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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ナカノフドー建設

NAKANO CORPORATION1827 · Standard · 建設業

東南アジアにも展開する中堅総合建設会社。日本と東南アジアで建設、不動産、再生可能エネルギー事業を手がける。

概要

ナカノフドー建設は、東京都千代田区に本社を置く中堅総合建設会社(ゼネコン)である。2026年3月期の連結売上高は1,381億円、従業員数は1,394名。首都圏を中心に国内建設事業を展開する一方、東南アジアにも拠点を持ち、海外建設事業を拡大している。不動産事業や再生可能エネルギー事業も手掛ける。東京証券取引所スタンダード市場に上場(1962年9月)。

建設事業と不動産事業を二本柱とするセグメント構成

当社グループは、建設事業と不動産事業を報告セグメントとしている。建設事業は日本と東南アジアに分かれ、日本では提出会社と連結子会社7社が建設業を営む。東南アジアではナカノシンガポール(PTE.)LTD.を含む5社が活動する。不動産事業は日本で㈱NFリアルティなどが賃貸業を、東南アジアでナカノコンストラクションSDN.BHD.が担当する。その他の事業として、再生可能エネルギー事業(太陽光・風力発電)や保険代理業も展開する。

国内と東南アジアで対照的な収益構造

2026年3月期の連結売上高1,381億円のうち、建設事業は1,366億円を占める。内訳は日本755億円、東南アジア611億円。営業利益は建設事業合計で47億円(前期比79.5%増)となったが、日本は22億円(14.9%減)と減益だったのに対し、東南アジアは24億円(前期はほぼゼロ)と大きく改善した。不動産事業の営業利益は6.7億円と安定しており、全体の営業利益率は3.9%に向上した。

東南アジアを成長エンジンとする海外展開

海外建設事業はシンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムに子会社を持ち、データセンターや高機能物流施設の需要を取り込む。2026年3月期の海外売上高は前期比117.9%増の611億円に急拡大し、大型案件の順調な進捗と追加工事獲得が採算性を改善した。一方、国内は資材価格高騰と人手不足で減収減益となった。中期経営計画「中計86」では海外建設事業の拡大を重点課題に掲げる。

93年にわたる歴史と商号変更の変遷

創業は1933年2月、大島義愛が「中野組大島事務所」として独立したことに始まる。1942年に株式会社中野組に組織変更。1962年9月に東京証券取引所第二部に上場し、1972年9月に第一部指定を受けた。商号は1991年7月にナカノコーポレーション、2004年4月に現商号のナカノフドー建設へと変更された。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行している。

業界の中での役割は総合建設業(ゼネコン)および不動産賃貸業、再生可能エネルギー発電事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,381億円
営業利益
54億円
営業利益率
3.9%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設(日本)主力

提出会社および連結子会社7社、関連会社3社が国内で総合建設業を営む。公共・民間を問わず幅広い建設需要に対応している。

主な製品・サービス1
総合建設サービス
建築・土木工事の設計・施工・監理を一貫して提供する。

02建設(東南アジア)準主力

シンガポール等の連結子会社5社が東南アジアで建設業を展開。成長市場である当地の建設需要を取り込む。

主な製品・サービス1
総合建設サービス
東南アジア地域における建築・土木工事の設計・施工・監理。

03不動産準主力

日本では提出会社と連結子会社「NFリアルティ」等が、東南アジアではナカノコンストラクションSDN.BHD.が不動産賃貸業を営む。グループで保有する不動産の賃貸により安定収益を確保している。

主な製品・サービス1
不動産賃貸
オフィス・商業施設・住宅などの賃貸物件の提供。

04再生可能エネルギー副次

提出会社が太陽光・風力発電事業を展開。発電した電力を売電することで収益を得ている。

主な製品・サービス2
太陽光発電
太陽光パネルを用いた発電事業。
風力発電
風力タービンを用いた発電事業。

05その他その他

保険代理業(NFエージェンシー)やPFI事業(関連会社2社)など、建設・不動産に周辺するサービスを提供。

主な製品・サービス1
保険代理業
各種損害保険・生命保険の代理販売。

製品と技術

オフィスビルから物流施設まで手掛ける建築工事

当社の建設事業は、オフィスビル、商業施設、物流倉庫、工場などの建築工事が中心である。特に近年はデータセンターや高機能物流施設の需要に対応しており、東南アジアでは外資系顧客からの大型案件を獲得している。国内では国土強靱化関連の公共工事も手掛ける。2026年3月期の国内建設売上高は755億円、東南アジアは611億円に達した。

再生可能エネルギー事業への多角化

その他の事業として、太陽光発電と風力発電を主体とする再生可能エネルギー事業を展開している。同事業は提出会社が直接営み、2026年3月期の売上高は1.5億円、営業利益は0.5億円と小規模だが、グループ全体の事業ポートフォリオの一角をなす。また、連結子会社㈱NFエージェンシーが保険代理業を行い、関連会社がPFI事業に関与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

中堅ゼネコン、収益改善途上だが高成長

ナカノフドー建設は売上高1,105億円(2025/3期)の中堅ゼネコン。同業のミライト・ワンやショーボンドHDと比べて売上規模は中程度だが、営業利益率2.99%と収益性は低い。しかし2026/3期は売上高1,381億円(+25%)、営業利益率3.91%と急成長計画。公共工事や民間建設需要を取り込み、収益改善を図る。

強み

  • 2026/3期に25%の増収計画、業界平均を上回る成長。
  • 特定地域に強固なネットワークを持ち、受注獲得に優位。
  • 建設工事の幅広い分野に対応し、需要変動に柔軟。
  • 収益率は低いが、改善計画により利益率向上が期待。

課題

  • 営業利益率3%未満で、大手に比べ薄利。
  • 建設業界全体の人手不足が受注制約に。
  • 同業他社との競争で、価格競争に巻き込まれるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字がナカノフドー建設

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11967ヤマト505億円10.6倍
21929日特建設499億円12.0倍
31786オリエンタル白石489億円13.5倍
41887日本国土開発484億円7.9倍
51888若築建設481億円10.8倍
61827ナカノフドー建設466億円10.6倍
71930北陸電気工事464億円11.1倍
81813不動テトラ460億円9.5倍
91810松井建設449億円9.7倍
105074テスホールディングス445億円21.0倍
11256A飛島ホールディングス411億円8.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

「中野組大島事務所」として独立した1933年

1933年2月、大島義愛がそれまでの事業を継承し、「中野組大島事務所」として独立した。これが現在のナカノフドー建設の源流である。その後1942年12月に「株式会社中野組」に組織変更し、法人としての体裁を整えた。創業期は個人事業の域を出なかったが、この時期に今日の基盤が形作られた。

株式上場と不動産事業への進出(1962〜1968年)

1962年9月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、資金調達力を高めた。1967年2月には仙台営業所を東北支店、大阪営業所を大阪支店に改組し、営業基盤を拡充した。1968年6月には不動産事業に進出し、経営の多角化を図った。1972年9月には市場第一部に指定され、企業格が向上した。

東南アジアへ進出した1970年代〜1980年代

1974年6月、海外事業部を新設し、アメリカに子会社ナカノインターナショナルCORP.(2016年清算)を設立した。同年11月にはシンガポールに現地法人を設立。続いて1985年9月にインドネシア、1988年8月にタイ、1991年6月にマレーシアと、東南アジア各国に進出した。1994年6月にはベトナムに駐在員事務所を開設(2017年閉鎖)し、同地域でのプレゼンスを高めた。

商号変更と組織再編を繰り返した1990年代〜2000年代

1991年7月、商号を「株式会社中野組」から「株式会社ナカノコーポレーション」に変更した。1998年4月には東京、東京西、東北、大阪の4支店を支社に格上げ。1999年10月には大島興業株式会社を吸収合併し、企業体質の強化を図った。2004年3月には不動建設株式会社から建築事業の営業を譲り受け、同年4月に商号を現在の「株式会社ナカノフドー建設」に変更した。

支店統合と事業本部制への移行(2000年代〜2010年代)

2002年4月、東京支社と東京西支社を統合し東京支社とした。2005年4月にはリニューアルセンター、同年5月に台東支店、6月に北海道支店を新設。2006年4月には首都圏支社を設置した。2007年4月には国内建設事業本部と海外事業本部を新設し、事業体制を強化。2012年12月にはベトナムに子会社を設立した。2021年4月には事業本部を営業本部と技術本部に分割し、より専門性を高めた。

M&Aによるグループ拡大と中期経営計画の推進(2020年代)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2023年3月には株式会社トライネットホールディングスの株式を取得し、同社とその子会社をグループ傘下に加えた。2024年4月には営業本部と技術本部を再統合し、国内建設事業本部を新設。2025年4月からは3ヵ年の中期経営計画「中計86」を開始し、国内の収益性改善と海外事業の拡大を推進している。

年表29件を開く

1930年代

  • 1933年2月大島義愛が事業を継承し、「中野組大島事務所」として独立した。

1940年代

  • 1942年12月「株式会社中野組」に組織を変更し、今日の当社の基盤を築いた。

1960年代

  • 1962年9月上場株式の公開を図り、東京証券取引所市場第二部に上場した。
  • 1967年2月営業基盤の充実を図るべく、仙台営業所を東北支店、大阪営業所を大阪支店にそれぞれ改組した。
  • 1968年6月経営の多角化と業容の拡大を期し不動産事業に進出した。

1970年代

  • 1972年9月東京証券取引所市場第一部に指定された。
  • 1974年6月海外事業部を新設し、アメリカに子会社 ナカノインターナショナルCORP.(2016年3月清算結了)を設立した。
  • 1975年11月シンガポールに子会社(現 ナカノシンガポール(PTE.)LTD.)を設立した。

1980年代

  • 1985年9月インドネシアに子会社(現 PT.インドナカノ)を設立した。
  • 1988年8月タイに子会社 タイナカノCO.,LTD.を設立した。

1990年代

  • 1991年6月マレーシアに子会社(現 ナカノコンストラクションSDN.BHD.)を設立した。
  • 1991年7月商号を「株式会社中野組」から「株式会社ナカノコーポレーション」へ変更した。
  • 1994年6月ベトナムにおいて、駐在員事務所(2017年11月閉鎖)を開設した。
  • 1998年4月東京、東京西、東北及び大阪の四支店を支社に改組した。
  • 1999年10月M&A企業体質の強化、業績の安定向上を図るため、大島興業株式会社を吸収合併した。

2000年代

  • 2001年5月M&A東京支社、東京西支社の工事部、施工技術部及び調達部を統合し、東京建築センターを新設した。
  • 2002年4月M&A東京支社と東京西支社を統合し、名称を東京支社とした。
  • 2004年3月事業基盤の拡充と建築事業の強化を図るため、不動建設株式会社の建築事業の営業を譲り受けた。
  • 2004年4月商号を「株式会社ナカノコーポレーション」から「株式会社ナカノフドー建設」へ変更した。
  • 2005年4月リニューアルセンターを新設した。
  • 2005年5月台東営業所を台東支店に改組した。
  • 2005年6月北海道営業所を北海道支店に改組した。
  • 2006年4月首都圏支社を新設した。
  • 2007年4月国内建設事業本部、海外事業本部を新設した。

2010年代

  • 2012年12月ベトナムに子会社 ナカノベトナムCO.,LTD.を設立した。

2020年代

  • 2021年4月国内建設事業本部を営業本部及び技術本部に改組した。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場に移行した。
  • 2023年3月M&A株式会社トライネットホールディングスの株式を取得し、同社及びそのグループ子会社を子会社化した。
  • 2024年4月M&A営業本部と技術本部を統合し、国内建設事業本部を新設した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    国内建設事業の収益性改善

    技術力強化による顧客対応の迅速化、実践的教育の充実による人材力向上、協力会社との連携強化による技能労働者確保、コスト競争力の強化により収益性の更なる改善を図る。

  2. 02

    海外建設事業の拡大

    外資系顧客への対応強化、営業エリア及び事業領域の拡大を推進し、将来の成長に対応し得る体制強化を進め、海外建設事業の規模拡大を図る。

  3. 03

    M&A・DX・人的資本投資の推進

    事業成長と収益力向上に向け、M&AやDXの推進、人的資本への投資を具体的に実行する。また、健康経営やCDPスコア向上など、サステナビリティへの取り組みも進め、企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,394人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は812万円で、9期前と比べて+19.3%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,363
2018年3月1,355
2019年3月68146.017.31,390
2020年3月68846.117.51,361
2021年3月69346.217.51,336
2022年3月69046.517.81,278
2023年3月69646.217.51,315
2024年3月73146.117.21,331
2025年3月76345.616.71,357243
2026年3月81245.116.11,394387

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率57.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社32(国内 15 / 海外 17、うち連結子会社 30) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本店・東京本店 — 東京都千代田区他132億円
建設事業 不動産事業
本社 — シンガポール1,518百万円
建設事業
OMO5小樽 — 北海道小樽市1,283百万円
不動産事業
カーサ博多イースト — 福岡県福岡市東区995百万円
不動産事業
東北支社 — 宮城県仙台市青葉区874百万円
建設事業 不動産事業
本社 — 長野県 飯田市198百万円
建設事業
東松山メガソーラー — 埼玉県東松山市160百万円
その他の事業
本社 — マレーシア148百万円
建設事業 不動産事業
本社 — 東京都 千代田区100百万円
不動産事業 その他の事業
小型風力発電設備 — 北海道苫前郡苫前町74百万円
その他の事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱NFリアルティ
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NFリアルティ
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NFリアルティ
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NFエージェンシー
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NFエージェンシー
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NFエージェンシー
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トライネット
    長野県飯田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トライネット
    長野県飯田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トライネット
    長野県飯田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ナカノシンガポール(PTE.)LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ナカノシンガポール(PTE.)LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ナカノシンガポール(PTE.)LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社20社を開く
  • ナカノシンガポール(PTE.)LTD.シンガポール100%
  • ナカノコンストラクションSDN.BHD.マレーシア100%
  • ナカノコンストラクションSDN.BHD.マレーシア100%
  • ナカノコンストラクションSDN.BHD.マレーシア100%
  • ナカノコンストラクションSDN.BHD.マレーシア100%
  • PT.インドナカノインドネシア100%
  • PT.インドナカノインドネシア100%
  • PT.インドナカノインドネシア100%
  • タイナカノCO.,LTD.タイ49%
  • タイナカノCO.,LTD.タイ49%
  • タイナカノCO.,LTD.タイ49%
  • ナカノベトナムCO.,LTD.ベトナム100%
  • ナカノベトナムCO.,LTD.ベトナム100%
  • ナカノベトナムCO.,LTD.ベトナム100%
  • その他7社
  • 竜峡レミコン㈱長野県飯田市10%
  • 竜峡レミコン㈱長野県飯田市10%
  • その他2社
  • 関東興業㈱東京都江戸川区24%
  • 関東興業㈱東京都江戸川区24%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,381億円営業利益54億円前期と比べると増収増益で、売上が+25.0%、利益が+63.6%。

売上高
+25.0%
1,381億円
営業利益
+63.6%
54億円
純利益
+51.7%
44億円
営業利益率
3.9%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,500億円1,381億円
営業利益39億円54億円
純利益29億円44億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は335億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.2%、営業利益は+225.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2780
2024年1Q24641.63
2024年2Q26631.11
2024年3Q284176.014
2024年4Q2788
2025年2Q537183.414
2025年4Q568152.615
2026年2Q558193.417
2026年4Q823354.327
2027年1Q335133.99

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,173億円から1,381億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。売上は2期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,173187
2014年3月1,2922515
2015年3月1,2533827
2016年3月1,1505840
2017年3月1,1686255
2018年3月1,0454639
2019年3月1,1726040
2020年3月1,1684128
2021年3月1,160183
2022年3月965−6−16
株式会社トライネットホールディングスの株式を取得し、同社及びそのグループ子会社を子会社化した。
2023年3月1,1453119
営業本部と技術本部を統合し、国内建設事業本部を新設した。
2024年3月1,0743826
2025年3月1,10533373.029
2026年3月1,38154603.944

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,381億円のうち、営業利益として残るのは54億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.6%1,237億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.6%91億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%54億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.4pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.4pt
9.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが104億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは109億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は308億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2225347222
2014年3月231−324252
2015年3月−8−9−21−17230
2016年3月968−22104293
2017年3月4−37−10−33244
2018年3月46−18−528270
2019年3月2925−954316
2020年3月−68−6−18−74216
2021年3月−45141−44219
2022年3月115−27−5788256
2023年3月22−3−819274
2024年3月−210−8−21256
2025年3月−44−4−9−48200
2026年3月1045−19109308

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,008億円。このうち返さなくてよい自己資本が514億円で、自己資本比率は49.4%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月71911660315.3
2014年3月76513063515.9
2015年3月78418160321.7
2016年3月74020953126.8
2017年3月78026551532.5
2018年3月84630753935.0
2019年3月84534450139.1
2020年3月81235246042.0
2021年3月84236947342.4
2022年3月82235646641.9
2023年3月79737841945.9
2024年3月80642238450.4
2025年3月80744536253.1
2026年3月1,00851449449.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
310億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
364億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
494億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
51
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中13位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中126位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.5%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.4%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
25.0%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,352で、1年前と比べて+80.6%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥1,352-0.6%1ヶ月+1.4%1年+80.6%時価総額466億円
過去52週の値幅
安値¥762高値¥1,710

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)16.0倍
PBR0.93倍
配当利回り1.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日に+14.9%高の1511円で、25日移動平均線を約16%上回って推移しています。7月中旬から上昇基調が強まり、1カ月で+21.07%高となりました。52週高値1710円にはまだ12%ほどの距離があり、出来高も7月17日以降増加傾向で、需給改善が株価を支えています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PER 9.92倍は業界平均14.15倍を下回り割安。PBR 0.905倍は1倍未満で業界平均1.52倍を大きく下回る。配当利回り2.9%は業界平均3.4%を下回り、やや劣る。ROE 9.5%は業界平均より高い。売上・利益は増加傾向で、収益性は改善。ただし配当利回りが業界平均より低く、成長性を考慮しないと割安に見えるが、やや割高の余地も。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍14.4倍
PER (予想)16.0倍
PBR0.93倍1.55倍
ROE9.5%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績改善基調にあり、株価も上昇しているが、営業利益率の低さや業界の競争が課題。強気派は、売上高の拡大と利益率の改善により、今後さらに収益性が高まると見る。一方、弱気派は、建設業界の構造的な人手不足やコスト高が利益を圧迫する可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 売上・利益の拡大

    売上高が1,100億円から1,381億円に増加し、純利益も29億円から44億円へ拡大

  • 株価の割安感

    PERが約10倍と業界平均並みで、PBR0.9倍と割安感がある

  • 配当利回り

    利回り2.9%と安定的な株主還元が評価されやすい

  • 2026年3月期の売上高1,381億円と前期比25%増決算発表後影響

    売上高1,105→1,381億円(+25%)。営業利益も33→54億円

  • 2026年3月期の営業利益54億円と増益通年影響

    営業利益率2.99%→3.91%に改善し54億円

  • PBR0.905倍と1倍割れの割安継続影響

    株価1,310円に対し1株純資産約1,447円。PBR0.905倍

  • 配当利回り2.9%と株主還元次回株主総会影響

    配当利回り2.9%。純利益44億円で増配余地

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率が3%台で、ゼネコン業界の収益性の低さが懸念

  • 人手不足

    建設技能者不足で人件費高騰が続き、利益を圧迫する可能性

  • 公共工事依存

    公共投資の動向や政府の財政政策に業績が左右される

  • 営業利益率3.91%と低採算通年影響

    売上高1,381億円に対し営業利益54億円(利益率3.91%)

  • 2026年3月期の増収が一過性2027年〜2028年影響

    25%増収は一過性リスク。翌期の反動減が懸念

  • 外国人保有17.3%の売却圧力不定影響

    外国人持ち株17.3%。株価急騰で売りに転じ得る

  • 株価1年で81%上昇し過熱感継続影響

    1年間で80.89%上昇。短期調整リスク

次の決算で確かめる点
受注高
建設会社の業績は受注が先行し、受注残が将来の売上を示す
営業利益率
事業の収益性を測る指標で、改善すれば株主価値向上につながる
人数あたり売上
生産性の指標となり、少人数で売上を上げられれば人手不足に強い

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+72.7%いまの株価に対する利回りは1.85%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
1.85%
いまの株価に対して
配当性向
66.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1010.5
2018年3月1220.012.9
2019年3月1416.715.2
2020年3月140.021.4
2021年3月140.018.0
2022年3月10−28.616.6
2023年3月1330.027.6
2024年3月1623.151.1
2025年3月2237.534.3
2026年3月3872.766.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,814人。区分でいちばん多いのは事業法人47.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.8%を占め、残る46.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人45.745.746.446.047.347.2
個人・その他28.629.831.730.329.725.9
外国法人10.89.18.29.711.317.3
金融機関13.714.412.311.38.26.6
証券会社1.11.01.42.73.52.9
自己株式0.40.40.40.40.40.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人大島育英会20.74
02関東興業株式会社12.61
03大島義和7.80
04株式会社マリンドリーム6.09
05GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.91
06株式会社MBサービス5.07
07株式会社三菱UFJ銀行4.77
08LIM JAPAN EVENT MASTER FUND (常任代理人 立花証券株式会社)3.00
09ナカノ友愛会投資会2.62
10立花証券株式会社2.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-02
    公益財団法人大島育英会
    新規の大量保有報告
    21.90%
    +1.16pt
  • 2026-07-02
    大島 義和
    新規の大量保有報告
    6.64%
    -1.16pt
  • 2026-05-21
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    8.18%
    +1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+571%、1株純資産は14期で+353%。直近期のROEは9.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月193206.412.577.0
2014年3月4535413.35.417.8
2015年3月7949418.65.19.9
2016年3月11657821.64.88.2
2017年3月16173824.54.010.5
2018年3月11586014.45.512.9
2019年3月11696212.74.115.2
2020年3月819928.34.521.4
2021年3月101,0391.040.618.0
2022年3月−461,002−4.516.6
2023年3月561,0645.46.627.6
2024年3月771,1836.97.951.1
2025年3月851,2477.09.134.3
2026年3月1281,4489.510.366.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額230百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
飯塚隆代表取締役 社長6826,000
大島義信取締役 副社長52109,000
加藤頼宣取締役6739,000
小古山昇取締役 常務執行役員6519,000
河村守康取締役7626,000
福田誠取締役8413,000
小髙光晴取締役5216,000
中野功一郎常勤監査役7478,000
後藤俊二常勤監査役6815,000
山谷耕平監査役6715,000
関澤秀哲監査役808,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)513013026
社外取締役539398
監査役323238
社外取締役322227
社外監査役216168

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容491字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、提出会社、国内子会社10社、在外子会社5社及び関連会社5社により構成されており、建設事業及び不動産事業を主な内容として事業活動を展開している。日本及び東南アジアにおいて総合建設業を主として営んでいる。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりである。 なお、報告セグメントと同一の区分である。 建設事業 日本   提出会社及び連結子会社7社並びに関連会社3社が、建設業を営んでいる。 東南アジア   連結子会社 ナカノシンガポール(PTE.)LTD.他4社が、建設業を営んでいる。 不動産事業 日本   提出会社及び連結子会社 ㈱NFリアルティ他2社が、主に不動産賃貸業を営んでいる。 東南アジア   連結子会社 ナカノコンストラクションSDN.BHD.が、不動産賃貸業を営んでいる。 その他の事業   提出会社が、再生可能エネルギー事業(太陽光・風力発電事業)を営んでいる。連結子会社 ㈱NFエージェンシーが、保険代理業を営んでいる。関連会社2社がPFI事業等を行っている。 事業の系統図は次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題925字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、社是である「誠意と熱意と創意の三意を以てお客様の信頼におこたえし、社業の発展を通して社会に貢献する」を経営の基本方針とし、グループ全社でコンプライアンスを徹底するとともに、加速する経営環境の変化に適応するため、技術力の強化を中心とする経営基盤の改革を推進して持続的成長を目指す。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く環境は、政府の経済・財政政策を背景に、国内では雇用・所得環境の改善等、引き続き緩やかな回復基調が続くことが期待される。また、海外においても引き続きデータセンターをはじめとする高機能施設の需要が見込まれている。一方で、米国の政策動向や地政学リスクの高まりに加え、資材調達環境の変動や労務需給の逼迫等の影響による先行きの不透明感があり、引き続き予断を許さない事業環境が続くものと見込まれる。 このような状況のもと、当社グループは、「国内建設事業のさらなる収益性改善と海外建設事業の拡大」を基本方針に掲げ、3ヵ年の中期経営計画「中計86」の2年目として、目標達成に向けた施策を着実に推進していく。 国内建設事業では、技術力の強化による顧客対応の迅速化、実践的な教育の充実による人材力の向上、協力会社との連携強化による技能労働者の確保、コスト競争力の強化を通じて、収益性の更なる改善を図っていく。 海外建設事業では、外資系顧客への対応強化に加え、営業エリア及び事業領域の拡大を推進し、将来の成長に対応し得る各分野の体制強化に努め、事業の拡大を図っていく。 また、事業成長と収益力の更なる向上に向け、M&AやDXの推進、人的資本への投資等について具体的な実行を進めていく。あわせて、サステナビリティへの取組みとして、健康経営の推進やCDPスコアの向上等、企業価値向上に資する各種施策に取り組んでいく。 「中計86」の各種施策を着実に実行することで、経営基盤の強化を図り、中長期的な成長に向けた基盤の構築を実現していく。
事業等のリスク1,049字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)国内建設市場リスク 当社グループの主要な事業である国内建設事業においては、建設市場の想定を上回る縮小や主要資材価格の急激な上昇、技能労働者の著しい減少等、事業環境に変化が生じた場合、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (2)海外建設市場リスク 当社グループは、東南アジアを中心に海外建設事業を展開しているが、進出国の政治・経済情勢、法制度等に著しい変化が生じた場合、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (3)不動産市場リスク 当社グループは、主に国内で、不動産賃貸事業を行っているが、賃貸市場の需給動向などが、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (4)工事施工等リスク 工事施工中の予期せぬ重大事故や完成物件の不具合等により、多額の修復費用や訴訟等による損害賠償が発生した場合、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (5)取引先信用リスク 発注者、協力会社等の取引先が信用不安に陥った場合、資金の回収不能や施工遅延等により、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (6)保有資産の市場変動リスク 不動産、有価証券等の保有資産の時価が著しく低下した場合、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (7)法令等に係るリスク 当社グループの事業は、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法等による法的な規制を受けている。これらの法律の改廃、法的規則の新設、適用基準の変更等があった場合には、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。また、当社グループにおいて法令等に違反する行為等があった場合には、刑事処分及び強制処分等による損失の発生、事業上の制約及び信用の毀損等により、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (8)自然災害によるリスク 大規模地震、風水害等の大規模自然災害が発生した場合、施工中の工事への被害や施工遅延、自社所有建物への被害などにより、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。 (9)感染症に関するリスク 感染症の流行等が発生した場合、景気悪化による建設受注高の減少や工事中断による売上高の減少等、今後の業績に影響を及ぼす可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)8,453字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に底堅く推移し、緩やかな回復基調が続いた。一方で、米国の通商政策の動向や不安定な国際情勢に加え、為替動向や金融政策の変化等の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いている。 国内建設事業においては、国土強靱化関連の公共投資が堅調に推移したほか、民間設備投資についても、製造業の国内回帰やデジタルインフラ整備の進展を背景として堅調に推移し、建設需要は安定的に推移した。一方で、資機材価格の高止まりや労務費の上昇に加え、資材調達環境の不安定化と技能労働者不足の深刻化により、工期の長期化や採算性への影響が顕在化するなど、事業環境は厳しい状況が続いている。 当社が進出している東南アジアの海外建設事業においては、インフレ抑制に向けた金融引き締めの緩和や円安の影響を受けるとともに、サプライチェーン再編に伴う生産拠点の移転や、AI需要の拡大によるデータセンター建設、経済成長を背景とした高機能物流施設への投資が進展しており、今後も市場の拡大が期待されている。 このような状況のなか、当社グループは、2025年4月よりスタートした中期経営計画「中計86」のもと、「国内建設事業のさらなる収益性改善」と「海外建設事業の拡大」を推進してきた。 国内建設事業では、人材の採用強化と育成体制の充実、技術力を基盤とした対応力の強化、海外建設事業では、事業拡大を目指し、営業力の強化と拠点体制の拡充を行い、着実な成果を得ることができた。 その結果、当連結会計年度の経営成績は以下のとおりとなった。なお、文中の数値は内部取引等消去後の数値である。 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ275億32百万円増加し、1,380億71百万円(前年同期比24.9%増)となった。当連結会計年度の売上高の内容として、前連結会計年度に比べ、建設事業は274億70百万円増加し、1,365億55百万円(前年同期比25.2%増)となり、不動産事業他は61百万円増加し、15億16百万円(前年同期比4.2%増)となった。 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ20億94百万円増加し、53億75百万円(前年同期比63.8%増)となった。当社グループの主力事業である建設事業においては、建設事業(日本)の営業利益は、3億87百万円減少し22億3百万円(前年同期比14.9%減)となり、建設事業(東南アジア)の営業利益は、24億46百万円増加し24億47百万円(前年同期 営業利益1百万円)となり、建設事業合計の営業利益は、20億59百万円増加し46億51百万円(前年同期比79.5%増)となった。不動産事業においては、不動産事業(日本)の営業利益は、15百万円増加し6億72百万円(前年同期比2.4%増)となり、不動産事業(東南アジア)の営業利益は、0百万円増加し0百万円(前年同期比141.5%増)となり、不動産事業合計の営業利益は、16百万円増加し6億73百万円(前年同期比2.5%増)となった。その他の事業の営業利益は、前連結会計年度に比べ19百万円増加し、51百万円(前年同期比59.4%増)となった。経常利益は、前連結会計年度に比べ22億71百万円増加し、59億96百万円(前年同期比61.0%増)となった。また、法人税等合計15億16百万円の計上などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ14億80百万円増加し、43億85百万円(前年同期比51.0%増)となった。 当連結会計年度は、中期経営計画「中計86」の初年度であったが、建設事業売上高については、国内建設事業は減収となったが、海外建設事業は増収となった。また、利益面については、国内建設事業は資材価格高騰の影響等により、前連結会計年度より減益となったが、海外建設事業は大型案件の順当な進捗や追加工事獲得などによる工事採算性の改善などにより、前連結会計年度より増益となった。今後も引き続き、中期経営計画「中計86」の主要施策を確実に遂行し、経営基盤の強化を図り、目標の達成を目指す。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。(セグメント間の内部売上高等を含めて記載している。) 建設事業 日本 当社グループの建設事業の日本における受注高は、865億46百万円(前年同期比9.8%増)となった。 売上高は、前連結会計年度に比べ55億66百万円減少し、755億円(前年同期比6.9%減)となり、売上高の減少及び営業費用の増加などにより、営業利益は、前連結会計年度に比べ3億85百万円減少し、22億2百万円(前年同期比14.9%減)となった。 東南アジア 当社グループの建設事業の東南アジアにおける受注高は、447億18百万円(前年同期比30.2%減)となった。 売上高は、前連結会計年度に比べ330億31百万円増加し、610億54百万円(前年同期比117.9%増)となり、売上高の増加及び工事採算の改善などにより、営業利益は、前連結会計年度に比べ24億46百万円増加し、24億47百万円(前年同期 営業利益1百万円)となった。 不動産事業 日本 賃貸事業を中心とする不動産事業の日本における売上高は、前連結会計年度に比べ48百万円増加し、13億69百万円(前年同期比3.7%増)となり、売上高の増加などにより、営業利益は、前連結会計年度に比べ16百万円増加し、6億75百万円(前年同期比2.6%増)となった。 東南アジア 不動産事業の東南アジアにおける売上高は、前連結会計年度に比べ0百万円増加し、4百万円(前年同期比18.1%増)となり、売上高の増加などにより、営業利益は、前連結会計年度に比べ0百万円増加し、0百万円(前年同期比141.5%増)となった。 その他の事業 その他の事業の売上高は、前連結会計年度に比べ14百万円増加し、1億48百万円(前年同期比10.5%増)となり、営業利益は、売上高の増加などにより、前連結会計年度に比べ19百万円増加し、50百万円(前年同期比62.7%増)となった。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりである。 ① 受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円) 建設事業   日本   78,804   86,546   (9.8%増) 東南アジア   64,090   44,718   (30.2%減) 合計   142,895   131,264   (8.1%減) ② 売上実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円) 建設事業   日本   81,060   75,500   (6.9%減) 東南アジア   28,023   61,054   (117.9%増) 計   109,084   136,555   (25.2%増) 不動産事業   日本   1,317   1,364   (3.6%増) 東南アジア   3   4   (18.1%増) 計   1,320   1,368   (3.6%増) その他の事業   134   147   (9.9%増) 合計   110,538   138,071   (24.9%増) (注) 1 当社グループでは建設事業以外は受注生産を行っていない。 2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載していない。 3 上記①及び②は、セグメント間取引の相殺消去後の金額である。 4 前連結会計年度及び当連結会計年度ともに売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。 なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は、次のとおりである。 建設事業における受注工事高及び完成工事高の実績 ① 受注工事高、完成工事高及び繰越工事高 期別   区分   前期繰越 工事高 (百万円)   当期受注 工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成 工事高 (百万円)   次期繰越 工事高 (百万円) 第83期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建築   81,885   74,014   155,900   75,949   79,951 土木   3,721   1,906   5,628   2,502   3,125 計   85,607   75,921   161,528   78,452   83,076 第84期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建築   79,951   82,676   162,627   70,193   92,433 土木   3,125   1,557   4,682   2,462   2,220 計   83,076   84,233   167,310   72,656   94,653 (注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでいる。 2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。 ② 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別される。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 第83期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建築工事   57.5   42.5   100 土木工事   47.2   52.8   100 第84期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建築工事   52.8   47.2   100 土木工事   27.7   72.3   100 (注) 百分比は請負金額比である。 ③ 完成工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 第83期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建築工事   5,347   70,601   75,949 土木工事   2,502   ―   2,502 計   7,850   70,601   78,452 第84期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建築工事   6,285   63,907   70,193 土木工事   2,462   ―   2,462 計   8,748   63,907   72,656 (注) 1 前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。 2 完成工事のうち主なものは、次のとおりである。 第83期請負金額10億円以上の主なもの 発注者   工事名称 Frasers Hospitality Ginza特定目的会社   GINZA HOTEL PROJECT 株式会社児湯食鳥   株式会社児湯食鳥 都城工場建設計画 株式会社サクラクレパス   株式会社サクラクレパス 新倉庫棟計画 K.ホールディングス株式会社   (仮称)古門戸町ビル新築工事 住友理工株式会社   (仮称)住友理工株式会社 新工場新築工事 第84期請負金額10億円以上の主なもの 発注者   工事名称 東京都品川区   浜川小学校校舎・幼稚園園舎改築その他工事 大阪府羽曳野市   羽曳野市立学校給食センター等整備事業 大熊ダイヤモンドデバイス株式会社   大熊ダイヤモンドデバイス第1工場新築工事 ダイキンファインテック株式会社   ダイキンファインテック新工場建設プロジェクト 株式会社ブリヂストン   下関工場第5工場新築工事 ④ 次期繰越工事高(2026年3月31日) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 建築工事   14,941   77,491   92,433 土木工事   2,220   ―   2,220 計   17,161   77,491   94,653 次期繰越工事のうち請負金額10億円以上の主なもの 発注者   工事名称   完成予定 和歌山県   紀北支援学校中校舎棟建築工事   2027年10月 合同会社オルタナ28   (仮称)箱根仙石原HOTEL PROJECT新築工事   2027年10月 株式会社OURs   仙台一番町ホテルプロジェクト新築工事   2027年8月 株式会社オープンハウス・ディベロップメント   (仮称)東区箱崎1丁目計画新築工事   2027年9月 ミヨシ油脂株式会社   ミヨシ油脂㈱ KMS新工場建設工事   2026年10月 (2) 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ201億14百万円増加し、1,007億83百万円となった。資産の内容として、流動資産は、前連結会計年度末に比べ176億69百万円増加し、720億99百万円となった。これは、「未成工事支出金」が4億6百万円及び流動資産の「その他」に含まれる「預け金」が9億1百万円それぞれ減少したが、「現金預金」が99億96百万円及び「受取手形・完成工事未収入金等」が88億35百万円それぞれ増加したことなどによるものである。また、固定資産は、前連結会計年度末に比べ24億45百万円増加し、286億84百万円となった。これは、「投資有価証券」が15億75百万円及び「退職給付に係る資産」が11億45百万円それぞれ増加したことなどによるものである。 セグメントごとの資産は、次のとおりである。 建設事業 日本 当連結会計年度末のセグメント資産合計は、前連結会計年度末に比べ32億76百万円減少し、302億69百万円となった。これは、「現金預金」が16億37百万円及び「未成工事支出金」が3億87百万円それぞれ増加したが、「受取手形・完成工事未収入金等」が40億32百万円及び流動資産の「その他」に含まれる「預け金」が9億1百万円それぞれ減少したことなどによるものである。 東南アジア 当連結会計年度末のセグメント資産合計は、前連結会計年度末に比べ131億73百万円増加し、353億6百万円となった。これは、「未成工事支出金」が7億93百万円減少したが、「現金預金」が6億77百万円及び「受取手形・完成工事未収入金等」が128億67百万円それぞれ増加したことなどによるものである。 不動産事業 日本 当連結会計年度末のセグメント資産合計は、前連結会計年度末に比べ4百万円減少し、142億67百万円となった。 東南アジア 当連結会計年度末のセグメント資産合計は、前連結会計年度末に比べ12百万円増加し、97百万円となった。 その他の事業 当連結会計年度末のセグメント資産合計は、前連結会計年度末に比べ19百万円減少し、3億84百万円となった。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ131億80百万円増加し、493億91百万円となった。負債の内容として、流動負債は、前連結会計年度末に比べ127億56百万円増加し、466億11百万円となった。これは、「短期借入金」が5億74百万円減少したが、「支払手形・工事未払金等」が86億94百万円及び「未成工事受入金」が16億3百万円並びに流動負債の「その他」に含まれる「未払金」が10億30百万円それぞれ増加したことなどによるものである。また、固定負債は、前連結会計年度末に比べ4億24百万円増加し、27億80百万円となった。これは「長期借入金」が50百万円減少したが、「繰延税金負債」が4億60百万円増加したことなどによるものである。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ69億33百万円増加し、513億92百万円となった。これは、剰余金の配当の支払いによる減少などがあったが、「親会社株主に帰属する当期純利益」43億85百万円の計上、為替の変動による「為替換算調整勘定」の影響15億47百万円及び「その他有価証券評価差額金」が10億71百万円それぞれ増加したことなどによるものである。 また、自己資本比率については、前連結会計年度末の53.1%から49.4%となった。 当社グループの連結自己資本については、中期経営計画「中計86」に掲げる基本方針のもと、着実に主要施策を遂行し、財務体質の更なる強化を目指す。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益58億92万円を計上し、売上債権の増加によるマイナスなどがあったが、仕入債務及び未成工事受入金の増加によるプラスなどにより104億19百万円のプラス(前年同期は43億75百万円のマイナス)となった。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入及び有形固定資産の取得による支出によるマイナスなどがあったが、定期預金の払戻による収入によるプラスなどにより、5億48百万円のプラス(前年同期は3億98百万円のマイナス)となった。 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済による支出及び配当金の支払などにより、19億22百万円のマイナス(前年同期は8億91百万円のマイナス)となった。 この結果、当連結会計年度末の「現金及び現金同等物の期末残高」は、前連結会計年度末に比べ107億56百万円増加し、308億3百万円となった。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループにおける主な資金需要は、建設事業における工事施工に要する工事費、販売費及び一般管理費並びに設備投資資金であり、運転資金及び設備投資資金の調達は、自己資金及び借入金等によっている。 当社は、株主還元と財務体質の強化を基本課題とし、業績と将来の見通しを勘案のうえ、配当を行う方針としており、当連結会計年度の期末配当を1株当たり38円、連結配当性向を29.8%とした。また、次期の配当については、配当を1株当たり25円、連結配当性向を29.6%を計画している。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されている。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っているが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがある。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載している。 (6) 中期経営計画「中計86」(2026年3月期~2028年3月期)の概要 〔中計86基本方針〕 国内建設事業のさらなる収益性改善と海外建設事業の拡大 〔経営目標(2028年3月期 最終年度 数値目標)〕 ① 建設事業売上高合計 1,270億円 ② 連結営業利益  33億円 ③ 連結純利益     25億円 ④ 海外事業比率  35%以上 ⑤ 成長投資  69億円 〔事業別基本方針・施策〕 ①国内建設事業 基本方針:収益性のさらなる改善 重要施策:(1) 顧客対応の迅速化 (2) 人材力充実 (3) 収益力向上 (4) 土木事業拡大 ②海外建設事業 基本方針:海外建設事業の拡大 重要施策:(1) 建設事業拡大 (2) 拠点体制拡充 (3) 収益力向上 (4) 収益基盤強化 ③不動産その他事業 基本方針:安定したキャッシュフローの維持 基本施策:(1) 収益力強化 (2) 収益拡大の検討

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出典

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