本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

第一建設工業

DAIICHI KENSETSU CORPORATION1799 · Standard · 建設業

JR東日本を主要取引先に、建設と不動産を展開する企業。

概要

第一建設工業は、1942年に鉄道省の下で創業した建設会社である。新潟市に本社を置き、鉄道土木・建築工事を主力とし、不動産事業も手掛ける。2026年3月期の売上高は600億円、従業員数は1004名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、東日本旅客鉄道(JR東日本)を主要取引先とする。

建設事業と不動産事業の二本柱

当社グループは、本体と子会社2社(ホームテック・旭、シビル旭)で構成される。建設事業が売上の大半を占め、2025年度の建設事業売上高は588億8500万円で全体の98.1%に相当する。内訳は土木工事と建築工事で、土木が約67%、建築が約33%である。不動産事業は賃貸・仲介が中心で、売上高は11億1800万円と小規模だが、安定した収益源となっている。子会社のホームテック・旭は不動産事業も担当する。

JR東日本への依存度が高い売上構造

建設事業の売上先は東日本旅客鉄道(JR東日本)が圧倒的に大きく、2025年度の売上高に占める割合は72.3%である。これは同社が鉄道省の系譜を引き、長年にわたり鉄道インフラ工事を請け負ってきた歴史に由来する。その他の官公庁や民間からの受注もあるが、顧客基盤は特定企業に集中している。受注方法は特命と競争入札があり、特命受注の比率が高いと推定される。

新潟を拠点に東日本一帯に広がる事業所

本社は新潟市中央区に置き、東京支店、仙台支店、秋田支店、長野支店(廃止済)、新津支店(廃止済)などを持っていた。現在は東京、仙台の2支店が主力で、かつて存在した名古屋支店は2006年に廃止された。営業エリアは主に東北・関東・中部地方で、鉄道網に沿った地域で工事を施工している。子会社のホームテック・旭とシビル旭はそれぞれ新潟県内で少額工事を手掛ける。

業界の中での役割は鉄道関連の建設工事を中心に手がける建設業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
600億円
営業利益
69億円
営業利益率
11.5%
純利益
52億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建設事業589億円98.2%68億円11.5%
不動産事業11億円1.8%1億円9.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設主力

建設事業では、当社が建設工事の施工を行い、子会社の㈱ホームテック・旭、㈱シビル旭が建築及び土木の少額工事を施工しています。その他の関係会社である東日本旅客鉄道㈱が主要な取引先です。

主要顧客東日本旅客鉄道㈱

主な製品・サービス1
建設工事
建築・土木工事全般を請け負います。特に鉄道関連工事に強みを持ちます。

02不動産準主力

不動産事業では、当社及び㈱ホームテック・旭が不動産の賃貸及び仲介等を行っています。

主な製品・サービス1
不動産賃貸・仲介
不動産の賃貸・仲介等のサービスを提供します。

製品と技術

鉄道を中心とした土木工事

土木工事は当社の主力であり、2025年度の完成工事高396億円のうち約67%を占める。主に鉄道線路の路盤改良、橋梁補修、トンネル改修、盛土・切土工事など、JR東日本管内の鉄道インフラ維持・更新工事を手掛ける。官公庁発注の河川・道路工事も受注する。長年の実績から、鉄道運行を止めずに施工する「線路近接工法」などのノウハウを蓄積している。

建築工事と不動産事業

建築工事は駅舎改築、車両基地、保守基地などの鉄道関連建築物が中心。2025年度の完成工事高は192億円で、土木に次ぐ柱である。また、不動産事業では自社保有物件の賃貸(オフィス・駐車場等)や仲介業務を行い、売上高は11億円と小規模ながら安定した収益を挙げる。子会社ホームテック・旭は住宅リフォーム等の少額建築工事も請け負う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

橋梁補修で国内中堅、内需依存型

同社は橋梁・道路などの社会インフラの補修・補強工事を主力とする建設会社。業界内ではショーボンドホールディングスが橋梁補修で国内首位、同社は中堅規模。売上高は2024年3月期540億円から2026年3月期600億円へ増収計画。営業利益率は12%程度で、同業のミライト・ワンなどと比べ遜色ない水準。ただし海外売上比率は極めて低く、国内公共投資に依存する構造。

強み

  • 社会インフラ老朽化を背景に、橋梁補修ニーズは安定的に存在。専門技術で差別化。
  • 営業利益率12%前後を維持。公共工事中心で受注変動はあるが、利益率は比較的安定。
  • 増収基調であり、受注残高も順調に積み上がっていると推察される。
  • 売上高600億円目標を掲げ、M&Aや事業拡大に積極的な姿勢が伺える。

課題

  • 国内公共投資に依存しており、財政削減や災害復旧需要の一巡で減速リスク。
  • ショーボンドなど大手と比べ規模・ブランド力で劣り、価格競争に巻き込まれる恐れ。
  • 建設業界全体の人手不足が進行。技術者確保が成長の制約要因に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が第一建設工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11419タマホーム848億円68.7倍
21882東亜道路工業807億円21.6倍
31822大豊建設750億円16.1倍
41852淺沼組734億円14.1倍
51414ショーボンドホールディングス691億円16.6倍
61799第一建設工業689億円11.3倍
71945東京エネシス681億円15.9倍
81815鉄建建設669億円12.4倍
91921巴コーポレーション657億円11.4倍
101982日比谷総合設備646億円14.7倍
111938日本リーテック623億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

鉄道省の下で創業した1942年

1942年9月、鉄道省新潟鉄道局の所管区域内における鉄道土木・建築工事を目的として、新鉄工業株式会社が設立された。新潟県新津町に本店を置き、長野、山形、秋田の各支店を設置。創業時は国鉄(後のJR)の直請けを主たる業務とし、戦時体制下で鉄道施設の整備に貢献した。1944年には商号を新潟鉄道工業に変更し、事業範囲も拡大した。

戦後、一般土木建築へ進出した1950年代

1950年8月、商号を新鉄工業に戻し、事業目的を変更。鉄道工事専門から官公庁・民間の土木建築工事へと進出した。1952年には鉄道施設工業を吸収合併し経営基盤を強化。1957年8月、現在の社名である第一建設工業株式会社に改称した。この時期に建設業法の大臣登録を取得し、全国展開への足掛かりを築いた。

不動産事業に参入し店頭公開した1970~90年代

1972年4月、不動産業を事業目的に追加。同年7月に宅地建物取引業免許を取得し、不動産賃貸・仲介を開始した。1978年には東京営業所を支店に昇格、1982年には仙台営業所も支店化し首都圏・東北でのプレゼンスを高めた。1989年には子会社ホームテック・旭とシビル旭を設立。1994年8月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資金調達力を向上させた。

市場変更と支店整理を経た2000年代以降

2004年12月、店頭登録を取消しジャスダック証券取引所に上場。2006年5月には名古屋支店を廃止し、営業地域を絞り込んだ。2010年4月の取引所統合に伴い大阪証券取引所JASDAQ、さらに東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。売上高は400~600億円台で推移し、2026年3月期には600億円を達成。中期経営計画「変革2030」で2030年度に売上高700億円を目標とする。

年表23件を開く

1940年代

  • 1942年9月創業鉄道省新潟鉄道局所管区域内における鉄道土木及び建築工事の請負を事業目的として新鉄工業株式会社を設立。新潟県新津町に新津支店(廃止済)、長野県長野市に長野支店、山形県山形市に山形支店(廃止済)、秋田県秋田市に秋田支店を設置。
  • 1944年6月商号変更商号を新潟鉄道工業株式会社に変更。
  • 1944年9月鉄道省が運輸通信省となるのに伴い、新潟鉄道局の所管区域が拡大。
  • 1949年10月建設業法により建設大臣登録(イ)第257号を取得。(以後2年ごとに更新)

1950年代

  • 1950年8月商号変更商号を新鉄工業株式会社に変更。事業目的を変更して鉄道工事専門会社から、諸官公庁及び民間の土木建築工事の請負に進出。
  • 1952年9月M&A経営基盤の強化を図るため鉄道施設工業株式会社を吸収合併。
  • 1957年8月商号変更商号を第一建設工業株式会社に変更。

1970年代

  • 1972年4月不動産に関する業務を事業目的に追加。
  • 1972年7月宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者として新潟県知事免許(1)第1078号を取得。(以後3年ごとに更新)
  • 1973年10月建設業法の改正に伴い、建設大臣許可(特-48)第1948号を取得。(以後3年ごとに更新、なお、1997年10月より5年ごとに更新)
  • 1978年4月東京営業所(東京都台東区)を支店に昇格。

1980年代

  • 1982年12月仙台営業所(宮城県仙台市)を支店に昇格。
  • 1984年6月宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第3248号を取得。(以後3年ごとに更新、なお、1996年6月より5年ごとに更新)
  • 1986年9月名古屋市中村区に名古屋支店を設置。
  • 1989年2月創業関連会社として株式会社ホームテック・旭を設立。
  • 1989年7月子会社として株式会社シビル旭を設立。

1990年代

  • 1991年3月M&A株式会社ホームテック・旭を子会社化。
  • 1994年8月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年7月本店を本社と新潟支店に分離。

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年5月名古屋支店を廃止。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,004人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は839万円で、9期前と比べて+17.8%平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は14.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月918
2018年3月916
2019年3月71240.312.9949
2020年3月68940.212.81,038
2021年3月75640.312.91,026
2022年3月75140.413.21,010
2023年3月70440.213.31,012
2024年3月73539.613.41,019
2025年3月80839.613.81,004717
2026年3月83939.114.11,004687

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率84.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社・新潟支店 — 新潟市中央区129億円
建設事業 不動産事業
秋田支店 — 秋田県秋田市3,260百万円
建設事業 不動産事業
長野支店 — 長野県長野市2,549百万円
建設事業 不動産事業
仙台支店 — 仙台市宮城野区2,505百万円
建設事業 不動産事業
東京支店 — 東京都台東区1百万円
建設事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は600億円営業利益69億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.4%、利益が-4.2%。

売上高
+3.4%
600億円
営業利益
-4.2%
69億円
純利益
+0.0%
52億円
営業利益率
11.5%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高690億円600億円
営業利益59億円69億円
純利益43億円52億円
1株あたり配当¥160¥160

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は162億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+51.4%、営業利益は+142.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q13210
2024年1Q10776.56
2024年2Q134107.57
2024年3Q160116.98
2024年4Q1397
2025年2Q2522911.521
2025年4Q3284313.131
2026年2Q2663412.827
2026年4Q3343510.525
2027年1Q1621710.514

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は417億円から600億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4174226
2014年3月5015634
2015年3月4865736
2016年3月4845134
2017年3月4844733
2018年3月5066345
2019年3月4985336
2020年3月4794426
2021年3月5505437
2022年3月4273326
2023年3月4743926
2024年3月5404128
2025年3月580727612.452
2026年3月600697511.552

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高600億円のうち、営業利益として残るのは69億円11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は52億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.8%491億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.7%40億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%69億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
18.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.2pt
11.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.2pt
8.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
7.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが43億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは28億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は148億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月18−7−511102
2014年3月216−418116
2015年3月215−517129
2016年3月113−40−573197
2017年3月16−18−5−2190
2018年3月45−20−525209
2019年3月59−17−742243
2020年3月−10−35−8−45191
2021年3月29−39−8−10174
2022年3月105−23−1082245
2023年3月−4−61−19−65161
2024年3月54−23−1231180
2025年3月60−38−2822174
2026年3月43−15−5328148

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は863億円。このうち返さなくてよい自己資本が747億円で、自己資本比率は86.5%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月51739512276.4
2014年3月57642814874.4
2015年3月60546813777.4
2016年3月62449912580.0
2017年3月64152711482.1
2018年3月68556911683.0
2019年3月6915989386.5
2020年3月6986098987.3
2021年3月76264212084.2
2022年3月7316547789.5
2023年3月7556659088.0
2024年3月80969311685.7
2025年3月83971712385.4
2026年3月86374711686.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
138億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
670億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
116億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中1位あたり、逆に低いのはROE140社中111位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.5%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.5%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,305で、1年前と比べて+5.9%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥3,305-1.5%1ヶ月-5.2%1年+5.9%時価総額689億円
過去52週の値幅
安値¥3,020高値¥4,510

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.3倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR2.04倍
配当利回り4.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヵ月で+3.2%と上昇も、7月に入り調整。週足では25日線(3373円)を割り込み、75日線(3460円)も下回る。52週高値4510円からは25%下落、安値3005円からは+13%の位置。直近の出来高は増加しており、売り圧力が強まっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが11.6倍と業界平均14.1倍を下回り割安感がある。PBRは2.10倍と平均1.51倍を上回るが、ROE7.14%を考慮すると株価純資産倍率はやや高め。配当利回り4.71%は平均3.40%を上回り高水準だが、配当性向54.6%と安定している。利益成長が続いており、総合的に割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.3倍14.4倍
PER (予想)13.6倍
PBR2.04倍1.55倍
ROE7.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績拡大と高配当が魅力的だが、建設需要の先行き不透明感やコスト上昇リスクが争点。強気派は大型案件の収益貢献や底堅い首都圏需要を評価し、PER11倍台の割安感を指摘。弱気派は建設コスト上昇や人手不足による利益率悪化、公共投資の変動リスクを警戒。

プラスに働く材料7
  • 業績好調

    25年3月期営業利益率12.4%と高水準。

  • 高配当利回り

    配当利回り4.7%で株主還元厚い。

  • 首都圏需要

    都市部の非住宅建設需要は底堅い。

  • 純利益が倍増、過去最高益更新2025/3影響

    2025年3月期純利益52億円(前期28億円から倍増)、業績改善顕著。

  • 高配当利回り4.71%継続影響

    配当利回り4.71%は建設業平均3%を上回り、株主還元姿勢が評価される。

  • PER11.6倍と割安水準継続影響

    PER11.6倍は業界平均13倍を下回り、バリュエーション面で見直し余地。

  • 売上高安定成長、600億円へ2026/3影響

    売上高580→600億円、+3.4%増収。堅調な受注が継続。

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇リスク

    資材・人件費高騰が利益を圧迫。

  • 受注変動

    大型案件の有無で業績がぶれやすい。

  • 人手不足

    技能労働者不足で工事遅延リスク。

  • 営業利益減益、72→69億円2026/3影響

    営業利益72→69億円、4%減益見通し。減益基調が株価の重し。

  • ROE7.1%と低収益性継続影響

    ROE7.14%は資本コストを下回り、収益性改善が課題。

  • 建設業界の人手不足リスク継続影響

    人件費上昇が利益率を圧迫する業界共通リスク。

  • 株価上昇で配当利回り低下懸念不定影響

    株価が3400円から上昇すると配当利回りが4%を切り、買い安心感が後退。

次の決算で確かめる点
受注高
今後の収益の先行指標。
営業利益率
コスト上昇の影響を確認。
完成工事高
売上高の実績を追跡。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり160で、前期から+23.1%いまの株価に対する利回りは4.84%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥160
1株あたり
配当利回り
4.84%
いまの株価に対して
配当性向
54.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2616.4
2018年3月3015.413.8
2019年3月3413.319.2
2020年3月340.026.8
2021年3月340.020.3
2022年3月4532.435.2
2023年3月5011.137.7
2024年3月8060.055.9
2025年3月13062.546.8
2026年3月16023.154.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥160

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,667人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.7%を占め、残る52.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他29.229.634.735.038.043.9
事業法人31.832.140.640.641.040.6
自己株式2.12.66.16.710.015.1
外国法人17.818.013.112.212.27.9
金融機関20.619.611.211.88.57.1
証券会社0.20.20.10.50.30.5
外国人個人0.40.40.40.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東日本旅客鉄道株式会社17.41
02旭調査設計株式会社6.87
03第一建設工業社員持株会6.57
04東鉄工業株式会社2.45
05第一建設工業互助会2.22
06THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED - HONG KONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028-394841 (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.11
07名工建設株式会社2.10
08共栄火災海上保険株式会社1.87
09天龍製鋸株式会社1.62
10仙建工業株式会社1.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+134%、1株純資産は14期で+120%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1251,9206.87.015.2
2014年3月1632,0808.28.213.5
2015年3月1742,2748.07.813.8
2016年3月1632,4266.96.815.9
2017年3月1582,5586.37.916.4
2018年3月2172,7628.28.213.8
2019年3月1772,9126.29.319.2
2020年3月1272,9774.313.426.8
2021年3月1823,1446.010.620.3
2022年3月1283,2204.011.635.2
2023年3月1333,3964.010.637.7
2024年3月1433,5634.112.655.9
2025年3月2783,8187.49.446.8
2026年3月2934,2207.112.954.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額155百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
内田海基夫代表取締役 社長 執行役員 社長6610,000
堀山功取締役 常務執行役員 線路本部長633,000
佐々木健一取締役 常務執行役員 新潟支店長587,000
落合美喜夫取締役 常務執行役員 総務本部長655,000
早川晴彦取締役 常務執行役員 経営本部長578,000
吉田至夫取締役74
長澤徹取締役52
石塚かおり取締役62
本田孝取締役常勤監査等委員678,000
田宮武文取締役監査等委員631,000
常松伸章取締役監査等委員51
下山貴史代表取締役 社長 執行役員 社長61
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
吉田丈夫取締役41
大和武彦取締役監査等委員70

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)710033814220
取締役(社内)1999
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容361字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(第一建設工業株式会社)及び子会社2社で構成され、主として建設事業及び不動産事業を展開しており、当企業集団に係る位置づけは、次のとおりであります。 なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)建設事業 当社が建設工事の施工を行うほか、子会社の㈱ホームテック・旭、㈱シビル旭が建築及び土木の少額工事の施工を行っており、その一部を当社が発注しております。 なお、その他の関係会社である東日本旅客鉄道㈱は、当社の建設事業の主要な取引先であります。 (2)不動産事業 当社及び㈱ホームテック・旭が不動産の賃貸及び仲介等を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,111字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、鉄道を中心とした地域の交通インフラなど公共性の高い建設事業を柱に社会資本の整備を担う企業として、「安全・安心」を常に最優先とする企業風土を構築し、地域社会の発展に貢献してまいります。また、環境変化に対応する技術革新や幅広い人材育成に努め、高品質で安全性に優れた成果物を提供することで、お客様からの高い満足と信頼を獲得し、社会とともに発展し続ける企業づくりに邁進してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2026年度を初年度とする「中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)」を策定し、以下の中期経営目標を掲げております。なお、設備投資・人的資本投資の強化を図るため、中期経営計画の目標値等の見直しを検討してまいります。 〔中期経営目標(2030年度の経営目標)〕 ①業績目標 ・売上高700億円 ・RОE9%以上 ②株主還元方針 ・累進的な配当を継続 ・配当性向50%以上 ・DОE3.5%以上 ③投資計画 ・成長投資160億円 ・事業基盤投資110億円 (3) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 建設業界におきましては、公共建設投資および民間建設投資は、中長期的には一定の需要が見込まれるものの、慢性的な建設技能者不足や作業員の高齢化、労務費・建設資材価格の高騰、石油化学製品の需給逼迫等による一部資機材の調達不安定化が見込まれるなど、引き続き厳しい状況が続くものと思われます。これらに加えて、時間外労働の上限規制・地球環境問題の深刻化・健康増進を基盤とした働き方改革・スピードを上げて進化するデジタル化やAI技術の飛躍的な進展・少子高齢化への対応などは、喫緊の課題となっております。 当社は、これらの課題に対処し将来に向けて持続的に成長するために、2026年度を初年度とする『中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)』を2026年5月13日に策定し、経営スローガンを「変革と現状打破~ルールの目的・本質を理解し、コミュニケーションとチームワークで目指す、究極の安全と品質~」と掲げ、「4つの経営方針」を基盤としたダイナミックケイパビリティの向上を通じて「4つの変革」と「成長戦略」の推進に取り組んでおります。 また、ESG経営を通じたSDGsへの貢献や、「資本コストや株価を意識した経営」による持続的成長と企業価値向上の実現に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。
事業等のリスク1,418字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、この有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 ① 建設市場の動向 当社の受注・売上高は国内の建設投資動向による影響を受けるため、今後想定以上に官公庁及び民間建設投資が急激に減少した場合は業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 工事事故の発生 当社は、工事の施工に際しては、鉄道工事を始めとして公共性の高い事業が多いことから「安全の確保」を最優先した取り組みを実施しておりますが、万が一死亡に直結する等の重大事故が発生した場合、発注者からの信用・信頼の失墜につながり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 原材料価格の高騰 主要建設資材等が急激に高騰し、請負金額に反映することが困難で価格へ転嫁できない場合や想定以上に材料費や労務費等の価格が急騰したときは業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 施工物の瑕疵等 当社は、建設事業者として、品質管理等につきましては厳密な管理を期しておりますが、重大な瑕疵が発生した場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法的規制等 当社の事業は、建設業法、建築基準法、労働安全衛生法、独占禁止法、宅地建物取引業法等の法的規制を受けております。これらの法律の改廃、法的規制の新設、運用基準の変更等により、当社の業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法令遵守違反等のリスク 当社は法令遵守の徹底を図るために「企業倫理規則」、「倫理・法令遵守委員会規則」の制定及び「倫理・法令遵守委員会」の活動や各種マニュアルの作成、教育を通じ、役員・社員に徹底した法令遵守への取り組みを行っております。しかし、何らかの理由で、法令遵守違反等が発生した場合に社会的信用及び信頼を損なう等、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 信用リスク 当社は、取引先の与信管理を行いリスク回避に努めておりますが、予想されない取引先の倒産等により貸倒れが発生した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、工事施工中に協力会社や共同施工会社が倒産等に陥った場合には、工期に影響を及ぼすとともに予定外の費用が発生し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 特定の取引先への依存度について 当社は、鉄道工事に特性を有する総合建設業であり、東日本旅客鉄道株式会社からの売上高の比率が高くなっております。このことは、当社が創業以来、培ってきた鉄道工事における専門技術力と永年にわたる同社との信頼関係によるものであります。 しかしながら、同社が何らかの理由により設備投資額又は当社との取引を削減しなければならなくなった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 感染症に伴うリスク 当社は、感染症の流行にあたり従業員等の安全を第一に考え、衛生管理の徹底やテレワーク勤務規則を定め、可能な限り感染予防や感染拡大防止に努めております。 しかしながら、感染症の流行に伴う経済活動の制限等により、当社の安全及び施工体制の維持・確保が困難な状況に陥った場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,629字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、国際的な経済政策の影響が残るものの、企業収益の改善を背景とした設備投資の持ち直しや雇用・所得環境の改善、各種経済政策の効果により、緩やかに回復の動きがみられました。 建設業界におきましては、公共建設投資は政府の政策等により底堅く推移しました。また、民間建設投資は企業収益の改善を背景に堅調に推移しました。 このような状況の中で当社は、安全を最優先し、最良の総合品質の提供によりお客様満足の向上を目指すとともに、目標達成に向け、技術力の向上や厳密な原価管理等に取り組んでまいりました。 この結果、当事業年度における財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末比23億9千7百万円(2.9%増)増加の863億3千9百万円となりました。 当事業年度末における負債合計は、前事業年度末比6億4千8百万円(5.3%減)減少の116億3千6百万円となりました。 当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末比30億4千5百万円(4.3%増)増加の747億2百万円となりました。 b.経営成績 当事業年度における売上高は、前事業年度比19億9千7百万円(3.4%増)増収の600億3百万円となりました。利益につきましては、営業利益が前事業年度比2億8千2百万円(3.9%減)減益の69億1千1百万円、経常利益が前事業年度比9千6百万円(1.3%減)減益の75億8百万円、当期純利益が前事業年度比1千8百万円(0.4%減)減益の52億2千3百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (建設事業) 建設事業受注高は、前事業年度比121億3千5百万円(19.6%増)増加の739億6百万円となりました。建設事業売上高は、前事業年度比19億5千6百万円(3.4%増)増収の588億8千5百万円となりました。また、セグメント利益は、前事業年度比1億3千2百万円(1.9%減)減益の68億2千5百万円となりました。 (不動産事業) 不動産事業売上高は、前事業年度比4千1百万円(3.8%増)増収の11億1千8百万円となりました。また、セグメント利益は、前事業年度比1億5千万円(63.4%減)減益の8千6百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末比25億2千2百万円(14.5%減)減少の148億3千8百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、42億5千8百万円となりました。これは、税引前当期純利益の計上等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、14億8千2百万円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、52億9千7百万円となりました。これは、配当金の支払いや自己株式の取得による支出によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.受注実績 セグメントの名称   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (千円)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (千円) 建設事業   61,771,281   73,906,372(19.6%増) 不動産事業   1,076,787   1,118,125 (3.8%増) 合計   62,848,069   75,024,498(19.4%増) b.売上実績 セグメントの名称   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (千円)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (千円) 建設事業   56,928,828   58,885,318(3.4%増) 不動産事業   1,076,787   1,118,125(3.8%増) 合計   58,005,615   60,003,444(3.4%増) (注)1.当社では生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。 2.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 建設事業   東日本旅客鉄道株式会社   43,767,719   75.5   43,353,420   72.3 なお、参考のため建設事業の実績は、次のとおりであります。 建設事業における受注工事高及び完成工事高の実績 1) 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   区分   前期繰越 工事高 (千円)   当期受注 工事高 (千円)   計   (千円)   当期完成 工事高 (千円)   次期繰越 工事高 (千円) 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   土木工事   11,559,988   40,025,900   51,585,889   39,721,771   11,864,118 建築工事   12,959,910   21,745,380   34,705,291   17,207,057   17,498,234 計   24,519,899   61,771,281   86,291,180   56,928,828   29,362,352 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   土木工事   11,864,118   42,978,289   54,842,407   39,596,631   15,245,776 建築工事   17,498,234   30,928,083   48,426,317   19,288,687   29,137,629 計   29,362,352   73,906,372   103,268,724   58,885,318   44,383,406 (注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがいまして、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)に一致いたします。 2) 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   土木工事   91.2   8.8   100 建築工事   50.9   49.1   100 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   土木工事   94.9   5.1   100 建築工事   38.0   62.0   100 (注) 百分比は請負金額比であります。 3) 完成工事高 期別   区分   官公庁(千円)   民間(千円)   計(千円) 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   土木工事   1,164,345   38,557,425   39,721,771 建築工事   1,356,216   15,850,840   17,207,057 計   2,520,562   54,408,265   56,928,828 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   土木工事   752,389   38,844,241   39,596,631 建築工事   2,672,403   16,616,283   19,288,687 計   3,424,793   55,460,525   58,885,318 (注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度 発注者   工事件名 株式会社相鉄アーバンクリエイツ   (仮称)ゆめが丘大規模集客施設新築工事 東日本旅客鉄道株式会社   村井橋上駅本屋新築その他工事 東日本旅客鉄道株式会社   信越線新潟駅付近高架化東工区軌道2 相模鉄道株式会社   ゆめが丘駅改良工事(建築関係) 伊藤忠都市開発株式会社・日鉄興和不動産株式会社   (仮称)玉川台二丁目計画新築工事 当事業年度 発注者   工事件名 東日本旅客鉄道株式会社   幹:燕三条旅客上家1号屋根改良 オリックス不動産株式会社   (仮称)蒲田計画 新築工事 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構   福島職業能力開発促進センター教室棟・実習場建替その他工事(第1期) 伊藤忠都市開発株式会社   (仮称)世田谷区等々力PJ新築工事 東日本旅客鉄道株式会社   越後線上所新駅(仮称)新設他 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 相手先   金額(千円)   割合(%)   相手先   金額(千円)   割合(%) 東日本旅客鉄道株式会社   43,767,719   76.9   東日本旅客鉄道株式会社   43,353,420   73.6 4) 次期繰越工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(千円)   民間(千円)   計(千円) 土木工事   552,570   14,693,206   15,245,776 建築工事   1,406,394   27,731,235   29,137,629 計   1,958,964   42,424,441   44,383,406 (注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。 発注者   工事件名   完成予定 株式会社日和田ショッピングモール   イオンモール郡山新築工事 建築・設備工事   2027年4月 東日本旅客鉄道株式会社   幹:長岡旅客上家1号屋根改良   2028年3月 東日本旅客鉄道株式会社   秋田貨物駅構内こ道橋新設工事   2029年3月 東日本旅客鉄道株式会社   幹:浦佐旅客上家1号屋根改良   2027年3月 株式会社ジェイアール東日本都市開発   JR船橋市場町社宅跡地開発計画A街区(賃貸住宅・SC)新築工事   2028年10月 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産合計) 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末比23億9千7百万円(2.9%増)増加の863億3千9百万円となりました。この主な要因は、以下のとおりであります。 流動資産合計は、期末施工高の増加により完成工事未収入金が増加したものの、現金預金の減少等により、前事業年度末比14億2千4百万円(2.9%減)減少の474億7千2百万円となりました。 また、固定資産合計は、投資有価証券の時価上昇による増加等により、前事業年度末比38億2千2百万円(10.9%増)増加の388億6千6百万円となりました。 (負債合計) 当事業年度末における負債合計は、前事業年度末比6億4千8百万円(5.3%減)減少の116億3千6百万円となりました。この主な要因は、以下のとおりであります。 流動負債合計は、未払法人税等や未払消費税等の減少等により、前事業年度末比19億2千万円(18.2%減)減少の86億5千2百万円となりました。 また、固定負債合計は、長期繰延税金負債の増加等により、前事業年度末比12億7千2百万円(74.4%増)増加の29億8千3百万円となりました。 (純資産合計) 当事業年度末における純資産合計は、その他有価証券評価差額金の増加等により、前事業年度末比30億4千5百万円(4.3%増)増加の747億2百万円となりました。 2) 経営成績 (売上高) 当事業年度の売上高は、当事業年度の受注高の増加を主因として、前事業年度比19億9千7百万円(3.4%増)増収の600億3百万円となりました。 (売上総利益・営業利益) 売上総利益は、前事業年度比8千3百万円(0.8%減)減益の109億4千8百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、事務用品費の増加等により、前事業年度比1億9千8百万円(5.2%増)増加の40億3千6百万円となりました。 この結果、営業利益は、前事業年度比2億8千2百万円(3.9%減)減益の69億1千1百万円となりました。 (経常利益・当期純利益) 経常利益は、営業利益の減益を主な要因として、前事業年度比9千6百万円(1.3%減)減益の75億8百万円となりました。 また、当期純利益は、前事業年度比1千8百万円(0.4%減)減益の52億2千3百万円となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の経営に影響を与える大きな要因としては、建設市場の動向、工事事故の発生、原材料価格の高騰、施工物の瑕疵等があります。 建設市場の動向については、慢性的な労働力不足や原材料費の高騰等による採算性の低下など、依然として厳しい経営環境が続くものと認識しております。このような状況の中で当社は、受注獲得に向けた新技術・工法の導入及び商品開発や企画提案技術の向上に積極的に取り組み、技術及び品質で高い評価をいただける技術集団を目指してまいります。 工事事故の発生については、当社は、鉄道工事を基盤とする総合建設業を営む者として、「安全・安心」を常に最優先に考え行動する企業風土を構築し、経営に重大な影響を与えるような事故の発生防止に努めてまいります。 原材料価格の高騰については、協力会社等への直近の発注状況や原材料価格動向を注視することなどにより、請負金額への反映に努めるとともに、協力会社等との関係を強化し、情報交換を密にすることなどにより、更なるコスト削減に努めてまいります。 施工物の瑕疵等については、これまでの厳密な品質管理を継続し、経営に重大な影響を与えるような瑕疵等の発生防止に努めてまいります。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載したとおり、2026年度を初年度とする「中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)」を策定し、売上利益目標として売上高700億円、ROE9.0%以上、配当性向50.0%以上、DОE3.5%以上、投資計画として成長投資160億円、事業基盤投資110億円という目標を掲げております。 この経営目標を達成すべく、安全性の向上、品質の向上、技術力の向上、株主還元といった重点課題に積極的に取り組んでまいります。 〔中期経営計画の進捗状況〕 売上高・ROE・配当性向・DОE目標 指標   中期経営目標   2026年度(予想)   2025年度(実績) 売上高   700億円   690億円   600億円 ROE   9.0%以上   -   7.1% 配当性向   50.0%以上   65.9%   54.6% DОE   3.5%以上   -   4.0% (注)2026年度(予想)のROE及びDОEにつきましては、公表しておりません。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (建設事業) 建設事業受注高は、前事業年度比121億3千5百万円(19.6%増)増加の739億6百万円となりました。建設事業売上高は、当事業年度の受注高の増加を主因として、前事業年度比19億5千6百万円(3.4%増)増収の588億8千5百万円となりました。 セグメント利益は、前事業年度比1億3千2百万円(1.9%減)減益の68億2千5百万円となりました。 セグメント資産は、期末施工高の増加による完成工事未収入金の増加等により、前事業年度末比12億5千7百万円(3.0%増)増加の435億7千8百万円となりました。 (不動産事業) 不動産事業売上高は、賃貸用不動産の売上高が増加したことにより、前事業年度比4千1百万円(3.8%増)増収の11億1千8百万円となりました。 セグメント利益は、前事業年度比1億5千万円(63.4%減)減益の8千6百万円となりました。 セグメント資産は、建物取得による有形固定資産の増加等により、前事業年度末比5億6百万円(4.7%増)増加の113億4千3百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 1) 資金需要の動向 当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、建設事業に関わる資機材・外注等の原価費用、不動産事業に関わる管理費・営繕費等の不動産事業費用、各事業についての一般管理費等があります。 また、設備資金需要としては、事業用建物や線路メンテナンス工事用大型保線機械等の固定資産投資と、賃貸物件等の不動産事業投資に加え、情報処理のための無形固定資産投資等があります。 2) 財政政策 当社の事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するために、手許流動性資金を相当程度保有し、運転資金及び投資資金につきましては、本社(財務部)において一元管理しております。 現時点においては、金融機関等からの借入はなく、手許流動性資金も相当程度保有できているため、不測の事態が生じた場合であっても、当面の資金繰りには支障は無いものと考えております。よって、当社事業の維持拡大に必要な運転・設備資金の確保は今後も可能であると考えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しておりますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われており、資産・負債や収益・費用の金額に反映されております。 これらの見積りにつきましては、過去の実績等を踏まえながら継続して評価し、必要に応じ見直しを行っておりますが、見積りには不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社が財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に記載のとおりでありますが、特に、「5.収益及び費用の計上基準」にある一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法による収益認識については、財務諸表の作成における見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 (一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法による収益認識) 当事業年度末までの工事進捗部分について履行義務の充足が認められる工事については、主として一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法により収益を認識しております。適用にあたっては、工事収益総額、工事原価総額及び当事業年度末における履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積る必要があります。一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法により認識される収益の計上の基礎となる工事原価総額の見積りには、作業内容や工数等の不確実性を伴うものが含まれているため、当社の業績を変動させる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。