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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

大豊建設

DAIHO CORPORATION1822 · Standard · 建設業

ゼネコン中堅。土木と建築を軸に、不動産・塗装・資材リースまで手がける総合建設企業。

概要

大豊建設は、東京都中央区に本社を置く中堅の総合建設会社である。建築工事と土木工事を主力とし、不動産開発や塗装工事なども手がける。2024年3月期は最終赤字だったが、2025年3月期は営業利益55億円、純利益37億円と黒字転換した。

土木と建築が二本柱の収益構造

当社グループのセグメントは土木事業、建築事業、その他の事業に分かれる。2026年3月期の連結売上高は1,398億円で、土木事業が703億円(構成比50.3%)、建築事業が648億円(46.3%)、その他が49億円(3.5%)である。営業利益は土木31.6億円、建築31.2億円、その他6.1億円と、両事業がほぼ同額の利益を稼ぐ。受注高は土木717億円、建築617億円と建築がやや多いが、官公庁工事が53.9%を占め、公共投資への依存度が高い。民間工事は46.1%で、AI関連や省力化投資の需要を取り込む。

首都圏を核とした全国的な営業網

本社は東京都中央区に置き、全国に支店・営業所を配置する。1963年の大阪支店を皮切りに、仙台、名古屋、新潟、札幌、広島、横浜、福岡と順次開設し、1991年に北海道・東北・九州支店へ改称した。2000年には四国支店、2011年には東関東支店を新設。2018年には東京支店を土木と建築に分割し、首都圏での体制を強化した。海外では1984年にタイ大豊株式会社、1996年にマダガスカル大豊株式会社を設立し、東南アジアとアフリカにも拠点を持つ。

子会社を通じた事業の多角化

グループは当社と子会社11社で構成される。大豊不動産株式会社が不動産事業を、大豊塗装工業株式会社が塗装工事を、進和機工株式会社が建設資材リース業をそれぞれ営む。土木・建築の施工では株式会社森本組が協力し、タイ大豊株式会社は現地で建築事業を行う。また、黒岩石材工業株式会社は石材関連、タイ大豊商事株式会社は商社機能を担う。これら子会社群により、総合建設業としての一貫サービスを提供する体制を敷く。

業界の中での役割は公共・民間の建設プロジェクトを施工するゼネコン。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,398億円
営業利益
69億円
営業利益率
4.9%
純利益
46億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
土木事業703億円50.3%32億円4.6%
建築事業648億円46.4%31億円4.8%
その他の事業47億円3.4%6億円12.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01土木事業主力

当社および子会社の森本組が、道路、橋梁、河川、トンネル等の社会資本整備を中心に土木工事を施工している。公共工事を主な需要とし、地域インフラの維持・更新に対応する。

主な製品・サービス1
土木工事
道路、橋梁、河川、トンネルなどの社会基盤整備に関する建設工事を一貫して提供する。

02建築事業主力

当社および子会社の森本組、タイ大豊が、オフィスビル、商業施設、住宅等の建築工事を施工する。国内に加え、タイにおいても建築事業を展開している。

主な製品・サービス1
建築工事
オフィスビル、商業施設、集合住宅など、各種建築物の建設工事を提供する。

03その他の事業準主力

子会社を通じて不動産事業、塗装工事、建設資材のリース等を行う。本体の建設事業を補完し、安定的な収益源となっている。

主な製品・サービス3
不動産事業
大豊不動産による不動産の売買・賃貸等を行う。
塗装工事
大豊塗装工業による建築物の塗装工事を提供する。
建設資材リース
進和機工による建設用仮設資材等のリースを行う。

製品と技術

ニューマチックケーソン工法の無人化技術

大豊建設が1952年に特許を取得した大豊式潜函工法は、ニューマチックケーソン工法の一種である。その後、1993年にDREAM工法、2002年にNewDREAM工法として無人化システムを実現した。本工法は、圧気室内で作業員が直接掘削する従来方式を、遠隔操作・自動化することで安全性と効率を向上させる。気候変動による豪雨対策として、首都圏の地下貯留施設建設に活用されることが多く、同社の強みとなっている。

シールド工法の多様なバリエーション

1984年の泥土加圧シールド工法に始まり、1987年のDOT工法(多連形泥土圧シールド)、1992年の偏心多軸シールド工法と、同社は多彩なシールド技術を開発してきた。泥土加圧シールドは、掘削面に泥土を加圧して崩壊を防ぐ方式で、軟弱地盤に適する。DOT工法は複数のシールドを連結して一度に大断面を掘削できる。これらの技術は上下水道、共同溝、地下河川などの都市インフラ整備に貢献している。

ドルフィンドック工法と水中構造物

1971年に特許登録されたドルフィンドック工法は、水中での構造物構築を可能にする技術である。ドルフィンドックとは、浮体式の作業台を用いて水中にコンクリートを打設する工法で、港湾施設や橋梁基礎などに適用される。同社はこの工法を皮切りに、特殊基礎工事の分野でも多くの実績を積み、土木事業の技術レパートリーを広げた。現在では、シールドやケーソンと並ぶ同社の基盤技術の一つである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

ゼネコン中堅、減収でも利益率改善

総合建設会社で、土木・建築を主力とする。売上高1632億円(2024年3月期)から2025年3月期は1434億円へ減少見込みだが、営業利益率は3.8%から4.9%へ改善。同業他社(ショーボンド、ミライト・ワン)と比べ、規模は中堅。収益性改善が進むが、減収が継続すれば構造改革が必要。

強み

  • 不採算工事の削減により、営業利益率が改善傾向にある。
  • 港湾・トンネルなど特定土木工事で高い技術力。
  • 有利子負債削減など財務健全化を推進中。
  • 長年の実績で顧客からの信頼が厚い。

課題

  • 売上高が減少傾向にあり、成長軌道への回復が課題。
  • 営業利益率5%未満と利益率が低く、改善が必要。
  • 建設業界全体の人手不足の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が大豊建設

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11948弘電社1,024億円35.2倍
21870矢作建設工業967億円11.0倍
31976明星工業936億円14.5倍
41419タマホーム848億円68.7倍
51882東亜道路工業807億円21.6倍
61822大豊建設750億円16.1倍
71852淺沼組734億円14.1倍
81414ショーボンドホールディングス691億円16.6倍
91799第一建設工業689億円11.3倍
101945東京エネシス681億円15.9倍
111815鉄建建設669億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

旧外地技術者が集結して設立された1949年

1949年3月、旧満州国の豊満ダム建設に参画した技術陣を中心に、満州、台湾、朝鮮など外地で活動した土木・建築技術者を糾合し、資本金500万円で大豊建設株式会社を設立した。創業当初から建設業者として土木・建築の業務に従事し、同年9月には建設業法に基づく登録を完了。設立と同時に、外地での豊富な実務経験を持つ人材が結集した点が、その後の技術力の基盤となった。

独自工法の特許取得と東証上場

1952年3月、大豊式潜函工法の特許を登録し、基礎工事分野で差別化を図る。1962年2月には東京証券取引所市場第二部へ株式を上場。1971年1月にはドルフィンドック工法の特許を取得。1972年8月には東証第一部に指定替えとなり、同時に東京都中央区新川に地下1階地上8階の新社屋を完成させ本社を移転した。同年12月には宅地建物取引業者免許も取得し、不動産事業への進出を準備する。

シールド工法で特許を連続取得した1980年代

1984年11月に泥土加圧シールド工法の特許を登録し、その後1987年4月には多連形のDOT工法、1992年11月には偏心多軸シールド工法と、シールド関連技術の特許を続けて取得した。この時期、シールド工法は都市部の地下インフラ建設に不可欠となり、同社の得意分野として成長する。1993年10月にはニューマチックケーソン無人化システム工法(DREAM工法)の特許も取得し、無人化施工技術を確立した。

品質管理と環境管理の国際認証取得

1996年2月、マダガスカル大豊株式会社を設立するとともに、全支店でISO9001の認証を取得し、品質管理の国際標準に対応した。2001年3月にはISO14001を本支店一括で認証取得し、環境マネジメントシステムを構築。2002年9月にはNewDREAM工法の特許を取得し、ケーソン工法をさらに改良した。これらの認証は、公共工事の入札条件を満たすとともに、企業としての信頼性向上に寄与した。

組織再編と市場区分変更に対応した2010年代

2011年4月に東関東支店を開設し、営業エリアを拡充。2018年4月には東京支店を東京土木支店と東京建築支店に分割し、首都圏での専門性を高めた。2019年3月の創立70周年を機に、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、第一部からプライム市場に移行したが、その後スタンダード市場へ移行している。2023年5月には中期経営計画(2023-27年度)を策定し、人的資本経営と事業構造変革を掲げた。

年表34件を開く

1940年代

  • 1949年3月創業旧満州国の豊満ダムの建設に参画した技術陣を中心とし、その他満州、台湾及び朝鮮等の外地で活躍した土木、建築技術者を糾合し、資本金500万円をもって大豊建設株式会社を設立。爾後、建設業者として広く、土木・建築の業務に従事しております。
  • 1949年9月建設業法制定による建設業者登録。

1950年代

  • 1952年3月大豊式潜函工法の特許登録。
  • 1956年8月大豊塗装工業株式会社(子会社)を設立。

1960年代

  • 1962年2月上場東京証券取引所市場第二部へ当社株式を上場しました。
  • 1963年7月大阪支店設置。以後業容の拡大に伴い全国に亘る営業の基盤を固めるため、1964年4月仙台支店、名古屋支店、1964年10月新潟支店、1967年6月札幌支店、広島支店、1969年8月横浜支店、1970年12月福岡支店を開設しました。
  • 1969年9月大豊不動産株式会社(子会社)を設立。

1970年代

  • 1971年1月ドルフィンドック工法の特許登録。
  • 1972年8月当社株式が東京証券取引所市場第一部へ指定されました。
  • 1972年8月東京都中央区新川一丁目に地下1階地上8階の新社屋完成、本社を移転しました。
  • 1972年12月宅地建物取引業者免許を取得、免許証番号東京都知事(1)第23310号。
  • 1973年12月建設業法改正に伴い特定建設業許可を受けました。許可番号建設大臣許可(特-48)第2520号。
  • 1975年4月創業黒岩石材工業株式会社を設立。

1980年代

  • 1981年6月東京支店開設。
  • 1984年4月新潟支店を北陸支店に改称。
  • 1984年6月タイ大豊株式会社(子会社)を設立。
  • 1984年11月泥土加圧シールド工法の特許登録。
  • 1987年4月DOT工法(多連形泥土圧シールド工法)の特許登録。
  • 1988年4月進和機工株式会社(子会社)を設立。
  • 1988年9月タイ大豊商事株式会社(子会社の子会社)を設立。

1990年代

  • 1991年4月札幌支店、仙台支店及び福岡支店を夫々北海道支店、東北支店及び九州支店に改称。
  • 1992年11月偏心多軸(DPLEX)シールド工法の特許登録。
  • 1993年10月DREAM工法(ニューマチックケーソン無人化システム工法)の特許登録。
  • 1995年6月神戸支店開設。
  • 1996年2月マダガスカル大豊株式会社(子会社)を設立。ISO9001を全支店認証取得。

2000年代

  • 2000年10月四国支店開設。
  • 2001年3月ISO14001を本支店一括認証取得。
  • 2002年9月NewDREAM工法の特許登録。
  • 2004年3月黒岩石材工業株式会社が旧株式会社森本組より営業譲渡を受け、株式会社森本組に改称。
  • 2007年12月神戸支店を神戸営業所に改称。
  • 2008年12月四国支店を四国営業所に改称。

2010年代

  • 2011年4月東関東支店開設。
  • 2018年4月東京支店を東京土木支店と東京建築支店に再編。
  • 2019年3月創業創立70周年を迎えました。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで1,600億円
  • 営業利益2027年度まで67億円
  • ROE2027年度まで7.0%程度
  • 国内事業占有率(ケーソン・シールド工事)50%以上
  • 配当性向70%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本経営の強化

    エンゲージメント強化、人材育成、DX・研究開発の推進を3本柱とし、作業現場の人員配置を見直して4週8休の実現や時間外労働上限規制の遵守、生産性向上を図る。

  2. 02

    事業構造の変革

    土木事業はケーソン・シールド工事で国内占有率50%以上を目標とし維持修繕を強化。建築事業は産業・生活・公共領域を軸に展開。新領域としてPPP事業、不動産開発、ESG関連事業に取り組む。

  3. 03

    内部統制の強化

    受注マネジメント強化、案件に応じた適切な施工体制の整備、モニタリング体制強化、作業所支援、繰越工事の利益確保・改善に取り組む。

  4. 04

    技術伝承と研究開発

    得意技術の深化・進化、新分野への応用、IT技術との融合を柱に、社員の能力開発・教育・育成を推進し、シールドやニューマチックケーソンなどの研究開発を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,700人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は820万円で、9期前と比べて+6.4%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は19.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,563
2018年3月1,601
2019年3月77045.119.31,639
2020年3月80545.219.41,646
2021年3月80445.019.31,667
2022年3月79945.119.31,687
2023年3月80845.119.41,690
2024年3月79445.119.41,690
2025年3月76545.119.41,694325
2026年3月82045.019.21,700406

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率73.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都中央区103億円
大阪支店 — 大阪市中央区1,446百万円
本社他 — 東京都中央区1,204百万円
その他の事業
名古屋支店 — 名古屋市中村区675百万円
北陸支店 — 新潟市中央区417百万円
九州支店 — 福岡市博多区322百万円
本社他 — 大阪市中央区192百万円
土木事業 建築事業
本社 — タイ王国172百万円
建築事業
東京土木支店 — 東京都中央区124百万円
本社他 — 茨城県 稲敷郡阿見町72百万円
その他の事業
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大豊塗装工業㈱(注)4
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    大豊不動産㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    進和機工㈱
    茨城県 稲敷郡阿見町
    議決権100.0%
  • 国内
    その他4社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    新潟刑務所処遇管理棟等新営(建築)工事
    法務省 · 2021-03-17
    27億円
  • 調達
    石垣(基)車庫・倉庫設置工事
    海上保安庁 · 2021-07-28
    2,830万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,398億円営業利益69億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.5%、利益が+25.5%。

売上高
-2.5%
1,398億円
営業利益
+25.5%
69億円
純利益
+24.3%
46億円
営業利益率
4.9%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,570億円1,398億円
営業利益68億円69億円
純利益47億円46億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は347億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−2.8%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q46918
2024年1Q35741.17
2024年2Q40651.2−7
2024年3Q406−8−2.0−10
2024年4Q463−11
2025年2Q67660.95
2025年4Q758496.532
2026年2Q65291.40
2026年4Q746608.046
2027年1Q347102.92

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,127億円から1,398億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,127−4−26
2014年3月1,2642519
2015年3月1,3856346
2016年3月1,4689256
2017年3月1,43610170
2018年3月1,49611279
創立70周年を迎えました。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。東京証券取引所スタンダード市場へ移行。
2019年3月1,5089261
2020年3月1,6288666
2021年3月1,6179463
2022年3月1,5659360
2023年3月1,5615129
2024年3月1,63213−21
2025年3月1,43455523.837
2026年3月1,39869734.946

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,398億円のうち、営業利益として残るのは69億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は46億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.1%1,246億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.9%83億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%69億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.7pt
6.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが39億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは41億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は248億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−332−7−31126
2014年3月40−42436186
2015年3月−60531−55162
2016年3月149−1117138316
2017年3月21−16−55316
2018年3月150−15−9135442
2019年3月3−35−23−32387
2020年3月−53−10−21−63303
2021年3月−44−89111−133282
2022年3月55−22−12033198
2023年3月1298−54137280
2024年3月−115−1017−125175
2025年3月118−9−66109217
2026年3月392−1241248

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,559億円。このうち返さなくてよい自己資本が772億円で、自己資本比率は48.4%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月90020070022.0
2014年3月96524671925.2
2015年3月1,09231877428.7
2016年3月1,17442674835.7
2017年3月1,29250079237.9
2018年3月1,40657982740.5
2019年3月1,46961885141.5
2020年3月1,52265087242.1
2021年3月1,70974196842.8
2022年3月1,69674595143.3
2023年3月1,70473297242.3
2024年3月1,65168996240.9
2025年3月1,49873176847.7
2026年3月1,55977278748.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
248億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
199億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
787億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り140社中25位あたり、逆に低いのはROE140社中123位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.2%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.9%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.4%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.5%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥829で、1年前と比べて+2.8%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥829-0.8%1ヶ月+8.2%1年+2.8%時価総額750億円
過去52週の値幅
安値¥706高値¥907

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.1倍
PER (会社予想)14.9倍
PBR1.01倍
配当利回り4.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は772円で、直近1日で2.89%下落。25日移動平均線(785.52円)を約1.7%下回り、短期の調整局面。1ヶ月ではほぼ横ばい(-0.13%)。52週高値907円からは約14.9%下落、52週安値706円からは約9.3%上昇。出来高は直近で21万株前後と高水準で推移。RSIは39.81とやや売られ過ぎ圏。中期的には75日線(757.4円)を上回っており、底固さも見える。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは14.96倍で業界平均の13.85倍とほぼ同水準です。PBRは0.9031倍と割安ですが、ROEは6.2%と低めです。配当利回りは4.4%と業界平均の3.48%を上回り、配当性向は74.8%と高いです。建設業界は市況の影響を受けやすく、足元の収益は改善していますが、予想PERが提供されておらず、将来性には不透明感があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.1倍14.4倍
PER (予想)14.9倍
PBR1.01倍1.55倍
ROE6.2%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は売上高が前期から減少したものの、経常損益が黒字転換し、営業利益率も3.84%と改善した。2026年3月期も売上高は1398億円とやや減る見込みだが、営業利益率は4.94%とさらに改善する計画。強気派は、政府の防災・減災対策やインフラ老朽化対策需要の高まりを背景に、受注単価の改善と採算性重視の姿勢で収益が拡大すると見る。一方、弱気派は、公共工事の予算削減リスクや競争激化による価格低下、そして大規模修繕の需要が一巡した後の反動減を懸念する。また、人手不足や資材高騰が施工コストを押し上げるリスクも指摘される。

プラスに働く材料7
  • 採算性の改善

    2025年3月期に黒字転換し、営業利益率が3.9%から4.9%へ向上見込み

  • 防災需要の追い風

    社会インフラ老朽化対策や防災投資の拡大で、公共工事の旺盛な需要

  • 官公需の安定性

    官公庁からの安定的な受注基盤があり、景気動向の影響を受けにくい

  • 営業利益69億円、前期比25%増益2026年Q2影響

    25/3期55億円→26/3期69億円。売上高減収下でも利益率改善

  • 営業利益率4.94%へ改善、原価管理寄与継続影響

    25/3期3.84%→26/3期4.94%と1.1pt上昇。固定費圧縮が寄与

  • 純利益が黒字転換、V字回復通年影響

    24/3期▲21億円→25/3期37億円→26/3期46億円と黒字幅拡大

  • PBR0.90倍、配当利回り4.4%通年影響

    PBR0.90倍と解散価値下回る。配当利回り4.40%が下値支え

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    2025年3月期は売上が前期比12%減、2026年も減収予想で成長鈍化

  • 公共予算の変動

    財政政策の変更により公共工事予算が削減されれば、受注が直撃

  • コスト高の影響

    資材費や労務費の上昇が工事原価を圧迫し、利益率の改善を阻害

  • 売上高3期連続減収通年影響

    24/3期1632億円→25/3期1434億円→26/3期1398億円と-14%

  • ROE6.2%と資本効率低位継続影響

    ROE6.2%は市場平均以下。PBR1倍回復には更なる効率化が必要

  • 業績予想を開示せず透明性低い決算発表後影響

    予想PERが未公表。会社側ガイダンス欠如で市場の信頼が得られにくい

  • 株価は1年で4.7%下落、需給弱い不定影響

    過去1年-4.65%。外国人保有5.15%と低く需給が冷え込み

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上高を左右する先行指標であり、受注環境の変化を把握する
営業利益率
採算性の改善が続くかどうか、原価管理の巧拙を確認する
公共工事比率
官公需への依存度を示し、業績の安定性を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+15.6%いまの株価に対する利回りは4.58%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
4.58%
いまの株価に対して
配当性向
74.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月916.0
2018年3月1566.723.3
2019年3月150.027.2
2020年3月2033.332.3
2021年3月2210.040.5
2022年3月49120.940.5
2023年3月46−5.3286.1
2024年3月5−88.3
2025年3月29444.488.1
2026年3月3415.674.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ31,183人。区分でいちばん多いのは事業法人67.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が75.9%を占め、残る24.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人38.749.864.465.574.167.3
個人・その他15.116.714.517.913.117.0
金融機関26.418.715.310.99.08.6
外国法人18.813.35.34.92.85.1
証券会社0.91.50.50.81.01.9
自己株式1.74.82.12.01.81.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱麻生49.25
02㈱ATRA12.96
03住友不動産㈱3.32
04日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)3.09
05㈱日本カストディ銀行(信託口)1.85
06第一生命保険㈱1.82
07大豊建設自社株投資会1.01
08あいおいニッセイ同和損害保険㈱0.86
09大豊建設㈱安全協力会0.64
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人半沢淳一)0.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-28
    株式会社南青山不動産
    新規の大量保有報告
    0.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+225%、1株純資産は14期で+174%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−41312−12.6
2014年3月283258.413.511.1
2015年3月6241816.610.06.9
2016年3月6748515.27.311.4
2017年3月8256815.56.816.0
2018年3月4563,29614.96.523.3
2019年3月3573,57910.49.127.2
2020年3月3963,82610.65.732.3
2021年3月728129.110.740.5
2022年3月698418.213.140.5
2023年3月338174.022.2286.1
2024年3月−24768
2025年3月428115.316.888.1
2026年3月528546.214.974.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

36名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は36名。2026/3期の役員報酬は総額242百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
益田浩史代表取締役 執行役員社長67151
森下覚恵代表取締役70378
屋宮康信取締役 執行役員副社長67
中村百樹取締役 専務執行役員 建築本部長65136
瀬知昭彦取締役 専務執行役員 企画本部長6537
釘本実取締役 常務執行役員 管理本部長65135
麻生巌取締役52
内藤達次郎取締役68
藤田和弘取締役61
大島義孝取締役56
渥美陽子取締役42
神谷宗之介取締役52
残りの役員24名を開く
氏名役職年齢保有株数
加藤智治取締役51
山﨑祥一監査役(常勤)6064
市場典子監査役(非常勤)55
佐藤寿一監査役(非常勤)62
堀越友香補欠監査役50
浅田潤一取締役 専務執行役員 土木本部長6435
高畑真二常務執行役員
松岡昭二常務執行役員
高木健二常務執行役員
石合仁之執行役員
岩崎延宏執行役員
帷子幸一執行役員
梅原良典執行役員
鈴木規之執行役員
軍司誠一執行役員
塩田雅紀執行役員
蓼沼史彦執行役員
柴田好久執行役員
小坂浩執行役員
清水幹雄執行役員
佐藤明執行役員
柿澤秀幸執行役員
石原哲哉執行役員
尾下智一執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61185517930
社外取締役1049495
監査役214147

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容417字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社(大豊建設株式会社)及び子会社11社(内3社は間接所有によるものであります。)をいう。以下同じ)は、建設事業を主たる業務としております。 当社グループの事業に係わる位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (土木事業) 当社は、建設事業のうち土木事業を営んでおり、子会社である㈱森本組が土木事業の施工及び施工協力を行っております。 (建築事業) 当社は、建設事業のうち建築事業を営んでおり、子会社である㈱森本組が建築事業の施工及び施工協力を、タイ大豊㈱(タイ王国)が建築事業を行っております。 (その他の事業) 子会社である大豊不動産㈱が不動産事業を、大豊塗装工業㈱が塗装工事業を、進和機工㈱が建設資材リース業等を営んでおります。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,214字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に支えられ、緩やかな回復を続 けました。一方で、物価高騰の継続及び米国の通商政策や中東紛争に起因する不安定な国際情勢の影響による景気 の下振れリスクなど、先行き不透明感が増す中、引き続き物価動向及び経済を注視する必要がありました。 このような状況の中、当社グループの主要事業である建設事業では、政府の国土強靭化対策等に基づく防災・イ ンフラ整備を中心とし公共投資が底堅く推移し、民間投資においても、製造業を中心にAI関連・省力化投資への対 応を背景に、回復の動きが見られました。一方で、建設資材費や人件費のさらなる高騰、建設従事者の不足といっ た構造的課題が継続し事業を取り巻く環境は、引き続き厳しい状況にありました。 (1)経営理念 「顧客第一」「創造と開拓」「共生」「自己責任」の経営理念の下、社員が自己に誇りと責任を持ち、誠実に行動し、常に未来に向けて創造の精神と開拓する姿勢を持ち、企業として適正利潤を求めながら、総合力の発揮により、社会のそれぞれの地域に寄与し、その地域社会から真に信頼される良い会社であること、社員にとって夢のある会社であり続けることを目指します。 (2)目標とする経営指標 当社は、2023年5月に中期経営計画(2023-27年度)を策定し、「人的資本経営の強化」、「事業構造の変革」を基本方針として、目標達成に取り組んでまいりました。しかし、2023-24年度の2年間におきましては、建設資材価格の高騰、人件費の高騰による影響や品質確保の追加費用の発生などから、採算が悪化し、業績目標は未達となりました。これら2023-24年度の実績を踏まえ、当初計画の基本方針は維持しつつ、内外の環境変化にアジャストした計画へ見直し、下記の数値目標を掲げております。 2027年度数値目標(連結) 売上高   1,600億円 営業利益   67億円 RОE   7.0%程度 (3)経営環境 ①防災・減災事業ニーズの高まり 防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策により、防災・減災事業ニーズの高まりが想定されます。 特に、気候変動に伴うゲリラ豪雨は増加傾向にあり、首都圏をはじめ都市部での雨水処理能力が追いついていない状況により、都市機能を失わないための雨水対策として、当社が長年にわたり培ってきたシールド工法、ニューマチックケーソン工法を使用した地下貯留施設のニーズが今後増えていくと思われます。 ②変化を求められる行政の事業形態 社会資本の維持管理・更新費等が増大している中、官民連携事業が推進され、公共事業の変革が余儀なくされると考えております。 ③建設人材不足の深刻化 建設業就業者の減少と高齢化に伴い、労働者の処遇改善、働き方改革の推進、生産性の向上が求められると考えております。 ④労働環境の変化 時間外労働上限規制の施行や働き方の多様化が求められる中、時間外労働時間の管理、就業規則等の整備が必要と考えております。 ⑤DX化の推進 生産性向上に向けたデジタル化の推進やシステムの構築が必要であると考えております。 ⑥サステナブルな建設業への動き 安全・安心、持続可能で誰一人取り残さない社会の実現・構築への貢献が求められる中、CO2排出量の削減や環境関連技術の開発に取り組む必要があると考えております。 ⑦求められる企業価値向上への取組み 資本コストや株価を意識した経営が求められる中、中期経営計画に掲げた施策の実行や業績の回復に注力したいと考えております。 (4)中長期的な会社の経営戦略 当社は、2023年5月に策定した「中期経営計画(2023-27年度)」の基本方針は維持しつつ、2025年5月に策定した「中期経営計画(2023-27)(アジャスト版)」に取り組むこととしています。 「より変化に対応できる企業」「より価値を生み出せる企業」への変革に取り組み、経営理念に立ち返り、“社会から真に信頼される良い会社”“社員にとって夢のある会社”でありつづける持続可能性を追求することとしています。 「価値」を生みだす事業戦略と「人」に特化した人材戦略及び、これらの実現に向けた投資戦略の枠組みを策定し、機動的に取り組みます。 また、「人的資本経営の強化」「事業構造の変革」を基本方針として、それらを実現する投資戦略により目標の実現を目指します。 ①人的資本経営の強化 サステナブルな建設業と「より価値を生み出せる企業への変革」の実現に向け、「エンゲージメント強化」「DX・研究開発の促進」「人材育成」の3つの領域で人的資本経営を実践・強化して参ります。 ②事業構造の変革 当社を取り巻く外部環境・内部環境を踏まえて、下記の領域で事業戦略を策定しております。 (1)基幹事業 ・土木事業 当社の得意技術であるニューマチックケーソン・シールド工事において、国内事業占有率50%以上を目標とします。また、維持修繕事業についての取組みを強化します。 ・建築事業 産業関連事業領域(環境・生産・流通)、生活関連事業の均衡維持(住宅・医療福祉・商業)、PFI等公共事業領域の3つの領域を軸として、目標達成に取り組みます。 (2)新領域事業 ・PPP事業 前中期経営計画から踏襲する戦略であるPPP事業については、麻生グループとの協業により、確かな取組みにして参ります。 ・不動産開発事業 物流施設・シニア住宅等の開発事業、パートナー企業との協業事業拡大に取り組みます。 ・ESG関連事業 再生エネルギー、食糧関連、環境保全他ESG課題の対応に寄与する新領域事業に取り組みます。 (3)内部統制の強化 ・受注マネジメントの強化、案件に応じた適切な施工体制の整備、モニタリング体制の強化と作業所支援 及び繰越工事の利益確保・改善に取り組みます。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①人的資本経営の強化 「エンゲージメント強化」「人材育成」「DX・研究開発の推進」を柱とし、作業現場の人員配置計画を見直し、「4週8休」を実現するとともに、罰則付き時間外労働上限規制を遵守する施工体制を構築しています。さらに、DX・研究開発の推進、従業員エンゲージメントを向上させる等により、企業価値及び生産性の向上を図ります。 ②財務戦略 戦略投資として、2025年度から2027年度に207億円を様々な投資に充てます。 (1)事業領域拡大関連:80億円 ・開発事業・維持修繕事業・PPP事業 ・М&A(先行技術保有企業、人材獲得) (2)経営基盤強化関連:37億円 ・人材投資 ・研究開発(シールド・ニューマチックケーソンなど)・DX (3)株主還元:90億円 ・配当性向70%への引上げ ③技術伝承 技術を伝承していくために、「得意技術の深化と進化」、「新分野への応用と新技術への挑戦」、「IT技術との融合」を柱として、社員の能力開発、教育・育成に努めます。 (6)株主還元策 株主還元方針につきまして、配当性向を70%以上とすることを基本方針としています。なお、会社法第454条第 5項に規定する中間配当を行うことができる旨を定款で定めております。 また、業績及び財務状況に応じた機動的な還元も検討して参ります。 (7)キャッシュ・アロケーションの見通し 営業キャッシュ・フローと有利子負債の活用によりキャッシュを創出し、株主への還元、企業価値向上に向け た投資のための戦略投資を計画しています。レバレッジを高めることで、資金コストを意識した経営を推進 します。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク1,610字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 1.建設業を取り巻く環境の変化によるリスク (1) 事業環境の変化 公共工事費の大幅な削減、国内外の景気後退等による建設需要の大幅な縮小等、建設業に係る著しい環境変化が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 公共工事低入札に伴う完成工事総利益の減少 今後も公共工事の入札における他社との競合が継続して激化し、低入札が繰り返されることになれば、事業利益の大きな割合を占める官庁工事総利益に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 労務費・資機材費の高騰 労務費及び主要な資材費が上昇することによる建設コストの増加により利益が減少する可能性があります。 (4) 取引先等の信用リスク 取引先の業績等の悪化により工事代金の未回収や工事の遅延等が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。取引先等の信用リスクの対応として、情報収集、与信管理及び債権保全に努めております。 (5) 海外工事に伴う為替差損の発生、想定外のカントリーリスクの発生 海外工事に関し、為替の変動による損失が発生する可能性があります。また、事前の想定を超えるカントリーリスクの発生による損失が発生する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。海外工事に伴う為替差損の発生、想定外のカントリーリスクの対応として、進出国の適度な分散によりリスクを軽減しております。 2.人材確保についてのリスク 公共事業批判の風潮や建設業という業種に対するイメージから優秀な人材の確保が困難になる恐れがあります。人材確保についてのリスクの対応として、建設技術者・技能労働者不足が深刻化しないように、社員の能力開発、教育・育成及び技術伝承に力を入れ、待遇改善策としては作業所の4週8休の実施及び時間外労働の削減などの「働き方改革」を推進し、労働環境の改善による人材確保に努めております。 3.法規制等に関するリスク 工事施工に伴い、第三者事故や労働災害を発生させた場合等、建設業法、労働安全衛生法上の罰則及び工事発注機関からの指名停止措置などが重複して行われ、工事受注機会を逃す可能性があります。 4.契約不適合責任の発生によるリスク 完成マンション戸数の増大、及び住宅の品質確保の促進等に関する法律による契約不適合責任期間の長期化等により、補修費用が増加する可能性があります。 5.訴訟等のリスク 現在係争中や訴訟中の案件において、当社グループの主張に対する判断が予測と異なる結果となった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 6.自然災害等のリスク 地震、津波、風水被害等の自然災害や感染症の大流行が発生した場合には、従業員や保有資産に損害を受け、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、重大な事故が発生した場合にも同様に影響を及ぼす可能性があります。 7.資産保有によるリスク 当社グループは、事業用及び賃貸用不動産としての不動産並びに有価証券等を所有しておりますが、時価の変動等により減損処理の必要性が生じた場合は、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 8.投資開発事業のリスク 不動産市場の急激な縮小や競争環境の激化など、投資開発分野の事業環境に著しい変化が発生した場合には、事業計画の変更等による採算性の悪化など、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,369字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に支えられ、緩やかな回復を続 けました。一方で、物価高騰の継続及び米国の通商政策や中東紛争に起因する不安定な国際情勢の影響による景気の下振れリスクなど、先行き不透明感が増す中、引き続き物価動向及び経済を注視する必要がありました。 このような状況の中、当社グループの主要事業である建設事業では、政府の国土強靭化対策等に基づく防災・イ ンフラ整備を中心とした公共投資が底堅く推移し、民間投資においても、製造業を中心にAI関連・省力化投資への対応を背景に、回復の動きが見られました。一方で、建設資材費や人件費のさらなる高騰、建設従事者の不足といった構造的課題が継続し、事業を取り巻く環境は、引き続き厳しい状況にありました。 このような情勢下におきまして、当社グループを挙げて営業活動を行いました結果、連結受注高においては134,560百万円(前期比10.9%減)となりました。うち、当社受注工事高においては、土木工事で51,852百万円 (前期比20.0%増)、建築工事で41,618百万円(前期比33.7%減)、合計93,470百万円(前期比11.8%減)となりました。なお、官民別比率は、官公庁工事53.9%、民間工事46.1%でございます。 また、連結売上高においては139,818百万円(前期比2.5%減)となりました。うち、当社完成工事高においては、土木工事で53,077百万円(前期比1.9%増)、建築工事で49,860百万円(前期比6.2%増)、合計102,938百万円(前期比3.9%増)となりました。なお、官民別比率は、官公庁工事50.6%、民間工事49.4%でございます。 利益面におきましては、連結で経常利益7,332百万円(前期比40.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,557百万円(前期比23.5%増)という結果になりました。うち、当社の経常利益で5,819百万円(前期比77.0%増)、当期純利益で4,010百万円(前期比36.4%増)という結果になりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 土木事業においては、売上高は70,314百万円(前期比0.7%減)、営業利益3,161百万円(前期比13.3%減)となりました。 建築事業においては、売上高は64,813百万円(前期比4.6%減)、営業利益3,119百万円(前期比154.1%増)となりました。 その他の事業においては、売上高は4,954百万円(前期比2.2%減)、営業利益614百万円(前期比6.3%減)となりました。 ②財政状態の分析 当連結会計年度末の資産の部は、前連結会計年度末に比べ、立替金が3,840百万円、土地が1,040百万円減少しましたが、現金預金が3,141百万円、受取手形・完成工事未収入金等が2,156百万円、未収消費税等が2,565百万円、投資有価証券が2,569百万円、長期貸付金が1,187百万円増加したこと等により、資産合計は6,060百万円増加した155,902百万円となりました。 負債の部は、前連結会計年度末に比べ、未払消費税等が2,222百万円、未成工事受入金が2,768百万円減少しまし たが、短期借入金が1,500百万円、未払法人税等が1,825百万円、預り金が2,106百万円増加したこと等により、負 債合計は1,900百万円増加した78,677百万円となりました。 純資産の部は前連結会計年度末に比べ、利益剰余金が1,947百万円、その他有価証券評価差額金が2,170百万円増 加したこと等により4,160百万円増加した77,225百万円となり、自己資本比率は48.4%となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により3,888百万円増加し、投資活動により153 百万円増加し、財務活動により1,160百万円減少し、この結果、現金及び現金同等物は3,126百万円の増加となり、 当連結会計年度末残高24,783百万円(前期比14.4%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、3,888百万円(前期は11,776百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上7,650百万円、その他の資産の減少1,082百万円等による資金の増加、売上債権の増加1,806百万円、未成工事受入金の減少2,768百万円、法人税等の支払額1,270百万円等による資金の減少があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は、153百万円(前期は876百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資 産の売却による収入1,656百万円等による資金の増加、長期貸付けによる支出1,169百万円等による資金の減少があ ったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、1,160百万円(前期は6,621百万円の使用)となりました。これは主に、短期借 入金の増加1,500百万円等による資金の増加、配当金の支払額2,613百万円等による資金の減少があったことによる ものです。 ④生産、受注及び売上の実績 a.受注実績 セグメントの名称     前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (百万円)     当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円) 土木事業   60,004   71,739 建築事業   90,181   61,779 その他の事業   787   1,041 合計   150,973   134,560 b.売上実績 セグメントの名称     前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (百万円)     当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円) 土木事業   70,794   70,314 建築事業   67,900   64,800 その他の事業   4,699   4,704 合計   143,394   139,818 (注)1.当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため、「生産の状況」は記載しておりません。 2.当連結会計年度において売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 建設業における受注工事高及び施工高の状況 ① 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高 第76期(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 工事別   期首 繰越工事高 (百万円)   期中 受注工事高 (百万円)   計 (百万円)   期中 完成工事高 (百万円)   期末繰越工事高   期中施工高 (百万円) 手持工事高 (百万円)   うち施工高 (百万円) % 土木   139,532   43,222   182,755   52,095   130,659   0.5   712   52,151 建築   70,794   62,811   133,606   46,934   86,672   0.1   120   46,830 計   210,327   106,034   316,362   99,030   217,331   0.3   832   98,982 第77期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 工事別   期首 繰越工事高 (百万円)   期中 受注工事高 (百万円)   計 (百万円)   期中 完成工事高 (百万円)   期末繰越工事高   期中施工高 (百万円) 手持工事高 (百万円)   うち施工高 (百万円) % 土木   130,659   51,852   182,512   53,077   129,434   0.7   843   53,208 建築   86,672   41,618   128,290   49,860   78,430   0.2   145   49,886 計   217,331   93,470   310,802   102,938   207,864   0.5   989   103,094 (注)1.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、期中受注工事高にその増減額を含めております。したがって、期中完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2.期末繰越工事高の施工高は、支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。 3.期中施工高は(期中完成工事高+期末繰越施工高-期首繰越施工高)に一致します。 4.提出会社の不動産事業の売上高は、建築の「期中完成工事高」に含めて記載しており、それぞれ第76期は423百万円、第77期は404百万円が含まれております。 5.土木工事及び建築工事の期中受注工事高のうち海外工事の割合は76期におきましてはそれぞれ25.7%、-%、第77期におきましてはそれぞれ18.7%、-%であります。 6.期中受注工事高のうち海外工事の請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。 第76期   工信工程股份有限公司   環狀線北環段Y19(不含)-Y20(含)土建及水電環控CF680A区段標工程)工事-シールドトンネル及び連絡通路など関連工事 第77期   マダガスカル共和国 トアマシナ自治港(SPAT)   トアマシナ港拡張計画 パッケージ2 桃園市政府航空城工程處   桃園航空城計畫區段徴收工程A1分標統包工程 臺北市政府捷運工程局第一區工程處   環狀線北環段Y19(不含)-Y20(含)土建及水電環控區段標工程,案號:CF680A ② 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 第76期   (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   土木工事   30.3   69.7   100.0 建築工事   10.1   89.9   100.0 第77期   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   土木工事   6.5   93.5   100.0 建築工事   50.5   49.5   100.0 (注) 百分比は請負金額比であります。 ③ 完成工事高 期別   区分   国内   海外   計 (B) (百万円) 官公庁 (百万円)   民間 (百万円)   (A) (百万円)   (A)/(B) (%) 第76期   (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   土木工事   36,875   4,538   10,682   20.5   52,095 建築工事   5,253   41,680   -   -   46,934 計   42,129   46,218   10,682   10.8   99,030 第77期   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   土木工事   37,620   4,828   10,628   20.0   53,077 建築工事   3,801   46,059   -   -   49,860 計   41,422   50,887   10,628   10.3   102,938 (注)1.海外工事の地域別割合は、次のとおりであります。 地域   第76期(%)   第77期(%) 東アジア   76.8   72.6 アフリカ   23.2   27.4 計   100.0   100.0 2.完成工事のうち主なものは次のとおりであります。 第76期 請負金額10億円以上の主なもの 大阪広域水道企業団    大庭浄水場調整池及び配水ポンプ棟更新工事 日本下水道事業団 東日本本部    石巻市赤堀調整池復興建設工事その2 東京都財務局    善福寺川整備工事(その205) 野田特定目的会社    (仮称)野田物流施設計画新築工事 ㈱エスコン・中電不動産㈱    (仮称)吹田市藤白台5丁目(マンションA棟)新築工事 兵庫県    兵庫県立総合衛生学院建築工事 第77期 請負金額10億円以上の主なもの 中日本高速道路㈱名古屋支社    伊勢湾岸自動車道 飛島高架橋他1橋耐震補強工事 兵庫県 阪神南県民センター    大規模河 第1001-0-001号 (二)東川水系津門川 地下貯留管  他整備工事 大阪市    豊崎~茶屋町幹線下水管渠築造工事(その1) オリックス不動産㈱    (仮称)三郷Ⅰロジスティクスセンター新築工事 ㈱エスコン・中電不動産㈱    (仮称)吹田市藤白台5丁目(マンションB棟)新築工事 防衛省 熊本防衛支局    北熊本(4)整備工場新設等建築工事 3.完成工事高総額に対する割合が100分10以上の相手先はありません。 4.提出会社の不動産事業の売上高は、建築工事の「国内」の「民間」に含めて記載しており、それぞれ第76期は423百万円、第77期は404百万円が含まれています。 ④ 手持工事高(2026年3月31日現在) 区分   国内   海外   計 (B) (百万円) 官公庁(百万円)   民間(百万円)   (A) (百万円)   (A)/(B) (%) 土木工事   75,662   28,330   25,441   19.7   129,434 建築工事   10,597   67,832   -   -   78,430 計   86,260   96,163   25,441   12.2   207,864 (注)手持工事のうち請負金額10億円以上の主なものは、次のとおりであります。 桃園市政府航空城工程處   桃園航空城計畫區段徴收工程A1分標統包工程   2027年3月完成予定 東日本高速道路㈱   東京外かく環状道路大泉中工事   2028年3月完成予定 大阪府河内長野市   西之山配水場更新工事   2030年3月完成予定 ㈱タカラレーベン・野村不動産㈱・三信住建㈱・関電不動産開発㈱   (仮称)仙台榴岡5丁目新築工事   2027年9月完成予定 三菱地所レジデンス㈱   福岡市中央区舞鶴1丁目計画新築工事   2029年12月完成予定 須恵町外二ヶ町清掃施設組合   次期ごみ処理施設整備・運営事業 建設工事   2028年3月完成予定 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績について、2025年度の計画に対する達成状況は以下のとおりであります。 指標   2025年度(計画)   2025年度(実績)   2025年度(計画比) 受注高   133,200百万円   134,560百万円   1,360百万円増(1.0%増) 売上高   140,000百万円   139,818百万円   181百万円減(0.1%減) 営業利益率   3.7%   4.9%   1.2ポイント増 ROE(自己資本利益率)   -   6.2%   - 受注高につきましては、土木事業においてニューマチックケーソン工事を複数受注したことにより、対計画を上回る結果となりました。建築事業におきましては、施工体制を確保した選別受注を徹底したことや受注時期が来期以降となったことにより、対計画を下回る結果となりました。また、中期経営計画の重点項目である土木事業における「維持修繕事業」では、配水場更新工事の新規受注や前年度までに受注した橋脚の耐震補強工事の設計変更等を受注しております。建築事業における「産業関連事業」においては、廃棄物処理施設を受注しております。 売上高につきましては、土木事業において、大型工事の進捗が計画に比べ進んだことにより、対前年、対計画を上回る結果となりました。建築事業におきましては、施工体制を確保した工事の受注と工事管理体制の強化を実現したことにより、概ね計画通りの結果となりました。 営業利益率は、橋脚の耐震補強などの維持修繕工事における利益の向上や海外工事における為替変動による利益の向上により、対計画を上回る結果となりました。 中期経営計画では、「人的資本経営の強化」「事業構造の変革」を基本方針とし、事業の拡大は追わず利益重視の選別受注の徹底、グループシナジーを創出し2027年度までに売上高1,600億円、営業利益67億円、ROE7.0%程度の達成を目指しております。 当連結会計年度における売上高は139,818百万円(計画比0.1%減)、営業利益率は4.9%(計画比1.2ポイント増加)、ROEは6.2%(前連結会計年度は5.3%)であり、自己資本の充実と安定配当の維持、及び手元資金の有効活用をして、中期経営計画(2023-27年度)(アジャスト版)の目標を達成すべくグループ全体で取り組みます。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資本金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により3,888百万円増加し、投資活動により153百万円増加し、財務活動により1,160百万円減少し、この結果、現金及び現金同等物は3,126百万円の増加となり、当連結会計年度末残高は24,783万円(前期比14.4%増)となりました。 当社グループの財務戦略については、建設事業が主力事業であることから、工事代金の回収及び借入金を主体に資金を調達しております。また、中期経営計画では戦略投資として借入金及び資産の売却を原資とした事業領域拡大関連に80億円、手元資金を原資として経営基盤強化関連に37億円、株主還元として配当性向引き上げに90億円、総額207億円の投資を実施する計画としております。今後も「財務体質の更なる強化」を図る方針であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 特に、一定の期間にわたり収益を認識する方法の適用及び工事損失引当金の計上については工事原価総額に重要な会計上の見積りが必要となります。当該見積り及び仮定の不確実性の内容がその変動により経営成績等に生じる影響などは、「第5経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しています。 一定の期間にわたり収益を認識する方法の適用及び工事損失引当金の計上において考慮される工事原価総額の見積りは以下のような高い不確実性を伴います。 ・工事契約の完了に必要となる全ての施工内容が特定され、必要と判断された見積工事原価が工事原価総額の見積りに含まれているか否かの判断 ・工事の進行途上における当事者間の新たな合意による工事契約の変更、工事着手後の工事の状況の変化による作業内容の変更及び直近の工事原価総額の見積りの見直し時に顕在化していなかった事象の発生等が、適時に合理的に工事原価総額の見積りに反映されているかの判断

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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