(前年度は3億8千8百万円)、営業利益が2億3百万円(前年度は1億8千7百万円)となりました。 ② 財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、587億3千4百万円(前連結会計年度末は556億9千5百万円)となり、30億3千9百万円増加いたしました。主な要因は、現金預金の増加(83億1千4百万円から83億9千4百万円へ7千9百万円の増)、受取手形・完成工事未収入金等の増加(451億4千1百万円から482億1千7百万円へ30億7千6百万円の増)、未成工事支出金の減少(11億5千8百万円から10億7千2百万円へ8千5百万円の減)であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、426億円(前連結会計年度末は389億3千万円)となり、36億7千万円増加いたしました。主な要因は、建物・構築物の減少(175億1千4百万円から174億7千万円へ4千4百万円の減)、リース資産の減少(33億6千4百万円から29億4千万円へ4億2千3百万円の減)、建設仮勘定の増加(4百万円から5億6千2百万円へ5億5千8百万円の増)、投資有価証券の増加(161億8千5百万円から200億6千2百万円へ38億7千7百万円の増)であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、253億6千4百万円(前連結会計年度末は244億2百万円)となり、9億6千2百万円増加いたしました。主な要因は、支払手形・工事未払金等の増加(96億6千万円から104億3千4百万円へ7億7千3百万円の増)、電子記録債務の減少(32億5千8百万円から13億6千7百万円へ18億9千万円の減)、未成工事受入金の増加(4億5千8百万円から12億5千9百万円へ8億円の増)、賞与引当金の増加(23億8百万円から28億4千2百万円へ5億3千4百万円の増)であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、67億1百万円(前連結会計年度末は64億9千4百万円)となり、2億7百万円増加いたしました。主な要因は、リース債務の減少(12億6千1百万円から8億7千3百万円へ3億8千7百万円の減)、退職給付に係る負債の減少(48億8千8百万円から47億7千万円へ1億1千8百万円の減)、その他の増加(3億2千万円から10億3千4百万円へ7億1千4百万円の増)であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、692億6千9百万円(前連結会計年度末は637億2千8百万円)となり、55億4千万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金の増加(569億8千8百万円から605億2千5百万円へ35億3千6百万円の増)、その他有価証券評価差額金の増加(23億2千1百万円から46億5千4百万円へ23億3千3百万円の増)、退職給付に係る調整累計額の減少(5億5千2百万円から1億6千5百万円へ3億8千6百万円の減)であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の期末残高は、営業活動による資金の流入、投資活動及び財務活動による資金の流出により前連結会計年度末より7千9百万円増加し、83億8千4百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローの流入額は、47億4千1百万円(前連結会計年度は20億4千万円の流入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上による資金の流入、売上債権の増加、仕入債務の減少、法人税等の支払による資金の流出によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローの流出額は、16億5百万円(前連結会計年度は11億8千5百万円の流出)となりました。これは主に、東日本道路インフラ支店建替え等の有形固定資産の取得による資金の流出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローの流出額は、29億3千5百万円(前連結会計年度は14億4千2百万円の流出)となりました。これは主に、ファイナンス・リース債務の返済及び配当金の支払による資金の流出によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.受注実績 (単位:千円) 区 分   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   比較増減   増減率(%) 電気設備工事業 鉄道電気設備   37,988,381   39,973,061   1,984,680   5.2 道路設備   12,112,156   12,748,319   636,163   5.3 屋内外電気設備   5,759,271   9,192,813   3,433,542   59.6 送電線設備   6,891,162   20,475,106   13,583,943   197.1 合 計   62,750,971   82,389,301   19,638,329   31.3 b. 売上実績 (単位:千円) 区 分   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   比較増減   増減率(%) 電気設備工事業 鉄道電気設備   35,634,439   36,989,800   1,355,361   3.8 道路設備   11,731,772   11,987,387   255,615   2.2 屋内外電気設備   6,468,358   8,873,300   2,404,941   37.2 送電線設備   11,428,946   12,632,382   1,203,435   10.5 小 計   65,263,517   70,482,870   5,219,353   8.0 兼業事業   3,017,620   3,164,449   146,828   4.9 不動産賃貸事業   388,590   397,578   8,987   2.3 合 計   68,669,728   74,044,898   5,375,169   7.8 (注) 1.当連結グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 2.セグメント間取引については、相殺消去しております。 3.売上実績に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 第16期   東日本旅客鉄道㈱   32,206,383   千円   46.9   % 第17期   東日本旅客鉄道㈱   33,510,733   千円   45.3   % c. 繰越高   (単位:千円) 区 分   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   比較増減   増減率(%) 電気設備工事業 鉄道電気設備   26,102,153   29,085,414   2,983,260   11.4 道路設備   4,474,268   5,235,200   760,932   17.0 屋内外電気設備   7,434,424   7,753,938   319,513   4.3 送電線設備   9,706,808   17,549,532   7,842,724   80.8 合 計   47,717,655   59,624,085   11,906,430   25.0 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 電気設備工事業における受注工事高及び完成工事高の状況 (ⅰ) 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   区分   前期繰越 工事高 (千円)   当期受注 工事高 (千円)   計 (千円)   当期完成 工事高 (千円)   次期繰越 工事高 (千円) 第16期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   鉄道電気設備   23,718,024   37,631,546   61,349,570   35,328,574   26,020,996 道路設備   2,076,045   7,408,350   9,484,396   6,186,973   3,297,422 屋内外電気設備   8,143,512   5,759,829   13,903,341   6,468,916   7,434,424 送電線設備   14,243,398   6,774,001   21,017,399   11,326,695   9,690,703 合計   48,180,980   57,573,727   105,754,707   59,311,161   46,443,546 第17期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   鉄道電気設備   26,020,996   39,604,955   65,625,951   36,603,285   29,022,666 道路設備   3,297,422   7,633,080   10,930,502   6,880,403   4,050,099 屋内外電気設備   7,434,424   9,192,813   16,627,238   8,873,300   7,753,938 送電線設備   9,690,703   20,402,126   30,092,830   12,568,469   17,524,361 合計   46,443,546   76,832,976   123,276,523   64,925,458   58,351,064 (注)  前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更があるものについては、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 (ⅱ) 受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命と競争に大別されます。 区分   第16期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   第17期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 特命(%)   競争(%)   計(%)   特命(%)   競争(%)   計(%) 鉄道電気設備   95.6   4.4   100   94.6   5.4   100 道路設備   32.3   67.7   100   28.5   71.5   100 屋内外電気設備   2.2   97.8   100   3.4   96.6   100 送電線設備   32.0   68.0   100   38.8   61.2   100 (注) 百分比は請負金額比であります。 (ⅲ) 完成工事高 期別   区分   官公庁(千円)   民間(千円)   計(千円) 第16期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   鉄道電気設備   28,933   35,299,641   35,328,574 道路設備   2,705,535   3,481,438   6,186,973 屋内外電気設備   1,007,577   5,461,339   6,468,916 送電線設備   -   11,326,695   11,326,695 計   3,742,046   55,569,115   59,311,161 第17期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   鉄道電気設備   21,893   36,581,392   36,603,285 道路設備   2,701,899   4,178,503   6,880,403 屋内外電気設備   1,844,615   7,028,684   8,873,300 送電線設備   -   12,568,469   12,568,469 計   4,568,408   60,357,049   64,925,458 (注) 1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 第16期の完成工事のうち主なもの 注文者   工事件名 東日本旅客鉄道(株)   尾久駅(構内)連動取替信号設備改良他 東日本旅客鉄道(株)   東北新幹線福島・一ノ関間電化柱耐震補強6 東京電力パワーグリッド(株)   御坂線ルート変更工事並びに関連除却工事(その1) 首都高速道路(株)   標識補修2024-1(単契1-1) 町田市   町田市立陸上競技場ナイター照明設備改修工事 第17期の完成工事のうち主なもの 注文者   工事件名 (株)えきまちエナジークリエイト   品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)まちエネ(電気)イ工事 東京電力パワーグリッド(株)   双葉線電線張替工事ならびに関連除却工事(2工区) 東日本旅客鉄道(株)   東北本線郡山駅信号設備改良他 (株)大林組   高輪ゲートウェイ駅開発(4-1街区)商業エリア 中日本高速道路(株)   東海北陸自動車道 真木トンネル照明設備工事 (注) 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 第16期   東日本旅客鉄道㈱   32,130,748   千円   54.2   % 第17期   東日本旅客鉄道㈱   33,427,935   千円   51.5   % (ⅳ) 次期繰越工事高 期別   区分   官公庁(千円)   民間(千円)   計(千円) 第17期(2026年3月31日)   鉄道電気設備   9,380   29,013,286   29,022,666 道路設備   595,102   3,454,997   4,050,099 屋内外電気設備   3,811,710   3,942,228   7,753,938 送電線設備   -   17,524,361   17,524,361 計   4,416,192   53,934,872   58,351,064 (注)  次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。 注文者   工事件名   完成予定 東京電力パワーグリッド(株)   新袖ヶ浦線No.37~No.52移設工事(3工区)   2028年7月 東京電力パワーグリッド(株)   清水南線NO45-NO55鉄塔建替工事並びに関連除却工事ほか2件   2028年11月 東京都   都庁第二本庁舎(7)高圧電気設備その他改修工事   2030年2月 東日運送(株)   大和・仙台東・三春物流センター系統用蓄電池設備工事   2027年12月 東日本旅客鉄道(株)   幕張車両センター連動装置取替信号設備改良他   2030年2月 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる見積りの部分があり、見積り特有の不確実性により、実際の結果が異なる場合があるため、連結財務諸表に影響を及ぼすものと考えられます。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績 当連結会計年度は、主要顧客を中心とした旺盛な需要環境を反映し、電気設備工事業の各部門ともに、受注が堅調に推移いたしました。なかでも、屋内外電気設備部門において官公庁や金融機関、商業施設等の電気設備改修工事、送電線設備部門において地域間連系線工事や増強工事に加え、次世代の社会基盤を構築する系統用蓄電池やデータセンター等のエネルギー基盤工事など、複数の大型プロジェクト工事を受注しており、受注高の大幅な増加に寄与いたしました。これにより、前連結会計年度と比較して受注高は196億3千8百万円(31.3%)の増加、繰越工事高は119億6百万円(25.0%)の増加となりました。 このような状況の中、当社グループは「中期経営計画2027」を長期ビジョン「NR Vision 2035」の実現に向けた第1ステップと位置付け、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指し、各種施策の実施に取り組んでまいりました。 その初年度となる当連結会計年度の売上高につきましては、前年度からの繰越工事を含む豊富な手持工事の施工が、年度初から一年間を通じて順調に進捗・完成した結果、740億4千4百万円(前連結会計年度は686億6千9百万円)となりました。 利益につきましても、売上高の伸長による増収効果に加え、継続的な価格交渉を通じた受注時採算の改善、デジタル化の更なる推進や柔軟な要員操配など生産性の向上に取り組んだ結果、営業利益が71億1千3百万円(前連結会計年度は51億9千9百万円)、経常利益が78億1千7百万円(前連結会計年度は59億5千5百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は55億5千1百万円(前連結会計年度は47億3千3百万円)となり、受注高・売上高・各利益ともに過去最高となりました。 なお、部門別の経営成績に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 (鉄道電気設備部門) 受注工事高は、主な顧客である東日本旅客鉄道㈱の幕張車両センター連動装置取替信号設備改良工事や長野駅連動装置取替信号設備改良工事等を受注した結果、399億7千3百万円(前連結会計年度は379億8千8百万円)となりました。 完成工事高は、郡山駅信号設備改良工事や川崎・鶴見間電車線路修繕など各大型工事が順調に進捗・竣工した結果、369億8千9百万円(前連結会計年度は356億3千4百万円)となりました。 (道路設備部門) 受注工事高は、首都高速道路の新線建設(新大宮上尾道路)に伴う標識・遮音壁等設置工事、警視庁及び各警察本部の交通信号機改良等の工事を受注した結果、127億4千8百万円(前連結会計年度は121億1千2百万円)となりました。 完成工事高は、首都高速道路の標識補修工事や東海北陸自動車道のトンネル照明工事の他、全国の交通信号機工事が順調に進捗・竣工した結果、119億8千7百万円(前連結会計年度は117億3千1百万円)となりました。 (屋内外電気設備部門) 受注工事高は、中央省庁や地方公共団体、金融機関の電気設備改修・更新工事等を受注した結果、91億9千2百万円(前連結会計年度は57億5千9百万円)となりました。 完成工事高は、高輪ゲートウェイシティ開発プロジェクトや駅ビルをはじめとした商業施設の電気設備新設・改修工事等が順調に進捗・竣工したことにより、88億7千3百万円(前連結会計年度は64億6千8百万円)となりました。 (送電線設備部門) 受注工事高は、各電力会社からの送電線鉄塔建替工事や電線張替工事、地域間連系線工事のほか、系統用蓄電池やデータセンター等のエネルギー基盤工事等、複数の大型プロジェクト工事を受注した結果、204億7千5百万円(前連結会計年度は68億9千1百万円)となりました。 完成工事高は、地域間連系線工事の他、各地区における大型送電線建設・改修工事が順調に進捗・竣工したことにより、126億3千2百万円(前連結会計年度は114億2千8百万円)となりました。 b.財政状態 当連結会計年度末における資産合計の残高につきましては、1,013億3千5百万円(前連結会計年度末は946億2千5百万円)となり67億1千万円増加いたしました。主な要因は受取手形・完成工事未収入金等の増加、建物・構築物の減少、建設仮勘定の増加、投資有価証券の増加であります。 負債合計の残高につきましては、320億6千5百万円(前連結会計年度末は308億9千6百万円)となり11億6千9百万円増加いたしました。主な要因は支払手形・工事未払金等の増加、電子記録債務の減少、賞与引当金の増加、リース債務の減少であります。 純資産合計の残高につきましては、692億6千9百万円(前連結会計年度末は637億2千8百万円)となり55億4千万円増加いたしました。主な要因は利益剰余金の増加、その他有価証券評価差額金の増加であります。 以上の結果、自己資本比率は68.4%(前連結会計年度末は67.3%)となり前連結会計年度末同様、安定的な財政状態を維持しております。 c.キャッシュ・フロー並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末におけるフリーキャッシュ・フローについては、東日本道路インフラ支店建替え等の有形固定資産の取得による資金の流出があったものの、営業活動による資金の流入により、黒字となりました。当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は83億8千4百万円(前連結会計年度末は83億4百万円)となり当社グループの連結売上高を勘案しますと、適正な水準を維持しております。 また、当社グループの資金需要は、事業を行う上で必要となる運転資金、持続的成長のための成長投資及び配当金があります。 これらの資金は営業キャッシュ・フローを主とした内部資金を基本としておりますが、当社が営業活動から得られるキャッシュ・フローは季節的変動があり短期的に資金が不足した場合には金融機関からの借入にて資金調達を行っております。 借入金は安定的なキャッシュポジションを見極めながら営業活動から得られるキャッシュ・フローで返済しており、今後においても適切に調達することが可能であります。 当社キャッシュ・フロー指標のトレンドについては下記のとおりであります。 2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   68.5   68.5   67.3   68.4 時価ベースの自己資本比率(%)   28.2   38.9   38.9   61.6 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.0   0.1   0.2   0.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   36.0   62.7   23.2   43.3 (注) 1.各指標の算出方法は以下のとおりであります。 自己資本比率   :自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率   :株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   :有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ   :営業キャッシュ・フロー/利払い 2.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 3.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 4.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、リース債務を除く利子を支払っている負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 d.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営に影響を与える大きな要因は、3「事業等のリスク」に記載しております。

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出典

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