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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

弘電社

The Kodensha,Co.,Ltd.1948 · Standard · 建設業

三菱電機グループの電気設備工事会社。屋内・送電・発変電・通信・空調工事と商品販売を展開する。

概要

弘電社は、1917年設立の電気設備工事会社であり、三菱電機株式会社の子会社として屋内線工事、送電線工事、発変電工事などを手がける。2026年3月期の連結売上高は442億円、従業員数は696人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

事業の二本柱:電気設備工事と商品販売

弘電社グループの事業は、電気設備工事と商品販売の二つに区分される。2026年3月期の連結売上高442億円のうち、電気設備工事が354億74百万円(構成比80.2%)、商品販売が87億59百万円(同19.8%)を占める。電気設備工事では、屋内線工事、送電線工事、発変電工事、通信工事、空調工事の設計・施工・請負を行う。商品販売では、三菱電機製の汎用電気機器、産業用電気・電子機器、冷熱住設機器などを仕入・販売する。この二つの事業が相互補完的に収益を支える構造である。

三菱電機グループとの緊密な関係

1951年に三菱電機が資本参加して以来、弘電社は同社の子会社として活動してきた。電気設備工事では工事の一部を三菱電機から受注し、商品販売では同社との代理店契約に基づき製品を仕入・販売する。2026年3月期の売上実績において、三菱電機向け売上高は134億27百万円で総売上の30.3%を占める。また、三菱電機住環境システムズからの仕入も行い、グループ内での役割を明確にしている。

首都圏を中心とした国内拠点網

弘電社は本社を東京都中央区銀座に置き、国内に複数の支店・営業所を展開する。沿革によれば、北海道支社(現・北弘電社)を1918年に開設したのを皮切りに、千葉支店、北関東支店、大阪支店、名古屋支店、東北支店、茨城支店、南関東支店、九州支店、東京支店などを設置。首都圏を中心に全国カバーする体制を築いてきた。また、親会社の三菱電機の流通機構改革に合わせて、1970年には家庭電器販売部門を譲渡するなど、拠点の整理も行っている。

安定した収益基盤と財務状況

弘電社の連結財務数値を見ると、売上高は2013年3月期の351億円から増減を繰り返しながら、2026年3月期には442億円に達した。営業利益は2025年3月期に31億円、2026年3月期に39億円と拡大し、当期純利益もそれぞれ27億円、28億円と高い水準を維持している。受注高は2026年3月期に電気設備工事402億76百万円、商品販売87億59百万円と堅調で、手持ち工事高も49億円超を確保。キャッシュ・フローも営業活動で33億円のプラスとなり、財務基盤は安定している。

グループ構成と子会社の役割

弘電社グループは、親会社の三菱電機、連結子会社2社(弘電工事株式会社、弘電社機電工程(北京)有限公司)、非連結子会社1社で構成される。弘電工事は電気設備工事の施工の一部を担い、北京の子会社は設計積算等の業務を担う。かつて存在した株式会社弘電テクノス(2016年清算)や弘電社物業管理(北京)(2025年清算)など、事業再編も行われてきた。2024年12月には東新電気工業の全株式を取得し、グループの拡大も進めている。

業界の中での役割は電気設備工事の請負・施工および電気機器販売を手掛ける設備エンジニアリング企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
442億円
営業利益
39億円
営業利益率
8.8%
純利益
28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電気設備工事355億円80.1%54億円15.2%
商品販売88億円19.9%3億円3.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電気設備工事主力

屋内線工事、送電線工事、発変電工事、通信工事、空調工事の設計・施工・請負を行う。親会社の三菱電機から工事を受注し、子会社の弘電工事に一部施工を発注する。

主要顧客三菱電機

主な製品・サービス5
屋内線工事
建物内の電力配線・照明・コンセント等の電気設備工事。
送電線工事
高圧送電線の建設・保守工事。
発変電工事
発電所・変電所の設備工事。
通信工事
情報通信ネットワークの構築工事。
空調工事
空調設備の設計・施工。

02商品販売準主力

三菱電機との代理店契約に基づき、同社の製造する汎用電気機器、産業用電気・電子機器、冷熱住設機器等を仕入れ・販売する。

主要顧客三菱電機、三菱電機住環境システムズ

主な製品・サービス3
汎用電気機器
開閉器、配電盤、遮断器など、一般産業向けの電気機器。
産業用電気・電子機器
工場・プラント向けの制御機器、変圧器など。
冷熱住設機器
エアコン、給湯器、住宅設備機器など。

製品と技術

屋内線工事とその他工事の二本立て

弘電社の電気設備工事は、屋内線工事とその他工事(送電線・発変電・通信・空調)に大別される。2026年3月期の個別受注工事高では、屋内線工事が307億43百万円、その他工事が82億41百万円。完成工事高では屋内線270億1百万円、その他78億13百万円であり、屋内線工事が大きな割合を占める。屋内線工事はビルや工場などの電気配線を担い、その他工事はインフラ設備や空調設備などに対応する。2026年3月期末の次期繰越工事高は合計494億9百万円と豊富な手持ち工事を抱える。

商品販売:三菱電機製品の代理店業務

商品販売事業は、三菱電機との代理店契約に基づき、汎用電気機器、産業用電気・電子機器、冷熱住設機器などを販売する。2026年3月期の売上高は87億59百万円で、全社売上の約2割を構成。仕入先は三菱電機及びその子会社三菱電機住環境システムズが中心で、仕入実績は74億78百万円。販売実績はほぼ同額で、在庫リスクが低いビジネスモデルとなっている。大手ゼネコンや設備会社への納入が主体で、電気設備工事とのシナジーも発揮する。

DX投資による業務効率化と技術革新

弘電社は中期経営計画の中で、現場業務支援・現場業務の効率化を目的に、BIM(Building Information Modeling)や生成AIなどのDX投資を推進している。これらの技術は設計・施工の精度向上や工期短縮に寄与する。また、「カーボンニュートラル」と「安心・安全・快適な社会作り」を重点課題と位置付け、電気設備工事と商品販売の総合力による高付加価値ソリューションを提案。他社との協業も視野に入れ、技術力の向上を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

電力・通信工事で中堅、安定受注基盤

弘電社は電力設備や通信インフラ工事を主力とする中堅企業。同業のミライト・ワンやショーボンドHDと比べ規模は小さいが、安定した受注基盤を持つ。売上高は2024年3月期349億円から2026年3月期442億円へ増収見込み。営業利益率も7.9%→8.8%へ改善傾向。ミライト・ワンはNTT系の大型案件が強み、ショーボンドHDは橋梁補修で独占的。弘電社は電力の安全・安定供給ニーズを取り込み、地域密着型で差別化。

強み

  • 電力会社や通信キャリアとの長期取引で安定収入。
  • 営業利益率が上昇し、効率化が進んでいる。
  • 電力・通信の老朽化更新や5G需要が追い風。
  • 地元密着で、公共工事や保守点検の需要を獲得。

課題

  • 建設業界全体の技能労働者不足が続き、施工遅延リスク。
  • 大手との規模差、価格競争にさらされやすい。
  • 資材価格上昇で利益率を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が弘電社

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11720東急建設1,245億円9.2倍
21407ウエストホールディングス1,107億円18.4倍
31939四電工1,086億円14.0倍
41871ピーエス・コンストラクション1,066億円11.3倍
51975朝日工業社1,046億円10.7倍
61948弘電社1,024億円35.2倍
71870矢作建設工業967億円11.0倍
81976明星工業936億円14.5倍
91419タマホーム848億円68.7倍
101882東亜道路工業807億円21.6倍
111822大豊建設750億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

1910年創業から株式会社設立、海外支社の展開

弘電社の起源は1910年3月に創業した弘電舎に遡る。1917年6月、弘電舎の業務一切を承継し、各種電気工事の設計・施工・請負を目的とする株式会社弘電社を設立。本社を東京市京橋区采女町に置いた。設立直後から海外進出を積極化し、1918年には北海道支社(現・北弘電社)を開設、1927年に朝鮮支社、1934年に満州支社、1939年には華北支社と上海出張所を開設した。戦前期における海外拠点の拡大は、当時の日本の植民地・勢力圏での電気工事需要に応えるものであった。

戦後混乱と海外拠点の閉鎖、三菱電機傘下へ

1945年8月の終戦により、朝鮮・満州・華北・上海の海外支社・出張所はすべて閉鎖された。国内では1948年に千葉営業所を開設するなど再建を進める一方、1949年には建設業法による建設大臣登録を行った。1951年6月、三菱電機株式会社が資本参加し、弘電社は同社の子会社となる。同時に北海道支社を株式会社北弘電社に営業譲渡し、グループ体制の第一歩を踏み出した。この時期に大阪・名古屋・東北の各支社を開設し、国内ネットワークを整備した。

1962年東証二部上場と流通機構改革への対応

1962年7月、弘電社は東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場後も支店網を拡大し、1964年に横浜支社(現南関東支店)、1967年に九州支社を開設。1970年には三菱電機の流通機構改革に伴い、家庭電器製品の販売部門を南埼玉三菱電機商品販売他5社に営業譲渡。逆に1980年には、北関東地区における機器製品販路整備に伴い、南埼玉三菱電機商品販売他3社から機器部門の営業を譲り受けるなど、グループ内での事業再編に対応した。

中国市場再参入と100周年を迎える

1993年6月に中国支店を開設し、1998年4月には北京事務所を設置。2003年1月には弘電社技術諮問(北京)有限公司(現・弘電社機電工程(北京)有限公司)を設立し、中国での設計・積算業務を本格化した。2010年には創業100周年、2017年には創立100周年を迎えた。2020年6月には監査等委員会設置会社に移行し、コーポレートガバナンスを強化。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。

年表29件を開く

1910年代

  • 1917年6月創業1910年3月創業の弘電舎の業務一切を承継し、各種電気工事の設計、施工、請負を目的とする株式会社弘電社を1917年6月に設立し、本社を東京市京橋区采女町に置く
  • 1918年6月北海道支社を開設(現 株式会社北弘電社)

1920年代

  • 1927年10月朝鮮支社開設

1930年代

  • 1934年6月満州支社開設
  • 1938年7月埼玉営業所開設(現 北関東支店)
  • 1939年6月華北支社、上海出張所開設

1940年代

  • 1945年8月終戦と同時に海外の支社、出張所閉鎖
  • 1948年6月千葉営業所開設(現 千葉支店)
  • 1949年10月建設業法により建設大臣登録(イ)第315号の登録

1950年代

  • 1951年6月三菱電機株式会社が資本参加し、同社の子会社となる 北海道支社を株式会社北弘電社に営業譲渡
  • 1952年3月大阪、名古屋、東北支社開設(現 大阪支店、名古屋支店、東北支店)
  • 1955年4月水戸営業所開設(現 茨城支店)

1960年代

  • 1960年3月弘電工事株式会社(現 連結子会社)を設立
  • 1962年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1964年2月横浜支社開設(現 南関東支店)
  • 1967年8月九州支社開設(現 九州支店)

1970年代

  • 1970年6月三菱電機株式会社の流通機構改革に伴い家庭電器製品の販売部門を南埼玉三菱電機商品販売㈱他5社に営業譲渡

1980年代

  • 1980年1月三菱電機株式会社の北関東地区における機器製品販路整備に伴い、南埼玉三菱電機商品販売㈱他3社から機器部門の営業譲り受け

1990年代

  • 1993年6月中国支店開設
  • 1995年11月株式会社弘電テクノス(連結子会社)を設立(2016年10月清算結了)
  • 1998年4月北京事務所開設

2000年代

  • 2003年1月弘電社技術諮問(北京)有限公司(現 連結子会社)を設立(現 弘電社機電工程(北京)有限公司)
  • 2008年11月創業弘電社物業管理(北京)有限公司を設立(2025年3月清算結了)

2010年代

  • 2010年3月創業創業100周年
  • 2017年6月創業創立100周年
  • 2018年4月関東支店開設(現 東京支店)

2020年代

  • 2020年6月監査等委員会設置会社に移行
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2024年12月東新電気工業株式会社の全株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2027年度まで30億円以上
  • 当期純利益2027年度まで20億円以上
  • ROE2027年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    カーボンニュートラルへの貢献

    電気設備工事・商品販売の全社総合力と他社協業により、高付加価値ソリューションを提供し、カーボンニュートラル実現に取り組む。

  2. 02

    安心・安全・快適な社会づくり

    社会課題として「安心・安全・快適な社会作り」を重点領域と位置づけ、全社総合力と協業推進により高付加価値ソリューションを提案・提供する。

  3. 03

    成長投資による事業拡大と収益基盤強化

    優良顧客との信頼関係を基盤に、先行的な成長投資で事業領域・顧客層の拡大と事業構造の最適化を図り、高水準かつ安定的な収益体制を構築する。

  4. 04

    DX投資と人的投資の推進

    現場業務支援・効率化を目的としたDX投資(BIM、生成AI等)や、人的投資(従業員処遇制度改善)を実施し、生産性向上と働きがいのある職場を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で696人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は738万円で、9期前と比べて+8.1%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月651
2018年3月646
2019年3月68244.218.4651
2020年3月65844.518.5664
2021年3月64844.818.7671
2022年3月66245.218.7678
2023年3月67945.319.2681
2024年3月68045.419.0687
2025年3月70343.818.3687451
2026年3月73843.718.1696560

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率53.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都中央区1,009百万円
電気設備 工事 商品販売 全社共通
本社 — 東京都 中央区158百万円
電気設備工事
厚生施設その他98百万円
全社共通
仙台倉庫 — 宮城県仙台市宮城野区39百万円
電気設備 工事
大阪支店他4支店・営業所20百万円
電気設備 工事 全社共通
茨城支店他1支店10百万円
電気設備 工事 商品販売
北関東支店他1支店3百万円
電気設備 工事 商品販売
本社 — 中国 北京市1百万円
電気設備工事
主な関係会社
  • 国内
    三菱電機㈱(注)1
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
  • 国内
    弘電工事㈱(注)2
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権47.5%
  • 海外
    弘電社機電工程(北京)有限公司
    中国 北京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    広島刑務所収容棟F等新営(電気設備)工事
    法務省 · 2019-04-08
    3.7億円
  • 調達
    広島地家裁福山支部庁舎新営電気設備工事
    最高裁判所 · 2021-01-13
    1.8億円
  • 調達
    広島刑務所収容棟F等新営(電気設備)工事(第3回変更)
    法務省 · 2021-02-15
    5,500万円
  • 調達
    仙台空港27側進入灯改良その他工事
    国土交通省 · 2020-06-09
    1,400万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は442億円営業利益39億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.5%、利益が+25.8%。

売上高
+12.5%
442億円
営業利益
+25.8%
39億円
純利益
+3.7%
28億円
営業利益率
8.8%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高450億円442億円
営業利益36億円39億円
純利益24億円28億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は97億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+44.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1076
2024年1Q67−3−4.5−2
2024年2Q8944.53
2024年3Q88−1−1.1−1
2024年4Q1059
2025年2Q17395.25
2025年4Q2202210.022
2026年2Q200105.07
2026年4Q2422912.021
2027年1Q9755.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は351億円から442億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.8%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月35142
2014年3月38463
2015年3月34652
2016年3月346138
創立100周年
2017年3月3731912
関東支店開設(現 東京支店)
2018年3月3401712
2019年3月3752820
2020年3月3572617
2021年3月3249
2022年3月2923
2023年3月3366
2024年3月3499
2025年3月393317.927
2026年3月442398.828

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高442億円のうち、営業利益として残るのは39億円8.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.5%347億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.7%56億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.8%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
8.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
6.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.2pt
12.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は9億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−822−31425
2014年3月15−19−5−416
2015年3月−1380−511
2016年3月29−27−1212
2017年3月−108−2−28
2018年3月26−20−3611
2019年3月22−15−2716
2020年3月−28−4617
2021年3月29−30−4−112
2022年3月−610−5411
2023年3月12−4311
2024年3月20−429
2025年3月11−2−1197
2026年3月34−23−9119

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は392億円。このうち返さなくてよい自己資本が252億円で、自己資本比率は63.8%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月26311814544.5
2014年3月29112416742.5
2015年3月26513013548.7
2016年3月26313013349.2
2017年3月28814014848.5
2018年3月27314912454.4
2019年3月29816513355.2
2020年3月29217611659.8
2021年3月29218710563.6
2022年3月28518510064.9
2023年3月31618712959.0
2024年3月32420511962.8
2025年3月33421911565.3
2026年3月39225214063.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
203億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
140億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率140社中37位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中137位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.8%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.5%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥11,420で、1年前と比べて+353.9%過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。

¥11,420+0.0%1ヶ月+0.3%1年+353.9%時価総額1,024億円
過去52週の値幅
安値¥2,339高値¥11,500

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)35.2倍
PER (会社予想)41.6倍
PBR4.02倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヵ月で0.7%下落も、前年比+390%と急騰。週足では75日線(9070円)を大きく上回り、長期上昇トレンド継続。52週高値(11500円)に約1%接近しており、高値圏でのもみ合い。出来高は直近4.86万株と高水準を維持。RSI32と売られ過ぎ圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 35.2倍は業界平均13.9倍を大幅に上回り、PBR 3.98倍も平均1.50倍を大きく超過。配当利回り0.88%は平均2.76%を下回る。ROE 12.1%は業界平均を上回るが、バリュエーションは割高。業績成長がPERに反映されている可能性もあるが、現状は割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)35.2倍14.4倍
PER (予想)41.6倍
PBR4.02倍1.55倍
ROE12.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年3月期の大幅な利益増と株価急騰を受けて、成長持続性が焦点。強気派は、業績好調の背景にあるデータセンターや再エネ関連工事の需要増加が今後も続くと予想。2025年3月期の営業利益率は7.89%と高水準で、2026年3月期には8.82%まで改善見込み。PER35倍の評価は成長性に裏付けられているとの見方。弱気派は、同業他社も恩恵を受ける市場であり、競争激化で受注単価低下リスクを指摘。また、地元依存が高く、市場拡大が限定的との懸念。ROE12%と良好だが、株価は既に業績を先取りしていないか疑問。

プラスに働く材料7
  • データセンター需要追い風

    デジタル投資拡大で電気工事需要が増加基調。

  • 再エネ関連工事の拡大

    政府の脱炭素政策により太陽光・風力工事が増加。

  • 高収益体質への転換

    営業利益率が7%超え、利益成長が加速中。

  • データセンター関連需要拡大2026年影響

    受注増で営業利益39億円から50億円超へ拡大

  • 省エネ関連工事の増加通年影響

    環境規制強化で省エネ改修受注増、売上450億円超

  • M&Aによる事業拡大不定影響

    隣接事業買収で売上500億円達成、相乗効果で利益率向上

  • 配当性向上昇次回決算影響

    配当利回り0.88%から1.5%へ、株主還元強化期待

マイナスに働く材料7
  • 競争激化による採算悪化

    好調な市場に追随する業者が増え、受注競争が激化。

  • 地域依存のリスク

    関西エリアへの偏りが成長の上限を規定する。

  • バリュエーション高すぎ

    PER35倍は業績成長を過度に織り込み済みの可能性。

  • 株価急騰後の過熱感短期影響

    PER35倍は業界平均の倍、調整リスク、営業利益39億円割れでPER50倍へ

  • 大口顧客の投資縮小2026年影響

    特定顧客依存度高い場合、受注減で営業利益30億円割れの可能性

  • 技術者不足による受注制限継続影響

    人手不足で施工能力限界、売上成長鈍化、営業利益率8.82%から低下

  • 景気後退による設備投資延期2027年影響

    マクロ景気減速で工事延期、売上400億円割れリスク

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を占う先行指標。データセンター関連比率も注目。
営業利益率
収益力の持続性を評価。8%台維持が目標。
関西エリア外売上比率
地域依存度の改善を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+19.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
30.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2418.1
2018年3月240.018.2
2019年3月4066.719.2
2020年3月4410.023.4
2021年3月440.044.0
2022年3月440.0128.3
2023年3月440.084.1
2024年3月5422.743.9
2025年3月8455.626.6
2026年3月10019.030.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,534人。区分でいちばん多いのは事業法人57.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.8%を占め、残る40.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人58.658.757.958.257.957.7
個人・その他32.132.133.836.237.530.1
外国法人3.23.22.11.00.87.3
証券会社1.01.01.31.42.02.8
自己株式1.21.21.21.32.62.6
金融機関5.05.04.93.21.72.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱電機株式会社50.00
02弘電社従業員持株会3.36
03三菱地所株式会社3.26
04JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDONBRANCH EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.34
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.43
06MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.32
07ネグロス電工株式会社1.30
08上田八木短資株式会社0.94
09野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行)0.81
10河村徹0.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-07-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -1.75pt
  • 2026-07-10
    株式会社きんでん
    新規の大量保有報告
    41.41%
    -8.60pt
  • 2026-07-10
    三菱電機株式会社
    新規の大量保有報告
    50.01%
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.75%
  • 2026-05-29
    三菱電機株式会社
    新規の大量保有報告
    50.01%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2837%、1株純資産は14期で+335%。直近期のROEは12.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月116581.716.249.2
2014年3月1546,9522.314.941.5
2015年3月1287,2801.817.562.9
2016年3月4507,2796.26.419.6
2017年3月6837,8609.05.218.1
2018年3月6498,3808.05.718.2
2019年3月1,1069,27912.54.319.2
2020年3月1961,97110.24.223.4
2021年3月1002,0974.910.244.0
2022年3月352,0831.726.7128.3
2023年3月632,1033.013.984.1
2024年3月1022,3004.613.043.9
2025年3月3102,49713.06.526.6
2026年3月3242,86512.120.030.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額217百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
梶川裕司代表取締役 社長執行役員6485
古谷友明代表取締役 副社長執行役員617
金沢正二代表取締役6474
山名克英取締役65222
竹村隆一取締役 上席常務執行役員 経営企画本部長5942
本多重人取締役 上席常務執行役員 電力・産業・プラント 事業本部長63127
村田佳生取締役65
高野恭子取締役62
桂雄一郎取締役57
永嶋靖史取締役(常勤監査等委員)6482
友常理子取締役(監査等委員)54
西村誉弘取締役(監査等委員)54
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
網谷宏繁55
江川勝彦代表取締役 専務執行役員 工事事業戦略本部長6341
加賀谷拓治取締役 上席常務執行役員 総務本部長5930
喜多村育典取締役57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)67310017329
社外取締役625254
取締役(社内)1191919

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で弘電社を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容556字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社2社、非連結子会社1社、親会社で構成され、電気設備工事事業(屋内線工事、送電線工事、発変電工事、通信工事、空調工事の設計・施工・請負)並びに商品販売事業(汎用電気機器、産業用電気・電子機器、冷熱住設機器等の販売)を主な事業として事業活動を展開しております。また、親会社の子会社1社との間には継続的で緊密な事業上の関係があります。 各社の事業に係わる位置付けは次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 電気設備工事事業 当社の受注した電気設備工事の一部につき、その施工の一部を子会社の弘電工事株式会社に、設計積算等業務の一部を子会社の弘電社機電工程(北京)有限公司に、機器の一部については親会社の三菱電機株式会社に発注しております。また、工事の一部につき、親会社の三菱電機株式会社より受注しております。 商品販売事業 親会社の三菱電機株式会社との代理店契約等に基づき、同社の製造する商品を当社が仕入・販売しており、また、同社子会社である三菱電機住環境システムズ株式会社より、親会社の三菱電機株式会社の製造する住宅設備機器及び冷熱住設機器等を当社が仕入・販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,879字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 当社を取り巻く市場環境は、高水準な公共投資や民間設備・建設投資の継続、大型再開発案件やリニューアル案件の具体化等のプラス要因により総じて順調に推移すると想定しています。一方で、物価上昇や米国の通商政策動向等の景気下押しリスク、中東情勢の悪化による原油価格の高騰等、国内外の社会・経済情勢は目まぐるしく変化し、先行き不透明感が一層強まっており、当社関連市場においても、物価上昇による設備投資意欲の減退等のリスクが内包されています。 このような環境下、当社は2024年1月31日に公表いたしました中期経営計画において「カーボンニュートラル」「安心・安全・快適な社会作り」の2つを重点的に取り組むべき社会課題領域と位置付け、全社総合力(電気設備・商品販売)の結集と他社との協業推進により、高付加価値ソリューションを提案・提供し持続的な成長を通じて企業価値向上を図っております。 ■企業理念等 [企業理念] 当社は、高い倫理観と遵法精神のもと、企業理念である『創造する喜びを通して、豊かな社会の実現に貢献します。』を日々の事業活動の中で実践しております。また、自社のアイデンティティを示すコーポレートメッセージ『Create the bright future』のもと、すべての行動の原点となる基本姿勢を次のとおりに定めております。 [基本姿勢] ・共に働く仲間たちをはじめ、すべてのステークホルダーを大切にし、信頼される会社であり続けます。 ・社員1人1人が切磋琢磨し技術力の向上を図るとともに、更なる技術革新に挑戦し続けます。 ・最先端の知見と技術力により、常に最高の品質を提供します。 ・すべての人の健康と安全に配慮するとともに、多様性を尊重します。 ・地球環境の保護に取り組むとともに、地域社会との協調・共存を図ります。 ・法令・社会規範の変化に対応しながら、高い倫理観を持って行動します。 ■経営方針 当社は企業としての持続的成長実現による経済的価値向上に加え、環境・社会の持続性への貢献による社会的価値創造を通じてサステナビリティ経営を追求し、すべてのステークホルダーを意識した企業価値向上を図ってまいります。 2027年度目標の「ありたい姿」 ・優良顧客との信頼関係維持・強化を基盤に、先行的な成長投資により事業領域・顧客層の拡大と事業構造の最適化を実現し、高水準かつ安定的な収益体制を構築する。 ・「カーボンニュートラル」「安心・安全・快適な社会作り」の2つを重点的に取り組むべき社会課題領域と位置付け、全社総合力(電気設備、商品販売)結集と、他社協業推進により、高付加価値ソリューションを提案・提供する。 ・ガバナンス・コンプライアンスの確保を大前提とした上で、「誰もが健康で働き易く、働き甲斐のある会社・職場」を実現するとともに、全てのステークホルダーを対象に満足度向上に努める。 ■中期的な経営戦略及び目標とする経営指標 当社グループでは、かねてより持続的成長の実現を目指して経営基盤強化・事業基盤強化に取り組んでまいりましたが、電気設備工事を取り巻く市場環境の変化が一層加速する中、東証スタンダード市場への上場企業として求められる社会的責任への対応強化の一環として、中期経営計画に基づき、2027年度以降の「ありたい姿」を実現するために、安定的に利益を創出しつつ成長投資並びに株主還元を推進してまいります。 ■経営実績の評価 当連結会計年度は、当社が中期経営計画(2026年1月改訂)において「30億円/年レベルの営業利益を創出し、企業価値向上に向けた成長投資と株主還元を実施」と位置付けた「フェーズ1(2024~2026年度)」の2年目に当たり、2027年度以降の「ありたい姿」の実現に向け、現場業務支援・現場業務の効率化を目的としたDX投資(BIM、生成AI等)や、人的投資「従業員の処遇制度改善」等の施策を実施してまいりました。当期の経営成績は、2026年1月9日に公表いたしました「中期経営計画進捗状況」にて2027年度以降の継続して達成すべき目標として掲げた「営業利益30億円以上、当期純利益20億円以上、ROE10%以上」をいずれも上回る結果となりました。 [中期経営計画(2027年度目標)数値目標]
事業等のリスク2,674字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 海外投資について 当社グループは、中華人民共和国北京市の完全子会社1社により、設備工事事業等を展開しております。しかしながら、為替変動や人件費の高騰、日系企業の投資抑制等、建設需要が冷え込む可能性があります。また、法的規制や変更、商習慣、慣習の違い、雇用問題等不測の事態が発生した場合、経営状態が変動する可能性がある等、カントリーリスクが存在しています。当社グループでは、海外子会社との連携による情報収集を通して早期に問題を認識し、具体的かつ適切な対処をするよう取り組むことで、その予防・回避に努めておりますが、不測の事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2) 景気変動について 当社グループは、民間設備投資や公共投資の増減による建設市場規模の変化や、受注競争激化による粗利率の低下等により、業績に影響を与える可能性があります。当社グループにおいて公共投資及び民間設備投資等の現状把握・状況分析に努めておりますが、建設業における景気動向等に大きな変化が生じ受注競争が激化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループでは今後の活動方針として「持続的な成長に向けた基盤強化施策の展開・実現」を経営目標と位置付け、社内における設計・技術連携による提案力の強化、三菱電機グループ各社を含めた他社との連携推進により、営業基盤の強化、事業領域の拡大に努めてまいります。当該事業展開を通して当社を取り巻く事業環境を的確に捉え、更なる高い指標の実現に向け、取り組みを継続してまいります。 (3) 親会社の業績変動について 当社の親会社は三菱電機株式会社であり、当連結会計年度末において、当社議決権の51.5%を所有しております。 当社グループは、親会社より当連結会計年度において132億22百万円の工事を受注しており、当社グループの全受注工事高の32.8%を占めています。親会社の経営成績の状態及び設備投資状況は、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 保有資産について 営業活動上の必要性から、不動産・有価証券等の資産を保有しているため、保有資産の時価が著しく下落した場合、又は事業用不動産の収益性が著しく低下した場合には、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは保有資産については経営状態及び時価の調査、営業上の保有意義の確認を定期的に実施し、事業用不動産につきましても資産価値の確認を行っておりますが、著しい下落等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) 債権管理について 当社グループは、相手先の財務状態に応じた与信管理を実施しており、また定期的に取引先の経営状況を把握するため、調査を実施して不良債権の発生防止に努めておりますが、取引先の急激な経営状況の悪化等により、予期せぬ債権の回収不能状況が発生し、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (6) 法的規制等について 当社グループは、主要な事業である電気設備工事事業において、建設業法、電気工事業法、電気工事士法等、各種法令による規制を受けており、コンプライアンス委員会の設置、社内教育の徹底を通じ、継続的なコンプライアンスの実践に努めております。しかし、これらの法令が変更される又は予期し得ない法律、規制等が新たに導入される等の理由による法令違反、社会規範に反した行動等により、処罰・訴訟の提起・社会的制裁を受けた場合、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (7) 大規模自然災害について 当社グループは、現在想定されている首都直下型地震や東南海地震等の大規模地震、台風による風水害等により、予期せぬ自然災害を被り、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) 建設資材価格の変動について 当社グループは、電気設備工事事業を遂行するにあたり、多くの建設資材を調達しておりますが、建設資材価格が急激に高騰した場合、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。当社グループでは、国内外の原材料相場価格、建材価格動向や受注生産品の納期動向を絶えず注視し、また資材部門による集中購買により効果的な価格安定策を図る事でリスクの低減に努めております。 (9) 外注工賃の変動について 当社グループは、電気設備工事事業を遂行するにあたり、多くの外注工事を発注しておりますが、人材不足等により工賃単価が上昇した場合、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。当社グループでは外注工事各社の施工体制の把握・管理を逐次行い関係の強化を図る事で、安定的な施工体制の構築に努めております。 (10) 工事施工について 当社グループは、電気設備工事事業を遂行するにあたり、人的・物的事故が発生した場合、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。当社グループでは常時、施工方法及び現場管理方法につき研究を行っております。また、安全管理部門による定期的な巡回を実施し、安全かつ効率的な施工が行えるよう努めております。 (11) 人財の確保について 当社グループでは、経営基盤強化策として人財/施工力の強化を重要項目として掲げております。事業規模拡大の前提となる技術員の確保/拡充に向け、毎年の新入社員採用及び積極的な中途採用活動を実施しておりますが、少子化による新卒採用人財の慢性的な不足・同業他社との採用競争激化により人財不足となった場合、施工及び営業活動が低下し、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 当社グループとして、採用から退職に至るまでのライフサイクル全般の福祉充実を図り、「誰もが健康で働き易く、働き甲斐のある職場づくり」を推進することにより、「弘電社ブランド」としての企業価値向上を促進し、人財/施工力の強化に努めます。
経営成績の分析 (MD&A)7,717字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社を取り巻く市場環境は、民間企業をはじめとした高水準な設備投資・建設投資の継続等を背景に、順調に推移いたしました。このような状況の中、当社の当期の経営成績は手持工事の着実な遂行等に加え、売上規模の増加や、従来から継続してきた原価低減策による粗利益の増加を主因として、売上高442億34百万円、営業利益38億93百万円、経常利益40億15百万円、親会社株主に帰属する当期純利益28億32百万円となり、前年比で増収増益となりました。 セグメント別売上実績の内訳 2025年3月期   2026年3月期   増減 前連結会計年度   当連結会計年度 金 額(百万円)   構成比(%)   金 額(百万円)   構成比(%)   金 額(百万円)   増減率(%) 電気設備工事   30,318   77.2   35,474   80.2   5,156   17.0 商品販売   8,945   22.8   8,759   19.8   △186   △2.1 合 計   39,264   100.0   44,234   100.0   4,970   12.7 ② 受注状況 当期における電気設備工事の受注実績は、高水準な設備投資・建設投資を背景に堅調に推移し、402億76百万円となりましたが、前第4四半期連結会計期間において大型新築案件の受注があったため、前年実績を下回る結果となりました。また、商品販売の受注実績は87億59百万円と前年並となりました。 セグメント別受注実績の内訳 2025年3月期   2026年3月期   増減 前連結会計年度   当連結会計年度 金 額(百万円)   構成比(%)   金 額(百万円)   構成比(%)   金 額(百万円)   増減率(%) 電気設備工事   42,542   82.6   40,276   82.1   △2,266   △5.3 商品販売   8,945   17.4   8,759   17.9   △186   △2.1 合 計   51,488   100.0   49,035   100.0   △2,452   △4.8 (注) 商品販売については受注から販売までの期間が短期であることから、受注実績と売上実績を同額としております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、8億92百万円となり、前連結会計年度末より2億6百万円増加となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動による資金の増加は33億50百万円となりました(前連結会計年度は11億16百万円の増加)。これは主に、税金等調整前当期純利益40億49百万円、売上債権及び契約資産の増加額22億73百万円、契約負債の増加額16億30百万円、法人税等の支払額9億22百万円、未払消費税等の増加額5億19百万円及びその他の流動資産の減少額4億9百万円等によるものです。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動による資金の減少は22億51百万円となりました(前連結会計年度は2億49百万円の減少)。これは主に、長期貸付けによる支出30億円、長期貸付金の回収による収入23億円及び短期貸付金の増加額16億13百万円等によるものです。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動による資金の減少は8億91百万円となりました(前連結会計年度は10億76百万円の減少)。これは主に、配当金の支払額8億38百万円及び短期借入金の減少額40百万円等によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.仕入実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円)   前年同期比(%) 商品販売   7,908   7,478   △5.4 合計   7,908   7,478   △5.4 (注) 電気設備工事には仕入実績はありません。 b.受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円)   前年同期比(%) 電気設備工事   42,542   40,276   △5.3 商品販売   8,945   8,759   △2.1 合計   51,488   49,035   △4.8 (注) 商品販売については受注から販売までの期間が短期であることから、受注実績は売上実績により表示しております。 c.売上実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円)   前年同期比(%) 電気設備工事   30,318   35,474   17.0 商品販売   8,945   8,759   △2.1 合計   39,264   44,234   12.7 (注) 主な相手先の売上実績及び当該売上実績の総売上実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 三菱電機㈱   7,848   19.9   13,427   30.3 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 d.電気設備工事における受注工事高及び完成工事高の状況 (a) 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   区分   前期繰越工事高(百万円)   当期受注工事高(百万円)   計(百万円)   当期完成工事高(百万円)   次期繰越工事高(百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   屋内線工事   27,264   34,413   61,677   25,524   36,152 その他工事   5,665   7,950   13,615   4,529   9,086 計   32,929   42,363   75,293   30,053   45,239 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   屋内線工事   36,152   30,743   66,896   27,001   39,894 その他工事   9,086   8,241   17,328   7,813   9,515 計   45,239   38,985   84,224   34,814   49,409 (注) 1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。 3.その他工事は、送電線工事、発変電工事、通信工事、空調工事であります。 (b) 受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   合計(%) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   屋内線工事   52.1   47.9   100 その他工事   71.0   29.0   100 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   屋内線工事   56.3   43.7   100 その他工事   75.2   24.8   100 (注) 百分比は請負金額比であります。 (c) 完成工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   屋内線工事   1,497   24,027   25,524 その他工事   1,030   3,498   4,529 計   2,527   27,526   30,053 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   屋内線工事   2,229   24,772   27,001 その他工事   3,689   4,123   7,813 計   5,918   28,896   34,814 (注) 1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度請負金額3億円以上の主なもの ㈱大林組   ・三菱電機㈱名古屋製作所 尾張旭地区新拠点新生産棟(仮称) 三菱地所㈱   ・ビックカメラ藤沢店 受変電設備更新工事 東京電力パワーグリッド㈱   ・大針蓮田線系統変更工事ならびに関連除却工事 ㈱竹中工務店   ・成蹊大学吉祥寺校舎理工学部棟建設事業 ㈱大林組   ・唐木田局舎建設計画 当事業年度請負金額3億円以上の主なもの 三菱電機㈱   ・泗水工場SA棟建屋付帯電気設備据付工事 清水建設㈱   ・田町中央日土地春日ビル 三菱電機㈱ プラント建設統括部   ・料金所ETC設備改修工事2021-2-1 三菱電機㈱   ・三菱電機熊本SICパワー半導体新工場特高変電所設備工事 三菱地所㈱   ・新大手町ビル 特高受変電設備更新工事 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 前事業年度   三菱電機㈱   7,847百万円   26.1% 当事業年度   三菱電機㈱   13,427百万円   38.5% (d) 次期繰越工事高 (2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 屋内線工事   1,870   38,024   39,894 その他工事   1,272   8,242   9,515 計   3,142   46,267   49,409 (注) 次期繰越工事のうち請負金額3億円以上の主なものは、次のとおりであります。 大成建設㈱   ・新宿駅西口地区開発計画(建築)   2030年3月完成予定 ㈱大林組   ・(仮称)M計画(MUFG本館計画)の内、新築工事   2030年10月完成予定 三菱総研DCS㈱   ・三菱総研DCS千葉情報センター 特高受変電・電気系中央監視設備等更新工事   2027年9月完成予定 ㈱大林組   ・日本電子株式会社昭島製作所A1棟他建設工事   2027年11月完成予定 東急建設㈱   ・(仮称)ロジクロス三郷計画   2026年8月完成予定 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月22日)現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 (a) 財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ、58億26百万円の増加となりました。これは主に、契約資産の減少13億26百万円、その他流動資産に含まれている未収消費税の減少3億21百万円がある一方で、売上債権の増加35億99百万円、短期貸付金の増加23億22百万円、退職給付に係る資産の増加17億83百万円等によるものです。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ、25億58百万円の増加となりました。これは主に、工事に係る材料・外注等の支払による仕入債務の減少2億12百万円、工事損失引当金の減少1億77百万円がある一方で、契約負債の増加16億30百万円、未払消費税等の増加5億19百万円及び未払法人税等の増加1億52百万円等によるものです。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ、32億68百万円の増加となりました。これは主に、配当金の支払8億38百万円がある一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上28億32百万円による利益剰余金の増加19億93百万円、退職給付に係る調整額の増加9億90百万円、投資有価証券の時価評価によるその他有価証券評価差額金の増加2億19百万円によるものです。 (b) 経営成績 (売上高) 完成工事高は、手持工事の着実な遂行等に加え、売上規模の増加により、前連結会計年度に比べ17.0%増の354億74百万円となりました。また、商品売上高は、前連結会計年度に比べ2.1%減の87億59百万円と前年並となりました。 (経常利益) 売上高が増加したことにより経常利益は、前連結会計年度に比べ26.7%増の40億15百万円となりました。 (法人税等) 法人税等は、前連結会計年度より増加し11億54百万円となりました。これは主に、課税所得の増加により、法人税、住民税及び事業税が増加したためであります。 (非支配株主に帰属する当期純利益) 連結子会社弘電工事株式会社の非支配株主に帰属する損益からなっております。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益28億32百万円となり、1株当たり当期純利益金額は324.28円となりました。 (c) キャッシュ・フロー キャッシュ・フローについては、前掲「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.流動性及び資金の状況 (a) 資金需要 当社グループの運転資金需要の主なものは、工事に係る材料費・外注費・経費、商品販売に係る製品の購入の他、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。営業費用の主なものは従業員の人件費であります。 (b) 資金調達 当社グループは現在、運転資金及び設備投資資金については、内部資金又は借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しては、運転資金のみであり、期限が一年以内の短期借入金で、各々の連結会社が調達しております。当連結会計年度末において、短期借入金の残高は460百万円で、全て銀行借入金からなっております。 当社グループは、現在健全な財政状態を維持しており、また、営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力もあるため、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。 c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年4月から2028年3月までの中期的な経営戦略において、連結売上高450億円以上の達成、営業利益30億円以上、ROE10%以上を経営指標としております。 なお、事業環境の変化及び足元の業績進捗を踏まえ、前連結会計年度に公表した経営指標を見直し、成長目標の引き上げを行っております。これらの指標は、2027年度以降において持続的に達成すべき水準として位置付けております。 2024年度~2026年度のフェーズ1においては、営業利益30億円/年レベルの創出を通じて、適正利潤を確保しつつ「ありたい姿」の実現に向けた先行投資と株主還元に取り組んでまいります。 以上の結果を踏まえ、翌連結会計年度以降は従来以上に社内事業部門間及び専門技術を有する他社との事業連携をより一層強化し、持続的に達成すべき経営指標の実現に向け、取り組みを継続してまいります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用の報告数値等に影響を与える見積り及び仮定設定を行わなければなりません。このため、完成工事高及び工事損失引当金の見積りに係る仮定設定の判断に対して、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、継続して評価を行っております。当社グループでは、当連結会計年度における工事収益、工事原価総額及び工事損失引当金の見積りについて、事象の変化等により必要に応じて見直しを行い、会計上の見積りを行っておりますが、人手不足による労務単価の上昇や銅価格上昇による資機材価格の高騰等と併せて、上記見積りの前提に齟齬が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 a.履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識する方法による完成工事高の計上及び工事損失引当金の計上 当社グループの完成工事高の計上については、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識する方法では、見積工事原価総額に対する発生原価の割合をもって工事の進捗率を見積り、工事収益総額に進捗率を乗じて完成工事高を計上しております。 また、工事損失引当金については当連結会計年度末における手持工事のうち、将来に損失の発生が見込まれ、かつ、工事収益総額及び工事原価総額を合理的に見積ることができる工事について、見積工事原価総額が工事収益総額を超過する金額から既に計上された損失の額を差し引き、その残額を将来の損失見込額として計上しております。 工事原価総額の見積りにおいては、図面・施工状況等を勘案し、資機材及び電工人数の必要量を算定しております。また、資機材や電工費の金額については業者の見積回答を基礎とし、見積回答が入手できない場合については市場価格や過去の類似の案件を参考にしております。しかしながら、この見積りには工事仕様・施工方法の変更及び建設資材価格や外注工賃の変動、自然災害等の発生による工事の中断等の様々な要因により完成工事高及び完成工事原価の実績金額に変動が生じ、当連結会計年度に見積もられた工事損失引当金と乖離が生じる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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