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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

東京エネシス

TOKYO ENERGY & SYSTEMS INC.1945 · Prime · 建設業

東京電力グループの電気工事会社。火力・原子力・水力発電設備の建設保守から一般電気・情報通信・空調工事まで、エネルギー関連設備工事を主力とする。

概要

東京エネシスは東京電力ホールディングスグループからの受注を軸に、火力・原子力・水力発電設備や変電所の建設・保守を手掛ける総合建設会社(ゼネコン)である。1947年に株式会社東京電氣工務所として創業。2001年に現商号へ改称した。2026年3月期の連結売上高は831億円、営業利益47億円、従業員数1687人。本社は東京都中央区に置く。

発電関連設備工事が収益の7割超を占める事業構造

東京エネシスの主力事業は設備工事業であり、全売上高の約93%(772億円、2026年3月期)を占める。同事業は東京電力グループ向けの火力・原子力・水力発電所の建設・保守、変電設備工事、再生可能エネルギー設備工事などから成る。受注の約70%は特命(随意契約)で、長期にわたる取引関係が基盤となっている。一般需要家向けのビル・工場の電気設備や情報通信設備、空調設備工事も手掛け、設備工事業のセグメント利益は106億円と前期比156%増加した。

自社保有発電所で売電収入を得る発電事業

設備工事に加えて、子会社を通じた自社保有の太陽光発電所(登米ソーラーパーク、鳩山ソーラーパーク)やバイオマス発電所(合同会社境港エネルギーパワー)による発電・売電事業を展開している。2022年10月に境港バイオマス発電所が営業運転を開始した。これらの発電事業は「その他の事業」セグメントに含まれ、売上高は61億円と全体の約7%だが、安定したキャッシュフローを生み出す役割を担う。

全国および東南アジアに広がる事業拠点

本社を東京都中央区に置き、国内では福島総合支社(大熊町)、青森支社など原子力関連の拠点に加え、2024年から2025年にかけて関西支店(神戸)、中国支店(岩国)、九州支店(福岡)、北海道支店(札幌)、中部支店(名古屋)、東北支店(仙台)を新設した。海外ではタイにTokyo Enesys (Thailand) Co., Ltd.、ベトナムにTokyo Enesys Vietnam Co., Ltd.を有し、アジアでの現地工事・サービスを展開する。

10社の子会社と4社の関連会社で構成されるグループ

東京エネシスグループは単体に加え、子会社10社と関連会社4社で構成される。主要な子会社には、設備工事業の株式会社テクノ東京、不動産・保険代理の東工企業株式会社、工具リースの株式会社バイコム、製造・販売の株式会社東輝などがある。発電事業では合同会社境港エネルギーパワー、同北アルプスエネルギーパワーなどを保有。グループ全体でエネルギー関連のバリューチェーンをカバーする体制をとる。

業界の中での役割は電力会社向け発電・変電設備工事の主要請負業者/一般電気設備工事の施工会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
831億円
営業利益
47億円
営業利益率
5.7%
純利益
43億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
設備工事業773億円92.7%107億円13.8%
その他61億円7.3%1億円1.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電力会社(発電・変電)主力

東京電力グループからの受注を中心に、火力・原子力・水力発電設備、コージェネレーション、太陽光、バイオマス発電設備の建設・保守、変電設備工事等を設計・施工。

主要顧客東京電力ホールディングス㈱、東京電力グループ

主な製品・サービス5
火力発電設備工事
火力発電所の建設・定期点検・補修工事。
原子力発電設備工事
原子力発電所の建設・保守・改造工事。
水力発電設備工事
水力発電所の建設・改修工事。
変電設備工事
変電所の建設・増強・保守工事。
再生可能エネルギー設備工事
太陽光・バイオマス発電設備の建設・保守。

02一般需要家(ビル・工場等)準主力

一般電気設備工事、情報通信設備工事、空調設備工事の設計・施工。法人・官公庁向けの設備工事を幅広く手掛ける。

主な製品・サービス3
一般電気設備工事
ビル・工場の電力設備、照明、分電盤等の工事。
情報通信設備工事
LAN、電話、インターホン、セキュリティ等の工事。
空調設備工事
空調・換気設備の設計・施工。

03発電事業(自社保有)副次

子会社を通じて太陽光発電、バイオマス発電による電力販売を実施。また、小水力発電等の再生可能エネルギー事業にも参画。

主な製品・サービス2
太陽光発電による電力販売
自社保有の太陽光発電所での発電・売電。
バイオマス発電による電力販売
自社保有のバイオマス発電所での発電・売電。

04不動産・リース・その他副次

不動産の賃貸・管理、工具・備品・車両等のリース・レンタル、保険代理業、製造・販売事業、卸売業等を子会社・関連会社が展開。

製品と技術

火力発電設備:建設から定期点検・補修まで一貫対応

火力発電設備工事は東京エネシスの核となる事業の一つである。LNG火力発電所の新設工事に加え、既設火力発電所の脱炭素化改造工事(水素混焼・アンモニア混焼対応など)も手掛ける。2021年には日立プラントコンストラクションから火力発電事業の一部を継承し、技術領域を拡大した。定期点検や補修工事では、高温・高圧機器の溶接検査など高度な技術が求められ、同社の溶接・検査センターが品質を支える。

原子力発電設備:福島第一廃炉と再稼働工事の両軸

原子力分野では、沸騰水型原子力発電所の再稼働に向けた工事(安全対策工事、保修工事)を主に手掛ける。また、福島第一原子力発電所の廃炉・安定化作業では、水処理関連設備の工事や廃棄物処理関連業務に携わる。豊富な工事実績を強みに、柏崎刈羽原発や東通原発など東京電力グループの原子力施設を中心に活動する。

変電設備工事:特別高圧変電所の設計・施工

変電設備工事では、特別高圧変電所(275kV・500kV級)の新設・増設・保守を手掛ける。生成AI普及によるデータセンター需要増加に伴い、変電所の新設・増強工事が増加している。同社は東京電力グループ向けの実績を基に、他電力会社や産業用変電所へもシェアを拡大している。工事にはGIS(ガス絶縁開閉装置)や変圧器の据付・配管が含まれる。

水力・再生可能エネルギー設備:リニューアルと新設

水力発電設備では、運転開始から60年以上経過した発電所のリニューアル工事を全国で手掛ける。国内水車メーカーに加え、海外水車メーカーとの技術協力による導入も進める。再生可能エネルギーでは、太陽光発電所のEPC(設計・調達・施工)と自社保有発電所の運営、バイオマス発電所のO&M(運転・保守)を実施。スタートアップ企業と共同でCCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)の研究開発にも取り組む。

一般電気・情報通信・空調設備:ビル・工場のインフラ

一般需要家向けには、ビルや工場の電力設備(受変電設備、分電盤、照明)、情報通信設備(LAN、電話、セキュリティ)、空調設備の設計・施工を提供する。官公庁や民間企業の新築・改修工事に対応し、特にデータセンター向けの高品質な電気設備工事に強みを持つ。法人向けPPA(電力販売契約)や自治体のレジリエンス案件も手掛け、事業領域を拡大している。

発電事業:自社保有電源による売電と事業運営

東京エネシスは子会社を通じて自社保有の発電所を持つ。太陽光発電所(登米、鳩山)とバイオマス発電所(境港)を運営し、売電収入を得ている。境港バイオマス発電所は2022年10月に営業運転を開始し、出力は非開示だが安定的に稼働中。さらに合同会社北アルプスエネルギーパワーや熊本エネルギーパワーなど小水力発電にも参画し、再生可能エネルギー事業のポートフォリオを拡充している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

建設業で収益回復見込み、変動大

東京エネシスは建設業に属し、売上高が885億円(2024/3)から677億円(2025/3)に減少したが、2026/3期には831億円に回復見込み。営業利益率は3.99%(2025/3)から5.66%(2026/3)に改善。同業のミライト・ワンなどと比較すると、収益規模は中程度だが、業績の変動が大きい。

強み

  • 2026/3期に売上高が大幅に回復し、収益改善が期待できる。
  • 営業利益率が改善傾向にあり、収益性が高まっている。
  • 社名からエネルギー関連の建設に強みを持つ可能性。
  • 大型プロジェクトの受注により、業績が大きく変動する。

課題

  • 売上高の増減が激しく、計画的な経営が難しい。
  • 同業他社との競争が激しく、価格競争に晒される。
  • 建設資材の価格上昇が利益を圧迫するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字が東京エネシス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19621建設技術研究所892億円13.1倍
21882東亜道路工業807億円21.6倍
32734サーラコーポレーション800億円10.5倍
45011ニチレキグループ722億円15.1倍
51414ショーボンドホールディングス691億円16.6倍
61945東京エネシス681億円15.9倍
79755応用地質676億円18.7倍
81982日比谷総合設備646億円14.7倍
91938日本リーテック623億円11.1倍
109991ジェコス592億円10.1倍
115288アジアパイルホールディングス578億円7.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

東京電力グループの電気工事部門として1947年に創業

1947年8月、東京都港区新堀町に資本金18万円で株式会社東京電氣工務所を設立した。東京電力(現・東京電力ホールディングス)の電気工事需要を背景に、発電・変電設備の建設・保守を担う専門業者として出発した。1960年7月には本社を港区東麻布へ移転し、同時に全額出資子会社の東工企業株式会社を設立。同社は後に不動産・リース事業を担う連結子会社となる。

1961年の東証二部上場と全国展開への歩み

1961年11月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。資金調達力を活かし、1974年8月に京浜、房総、鹿島、福島の4工事部を開設。1981年10月には東証第一部に指定替え。1982年8月には新潟支社(刈羽郡)を開設し、柏崎刈羽原子力発電所関連の工事拠点を整備した。1998年7月には青森県六ヶ所村に原子力部六ヶ所事業所(現青森支社)を設け、核燃料サイクル関連工事にも進出した。

2001年の商号変更と「東京エネシス」への転換

2001年4月、商号を株式会社東京エネシスに改称した。「エネシス(Enesys)」はEnergy Systemsの合成語で、エネルギー設備のトータルエンジニアリング企業を志向する意味を込めた。同年には子会社の株式会社テクノ東京の株式を取得し、設備工事能力を拡充。2007年1月には総合技術センター(現溶接・検査センター)を千葉市に開設し、技術基盤を強化した。

太陽光発電所の自社保有と再生可能エネルギー事業への参画

2015年3月、宮城県登米市に登米ソーラーパーク、同年4月に埼玉県鳩山町に鳩山ソーラーパークを設置し、太陽光発電事業を開始した。同年、福島総合支社を双葉郡大熊町に移転し、福島第一原子力発電所の廃炉関連工事に対応。2019年には合同会社境港エネルギーパワーに出資し、バイオマス発電事業へ本格参入。2022年10月には境港バイオマス発電所が営業運転を開始した。

2020年代の事業拡大と海外・国内拠点の新設

2020年2月、タイのTES Practicum Co.,Ltd.(現Tokyo Enesys (Thailand) Co.,Ltd.)の株式を取得し、東南アジアでの事業基盤を獲得。2021年7月には株式会社日立プラントコンストラクションから火力発電事業の一部を承継し、火力分野の技術力を強化。2024年から2025年にかけて関西、中国、九州、北海道、中部、東北の各支店を新設し、全国規模の営業網を完成させた。2024年5月にはベトナム子会社Tokyo Enesys Vietnam Co., Ltd.を設立した。

東証プライム市場への移行と2024年度中期経営計画

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより第一部からプライム市場へ移行した。2024年度を初年度とする中期経営計画(2024~2026年度)を策定し、「人を真ん中にした強くてしなやかなQ'dづくり」を基本方針に掲げる。重点課題として人的資本の強化、顧客から選ばれる品質の追求、ステークホルダーとの連携強化を挙げ、2027年度ROE8.0%達成を目標とする。

年表33件を開く

1940年代

  • 1947年8月創業東京都港区新堀町に資本金18万円をもって株式会社東京電氣工務所を設立

1960年代

  • 1960年7月本社を東京都港区東麻布に移転
  • 1960年7月当社全額出資の東工企業株式会社(現 連結子会社)を設立
  • 1961年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場

1970年代

  • 1974年8月京浜工事部、房総工事部、鹿島工事部、福島工事部の4工事部を開設

1980年代

  • 1980年8月本社を東京都港区新橋に移転
  • 1981年3月福島工事部(現 福島総合支社)事務所を福島県双葉郡富岡町に移転
  • 1981年10月東京証券取引所市場第一部に指定替え
  • 1982年8月新潟支社を新潟県刈羽郡に開設

1990年代

  • 1991年4月当社全額出資の株式会社バイコム(現 連結子会社)を設立
  • 1994年3月資本金28億81百万円に増資
  • 1995年7月新潟支社を新潟県柏崎市に移転
  • 1998年7月原子力部六ヶ所事業所(現 青森支社)を青森県上北郡に開設

2000年代

  • 2000年6月株式会社テクノ東京(現 連結子会社)の株式を取得
  • 2001年4月商号を株式会社東京エネシスに改称
  • 2007年1月東京エネシスグループ企業行動憲章を制定
  • 2007年1月総合技術センター(現 溶接・検査センター)を千葉県千葉市に開設
  • 2007年2月株式会社東輝(現 連結子会社)の株式を取得

2010年代

  • 2013年8月本社を東京都中央区日本橋茅場町に移転
  • 2015年3月登米ソーラーパーク(太陽光発電所)を宮城県登米市に設置
  • 2015年4月鳩山ソーラーパーク(太陽光発電所)を埼玉県比企郡に設置 福島総合支社を福島県双葉郡大熊町に移転
  • 2019年7月合同会社境港エネルギーパワー(現 連結子会社)に出資 Admiration Co.,Ltd.(現 連結子会社)の株式を取得

2020年代

  • 2020年2月TES Practicum Co.,Ltd.(現 Tokyo Enesys(Thailand) Co.,Ltd. 連結子会社)の 株式を取得
  • 2021年7月株式会社日立プラントコンストラクションの火力発電事業の一部を会社分割により承継
  • 2021年10月合同会社熊本エネルギーパワー(現 連結子会社)に出資
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年9月合同会社北アルプスエネルギーパワー(現 連結子会社)を設立
  • 2022年10月合同会社境港エネルギーパワーが境港バイオマス発電所の営業運転開始
  • 2024年5月Tokyo Enesys Vietnam Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立
  • 2024年7月関西支店を兵庫県神戸市に開設、中国支店を山口県岩国市に開設、九州支店を福岡県福岡市に開設
  • 2024年9月北海道支店を北海道札幌市に開設
  • 2025年1月中部支店を愛知県名古屋市に開設
  • 2025年4月東北支店を宮城県仙台市に開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2027年度まで8.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本の強化

    人材への投資を最上位課題とし、技術力向上に向けた社員の早期育成や協力会社を含む動員力確保など、人的資本を強化する。

  2. 02

    Q'dの磨き込みによる選ばれる企業へ

    品質重視(Q'd)の理念に基づき、付加価値の高い技術ソリューション提案や生産性向上により、お客さまに選ばれる品質を磨き上げる。

  3. 03

    ステークホルダーとのつながり強化

    グループ会社とのシナジー発揮、協力会社との連携強化、および地域貢献を通じて、すべての関係者とのつながりを強固にする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,687人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は791万円で、9期前と比べて+17.0%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,499
2018年3月1,489
2019年3月67545.920.31,455
2020年3月69145.920.11,480
2021年3月69046.420.21,464
2022年3月64346.018.01,618
2023年3月67646.420.01,558
2024年3月78346.819.51,563
2025年3月80446.919.31,628166
2026年3月79146.619.01,687279

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率41.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社他 — 東京都中央区他9,197百万円
設備工事業 その他の事業
境港バイオマス発電所 — 鳥取県境港市9,156百万円
その他の事業
本社 — 東京都中央区2,658百万円
その他の事業
本社 — タイ王国 バンパコン市2,316百万円
その他の事業
福島総合支社 — 福島県双葉郡大熊町707百万円
設備工事業
溶接・検査センター — 千葉県千葉市中央区639百万円
設備工事業
本社 — 東京都江東区532百万円
その他の事業
新潟支社 — 新潟県柏崎市249百万円
設備工事業
太陽光発電所 — 宮城県登米市他244百万円
その他の事業
青森支社 — 青森県上北郡六ヶ所村227百万円
設備工事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東工企業㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱バイコム
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱テクノ東京
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東輝
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyo Enesys(Thailand) Co.,Ltd.
    タイ王国 バンパコン市 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 海外
    Admiration Co.,Ltd.
    タイ王国 バンコク市 · 連結子会社
    議決権48.9%
  • 海外
    Tokyo Enesys Vietnam Co.,Ltd.
    ベトナム社会主義共和国 ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京電力ホールディングス㈱
    東京都千代田区 · その他の関係会社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    新潟空港税関検査場照明器具改修工事
    財務省 · 2021-10-29
    455万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は831億円営業利益47億円前期と比べると増収増益で、売上が+22.7%、利益が+74.1%。

売上高
+22.7%
831億円
営業利益
+74.1%
47億円
純利益
+48.3%
43億円
営業利益率
5.7%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高950億円831億円
営業利益73億円47億円
純利益52億円43億円
1株あたり配当¥77¥77

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は206億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+1.5%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q21911
2024年1Q20342.02
2024年2Q21062.96
2024年3Q223198.513
2024年4Q2499
2025年2Q305−2−0.76
2025年4Q372297.823
2026年2Q343123.515
2026年4Q488357.228
2027年1Q206104.99

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は605億円から831億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6054814
2014年3月5422917
2015年3月6005734
2016年3月7426141
2017年3月7366041
2018年3月6874429
2019年3月6865035
2020年3月6653924
2021年3月5953927
合同会社北アルプスエネルギーパワー(現 連結子会社)を設立
2022年3月7263312
2023年3月7912821
Tokyo Enesys Vietnam Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立
2024年3月8855230
中部支店を愛知県名古屋市に開設
2025年3月67727334.029
2026年3月83147555.743

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高831億円のうち、営業利益として残るのは47億円5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金84.7%704億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.6%80億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%47億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.7pt
5.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.8pt
6.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが47億円、投資CFが9億円で、差し引きのフリーCFは56億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は97億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月16−11−3595
2014年3月3615−751139
2015年3月24−54−1−30109
2016年3月−3630−1−6102
2017年3月−135−23−868
2018年3月136−15−9121179
2019年3月19−27−10−8161
2020年3月24−32−10−8141
2021年3月108−1625−5493
2022年3月−57−458−6190
2023年3月81−31−750132
2024年3月85−51−4434122
2025年3月−152−1107−15376
2026年3月479−375697

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,193億円。このうち返さなくてよい自己資本が725億円で、自己資本比率は60.7%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月68745922866.5
2014年3月65347517872.5
2015年3月74150923268.5
2016年3月85452832661.6
2017年3月78956122871.2
2018年3月83458624870.3
2019年3月85861524371.7
2020年3月85462822673.4
2021年3月89664924772.4
2022年3月1,03064538562.8
2023年3月1,08565942661.1
2024年3月1,07568539063.8
2025年3月1,08168439763.3
2026年3月1,19372546960.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
97億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
614億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
469億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中17位あたり、逆に低いのはROE140社中126位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.7%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.7%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
22.8%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,050で、1年前と比べて+26.1%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥2,050-2.4%1ヶ月+1.9%1年+26.1%時価総額681億円
過去52週の値幅
安値¥1,565高値¥2,657

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.9倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR0.94倍
配当利回り3.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で18.5%下落し、週足は急落基調。25日線(2160円)を9.9%下回り、短期トレンドは明らかな弱気。52週高値(2657円)から26.7%下落する一方、52週安値(1418円)からは37.3%上と、年初来高値圏からの調整局面。出来高は増加し、売り圧力強まる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 15.1倍は業界平均13.9倍をやや上回るが、PBR 0.89倍は平均1.50倍を下回り割安。配当利回り3.16%は平均2.80%を上回り魅力的。ROE 6.1%は平均並み。2026/3期の増益予想を考慮すると、総合的に妥当圏内と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.9倍14.4倍
PER (予想)13.1倍
PBR0.94倍1.55倍
ROE6.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

エネルギー関連設備工事に特化したゼネコンであり、国内の電力需要安定や脱炭素投資が追い風となる一方、原子力発電所の再稼働遅れや建設コスト増が業績の不確実性要因。2026年3月期は売上高831億円、営業利益47億円と回復見込みだが、競争激化や人手不足が利益率を圧迫する懸念もある。強気派はエネルギー安全保障ニーズの高まりと受注拡大を評価し、弱気派は公共工事依存度の高さと採算性の悪化を問題視する。

プラスに働く材料7
  • エネルギー安全保障の追い風

    発電所建設・保守需要は中期的に堅調と予想される。

  • 収益回復基調

    2026年3月期は営業利益47億円と前年比62%増の見通し。

  • 脱炭素投資の恩恵

    水素・アンモニア関連など新エネルギー分野の工事増加。

  • 火力発電所メンテナンス需要の増加通年影響

    営業利益47億円予想、安定収益基盤

  • 電力自由化関連工事の拡大2027年影響

    売上高831億円、新規工事で増収

  • 自己株買いによる資本効率改善次回取締役会影響

    PBR0.89倍、株主還元強化

  • 増配による株主還元2026年影響

    配当利回り3.16%から増額期待

マイナスに働く材料7
  • 公共工事依存のリスク

    公共工事の予算削減や入札競争激化で採算が悪化しやすい。

  • 建設コスト上昇

    資材高騰や人手不足で工事原価が増加し利益を圧迫。

  • 原子力再稼働の不透明感

    原子力関連工事は政策次第で需要が大きく変動する。

  • 電力会社設備投資削減継続影響

    営業利益47億円の根幹、受注減のリスク

  • 人件費高騰による利益圧迫継続影響

    建設業界の賃金上昇が収益直撃

  • 競合激化での受注単価下落継続影響

    売上高達成に影響

  • 自然災害による工事中断不定影響

    売上減少と復旧コスト発生

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を左右する最重要指標。
完成工事総利益率
工事採算性の変化を測る。
エネルギー関連工事比率
得意分野の集中度と成長性を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり77で、前期から+21.2%いまの株価に対する利回りは3.76%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥77
1株あたり
配当利回り
3.76%
いまの株価に対して
配当性向
51.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2521.6
2018年3月250.030.4
2019年3月250.025.9
2020年3月278.038.2
2021年3月295.634.7
2022年3月305.380.0
2023年3月4033.349.2
2024年3月4512.554.2
2025年3月5215.663.5
2026年3月6321.251.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥77

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,033人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.7%を占め、残る59.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.531.633.229.331.042.9
事業法人43.845.545.448.649.028.5
外国法人8.17.47.08.97.113.3
金融機関14.914.713.611.812.212.2
証券会社0.80.80.81.40.73.1
自己株式8.28.18.14.34.80.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東京電力ホールディングス株式会社18.06
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.77
03光通信KK投資事業有限責任組合6.12
04東京エネシス社員持株会2.98
05太平電業株式会社2.47
06東京産業株式会社2.39
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.01
08新日本空調株式会社1.81
09MURAKAMI TAKATERU(常任代理人 三田証券株式会社)1.73
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+213%、1株純資産は14期で+67%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月411,3073.211.344.1
2014年3月491,3533.710.231.7
2015年3月981,4517.010.121.3
2016年3月1191,5638.07.720.3
2017年3月1211,6667.57.921.6
2018年3月861,7355.113.930.4
2019年3月1041,8125.89.525.9
2020年3月701,8423.811.838.2
2021年3月811,8984.311.434.7
2022年3月361,8881.927.180.0
2023年3月621,9343.214.449.2
2024年3月872,0474.414.454.2
2025年3月872,0544.212.663.5
2026年3月1292,1876.113.551.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額212百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
眞島俊昭代表取締役社長 社長執行役員6228,400
堀川総一郎取締役 副社長執行役員 エネルギー本部長6223,300
西山茂取締役644,900
長谷川園恵取締役59
伊藤直哉取締役64
大島めぐみ取締役57
佐藤誠取締役(常勤監査等委員)616,800
垣内桂子取締役(常勤監査等委員)53
二宮照興取締役(監査等委員)66
森秀文取締役(監査等委員)73
守谷誠二取締役63
奥田芳彦取締役(監査等委員)69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)26331910452
社外取締役983839
取締役(社内)1252525

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容716字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社10社及び関連会社4社で構成され、電力関連設備や一般電気設備工事等の設計及び施工を主な事業としております。また、太陽光発電やバイオマス発電による電力の販売、不動産の賃貸・管理、工具・備品・車両等のリース・レンタル及び保険代理業等の事業活動を展開しております。これら既存事業領域を堅持するとともに、事業領域を拡大すべく、子会社による国内外でのエネルギー関連事業への参画等に取り組んでおります。 各事業における当社グループの位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、電力関連設備工事の主要部分は、その他の関係会社である東京電力ホールディングス㈱を含む東京電力グループより受注しております。 [設備工事業] 火力、原子力、水力、コージェネレーション、太陽光及びバイオマス発電設備の建設・保守、並びに変電、一般電気、情報通信及び空調設備工事の設計・施工 (主な関係会社) 当社、㈱テクノ東京、Tokyo Enesys Vietnam Co.,Ltd.、アサバヌエネシスエンジニアリング㈱ [その他の事業] 発電事業、不動産事業、リース・レンタル事業、保険代理業、製造・販売事業及び卸売業 (主な関係会社) 当社、東工企業㈱、㈱バイコム、㈱東輝、Tokyo Enesys(Thailand) Co.,Ltd.、Admiration Co.,Ltd.、(同)境港エネルギーパワー、(同)熊本エネルギーパワー、(同)北アルプスエネルギーパワー、SCI Enesys Co.,Ltd.、(同)会津こもれび発電所、(同)白馬猿倉小水力発電 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,819字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)新 2030年度ありたい姿 当社グループは、「暮らしのより確かな基盤をつくる」という理念のもと、新たに2030年度のありたい姿を設定し、エネルギービジネスにおけるバリューチェーン全体を手掛ける総合エンジニアリング力を発揮し、安全を最優先に最適な品質を提供することで社会インフラ構築事業を強固なものにしていくとともに、カーボンニュートラルに向けた事業などを通じて、サステナブルな社会の実現へ貢献してまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、経営環境の変化に適応し、持続的な成長を実現していくために「2024年度中期経営計画(2024~2026年度)」を策定し、最終年度(2026年度)到達目標達成に向けて、『人』を最上位に位置づけ、3つの重点課題に取り組んでまいります。 [基本方針] 『人』を真ん中にした 強くて しなやかな Q'dづくり [重点課題] ① 人材への投資による 人的資本の強化 ② お客さまに選ばれるための 「Q'd」の磨きこみ ③ 当社に関わるすべての 人・組織とのつながり強化 Q'd(キュード):クオリティオリエンテッド 常に本質を問う企業でありたいとの願いを込めたシンボルワード (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、労働需要の高まりによる労働力不足や物価上昇、為替変動の影響、金利の上昇傾向等に加え、中東情勢の影響を注視する必要があり、景気の先行きは不透明な状況が継続するものと予想されます。 これらを受けて、当社グループは、情報収集(国際インテリジェンス)の強化、複数のシナリオ想定、資機材調達手段の多様化等への取り組みを進めるとともに、近年深刻化している企業に向けたサプライチェーン攻撃等のサイバーリスクについても、情報セキュリティの強化やレジリエンス対策等の取り組みを進めてまいります。 一方で、当社グループを取り巻く経営環境は、脱炭素関連分野への設備投資や原子力発電所の再稼働に向けた設備投資、また、生成AIの普及に伴うデータセンターの新設等による電力需要増加を背景に、電力供給インフラへの設備投資等が本格化しており、今後も良好な受注環境が続くものと見込んでおります。 このような状況の中、当社グループは2024年度中期経営計画(2024~2026年度)において『人』を真ん中にした投資サイクルの好循環を持続可能にしていくため、重点課題である「人材への投資による人的資本の強化」、「お客さまに選ばれるための「Q'd」の磨きこみ」、「当社に関わるすべての人・組織とのつながり強化」に取り組んでおります。最終年度である2026年度については、2027年度ROE8.0%達成に向け、特に技術力向上に向けた社員の早期育成や協力会社を含めた動員力確保等に注力してまいります。また、付加価値の高い技術ソリューション提案やグループ会社とのシナジーを発揮した受注活動等を通じて受注拡大を図るとともに、生産性向上等により更なる利益創出に努めてまいります。 火力分野につきましては、市場としては減少傾向にありますが、脱炭素化に向けた既設火力発電所の改造工事や脱炭素化を前提としたLNG火力発電所の新設工事が計画されており、これまでに蓄積した技術力を発揮し、カーボンニュートラルに貢献してまいります。また、不透明さを増す中東情勢を踏まえた政府の方針に基づく発電設備関連工事にも柔軟に対応してまいります。 原子力分野につきましては、沸騰水型原子力発電所の再稼働が続いており、今後も再稼働に向けた工事や再稼働後の保修工事が見込まれることから、豊富な工事実績を強みに活動の場を拡げてまいります。また、福島第一原子力発電所の廃炉・安定化作業に関しましては、水処理関連設備の工事に加えて、廃棄物処理関連業務等にも今後取り組んでまいります。 変電分野につきましては、生成AIの普及に伴うデータセンターの新設等による電力需要増加への対応として変電所の新設・増設工事が見込まれており、特別高圧変電所工事で培った技術を強みにシェア拡大を図ってまいります。 バイオマス分野につきましては、国内各所のバイオマス発電所のO&M(運転・保守)業務に取り組んでおり、合同会社境港エネルギーパワーのバイオマス発電所とともに、順調に運転を継続するなかで、エンジニアリング企業として設備診断力・性能分析力の向上に取り組んでおります。また、スタートアップ企業と共同でバイオマス発電へのCCUS適用(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)の研究開発を進めております。引き続き、地元の皆さまのご理解とご支援をいただきながら、発電所の安全・安定運転を通して地域に貢献してまいります。 水力分野につきましては、運転開始から60年以上経過した発電所のリニューアル工事が全国各所で続くことが見込まれており、国内水車メーカーに加えて、技術協力により海外水車メーカーの導入を進めることで受注拡大を図ってまいります。 太陽光・蓄電池分野につきましては、民間企業向けPPA(電力販売契約)や自治体のレジリエンス案件による事業展開に取り組むとともに、系統用蓄電池事業等に関わるビジネスの創出にも引き続き取り組んでまいります。 一般産業・公共インフラ分野につきましては、事業用火力発電所の建設・保修経験を活かし、製油所、化学工場、製鉄所、清掃工場等の領域を更に拡大しお客さま構内への常駐化へ繋げてまいります。また、照明工事や空調設備工事を中心に応札自治体を拡大することやデータセンター新設工事等に対応することで、受注拡大を図ってまいります。 海外事業分野につきましては、タイ王国内にあるTokyo Enesys (Thailand) Co.,Ltd.の工場において、日本国内メーカーからは製鉄所案件や発電所案件等、タイ王国内ではデータセンター案件等の引き合いが増加しており、今後もお客さまからの様々なニーズに応じた製品を供給し受注拡大を図ってまいります。また、ベトナム社会主義共和国にあるTokyo Enesys Vietnam Co.,Ltd.においては、ペレット工場のO&M(運転・保守)業務に取り組んでいくとともに、蓄電池EPC(設計・調達・建設)事業やエネルギー関連事業投資も視野に入れた営業活動を進めてまいります。 今後とも、『人』を真ん中に、「暮らしのより確かな基盤をつくる」という理念のもと、協力会社とともに安全を最優先に最適な品質を提供しながら、社会と産業のエネルギーインフラへの要請にお応えし続けることで持続的成長を図るとともに、サステナブルな社会の実現へ貢献してまいります。
事業等のリスク2,358字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社は代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置し、リスク顕在化の予防に努めるとともに、顕在化した場合には、迅速かつ的確に対応することにより、被害・影響範囲を極小化し、事業の継続性を確保してまいります。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、これらのリスクの影響により、実際の業績が想定しているものと異なってくる可能性があります。 発生頻度や影響度合を認識した上で、リスクの回避及び発生した場合の対応策を以下のように考えております。 リスク項目   リスク概要   対応策   頻度   影響度 経営・財務リスク   投融資事業 の不採算   投資・融資を行っている事業のリスクが顕在化し、多額の損失を計上する可能性があります。   経営層による会議の場でリスクの確認と運用状況のモニタリングを実施しています。   高   特大 国際情勢変化 への対応   国際紛争の発生など地政学リスクの高まりにより、在外社員や海外子会社社員の避難を要する事態の発生、ならびに資機材・燃料の調達遅延や価格高騰など、当社事業の継続に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループの海外事業に関連する国際情勢、治安情報の収集など、国際インテリジェンスの強化に加え、現地避難基準の検討、また複数のシナリオ想定、為替予約や調達先多様化などの施策により、リスク低減に努めています。   高   特大 バイオマス発電所の重大災害発生   他社のバイオマス発電所で爆発火災事故が発生している状況を踏まえ、当社の関わるバイオマス発電所でも同様の事故が発生する可能性があります。   安全な設備構成への改良、関係者への教育、設備巡視、計画的な点検清掃などの対策により、爆発火災事故発生の未然防止に努めています。   低   大 経営環境変化 への対応   エネルギー政策をはじめとする外部環境の変化に事業戦略が追従できず、収支悪化に繋がる可能性があります。   経営計画策定時の市場分析ならびに事業環境に合わせた組織体制の見直しにより、営業活動の進化や積算・調達力の強化に取り組んでいます。   低   中 業務リスク   サイバー攻撃   サイバー攻撃による顧客情報等の重要情報の流出、社内システムの停止、ランサムウェアによる身代金の要求などが発生する可能性があります。   ゼロトラストの導入など当社グループ全体でセキュリティ対策を強化するとともに、全社員を対象とした教育を実施しています。また、レジリエンス対策としてバックアップをより強化するべく対応を進めております。   中   特大 不適合発生   施工不良等による不適合が発生し、コスト増加の可能性があります。   三現主義を確実に実践するため、関係者への教育・啓発活動を行うとともに、品質保証体制を強化し不適合発生の未然防止に努めています。   低   特大 法令違反   法令違反による行政処分、事業活動の停止、社会的信用失墜のリスクがあります。   関係者への徹底した教育・啓発活動やケーススタディを実施しています。   低   特大 契約トラブル   事前の契約審査の不足により、不可抗力による事象に対しても請負責任とされる可能性があります。   新規案件等は、法務審査の実施により法務リスク低減に努めています。   高   大 重大事故   死亡災害等の重大事故が発生する可能性があります。   軽微な事象でも、重大災害に繋がるリスクが含まれていないか三現主義の観点から調査・分析し、是正措置とともに、知見を水平展開することで重大事故発生の未然防止に努めています。   高   大 取引先の 信用リスク   与信管理の不足やリーガルチェックの不足により、レピュテーションリスクや取引先の倒産などが発生する可能性があります。   与信管理および受注管理を徹底するとともに、契約締結時に契約内容を精査し、リスク低減に努めています。   低   大 リスク項目   リスク概要   対応策   頻度   影響度 人材リスク   技術力低下   知識・技術が継承されず、事業運営に支障をきたす可能性があります。   社員のキャリアパス・教育カリキュラムなどをグランドデザインから見直し再構築するキャリアプラットフォームビルディングプロジェクトを発足し、育成体系の見直しを進めています。また、若手社員を中心に必要資格の取得を推進しています。   高   大 人材不足   採用活動の難航等から、人員不足になる可能性があります。   多様な採用チャネルを活用した採用活動の強化とともに、離職率改善のため社員の処遇改善などのエンゲージメント向上策を実施しています。   低   大 気候リスク   大災害の発生   大規模噴火、地震等の重大な自然災害により、社員等の被災、事業所設備の損傷による事業中断などが発生する可能性があります。   各事業所での避難訓練、安否確認訓練の他、災害発生を想定したシナリオに基づく経営層の訓練を行うなど、レジリエンス対策を実施しています。   低   特大 環境規制強化   環境保護等の規制強化によるバイオマス燃料の調達コスト増加が収支を悪化させる可能性があります。   法規制に準拠した燃料調達と市況に応じた適正な価格調整を実施します。   低   大
経営成績の分析 (MD&A)9,122字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況 イ  財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べて112億47百万円増加し、1,193億29百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比べて72億22百万円増加し、468億77百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比べて40億24百万円増加し、724億52百万円となりました。 ロ  経営成績 当連結会計年度の経営成績は、受注高1,065億93百万円(前期比16.5%増)、売上高830億83百万円(前期比22.7%増)、営業利益47億37百万円(前期比77.8%増)、経常利益55億18百万円(前期比65.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益42億87百万円(前期比47.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 設備工事業は、受注高1,011億14百万円(前期比18.3%増)、売上高772億97百万円(前期比25.3%増)、セグメント利益106億88百万円(前期比155.7%増)となりました。 その他の事業は、受注高58億2百万円(前期比4.3%減)、売上高61億10百万円(前期比0.0%減)、セグメント利益70百万円(前期比38.2%減)となりました。 ②  キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて20億39百万円増加の、96億87百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、47億6百万円の資金の増加(前連結会計年度は152億29百万円の資金の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益及び未払消費税の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、9億31百万円の資金の増加(前連結会計年度は90百万円の資金の減少)となりました。これは主に投資有価証券の売却及び償還によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、36億71百万円の資金の減少(前連結会計年度は106億55百万円の資金の増加)となりました。これは主に短期借入金の返済によるものであります。 ③  生産、受注及び販売の実績 セグメントごとの受注実績及び売上実績は、次のとおりであります。 イ  受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度  (自  2024年4月1日  至  2025年3月31日) (百万円)   当連結会計年度  (自  2025年4月1日  至  2026年3月31日) (百万円)   増減率(%) 設備工事業   85,464   101,114   18.3 その他の事業   6,065   5,802   △4.3 セグメント計   91,529   106,917   16.8 差異調整額   △62   △324   - 計   91,466   106,593   16.5 ロ  売上実績 セグメントの名称   前連結会計年度   (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日) (百万円)   当連結会計年度   (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) (百万円)   増減率(%) 設備工事業   61,672   77,297   25.3 その他の事業   6,112   6,110   △0.0 セグメント計   67,784   83,407   23.1 差異調整額   △62   △324   - 計   67,722   83,083   22.7 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  生産実績については、定義することが困難であるため、記載しておりません。 3  売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 売上高(百万円)   割合(%)   売上高(百万円)   割合(%) 東京電力ホールディングス㈱   9,371   13.8   11,044   13.3 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 a 受注高、売上高及び次期繰越工事高 期別   セグメントの名称   前期繰越 工事高 (百万円)   当期受注高   (百万円)   計   (百万円)   当期売上高   (百万円)   次期繰越 工事高 (百万円) 前事業年度  (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   設備工事業   96,742   86,545   183,287   62,852   120,434 その他の事業   -   243   243   243   - セグメント計   96,742   86,788   183,531   63,096   120,434 差異調整額   -   △62   △62   △62   - 計   96,742   86,725   183,468   63,033   120,434 当事業年度  (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   設備工事業   120,434   102,807   223,241   78,329   144,912 その他の事業   -   172   172   172   - セグメント計   120,434   102,979   223,414   78,501   144,912 差異調整額   -   △324   △324   △324   - 計   120,434   102,655   223,089   78,177   144,912 (注) 1  前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高にもかかる増減額が含まれております。 2  次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注高-当期売上高)であります。 b 受注高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   セグメントの名称   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度  (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   設備工事業   70.2   29.8   100 当事業年度  (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   設備工事業   69.5   30.5   100 (注)  百分比は請負金額比であります。 c 売上高 期別   セグメントの名称   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 前事業年度  (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   設備工事業   105   62,746   62,852 その他の事業   -   243   243 セグメント計   105   62,990   63,096 差異調整額   △62 計   63,033 当事業年度  (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   設備工事業   1,346   76,983   78,329 その他の事業   -   172   172 セグメント計   1,346   77,155   78,501 差異調整額   △324 計   78,177 (注) 1  売上のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度  請負金額1億円以上の主なもの 相手先   工事件名 三菱重工業㈱   長府バイオマス発電所新設工事(機械) 三峰川電力PFI   鳥取県水力発電所再整備事業 日野川第一発電所 東京発電㈱   北茨城バイオマス発電所建設工事 NTT・TCリース㈱   八王子市立第九小学校外49校体育館空調設備その他の賃貸借 (同)会津こもれび発電所   会津こもれびバイオマス発電所建設工事_建築工事 当事業年度  請負金額1億円以上の主なもの 相手先   工事件名 東日本旅客鉄道㈱   JR川崎 2号複合発電設備点検修繕 北海道パワーエンジニアリング㈱   石狩湾新港 1号GTCC発電設備定期自主検査のうちガスタービン・蒸気タービン定期 NTT・TCリース㈱   八王子市立小中学校体育館(30校)空調設備設置工事 ㈱JERA   大井工事所 154kV開閉所設備他撤去工事 住友重機械工業㈱   東ソー㈱ 南陽事業所 第二発電所 第7発電設備 7号ボイラ新設工事 電気計装工事 2  売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 売上高 (百万円)   割合(%)   売上高 (百万円)   割合(%) 東京電力ホールディングス㈱   9,371   14.9   11,044   14.1 d 次期繰越工事高 2026年3月31日現在 セグメントの名称   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 設備工事業   8,408   136,503   144,912 その他の事業   -   -   - セグメント計   8,408   136,503   144,912 (注)  次期繰越工事のうち請負金額1億円以上の主なものは、次のとおりであります。 相手先   工事件名   完成予定年月 JFEスチール㈱   西日本製鉄所倉敷地区電気炉及びLF導入に関する電気工事   2028年7月 (同)DS栃の木   栃の木太陽光発電所建設工事   2027年4月 ㈱東芝   東芝横浜事業所杉田地区特高変電所再整備工事   2029年3月 神奈川県企業庁   相発第201号城山(発)1・2号屋外18kVキュービクル更新工事   2030年3月 日本原燃㈱   <新規制基準対応>固定式消火設備設置工事(AB建屋およびF1(B)基礎)   2026年6月 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。具体的には「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 見積り及び仮定の重要度が高いものは以下であります。 イ 重要な収益の計上基準 重要な収益の計上基準については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)(工事契約における一定の期間にわたり履行義務を充足し認識する収益)」に記載のとおりであります。 ロ 固定資産の減損 固定資産の減損については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)(固定資産の減損)」に記載のとおりであります。 ハ 工事損失引当金 受注工事の損失に備えるため、当連結会計年度末の次期繰越工事のうち、損失が発生すると見込まれ、かつ金額を合理的に見積ることが可能な工事について、損失見積額を計上しております。 損失額の見積りは実行予算によって行います。実行予算作成時には、入手可能な情報に基づいた施工条件や資機材価格等を仮定し、作業効率等を勘案して各工種ごとに積み上げて作成しております。工事着手後は実際の発生原価と対比して適時・適切に実行予算の見直しを行っておりますが、発注者との変更契約の締結や、設備工事における人的・物的事故等の内的要因、また、市況の変動や自然災害及び感染症拡大等の外的要因により、仮定要素は将来変動する可能性があります。 ニ 退職給付に係る負債 退職給付費用及び債務の計算は、割引率、退職に対する給付額、利息費用、年金資産の期待収益率、死亡率、退職率等の要素が含まれております。これらの仮定と実際の結果が異なる数理計算上の差異については、発生した連結会計年度に全額一括費用処理しております。 ホ 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性の評価については、当社グループの各社ごとに将来の課税所得を見積り、回収可能と認められない金額について評価性引当額を計上しております。 将来の課税所得は、現在入手可能な情報に基づき合理的に見積っておりますが、大幅な経営環境の変化等により、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 ②  当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ  経営成績等 わが国経済は緩やかな回復基調を維持しており企業景況感が改善したことから、株価も堅調に推移し、企業マインドも持ち直しの動きが見られる一方で、為替変動の影響や金利の上昇、労働需要の高まりによる労働力不足に加え、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の高騰や供給制約のリスクが顕在化するなど、景気の先行きは一段と不透明な状況で推移いたしました。 当社グループを取り巻く経営環境は、資材価格の高騰や調達期間の長期化、慢性的な労働力不足等に留意を要するものの、脱炭素関連分野への設備投資や原子力発電所の再稼働に向けた設備投資、また、生成AIの普及に伴うデータセンターの新設等による電力需要増加に対応した設備投資等により、総じて堅調に推移いたしました。 このような状況の中、当社グループは一昨年、2024年度中期経営計画(2024~2026年度)を策定し、「『人』を真ん中にした強くてしなやかなQ'dづくり」を基本方針に掲げ、重点課題に取り組み、的確な市場分析に基づく事業ポートフォリオの最適化と『人』を真ん中にした投資サイクルの好循環により、受注拡大と利益創出に努めました。 特に、国内各所の原子力発電所で再稼働に向けた安全対策工事が進捗している原子力分野、脱炭素化や省エネを目的とした設備投資が堅調な一般産業分野、長期脱炭素電源オークションやPPA(電力販売契約)の活用により事業化が進んでいる再生可能エネルギー関連市場等において、着実に受注を伸ばし、次期繰越工事高は過去最高となりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績等の状況については次のとおりとなりました。 a 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べて112億47百万円増加し、1,193億29百万円となりました。これは主に受取手形、完成工事未収入金及び契約資産の増加によるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比べて72億22百万円増加し、468億77百万円となりました。これは主に社債の増加によるものであります。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比べて40億24百万円増加し、724億52百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 b 経営成績 当連結会計年度における受注高は、原子力設備の安全対策工事、脱炭素化に向けた製鉄所の電気炉関連工事、全国で老朽化が進んでいる清掃工場の建替工事、公共施設の電気設備工事、公営水力発電設備の更新工事、バイオマス発電所のO&M(運転・保守)業務やLTSA(長期保守契約)業務、太陽光分野のオンサイトPPA設備工事や建設工事等の受注により1,065億93百万円(前期比16.5%増)となりました。 売上高は、福島第一原子力発電所の廃止措置関連業務、国内各所で展開している原子力発電所等の安全対策工事や保修工事、電力需要増加に伴う変電設備の新設・増設工事、蓄電池関連プラントの建設工事、火力発電所の保修工事や撤去工事、製油所への常駐化により増加した保修工事、太陽光分野のオンサイトPPA設備工事や建設工事等の進捗があったことから、830億83百万円(前期比22.7%増)となりました。 次期繰越高は、1,449億31百万円(前期比19.4%増)となりました。 利益面につきましては、売上高の増加に加え、前期から継続的に取り組んでいる採算性を重視した受注活動が着実に浸透していることや、生産性向上の取り組み等により、利益率が改善した結果、営業利益は47億37百万円(前期比77.8%増)、経常利益は為替変動に伴うデリバティブ評価益等の計上もあり、55億18百万円(前期比65.1%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、資産の効率化に向けた政策保有株式や賃貸不動産の売却による特別利益を計上した結果、42億87百万円(前期比47.9%増)となりました。 c キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ロ  経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループを取り巻く経営環境は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題」に記載のとおりであり、また、「3 事業等のリスク」及び「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要な会計方針及び見積り」に記載している各要因が、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 ハ  資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、工事の施工に要する外注費等の工事費や販売費及び一般管理費の営業費用によるものであります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資や出資等によるものであります。 当社グループは、財務基盤の健全性を維持しつつ、成長分野への投資を可能とする財務環境の創出を基本方針としております。 運転資金及び設備資金については、自己資金、金融機関からの借入及び社債の発行により資金調達しております。 なお、当連結会計年度末における社債、借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は181億49百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は96億87百万円となっております。 ニ  経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当期の連結業績目標に対する達成状況は、次のとおりであります。 売上高につきましては、福島第一原子力発電所の廃止措置関連業務、国内各所で展開している原子力発電所等の安全対策工事や保修工事、電力需要増加に伴う変電設備の新設・増設工事、蓄電池関連プラントの建設工事、火力発電所の保修工事や撤去工事、製油所への常駐化により増加した保修工事、太陽光分野のオンサイトPPA設備工事や建設工事等の進捗があったことから、計画比10億円増(1.3%増)となりました。 利益面につきましては、前期から継続的に取り組んでいる採算性を重視した受注活動が着実に浸透していることや、生産性向上の取り組み等により、利益率が改善した結果、営業利益は計画比8億円増(21.5%増)、経常利益は為替変動に伴うデリバティブ評価益等の計上もあり、計画比14億円増(34.6%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、資産の効率化に向けた政策保有株式や賃貸不動産の売却による特別利益を計上した結果、計画比8億円増(26.1%増)となりました。 指標   連結業績目標 (2025年度)   連結業績実績 (2025年度)   計画比 売上高   820億円   830億円   10億円増( 1.3%増) 営業利益   39億円   47億円   8億円増(21.5%増) 経常利益   41億円   55億円   14億円増(34.6%増) 親会社株主に帰属する当期純利益   34億円   42億円   8億円増(26.1%増) ホ  セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (設備工事業) 受注高は、グリーンエネルギー事業部門や原子力部門の増加により、1,011億14百万円(前期比18.3%増)となりました。売上高は、グリーンエネルギー事業部門やエネルギー部門、原子力部門の増加により、772億97百万円(前期比25.3%増)となりました。 セグメント利益は、106億88百万円(前期比155.7%増)となりました。 (その他の事業) 受注高は、58億2百万円(前期比4.3%減)となりました。 売上高は、61億10百万円(前期比0.0%減)となりました。 セグメント利益は、70百万円(前期比38.2%減)となりました。 参考:セグメントの名称に対応した部門等の名称 セグメントの名称   部門等 設備工事業   グリーンエネルギー事業部門、エネルギー部門、原子力部門、溶接・検査センター、海外事業部 その他の事業   発電事業、不動産事業、リース・レンタル事業、保険代理業、製造・販売事業、卸売業

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出典

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